JPH11332616A - ファスナーテープの開離嵌挿具取付部 - Google Patents
ファスナーテープの開離嵌挿具取付部Info
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- JPH11332616A JPH11332616A JP10149545A JP14954598A JPH11332616A JP H11332616 A JPH11332616 A JP H11332616A JP 10149545 A JP10149545 A JP 10149545A JP 14954598 A JP14954598 A JP 14954598A JP H11332616 A JPH11332616 A JP H11332616A
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- Slide Fasteners (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
に、補強テープを高低差のある加圧加熱によって溶着
し、取付部の脆弱化を防ぐ。 【解決手段】 ファスナーテープ1の側縁に芯紐9を添
装して芯部2を形成し、この芯部2をはじめテープ端部
を熱可塑性エラストマーフィルムまたは熱可塑性樹脂フ
ィルムの補強テープ14で包被し溶着して開離嵌挿具取
付部13を形成し、補強テープ14は芯部2と芯部近傍
部3を低圧、テープ主体部11を高圧でファスナーテー
プ1に溶着し、芯部2と芯部近傍部3を柔軟で厚地に、
テープ主体部11を硬直で薄地に形成して段差部15を
設け、段差部15はスライダーのフランジよりも外側に
配設し、一方の芯部2と芯部近傍部3に箱体5と箱棒
6、他方の芯部2と芯部近傍部3に蝶棒7を取付け、取
付部分の亀裂および脆弱化を防ぐ。
Description
えた開きタイプのスライドファスナーにおけるファスナ
ーテープの端部に箱棒、箱体および蝶棒を装着するた
め、テープ端部を強弱二様に補強して開離嵌挿具を強固
に固定し、長期の使用に耐えられるスライドファスナー
の開離嵌挿具取付部に関するものである。
ァスナーにおいてファスナーテープの端部に開離嵌挿具
を取付けるための取付部を、ファスナーテープの端部に
細幅のタフタを接着して全体的に硬化させ、その硬化さ
せたファスナーテープ側縁に箱棒、箱体および蝶棒を取
付けた開離嵌挿具を備えた開きタイプのスライドファス
ナーがよく知られている。
ナーにおける開離嵌挿具取付部を改良したものとして、
図6に示すようにテープの端部に合成樹脂液を塗布し、
または合成樹脂フィルムを溶着し、あるいはタフタの添
着により、低度に硬くした縫着部を残してテープの一側
縁または両側縁を高度に硬くし、この高度の硬化縁部に
箱棒、箱体および蝶棒を装着し、ファスナーテープを部
分的に硬さを異ならしめて、開離嵌挿具の取付けを強固
にするとともに、スライドファスナーの取付け縫着が容
易に行える開離嵌挿具の取付部が実公昭44−2584
2号公報に開示されている。
部全体に適度な硬直性と強度を与え、かつスライドファ
スナーの使用中に開離嵌挿具取付部の折損、亀裂等を防
止し、また縫糸が硬化された補強片によって切損するの
を防止するため、ファスナーテープの端部に合成樹脂フ
ィルム、あるいはタフタなどの補助テープを強弱二様に
全面接着し、その接着部に硬直性のある平板状の強着部
と、この強着部よりも高く隆起して点在する弱着部とを
設けたスライドファスナーの開離嵌挿具取付部が実公昭
56−25524号公報に開示されている。
に示した開きタイプのスライドファスナーにおける開離
嵌挿具の取付部は、それぞれ合成樹脂フィルム、タフタ
など補強片をテープ面に接着した接着部に強弱二様の強
着部と弱着部とを形成したものであるが、いずれの開離
嵌挿具の取付部も箱棒、箱体および蝶棒を取付ける部分
が過度の加圧加熱によって脆弱化し、スライドファスナ
