JPH11274576A - 熱電発電装置 - Google Patents
熱電発電装置Info
- Publication number
- JPH11274576A JPH11274576A JP10071649A JP7164998A JPH11274576A JP H11274576 A JPH11274576 A JP H11274576A JP 10071649 A JP10071649 A JP 10071649A JP 7164998 A JP7164998 A JP 7164998A JP H11274576 A JPH11274576 A JP H11274576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- thermoelectric
- thermoelectric module
- exchange block
- module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 6
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 abstract 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 2
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 230000005678 Seebeck effect Effects 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 239000012777 electrically insulating material Substances 0.000 description 1
- 229920006015 heat resistant resin Polymers 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱電モジュールと熱交換ブロックの組立てに
際し、熱電モジュールと熱交換ブロックとの間で位置ず
れを起こすことなく配置することができ、組立て作業を
容易に行なえる熱電発電装置を提供する。 【解決手段】 熱交換ブロック30、30の間に格子状
枠体40を介在させ、該枠体40の各空間部42に、複
数の熱電素子22、24が電気的に直列接続された熱電
モジュール20を収容する。
際し、熱電モジュールと熱交換ブロックとの間で位置ず
れを起こすことなく配置することができ、組立て作業を
容易に行なえる熱電発電装置を提供する。 【解決手段】 熱交換ブロック30、30の間に格子状
枠体40を介在させ、該枠体40の各空間部42に、複
数の熱電素子22、24が電気的に直列接続された熱電
モジュール20を収容する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電発電装置に関
し、具体的には、熱電モジュールと熱交換ブロックとの
組立てを容易に行なうことのできる熱電発電装置に関す
るものである。
し、具体的には、熱電モジュールと熱交換ブロックとの
組立てを容易に行なうことのできる熱電発電装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工場、ごみ焼却場や発電所から排
出される廃熱や、地熱などの熱エネルギーを利用して発
電を行なう熱電発電装置の開発が進められている。この
熱電発電装置(10)は、図6に示すように、交互に配列さ
れたp型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)が電気的に直
列となるように電極(26)により接続された熱電モジュー
ル(20)を、図7に示すように、一方の電極面が高温側、
他方の電極面が低温側の熱交換ブロック(30)(30)に対向
するように配置したものである。熱交換ブロックによっ
て、熱電モジュールの一方の電極面を加熱し、他方の電
極面を冷却すると、所謂ゼーベック効果によって各熱電
素子対に電位差が生じて、発電が行なわれる。
出される廃熱や、地熱などの熱エネルギーを利用して発
電を行なう熱電発電装置の開発が進められている。この
熱電発電装置(10)は、図6に示すように、交互に配列さ
れたp型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)が電気的に直
列となるように電極(26)により接続された熱電モジュー
ル(20)を、図7に示すように、一方の電極面が高温側、
他方の電極面が低温側の熱交換ブロック(30)(30)に対向
