JPH11282965A - 文字認識装置及び文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
文字認識装置及び文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JPH11282965A JPH11282965A JP10098223A JP9822398A JPH11282965A JP H11282965 A JPH11282965 A JP H11282965A JP 10098223 A JP10098223 A JP 10098223A JP 9822398 A JP9822398 A JP 9822398A JP H11282965 A JPH11282965 A JP H11282965A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力したい文字が難しい場合に、簡単な字を
入力することによって所望する文字を入力することがで
きる文字認識装置を提供すること。 【解決手段】 文字入力領域220に入力された文字に
ついての認識候補について、異体字を有するか否かを異
体字辞書110を参照して調べ、異体字を有するとき
は、その異体字も認識候補として候補表示領域210に
表示する。そして、候補表示領域210に表示された認
識候補の中から所望の文字を選択することにより、難し
い文字を簡単に入力できる。
入力することによって所望する文字を入力することがで
きる文字認識装置を提供すること。 【解決手段】 文字入力領域220に入力された文字に
ついての認識候補について、異体字を有するか否かを異
体字辞書110を参照して調べ、異体字を有するとき
は、その異体字も認識候補として候補表示領域210に
表示する。そして、候補表示領域210に表示された認
識候補の中から所望の文字を選択することにより、難し
い文字を簡単に入力できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン等により入力
された文字データ、又は活字若しくは手書き文字等を文
字認識し、対応する文字コードに変換する文字認識装
置、及びその文字認識装置を動作させるための文字認識
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関するものである。
された文字データ、又は活字若しくは手書き文字等を文
字認識し、対応する文字コードに変換する文字認識装
置、及びその文字認識装置を動作させるための文字認識
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字認識装置において
は、入力された文字の形状を参照して文字認識を行って
いた。そしてその第1候補が正解でなかった場合、認識
結果を修正する手段として、1つまたは複数の文字候補
を出力して、使用者にその中から正解を選択させる方法
があった。この1つまたは複数の文字候補は、例えば
「録」に対して「緑」「錐」「錘」などの形状の似た文
字候補に限られていた。
は、入力された文字の形状を参照して文字認識を行って
いた。そしてその第1候補が正解でなかった場合、認識
結果を修正する手段として、1つまたは複数の文字候補
を出力して、使用者にその中から正解を選択させる方法
があった。この1つまたは複数の文字候補は、例えば
「録」に対して「緑」「錐」「錘」などの形状の似た文
字候補に限られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法を用いた従来の文字認識装置では、画数が多く難し
い字を認識させたい場合にもその形状を入力する必要が
ある。従って使用者にとっては、画数の多い文字を手書
き入力する手間がかかったり、難しい字を覚えていなけ
ればならない。
方法を用いた従来の文字認識装置では、画数が多く難し
い字を認識させたい場合にもその形状を入力する必要が
ある。従って使用者にとっては、画数の多い文字を手書
き入力する手間がかかったり、難しい字を覚えていなけ
ればならない。
【0004】例えば、人名や地名などには「齋藤」の
「齋」や「渡邊」の「邊」のように、常用漢字の字体で
はなく、旧字体が使用されることがある。「斉藤」では
なく「齋藤」と認識させるには、使用者は「斉」ではな
く「齋」と入力しなければならないが、多くの場合、旧
字体は常用漢字に比べて難しく、普段使用されない文字
であるので、使用者がきちんと書けないことがあり、誤
認識のもとになる。上述した常用漢字体と旧字体の関係
を異体字と呼ぶ。「齋」は「斉」の異体字であり、
「邊」は「辺」の異体字である
「齋」や「渡邊」の「邊」のように、常用漢字の字体で
はなく、旧字体が使用されることがある。「斉藤」では