ーの使用中に生ずる捩れ力によって、開離嵌挿具を取付
けた補強部の箱棒、蝶棒の取付け際に亀裂が生じて破損
し、開離嵌挿操作が円滑に行えないなど問題点があっ
た。
されたものであり、請求項1記載の発明は、ファスナー
テープの開離嵌挿具取付部に装着する補強テープを強弱
による加圧加熱手段によって溶着し、箱棒、箱体および
蝶棒の取付部の脆弱化を防ぎ、特に箱棒、蝶棒の取付け
際が使用中に亀裂が生ずるのを防ぎ、しかも柔軟な取付
部に箱棒、蝶棒を強固に装着でき、長期にわたって破損
が生じず円滑な開離嵌挿操作が行える丈夫なファスナー
テープの開離嵌挿具取付部を提供することが目的であ
る。
明の目的に加え、芯部を形成する芯紐をファスナーテー
プの側縁に添装固定する形態を特定し、箱棒、箱体およ
び蝶棒を的確かつ容易に装着できる芯部を備えたファス
ナーテープの開離嵌挿具取付部を提供することが主たる
目的である。
記載の発明の目的に加え、ファスナーテープの端部に溶
着する補強テープを強弱による加圧加熱手段によって、
ファスナーテープの厚みに差異を設け、芯部近傍部を厚
く、テープ主体部を薄く形成して箱棒、箱体および蝶棒
を強固に取付け、また開離嵌挿操作が容易にできるテー
プ主体部を備えたファスナーテープの開離嵌挿具取付部
を提供することが目的である。
請求項1、2または3記載の発明の目的に加え、ファス
ナーテープの側縁に配した芯部および芯部近傍部の形態
を、それぞれ特定することによって、各種タイプのスラ
イドファスナーに適応した開離嵌挿具を装備させること
ができるファスナーテープの開離嵌挿具取付部を提供す
ることが目的である。
いずれか一項に記載の発明の目的に加え、開離嵌挿具を
取付ける芯部および芯部近傍部を除いた補強テープの表
面を粗面に形成して熱可塑性樹脂特有の滑りを防ぎ、開
離嵌挿操作および被着物への縫着を容易にできるファス
ナーテープの開離嵌挿具取付部を提供することが目的で
ある。
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発明の目的に加
え、ファスナーテープの側縁に形成した芯部および芯部
近傍部に金属製の箱棒、箱体および蝶棒を取付けた金属
製の開離嵌挿具、あるいは熱可塑性樹脂製の箱棒、箱体
および蝶棒を取付けた熱可塑性樹脂製の開離嵌挿具をそ
れぞれ備えたスライドファスナー用チェンを提供するこ
とが目的である。
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、箱棒6およ
び蝶棒7に対応する幅寸法の補強テープ14をファスナ
ーテープ1の一側縁に形成した芯部2の回りに被覆さ
せ、ファスナーテープ1のテープ主体部11の表裏両面
に溶着させたファスナーテープ1の開離嵌挿具取付部1
3において、補強テープ14として、熱可塑性エラスト
マーフィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムを用い、包被
する芯部2および芯部近傍部3の補強テープ14を低
圧、またファスナーテープ1のテープ主体部11に配さ
れる補強テープ14を高圧による加圧加熱手段によっ
て、熱可塑性エラストマーフィルムまたは熱可塑性樹脂
フィルムの補強テープ14をファスナーテープ1に溶着
させ、柔軟性を帯びた芯部2および芯部近傍部3、また
硬直性を帯びたテープ主体部11を形成したファスナー
テープの開離嵌挿具取付部を主な構成とするものであ
る。
明の構成に加え、芯紐9をファスナーテープ1の側縁に
添装して織製手段によって織り込み、または編製手段に
よって編み込み、あるいは縫製手段によって縫着して一
連の芯部2を形成し、この芯部2を熱可塑性エラストマ
ーフィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補強テープ1
4で包被し、ファスナーテープ1のテープ主体部11に
溶着する補強テープの加圧よりも低圧で溶着し、ファス