するように配置したものである。熱交換ブロックによっ
て、熱電モジュールの一方の電極面を加熱し、他方の電
極面を冷却すると、所謂ゼーベック効果によって各熱電
素子対に電位差が生じて、発電が行なわれる。
【0003】熱電発電装置の発電量を増大させるため
に、図7に示すように、熱交換ブロック(30)(30)の間に
複数の熱電モジュール(20)を配置した熱電発電装置(10)
がある。この熱電発電装置は、一方の熱交換ブロック上
に順次熱電モジュールを配置した後、他方の熱交換ブロ
ックを載置し、所定の締付圧力で締め付けることにより
作製される。複数段の熱電モジュールと熱交換ブロック
を具える熱電発電装置を形成するには、熱電モジュール
と熱交換ブロックの配置を交互に繰り返した後、締め付
けが行なわる。
に、図7に示すように、熱交換ブロック(30)(30)の間に
複数の熱電モジュール(20)を配置した熱電発電装置(10)
がある。この熱電発電装置は、一方の熱交換ブロック上
に順次熱電モジュールを配置した後、他方の熱交換ブロ
ックを載置し、所定の締付圧力で締め付けることにより
作製される。複数段の熱電モジュールと熱交換ブロック
を具える熱電発電装置を形成するには、熱電モジュール
と熱交換ブロックの配置を交互に繰り返した後、締め付
けが行なわる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱交換ブロックと熱電
モジュールとの間の熱交換効率を高めるため、予め熱交
換ブロック又は熱電モジュールに熱伝導グリースが塗布
されている。熱伝導グリースを塗布しているから、熱電
発電装置の組立てに際し、熱交換ブロック上に熱電モジ
ュールを載せたとき、或いは、熱電モジュールの上に熱
交換ブロックを載せたとき、熱交換ブロックと熱電モジ
ュールとの間に滑りが生じて位置決めが困難となる。と
くに、複数の熱電モジュールを熱交換ブロック上に配置
する熱電発電装置の場合、熱電モジュールの位置がずれ
ると、熱電モジュールどうしが接触したり、熱電モジュ
ールの位置が偏って、均一な加圧力で締め付けを行なう
ことができなくなる不都合があった。
モジュールとの間の熱交換効率を高めるため、予め熱交
換ブロック又は熱電モジュールに熱伝導グリースが塗布
されている。熱伝導グリースを塗布しているから、熱電
発電装置の組立てに際し、熱交換ブロック上に熱電モジ
ュールを載せたとき、或いは、熱電モジュールの上に熱
交換ブロックを載せたとき、熱交換ブロックと熱電モジ
ュールとの間に滑りが生じて位置決めが困難となる。と
くに、複数の熱電モジュールを熱交換ブロック上に配置
する熱電発電装置の場合、熱電モジュールの位置がずれ
ると、熱電モジュールどうしが接触したり、熱電モジュ
ールの位置が偏って、均一な加圧力で締め付けを行なう
ことができなくなる不都合があった。
【0005】本発明の目的は、熱電モジュールと熱交換
ブロックの組立てに際し、熱電モジュールと熱交換ブロ
ックとの間で位置ずれを起こすことなく配置することが
でき、組立て作業を容易に行なえる熱電発電装置を提供
することである。
ブロックの組立てに際し、熱電モジュールと熱交換ブロ
ックとの間で位置ずれを起こすことなく配置することが
でき、組立て作業を容易に行なえる熱電発電装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の熱電発電装置は、熱交換ブロック
(30)(30)の間に格子状枠体(40)を介在させ、該枠体(40)
の各空間部(42)に、複数の熱電素子(22)(24)が電気的に
直列接続された熱電モジュール(20)を収容するようにし
たものである。
に、請求項1に記載の熱電発電装置は、熱交換ブロック
(30)(30)の間に格子状枠体(40)を介在させ、該枠体(40)
の各空間部(42)に、複数の熱電素子(22)(24)が電気的に
直列接続された熱電モジュール(20)を収容するようにし
たものである。
【0007】また、請求項2に記載の熱電発電装置は、
熱交換ブロック(30)に、熱電モジュール(20)の上面部及
び/又は下面部を受ける凹部(32)を形成し、該凹部(32)
に熱電モジュール(20)を配置したものである。
熱交換ブロック(30)に、熱電モジュール(20)の上面部及
び/又は下面部を受ける凹部(32)を形成し、該凹部(32)
に熱電モジュール(20)を配置したものである。
【0008】さらに、請求項3に記載の熱電発電装置
は、熱交換ブロック(30)(30)が夫々向かい合う位置に、
熱交換ブロックどうしの位置決めを行なうガイドピン(5
0)を挿入するための位置決め孔(34)を開設し、該位置決
