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JPH11327701A - マイクロコンピュ−タ装置 - Google Patents

マイクロコンピュ−タ装置

Info

Publication number
JPH11327701A
JPH11327701A JP10138805A JP13880598A JPH11327701A JP H11327701 A JPH11327701 A JP H11327701A JP 10138805 A JP10138805 A JP 10138805A JP 13880598 A JP13880598 A JP 13880598A JP H11327701 A JPH11327701 A JP H11327701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
reset signal
regulator
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10138805A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Niijima
慎司 新島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10138805A priority Critical patent/JPH11327701A/ja
Publication of JPH11327701A publication Critical patent/JPH11327701A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レギュレータ動作または停止時にもCPUが
暴走することなく、且つ、ユーザの使用可能な接続端子
を少なくせずに、レギュレータの制御を可能にする。 【解決手段】 レギュレータ1が電源端子に印加した電
圧を降圧して内部回路に供給し、且つ、制御信号により
動作または停止が切り替える。カウンタ2が、入力され
るリセット信号がインアクティブ時に停止し、且つ、ア
クティブ時にクロック端子からの信号でカウント動作を
開始し、このカウンタ2がカウントした所定ビット信号
とリセット信号のアクティブレベル幅を判定した結果の
動作制御信号をパルス幅判定回路31がレギュレータ1
へ出力して動作または停止を制御する。外部電源端子に
印加される電圧を降圧して内部回路に供給するレギュレ
ータ1の動作または停止の切り替えが、リセット信号入
力端子に入力されるリセット信号のアクティブレベル幅
の長短で制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部電源端子に
印加される電圧を低下して内部回路に供給する定電圧出
力回路(適宜、レギュレータと称する)を備えるマイク
ロコンピュータ装置に関し、詳細には、レギュレータの
動作または停止を、リセット入力端子に入力されるリセ
ット信号のアクティブレベル幅の長短で切り替えるマイ
クロコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ装置を使用
した電子機器では、多機能化および省電力化が進展して
いる。また電子機器の小型化によって電子部品が放射す
るノイズによる他の部品および機器での誤動作が問題と
なっている。したがって、マイクロコンピュータ装置に
は、CPU処理の高速化や低消費電力化、さらに動作中
の放射ノイズを抑える低ノイズ化が要求される。この低
消費電力化および低ノイズ対策のため、内部にレギュレ
ータを搭載したマイクロコンピュータ装置が知られてい
る。このレギュレータで内部電源電圧を外部電源電圧よ
りも低下させている。これによりマイクロコンピュータ
装置の動作電圧が低下して消費電流が低減し、さらに内
部信号の振幅値が小さくなることから放射ノイズを低減
できるようになっている。
【0003】一方、CPUでの高速データ処理のために
は、動作電圧を下げることはできず、レギュレータによ
る電圧低下ができない。この相反する矛盾を解決するた
め、現状では電子機器によって、低消費電力化または低
ノイズ化が優先される場合は、搭載しているレギュレー
タを動作させ、またCPUでの高速データ処理を優先す
る場合は搭載しているレギュレータの動作を停止させて
いる。
【0004】従来、このようなレギュレータの動作また
は停止を設定する例として、特開平5−108193号
公報例に開示されている制御用レジスタを設けた構成や
専用に外部端子を設けた構成が知られている。
【0005】図4に示す例は、制御用レジスタを設けた
構成例であり、クロック信号入力端子に入力されたクロ
ック信号を、分周回路41が動作制御信号で分周したシ
ステムクロック信号を生成してCPU42に供給してい
る。CPU42が書き込み制御信号をレジスタ43に出
力する。レジスタ43からの書き込み制御信号が、分周
回路41およびレギュレータ44に出力される。レギュ
レータ44は低消費電力化または低ノイズ化が優先され
る場合は動作し、この反対にCPU42での高速データ
処理を優先する場合はレギュレータ44の動作を停止す
るようにしている。
【0006】なお、このような制御用レジスタを用いて
動作または停止を切り替える構成では、CPUの暴走す
るおそれがある。これは、通常、レギュレータ出力電圧
がCPUや他の周辺回路が動作する最低電圧に設定され
ているためである。即ち、低消費電力化や低ノイズ化の
ために、可能な限り内部電源電圧を低下させている。例
えば、CPU動作によってレギュレータの動作または停
止を切り替える場合、停止状態から動作状態に遷移する
過渡状態において、レギュレータの出力電圧が不安定に
なるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記した従
来例では、レギュレータの動作または停止を切り替える
場合に出力電圧が不安定になることがある。そのためレ
ギュレータの出力電圧をCPU、周辺回路の最低動作電
圧に設定していると、レギュレータ電圧が、その最低電
圧を下回ってしまう場合がある。この場合、CPUが暴
走することがある。この暴走を回避するために、レギュ
レータの設定電圧を、CPUおよび周辺回路の最低動作
電圧より多少高く設定して、マージンを有した設計を行
う必要がある。
【0008】また専用端子を設けてレギュレータの動作
または停止を切り替える構成では、上記説明のような過
渡的な電圧低下の問題は回避できるが、ユーザが使用可
能な接続端子の本数が少なくなることから、多機能化を
求められているマイクロコンピュータ装置としては極め
て使用し難い状態になってしまう。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、外部電源端子に印加される電圧を低下して内部
回路に供給する定電圧出力回路の動作または停止の切り
替えが、リセット入力端子に入力するリセット信号のア
クティブレベル幅の長短で制御できるようになり、レギ
ュレータ動作または停止時にも出力電圧が低下せずに、
低消費電流化及び低ノイズ化が可能になるとともに、C
PUが暴走するおそれがなくなり、且つ、ユーザ使用可
能な端子を減らすことなく定電圧出力回路の動作制御が
できるマイクロコンピュータ装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマイクロコンピュータ装置では、電源端子
に印加した電圧を降圧して内部回路に供給し、且つ、制
御信号により動作または停止を切り替える定電圧出力手
段と、入力されるリセット信号がインアクティブ時に停
止し、且つ、アクティブ時にクロック端子からのクロッ
ク信号でカウント動作を開始する計数手段と、前記計数
手段がカウントした所定ビット信号とリセット信号のア
クティブレベル幅を判定した結果の動作制御信号を前記
定電圧出力手段へ出力して動作または停止を制御するた
めのパルス幅判定手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また本発明では前記計数手段を、リセット
信号の入力中に発振回路の安定時間を確保するために、
オーバフロー信号発生により発振安定時間の経過が、中
央演算装置を含む周辺回路に示される発振安定用カウン
タと兼用したことを特徴とする。
【0012】さらに本発明は前記計数手段でカウントす
る所定ビット数信号が、少なくとも2ビットであること
を特徴とし、前記入力されるリセット信号のノイズを除
去してパルス幅判定手段へ出力するノイズ除去手段をさ
らに備えることを特徴とする。
【0013】また本発明は前記パルス幅判定手段が、リ
セット信号の立ち下がりを検出したラッチ初期化信号を
出力する立ち下がりエッジ検出回路と、計数手段からの
最上位ビットの立ち上がりによりセットされ、且つ、前
記立ち下がりエッジ検出回路からのラッチ初期化信号で
リセットされてタイマOVF信号を出力する一方のラッ
チ回路と、前記一方のラッチ回路からのタイマOVF信
号と計数手段からの最上位ビット以外の任意ビットとの
論理積処理の立ち上がりでセットされ、且つ、前記立ち
下がりエッジ検出回路からのラッチ初期化信号でリセッ
トされた動作制御信号を定電圧出力手段へ出力する他方
のラッチ回路と、前記一方のラッチ回路からのタイマO
VF信号と計数手段からの最上位ビット以外の任意ビッ
トとの論理積信号を、前記他方のラッチ回路へ出力する
AND回路とを備えることを特徴とする。
【0014】さらに本発明は前記リセット信号のアクテ
ィブレベル幅を判定した結果の動作制御信号が、定電圧
出力手段を動作状態にするものであり、且つ、このリセ
ット信号のアクティブレベル幅が、最上位ビットセット
時間と最上位以外の任意ビットセット時間との加算値よ
り小さい値であることを特徴とする。
【0015】また本発明は前記リセット信号のアクティ
ブレベル幅を判定した結果の動作制御信号が、定電圧出
力手段を動作状態にするものであり、且つ、このリセッ
ト信号のアクティブレベル幅が、最上位ビットセット時
間と最上位以外の任意ビットセット時間との加算値より
大きい値であることを特徴とする。
【0016】このような発明のマイクロコンピュータ装
置では、リセット信号入力端子に入力するリセット信号
のアクティブレベル幅によって、定電圧出力回路の動作
または停止を、切り替えているため、従来例のようにC
PUの命令実行で定電圧出力回路に対する動作制御用レ
ジスタにデータを設定せずに定電圧出力回路の動作また
は停止の切り替えが出来るようになる。
【0017】また切り替えタイミングでは、CPUや他
の周辺回路が動作しておらず、即ち、リセット信号の入
力中であるため切り替えの過渡状態で瞬間的に定電圧出
力回路の出力電圧が低下した場合でも、CPUが暴走す
るおそれがなくなる。
【0018】さらに定電圧出力回路の出力電圧をCPU
および周辺回路が動作できる最低電圧に設定できるた
め、従来のマイクロコンピュータ装置に比較して低消費
電流化、低ノイズ化を図ることができる。
【0019】また定電圧出力回路に対する動作制御用端
子を設ける必要がなく、外部端子が他の機能設定用の端
子として有効に活用できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0021】図1は、この発明のマイクロコンピュータ
装置の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0022】このマイクロコンピュータ装置は、クロッ
クゼネレータなどからのクロック信号が入力されるクロ
ック入力端子T1と、リセット信号が入力されるリセッ
ト信号入力端子T2と、外部電源電圧が印加される外部
電源端子T3とを有している。さらに動作制御信号27
で動作または停止の制御が可能なレギュレータ1と、内
部リセット信号22でカウント開始または停止クリアの
制御が可能なカウンタ(計数手段)2と、リセット信号
入力端子T2からのリセット信号21のノイズを除去し
た内部リセット信号22を出力するノイズ除去回路7と
を有している。またカウンタ2でのカウントにおける最
上位ビットであるmビット信号29と最上位ビット以外
の任意ビットであるnビット信号28とを入力してリセ
ット信号21のアクティブレベル幅を検出するパルス幅
判定回路31を有している。
【0023】図1中のパルス幅判定回路31は、ノイズ
除去回路7が出力する内部リセット信号22の立ち下が
り(後縁)を検出したパルス状のラッチ初期化信号23
を出力する立ち下がりエッジ検出回路8と、カウンタ2
からのmビット信号29の立ち上がりでセット(ハイレ
ベル)され、且つ、ラッチ初期化信号23でリセット
(ローレベル)され、この処理出力のタイマOVF信号
を出力するラッチ回路3とを有している。
【0024】さらにパルス幅判定回路31は、ラッチ回
路3からのタイマOVF信号26とnビット信号28と
の論理積処理の立ち上がりでセット(ハイレベル)さ
れ、且つ、ラッチ初期化信号23でリセット(ローレベ
ル)されて生成した動作制御信号27をレギュレータ1
へ出力するラッチ回路4と、ラッチ回路3からのタイマ
OVF信号26とnビット信号28との論理積信号をラ
ッチ回路4に出力するAND回路5とで構成されてい
る。
【0025】なお、マイクロコンピュータ装置は通常C
PUや周辺回路などのユニットを内蔵しているが、これ
らのユニットについては、その構成および以下での説明
を省略する。
【0026】以下、この実施形態の動作について説明す
る。
【0027】まず、図1の各部の動作を説明する。
【0028】レギュレータ1はパルス幅判定回路31が
出力する動作制御信号27により動作し、または停止す
る。レギュレータ1には動作時に外部電源端子T3に印
加された外部電源電圧20が入力され、ここで低下した
内部電源電圧30をCPUおよび周辺回路(図示せず)
へ印加する。またレギュレータ1の停止時には、外部電
源電圧20を低下しない内部電源電圧30を供給する。
【0029】カウンタ2はノイズ除去回路7の出力であ
る内部リセット信号22でカウント開始または停止クリ
アの制御が行われる。このカウント開始時はクロック入
力端子T1に入力されるクロック信号24でカウントア
ップを行い、また停止クリア時はカウンタ2を初期化し
てカウントアップを停止する。カウンタ2は、カウント
した最上位ビット情報のmビット信号29をパルス幅判
定回路31に出力する。またカウンタ2の最上位ビット
以外の任意ビット(1ビット)情報のnビット信号28
をパルス幅判定回路31に出力する。
【0030】ノイズ除去回路7はリセット信号入力端子
T2に入力されるリセット信号21が入力され、ここで
ノイズ除去を行った後の内部リセット信号22を、カウ
ンタ2、パルス幅判定回路31,CPUおよび周辺回路
(図示せず)に出力する。
【0031】パルス幅判定回路31にはカウンタ2から
mビット信号29およびnビット信号28が入力され、
ノイズ除去回路7から内部リセット信号22が入力され
る。これらのmビット信号29,nビット信号28およ
び内部リセット信号22からタイマOVF信号26およ
び動作制御信号27を生成して、ラッチ回路3からタイ
マOVF信号26を出力し、且つ、ラッチ回路4から動
作制御信号27をレギュレータ1へ出力する。
【0032】このタイマOVF信号26をCPUおよび
周辺回路(図示せず)に出力し、また動作制御信号27
をレギュレータ1に出力する。
【0033】次に、全体動作について説明する。
【0034】リセット信号入力端子T2に入力されるリ
セット信号21がアクティブになり、ノイズ除去回路7
でノイズが除去された内部リセット信号22がローレベ
ルになるとカウンタ2が動作を開始する。次に、リセッ
ト信号21がインアクティブになり内部リセット信号2
2がハイレベルになると、カウンタ2のカウント動作が
停止する。パルス幅判定回路31はカウンタ2のカウン
ト情報からリセット信号21のアクティブレベル幅を判
定し、その結果に基づいた動作制御信号27を出力す
る。レギュレータ1は動作制御信号27により動作また
は停止を切り替える。即ち、リセット信号21のアクテ
ィブレベル幅でレギュレータ1の動作制御が行われる。
【0035】パルス幅判定回路31では、立ち下がりエ
ッジ検出回路8に内部リセット信号22が入力される。
この内部リセット信号22の立ち下がり(後縁)をエッ
ジ検出回路8が検出するとパルス状のラッチ初期化信号
23をラッチ回路3,4に出力する。ラッチ回路3はm
ビット信号29の立ち上がりでセット(ハイレベル)さ
れ、またラッチ初期化信号23でリセット(ローレベ
ル)される。この処理出力がタイマOVF信号となる。
ラッチ回路4は、タイマOVF信号26とnビット信号
28との論理積処理によるAND回路5の立ち上がりに
よりセット(ハイレベル)され、またラッチ初期化信号
23でリセット(ローレベル)される。この出力が動作
制御信号27となる。
【0036】従って、レギュレータ1の動作または停止
を制御する場合、専用の制御端子を備える必要がなくな
る。さらに図示しないCPU(マイクロコンピュータ装
置内部にある中央処理装置)が、従来例で説明したよう
な命令実行によりレギュレータ動作制御用のレジスタに
値を設定する処理などが不要になる。
【0037】以下、上記動作の要部を詳細に説明する。
【0038】図2はレギュレータ1の動作状態のタイミ
ングチャートである。
【0039】レギュレータ1の動作または停止は、リセ
ット信号21のアクティブレベル幅で行うため、リセッ
ト信号21のアクティブ(ローレベル)以後からの動作
について説明する。
【0040】リセット信号21がアクティブ(ローレベ
ル)になるとノイズ除去回路7での遅延を経て内部リセ
ット信号22がアクティブ(ローレベル)になる。内部
リセット信号22がアクティブ(ローレベル)になる
と、カウンタ2がクロック信号24によりカウントアッ
プを開始するとともに、パルス幅判定回路31の立ち下
がりエッジ検出回路8がパルス状のラッチ初期化信号2
3を出力する。
【0041】ラッチ初期化信号23が出力されると、ラ
ッチ回路3およびラッチ回路4は出力をクリア(ローレ
ベル)するため、タイマOVF信号26と動作制御信号
27はローレベルになる。その後カウンタ2がカウント
アップしてnビット信号28がハイレベルになる。
【0042】この処理時点では、まだmビット信号29
はローレベルであるので、AND回路5の出力もローレ
ベルとなりラッチ回路4の出力はセットされない。さら
にカウンタ2がカウントを続けてmビット信号29がハ
イレベルになると、ラッチ回路3がセットされタイマO
VF26がハイレベルになる。これによりAND回路5
の一方の入力がハイレベルになる。
【0043】ラッチ回路3がセットされるタイミングで
はnビット信号28がローレベルである。さらにカウン
トアップすると再びnビット信号28がハイレベルにな
り、AND回路5出力がハイレベルとなるためラッチ回
路4がセットされる。
【0044】これにより動作制御信号27はハイレベル
になりレギュレータ1が動作状態になる。このように、
タイマOVF信号26がハイレベルになった後、nビッ
ト信号28がハイレベルになるまで内部リセット信号2
2がローレベルである場合、レギュレータ1は動作状態
になる。
【0045】図3はレギュレータ1の停止状態のタイミ
ングチャートである。
【0046】リセット信号21にローレベルが入力して
からカウンタ2がカウントアップし、mビット信号29
がハイレベルになりタイマOVF信号26がセットされ
るまでは、上記のレギュレータ1の動作と同様であり、
その説明を省略する。
【0047】タイマOVF信号26がセットした後のn
ビット信号28がハイレベルになる前に内部リセット信
号22がインアクティブレベル(ハイレベル)に変化す
る。この場合、動作制御信号27はローレベルの状態の
ままとなり、レギュレータ1は停止状態となる。
【0048】このようにリセット信号入力端子T2に入
力するリセット信号21のアクティブレベル幅の長短に
よって、レギュレータ1の動作または停止が制御され
る。ここでリセット信号21のアクティブレベル幅とし
ては、レギュレータ1を動作状態にする場合は、「mビ
ット信号29セット時間+nビット信号28セット時間
<アクティブレベル幅」の条件となる。
【0049】またレギュレータ1を停止状態にする場合
は、「アクティブレベル幅<mビット信号29セット時
間+nビット信号28セット時間」の条件となる。
【0050】具体的にカウンタ2を8ビットで構成し、
nビットを6ビットに割り当て、且つ、クロック信号2
4の入力周波数を1MHzとした場合、レギュレータ1
を動作状態にするリセット信号21のアクティブレベル
幅は数1で得られる。この場合、アクティブレベル幅は
160μs以上となる。 mビット信号29セット時間=1μs×128カウント nビット信号28セット時間=1μs×32カウント
【0051】
【数1】 (1μs×128)+(1μs×32)=160μs なお、上記実施形態でのカウンタ2は、単にレギュレー
タ1の動作または停止を制御する動作制御信号27を生
成するためのカウンタであるが、このカウンタは従来の
マイクロコンピュータ装置に内蔵している発振安定用カ
ウンタで代用することができる。この発振安定用カウン
タはリセット信号入力中に発振回路の安定時間を確保す
るためのカウンタであり、カウンタのオーバフロー信号
発生により発振安定時間の経過をCPUおよび他の周辺
回路に通知するための周知の回路である。
【0052】このように発振安定用カウンタを、この実
施形態のカウンタ2と兼用した場合、レギュレータ1の
動作または停止指定を行うリセット信号21のアクティ
ブレベル幅は以下のようになる。リセット信号21は必
ず発振安定時間以上アクティブレベルを入力する必要が
ある。レギュレータ1を動作状態にする場合、「mビッ
ト信号29セット時間+nビット信号28セット時間<
アクティブレベル幅」の条件であり、またレギュレータ
1を停止状態にする場合、「mビット信号29セット時
間<アクティブレベル幅<mビット信号29セット時間
+nビット信号28セット時間」の条件である。
【0053】上記の具体例では、レギュレータ1動作指
定時に、160μs以上のアクティブレベル幅を入力す
る。またレギュレータ1停止指定時は、128μs以上
160μs未満のアクティブレベル幅を入力する。両者
のアクティブレベル幅の差はnビット信号28のビット
位置により変更でき、またアクティブレベル幅の絶対値
を変更する時はカウンタ2のビット数を増加または減少
させることで対応できるため、外部のリセット信号出力
部(図示せず)の規格に合わせて任意の設計が可能にな
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、リセット信号入力端子に入力するリセット信号のア
クティブレベル幅によって、定電圧出力回路の動作また
は停止を切り替えている。これによってレギュレータ動
作または停止時にも出力電圧が低下せずに、低消費電流
化、低ノイズ化が可能になるとともに、CPUが暴走す
る恐れがなくなり、且つ、ユーザが使用可能な接続端子
を減らすことなく定電圧出力回路の動作制御ができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマイクロコンピュータ装置の実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態においてレギュレータの動作状態のタ
イミングチャートである。
【図3】実施形態においてレギュレータの停止状態のタ
イミングチャートである。
【図4】従来例のマイクロコンピュータ装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 レギュレータ 2 カウンタ 3,4 ラッチ回路 5 AND回路 7 ノイズ除去回路 8 エッジ検出回路 20 外部電源電圧 21 リセット信号 22 内部リセット信号 26 タイマOVF信号 27 動作制御信号 31 パルス幅判定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子に印加した電圧を降圧して内部
    回路に供給し、且つ、制御信号により動作または停止を
    切り替える定電圧出力手段と、 入力されるリセット信号がインアクティブ時に停止し、
    且つ、アクティブ時にクロック端子からのクロック信号
    でカウント動作を開始する計数手段と、 前記計数手段がカウントした所定ビット数信号とリセッ
    ト信号のアクティブレベル幅を判定した結果の動作制御
    信号を前記定電圧出力手段へ出力して動作または停止を
    制御するためのパルス幅判定手段と、 を備えることを特徴とするマイクロコンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のマイクロコンピュー
    タ装置において、 計数手段を、リセット信号の入力中に発振回路の安定時
    間を確保するために、オーバフロー信号発生により発振
    安定時間の経過が、中央演算装置を含む周辺回路に示さ
    れる発振安定用カウンタと兼用したことを特徴とするマ
    イクロコンピュータ装置。
  3. 【請求項3】 前記計数手段でカウントする所定ビット
    数信号が、少なくとも2ビットであることを特徴とする
    請求項1記載のマイクロコンピュータ装置。
  4. 【請求項4】 前記入力されるリセット信号のノイズを
    除去してパルス幅判定手段へ出力するノイズ除去手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    コンピュータ装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス幅判定手段が、 リセット信号の立ち下がりを検出したラッチ初期化信号
    を出力する立ち下がりエッジ検出回路と、 計数手段からの最上位ビットの立ち上がりによりセット
    され、且つ、前記立ち下がりエッジ検出回路からのラッ
    チ初期化信号でリセットされてタイマOVF信号を出力
    する一方のラッチ回路と、 前記一方のラッチ回路からのタイマOVF信号と計数手
    段からの最上位ビット以外の任意ビットとの論理積処理
    の立ち上がりでセットされ、且つ、前記立ち下がりエッ
    ジ検出回路からのラッチ初期化信号でリセットされた動
    作制御信号を定電圧出力手段へ出力する他方のラッチ回
    路と、 前記一方のラッチ回路からのタイマOVF信号と前記計
    数手段からの最上位ビット以外の任意ビットとの論理積
    信号を、前記他方のラッチ回路へ出力するAND回路
    と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のマイクロコン
    ピュータ装置。
  6. 【請求項6】 前記リセット信号のアクティブレベル幅
    を判定した結果の動作制御信号が、定電圧出力手段を動
    作状態にするものであり、且つ、このリセット信号のア
    クティブレベル幅が、最上位ビットセット時間と最上位
    以外の任意ビットセット時間との加算値より小さい値で
    あることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュ
    ータ装置。
  7. 【請求項7】 前記リセット信号のアクティブレベル幅
    を判定した結果の動作制御信号が、定電圧出力手段を動
    作状態にするものであり、且つ、このリセット信号のア
    クティブレベル幅が、最上位ビットセット時間と最上位
    以外の任意ビットセット時間との加算値より大きい値で
    あることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュ
    ータ装置。
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