JPH11289768A - 自励共振型電源 - Google Patents
自励共振型電源Info
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- JPH11289768A JPH11289768A JP10108488A JP10848898A JPH11289768A JP H11289768 A JPH11289768 A JP H11289768A JP 10108488 A JP10108488 A JP 10108488A JP 10848898 A JP10848898 A JP 10848898A JP H11289768 A JPH11289768 A JP H11289768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズ発生が少なく、小型で安価な電源装置
を構成できる自励共振型電源を提供する。 【解決手段】 プッシュプル構成の自励共振型電源にお
いて、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2に
PNP型トランジスタ素子を使用する。1次巻線N1の
中間タップCTはアースに接続し、1次巻線N1の各巻
線端は第1および第2トランジスタQ1、Q2の主電流
路を介して高電位側の入力端子1aに接続する。第1お
よび第2トランジスタQ1、Q2のベースには、1次巻
線N1に並列接続した共振用容量部Creからの帰還信
号と、制御部3からの誤差信号を供給する。ここで制御
部3の内部では、1次巻線N1のタップTPに現れた電
圧より得た出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧から
誤差信号を発生させる。
を構成できる自励共振型電源を提供する。 【解決手段】 プッシュプル構成の自励共振型電源にお
いて、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2に
PNP型トランジスタ素子を使用する。1次巻線N1の
中間タップCTはアースに接続し、1次巻線N1の各巻
線端は第1および第2トランジスタQ1、Q2の主電流
路を介して高電位側の入力端子1aに接続する。第1お
よび第2トランジスタQ1、Q2のベースには、1次巻
線N1に並列接続した共振用容量部Creからの帰還信
号と、制御部3からの誤差信号を供給する。ここで制御
部3の内部では、1次巻線N1のタップTPに現れた電
圧より得た出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧から
誤差信号を発生させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイヤーの発振回
路を応用した自励共振方式の電源回路において、出力電
圧を安定化させるための技術に関する。
路を応用した自励共振方式の電源回路において、出力電
圧を安定化させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管や放電管などの負荷に駆動電
圧を供給する電源回路には様々な回路方式が存在する。
負荷が駆動電圧として交流電圧を要求する場合には、そ
の一例として、ロイヤーの発振回路を応用したプッシュ
プル構成、自励共振方式の電源回路を使用することがあ
る。このロイヤーの発振回路を応用した回路は、構成が
簡素でありながら正弦波に近い交流電圧が容易に得られ
るという利点があり、小型・小容量のインバータ回路と
して用いられることが多い。また場合によっては、正弦
波に近い電圧を発生させる特徴を利用し、ノイズの発生
が少ないコンバータ回路に利用されることもある。
圧を供給する電源回路には様々な回路方式が存在する。
負荷が駆動電圧として交流電圧を要求する場合には、そ
の一例として、ロイヤーの発振回路を応用したプッシュ
プル構成、自励共振方式の電源回路を使用することがあ
る。このロイヤーの発振回路を応用した回路は、構成が
簡素でありながら正弦波に近い交流電圧が容易に得られ
るという利点があり、小型・小容量のインバータ回路と
して用いられることが多い。また場合によっては、正弦
波に近い電圧を発生させる特徴を利用し、ノイズの発生
が少ないコンバータ回路に利用されることもある。
【0003】このロイヤーの発振回路を応用した自励共
振型の電源回路の一例として、従来に図3に示すような
回路構成を有するものが存在した。図3において、入力
端子1aはチョークコイルL1を介してトランスTの1
次巻線N11の中間タップCTに接続され、入力端子1
bは基準電位点としてのアースに接続されている。1次
巻線N11の端子間には共振用容量として共振用コンデ
ンサC11が接続され、さらに1次巻線N11の両端
は、それぞれNチャネル電界効果型トランジスタ(Nチ
ャネルFET)よりなる第1トランジスタQ11と第2
トランジスタQ12の主電流路を介してアースに接続さ
れている。そして、2次巻線N12の両端および中間タ
ップは、それぞれ出力端子2a、2b、2cに接続され
ている。
振型の電源回路の一例として、従来に図3に示すような
回路構成を有するものが存在した。図3において、入力
端子1aはチョークコイルL1を介してトランスTの1
次巻線N11の中間タップCTに接続され、入力端子1