め孔(34)にガイドピンを挿入することによって熱交換ブ
ロックどうしの位置決めを行なうようにしたものであ
る。
は、熱交換ブロック(30)(30)が夫々向かい合う位置に、
熱交換ブロックどうしの位置決めを行なうガイドピン(5
0)を挿入するための位置決め孔(34)を開設し、該位置決
め孔(34)にガイドピンを挿入することによって熱交換ブ
ロックどうしの位置決めを行なうようにしたものであ
る。
【0009】
【作用及び効果】請求項1に記載の熱電発電装置(10)に
よれば、熱電モジュール(20)は、格子状枠体(40)によっ
て位置決めされるから、熱交換ブロック(30)の上に熱電
モジュール(20)を配置するときに滑って位置ずれを起こ
すことなく組み立てできる。また、熱電モジュール(20)
の上に他方の熱交換ブロック(30)を載置する場合にも、
熱電モジュール(20)は格子状の枠体(40)によって位置決
めされているので、ずれることなく組み立てできる。
よれば、熱電モジュール(20)は、格子状枠体(40)によっ
て位置決めされるから、熱交換ブロック(30)の上に熱電
モジュール(20)を配置するときに滑って位置ずれを起こ
すことなく組み立てできる。また、熱電モジュール(20)
の上に他方の熱交換ブロック(30)を載置する場合にも、
熱電モジュール(20)は格子状の枠体(40)によって位置決
めされているので、ずれることなく組み立てできる。
【0010】請求項2に記載の熱電発電装置(10)は、熱
交換ブロック(30)に、平板状の熱電モジュール(20)の下
面部及び/又は上面部を受ける凹部(32)を予め開設して
いるから、該凹部(32)に熱電モジュール(20)を配置する
だけで、熱電モジュール(20)の位置ずれを起こすことな
く熱交換ブロック(30)と組み立てることができる。
交換ブロック(30)に、平板状の熱電モジュール(20)の下
面部及び/又は上面部を受ける凹部(32)を予め開設して
いるから、該凹部(32)に熱電モジュール(20)を配置する
だけで、熱電モジュール(20)の位置ずれを起こすことな
く熱交換ブロック(30)と組み立てることができる。
【0011】請求項3に記載の熱電発電装置(10)は、対
向する熱交換ブロック(30)(30)の位置決め孔(34)にガイ
ドピン(50)を挿入することにより、熱交換ブロックどう
しが位置ずれを起こすことなく組み立てることができ
る。
向する熱交換ブロック(30)(30)の位置決め孔(34)にガイ
ドピン(50)を挿入することにより、熱交換ブロックどう
しが位置ずれを起こすことなく組み立てることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】実施例1 本実施例は、熱電モジュール(20)の位置決めを格子状枠
体(40)によって行なうものである。熱電発電装置(10)
は、図1に示すように、一対の熱交換ブロック(30)(3
0)、複数の熱電モジュール(20)及び格子状枠体(40)から
構成される。
体(40)によって行なうものである。熱電発電装置(10)
は、図1に示すように、一対の熱交換ブロック(30)(3
0)、複数の熱電モジュール(20)及び格子状枠体(40)から
構成される。
【0013】熱交換ブロック(30)は、熱伝導性にすぐれ
た材料(例えば、銅、銀、アルミニウム、真鍮など)から
作製され、平板状に形成される。熱交換ブロックには、
必要に応じて、内部に加熱媒体又は冷却媒体の流通する
流路を形成して、熱電モジュールとの熱交換効率を高め
るようにしてもよい。
た材料(例えば、銅、銀、アルミニウム、真鍮など)から
作製され、平板状に形成される。熱交換ブロックには、
必要に応じて、内部に加熱媒体又は冷却媒体の流通する
流路を形成して、熱電モジュールとの熱交換効率を高め
るようにしてもよい。
【0014】熱電モジュール(20)は、図6に示すよう
に、複数のp型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)を交互
に配列して電極(26)によって電気的に直列接続して構成
される。熱電モジュール(20)に使用される熱電素子の個
数は、その要求性能に応じて決定される。本実施例で
は、熱電モジュールは、図1に示すように、熱交換ブロ
ック上に6個配置できる大きさに形成されている。
に、複数のp型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)を交互
に配列して電極(26)によって電気的に直列接続して構成
される。熱電モジュール(20)に使用される熱電素子の個
数は、その要求性能に応じて決定される。本実施例で
は、熱電モジュールは、図1に示すように、熱交換ブロ
ック上に6個配置できる大きさに形成されている。
【0015】熱電モジュール(20)を位置決めする格子状
の枠体(40)は、セラミック材料などの絶縁性材料から作
製され、熱電モジュール(20)を少し余裕をもって嵌める
ことのできる空間部(42)が6個開設されている。格子状
枠体(40)は、高さが熱電モジュール(20)よりも低くなる
ように作製することが望ましい(図2参照)。格子状枠体
を熱電モジュールと同じ高さ又は熱電モジュールよりも
高く形成すると、熱交換ブロック(30)(30)の間に熱電モ
ジュールと格子状枠体(40)を配置したときに、熱電モジ
ュールと熱交換ブロックとの接触圧が低下して、伝熱効
率が低下するためである。また、熱電モジュール(30)か
らのリード線(60)を取り出すためのスペースとしても段
差が利用できる。
の枠体(40)は、セラミック材料などの絶縁性材料から作
製され、熱電モジュール(20)を少し余裕をもって嵌める
ことのできる空間部(42)が6個開設されている。格子状
枠体(40)は、高さが熱電モジュール(20)よりも低くなる
ように作製することが望ましい(図2参照)。格子状枠体
を熱電モジュールと同じ高さ又は熱電モジュールよりも
高く形成すると、熱交換ブロック(30)(30)の間に熱電モ
ジュールと格子状枠体(40)を配置したときに、熱電モジ
ュールと熱交換ブロックとの接触圧が低下して、伝熱効
率が低下するためである。また、熱電モジュール(30)か
らのリード線(60)を取り出すためのスペースとしても段
差が利用できる。
【0016】上記熱交換ブロック、熱電モジュール及び
格子状枠体を用いて熱電発電装置が作製される。まず、
一方の熱交換ブロック(30)の上に格子状枠体(40)を配置
する。なお、電極が露出した形態の熱電モジュールを使
用する場合であって、熱交換ブロックとして前述の銅、
銀、アルミニウム、真鍮などを使用する場合、これら材
料は導電性であるため、熱交換ブロックと熱電モジュー
ルとの間で電気的な絶縁を図る必要がある。このような
ときには、熱交換ブロックの表面にアルミナなどの電気
的絶縁性材料からなる絶縁板を配置すればよい。また、
熱電モジュールと熱交換ブロックとの間の伝熱効率を高
める必要がある場合には、これらの表面に熱伝導グリー
スを塗布すればよい。
格子状枠体を用いて熱電発電装置が作製される。まず、
一方の熱交換ブロック(30)の上に格子状枠体(40)を配置
する。なお、電極が露出した形態の熱電モジュールを使
用する場合であって、熱交換ブロックとして前述の銅、
銀、アルミニウム、真鍮などを使用する場合、これら材
料は導電性であるため、熱交換ブロックと熱電モジュー
ルとの間で電気的な絶縁を図る必要がある。このような
ときには、熱交換ブロックの表面にアルミナなどの電気
的絶縁性材料からなる絶縁板を配置すればよい。また、
熱電モジュールと熱交換ブロックとの間の伝熱効率を高
める必要がある場合には、これらの表面に熱伝導グリー
スを塗布すればよい。
【0017】熱交換ブロック(30)の上に配置された格子
状枠体(40)の各空間部(42)に、熱電モジュール(20)を収
容する。格子状枠体(40)を利用することにより、各熱電
モジュール(20)は、位置ずれを起こすことなく位置決め
される。熱電モジュール(20)は、空間部(42)に収容した
後、互いに電気的に接続する。例えば、各熱電モジュー
ルの電気的な端部となる端子を順に配線(リード線(60))
で接続すると、すべての熱電モジュールを電気的に直列
に接続することができ、直列接続の基端及び終端となる
端子が出力端子となる。なお、熱電モジュールどうしの
接続は、空間部への収容前に行なってもよい。
状枠体(40)の各空間部(42)に、熱電モジュール(20)を収
容する。格子状枠体(40)を利用することにより、各熱電
モジュール(20)は、位置ずれを起こすことなく位置決め
される。熱電モジュール(20)は、空間部(42)に収容した
後、互いに電気的に接続する。例えば、各熱電モジュー
ルの電気的な端部となる端子を順に配線(リード線(60))
で接続すると、すべての熱電モジュールを電気的に直列
に接続することができ、直列接続の基端及び終端となる
端子が出力端子となる。なお、熱電モジュールどうしの
接続は、空間部への収容前に行なってもよい。
【0018】次に、熱電モジュール(20)の上に他方の熱
交換ブロック(30)を載置し、所定の締付圧力で締め付け
を行なうことによって熱電発電装置(10)が作製される。
このときも、必要に応じて絶縁板、熱伝導グリースを介
在させることができる。
交換ブロック(30)を載置し、所定の締付圧力で締め付け