ナーテープ1の一側縁に芯部2および芯部近傍部3を形
成したファスナーテープの開離嵌装具取付部である。
記載の発明の構成に加え、熱可塑性エラストマーフィル
ムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補強テープ14を高圧
溶着したファスナーテープ1のテープ主体部11の厚み
を薄く、補強テープ14を低圧溶着した芯部近傍部3の
厚みを厚く形成し、ファスナーテープ1の表面にテープ
主体部11と芯部近傍部3との間に高低差のある段差部
15を設け、この段差部15は装備されるスライダー2
0のフランジ21よりも外側に位置する形態で配設した
ファスナーテープの開離嵌装具取付部である。
は3記載の発明の構成に加え、熱可塑性エラストマーフ
ィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補強テープ14を
低圧で溶着する芯部2および芯部近傍部3はファスナー
テープ1の片面のみに形成したファスナーテープの開離
嵌装具取付部である。
は3記載の発明の構成に加え、熱可塑性エラストマーフ
ィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補強テープ14を
低圧で溶着する芯部2および芯部近傍部3はファスナー
テープ1の両面に対称形に形成したファスナーテープの
開離嵌装具取付部である。
いずれか一項に記載の発明の構成に加え、ファスナーテ
ープ1の一側縁に形成した芯部2および芯部近傍部3を
除いたファスナーテープ1の表面に溶着される熱可塑性
エラストマーフィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補
強テープ14は、その表面にローレット加工によって、
きざみ目16を付着して粗面に形成したファスナーテー
プの開離嵌装具取付部である。
いずれか一項に記載の発明の構成に加え、ファスナーテ
ープ1の一側縁に形成された開離嵌装具取付部13に、
金属製の箱棒6、箱体5および蝶棒7をプレス手段によ
って芯部2を包囲させ、端部を芯部近傍部3に圧着させ
て開離嵌装具4を装備したスライドファスナー用チェン
である。
いずれか一項に記載の発明の構成に加え、ファスナーテ
ープ1の一側縁に形成された開離嵌挿具取付部13に、
熱可塑性樹脂製の箱棒6、箱体5および蝶棒7を射出成
形手段によって芯部2を包囲させ、箱棒6、蝶棒7の端
部を芯部近傍部3に圧着させて開離嵌挿具4を装着した
スライドファスナー用チェンである。
プの開離嵌挿具取付部の実施の形態について、図面を参
照しながら具体的に説明する。
離嵌挿具取付部13は、ポリアミド系、ポリエステル系
などの合成繊維糸を織製または編製によって一対のファ
スナーテープ1を作製し、このファスナーテープ1の一
側縁に芯紐9を添装して芯部2を形成し、この芯部2に
亜鉛合金、アルミニウム合金などの金属製、あるいはポ
リアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリプチ
レンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂製の単一体また
は連続線材の各種のファスナーエレメントを装着し、フ
ァスナーテープ1の端部に上記と同様の素材から成形さ
れた箱体5、箱棒6、蝶棒7から形成された開離嵌挿具
4を開離嵌挿具取付部13に装着してスライドファスナ
ー用チェンを作製する。
部に開離嵌挿具4を取付けるための開離嵌挿具取付部1
3について詳述すると、図1〜4に示すように、ファス
ナーテープ1の側縁に熱可塑性樹脂のモノフィラメント
から形成されたコイル状のファスナーエレメント8内に
芯紐9が挿通され、このファスナーエレメント8と芯紐
9とを縫糸10によってファスナーテープ1の側縁に縫
着して連続状のファスナーチェンCが形成されている。
