JPH11325005A - 作業機の油圧回路 - Google Patents
作業機の油圧回路Info
- Publication number
- JPH11325005A JPH11325005A JP10135198A JP13519898A JPH11325005A JP H11325005 A JPH11325005 A JP H11325005A JP 10135198 A JP10135198 A JP 10135198A JP 13519898 A JP13519898 A JP 13519898A JP H11325005 A JPH11325005 A JP H11325005A
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- JP
- Japan
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- temperature
- oil
- pump
- actuator
- working machine
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 負荷の変動及び環境温度に関係なく、常に最
適な油温で運転する。 【解決手段】 オイルクーラーライン28に可変容量ポ
ンプ26を用い、アクチュエータ駆動ライン25に温度
センサ29を設け、温度センサ29の検知した作動油の
温度により、可変容量ポンプ26の流量を制御するコン
トローラ30を配設した。したがって、温度センサ29
の検知した作動油の温度tにより、可変容量ポンプ26
の流量Qを制御するから、負荷の変動及び環境温度に関
係なく、常に最適な油温で運転ができ、アクチュエータ
24の性能をあらゆる条件で発揮でき、高効率であり、
エネルギーロスが少ない。また、可変容量ポンプ26の
最大流量を最悪条件に対応するように設定できるから、
作動油温の許容範囲を超えた状態での使用がなくなり、
機器の損傷を防ぐことができる。
適な油温で運転する。 【解決手段】 オイルクーラーライン28に可変容量ポ
ンプ26を用い、アクチュエータ駆動ライン25に温度
センサ29を設け、温度センサ29の検知した作動油の
温度により、可変容量ポンプ26の流量を制御するコン
トローラ30を配設した。したがって、温度センサ29
の検知した作動油の温度tにより、可変容量ポンプ26
の流量Qを制御するから、負荷の変動及び環境温度に関
係なく、常に最適な油温で運転ができ、アクチュエータ
24の性能をあらゆる条件で発揮でき、高効率であり、
エネルギーロスが少ない。また、可変容量ポンプ26の
最大流量を最悪条件に対応するように設定できるから、
作動油温の許容範囲を超えた状態での使用がなくなり、
機器の損傷を防ぐことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ドロップハン
マ、油圧オーガ、チュービングジャッキ等の作業機の油
圧回路に関する。
マ、油圧オーガ、チュービングジャッキ等の作業機の油
圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】これら作業機では、各種のアクチュエー
タを駆動することにより、作動油の温度が上昇するの
で、作動油をオイルクーラーで冷却している。例えば、
図4に示される油圧回路1は、ポンプ2にてアクチュエ
ータ3を駆動するアクチュエータ駆動ライン4と、定容
量ポンプ5を有するオイルクーラーライン6とで構成さ
れ、油温ゲージ7の温度表示により油温スイッチ8を手
動で操作して、オイルクーラーライン6の切換弁9を切
換え、作動油をオイルクーラー10で冷却するようにし
ている。
タを駆動することにより、作動油の温度が上昇するの
で、作動油をオイルクーラーで冷却している。例えば、
図4に示される油圧回路1は、ポンプ2にてアクチュエ
ータ3を駆動するアクチュエータ駆動ライン4と、定容
量ポンプ5を有するオイルクーラーライン6とで構成さ
れ、油温ゲージ7の温度表示により油温スイッチ8を手
動で操作して、オイルクーラーライン6の切換弁9を切
換え、作動油をオイルクーラー10で冷却するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作動油はア
クチュエータの使用状況によって発熱量が大きく変動す
るが、上述の構成では、冷却能力が一定のため、作動油
温が使用状況で異なる。また、外気温が高い時、最大負
荷で長時間運転すると作動油温の許容範囲を超えてしま
う場合もある。しかも、アクチュエータには作動油温に
よって性能が大きく変わるものもあり、アクチュエータ
の性能を限られた温度条件下でしか保証できない。ま
た、最悪条件を想定して冷却系を設計すると、通常使用
時の油温が低くなってしまう。
クチュエータの使用状況によって発熱量が大きく変動す
るが、上述の構成では、冷却能力が一定のため、作動油
温が使用状況で異なる。また、外気温が高い時、最大負
荷で長時間運転すると作動油温の許容範囲を超えてしま
う場合もある。しかも、アクチュエータには作動油温に
よって性能が大きく変わるものもあり、アクチュエータ
の性能を限られた温度条件下でしか保証できない。ま
た、最悪条件を想定して冷却系を設計すると、通常使用
時の油温が低くなってしまう。
【0004】そこで本発明は、負荷の変動及び環境温度
に関係なく、常に最適な油温で運転ができる作業機の油
圧回路を提供することを目的としている。
に関係なく、常に最適な油温で運転ができる作業機の油
圧回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、アクチュエータを駆動するアクチュエ
ータ駆動ラインと、オイルクーラーと、該オイルクーラ
ーに作動油を供給するポンプとを有するオイルクーラー
ラインとで構成される作業機の油圧回路において、前記
ポンプに可変容量ポンプを用い、前記アクチュエータ駆
動ラインに温度センサを設け、該温度センサの検知した
作動油の温度により、前記可変容量ポンプの流量を制御
するコントローラを配設したことを特徴としている。
ため、本発明は、アクチュエータを駆動するアクチュエ
ータ駆動ラインと、オイルクーラーと、該オイルクーラ
ーに作動油を供給するポンプとを有するオイルクーラー
ラインとで構成される作業機の油圧回路において、前記
ポンプに可変容量ポンプを用い、前記アクチュエータ駆
動ラインに温度センサを設け、該温度センサの検知した
作動油の温度により、前記可変容量ポンプの流量を制御
するコントローラを配設したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1乃至図3に
示す実施形態例に基づいて詳細に説明する。作業機の油
圧回路20は、オイルタンク21の作動油を原動機22
にて駆動される定容量ポンプ23によりアクチュエータ
24へ供給してオイルタンク21に循環するアクチュエ
ータ駆動ライン25と、オイルタンク21の作動油を原
動機22にて駆動される可変容量ポンプ26によりオイ
ルクーラー27へ供給してオイルタンク21に循環する
オイルクーラーライン28とで構成されており、前記ア
クチュエータ駆動ライン25には、アクチュエータ24
の下流に作動油の温度tを検知する温度センサ29が設
けられている。
示す実施形態例に基づいて詳細に説明する。作業機の油
圧回路20は、オイルタンク21の作動油を原動機22
にて駆動される定容量ポンプ23によりアクチュエータ
24へ供給してオイルタンク21に循環するアクチュエ
ータ駆動ライン25と、オイルタンク21の作動油を原
動機22にて駆動される可変容量ポンプ26によりオイ
ルクーラー27へ供給してオイルタンク21に循環する
オイルクーラーライン28とで構成されており、前記ア
クチュエータ駆動ライン25には、アクチュエータ24
の下流に作動油の温度tを検知する温度センサ29が設
けられている。
【0007】この油圧回路20には、前記可変容量ポン
プ26の流量を制御するコントローラ30が配設されて
いる。該コントローラ30は、前記温度センサ29から
の配線31と、前記可変容量ポンプ26への配線32と
を有し、温度センサ29が検知した作動油の温度t1に
対応して、最適温度に冷却するのに必要な流量Q1を演
算し、前記可変容量ポンプ26にその流量Q1を吐出す
るよう信号を送る。可変容量ポンプ26は、指令された
流量Q1をオイルクーラー27へ供給する。
プ26の流量を制御するコントローラ30が配設されて
いる。該コントローラ30は、前記温度センサ29から
の配線31と、前記可変容量ポンプ26への配線32と
を有し、温度センサ29が検知した作動油の温度t1に
対応して、最適温度に冷却するのに必要な流量Q1を演
算し、前記可変容量ポンプ26にその流量Q1を吐出す
るよう信号を送る。可変容量ポンプ26は、指令された
流量Q1をオイルクーラー27へ供給する。
【0008】したがって、温度センサ29の検知した作
動油の温度tにより、可変容量ポンプ26の流量Qを制
御するから、負荷の変動及び環境温度に関係なく、常に
最適な油温で運転ができ、アクチュエータ24の性能を
あらゆる条件で発揮でき、高効率であり、エネルギーロ
スが少ない。また、可変容量ポンプ26の最大流量を最
悪条件に対応するように設定できるから、作動油温の許
容範囲を超えた状態での使用がなくなり、原動機やポン
プ、アクチュエータ等の機器の損傷を防ぐことができ
る。
動油の温度tにより、可変容量ポンプ26の流量Qを制
御するから、負荷の変動及び環境温度に関係なく、常に
最適な油温で運転ができ、アクチュエータ24の性能を
あらゆる条件で発揮でき、高効率であり、エネルギーロ
スが少ない。また、可変容量ポンプ26の最大流量を最
悪条件に対応するように設定できるから、作動油温の許
容範囲を超えた状態での使用がなくなり、原動機やポン
プ、アクチュエータ等の機器の損傷を防ぐことができ
る。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の作業機の
油圧回路は、オイルクーラーラインのポンプに可変容量
ポンプを用い、アクチュエータ駆動ラインに温度センサ
を設け、温度センサの検知した作動油の温度により、可
変容量ポンプの流量を制御するコントローラを配設した
ので、負荷の変動及び環境温度に関係なく、常に最適な
作動油の温度で運転ができ、アクチュエータの性能をあ
らゆる条件で発揮でき、高効率であり、エネルギーロス
が少ない。また、可変容量ポンプの最大流量を最悪条件
に対応するように設定できるから、作動油温の許容範囲
を超えた状態での使用がなくなり、原動機やポンプ、ア
クチュエータ等の機器の損傷を防ぐことができる。
油圧回路は、オイルクーラーラインのポンプに可変容量
ポンプを用い、アクチュエータ駆動ラインに温度センサ
を設け、温度センサの検知した作動油の温度により、可
変容量ポンプの流量を制御するコントローラを配設した
ので、負荷の変動及び環境温度に関係なく、常に最適な
作動油の温度で運転ができ、アクチュエータの性能をあ
らゆる条件で発揮でき、高効率であり、エネルギーロス
が少ない。また、可変容量ポンプの最大流量を最悪条件
に対応するように設定できるから、作動油温の許容範囲
を超えた状態での使用がなくなり、原動機やポンプ、ア
クチュエータ等の機器の損傷を防ぐことができる。
【図1】 本発明の一実施形態例を示す作業機の油圧回
路図である。
路図である。
【図2】 コントローラの制御を示すフローチャート図
である。
である。
【図3】 油温と流量の関係を示すグラフ図である。
【図4】 従来の作業機の油圧回路図である。
20…油圧回路、21…オイルタンク、22…原動機、
23…定容量ポンプ、24…アクチュエータ、25…ア
クチュエータ駆動ライン、26…可変容量ポンプ、27
…オイルクーラー、28…オイルクーラーライン、29
…温度センサ、30…コントローラ、t…作動油の温
度、Q…流量
23…定容量ポンプ、24…アクチュエータ、25…ア
クチュエータ駆動ライン、26…可変容量ポンプ、27
…オイルクーラー、28…オイルクーラーライン、29
…温度センサ、30…コントローラ、t…作動油の温
度、Q…流量
Claims (1)
- 【請求項1】 アクチュエータを駆動するアクチュエー
タ駆動ラインと、オイルクーラーと、該オイルクーラー
に作動油を供給するポンプとを有するオイルクーラーラ
インとで構成される作業機の油圧回路において、前記ポ
ンプに可変容量ポンプを用い、前記アクチュエータ駆動
ラインに温度センサを設け、該温度センサの検知した作
動油の温度により、前記可変容量ポンプの流量を制御す
るコントローラを配設したことを特徴とする作業機の油
圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135198A JPH11325005A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 作業機の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135198A JPH11325005A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 作業機の油圧回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325005A true JPH11325005A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15146149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10135198A Pending JPH11325005A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 作業機の油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325005A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004005A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械の油圧制御回路 |
JP2021032338A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 豊興工業株式会社 | 油圧装置 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP10135198A patent/JPH11325005A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004005A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械の油圧制御回路 |
JP2021032338A (ja) * | 2019-08-26 | 2021-03-01 | 豊興工業株式会社 | 油圧装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |