JPH1124134A - 一眼レフカメラのファインダ装置 - Google Patents
一眼レフカメラのファインダ装置Info
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- JPH1124134A JPH1124134A JP9178137A JP17813797A JPH1124134A JP H1124134 A JPH1124134 A JP H1124134A JP 9178137 A JP9178137 A JP 9178137A JP 17813797 A JP17813797 A JP 17813797A JP H1124134 A JPH1124134 A JP H1124134A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空洞式ペンタミラーに測光装置を付設するに
あたって、ファインダ部の省スペース化を図り、また測
光効率を向上させて良好な測光結果を得る。 【解決手段】 第1、第2の反射ミラー2a,2bを有
するダハ部2と、このダハ部で反射した光を接眼レンズ
5,6に導くための第3の反射ミラー3とからなる空洞
式ペンタミラー1を備える。この空洞式ペンタミラーに
形成される面であって接眼レンズの光軸に直交する射出
面1bの上方に配設され、測光素子9に集光する測光レ
ンズ8を備える。接眼レンズと測光レンズとの間に、そ
の先端が空洞式ペンタミラーの射出面からこのペンタミ
ラーの内方に突出するように遮光部材10を設け、この
遮光部材の先端10aを、空洞式ペンタミラー内でファ
インダ視野の下端縁を境界として形成する光11を遮る
ことがない部位に位置付ける。
あたって、ファインダ部の省スペース化を図り、また測
光効率を向上させて良好な測光結果を得る。 【解決手段】 第1、第2の反射ミラー2a,2bを有
するダハ部2と、このダハ部で反射した光を接眼レンズ
5,6に導くための第3の反射ミラー3とからなる空洞
式ペンタミラー1を備える。この空洞式ペンタミラーに
形成される面であって接眼レンズの光軸に直交する射出
面1bの上方に配設され、測光素子9に集光する測光レ
ンズ8を備える。接眼レンズと測光レンズとの間に、そ
の先端が空洞式ペンタミラーの射出面からこのペンタミ
ラーの内方に突出するように遮光部材10を設け、この
遮光部材の先端10aを、空洞式ペンタミラー内でファ
インダ視野の下端縁を境界として形成する光11を遮る
ことがない部位に位置付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフカメラに
おいてペンタミラー、特に複数の反射ミラーからなる空
洞式ペンタミラーを備えている一眼レフカメラのファイ
ンダ装置に関する。
おいてペンタミラー、特に複数の反射ミラーからなる空
洞式ペンタミラーを備えている一眼レフカメラのファイ
ンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ペンタプリズムを用いた一眼レフカメラ
のファインダ光学系において、被写体の測光装置の機能
を付加したものが知られている。すなわち、ペンタプリ
ズムの後端側の射出面上部に、測光素子に集光する測光
レンズを近接させて設けている。このような従来のファ
インダ装置に付設した測光装置においては、ペンタプリ
ズム下部の入射面に近接して配置させている焦点板から
ペンタプリズムに入射した光は、ペンタプリズムのダハ
部における第1、第2の反射面で前方に左右が反転して
反射し、第3の反射面で再び後方に反射して測光レンズ
に導かれる。
のファインダ光学系において、被写体の測光装置の機能
を付加したものが知られている。すなわち、ペンタプリ
ズムの後端側の射出面上部に、測光素子に集光する測光
レンズを近接させて設けている。このような従来のファ
インダ装置に付設した測光装置においては、ペンタプリ
ズム下部の入射面に近接して配置させている焦点板から
ペンタプリズムに入射した光は、ペンタプリズムのダハ
部における第1、第2の反射面で前方に左右が反転して
反射し、第3の反射面で再び後方に反射して測光レンズ
に導かれる。
【0003】最近の一眼レフカメラでは、軽量化のため
に、従来のガラス製ペンタミラーの代わりに、複数の反
射ミラーの組合わせによる空洞式ペンタミラーを用いた
ファインダ光学系を採用したものが知られている(たと
えば実開平5−52831号公報等参照)。このような
空洞式ペンタミラーを用いたファインダ光学系において
も、ダハ部の後端側に形成される射出面上部に被写体測
光用の開口部を設け、前記開口部後方に、測光素子に集
光する測光レンズを配置させている。このような測光レ
ンズには、ファインダ部の省スペース化を図るために、
上述した射出面上部の開口部後方に可能な限り近接させ
て配置することが望まれる。
に、従来のガラス製ペンタミラーの代わりに、複数の反
射ミラーの組合わせによる空洞式ペンタミラーを用いた
ファインダ光学系を採用したものが知られている(たと
えば実開平5−52831号公報等参照)。このような
