JPH11269295A - 発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物Info
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- JPH11269295A JPH11269295A JP7562698A JP7562698A JPH11269295A JP H11269295 A JPH11269295 A JP H11269295A JP 7562698 A JP7562698 A JP 7562698A JP 7562698 A JP7562698 A JP 7562698A JP H11269295 A JPH11269295 A JP H11269295A
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- chlorinated vinyl
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉛系安定剤、錫系安定剤を使用せず、発泡
性、成形性が良好な発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物を提供する。 【解決手段】 平均塩素含有量が60〜72重量%であ
る塩素化塩化ビニル樹脂単体または塩化ビニル樹脂との
混合物100重量部、周期律表第II族もしくは第II
I族金属のケイ酸塩、ケイ酸と前記金属の酸化物との複
合物、ケイ酸と前記金属の水酸化物との複合物、ケイ酸
と前記金属の炭酸塩との複合物、ハイドロタルサイト
類、又はゼオライト類のうち少なくとも1種以上の安定
剤0.5〜6重量部にメタクリル酸エステル系樹脂3〜
20重量部、分解型有機発泡剤0.1〜3重量部からな
る。
性、成形性が良好な発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物を提供する。 【解決手段】 平均塩素含有量が60〜72重量%であ
る塩素化塩化ビニル樹脂単体または塩化ビニル樹脂との
混合物100重量部、周期律表第II族もしくは第II
I族金属のケイ酸塩、ケイ酸と前記金属の酸化物との複
合物、ケイ酸と前記金属の水酸化物との複合物、ケイ酸
と前記金属の炭酸塩との複合物、ハイドロタルサイト
類、又はゼオライト類のうち少なくとも1種以上の安定
剤0.5〜6重量部にメタクリル酸エステル系樹脂3〜
20重量部、分解型有機発泡剤0.1〜3重量部からな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性を有し、発
泡性の優れた塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
泡性の優れた塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩素化塩化ビニル系樹脂(以下、CPV
Cという)は、一般に塩化ビニル系樹脂(以下、PVC
という)を塩素化して作られる。CPVCはPVCの長
所といわれる難燃性、耐薬品性の特性を残し、かつPV
Cの欠点といわれる耐熱温度が低い点を改良しているの
で広い用途が期待されている。一方PVCは熱変形温度
が低いために、60〜70℃以上では使用できないとい
う大きな欠点をもっている。これに対しCPVCは熱変
形温度がPVCより20〜40℃も高く、PVCの欠点
である耐熱性が改良されている。従って、発泡成形体に
した場合も同様で耐熱性が優れている。
Cという)は、一般に塩化ビニル系樹脂(以下、PVC
という)を塩素化して作られる。CPVCはPVCの長
所といわれる難燃性、耐薬品性の特性を残し、かつPV
Cの欠点といわれる耐熱温度が低い点を改良しているの
で広い用途が期待されている。一方PVCは熱変形温度
が低いために、60〜70℃以上では使用できないとい
う大きな欠点をもっている。これに対しCPVCは熱変
形温度がPVCより20〜40℃も高く、PVCの欠点
である耐熱性が改良されている。従って、発泡成形体に
した場合も同様で耐熱性が優れている。
【0003】従来の発泡成形体の安定剤は主に鉛配合や
錫配合が使用されていた。しかし、最近になり脱鉛化の
動きがあり、鉛配合は嫌われ、また錫配合では大きく耐
熱性が損なわれ、また成形が難しく、ロングラン性に乏
しいことから塩素化塩化ビニル系樹脂を使用しての発泡
成形体を得ることは難しかった。
錫配合が使用されていた。しかし、最近になり脱鉛化の
動きがあり、鉛配合は嫌われ、また錫配合では大きく耐
熱性が損なわれ、また成形が難しく、ロングラン性に乏
しいことから塩素化塩化ビニル系樹脂を使用しての発泡
成形体を得ることは難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであって、CPVCを使用し、鉛系安定
剤、錫系安定剤を使用せず、発泡性、成形性が良好な発
泡用CPVC組成物を提供するものである。
を解決するものであって、CPVCを使用し、鉛系安定
剤、錫系安定剤を使用せず、発泡性、成形性が良好な発
泡用CPVC組成物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均塩素含有
量が60〜72重量%であるCPVC単体またはPVC
との混合物100重量部、周期律表第II族もしくは第
III族金属のケイ酸塩、ケイ酸と前記金属の酸化物と
の複合物、ハイドロタルサイト類、又はゼオライト類の
うち少なくとも1種以上の安定剤0.5〜6重量部にポ
リメチルメタクリレート樹脂3〜20重量部、分解型有
機発泡剤0.1〜3重量部からなることを特徴とする。
量が60〜72重量%であるCPVC単体またはPVC
との混合物100重量部、周期律表第II族もしくは第
III族金属のケイ酸塩、ケイ酸と前記金属の酸化物と
の複合物、ハイドロタルサイト類、又はゼオライト類の
うち少なくとも1種以上の安定剤0.5〜6重量部にポ
リメチルメタクリレート樹脂3〜20重量部、分解型有
機発泡剤0.1〜3重量部からなることを特徴とする。
【0006】本発明で使用されるCPVCの平均重合度
は、塩素化前のPVCの平均重合度として500〜14
00が好ましい。平均重合度が500未満では衝撃性が
低下し、1400を超えると溶融流動性が低下し、成形
が困難となるからである。
は、塩素化前のPVCの平均重合度として500〜14
00が好ましい。平均重合度が500未満では衝撃性が
低下し、1400を超えると溶融流動性が低下し、成形
が困難となるからである。
【0007】また、CPVCの平均塩素含有量は60〜
72重量%に限定される。平均塩素含有量が60重量%
未満では耐熱性が低下し変形が発生しやすくなり、72
重量%を超えると流動性が大きく低下し、成形が困難と
なるからである。また、PVCと併用する場合も同様で
60〜72重量%の範囲に限定される。
72重量%に限定される。平均塩素含有量が60重量%
未満では耐熱性が低下し変形が発生しやすくなり、72
重量%を超えると流動性が大きく低下し、成形が困難と
なるからである。また、PVCと併用する場合も同様で
60〜72重量%の範囲に限定される。
【0008】また、本発明で使用される安定剤の周期律
表第II族もしくは第III族金属としてはMg、A
l、Ca、又はZnが好ましい。
表第II族もしくは第III族金属としてはMg、A
l、Ca、又はZnが好ましい。
【0009】上記ケイ酸塩としては、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロ
ンチウム等のケイ酸アルカリ土類金属塩;ケイ酸亜鉛等
のケイ酸の第IIb族金属塩;ケイ酸アルミニウム等の
ケイ酸の第IIIb族金属塩が挙げられ、単独で用いら
れてもよく2種以上が併用されてもよい。これらのケイ
酸塩の内でも非鉛系の無毒安定剤として、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸アルミ
ニウムが好適に使用される。
ム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロ
ンチウム等のケイ酸アルカリ土類金属塩;ケイ酸亜鉛等
のケイ酸の第IIb族金属塩;ケイ酸アルミニウム等の
ケイ酸の第IIIb族金属塩が挙げられ、単独で用いら
れてもよく2種以上が併用されてもよい。これらのケイ
酸塩の内でも非鉛系の無毒安定剤として、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸アルミ
ニウムが好適に使用される。
【0010】ケイ酸と前記金属の酸化物、水酸化物、又
は炭酸塩との複合物としては以下に例示するものが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
は炭酸塩との複合物としては以下に例示するものが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0011】上記周期律表の第II族もしくは第II族
金属との酸化物及び水酸化物としては、例えば酸化カル
シウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化亜鉛などが挙げられ
る。
金属との酸化物及び水酸化物としては、例えば酸化カル
シウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化亜鉛などが挙げられ
る。
【0012】上記周期律表の第II族もしくは第III
族金属との炭酸塩としては、例えば塩基性炭酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、塩基性炭酸亜鉛の他重炭酸塩、例えば重炭
酸カルシウム、重炭酸マグネシウムなどが挙げられる。
族金属との炭酸塩としては、例えば塩基性炭酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、塩基性炭酸亜鉛の他重炭酸塩、例えば重炭
酸カルシウム、重炭酸マグネシウムなどが挙げられる。
【0013】上記安定剤の使用量は、樹脂成分100重
量部に対して0.5〜6重量部に限定される。0.5重
量部未満ではCPVC組成物が熱安定性に乏しく、6重
量部を超えるとCPVCの溶融流動性が低下し成形が困
難となる。
量部に対して0.5〜6重量部に限定される。0.5重
量部未満ではCPVC組成物が熱安定性に乏しく、6重
量部を超えるとCPVCの溶融流動性が低下し成形が困
難となる。
【0014】また、本発明ではCPVCにメタクリル酸
エステル系樹脂が加えられる。メタクリル酸エステル系
樹脂としてはメタクリル酸エステルの単独重合体のほ
か、メタクリル酸エステルと他の単量体との共重合体を
も用いることができる。メタクリル酸エステルとして
は、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等が
用いられる。他の単量体としては、エチルアクリレー
ト、アクリルニトリル等が用いられる。上述の共重合体
の中では、メタクリル酸エステルの占める割合が他の単
量体よりも多いことが好ましい。
エステル系樹脂が加えられる。メタクリル酸エステル系
樹脂としてはメタクリル酸エステルの単独重合体のほ
か、メタクリル酸エステルと他の単量体との共重合体を
も用いることができる。メタクリル酸エステルとして
は、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等が
用いられる。他の単量体としては、エチルアクリレー
ト、アクリルニトリル等が用いられる。上述の共重合体
の中では、メタクリル酸エステルの占める割合が他の単
量体よりも多いことが好ましい。
【0015】メタクリル酸エステル系樹脂は、CPVC
100重量部に対し、3〜20重量部に限定され、好ま
しくは5〜13重量部である。このような割合でメタク
リル酸エステル系樹脂を加えると、CPVCは発泡する
に適した溶融粘度をもつに至り、よく発泡して小さな気
泡を生成するとともに、いったん生成した気泡が簡単に
は潰れなくなる。
100重量部に対し、3〜20重量部に限定され、好ま
しくは5〜13重量部である。このような割合でメタク
リル酸エステル系樹脂を加えると、CPVCは発泡する
に適した溶融粘度をもつに至り、よく発泡して小さな気
泡を生成するとともに、いったん生成した気泡が簡単に
は潰れなくなる。
【0016】本発明で用いる分解型有機発泡剤としては
アゾジカルボンアミド等の熱分解型有機発泡剤が用いら
れる。添加部数はCPVC100重量部に対し熱分解型
有機発泡剤は0.1〜3重量部に限定され、好ましくは
0.1〜0.5重量部である。
アゾジカルボンアミド等の熱分解型有機発泡剤が用いら
れる。添加部数はCPVC100重量部に対し熱分解型
有機発泡剤は0.1〜3重量部に限定され、好ましくは
0.1〜0.5重量部である。
【0017】本発明に係る組成物は、上記に述べたもの
のほか充填剤として炭酸カルシウム、タルク、クレイ、
シリカ等添加できる。充填剤は、微細な粒子が好まし
く、特に3μm以下の平均粒子径のものが好ましい。
のほか充填剤として炭酸カルシウム、タルク、クレイ、
シリカ等添加できる。充填剤は、微細な粒子が好まし
く、特に3μm以下の平均粒子径のものが好ましい。
【0018】そのほか、本発明に関わる組成物は、CP
VC加工の際に一般に用いられる衝撃改質剤、滑剤、可
塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤など
を添加することができる。
VC加工の際に一般に用いられる衝撃改質剤、滑剤、可
塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤など
を添加することができる。
【0019】本発明の関わる組成物を作るには、上述の
配合物をスーパーミキサーで均一に混合して配合粉を得
る。また、押出成形し易い形にするには2軸押出機など
でペレット状にするのが好ましい。
配合物をスーパーミキサーで均一に混合して配合粉を得
る。また、押出成形し易い形にするには2軸押出機など
でペレット状にするのが好ましい。
【0020】本発明に関わる成形体は、配合粉、または
ペレット化された組成物を押出機に入れ、溶融させて発
泡成形体を得る。本発明のCPVC組成物から得られる
成形品は、例えば住宅用の廻り縁、手摺り、カーテンレ
ール、窓枠等の材料として、様々な塩化ビニル系の発泡
製品に使用できる。
ペレット化された組成物を押出機に入れ、溶融させて発
泡成形体を得る。本発明のCPVC組成物から得られる
成形品は、例えば住宅用の廻り縁、手摺り、カーテンレ
ール、窓枠等の材料として、様々な塩化ビニル系の発泡
製品に使用できる。
【0021】本発明のCPVC組成物は、押出成形法、
射出成形法にて成形可能であるが、押出成形法がより適
している。本発明のCPVC組成物を押出成形を行うに
は、例えば、組成物をスーパーミキサ−で均一に分散し
た混合物、またはこの混合物を押出機に供給しペレタイ
ザ−で切断して得られたペレットを押出成形すればよ
い。
射出成形法にて成形可能であるが、押出成形法がより適
している。本発明のCPVC組成物を押出成形を行うに
は、例えば、組成物をスーパーミキサ−で均一に分散し
た混合物、またはこの混合物を押出機に供給しペレタイ
ザ−で切断して得られたペレットを押出成形すればよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0023】(実施例1〜6、比較例1〜4)表1に示
す配合量の各成分をスーパ−ミキサ−で均一に混合した
樹脂組成物を、シリンダ−温度をそれぞれ(C1:14
0℃、C2:150℃、C3:160℃、C4:165
℃)に設定し、アダプタ−温度160℃、ダイ温度15
5℃に設定した30mm2軸異方向押出機に供給し、ペ
レタイザ−で切断してペレットを得た。次いでペレット
を65mmシングル押出機(L/D=22、フルフライ
トスクリュ−、圧縮比=3.0)でバレル温度をそれぞ
れ(B1:150℃、B2:160℃、B3:170
℃)に設定し、ダイ温度をそれぞれ(DH:175℃、
D1:175℃、D2:185℃)に設定した条件で押
出成形し、平板状の成形体を得た。
す配合量の各成分をスーパ−ミキサ−で均一に混合した
樹脂組成物を、シリンダ−温度をそれぞれ(C1:14
0℃、C2:150℃、C3:160℃、C4:165
℃)に設定し、アダプタ−温度160℃、ダイ温度15
5℃に設定した30mm2軸異方向押出機に供給し、ペ
レタイザ−で切断してペレットを得た。次いでペレット
を65mmシングル押出機(L/D=22、フルフライ
トスクリュ−、圧縮比=3.0)でバレル温度をそれぞ
れ(B1:150℃、B2:160℃、B3:170
℃)に設定し、ダイ温度をそれぞれ(DH:175℃、
D1:175℃、D2:185℃)に設定した条件で押
出成形し、平板状の成形体を得た。
【0024】表1に示す原材料は以下のものを使用し
た。 *1CPVC:徳山積水工業社製(原料PVC重合度8
00、塩素含有量64重量%) *2CPVC:徳山積水工業社製(原料PVC重合度8
00、塩素含有量66.5重量%) PVC:徳山積水工業社製TS−800E(重合度80
0) ケイ酸カルシウム:水澤化学社製 ケイ酸マグネシウム:水澤化学社製 オクチル錫メルカプト:三共有機合成社製 三塩基性硫酸鉛:堺化学社製 メチルメタクリレート樹脂:三菱レーヨン社製(品名P
−530A) アゾジカルボンアミド:永和化成社製(品名AC#1) 充填剤:白石工業社製(品名CCR) 滑剤:エステルワックス
た。 *1CPVC:徳山積水工業社製(原料PVC重合度8
00、塩素含有量64重量%) *2CPVC:徳山積水工業社製(原料PVC重合度8
00、塩素含有量66.5重量%) PVC:徳山積水工業社製TS−800E(重合度80
0) ケイ酸カルシウム:水澤化学社製 ケイ酸マグネシウム:水澤化学社製 オクチル錫メルカプト:三共有機合成社製 三塩基性硫酸鉛:堺化学社製 メチルメタクリレート樹脂:三菱レーヨン社製(品名P
−530A) アゾジカルボンアミド:永和化成社製(品名AC#1) 充填剤:白石工業社製(品名CCR) 滑剤:エステルワックス
【0025】(1)加熱変形温度 上記の樹脂組成物を組成物を200℃ロールにて3分間
混練後、200℃のプレスに予熱4分、加圧5分、面圧
75kg/cm2 にて厚さ6.4mmの板を作成し、J
IS K 7207に準拠して測定した。 (2)比重 得られた成形体をJIS K 7112 A法(水中置
換法)に準拠して測定した。 (3)セルの大きさ 上記(1)の成形体を液体窒素に入れ、衝撃を加えて切
断し、得られた断面に現れたセルの大きさを走査電子顕
微鏡にて測定した。 (4)表面性 上記(1)の成形体を目視にて観察し以下のようにラン
クをつけた。 ◎:表面が非常に良好 ○:良好 △:若干波打ち
×:大きく波打ちあり
混練後、200℃のプレスに予熱4分、加圧5分、面圧
75kg/cm2 にて厚さ6.4mmの板を作成し、J
IS K 7207に準拠して測定した。 (2)比重 得られた成形体をJIS K 7112 A法(水中置
換法)に準拠して測定した。 (3)セルの大きさ 上記(1)の成形体を液体窒素に入れ、衝撃を加えて切
断し、得られた断面に現れたセルの大きさを走査電子顕
微鏡にて測定した。 (4)表面性 上記(1)の成形体を目視にて観察し以下のようにラン
クをつけた。 ◎:表面が非常に良好 ○:良好 △:若干波打ち
×:大きく波打ちあり
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明のCPVC組成物は上述の如く構
成されており、安定剤として周期律表の第II族又は第
III族のケイ酸塩を用いることにより、鉛系安定剤に
匹敵する耐熱性が得られ、更にメタクリル酸エステルを
加えることにより発泡に適した溶融粘度が得られ、アゾ
ジカルボンアミド等の有機発泡剤を用いて発泡性、成形
性が良好なものとなる。
成されており、安定剤として周期律表の第II族又は第
III族のケイ酸塩を用いることにより、鉛系安定剤に
匹敵する耐熱性が得られ、更にメタクリル酸エステルを
加えることにより発泡に適した溶融粘度が得られ、アゾ
ジカルボンアミド等の有機発泡剤を用いて発泡性、成形
性が良好なものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 33:10)
Claims (2)
- 【請求項1】 平均塩素含有量が60〜72重量%であ
る塩素化塩化ビニル樹脂単体または塩化ビニル樹脂との
混合物100重量部、周期律表第II族もしくは第II
I族金属のケイ酸塩、ケイ酸と前記金属の酸化物との複
合物、ケイ酸と前記金属の水酸化物との複合物、ケイ酸
と前記金属の炭酸塩との複合物、ハイドロタルサイト
類、又はゼオライト類のうち少なくとも1種以上の安定
剤0.5〜6重量部にメタクリル酸エステル系樹脂3〜
20重量部、分解型有機発泡剤0.1〜3重量部からな
ることを特徴とする発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物。 - 【請求項2】 前記周期律表第II族もしくは第III
族金属が、Mg、Al、Ca又はZnである請求項1記
載の発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7562698A JPH11269295A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7562698A JPH11269295A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269295A true JPH11269295A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13581640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7562698A Pending JPH11269295A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 発泡用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269295A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261873A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-09-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 |
US20140336321A1 (en) * | 2011-11-29 | 2014-11-13 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Chlorinated vinyl chloride resin composition for extrusion molding |
JP2020164707A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社カネカ | 発泡性塩素化塩化ビニル系樹脂粒子、その発泡粒子、およびこれを用いた塩素化塩化ビニル系樹脂発泡成形体 |
CN115298252A (zh) * | 2020-03-24 | 2022-11-04 | 株式会社钟化 | 发泡性氯化氯乙烯系树脂颗粒、其发泡颗粒、使用其的氯化氯乙烯系树脂发泡成型体和发泡性氯化氯乙烯系树脂颗粒的制造方法 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7562698A patent/JPH11269295A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261873A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-09-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 |
US20140336321A1 (en) * | 2011-11-29 | 2014-11-13 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Chlorinated vinyl chloride resin composition for extrusion molding |
JP2020164707A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社カネカ | 発泡性塩素化塩化ビニル系樹脂粒子、その発泡粒子、およびこれを用いた塩素化塩化ビニル系樹脂発泡成形体 |
CN115298252A (zh) * | 2020-03-24 | 2022-11-04 | 株式会社钟化 | 发泡性氯化氯乙烯系树脂颗粒、其发泡颗粒、使用其的氯化氯乙烯系树脂发泡成型体和发泡性氯化氯乙烯系树脂颗粒的制造方法 |
EP4130144A4 (en) * | 2020-03-24 | 2024-04-17 | Kaneka Corporation | EXPANDABLE CHLORINATED VINYL CHLORIDE RESIN PARTICLES, EXPANDED PARTICLES THEREOF, MOLDED CHLORINATED VINYL CHLORIDE RESIN FOAM ARTICLE, AND METHOD FOR PRODUCING EXPANDABLE CHLORINATED VINYL CHLORIDE RESIN PARTICLES |
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