なわち単位長さの製品、スライドファスナーに相当する
間隔で、ファスナーエレメント8のみを除去した一定長
さのスペース部12が設けられ、このスペース部12に
開離嵌挿具4を取付けるための開離嵌挿具取付部13を
形成する。開離嵌挿具4の取付けは、まずスペース部1
2に開離嵌挿具4よりもやや長目の幅のスチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレ
タンなどの熱可塑性エラストマーフィルム、あるいはポ
リアミド、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂フィルムか
ら形成された補強テープ14を加圧加熱手段、たとえば
超音波加工または高周波加工などによって、ファスナー
テープ1の一側縁に残存する、コイル状ファスナーエレ
メント8内に挿通した芯紐9とこれを縫着していた縫糸
10とを包囲してファスナーテープ1に溶着して芯部2
を形成するとともに、補強テープ14の両端をファスナ
ーテープ1の表裏面に圧着固定して開離嵌挿具取付部1
3を形成する。
ィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムの補強テープ14が
透明でありファスナーテープ1の色彩が透視できる。こ
れにより、ファスナーテープ1と補強テープ14の色合
わせが不要となり、各種色彩の補強テープ14を予め準
備しておく必要がなく在庫管理が容易となる。
着する際、図3、4に示すとおり、ファスナーテープ1
の一側縁上3に残存する芯紐9と縫糸10とを包被して
芯部2を形成する部分、および芯部2に隣接して芯部近
傍部3を形成する部分の補強テープ14はそれぞれ低圧
で溶着し、またファスナーテープ1のテープ主体部11
に配される補強テープ14は高圧でファスナーテープ1
に溶着する。その結果芯部2および芯部近傍部3はテー
プ主体部11よりも厚さが厚く、しかも柔軟性を帯びて
いる。テープ主体部11は高圧で溶着するため厚さが薄
く硬直化され、芯部近傍部3とテープ主体部1との境界
に高低差のある段差部15が設けられ、この段差部15
はファスナーチェンCに装備するスライダー20のガイ
ドフランジ21が位置する外側の個所に配設されてい
る。
た補強テープ14は、その表面にローレット加工によっ
て、きざみ目16が縦横に付着され粗面状に形成し、熱
可塑性樹脂特有の滑沢を消去して、被着物との摩擦接触
が可能な形態に形成されている。
成された開離嵌挿具取付部13の芯部2および芯部近傍
部3には、図1に示すような開離嵌挿具4が装着される
が、一方のファスナーストリンガFの一側縁には箱体5
と箱棒6とが合体した開き具の箱棒6部分が芯部2を挟
持する形でプレス加工によって圧着され、箱棒6の上端
縁は図4に示すように芯部近傍部3を圧迫し食い込む形
で圧着されている。なお箱体5と箱棒6とは別体に成形
した後に、箱棒6を箱体5に嵌装固定してもよい。また
他方のファスナーストリンガFの一側縁には、箱体5に
挿入できる蝶棒7が箱棒6と同様な形態で芯部2を包被
し芯部近傍部3に端縁を食い込む形で圧着されている。
これにより箱棒6、蝶棒7は芯部2に沿って位置ずれす
ることなく安定した形態で装着されている。
属製であるが、開離嵌挿具4の素材に、ポリアミド、ポ
リアセタール、ポリプロピレン、ポリプチレンテレフタ
レートなどの熱可塑性樹脂を用い、射出成形手段によっ
て、箱体5、箱棒6および蝶棒7をファスナーテープ1
のスペース部12に設けた開離嵌挿具取付部13の芯部
2および芯部近傍部3に包被するように成形し、金属製
の開離嵌挿具4と同一形態で開離嵌挿具4を装着するこ
ともできる。
1の一側縁の両面に芯紐9、9を添装し、縫糸10によ
って両面に縫着した形態の芯部2から形成された開離嵌
挿具取付部13であり、ファスナーテープ1の両面に補
強テープ14を高低差のある金型により加圧加熱手段に
よって溶着し、芯部2と芯部近傍部3とがファスナーテ
ープ1の両面に対称形に形成されている。なお、ファス
ナーテープ1の織製または編製と同時に芯紐9を織り込
み、または編み込んだ形態の芯部2においても上述と同
様な形態に形成されるものである。この形態の芯部2お
よび芯部近傍部3は、芯部2に取付けられるファスナー
エレメントは金属製あるいは熱可塑性樹脂の単一体のフ
ァスナーエレメントを装着するのに適しており、また熱
可塑性樹脂のモノフィラメントから形成されるジグザグ
タイプのファスナーエレメントの装着にも適している。
ける開離嵌挿具4の箱棒6、または蝶棒7は、それぞれ
端縁が上下から芯部近傍部3を挟持できる直角状に屈曲
した縁部を設け、芯部近傍部3に食い込む形で圧着する
のがよい。なお芯部近傍部3はスライダー20のガイド
フランジ21が摺接可能に形成され、しかも芯部近傍部
3は芯部2を補強する役目もあるものである。
具取付部は、以上説明したとおりの構成であり、この構
成によって下記の効果を奏するものである。
棒および蝶棒に対応する補強テープを芯部の回りに被覆
させ、テープ主体部の表裏面に溶着させたファスナーテ
ープの開離嵌挿具取付部において、補強テープとして熱
可塑性エラストマーフィルムまたは熱可塑性樹脂フィル
ムを用い、包被する芯部および芯部近傍部の補強テープ
を低圧、テープ主体部に配される補強テープを高圧によ
る加圧加熱手段によって、補強テープをファスナーテー
プに溶着させ、柔軟な芯部および芯部近傍部、また硬直
なテープ主体部を形成したことによって、ファスナーテ
ープの開離嵌挿具取付部に装着された補強テープを強弱
の加圧加熱によって溶着し、テープ主体部が硬直である
が芯部および芯部近傍部が柔軟に形成されているから、
箱棒、蝶棒の取付部の脆弱化による容易な破損を防ぐこ
とができる。これにより取付部へ強固に箱棒、蝶棒を圧
着でき、しかもスライドファスナーの使用中において取
付部に捩れ力が加わっても箱棒、蝶棒の取付け際に亀裂
が生じ難いので、長期の使用に耐え、円滑な開離嵌挿操
作が行える効果がある。
明の効果に加え、芯紐をファスナーテープの側縁に添装
して織り込み、または編み込み、あるいは縫着して芯部
を形成し、芯部を補強テープで包被しテープ主体部より
も低圧で溶着して芯部および芯部近傍部を形成したこと
によって、各種タイプのファスナーテープの芯部に開離
嵌挿具を的確かつ強固に装着できる効果がある。
記載の発明の効果に加え、補強テープを高圧溶着したテ
ープ主体部を薄く、低圧溶着した芯部近傍部を厚く形成
し、テープ主体部と芯部近傍部との間に段差部を設け、
段差部はスライダーのフランジよりも外側に位置する形
で配設したことによって、開離嵌挿具を取付部に強固に
装着することができ、またスライダーを安定した状態で
芯部近傍部上を摺接ガイドできる効果がある。
たは3記載の発明の効果に加え、低圧溶着の芯部および
芯部近傍部をファスナーテープの片面に形成したことに
よって、ファスナーテープの一側縁上にファスナーエレ
メントを装着するタイプのスライドファスナーにおいて
開離嵌挿具を的確かつ強固に装着でき、円滑な開離嵌挿
操作が行える効果がある。
たは3記載の発明の効果に加え、低圧溶着の芯部および
芯部近傍部をファスナーテープの両面に対称形に形成し
たことによって、ファスナーテープの一側縁両面にファ
スナーエレメントを装着するタイプのスライドファスナ
ーにおいて開離嵌挿具を的確かつ強固に装着でき、円滑
な開離嵌挿操作が行える効果がある。
いずれか一項に記載の発明の効果に加え、芯部および芯
部近傍部を除いたファスナーテープ面に溶着された補強
テープの表面にローレット加工によって、きざみ目を付
着させたことによって、テープ主体部の表面が粗面であ
るから、被着物に安定した状態で接触でき、その結果縫
製も容易であるとともに、スライダーの滑動も芯部近傍
部上を摺接し円滑に行える効果がある。
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発明の効果に加