bは基準電位点としてのアースに接続されている。1次
巻線N11の端子間には共振用容量として共振用コンデ
ンサC11が接続され、さらに1次巻線N11の両端
は、それぞれNチャネル電界効果型トランジスタ(Nチ
ャネルFET)よりなる第1トランジスタQ11と第2
トランジスタQ12の主電流路を介してアースに接続さ
れている。そして、2次巻線N12の両端および中間タ
ップは、それぞれ出力端子2a、2b、2cに接続され
ている。
【0004】第1トランジスタQ11と第2トランジス
タQ12のゲートは、それぞれたすきがけの形で、自ら
の主電流路が接続されたのとは反対側の1次巻線N1の
巻線端に、抵抗R11あるいは抵抗R12を介して接続
されている。なお、各トランジスタQ11、Q12のゲ
ート、ソース間には、過電圧保護のために定電圧ダイオ
ードDZ11、DZ12が接続されている。詳細な動作
の説明は省くが、このような回路構成とした図3の電源
回路では、1次巻線N11に現れた共振電圧が帰還信号
として直接、各トランジスタQ11、Q12のゲートに
供給される。すると各トランジスタQ11、Q12は共
振電圧に従ってオン状態あるいはオフ状態となり、継続
した自励発振動作を行うことになる。
タQ12のゲートは、それぞれたすきがけの形で、自ら
の主電流路が接続されたのとは反対側の1次巻線N1の
巻線端に、抵抗R11あるいは抵抗R12を介して接続
されている。なお、各トランジスタQ11、Q12のゲ
ート、ソース間には、過電圧保護のために定電圧ダイオ
ードDZ11、DZ12が接続されている。詳細な動作
の説明は省くが、このような回路構成とした図3の電源
回路では、1次巻線N11に現れた共振電圧が帰還信号
として直接、各トランジスタQ11、Q12のゲートに
供給される。すると各トランジスタQ11、Q12は共
振電圧に従ってオン状態あるいはオフ状態となり、継続
した自励発振動作を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す回路のよう
に各トランジスタQ11、Q12にNチャネルFETを
使用する場合、通常、1次巻線N11の各巻線端とアー
スとの間にはトランジスタが介在する回路形態となる。
すると、1次巻線N11の端子間の電圧波形がほぼ正弦
波状であっても1次巻線N1の一端とアースとの間の電
圧波形は正弦波状とはならず、実質的には交流電圧が半
波整流された時のような、正弦半波が一定間隔を隔てて
並んだような電圧波形となる。このように、正弦半波が
一定間隔を隔てて並んだような電圧波形では、非共振方
式の電源回路ほどではないにしても、その電圧中に含ま
れる高調波成分の電力は大きくなる。すると、半波電圧
が通電される回路の1次側配線部分からノイズが放出さ
れ、近隣の他の電子装置や回路に悪影響を及ぼす恐れが
あった。
に各トランジスタQ11、Q12にNチャネルFETを
使用する場合、通常、1次巻線N11の各巻線端とアー
スとの間にはトランジスタが介在する回路形態となる。
すると、1次巻線N11の端子間の電圧波形がほぼ正弦
波状であっても1次巻線N1の一端とアースとの間の電
圧波形は正弦波状とはならず、実質的には交流電圧が半
波整流された時のような、正弦半波が一定間隔を隔てて
並んだような電圧波形となる。このように、正弦半波が
一定間隔を隔てて並んだような電圧波形では、非共振方
式の電源回路ほどではないにしても、その電圧中に含ま
れる高調波成分の電力は大きくなる。すると、半波電圧
が通電される回路の1次側配線部分からノイズが放出さ
れ、近隣の他の電子装置や回路に悪影響を及ぼす恐れが
あった。
【0006】また、ロイヤーの発振回路を応用したプッ
シュプル構成、自励共振型の電源回路は、共振現象を利
用して自励発振動作を行わせている。共振状態を乱さな
いようにするため、一般にその回路自体には出力電圧を
制御する機能は付加されない。そこで、出力電圧を安定
化する場合には、自励共振型の電源回路に供給する入力
電圧値を操作するという手段が採られ、具体的には、自
励共振型の電源回路の入力側に出力制御機能を有するコ
ンバータ回路を設けていた。しかし、このようにインバ
ータ回路とコンバータ回路を共に設けるとなると、コン
バータ回路を構成するための部品類や基板スペースが余
分に必要となる。そのために電源装置の形状が大型化
し、コストも上昇するという問題があった。本発明は、
上記問題点を鑑み、ノイズ発生が少なく、小型で安価な
電源装置を構成できる自励共振型電源を提供することを
目的とする。
シュプル構成、自励共振型の電源回路は、共振現象を利
用して自励発振動作を行わせている。共振状態を乱さな
いようにするため、一般にその回路自体には出力電圧を
制御する機能は付加されない。そこで、出力電圧を安定
化する場合には、自励共振型の電源回路に供給する入力
電圧値を操作するという手段が採られ、具体的には、自
励共振型の電源回路の入力側に出力制御機能を有するコ
ンバータ回路を設けていた。しかし、このようにインバ
ータ回路とコンバータ回路を共に設けるとなると、コン
バータ回路を構成するための部品類や基板スペースが余
分に必要となる。そのために電源装置の形状が大型化
し、コストも上昇するという問題があった。本発明は、
上記問題点を鑑み、ノイズ発生が少なく、小型で安価な
電源装置を構成できる自励共振型電源を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1次巻線
に所定のインダクタンスを有し、1次巻線の所定の巻線
位置に設けられたタップが基準電位点に接続されたトラ
ンスと、トランスの1次巻線に対して並列に接続されて
1次巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部と、バ
イポーラPNP型あるいはPチャネル電界効果型のトラ
ンジスタ素子よりなり、トランスの1次巻線の所定位置
にそれぞれの主電流路の一端が接続され、制御端子には
トランスの巻線に発生した電圧より得られた帰還信号が
それぞれ逆の位相で供給される第1と第2のトランジス
タおよび、第1と第2のトランジスタの主電流路の他端
の共通接続点と該タップとの間に、入力端子および外部
の電圧供給源を介して接続されるチョークコイルを具備
することを特徴とする自励共振型電源である。
に所定のインダクタンスを有し、1次巻線の所定の巻線
位置に設けられたタップが基準電位点に接続されたトラ
ンスと、トランスの1次巻線に対して並列に接続されて
1次巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部と、バ
イポーラPNP型あるいはPチャネル電界効果型のトラ
ンジスタ素子よりなり、トランスの1次巻線の所定位置
にそれぞれの主電流路の一端が接続され、制御端子には
トランスの巻線に発生した電圧より得られた帰還信号が
それぞれ逆の位相で供給される第1と第2のトランジス
タおよび、第1と第2のトランジスタの主電流路の他端
の共通接続点と該タップとの間に、入力端子および外部
の電圧供給源を介して接続されるチョークコイルを具備
することを特徴とする自励共振型電源である。
【0008】
【発明の実施の形態】トランスの1次巻線に対して複数
のコンデンサからなる共振容量部を並列に接続し、1次
巻線の中間タップは基準電位点、すなわちアースに接続
する。トランスの1次巻線の両端には、それぞれPNP
型トランジスタ(あるいはPチャネルFET)による第
1と第2のトランジスタの主電流路の一端を接続し、第
1と第2のトランジスタの主電流路の他端は共通接続す
る。この共通接続点と1次巻線の中間タップとの間には
外部の電圧供給源と共にチョークコイルを接続する。第
1と第2のトランジスタの制御端子は、それぞれ共振用
容量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、(C)
に接続する。そしてトランスの1次巻線の所定の巻線位
置に、出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧との誤差
信号を発生させる制御部を接続し、制御部から第1、第
2のトランジスタの制御端子に誤差信号を供給する。
のコンデンサからなる共振容量部を並列に接続し、1次
巻線の中間タップは基準電位点、すなわちアースに接続
する。トランスの1次巻線の両端には、それぞれPNP
型トランジスタ(あるいはPチャネルFET)による第
1と第2のトランジスタの主電流路の一端を接続し、第
1と第2のトランジスタの主電流路の他端は共通接続す
る。この共通接続点と1次巻線の中間タップとの間には
外部の電圧供給源と共にチョークコイルを接続する。第
1と第2のトランジスタの制御端子は、それぞれ共振用
容量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、(C)
に接続する。そしてトランスの1次巻線の所定の巻線位
置に、出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧との誤差
信号を発生させる制御部を接続し、制御部から第1、第
2のトランジスタの制御端子に誤差信号を供給する。
【0009】ここで制御部は、具体的には、エミッタが
アースに接続された制御用トランジスタ、制御用トラン
ジスタのコレクタ、ベース間に接続されたコンデンサ、
制御用トランジスタのベースと入力端子の間に接続され
た抵抗および、トランスの所定の巻線位置と制御用トラ
ンジスタのベースの間に接続されたダイオードと定電圧
素子の直列回路を具備した回路構成とする。第1と第2
のトランジスタの制御端子に制御部から誤差信号を供給
すると、その誤差信号の大きさに応じて各トランジスタ
のバイアス状態が変化する。すると、第1と第2のトラ
ンジスタの導通タイミングが変化し、自励発振周波数が
変移する。自励発振周波数が変移すると、1次巻線と共
振用容量部からなる共振回路を介して2次巻線に伝達さ
れるエネルギー量が変化する。その結果、出力電圧の制
御が可能となり、安定化が図られる。
アースに接続された制御用トランジスタ、制御用トラン
ジスタのコレクタ、ベース間に接続されたコンデンサ、
制御用トランジスタのベースと入力端子の間に接続され
た抵抗および、トランスの所定の巻線位置と制御用トラ
ンジスタのベースの間に接続されたダイオードと定電圧
素子の直列回路を具備した回路構成とする。第1と第2
のトランジスタの制御端子に制御部から誤差信号を供給
すると、その誤差信号の大きさに応じて各トランジスタ
のバイアス状態が変化する。すると、第1と第2のトラ
ンジスタの導通タイミングが変化し、自励発振周波数が
変移する。自励発振周波数が変移すると、1次巻線と共
振用容量部からなる共振回路を介して2次巻線に伝達さ
れるエネルギー量が変化する。その結果、出力電圧の制
御が可能となり、安定化が図られる。
【0010】
【実施例】ノイズ発生が少なく、小型で安価な電源装置
を構成できる、本発明による自励共振型電源の第1の実
施例の回路を図1に示した。図1に示す回路は以下のよ
うな構成となっている。高電位側の入力端子1aをチョ
ークコイルL1を介してPNP型の第1トランジスタQ
1および第2トランジスタQ2のそれぞれのエミッタの
共通接続点に接続する。第1トランジスタQ1のコレク
タはトランスTの1次巻線N1の一端に接続し、第2ト
ランジスタQ2のコレクタは1次巻線N1の他端に接続
する。1次巻線N1の所定の巻線位置に設けられた中間
タップCTおよび低電位側の入力端子1bはアースに接
続し、1次巻線N1の端子間には共振用容量部Creを
接続する。ここで共振用容量部Creは、コンデンサC
1、コンデンサC2、コンデンサC3およびコンデンサ
C4の直列回路により構成する。
を構成できる、本発明による自励共振型電源の第1の実
施例の回路を図1に示した。図1に示す回路は以下のよ
うな構成となっている。高電位側の入力端子1aをチョ
ークコイルL1を介してPNP型の第1トランジスタQ
1および第2トランジスタQ2のそれぞれのエミッタの
共通接続点に接続する。第1トランジスタQ1のコレク
タはトランスTの1次巻線N1の一端に接続し、第2ト
ランジスタQ2のコレクタは1次巻線N1の他端に接続
する。1次巻線N1の所定の巻線位置に設けられた中間
タップCTおよび低電位側の入力端子1bはアースに接
続し、1次巻線N1の端子間には共振用容量部Creを
接続する。ここで共振用容量部Creは、コンデンサC
1、コンデンサC2、コンデンサC3およびコンデンサ
C4の直列回路により構成する。
【0011】共振用容量部CreをコンデンサC1とコ
ンデンサC2の直列回路とコンデンサC3とコンデンサ
C4の直列回路に分割するように、コンデンサC2とコ
ンデンサC3の接続点(A)を各トランジスタQ1、Q
2のエミッタの共通接続点に接続する。そして第2トラ
ンジスタQ2のベースは抵抗R2を介してコンデンサC
1とコンデンサC2の接続点(C)に接続し、第1トラ
ンジスタQ1のベースは抵抗R1を介してコンデンサC
3とコンデンサC4の接続点(B)に接続する。また、
第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2のベース
は、それぞれ抵抗R3、抵抗R4を介して制御部3に接
続する。ここで制御部3は次のような構成とする。
ンデンサC2の直列回路とコンデンサC3とコンデンサ
C4の直列回路に分割するように、コンデンサC2とコ
ンデンサC3の接続点(A)を各トランジスタQ1、Q
2のエミッタの共通接続点に接続する。そして第2トラ
ンジスタQ2のベースは抵抗R2を介してコンデンサC
1とコンデンサC2の接続点(C)に接続し、第1トラ
ンジスタQ1のベースは抵抗R1を介してコンデンサC
3とコンデンサC4の接続点(B)に接続する。また、
第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2のベース
は、それぞれ抵抗R3、抵抗R4を介して制御部3に接
続する。ここで制御部3は次のような構成とする。
【0012】先の抵抗R3、R4の一端にコレクタを接
続した制御用トランジスタQ3を設け、制御用トランジ
スタQ3のエミッタはアースに接続する。制御用トラン
ジスタQ3のコレクタ、ベース間にコンデンサC5を接
続し、制御用トランジスタQ3のベースを抵抗R5を介
して入力端子1aに接続する。そして、1次巻線N1の
第2の巻線位置に設けたタップTPと制御用トランジス
タQ3のベースとの間に、ダイオードD1と定電圧ダイ
オードDZ1の直列回路を接続する。なお、トランスT
の2次巻線N2の両端および中間タップは、それぞれ出
力端子2a、2c、2bに接続する。
続した制御用トランジスタQ3を設け、制御用トランジ
スタQ3のエミッタはアースに接続する。制御用トラン
ジスタQ3のコレクタ、ベース間にコンデンサC5を接
続し、制御用トランジスタQ3のベースを抵抗R5を介
して入力端子1aに接続する。そして、1次巻線N1の
第2の巻線位置に設けたタップTPと制御用トランジス
タQ3のベースとの間に、ダイオードD1と定電圧ダイ
オードDZ1の直列回路を接続する。なお、トランスT
の2次巻線N2の両端および中間タップは、それぞれ出
力端子2a、2c、2bに接続する。
【0013】以上のような構成とした回路において、入
力端子1a、1b間に外部より電圧を供給すると、マル
チバイブレータのごとく、第1トランジスタQ1と第2
トランジスタQ2のどちらか一方が導通する。なおここ
では、第1トランジスタQ1が先に導通したと仮定す
る。第1トランジスタQ1が導通したことにより1次巻
線N1に電流が流れ、1次巻線N1には電圧が誘導され
る。この時に1次巻線N1に誘導された電圧は、共振用
容量部Creの内部において各コンデンサの容量に応じ
て分圧される。すると、第1トランジスタQ1のベー
ス、エミッタ間には抵抗R1を介してコンデンサC3の
端子間に現れた電圧が、第2トランジスタQ2のベー
ス、エミッタ間には抵抗R2を介してコンデンサC2の
端子間に現れた電圧がそれぞれ帰還信号として供給され
る。
力端子1a、1b間に外部より電圧を供給すると、マル
チバイブレータのごとく、第1トランジスタQ1と第2
トランジスタQ2のどちらか一方が導通する。なおここ
では、第1トランジスタQ1が先に導通したと仮定す
る。第1トランジスタQ1が導通したことにより1次巻
線N1に電流が流れ、1次巻線N1には電圧が誘導され
る。この時に1次巻線N1に誘導された電圧は、共振用
容量部Creの内部において各コンデンサの容量に応じ
て分圧される。すると、第1トランジスタQ1のベー
ス、エミッタ間には抵抗R1を介してコンデンサC3の
端子間に現れた電圧が、第2トランジスタQ2のベー
ス、エミッタ間には抵抗R2を介してコンデンサC2の
端子間に現れた電圧がそれぞれ帰還信号として供給され
る。
【0014】供給された帰還信号により、第1トランジ
スタQ1には順方向バイアスが、第2トランジスタQ2
には逆バイアスがそれぞれ与えられ、第1トランジスタ
Q1はオン状態、第2トランジスタQ2はオフ状態とな
る。また、1次巻線N1に電圧が誘導されると、1次巻
線N1と共振用容量部Creが形成する共振回路に共振
現象が生じる。共振回路に共振現象が生じることによ
り、1次巻線N1の端子間に現れる電圧(共振電圧)は
正弦波状に変化する。第1トランジスタQ1、第2トラ
ンジスタQ2に供給される帰還信号は、実質的に共振電
圧の分圧電圧である。そのため、第1トランジスタQ1
および第2トランジスタQ2は、この共振電圧の変化に
応じて交互にオン状態あるいはオフ状態となり、以後、
継続して自励発振動作を行うことになる。
スタQ1には順方向バイアスが、第2トランジスタQ2
には逆バイアスがそれぞれ与えられ、第1トランジスタ
Q1はオン状態、第2トランジスタQ2はオフ状態とな
る。また、1次巻線N1に電圧が誘導されると、1次巻
線N1と共振用容量部Creが形成する共振回路に共振
現象が生じる。共振回路に共振現象が生じることによ
り、1次巻線N1の端子間に現れる電圧(共振電圧)は
正弦波状に変化する。第1トランジスタQ1、第2トラ
ンジスタQ2に供給される帰還信号は、実質的に共振電
圧の分圧電圧である。そのため、第1トランジスタQ1
および第2トランジスタQ2は、この共振電圧の変化に
応じて交互にオン状態あるいはオフ状態となり、以後、
継続して自励発振動作を行うことになる。
【0015】制御部3の内部では、1次巻線N1のタッ
プTPに現れた電圧をダイオードD1で整流し、出力電
圧に応じた電圧信号を得る。この電圧信号は、定電圧ダ
イオードDZ1の端子間に得られる基準電圧分だけ電圧
レベルが変化させられた後、制御用トランジスタQ3の
ベースに入力される。制御用トランジスタQ3は、その
コレクタ、ベース間に接続されたコンデンサC5の作用
によりミラー積分型増幅器として機能し、そのコレクタ
に電圧信号と基準電圧の差に応じた誤差信号を発生させ
る。第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2
は、抵抗R3および抵抗R4を介してベースに誤差信号
が供給されると、そのバイアス状態が誤差信号の大きさ
に応じて変化する。すると、第1トランジスタQ1およ
び第2トランジスタQ2の導通期間と導通タイミングが
誤差信号によって変化するようになる。
プTPに現れた電圧をダイオードD1で整流し、出力電
圧に応じた電圧信号を得る。この電圧信号は、定電圧ダ
イオードDZ1の端子間に得られる基準電圧分だけ電圧
レベルが変化させられた後、制御用トランジスタQ3の
ベースに入力される。制御用トランジスタQ3は、その
コレクタ、ベース間に接続されたコンデンサC5の作用
によりミラー積分型増幅器として機能し、そのコレクタ
に電圧信号と基準電圧の差に応じた誤差信号を発生させ
る。第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2
は、抵抗R3および抵抗R4を介してベースに誤差信号
が供給されると、そのバイアス状態が誤差信号の大きさ
に応じて変化する。すると、第1トランジスタQ1およ
び第2トランジスタQ2の導通期間と導通タイミングが
誤差信号によって変化するようになる。
【0016】この時、各トランジスタの導通期間と導通
タイミングの変化によって、自励発振動作による発振周
波数が変移する。発振周波数が変移すると、1次巻線N
1と共振用容量部Creからなる共振回路を介して2次
巻線N2に伝達されるエネルギー量が変化し、出力電圧
の大きさ(平均値)が変化をする。これにより出力電圧
の制御が可能となり、出力電圧に応じた誤差信号を各ト
ランジスタに供給すれば出力電圧の安定化が可能とな
る。従って、出力電圧を安定化するために、あえて自励
共振型電源の入力側に出力制御機能を有するコンバータ
回路などを設ける必要が無くなり、小型で安価な電源装
置を構成することが可能となる。
タイミングの変化によって、自励発振動作による発振周
波数が変移する。発振周波数が変移すると、1次巻線N
1と共振用容量部Creからなる共振回路を介して2次
巻線N2に伝達されるエネルギー量が変化し、出力電圧
の大きさ(平均値)が変化をする。これにより出力電圧
の制御が可能となり、出力電圧に応じた誤差信号を各ト
ランジスタに供給すれば出力電圧の安定化が可能とな
る。従って、出力電圧を安定化するために、あえて自励
共振型電源の入力側に出力制御機能を有するコンバータ
回路などを設ける必要が無くなり、小型で安価な電源装
置を構成することが可能となる。
【0017】先にも述べたが、図3に示すように各トラ
ンジスタQ11、Q12にNチャネルFETを使用する
と、1次巻線N11の一端とアースとの間の電圧波形
は、交流電圧が半波整流された時のような、正弦半波が
一定間隔を隔てて並んだ電圧波形となる。しかしこの電
圧波形は、実際に観測してみると特にアース電位付近の
波形部分に歪みが生じており、とても出力端子2a〜2
cに現れる出力電圧を半波整流して得られるであろう電
圧波形と相似の波形であるとは言えない。そこで、もし
各トランジスタにNチャネルFETを使用した回路で出
力電圧に相当する電圧信号を得ようとするならば、トラ
ンスに電圧検出用の巻線を新たに設け、その巻線に現れ
た電圧より出力電圧に相当する電圧信号を得なければな
らない。また、正弦半波が一定間隔を隔てて並んだよう
な電圧波形では、その電圧に含まれる高調波成分によ
り、この半波電圧が通電される回路の1次側配線部分か
らノイズが放出される問題があった。
ンジスタQ11、Q12にNチャネルFETを使用する
と、1次巻線N11の一端とアースとの間の電圧波形
は、交流電圧が半波整流された時のような、正弦半波が
一定間隔を隔てて並んだ電圧波形となる。しかしこの電
圧波形は、実際に観測してみると特にアース電位付近の
波形部分に歪みが生じており、とても出力端子2a〜2
cに現れる出力電圧を半波整流して得られるであろう電
圧波形と相似の波形であるとは言えない。そこで、もし
各トランジスタにNチャネルFETを使用した回路で出
力電圧に相当する電圧信号を得ようとするならば、トラ
ンスに電圧検出用の巻線を新たに設け、その巻線に現れ
た電圧より出力電圧に相当する電圧信号を得なければな
らない。また、正弦半波が一定間隔を隔てて並んだよう
な電圧波形では、その電圧に含まれる高調波成分によ
り、この半波電圧が通電される回路の1次側配線部分か
らノイズが放出される問題があった。
【0018】しかし図1に示す回路は、第1トランジス
タQ1と第2トランジスタQ2にPNP型トランジスタ
を使用し、トランスTの1次巻線N1の中間タップCT
をアースに接続したことにより、1次巻線N1の巻線端
とアースとの間の電圧波形は正弦波状に変化する交流と
なる。このため、1次巻線N1のタップTPに現れる電
圧も正弦波状の交流電圧となり、出力電圧の電圧波形に
相似したものとなる。従って、改めて電圧検出用の巻線
をトランスに設けずとも、1次巻線N1のタップTPか
ら出力電圧に相当する電圧信号を得ることが可能とな
り、トランスの小型化および電源装置の小型化を図るこ
とができる。また、1次側配線部分に通電される電圧波
形が正弦波に近い交流となるため、電圧に含まれる高調
波成分の電力は小さく、一層、ノイズ放出の少ない電源
装置を構成することができる。
タQ1と第2トランジスタQ2にPNP型トランジスタ
を使用し、トランスTの1次巻線N1の中間タップCT
をアースに接続したことにより、1次巻線N1の巻線端
とアースとの間の電圧波形は正弦波状に変化する交流と
なる。このため、1次巻線N1のタップTPに現れる電
圧も正弦波状の交流電圧となり、出力電圧の電圧波形に
相似したものとなる。従って、改めて電圧検出用の巻線
をトランスに設けずとも、1次巻線N1のタップTPか
ら出力電圧に相当する電圧信号を得ることが可能とな
り、トランスの小型化および電源装置の小型化を図るこ
とができる。また、1次側配線部分に通電される電圧波
形が正弦波に近い交流となるため、電圧に含まれる高調
波成分の電力は小さく、一層、ノイズ放出の少ない電源
装置を構成することができる。
【0019】図2には本発明による自励共振型電源の第
2の実施例の回路を示した。図2の回路において図1に
示す回路と異なるのは、第1と第2のトランジスタQ
4、Q5にPチャネルFETを使用したことと、出力電
圧に相当する電圧信号を検出するための第2の巻線位置
を1次巻線N1の巻線端としたことである。また各トラ
ンジスタQ4、Q5をFETに代えたことに伴い、図1
における抵抗R1とR2を回路から除き、第1トランジ
スタQ4と第2トランジスタQ5の各ゲート、ソース間
に抵抗R6と抵抗R7を接続している。なお、上記以外
の回路部分については図2の回路構成は図1と同じにな
っている。図2に示す回路の動作は、トランジスタが電
流駆動のバイポーラであるか電圧駆動のFETであるか
が異なるだけで、図1の回路と全く同じになる。そのた
め、図2においても図1と同じ効果を得ることができ
る。
2の実施例の回路を示した。図2の回路において図1に
示す回路と異なるのは、第1と第2のトランジスタQ
4、Q5にPチャネルFETを使用したことと、出力電
圧に相当する電圧信号を検出するための第2の巻線位置
を1次巻線N1の巻線端としたことである。また各トラ
ンジスタQ4、Q5をFETに代えたことに伴い、図1
における抵抗R1とR2を回路から除き、第1トランジ
スタQ4と第2トランジスタQ5の各ゲート、ソース間
に抵抗R6と抵抗R7を接続している。なお、上記以外
の回路部分については図2の回路構成は図1と同じにな
っている。図2に示す回路の動作は、トランジスタが電
流駆動のバイポーラであるか電圧駆動のFETであるか
が異なるだけで、図1の回路と全く同じになる。そのた
め、図2においても図1と同じ効果を得ることができ
る。
【0020】以上に説明した図1、図2に示す本発明の
実施例において、第1トランジスタQ1のベースあるい
は第1トランジスタQ4のゲートは共振用容量部Cre
のコンデンサ同士の接続点(B)に接続し、第2トラン
ジスタQ2のベースあるいは第2トランジスタQ5のゲ
ートは共振用容量部Creのコンデンサ同士の接続点
(C)に接続しているが、直接、1次巻線N1の巻線端
に接続しても構わない。また、図1、図2の回路は各出
力端子2a〜2cに交流出力を得るインバータ回路とし
ての自励共振型電源を示しているが、2次巻線N2に整
流素子を接続し、コンバータ回路として使用することも
可能である。なお、多少のトランスの大型化を招くが、
出力電圧に相当する電圧信号を1次巻線の第2の巻線位
置ではなく、トランスに新たに設けた電圧検出用巻線か
ら得ても良い。このように本発明の自励共振型電源は、
発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である
ことは言うまでもない。
実施例において、第1トランジスタQ1のベースあるい
は第1トランジスタQ4のゲートは共振用容量部Cre
のコンデンサ同士の接続点(B)に接続し、第2トラン
ジスタQ2のベースあるいは第2トランジスタQ5のゲ
ートは共振用容量部Creのコンデンサ同士の接続点
(C)に接続しているが、直接、1次巻線N1の巻線端
に接続しても構わない。また、図1、図2の回路は各出
力端子2a〜2cに交流出力を得るインバータ回路とし
ての自励共振型電源を示しているが、2次巻線N2に整
流素子を接続し、コンバータ回路として使用することも
可能である。なお、多少のトランスの大型化を招くが、
出力電圧に相当する電圧信号を1次巻線の第2の巻線位
置ではなく、トランスに新たに設けた電圧検出用巻線か
ら得ても良い。このように本発明の自励共振型電源は、
発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である
ことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたように本発明による自励共
振型電源は、第1、第2の各トランジスタにPNP型ト
ランジスタあるいはPチャネルFETを使用し、トラン
スの1次巻線の中間タップを基準電位点に接続する。そ
して、1次巻線に発生した出力電圧に相当する電圧信号
と基準電圧とから誤差信号を得て、その誤差信号を自励
発振のための帰還信号と共にプッシュプル構成の第1と
第2のトランジスタの制御端子に入力する構成を特徴と
している。このような構成とすると、トランスの1次巻
線に発生する電圧はアースとの間で正弦波状の交流電圧
となり、ノイズ発生が少なくなる。また、出力電圧に相
当する電圧信号を1次巻線に発生した電圧より得るよう
にすれば、トランスに電圧検出用の巻線を設けなくても
良くなり、トランスを小型化することができる。さらに
各トランジスタに帰還信号と共に誤差信号を供給するこ
とにより、出力電圧制御のためにコンバータ回路などを
併設する必要が無くなる。従って本発明によれば、出力
電圧の安定化機能が付加された、小型で安価な電源装置
を構成できる自励共振型電源を提供することが可能とな
る。
振型電源は、第1、第2の各トランジスタにPNP型ト
ランジスタあるいはPチャネルFETを使用し、トラン
スの1次巻線の中間タップを基準電位点に接続する。そ
して、1次巻線に発生した出力電圧に相当する電圧信号
と基準電圧とから誤差信号を得て、その誤差信号を自励
発振のための帰還信号と共にプッシュプル構成の第1と
第2のトランジスタの制御端子に入力する構成を特徴と
している。このような構成とすると、トランスの1次巻
線に発生する電圧はアースとの間で正弦波状の交流電圧
となり、ノイズ発生が少なくなる。また、出力電圧に相
当する電圧信号を1次巻線に発生した電圧より得るよう
にすれば、トランスに電圧検出用の巻線を設けなくても
良くなり、トランスを小型化することができる。さらに
各トランジスタに帰還信号と共に誤差信号を供給するこ
とにより、出力電圧制御のためにコンバータ回路などを
併設する必要が無くなる。従って本発明によれば、出力
電圧の安定化機能が付加された、小型で安価な電源装置
を構成できる自励共振型電源を提供することが可能とな
る。
【図1】 本発明による自励共振型電源の第1の実施例
の回路図。
の回路図。
【図2】 本発明による自励共振型電源の第2の実施例
の回路図。
の回路図。
【図3】 従来の自励共振型電源の一例の回路図。
1a、1b 入力端子 2a〜2c 出力端子(交流) 3 制御部 Q1、Q4 第1トランジスタ Q2、Q5 第2トランジスタ Q3 制御用トランジスタ L1 チョークコイル T トランス N1 1次巻線 N2 2次巻線 Cre 共振用容量部 (A)〜(C) 所定のコンデンサ同士の接続点 CT 1次巻線の第1の巻線位置としての中間
タップ TP 1次巻線の第2の巻線位置としてのタッ
プ
タップ TP 1次巻線の第2の巻線位置としてのタッ
プ
Claims (5)
- 【請求項1】 その1次巻線に所定のインダクタンスを
有し、該1次巻線の所定の巻線位置に設けられたタップ
が基準電位点に接続されたトランス、 該トランスの1次巻線に対して並列に接続され、該1次
巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部、 バイポーラPNP型あるいはPチャネル電界効果型のト
ランジスタ素子よりなり、該トランスの1次巻線の所定
位置にそれぞれの主電流路の一端が接続され、制御端子
には該トランスの巻線に発生した電圧より得られた帰還
信号がそれぞれ逆の位相で供給される第1と第2のトラ
ンジスタおよび、 該第1と第2のトランジスタの主電流路の他端の共通接
続点と該タップとの間に、入力端子および外部の電圧供
給源を介して接続されるチョークコイルを具備すること
を特徴とする自励共振型電源。 - 【請求項2】 前記共振用容量部を直列接続された複数
個のコンデンサ素子により構成し、 前記第1と第2のトランジスタの各制御端子はそれぞ
れ、前記トランスの1次巻線の巻線端から該共振用容量
部の少なくとも1つのコンデンサ素子を隔てた、該共振
用容量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、
(C)に接続することを特徴とする、請求項1に記載し
た自励共振型電源。 - 【請求項3】 前記共振用容量部のほぼ中央に位置する
コンデンサ同士の接続点(A)が前記第1と第2のトラ
ンジスタの主電流路の他端の共通接続点に接続されるこ
とを特徴とする、請求項1あるいは請求項2に記載した
自励共振型電源。 - 【請求項4】 前記トランスの1次巻線の第2の巻線
位置に発生した電圧から得た電圧信号と基準電圧を比較
し、その差に相当する誤差信号を発生させる制御部を具
備し、該誤差信号を前記帰還信号と共に該第1と第2の
トランジスタの制御端子に入力することを特徴とする、
請求項1から請求項3のいずれかに記載した自励共振型
電源。 - 【請求項5】 前記制御部は、 主電流路の一端が基準電位点に接続された制御用トラン
ジスタと、 該制御用トランジスタの制御端子と前記入力端子との間
に接続された第1の抵抗と、 該制御用トランジスタの制御端子と主電流路の他端との
間に接続されたコンデンサと、 該制御用トランジスタの制御端子と前記1次巻線の第2
の巻線位置との間に接続されたダイオードと定電圧素子
の直列回路とを具備し、該制御用トランジスタの主電流
路の他端から、それぞれ第2、第3の抵抗を介して前記
第1、第2のトランジスタの制御端子に前記誤差信号を
供給することを特徴とする、請求項4に記載した自励共
振型電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10108488A JPH11289768A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自励共振型電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10108488A JPH11289768A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自励共振型電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289768A true JPH11289768A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14486044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10108488A Pending JPH11289768A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自励共振型電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11289768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061371A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式共振型スイッチング電源 |
CN105281595A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-01-27 | 重庆臻远电气有限公司 | 一种逆变供电电路 |
JP2016049013A (ja) * | 2014-03-05 | 2016-04-07 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10108488A patent/JPH11289768A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061371A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式共振型スイッチング電源 |
JP2016049013A (ja) * | 2014-03-05 | 2016-04-07 | 株式会社デンソー | 電力変換装置 |
CN105281595A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-01-27 | 重庆臻远电气有限公司 | 一种逆变供电电路 |
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