空洞式ペンタミラーを用いたファインダ光学系において
も、ダハ部の後端側に形成される射出面上部に被写体測
光用の開口部を設け、前記開口部後方に、測光素子に集
光する測光レンズを配置させている。このような測光レ
ンズには、ファインダ部の省スペース化を図るために、
上述した射出面上部の開口部後方に可能な限り近接させ
て配置することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した空洞
式ペンタミラーによるファインダ光学系においては、焦
点板からダハ部後端側の射出面上部に向かう光は、従来
のガラス製ペンタプリズムとは異なり、射出面で全反射
されることはなく、測光用開口部を通って測光レンズの
周辺に直接入射する。したがって、受光素子は反射面を
経由して導かれる測光用の光束以外の光も受光する結果
となり、測光結果に影響を及ぼし、良好な測光結果を得
ることが期待できないという問題がある。
式ペンタミラーによるファインダ光学系においては、焦
点板からダハ部後端側の射出面上部に向かう光は、従来
のガラス製ペンタプリズムとは異なり、射出面で全反射
されることはなく、測光用開口部を通って測光レンズの
周辺に直接入射する。したがって、受光素子は反射面を
経由して導かれる測光用の光束以外の光も受光する結果
となり、測光結果に影響を及ぼし、良好な測光結果を得
ることが期待できないという問題がある。
【0005】また、測光レンズの周辺に測光用以外の光
が入ることにより、通常の目の位置からは見えないが、
接眼レンズを上方から覗き込んだときに測光レンズの周
辺がゴーストとして視認され、ファインダとしての品質
が問われるという問題もある。
が入ることにより、通常の目の位置からは見えないが、
接眼レンズを上方から覗き込んだときに測光レンズの周
辺がゴーストとして視認され、ファインダとしての品質
が問われるという問題もある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、空洞式ペンタプリズムによるファインダ部
の省スペース化を図りつつ、焦点板から測光レンズの周
辺に直接入射する光量を低減させ良好な測光結果を期待
できるようにし、しかも測光レンズ周辺にゴーストが目
立たないファインダ光学系を構成することができる一眼
レフカメラのファインダ装置を得ることを目的とする。
ものであり、空洞式ペンタプリズムによるファインダ部
の省スペース化を図りつつ、焦点板から測光レンズの周
辺に直接入射する光量を低減させ良好な測光結果を期待
できるようにし、しかも測光レンズ周辺にゴーストが目
立たないファインダ光学系を構成することができる一眼
レフカメラのファインダ装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装置
は、第1、第2の反射ミラーを有するダハ部と、このダ
ハ部で反射した光を接眼レンズに導くための第3の反射
ミラーとからなる空洞式ペンタミラーと、この空洞式ペ
ンタミラーに形成される面であって接眼レンズの光軸に
直交する射出面の上方に配設され、測光素子に集光する
測光レンズとを備えており、前記接眼レンズと測光レン
ズとの間に、その先端が空洞式ペンタミラーの射出面か
らこのペンタミラーの内方に突出するように遮光部材を
設け、この遮光部材の先端を、空洞式ペンタミラー内で
ファインダ視野の下端縁を境界として形成する光を遮る
ことがない部位に位置付けたものである。
ために本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装置
は、第1、第2の反射ミラーを有するダハ部と、このダ
ハ部で反射した光を接眼レンズに導くための第3の反射
ミラーとからなる空洞式ペンタミラーと、この空洞式ペ
ンタミラーに形成される面であって接眼レンズの光軸に
直交する射出面の上方に配設され、測光素子に集光する
測光レンズとを備えており、前記接眼レンズと測光レン
ズとの間に、その先端が空洞式ペンタミラーの射出面か
らこのペンタミラーの内方に突出するように遮光部材を
設け、この遮光部材の先端を、空洞式ペンタミラー内で
ファインダ視野の下端縁を境界として形成する光を遮る
ことがない部位に位置付けたものである。
【0008】また、本発明に係る一眼レフカメラのファ
インダ装置は、遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に
臨む先端を、ファインダ視野の上端縁を境界として形成
する光を遮ることがない形状に形成したものである。さ
らに、本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装置
は、遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に臨む先端
を、ペンタミラー下部の入射面に近接して配置した焦点
板から入射した光のうちペンタミラーのいずれの反射ミ
ラーをも経由せずに測光レンズに到達する光を遮光でき
るように構成したものである。また、本発明に係る一眼
レフカメラのファインダ装置は、遮光部材を、空洞式ペ
ンタミラーを構成する反射ミラーと一体に形成したもの
である。
インダ装置は、遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に
臨む先端を、ファインダ視野の上端縁を境界として形成
する光を遮ることがない形状に形成したものである。さ
らに、本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装置
は、遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に臨む先端
を、ペンタミラー下部の入射面に近接して配置した焦点
板から入射した光のうちペンタミラーのいずれの反射ミ
ラーをも経由せずに測光レンズに到達する光を遮光でき
るように構成したものである。また、本発明に係る一眼
レフカメラのファインダ装置は、遮光部材を、空洞式ペ
ンタミラーを構成する反射ミラーと一体に形成したもの
である。
【0009】本発明によれば、ペンタミラーの内方に先
端を突出させて設けた遮光部材で測光レンズに測光用以
外の光が導かれるのを軽減できるから、測光誤差を低減
させ、良好な測光結果を得ることが期待できる。
端を突出させて設けた遮光部材で測光レンズに測光用以
外の光が導かれるのを軽減できるから、測光誤差を低減
させ、良好な測光結果を得ることが期待できる。
【0010】また、本発明によれば、焦点板から空洞式
ペンタミラーのダハ部後端側に設けた測光用開口部を通
り測光レンズの周辺に直接向かう光量を低減することが
できるため、測光レンズをペンタミラーの射出面近傍に
配設することにより小型化が図れ、また良好な測光結果
を得るとともに、ゴーストが目立たないファインダ光学
系を得ることができる。
ペンタミラーのダハ部後端側に設けた測光用開口部を通
り測光レンズの周辺に直接向かう光量を低減することが
できるため、測光レンズをペンタミラーの射出面近傍に
配設することにより小型化が図れ、また良好な測光結果
を得るとともに、ゴーストが目立たないファインダ光学
系を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係る一
眼レフカメラのファインダ装置の一つの実施の形態を示
す。これらの図において、符号1は複数の反射ミラーに
よって形成される空洞式ペンタプリズムで、略直角に交
差した第1、第2の反射ミラー2a,2bを有するダハ
部2と、このダハ部2の各反射ミラー2a,2bで前方
に向かって反射された光を接眼部4に設けた接眼レンズ
5,6に導くための第3の反射面3aを備えた第3の反
射ミラー3とを備えている。
眼レフカメラのファインダ装置の一つの実施の形態を示
す。これらの図において、符号1は複数の反射ミラーに
よって形成される空洞式ペンタプリズムで、略直角に交
差した第1、第2の反射ミラー2a,2bを有するダハ
部2と、このダハ部2の各反射ミラー2a,2bで前方
に向かって反射された光を接眼部4に設けた接眼レンズ
5,6に導くための第3の反射面3aを備えた第3の反
射ミラー3とを備えている。
【0012】7は前記空洞式ペンタミラー1の下部の入
射面1aに近接して配置した焦点板で、この焦点板7に
は図示しない撮影レンズを通り、反射ミラーで反射した
光が導かれる。この焦点板7から空洞式ペンタミラー1
内に入射した光は、ダハ部2の反射ミラー2a,2bに
よる反射面および第3の反射ミラー3の反射面3aで反
射され、ダハ部2の後端側に形成される前記焦点板7に
垂直な射出面1bに設けた開口部1cを通り、第1の接
眼レンズ5、第2の接眼レンズ6を通って撮影者の目に
至る。
射面1aに近接して配置した焦点板で、この焦点板7に
は図示しない撮影レンズを通り、反射ミラーで反射した
光が導かれる。この焦点板7から空洞式ペンタミラー1
内に入射した光は、ダハ部2の反射ミラー2a,2bに
よる反射面および第3の反射ミラー3の反射面3aで反
射され、ダハ部2の後端側に形成される前記焦点板7に
垂直な射出面1bに設けた開口部1cを通り、第1の接
眼レンズ5、第2の接眼レンズ6を通って撮影者の目に
至る。
【0013】前記射出面1bの開口部1cは、接眼レン
ズ5,6に導かれる光束のうち視野下方と左右方向の光
束を絞る機能をもち、測光用の光束が導かれる射出面1
b上部まで連続している。8は上述した射出面1bの上
部の後方に近接して配置され測光素子9に集光する測光
レンズで、この測光レンズ8で集光された測光用の光束
が測光素子9上で被写体像を結像することにより測光が
行える。
ズ5,6に導かれる光束のうち視野下方と左右方向の光
束を絞る機能をもち、測光用の光束が導かれる射出面1
b上部まで連続している。8は上述した射出面1bの上
部の後方に近接して配置され測光素子9に集光する測光
レンズで、この測光レンズ8で集光された測光用の光束
が測光素子9上で被写体像を結像することにより測光が
行える。
【0014】本発明によれば、上述した空洞式ペンタミ
ラー1における射出面1bの開口部1cにおいて、接眼
レンズ部(5,6)と測光レンズ部(8)との間に、遮
光板10を設けている。この遮光板10は、その先端部
10aが射出面開口部1cから空洞式ペンタミラー1の
内部の前方に向かって、ファインダ光のうちファインダ
視野の下端縁を境界として構成する光線11を遮らない
ように突出している。さらに、この遮光板10の先端部
10aは、下方に向かってL字状に折曲げられ、ファイ
ンダ視野の上端縁を境界として構成する光を遮ることが
ない形状で形成され、ファインダ視野の絞りの一部を形
成している。
ラー1における射出面1bの開口部1cにおいて、接眼
レンズ部(5,6)と測光レンズ部(8)との間に、遮
光板10を設けている。この遮光板10は、その先端部
10aが射出面開口部1cから空洞式ペンタミラー1の
内部の前方に向かって、ファインダ光のうちファインダ
視野の下端縁を境界として構成する光線11を遮らない
ように突出している。さらに、この遮光板10の先端部
10aは、下方に向かってL字状に折曲げられ、ファイ
ンダ視野の上端縁を境界として構成する光を遮ることが
ない形状で形成され、ファインダ視野の絞りの一部を形
成している。
【0015】ここで、前記ペンタミラー1の下部の入射
面1aに近接して配置した焦点板7から入射した光のう
ちペンタミラー1のいずれの反射面をも経由せずに測光
レンズ8側に向かう光の量を遮光板10の先端部10a
で軽減するように構成している。また、前記遮光板10
の先端部10aを、ペンタミラー1内で第3の反射面3
aから反射して接眼レンズ5,6に導く光のうち、ファ
インダ視野の上端縁を境界として構成する光を遮ること
がないように位置付ける必要がある。
面1aに近接して配置した焦点板7から入射した光のう
ちペンタミラー1のいずれの反射面をも経由せずに測光
レンズ8側に向かう光の量を遮光板10の先端部10a
で軽減するように構成している。また、前記遮光板10
の先端部10aを、ペンタミラー1内で第3の反射面3
aから反射して接眼レンズ5,6に導く光のうち、ファ
インダ視野の上端縁を境界として構成する光を遮ること
がないように位置付ける必要がある。
【0016】このように遮光板10が射出面1bよりも
空洞式ペンタミラー1の内部に突出させていることによ
り、焦点板10から測光レンズ8に直接向かう光量を低
減させることができる。したがって、測光用光束以外の
余分な光が測光素子9に導かれることが軽減され、良好
な測光結果とゴーストが目立たないファインダ光学系を
得ることができる。
空洞式ペンタミラー1の内部に突出させていることによ
り、焦点板10から測光レンズ8に直接向かう光量を低
減させることができる。したがって、測光用光束以外の
余分な光が測光素子9に導かれることが軽減され、良好
な測光結果とゴーストが目立たないファインダ光学系を
得ることができる。
【0017】図3および図4は本発明に係る一眼レフカ
メラのファインダ装置の第2の実施の形態を示す。この
実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様な光
学部品の配置で構成されたファインダ光学系となってお
り、射出面1bの上部後方に近接する部分に、測光レン
ズ8が配置されている。
メラのファインダ装置の第2の実施の形態を示す。この
実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様な光
学部品の配置で構成されたファインダ光学系となってお
り、射出面1bの上部後方に近接する部分に、測光レン
ズ8が配置されている。
【0018】この実施の形態で示す空洞式ペンタミラー
1では、ダハ部2の後端側に形成される射出面1bにお
いて、下部のファインダ視野を形成する部分と測光レン
ズ8を臨ませる部分とを仕切るように遮光部20を空洞
式ペンタミラー1を構成するダハ部2と一体に成形して
いる。そして、この遮光部20によって、前記接眼レン
ズ5,6に向かうファインダ視野光束の上下、左右方向
の絞りとなる開口部21aと測光レンズ8に向かう光束
を導く開口部21bとを形成している。
1では、ダハ部2の後端側に形成される射出面1bにお
いて、下部のファインダ視野を形成する部分と測光レン
ズ8を臨ませる部分とを仕切るように遮光部20を空洞
式ペンタミラー1を構成するダハ部2と一体に成形して
いる。そして、この遮光部20によって、前記接眼レン
ズ5,6に向かうファインダ視野光束の上下、左右方向
の絞りとなる開口部21aと測光レンズ8に向かう光束
を導く開口部21bとを形成している。
【0019】ここで、上述した遮光部20は、その下部
の開口部21aの上縁部分が前記ファインダ視野の上端
縁を境界として構成する光を遮らないように形成され、
かつファインダ視野の上方に至る光線22の絞りを構成
している。
の開口部21aの上縁部分が前記ファインダ視野の上端
縁を境界として構成する光を遮らないように形成され、
かつファインダ視野の上方に至る光線22の絞りを構成
している。
【0020】さらに、上述した遮光部20のペンタミラ
ー1の内側に臨む内方端部分には、射出面1bよりも内
側に向けて、ファインダ視野の下端縁を境界として形成
する光線11を遮ることがないような凸形状で形成して
いる。この凸形状の内方端によって、焦点板7から測光
レンズ8の周辺に直接向かう光束の光量を低減すること
ができ、良好な測光結果とゴースト現象の少ないファイ
ンダ光学系が期待できる。
ー1の内側に臨む内方端部分には、射出面1bよりも内
側に向けて、ファインダ視野の下端縁を境界として形成
する光線11を遮ることがないような凸形状で形成して
いる。この凸形状の内方端によって、焦点板7から測光
レンズ8の周辺に直接向かう光束の光量を低減すること
ができ、良好な測光結果とゴースト現象の少ないファイ
ンダ光学系が期待できる。
【0021】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変
形、変更し得ることはいうまでもない。たとえば空洞式
プリズムプリズムの形状、構造や、ファインダ接眼部に
おける接眼レンズの構造、配列等について、適宜変形、
変更することは自由である。
した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変
形、変更し得ることはいうまでもない。たとえば空洞式
プリズムプリズムの形状、構造や、ファインダ接眼部に
おける接眼レンズの構造、配列等について、適宜変形、
変更することは自由である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る一眼レ
フカメラのファインダ装置によれば、空洞式ペンタミラ
ーの射出面からこのペンタミラーの内方に突出するよう
に遮光部材を別体または一体に設け、この遮光部材の先
端を、空洞式ペンタミラー内でファインダ視野の下端縁
を境界として形成する光を遮ることがない部位に位置付
けているので、簡単な構成であるにもかかわらず、以下
に述べる優れた効果を奏する。
フカメラのファインダ装置によれば、空洞式ペンタミラ
ーの射出面からこのペンタミラーの内方に突出するよう
に遮光部材を別体または一体に設け、この遮光部材の先
端を、空洞式ペンタミラー内でファインダ視野の下端縁
を境界として形成する光を遮ることがない部位に位置付
けているので、簡単な構成であるにもかかわらず、以下
に述べる優れた効果を奏する。
【0023】すなわち、本発明によれば、焦点板から空
洞式ペンタミラーのダハ部後端側に設けた測光用の開口
部を通って測光レンズの周辺に直接向かう光量を、接眼
レンズと測光レンズとの間に設けた遮光部材の存在によ
って低減することができるため、測光レンズを空洞式ペ
ンタミラーの射出面に可能な限り近接させて配置するこ
とができる。
洞式ペンタミラーのダハ部後端側に設けた測光用の開口
部を通って測光レンズの周辺に直接向かう光量を、接眼
レンズと測光レンズとの間に設けた遮光部材の存在によ
って低減することができるため、測光レンズを空洞式ペ
ンタミラーの射出面に可能な限り近接させて配置するこ
とができる。
【0024】したがって、空洞式ペンタミラーの後端側
の射出面上部に臨ませて配設する測光レンズとその後方
に配置する測光素子とからなる測光装置を含んだファイ
ンダ部の配設スペースが実質的に小さくてよく、カメラ
全体の小型化を図ることができる。また、測光レンズが
ペンタミラーの射出面に接近するため、測光レンズへの
集光光量が多くなり、測光効率が向上し、良好な測光結
果を得られる。また、測光レンズ周辺への光によって問
題となるゴースト目立つことのないファインダ光学系を
得ることが期待できる。
の射出面上部に臨ませて配設する測光レンズとその後方
に配置する測光素子とからなる測光装置を含んだファイ
ンダ部の配設スペースが実質的に小さくてよく、カメラ
全体の小型化を図ることができる。また、測光レンズが
ペンタミラーの射出面に接近するため、測光レンズへの
集光光量が多くなり、測光効率が向上し、良好な測光結
果を得られる。また、測光レンズ周辺への光によって問
題となるゴースト目立つことのないファインダ光学系を
得ることが期待できる。
【図1】 本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装
置の第1の実施の形態を示し、空洞式ペンタミラーを用
いたファインダ光学系の断面図である。
置の第1の実施の形態を示し、空洞式ペンタミラーを用
いたファインダ光学系の断面図である。
【図2】 本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装
置の第1の実施の形態を示し、図1の特徴とする要素を
示す斜視図である。
置の第1の実施の形態を示し、図1の特徴とする要素を
示す斜視図である。
【図3】 本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装
置の第2の実施の形態を示し、空洞式ペンタミラーを用
いたファインダ光学系の断面図である。
置の第2の実施の形態を示し、空洞式ペンタミラーを用
いたファインダ光学系の断面図である。
【図4】 本発明に係る一眼レフカメラのファインダ装
置の第2の実施の形態を示し、図3の特徴とする空洞式
ペンタミラーの斜視図である。
置の第2の実施の形態を示し、図3の特徴とする空洞式
