JPH1130991A - 反響音発生装置 - Google Patents
反響音発生装置Info
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- JPH1130991A JPH1130991A JP9188086A JP18808697A JPH1130991A JP H1130991 A JPH1130991 A JP H1130991A JP 9188086 A JP9188086 A JP 9188086A JP 18808697 A JP18808697 A JP 18808697A JP H1130991 A JPH1130991 A JP H1130991A
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Abstract
に関係なく、反響音が一定しており、単調であった。 【解決手段】 マイク1からの入力の音声特性を検出す
る音声特性検出手段20の検出する結果に応じて、入力
信号から遅延手段を使って反響音を発生する反響音発生
手段23が発生する反響信号の特性を変化させ、第1の
加算手段4でマイク1の出力とを加算させる。
Description
いるマイクなどの反響音を発生する反響音発生装置に関
するものである。
信号を再生し、それにあわせてマイクロホン入力の信号
を合成して歌を歌うという、いわゆる「カラオケ装置」
と称する装置が一般家庭あるいは業務用として普及して
いる。特にカラオケを実施する時には、マイクロホンの
入力に対し、反響音を加算して、歌いやすくするために
エコーマシンと呼ばれる反響音発生装置がある。
ような構成である。図4において、1は、音声を入力し
電気信号に変えるマイクロホン(以下、マイクと略す)
で、2はマイク1の信号を増幅するアンプである。3は
反響音発生手段であって、アンプ2の出力をもとにして
反響音を発生する。4は、アンプ2の出力と反響音発生
手段3の出力を加算する第1の加算手段である。5は伴
奏音楽を再生する再生手段である。6は第2の加算手段
であり、第1の加算手段4の出力と再生手段5の出力す
る伴奏音楽信号とを加算し、出力端子7から出力する。
装置の動作について図4から図6を用いて説明する。
を通じ、アンプ2に入力されて、出力可能な振幅に増幅
される。増幅された信号は、反響音発生手段3で反響成
分信号が作られる。この反響音発生手段3は、図5に示
すように遅延手段を用いて構成される場合がある。図5
は従来の反響音発生手段の詳細な構成を示すブロック図
である。
入力された信号が、帰還信号を加算する帰還加算手段1
1に入力される。帰還加算手段11の出力は、遅延手段
12に入力され、一定時間遅延された信号となり、出力
端子13から出力されるとともに、減衰手段14に入力
されてから、帰還加算手段11へ入力される。ここで、
インパルス的な信号が入力された場合を考えてみると、
入力された信号は、遅延手段12を通過した後、帰還さ
れて、元の信号に加算されるので、再び遅延手段12を
通過することになるが、減衰手段14を通過しているの
で、その振幅は、徐々に低下していく。
式図に示すように、遅延時間だけ間隔をあけ、徐々に減
衰した信号が得られる。この信号が、自然界の反射音に
似ており、カラオケなどでは、心地よい歌声を演出する
ことになる。
の加算手段4で元の信号に加算することで、歌声に臨場
感のある効果を加えることができる。一般的には、伴奏
を再生する再生手段5の出力と第2の加算手段6を通じ
て反響音とマイク信号が加算されてスピーカなどから合
成された出力が得られる。
方法では、歌声や伴奏に関係なく、反響音が一定してお
り、単調であった。そのため、歌の演出の効果として
は、歌い方や歌によって差がでにくいという問題点を有
していた。
ので、入力信号の音声特性を検出し、反響音発生手段
で、その反響音を変化させることで、歌声に合わせた変
化に富む反響音を発生し、歌声により効果的な演出を提
供することを目的とする。
に本発明の反響音発生装置は、入力信号から遅延手段を
使って反響音を発生する反響音発生手段と、反響音発生
手段の出力と入力信号を加算する加算手段と、入力の音
声特性を検出する音声特性検出手段と、音声特性検出手
段の検出結果に応じて、反響音発生手段の発生する信号
の特性を変化させる構成を有している。
段と、再生手段の音声出力から模範の信号を抽出する模
範抽出手段と、入力信号から遅延手段を使って反響音を
発生する反響音発生手段と、反響音発生手段の出力と入
力信号を加算する加算手段と、模範抽出手段の音声特性
を検出する音声特性検出手段と、音声特性検出手段の検
出結果に応じて、反響音発生手段の発生する信号の特性
を変化させる構成としたものである。
された模範歌唱の音声特性に応じた反響音が発生される
反響音発生装置が得られる。
は、入力信号から遅延手段を使って反響音を発生する反
響音発生手段と、反響音発生手段の出力と入力信号を加
算する加算手段と、入力の音声特性を検出する音声特性
検出手段と、音声特性検出手段の検出結果に応じて、反
響音発生手段の発生する信号の特性を変化させることを
特徴としたものであり、歌声に合わせた変化に富む反響
音を発生し、歌声により効果的な演出ができるという作
用を有する。
模範となる信号を有する信号を再生する再生手段と、再
生手段の信号出力から模範の信号を抽出する模範抽出手
段と、入力信号から遅延手段を使って反響音を発生する
反響音発生手段と、反響音発生手段の出力と入力信号を
加算する加算手段と、模範抽出手段の音声特性を検出す
る音声特性検出手段と、音声特性検出手段の検出結果に
応じて、反響音発生手段の発生する信号の特性を変化さ
せることを特徴としたもので、マイク入力の音声特性に
依存せず、模範を基準とした反響音の特性を設定するこ
とができるという作用を有する。
〜図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の反響音発生装置の構成
図であり、図1において、1は、音声を入力し電気信号
に変えるマイクロホン(以下、マイクと略す)、2はマ
イク1の信号を増幅するアンプ、4は第1の加算手段、
5は伴奏音楽を再生する再生手段、6は、第2の加算手
段、7は出力端子で、以上は図4で説明したものと同様
なものである。20は、アンプ2の出力信号から音声の
特性を検出し、制御信号を出力する音声特性検出手段で
ある。23は反響音発生手段で、音声特性検出手段20
の出力に合わせてアンプ2の出力から反響音を発生し、
第1の加算手段4に出力する。
ついて、図1を用いてその動作を説明する。なお、従来
例と同一番号を付与した構成要素については、従来例と
同じ動作をするので、詳しい説明は省略する。
ンプ2で増幅され、反響音発生手段23と加算手段4と
音声特性検出手段20に入力される。音声特性検出手段
20では、入力されたマイク音声の特性が検出される。
ここで、検出される音声特性には、音程・リズム・音声
の振幅などが検出される。ここでは、歌声に関係が深い
音程を例に説明する。
一例として音程を検出する。この場合、音程を検出する
方法は、入力信号の周期を、信号のゼロクロス点から求
めたり、波形のピークから求め、その逆数から音程を求
める方法が一般的である。
ると音程に合わせた制御信号が出力される。例えば、音
程が高い場合は、電圧が高い制御信号が、低い場合は電
圧が低い制御信号が出力される。または、制御信号の他
の出力形態として、音程が高い場合は、大きな数値がデ
ジタル信号で出力され、低い音程の場合は、小さな数値
が出力するようにもでき、あるいは、一定の基準を設定
し、基準との比較により、高い音程では、「H」の信号
を、低い音程では、「L」の制御信号を出力するように
もできる。
出した音程にあわせて、制御信号が出力される。
た制御信号は、反響音発生手段23に入力される。反響
音発生手段23は、基本的には、従来例で示した反響音
発生手段3と同じ動作であるが、制御信号を入力する点
が異なる。
23は、反響音の特性が変化するものである。例えば、
制御信号により、発生する反響音の特性である、遅延時
間や振幅などが変わる。
構成例を図2を使って説明する。図2において、15
は、遅延手段12の読み出し制御手段で、16は、読み
出し制御手段15の制御信号入力端子であり、図1の音
声特性検出手段20の出力が入力される。それ以外の構
成要素については、従来例で説明した構成要素と同様な
ものである。
信号が遅延手段12を通過してから帰還されて、減衰手
段14を介して再び遅延手段12に入力される。このよ
うな構成で、図6のような徐々に減衰する反射音が発生
されることは、従来例と同じである。ここで、読み出し
制御手段15は、遅延手段12の遅延時間を制御する。
例えば、遅延手段12がCCDやBBDなどのクロック
を必要とする遅延手段の場合には、クロックの周波数を
切り換えて、遅延時間を制御する。あるいは、遅延手段
12がデジタルメモリとシフトレジスタの構成の場合に
は、読み出しアドレスなどを切り換えて設定しても実現
できる。
較により、「H」と「L」の信号を出力する場合であれ
ば、音程が高いと検出された時の出力「H」の制御信号
によって、反響音発生手段23では、遅延手段の遅延時
