JPH112853A - カメラ用測光装置 - Google Patents
カメラ用測光装置Info
- Publication number
- JPH112853A JPH112853A JP9153214A JP15321497A JPH112853A JP H112853 A JPH112853 A JP H112853A JP 9153214 A JP9153214 A JP 9153214A JP 15321497 A JP15321497 A JP 15321497A JP H112853 A JPH112853 A JP H112853A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- photoreceptor
- camera
- window
- incident light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測光に不要な外光の侵入を、ローコストで確
実に防止するコンパクトなカメラ用測光装置を提供す
る。 【解決手段】 測光装置を構成する受光体32の前面に
は、被写体以外からの不要な外光の入射することを防止
する入射光制限部材33が設けられる。前面カバー30
の内面には、黒色の印刷加工による遮光層30aが形成
され、受光体32の光軸周縁の一定範囲だけ遮光層30
aがない、透明な受光窓30bが形成される。入射光制
限部材33は、全体が弾性のある黒色のゴムで形成され
た筒型の部材であり、前端縁が前面カバー30に、後端
縁が受光体32に各々圧接している。そして、この入射
光制限部材33が受光体32に接する後端縁には、受光
体32の受光面に入射する光を制限する受光体絞り33
aが形成されている。
実に防止するコンパクトなカメラ用測光装置を提供す
る。 【解決手段】 測光装置を構成する受光体32の前面に
は、被写体以外からの不要な外光の入射することを防止
する入射光制限部材33が設けられる。前面カバー30
の内面には、黒色の印刷加工による遮光層30aが形成
され、受光体32の光軸周縁の一定範囲だけ遮光層30
aがない、透明な受光窓30bが形成される。入射光制
限部材33は、全体が弾性のある黒色のゴムで形成され
た筒型の部材であり、前端縁が前面カバー30に、後端
縁が受光体32に各々圧接している。そして、この入射
光制限部材33が受光体32に接する後端縁には、受光
体32の受光面に入射する光を制限する受光体絞り33
aが形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ用測光装置に
関し、更に詳しくは、カメラ用測光装置の受光体に関す
るものである。
関し、更に詳しくは、カメラ用測光装置の受光体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】低価格で携帯性の良いコンパクトカメラ
は、コストダウンと小型化とを達成するために、構成部
品を機能別にユニット化して部品数の削減や組み立てコ
ストの低減を図り、内部スペースを有効に利用してい
る。例えば、被写体輝度の測光装置を構成する受光体
や、或いはファインダレンズ等の高い取付精度の必要な
部品は、ブロック形状のファインダ用基板に取り付けて
ユニット化し、これをカメラ本体の上部に取り付けるよ
うにしている。
は、コストダウンと小型化とを達成するために、構成部
品を機能別にユニット化して部品数の削減や組み立てコ
ストの低減を図り、内部スペースを有効に利用してい
る。例えば、被写体輝度の測光装置を構成する受光体
や、或いはファインダレンズ等の高い取付精度の必要な
部品は、ブロック形状のファインダ用基板に取り付けて
ユニット化し、これをカメラ本体の上部に取り付けるよ
うにしている。
【0003】上記のようなファインダ用基板に取り付け
られる測光装置は、中央重点測光により測光の精度を高
めるために、ファインダ用基板の前面に設けられるた前
面カバーに、一定範囲だけ透明な測光窓を設け、この前
面カバーの奥に相当の距離をおいて受光体を配置するこ
とにより、受光体に入射する光を制限していた。
られる測光装置は、中央重点測光により測光の精度を高
めるために、ファインダ用基板の前面に設けられるた前
面カバーに、一定範囲だけ透明な測光窓を設け、この前
面カバーの奥に相当の距離をおいて受光体を配置するこ
とにより、受光体に入射する光を制限していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような方法では、カメラの厚みが厚くなってしまい、
カメラのコンパクト化の大きな障害となる。一方、カメ
ラの厚みを薄くするために、測光装置を形成する前面カ
バーの測光窓と受光体とを近づけると、今度は測光に不
必要な外光の侵入が多くなり、測光精度が低下するとい
う問題が生じる。
たような方法では、カメラの厚みが厚くなってしまい、
カメラのコンパクト化の大きな障害となる。一方、カメ
ラの厚みを薄くするために、測光装置を形成する前面カ
バーの測光窓と受光体とを近づけると、今度は測光に不
必要な外光の侵入が多くなり、測光精度が低下するとい
う問題が生じる。
【0005】また、前面カバーの内面の遮光層は、印刷
により形成されるので、この遮光層の一部を設けないこ
とにより形成される測光窓の寸法精度を高くすることは
限界があり、測光窓だけで測光に不要な外光の入射を効
果的に制限することは限界がある。
により形成されるので、この遮光層の一部を設けないこ
とにより形成される測光窓の寸法精度を高くすることは
限界があり、測光窓だけで測光に不要な外光の入射を効
果的に制限することは限界がある。
【0006】更に、ファインダ用基板は、組み立て効率
上、各部分の寸法はある程度の余裕をもって形成されて
いるので、測光装置に隣接して設けられているオートフ
ォーカス用の光源や、赤目防止用ランプ等の光の一部が
測光装置の光路内に侵入することが避けられない。
上、各部分の寸法はある程度の余裕をもって形成されて
いるので、測光装置に隣接して設けられているオートフ
ォーカス用の光源や、赤目防止用ランプ等の光の一部が
測光装置の光路内に侵入することが避けられない。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
のであり、測光精度に不要な外光の侵入を、ローコスト
で確実に防止するコンパクトなカメラ用測光装置を提供
することを目的とする。
のであり、測光精度に不要な外光の侵入を、ローコスト
で確実に防止するコンパクトなカメラ用測光装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明においては、カメラの前面カバーに設けら
れた一定サイズの遮光窓の奥に受光体を組み込み、前記
測光窓を通過した被写体光を前記受光体で受光して被写
体輝度の測定を行うカメラ用測光装置において、前記前
面カバーと受光体との間に、後端縁を受光体前面の受光
面に圧着させ、前端縁を前面カバーの裏面に圧着させる
とともに、後端側に受光面の露出範囲を制限する受光体
絞りを一体に設けた入射光制限部材を設けたものであ
る。
めに、本発明においては、カメラの前面カバーに設けら
れた一定サイズの遮光窓の奥に受光体を組み込み、前記
測光窓を通過した被写体光を前記受光体で受光して被写
体輝度の測定を行うカメラ用測光装置において、前記前
面カバーと受光体との間に、後端縁を受光体前面の受光
面に圧着させ、前端縁を前面カバーの裏面に圧着させる
とともに、後端側に受光面の露出範囲を制限する受光体
絞りを一体に設けた入射光制限部材を設けたものであ
る。
【0009】また、請求項2においては、前記入射光制
限部材を、弾性体で形成したものであり、請求項3にお
いては、前記測光窓の中心を通る水平な光軸に対して前
記受光体絞りの中心を垂直上方にずらすとともに、前記
入射光制限部材を前記光軸に対して回転非対称形状にし
たものである。
限部材を、弾性体で形成したものであり、請求項3にお
いては、前記測光窓の中心を通る水平な光軸に対して前
記受光体絞りの中心を垂直上方にずらすとともに、前記
入射光制限部材を前記光軸に対して回転非対称形状にし
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したカメラ
の外観を示す斜視図である。カメラ2は、プラスチック
製のカートリッジに写真フイルムを収納したIX240
タイプのフイルムカートリッジを使用するコンパクトタ
イプのカメラである。このカメラ2は、フイルムカート
リッジが装填されるとともに各種撮影機構が組み付けら
れたカメラ本体3(図3参照)の前後を、前側外装板4
aと後側外装板4bとで覆った形態となっている。
の外観を示す斜視図である。カメラ2は、プラスチック
製のカートリッジに写真フイルムを収納したIX240
タイプのフイルムカートリッジを使用するコンパクトタ
イプのカメラである。このカメラ2は、フイルムカート
リッジが装填されるとともに各種撮影機構が組み付けら
れたカメラ本体3(図3参照)の前後を、前側外装板4
aと後側外装板4bとで覆った形態となっている。
【0011】カメラ2の上面には、ピント合わせ時に半
押しされ、シャッタレリーズ時に深く押し込まれるシャ
ッタボタン6が設けられている。また、カメラ2の前面
には、レンズ鏡胴7,測距用の投光窓8と受光窓9,測
光用の測光窓10,対物側ファインダ窓11,赤目軽減
用ランプ窓12や、ストロボ発光部13等が設けられて
いる。カメラ2の背面側には、図示しないが、接眼側フ
ァインダ窓や、各種撮影情報が表示される液晶パネル,
ズームレンズであるレンズ鏡胴7の変倍操作を行うズー
ムレバー,フイルムカートリッジを装填,取り出しする
ための底蓋等が設けられている。
押しされ、シャッタレリーズ時に深く押し込まれるシャ
ッタボタン6が設けられている。また、カメラ2の前面
には、レンズ鏡胴7,測距用の投光窓8と受光窓9,測
光用の測光窓10,対物側ファインダ窓11,赤目軽減
用ランプ窓12や、ストロボ発光部13等が設けられて
いる。カメラ2の背面側には、図示しないが、接眼側フ
ァインダ窓や、各種撮影情報が表示される液晶パネル,
ズームレンズであるレンズ鏡胴7の変倍操作を行うズー
ムレバー,フイルムカートリッジを装填,取り出しする
ための底蓋等が設けられている。
【0012】図3は、カメラ2の構成を示す分解斜視図
である。カメラ本体3は、前面中央に取り付けられるレ
ンズ鏡胴7を挟んで、フイルムカートリッジが装填され
るカートリッジ室15と、このカートリッジ室15に装
填されたフイルムカートリッジから送り出された写真フ
イルムが巻き取られるフイルム巻取り室16とを備えて
いる。
である。カメラ本体3は、前面中央に取り付けられるレ
ンズ鏡胴7を挟んで、フイルムカートリッジが装填され
るカートリッジ室15と、このカートリッジ室15に装
填されたフイルムカートリッジから送り出された写真フ
イルムが巻き取られるフイルム巻取り室16とを備えて
いる。
【0013】また、フイルム巻取り室16内には、写真
フイルムを巻き取るための巻取り軸が回転自在に配置さ
れており、この巻取り軸の内部には、フイルム給送の駆
動源となるモータが組み込まれている。カートリッジ室
15の上部には、フイルムカートリッジのスプールに係
合してフイルム送り出し方向と巻戻し方向とに回転させ
る駆動軸18と、この駆動軸18を回転させるギヤ1
9,20,21からなるギヤトレイン22とが回転自在
に取り付けられている。このギヤトレイン22は、ギヤ
21に同軸に取り付けられた回転軸23と、カメラ本体
3の底部に組み込まれた図示しないギヤトレインとを介
してモータに連結されている。
フイルムを巻き取るための巻取り軸が回転自在に配置さ
れており、この巻取り軸の内部には、フイルム給送の駆
動源となるモータが組み込まれている。カートリッジ室
15の上部には、フイルムカートリッジのスプールに係
合してフイルム送り出し方向と巻戻し方向とに回転させ
る駆動軸18と、この駆動軸18を回転させるギヤ1
9,20,21からなるギヤトレイン22とが回転自在
に取り付けられている。このギヤトレイン22は、ギヤ
21に同軸に取り付けられた回転軸23と、カメラ本体
3の底部に組み込まれた図示しないギヤトレインとを介
してモータに連結されている。
【0014】カメラ本体3の上部には、測距用,測光用
の素子とファインダ光学系とを保持するとともに、カー
トリッジ室15の上部に取り付けられたギヤトレイン2
2を軸支する保持部材25が取り付けられ、この保持部
材25の上部には、カメラ2の各部を制御する制御回路
が形成された制御基板26が取り付けられる。保持部材
25は、大きく分けて、各種素子やファインダ光学系が
取り付けられるファインダ用基板であるAF・ファイン
ダ保持部28と、ギヤトレイン22を軸支するギヤ支持
板であるギヤ支持部29とからなる。また、このAF・
ファインダ保持部28の前面側には、一部が透明な前面
カバー30が設けられる(図2参照)。なお、この前面
カバー30の透明な部分以外は、遮光用の印刷が施され
た遮光層30aで前面カバー30の内面が覆われる(図
1参照)。
の素子とファインダ光学系とを保持するとともに、カー
トリッジ室15の上部に取り付けられたギヤトレイン2
2を軸支する保持部材25が取り付けられ、この保持部
材25の上部には、カメラ2の各部を制御する制御回路
が形成された制御基板26が取り付けられる。保持部材
25は、大きく分けて、各種素子やファインダ光学系が
取り付けられるファインダ用基板であるAF・ファイン
ダ保持部28と、ギヤトレイン22を軸支するギヤ支持
板であるギヤ支持部29とからなる。また、このAF・
ファインダ保持部28の前面側には、一部が透明な前面
カバー30が設けられる(図2参照)。なお、この前面
カバー30の透明な部分以外は、遮光用の印刷が施され
た遮光層30aで前面カバー30の内面が覆われる(図
1参照)。
【0015】AF・ファインダ保持部28はブロック形
状をしており、その前面には、測距用の受光レンズ31
と、本発明の測光装置を構成する受光体32及び入射光
制限部材33と、赤目軽減用のランプ34とが各々取り
付けられる取付け開口35,36,37が形成されてい
る。受光レンズ31が取り付けられる取付け開口35の
背後には光密な筒部38が一体に形成されており、この
筒部38の背後には測距用の受光体39が取り付けられ
る。
状をしており、その前面には、測距用の受光レンズ31
と、本発明の測光装置を構成する受光体32及び入射光
制限部材33と、赤目軽減用のランプ34とが各々取り
付けられる取付け開口35,36,37が形成されてい
る。受光レンズ31が取り付けられる取付け開口35の
背後には光密な筒部38が一体に形成されており、この
筒部38の背後には測距用の受光体39が取り付けられ
る。
【0016】測光装置を構成する受光体32の前面に
は、測光精度を低下させる、被写体以外からの不要な外
光が受光体32に入射することを防止するための入射光
制限部材33が設けられている。図1に示すように、受
光体32、及び入射光制限部材33が取り付けられる、
AF・ファインダ保持部28の筒部40は、中程に段差
40aが形成され、この段差40aよりも背面側に受光
体32が、また、段差40aよりも前面側に入射光制限
部材33が取り付けられる。
は、測光精度を低下させる、被写体以外からの不要な外
光が受光体32に入射することを防止するための入射光
制限部材33が設けられている。図1に示すように、受
光体32、及び入射光制限部材33が取り付けられる、
AF・ファインダ保持部28の筒部40は、中程に段差
40aが形成され、この段差40aよりも背面側に受光
体32が、また、段差40aよりも前面側に入射光制限
部材33が取り付けられる。
【0017】また、AF・ファインダ保持部28の前面
側に取り付けられる前面カバー30の内面には、黒色の
印刷加工による遮光層30aが形成されているが、上述
した入射光制限部材33の前方に対応した部分だけは、
受光体32の光軸周縁の一定範囲だけ遮光層30aがな
い、透明な受光窓30bになっている。
側に取り付けられる前面カバー30の内面には、黒色の
印刷加工による遮光層30aが形成されているが、上述
した入射光制限部材33の前方に対応した部分だけは、
受光体32の光軸周縁の一定範囲だけ遮光層30aがな
い、透明な受光窓30bになっている。
【0018】入射光制限部材33は、全体が弾性のある
黒色のゴムで形成された筒型の部材であり、前端縁が前
面カバー30に、後端縁が受光体32に各々圧接してい
る。そして、この入射光制限部材33が受光体32に接
する後端縁には、受光体32の受光面に入射する光を制
限する受光体絞り33aが形成されている。
黒色のゴムで形成された筒型の部材であり、前端縁が前
面カバー30に、後端縁が受光体32に各々圧接してい
る。そして、この入射光制限部材33が受光体32に接
する後端縁には、受光体32の受光面に入射する光を制
限する受光体絞り33aが形成されている。
【0019】このように、遮光層30aにより透光範囲
を制限した受光窓30bと、入射光制限部材33の受光
体絞り33aにより、図1に示すように、被写体からの
反射光の範囲である角度θより外側の、測光精度を低下
させる不要な外光が、受光体32に入射することを防
ぎ、角度θの範囲の被写体光だけ入射させる。
を制限した受光窓30bと、入射光制限部材33の受光
体絞り33aにより、図1に示すように、被写体からの
反射光の範囲である角度θより外側の、測光精度を低下
させる不要な外光が、受光体32に入射することを防
ぎ、角度θの範囲の被写体光だけ入射させる。
【0020】また、受光体32の取付け開口36の側方
には、ファインダ光学系を構成する対物レンズユニット
41を取り付けるための筒部42が形成されており、こ
の筒部42の前面には対物レンズユニット41用の開口
43が形成され、後端にはファインダ光学系を構成する
プリズム44が取り付けられる。また、筒部42の側方
には、測距用の投光素子45と投光レンズ46とが取り
付けられる筒部47が形成されている。
には、ファインダ光学系を構成する対物レンズユニット
41を取り付けるための筒部42が形成されており、こ
の筒部42の前面には対物レンズユニット41用の開口
43が形成され、後端にはファインダ光学系を構成する
プリズム44が取り付けられる。また、筒部42の側方
には、測距用の投光素子45と投光レンズ46とが取り
付けられる筒部47が形成されている。
【0021】上記AF・ファインダ保持部28はカメラ
本体3の上部に組み付けられ、測距用の受光レンズ3
1,測光用の受光体32,赤目軽減用ランプ34,対物
レンズユニット41,測距用の投光レンズ46は、測距
用の受光窓9,測光用の測光窓10,赤目軽減用ランプ
窓12,対物側ファインダ窓11,測距用の投光窓8の
背後に配置される。
本体3の上部に組み付けられ、測距用の受光レンズ3
1,測光用の受光体32,赤目軽減用ランプ34,対物
レンズユニット41,測距用の投光レンズ46は、測距
用の受光窓9,測光用の測光窓10,赤目軽減用ランプ
窓12,対物側ファインダ窓11,測距用の投光窓8の
背後に配置される。
【0022】ギヤ支持部29は板形状となっており、A
F・ファインダ保持部28の測距用の受光レンズ31が
取り付けられる筒部38の側方から突出するように一体
に形成されている。このギヤ支持部29の上面には、ズ
ームレンズであるレンズ鏡胴7の変倍操作に用いられる
ズームレバー49が組み付けられる。このズームレバー
49は、ギヤ支持板29の上面に立設されたピン50に
取り付けられて、中立位置を挟む望遠位置と広角位置と
の間で揺動自在とされる。また、このズームレバー49
には、望遠位置と広角位置とに揺動されたズームレバー
49を中立位置に復帰させる弾性片51が一体に形成さ
れている。
F・ファインダ保持部28の測距用の受光レンズ31が
取り付けられる筒部38の側方から突出するように一体
に形成されている。このギヤ支持部29の上面には、ズ
ームレンズであるレンズ鏡胴7の変倍操作に用いられる
ズームレバー49が組み付けられる。このズームレバー
49は、ギヤ支持板29の上面に立設されたピン50に
取り付けられて、中立位置を挟む望遠位置と広角位置と
の間で揺動自在とされる。また、このズームレバー49
には、望遠位置と広角位置とに揺動されたズームレバー
49を中立位置に復帰させる弾性片51が一体に形成さ
れている。
【0023】また、ズームレバー49の上面には、ズー
ム切替えスイッチ用の金属接片53が取り付けられる。
この金属接片53は、保持部材25の上部に取り付けら
れる制御基板26に接触し、ズームレバー49が揺動さ
れた際に一緒に揺動して制御基板26の導通面に接触
し、ズーム切替えスイッチのオン・オフを行う。
ム切替えスイッチ用の金属接片53が取り付けられる。
この金属接片53は、保持部材25の上部に取り付けら
れる制御基板26に接触し、ズームレバー49が揺動さ
れた際に一緒に揺動して制御基板26の導通面に接触
し、ズーム切替えスイッチのオン・オフを行う。
【0024】制御基板26は、保持部材25に2本のネ
ジ55,56で取り付けられる。また、制御基板26と
保持部材25との取付け部分の間には、2枚のフレキシ
ブル基板57,58が挟み込まれる。一方のフレキシブ
ル基板57は、フイルムカートリッジに設けられたバー
コードデータを読み取るバーコードリーダーと制御基板
26とを接続するためのものである。また、他方のフレ
キシブル基板58は、写真フイルムの磁気記録層へ各種
データを磁気記録する磁気ヘッドと制御基板26とを接
続するためのものである。
ジ55,56で取り付けられる。また、制御基板26と
保持部材25との取付け部分の間には、2枚のフレキシ
ブル基板57,58が挟み込まれる。一方のフレキシブ
ル基板57は、フイルムカートリッジに設けられたバー
コードデータを読み取るバーコードリーダーと制御基板
26とを接続するためのものである。また、他方のフレ
キシブル基板58は、写真フイルムの磁気記録層へ各種
データを磁気記録する磁気ヘッドと制御基板26とを接
続するためのものである。
【0025】これらのフレキシブル基板57,58と制
御基板26とには、それぞれ導通部が形成されており、
制御基板が各フレキシブル基板57,58を挟み込んだ
状態で保持部材25に取り付けられることにより、これ
らの導通部が接触して電気的に接続される。
御基板26とには、それぞれ導通部が形成されており、
制御基板が各フレキシブル基板57,58を挟み込んだ
状態で保持部材25に取り付けられることにより、これ
らの導通部が接触して電気的に接続される。
【0026】以上のような構成のカメラの作用について
説明する。遮光層30aにより透光範囲を制限した受光
窓30bと、入射光制限部材33の受光体絞り33aに
より、図1に示すように、被写体からの反射光の範囲で
ある角度θより外側の、測光精度を低下させる不要な外
光が、受光体32に入射することを防ぐことができる。
そして、受光窓30bと入射光制限部材33の受光体絞
り33aとで、測光に不要な外光の入射を制限すること
により、受光窓30bだけで入射を制限するよりも、受
光体32と受光窓30bとの間を短くすることが可能に
なり、カメラのコンパクト化が可能になる。
説明する。遮光層30aにより透光範囲を制限した受光
窓30bと、入射光制限部材33の受光体絞り33aに
より、図1に示すように、被写体からの反射光の範囲で
ある角度θより外側の、測光精度を低下させる不要な外
光が、受光体32に入射することを防ぐことができる。
そして、受光窓30bと入射光制限部材33の受光体絞
り33aとで、測光に不要な外光の入射を制限すること
により、受光窓30bだけで入射を制限するよりも、受
光体32と受光窓30bとの間を短くすることが可能に
なり、カメラのコンパクト化が可能になる。
【0027】また、前面カバー30の内面の遮光層30
aの印刷加工の精度を精密に保持することが困難なた
め、受光窓30bの大きさを誤差無く形成することは難
しいが、受光体32と前面カバー30の受光窓30bと
の間に入射光制限部材33を設けることにより、受光窓
30bの寸法精度が多少ずれても、入射光制限部材33
により測光に影響する不要な外光が確実にカットされ
る。
aの印刷加工の精度を精密に保持することが困難なた
め、受光窓30bの大きさを誤差無く形成することは難
しいが、受光体32と前面カバー30の受光窓30bと
の間に入射光制限部材33を設けることにより、受光窓
30bの寸法精度が多少ずれても、入射光制限部材33
により測光に影響する不要な外光が確実にカットされ
る。
【0028】一方、入射光制限部材33は弾性のあるゴ
ムで形成されているので、この入射光制限部材33が取
り付けられるAF・ファインダ保持部28の筒部38
を、コストのかかる高精度加工で形成せずに、多少寸法
にあそびがあっても、ゴムの弾性により入射光制限部材
33は確実に筒部38の内壁に密着し、筒部38内で揺
動することがない。
ムで形成されているので、この入射光制限部材33が取
り付けられるAF・ファインダ保持部28の筒部38
を、コストのかかる高精度加工で形成せずに、多少寸法
にあそびがあっても、ゴムの弾性により入射光制限部材
33は確実に筒部38の内壁に密着し、筒部38内で揺
動することがない。
【0029】また、同様に入射光制限部材33の前端
縁、後端縁も、ゴムの弾性により、寸法に多少のあそび
があっても前面カバー30と受光体32に各々確実に密
着する。そして、このようにAF・ファインダ保持部2
8の筒部38を多少あそびを持たせて加工することによ
り、筒部38に受光体32や入射光制限部材33を組み
付ける際に、作業が容易になる。更に、入射光制限部材
33を形成するゴムが黒色であるので、入射光制限部材
33の内面での乱反射が抑えられ、測光精度が良好に保
たれる。
縁、後端縁も、ゴムの弾性により、寸法に多少のあそび
があっても前面カバー30と受光体32に各々確実に密
着する。そして、このようにAF・ファインダ保持部2
8の筒部38を多少あそびを持たせて加工することによ
り、筒部38に受光体32や入射光制限部材33を組み
付ける際に、作業が容易になる。更に、入射光制限部材
33を形成するゴムが黒色であるので、入射光制限部材
33の内面での乱反射が抑えられ、測光精度が良好に保
たれる。
【0030】なお、入射光制限部材を図4に示すような
形状にすることもできる。第2の実施形態における入射
光制限部材80は、受光体(図示せず)側の受光体絞り
81の中心が、垂直上方に寄せて設けられている。ま
た、入射光制限部材80の形状が、光軸に対して回転非
対称形状になるように、上面側だけ緩やかなR面になっ
ており、これに対応してAF・ファインダ保持部83の
筒部84も、上側の内壁がR面になっている。このよう
に、入射光制限部材80の受光体絞り81を、上方に寄
せて形成することにより、ローコストに下部重点測光が
可能になる。なお、この受光体絞りの位置を任意の位置
にずらして形成することにより、簡単に被写体の一部だ
けを重点的に測光することが可能になる。
形状にすることもできる。第2の実施形態における入射
光制限部材80は、受光体(図示せず)側の受光体絞り
81の中心が、垂直上方に寄せて設けられている。ま
た、入射光制限部材80の形状が、光軸に対して回転非
対称形状になるように、上面側だけ緩やかなR面になっ
ており、これに対応してAF・ファインダ保持部83の
筒部84も、上側の内壁がR面になっている。このよう
に、入射光制限部材80の受光体絞り81を、上方に寄
せて形成することにより、ローコストに下部重点測光が
可能になる。なお、この受光体絞りの位置を任意の位置
にずらして形成することにより、簡単に被写体の一部だ
けを重点的に測光することが可能になる。
【0031】また、入射光制限部材80の上面側だけ緩
やかなR面にすることにより、組み立て工程において、
AF・ファインダ保持部83の筒部84に入射光制限部
材80を挿入する際に、入射光制限部材80の上下を逆
さに入れてしまうことがなくなる。そして、このような
入射光制限部材80も、柔軟なゴムで形成されているの
で、筒部84の寸法に多少のあそびがあっても、入射光
制限部材80は筒部84内で揺動することなく、内壁に
密着し固定される。
やかなR面にすることにより、組み立て工程において、
AF・ファインダ保持部83の筒部84に入射光制限部
材80を挿入する際に、入射光制限部材80の上下を逆
さに入れてしまうことがなくなる。そして、このような
入射光制限部材80も、柔軟なゴムで形成されているの
で、筒部84の寸法に多少のあそびがあっても、入射光
制限部材80は筒部84内で揺動することなく、内壁に
密着し固定される。
【0032】上述した2つの実施形態においては、入射
光制限部材はゴムで形成されているが、勿論、ゴム以外
にも、柔軟で弾性のある素材であれば、どの様なもので
も使用することができる。また、上記の実施形態では、
コンパクトカメラを例に説明したが、例えば一眼レフタ
イプのカメラやインスタントカメラ等にも本発明は利用
することができる。
光制限部材はゴムで形成されているが、勿論、ゴム以外
にも、柔軟で弾性のある素材であれば、どの様なもので
も使用することができる。また、上記の実施形態では、
コンパクトカメラを例に説明したが、例えば一眼レフタ
イプのカメラやインスタントカメラ等にも本発明は利用
することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラの前面カバーに設けられた一定サイズの遮光窓の
奥に受光体を組み込み、前記測光窓を通過した被写体光
を前記受光体で受光して被写体輝度の測定を行うカメラ
用測光装置において、前記前面カバーと受光体との間
に、後端縁を受光体前面の受光面に圧着させ、前端縁を
前面カバーの裏面に圧着させるとともに、後端側に受光
面の露出範囲を制限する受光体絞りを一体に設けた入射
光制限部材を設けたので、測光に不要な外光の侵入を、
ローコストで確実に防止するコンパクトなカメラ用測光
装置を提供することが可能になる。
カメラの前面カバーに設けられた一定サイズの遮光窓の
奥に受光体を組み込み、前記測光窓を通過した被写体光
を前記受光体で受光して被写体輝度の測定を行うカメラ
用測光装置において、前記前面カバーと受光体との間
に、後端縁を受光体前面の受光面に圧着させ、前端縁を
前面カバーの裏面に圧着させるとともに、後端側に受光
面の露出範囲を制限する受光体絞りを一体に設けた入射
光制限部材を設けたので、測光に不要な外光の侵入を、
ローコストで確実に防止するコンパクトなカメラ用測光
装置を提供することが可能になる。
【図1】カメラの測光装置付近の断面図である。
【図2】カメラの外観を示す斜視図である。
【図3】カメラの構成を部分的に示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】第2の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】 2 カメラ 3 カメラ本体 25 保持部材 26 制御基板 28 AF・ファインダ保持部 29 ギヤ支持部 33 入射光制限部材 33a 受光体絞り
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラの前面カバーに設けられた一定サ
イズの遮光窓の奥に受光体を組み込み、前記測光窓を通
過した被写体光を前記受光体で受光して被写体輝度の測
定を行うカメラ用測光装置において、 前記前面カバーと受光体との間に、後端縁を受光体前面
の受光面に圧着させ、前端縁を前面カバーの裏面に圧着
させるとともに、後端側に受光面の露出範囲を制限する
受光体絞りを一体に設けた入射光制限部材を設けたこと
を特徴とするカメラ用測光装置。 - 【請求項2】 前記入射光制限部材は、弾性体で形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載のカメラ用測光
装置。 - 【請求項3】 前記測光窓の中心を通る水平な光軸に対
して前記受光体絞りの中心を垂直上方にずらすととも
に、入射光制限部材を前記光軸に対して回転非対称形状
にしたことを特徴とする請求項2記載のカメラ用測光装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153214A JPH112853A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カメラ用測光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153214A JPH112853A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カメラ用測光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112853A true JPH112853A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15557551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9153214A Pending JPH112853A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カメラ用測光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH112853A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6763188B2 (en) | 2002-07-10 | 2004-07-13 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Camera photometer |
JP2007101513A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Seiko Npc Corp | 赤外線センサ |
JP2009250705A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Fujitsu Ltd | 照度センサ用光案内機構及び携帯電話機 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP9153214A patent/JPH112853A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6763188B2 (en) | 2002-07-10 | 2004-07-13 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Camera photometer |
JP2007101513A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Seiko Npc Corp | 赤外線センサ |
JP2009250705A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Fujitsu Ltd | 照度センサ用光案内機構及び携帯電話機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08271976A (ja) | カメラ | |
US5701534A (en) | Seal apparatus of finder | |
JPH0614162B2 (ja) | 一眼レフカメラのファインダ内表示装置 | |
JPH07168231A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JPH112853A (ja) | カメラ用測光装置 | |
JP2002182285A (ja) | カメラ | |
JPH10312014A (ja) | カメラ | |
JP2001108879A (ja) | レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ | |
JPH103118A (ja) | カメラ | |
JPH11231408A (ja) | 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ | |
JPH112860A (ja) | カメラ | |
JP2002182289A (ja) | カメラ | |
JPH02289806A (ja) | 撮像光学系 | |
JPH10108054A (ja) | 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ | |
JP2003057530A (ja) | 焦点検出ユニットおよび一眼レフ電子カメラ | |
JP3453070B2 (ja) | カメラ | |
JPH11223872A (ja) | データ写し込み可能なカメラ | |
JP2002287232A (ja) | カメラ | |
JP2630967B2 (ja) | 自動焦点装置 | |
JP2644589B2 (ja) | ターレットレンズの切替機構 | |
JPH07306444A (ja) | カメラ | |
JP2005017404A (ja) | ファインダ装置 | |
JPH07230117A (ja) | 一眼レフカメラのファインダ装置 | |
JPH10213839A (ja) | ファインダの視野枠切換機構の操作装置及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置 | |
JP2006215444A (ja) | レンズ装置のレンズ枠取付構造とこれを用いた撮像装置及び光学装置 |