ペンタミラーの斜視図である。
1…空洞式ペンタミラー、1a…入射面、1b…射出
面、1c…開口部、2…ダハ部、2a,2b…第1、第
2の反射ミラー、3…第3の反射ミラー、3a…第3の
反射面、4…接眼部、5,6…接眼レンズ、7…焦点
板、8…測光レンズ、9…測光素子、10…遮光板(遮
光部材)、10a…先端部、11…光線、20…遮光部
(遮光部材)、21a,21b…開口部、22…光線。
面、1c…開口部、2…ダハ部、2a,2b…第1、第
2の反射ミラー、3…第3の反射ミラー、3a…第3の
反射面、4…接眼部、5,6…接眼レンズ、7…焦点
板、8…測光レンズ、9…測光素子、10…遮光板(遮
光部材)、10a…先端部、11…光線、20…遮光部
(遮光部材)、21a,21b…開口部、22…光線。
Claims (4)
- 【請求項1】 第1、第2の反射ミラーを有するダハ部
と、このダハ部で反射した光を接眼レンズに導くための
第3の反射ミラーとからなる空洞式ペンタミラーと、 この空洞式ペンタミラーに形成される面であって前記接
眼レンズの光軸に直交する射出面の上方に配設され、測
光素子に集光する測光レンズとを備えた一眼レフカメラ
のファインダ装置において、 前記接眼レンズと前記測光レンズとの間に、その先端が
前記空洞式ペンタミラーの射出面からこのペンタミラー
の内方に突出するように遮光部材を設け、 この遮光部材の先端を、前記空洞式ペンタミラー内でフ
ァインダ視野の下端縁を境界として形成する光を遮るこ
とがない部位に位置付けたことを特徴とする一眼レフカ
メラのファインダ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の一眼レフカメラのファイ
ンダ装置において、 遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に臨む先端を、フ
ァインダ視野の上端縁を境界として形成する光を遮るこ
とがない形状に形成したことを特徴とする一眼レフカメ
ラのファインダ装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の一眼レフ
カメラのファインダ装置において、 遮光部材の空洞式ペンタミラーの内方に臨む先端を、空
洞式ペンタミラーの下部の入射面に近接して配置した焦
点板から入射した光のうち前記ペンタミラーのいずれの
反射ミラーをも経由せずに測光レンズに到達する光を遮
光できるように構成したことを特徴とする一眼レフカメ
ラのファインダ装置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
の一眼レフカメラのファインダ装置において、 遮光部材を、空洞式ペンタミラーを構成する反射ミラー
と一体に形成したことを特徴とする一眼レフカメラのフ
ァインダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9178137A JPH1124134A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 一眼レフカメラのファインダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9178137A JPH1124134A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 一眼レフカメラのファインダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124134A true JPH1124134A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16043304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9178137A Pending JPH1124134A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 一眼レフカメラのファインダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1124134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130043925A (ko) * | 2011-10-21 | 2013-05-02 | 삼성전자주식회사 | 촬상장치 및 촬상방법 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9178137A patent/JPH1124134A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130043925A (ko) * | 2011-10-21 | 2013-05-02 | 삼성전자주식회사 | 촬상장치 및 촬상방법 |
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