え、ファスナーテープの開離嵌挿具取付部に金属製の箱
棒、箱体および蝶棒をプレス手段によって、芯部を包囲
させ、端縁を芯部近傍部に圧着させるか、または取付部
に熱可塑性樹脂製の箱棒、箱体および蝶棒を射出成形手
段によって、芯部を包囲させ、芯部近傍部に圧着させた
ことによって、ファスナーテープの開離嵌挿具取付部に
対し、金属製の開離嵌挿具、また熱可塑性樹脂製の開離
嵌挿具を、それぞれ強固に取付けることができ、各種タ
イプのスライドファスナー用チェンを顧客の要望に応え
簡単に供給できる効果があるなど、この発明が奏する効
果はきわめて顕著である。
ある。
である。
面図である。
横断面図である。
た状態の横断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 箱棒6および蝶棒7に対応する補強テー
プ14を芯部2の回りに被覆させ、テープ主体部11の
表裏面に溶着させたファスナーテープ1の開離嵌挿具取
付部13において、補強テープ14として熱可塑性エラ
ストマーフィルムまたは熱可塑性樹脂フィルムを用い、
包被する芯部2および芯部近傍部3の補強テープ14を
低圧、テープ主体部11に配される補強テープ14を高
圧による加圧加熱手段によって、補強テープ14をファ
スナーテープ1に溶着させ、柔軟な芯部2および芯部近
傍部3、また硬直なテープ主体部11を形成したことを
特徴とするファスナーテープの開離嵌挿具取付部。 - 【請求項2】 芯紐9をファスナーテープ1の側縁に添
装して織り込み、または編み込み、あるいは縫着して芯
部2を形成し、芯部2を補強テープ14で包被しテープ
主体部11よりも低圧で溶着して芯部2および芯部近傍
部3を形成してなる請求項1記載のファスナーテープの
開離嵌挿具取付部。 - 【請求項3】 補強テープ14を高圧溶着したテープ主
体部11の厚みを薄く、低圧溶着した芯部近傍部3を厚
く形成し、テープ主体部11と芯部近傍部3との間に段
差部15を設け、段差部15はスライダー20のフラン
ジ21よりも外側に位置する形で配設してなる請求項1
または2記載のファスナーテープの開離嵌挿具取付部。 - 【請求項4】 低圧溶着の芯部2および芯部近傍部3を
ファスナーテープ1の片面に形成してなる請求項1、2
または3記載のファスナーテープの開離嵌挿具取付部。 - 【請求項5】 低圧溶着の芯部2および芯部近傍部3を
ファスナーテープ1の両面に対称形に形成してなる請求
項1、2または3記載のファスナーテープの開離嵌挿具
取付部。 - 【請求項6】 芯部2および芯部近傍部3を除いたファ
スナーテープ1面に溶着された補強テープ14の表面に
ローレット加工によって、きざみ目16を付着してなる
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のファスナーテー
プの開離嵌挿具取付部。 - 【請求項7】 ファスナーテープ1の開離嵌挿具取付部
13に金属製の箱棒6、箱体5および蝶棒7をプレス手
段によって芯部2を包囲させ、端縁を芯部近傍部3に圧
着させて装着してなる請求項1乃至6のいずれか一項に
記載のスライドファスナー用チェン。 - 【請求項8】 ファスナーテープ1の開離嵌挿具取付部
13に熱可塑性樹脂製の箱棒6、箱体5および蝶棒7を
射出成形手段によって、芯部2を包囲させ、芯部近傍部
3に圧着する形で装着してなる請求項1乃至6のいずれ
か一項に記載のスライドファスナー用チェン。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14954598A JP3589442B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | ファスナーテープの開離嵌挿具取付部 |
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