を行なうことによって熱電発電装置(10)が作製される。
このときも、必要に応じて絶縁板、熱伝導グリースを介
在させることができる。
【0019】なお、上記操作を繰り返すことにより、熱
交換ブロックの上にさらに熱電モジュールと熱交換ブロ
ックを交互に複数段積み上げた熱電発電装置を作製する
こともできる。
交換ブロックの上にさらに熱電モジュールと熱交換ブロ
ックを交互に複数段積み上げた熱電発電装置を作製する
こともできる。
【0020】実施例1の熱電発電装置によれば、格子状
枠体(40)を介在させることにより、熱電モジュール(20)
の位置決めを容易に行なうことができるので、熱電モジ
ュール(20)と熱交換ブロック(30)を組み立てる際に、熱
電モジュールの位置ずれが起こることはない。格子状枠
体(40)は、図2に示すように、熱電モジュール(20)より
も高さを低くしておくと、一対の熱交換ブロック(30)(3
0)で熱電モジュールを挟持する際、格子状枠体(40)が締
め付けの邪魔にはならず、熱交換ブロック(30)と熱電モ
ジュール(20)との接触圧は低下しないから、伝熱効率の
低下を招かない。また、格子状枠体(40)を耐熱樹脂材料
などの熱伝導性の低い材料を使用すると、対向配置され
た熱交換ブロックの間における熱の伝達を防止できる利
点がある。
枠体(40)を介在させることにより、熱電モジュール(20)
の位置決めを容易に行なうことができるので、熱電モジ
ュール(20)と熱交換ブロック(30)を組み立てる際に、熱
電モジュールの位置ずれが起こることはない。格子状枠
体(40)は、図2に示すように、熱電モジュール(20)より
も高さを低くしておくと、一対の熱交換ブロック(30)(3
0)で熱電モジュールを挟持する際、格子状枠体(40)が締
め付けの邪魔にはならず、熱交換ブロック(30)と熱電モ
ジュール(20)との接触圧は低下しないから、伝熱効率の
低下を招かない。また、格子状枠体(40)を耐熱樹脂材料
などの熱伝導性の低い材料を使用すると、対向配置され
た熱交換ブロックの間における熱の伝達を防止できる利
点がある。
【0021】なお、格子状枠体は、熱交換モジュールを
収容した後、熱交換ブロックを載せる前に取り外しても
よい。
収容した後、熱交換ブロックを載せる前に取り外しても
よい。
【0022】実施例2 本実施例は、熱交換ブロック(30)の表面に熱電モジュー
ル(20)を受ける凹部(32)を形成した実施例である。な
お、実施例1と同じ部分については説明を適宜省略す
る。
ル(20)を受ける凹部(32)を形成した実施例である。な
お、実施例1と同じ部分については説明を適宜省略す
る。
【0023】熱交換ブロック(30)の表面には、図3に示
すように、熱電モジュール(20)を位置決めするための凹
部(32)が形成される。該凹部(32)の縦横及び深さは、熱
電モジュール(20)の位置がずれない程度に、上面部及び
/又は下面部を受けることのできる大きさに形成され、
深さについては、約2mm程度が好ましい凹部は、熱電
モジュールと対向する両熱交換ブロックに形成すること
が望ましいが、少なくとも熱電モジュールの下面部が対
向する熱交換ブロックにのみ形成すればよい。
すように、熱電モジュール(20)を位置決めするための凹
部(32)が形成される。該凹部(32)の縦横及び深さは、熱
電モジュール(20)の位置がずれない程度に、上面部及び
/又は下面部を受けることのできる大きさに形成され、
深さについては、約2mm程度が好ましい凹部は、熱電
モジュールと対向する両熱交換ブロックに形成すること
が望ましいが、少なくとも熱電モジュールの下面部が対
向する熱交換ブロックにのみ形成すればよい。
【0024】熱交換ブロック(30)を凹部(32)が上向きと
なるように置いて、熱電モジュール(20)を各凹部(32)に
配置する。なお、熱電モジュールと熱交換ブロックとの
電気的な絶縁を図るには、絶縁板を配置したり、アルミ
ナなどのセラミック材料を熱交換ブロックの表面に予め
溶射した絶縁層を形成しておいてもよい。また、伝熱効
率を高めるために、熱交換ブロックに予め熱伝導グリー
スを塗布してもよい。
なるように置いて、熱電モジュール(20)を各凹部(32)に
配置する。なお、熱電モジュールと熱交換ブロックとの
電気的な絶縁を図るには、絶縁板を配置したり、アルミ
ナなどのセラミック材料を熱交換ブロックの表面に予め
溶射した絶縁層を形成しておいてもよい。また、伝熱効
率を高めるために、熱交換ブロックに予め熱伝導グリー
スを塗布してもよい。
【0025】熱交換ブロック(30)の凹部(32)に熱電モジ
ュール(20)を配置した後、熱電モジュール(20)の上に他
方の熱交換ブロック(30)を載置する。載置される熱交換
ブロック(30)に凹部(32)を形成した場合には、各凹部(3
2)が熱電モジュール(20)に嵌まるように熱交換ブロック
を位置合わせする。熱交換ブロック(30)を載置した後、
所定の締付圧力で締め付けを行なうことによって熱電発
電装置(10)が作製される。なお、熱交換ブロックの上に
さらに熱電モジュールと熱交換ブロックを交互に複数段
積み上げた熱電発電装置を作製することもできる。
ュール(20)を配置した後、熱電モジュール(20)の上に他
方の熱交換ブロック(30)を載置する。載置される熱交換
ブロック(30)に凹部(32)を形成した場合には、各凹部(3
2)が熱電モジュール(20)に嵌まるように熱交換ブロック
を位置合わせする。熱交換ブロック(30)を載置した後、
所定の締付圧力で締め付けを行なうことによって熱電発
電装置(10)が作製される。なお、熱交換ブロックの上に
さらに熱電モジュールと熱交換ブロックを交互に複数段
積み上げた熱電発電装置を作製することもできる。
【0026】実施例2の熱電発電装置によれば、熱交換
ブロック(30)に形成された凹部(32)によって熱電モジュ
ール(20)の位置決めを容易に行なうことができ、熱電モ
ジュールと熱交換ブロックを組み立てる際に、熱電モジ
ュールの位置がずれることはない。熱電モジュール(20)
が対向する両熱交換ブロック(30)(30)に夫々凹部(32)を
形成しておくと、上側の熱交換ブロックがずれることも
ない。
ブロック(30)に形成された凹部(32)によって熱電モジュ
ール(20)の位置決めを容易に行なうことができ、熱電モ
ジュールと熱交換ブロックを組み立てる際に、熱電モジ
ュールの位置がずれることはない。熱電モジュール(20)
が対向する両熱交換ブロック(30)(30)に夫々凹部(32)を
形成しておくと、上側の熱交換ブロックがずれることも
ない。
【0027】実施例3 本実施例は、対向する熱交換ブロック(30)(30)どうしの
位置決めを行なうものである。熱交換ブロック(30)に
は、図4に示すように、熱交換ブロックどうしが対向す
る位置に位置決め孔(34)が夫々開設されている。図示の
熱交換ブロック(30)では、位置決め孔(34)は、熱交換ブ
ロックの周縁に有底の孔を夫々開設している。
位置決めを行なうものである。熱交換ブロック(30)に
は、図4に示すように、熱交換ブロックどうしが対向す
る位置に位置決め孔(34)が夫々開設されている。図示の
熱交換ブロック(30)では、位置決め孔(34)は、熱交換ブ
ロックの周縁に有底の孔を夫々開設している。
【0028】位置決め孔(34)には、図4に示すようにガ
イドピン(50)が挿入される。ガイドピン(50)は、下端を
下側の熱交換ブロック(30)の位置決め孔(34)に挿入し、
熱電モジュール(20)を配置した後、上端を上側の熱交換
ブロック(30)の位置決め孔(34)に挿入する。ガイドピン
(50)により、上下の熱交換ブロックの位置が揃えられ
て、熱交換ブロックどうしの位置決めが行なわれる。こ
の操作を繰り返すことにより、熱電モジュールと熱交換
ブロックを交互に複数段積み上げた熱電発電装置を作製
できる。
イドピン(50)が挿入される。ガイドピン(50)は、下端を
下側の熱交換ブロック(30)の位置決め孔(34)に挿入し、
熱電モジュール(20)を配置した後、上端を上側の熱交換
ブロック(30)の位置決め孔(34)に挿入する。ガイドピン
(50)により、上下の熱交換ブロックの位置が揃えられ
て、熱交換ブロックどうしの位置決めが行なわれる。こ
の操作を繰り返すことにより、熱電モジュールと熱交換
ブロックを交互に複数段積み上げた熱電発電装置を作製
できる。
【0029】ガイドピン(50)は、熱交換ブロック間のガ
イドピンを介した熱の伝達を防止するため、熱伝導性の
低い材料から作製することが望ましい。
イドピンを介した熱の伝達を防止するため、熱伝導性の
低い材料から作製することが望ましい。
【0030】位置決め孔(34)は、図5に示すように貫通
孔にしてもよく、この場合、ガイドピン(50)は、作製さ
れる熱電発電装置(10)の高さに合わせた長さのものを用
いればよい。
孔にしてもよく、この場合、ガイドピン(50)は、作製さ
れる熱電発電装置(10)の高さに合わせた長さのものを用
いればよい。
【0031】実施例3の熱電発電装置によれば、熱交換
ブロック(30)(30)どうしの位置決めを容易に行なうこと
ができ、また、熱交換ブロック(30)(30)どうしが位置ず
れを起こすこともない。
ブロック(30)(30)どうしの位置決めを容易に行なうこと
ができ、また、熱交換ブロック(30)(30)どうしが位置ず
