JPH11331475A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH11331475A JPH11331475A JP10140569A JP14056998A JPH11331475A JP H11331475 A JPH11331475 A JP H11331475A JP 10140569 A JP10140569 A JP 10140569A JP 14056998 A JP14056998 A JP 14056998A JP H11331475 A JPH11331475 A JP H11331475A
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- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子メールによる画像データの送受信を実現
しようとすると、システム全体としてのコストが高くな
ってしまう。 【解決手段】 ファクシミリ装置100のメール手順制
御部26は、メール編集部25を通して復号能力の問い
合わせの電子メールをファクシミリ装置200に送信す
る制御を行う。ファクシミリ装置200のメール手順制
御部26が復号能力の問い合わせの電子メールを受信す
ると、メール解析部24は電子メールの解析を行い、メ
ール手順制御部26は、符号化方式テーブル27を参照
して自装置の復号能力のリストを作成する。そして、メ
ール編集部25を通して復号能力の問い合わせに対する
応答の電子メールをファクシミリ装置100に送信する
制御を行う。
しようとすると、システム全体としてのコストが高くな
ってしまう。 【解決手段】 ファクシミリ装置100のメール手順制
御部26は、メール編集部25を通して復号能力の問い
合わせの電子メールをファクシミリ装置200に送信す
る制御を行う。ファクシミリ装置200のメール手順制
御部26が復号能力の問い合わせの電子メールを受信す
ると、メール解析部24は電子メールの解析を行い、メ
ール手順制御部26は、符号化方式テーブル27を参照
して自装置の復号能力のリストを作成する。そして、メ
ール編集部25を通して復号能力の問い合わせに対する
応答の電子メールをファクシミリ装置100に送信する
制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットや
LANなどのコンピュータ通信網を介して電子メール送
受信が可能なファクシミリ装置に関する。
LANなどのコンピュータ通信網を介して電子メール送
受信が可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、本来、アナログ公
衆回線網やISDN網を介して他のファクシミリ装置や
端末装置と画像データの送受信を行う装置である。しか
し、インターネットやLAN等のコンピュータ通信網の
普及にともなって、コンピュータ通信網を介した電子メ
ールによって画像データの送受信も行える電子メール送
受信機能を備えたファクシミリ装置が提案されている。
インターネットを介する電子メールによれば、ユーザは
契約プロバイダの最寄りのアクセスポイントまでの通信
費を負担すればよく通信費の削減を図ることができる。
衆回線網やISDN網を介して他のファクシミリ装置や
端末装置と画像データの送受信を行う装置である。しか
し、インターネットやLAN等のコンピュータ通信網の
普及にともなって、コンピュータ通信網を介した電子メ
ールによって画像データの送受信も行える電子メール送
受信機能を備えたファクシミリ装置が提案されている。
インターネットを介する電子メールによれば、ユーザは
契約プロバイダの最寄りのアクセスポイントまでの通信
費を負担すればよく通信費の削減を図ることができる。
【0003】しかし、画像データが電子メールで送信さ
れてきたときに、電子メールにおける画像データの符号
化方式が自装置で扱うことができない符号化方式であっ
た場合には、電子メールを受信しても記録紙に画像を印
刷することはできない。
れてきたときに、電子メールにおける画像データの符号
化方式が自装置で扱うことができない符号化方式であっ
た場合には、電子メールを受信しても記録紙に画像を印
刷することはできない。
【0004】そのような問題を解決するファクシミリ装
置として、特開平10−28217号公報に記載された
ファクシミリ装置がある。そのファクシミリ装置は、画
像データを符号化したメール本体と、少なくともその符
号化方式に関する情報を含む通信管理情報(ヘッダ情
報)とで構成される電子メールを送信する。そして、電
子メールを受信したファクシミリ装置は、メール本体が
自装置で扱うことができる符号化方式で符号化されてい
ることをヘッダ情報から知ると、メール本体の内容を画
像として印刷する。しかし、メール本体が自装置で扱う
ことができない符号化方式で符号化されていることを知
ると、その電子メールを他の通信端末に転送して処理を
依頼する。
置として、特開平10−28217号公報に記載された
ファクシミリ装置がある。そのファクシミリ装置は、画
像データを符号化したメール本体と、少なくともその符
号化方式に関する情報を含む通信管理情報(ヘッダ情
報)とで構成される電子メールを送信する。そして、電
子メールを受信したファクシミリ装置は、メール本体が
自装置で扱うことができる符号化方式で符号化されてい
ることをヘッダ情報から知ると、メール本体の内容を画
像として印刷する。しかし、メール本体が自装置で扱う
ことができない符号化方式で符号化されていることを知
ると、その電子メールを他の通信端末に転送して処理を
依頼する。
【0005】そのようなファクシミリ装置によれば、発
信された電子メールによる画像データは、いずれかの処
理可能な通信端末で処理されるので、送信が全く無効に
なってしまうということはない。
信された電子メールによる画像データは、いずれかの処
理可能な通信端末で処理されるので、送信が全く無効に
なってしまうということはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような方
式は、システム内に、各種の符号化方式に対応できる処
理能力の高い通信端末や、全体として各種の符号化方式
に対応できる複数の通信端末が必要とされる。しかし、
処理能力の高い通信端末が、電子メールの宛先のファク
シミリ装置の手近にあるとは限らない。遠隔地の通信端
末に電子メールを転送して処理を依頼するのは現実的で
ないので、処理能力の高い通信端末を新たに設置しなけ
ればならない場合もある。
式は、システム内に、各種の符号化方式に対応できる処
理能力の高い通信端末や、全体として各種の符号化方式
に対応できる複数の通信端末が必要とされる。しかし、
処理能力の高い通信端末が、電子メールの宛先のファク
シミリ装置の手近にあるとは限らない。遠隔地の通信端
末に電子メールを転送して処理を依頼するのは現実的で
ないので、処理能力の高い通信端末を新たに設置しなけ
ればならない場合もある。
【0007】従って、上記のようなファクシミリ装置を
導入して電子メールによる画像データの送受信を実現し
ようとすると、システム全体としてのコストが高くなっ
てしまう。システム全体としてのコスト増を防止するに
は、電子メールで送信する画像データを多くのファクシ
ミリ装置に適用されていると考えられる符号化方式で符
号化することが考えられる。しかし、そのような符号化
方式は一般に効率が低い方式であり、多くのファクシミ
リ装置に適用されていると考えられる符号化方式を使用
する場合には、通信効率が低下してしまう。
導入して電子メールによる画像データの送受信を実現し
ようとすると、システム全体としてのコストが高くなっ
てしまう。システム全体としてのコスト増を防止するに
は、電子メールで送信する画像データを多くのファクシ
ミリ装置に適用されていると考えられる符号化方式で符
号化することが考えられる。しかし、そのような符号化
方式は一般に効率が低い方式であり、多くのファクシミ
リ装置に適用されていると考えられる符号化方式を使用
する場合には、通信効率が低下してしまう。
【0008】そこで、本発明は、システムのコスト増を
招かず、また、通信効率の低下を生じさせない電子メー
ル送受信が可能なファクシミリ装置を提供することを目
的とする。
招かず、また、通信効率の低下を生じさせない電子メー
ル送受信が可能なファクシミリ装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるファクシミ
リ装置は、電子メール送受信機能を備えたファクシミリ
装置であって、電子メールで画像データを送信する際
に、相手機の復号能力を電子メールで問い合わせる能力
問い合わせ手段を備えたものである。ファクシミリ装置
は、さらに、復号能力を問い合わせる電子メールを受信
すると、自装置が処理可能な各符号化方式を復号能力と
して応答する電子メールを送信する能力応答手段を備え
る。また、ファクシミリ装置は、さらに、復号能力を応
答する電子メールを受信すると自装置の符号化能力と相
手機の復号能力とを比較して最も効率のよい符号化方式
を選択する符号化方式選択手段を備える。そして、ファ
クシミリ装置は、さらに、符号化方式選択手段によって
選択された符号化方式で符号化された画像データを含む
電子メールを送信する画像メール送信手段を備える。
リ装置は、電子メール送受信機能を備えたファクシミリ
装置であって、電子メールで画像データを送信する際
に、相手機の復号能力を電子メールで問い合わせる能力
問い合わせ手段を備えたものである。ファクシミリ装置
は、さらに、復号能力を問い合わせる電子メールを受信
すると、自装置が処理可能な各符号化方式を復号能力と
して応答する電子メールを送信する能力応答手段を備え
る。また、ファクシミリ装置は、さらに、復号能力を応
答する電子メールを受信すると自装置の符号化能力と相
手機の復号能力とを比較して最も効率のよい符号化方式
を選択する符号化方式選択手段を備える。そして、ファ
クシミリ装置は、さらに、符号化方式選択手段によって
選択された符号化方式で符号化された画像データを含む
電子メールを送信する画像メール送信手段を備える。
【0010】復号能力を問い合わせる電子メールはヘッ
ダ情報のみを含み、画像データを含む電子メールはヘッ
ダ情報と本文とを含む構成であってもよい。また、本発
明によるファクシミリ装置は、ファクシミリ通信手順に
よって得られた相手機の復号能力と自装置の符号化能力
とを比較して最も効率のよい符号化方式を選択し、選択
された符号化方式で符号化された画像データを含む電子
メールを送信する画像メール送信手段を備えた構成であ
ってもよい。
ダ情報のみを含み、画像データを含む電子メールはヘッ
ダ情報と本文とを含む構成であってもよい。また、本発
明によるファクシミリ装置は、ファクシミリ通信手順に
よって得られた相手機の復号能力と自装置の符号化能力
とを比較して最も効率のよい符号化方式を選択し、選択
された符号化方式で符号化された画像データを含む電子
メールを送信する画像メール送信手段を備えた構成であ
ってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明によるファクシミ
リ装置の構成とファクシミリ装置を含むシステムとを示
すブロック図である。図1に示された例では、ファクシ
ミリ100は、LAN回線401を介してLAN400
に接続され、アナログ回線301を介して公衆網300
に接続されている。ここでは、LAN回線401として
イーサネットを例にするので、以下、イーサネット40
1と表現する。また、図1に示されたシステムは、LA
N400を介してインターネットに接続される。
を参照して説明する。図1は、本発明によるファクシミ
リ装置の構成とファクシミリ装置を含むシステムとを示
すブロック図である。図1に示された例では、ファクシ
ミリ100は、LAN回線401を介してLAN400
に接続され、アナログ回線301を介して公衆網300
に接続されている。ここでは、LAN回線401として
イーサネットを例にするので、以下、イーサネット40
1と表現する。また、図1に示されたシステムは、LA
N400を介してインターネットに接続される。
【0012】ファクシミリ装置100において、読取部
1は、原稿の内容を読み取り、ディジタルデータに変換
されたイメージデータを出力する。記録部2は、プリン
タを備え、他のファクシミリ装置から受信したイメージ
データや電子メールで受信したイメージデータを印刷す
る。イメージメモリ3は、読取部1から出力された原稿
のイメージデータを記憶したり、符号化復号部4から送
られたイメージデータを記憶し記録部2に送る。
1は、原稿の内容を読み取り、ディジタルデータに変換
されたイメージデータを出力する。記録部2は、プリン
タを備え、他のファクシミリ装置から受信したイメージ
データや電子メールで受信したイメージデータを印刷す
る。イメージメモリ3は、読取部1から出力された原稿
のイメージデータを記憶したり、符号化復号部4から送
られたイメージデータを記憶し記録部2に送る。
【0013】符号化復号部4は、イメージメモリ3に記
憶された原稿のイメージデータをファクシミリ通信の規
格で定められているMH、MR、MMR、JBIG等の
符号化方式によって符号化し、また、外部から受信した
符号化データを復号してイメージメモリ3に送る。モデ
ム5は、ディジタル信号とアナログ回線301上のアナ
ログ信号の変換を行い、NCU6は、アナログ回線30
1の閉結、開放等の処理を行う。
憶された原稿のイメージデータをファクシミリ通信の規
格で定められているMH、MR、MMR、JBIG等の
符号化方式によって符号化し、また、外部から受信した
符号化データを復号してイメージメモリ3に送る。モデ
ム5は、ディジタル信号とアナログ回線301上のアナ
ログ信号の変換を行い、NCU6は、アナログ回線30
1の閉結、開放等の処理を行う。
【0014】LANインタフェース部(LAN I/F
部)21は、物理的にイーサネット401と接続し、L
AN400とのインタフェースを司る。開放型システム
間相互接続(OSI)参照モデルでは、物理層およびデ
ータリンク層の機能を提供する。すなわち、電気信号と
ビットパターンの変換を行い、ビット列伝送機能を構築
して隣接する装置間で正確なデータ転送が行われるよう
に制御する。
部)21は、物理的にイーサネット401と接続し、L
AN400とのインタフェースを司る。開放型システム
間相互接続(OSI)参照モデルでは、物理層およびデ
ータリンク層の機能を提供する。すなわち、電気信号と
ビットパターンの変換を行い、ビット列伝送機能を構築
して隣接する装置間で正確なデータ転送が行われるよう
に制御する。
【0015】LANプロトコル制御部22は、LANイ
ンタフェース部21が提供する機能を用いてTCP/I
Pプロトコルを実現する。OSI参照モデルでは、ネッ
トワーク層およびトランスポート層の機能を提供する。
すなわち、ネットワーク層に対応する部分では、インタ
ーネットプロトコル(IP)を制御し、IPデータグラ
ムを送信元から受信元に転送するサービスを提供する。
IPデータグラムは、TCP/IPネットワークにおい
て転送される情報の基本単位である。また、トランスポ
ート層に対応する部分では、IPデータグラム転送機能
を用いて伝送制御プロトコル(TCP)を制御し、メー
ルプロトコル制御部23に対して信頼性の高いデータス
トリームサービスを提供する。
ンタフェース部21が提供する機能を用いてTCP/I
Pプロトコルを実現する。OSI参照モデルでは、ネッ
トワーク層およびトランスポート層の機能を提供する。
すなわち、ネットワーク層に対応する部分では、インタ
ーネットプロトコル(IP)を制御し、IPデータグラ
ムを送信元から受信元に転送するサービスを提供する。
IPデータグラムは、TCP/IPネットワークにおい
て転送される情報の基本単位である。また、トランスポ
ート層に対応する部分では、IPデータグラム転送機能
を用いて伝送制御プロトコル(TCP)を制御し、メー
ルプロトコル制御部23に対して信頼性の高いデータス
トリームサービスを提供する。
【0016】メールプロトコル制御部23は、LANプ
ロトコル制御部22によるTCP/IPプロトコルのデ
ータストリーム転送機能を用いて、例えばSMTP(Si
mpleMail Transfer Protocol )などの電子メール送受
信の機能を実現する。
ロトコル制御部22によるTCP/IPプロトコルのデ
ータストリーム転送機能を用いて、例えばSMTP(Si
mpleMail Transfer Protocol )などの電子メール送受
信の機能を実現する。
【0017】このファクシミリ装置100は、ヘッダ情
報のみの電子メールまたはヘッダ情報とTIFF(Tagg
ed Image File Format)イメージテキストデータの本文
とから構成される電子メールを送受信する。以下、ヘッ
ダ情報およびTIFFイメージについて説明する。
報のみの電子メールまたはヘッダ情報とTIFF(Tagg
ed Image File Format)イメージテキストデータの本文
とから構成される電子メールを送受信する。以下、ヘッ
ダ情報およびTIFFイメージについて説明する。
【0018】インターネットの電子メールには、所定の
ヘッダ情報を付加することが規定されている。電子メー
ルには、”Date(電子メールの発信日時)”、”From
(電子メールの発信者)”、”To(電子メールの宛
先)”、”Subject (電子メールの題名)”、”Cc(電
子メールのコピーの宛先)”等の各項目からなるヘッダ
情報を先頭に付加することが必須である。このファクシ
ミリ装置100は、”Subject ”の項目に、送信機−受
信機間でやりとりされる情報を載せる。
ヘッダ情報を付加することが規定されている。電子メー
ルには、”Date(電子メールの発信日時)”、”From
(電子メールの発信者)”、”To(電子メールの宛
先)”、”Subject (電子メールの題名)”、”Cc(電
子メールのコピーの宛先)”等の各項目からなるヘッダ
情報を先頭に付加することが必須である。このファクシ
ミリ装置100は、”Subject ”の項目に、送信機−受
信機間でやりとりされる情報を載せる。
【0019】TIFFはアドビシステムズ社が提案した
画像ファイルの標準フォーマットであり、仕様は同社に
より公開されている。TIFFは、標準のデータ形式を
規定するのではなく、画像データの属性をタグ情報とし
て規定している点を特徴とする。よって、TIFF形式
