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JPH11268599A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

Info

Publication number
JPH11268599A
JPH11268599A JP672699A JP672699A JPH11268599A JP H11268599 A JPH11268599 A JP H11268599A JP 672699 A JP672699 A JP 672699A JP 672699 A JP672699 A JP 672699A JP H11268599 A JPH11268599 A JP H11268599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control unit
power supply
vehicle
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP672699A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ishiguro
哲也 石黒
Naohiro Hata
尚廣 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP672699A priority Critical patent/JPH11268599A/ja
Publication of JPH11268599A publication Critical patent/JPH11268599A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップを招くことがないとともに逆接
続時に破壊されることのない構成でありながら、バッテ
リ電圧の監視精度の向上を図ること。 【解決手段】 車載電源aにより駆動されるコントロー
ルユニットbと、このコントロールユニットbの処理結
果に基づいてアクチュエータcを駆動させる駆動回路d
と、閉成状態でアクチュエータcへ通電する一方、開成
状態でアクチュエータcへの通電を遮断するよう前記車
載電源aと前記アクチュエータcとの間に配設され、コ
ントロールユニットbにより開閉される常開のリレース
イッチeと、を備え、前記コントロールユニットbは、
前記リレースイッチeの下流側の電圧を監視する電源電
圧監視手段fを有している構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用制御装置に
関し、特に、電源電圧を監視する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用制御装置として、例えば、
特開平7−196028号公報に記載されたものが知ら
れている。この公報は、ABS装置について記載され、
コントロールユニットにアクチュエータが接続され、各
アクチュエータと電源とがリレースイッチを介して接続
されている回路が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両に搭載
されたコントロールユニットは、バッテリからレギュレ
ータにより安定化された電源により駆動されている。ま
た、このコントロールユニットとバッテリとを結線する
ラインには、逆接続保護用のダイオードが設けられてい
る。すなわち、バッテリの性能が劣化した時には、車両
のユーザ自身によりバッテリを交換する場合が多々生じ
るが、このバッテリの交換時に、プラス・マイナスの電
気極性を誤って逆に接続されてしまうおそれがある。こ
のように極性を逆に接続してしまってコントロールユニ
ットに対して逆向きに通電されるとコントロールユニッ
トが作動しなくなるばかりではなく、このコントロール
ユニットの電装部品が破壊されてしまうおそれがある。
そこで、このように極性を逆に接続してしまった場合
に、逆向きの通電をカットしてコントロールユニットを
保護するダイオードが設けられている。
【0004】また、コントロールユニットは、アクチュ
エータ(例えばソレノイドバルブ)が正常に作動するた
めの電圧を保証するなどの理由によりバッテリ電圧を監
視している。一般に、バッテリ電圧を監視する場合は、
電圧の監視回路を個別に設けてバッテリ電圧を監視する
ようにしている。しかしながら、電圧の監視回路は、バ
ッテリの極性の逆接続が成された場合に、その機能が破
壊され易い。そこで、このバッテリ逆接続による破壊を
防止するために、電圧監視回路に抵抗などを設けての逆
接続時の電流を制限することも考えられるが、抵抗など
を設けた分だけ電圧降下が生じてバッテリの電圧監視精
度が低くなるばかりか、部品点数もかさんでしまうとい
う問題がある。
【0005】このような問題があることから、バッテリ
の電圧をバッテリ逆接続用のために設けられたダイオー