なく「齋藤」と認識させるには、使用者は「斉」ではな
く「齋」と入力しなければならないが、多くの場合、旧
字体は常用漢字に比べて難しく、普段使用されない文字
であるので、使用者がきちんと書けないことがあり、誤
認識のもとになる。上述した常用漢字体と旧字体の関係
を異体字と呼ぶ。「齋」は「斉」の異体字であり、
「邊」は「辺」の異体字である
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、人名や地名を入力する予め定め
られた入力位置に手書き入力する場合、文字候補に異体
字があればその異体字も文字候補として出力することに
より、難しい字の入力を容易にする文字認識装置を提供
することを目的としている。
になされたものであり、人名や地名を入力する予め定め
られた入力位置に手書き入力する場合、文字候補に異体
字があればその異体字も文字候補として出力することに
より、難しい字の入力を容易にする文字認識装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の文字認識装置は、前記文字
データが、予め定められた入力位置に入力されたかどう
かを判断する入力判断手段と、1つまたは複数の文字候
補を出力する候補出力手段と、異体字情報を格納した辞
書手段と、前記入力判断手段によって予め定められた入
力位置に入力されたと判断され、且つ、前記候補が異体
字を有する場合、その異体字を出力する異体字出力手段
とを備えたことを特徴としている。
に本発明の請求項1に記載の文字認識装置は、前記文字
データが、予め定められた入力位置に入力されたかどう
かを判断する入力判断手段と、1つまたは複数の文字候
補を出力する候補出力手段と、異体字情報を格納した辞
書手段と、前記入力判断手段によって予め定められた入
力位置に入力されたと判断され、且つ、前記候補が異体
字を有する場合、その異体字を出力する異体字出力手段
とを備えたことを特徴としている。
【0007】前記構成を有する本発明の文字認識装置に
よる文字認識処理において、入力判断手段は、文字デー
タが、予め定められた入力位置に入力されたかどうかを
判断し、候補出力手段は、1つまたは複数の文字候補を
出力する。入力判断手段により、予め定められた入力位
置に入力されたと判断され、且つ、候補出力手段が出力
する文字候補が辞書手段において異体字を有する場合、
その異体字を異体字出力手段が出力する。
よる文字認識処理において、入力判断手段は、文字デー
タが、予め定められた入力位置に入力されたかどうかを
判断し、候補出力手段は、1つまたは複数の文字候補を
出力する。入力判断手段により、予め定められた入力位
置に入力されたと判断され、且つ、候補出力手段が出力
する文字候補が辞書手段において異体字を有する場合、
その異体字を異体字出力手段が出力する。
【0008】本発明の請求項2に記載の文字認識プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、前記文字データが、予め定められた入力位置に入力
されたかどうかを判断する入力判断プログラムと、1つ
または複数の文字候補を出力する候補出力プログラム
と、異体字情報を格納した辞書プログラムと、前記入力
判断プログラムによって予め定められた入力位置に入力
されたと判断され、且つ、前記文字候補が異体字を有す
る場合、その異体字を出力する異体字出力プログラムと
を備えたことを特徴としている。
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、前記文字データが、予め定められた入力位置に入力
されたかどうかを判断する入力判断プログラムと、1つ
または複数の文字候補を出力する候補出力プログラム
と、異体字情報を格納した辞書プログラムと、前記入力
判断プログラムによって予め定められた入力位置に入力
されたと判断され、且つ、前記文字候補が異体字を有す
る場合、その異体字を出力する異体字出力プログラムと
を備えたことを特徴としている。
【0009】前記の文字認識プログラムをコンピュータ
に読み取らせ実行させた場合、文字認識処理において、
入力判断プログラムは、文字データが、予め定められた
入力位置に入力されたかどうかを判断し、候補出力プロ
グラムは、1つまたは複数の文字候補を出力する。入力
判断プログラムにより、予め定められた入力位置に入力
されたと判断され、且つ、候補出力プログラムにより出
力された文字候補が辞書プログラムにおいて異体字を有
する場合、その異体字を異体字出力プログラムが出力す
る。
に読み取らせ実行させた場合、文字認識処理において、
入力判断プログラムは、文字データが、予め定められた
入力位置に入力されたかどうかを判断し、候補出力プロ