の場合には、画像ファイルの冒頭の数100バイトに記
述されている標準化されたタグ情報を読むことによって
データの形式を認識できる。タグ情報では、多種多様な
画像データの形式のそれぞれに対応したクラス(Class
)が定義されている。そのうちのCLASS FはG3形式
のイメージデータを定義している。従って、G3形式の
イメージデータの先頭にCLASS FのTIFFヘッダ情報
を付加するといった比較的簡単な処理によって、G3形
式のイメージデータをTIFF形式に変換することがで
きる。
画像ファイルの標準フォーマットであり、仕様は同社に
より公開されている。TIFFは、標準のデータ形式を
規定するのではなく、画像データの属性をタグ情報とし
て規定している点を特徴とする。よって、TIFF形式
の場合には、画像ファイルの冒頭の数100バイトに記
述されている標準化されたタグ情報を読むことによって
データの形式を認識できる。タグ情報では、多種多様な
画像データの形式のそれぞれに対応したクラス(Class
)が定義されている。そのうちのCLASS FはG3形式
のイメージデータを定義している。従って、G3形式の
イメージデータの先頭にCLASS FのTIFFヘッダ情報
を付加するといった比較的簡単な処理によって、G3形
式のイメージデータをTIFF形式に変換することがで
きる。
【0020】メール解析部24は、メールプロトコル制
御部23を操作して電子メールを受信すると、電子メー
ルのヘッダ部分と本文を分離する。そして、ヘッダ部分
からファクシミリ装置が必要とする情報を抽出し、メー
ル手順制御部26に通知する。また、メール手順制御部
26から本文を含む電子メールの転送が指示されると、
本文のTIFFイメージテキストデータのみを取り出し
てバイナリ/テキスト変換部30に転送する。
御部23を操作して電子メールを受信すると、電子メー
ルのヘッダ部分と本文を分離する。そして、ヘッダ部分
からファクシミリ装置が必要とする情報を抽出し、メー
ル手順制御部26に通知する。また、メール手順制御部
26から本文を含む電子メールの転送が指示されると、
本文のTIFFイメージテキストデータのみを取り出し
てバイナリ/テキスト変換部30に転送する。
【0021】メール編集部25は、メールプロトコル制
御部23を操作して、メール手順制御部26から通知さ
れた情報をヘッダ情報に変換して電子メールとして送出
する。また、メール手順制御部26から通知された情報
をヘッダ情報に変換するとともに、バイナリ/テキスト
変換部30から送られてきたTIFFイメージテキスト
データの前にヘッダ情報を付加して電子メールとして送
出する。
御部23を操作して、メール手順制御部26から通知さ
れた情報をヘッダ情報に変換して電子メールとして送出
する。また、メール手順制御部26から通知された情報
をヘッダ情報に変換するとともに、バイナリ/テキスト
変換部30から送られてきたTIFFイメージテキスト
データの前にヘッダ情報を付加して電子メールとして送
出する。
【0022】メール手順制御部26は、メール解析部2
4およびメール編集部25を操作して電子メール送受信
を制御する。ファクシミリ画像データ送信時には、受信
機に復号能力の問い合わせの電子メールを送信し、復号
能力の問い合わせに対する応答の電子メールを受信した
ら、その電子メールから受信機の復号能力のリストを獲
得し符号化方式判定部28に出力する。受信時には、復
号能力の問い合わせの電子メールを受信すると、符号化
方式テーブル27を参照して自装置が処理可能な符号化
方式のリストを作成し、復号能力の問い合わせに対する
応答の電子メールを形成して送信機に送信する制御を行
う。符号化方式テーブル27には、自装置が処理可能な
各符号化方式があらかじめ設定されている。
4およびメール編集部25を操作して電子メール送受信
を制御する。ファクシミリ画像データ送信時には、受信
機に復号能力の問い合わせの電子メールを送信し、復号
能力の問い合わせに対する応答の電子メールを受信した
ら、その電子メールから受信機の復号能力のリストを獲
得し符号化方式判定部28に出力する。受信時には、復
号能力の問い合わせの電子メールを受信すると、符号化
方式テーブル27を参照して自装置が処理可能な符号化
方式のリストを作成し、復号能力の問い合わせに対する
応答の電子メールを形成して送信機に送信する制御を行
う。符号化方式テーブル27には、自装置が処理可能な
各符号化方式があらかじめ設定されている。
【0023】符号化方式判定部28は、メール手順制御
部26から通知された受信機が有する復号方式のリスト
と符号化方式テーブル27とを比較して、送受信可能な
最も効率のよい符号化方式を決定し、その符号化方式で
符号化を実行するように符号化復号部4に指示する。画
像変換部29は、送信時にはG3形式の画像データをT
IFF形式のバイナリデータに変換し、受信時にはTI
FF形式のバイナリデータをG3形式の画像データに変
換する。
部26から通知された受信機が有する復号方式のリスト
と符号化方式テーブル27とを比較して、送受信可能な
最も効率のよい符号化方式を決定し、その符号化方式で
符号化を実行するように符号化復号部4に指示する。画
像変換部29は、送信時にはG3形式の画像データをT
IFF形式のバイナリデータに変換し、受信時にはTI
FF形式のバイナリデータをG3形式の画像データに変
換する。
【0024】バイナリ/テキスト変換部30は、送信時
には、画像変換部29から出力されるTIFF形式のバ
イナリデータをテキストデータに変換してTIFFイメ
ージテキストデータを作成し、受信時には、TIFFイ
メージテキストデータをTIFF形式のバイナリデータ
に変換する。よって、電子メールの本文は、テキスト形
式のTIFFイメージテキストデータである。インター
ネットにはバイナリデータの電子メールを扱えない通信
端末も接続されているが、画像データをTIFFイメー
ジテキストデータとして送出することによって、ネット
ワーク上の全ての通信端末が受信した電子メールを取り
扱うことができる。
には、画像変換部29から出力されるTIFF形式のバ
イナリデータをテキストデータに変換してTIFFイメ
ージテキストデータを作成し、受信時には、TIFFイ
メージテキストデータをTIFF形式のバイナリデータ
に変換する。よって、電子メールの本文は、テキスト形
式のTIFFイメージテキストデータである。インター
ネットにはバイナリデータの電子メールを扱えない通信
端末も接続されているが、画像データをTIFFイメー
ジテキストデータとして送出することによって、ネット
ワーク上の全ての通信端末が受信した電子メールを取り
扱うことができる。
【0025】図1において他のファクシミリ装置200
も示されているが、そのファクシミリ装置200もファ
クシミリ装置100と同様の機能を有する。この実施の
形態では、ファクシミリ装置200は、符号化能力を除
いて、ファクシミリ装置100と同一の構成であるとす
る。以下、ファクシミリ装置100が送信機となり、フ
ァクシミリ装置200が受信機となって送受信が行われ
る場合を例にする。よって、以下、ファクシミリ装置1
00を送信機100と表現し、ファクシミリ装置200
を受信機200と表現することがある。
も示されているが、そのファクシミリ装置200もファ
クシミリ装置100と同様の機能を有する。この実施の
形態では、ファクシミリ装置200は、符号化能力を除
いて、ファクシミリ装置100と同一の構成であるとす
る。以下、ファクシミリ装置100が送信機となり、フ
ァクシミリ装置200が受信機となって送受信が行われ
る場合を例にする。よって、以下、ファクシミリ装置1
00を送信機100と表現し、ファクシミリ装置200
を受信機200と表現することがある。
【0026】なお、能力問い合わせ手段は、メール手順
制御部26およびメール編集部25で実現される。ま
た、能力応答手段は、メール手順制御部26、メール編
集部25およびメール解析部24で実現される。符号化
方式選択手段は、符号化方式テーブル27および符号化
方式判定部28で実現される。そして、画像メール送信
手段は、画像変換部29、バイナリ/テキスト変換部3
0およびメール編集部25で実現される。
制御部26およびメール編集部25で実現される。ま
た、能力応答手段は、メール手順制御部26、メール編
集部25およびメール解析部24で実現される。符号化
方式選択手段は、符号化方式テーブル27および符号化
方式判定部28で実現される。そして、画像メール送信
手段は、画像変換部29、バイナリ/テキスト変換部3
0およびメール編集部25で実現される。
【0027】図2は、大まかな電子メールの流れを示す
シーケンス図である。図に示すように、画像データを電
子メールで送信するときには、送信機100のメール手
順制御部26は、メール編集部25を通して復号能力の
問い合わせの電子メールを受信機200に送信する制御
を行う。受信機200のメール手順制御部26が復号能
力の問い合わせの電子メールを受信すると、メール解析
部24は電子メールの解析を行う。解析の結果、この電
子メールが復号能力の問い合わせを意図したメールであ
ることがわかると、メール手順制御部26は、符号化方
式テーブル27を参照して自装置の復号能力のリスト
(処理可能な符号化方式が記載されたリスト)を作成す
る。そして、メール編集部25を通して復号能力の問い
合わせに対する応答の電子メールを送信機100に送信
する制御を行う。
シーケンス図である。図に示すように、画像データを電
子メールで送信するときには、送信機100のメール手
順制御部26は、メール編集部25を通して復号能力の
問い合わせの電子メールを受信機200に送信する制御
を行う。受信機200のメール手順制御部26が復号能
力の問い合わせの電子メールを受信すると、メール解析
部24は電子メールの解析を行う。解析の結果、この電
子メールが復号能力の問い合わせを意図したメールであ
ることがわかると、メール手順制御部26は、符号化方
式テーブル27を参照して自装置の復号能力のリスト
(処理可能な符号化方式が記載されたリスト)を作成す
る。そして、メール編集部25を通して復号能力の問い
合わせに対する応答の電子メールを送信機100に送信
する制御を行う。
【0028】送信機100が応答の電子メールを受信す
ると、送信機100のメール解析部24は電子メールの
解析を行う。解析の結果、この電子メールが復号能力の
問い合わせに対する応答のメールであることがわかる
と、
ると、送信機100のメール解析部24は電子メールの
解析を行う。解析の結果、この電子メールが復号能力の
問い合わせに対する応答のメールであることがわかる
と、
【0029】次に、図3〜図5のフローチャートを参照
して動作について説明する。図3および図4は、送信側
の処理を示すフローチャートであり、図5は受信側の処
理を示すフローチャートである。
して動作について説明する。図3および図4は、送信側
の処理を示すフローチャートであり、図5は受信側の処
理を示すフローチャートである。
【0030】送信時には、ユーザは、ファクシミリ装置
100の原稿セット台(図示せず)に送信原稿をセット
するとともに(ステップS1)、操作パネル等の入力装
置(図示せず)を操作して相手先のアドレスを入力し、
操作パネル等に設けられているスタートキーを押下する
(ステップS2)。読取部1は、送信原稿の内容を読み
取り、ディジタルデータに変換されたイメージデータを
一旦イメージデータメモリ3に蓄積する(ステップS
3)。
100の原稿セット台(図示せず)に送信原稿をセット
するとともに(ステップS1)、操作パネル等の入力装
置(図示せず)を操作して相手先のアドレスを入力し、
操作パネル等に設けられているスタートキーを押下する
(ステップS2)。読取部1は、送信原稿の内容を読み
取り、ディジタルデータに変換されたイメージデータを
一旦イメージデータメモリ3に蓄積する(ステップS
3)。
【0031】ユーザが入力した相手先アドレスが電話番
号である場合には、ファクシミリ装置100は、公衆網
300を介したファクシミリ通信を行う(ステップS
4,S5)。なお、相手先アドレスが0〜9の数字およ
び#,*,−のみで構成されている場合に、相手先アド
レスは電話番号であると判定される。公衆網300を介
したファクシミリ通信が行われるときには、モデム5お
よびNCU6を介してファクシミリ手順信号が相手機と
交換され、その後、イメージメモリ3中のイメージデー
タが符号化復号部4で符号化されて画像データとなり、
モデム5およびNCU6を介して相手機に送信される。
号である場合には、ファクシミリ装置100は、公衆網
300を介したファクシミリ通信を行う(ステップS
4,S5)。なお、相手先アドレスが0〜9の数字およ
び#,*,−のみで構成されている場合に、相手先アド
レスは電話番号であると判定される。公衆網300を介
したファクシミリ通信が行われるときには、モデム5お
よびNCU6を介してファクシミリ手順信号が相手機と
交換され、その後、イメージメモリ3中のイメージデー
タが符号化復号部4で符号化されて画像データとなり、
モデム5およびNCU6を介して相手機に送信される。
【0032】ユーザが入力した相手先アドレスが電話番
号でない場合には、ファクシミリ装置100は、まず、
相手機の復号能力を問い合わせるための電子メールを送
信する(ステップS6)。すなわち、メール手順制御部
26は、「復号能力問い合わせ要求」を意味する文字
列”Request FAX CODEC Ability ”を生成し、それを相
手先アドレス(メールアドレス)とともにメール編集部
25に転送する。
号でない場合には、ファクシミリ装置100は、まず、
相手機の復号能力を問い合わせるための電子メールを送
信する(ステップS6)。すなわち、メール手順制御部
26は、「復号能力問い合わせ要求」を意味する文字
列”Request FAX CODEC Ability ”を生成し、それを相
手先アドレス(メールアドレス)とともにメール編集部
25に転送する。
【0033】メール編集部25は、ヘッダ情報を構築す
る。すなわち、現在時刻を取得して”Date:〜”を生成
し、メール手順制御部26から入力されたメールアドレ
スから”To:〜”を生成し、自装置のメールアドレスか
ら”From:〜”を生成する。また、メール手順制御部2
6から入力された文字列から”Subject :Request FAX
CODEC Ability ”を形成する。そして、構築したヘッダ
情報をメールプロトコル制御部23に転送する。
る。すなわち、現在時刻を取得して”Date:〜”を生成
し、メール手順制御部26から入力されたメールアドレ
スから”To:〜”を生成し、自装置のメールアドレスか
ら”From:〜”を生成する。また、メール手順制御部2
6から入力された文字列から”Subject :Request FAX
CODEC Ability ”を形成する。そして、構築したヘッダ
情報をメールプロトコル制御部23に転送する。
【0034】メールプロトコル制御部23は、SMTP
などのメールプロトコル制御を実装している。そして、
LANプロトコル制御部22およびLANインタフェー
ス部21を介して、相手先メールアドレスが示す相手機
に、ヘッダ情報のみを含む電子メールを送信する。
などのメールプロトコル制御を実装している。そして、
LANプロトコル制御部22およびLANインタフェー
ス部21を介して、相手先メールアドレスが示す相手機
に、ヘッダ情報のみを含む電子メールを送信する。
【0035】受信側のファクシミリ装置200におい
て、メールプロトコル制御部23は、LANインタフェ
ース部21およびLANプロトコル制御部22を介して
常時電子メールの受信を監視している(ステップS3
0)。そして、電子メールを受信すると、その内容をメ
ール解析部24に転送する。メール解析部24は、電子
メールの内容を入力すると、ヘッダ情報中の”Subject
:〜”の部分を解析する。そして、”Subject :〜”
の部分が”Subject :Request FAX CODEC Ability ”で
あることを検出すると、自装置の復号能力を相手機(送
信機)に送信するための処理を行う(ステップS3
1)。まず、メール解析部24は、ヘッダ情報中の”Fr
om:〜”の部分から送信元のメールアドレスを検出し、
「復号能力問い合わせ要求」を送信元のメールアドレス
とともにメール手順制御部26に転送する。
て、メールプロトコル制御部23は、LANインタフェ
ース部21およびLANプロトコル制御部22を介して
常時電子メールの受信を監視している(ステップS3
0)。そして、電子メールを受信すると、その内容をメ
ール解析部24に転送する。メール解析部24は、電子
メールの内容を入力すると、ヘッダ情報中の”Subject
:〜”の部分を解析する。そして、”Subject :〜”
の部分が”Subject :Request FAX CODEC Ability ”で
あることを検出すると、自装置の復号能力を相手機(送
信機)に送信するための処理を行う(ステップS3
1)。まず、メール解析部24は、ヘッダ情報中の”Fr
om:〜”の部分から送信元のメールアドレスを検出し、
「復号能力問い合わせ要求」を送信元のメールアドレス
とともにメール手順制御部26に転送する。
【0036】メール手順制御部26は、「復号能力問い
合わせ要求」を入力すると、符号化テーブル27の内容
を参照して自装置の復号能力を得る。ここでは、処理可
能な符号化方式として、MH、MRおよびMMRを備え
ているとする。また、「復号能力問い合わせ応答」を意
味する文字列”Confirmation FAX CODEC Ability”を生
成する。そして、自装置の復号能力のリストを、送信元
のメールアドレスおよび文字列”Confirmation FAX COD
EC Ability”とともにメール編集部25に転送する。
合わせ要求」を入力すると、符号化テーブル27の内容
を参照して自装置の復号能力を得る。ここでは、処理可
能な符号化方式として、MH、MRおよびMMRを備え
ているとする。また、「復号能力問い合わせ応答」を意
味する文字列”Confirmation FAX CODEC Ability”を生
成する。そして、自装置の復号能力のリストを、送信元
のメールアドレスおよび文字列”Confirmation FAX COD
EC Ability”とともにメール編集部25に転送する。
【0037】メール編集部25は、ヘッダ情報を構築す
る。すなわち、現在時刻を取得して”Date:〜”を生成
し、メール手順制御部26から入力されたメールアドレ
スから”To:〜”を生成し、自装置のメールアドレスか
ら”From:〜”を生成する。また、メール手順制御部2
6から入力された自装置の復号能力のリストおよび文字
列から”Subject :〜”の部分を形成する。ここで
は、”Subject :Confirmation FAX CODEC Ability:M
H+MR+MMR”が形成される。そして、構築したヘ
ッダ情報をメールプロトコル制御部23に転送する。
る。すなわち、現在時刻を取得して”Date:〜”を生成
し、メール手順制御部26から入力されたメールアドレ
スから”To:〜”を生成し、自装置のメールアドレスか
ら”From:〜”を生成する。また、メール手順制御部2
6から入力された自装置の復号能力のリストおよび文字
列から”Subject :〜”の部分を形成する。ここで
は、”Subject :Confirmation FAX CODEC Ability:M
H+MR+MMR”が形成される。そして、構築したヘ
ッダ情報をメールプロトコル制御部23に転送する。
【0038】メールプロトコル制御部23は、LANプ
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
ファクシミリ装置100に、ヘッダ情報のみを含む電子
メールを送信する(ステップS33)。
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
ファクシミリ装置100に、ヘッダ情報のみを含む電子
メールを送信する(ステップS33)。
【0039】ファクシミリ装置100において、メール
プロトコル制御部23は、LANインタフェース部21
およびLANプロトコル制御部22を介して電子メール
の受信を監視している(ステップS7)。そして、電子
メールを受信すると、その内容をメール解析部24に転
送する。メール解析部24は、電子メールの内容を入力
すると、ヘッダ情報中の”Subject :〜”の部分を解析
する。そして、”Subject :〜”の部分が”Subject :
Confirmation FAX CODEC Ability:〜”であることを検
出すると(ステップS8)、相手機が有する復号能力の
部分を抽出して相手機の復号能力リストを作成する(ス
テップS9)。この例では、復号能力リストは、[MH
+MR+MMR]である。
プロトコル制御部23は、LANインタフェース部21
およびLANプロトコル制御部22を介して電子メール
の受信を監視している(ステップS7)。そして、電子
メールを受信すると、その内容をメール解析部24に転
送する。メール解析部24は、電子メールの内容を入力
すると、ヘッダ情報中の”Subject :〜”の部分を解析
する。そして、”Subject :〜”の部分が”Subject :
Confirmation FAX CODEC Ability:〜”であることを検
出すると(ステップS8)、相手機が有する復号能力の
部分を抽出して相手機の復号能力リストを作成する(ス
テップS9)。この例では、復号能力リストは、[MH
+MR+MMR]である。
【0040】メール解析部24は、相手先メールアドレ
スとともに、復号能力リストが付加された「復号能力問
い合わせ応答」をメール手順制御部26に転送する。メ
ール手順制御部26は、「復号能力問い合わせ応答」を
入力すると、復号能力リストを符号化方式判定部28に
出力する。また、符号化方式判定部28は、符号化方式
テーブル27から自装置が有する符号化方式のリストを
取得する。ここでは、ファクシミリ装置100は、M
H、MR、MMRおよびJBIGの符号化処理を行える
とする。よって、符号化方式のリストは、[MH+MR
+MMR+JBIG]である。
スとともに、復号能力リストが付加された「復号能力問
い合わせ応答」をメール手順制御部26に転送する。メ
ール手順制御部26は、「復号能力問い合わせ応答」を
入力すると、復号能力リストを符号化方式判定部28に
出力する。また、符号化方式判定部28は、符号化方式
テーブル27から自装置が有する符号化方式のリストを
取得する。ここでは、ファクシミリ装置100は、M
H、MR、MMRおよびJBIGの符号化処理を行える
とする。よって、符号化方式のリストは、[MH+MR
+MMR+JBIG]である。
【0041】そして、符号化方式判定部28は、復号能
力リストと符号化方式のリストとを比較して、送信機お
よび受信機の双方で処理可能な符号化方式のうち最も効
率のよい符号化方式を決定する(ステップS10)。こ
の例では、復号能力リストは[MH+MR+MMR]で
あり、符号化方式のリストは[MH+MR+MMR+J
BIG]であるから、最も効率のよい符号化方式はMM
Rと決定される。
力リストと符号化方式のリストとを比較して、送信機お
よび受信機の双方で処理可能な符号化方式のうち最も効
率のよい符号化方式を決定する(ステップS10)。こ
の例では、復号能力リストは[MH+MR+MMR]で
あり、符号化方式のリストは[MH+MR+MMR+J
BIG]であるから、最も効率のよい符号化方式はMM
Rと決定される。
【0042】そこで、符号化方式判定部28は、MMR
で符号化することを符号化復号部4に指示する。符号化
復号部4は、イメージメモリ3に蓄積されているイメー
ジデータをMMRで符号化する(ステップS11)。そ
して、MMR符号を画像変換部29に出力する。インタ
ーネットではG3形式の符号化データを直接送信できな
いので、画像変換部29は、G3形式の符号化データを
電子メールで送信可能な形式に変換する。すなわち、G
3形式の符号化データの先頭にCLASS FのTIFFヘッ
ダ情報を付加してTIFF形式のバイナリデータに変換
する(ステップS12)。そして、TIFF形式のバイ
ナリデータをバイナリ/テキスト変換部30に出力す
る。
で符号化することを符号化復号部4に指示する。符号化
復号部4は、イメージメモリ3に蓄積されているイメー
ジデータをMMRで符号化する(ステップS11)。そ
して、MMR符号を画像変換部29に出力する。インタ
ーネットではG3形式の符号化データを直接送信できな
いので、画像変換部29は、G3形式の符号化データを
電子メールで送信可能な形式に変換する。すなわち、G
3形式の符号化データの先頭にCLASS FのTIFFヘッ
ダ情報を付加してTIFF形式のバイナリデータに変換
する(ステップS12)。そして、TIFF形式のバイ
ナリデータをバイナリ/テキスト変換部30に出力す
る。
【0043】バイナリ/テキスト変換部30は、TIF
F形式のバイナリデータをテキストデータに変換してT
IFFイメージテキストデータを生成する(ステップS
13)。そして、TIFFイメージテキストデータをメ
ール編集部25に出力する。
F形式のバイナリデータをテキストデータに変換してT
IFFイメージテキストデータを生成する(ステップS
13)。そして、TIFFイメージテキストデータをメ
ール編集部25に出力する。
【0044】メール編集部25は、TIFFイメージテ
キストデータにヘッダ情報を付加する。すなわち、現在
時刻を取得して”Date:〜”を生成し、メール手順制御
部26から入力されたメールアドレスから”To:〜”を
生成し、自装置のメールアドレスから”From:〜”を生
成する。また、”Subject :TIFF:G3”を生成する。こ
のように生成したヘッダ情報をTIFFイメージテキス
トデータに付加して電子メールを作成する(ステップS
14)。そして、構築したヘッダ情報をメールプロトコ
ル制御部23に転送する。
キストデータにヘッダ情報を付加する。すなわち、現在
時刻を取得して”Date:〜”を生成し、メール手順制御
部26から入力されたメールアドレスから”To:〜”を
生成し、自装置のメールアドレスから”From:〜”を生
成する。また、”Subject :TIFF:G3”を生成する。こ
のように生成したヘッダ情報をTIFFイメージテキス
トデータに付加して電子メールを作成する(ステップS
14)。そして、構築したヘッダ情報をメールプロトコ
ル制御部23に転送する。
【0045】メールプロトコル制御部23は、LANプ
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
受信機であるファクシミリ装置200に、ヘッダ情報と
TIFFイメージテキストデータとを含む電子メールを
送信する(ステップS15)。
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
受信機であるファクシミリ装置200に、ヘッダ情報と
TIFFイメージテキストデータとを含む電子メールを
送信する(ステップS15)。
【0046】受信機であるファクシミリ装置200にお
いて、メールプロトコル制御部23は、LANインタフ
ェース部21およびLANプロトコル制御部22を介し
て電子メールを受信する。すると、メールプロトコル制
御部23は、その内容をメール解析部24に転送する。
メール解析部24は、電子メールの内容を入力すると、
ヘッダ情報中の”Subject :〜”の部分を解析する。そ
して、”Subject :〜”の部分が”Subject :TIFF:G
3”であることを検出すると、送られてきた電子メール
が画像データを含むことを認識する(ステップS3
2)。
いて、メールプロトコル制御部23は、LANインタフ
ェース部21およびLANプロトコル制御部22を介し
て電子メールを受信する。すると、メールプロトコル制
御部23は、その内容をメール解析部24に転送する。
メール解析部24は、電子メールの内容を入力すると、
ヘッダ情報中の”Subject :〜”の部分を解析する。そ
して、”Subject :〜”の部分が”Subject :TIFF:G
3”であることを検出すると、送られてきた電子メール
が画像データを含むことを認識する(ステップS3
2)。
【0047】メール解析部24は、ヘッダ情報と本文と
を分離して、本文のテキストデータをバイナリ/テキス
ト変換部30に転送する(ステップS34)。バイナリ
/テキスト変換部30は、入力したテキストデータをバ
イナリデータに変換する(ステップS35)。そして、
バイナリデータを画像変換部29に転送する。画像変換
部29は、入力したバイナリデータをTIFF CLASS F の
TIFFヘッダ情報とG3形式のイメージデータとに分
離する(ステップS36)。CLASS FのTIFFヘッダ
情報には、符号化方式を示す情報が含まれている。そこ
で、画像変換部29は、TIFFヘッダ情報から符号化
方式を抽出して符号化復号部4に指示するとともに、G
3形式のイメージデータを符号化復号部4に出力する。
を分離して、本文のテキストデータをバイナリ/テキス
ト変換部30に転送する(ステップS34)。バイナリ
/テキスト変換部30は、入力したテキストデータをバ
イナリデータに変換する(ステップS35)。そして、
バイナリデータを画像変換部29に転送する。画像変換
部29は、入力したバイナリデータをTIFF CLASS F の
TIFFヘッダ情報とG3形式のイメージデータとに分
離する(ステップS36)。CLASS FのTIFFヘッダ
情報には、符号化方式を示す情報が含まれている。そこ
で、画像変換部29は、TIFFヘッダ情報から符号化
方式を抽出して符号化復号部4に指示するとともに、G
3形式のイメージデータを符号化復号部4に出力する。
【0048】符号化復号部4は、G3形式のイメージデ
ータを復号し(ステップS37)、イメージメモリ3に
一旦格納する。イメージメモリ3に格納されたイメージ
データは、記録部2で印刷される(ステップS38)。
ータを復号し(ステップS37)、イメージメモリ3に
一旦格納する。イメージメモリ3に格納されたイメージ
データは、記録部2で印刷される(ステップS38)。
【0049】以上のように、この実施の形態では、送信
機100が電子メールでG3形式のイメージデータを送
信する際に、まず、相手機に復号能力を問い合わせるた
めのヘッダ情報のみからなる電子メールを送信する。復
号能力を問い合わせを受けた受信機200は、自装置が
処理しうる符号化方式を電子メールで応答する。そし
て、送信機100は、応答に含まれる受信機200の復
号能力と自装置(送信機)の符号化能力とを比較して最
も効率のよい符号化方式で画像データを符号化して電子
メールの本文に含める。よって、電子メールで送信され
た画像データは必ず相手機において表示や印刷の処理が
なされるので、従来の装置のように他の能力が高い装置
に電子メールを転送するといった処理を行わない。ま
た、電子メールで送信された画像データは、送受信機間
で最も効率のよい符号化方式で符号化されることが保証
される。
機100が電子メールでG3形式のイメージデータを送
信する際に、まず、相手機に復号能力を問い合わせるた
めのヘッダ情報のみからなる電子メールを送信する。復
号能力を問い合わせを受けた受信機200は、自装置が
処理しうる符号化方式を電子メールで応答する。そし
て、送信機100は、応答に含まれる受信機200の復
号能力と自装置(送信機)の符号化能力とを比較して最
も効率のよい符号化方式で画像データを符号化して電子
メールの本文に含める。よって、電子メールで送信され
た画像データは必ず相手機において表示や印刷の処理が
なされるので、従来の装置のように他の能力が高い装置
に電子メールを転送するといった処理を行わない。ま
た、電子メールで送信された画像データは、送受信機間
で最も効率のよい符号化方式で符号化されることが保証
される。
【0050】この実施の形態では、システム内に2つの
ファクシミリ装置100,200が存在する例を示した
が、より多くのファクシミリ装置やファクシミリ受信可
能な通信端末装置が存在する場合に、本発明は有効であ
る。例えば、送信機A、受信機B、受信機Cがに存在す
る場合に、以下のような符号化能力を有しているとす
る。 送信機A:MH+MR+MMR+JBIG 受信機B:MH+MR+MMR 受信機C:MH
ファクシミリ装置100,200が存在する例を示した
が、より多くのファクシミリ装置やファクシミリ受信可
能な通信端末装置が存在する場合に、本発明は有効であ
る。例えば、送信機A、受信機B、受信機Cがに存在す
る場合に、以下のような符号化能力を有しているとす
る。 送信機A:MH+MR+MMR+JBIG 受信機B:MH+MR+MMR 受信機C:MH
【0051】電子メールで画像データを送信する場合
に、送信機Aが受信機Bおよび受信機Cの復号能力を知
らなければ、すなわち、従来の送信機では、相手機が確
実に処理できる符号化方式、すなわちMHで符号化され
た画像データを送信する必要がある。その場合、受信機
Bは実はMMRも処理可能であるから、MHで符号化さ
れた画像データを送信するのは無駄である。この例は、
3つの装置が存在する例であるが、不特定多数のファク
シミリ装置やファクシミリ受信可能な通信端末装置が存
在する場合には、従来の送信機は、各装置に送信する際
に、どの装置も処理できると考えられる最も効率の低い
符号化方式で符号化せざるを得ない。しかし、本発明に
よれば、各送信機は、どの相手に画像データを送信する
ときでも、そのときに最も効率がよくなる符号化方式で
符号化することができる。
に、送信機Aが受信機Bおよび受信機Cの復号能力を知
らなければ、すなわち、従来の送信機では、相手機が確
実に処理できる符号化方式、すなわちMHで符号化され
た画像データを送信する必要がある。その場合、受信機
Bは実はMMRも処理可能であるから、MHで符号化さ
れた画像データを送信するのは無駄である。この例は、
3つの装置が存在する例であるが、不特定多数のファク
シミリ装置やファクシミリ受信可能な通信端末装置が存
在する場合には、従来の送信機は、各装置に送信する際
に、どの装置も処理できると考えられる最も効率の低い
符号化方式で符号化せざるを得ない。しかし、本発明に
よれば、各送信機は、どの相手に画像データを送信する
ときでも、そのときに最も効率がよくなる符号化方式で
符号化することができる。
【0052】図6は、本発明によるファクシミリ装置の
他の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形
態のファクシミリ装置101は、図1に示されたファク
シミリ装置100からメール編集部25およびメール手
順制御部26が除かれたものである。また、相手機の復
号能力をファクシミリ通信手順を介して得る。そして、
モデム5から符号化方式判定部28への情報パスが存在
する。
他の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形
態のファクシミリ装置101は、図1に示されたファク
シミリ装置100からメール編集部25およびメール手
順制御部26が除かれたものである。また、相手機の復
号能力をファクシミリ通信手順を介して得る。そして、
モデム5から符号化方式判定部28への情報パスが存在
する。
【0053】図6において他のファクシミリ装置201
も示されているが、そのファクシミリ装置201もファ
クシミリ装置101と同様の機能を有する。この実施の
形態では、ファクシミリ装置201は、符号化能力を除
いて、ファクシミリ装置101と同一の構成であるとす
る。以下、ファクシミリ装置101は送信機となり、フ
ァクシミリ装置201が受信機となって送受信が行われ
る場合を例にする。よって、以下、ファクシミリ装置1
01を送信機と表現し、ファクシミリ装置201を受信
機と表現することがある。
も示されているが、そのファクシミリ装置201もファ
クシミリ装置101と同様の機能を有する。この実施の
形態では、ファクシミリ装置201は、符号化能力を除
いて、ファクシミリ装置101と同一の構成であるとす
る。以下、ファクシミリ装置101は送信機となり、フ
ァクシミリ装置201が受信機となって送受信が行われ
る場合を例にする。よって、以下、ファクシミリ装置1
01を送信機と表現し、ファクシミリ装置201を受信
機と表現することがある。
【0054】次に、図7のフローチャートを参照して動
作について説明する。送信時には、ユーザは、ファクシ
ミリ装置101の原稿セット台(図示せず)に送信原稿
をセットするとともに(ステップS1)、操作パネル等
の入力装置(図示せず)を操作して相手先のアドレスを
入力し、操作パネル等に設けられているスタートキーを
押下する(ステップS2)。読取部1は、送信原稿の内
容を読み取り、ディジタルデータに変換されたイメージ
データを一旦イメージデータメモリ3に蓄積する(ステ
ップS3)。
作について説明する。送信時には、ユーザは、ファクシ
ミリ装置101の原稿セット台(図示せず)に送信原稿
をセットするとともに(ステップS1)、操作パネル等
の入力装置(図示せず)を操作して相手先のアドレスを
入力し、操作パネル等に設けられているスタートキーを
押下する(ステップS2)。読取部1は、送信原稿の内
容を読み取り、ディジタルデータに変換されたイメージ
データを一旦イメージデータメモリ3に蓄積する(ステ
ップS3)。
【0055】ファクシミリ装置101は、モデム5、N
CU6および公衆網300を介して受信機であるファク
シミリ装置201とファクシミリ通信手順の交換を行
う。そして、得られたファクシミリ装置201の復号能
力は、符号化方式判定部28に転送される(ステップS
41)。なお、受信機において、符号化方式テーブル2
7を参照することによって得られる自装置の復号能力
は、ファクシミリ通信手順によって送信機に送信され
る。この例では、復号能力リストは、[MH+MR+M
MR]であるとする。
CU6および公衆網300を介して受信機であるファク
シミリ装置201とファクシミリ通信手順の交換を行
う。そして、得られたファクシミリ装置201の復号能
力は、符号化方式判定部28に転送される(ステップS
41)。なお、受信機において、符号化方式テーブル2
7を参照することによって得られる自装置の復号能力
は、ファクシミリ通信手順によって送信機に送信され
る。この例では、復号能力リストは、[MH+MR+M
MR]であるとする。
【0056】また、符号化方式判定部28は、符号化方
式テーブル27から自装置が有する符号化方式のリスト
を取得する。ここでは、ファクシミリ装置101は、M
H、MR、MMRおよびJBIGの符号化処理を行える
とする。よって、符号化方式のリストは、[MH+MR
+MMR+JBIG]である。
式テーブル27から自装置が有する符号化方式のリスト
を取得する。ここでは、ファクシミリ装置101は、M
H、MR、MMRおよびJBIGの符号化処理を行える
とする。よって、符号化方式のリストは、[MH+MR
+MMR+JBIG]である。
【0057】そして、符号化方式判定部28は、復号能
力リストと符号化方式のリストとを比較して、送信機お
よび受信機の双方で処理可能な符号化方式のうち最も効
率のよい符号化方式を決定する(ステップS42)。こ
の例では、復号能力リストは[MH+MR+MMR]で
あり、符号化方式のリストは[MH+MR+MMR+J
BIG]であるから、最も効率のよい符号化方式はMM
Rと決定される。
力リストと符号化方式のリストとを比較して、送信機お
よび受信機の双方で処理可能な符号化方式のうち最も効
率のよい符号化方式を決定する(ステップS42)。こ
の例では、復号能力リストは[MH+MR+MMR]で
あり、符号化方式のリストは[MH+MR+MMR+J
BIG]であるから、最も効率のよい符号化方式はMM
Rと決定される。
【0058】そこで、符号化方式判定部28は、MMR
で符号化することを符号化復号部4に指示する。符号化
復号部4は、イメージメモリ3に蓄積されているイメー
ジデータをMMRで符号化する(ステップS11)。そ
して、MMR符号を画像変換部29に出力する。画像変
換部29は、G3形式の符号化データの先頭にCLASSF
のTIFFヘッダ情報を付加してTIFF形式のバイナ
リデータに変換する(ステップS12)。そして、TI
FF形式のバイナリデータをバイナリ/テキスト変換部
30に出力する。
で符号化することを符号化復号部4に指示する。符号化
復号部4は、イメージメモリ3に蓄積されているイメー
ジデータをMMRで符号化する(ステップS11)。そ
して、MMR符号を画像変換部29に出力する。画像変
換部29は、G3形式の符号化データの先頭にCLASSF
のTIFFヘッダ情報を付加してTIFF形式のバイナ
リデータに変換する(ステップS12)。そして、TI
FF形式のバイナリデータをバイナリ/テキスト変換部
30に出力する。
【0059】バイナリ/テキスト変換部30は、TIF
F形式のバイナリデータをテキストデータに変換してT
IFFイメージテキストデータを生成する(ステップS
13)。そして、TIFFイメージテキストデータをメ
ール編集部25に出力する。
F形式のバイナリデータをテキストデータに変換してT
IFFイメージテキストデータを生成する(ステップS
13)。そして、TIFFイメージテキストデータをメ
ール編集部25に出力する。
【0060】メール編集部25は、TIFFイメージテ
キストデータにヘッダ情報を付加する。すなわち、現在
時刻を取得して”Date:〜”を生成し、メール手順制御
部26から入力されたメールアドレスから”To:〜”を
生成し、自装置のメールアドレスから”From:〜”を生
成する。また、”Subject :TIFF:G3”を生成する。こ
のように生成したヘッダ情報をTIFFイメージテキス
トデータに付加して電子メールを作成する(ステップS
14)。そして、構築したヘッダ情報をメールプロトコ
ル制御部23に転送する。
キストデータにヘッダ情報を付加する。すなわち、現在
時刻を取得して”Date:〜”を生成し、メール手順制御
部26から入力されたメールアドレスから”To:〜”を
生成し、自装置のメールアドレスから”From:〜”を生
成する。また、”Subject :TIFF:G3”を生成する。こ
のように生成したヘッダ情報をTIFFイメージテキス
トデータに付加して電子メールを作成する(ステップS
14)。そして、構築したヘッダ情報をメールプロトコ
ル制御部23に転送する。
【0061】メールプロトコル制御部23は、LANプ
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
受信機であるファクシミリ装置200に、ヘッダ情報と
TIFFイメージテキストデータとを含む電子メールを
送信する(ステップS15)。
ロトコル制御部22およびLANインタフェース部21
を介して、相手先メールアドレスが示す相手機すなわち
受信機であるファクシミリ装置200に、ヘッダ情報と
TIFFイメージテキストデータとを含む電子メールを
送信する(ステップS15)。
【0062】受信機201も、図5に示された処理を行
う。ここで受信される電子メールは”Subject :〜”の
部分が”Subject :TIFF:G3”であるから(ステップS
30,S31,S31)、メール解析部24は、ヘッダ
情報と本文とを分離して、本文のテキストデータをバイ
ナリ/テキスト変換部30に転送する(ステップS3
4)。
う。ここで受信される電子メールは”Subject :〜”の
部分が”Subject :TIFF:G3”であるから(ステップS
30,S31,S31)、メール解析部24は、ヘッダ
情報と本文とを分離して、本文のテキストデータをバイ
ナリ/テキスト変換部30に転送する(ステップS3
4)。
【0063】バイナリ/テキスト変換部30は、入力し
たテキストデータをバイナリデータに変換する(ステッ
プS35)。そして、バイナリデータを画像変換部29
に転送する。画像変換部29は、入力したバイナリデー
タをTIFF CLASS F のTIFFヘッダ情報とG3形式の
イメージデータとに分離する(ステップS36)。CLAS
S FのTIFFヘッダ情報には、符号化方式を示す情報
が含まれている。そこで、画像変換部29は、TIFF
ヘッダ情報から符号化方式を抽出して符号化復号部4に
指示するとともに、G3形式のイメージデータを符号化
復号部4に出力する。
たテキストデータをバイナリデータに変換する(ステッ
プS35)。そして、バイナリデータを画像変換部29
に転送する。画像変換部29は、入力したバイナリデー
タをTIFF CLASS F のTIFFヘッダ情報とG3形式の
イメージデータとに分離する(ステップS36)。CLAS
S FのTIFFヘッダ情報には、符号化方式を示す情報
が含まれている。そこで、画像変換部29は、TIFF
ヘッダ情報から符号化方式を抽出して符号化復号部4に
指示するとともに、G3形式のイメージデータを符号化
復号部4に出力する。
【0064】符号化復号部4は、G3形式のイメージデ
ータを復号し(ステップS37)、イメージメモリ3に
一旦格納する。イメージメモリ3に格納されたイメージ
データは、記録部2で印刷される(ステップS38)。
ータを復号し(ステップS37)、イメージメモリ3に
一旦格納する。イメージメモリ3に格納されたイメージ
データは、記録部2で印刷される(ステップS38)。
【0065】この実施の形態でも、送信機が電子メール
でG3形式のイメージデータを送信する際に、まず、相
手機から復号能力を収集する。そして、送信機は、応答
に含まれる相手機の復号能力と自装置(送信機)の符号
化能力とを比較して最も効率のよい符号化方式で画像デ
ータを符号化して電子メールの本文に含める。よって、
電子メールで送信された画像データは必ず相手機におい
て表示や印刷の処理がなされる。また、電子メールで送
信された画像データは、送受信機間で最も効率のよい符
号化方式で符号化されることが保証される。さらに、こ
の実施の形態では、ファクシミリ通信手順によって相手
機の復号能力を収集するので、装置構成が簡略化され
る。
でG3形式のイメージデータを送信する際に、まず、相
手機から復号能力を収集する。そして、送信機は、応答
に含まれる相手機の復号能力と自装置(送信機)の符号
化能力とを比較して最も効率のよい符号化方式で画像デ
ータを符号化して電子メールの本文に含める。よって、
電子メールで送信された画像データは必ず相手機におい
て表示や印刷の処理がなされる。また、電子メールで送
信された画像データは、送受信機間で最も効率のよい符
号化方式で符号化されることが保証される。さらに、こ
の実施の形態では、ファクシミリ通信手順によって相手
機の復号能力を収集するので、装置構成が簡略化され
る。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ファク
シミリ装置を、電子メールで画像データを送信する際に
相手機の復号能力を電子メールで問い合わせる構成にし
たので、電子メールによって画像データを送信する場合
に、送受信機間で最も効率のよい符号化方式で符号化さ
れた画像データを送信しうる効果がある。
シミリ装置を、電子メールで画像データを送信する際に
相手機の復号能力を電子メールで問い合わせる構成にし
たので、電子メールによって画像データを送信する場合
に、送受信機間で最も効率のよい符号化方式で符号化さ
れた画像データを送信しうる効果がある。
【0067】復号能力を問い合わせる電子メールを受信
すると、自装置が処理可能な各符号化方式を復号能力と
して応答する電子メールを送信するように構成した場合
には、送信機側で最も効率のよい符号化方式を選択しう
る効果がある。
すると、自装置が処理可能な各符号化方式を復号能力と
して応答する電子メールを送信するように構成した場合
には、送信機側で最も効率のよい符号化方式を選択しう
る効果がある。
【0068】復号能力を応答する電子メールを受信する
と自装置の符号化能力と相手機の復号能力とを比較して
最も効率のよい符号化方式を選択するように構成した場
合には、送受信機間で最も効率のよい符号化方式で画像
データが符号化される効果がある。
と自装置の符号化能力と相手機の復号能力とを比較して
最も効率のよい符号化方式を選択するように構成した場
合には、送受信機間で最も効率のよい符号化方式で画像
データが符号化される効果がある。
【0069】符号化方式選択手段によって選択された符
号化方式で符号化された画像データを含む電子メールを
送信するように構成した場合には、相手機において必ず
画像データの表示や印刷が行えるとともに、送受信機間
で最も効率のよい符号化方式で符号化された画像データ
が送信される効果がある。
号化方式で符号化された画像データを含む電子メールを
送信するように構成した場合には、相手機において必ず
画像データの表示や印刷が行えるとともに、送受信機間
で最も効率のよい符号化方式で符号化された画像データ
が送信される効果がある。
【0070】また、ファクシミリ通信手順によって得ら
れた相手機の復号能力と自装置の符号化能力とを比較し
て最も効率のよい符号化方式を選択し、選択された符号
化方式で符号化された画像データを含む電子メールを送
信するように構成した場合には、装置構成が簡略化され
る効果がある。
れた相手機の復号能力と自装置の符号化能力とを比較し
て最も効率のよい符号化方式を選択し、選択された符号
化方式で符号化された画像データを含む電子メールを送
信するように構成した場合には、装置構成が簡略化され
る効果がある。
【図1】 本発明によるファクシミリ装置の構成とファ
クシミリ装置を含むシステムとを示すブロック図であ
る。
クシミリ装置を含むシステムとを示すブロック図であ
る。
【図2】 大まかな電子メールの流れを示すシーケンス
図である。
図である。
【図3】 送信側の処理を示すフローチャートである。
【図4】 送信側の処理を示すフローチャートである。
【図5】 受信側の処理を示すフローチャートである。
【図6】 本発明によるファクシミリ装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
形態を示すブロック図である。
【図7】 図6に示されたファクシミリ装置の送信側の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
1 読取部 2 記録部 3 イメージメモリ 4 符号化復号部 5 モデム 6 NCU 21 LANインタフェース部 22 LANプロトコル制御部 23 メールプロトコル制御部 24 メール解析部 25 メール編集部 26 メール手順制御部 27 符号化方式テーブル 28 符号化方式判定部 29 画像変換部 30 バイナリ/テキスト変換部 100,200 ファクシミリ装置 101,201 ファクシミリ装置 300 公衆網 400 LAN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/413
Claims (6)
- 【請求項1】 電子メール送受信機能を備えたファクシ
ミリ装置において、 電子メールで画像データを送信する際に、相手機の復号
能力を電子メールで問い合わせる能力問い合わせ手段を
備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 復号能力を問い合わせる電子メールを受
信すると、自装置が処理可能な各符号化方式を復号能力
として応答する電子メールを送信する能力応答手段を備
えた請求項1記載のファクシミリ装置。 - 【請求項3】 復号能力を応答する電子メールを受信す
ると、自装置の符号化能力と前記復号能力とを比較して
最も効率のよい符号化方式を選択する符号化方式選択手
段を備えた請求項2記載のファクシミリ装置。 - 【請求項4】 符号化方式選択手段によって選択された
符号化方式で符号化された画像データを含む電子メール
を送信する画像メール送信手段を備えた請求項3記載の
ファクシミリ装置。 - 【請求項5】 復号能力を問い合わせる電子メールはヘ
ッダ情報のみを含み、画像データを含む電子メールはヘ
ッダ情報と本文とを含む請求項4記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項6】 電子メール送受信機能を備えたファクシ
ミリ装置において、 ファクシミリ通信手順によって得られた相手機の復号能
力と自装置の符号化能力とを比較して最も効率のよい符
号化方式を選択し、選択された符号化方式で符号化され
た画像データを含む電子メールを送信する画像メール送
信手段を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140569A JPH11331475A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140569A JPH11331475A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11331475A true JPH11331475A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15271744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10140569A Pending JPH11331475A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11331475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7103633B1 (en) * | 2000-04-28 | 2006-09-05 | Ricoh Company, Ltd. | Method and system for transmitting the capabilities of a facsimile machine over the internet |
JP2014060613A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Densei:Kk | 遠隔制御システム、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP10140569A patent/JPH11331475A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7103633B1 (en) * | 2000-04-28 | 2006-09-05 | Ricoh Company, Ltd. | Method and system for transmitting the capabilities of a facsimile machine over the internet |
JP2014060613A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Densei:Kk | 遠隔制御システム、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム |
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