ドの後段(カソード側)から監視することが成されるよ
うになった。このようにダイオードの後段によりバッテ
リ電圧を監視すれば、抵抗などを別途設けなくてもバッ
テリの逆接続に対しても破壊されない電圧監視回路が実
現できる。
【0006】ところが、ダイオードは、周辺温度や通電
電流によりその特性が大きく変動する性質を有するもの
である。したがって、バッテリ電圧の監視精度にばらつ
きが大きく、アクチュエータの動作保証電圧を厳格に設
定しなければならないという問題があった。
【0007】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、コストアップを招くことがないととも
に逆接続時に破壊されることのない構成でありながら、
バッテリ電圧の監視精度の向上を図ることを第1の目的
としている。さらに、本発明では、第1の目的を達成し
つつ、電圧異常の発生に応じて通電をカットした後も電
圧の監視を続け電圧が正常に復帰したら通電を再開する
ようにあたり、その監視精度を安価に向上させることを
第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の第2の目的を達成
するために、請求項1記載の車両用制御装置は、図1
(a)のクレーム対応図に示すように、車載電源aによ
り駆動されるコントロールユニットbと、このコントロ
ールユニットbの処理結果に基づいてアクチュエータc
を駆動させる駆動回路dと、前記車載電源aとアクチュ
エータcとの間に配設されてアクチュエータcへの通電
の供給・遮断を切り換える手段であって、通常は電流を
流さない遮断状態でありコントロールユニットbにより
供給状態に切り換えられる切換手段eと、を備え、前記
コントロールユニットbは、前記切換手段eの下流側の
電圧を監視する電源電圧監視手段fを有していることを
特徴とする。本発明では、コントロールユニットbが、
切換手段eを遮断状態から連通状態としてアクチュエー
タcを駆動可能な状態とすると、電源電圧監視手段f
は、切換手段eの下流側の電圧を監視する。このように
切換手段eは、コントロールユニットbの制御により切
り換えられるものであり、車載電源aの交換時に電気極
性を逆に接続させた場合には、コントロールユニットb
には通電されず機能しないことから、切換手段eが連通
状態となることはなく、この切換手段eが設けられてい
る回路には通電されることはない。したがって、この切
換手段eが設けられている回路には、車載電源aの電気
極性を逆に接続させた場合を考慮してダイオードや抵抗
などを設ける必要がない。よって、電源電圧監視手段f
が監視する電圧は、ダイオードにより周辺の条件によっ
て変動することがないとともに抵抗により電圧降下が生
じることもないものであって、高い監視精度が得られる
とともに、ダイオードや抵抗などによるコストおよび部
品点数増もない。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用制御装置において、前記コントロールユニットb
は、イグニッションスイッチgがオンになるのに連動し
て前記切換手段eを供給状態とさせ、その後、前記電源
電圧監視手段fによる監視電圧が予め設定された正常範
囲よりも低電圧および高電圧である電圧異常検出時には
前記切換手段eを開成させるよう構成されていることを
特徴とする。したがって、イグニッションスイッチgを
オンとしてコントロールユニットbに通電すると、コン
トロールユニットbは切換手段eを連通状態に切り換え
る。これにより電源電圧監視手段fは、切換手段eの下
流側の電圧の監視を開始する。そして、電源電圧監視手
段fによる監視電圧が予め設定された正常範囲よりも低
電圧および高電圧である電圧異常を検出した時には、コ
ントロールユニットbが切換手段eを遮断状態に切り換
え、アクチュエータcへの通電が遮断される。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の車
両用制御装置において、前記車載電源aとコントロール
ユニットbとの間には、コントロールユニットbに車載
電源aをプラス・マイナス逆に接続した時にコントロー
ルユニットbを保護するダイオードhが接続され、前記
電源電圧監視手段fは、前記切換手段eの下流側の電圧
を監視するのに加え、前記ダイオードhのカソード側の
電圧に基づいてアノード側の電圧を推定するよう構成さ
れ、前記コントロールユニットbは、電圧異常検出に応
じて切換手段eを遮断状態に切り換えさせた後、前記電
源電圧監視手段fによるアノード側の推定電圧が正常範
囲であるときには正常復帰と判断して切換手段eを連通
状態に切り換えるよう構成されていることを特徴とす
る。したがって、電源電圧監視手段fが電圧異常を検出
したのに応じてコントロールユニットbが切換手段eを
遮断状態とした後には、電源電圧監視手段fが、切換手
段eが遮断状態となっていても車載電源aの電圧が印加
されるダイオードhのカソード側の電圧に基づいてアノ
ード側の電圧を推定し、この推定電圧が正常範囲である
時には、コントロールユニットbは、正常復帰と判断し
て切換手段eを連通状態に切り換える。なお、前記切換
手段eは、請求項4に記載のように、リレースイッチに
より構成することができる。したがって、請求項3また
は4記載の発明は、電圧異常は、切換手段eの下流側の
電圧を監視することとして高い監視精度を得るようにし
ながらも、電圧異常発生により切換手段eを遮断状態と
した後には、電圧異常判断よりも精度は劣るがダイオー
ドhの電圧により正常復帰を判断して、正常復帰時には
再びアクチュエータcを駆動させることができるという
ものであり、利便性が向上する。
【0011】また、上述の第2の目的を達成するために
請求項5記載の発明は、図1(b)のクレーム対応図に
示すように、車載電源aにより駆動されるコントロール
ユニットbと、このコントロールユニットbの処理結果
に基づいてアクチュエータcを駆動させる駆動回路d
と、前記車載電源aと前記アクチュエータcとの間に配
設され、コントロールユニットbにより切換制御されて
アクチュエータcへの通電の供給・遮断を切り換える切
換手段eと、前記切換手段eと前記車載電源aとの間に
設けられ、コントロールユニットbにより遮断状態と連
通状態に切り換えられ、遮断状態では車載電源aから前
記アクチュエータcの方向への電流の流れのみを許容
し、連通状態では両方向の電流の流れを許容するよう構
成されているとともに、抵抗値が極めて低く構成された
逆流防止手段jと、を備え、前記コントロールユニット
bは、前記逆流防止手段jをイグニッションスイッチg
がオンになるのに連動して遮断状態から連通状態に切り
換える一方、イグニッションスイッチgがオフになるの
に連動して連通状態から遮断状態に切り換えるよう構成
され、かつ、前記切換手段eと逆流防止手段jとの間の
下流側の電圧を監視する電源電圧監視手段kを有してい
ることを特徴とする。したがって本発明では、電源電圧
監視手段kは、切換手段eの上流側の電圧を監視するか
ら、車載電源aの電圧を常時監視するものである。そし
て、この電源電圧監視手段kが接続されている箇所の上
流には逆流防止手段jが設けられているから、車載電源
aの電気極性を逆に接続させた場合には、電源電圧監視
手段kに対して電流が逆流することがなくこれを保護で
きる。また、この逆流防止手段jは電圧降下が極めて低
い手段を用いているため、電源電圧監視手段kが監視す
る電圧は変動が少なく、精度高く監視することができ
る。また、電源電圧が低下および上昇などの異常発生時
には、電源電圧監視回路kがこれを判定して切換手段e
を遮断状態とするが、電源電圧監視回路kは、切換手段
eの上流の電圧を監視するから、切換手段eが遮断状態
であっても上述のように高い精度で監視を続行し、車載
電源aの電圧が正常に復帰したことを検出したら、切換
手段eを供給状態に復帰させる。このように、電圧の正
常復帰時には高い精度でこれを判定して再びアクチュエ
ータcを駆動させることができ、利便性が向上する。さ
らに、1つの電源電圧監視手段kにより切換手段eが供
給状態である時と遮断状態である時の両方の監視を行う
ことができるから、電源電圧監視手段kの構成の簡略化
を図ることができる。
【0012】なお、請求項6に記載の発明は、請求項5
記載の車両用制御装置において、前記コントロールユニ
ットbは、イグニッションスイッチgがオンになるのに
連動して前記切換手段eを供給状態とさせ、その後、前
記電源電圧監視手段kによる監視電圧が予め設定された
正常範囲よりも低電圧および高電圧である電圧異常検出
時には前記切換手段eを遮断状態に切り換えるよう構成
したことを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求
項5または6記載の車両用制御装置において、前記切換
手段eならびに逆流防止手段jが、モストランジスタに
より構成され、前記切換手段eを構成するモストランジ
スタは、遮断状態ではアクチュエータcから車載電源a
の方向への電流の流れのみを許容して車載電源aからア
クチュエータcへの電流を遮断し、連通状態では両方向
の電流の流れを許容するよう構成されていることを特徴
とする。よって、切換手段eならびに逆流防止手段jを
安価に構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、車両用制御装置としてA
BS制御装置を例に挙げ本発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。 (実施の形態1)実施の形態1は請求項1,2および4
に記載の発明に対応するものである。図2は実施の形態
1を示す回路図であり、図においてBATは車載電源と
してのバッテリである。このバッテリBATには、イグ
ニッションスイッチIGを介して制御用回路1が接続さ
れ、この制御用回路1はコントロールユニット2に接続
されている。コントロールユニット2には、4つの車輪
速センサ3と、2つの加速度センサ4が接続されてい
る。
【0014】前記制御用回路1において、11はバルブ
駆動回路である。すなわち、このバルブ駆動回路11
は、図外のホイルシリンダ圧を制御すべく駆動するソレ
ノイドバルブ(アクチュエータ)に通電する回路であ
り、この回路中の5が、ソレノイドバルブのコイルを示
している。
【0015】前記バルブ駆動回路11には、リレー回路
12が接続されている。このリレー回路12は、バッテ
リBATとバルブ駆動回路11とを結ぶ回路であって、
その途中には、切換手段としてのリレースイッチ13が
設けられている。このリレースイッチ13は、常開のス
イッチであり、コントロールユニット2から通電される
と閉成されるよう構成されている。
【0016】なお、図において6は図外のマスタシリン
ダに向けてブレーキ液を汲み上げるポンプの駆動源であ
るアクチュエータとしてのモータであり、このモータ6
とバッテリBATとがモータ駆動回路14で接続され、
かつ、このモータ駆動回路14の途中にもリレースイッ
チ15が設けられている。そして、このリレースイッチ
15も常開のスイッチで、コントロールユニット2から
通電されると閉成されてモータ6が駆動するよう構成さ
れている。
【0017】前記バルブ駆動回路11に接続されたリレ
ー回路12においてリレースイッチ13の下流(バッテ
リBAT側を上流と言い接地側を下流という)とコント
ロールユニット2とがモニタ回路16で接続されてい
る。このモニタ回路16は、リレースイッチ13の作動
状態をモニタするための既存の回路であり、このモニタ
回路16において伝達される信号をリレーモニタ信号R
Mと称することにする。なお、このリレーモニタ信号R
Mは、リレースイッチ13の開成時にはモニタ回路16
において通電が成されないことでLoとなり、リレース
イッチ13が閉成時にはモニタ回路16において通電が
成されることでHiとなるものとする。また、コントロ
ールユニット2には、ABS制御が実行できない状態に
なっていることを運転者に警告するためのABSフェイ
ルランプ7が接続されている。
【0018】前記コントロールユニット2は、車輪速セ
ンサ3ならびに加速度センサ4からの入力に基づいて車
輪のスリップ状態を判定し、制動時において車輪ロック
が生じないようにそのスリップ率を最適制御する制御で
あるABS制御を実行する。このABS制御は周知の制
御であるため詳細な説明は省略する。また、コントロー
ルユニット2は、バッテリBATにおける電圧である電
源電圧が上記ABS制御を実行するにあたり、制御通り
にソレノイドバルブ(コイル5)が駆動できるだけの正
常範囲Vnor(実施の形態2の図5参照)内であるか
(実際には、所定の低電圧異常検出閾値VLO以上か)、
または、ソレノイドバルブが駆動できないおそれがある
電圧不足状態である低電圧異常検出閾値VLO未満の低電
圧状態であるかを判定する電圧異常検出制御を実行す
る。
【0019】以下に、コントロールユニット2において
電圧異常検出制御を実行するための構成を説明する。コ
ントロールユニット2には、上記ABS制御および電圧
異常検出制御を実行すべく入力信号に基づいて演算など
の処理を行うCPU21と、モニタ回路16からのリレ
ーモニタ信号RMをCPU21でH/Lレベル判断でき
る論理信号に変換するインタフェース回路22と、リレ
ーモニタ信号RMから電源電圧を推定するためにCPU
21へアナログ信号として伝達するインタフェース回路
23とが設けられている。また、コントロールユニット
2には、約12Vの電源電圧を5Vで安定させるレギュ
レータ24が設けられている。
【0020】次に、CPU21における電圧異常検出制
御を説明する。CPU21は、請求の範囲の電源電圧監
視手段の機能を有しているもので、インタフェース回路
23から入力されるリレーモニタ信号RMの電圧が低電
圧異常判断閾値VLOよりも下回った否かを判定し、この
低電圧異常検出閾値VLOよりも電圧が下回った状態が所
定時間(例えば、5sec )を越えると異常と判断して、
リレースイッチ13を開成させ、ソレノイドバルブ(コ
イル)が駆動できないようにする。次にABS制御の際
に減圧されたブレーキ液が蓄えられるリザーバのブレー
キ液を抜くためにリレースイッチ14を所定時間閉成さ
せてポンプ用モータ6を駆動させてからABS制御を実
行できない状態とする。このようにABS制御が実行で
きない状態であることをABSフェイルランプ7を点灯
させて運転者に警告するよう構成されている。
【0021】すなわち、アクチュエータとしての図外の
ソレノイドバルブが正常に作動するには、図5に示す正
常範囲Vnorの電圧を必要とし、電源電圧がこの正常
範囲Vnorを下回ると、ソレノイドバルブはコントロ
ールユニット2の制御に応答することができなくなるお
それがある。よって、リレースイッチ13の下流でモニ
タする電源電圧が、前記正常範囲Vnorの下限よりも
僅かに高い電圧に設定された低電圧異常検出閾値VLOよ
りも低い状態が所定時間以上続いたら、ABS制御を中
止するものである。
【0022】次に、実施の形態1の作用を説明する。イ
グニッションスイッチIGをオンにすると、コントロー
ルユニット2はリレースイッチ13を閉成させ、アクチ
ュエータとしてのソレノイドバルブを駆動可能な状態
(コイル5に通電可能な状態)とする。こうしてリレー
スイッチ13が閉成されるとモニタ回路16にリレーモ
ニタ信号RMとしての通電が成され、インタフェース回
路22ではこのリレーモニタ信号RMをHi信号として
変換し、インタフェース回路23ではリレーモニタ信号
RMの電圧をCPU21のA/D変換器で識別可能な電
圧へ減衰してCPU21に入力させる。
【0023】バッテリBATからリレースイッチ13ま
でのリレー回路12およびモニタ回路16には、抵抗や
ダイオードが存在していないため、これらの回路12,
16における電圧降下は極めて小さいものであり、上記
リレーモニタ信号RMに基づく監視電圧はバッテリ電圧
にほぼ等しい。CPU21では、逐次、その監視電圧を
モニタし、この監視電圧が低電圧異常検出値VLO未満と
なった状態が所定時間を越えると、電圧異常検出と判断
して、リレースイッチ13を開成させ、また、モータ6
を駆動させるリレースイッチ14が閉成されている場合
には、このリレースイッチ14も開成させ、車両として
はノーマルブレーキ状態とする。それと同時に、ABS
フェイルランプ7を点灯させて、車両、もしくはABS
システムに異常があることを警告する。
【0024】以上説明したように、実施の形態1にあっ
ては、バッテリBATの電圧をモニタする構成におい
て、そのリレーモニタ信号RMを得るモニタ回路16
を、途中にダイオードや抵抗が設けられていないリレー
スイッチ13の下流に接続させた構成としたため以下に
列挙する効果が同時に得られる。 a)モニタ電圧として、途中で殆ど電圧降下が生じるこ
とがないとともにダイオードのような周辺の環境の影響
を受けることもなく、ほぼバッテリ電圧に等しい電圧が
得られる。したがって、従来よりも高い精度でバッテリ
電圧の正常・異常判断を行うことができる。 b)バッテリBATの交換時に、電気極性をプラス・マ
イナス逆に接続した場合には、コントロールユニット2
が機能しないことから、リレースイッチ13が閉じられ
ることがない。したがって、極性逆接続を行っても、モ
ニタ回路16に通電されないから、コントロールユニッ
ト2においてモニタ回路16に接続されている構成は、
逆接続から保護されるものであり、モニタ回路16に逆
接続保護用のダイオードや抵抗などを設けることのない
安価で部品点数の少ない手段でありながら、モニタ回路
16に接続された構成を保護できる。 c)バッテリ低電圧時のフェイルセーフは、ソレノイド
バルブのコイル5に印加する電圧が不足した時のために
設定されるが、バッテリ低電圧異常の検出電圧のばらつ
きが抑えられることによりソレノイドバルブの特性とし
て最低作動電圧規格を緩めることができ、ソレノイドバ
ルブのコスト低減を図ることができる。 (実施の形態2)次に、実施の形態2について説明す
る。この実施の形態2は、請求項3および4記載の発明
に対応するものである。なお、この説明において実施の
形態1と同様の構成には実施の形態1と同じ符号を付し
て説明を省略することとし、実施の形態1との相違点の
みを説明する。
【0025】図3は実施の形態2の車両用制御装置を示
す回路図であって、コントロールユニット2には、電源
電圧モニタ用のインタフェース回路25がさらに設けら
れている。このインタフェース回路25は、コントロー
ルユニット2をバッテリBATの電気極性の逆接続から
保護するためにイグニッションスイッチIGとコントロ
ールユニット2とを結ぶ回路の途中に設けられているダ
イオード17,18のカソード側に第2モニタ回路19
を介して接続されている。
【0026】次に、CPU21における電圧異常検出制
御の流れを図4のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1では、バッテリモニタ電圧が低電圧異常判
断閾値VLOを下回ったか否か判定し、下回っていない場
合は(いいえ)ステップS1に戻り、下回った場合は
(はい)ステップS2に進む。
【0027】ステップS2では、上記バッテリモニタ電
圧が低電圧異常判断閾値VLOを下回った状態が所定時間
継続したか否か判定し、所定時間継続していない場合は
(いいえ)ステップS1に戻り、所定時間継続した場合
は(はい)ステップS3に進む。
【0028】ステップS3では、バッテリ低電圧異常と
判断し、リレースイッチ13を開成させ、ABS制御を
停止する。続くステップS4では、バッテリモニタ電圧
が低電圧異常状態からの復帰判断閾値VREを上回ったか
否かを判定し、上回っていない場合は(いいえ)ステッ
プS4の判定を繰り返し、上回った場合は(はい)ステ
ップS5に進む。なお、復帰判断閾値VREは、図5に示
すように所定のヒステリシスを有して低電圧異常判断閾
値VLOよりも高い値に設定されている。ステップS5で
は、上記バッテリモニタ電圧が低電圧異常状態からの復
帰判断閾値VREを上回った状態が所定時間継続したか否
か判定し、所定時間継続していない場合は(いいえ)ス
テップS4に戻り、所定時間継続した場合は(はい)ス
テップS6に進む。ステップS6では、バッテリ電圧が
正常状態に復帰したと判断しリレースイッチ13を閉成
して正常制御に復帰する。
【0029】この実施の形態2では、リレースイッチ1
3の下流に接続されたモニタ回路16からのリレーモニ
タ信号RMに基づいて低電圧異常を検出してリレースイ
ッチ13を開成させてABS制御を停止させた後は、イ
グニッションスイッチIG側と接続された第2モニタ回
路19からのバッテリモニタ電圧に基づいて、バッテリ
電圧が正常範囲Vnorに復帰したか否かを判断し、バ
ッテリモニタ電圧が復帰判断閾値VREを所定時間上回れ
ば正常範囲Vnorに復帰したとして、ソレノイドバル
ブを駆動可能(ABS制御を実行可能)とすべくリレー
スイッチ13を閉成させる。なお、復帰時は、異常検出
時ほどの電圧モニタ精度は必要とせず、充分にシステム
作動可能な電圧にバッテリ電圧が復帰したことさえ判別
できれば良いので、従来構成の第2モニタ回路19のモ
ニタ電圧による判断で用は足りることになる。上述のよ
うに構成された実施の形態2にあっては、インタフェー
ス回路23から得られるバッテリ電圧が何らかの理由に
より低下した場合、図5のタイムチャートに示すよう
に、バッテリ電圧が低電圧異常検出閾値VLOよりも低下
したと判断した状態が所定時間t1だけ経過するとリレ
ースイッチ13が開成され、ソレノイドバルブが駆動で
きない状態、すなわちABS制御を実行できない状態と
なる。その後、何らかの理由でインタフェース回路25
から得られるバッテリ電圧が復帰判断閾値VREを上回っ
た状態が所定時間t2だけ経過すると、リレースイッチ
13が再び閉じられ、ソレノイドバルブが駆動できる状
態、すなわちABS制御を実行可能な状態となる。
【0030】以上説明したように、実施の形態2では、
低電圧異常の検出をリレースイッチ13の下流にモニタ
回路16を接続して得られるモニタ電圧により判断する
ようにして、低コスト・少部品点数で検出精度の向上を
図る構成としながらも、異常検出に対応してリレースイ
ッチ13を開成してモニタ回路16からモニタ電圧が得
られない時には、従来同様の構成である第2モニタ回路
19から得られるモニタ電圧に基づいて正常復帰判断を
行うことができるという効果が得られる。
【0031】(実施の形態3)次に、図6に示す実施の
形態3について説明する。この実施の形態3は、請求項
5〜7記載の発明に対応するものである。なお、この説
明において実施の形態1あるいは実施の形態2に示した
のと同様の構成には、これらと同じ符号を付けて説明を
省略する。この実施の形態3は、リレー回路12には、
切換手段として第1モストランジスタ31が設けられ、
さらに、その上流に逆流防止手段として第2モストラン
ジスタ32が設けられている。これを説明すると、実施
の形態3では、実施の形態1,2のメカ的なリレースイ
ッチ13に替えて半導体で構成された第1モストランジ
スタ31を設けている。この第1モストランジスタ31
は、CPU21からの信号により通電可能なON状態と
通電が不可能なOFF状態とに切り換えられるものであ
り、OFF状態ではコイル5からバッテリBAT方向へ
の電流の流れのみを許し、ON状態では、両方の流れを
許容するよう構成されている。この第1モストランジス
タ31は、いわゆる寄生ダイオードを有しており、バッ
テリBATが極性逆接続された場合には逆電流が流れる
特性を有しており、コイル5に通電されることになる。
そこで、この逆電流が流れるのを防止するために、逆流
防止手段としての前記第2モストランジスタ32が設け
られている。すなわち、第2モストランジスタ32は、
OFF状態ではバッテリBATからコイル5への方向の
みの通電を許容しコイル5からバッテリBAT方向への
通電ができないように設けられているとともに、ON状
態では両方の通電を許容するよう構成されている。そし
て、第1モストランジスタ31を駆動させる際には同時
にこの第2モストランジスタ32も駆動される。そし
て、本実施の形態3で使用する両モストランジスタ3
1,32は、駆動時のON抵抗が極めて小さいものが用
いられており、このON抵抗は、例えば、数mΩ〜数十
mΩ程度である。また、モニタ回路16の電圧は実施の
形態1と同様にインタフェース回路33に入力され、C
PU21において判定可能な電圧に変換される。
【0032】次に、実施の形態3の作用を説明すると、
イグニッションスイッチIGをONにすると、両モスト
ランジスタ31,32をONとして、ソレノイドバルブ
を作動させる(コイル5に通電する)ことが可能な状態
にする。この時、第2モストランジスタ32の下流のモ
ニタ回路16には、ほぼバッテリ電圧が入力される。す
なわち、第2モストランジスタ32は、ON抵抗が極め
て小さく、この内部における電圧降下は極めて小さいの
でモニタ回路16から入力される監視電圧はバッテリ電
圧にほぼ等しい。よって、実施の形態1,2と同様に、
CPU21では、逐次監視電圧をモニタして電圧異常の
有無を判断する。
【0033】そして、電圧異常と判断した場合には、C
PU21は、第1モストランジスタ31をOFFとして
コイル5への通電を不可能とする。この時、モニタ回路
16には、バッテリ電圧BATの印加状態が維持されて
いるため、電圧を監視し、正常な状態に復帰した場合に
は、第1モストランジスタ31を再びONにする。この
場合、モニタ回路16は、異常発生前と同様にバッテリ
電圧にほぼ等しい電圧であり、正常復帰を精度良く行う
ことができる。
【0034】次に、バッテリBATの極性を逆に接続し
た場合には、第2モストランジスタ32により第1モス
トランジスタ31における寄生ダイオードによる通電は
防止される。したがって、コントロールユニット2は保
護される。
【0035】以上説明したように、実施の形態3にあっ
ては、従来よりも高い精度でバッテリ電圧の正常・異常
の判断を行うことができる、バッテリBATの交換時
に、電気極性をプラス・マイナス逆に接続した場合の保
護ができる、バッテリ低電圧異常の検出のばらつきが抑
えられることによりソレノイドバルブの特性として最低
作動電圧規格を緩めることができ、ソレノイドバルブの
コスト低減を図ることができる、という効果に加えて、
異常発生後の正常復帰判断を精度良く行うことができる
という効果、この正常復帰判断ならびに電圧監視を1つ
のモニタ回路16およびインタフェース回路33により
実行でき、低コストの手段とすることができるという効
果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし4に
記載の車両用制御装置にあっては、切換手段を供給状態
として切換手段の下流の電圧を電源電圧監視手段により
監視するため、抵抗による電圧降下や、ダイオードの特
性変化によるばらつきなどの影響を受けることなく精度
の高い電圧監視を行うことができるという効果が得られ
る。すなわち、本発明では、抵抗やダイオードなどが不
要であり部品点数およびコストの低減を図ることができ
る手段により車載電源の逆接続から保護することができ
るとともに、電圧監視精度の向上を図ることができると
いう効果が得られる。請求項2記載の発明では、電圧異
常状態でアクチュエータの駆動制御を実行することが無
くなり、装置の信頼性が向上するという効果が得られ
る。請求項3記載の発明では、電圧異常は、切換手段の
下流側の電圧を監視することとして高い監視精度を得る
ようにしながらも、電圧異常発生により切換手段を遮断
状態とした後には、電圧異常判断よりも精度は劣るがダ
イオードの電圧により正常復帰を判断して、正常復帰時
には再びアクチュエータを駆動させることができるとい
うものであり、利便性が向上するという効果が得られ
る。請求項5ないし7記載の発明では、電源電圧監視手
段を車載電源の電気極性逆接続から保護することができ
ながら、電源電圧監視手段kが監視する電圧は変動が少
なく、精度高く監視することができるという効果が得ら
れ、かつ、電源電圧監視回路は、切換手段が遮断状態で
あっても高い精度で監視を続行し、電圧の正常復帰時に
は高い精度でこれを判定して再びアクチュエータを駆動
させることができ、利便性が向上するという効果を奏す
る。加えて、1つの電源電圧監視手段により切換手段が
供給状態である時と遮断状態である時の両方の電圧監視
を行うことができるから、電源電圧監視手段の全体構成
の簡略化を図って、コストダウンが可能となる。請求項
7に記載の発明では、切換手段ならびに逆流防止手段を
安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用制御装置を示すクレーム対応図
である。
【図2】実施の形態1を示す回路図である。
【図3】実施の形態2を示す回路図である。
【図4】実施の形態2の制御流れを示すフローチャート
である。
【図5】実施の形態2の作動を示すタイムチャートであ
る。
【図6】実施の形態3を示す回路図である。
【符号の説明】
BAT バッテリ IG イグニッションスイッチ RM リレーモニタ信号 Vnor 正常範囲 VLO 低電圧異常検出閾値 VRE 復帰判断閾値 1 制御回路 2 コントロールユニット 3 車輪速センサ 4 加速度センサ 5 コイル 6 モータ 7 ABSフェイルランプ 11 バルブ駆動回路 12 リレー回路 13 リレースイッチ 14 モータ駆動回路 15 リレースイッチ 16 モニタ回路 17 ダイオード 18 ダイオード 19 第2モニタ回路 21 CPU 22 インタフェース回路 23 インタフェース回路 24 レギュレータ 25 インタフェース回路 31 第1モストランジスタ 32 第2モストランジスタ 33 インタフェース回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載電源により駆動されるコントロール
    ユニットと、 このコントロールユニットの処理結果に基づいてアクチ
    ュエータを駆動させる駆動回路と、 前記車載電源とアクチュエータとの間に配設されてアク
    チュエータへの通電の供給・遮断を切り換える手段であ
    って、通常は電流を流さない遮断状態でありコントロー
    ルユニットにより供給状態に切り換えられる切換手段
    と、を備え、 前記コントロールユニットは、前記切換手段の下流側の
    電圧を監視する電源電圧監視手段を有していることを特
    徴とする車両用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールユニットは、イグニッ
    ションスイッチがオンになるのに連動して前記切換手段
    を供給状態とさせ、その後、前記電源電圧監視手段によ
    る監視電圧が予め設定された正常範囲よりも低電圧およ
    び高電圧である電圧異常検出時には前記切換手段を遮断
    状態に切り換えるよう構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記車載電源とコントロールユニットと
    の間には、コントロールユニットに車載電源をプラス・
    マイナス逆に接続した時にコントロールユニットを保護
    するダイオードが接続され、 前記電源電圧監視手段は、前記切換手段の下流側の電圧
    を監視するのに加え、前記ダイオードのカソード側の電
    圧に基づいてアノード側の電圧を推定するよう構成さ
    れ、 前記コントロールユニットは、電圧異常検出に応じて切
    換手段を遮断状態とさせた後、前記電源電圧監視手段に
    よるアノード側の推定電圧が正常範囲であるときには正
    常復帰と判断して切換手段を連通状態に切り換えるよう
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段が、リレースイッチである
    請求項1ないし3記載の車両用制御装置。
  5. 【請求項5】 車載電源により駆動されるコントロール
    ユニットと、 このコントロールユニットの処理結果に基づいてアクチ
    ュエータを駆動させる駆動回路と、 前記車載電源と前記アクチュエータとの間に配設され、
    コントロールユニットにより切換制御されてアクチュエ
    ータへの通電の供給・遮断を切り換える切換手段と、 前記切換手段と前記車載電源との間に設けられ、コント
    ロールユニットにより遮断状態と連通状態に切り換えら
    れ、遮断状態では車載電源から前記アクチュエータの方
    向への電流の流れのみを許容し、連通状態では両方向の
    電流の流れを許容するよう構成されているとともに、抵
    抗値が極めて低く構成された逆流防止手段と、を備え、 前記コントロールユニットは、前記逆流防止手段をイグ
    ニッションスイッチがオンになるのに連動して遮断状態
    から連通状態に切り換える一方、イグニッションスイッ
    チがオフになるのに連動して連通状態から遮断状態に切
    り換えるよう構成され、かつ、前記切換手段と逆流防止
    手段との間の下流側の電圧を監視する電源電圧監視手段
    を有していることを特徴とする車両用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記コントロールユニットは、イグニッ
    ションスイッチがオンになるのに連動して前記切換手段
    を供給状態とさせ、その後、前記電源電圧監視手段によ
    る監視電圧が予め設定された正常範囲よりも低電圧およ
    び高電圧である電圧異常検出時には前記切換手段を遮断
    状態に切り換えるよう構成されていることを特徴とする
    請求項5記載の車両用制御装置。
  7. 【請求項7】 前記切換手段ならびに逆流防止手段が、
    モストランジスタにより構成され、 前記切換手段を構成するモストランジスタは、遮断状態
    ではアクチュエータから車載電源の方向への電流の流れ
    のみを許容して車載電源からアクチュエータへの電流を
    遮断し、連通状態では両方向の電流の流れを許容するよ
    う構成されていることを特徴とする請求項5または6記
    載の車両用制御装置。
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