グラムは、1つまたは複数の文字候補を出力する。入力
判断プログラムにより、予め定められた入力位置に入力
されたと判断され、且つ、候補出力プログラムにより出
力された文字候補が辞書プログラムにおいて異体字を有
する場合、その異体字を異体字出力プログラムが出力す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施の形態の文字認識装
置の回路構成の概略図を図1に示す。図1に示すよう
に、入力用のペン10は、入出力一体型の入出力用タブ
レット20に接続されている。その入出力用タブレット
20は、表示用RAM30に接続され、表示用RAM3
0は、本文字認識装置全体の制御を行うCPU40に接
続されている。そのCPU40には、ROM50と、ワ
ーキングRAM120とが接続されている。また、RO
M50には、認識用辞書60、文字認識部70、候補出
力手段としての候補出力部80、異体字出力手段として
の異体字出力部90、入力判断手段としての入力判断部
100、及び辞書手段としての異体字辞書110が格納
されている。
て図面を参照して説明する。本実施の形態の文字認識装
置の回路構成の概略図を図1に示す。図1に示すよう
に、入力用のペン10は、入出力一体型の入出力用タブ
レット20に接続されている。その入出力用タブレット
20は、表示用RAM30に接続され、表示用RAM3
0は、本文字認識装置全体の制御を行うCPU40に接
続されている。そのCPU40には、ROM50と、ワ
ーキングRAM120とが接続されている。また、RO
M50には、認識用辞書60、文字認識部70、候補出
力手段としての候補出力部80、異体字出力手段として
の異体字出力部90、入力判断手段としての入力判断部
100、及び辞書手段としての異体字辞書110が格納
されている。
【0011】認識用辞書60には、文字の表記形状を特
定するためのパターンデータが各文字毎に記憶されてい
る。各文字とは、かな、漢字、数字、英文字、記号等の
キャラクタ全てを意味する。
定するためのパターンデータが各文字毎に記憶されてい
る。各文字とは、かな、漢字、数字、英文字、記号等の
キャラクタ全てを意味する。
【0012】文字認識部(文字認識ブログラム)70
は、後述するように前記ワーキングRAM120に手書
き入力された文字の筆跡パターンデータが記憶され、オ
フライン認識の場合には認識指令信号に応答して前記認
識用辞書60に記憶されたパターンデータと前記筆跡パ
ターンデータとの一致度を演算し、ワーキングRAM1
20内の所定のエリアに記憶させるように構成されてい
る。このとき、一致度が高い順に認識候補文字が順次記
憶される。尚、オンライン認識には、前記ワーキングR
AM120に文字入力のために文字の部分である部分筆
跡が入力されるたびに、換言すれば、前記タブレット2
0にペンダウンしてからペンアッブするまでの部分筆跡
デークが入力されるたびに認識指令信号が発生されて認
識処理が実行されるように構成される。
は、後述するように前記ワーキングRAM120に手書
き入力された文字の筆跡パターンデータが記憶され、オ
フライン認識の場合には認識指令信号に応答して前記認
識用辞書60に記憶されたパターンデータと前記筆跡パ
ターンデータとの一致度を演算し、ワーキングRAM1
20内の所定のエリアに記憶させるように構成されてい
る。このとき、一致度が高い順に認識候補文字が順次記
憶される。尚、オンライン認識には、前記ワーキングR
AM120に文字入力のために文字の部分である部分筆
跡が入力されるたびに、換言すれば、前記タブレット2
0にペンダウンしてからペンアッブするまでの部分筆跡
デークが入力されるたびに認識指令信号が発生されて認
識処理が実行されるように構成される。
【0013】候補出力部(候補出力プログラム)80
は、ワーキングRAM120から認識候補文字を読み出
して、表示用RAM30の候補表示エリアに認識候補文
字を書き込み、入出力用タブレット20に認識候補文字
を表示させるように構成されている。
は、ワーキングRAM120から認識候補文字を読み出
して、表示用RAM30の候補表示エリアに認識候補文
字を書き込み、入出力用タブレット20に認識候補文字
を表示させるように構成されている。
【0014】入力判断部(入力判断プログラム)100
は、手書き文字入力された文字が入力される位置が、所
定の異体字使用位置(本実施形態の場合、氏名入力位
置)であるか否かを判断するように構成されている。手
書き文宇をペン入力するペン入力エリアA、B、C(図
2参照)がタブレット20に表示され、ペン入力された
手書き文字を文字認識し、確定された認識候補が入力さ
れる位置はブロックカーソルKにより表示される。つま
り、実際に入力される位置はブロックカーソル等の指標