れを起こすこともない。
【0032】なお、実施例1又は実施例2に示した熱電
モジュールの位置決めと、実施例3の熱交換ブロックの
位置決めを組み合わせて行なうと、熱電モジュールと熱
交換ブロックの位置決めをさらに容易に且つ確実に行な
うことができる。
モジュールの位置決めと、実施例3の熱交換ブロックの
位置決めを組み合わせて行なうと、熱電モジュールと熱
交換ブロックの位置決めをさらに容易に且つ確実に行な
うことができる。
【0033】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【図1】本発明の熱電発電装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の熱電発電装置の断面図である。
【図3】本発明の異なる実施例を示す熱電発電装置の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図4】本発明の異なる実施例を示す熱電発電装置の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】本発明の異なる実施例を示す熱電発電装置の断
面図である。
面図である。
【図6】熱電モジュールの斜視図である。
【図7】従来の熱電発電装置の分解斜視図である。
(10) 熱電発電装置 (20) 熱電モジュール (30) 熱交換ブロック (40) 格子状枠体 (42) 空間部
Claims (3)
- 【請求項1】 p型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)を
電極(26)によって電気的に直列接続した平板状の熱電モ
ジュール(20)が、一対の熱交換ブロック(30)(30)の間に
挟持されてなる熱電発電装置において、 熱交換ブロック(30)(30)の間に格子状枠体(40)を介在さ
せ、該枠体(40)の各空間部(42)に、複数の熱電素子(22)
(24)が電気的に直列接続された熱電モジュール(20)を収
容したことを特徴とする熱電発電装置。 - 【請求項2】 p型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)を
電極(26)によって電気的に直列接続した平板状の熱電モ
ジュール(20)が、一対の熱交換ブロック(30)(30)の間に
挟持されてなる熱電発電装置において、 熱交換ブロック(30)には、熱電モジュール(20)の上面部
及び/又は下面部を受ける凹部(32)を形成し、該凹部(3
2)に熱電モジュール(20)を配置したことを特徴とする熱
電発電装置。 - 【請求項3】 p型熱電素子(22)とn型熱電素子(24)を
電極(26)によって電気的に直列接続した平板状の熱電モ
ジュール(20)が、一対の熱交換ブロック(30)(30)の間に
挟持されてなる熱電発電装置において、 熱交換ブロック(30)(30)は、夫々向かい合う位置に、熱
交換ブロックどうしの位置決めを行なうガイドピン(50)
を挿入するための位置決め孔(34)が開設されていること
を特徴とする熱電発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10071649A JPH11274576A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 熱電発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10071649A JPH11274576A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 熱電発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11274576A true JPH11274576A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13466691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10071649A Withdrawn JPH11274576A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 熱電発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11274576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008111218A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Ibiden Co., Ltd. | 熱電変換装置 |
JP2011253945A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Okano Electric Wire Co Ltd | ペルチェモジュール配設装置およびその装置を用いた筐体内冷却装置 |
KR101307518B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2013-09-12 | 포스코에너지 주식회사 | 열전발전 장치 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10071649A patent/JPH11274576A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008111218A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Ibiden Co., Ltd. | 熱電変換装置 |
JP2011253945A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Okano Electric Wire Co Ltd | ペルチェモジュール配設装置およびその装置を用いた筐体内冷却装置 |
KR101307518B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2013-09-12 | 포스코에너지 주식회사 | 열전발전 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4730459A (en) | Thermoelectric modules, used in thermoelectric apparatus and in thermoelectric devices using such thermoelectric modules | |
KR20030064292A (ko) | 열전모듈 | |
US5171372A (en) | Thermoelectric cooler and fabrication method | |
RU99110949A (ru) | Термоэлектрическое устройство | |
WO2005117153A1 (ja) | 熱電変換装置およびその製造方法 | |
EP0954036A1 (en) | Thermoelectric device | |
US20060042676A1 (en) | Thermoelectric device and method of manufacturing the same | |
JP2004363295A (ja) | 半導体装置 | |
JPH11274576A (ja) | 熱電発電装置 | |
JP2006294648A (ja) | 熱電変換装置 | |
WO2005004263A3 (fr) | Cogeneration d’electricite par utilisation de l’effet seebeck a l’interieur d’une pile a combustible | |
JP2004088057A (ja) | 熱電モジュール | |
JP2006179843A (ja) | 熱電変換装置およびその製造方法 | |
JP2008270618A (ja) | 熱電発電モジュール | |
CA1237823A (en) | Laminated semiconducter assembly | |
JP2006319262A (ja) | 熱電変換モジュール | |
US20060219286A1 (en) | Thermoelectric transducer and manufacturing method for the same | |
JPH0333082Y2 (ja) | ||
JPH0333083Y2 (ja) | ||
JPH06169108A (ja) | 熱電素子 | |
JP4288927B2 (ja) | 多段熱電モジュール | |
JPH07176796A (ja) | 熱電変換装置 | |
JPH06169109A (ja) | 熱電素子 | |
KR102530013B1 (ko) | 열전 소자 평가 장치 | |
JPH0669550A (ja) | 熱電変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |