JPH11284929A

JPH11284929A - 番組表表示装置

Info

Publication number: JPH11284929A
Application number: JP10086626A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Horioka; 篤史堀岡; Tatsuro Kyoda; 樹朗経田; Shinya Kusuhara; 信哉楠原; Kazuaki Obara; 和昭小原; Takashi Takeda; 享司竹田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-03-31
Filing date: 1998-03-31
Publication date: 1999-10-15

Abstract

(57)【要約】【課題】テレビジョン受信装置のチューナが予約録画
のために占有されている時間帯を視覚的に容易に把握す
ることができる番組表表示装置を得る。【解決手段】チャンネル毎の番組セル２１５と、複数
チャンネルに対し共通の時刻バー２１６とを含む番組表
２１０を作成し、表示する番組表作成表示手段を備え、
この番組表作成表示手段が、番組表上において番組が録
画予約されたとき、上記時刻バー２１６の録画予約され
た番組の時間帯に対応する領域に当該時間帯の番組が選
択されたことを示す表示を施した番組表２１０を作成
し、表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、画面上に番組表
を表示する番組表表示装置に関し、特に、番組表上でわ
かり易い予約録画状態の表示を行なうことのできる番組
表表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ＣＳ衛星放送などディジタル放送により
多くの情報が送信できるようになったことに伴い、番組
の多チャンネル化が進み、電子番組ガイド（ＥＰＧ：El
ectronic Program Guide）の必要性が高まっている。一
般的な電子番組ガイドの番組情報は、番組の映像、音声
信号と同様に伝送チャンネルを割り当てて常に送られて
いる。受信機は、番組情報を受信し、記憶装置に記憶
し、一定期間の番組に関する情報が全て受信されたとこ
ろで番組表として表示装置に表示する。このような電子
番組ガイドにおいては、番組表にカーソルが併せて表示
され、例えばリモートコントロール装置を操作すること
でこのカーソルを動かして、番組表上の番組名の表示さ
れたセルに命令を与えることにより、様々な機能を実行
することができる。例えば、ある番組をＶＴＲに録画し
たい場合、その番組の番組表上のセルを特定し、録画予
約の実行を命令することで、自動的にその番組をＶＴＲ
に記録することができる（特表平６−５０４１６５号公
報参照）。

【０００３】このように電子番組ガイドは、多チャンネ
ル化による受信機の多機能化に対して、その受信機の操
作性の向上を図る上で有効なものである。また、地上波
テレビジョン放送であっても、その映像信号の隙間（Ｖ
ＢＩ＝垂直帰線消去期間）の特定の領域を利用すれば、
電子番組ガイド用の番組情報を伝送することも可能であ
る。

【０００４】ここで、従来の番組表表示装置において
は、例えば特開昭６０−２９９５７号公報に示されるよ
うに、番組表上において、予約済番組のタイトル横に＊
マークを付けるなどして、どの番組が記録予約をされて
いるかがわかるようにしたものがある。また、予約録画
状況を表示する方法としては、特表平６−５０４１６５
号公報に開示されたもののように、予約設定済の番組に
ついてはその番組のセルのアウトラインを強調して表示
したり、セルを赤でハイライトして表示し、予約録画中
の番組はその番組のセルのアウトラインを点滅させて表
示し、記録済の番組についてはその番組のセルを赤く塗
りつぶして表示する等、ユーザが番組表上で番組の予約
録画状況を容易に認識できるようにしたものがある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
の、画面上に番組表を表示する番組表表示装置では、各
番組のタイトル部分、あるいは番組のセルに装飾を施し
て番組の予約録画状況を表示するようにしていたので、
テレビジョン受信装置のチューナが予約録画のために占
有されている時間帯を視覚的に容易に把握することが困
難であるという問題があった。

【０００６】また、従来の番組表表示装置では、番組表
上に予約録画の記録先のメディアが何であるかは表示さ
れず、録画の終わった番組については単に「録画済」の
表示がされるだけであったので、ユーザが録画された番
組を見る際に、その番組がどの記録メディアに記録され
ているのかがわからないという問題がある。最近ではＶ
ＴＲカセット以外に、ＨＤ（ハードディスク）やＤＶＤ
（ディジタルビデオディスク）やＤＶＣ（ディジタルビ
デオカセット）等、多種の記録メディアが番組を録画す
るために使用されるようになってきており、ユーザがど
の記録メディアで録画したのかを忘れてしまった場合、
心当たりの有る記録メディアを順に調べて行かなければ
ならないという事態が生じることとなる。

【０００７】本発明は、上記のような問題を解消するた
めになされたものであり、テレビジョン受信装置のチュ
ーナが予約録画のために占有されている時間帯を視覚的
に容易に把握することができる番組表表示装置を得るこ
とを目的とする。また、本発明は、番組が記録される記
録メディアを番組表上で容易に確認することのできる番
組表表示装置を得ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明（請求項１）に係る番組表表示装置は、表示
画面上に番組選択に用いる番組表を表示する番組表表示
装置において、チャンネル毎の番組情報と、複数チャン
ネルに対し共通の時刻バーとを含む番組表を作成し、表
示する番組表作成表示手段を備え、この番組表作成表示
手段が、番組表上において番組が選択されたとき、上記
時刻バーの選択された番組の時間帯に対応する領域に当
該時間帯の番組が選択されたことを示す表示を施した番
組表を作成し、表示するようにしたものである。

【０００９】また、本発明（請求項２）に係る番組表表
示装置は、放送受信装置に設けられ、放送受信装置の表
示画面上に番組選択に用いる番組表を表示する番組表表
示装置において、チャンネル毎の番組情報を含む番組表
を作成し、表示する番組表作成表示手段を備え、この番
組表作成表示手段が、番組表上において記録予約すべき
番組が選択されたとき、選択された番組が記録されるべ
き記録メディアを表示する番組表を作成し、表示するよ
うにしたものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて説明する。実施の形態１．図５は本発明の実施の形態１による番組
表表示装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。

【００１１】５０１はアンテナであり、テレビジョン放
送電波を獲得するものである。５０２は本発明の番組表
表示装置である。５０３はチューナである。５０４はＶ
ＢＩデコーダであり、チューナ５０３より得られたテレ
ビジョン信号のＶＢＩ領域に重畳された番組情報データ
を取り出すものである。５０５はＣＰＵ、５０６はＲＡ
Ｍ、５０７はＲＯＭであり、番組表の作成や入出力の処
理はこれらの上で動作するソフトウェアで実現されてい
る。５０８はディスプレイユニットで、後述のディスプ
レイ５２７への画像の描画を行なう。５０９はバスであ
る。５１０はＣＤ−ＲＯＭリーダであり、ＣＤ−ＲＯＭ
５２８によって提供された番組情報データを読み出すも
のである。５１１はハードディスクであるが、番組表表
示装置の電源がオフになってもバッテリー等を用いてデ
ータが消去されないＲＡＭが利用できるならばこれを利
用してもよい。５１２はインタフェースユニットで、後
述のＤＶＤレコーダ５１６、ＤＶＣレコーダ５１７、Ｖ
ＴＲ５１８へ制御信号を出力したり、後述の決定ボタン
５１９とポインティングデバイス５２０あるいは赤外線
受信ユニット５２６からの制御信号を入力したりするも
のである。５１３、５１４、５１５はコネクタである。
５１６はＤＶＤレコーダ、５１７はＤＶＣレコーダ、５
１８はＶＴＲであり、これらはテレビジョン番組を録画
するためのものであって、いずれも制御信号入力端子を
持ち、これを用いて外部からの制御信号で受信チャンネ
ルの切り替えや、録画の開始・終了等の操作が可能なも
のであり、制御信号入力端子は前述のコネクタ５１３、
５１４、５１５を介して番組表表示装置５０２内のイン
タフェースユニット５１２と接続される。また番組表表
示装置５０２，ＤＶＤレコーダ５１６，ＤＶＣレコーダ
５１７，ＶＴＲ５１８のそれぞれには、アンテナ５０１
よりテレビジョン放送信号が供給されている。５１９は
決定ボタン、５２０はポインティングデバイスであり、
これらのスイッチ群を用いてユーザがディスプレイ５２
７上に表示された番組表などのＧＵＩ（グラフィカル・
ユーザ・インタフェース）を操作する。５２１はリモコ
ンであり筐体上には決定ボタン５２２とポインティング
デバイス５２３が設置されており、ここではポインティ
ングデバイス５２３にはトラックボールを使用してい
る。また、筐体内には赤外線送信ユニット５２４とＣＰ
Ｕ５２５が収められている。ユーザがリモコン５２１を
用いて決定ボタン５２２及びポインティングデバイス５
２３の操作を行った場合、ＣＰＵ５２５は赤外線送信ユ
ニット５２４よりこれらの操作に対応する制御信号を番
組表表示装置５０２の赤外線受信ユニット５２６へ出力
する。５２７はディスプレイであり、ディスプレイユニ
ット５０８からの映像信号を表示するものである。５２
８はＣＤ−ＲＯＭであり、テレビジョン番組の放送スケ
ジュール情報を格納するものであり、図６にこの例を示
す。ここでは１枚のＣＤ−ＲＯＭ５２８に１９９８年４
月３日から４月１６日までの２週間について１２チャン
ネル分の番組スケジュールが格納されており、ｎｕｍ＿
ｐｒフィールドには全番組数が記述される。番組スケジ
ュールは１番組あたり、番組開始年ｂｙ、番組開始月ｂ
ｍ、番組開始日ｂｄ、番組開始時刻ｂｔ、番組終了時刻
ｅｔ、放送チャンネルｃｈ、番組内容ｉｎｆｏの７個の
データ組で構成されており、このデータ組が１枚のＣＤ
−ＲＯＭにｎｕｍ＿ｐｒ個存在することになる。番組開
始時刻ｂｔと番組終了時刻ｅｔは０時０分からの経過分
であり、例えば午前５時３０分であれば、５×６０＋３
０＝３３０と表している。さらに、深夜番組は放送終了
まで同一の放送開始日ｂｄのまま番組開始時刻ｂｔと番
組終了時刻ｅｔとを記述しており、例えば午後１１時０
０分から翌日の午前１時００分までの番組では番組開始
時刻ｂｔ＝２３×６０＝１３８０、番組終了時刻ｅｔ＝
（２４＋１）×６０＝１５００と表している。

【００１２】なお、ここではスケジュール情報の獲得形
態としてテレビジョン放送信号のＶＢＩとＣＤ−ＲＯＭ
とを想定しているが、利用可能な何れか一方でもよい
し、ＣＳ衛星放送でスケジュール情報が放送されている
ならばこれを受信して格納することも可能である。ま
た、フロッピーディスクなどの他の媒体からの獲得形態
でも構わない。

【００１３】図１は図５の番組表表示装置の機能的な構
成を示すブロック図である。ここでは番組情報獲得のた
めの機能については省略してある。図において、１０１
はテレビジョン番組の放送スケジュール情報を格納する
番組情報格納部であり、ＨＤＤ５１１あるいはＣＤ−Ｒ
ＯＭ５２８で実現される。１０２はスケジュール情報か
ら番組表の画像を作成する番組表作成部で、ＣＰＵ５０
５で動作するソフトウェアと、ディスプレイユニット５
０８とで実現される。１０３は番組表の画像を表示する
ディスプレイである。１０４は入力キー群１０５からの
入力をコマンドに変換して番組表作成部１０２，及び後
述する制御情報格納部１０６に出力する入力処理部で、
これもＣＰＵ５０５で動作するソフトウェアで実現され
る。１０５は入力キー群で、決定ボタン５１９とポイン
ティングデバイス５２０とで実現される（あるいはリモ
コン５２１と赤外線受信ユニット５２６とで実現され
る）。録画予約情報格納部１０６は録画された番組に関
する情報格納する手段であり、ＨＤＤ５１１で実現され
る。１０７は制御情報格納部１０６の情報に従って、録
画機器であるＤＶＤレコーダ１０８，ＤＶＣレコーダ１
０９，ＶＴＲ１１０，あるいはＨＤＤレコーダ１１１に
録画動作を行なわせる録画コマンド発生部であり、これ
もＣＰＵ５０５で動作するソフトウェアで実現される。

【００１４】図２は本実施の形態１による番組表表示装
置のディスプレイ画面上に表示される番組表の一例を示
す図であり、図において、２００はディスプレイ画面、
２１０は表示画面上に表示された番組表、２１１は番組
表のチャンネル表示欄、２１２はチャンネルスクロール
セル、２１３は番組表の時刻帯表示欄、２１４は時刻帯
スクロールセル、２１５は番組セル、２１６は時刻帯表
示欄２１３に隣接して配置された全チャンネルに対し共
通の時刻バー、２１７は番組セルの表示座標の原点、２
１８は番組表の年月日表示である。

【００１５】次に、動作について説明する。番組情報格
納部１０１には、上述したとおり、図６に示すようにし
てテレビジョン番組の放送スケジュール情報が格納され
ている。番組表作成部１０２は、番組情報格納部１０１
に格納されたテレビジョン番組の放送スケジュール情報
のうち必要な情報を読み出してＲＡＭ５０６内に格納す
る。すなわち、１つの番組表については１日分の番組の
みを表示しているため、表示すべき開始年月日のスケジ
ュール情報だけを読み出すことになる。また、任意の放
送局のスケジュール情報だけを番組表として表示しよう
とする時も、必要な放送局のスケジュール情報だけを選
択して読み出す。ここでは番組情報格納部１０１には１
９９８年４月３日から１６日の１〜１２チャンネルの番
組が格納されており、ここから４月３日の１、３、５、
７、９、１０、１２チャンネルだけを表示しようとして
いるので、該当するスケジュールのみを選択して格納す
る。またこのとき、ＲＡＭ５０６内に格納した番組デー
タの番組開始年月日を番組表の年月日表示２１８として
表示する。

【００１６】ＲＡＭ５０６内への格納は、図６に示した
各番組毎の情報に、該番組のセルの表示位置（Ｘ：番組
表上における番組セルの左上のＸ座標、Ｙ：番組表上に
おける番組セルの左上のＹ座標、Ｗ：番組セルの幅、
Ｈ：番組セルの高さ、但し単位は画面上の表示の最小単
位を表すピクセルで、Ｘ座標は右方向を正、Ｙ座標は下
方向を正とする）のフィールドを加えている。続いて番
組表作成部は各番組が番組表上で時刻的に矛盾無く、さ
らに番組内容の文字列がもれなく表示できるように、Ｘ
座標Ｘ、Ｙ座標Ｙ、幅Ｗ、高さＨを算出してそれぞれの
フィールドに格納するが、ここではチャンネル順にＸ座
標を正の方向に増加させ、時刻順にＹ座標を正の方向に
増加させているので、番組表の左上は最もチャンネル番
号が小さくかつ放送開始時点（早朝）の番組となり、番
組表の右下が最もチャンネル番号が大きく放送終了時点
（深夜）の番組となる。この時の格納状態を図７に示
す。

【００１７】続いて番組表作成部１０２は、図２に示す
ような、チャンネル毎の番組情報（番組タイトル等）
と、複数チャンネルに対し共通の時刻バー２１６とを含
む番組表２１０を作成し、これをディスプレイ１０３の
画面２００上に表示する。ここでは番組セルの表示可能
な範囲（番組表２１０からチャンネル表示欄２１１、チ
ャンネルスクロールセル２１２、番組表の時刻帯表示欄
２１３、時刻帯スクロールセル２１４、２１６時刻バー
を除く部分）のサイズを４００（幅）×３００（高さ）
ピクセルとしており、この範囲に各番組セルをＸ、Ｙ、
Ｗ、Ｈの各フィールドの値に従って描画する。この時の
座標の原点は表示座標の原点２１７とし、この原点の値
は（０，０）に初期化されている。従って、初期状態で
は左上に最もチャンネル番号が小さいチャンネルの放送
開始時点の番組が表示される。そしてユーザが入力キー
群１０５を用いてディスプレイ１０３上に表示された番
組表１０２のＧＵＩであるチャンネルスクロールセル２
１２を操作した場合は、原点のＸ座標を操作量に応じて
増減させる（例えばユーザが右方向のチャンネルスクロ
ールセル２１２を１回選択した場合はＸ座標を２００増
加させ、逆に左方向のチャンネルスクロールセル２１２
を１回選択した場合はＸ座標を２００減少させてい
る）。同様に時刻帯スクロールセル２１４を操作した場
合は原点の値のＹ座標を操作量に応じて増減させる（例
えばユーザが下方向の時刻帯スクロールセル２１２を１
回選択した場合はＹ座標を２５増加させ、逆に上方向の
時刻帯スクロールセル２１２を１回選択した場合はＸ座
標を２５減少させている）。これによりユーザによるチ
ャンネルスクロールセル２１２あるいは時刻帯スクロー
ルセル２１４の操作により、番組表を任意の位置にスク
ロール表示させることができる。図２は初期状態の後、
時刻帯スクロールセル２１４を下方向に操作して、午後
８時（２０時）以降の番組を表示させているところであ
る。またここで、番組表に表示された時間帯の番組につ
いて録画予約がされていない状態のときは、図２（ａ）
に示すように時刻バー２１６は空白で表示される。

【００１８】この図では１つの番組セル全体の色を他の
番組セルの色と異ならせることにより、当該セルの番組
を指示するポインタとしており、ここでは１９９８年４
月３日，１ｃｈ，午後８：００からの「ミュージック
今週のランキング生中継」を指示していることを示し
ている。入力処理部１０４は入力キー群１０５からの入
力を受け、入力が録画予約である場合は録画予約設定結
果を録画予約情報格納部１０６に格納する。図８はこの
時の録画予約設定結果を録画予約情報格納部１０６への
格納例を示したものである。ｎｕｍ＿ｒｅｃフィールド
には録画予約された番組数を格納する。録画番組スケジ
ュール情報は、番組開始年ｂｙ、番組開始月ｂｍ、番組
開始日ｂｄ、番組開始時刻ｂｔ、番組終了時刻ｅｔ、放
送チャンネルｃｈ、番組内容ｉｎｆｏ、録画予約状態ｓ
ｔａｔｕｓの８個のデータ組から構成され、このデータ
組がｎｕｍ＿ｒｅｃフィールドの値だけ繰り返される。
録画予約状態ｓｔａｔｕｓは２文字からなり、１文字目
は録画先を示す番号（ここでは、「１」：ＤＶＤレコー
ダ、「２」：ＤＶＣ：レコーダ、「３」：ＶＴＲ、
「４」：ＨＤＤ）を示し、２文字目は状態を示す文字
（「Ｐ」：設定済み未録画、「Ｒ」：録画中、「Ｓ］：
録画終了、「Ｆ」：録画失敗）を示している。ここでは
上記の番組だけが録画予約設定されたので、ｎｕｍ＿ｒ
ｅｃフィールドには「１」、番組開始年ｂｙフィールド
には「１９９８」、番組開始月ｂｍフィールドには
「４」、番組開始日ｂｄフィールドには「３」、番組開
始時刻ｂｔフィールドには「１２００」、番組終了時刻
ｅｔフィールドには「１２５４」、放送チャンネルｃｈ
フィールドには「１」、番組内容ｉｎｆｏフィールドに
は「ミュージック今週のランキング生中継」が格納
されている。録画予約情報格納部１０６はＨＤＤ５１１
で構成しているので、番組表の表示年月日を切り替える
などの動作を行ってＲＡＭ５０６のデータがクリアされ
ても予約設定結果はＨＤＤ５１１に残る。

【００１９】番組表作成部１０２は、上記の録画予約設
定動作が行なわれた場合、あるいは新たに番組情報格納
部１０１より番組スケジュール情報を読み出した場合
（番組表の表示する年月日を切り替えた時など）には、
録画予約情報格納部１０６を検索し、録画予約設定結果
に含まれる番組とＲＡＭ５０６に格納された番組とを番
組スケジュール情報の各パラメータを照合して、表示す
べき番組表中に録画予約設定結果に含まれる番組と同一
の番組が存在する場合は、ＲＡＭ５０６からその番組の
セルの表示位置に関する情報（Ｘ、Ｙ、Ｗ、Ｈの各フィ
ールドの値）を取得し、これに基づいて、時刻バーの録
画予約された番組の時間帯に対応する領域に当該時間帯
の番組が録画予約されたことを示す表示を施した番組表
を作成し、これをディスプレイ１０３の画面２００上に
表示する。

【００２０】ここで図９に示される録画予約結果に対す
るディスプレイ画面上に表示される番組表の一例を図２
（ｂ）に示す。この例では、１９９８年４月３日におい
て３ｃｈで８：００〜９：４５に放送される「ボクシン
グフライ級世界タイトルマッチ」，１ｃｈで１０：００
〜１０：３０に放送される「スポーツニュース」，３ｃ
ｈで１０：５４〜１１：００に放送される「ニュース」
について録画予約した場合を示している。図に示すよう
に、時刻バー２１６の、８：００〜９：４５，１０：０
０〜１０：３０，及び１０：５４〜１１：００の時間帯
に対応する領域に着色が施され、これらの時間帯の番組
が録画予約されていることがこの時刻バー２１６を見る
だけで容易に確認することができる。この時刻バーはチ
ャンネルをスクロールしても常に時刻表示セル１１３に
隣接して表示されるので、録画予約されている番組のチ
ャンネルが表示されていない状態であっても、ユーザは
この時刻バー２１６を見ることによって録画予約されて
いる番組の放送時間帯を認識することができ、既に録画
予約がされている時間帯に重複して別のチャンネルの番
組を録画予約してしまうことを容易に回避することがで
きる。

【００２１】このように、本実施の形態１による番組表
表示装置によれば、表示画面上に番組選択に用いる番組
表を表示する番組表表示装置において、チャンネル毎の
番組情報と、複数チャンネルに対し共通の時刻バーとを
含む番組表を作成し、表示する番組表作成表示手段（番
組表作成部１０２，ディスプレイ１０３）を備え、この
番組表作成表示手段が、番組表上において番組が録画予
約されたとき、上記時刻バーの録画予約された番組の時
間帯に対応する領域に当該時間帯の番組が選択されたこ
とを示す表示を施した番組表を作成し、表示するように
したから、テレビジョン受信装置のチューナが予約録画
のために占有されている時間帯をユーザが視覚的に容易
に把握することができる番組表表示装置を実現できる。

【００２２】なお、上記実施の形態１では、番組スケジ
ュールを表すパラメータに番組識別番号（予め番組毎に
独立な番号を割り当てる）を加えることができるのであ
れば、この番号の値を用いて録画予約設定結果に含まれ
る番組とＲＡＭ５０６に格納された番組との照合を行な
うようにしてもよい。このようにすれば、例えば番組の
放送時間が変更されて番組情報格納部１０１に格納され
ている番組スケジュール情報が変更になって放送開始時
刻などが更新された場合であっても、同一の番組には同
一の番組識別番号が割り当てられていれば、録画予約情
報格納部１０６に格納されている録画予約設定結果に含
まれる番組スケジュール情報と照合が可能となる。

【００２３】また、番組表上での番組の選択が録画予約
のための選択である場合に、時刻バーの録画予約された
番組の時間帯に対応する領域に当該時間帯の番組が録画
予約されたことを示す表示を施した番組表を作成し、こ
れをディスプレイ画面上に表示するようにしたが、番組
表上での番組の選択が、選択した番組の放送時刻に選択
した番組を表示画面上に表示する表示予約のための選択
である場合に、時刻バーの表示予約された番組の時間帯
に対応する領域に当該時間帯の番組が表示予約されたこ
とを示す表示を施した番組表を作成し、これをディスプ
レイ画面上に表示するようにしてもよい。

【００２４】また、録画予約と表示予約の両方につい
て、時刻バーの選択された番組の時間帯に対応する領域
に当該時間帯の番組が選択されたことを示す表示を施し
た番組表を作成し、これをディスプレイ画面上に表示す
るようにしてもよく、この場合には、録画予約のために
選択された番組の時間帯に対応する表示と表示予約のた
めに選択された番組の時間帯に対応する表示の色を変え
る等によって区別できるようにしてもよい。

【００２５】実施の形態２．次に、本発明の実施の形態
２による番組表表示装置について説明する。本発明の実
施の形態２による番組表表示装置の構成は、図１と図５
に示す実施の形態１による番組表表示装置と同様であ
り、その機能的な構成において、番組表を作成する番組
表作成部１０２が作成する番組表の構成が異なるもので
ある。

【００２６】図３は本実施の形態２による番組表表示装
置のディスプレイ画面上に表示される番組表の一例を示
す図であり、図において、３００はディスプレイ画面、
３１０は表示画面上に表示された番組表、３１１は番組
表のチャンネル表示欄、３１２はチャンネルスクロール
セル、３１３は番組表の時刻帯表示欄、３１４は時刻帯
スクロールセル、３１５は番組セル、３１６は番組表示
欄の番組セルに表示された録画機器表示マーク、３１７
は番組セルの表示座標の原点、３１８は番組表の年月日
表示である。

【００２７】次に動作について説明する。番組情報格納
部１０１には、実施の形態１と同様に図６に示すように
してテレビジョン番組の放送スケジュールが格納されて
いる。番組表作成部１０２は番組情報格納部１０１に格
納されたテレビジョン番組の放送スケジュール情報と録
画予約情報格納部１０６に格納された予約情報に基づい
て、図２に示すような、チャンネル毎の番組情報（番組
タイトル等）を表示する番組表３１０を作成し、これを
ディスプレイ１０３の画面３００上に表示する。ここ
で、番組表に表示された時間帯の番組について録画予約
がされていない状態のときは、図３（ａ）に示すように
番組欄に録画機器のマーク表示はされていない。ユーザ
は、入力キー群１０５を用いて番組表上の番組を指示す
るポインタを移動させ、所望の番組を選択し、さらに選
択した番組を録画する録画機器の選択をして録画予約を
行なう。録画機器の選択は番組表の画面上に選択可能な
１つまたは複数の録画機器の名称を表示して、ユーザが
所望の録画機器を画面上で選択するか、入力キー群１０
５として複数の録画機器に対応する入力キーを設けてお
いて、ユーザが所望する録画機器のキーを押すことによ
り選択するようにすればよい（図示せず）。なお図３の
例でも図２の例と同様、１つの番組セル全体の色を他の
番組セルの色と異ならせることにより、当該セルの番組
を指示（ここでは１ｃｈ，８：００からの「ミュージッ
ク今週のランキング生中継」を指示）するポインタとし
ている。入力処理部１０４は入力キー群１０５からの入
力を受け、入力が録画予約である場合は、録画のために
必要なパラメータを録画予約情報格納部１０６に格納す
る。

【００２８】番組表作成手段１０２は録画予約の入力が
あると、録画予約情報格納部１０６に登録された予約情
報を読み出して、録画すべき番組（登録されている番組
から判定できる）とこれが録画される録画機器に関する
情報（ｓｔａｔｕｓフィールドの値から判定できる）を
取得し、これに基づいて、録画すべき番組の番組セル内
に当該番組が録画される録画機器のマークを表示した番
組表を作成し、これをディスプレイ画面上に表示する。
図３（ｂ）は録画予約があったときの、ディスプレイ画
面上に表示される番組表の一例を示す図であり、この例
では、１９９８年４月３日に３ｃｈで８：００〜９：４
５に放送される「ボクシングフライ級世界タイトルマッ
チ」をＤＶＤで、同日に１ｃｈで１０：００〜１０：３
０に放送される「スポーツニュース」をＨＤＤレコーダ
で、同日に３ｃｈで１０：５４〜１１：００に放送され
る「ニュース」をＶＴＲでそれぞれ録画予約した場合を
示している。図に示すように、番組欄３１５の、３ｃｈ
「ボクシングフライ級世界タイトルマッチ」の欄，１ｃ
ｈ「スポーツニュース」の欄，及び３ｃｈ「ニュース」
の欄にそれぞれ「ＤＶＤ」，「ＨＤ」，及び「ＶＴＲ」
のマーク３１６が表示され、ユーザは、これらの番組が
これからどの録画機器に録画されるか、また、録画後に
これらの番組がどの録画機器に録画されたかを、番組表
を見るだけで容易に確認することができる。なおこの時
の録画予約情報格納部１０６における録画予約設定結果
は図９のようになる。

【００２９】このように、本実施の形態２による番組表
表示装置によれば、表示画面上に番組選択に用いる番組
表を表示する番組表表示装置において、チャンネル毎の
番組情報を含む番組表を作成し、表示する番組表作成表
示手段（番組表作成部１０２，ディスプレイ１０３）を
備え、この番組表作成表示手段が、番組表上において記
録予約すべき番組が選択されたとき、選択された番組が
記録されるべき記録メディアを表示する番組表を作成
し、表示するようにしたから、番組が記録される記録メ
ディアをユーザが番組表上で容易に確認することのでき
る番組表表示装置を実現できる。

【００３０】なお、上記実施の形態２では、番組表表示
部１０２が、番組表上において記録予約すべき番組が選
択されたとき、選択された番組が記録されるべき記録メ
ディアを表示する番組表を作成するようにしているが、
さらに、上記実施の形態１の番組表表示部と同様、全チ
ャンネルに共通の時刻バーを表示し、この時刻バーの録
画予約された番組の時間帯に対応する領域に当該時間帯
の番組が選択されたことを示す表示を施した番組表を作
成するようにしてもよい。図４はこのような変形例で録
画予約後にディスプレイ画面上に表示される番組表の一
例を示す図であり、図において、４００はディスプレイ
画面、４１０は表示画面上に表示された番組表、４１１
は番組表のチャンネル表示欄、４１２はチャンネルスク
ロールセル、４１３は番組表の時刻帯表示欄、４１４は
時刻帯スクロールセル、４１５は番組セル、４１６は時
刻帯表示欄４１３に隣接して配置された全チャンネルに
対し共通の時刻バー、４１７は番組表示欄の番組セルに
表示された録画機器表示マーク、４１８は番組表の年月
日表示である。このような変形例では、番組が記録され
る記録メディアをユーザが番組表上で容易に確認するこ
とができるとともに、テレビジョン受信装置のチューナ
が予約録画のために占有されている時間帯をユーザが視
覚的に容易に把握することができる番組表表示装置を実
現できる。

【００３１】

【発明の効果】以上のように、本発明（請求項１）によ
れば、表示画面上に番組選択に用いる番組表を表示する
番組表表示装置において、チャンネル毎の番組情報と、
複数チャンネルに対し共通の時刻バーとを含む番組表を
作成し、表示する番組表作成表示手段を備え、この番組
表作成表示手段が、番組表上において番組が選択された
とき、上記時刻バーの選択された番組の時間帯に対応す
る領域に当該時間帯の番組が選択されたことを示す表示
を施した番組表を作成し、表示するようにしたから、テ
レビジョン受信装置のチューナが予約録画のために占有
されている時間帯をユーザが視覚的に容易に把握するこ
とができる番組表表示装置を実現できる効果がある。

【００３２】また、本発明（請求項２）によれば、放送
受信装置に設けられ、放送受信装置の表示画面上に番組
選択に用いる番組表を表示する番組表表示装置におい
て、チャンネル毎の番組情報を含む番組表を作成し、表
示する番組表作成表示手段を備え、この番組表作成表示
手段が、番組表上において記録予約すべき番組が選択さ
れたとき、選択された番組が記録されるべき記録メディ
アを表示する番組表を作成し、表示するようにしたか
ら、番組が記録される記録メディアをユーザが番組表上
で容易に確認することのできる番組表表示装置を実現で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１による番組表表示装置の
機能的構成を示す図である。

【図２】本発明の実施の形態１による番組表表示装置が
表示する番組表の表示例を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態２による番組表表示装置が
表示する番組表の表示例を示す図である。

【図４】本発明の実施の形態による番組表表示装置の変
形例が表示する番組表の表示例を示す図である。

【図５】本発明の実施の形態１による番組表表示装置の
ハードウェア構成を示す図である。

【図６】本発明の実施の形態１によるＣＤ−ＲＯＭにお
けるテレビジョン番組の放送スケジュール情報の格納例
を示す図である。

【図７】本発明の実施の形態１によるＲＡＭにおける番
組スケジュール情報の格納例を示す図である。

【図８】本発明の実施の形態１による録画予約設定結果
の格納例を示す図である。

【図９】本発明の実施の形態１による録画予約設定結果
の格納例を示す図である。

【符号の説明】

１０１番組情報格納部１０２番組表作成部１０３ディスプレイ１０４入力処理部１０５入力キー群１０６制御情報格納部１０７録画コマンド発生部１０８ＤＶＤレコーダ１０９ＤＶＣレコーダ１１０ＶＴＲ１１１ＨＤＤレコーダ２００，３００，４００表示画面２１０，３１０，４１０番組表２１１，３１１，４１１チャンネル表示欄２１２，３１２，４１２チャンネルスクロールセル２１３，３１３，４１３時間帯表示欄２１５，３１５，４１５番組セル２１６，４１６時刻バー２１７，３１７番組セルの表示座標の原点３１６，４１７録画機器表示マーク２１８，３１８，４１８番組表の年月日表示５０１アンテナ５０２番組表表示装置５０３チューナ５０４ＶＢＩデコーダ５０５ＣＰＵ５０６ＲＡＭ５０７ＲＯＭ５０８ディスプレイユニット５０９バス５１０ＣＤ−ＲＯＭリーダ５１１ハードディスク５１２インタフェースユニット５１３，５１４，５１５コネクタ５１６ＤＶＤレコーダ５１７ＤＶＣレコーダ５１８ＶＴＲ５１９決定ボタン５２０ポインティングデバイス５２１リモコン５２２決定ボタン５２３ポインティングデバイス５２４赤外線送信ユニット５２５ＣＰＵ５２６赤外線受信ユニット５２７ディスプレイ５２８ＣＤ−ＲＯＭ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者小原和昭大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者竹田享司大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示画面上に番組選択に用いる番組表を
表示する番組表表示装置において、チャンネル毎の番組情報と、複数チャンネルに対し共通
の時刻バーとを含む番組表を作成し、表示する番組表作
成表示手段を備え、上記番組表作成表示手段は、番組表上において番組が選
択されたとき、上記時刻バーの選択された番組の時間帯
に対応する領域に当該時間帯の番組が選択されたことを
示す表示を施した番組表を作成し、表示することを特徴
とする番組表表示装置。
【請求項２】放送受信装置に設けられ、放送受信装置
の表示画面上に番組選択に用いる番組表を表示する番組
表表示装置において、チャンネル毎の番組情報を含む番組表を作成し、表示す
る番組表作成表示手段を備え、上記番組表作成表示手段は、番組表上において記録予約
すべき番組が選択されたとき、選択された番組が記録さ
れるべき記録メディアを表示する番組表を作成し、表示
することを特徴とする番組表表示装置。