記号により表示され、この指標記号が入力確定にともな
って白動的に次の入力位置に移動され、又は、オペレー
タにより任意に移動され、前記入力位置の位置(座標)
データが所定の位置(座標)データと一致するか否かが
判別される。
は、手書き文字入力された文字が入力される位置が、所
定の異体字使用位置(本実施形態の場合、氏名入力位
置)であるか否かを判断するように構成されている。手
書き文宇をペン入力するペン入力エリアA、B、C(図
2参照)がタブレット20に表示され、ペン入力された
手書き文字を文字認識し、確定された認識候補が入力さ
れる位置はブロックカーソルKにより表示される。つま
り、実際に入力される位置はブロックカーソル等の指標
記号により表示され、この指標記号が入力確定にともな
って白動的に次の入力位置に移動され、又は、オペレー
タにより任意に移動され、前記入力位置の位置(座標)
データが所定の位置(座標)データと一致するか否かが
判別される。
【0015】異体字辞書(辞書プログラム)110に
は、異体字の関係にある漢字や記号等がグループ別に記
憶されている。
は、異体字の関係にある漢字や記号等がグループ別に記
憶されている。
【0016】上述のように構成された本実施の形態の文
字認識装置において、使用者がペン10を用いて入出力
用タブレット20に手書き文字入力すると、その筆跡デ
ータが表示用RAM30を通してCPU40に送られ
る。そして、CPU40は、筆跡データをワーキングR
AM120に書き込み、文字認識部70に文字認識を行
うように命令する。その文字認識部70は、認識用辞書
60を参照しながら、ワーキングRAM120に書き込
まれた筆跡データの文字認識を行い、その結果をワーキ
ングRAM120に書き込む。そして、候補出力部80
は、前記ワーキングRAM120に書き込まれた認識結
果を、認識文字候補として表示用RAM30に書き込
み、また、入出力用タブレット20にも表示する。
字認識装置において、使用者がペン10を用いて入出力
用タブレット20に手書き文字入力すると、その筆跡デ
ータが表示用RAM30を通してCPU40に送られ
る。そして、CPU40は、筆跡データをワーキングR
AM120に書き込み、文字認識部70に文字認識を行
うように命令する。その文字認識部70は、認識用辞書
60を参照しながら、ワーキングRAM120に書き込
まれた筆跡データの文字認識を行い、その結果をワーキ
ングRAM120に書き込む。そして、候補出力部80
は、前記ワーキングRAM120に書き込まれた認識結
果を、認識文字候補として表示用RAM30に書き込
み、また、入出力用タブレット20にも表示する。
【0017】この時、使用者による文字入力が、予め定
められた入力位置の位置に行われたと入力判断部100
が判断すると、認識文字候補が異体字を有しているかど
うかを異体字辞書110を参照して調べ、認識文字候補
が異体字を有していれば、異体字出力部90がその異体
字も認識文字候補として表示用RAM30に書き込む。
従って、候補出力部80が表示用RAM30に書き込ま
れた認識文字候補を入出力用タブレット20に表示する
時には、異体字も表示されることになる。この表示され
た認識文字候補のうちの第1文字候補が正解でなかった
場合、使用者が、第2文字候補以降から正解を選択する
ことになる。
められた入力位置の位置に行われたと入力判断部100
が判断すると、認識文字候補が異体字を有しているかど
うかを異体字辞書110を参照して調べ、認識文字候補
が異体字を有していれば、異体字出力部90がその異体
字も認識文字候補として表示用RAM30に書き込む。
従って、候補出力部80が表示用RAM30に書き込ま
れた認識文字候補を入出力用タブレット20に表示する
時には、異体字も表示されることになる。この表示され
た認識文字候補のうちの第1文字候補が正解でなかった
場合、使用者が、第2文字候補以降から正解を選択する
ことになる。
【0018】次に、図2の入出力タブレット20の表示
例と、図3のフローチャートを用いて、本発明の候補出
力部80、異体字出力部90、入力判断部100の動作
を説明する。尚、図3のフローチャートに示す動作をす
るためのプログラムは予めROM50に記憶されている
ものとする。また、本実施の形態では、名刺のデータを
作成する場面を想定して説明する。図2(a)は、入出
力用タブレット20の表示例で、文章を編集する文章編
集領域200と、認識文字候補を表示する候補表示領域
210と、ペン10を用いて文字を手書きで入力する文
字入力領域220とから成る。ここでは文章編集領域2
00が名刺データを作成するための画面となっており、
これから文字を入力する位置を表すカーソルが、名前の
入力位置にある。
例と、図3のフローチャートを用いて、本発明の候補出
力部80、異体字出力部90、入力判断部100の動作
を説明する。尚、図3のフローチャートに示す動作をす
るためのプログラムは予めROM50に記憶されている
ものとする。また、本実施の形態では、名刺のデータを
作成する場面を想定して説明する。図2(a)は、入出
力用タブレット20の表示例で、文章を編集する文章編
集領域200と、認識文字候補を表示する候補表示領域
210と、ペン10を用いて文字を手書きで入力する文
字入力領域220とから成る。ここでは文章編集領域2
00が名刺データを作成するための画面となっており、
これから文字を入力する位置を表すカーソルが、名前の
入力位置にある。
【0019】ところで、人名には「斉藤」に対して「齋
藤」「斎藤」や、「渡辺」に対して「渡邊」「渡邉」の
ように異体字が使用されることがある。従って、名刺デ
ータ作成画面における名前の入力位置には、異体字を出
力する旨の情報が予め付されているものとする。つま
り、前記異体字使用位置として設定されている。ここ
で、使用者が「齋藤」を入力しようとするとき、「齋」
は普段から慣れていない人にとっては、難しく、書きに
くい字である。そこで、使用者は、「齋」の代わりに
「斉」を入力する(ステップ301、以下ステップをS
と略す)と、入力された文字を文字認識する(S30
3)。その結果、「斉」「育」「春」が文字候補として
認識されたとする。そして、入力された領域に、異体字
を出力する旨の情報が付されている異体字使用位置であ
るので(S305:YES)、認識された文字候補が異
体字を有しているかを、異体字辞書110を参照して調
べる(S307)。一方、異体字使用位置でない(S3
05:NO)ときは、認識された文字候補をそのままワ
ーキングRAM120に書き込む。
藤」「斎藤」や、「渡辺」に対して「渡邊」「渡邉」の
ように異体字が使用されることがある。従って、名刺デ
ータ作成画面における名前の入力位置には、異体字を出
力する旨の情報が予め付されているものとする。つま
り、前記異体字使用位置として設定されている。ここ
で、使用者が「齋藤」を入力しようとするとき、「齋」
は普段から慣れていない人にとっては、難しく、書きに
くい字である。そこで、使用者は、「齋」の代わりに
「斉」を入力する(ステップ301、以下ステップをS
と略す)と、入力された文字を文字認識する(S30
3)。その結果、「斉」「育」「春」が文字候補として
認識されたとする。そして、入力された領域に、異体字
を出力する旨の情報が付されている異体字使用位置であ
るので(S305:YES)、認識された文字候補が異
体字を有しているかを、異体字辞書110を参照して調
べる(S307)。一方、異体字使用位置でない(S3
05:NO)ときは、認識された文字候補をそのままワ
ーキングRAM120に書き込む。
【0020】図4に、異体字辞書110に格納された情
報を模式的に示す。図4に示すように第1文字候補
「斉」は二つの異体字を有しているので(S307:Y
ES)、認識文字候補である「斉」と、その異体字であ
る「齋、斎」とを表示用RAM30に書き込む(S30
9)。つまり、手書きで「斉」と筆記するだけで、
「斉」及びその異字体までも表示される。次文字候補
「育」が存在するので(S313:YES)、同様にS
307からS313の処理を繰り返す。図4に示すよう
に、「育」の異体字は異体字辞書に格納されていないの
で(S307:NO)、「育」のみが表示用RAM30
に追加されて書き込まれる(S311)。以降同様の処
理が行われ、認識文字候補「春」についての処理がS3
13に達すると、次文字候補がないので(S313:N
O)、表示用RAM30に書き込まれた文字候補を入出
力用タブレット20に表示する(S317)。この時の
入出力用タブレット20の表示例を図2(b)に示す。
文章編集領域200中のカーソルのあった入力位置に、
第1文字候補である「斉」が未確定の状態で表示され、
候補表示領域210には「斉」の異体字を含めた認識文
字候補が表示されている。使用者が候補表示領域210
に表示されている「齋」を選択すると、文章編集領域2
00中の「斉」と「齋」が入れ替わり、確定される。こ
の時の入出力用タブレット20の表示例を図2(c)に
示す。
報を模式的に示す。図4に示すように第1文字候補
「斉」は二つの異体字を有しているので(S307:Y
ES)、認識文字候補である「斉」と、その異体字であ
る「齋、斎」とを表示用RAM30に書き込む(S30
9)。つまり、手書きで「斉」と筆記するだけで、
「斉」及びその異字体までも表示される。次文字候補
「育」が存在するので(S313:YES)、同様にS
307からS313の処理を繰り返す。図4に示すよう
に、「育」の異体字は異体字辞書に格納されていないの
で(S307:NO)、「育」のみが表示用RAM30
に追加されて書き込まれる(S311)。以降同様の処
理が行われ、認識文字候補「春」についての処理がS3
13に達すると、次文字候補がないので(S313:N
O)、表示用RAM30に書き込まれた文字候補を入出
力用タブレット20に表示する(S317)。この時の
入出力用タブレット20の表示例を図2(b)に示す。
文章編集領域200中のカーソルのあった入力位置に、
第1文字候補である「斉」が未確定の状態で表示され、
候補表示領域210には「斉」の異体字を含めた認識文
字候補が表示されている。使用者が候補表示領域210
に表示されている「齋」を選択すると、文章編集領域2
00中の「斉」と「齋」が入れ替わり、確定される。こ
の時の入出力用タブレット20の表示例を図2(c)に
示す。
【0021】尚、本実施の形態の文字認識装置では、異
体字辞書110に、図4の「育」のように異体字を有し
ない文字も登録してあるが、異体字辞書110には異体
字を有する文字のみを登録するようにしてもよい。
体字辞書110に、図4の「育」のように異体字を有し
ない文字も登録してあるが、異体字辞書110には異体
字を有する文字のみを登録するようにしてもよい。
【0022】また、本実施の形態の文字認識装置は、候
補出力部と異体字出力部と入力判断部と異体字辞書があ
らかじめプログラムとしてROMに格納されたものであ
るが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、これらのプログラムをフロッピーディスク
やCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録したものを、読取装置により読み取り動作さ
せることにより、そのコンピュータにおいて前記構成の
文字入力装置を実現することができる。
補出力部と異体字出力部と入力判断部と異体字辞書があ
らかじめプログラムとしてROMに格納されたものであ
るが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、これらのプログラムをフロッピーディスク
やCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録したものを、読取装置により読み取り動作さ
せることにより、そのコンピュータにおいて前記構成の
文字入力装置を実現することができる。
【0023】また、有線又は無線回線を使用して、外部
情報処理装置から前記プログラムを読み込んで動作させ
ることができる。この場合、前記フロッピーディスクや
CD−ROMや、外部情報処理装置の当該プログラムを
記録したメモリが本発明のコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を構成することとなる。
情報処理装置から前記プログラムを読み込んで動作させ
ることができる。この場合、前記フロッピーディスクや
CD−ROMや、外部情報処理装置の当該プログラムを
記録したメモリが本発明のコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を構成することとなる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したことから明らかなよう
に、本発明の請求項1に記載の文字認識装置によれば、
使用者は難しい文字を直接入力することなく所望の文字
の入力が可能となり、文字入力の際の負担が軽減でき
る。
に、本発明の請求項1に記載の文字認識装置によれば、
使用者は難しい文字を直接入力することなく所望の文字
の入力が可能となり、文字入力の際の負担が軽減でき
る。
【0025】また、請求項2に記載のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録された文字認識プログラムに
よれば、使用者は難しい文字を直接入力することなく所
望の文字の入力が可能となり、文字入力の際の負担が軽
減できる。
取り可能な記録媒体に記録された文字認識プログラムに
よれば、使用者は難しい文字を直接入力することなく所
望の文字の入力が可能となり、文字入力の際の負担が軽
減できる。
【図1】本発明の一つの実施の形態である文字認識装置
の回路構成を示す概略図である。
の回路構成を示す概略図である。
【図2】前記文字認識装置における入出力用タブレット
の表示例である。
の表示例である。
【図3】前記文字認識装置の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】前記文字認識装置の異体字辞書の構成を模式的
に示した図である。
に示した図である。
10 ペン 20 入出力用タブレット 30 表示用RAM 40 CPU 50 ROM 60 認識用辞書 70 文字認識部 80 候補出力部 90 異体字出力部 100 入力判断部 110 異体字辞書 200 文章編集領域 210 候補表示領域 220 文字入力領域
Claims (2)
- 【請求項1】 ペン等により入力された文字データ、又
は活字若しくは手書き文字等を文字認識して1つまたは
複数の文字候補を抽出し、該文字候補に対応する文字コ
ードに変換する文字認識装置において、 前記文字データが、予め定められた入力位置に入力され
たかどうかを判断する入力判断手段と、 前記1つまたは複数の文字候補を出力する候補出力手段
と、 異体字情報を格納した辞書手段と、 前記入力判断手段によって予め定められた入力位置に入
力されたと判断され、且つ、前記辞書手段の異体字情報
に基づいて前記文字候補が異体字を有すると判断した場
合、その異体字を出力する異体字出力手段と、 を備えることを特徴とする文字認識装置。 - 【請求項2】 ペン等により入力された文字データ、又
は活字若しくは手書き文字等を文字認識して1つまたは
複数の文字候補を抽出し、該文字候補に対応する文字コ
ードに変換する文字認識装置を動作させるための文字認
識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体であって、 前記文字データが、予め定められた入力位置に入力され
たかどうかを判断する入力判断プログラムと、 前記1つまたは複数の文字候補を出力する候補出力プロ
グラムと、 異体字情報を格納した辞書プログラムと、 前記入力判断プログラムによって予め定められた入力位
置に入力されたと判断され、且つ、前記辞書手段の異体
字情報に基づいて前記文字候補が異体字を有すると判断
した場合、その異体字を出力する異体字出力プログラム
と、 を記録したことを特徴とする文字認識プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10098223A JPH11282965A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 文字認識装置及び文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10098223A JPH11282965A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 文字認識装置及び文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11282965A true JPH11282965A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14213973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10098223A Withdrawn JPH11282965A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 文字認識装置及び文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11282965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5651798B1 (ja) * | 2014-07-01 | 2015-01-14 | 株式会社Tkc | 手書きを利用した文字検索システム |
JP2015141492A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10098223A patent/JPH11282965A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015141492A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
JP5651798B1 (ja) * | 2014-07-01 | 2015-01-14 | 株式会社Tkc | 手書きを利用した文字検索システム |
JP2016014989A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 株式会社Tkc | 手書きを利用した文字検索システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040329 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060220 |