JPH11327779A - ポインティング装置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及びポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
ポインティング装置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及びポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒体Info
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- JPH11327779A JPH11327779A JP10133934A JP13393498A JPH11327779A JP H11327779 A JPH11327779 A JP H11327779A JP 10133934 A JP10133934 A JP 10133934A JP 13393498 A JP13393498 A JP 13393498A JP H11327779 A JPH11327779 A JP H11327779A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手ぶれや外部からの振動によるイレギュラー
をカットしてきれいな直線を描画できるポインティング
装置を提供する。 【解決部】 作業者は、直線を描画する場合、モード切
替え部2cによって、直線を描画するモードに切り替
え、続いて、角度設定部2aによって、描画する直線の
角度θを設定する。そして、マウス1によって、直線の
始点を指定し、続いてマウス1を移動すると、ボール1
aの回転に基づいてX軸移動量検出ローラ1bが回転す
ることによって移動量を検出する。移動量信号加工部2
bは、検出されたX軸方向の移動量xから、Y軸方向の
移動量yをy=x・tanθとして求め、デバイスドラ
イバ4へこの移動量x,yを出力する。
をカットしてきれいな直線を描画できるポインティング
装置を提供する。 【解決部】 作業者は、直線を描画する場合、モード切
替え部2cによって、直線を描画するモードに切り替
え、続いて、角度設定部2aによって、描画する直線の
角度θを設定する。そして、マウス1によって、直線の
始点を指定し、続いてマウス1を移動すると、ボール1
aの回転に基づいてX軸移動量検出ローラ1bが回転す
ることによって移動量を検出する。移動量信号加工部2
bは、検出されたX軸方向の移動量xから、Y軸方向の
移動量yをy=x・tanθとして求め、デバイスドラ
イバ4へこの移動量x,yを出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いる際に座標値を指定するポインティング装置に係わ
り、特に直線を描画する場合にきれいな直線を描画でき
るポインティング装置、ポインティング方法に関する。
いる際に座標値を指定するポインティング装置に係わ
り、特に直線を描画する場合にきれいな直線を描画でき
るポインティング装置、ポインティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術のポインティング装置
の構成を示したブロック図である。図6において、符号
1は、ポインティング装置として用いるマウスを表して
いる。符号1aは、机上に接触させ、移動する際の摩擦
によって回転するボールである。符号1bは、ボール1
aに接触させ、ボール1aの回転に応じて回転するロー
ラを有し、このローラが回転した量に応じてパルスを発
するX軸移動量検出ローラである。符号1cは、X軸移
動量検出ローラ1bと直交するように配置されたY軸移
動量検出ローラである。符号1dは、X軸移動量検出ロ
ーラ1b及びY軸移動量検出ローラ1cが発したパルス
をそれぞれカウントして、移動量に変換し、さらに電気
信号に変換して出力する信号処理部である。符号3は、
マウス1が接続されるコンピュータシステムである。こ
のコンピュータシステム3は、マウス1をコンピュータ
システム3で利用できるようにするためのデバイスドラ
イバ4を備え、1または複数のアプリケーションソフト
ウェア5がインストールされている。
の構成を示したブロック図である。図6において、符号
1は、ポインティング装置として用いるマウスを表して
いる。符号1aは、机上に接触させ、移動する際の摩擦
によって回転するボールである。符号1bは、ボール1
aに接触させ、ボール1aの回転に応じて回転するロー
ラを有し、このローラが回転した量に応じてパルスを発
するX軸移動量検出ローラである。符号1cは、X軸移
動量検出ローラ1bと直交するように配置されたY軸移
動量検出ローラである。符号1dは、X軸移動量検出ロ
ーラ1b及びY軸移動量検出ローラ1cが発したパルス
をそれぞれカウントして、移動量に変換し、さらに電気
信号に変換して出力する信号処理部である。符号3は、
マウス1が接続されるコンピュータシステムである。こ
のコンピュータシステム3は、マウス1をコンピュータ
システム3で利用できるようにするためのデバイスドラ
イバ4を備え、1または複数のアプリケーションソフト
ウェア5がインストールされている。
【0003】次に、図6を参照して座標値を指定する動
作を説明する。先ず、作業者がマウス1を机上で左右上
下に移動させ、ボール1aが回転すると、これに応じ
て、X軸移動量検出ローラ1b及びY軸移動量検出ロー
ラ1cにおいて、ローラが回転し、この回転量に応じた
数のパルスを発生する。例えば、X軸移動量検出ローラ
1bが1回転すると4個のパルスが発生するようにする
と、1/4回転で1パルスが発生するので、このパルス
をカウントすれば、X軸移動量検出ローラ1bの回転量
を1/4回転の精度で検出することができる。
作を説明する。先ず、作業者がマウス1を机上で左右上
下に移動させ、ボール1aが回転すると、これに応じ
て、X軸移動量検出ローラ1b及びY軸移動量検出ロー
ラ1cにおいて、ローラが回転し、この回転量に応じた
数のパルスを発生する。例えば、X軸移動量検出ローラ
1bが1回転すると4個のパルスが発生するようにする
と、1/4回転で1パルスが発生するので、このパルス
をカウントすれば、X軸移動量検出ローラ1bの回転量
を1/4回転の精度で検出することができる。
【0004】次に、信号処理部1dは、X軸移動量検出
ローラ1bとY軸移動量検出ローラ1cから発せられた
パルスをそれぞれカウントする。続いて、カウントした
パルスの数からX軸方向とY軸方向のそれぞれの移動量
を算出する。移動量は、予め求められているローラ1回
転に対応する移動量から算出される。次に、算出された
X軸及びY軸の移動量は電気信号に変換されて、デバイ
スドライバ4へ出力される。
ローラ1bとY軸移動量検出ローラ1cから発せられた
パルスをそれぞれカウントする。続いて、カウントした
パルスの数からX軸方向とY軸方向のそれぞれの移動量
を算出する。移動量は、予め求められているローラ1回
転に対応する移動量から算出される。次に、算出された
X軸及びY軸の移動量は電気信号に変換されて、デバイ
スドライバ4へ出力される。
【0005】次に、コンピュータシステム3のデバイス
ドライバ4は、マウス1からの移動量の信号を受けて、
アプリケーションソフトウェア5からの要求に基づいて
移動量を出力する。アプリケーションソフトウェア5で
は、例えば直線を描画する場合、X軸及びY軸の移動量
に応じて座標変換を行い、得られた座標間を結ぶことで
直線を描画する。
ドライバ4は、マウス1からの移動量の信号を受けて、
アプリケーションソフトウェア5からの要求に基づいて
移動量を出力する。アプリケーションソフトウェア5で
は、例えば直線を描画する場合、X軸及びY軸の移動量
に応じて座標変換を行い、得られた座標間を結ぶことで
直線を描画する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、直線は、Y
=aX+b(a,bはそれぞれ定数)で表現できるが、
マウス等によって直線を描画しようとする場合に、X軸
方向とY軸方向の移動量の比率を定数aに保持しなけれ
ばならない。しかしながら、図6に示すポインティング
装置にあっては、手ぶれや外部の振動等の要因によっ
て、定数aを常に一定するのは困難であるという問題が
ある。なお、ポインティング装置として、マウス以外の
もの、例えばトラックボール等においても同様の問題を
有する。本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、手ぶれや外部からの振動によるイレギュラーをカ
ットしてきれいな直線を描画できるポインティング装
置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及び
ポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記
録した記録媒体を提供することを目的とする。
=aX+b(a,bはそれぞれ定数)で表現できるが、
マウス等によって直線を描画しようとする場合に、X軸
方向とY軸方向の移動量の比率を定数aに保持しなけれ
ばならない。しかしながら、図6に示すポインティング
装置にあっては、手ぶれや外部の振動等の要因によっ
て、定数aを常に一定するのは困難であるという問題が
ある。なお、ポインティング装置として、マウス以外の
もの、例えばトラックボール等においても同様の問題を
有する。本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、手ぶれや外部からの振動によるイレギュラーをカ
ットしてきれいな直線を描画できるポインティング装
置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及び
ポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記
録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、X軸方向の第1の移動量x及びY軸方向の第1の移
動量yを検出して出力するポインティング装置におい
て、前記ポインティング装置によって描画する直線の角
度θを設定する角度設定部と、前記X軸方向の第1の移
動量x、前記Y軸方向の第1の移動量y及び前記角度θ
から、該角度θを保持するようにX軸方向の第2の移動
量x及びY軸方向の第2移動量yを求めて、電気信号に
変換して出力する移動量信号加工部と備えたことを特徴
とする。
は、X軸方向の第1の移動量x及びY軸方向の第1の移
動量yを検出して出力するポインティング装置におい
て、前記ポインティング装置によって描画する直線の角
度θを設定する角度設定部と、前記X軸方向の第1の移
動量x、前記Y軸方向の第1の移動量y及び前記角度θ
から、該角度θを保持するようにX軸方向の第2の移動
量x及びY軸方向の第2移動量yを求めて、電気信号に
変換して出力する移動量信号加工部と備えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ポインティ
ング装置は、前記角度設定部における角度設定を有効に
するか否かを設定するモード切替え部をさらに備え、前
記移動量信号加工部は、前記モード切替え部において前
記角度設定を無効にするように設定された場合に、前記
X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動
量yを電気信号に変換して出力することを特徴とする。
ング装置は、前記角度設定部における角度設定を有効に
するか否かを設定するモード切替え部をさらに備え、前
記移動量信号加工部は、前記モード切替え部において前
記角度設定を無効にするように設定された場合に、前記
X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動
量yを電気信号に変換して出力することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記移動量信号
加工部は、外部からの指示に従って、前記角度設定を有
効にするか否かの切り替えが行われ、前記角度設定を無
効にするように切り替えられた場合に、前記X軸方向の
第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動量yを電気
信号に変換して出力することを特徴とする。
加工部は、外部からの指示に従って、前記角度設定を有
効にするか否かの切り替えが行われ、前記角度設定を無
効にするように切り替えられた場合に、前記X軸方向の
第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動量yを電気
信号に変換して出力することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、ポインティング
装置から出力されるX軸方向の第1の移動量xおよびY
軸方向の第1の移動量yを入力し、該移動量を加工して
出力するポインティング補助装置において、前記ポイン
ティング装置によって描画する直線の角度θを設定する
角度設定部と、前記入力されたX軸方向の第1の移動量
x、前記Y軸方向の第1の移動量y及び前記角度θか
ら、該角度θを保持するようにX軸方向の第2の移動量
x及びY軸方向の第2移動量yを求めて、電気信号に変
換して出力する移動量信号加工部とを備えたことを特徴
とする。
装置から出力されるX軸方向の第1の移動量xおよびY
軸方向の第1の移動量yを入力し、該移動量を加工して
出力するポインティング補助装置において、前記ポイン
ティング装置によって描画する直線の角度θを設定する
角度設定部と、前記入力されたX軸方向の第1の移動量
x、前記Y軸方向の第1の移動量y及び前記角度θか
ら、該角度θを保持するようにX軸方向の第2の移動量
x及びY軸方向の第2移動量yを求めて、電気信号に変
換して出力する移動量信号加工部とを備えたことを特徴
とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記ポインティ
ング補助装置は、前記角度設定部における角度設定を有
効にするか否かを設定するモード切替え部をさらに備
え、前記移動量信号加工部は、前記モード切替え部にお
いて前記角度設定を無効にするように設定された場合
に、前記入力されたX軸方向の第1の移動量x、前記Y
軸方向の第1の移動量yをそのまま出力することを特徴
とする。
ング補助装置は、前記角度設定部における角度設定を有
効にするか否かを設定するモード切替え部をさらに備
え、前記移動量信号加工部は、前記モード切替え部にお
いて前記角度設定を無効にするように設定された場合
に、前記入力されたX軸方向の第1の移動量x、前記Y
軸方向の第1の移動量yをそのまま出力することを特徴
とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記移動量信号
加工部は、外部からの指示に従って、前記角度設定を有
効にするか否かの切り替えが行われ、前記角度設定を無
効にするように切り替えられた場合に、前記入力された
X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動
量yをそのまま出力することを特徴とする。
加工部は、外部からの指示に従って、前記角度設定を有
効にするか否かの切り替えが行われ、前記角度設定を無
効にするように切り替えられた場合に、前記入力された
X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動
量yをそのまま出力することを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、ポインティング
装置から、直線描画用の移動量を出力するためのポイン
ティング方法であって、描画する直線の角度θを設定す
る処理と、X軸方向及びY軸方向の2つの移動量を検出
して出力する移動量検出処理と、前記移動量のいずれか
一方と前記角度θとによって、他方の移動量を演算によ
って求めて出力する移動量加工処理とを有することを特
徴とする。
装置から、直線描画用の移動量を出力するためのポイン
ティング方法であって、描画する直線の角度θを設定す
る処理と、X軸方向及びY軸方向の2つの移動量を検出
して出力する移動量検出処理と、前記移動量のいずれか
一方と前記角度θとによって、他方の移動量を演算によ
って求めて出力する移動量加工処理とを有することを特
徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、前記移動量加工
処理は、前記角度θを用いて演算によって移動量を求め
るか否かを切り替える処理をさらに有し、演算を用いな
い場合は、前記X軸方向及びY軸方向の2つの移動量を
加工せずに出力することを特徴とする。
処理は、前記角度θを用いて演算によって移動量を求め
るか否かを切り替える処理をさらに有し、演算を用いな
い場合は、前記X軸方向及びY軸方向の2つの移動量を
加工せずに出力することを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、ポインティング
装置から出力された移動量を入力し、該移動量を加工し
て出力するポインティング装置用デバイスドライバプロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記デバイスドラ
イバプログラムは、描画する直線の角度θを設定する角
度設定処理と、前記ポインティング装置より出力される
X軸方向の第1の移動量xとY軸方向の第1の移動量y
を入力して、前記X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸
方向の第1の移動量y及び前記角度θとから、前記角度
θを保持するようにX軸方向の第2の移動量x及びY軸
方向の第2移動量yを求めて出力する移動量信号加工処
理とをコンピュータに行わせること特徴とするポインテ
ィング装置用デバイスドライバプログラムを記録したこ
とを特徴とする。
装置から出力された移動量を入力し、該移動量を加工し
て出力するポインティング装置用デバイスドライバプロ
グラムを記録した記録媒体であって、前記デバイスドラ
イバプログラムは、描画する直線の角度θを設定する角
度設定処理と、前記ポインティング装置より出力される
X軸方向の第1の移動量xとY軸方向の第1の移動量y
を入力して、前記X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸
方向の第1の移動量y及び前記角度θとから、前記角度
θを保持するようにX軸方向の第2の移動量x及びY軸
方向の第2移動量yを求めて出力する移動量信号加工処
理とをコンピュータに行わせること特徴とするポインテ
ィング装置用デバイスドライバプログラムを記録したこ
とを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、前記ポインテ
ィング装置用デバイスドライバプログラムは、前記角度
設定処理部で設定された角度を有効にするか否かの切り
替えを行うモード切替え処理をさらに備え、前記角度設
定を無効にするように設定された場合に前記移動量加工
処理は、前記ポインティング装置より出力された前記X
軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動量
yを出力することを特徴とするポインティング装置用デ
バイスドライバプログラムを記録したことを特徴とす
る。
ィング装置用デバイスドライバプログラムは、前記角度
設定処理部で設定された角度を有効にするか否かの切り
替えを行うモード切替え処理をさらに備え、前記角度設
定を無効にするように設定された場合に前記移動量加工
処理は、前記ポインティング装置より出力された前記X
軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移動量
yを出力することを特徴とするポインティング装置用デ
バイスドライバプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
よるポインティング装置及びデバイスドライバを図面を
参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロ
ック図であり、この図において、図6に示す従来のポイ
ンティング装置と同一の部分には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。この図に示すポインティング装置A
が従来の装置と異なる点は、その構成をマウス1と角度
設定装置2にした点であり、角度設定装置2は、マウス
1及びコンピュータシステム3に接続される。なお、こ
の角度設定装置2はマウス1を補助するポインティング
補助装置となる。
よるポインティング装置及びデバイスドライバを図面を
参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロ
ック図であり、この図において、図6に示す従来のポイ
ンティング装置と同一の部分には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。この図に示すポインティング装置A
が従来の装置と異なる点は、その構成をマウス1と角度
設定装置2にした点であり、角度設定装置2は、マウス
1及びコンピュータシステム3に接続される。なお、こ
の角度設定装置2はマウス1を補助するポインティング
補助装置となる。
【0018】角度設定装置2は、描画する直線の角度を
設定する装置であり、作業者が角度を設定する角度設定
部2aと、設定された角度に基づいてマウス1の出力信
号を加工する移動量信号加工部2bと、角度設定部2a
で指定した角度設定を有効にするか否かを切り替えるモ
ード切替え部2cとからなる。
設定する装置であり、作業者が角度を設定する角度設定
部2aと、設定された角度に基づいてマウス1の出力信
号を加工する移動量信号加工部2bと、角度設定部2a
で指定した角度設定を有効にするか否かを切り替えるモ
ード切替え部2cとからなる。
【0019】図2は、図1に示す角度設定装置2の外観
の一例を示した外観図である。図2において、角度設定
装置2には、角度設定ダイヤル21とモード切り替えス
イッチ22が設けられている。ここで、角度設定ダイヤ
ル21は、角度設定部2aの構成要素となり、モード切
替えスイッチ22は、モード切替え部2cの構成要素と
なる。
の一例を示した外観図である。図2において、角度設定
装置2には、角度設定ダイヤル21とモード切り替えス
イッチ22が設けられている。ここで、角度設定ダイヤ
ル21は、角度設定部2aの構成要素となり、モード切
替えスイッチ22は、モード切替え部2cの構成要素と
なる。
【0020】図3は、図1に示す角度設定装置2の外観
の他の一例を示した外観図である。図3において、角度
設定装置2には、モード切り替えスイッチ22、角度入
力キー23及び入力された角度表示を行うための設定値
ディスプレイ24が設けられている。ここで、角度入力
キー23及び設定値ディスプレイ24は、角度設定部2
aの構成要素となり、モード切替えスイッチ22は、モ
ード切替え部2cの構成要素となる。
の他の一例を示した外観図である。図3において、角度
設定装置2には、モード切り替えスイッチ22、角度入
力キー23及び入力された角度表示を行うための設定値
ディスプレイ24が設けられている。ここで、角度入力
キー23及び設定値ディスプレイ24は、角度設定部2
aの構成要素となり、モード切替えスイッチ22は、モ
ード切替え部2cの構成要素となる。
【0021】次に、図1に示した第1の実施形態の動作
を説明する。ここでは、例として、図形描画を行うアプ
リケーションソフトウェア5を使用して作業行う場合に
ついて説明する。以下の説明で、「標準モード」とは、
角度設定装置2によって設定された角度を無効にして、
マウス1によってディスプレイ上の任意の位置を指定す
るモードのことである。また、「直線モード」とは、角
度設定装置2によって設定された角度を有効にして、マ
ウス1によって直線を描画するモードのことである。
を説明する。ここでは、例として、図形描画を行うアプ
リケーションソフトウェア5を使用して作業行う場合に
ついて説明する。以下の説明で、「標準モード」とは、
角度設定装置2によって設定された角度を無効にして、
マウス1によってディスプレイ上の任意の位置を指定す
るモードのことである。また、「直線モード」とは、角
度設定装置2によって設定された角度を有効にして、マ
ウス1によって直線を描画するモードのことである。
【0022】先ず、「標準モード」におけるポインティ
ング装置Aを使用した作業例及びその際のポインティン
グ装置Aの動作について説明する。作業者は、角度設定
装置2のモード切替え部2cに備えられたモード切り替
えスイッチ22を「標準モード」に切り替える。このと
き、モード切替え部2cは、移動量信号加工部2bに対
して、「標準モード」に設定する信号を出力し、これに
よって移動量信号加工部2bは、「標準モード」に設定
される。
ング装置Aを使用した作業例及びその際のポインティン
グ装置Aの動作について説明する。作業者は、角度設定
装置2のモード切替え部2cに備えられたモード切り替
えスイッチ22を「標準モード」に切り替える。このと
き、モード切替え部2cは、移動量信号加工部2bに対
して、「標準モード」に設定する信号を出力し、これに
よって移動量信号加工部2bは、「標準モード」に設定
される。
【0023】次に、作業者がマウス1を持って机上を左
右上下に移動すると、X軸移動量検出ローラ1b及びY
軸移動量検出ローラ1cから移動量に応じたパルスが発
せられ、信号処理部1dへ入力される。ここで、X軸方
向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。
右上下に移動すると、X軸移動量検出ローラ1b及びY
軸移動量検出ローラ1cから移動量に応じたパルスが発
せられ、信号処理部1dへ入力される。ここで、X軸方
向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。
【0024】信号処理部1dに入力されるパルスは、X
軸方向の移動量xとY軸方向の移動量yに応じた数のパ
ルスである。信号処理部1dは、入力されたパルスの数
をカウントして、X軸方向の移動量xと、Y軸方向の移
動量yを求め、移動量信号加工部2bへ出力する。この
とき、移動量信号加工部2bは、モード切替え部2bに
より「標準モード」に設定されているために、信号処理
部1dから出力された移動量を表す信号を加工せずにデ
バイスドライバ4へ出力する。
軸方向の移動量xとY軸方向の移動量yに応じた数のパ
ルスである。信号処理部1dは、入力されたパルスの数
をカウントして、X軸方向の移動量xと、Y軸方向の移
動量yを求め、移動量信号加工部2bへ出力する。この
とき、移動量信号加工部2bは、モード切替え部2bに
より「標準モード」に設定されているために、信号処理
部1dから出力された移動量を表す信号を加工せずにデ
バイスドライバ4へ出力する。
【0025】このように、「標準モード」の場合は従来
技術のマウス1を使用した場合と同じようにコンピュー
タシステム3のディスプレイ(図示せず)上の任意の位
置を指定することができる。また、起動されたアプリケ
ーション5での利用が可能となる。
技術のマウス1を使用した場合と同じようにコンピュー
タシステム3のディスプレイ(図示せず)上の任意の位
置を指定することができる。また、起動されたアプリケ
ーション5での利用が可能となる。
【0026】次に、「直線モード」におけるポインティ
ング装置Aを使用した作業例及びその際のポインティン
グ装置Aの動作について説明する。ここでは、作業者
が、ディスプレイ上のアプリケーションソフトウェア5
に関する直線描画メニューのアイコン等を指定すること
によって、直線描画を行うメニューへ移行して直線描画
を行う場合を例にして説明する。
ング装置Aを使用した作業例及びその際のポインティン
グ装置Aの動作について説明する。ここでは、作業者
が、ディスプレイ上のアプリケーションソフトウェア5
に関する直線描画メニューのアイコン等を指定すること
によって、直線描画を行うメニューへ移行して直線描画
を行う場合を例にして説明する。
【0027】作業者は、角度設定装置2のモード切替え
部2cに備えられたモード切り替えスイッチ22を「直
線モード」に切り替える。これによって、モード切替え
部2cは、移動量信号加工部2bに対して、「直線モー
ド」に設定する信号を出力し、移動量信号加工部2b
は、「直線モード」に設定される。続いて、作業者は、
角度設定部2aに備えられた角度設定ダイヤル21(ま
たは、角度入力キー23及び設定値ディスプレイ24)
よって、描画する直線の角度を設定する。このとき指定
する角度θは、一例として水平で右方向に延びる直線の
角度を0度として、反時計回りの角度θを指定する。
部2cに備えられたモード切り替えスイッチ22を「直
線モード」に切り替える。これによって、モード切替え
部2cは、移動量信号加工部2bに対して、「直線モー
ド」に設定する信号を出力し、移動量信号加工部2b
は、「直線モード」に設定される。続いて、作業者は、
角度設定部2aに備えられた角度設定ダイヤル21(ま
たは、角度入力キー23及び設定値ディスプレイ24)
よって、描画する直線の角度を設定する。このとき指定
する角度θは、一例として水平で右方向に延びる直線の
角度を0度として、反時計回りの角度θを指定する。
【0028】作業者が角度設定を終了すると、角度設定
部2aは、設定された角度θを保持するとともに、この
角度θを移動量信号加工部2bへ出力する。
部2aは、設定された角度θを保持するとともに、この
角度θを移動量信号加工部2bへ出力する。
【0029】次に、移動量信号加工部2bは、マウス1
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部2bは、入力された移動量xと、
角度設定部2aより入力された角度θとから、Y軸方向
の移動量yをy=x・tanθによって求めた値に置き
換える。続いて、移動量信号加工部2bは、X軸方向の
移動量xと上記の式で置き換えられたY軸方向の移動量
yを電気信号に変換して、デバイスドライバ4のへ出力
する。
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部2bは、入力された移動量xと、
角度設定部2aより入力された角度θとから、Y軸方向
の移動量yをy=x・tanθによって求めた値に置き
換える。続いて、移動量信号加工部2bは、X軸方向の
移動量xと上記の式で置き換えられたY軸方向の移動量
yを電気信号に変換して、デバイスドライバ4のへ出力
する。
【0030】また、移動量信号加工部2bは、角度設定
部2aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずにデバイスドライバ4
へ出力する。
部2aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずにデバイスドライバ4
へ出力する。
【0031】次に、デバイスドライバ4は、移動量信号
加工部2bから出力された移動量x及び移動量yを、ア
プリケーションソフトウェア5からの要求があった場合
にアプリケーションソフトウェア5へ出力する。アプリ
ケーションソフトウェア5は、このX軸方向の移動量x
とY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画する。
加工部2bから出力された移動量x及び移動量yを、ア
プリケーションソフトウェア5からの要求があった場合
にアプリケーションソフトウェア5へ出力する。アプリ
ケーションソフトウェア5は、このX軸方向の移動量x
とY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画する。
【0032】このように、Y軸方向の移動量をX軸方向
の移動量と設定された角度によって演算を用いて求める
ようにしたために、手ぶれや外部からの振動を受けても
きれいな直線を描画することができる。また、マウス1
とデバイスドライバ4の間に角度設定装置2を設け、マ
ウス1から出力された移動量を示す信号をデバイスドラ
イバ4に入力される前に加工して、デバイスドライバ4
に対して出力されるようにしたので、コンピュータシス
テム3に備えられているデバイスドライバ4及びマウス
1を変更することなく、きれいな直線を描画することが
できる。なお、図1に示した角度設定装置2は、マウス
1に組み込まれた構成としてもよい。
の移動量と設定された角度によって演算を用いて求める
ようにしたために、手ぶれや外部からの振動を受けても
きれいな直線を描画することができる。また、マウス1
とデバイスドライバ4の間に角度設定装置2を設け、マ
ウス1から出力された移動量を示す信号をデバイスドラ
イバ4に入力される前に加工して、デバイスドライバ4
に対して出力されるようにしたので、コンピュータシス
テム3に備えられているデバイスドライバ4及びマウス
1を変更することなく、きれいな直線を描画することが
できる。なお、図1に示した角度設定装置2は、マウス
1に組み込まれた構成としてもよい。
【0033】次に、図4を参照して第2の実施形態を説
明する。この図において、図1に示す第1の実施形態と
同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。この図に示すポインティング装置Aが第1の実施形
態と異なる点は、角度設定装置2のモード切替え部2c
の機能をデバイスドライバ4の中に有した点である。
明する。この図において、図1に示す第1の実施形態と
同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。この図に示すポインティング装置Aが第1の実施形
態と異なる点は、角度設定装置2のモード切替え部2c
の機能をデバイスドライバ4の中に有した点である。
【0034】第2の実施形態におけるデバイスドライバ
4は、モード切替え部4cと移動量信号処理部4dから
構成される。モード切替え部4cは、アプリケーション
ソフトウェア5からの指示に基づいて、角度設定装置2
の移動量信号加工部2bに対して、モードを切り替える
信号を出力する。移動量信号処理部4dは、移動量信号
加工部2bから出力された移動量の信号をアプリケーシ
ョンソフトウェア5の要求に応じて出力する。
4は、モード切替え部4cと移動量信号処理部4dから
構成される。モード切替え部4cは、アプリケーション
ソフトウェア5からの指示に基づいて、角度設定装置2
の移動量信号加工部2bに対して、モードを切り替える
信号を出力する。移動量信号処理部4dは、移動量信号
加工部2bから出力された移動量の信号をアプリケーシ
ョンソフトウェア5の要求に応じて出力する。
【0035】次に、図4に示した第2の実施形態のポイ
ンティング装置Aの動作を説明する。ここでは、図形描
画を行うアプリケーションソフトウェア5を使用して作
業を行う場合を例として説明する。
ンティング装置Aの動作を説明する。ここでは、図形描
画を行うアプリケーションソフトウェア5を使用して作
業を行う場合を例として説明する。
【0036】先ず、作業者によってアプリケーションソ
フトウェア5が起動されると、アプリケーションソフト
ウェア5は、モード切替え部4cに対して、「標準モー
ド」に切り替えるように指示を出す。モード切替え部4
cは、この指示を受けて、「標準モード」を保持すると
ともに、角度設定装置2の移動量信号加工部2bに対し
て「標準モード」に設定する信号を出力する。これによ
り、デバイスドライバ4及び角度設定装置2のモードは
「標準モード」になり、コンピュータシステム3におい
て従来通りのポインティング装置Aの使用ができる。
フトウェア5が起動されると、アプリケーションソフト
ウェア5は、モード切替え部4cに対して、「標準モー
ド」に切り替えるように指示を出す。モード切替え部4
cは、この指示を受けて、「標準モード」を保持すると
ともに、角度設定装置2の移動量信号加工部2bに対し
て「標準モード」に設定する信号を出力する。これによ
り、デバイスドライバ4及び角度設定装置2のモードは
「標準モード」になり、コンピュータシステム3におい
て従来通りのポインティング装置Aの使用ができる。
【0037】次に、直線描画を行う動作を説明する。ア
プリケーションソフトウェア5は、直線描画を行う動作
に移行した時点で、モード切替え部4cに対して、「直
線モード」に切り替えるように指示を出す。モード切替
え部4cは、この指示を受けて、「直線モード」を保持
するとともに、角度設定装置2の移動量信号加工部2b
に対して「直線モード」に設定する信号を出力する。
プリケーションソフトウェア5は、直線描画を行う動作
に移行した時点で、モード切替え部4cに対して、「直
線モード」に切り替えるように指示を出す。モード切替
え部4cは、この指示を受けて、「直線モード」を保持
するとともに、角度設定装置2の移動量信号加工部2b
に対して「直線モード」に設定する信号を出力する。
【0038】次に、作業者は、角度設定部2aに備えら
れた角度設定ダイヤル21(または、角度入力キー23
及び設定値ディスプレイ24)よって、描画する直線の
角度を設定する。このとき指定する角度θは、一例とし
て水平で右方向に延びる直線の角度を0度として、反時
計回りの角度θを指定する。
れた角度設定ダイヤル21(または、角度入力キー23
及び設定値ディスプレイ24)よって、描画する直線の
角度を設定する。このとき指定する角度θは、一例とし
て水平で右方向に延びる直線の角度を0度として、反時
計回りの角度θを指定する。
【0039】作業者が角度設定を終了すると、角度設定
部2aは、設定された角度θを保持するとともに、この
角度θを移動量信号加工部2bへ出力する。
部2aは、設定された角度θを保持するとともに、この
角度θを移動量信号加工部2bへ出力する。
【0040】次に、移動量信号加工部2bは、マウス1
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部2bは、入力された移動量xと、
角度設定部2aより入力された角度θとから、Y軸方向
の移動量yを、y=x・tanθによって求めた値に置
き換える。続いて、移動量信号加工部2bは、X軸方向
の移動量xと上記の式で置き換えられたY軸方向の移動
量yを電気信号に変換して、デバイスドライバ4の移動
量信号処理部4dへ出力する。
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部2bは、入力された移動量xと、
角度設定部2aより入力された角度θとから、Y軸方向
の移動量yを、y=x・tanθによって求めた値に置
き換える。続いて、移動量信号加工部2bは、X軸方向
の移動量xと上記の式で置き換えられたY軸方向の移動
量yを電気信号に変換して、デバイスドライバ4の移動
量信号処理部4dへ出力する。
【0041】また、移動量信号加工部2bは、角度設定
部2aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずに移動量信号処理部4
dへ出力する。
部2aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずに移動量信号処理部4
dへ出力する。
【0042】次に、移動量信号処理部4dは、移動量信
号加工部2bから出力された移動量x及び移動量yを、
アプリケーションソフトウェア5からの要求があった場
合にアプリケーションソフトウェア5へ出力する。アプ
リケーションソフトウェア5は、このX軸方向の移動量
xとY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画する。
号加工部2bから出力された移動量x及び移動量yを、
アプリケーションソフトウェア5からの要求があった場
合にアプリケーションソフトウェア5へ出力する。アプ
リケーションソフトウェア5は、このX軸方向の移動量
xとY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画する。
【0043】このように、「標準モード」と「直線モー
ド」の切り替えをデバイスドライバ4で行うようにした
ので、作業者は、直線を描画する動作の度にモードの切
り替えを行わなくてもきれいな直線を描画することがで
きる。また、マウス1とデバイスドライバ4の間に角度
設定装置2を設け、マウス1から出力された移動量を示
す信号をデバイスドライバ4に入力される前に加工し
て、デバイスドライバ4に入力されるようにしたので、
マウス1の構成を変更することなく、きれいな直線を描
画することができる。また、上述の実施の形態では、ア
プリケーションソフトウェア5からデバイスドライバ4
に対し直接モード切り替えを指示しているが、デバイス
ドライバ4に対しモードの切り替えを指示するためのユ
ーティリティソフトウェアをコンピュータシステム3に
加え、このユーティリティソフトウェアから指示するよ
うにしてもよい。
ド」の切り替えをデバイスドライバ4で行うようにした
ので、作業者は、直線を描画する動作の度にモードの切
り替えを行わなくてもきれいな直線を描画することがで
きる。また、マウス1とデバイスドライバ4の間に角度
設定装置2を設け、マウス1から出力された移動量を示
す信号をデバイスドライバ4に入力される前に加工し
て、デバイスドライバ4に入力されるようにしたので、
マウス1の構成を変更することなく、きれいな直線を描
画することができる。また、上述の実施の形態では、ア
プリケーションソフトウェア5からデバイスドライバ4
に対し直接モード切り替えを指示しているが、デバイス
ドライバ4に対しモードの切り替えを指示するためのユ
ーティリティソフトウェアをコンピュータシステム3に
加え、このユーティリティソフトウェアから指示するよ
うにしてもよい。
【0044】次に、図5を参照して第3の実施形態の動
作を説明する。この図において、図1に示す第1の実施
形態と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。この図に示すポインティング装置が第1の実施
形態と異なる点は、デバイスドライバ4が角度設定装置
2の機能を有した点である。
作を説明する。この図において、図1に示す第1の実施
形態と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省
略する。この図に示すポインティング装置が第1の実施
形態と異なる点は、デバイスドライバ4が角度設定装置
2の機能を有した点である。
【0045】第3の実施形態におけるデバイスドライバ
4は、角度設定部4aと、移動量信号加工部4bと、モ
ード切替え部4cとから構成される。角度設定部4a
は、アプリケーションソフトウェア5において設定され
た、描画する直線の角度θを入力して、移動量信号加工
部4bへ出力する。移動量信号加工部4bは、角度設定
部4aにおいて設定された角度に基づいてマウス1が出
力する移動量を示す信号を加工してアプリケーションソ
フトウェア5へ出力する。モード切替え部4cは、アプ
リケーションソフトウェア5からの指示に基づいて、
「標準モード」と「直線モード」との切り替えを行う。
4は、角度設定部4aと、移動量信号加工部4bと、モ
ード切替え部4cとから構成される。角度設定部4a
は、アプリケーションソフトウェア5において設定され
た、描画する直線の角度θを入力して、移動量信号加工
部4bへ出力する。移動量信号加工部4bは、角度設定
部4aにおいて設定された角度に基づいてマウス1が出
力する移動量を示す信号を加工してアプリケーションソ
フトウェア5へ出力する。モード切替え部4cは、アプ
リケーションソフトウェア5からの指示に基づいて、
「標準モード」と「直線モード」との切り替えを行う。
【0046】次に、図5に示した第3の実施形態におけ
るデバイスドライバ4の動作を説明する。ここでは、図
形描画を行うアプリケーションソフトウェア5を使用し
て作業行う場合を例にして説明する。
るデバイスドライバ4の動作を説明する。ここでは、図
形描画を行うアプリケーションソフトウェア5を使用し
て作業行う場合を例にして説明する。
【0047】先ず、作業者によってアプリケーションソ
フトウェア5が起動されると、アプリケーションソフト
ウェア5は、モード切替え部4cに対して、「標準モー
ド」に切り替えるように指示を出す。モード切替え部4
cは、この指示を受けて、「標準モード」を保持すると
ともに、移動量信号加工部4bに対して「標準モード」
に設定するように通知する。これにより、デバイスドラ
イバ4のモードは「標準モード」になり、コンピュータ
システム3において従来通りのポインティング装置の使
用ができる。
フトウェア5が起動されると、アプリケーションソフト
ウェア5は、モード切替え部4cに対して、「標準モー
ド」に切り替えるように指示を出す。モード切替え部4
cは、この指示を受けて、「標準モード」を保持すると
ともに、移動量信号加工部4bに対して「標準モード」
に設定するように通知する。これにより、デバイスドラ
イバ4のモードは「標準モード」になり、コンピュータ
システム3において従来通りのポインティング装置の使
用ができる。
【0048】次に、直線描画を行う動作を説明する。ア
プリケーションソフトウェア5は、直線描画を行う動作
に移行した時点で、モード切替え部4cに対して、「直
線モード」に切り替えるように指示を出す。モード切替
え部4cは、この指示を受けて、「直線モード」を保持
するとともに、移動量信号加工部4bに対して「直線モ
ード」に設定するように通知する。次に、アプリケーシ
ョンソフトウェア5は、作業者に対して、描画する直線
の角度を入力するように指示を出す。作業者は、コンピ
ュータシステム3のキーボード(図示せず)より角度θ
を入力する。このとき指定する角度θは、一例として水
平で右方向に延びる直線の角度を0度として、反時計回
りの角度θを指定する。続いて、アプリケーションソフ
トウェア5は、入力された角度θを角度設定部4aへ出
力し、角度設定部4aはこの角度θを保持する。
プリケーションソフトウェア5は、直線描画を行う動作
に移行した時点で、モード切替え部4cに対して、「直
線モード」に切り替えるように指示を出す。モード切替
え部4cは、この指示を受けて、「直線モード」を保持
するとともに、移動量信号加工部4bに対して「直線モ
ード」に設定するように通知する。次に、アプリケーシ
ョンソフトウェア5は、作業者に対して、描画する直線
の角度を入力するように指示を出す。作業者は、コンピ
ュータシステム3のキーボード(図示せず)より角度θ
を入力する。このとき指定する角度θは、一例として水
平で右方向に延びる直線の角度を0度として、反時計回
りの角度θを指定する。続いて、アプリケーションソフ
トウェア5は、入力された角度θを角度設定部4aへ出
力し、角度設定部4aはこの角度θを保持する。
【0049】次に、移動量信号加工部4bは、マウス1
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部4bは、この時点で設定されてい
るモードが「直線モード」である場合は、角度設定部4
aに設定されている角度θを参照して、この角度θと、
マウス1の信号処理部1dより入力された移動量xとか
ら、Y軸方向の移動量yをy=x・tanθによって求
めた値に置き換える。続いて、移動量信号加工部4b
は、X軸方向の移動量xと上記の式で置き換えられたY
軸方向の移動量yを、アプリケーションソフトウェア5
からの要求があった場合にアプリケーションソフトウェ
ア5へ出力する。
が机上を移動する度に出力される信号処理部1dよりX
軸方向及びY軸方向の移動量を入力する。ここで、X軸
方向の移動量をx、Y軸方向の移動量をyとする。続い
て、移動量信号加工部4bは、この時点で設定されてい
るモードが「直線モード」である場合は、角度設定部4
aに設定されている角度θを参照して、この角度θと、
マウス1の信号処理部1dより入力された移動量xとか
ら、Y軸方向の移動量yをy=x・tanθによって求
めた値に置き換える。続いて、移動量信号加工部4b
は、X軸方向の移動量xと上記の式で置き換えられたY
軸方向の移動量yを、アプリケーションソフトウェア5
からの要求があった場合にアプリケーションソフトウェ
ア5へ出力する。
【0050】また、移動量信号加工部4bは、角度設定
部4aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずにアプリケーションソ
フトウェア5へ出力する。
部4aによって設定された角度θが、90度または、2
70度であった場合は、X軸方向の移動量xを常に
「0」として、Y軸方向の移動量yは、信号処理部1d
より出力された移動量y加工せずにアプリケーションソ
フトウェア5へ出力する。
【0051】次に、アプリケーションソフトウェア5
は、移動量信号加工部4bより出力されたX軸方向の移
動量xとY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画す
る。
は、移動量信号加工部4bより出力されたX軸方向の移
動量xとY軸方向の移動量yに基づいて直線を描画す
る。
【0052】このように、デバイスドライバ4に「標準
モード」と「直線モード」の機能を持たせ、Y軸方向の
移動量を演算によって求めるようにしたため、従来のマ
ウス1を使用してもきれいな直線を描画することができ
る。
モード」と「直線モード」の機能を持たせ、Y軸方向の
移動量を演算によって求めるようにしたため、従来のマ
ウス1を使用してもきれいな直線を描画することができ
る。
【0053】なお、前述した説明では、X軸方向の移動
量xに基づいて、Y軸方向の移動量yをy=x・tan
θによって求めたが、検出されたY軸方向の移動量yに
基づいて、X軸方向の移動量xをx=y/tanθとし
て求めてもよい。
量xに基づいて、Y軸方向の移動量yをy=x・tan
θによって求めたが、検出されたY軸方向の移動量yに
基づいて、X軸方向の移動量xをx=y/tanθとし
て求めてもよい。
【0054】なお、前述した説明では、マウス1を使用
して移動量を検出する処理について説明したが、X軸及
びY軸方向の移動量を検出できるもの、例えば、トラッ
クボール等を用いて同様の処理を行っても同等の機能を
得ることができる。したがって、移動量の検出を行う装
置はマウスに限定されない。
して移動量を検出する処理について説明したが、X軸及
びY軸方向の移動量を検出できるもの、例えば、トラッ
クボール等を用いて同様の処理を行っても同等の機能を
得ることができる。したがって、移動量の検出を行う装
置はマウスに限定されない。
【0055】また、図5に示すデバイスドライバ4の各
処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録され
たプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実
行することによりポインティング処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS
や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッ
ピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM
等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハー
ドディスク等の記憶装置のことをいう。
処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録され
たプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実
行することによりポインティング処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS
や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッ
ピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM
等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハー
ドディスク等の記憶装置のことをいう。
【0056】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピ
ュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間
プログラムを保持しているものも含むものとする。また
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するため
のものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュ
ータシステムにすでに記録されているプログラムとの組
み合わせで実現できるものであっても良い。
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピ
ュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間
プログラムを保持しているものも含むものとする。また
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するため
のものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュ
ータシステムにすでに記録されているプログラムとの組
み合わせで実現できるものであっても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、4に記
載の発明によれば、直線を描画する角度とX軸方向の移
動量から、Y軸方向の移動量を演算によって求め、描画
される直線の角度を一定保つようにしたために、手ぶれ
等のイレギュラーをキャンセルすることができ、きれい
な直線を描画することができるという効果が得られる。
載の発明によれば、直線を描画する角度とX軸方向の移
動量から、Y軸方向の移動量を演算によって求め、描画
される直線の角度を一定保つようにしたために、手ぶれ
等のイレギュラーをキャンセルすることができ、きれい
な直線を描画することができるという効果が得られる。
【0058】また、コンピュータシステムに入力される
信号を加工するようにしたため、コンピュータシステム
及びマウスの構成を変更をすることなく、きれいな直線
を描画できるという効果も得られる。
信号を加工するようにしたため、コンピュータシステム
及びマウスの構成を変更をすることなく、きれいな直線
を描画できるという効果も得られる。
【0059】また、請求項2、5に記載の発明によれ
ば、X軸方向及びY軸方向の移動量を求める際に設定さ
れた角度を有効にするか否かを切り替えることができる
ようにしたために、同一のポインティング装置によっ
て、従来通りのポインティング装置としても使用するこ
とができるという効果が得られる。
ば、X軸方向及びY軸方向の移動量を求める際に設定さ
れた角度を有効にするか否かを切り替えることができる
ようにしたために、同一のポインティング装置によっ
て、従来通りのポインティング装置としても使用するこ
とができるという効果が得られる。
【0060】また、請求項3、6に記載の発明によれ
ば、設定された角度を有効にするか否かを外部からの指
示によって切り替えることができるために、「標準モー
ド」と「直線モード」を頻繁に切り替えることが必要に
なる使用するアプリケーションの場合でも、作業者がそ
の都度切り替える動作を行わなくてもよいという効果が
得られる。
ば、設定された角度を有効にするか否かを外部からの指
示によって切り替えることができるために、「標準モー
ド」と「直線モード」を頻繁に切り替えることが必要に
なる使用するアプリケーションの場合でも、作業者がそ
の都度切り替える動作を行わなくてもよいという効果が
得られる。
【0061】また、請求項7に記載の発明によれば、直
線を描画する角度とX軸方向の移動量から、Y軸方向の
移動量を演算によって求め、描画される直線の角度を一
定保つようにしたために、手ぶれ等のイレギュラーをキ
ャンセルすることができ、きれいな直線を描画すること
ができるという効果が得られる。
線を描画する角度とX軸方向の移動量から、Y軸方向の
移動量を演算によって求め、描画される直線の角度を一
定保つようにしたために、手ぶれ等のイレギュラーをキ
ャンセルすることができ、きれいな直線を描画すること
ができるという効果が得られる。
【0062】また、請求項8に記載の発明によれば、X
軸方向及びY軸方向の移動量を求める際に設定された角
度を有効にするか否かを切り替えることができるように
したために、同一のポインティング方法によって、従来
通りのポインティング方法も使用することができるとい
う効果が得られる。
軸方向及びY軸方向の移動量を求める際に設定された角
度を有効にするか否かを切り替えることができるように
したために、同一のポインティング方法によって、従来
通りのポインティング方法も使用することができるとい
う効果が得られる。
【0063】また、請求項9、10に記載の発明によれ
ば、使用するハードウェアが異なっても同等な機能を使
用することができるという効果が得られる。
ば、使用するハードウェアが異なっても同等な機能を使
用することができるという効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】図1に示す角度設定装置2の外観を示す外観図
である。
である。
【図3】図1に示す角度設定装置2の他の外観を示す外
観図である。
観図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図である
図である
【図5】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図6】従来技術のポインティング装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1・・・マウス、1a・・・ボール、1b・・・X軸移
動量検出ローラ、1c・・・Y軸移動量検出ローラ、1
d・・・信号処理部、2・・・角度設定装置(ポインテ
ィング補助装置)、2a・・・角度設定部、2b・・・
移動量信号加工部、2c・・・モード切替え部、3・・
・コンピュータシステム、 4・・・デバイスドライ
バ、5・・・アプリケーションソフトウェア。
動量検出ローラ、1c・・・Y軸移動量検出ローラ、1
d・・・信号処理部、2・・・角度設定装置(ポインテ
ィング補助装置)、2a・・・角度設定部、2b・・・
移動量信号加工部、2c・・・モード切替え部、3・・
・コンピュータシステム、 4・・・デバイスドライ
バ、5・・・アプリケーションソフトウェア。
Claims (10)
- 【請求項1】 X軸方向の第1の移動量x及びY軸方向
の第1の移動量yを検出して出力するポインティング装
置において、 前記ポインティング装置によって描画する直線の角度θ
を設定する角度設定部と、 前記X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の
移動量y及び前記角度θから、該角度θを保持するよう
にX軸方向の第2の移動量x及びY軸方向の第2移動量
yを求めて、電気信号に変換して出力する移動量信号加
工部と、 備えたことを特徴とするポインティング装置。 - 【請求項2】 前記ポインティング装置は、前記角度設
定部における角度設定を有効にするか否かを設定するモ
ード切替え部をさらに備え、 前記移動量信号加工部は、前記モード切替え部において
前記角度設定を無効にするように設定された場合に、前
記X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移
動量yを電気信号に変換して出力することを特徴とする
請求項1に記載のポインティング装置。 - 【請求項3】 前記移動量信号加工部は、外部からの指
示に従って、前記角度設定を有効にするか否かの切り替
えが行われ、前記角度設定を無効にするように切り替え
られた場合に、前記X軸方向の第1の移動量x、前記Y
軸方向の第1の移動量yを電気信号に変換して出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のポインティング装
置。 - 【請求項4】 ポインティング装置から出力されるX軸
方向の第1の移動量xおよびY軸方向の第1の移動量y
を入力し、該移動量を加工して出力するポインティング
補助装置において、 前記ポインティング装置によって描画する直線の角度θ
を設定する角度設定部と、 前記入力されたX軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方
向の第1の移動量y及び前記角度θから、該角度θを保
持するようにX軸方向の第2の移動量x及びY軸方向の
第2移動量yを求めて、電気信号に変換して出力する移
動量信号加工部とを備えたことを特徴とするポインティ
ング補助装置。 - 【請求項5】 前記ポインティング補助装置は、前記角
度設定部における角度設定を有効にするか否かを設定す
るモード切替え部をさらに備え、 前記移動量信号加工部は、前記モード切替え部において
前記角度設定を無効にするように設定された場合に、前
記入力されたX軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向
の第1の移動量yをそのまま出力することを特徴とする
請求項4に記載のポインティング補助装置。 - 【請求項6】 前記移動量信号加工部は、外部からの指
示に従って、前記角度設定を有効にするか否かの切り替
えが行われ、前記角度設定を無効にするように切り替え
られた場合に、前記入力されたX軸方向の第1の移動量
x、前記Y軸方向の第1の移動量yをそのまま出力する
ことを特徴とする請求項4に記載のポインティング補助
装置。 - 【請求項7】 ポインティング装置から、直線描画用の
移動量を出力するためのポインティング方法であって、 描画する直線の角度θを設定する処理と、 X軸方向及びY軸方向の2つの移動量を検出して出力す
る移動量検出処理と、 前記移動量のいずれか一方と前記角度θとによって、他
方の移動量を演算によって求めて出力する移動量加工処
理と、 を有することを特徴とするポインティング方法。 - 【請求項8】 前記移動量加工処理は、前記角度θを用
いて演算によって移動量を求めるか否かを切り替える処
理をさらに有し、演算を用いない場合は、前記X軸方向
及びY軸方向の2つの移動量を加工せずに出力すること
を特徴とする請求項7に記載のポインティング方法。 - 【請求項9】 ポインティング装置から出力された移動
量を入力し、該移動量を加工して出力するポインティン
グ装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒
体であって、 前記デバイスドライバプログラムは、 描画する直線の角度θを設定する角度設定処理と、 前記ポインティング装置より出力されるX軸方向の第1
の移動量xとY軸方向の第1の移動量yを入力して、前
記X軸方向の第1の移動量x、前記Y軸方向の第1の移
動量y及び前記角度θとから、前記角度θを保持するよ
うにX軸方向の第2の移動量x及びY軸方向の第2移動
量yを求めて出力する移動量信号加工処理と、 をコンピュータに行わせること特徴とするポインティン
グ装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項10】 前記ポインティング装置用デバイスド
ライバプログラムは、前記角度設定処理部で設定された
角度を有効にするか否かの切り替えを行うモード切替え
処理をさらに備え、前記角度設定を無効にするように設
定された場合に前記移動量加工処理は、前記ポインティ
ング装置より出力された前記X軸方向の第1の移動量
x、前記Y軸方向の第1の移動量yを出力することを特
徴とするポインティング装置用デバイスドライバプログ
ラムを記録した請求項9に記載の記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133934A JPH11327779A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ポインティング装置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及びポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10133934A JPH11327779A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ポインティング装置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及びポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11327779A true JPH11327779A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15116498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10133934A Withdrawn JPH11327779A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | ポインティング装置、ポインティング補助装置、ポインティング方法及びポインティング装置用デバイスドライバプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11327779A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008532156A (ja) * | 2005-03-04 | 2008-08-14 | ハンネス ペークンダー | 入力装置、入力方法、対応するコンピュータプログラム、及び対応するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP10133934A patent/JPH11327779A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008532156A (ja) * | 2005-03-04 | 2008-08-14 | ハンネス ペークンダー | 入力装置、入力方法、対応するコンピュータプログラム、及び対応するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP4909909B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2012-04-04 | ハンネス ペークンダー | 入力装置、入力方法、対応するコンピュータプログラム、及び対応するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
US8587517B2 (en) | 2005-03-04 | 2013-11-19 | Hannes Perkunder | Input device, input method, corresponding computer program, and corresponding computer-readable storage medium |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |