JPH11316226A - 自動測定用カートリッジ及び自動測定法 - Google Patents
自動測定用カートリッジ及び自動測定法Info
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- JPH11316226A JPH11316226A JP12307598A JP12307598A JPH11316226A JP H11316226 A JPH11316226 A JP H11316226A JP 12307598 A JP12307598 A JP 12307598A JP 12307598 A JP12307598 A JP 12307598A JP H11316226 A JPH11316226 A JP H11316226A
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Abstract
にできる自動測定用カートリッジを提供する。 【解決手段】 反応を行う反応槽と、上記反応に用いる
試薬を充填するための複数の格納槽とを有し、検体中に
存在する微量成分を自動的に定量する自動測定装置に組
み込んで用いる自動測定用カートリッジであって、上記
自動測定は、上記検体中の微量成分との特異選択的反応
性を有する特異選択的反応物質を用いて行う特異選択的
反応と、標識物質との反応と、標識物質の測定とからな
るものであり、上記反応槽は、その内部に、上記特異選
択的反応物質を担持した担体を有するものであり、上記
複数の格納槽は、その内部に、独立して、上記特異選択
的反応と、上記標識物質との反応と、上記標識物質の測
定と、に必要な試薬のすべてを溶液状にして充填してな
るものである自動測定用カートリッジ。
Description
微量成分を自動的に定量する自動測定装置に組み込んで
用いる自動測定用カートリッジ、及び、この自動測定用
カートリッジを用いる自動測定法、並びに、生体試料測
定用カートリッジに関する。
することにより、病気の診断や治療に役立たせようとす
るいわゆる診断薬の分野において、従来から、種々の特
異選択的反応が利用されている。このような特異選択的
反応は、血液等の体液を検体とし、この中に存在する蛋
白質等の微量成分の量を測定することを目的とするもの
であり、例えば、抗原抗体反応等が挙げられる。また、
このような抗原抗体反応と発色等の測定に必須の反応と
を組み合わせることにより、いわゆる免疫測定法等が行
われている。
疫測定法(EIA)及び放射免疫測定法(RIA)は、
高感度な測定法として汎用されている。EIAやRIA
は、検体中の測定対象物に対して特異選択的反応性を有
する物質を担体に担持させ、しかる後にこの担体を含有
する液と検体液とを接触させることにより、特異選択的
反応を生じせしめて測定対象物を担体に固定させ、その
後検体液を担体と分離せしめて、当該分離した担体部分
を酵素により又は放射線により定量的に測定しうる方法
で測定しようとするものである。
免疫測定法の工程のすべてを自動的に行う自動測定法が
盛んになってきている。また、このような自動測定法に
おいては、担体をビーズ等の固体とする固相法が汎用さ
れている。
維状のマトリックスを有する反応ウェル、試料ウェル等
の複数のウェルを有する容器を用いて行う固相法による
自動免疫測定法が開示されている。しかしながら、この
方法においては、使用するカートリッジのほかに、免疫
測定に必要な試薬を供給する装置が必須であり、測定対
象となる物質の変更に伴って供給試薬を変更する必要と
なり、自動化のための装置の構成が複雑になる問題があ
った。
の開口を有し、少なくとも開口のひとつが固相を有する
容器を用いた自動免疫測定法が開示されている。しかし
ながらこの技術は、本来的に固相が磁性粒子であって汎
用性に乏しい欠点があるうえ、必ずしも操作性が良好な
ものではなかった。
する容器を用いる免疫測定法であり、測定の自動化を目
的としたものである。しかしながら、これらの方法は、
容器中に測定に必要な試薬を一部しか保有していない
か、全く保有していないため、容器とは別に、測定に必
要な試薬を別途用意する必要があり、自動化にあたって
も装置の構成が複雑になる等の問題があった。
み、自動測定装置に組み込むための自動測定用カートリ
ッジであって、一検体一カートリッジ方式で試薬管理が
簡便にできる自動測定用カートリッジを提供することを
目的とするものである。
応槽と、上記反応に用いる試薬を充填するための複数の
格納槽とを有し、検体中に存在する微量成分を自動的に
定量する自動測定装置に組み込んで用いる自動測定用カ
ートリッジであって、上記自動測定は、上記検体中の微
量成分との特異選択的反応性を有する特異選択的反応物
質を用いて行う特異選択的反応と、標識物質との反応
と、標識物質の測定とからなるものであり、上記反応槽
は、その内部に、上記特異選択的反応物質を担持した担
体を有するものであり、上記複数の格納槽は、その内部
に、独立して、上記特異選択的反応と、上記標識物質と
の反応と、上記標識物質の測定と、に必要な試薬のすべ
てを溶液状にして充填してなるものであることを特徴と
する自動測定用カートリッジである。本発明は、生体試
料中の測定対象物に対して特異的に結合し得る性質を有
する物質が担持された不溶性担体が収納されたウェル
と、前記測定対象物の測定に必要な液状の試薬が収納さ
れたウェルとが、一体的に形成されてなることを特徴と
する生体試料測定用カートリッジである。以下に本発明
を詳述する。
動的に定量する自動測定装置に組み込んで用いる自動測
定用カートリッジである。上記自動測定用カートリッジ
の形状は、反応槽と複数の格納槽とを有していれば特に
限定されず、例えば、反応槽と複数の格納槽とが並列的
に並んで存在する舟型のもの等が挙げられる。
に限定されないが、自動測定装置に組み込んで用いるた
めには、より小型であることが好ましく、例えば、長さ
1〜10cm、高さ0.5〜5cm、厚さ0.3〜3c
m程度のもの等が挙げられる。
は、後述するような反応及び試薬の格納を行うことがで
きるものであれば特に限定されないが、例えば、直径1
〜10mm程度の円筒型のものや直方体型のもの等が好
ましい。これらは、上記カートリッジを穿つようにして
構成することができる。
納槽とは、異物の混入を避けるためには、その上部をシ
ールされていることが好ましく、このようなシールとし
ては、例えば、アルミニウム箔や高分子フィルム等を、
例えば、ホットメルト型接着剤でカートリッジ上部表面
に接着させたもの等が挙げられる。アルミニウム箔によ
るシールは、自動測定装置に備えられたブレイカー等に
より容易に破られることができ、かつ密封性も良好であ
ることから好ましい。本発明の生体試料成分測定用カー
トリッジの形状は特に限定されるものではなく、カート
リッジ中のウェルは、一列に並んで形成されていてもよ
く、また円状の断面を有するカートリッジ本体中に均等
に並んで形成されていてもよい。この場合において、ウ
ェル自体の形状は、円筒状でも角柱状でもよく、底面は
円弧状でも角状でもよい。本発明の生体試料成分測定用
カートリッジにおいては、生体試料中の測定対象物に対
して特異的に結合し得る性質を有する物質が担持された
不溶性担体が収納されたウェルにおいて進行する反応を
外から観察するため、該ウェルの側面の少なくとも一部
分に該当するカートリッジ部分が透明な材質の物質で形
成されていることが望ましい。
は、特に限定されないが、例えば、ポリスチレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の安価で成形
の容易なもの等が挙げられ、例えば、後に詳述する酵素
免疫測定法で酵素活性を比色法で測定する場合には、透
明なポリスチレン樹脂を用いて直接分光高度計で吸光度
を測定できるようにすることができるし、光電子増幅管
(フォトマルチレイヤー)を用いる場合には、光子が通
過することができる素材であればすべての素材を用いる
ことができる。
れる自動測定は、検体中の微量成分との特異選択的反応
性を有する特異選択的反応物質を用いて行う特異選択的
反応と、標識物質との反応と、標識物質の測定とからな
るものである。
液等が挙げられる。上記微量成分とは、定量することに
よりヒトの病気の診断・治療に役立てることができるも
のであり、例えば、テオフィリン、フェニトイン、バル
プロ酸等の薬剤;サイロキシン、エストロゲン、エスト
ラジオール等の低分子ホルモン;PSA、CEA、AF
P、CA19−9等の癌マーカー;HIV、ATLA、
HBV等のウイルス;甲状腺刺激ホルモン、インシュリ
ン等の高分子ホルモン;IL−1、IL−2、IL−6
等のサイトカイン;EGF、PDGF等のグロースファ
クター;上記ウイルスの適当なDNA、RNA等が挙げ
られる。
る特異選択的反応物質とは、例えば、これら微量成分に
対する抗体、抗原及びレクチン、アビジン、ビオチン等
の特異的な結合を生じる物質、相補的な遺伝子断片等が
挙げられ、従って、上記特異選択的反応とは、例えば、
これらと微量成分との抗原抗体反応等が挙げられる。
は、単に単一の反応である場合に限定されず、例えば、
上記微量成分を特異的に認識する特異選択的反応物質1
と、上記特異選択的反応物質1を特異的に認識する特異
選択的反応物質2とを組み合わせて用いることも可能で
ある。例えば、上記微量成分を認識する抗体1と抗体1
のFc部分を認識する抗体2との組み合わせ、微量成分
を認識する抗体にビオチンを結合したものとアビジンと
の組み合わせ等を挙げることができる。この場合、特異
選択的反応物質2を担持した担体に更に特異選択的反応
物質1を反応させた物をあらかじめ反応槽に充填してお
いてもよく、特異選択的反応物質1を溶液状試薬とし、
特異選択的反応物質2を有する担体との反応を、上記特
異選択的反応の一部分とすることもできる。
量成分との特異選択的反応性を有するものであれば特に
限定されず、例えば、上に例示した微量成分の抗体等が
挙げられ、これらの抗体はモノクローナル抗体であって
もポリクローナル抗体であってもよく、さらに抗体の分
解物であるF(ab′)2 、Fab′、Fab等であっ
てもよい。上記標識物質とは、特異選択的反応により生
じる反応物と特異的又は競合的に反応する物質であっ
て、かつ、内部に検出可能な標識体を有する物質を意味
する。上記標識物質としては、例えば、特異的反応物質
と標識体との結合物、測定対象物と同じ物質と標識体と
の結合物等を挙げることができる。上記特異選択的反応
により生じる反応物と特異的又は競合的に反応する標識
体であれば、それ自体を標識物質として用いることもで
きる。
異選択的反応と、標識物質との反応と、標識物質の測定
とからなる。上記特異選択的反応及び標識物質との反応
は、特に限定されず、例えば、上記特異選択的反応が抗
原検体反応等の免疫反応である場合には、サンドイッチ
アッセイ、競合反応アッセイ等が挙げられる。本発明の
生体試料測定用カートリッジは、例えば、適用する特異
選択的反応及び標識物質との反応が競合法である場合に
は、(a)生体試料中の測定対象物に対して特異的に結
合し得る性質を有する物質が担持された不溶性担体が収
納されたウェル、(b)標識された測定対象物を含む液
状試薬(例:バッファー溶液)が収納されたウェル、
(c)標識された測定対象物を含む液状試薬(例:バッ
ファー溶液)が収納されたウェル、が一体的に形成され
てなるカートリッジ(A1)等を挙げることができ、適
用する特異選択的反応及び標識物質との反応がサイドイ
ッチ法である場合には、(a)生体試料中の測定対象物
に対して特異的に結合し得る性質を有する物質が担持さ
れた不溶性担体が収納されたウェル、(b)標識され
た、測定対象物と特異的に結合し得る性質を有する物質
を含む液状試薬(例:バッファー溶液)が収納されたウ
ェル、(c)標識物質の基質を含む液状試薬(例:バッ
ファー溶液)が収納されたウェル、が一体的に形成され
てなるカートリッジ(A2)等を挙げることができる。
上記(A1)及び(上記(A2)において、更に2種以
上の基質のそれぞれを別個のウェルに収納するために、
更に1又はそれ以上のウェルを形成させたカートリッジ
(A3)等を挙げることができる。上記(A1)、上記
(A2)、上記(A3)において、生体試料の希釈液
(生理食塩水、バッファー等)を収納するために、更に
別個のウェルを形成させたカートリッジ(A4)等を挙
げることができる。
も、競合反応アッセイの場合であっても、上記微量成分
との特異選択的反応性を有する特異選択的反応物質は、
担体に担持されて反応に供することができる。本発明に
おいては、上記担体は、上記反応槽の内部に存在する。
上記担体は、固体であることが好ましく、より好ましく
は、ビーズであり、更に好ましくは、ガラス製又はポリ
スチレン製のビーズである。従って、上記「担体」と
は、「固相化試薬」と称することもできるものである
し、上記「担持」とは、「固相化」と称することもでき
るものである。また、上記担体は、反応槽の内壁の底面
及び/又は側面に、被覆処理されてなるものであっても
よい。
ビーズの大きさが上記自動測定用カートリッジの大きさ
に影響を与え、多数の検体を連続して測定する自動測定
法では、カートリッジが小型であれば測定に必要な多数
のカートリッジを設置するための場所が小さくてすみ、
ひいては装置の小型化を可能とすることができる。しか
しビーズが小さすぎると、担持させる特異選択的反応物
質の量が制限され、測定感度の低下など測定性能上の問
題が生じる。従って、カートリッジを小型に維持し、性
能を保証するためにはビーズの大きさが重要である。
ット先端の吸引口の孔径0.1〜1.5mmよりも大き
な直径であって、直径2.0〜4.0mmが好ましく、
より好ましくは直径3.0〜3.4mmである。また、
上記ビーズは、浮遊性のものよりも沈降性であるものの
方が、反応面積が大きく、しかも洗浄時の吸引妨害にも
ならないという点で好ましい。上記ビーズに上記担体を
担持させる方法としては特に限定されず、例えば、従来
公知の物理吸着法又は化学結合法等が使用できる。上記
特異選択的反応物質を担持させた上記ビーズは、乾燥状
態で反応槽内に保持されるのが、操作性の点で好まし
い。
格納槽は、その内部に、独立して、上記サンドイッチア
ッセイ、競合反応アッセイ等の特異選択的反応及び標識
物質との反応に必要な試薬のすべてが溶液状にして充填
されている。上記「独立して」とは、複数の格納槽のそ
れぞれに、一つずつ別個の試薬が充填されていてもよ
く、一つの格納槽に複数の試薬が充填されていてもよ
く、更には、何も充填されていない格納槽が存在してい
てもよい。また上記格納槽中に充填される試薬の配列
を、同一の測定対象に対しては同一の配列とすることに
より、複数の測定対象に対しても自動測定装置を変更す
ることなく適用することができる。
異選択的反応及び標識物質との反応に必要な試薬のすべ
てが充填されており、上記格納槽内に存在する試薬によ
って一連の特異選択的反応及び標識物質との反応が完結
することができる点に本発明の要旨がある。更に、上記
複数の格納槽に充填される試薬は、すべて溶液状にして
充填されている点にも本発明の要旨がある。
としては特に限定されず、従来公知のすべての反応を適
宜選択して用いることができる。以下にこの反応を、酵
素免疫測定を例にして説明する。
には、適切な方法により、検体液が導入される。上記検
体液は、既に上述したようにヒトの血液等である。上記
検体液中に存在する微量成分は、上記特異選択的反応物
質を担持した担体(ビーズ)と接することにより、上記
反応槽内において、特異選択的反応を生じる。
り、サンドイッチアッセイである場合には、抗体が結合
したビーズの表面において、抗体と微量成分である抗原
とが反応して結合する。
めには、上記検体のほか、上記反応槽内に緩衝液を導入
することが好ましい。本発明においては、上記緩衝液
は、反応に必要な試薬として、上記格納槽内に充填させ
ておく。上記緩衝液としては特に限定されず、通常抗原
抗体反応等に用いられる緩衝液を用いることができ、例
えば、0.1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液等が
挙げられる。
体液と上記緩衝液との残留混合物は、例えば、アスピレ
ーター等により反応槽外に排除される。その後、担体
(ビーズ)は、洗浄液等により洗浄されることが好まし
い。上記洗浄液については、本発明の自動測定用カート
リッジのいずれかの場所に納めた実施形態とすることも
可能であるが、このような洗浄液は、大量であることが
通常であり、かつ、測定対象となる微量成分の種類によ
って変える必要がない物質であるので、本発明の自動測
定用カートリッジ内に納めることなく、自動測定装置の
一部の装置から供給されることが好ましい。上記洗浄液
としては上記特異選択的反応等に影響を与えないもので
あれば特に限定されず、例えば、生理食塩水、脱イオン
水等が挙げられる。
定法の場合には、特異選択的反応物質と酵素の結合に用
いる酵素及び上記酵素の基質を導入する。上記酵素及び
上記酵素の基質もまた、反応に必要な試薬として、上記
格納槽内に充填させておく。
限定されない。例えば、酵素としてペルオキシダーゼを
選択した場合、上記酵素の基質としては、例えば、AB
TS、TMB、ルミノール類/過酸化物等が挙げられ
る。上記酵素として、例えば、アルカリフォスファター
ゼを選択すれば、基質はp−ニトロフェニルフォスフェ
ート、4−MUP、AMPPD等が使用できる。
で検出するペルオキシダーゼ、ルミノール類/過酸化物
の組み合わせである。この場合、ルミノール類として
は、ルミノール、ルミノールの塩、イソルミノール等が
挙げられ、過酸化物としては、過酸化水素が好ましい。
作製するにあたり、用いる特異選択的反応物質は、ビー
ズに結合させた特異選択的反応物質と同じであっても、
異なっていても良く、測定対象物質(微量成分)により
自由に決定できる。上記特異選択的反応物質と酵素の結
合方法は従来公知の方法で行うことができ、例えば、
「蛋白質核酸酵素」別冊31号、37〜45ページ(1
987)記載の方法等が挙げられる。
る試薬(複数)は、それぞれ溶液状である。溶液状とし
ているために、格納槽から反応槽への導入が、単一の操
作で簡便に行うことができる。
法の場合には、酵素活性を比色で検出する2ステップ2
抗体酵素免疫測定法を例にすると、(1)1ステップめ
の反応に用いる緩衝液、(2)酵素標識抗体である特異
選択的反応物質と酵素との結合体を溶解した溶液、
(3)酵素の基質を溶解した溶液、の3種類となる。
溶液状試薬として、格納槽のそれぞれに入れることが好
ましいが、任意の1種以上を溶液状試薬として格納槽に
充填することもできる。
性及び簡便性により適宜決めることができるが、通常、
2〜10、より好ましくは、2〜7、更に好ましくは、
3〜6である。本発明の特異選択的反応及び標識物質と
の反応を、酵素活性を比色で検出する2ステップ2抗体
酵素免疫測定法で行い、溶液状試薬を3種類とした場
合、格納槽1には、ワンステップめの反応に用る緩衝液
を充填し、格納槽2には、酵素と特異選択的反応物質の
結合体を充填し、格納槽3には、酵素の基質を充填する
形態をとることができる。
の結合体と上記担体とは、検体と同時に反応させるよう
なワンステップ法で反応させてもよく、この場合には担
体を充填する槽と同じ槽、好ましくは反応槽に酵素特異
選択的反応物質の結合体を充填してもよい。また更に、
空の格納槽を用意し、測定する検体を入れる場所や検体
を希釈するために使用することもできる。
細に説明する。図1は本発明の自動測定用カートリッジ
の構成を示す一例である。本発明を実施するにあたり使
用するカートリッジは、反応槽(1)、溶液状試薬が充
填された格納槽1、2、3、4(2,3,4,5)を備
えている。
(6)が入っており、反応、B/F分離(固相と液相と
の分離)及び検出を行う。上記検出は、本発明の自動測
定用カートリッジの外から、例えば、分光光度計等を当
てて測定することにより行うことができる。格納槽1
(2)には緩衝液が入っている。格納槽2(3)にはペ
ルオキシダーゼ標識抗体が、格納槽3(4)にはルミノ
ールが、格納槽4(5)には過酸化水素が入っている。
測定をする場合には、一定量の検体を反応槽(1)に分
注し、また必要に応じて格納槽1(2)から緩衝液を反
応槽(1)に分注して反応させる。反応後、B/F分離
を行い、格納槽1(2)から反応槽(1)にペルオキシ
ダーゼ標識抗体を分注する。反応後、B/F分離を行
い、格納槽2(3)及び格納槽3(4)から反応槽
(1)へ、ルミノール、過酸化水素を分注し、ペルオキ
シダーゼ活性を発光量として検出する。発光量は反応槽
(1)の側面等から直接、光電子増倍管等により検出す
ることができる。
り自動化して連続して検体を測定する自動測定法を実施
することが可能である。操作を装置により自動化する方
法及び装置の構成は、測定の目的、カートリッジの形状
等に合わせて自由に実施することができ、特に制限はな
い。
トリッジを提供するものである。すなわち、固相として
ピペットに吸入されない大きさのビーズを用いることに
より、磁性粒子や他の微粒子を用いた場合に必要な特別
な機構(磁石の移動、濾過等)が不必要である。さら
に、固相以外の試薬を全て溶液状試薬とすることによ
り、試薬の調製を不要とした。また装置での試薬の分
注、除去等が簡便な機構で行うことができ、溶液状でな
い試薬では自動化は困難である欠点をみごとに解決する
ことができる。
る部分が固相であり、上記固相は、例えば、ビーズであ
り、反応に必要なすべての試薬は溶液状であり、それら
のすべてが一つのカートリッジ内に納められているの
で、一つの測定対象物質に対して、一つのカートリッジ
ですべて対応することができる。従って、試薬の無駄が
なくなり、試薬管理が極めて簡便で容易となる。
調製する必要性がなく、測定対象物質を決定すると同時
に用いるカートリッジを決定すればよく、例えば、HI
V用カートリッジ、PSA用カートリッジというよう
に、測定対象物質ごとにカートリッジを独立して作製
し、適用することができるので、試薬混同に基づく測定
誤認が皆無となる。また、本発明によれば、カートリッ
ジを変更するだけで全く同一の自動測定装置を用いて多
種多数の測定対象物質を効率よく測定することができ
る。本発明の自動測定用カートリッジを用いた自動測定
法は、上記したように優れた特徴を有するものであり、
当該自動測定法もまた、本発明の一つである。
が本発明はこれに限定されるものではない。
製した。 1)抗AFPポリクローナル抗体結合ビーズの調製 抗AFPポリクローナル抗体(ダコジャパン社製)をp
H9の0.1M炭酸緩衝液に20μg/mlの濃度で溶
解した。直径3.2mmのポリスチレンビーズ(イムノ
ケミカル社製)を加え、48時間反応させたのち、0.
1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液でコーティング
し、凍結乾燥した。このものを、図1に示したカートリ
ッジの反応槽(1)中に充填した。
ローナル抗体の調製 抗AFPポリクローナル抗体(ダコジャパン社製)、西
洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ(東洋紡績社製)を用
い、文献[エス・ヨシタケ、エム・イマガワ、イー・イ
シカワ、エトール;ジェイ.バイオケム,Vol.92
(1982)1413−1424]に記載の方法でペル
オキシダーゼ標識抗AFPポリクローナル抗体を調製し
た。使用時に1%牛血清アルブミン含有リン酸緩衝液で
希釈して使用した。
ノメチルチオ)フェノール0.1gを0.1M(モル/
l)、pH8.5のトリス/塩酸緩衝液1リットルに溶
解した。使用するまで遮光、冷蔵保存した。
ルに溶解し、過酸化水素水とした。使用するまで冷蔵保
存した。
の格納槽2(3)、格納槽3(4)及び格納槽4(5)
に上記2)、3)及び4)で作製した3種類の試薬を分
注した後、反応槽の上部とともに、各格納槽の上部を、
PETをラミネートされたアルミホイルでヒートシール
した。分注位置及び分注量は次の通りであった。 反応槽 :抗体ビーズ 1ヶ 格納槽1:1%BSA含有リン酸緩衝液 200マイクロリットル 格納槽2:ペルオキシダーゼ標識抗体液 200マイクロリットル 格納槽3:ルミノール溶液 200マイクロリットル 格納槽4:過酸化水素水 200マイクロリットル
ニュアルで免疫測定を行った。次の操作で、既知濃度の
AFP標準品を測定し、検量線を作製した。 1)反応操作 シールブレーカーで反応槽及び各格納槽(1〜5)の上
部シールを破った後、格納槽1(2)にAFPを含む検
体を20マイクロリットルをピペットで加え、吸排操作
を行い均一に混合した。格納槽1(2)中の混合液15
0マイクロリットルを反応槽(1)に分注し、37℃で
10分間反応させた。反応槽(1)中の溶液を吸排操作
により除去し、その後、生理食塩水500マイクロリッ
トルを注入して、ビーズを3回洗浄した後、格納槽2
(3)中の標識抗体150マイクロリットルを反応槽
(1)に分注し、37℃で10分反応させた。反応槽
(1)中の溶液を吸排操作により除去し、その後、生理
食塩水500マイクロリットルでビーズを3回洗浄した
後、格納槽3(4)及び格納槽4(5)から、ルミノー
ル溶液及び過酸化水素水それぞれ100マイクロリット
ルを反応槽(1)に添加し、添加後40秒〜45秒にお
ける発光量を、反応槽(1)の側面から、ルミノメータ
ーで測定した。 2)結果 結果を図2に示した。良好な検量線が得られた。
実施例2の測定操作を自動化した自動測定装置を用いて
血清100検体を連続して測定した。実施例1で作製し
た自動測定用カートリッジ及び血清検体を入れた容器を
自動測定装置にそれぞれ100個セットし、連続して自
動測定した。あらかじめ測定したAFP標準品の発光量
から自動的に血清検体のAFP濃度が装置より出力され
た。測定濃度をマニュアル測定の濃度と比較し図3に相
関図として示した。本発明の自動測定用カートリッジを
用いた自動測定装置による測定値は、自動化しないマニ
ュアル測定による測定値とみごとな相関を示しており、
本発明の自動測定用カートリッジが実用的であることを
示していた。
つのカートリッジに封入されているため、装置による測
定の自動化が実施しやすく、簡便で迅速な測定が可能と
なり、臨床検査の分野に大きな貢献をする。
を示す断面概略図である。
る。縦軸は、ルミノメーターの発光量(cps)を示
し、横軸は、AFP濃度(ng/ml)を示す。
測定装置によるAFP測定の結果(縦軸)をマニュアル
測定(横軸)と比較した相関図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 反応を行う反応槽と、前記反応に用いる
試薬を充填するための複数の格納槽とを有し、検体中に
存在する微量成分を自動的に定量する自動測定装置に組
み込んで用いる自動測定用カートリッジであって、前記
自動測定は、前記検体中の微量成分との特異選択的反応
性を有する特異選択的反応物質を用いて行う特異選択的
反応と、標識物質との反応と、標識物質の測定とからな
るものであり、前記反応槽は、その内部に、前記特異選
択的反応物質を担持した担体を有するものであり、前記
複数の格納槽は、その内部に、独立して、前記特異選択
的反応と、前記標識物質との反応と、前記標識物質の測
定と、に必要な試薬のすべてを、溶液状にして充填して
なるものであることを特徴とする自動測定用カートリッ
ジ。 - 【請求項2】 担体は、直径2.0〜4.0mmのビー
ズである請求項1記載の自動測定用カートリッジ。 - 【請求項3】 特異選択的反応及び標識物質との反応
は、サンドイッチアッセイであるか、又は、競合反応ア
ッセイである請求項1又は2記載の自動測定用カートリ
ッジ。 - 【請求項4】 特異選択的反応及び標識物質との反応
は、酵素免疫測定である請求項3記載の自動測定用カー
トリッジ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の自動測定
用カートリッジを用いることを特徴とする自動測定法。 - 【請求項6】 生体試料中の測定対象物に対して特異的
に結合し得る性質を有する物質が担持された不溶性担体
が収納されたウェルと、前記測定対象物の測定に必要な
液状の試薬が収納されたウェルとが、一体的に形成され
てなることを特徴とする生体試料測定用カートリッジ。
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