JPH11325165A - 制御エンジンマウント - Google Patents
制御エンジンマウントInfo
- Publication number
- JPH11325165A JPH11325165A JP12981498A JP12981498A JPH11325165A JP H11325165 A JPH11325165 A JP H11325165A JP 12981498 A JP12981498 A JP 12981498A JP 12981498 A JP12981498 A JP 12981498A JP H11325165 A JPH11325165 A JP H11325165A
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- JP
- Japan
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- engine
- vehicle body
- control
- vehicle
- damping force
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンによる車体のロール挙動への影響を
抑制する。 【解決手段】 エンジン2の車両左右方向の各端部を制
御エンジンマウント3a・3bを用いて支持すると共
に、エンジン2における上記各制御エンジンマウント近
傍にエンジン上下加速度センサ6a・6bを、車体5の
左右端部におけるエンジン2近傍の各位置に車体上下加
速度センサ7a・7bを取り付ける。各加速度値を積分
処理して、車体上下方向絶対速度XB′と、エンジン上
下方向絶対速度XE′とを算出し、XB′(XE′−X
B′)の値が0以上の場合には加振力または最小減衰力
を発生させる制御を行い、XB′(XE′−XB′)の値
が負の場合には減衰力を発生させる制御を行う。車体の
ロール挙動を抑制するように減衰力を発生させるのに好
適な位置に制御エンジンマウントを配設しており、エン
ジンによる車体のロール挙動に及ぼす影響を極力小さく
することができる。
抑制する。 【解決手段】 エンジン2の車両左右方向の各端部を制
御エンジンマウント3a・3bを用いて支持すると共
に、エンジン2における上記各制御エンジンマウント近
傍にエンジン上下加速度センサ6a・6bを、車体5の
左右端部におけるエンジン2近傍の各位置に車体上下加
速度センサ7a・7bを取り付ける。各加速度値を積分
処理して、車体上下方向絶対速度XB′と、エンジン上
下方向絶対速度XE′とを算出し、XB′(XE′−X
B′)の値が0以上の場合には加振力または最小減衰力
を発生させる制御を行い、XB′(XE′−XB′)の値
が負の場合には減衰力を発生させる制御を行う。車体の
ロール挙動を抑制するように減衰力を発生させるのに好
適な位置に制御エンジンマウントを配設しており、エン
ジンによる車体のロール挙動に及ぼす影響を極力小さく
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の制御エン
ジンマウントにおける車体振動に及ぼす影響を低減する
のに適するエンジン振動低減マウント配置及びその制御
方法に関するものである。
ジンマウントにおける車体振動に及ぼす影響を低減する
のに適するエンジン振動低減マウント配置及びその制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを車体に連結する制御エ
ンジンマウントにおいて、エンジンによる車体振動への
影響を低減するために種々の構造が提案されている。た
とえば「社団法人 自動車技術会 学術講演会前刷集95
2 1995-5」に記載されているものは、エンジンマウン
トに液封した内外筒タイプのものを用い、液の流れを選
択的に規制するオリフィスを設けたロータリバルブをモ
ータアクチュエータにより駆動制御するようにした電子
制御エンジンマウントを用いて、エンジン回転数及び車
速の各検出値によりアイドリング状態か走行状態かを判
別し、電子制御エンジンマウントの特性としての動ばね
剛性やロスファクタ(減衰性能)を切り替えるようにし
ている。
ンジンマウントにおいて、エンジンによる車体振動への
影響を低減するために種々の構造が提案されている。た
とえば「社団法人 自動車技術会 学術講演会前刷集95
2 1995-5」に記載されているものは、エンジンマウン
トに液封した内外筒タイプのものを用い、液の流れを選
択的に規制するオリフィスを設けたロータリバルブをモ
ータアクチュエータにより駆動制御するようにした電子
制御エンジンマウントを用いて、エンジン回転数及び車
速の各検出値によりアイドリング状態か走行状態かを判
別し、電子制御エンジンマウントの特性としての動ばね
剛性やロスファクタ(減衰性能)を切り替えるようにし
ている。
【0003】また、エンジンを防振しつつ車体により支
持するべく、エンジン及び車体間に介在する支持弾性体
によって流体室を画成し、その流体室内の隔壁の一部を
可動部材で形成し、その可動部材をアクチュエータで変
位させて流体室の容積を積極的に変化させ、能動的な支
持力を発生させる流体封入式の防振支持装置を設け、全
周波数領域における車体側の振動を正確に認識できるよ
うにして、良好な防振機能が発揮されるようにしたもの
がある。
持するべく、エンジン及び車体間に介在する支持弾性体
によって流体室を画成し、その流体室内の隔壁の一部を
可動部材で形成し、その可動部材をアクチュエータで変
位させて流体室の容積を積極的に変化させ、能動的な支
持力を発生させる流体封入式の防振支持装置を設け、全
周波数領域における車体側の振動を正確に認識できるよ
うにして、良好な防振機能が発揮されるようにしたもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子制御エンジンマウントの特性を切り替えるシステムに
あっては、エンジン及びトランスミッションからなるパ
ワープラントを支持する電子制御エンジンマウントが車
両前後方向の車体中心線上近傍に配置されているため、
片輪入力あるいは左右輪間において位相差を生じた入力
などによって起きる車体のロール挙動及びエンジンのピ
ッチング(横置きエンジンにおける車体のロールに対
応)に対しては、有効に機能しないという問題がある。
子制御エンジンマウントの特性を切り替えるシステムに
あっては、エンジン及びトランスミッションからなるパ
ワープラントを支持する電子制御エンジンマウントが車
両前後方向の車体中心線上近傍に配置されているため、
片輪入力あるいは左右輪間において位相差を生じた入力
などによって起きる車体のロール挙動及びエンジンのピ
ッチング(横置きエンジンにおける車体のロールに対
応)に対しては、有効に機能しないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、エンジンによる車体のロール挙動への影響を抑制す
ることを実現するために、本発明に於いては、車両にお
けるエンジンの車体左右方向に対応する両端部を、制御
信号により減衰力を変化可能にした減衰力可変デバイス
をそれぞれ介して支持し、前記減衰力可変デバイスを車
体のロール挙動を抑制するように制御するものとした。
特に、前記エンジンにおける前記車体を基準とした左右
に対応する各位置の上下方向絶対速度をそれぞれ検出す
るためのエンジン上下方向絶対速度検出手段と、前記車
体における左右に対応する各位置の上下方向絶対速度を
それぞれ検出するための車体上下方向絶対速度検出手段
とを設け、前記各検出手段による検出値に基づいて左右
の前記減衰力可変デバイスをそれぞれ別個に制御すると
良い。
て、エンジンによる車体のロール挙動への影響を抑制す
ることを実現するために、本発明に於いては、車両にお
けるエンジンの車体左右方向に対応する両端部を、制御
信号により減衰力を変化可能にした減衰力可変デバイス
をそれぞれ介して支持し、前記減衰力可変デバイスを車
体のロール挙動を抑制するように制御するものとした。
特に、前記エンジンにおける前記車体を基準とした左右
に対応する各位置の上下方向絶対速度をそれぞれ検出す
るためのエンジン上下方向絶対速度検出手段と、前記車
体における左右に対応する各位置の上下方向絶対速度を
それぞれ検出するための車体上下方向絶対速度検出手段
とを設け、前記各検出手段による検出値に基づいて左右
の前記減衰力可変デバイスをそれぞれ別個に制御すると
良い。
【0006】このように、エンジンにおける車体基準の
左右に対応する位置に減衰力可変デバイスを配設するこ
とにより、車体のロール挙動を抑制するように減衰力を
発生させるのに好適な位置に減衰力可変デバイスが位置
するため、エンジンによる車体のロール挙動に及ぼす影
響を極力小さくすることができる。また、エンジンにお
ける車体を基準とした左右に対応する各位置に、エンジ
ン上下方向絶対速度検出手段と車体上下方向絶対速度検
出手段とをそれぞれ設けることにより、減衰力可変デバ
イスを適正に制御することができる。
左右に対応する位置に減衰力可変デバイスを配設するこ
とにより、車体のロール挙動を抑制するように減衰力を
発生させるのに好適な位置に減衰力可変デバイスが位置
するため、エンジンによる車体のロール挙動に及ぼす影
響を極力小さくすることができる。また、エンジンにお
ける車体を基準とした左右に対応する各位置に、エンジ
ン上下方向絶対速度検出手段と車体上下方向絶対速度検
出手段とをそれぞれ設けることにより、減衰力可変デバ
イスを適正に制御することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0008】図1は、本発明が適用された横置きエンジ
ン搭載車におけるエンジンルームの模式的レイアウト図
であり、図における上下方向が車両の前後方向に相当
し、図における左右方向が車両の左右方向に相当する。
本実施の形態にあっては、上記したように横置きエンジ
ン搭載車であり、エンジンルーム1内にクランク軸を車
両左右方向に向けたエンジン2が配設されている。な
お、本実施の形態におけるエンジン2の場合には、変速
機や補機などを一体化されたパワープラントとして考え
るものとする。
ン搭載車におけるエンジンルームの模式的レイアウト図
であり、図における上下方向が車両の前後方向に相当
し、図における左右方向が車両の左右方向に相当する。
本実施の形態にあっては、上記したように横置きエンジ
ン搭載車であり、エンジンルーム1内にクランク軸を車
両左右方向に向けたエンジン2が配設されている。な
お、本実施の形態におけるエンジン2の場合には、変速
機や補機などを一体化されたパワープラントとして考え
るものとする。
【0009】上記エンジン2の車両に対するマウント位
置は、車両前後方向の各端部と車両左右方向の各端部と
の計4箇所であり、エンジン2の車両左右方向(クラン
ク軸の軸線方向)の各端部を支持する部分には、減衰力
可変デバイスとしての制御エンジンマウント3a・3b
を用いている。なお、エンジン2の車両前後方向(クラ
ンク軸に直交する方向)の各端部を支持する部分にはラ
バー製の補助マウント4を用いている。
置は、車両前後方向の各端部と車両左右方向の各端部と
の計4箇所であり、エンジン2の車両左右方向(クラン
ク軸の軸線方向)の各端部を支持する部分には、減衰力
可変デバイスとしての制御エンジンマウント3a・3b
を用いている。なお、エンジン2の車両前後方向(クラ
ンク軸に直交する方向)の各端部を支持する部分にはラ
バー製の補助マウント4を用いている。
【0010】制御エンジンマウント3a・3bは、従来
例で示したように液体封入式マウントにおいて加振時の
液体の流れをオリフィス径の違いで制御するようにし、
そのオリフィス径の変化を電子制御するようにした電子
制御エンジンマウントであって良い。また、エンジン2
における上記各制御エンジンマウント3a・3b近傍の
各位置にエンジン上下加速度センサ6a・6bが取り付
けられていると共に、車体5の左右端部におけるエンジ
ン2近傍の各位置に車体上下加速度センサ7a・7bが
取り付けられている。それら各加速度センサ6a・6b
・7a・7bからの各検出信号が制御ユニット8に入力
し、制御ユニット8では、制御エンジンマウント3a・
3bに対して、上記各検出信号を制御パラメータとして
制御値を算出して出力する。
例で示したように液体封入式マウントにおいて加振時の
液体の流れをオリフィス径の違いで制御するようにし、
そのオリフィス径の変化を電子制御するようにした電子
制御エンジンマウントであって良い。また、エンジン2
における上記各制御エンジンマウント3a・3b近傍の
各位置にエンジン上下加速度センサ6a・6bが取り付
けられていると共に、車体5の左右端部におけるエンジ
ン2近傍の各位置に車体上下加速度センサ7a・7bが
取り付けられている。それら各加速度センサ6a・6b
・7a・7bからの各検出信号が制御ユニット8に入力
し、制御ユニット8では、制御エンジンマウント3a・
3bに対して、上記各検出信号を制御パラメータとして
制御値を算出して出力する。
【0011】次に、本実施の形態における制御エンジン
マウント3a・3bの機能を、図2を参照して以下に示
す。図2では、X軸を制御エンジンマウント3a・3b
の変位(伸び縮み)速度(エンジンと車体との上下方向
相対速度)とし、Y軸を車体5の鉛直(上下)方向絶対
速度としている。変位速度が伸び方向でありかつ車体絶
対速度が上向きの場合には加振力(伸び方向への力)ま
たは取り得る最小の減衰力(縮み方向への力)を設定す
る制御を行い、それとは逆に変位速度が縮み方向であり
かつ車体絶対速度が下向きの場合には加振力(縮み方向
への力)または取り得る最小の減衰力(伸び方向への
力)を設定する制御を行うようにする。また、変位速度
が伸び方向でありかつ車体絶対速度が下向きの場合には
減衰力(縮み方向への力)を設定する制御を行い、それ
とは逆に変位速度が縮み方向でありかつ車体絶対速度が
上向きの場合には減衰力(伸び方向への力)を設定する
制御を行うようにする。
マウント3a・3bの機能を、図2を参照して以下に示
す。図2では、X軸を制御エンジンマウント3a・3b
の変位(伸び縮み)速度(エンジンと車体との上下方向
相対速度)とし、Y軸を車体5の鉛直(上下)方向絶対
速度としている。変位速度が伸び方向でありかつ車体絶
対速度が上向きの場合には加振力(伸び方向への力)ま
たは取り得る最小の減衰力(縮み方向への力)を設定す
る制御を行い、それとは逆に変位速度が縮み方向であり
かつ車体絶対速度が下向きの場合には加振力(縮み方向
への力)または取り得る最小の減衰力(伸び方向への
力)を設定する制御を行うようにする。また、変位速度
が伸び方向でありかつ車体絶対速度が下向きの場合には
減衰力(縮み方向への力)を設定する制御を行い、それ
とは逆に変位速度が縮み方向でありかつ車体絶対速度が
上向きの場合には減衰力(伸び方向への力)を設定する
制御を行うようにする。
【0012】このように構成された本装置の制御要領を
図3のフロー図を参照して以下に示す。図3の第1ステ
ップST1では、車体上下加速度センサ7a・7bによ
り車体上下方向加速度を検出すると共にエンジン上下加
速度センサ6a・6bによりエンジン上下方向加速度を
検出する。次の第2ステップST2では、第1ステップ
ST1で検出した各加速度値を積分処理して、車体5の
上下方向についての絶対速度XB′と、エンジン2の上
下方向についての絶対速度XE′とを算出する。
図3のフロー図を参照して以下に示す。図3の第1ステ
ップST1では、車体上下加速度センサ7a・7bによ
り車体上下方向加速度を検出すると共にエンジン上下加
速度センサ6a・6bによりエンジン上下方向加速度を
検出する。次の第2ステップST2では、第1ステップ
ST1で検出した各加速度値を積分処理して、車体5の
上下方向についての絶対速度XB′と、エンジン2の上
下方向についての絶対速度XE′とを算出する。
【0013】第3ステップST3では、制御エンジンマ
ウント3a・3bの制御方法を第2ステップST2で求
めた各絶対速度XB′・XE′を用いた式「XB′(XE′
−XB′)」に基づいて判断する。すなわち、XB′(X
E′−XB′)の値が0以上である場合には第4ステップ
ST4に進み、その第4ステップST4では図2で示し
た第1または第3象限における加振力または最小減衰力
を発生させる制御を行い、XB′(XE′−XB′)の値
が負の場合には第5ステップST5に進み、その第5ス
テップST5では図2で示した第2または第4象限にお
ける減衰力を発生させる制御を行う。そして、第1ステ
ップST1に戻り、上記制御サイクルを繰り返すが、こ
の制御を各制御エンジンマウント3a・3b別に独立し
て行う。
ウント3a・3bの制御方法を第2ステップST2で求
めた各絶対速度XB′・XE′を用いた式「XB′(XE′
−XB′)」に基づいて判断する。すなわち、XB′(X
E′−XB′)の値が0以上である場合には第4ステップ
ST4に進み、その第4ステップST4では図2で示し
た第1または第3象限における加振力または最小減衰力
を発生させる制御を行い、XB′(XE′−XB′)の値
が負の場合には第5ステップST5に進み、その第5ス
テップST5では図2で示した第2または第4象限にお
ける減衰力を発生させる制御を行う。そして、第1ステ
ップST1に戻り、上記制御サイクルを繰り返すが、こ
の制御を各制御エンジンマウント3a・3b別に独立し
て行う。
【0014】このように、第1ステップST1で検出さ
れた各検出値に基づいて、第3ステップST3で示した
ようにKarnoppのスカイフック制御またはこれに
準じた制御をもって、左右の車輪(図示せず)を介した
外力の入力に対応させて車体5の左右位置に配設した各
制御エンジンマウント3a・3bをそれぞれ独立して制
御することから、車体5のロール挙動に対して有効な制
振機能を発揮できるようになる。なお、制御エンジンマ
ウント3a・3bの位置は、エンジン2の慣性主軸の近
傍であると良い。
れた各検出値に基づいて、第3ステップST3で示した
ようにKarnoppのスカイフック制御またはこれに
準じた制御をもって、左右の車輪(図示せず)を介した
外力の入力に対応させて車体5の左右位置に配設した各
制御エンジンマウント3a・3bをそれぞれ独立して制
御することから、車体5のロール挙動に対して有効な制
振機能を発揮できるようになる。なお、制御エンジンマ
ウント3a・3bの位置は、エンジン2の慣性主軸の近
傍であると良い。
【0015】また、上記図示例にあっては横置きエンジ
ン搭載車について示したが、本発明は横置きに限るもの
ではなく、縦置きエンジン搭載車にも適用可能である。
その縦置きの場合には、エンジンの重心点近傍を挟んで
エンジンの左右部分(車体の左右に対応する部分)を支
持するように制御エンジンマウントを配置する。制御要
領については横置きエンジン搭載車の場合と同様であっ
て良い。
ン搭載車について示したが、本発明は横置きに限るもの
ではなく、縦置きエンジン搭載車にも適用可能である。
その縦置きの場合には、エンジンの重心点近傍を挟んで
エンジンの左右部分(車体の左右に対応する部分)を支
持するように制御エンジンマウントを配置する。制御要
領については横置きエンジン搭載車の場合と同様であっ
て良い。
【0016】(また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
エンジントルクロールを規制し得る位置に制御エンジン
マウントを配置すると共に、車両の駆動・制動力を検知
・予測する手段を設けることにより、エンジントルクロ
ール挙動を制御することもできるため、加減速時のショ
ックを緩和したり、加速感を向上することもできる。)
エンジントルクロールを規制し得る位置に制御エンジン
マウントを配置すると共に、車両の駆動・制動力を検知
・予測する手段を設けることにより、エンジントルクロ
ール挙動を制御することもできるため、加減速時のショ
ックを緩和したり、加速感を向上することもできる。)
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、エンジンに
おける車体基準の左右に対応する位置に減衰力可変デバ
イスを配設することにより、車体のロール挙動を抑制す
るように減衰力を発生させるのに好適な位置に減衰力可
変デバイスが位置するため、エンジンによる車体のロー
ル挙動に及ぼす影響を極力小さくすることができる。
おける車体基準の左右に対応する位置に減衰力可変デバ
イスを配設することにより、車体のロール挙動を抑制す
るように減衰力を発生させるのに好適な位置に減衰力可
変デバイスが位置するため、エンジンによる車体のロー
ル挙動に及ぼす影響を極力小さくすることができる。
【図1】本発明が適用された横置きエンジン搭載車にお
けるエンジンルームの模式的レイアウト図。
けるエンジンルームの模式的レイアウト図。
【図2】本発明に基づく制御エンジンマウントの制御機
能を示す図。
能を示す図。
【図3】本発明に基づく制御要領を示すフロー図。
1 エンジンルーム 2 エンジン 3a・3b 制御エンジンマウント 4 補助マウント 5 車体 6a・6b エンジン上下加速度センサ 7a・7b 車体上下加速度センサ 8 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福里 司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 車両におけるエンジンの車体左右方向に
対応する両端部を、制御信号により減衰力を変化可能に
した減衰力可変デバイスをそれぞれ介して支持し、前記
減衰力可変デバイスを少なくとも車体ロール挙動を抑制
するように制御することを特徴とする制御エンジンマウ
ント。 - 【請求項2】 前記エンジンにおける前記車体を基準と
した左右に対応する各位置の上下方向絶対速度をそれぞ
れ検出するためのエンジン上下方向絶対速度検出手段
と、前記車体における左右に対応する各位置の上下方向
絶対速度をそれぞれ検出するための車体上下方向絶対速
度検出手段とを設け、前記各検出手段による検出値に基
づいて左右の前記減衰力可変デバイスをそれぞれ別個に
制御することを特徴とする請求項1に記載の制御エンジ
ンマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12981498A JPH11325165A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 制御エンジンマウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12981498A JPH11325165A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 制御エンジンマウント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325165A true JPH11325165A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15018891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12981498A Pending JPH11325165A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 制御エンジンマウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325165A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008136325A1 (ja) | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Bridgestone Corporation | 防振装置 |
DE102007025735A1 (de) * | 2007-06-01 | 2008-12-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Verfahren zur Ansteuerung eines ansteuerbaren Aggregatelagers in einem Kraftfahrzeug |
JP2009126237A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Bridgestone Corp | エンジン制振システム |
JP2009255748A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Bridgestone Corp | エンジン制振システム |
JP2010254098A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | エンジン制振システム |
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CN107310370A (zh) * | 2016-07-07 | 2017-11-03 | 北京京西重工有限公司 | 用于主动传动系悬置的控制系统 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP12981498A patent/JPH11325165A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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