間を長くするように切り換えが行われる。逆に、音程が
低いと検出された時の出力「L」の制御信号の場合は、
「H」の場合に比べて遅延時間を短く設定しておく。
反響音の特性が長くなった反響音ができる。これは、歌
声が高い場合には、よりいっそう反響が長くなり、低い
声の時との反響音の差が大きくなり、歌うときの心地よ
さを改善するものである。
低い音程にくらべ、高い音程が使われることが多く、そ
れにより遅延時間が長くなることから、余韻が残りやす
くなる。
声特性検出手段20からの制御信号に応じて、反響音を
変化させ、出力する。出力された反響音は、加算回路4
で元の信号と加算され、歌うことに適した反響音とな
る。
検出手段20の出力を「H」、「L」として説明した
が、音声特性検出手段20が制御信号を電圧や数値で出
力した場合には、その電圧値や数値にあわせて、反響音
発生手段23で遅延時間を変化させることもでき、より
細かい制御が可能である。
御信号によって、遅延時間を変化させたが、帰還する振
幅を変化させることも可能であり、さらには、遅延時間
と帰還信号の振幅の両方を変化させることも可能であ
る。
特性を検出して、音声特性にあわせた反響音が設定でき
るので、非常に変化に富んだ歌いやすいカラオケの環境
を提供できるという効果を有している。
実施の形態2の構成を示すブロック図である。
号に変えるマイクロホン(以下、マイク)、2はマイク
の信号を増幅するアンプ、23は反響音発生手段、4は
第1の加算手段、5は伴奏音楽を再生する再生手段、6
は、第2の加算手段、7は出力端子である。20は、ア
ンプ2の出力信号から音声の特性を検出し制御信号を出
力する音声特性検出手段である。以上は、実施の形態1
で説明したものと同様なものである。
ら歌の模範となる信号を抽出する模範抽出手段、20は
実施の形態1と同じ動作をする音声特性検出手段で、入
力を模範抽出手段としている。
ついて、図3を用いてその動作を説明する。ここで、実
施の形態1の図1と同一番号を付与した構成要素につい
ては、実施の形態1と同じ動作をするので、詳しい説明
は省略する。
マイク音声の代わりに、再生手段5の出力から模範抽出
手段32によって出力される模範信号を音声特性検出手
段に入力することである。
る音楽が再生される。伴奏の再生には、一般的に、CD
やLDあるいはビデオCDのようなディスクを再生する
プレーヤが使われ、これが再生手段5に相当する。この
再生手段5から再生された出力には、伴奏になる音声信
号と同時に模範となる歌唱信号や歌唱データが再生され
る場合がある。例えば、ビデオCDの場合を例にとれ
ば、2チャンネルの音声のうち片方に伴奏だけ、残りの
チャンネルには、伴奏+模範歌唱が記録される。このた
め、模範歌唱を練習などに使いたい場合は、そのチャン
ネルを選択し、単に伴奏だけが必要なときは、伴奏だけ
のチャンネルを選択すればよいようになっている。
ータ付きの曲が再生手段5から再生されると、模範抽出
手段32では、模範歌唱部分だけを抽出する。例えば、
再生された2つのチャンネルの減算を行い、伴奏信号だ
けをキャンセルさせれば、模範歌唱部分だけが残ること
になる。
声特性検出手段20で音声の特性が検出され、検出され
た信号に応じた制御信号が出力される。この制御信号が
反響音発生手段23を制御することは、実施の形態1で
述べた通りである。
声ではなく、再生された信号の模範信号を入力するの
は、マイクの信号から音声特性を検出できない場合もあ
るからである。例えば、検出回路の検出しにくい歌い方
や、デュエットのように複数の歌唱信号が混成している
などの場合である。このような場合でも、歌の模範とな
る信号を基準としているので、正確で、連続した反響音
の制御が可能となる。
オケに使う再生手段から、模範歌唱を抽出し、その特性
を検出して、反響音発生手段の制御を行う。これによっ
て、マイクからの歌声から正確な音程が検出できない場
合でも、音楽に合わせた反響音の特性を設定できる。
施の形態2で説明した内容を併用することも可能であ
る。そのときには、マイクの音声から音程が検出できな
いときには、自動的に模範歌唱に切り換えれば、スムー
スな制御が可能である。
を音程検出として説明したが、音量や、リズムなどの複
数の音声特性との組み合わせを検出する手段でもよい。
延手段を使って反響音を発生する反響音発生手段と、反
響音発生手段の出力と入力信号を加算する加算手段と、
入力の音声特性を検出する音声特性検出手段と、音声特
性検出手段の検出結果に応じて、反響音発生手段の発生
する信号の特性を変化させるので、曲の変化にあわせた
反響音が発生でき、よりいっそう歌い心地のよいカラオ
ケ環境を提供することが可能となる。
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
示す模式図
Claims (3)
- 【請求項1】 入力信号から遅延手段を使って反響音を
発生する反響音発生手段と、前記反響音発生手段の出力
と前記入力信号を加算する加算手段と、前記入力の音声
特性を検出する音声特性検出手段と、前記音声特性検出
手段の検出結果に応じて、前記反響音発生手段の発生す
る信号の特性を変化させることを特徴とする反響音発生
装置。 - 【請求項2】 模範となる信号を有する信号を再生する
再生手段と、前記再生手段の信号出力から模範の信号を
抽出する模範抽出手段と、入力信号から遅延手段を使っ
て反響音を発生する反響音発生手段と、前記反響音発生
手段の出力と入力信号を加算する加算手段と、前記模範
抽出手段の音声特性を検出する音声特性検出手段と、前
記音声特性検出手段の検出結果に応じて、前記反響音発
生手段の発生する信号の特性を変化させることを特徴と
する反響音発生装置。 - 【請求項3】 音声特性検出手段は、入力の音程を検出
することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の反響
音発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808697A JP3610732B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 反響音発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808697A JP3610732B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 反響音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1130991A true JPH1130991A (ja) | 1999-02-02 |
JP3610732B2 JP3610732B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=16217466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18808697A Expired - Fee Related JP3610732B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 反響音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3610732B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022248A1 (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Pioneer Corporation | 音処理装置、音処理方法、音処理プログラムおよび音処理プログラムを記録した記録媒体 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP18808697A patent/JP3610732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022248A1 (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Pioneer Corporation | 音処理装置、音処理方法、音処理プログラムおよび音処理プログラムを記録した記録媒体 |
US7495166B2 (en) | 2004-08-25 | 2009-02-24 | Pioneer Corporation | Sound processing apparatus, sound processing method, sound processing program and recording medium which records sound processing program |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3610732B2 (ja) | 2005-01-19 |
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