JPH11249813A - 表示一体型座標入力装置 - Google Patents
表示一体型座標入力装置Info
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- JPH11249813A JPH11249813A JP5048798A JP5048798A JPH11249813A JP H11249813 A JPH11249813 A JP H11249813A JP 5048798 A JP5048798 A JP 5048798A JP 5048798 A JP5048798 A JP 5048798A JP H11249813 A JPH11249813 A JP H11249813A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示装置の表示品位を劣化させることなく、
ペンと指の両方で入力できるようにしようとした場合、
ペンによる入力中に手のひらが座標入力面に接触する
と、誤検出を起こすと言う課題があった。 【解決手段】 表示装置の電極1、2及び、駆動手段
4、5を、ペン座標検出及び、指座標検出に兼用し、表
示制御手段10と、ペン座標検出のための第1座標制御
手段7と、指座標検出のための第2座標制御手段8とを
切替手段13により時分割で表示装置と接続する。ま
た、ペン座標検出と指座標検出とを異なる検出方法で行
う。
ペンと指の両方で入力できるようにしようとした場合、
ペンによる入力中に手のひらが座標入力面に接触する
と、誤検出を起こすと言う課題があった。 【解決手段】 表示装置の電極1、2及び、駆動手段
4、5を、ペン座標検出及び、指座標検出に兼用し、表
示制御手段10と、ペン座標検出のための第1座標制御
手段7と、指座標検出のための第2座標制御手段8とを
切替手段13により時分割で表示装置と接続する。ま
た、ペン座標検出と指座標検出とを異なる検出方法で行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやワードプロセッサなどに用いられる表示機能が
一体化された表示一体型座標入力装置に関する。
ュータやワードプロセッサなどに用いられる表示機能が
一体化された表示一体型座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどに
所定の入力を行う手段として、ペンや指等の指示により
文字や図形或いは、コマンドを入力できる座標入力装置
が実用化されている。このような用途に用いられる座標
入力装置としては、感圧抵抗膜方式、静電誘導方式等の
透明な座標入力装置を、LCD等の前面に配置してペン
と指による入力を可能にするものがある。
所定の入力を行う手段として、ペンや指等の指示により
文字や図形或いは、コマンドを入力できる座標入力装置
が実用化されている。このような用途に用いられる座標
入力装置としては、感圧抵抗膜方式、静電誘導方式等の
透明な座標入力装置を、LCD等の前面に配置してペン
と指による入力を可能にするものがある。
【0003】図16は、従来の感圧抵抗膜方式の座標入
力装置を説明するための概略斜視図であり、図16にお
いて、501は感圧抵抗膜方式の座標入力装置、502
は指、503はLCDである。座標入力装置501は、
対向する面に透明抵抗膜を有したプラスチックフィルム
とガラス基板が、スペーサーによりわずかな空隙を隔て
ゝ配置されており、ペンや指による押圧により指示され
た位置において両者が接触することにより、指示された
位置の座標が検出される。
力装置を説明するための概略斜視図であり、図16にお
いて、501は感圧抵抗膜方式の座標入力装置、502
は指、503はLCDである。座標入力装置501は、
対向する面に透明抵抗膜を有したプラスチックフィルム
とガラス基板が、スペーサーによりわずかな空隙を隔て
ゝ配置されており、ペンや指による押圧により指示され
た位置において両者が接触することにより、指示された
位置の座標が検出される。
【0004】また、静電誘導方式の座標入力装置が特開
平7−129321号公報に開示されている。これは図
17に示すように、指入力検出用の周波数foの高周波
信号V0が、X軸デコーダ512a、Y軸デコーダ51
3aを介して座標入力装置511に印加され、X軸デコ
ーダ512b、Y軸デコーダ513bから検出信号がデ
ータ出力部514に送られる。
平7−129321号公報に開示されている。これは図
17に示すように、指入力検出用の周波数foの高周波
信号V0が、X軸デコーダ512a、Y軸デコーダ51
3aを介して座標入力装置511に印加され、X軸デコ
ーダ512b、Y軸デコーダ513bから検出信号がデ
ータ出力部514に送られる。
【0005】指が座標入力装置511の表面に触れる
と、X軸電極線515或いは、Y軸電極線516とが静
電結合し人体にアースされ、指に最も近い電極線の検出
信号の出力値が最も低い電圧値になることから、指によ
る指示位置が電極線ピッチで検出される。そして、ペン
入力の場合には、ペン510内部の高周波発振手段から
周波数fpの高周波信号Vpが、X軸電極線515或い
は、Y軸電極線516とに静電結合により印加され、ペ
ン510に最も近い電極線からの最も出力値が高い検出
信号及び、両隣の電極からの検出信号に基づいて、ペン
510による指示位置が演算によって電極ピッチより細
かい解像度で検出される。
と、X軸電極線515或いは、Y軸電極線516とが静
電結合し人体にアースされ、指に最も近い電極線の検出
信号の出力値が最も低い電圧値になることから、指によ
る指示位置が電極線ピッチで検出される。そして、ペン
入力の場合には、ペン510内部の高周波発振手段から
周波数fpの高周波信号Vpが、X軸電極線515或い
は、Y軸電極線516とに静電結合により印加され、ペ
ン510に最も近い電極線からの最も出力値が高い検出
信号及び、両隣の電極からの検出信号に基づいて、ペン
510による指示位置が演算によって電極ピッチより細
かい解像度で検出される。
【0006】また、検出される信号の周波数によって、
指による入力かペンによる入力かを認識し、認識結果に
基づいて、それぞれに応じた座標検出処理を行うことに
より、ペンによる入力と指による入力とを可能にしてい
る。
指による入力かペンによる入力かを認識し、認識結果に
基づいて、それぞれに応じた座標検出処理を行うことに
より、ペンによる入力と指による入力とを可能にしてい
る。
【0007】また、他の静電誘導方式の座標入力装置が
特開平8−137607号公報に開示されている。これ
は図18に示すように、ガラス基板の上下両面に複数の
X電極522、Y電極523をマトリクス状に配列した
タブレット521とアナログスイッチ524を介して、
各X電極522に接続した発振手段525と、発振手段
を内蔵した入力ペン526とを備える。入力ペン526
を用いて入力する場合は、アナログスイッチ524を検
出手段側に切換え、入力ペン526から発振する電圧を
容量を通して各電極522、523に印加し、各電極5
22、523から入力ペン526までの距離に応じた電
圧が出力されることを利用して、これらの出力電圧を基
に所定の演算を施して入力ペン526の指示位置座標を
決定する。
特開平8−137607号公報に開示されている。これ
は図18に示すように、ガラス基板の上下両面に複数の
X電極522、Y電極523をマトリクス状に配列した
タブレット521とアナログスイッチ524を介して、
各X電極522に接続した発振手段525と、発振手段
を内蔵した入力ペン526とを備える。入力ペン526
を用いて入力する場合は、アナログスイッチ524を検
出手段側に切換え、入力ペン526から発振する電圧を
容量を通して各電極522、523に印加し、各電極5
22、523から入力ペン526までの距離に応じた電
圧が出力されることを利用して、これらの出力電圧を基
に所定の演算を施して入力ペン526の指示位置座標を
決定する。
【0008】また、指による入力を行う場合は、アナロ
グスイッチ524を発振手段525側に切換え、発振手
段525から各X電極に所定周波数の電圧を順次印加
し、各X及び、Y電極522、523間に容量を通して
印加される電圧が、指の接触に伴う容量の減少により変
化することを利用して指の指示座標を決定する。
グスイッチ524を発振手段525側に切換え、発振手
段525から各X電極に所定周波数の電圧を順次印加
し、各X及び、Y電極522、523間に容量を通して
印加される電圧が、指の接触に伴う容量の減少により変
化することを利用して指の指示座標を決定する。
【0009】また、検出される信号の出力電圧が基準値
に対して増加しているか或いは、減少しているかによっ
て、指による入力かペンによる入力かを認識し、認識結
果に基づいて、それぞれに応じた座標検出手段を切換え
手段によって選択するか、或いは、それぞれの座標検出
手段を切換え手段により時分割で選択することで、ペン
による入力と指による入力とを可能にしている。
に対して増加しているか或いは、減少しているかによっ
て、指による入力かペンによる入力かを認識し、認識結
果に基づいて、それぞれに応じた座標検出手段を切換え
手段によって選択するか、或いは、それぞれの座標検出
手段を切換え手段により時分割で選択することで、ペン
による入力と指による入力とを可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の座標入力装置では次のような問題点がある。すなわ
ち、第1の問題点は、図16の従来例或いは、特開平7
−129321号公報或いは、特開平8−137667
号公報に示される従来技術では、ペン及び、指による入
力は可能となるが、これらはすべてLCD等の表示装置
の上に座標入力装置を配しているため、表示品位の低下
を招いている。また、LCD等の表示装置の他に座標入
力装置が必要となるために装置全体として大型になって
重くなり、またコストアップの要因になるという問題も
ある。
来の座標入力装置では次のような問題点がある。すなわ
ち、第1の問題点は、図16の従来例或いは、特開平7
−129321号公報或いは、特開平8−137667
号公報に示される従来技術では、ペン及び、指による入
力は可能となるが、これらはすべてLCD等の表示装置
の上に座標入力装置を配しているため、表示品位の低下
を招いている。また、LCD等の表示装置の他に座標入
力装置が必要となるために装置全体として大型になって
重くなり、またコストアップの要因になるという問題も
ある。
【0011】また、第2の問題点は、ペンによる入力操
作を行う際にペンをもつ手が座標入力面に接触すると、
これが検出信号に影響して正確なペン座標入力ができな
い、という問題がある。第1の問題点を解決する座標入
力装置として、表示装置の電極及び、駆動手段を座標検
出にも兼用した表示一体型座標入力装置が、図19に示
すように特開平5−53726号公報に開示されてい
る。この従来技術では、入力手段はペンだけに限られて
いるため、指による簡易な入力操作が行えないといった
問題がある。
作を行う際にペンをもつ手が座標入力面に接触すると、
これが検出信号に影響して正確なペン座標入力ができな
い、という問題がある。第1の問題点を解決する座標入
力装置として、表示装置の電極及び、駆動手段を座標検
出にも兼用した表示一体型座標入力装置が、図19に示
すように特開平5−53726号公報に開示されてい
る。この従来技術では、入力手段はペンだけに限られて
いるため、指による簡易な入力操作が行えないといった
問題がある。
【0012】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、表示装置の表示品位を劣化させることな
く、ペンや指による座標入力が可能で、且つ、ペンによ
る入力に際して手のひらが座標入力面に接触しても正確
なペンによる座標入力が行え、且つ、ペンによる入力と
指入力とを同時に行えることによる操作性向上が可能な
座標入力装置を提供するものである。さらに、表示装置
の電極や駆動手段を座標検出にも兼用するため、小型、
軽量、低価格な座標入力装置が提供できる。
たものであり、表示装置の表示品位を劣化させることな
く、ペンや指による座標入力が可能で、且つ、ペンによ
る入力に際して手のひらが座標入力面に接触しても正確
なペンによる座標入力が行え、且つ、ペンによる入力と
指入力とを同時に行えることによる操作性向上が可能な
座標入力装置を提供するものである。さらに、表示装置
の電極や駆動手段を座標検出にも兼用するため、小型、
軽量、低価格な座標入力装置が提供できる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表示一体型座標入力装置は、互い平行に配
列された複数の第1電極と、この第1電極に直交する方
向に互いに平行に配列された複数の第2電極と、上記第
1電極と第2電極とが交差する箇所に対応した画素を有
する表示パネルと、上記第1電極及び、第2電極と静電
結合し、上記表示パネル上の位置を指示する指示手段
と、上記第1電極を駆動する第1電極駆動手段と、上記
第2電極を駆動する第2電極駆動手段と、表示一体型座
標入力装置全体に直流電圧を供給する直流電源供給手段
と、所定の直流電源電圧及び、所定の制御信号に、所定
周波数の交流電圧を印加する交流印加手段と、上記表示
パネル上の上記指示手段の指示位置を検出する第1座標
検出手段と、上記表示パネル上の指の指示位置を検出す
る第2座標検出手段と、上記本装置全体を制御する制御
手段と、上記第1電極駆動手段と第2電極駆動手段とを
制御して、上記各画素に対応した電圧を上記第1電極及
び、第2電極に印加して、画像を表示する表示期間を設
定する表示制御手段と、上記第1電極駆動手段と第2電
極駆動手段とを制御して、上記第1電極及び、第2電極
に上記指示手段の位置を検出するための走査電圧を順次
印加する第1検出期間を設定する第1検出制御手段と、
上記第1電極駆動手段及び、第2電極駆動手段を制御し
て、上記表示パネルに交流電圧を印加すると共に、上記
第1電極駆動手段及び第2電極駆動手段を制御して、上
記第1電極及び、第2電極を順次走査して、上記第2座
標検出手段に接続する第2検出期間を設定する第2検出
制御手段と、上記表示制御手段と上記第1検出制御手段
及び、上記第2検出制御手段を順次切り替え制御する切
替手段とを備え、上記第1座標検出手段は、上記指示手
段と上記検出制御手段により印加された走査電圧との静
電結合により、上記指示手段に誘起された誘導電圧に基
づいて、上記指示手段の座標を演算する演算手段を有
し、上記第2座標検出手段は、上記交流電圧が印加され
た表示パネルへの指の接触に伴う第1電極及び、第2電
極から得られる検出電流信号に基づいて上記指の座標を
演算する演算手段とを有する。
に、本発明の表示一体型座標入力装置は、互い平行に配
列された複数の第1電極と、この第1電極に直交する方
向に互いに平行に配列された複数の第2電極と、上記第
1電極と第2電極とが交差する箇所に対応した画素を有
する表示パネルと、上記第1電極及び、第2電極と静電
結合し、上記表示パネル上の位置を指示する指示手段
と、上記第1電極を駆動する第1電極駆動手段と、上記
第2電極を駆動する第2電極駆動手段と、表示一体型座
標入力装置全体に直流電圧を供給する直流電源供給手段
と、所定の直流電源電圧及び、所定の制御信号に、所定
周波数の交流電圧を印加する交流印加手段と、上記表示
パネル上の上記指示手段の指示位置を検出する第1座標
検出手段と、上記表示パネル上の指の指示位置を検出す
る第2座標検出手段と、上記本装置全体を制御する制御
手段と、上記第1電極駆動手段と第2電極駆動手段とを
制御して、上記各画素に対応した電圧を上記第1電極及
び、第2電極に印加して、画像を表示する表示期間を設
定する表示制御手段と、上記第1電極駆動手段と第2電
極駆動手段とを制御して、上記第1電極及び、第2電極
に上記指示手段の位置を検出するための走査電圧を順次
印加する第1検出期間を設定する第1検出制御手段と、
上記第1電極駆動手段及び、第2電極駆動手段を制御し
て、上記表示パネルに交流電圧を印加すると共に、上記
第1電極駆動手段及び第2電極駆動手段を制御して、上
記第1電極及び、第2電極を順次走査して、上記第2座
標検出手段に接続する第2検出期間を設定する第2検出
制御手段と、上記表示制御手段と上記第1検出制御手段
及び、上記第2検出制御手段を順次切り替え制御する切
替手段とを備え、上記第1座標検出手段は、上記指示手
段と上記検出制御手段により印加された走査電圧との静
電結合により、上記指示手段に誘起された誘導電圧に基
づいて、上記指示手段の座標を演算する演算手段を有
し、上記第2座標検出手段は、上記交流電圧が印加され
た表示パネルへの指の接触に伴う第1電極及び、第2電
極から得られる検出電流信号に基づいて上記指の座標を
演算する演算手段とを有する。
【0014】上記構成によれば、表示パネルの電極及
び、駆動手段を指示手段による座標入力と指による座標
入力にも兼用しているため、座標入力パネルを別途設け
る必要がないので視認性が良く、指示手段と指の両方の
座標入力が可能となり、操作性が改善される。また、薄
型軽量化、低コスト化も可能となる。
び、駆動手段を指示手段による座標入力と指による座標
入力にも兼用しているため、座標入力パネルを別途設け
る必要がないので視認性が良く、指示手段と指の両方の
座標入力が可能となり、操作性が改善される。また、薄
型軽量化、低コスト化も可能となる。
【0015】また、上記指示手段の第1電極による座標
検出或いは、第2電極による座標検出のいずれか一方を
画像表示期間に行う。上記構成によれば、座標検出に要
する時間が短縮できるので、表示パネルの使用効率の向
上が可能となる。
検出或いは、第2電極による座標検出のいずれか一方を
画像表示期間に行う。上記構成によれば、座標検出に要
する時間が短縮できるので、表示パネルの使用効率の向
上が可能となる。
【0016】さらに、上記交流印加手段は、上記表示パ
ネル上の指の指示位置を検出する上記第2検出期間にの
み、上記直流電源及び、制御信号に所定周波数の交流電
圧を印加することにより表示パネルに所定周波数の交流
信号を与える。これにより、指座標検出に関係しない電
源及び、制御信号及び、画像データに交流印加を行う必
要がなくなるので、交流印加手段の構成を簡略化でき、
規模を小さくすることが可能となる。
ネル上の指の指示位置を検出する上記第2検出期間にの
み、上記直流電源及び、制御信号に所定周波数の交流電
圧を印加することにより表示パネルに所定周波数の交流
信号を与える。これにより、指座標検出に関係しない電
源及び、制御信号及び、画像データに交流印加を行う必
要がなくなるので、交流印加手段の構成を簡略化でき、
規模を小さくすることが可能となる。
【0017】そして、上記第1座標検出手段は、上記表
示パネルに印加された上記交流電圧によって上記指示手
段に誘起される出力信号に基づき、上記指示手段が表示
パネルに接近したことを検知する指示手段検知手段を備
える。上記構成により、指示手段が表示パネルに接近し
たことを検知できるため、表示パネルから離したときに
指示手段に混入するノイズによる誤動作を防ぐことが可
能となる。また、上記第2検出制御手段が第1検出制御
手段の機能を併せ持つ。上記構成により、部品点数を減
らすことが可能となり、コストダウンが可能となる。
示パネルに印加された上記交流電圧によって上記指示手
段に誘起される出力信号に基づき、上記指示手段が表示
パネルに接近したことを検知する指示手段検知手段を備
える。上記構成により、指示手段が表示パネルに接近し
たことを検知できるため、表示パネルから離したときに
指示手段に混入するノイズによる誤動作を防ぐことが可
能となる。また、上記第2検出制御手段が第1検出制御
手段の機能を併せ持つ。上記構成により、部品点数を減
らすことが可能となり、コストダウンが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図15
に基づいて説明する。なお、本実施形態の説明の表示パ
ネルには、デューティータイプの液晶ディスプレイを用
いて説明する。したがって、第1電極はセグメント電極
を、第2電極はコモン電極を表し、第1電極駆動手段は
セグメント駆動手段を、第2電極駆動手段はコモン電極
駆動手段を表す。
に基づいて説明する。なお、本実施形態の説明の表示パ
ネルには、デューティータイプの液晶ディスプレイを用
いて説明する。したがって、第1電極はセグメント電極
を、第2電極はコモン電極を表し、第1電極駆動手段は
セグメント駆動手段を、第2電極駆動手段はコモン電極
駆動手段を表す。
【0019】〔実施形態1〕図1に本発明の表示一体型
座標入力装置の実施形態1のブロック図を示す。本発明
の表示一体型座標入力装置は、互いに平行に配列された
複数の第1電極1と、第1電極に直交する方向に互いに
配列された複数の第2電極2と、第1電極1と第2電極
2とが交差する箇所に対応した画素を有する表示パネル
3と、第1電極1及び、第2電極2と容量結合し、上記
表示パネル上の位置を指示する入力ペン15と、第1電
極1を駆動する第1電極駆動手段4と、第2電極2を駆
動する第2電極駆動手段5と、本装置全体に直流電圧を
供給する直流電源供給手段14と、所定の直流電源電圧
及び、所定の制御信号に、所定周波数の交流電圧を印加
する交流印加手段6とを備える。
座標入力装置の実施形態1のブロック図を示す。本発明
の表示一体型座標入力装置は、互いに平行に配列された
複数の第1電極1と、第1電極に直交する方向に互いに
配列された複数の第2電極2と、第1電極1と第2電極
2とが交差する箇所に対応した画素を有する表示パネル
3と、第1電極1及び、第2電極2と容量結合し、上記
表示パネル上の位置を指示する入力ペン15と、第1電
極1を駆動する第1電極駆動手段4と、第2電極2を駆
動する第2電極駆動手段5と、本装置全体に直流電圧を
供給する直流電源供給手段14と、所定の直流電源電圧
及び、所定の制御信号に、所定周波数の交流電圧を印加
する交流印加手段6とを備える。
【0020】さらに、上記表示パネル3上の上記入力ペ
ン15の指示位置を検出する第1座標検出手段7と、上
記表示パネル3上の指の指示位置を検出する第2座標検
出手段8と、上記本装置全体を制御する制御手段9と、
第1電極駆動手段4と第2電極駆動手段5とを制御し
て、各画素に対応した電圧を第1電極1及び、第2電極
2に印加して、画像を表示する表示期間を設定する表示
制御手段10と、第1電極駆動手段4と第2電極駆動手
段5を制御して第1電極1及び、第2電極2に入力ペン
15の位置を検出するための走査電圧を順次印加する第
1検出期間を設定する第1検出制御手段11と、第1電
極駆動手段4及び、第2電極駆動手段5を制御して、上
記表示パネル3に交流電圧を印加すると共に、第1電極
駆動手段4及び、第2電極駆動手段5を制御して、第1
電極1及び、第2電極2を順次走査して、上記第2座標
検出手段8に接続する第2検出期間を設定する第2検出
制御手段12と、上記表示制御手段10と上記第1検出
制御手段11及び、上記第2検出制御手段12を順次切
り替え制御する切替手段13とから構成される。
ン15の指示位置を検出する第1座標検出手段7と、上
記表示パネル3上の指の指示位置を検出する第2座標検
出手段8と、上記本装置全体を制御する制御手段9と、
第1電極駆動手段4と第2電極駆動手段5とを制御し
て、各画素に対応した電圧を第1電極1及び、第2電極
2に印加して、画像を表示する表示期間を設定する表示
制御手段10と、第1電極駆動手段4と第2電極駆動手
段5を制御して第1電極1及び、第2電極2に入力ペン
15の位置を検出するための走査電圧を順次印加する第
1検出期間を設定する第1検出制御手段11と、第1電
極駆動手段4及び、第2電極駆動手段5を制御して、上
記表示パネル3に交流電圧を印加すると共に、第1電極
駆動手段4及び、第2電極駆動手段5を制御して、第1
電極1及び、第2電極2を順次走査して、上記第2座標
検出手段8に接続する第2検出期間を設定する第2検出
制御手段12と、上記表示制御手段10と上記第1検出
制御手段11及び、上記第2検出制御手段12を順次切
り替え制御する切替手段13とから構成される。
【0021】この表示一体型座標入力装置は、液晶ディ
スプレイの表示電極と、静電誘導型座標入力装置の座標
検出電極とを兼用している。そして、図2に示すよう
に、1フレーム期間中に画像を表示する表示期間及び、
表示パネル3上の入力ペン15の指示座標を検出するペ
ンXY座標検出期間と、表示パネル3上の指16による
指示座標を検出する指XY座標検出期間とを設け、画像
表示と座標検出とを時分割で行うようにしている。
スプレイの表示電極と、静電誘導型座標入力装置の座標
検出電極とを兼用している。そして、図2に示すよう
に、1フレーム期間中に画像を表示する表示期間及び、
表示パネル3上の入力ペン15の指示座標を検出するペ
ンXY座標検出期間と、表示パネル3上の指16による
指示座標を検出する指XY座標検出期間とを設け、画像
表示と座標検出とを時分割で行うようにしている。
【0022】図1において、表示パネル3は、互いに直
交して配列された第1電極X1〜Xm(以下、任意の第
1電極をXと記載する)と、第2電極Y1〜Yn(以
下、任意の第2電極をYと記載する)との間に液晶を介
在させて構成されており、各第1電極Xと第2電極Yと
が交差する領域に各画素を構成している。つまり、上記
表示パネル3にはm×nドットの画素がマトリックス状
に配列されていることになる。
交して配列された第1電極X1〜Xm(以下、任意の第
1電極をXと記載する)と、第2電極Y1〜Yn(以
下、任意の第2電極をYと記載する)との間に液晶を介
在させて構成されており、各第1電極Xと第2電極Yと
が交差する領域に各画素を構成している。つまり、上記
表示パネル3にはm×nドットの画素がマトリックス状
に配列されていることになる。
【0023】直流電源供給手段14は、AC100Vから
所定の直流電圧を生成し、所定の各構成要素に供給す
る。交流印加手段6は発振手段を含み、表示パネル3上
の指16の指示位置を検出する指XY座標検出期間のみ
において、制御手段9と表示制御手段10と第1検出制
御手段11と第2検出制御手段12からの各種制御信号
及び、所定の電源電圧に所定の交流信号を印加する。
所定の直流電圧を生成し、所定の各構成要素に供給す
る。交流印加手段6は発振手段を含み、表示パネル3上
の指16の指示位置を検出する指XY座標検出期間のみ
において、制御手段9と表示制御手段10と第1検出制
御手段11と第2検出制御手段12からの各種制御信号
及び、所定の電源電圧に所定の交流信号を印加する。
【0024】上記表示一体型座標入力装置は次のように
動作する。すなわち、上記第1電極1を駆動するための
第1電極駆動手段4と、上記第2電極2を駆動するため
の第2電極駆動手段5は、切替手段13と、交流印加手
段6とを介して表示制御手段10と、第1検出制御手段
11及び、第2検出制御手段12に接続されている。
動作する。すなわち、上記第1電極1を駆動するための
第1電極駆動手段4と、上記第2電極2を駆動するため
の第2電極駆動手段5は、切替手段13と、交流印加手
段6とを介して表示制御手段10と、第1検出制御手段
11及び、第2検出制御手段12に接続されている。
【0025】この切替手段13は、制御手段9によって
制御される。表示期間には、切替手段13が表示制御手
段10を選択し、入力ペン15による入力が行われる第
1検出期間には、切替手段13が第1検出制御手段11
を選択し、指16による入力が行われる第2検出期間に
は、切替手段13が第2検出制御手段12を選択する。
これにより、表示期間には、表示制御手段10からの出
力信号を第2電極駆動手段5及び、第1電極駆動手段4
に出力する一方、ペンXY座標検出期間には、第1検出
制御手段11からの出力を第1電極駆動手段4及び、第
2電極駆動手段5に出力し、指XY座標検出期間には、
第2検出制御手段12からの出力を第1電極駆動手段4
及び、第2電極駆動手段5に出力する。
制御される。表示期間には、切替手段13が表示制御手
段10を選択し、入力ペン15による入力が行われる第
1検出期間には、切替手段13が第1検出制御手段11
を選択し、指16による入力が行われる第2検出期間に
は、切替手段13が第2検出制御手段12を選択する。
これにより、表示期間には、表示制御手段10からの出
力信号を第2電極駆動手段5及び、第1電極駆動手段4
に出力する一方、ペンXY座標検出期間には、第1検出
制御手段11からの出力を第1電極駆動手段4及び、第
2電極駆動手段5に出力し、指XY座標検出期間には、
第2検出制御手段12からの出力を第1電極駆動手段4
及び、第2電極駆動手段5に出力する。
【0026】上記表示期間においては、上記表示制御手
段10から所望の画像を表示するための画像データ及
び、制御信号が切替手段13と交流印加手段6を介して
出力され、上記第1電極駆動手段4及び、第2電極駆動
手段5の動作によって表示パネル3の画素マトリックス
がその行順序に従って駆動されて、通常の液晶パネルと
同様の動作により、表示データに応じた画素が表示パネ
ル3に表示される。このとき、各制御信号、画像データ
及び、電源電圧は、上記交流印加手段6を介して送られ
るが、上述のようにこの期間には交流印加は行われな
い。
段10から所望の画像を表示するための画像データ及
び、制御信号が切替手段13と交流印加手段6を介して
出力され、上記第1電極駆動手段4及び、第2電極駆動
手段5の動作によって表示パネル3の画素マトリックス
がその行順序に従って駆動されて、通常の液晶パネルと
同様の動作により、表示データに応じた画素が表示パネ
ル3に表示される。このとき、各制御信号、画像データ
及び、電源電圧は、上記交流印加手段6を介して送られ
るが、上述のようにこの期間には交流印加は行われな
い。
【0027】次に、上記ペンXY座標検出動作について
説明する。上記ペンXY座標検出期間においては、第1
検出制御手段11からペン座標検出用の制御信号が切替
手段13、交流印加手段6を介して第1電極駆動手段
4、第2電極駆動手段5に出力される。このときも、各
制御信号は上記交流印加手段6を介して送られるが、上
述のようにこの期間には交流印加は行われない。
説明する。上記ペンXY座標検出期間においては、第1
検出制御手段11からペン座標検出用の制御信号が切替
手段13、交流印加手段6を介して第1電極駆動手段
4、第2電極駆動手段5に出力される。このときも、各
制御信号は上記交流印加手段6を介して送られるが、上
述のようにこの期間には交流印加は行われない。
【0028】ペンX座標検出期間には、第1電極走査信
号x1〜xm(以下、任意の第1電極走査信号をxと記
載する)の走査パルスが、第1電極駆動手段4の出力端
子から第1電極X1〜Xmに印加され、ペンY座標検出
期間には、第2電極駆動手段の第2電極Y1〜Ynに、
第2電極走査信号y1〜yn(以下、任意の第2電極走
査信号をyと記載する)の走査パルスが、第2電極駆動
手段5の出力端子から第1電極Y1〜Ynに順次印加さ
れる。図3は上記表示一体型座標入力装置のペン座標検
出期間における各走査信号のタイミングチャートであ
る。ペンXY座標検出期間は、x座標検出期間とそれに
続くy座標検出期間に分かれており、x座標検出期間に
は、第1電極1にパルス電圧信号である第1電極走査信
号xを順次印加する一方、y座標検出期間には、第2電
極2にパルス電圧信号である第2電極走査信号yを順次
印加する。また、上記第1座標検出手段は、図4に示す
ように増幅手段71a、71b、コンパレータ72a、
72b、演算手段73及び、指示手段検知手段74から
構成される。上記パルス電圧信号の印加により、第1電
極1或いは、第2電極2と入力ペン15の先端電極との
間の静電結合によって入力ペン15に電圧が誘起され
る。この誘起電圧は、入力ペン15と各電極との距離に
応じて変化し、入力ペン15に最も近い電極が走査され
る時に最高値になる。この入力ペン15に生じた誘起電
圧は、出力信号として第1座標検出手段7に入力され
る。この出力信号を増幅手段71a或いは、71bで所
定の電圧レベルまで増幅した後、コンパレータ72a或
いは、72bで2値化し、制御手段9からのタイミング
信号に基づいて、演算手段73で座標値を算出する。こ
の動作を第1電極1、第2電極2のそれぞれの走査につ
いて行うことにより、夫々上記入力ペン15が指示する
位置のx座標或いは、y座標が検出される。
号x1〜xm(以下、任意の第1電極走査信号をxと記
載する)の走査パルスが、第1電極駆動手段4の出力端
子から第1電極X1〜Xmに印加され、ペンY座標検出
期間には、第2電極駆動手段の第2電極Y1〜Ynに、
第2電極走査信号y1〜yn(以下、任意の第2電極走
査信号をyと記載する)の走査パルスが、第2電極駆動
手段5の出力端子から第1電極Y1〜Ynに順次印加さ
れる。図3は上記表示一体型座標入力装置のペン座標検
出期間における各走査信号のタイミングチャートであ
る。ペンXY座標検出期間は、x座標検出期間とそれに
続くy座標検出期間に分かれており、x座標検出期間に
は、第1電極1にパルス電圧信号である第1電極走査信
号xを順次印加する一方、y座標検出期間には、第2電
極2にパルス電圧信号である第2電極走査信号yを順次
印加する。また、上記第1座標検出手段は、図4に示す
ように増幅手段71a、71b、コンパレータ72a、
72b、演算手段73及び、指示手段検知手段74から
構成される。上記パルス電圧信号の印加により、第1電
極1或いは、第2電極2と入力ペン15の先端電極との
間の静電結合によって入力ペン15に電圧が誘起され
る。この誘起電圧は、入力ペン15と各電極との距離に
応じて変化し、入力ペン15に最も近い電極が走査され
る時に最高値になる。この入力ペン15に生じた誘起電
圧は、出力信号として第1座標検出手段7に入力され
る。この出力信号を増幅手段71a或いは、71bで所
定の電圧レベルまで増幅した後、コンパレータ72a或
いは、72bで2値化し、制御手段9からのタイミング
信号に基づいて、演算手段73で座標値を算出する。こ
の動作を第1電極1、第2電極2のそれぞれの走査につ
いて行うことにより、夫々上記入力ペン15が指示する
位置のx座標或いは、y座標が検出される。
【0029】このとき、指16が表示パネル3上にある
場合、第1電極1又は、第2電極2と静電結合する指1
6から、人体を通してGNDに至る経路のインピーダン
スは十分に大きいため、上記第1電極1又は、第2電極
2に印加される走査パルスには影響を与えないので、指
16によるペン座標検出への影響はないのである。
場合、第1電極1又は、第2電極2と静電結合する指1
6から、人体を通してGNDに至る経路のインピーダン
スは十分に大きいため、上記第1電極1又は、第2電極
2に印加される走査パルスには影響を与えないので、指
16によるペン座標検出への影響はないのである。
【0030】また、後述のように、指XY検出期間に
は、上記表示パネル3の第1電極1及び、第2電極2に
は交流電圧が印加されているので、入力ペン15を上記
表示パネル3に接近させると、入力ペンには第1電極1
及び、第2電極2との静電結合によって電圧が誘導され
る。この誘導電圧に基づいて、上記指示手段検知手段7
4が、上記入力ペン15が表示パネル3上に接近したこ
とを検知するのである。そして、入力ペン15が表示パ
ネル3上に接近したと検知された場合には、上記算出さ
れたx座標、y座標は有効であると判断され、入力ペン
15が表示パネル3に接近していないときのデータであ
ればノイズによるものとして無効処理される。
は、上記表示パネル3の第1電極1及び、第2電極2に
は交流電圧が印加されているので、入力ペン15を上記
表示パネル3に接近させると、入力ペンには第1電極1
及び、第2電極2との静電結合によって電圧が誘導され
る。この誘導電圧に基づいて、上記指示手段検知手段7
4が、上記入力ペン15が表示パネル3上に接近したこ
とを検知するのである。そして、入力ペン15が表示パ
ネル3上に接近したと検知された場合には、上記算出さ
れたx座標、y座標は有効であると判断され、入力ペン
15が表示パネル3に接近していないときのデータであ
ればノイズによるものとして無効処理される。
【0031】次に、上記指XY座標検出期間について説
明する。上記指XY座標検出期間においては、第2検出
制御手段12から指XY座標検出用の制御信号が出力さ
れる。また、第1電極駆動手段4及び、第2電極駆動手
段5は、アナログスイッチとして用いられ、第1電極1
及び、第2電極2は、交流印加手段6と第2座標検出手
段8とに順次切り替えられる。
明する。上記指XY座標検出期間においては、第2検出
制御手段12から指XY座標検出用の制御信号が出力さ
れる。また、第1電極駆動手段4及び、第2電極駆動手
段5は、アナログスイッチとして用いられ、第1電極1
及び、第2電極2は、交流印加手段6と第2座標検出手
段8とに順次切り替えられる。
【0032】指16を表示パネル3上に置くと、図5に
示すように、すべての第1電極1と第2電極2とが指1
6と静電的に結合する。ただし、指16との距離が短い
電極ほど結合容量は大きくなる。したがって、最も強く
静電結合している電極の位置がわかれば、そこが指16
を置いた位置であることがわかる。後述するように、指
16を表示パネル3上に置いたとき、第1電極1と、第
2電極2及び、人体を経路として微小電流が流れるが、
指16との静電結合が強い電極ほど多くの電流が流れ
る。そこで第1電極1または、第2電極2を端から順次
走査し、最も電流の多く流れる電極を検出し、その近傍
に指16が置かれていると判断することができる。
示すように、すべての第1電極1と第2電極2とが指1
6と静電的に結合する。ただし、指16との距離が短い
電極ほど結合容量は大きくなる。したがって、最も強く
静電結合している電極の位置がわかれば、そこが指16
を置いた位置であることがわかる。後述するように、指
16を表示パネル3上に置いたとき、第1電極1と、第
2電極2及び、人体を経路として微小電流が流れるが、
指16との静電結合が強い電極ほど多くの電流が流れ
る。そこで第1電極1または、第2電極2を端から順次
走査し、最も電流の多く流れる電極を検出し、その近傍
に指16が置かれていると判断することができる。
【0033】このとき、表示パルス3上に入力ペン15
があっても、入力ペン15と第1電極1及び、第2電極
2との静電結合は、指16との静電結合に比べ十分小さ
く、入力ペンを通して流れる電流は、無視できるレベル
であるため、入力ペン15は指座標検出に対して影響を
与えない。
があっても、入力ペン15と第1電極1及び、第2電極
2との静電結合は、指16との静電結合に比べ十分小さ
く、入力ペンを通して流れる電流は、無視できるレベル
であるため、入力ペン15は指座標検出に対して影響を
与えない。
【0034】次に指入力時の等価回路を図6に示す。6
0は電源回路を示しており、そのインピーダンスをZc
と設定する。61は励振信号電圧Vsin発生源であり、
電源回路60に直列に接続されている。Cp1は指16と
選択電極との間の静電結合容量で、Cp2は指16と選択
電極以外の電極との静電結合容量である。また、62は
大地と静電結合する人体モデルで、抵抗Rh、容量Chと
の直列接続で表している。本実施形態は、この等価回路
におけるCp1に流れる電流値をモニターすることにより
座標値を求めのである。
0は電源回路を示しており、そのインピーダンスをZc
と設定する。61は励振信号電圧Vsin発生源であり、
電源回路60に直列に接続されている。Cp1は指16と
選択電極との間の静電結合容量で、Cp2は指16と選択
電極以外の電極との静電結合容量である。また、62は
大地と静電結合する人体モデルで、抵抗Rh、容量Chと
の直列接続で表している。本実施形態は、この等価回路
におけるCp1に流れる電流値をモニターすることにより
座標値を求めのである。
【0035】上記第2座標検出手段8のブロック図を図
7に示す。図7に示すように、上記第2座標検出手段8
は、増幅手段81a、81bと、交流キャンセル手段82
a、82bと、バンドパスフィルター83a、83bと、ア
ナログスイッチ84と、サンプルホールド手段85と、
A/D変換手段86と、演算手段87及び、記憶手段8
8から構成される。第1電極1及び、第1電極駆動手段
4を用いて、上記動作を行いX座標検出を行った時のX
信号波形及び、タイミングチャートの例を図8に示す。
指XY座標検出において、X座標検出動作とY座標検出
動作は時分割で行われ、第2電極2及び、第2電極駆動
手段5を用いたY座標検出動作は、X座標検出動作と基
本的に同じ動作であるので、以下の説明においてはX座
標検出動作についてのみ行い、Y座標検出動作について
は説明を省略する。
7に示す。図7に示すように、上記第2座標検出手段8
は、増幅手段81a、81bと、交流キャンセル手段82
a、82bと、バンドパスフィルター83a、83bと、ア
ナログスイッチ84と、サンプルホールド手段85と、
A/D変換手段86と、演算手段87及び、記憶手段8
8から構成される。第1電極1及び、第1電極駆動手段
4を用いて、上記動作を行いX座標検出を行った時のX
信号波形及び、タイミングチャートの例を図8に示す。
指XY座標検出において、X座標検出動作とY座標検出
動作は時分割で行われ、第2電極2及び、第2電極駆動
手段5を用いたY座標検出動作は、X座標検出動作と基
本的に同じ動作であるので、以下の説明においてはX座
標検出動作についてのみ行い、Y座標検出動作について
は説明を省略する。
【0036】上記第1電極Xの走査により図9(a)に
示す信号波形が得られるが、この信号の周期は、上記励
振信号の周期であり、各ピーク値Vsx(i)(i=1、
2、..、n)をタイミングT(i)(i=1、2、...、n)でサ
ンプルホールド及び、A/D変換を行うことによって、
上記座標入力パネル全面における検出信号デジタルデー
タ列Dsx(i)(i=1、2、...、n)が得られる。
示す信号波形が得られるが、この信号の周期は、上記励
振信号の周期であり、各ピーク値Vsx(i)(i=1、
2、..、n)をタイミングT(i)(i=1、2、...、n)でサ
ンプルホールド及び、A/D変換を行うことによって、
上記座標入力パネル全面における検出信号デジタルデー
タ列Dsx(i)(i=1、2、...、n)が得られる。
【0037】また、上述のように第1電極1と交流印加
手段6及び、第2座標検出手段8とは、第1電極駆動手
段4を介して接続されており、第1電極群中の電極を交
流印加手段6から第2座標検出手段8に切り替えると
き、及び、第2座標検出手段8から交流印加手段6に切
り替えるときには、上記第1電極駆動手段においてスイ
ッチングノイズが発生する。そのため、実際には上記図
8(a)に示す信号波形にはこのスイッチングノイズに
起因するノイズ成分Vnoiseが重畳している(図9)。
本発明では、座標を検出するために、表示パネルを用い
ているため、第1電極1及び、第2電極2に印加できる
電圧は制限される。これは第1駆動手段4、第2駆動手
段5の電気特性による制限、或いは、表示内容に影響を
与えないよう表示パネル内の各画素の電気特性による制
限等によるものである。
手段6及び、第2座標検出手段8とは、第1電極駆動手
段4を介して接続されており、第1電極群中の電極を交
流印加手段6から第2座標検出手段8に切り替えると
き、及び、第2座標検出手段8から交流印加手段6に切
り替えるときには、上記第1電極駆動手段においてスイ
ッチングノイズが発生する。そのため、実際には上記図
8(a)に示す信号波形にはこのスイッチングノイズに
起因するノイズ成分Vnoiseが重畳している(図9)。
本発明では、座標を検出するために、表示パネルを用い
ているため、第1電極1及び、第2電極2に印加できる
電圧は制限される。これは第1駆動手段4、第2駆動手
段5の電気特性による制限、或いは、表示内容に影響を
与えないよう表示パネル内の各画素の電気特性による制
限等によるものである。
【0038】そのために上記検出信号は小さいので、そ
のままでは、指16が置かれている位置の検出信号が最
大値とならずに、異なった位置のところで最大値を示し
てしまうことがある。しかし、上述のノイズ成分Vnois
eは、パネルにより一定の値を示すものである。そのため
本実施形態では、上記表示パネル3上に指16を置かな
い状態で、座標検出動作を行い、表示パネル3の全面に
おける上述のノイズ成分Vnoiseの各タイミングT(i)に
おけるデジタルデータ列Dnx(i)を得て、記憶手段88
に記憶しておく。そして、座標入力動作を行うときに
は、上述のDsx(i)からDnx(i)を減算し、減算した結果
の絶対値データDax(i)を演算し、この検出信号デジタ
ルデータ列Dax(i)を基に所定の演算を行い座標値xを
求める。これにより検出信号そのものがノイズに比べて
小さくても、良好な座標検出が実現できる。
のままでは、指16が置かれている位置の検出信号が最
大値とならずに、異なった位置のところで最大値を示し
てしまうことがある。しかし、上述のノイズ成分Vnois
eは、パネルにより一定の値を示すものである。そのため
本実施形態では、上記表示パネル3上に指16を置かな
い状態で、座標検出動作を行い、表示パネル3の全面に
おける上述のノイズ成分Vnoiseの各タイミングT(i)に
おけるデジタルデータ列Dnx(i)を得て、記憶手段88
に記憶しておく。そして、座標入力動作を行うときに
は、上述のDsx(i)からDnx(i)を減算し、減算した結果
の絶対値データDax(i)を演算し、この検出信号デジタ
ルデータ列Dax(i)を基に所定の演算を行い座標値xを
求める。これにより検出信号そのものがノイズに比べて
小さくても、良好な座標検出が実現できる。
【0039】また、上記実施形態では、表示パネルへの
交流印加は、指XY座標検出期間のみ行っているが、交
流印加を常時行ってもよい。この場合、表示動作及び、
ペンXY座標検出動作に関連する直流電源電圧及び、制
御信号或いは、画像データにも交流信号が重畳されてい
るが、すべて同相同電圧の交流が印加されており、電極
間には交流信号による電位差は生じないため、画像表示
には何ら影響を及ぼさない。また、ペンXY座標検出に
対しては、ペン座標検出動作における第1電極走査信号
x及び、第2電極走査信号yの走査パルスにも図10に
示すように交流が印加されるが、第1座標検出手段7の
構成において、図11の第1座標検出手段7′に示すよ
うに、交流キャンセル手段75a、75bを備え、コン
パレーター72a或いは、72bで2値化する前に、ペ
ンの検出信号から交流成分をキャンセルすることによ
り、上記のペン座標検出と同じ演算処理で座標が求めら
れる。この場合、交流印加は常に行われるため、交流印
加手段6の制御は簡素化される。
交流印加は、指XY座標検出期間のみ行っているが、交
流印加を常時行ってもよい。この場合、表示動作及び、
ペンXY座標検出動作に関連する直流電源電圧及び、制
御信号或いは、画像データにも交流信号が重畳されてい
るが、すべて同相同電圧の交流が印加されており、電極
間には交流信号による電位差は生じないため、画像表示
には何ら影響を及ぼさない。また、ペンXY座標検出に
対しては、ペン座標検出動作における第1電極走査信号
x及び、第2電極走査信号yの走査パルスにも図10に
示すように交流が印加されるが、第1座標検出手段7の
構成において、図11の第1座標検出手段7′に示すよ
うに、交流キャンセル手段75a、75bを備え、コン
パレーター72a或いは、72bで2値化する前に、ペ
ンの検出信号から交流成分をキャンセルすることによ
り、上記のペン座標検出と同じ演算処理で座標が求めら
れる。この場合、交流印加は常に行われるため、交流印
加手段6の制御は簡素化される。
【0040】〔実施形態2〕図12に本発明の表示一体
型座標入力装置の実施形態2のブロック図を示す。実施
形態2では、表示パネルとしてTFT液晶パネルを用い
ている。この場合、第1電極21はソース電極を、第2
電極22はゲート電極を表し、第1電極駆動手段24は
ソース電極駆動手段を、第2電極駆動手段25はゲート
電極駆動手段を表す。また、対向電極への所定電圧の印
加は、第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段2
5によって行われている。また、以下の説明では表示パ
ネル23への交流印加は、指XY座標検出期間にのみ行
う場合について述べるが、常時交流印加を行ってもよ
く、実施形態1における別の実施例の説明と同様の手法
によって交流印加の影響はキャンセルされる。
型座標入力装置の実施形態2のブロック図を示す。実施
形態2では、表示パネルとしてTFT液晶パネルを用い
ている。この場合、第1電極21はソース電極を、第2
電極22はゲート電極を表し、第1電極駆動手段24は
ソース電極駆動手段を、第2電極駆動手段25はゲート
電極駆動手段を表す。また、対向電極への所定電圧の印
加は、第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段2
5によって行われている。また、以下の説明では表示パ
ネル23への交流印加は、指XY座標検出期間にのみ行
う場合について述べるが、常時交流印加を行ってもよ
く、実施形態1における別の実施例の説明と同様の手法
によって交流印加の影響はキャンセルされる。
【0041】本実施形態2の表示一体型座標入力装置
は、互いに平行に配列された複数の第1電極21と、こ
の第1電極21に直交する方向に互いに平行に配列され
た複数の第2電極22と、第1電極21と第2電極22
とが交差する箇所に対応した画素を有する表示パネル2
3と、第1電極21及び、第2電極22と静電結合し、
上記表示パネル23上の位置を指示する入力ペン15
と、第1電極21を駆動する第1電極駆動手段24と、
第2電極22を駆動する第2電極駆動手段25と、本装
置全体に直流電圧を供給する直流電源供給手段34とを
備える。
は、互いに平行に配列された複数の第1電極21と、こ
の第1電極21に直交する方向に互いに平行に配列され
た複数の第2電極22と、第1電極21と第2電極22
とが交差する箇所に対応した画素を有する表示パネル2
3と、第1電極21及び、第2電極22と静電結合し、
上記表示パネル23上の位置を指示する入力ペン15
と、第1電極21を駆動する第1電極駆動手段24と、
第2電極22を駆動する第2電極駆動手段25と、本装
置全体に直流電圧を供給する直流電源供給手段34とを
備える。
【0042】さらに、所定の直流電源電圧及び、所定の
制御信号に所定周波数の交流電圧を印加する交流印加手
段26と、上記表示パネル23上の上記入力ペン15の
指示位置を検出する第1座標検出手段27と、上記表示
パネル23上の指16の指示位置を検出する第2座標検
出手段28と、上記装置全体を制御する制御手段29
と、第1電極駆動手段24と第2電極駆動手段25とを
制御して、各画素に対応した電圧を第1電極21及び第
2電極22に印加して、所望画像を表示すると共に、表
示パネル23上の上記入力ペン15のY座標を検出する
表示・ペンY座標検出期間を設定する表示制御手段30
と、第1電極駆動手段24を制御して、第1電極21に
入力ペンの位置を検出するための走査電圧を、順次印加
する第1検出期間を設定する第1検出制御手段31と、
第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25を制
御して、上記表示パネル23に交流電圧を印加すると共
に、第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25
を制御して、第1電極21及び、第2電極22を順次走
査して、上記第2座標検出手段28に接続する第2検出
期間を設定する第2検出制御手段32と、上記表示制御
手段30と、上記第1検出制御手段31と、上記第2検
出制御手段32とを順次切り替え制御する切替手段33
とから構成される。
制御信号に所定周波数の交流電圧を印加する交流印加手
段26と、上記表示パネル23上の上記入力ペン15の
指示位置を検出する第1座標検出手段27と、上記表示
パネル23上の指16の指示位置を検出する第2座標検
出手段28と、上記装置全体を制御する制御手段29
と、第1電極駆動手段24と第2電極駆動手段25とを
制御して、各画素に対応した電圧を第1電極21及び第
2電極22に印加して、所望画像を表示すると共に、表
示パネル23上の上記入力ペン15のY座標を検出する
表示・ペンY座標検出期間を設定する表示制御手段30
と、第1電極駆動手段24を制御して、第1電極21に
入力ペンの位置を検出するための走査電圧を、順次印加
する第1検出期間を設定する第1検出制御手段31と、
第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25を制
御して、上記表示パネル23に交流電圧を印加すると共
に、第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25
を制御して、第1電極21及び、第2電極22を順次走
査して、上記第2座標検出手段28に接続する第2検出
期間を設定する第2検出制御手段32と、上記表示制御
手段30と、上記第1検出制御手段31と、上記第2検
出制御手段32とを順次切り替え制御する切替手段33
とから構成される。
【0043】この表示一体型座標入力装置は、TFTタ
イプ液晶ディスプレイの表示電極と静電誘導型座標入力
装置の座標検出電極を兼用したものである。そして、図
13に示すように、1フレーム期間中に画像を表示する
表示動作及び、表示パネル23上の入力ペン15のY座
標検出動作を行う表示・ペンY座標検出期間と、表示パ
ネル23上の入力ペン15のX座標検出を行うペンX座
標検出期間と、表示パネル23上の指16による指示座
標を検出する指座標検出期間とを設けて、画像表示と座
標検出とを時分割で行うようにしている。
イプ液晶ディスプレイの表示電極と静電誘導型座標入力
装置の座標検出電極を兼用したものである。そして、図
13に示すように、1フレーム期間中に画像を表示する
表示動作及び、表示パネル23上の入力ペン15のY座
標検出動作を行う表示・ペンY座標検出期間と、表示パ
ネル23上の入力ペン15のX座標検出を行うペンX座
標検出期間と、表示パネル23上の指16による指示座
標を検出する指座標検出期間とを設けて、画像表示と座
標検出とを時分割で行うようにしている。
【0044】上記表示一体型座標入力装置は次のように
動作する。すなわち、上記第1電極21を駆動するため
の第1電極駆動手段24と、上記第2電極22を駆動す
るための第2電極駆動手段25は、切替手段33と、交
流印加手段26とを介して、表示制御手段30と、第1
検出制御手段31及び、第2検出制御手段32に接続さ
れている。この切替手段33は、制御手段29によって
制御される。表示・ペンY座標検出期間には、切替手段
33が表示制御手段30を選択し、入力ペン15による
X座標入力が行われる第1検出期間には、切替手段33
が第1検出制御手段31を選択し、指16による入力が
行われる第2検出期間には切替手段33が第2検出制御
手段32を選択する。
動作する。すなわち、上記第1電極21を駆動するため
の第1電極駆動手段24と、上記第2電極22を駆動す
るための第2電極駆動手段25は、切替手段33と、交
流印加手段26とを介して、表示制御手段30と、第1
検出制御手段31及び、第2検出制御手段32に接続さ
れている。この切替手段33は、制御手段29によって
制御される。表示・ペンY座標検出期間には、切替手段
33が表示制御手段30を選択し、入力ペン15による
X座標入力が行われる第1検出期間には、切替手段33
が第1検出制御手段31を選択し、指16による入力が
行われる第2検出期間には切替手段33が第2検出制御
手段32を選択する。
【0045】これにより、表示・ペンY座標検出期間に
は、表示制御手段30からの出力信号を第1電極駆動手
段24及び、第2電極駆動手段25に出力する一方、ペ
ンX座標検出期間には、第1検出制御手段31からの出
力を第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25
に出力し、指座標検出期間には第2検出制御手段32か
らの出力を第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手
段25に出力する。
は、表示制御手段30からの出力信号を第1電極駆動手
段24及び、第2電極駆動手段25に出力する一方、ペ
ンX座標検出期間には、第1検出制御手段31からの出
力を第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手段25
に出力し、指座標検出期間には第2検出制御手段32か
らの出力を第1電極駆動手段24及び、第2電極駆動手
段25に出力する。
【0046】表示・ペンY座標検出期間には、表示制御
手段30に基づいて動作するが、基本的には従来のTF
Tタイプ液晶パネルとほぼ同じ駆動方法により表示をし
ている。ただし、本実施形態では、従来の表示期間にお
ける第2電極走査を利用してY座標の検出を行うので、
後述のように第2電極の走査電圧の波形が従来のものと
異なる。
手段30に基づいて動作するが、基本的には従来のTF
Tタイプ液晶パネルとほぼ同じ駆動方法により表示をし
ている。ただし、本実施形態では、従来の表示期間にお
ける第2電極走査を利用してY座標の検出を行うので、
後述のように第2電極の走査電圧の波形が従来のものと
異なる。
【0047】上記表示・ペンY座標検出期間において、
上記表示制御手段30から所望の画像を表示するための
画像データ及び、制御信号が、切替手段33と交流印加
手段26を介して出力され、上記第2電極駆動手段25
及び、第1電極駆動手段24の動作によって、液晶パネ
ル23の画素マトリックスが、その行順序に従って駆動
されて、通常のTFTタイプの液晶パネルと同様の動作
により、表示データに応じた画素が表示パネル23に表
示される。ただし、上記表示データ及び、制御信号は上
記交流印加手段26を通るが、上述のように、この期間
には交流印加は行われない。
上記表示制御手段30から所望の画像を表示するための
画像データ及び、制御信号が、切替手段33と交流印加
手段26を介して出力され、上記第2電極駆動手段25
及び、第1電極駆動手段24の動作によって、液晶パネ
ル23の画素マトリックスが、その行順序に従って駆動
されて、通常のTFTタイプの液晶パネルと同様の動作
により、表示データに応じた画素が表示パネル23に表
示される。ただし、上記表示データ及び、制御信号は上
記交流印加手段26を通るが、上述のように、この期間
には交流印加は行われない。
【0048】そして、このとき図14に示すような中央
部付近に切り込みパルスPcを有する第2電極走査信号
VG1〜VGnが順次第2電極22に印加される。上記第2
電極走査信号の印加により、第2電極22と入力ペン1
5の先端電極との間の静電結合によって、入力ペン15
に電圧が誘起され、第1座標検出手段27に入力され
る。そして、第1座標検出手段27中のパルス抽出手段
271により、上記パルスPcによって誘起された成分
Vpsのみが抽出される。この誘起電圧Vpsは、入力ペン
15と各電極との距離に応じて変化し、入力ペン15に
最も近い電極が走査される時に最高値になる。この信号
を増幅手段272によって所定の電圧まで増幅し、LP
F処理手段273で包絡線処理を行った後、コンパレー
タ274で2値化し、制御手段29からのタイミング信
号に基づいて、演算手段275で座標値を算出する。こ
のときの第1座標検出手段を図15に示す。
部付近に切り込みパルスPcを有する第2電極走査信号
VG1〜VGnが順次第2電極22に印加される。上記第2
電極走査信号の印加により、第2電極22と入力ペン1
5の先端電極との間の静電結合によって、入力ペン15
に電圧が誘起され、第1座標検出手段27に入力され
る。そして、第1座標検出手段27中のパルス抽出手段
271により、上記パルスPcによって誘起された成分
Vpsのみが抽出される。この誘起電圧Vpsは、入力ペン
15と各電極との距離に応じて変化し、入力ペン15に
最も近い電極が走査される時に最高値になる。この信号
を増幅手段272によって所定の電圧まで増幅し、LP
F処理手段273で包絡線処理を行った後、コンパレー
タ274で2値化し、制御手段29からのタイミング信
号に基づいて、演算手段275で座標値を算出する。こ
のときの第1座標検出手段を図15に示す。
【0049】次に、上記ペンX座標検出期間においてペ
ンX座標検出が行われる。上記ペンX座標検出期間にお
いては、第1検出制御手段31からペン座標検出用の制
御信号が切替手段33と、交流印加手段26とを介し
て、第1電極駆動手段24と、第2電極駆動手段25に
出力されるが、座標検出は、第1電極21のみについて
行われる点が実施形態1と異なる。そして、このペンX
座標検出動作は、実施形態1におけるペン座標検出と同
じ方法で行われるので、説明は省略する。次に上記指座
標検出期間において指座標検出が行われるが、これも実
施形態1と同じ動作によって行われるので説明は省略す
る。
ンX座標検出が行われる。上記ペンX座標検出期間にお
いては、第1検出制御手段31からペン座標検出用の制
御信号が切替手段33と、交流印加手段26とを介し
て、第1電極駆動手段24と、第2電極駆動手段25に
出力されるが、座標検出は、第1電極21のみについて
行われる点が実施形態1と異なる。そして、このペンX
座標検出動作は、実施形態1におけるペン座標検出と同
じ方法で行われるので、説明は省略する。次に上記指座
標検出期間において指座標検出が行われるが、これも実
施形態1と同じ動作によって行われるので説明は省略す
る。
【0050】以上説明したように、本発明では、ペン座
標検出動作を行う場合には、表示パネルの電極に走査パ
ルスを印加して入力ペンで信号を検出し、一方、指座標
検出動作時には、表示パネルの電極すべてに交流信号を
印加し、指が表示パネルに接触したときの信号検出を表
示パネルの電極により行っており、且つ、上記2つの動
作は時分割で行われる。すなわち、上記ペン座標検出動
作と指座標検出動作とを完全に分離して行っている。こ
のため、指入力検出動作とペン座標検出動作とは互いに
影響を及ぼすことはないので、指入力とペン入力とが同
時に行うことが可能であり、またペンによる入力に際し
て、手のひらが座標入力面に接触してもペン座標検出が
乱されることもないので、操作性が改善される。また、
ペンによる入力と指による入力とが独立して同時に行え
ることから、表示パネル上における2つの指示位置が同
時に扱えるため、例えば、項目選択→入力といった様な
これまで2アクション必要であった操作が一度で行うこ
とが可能となり、操作性が改善される。
標検出動作を行う場合には、表示パネルの電極に走査パ
ルスを印加して入力ペンで信号を検出し、一方、指座標
検出動作時には、表示パネルの電極すべてに交流信号を
印加し、指が表示パネルに接触したときの信号検出を表
示パネルの電極により行っており、且つ、上記2つの動
作は時分割で行われる。すなわち、上記ペン座標検出動
作と指座標検出動作とを完全に分離して行っている。こ
のため、指入力検出動作とペン座標検出動作とは互いに
影響を及ぼすことはないので、指入力とペン入力とが同
時に行うことが可能であり、またペンによる入力に際し
て、手のひらが座標入力面に接触してもペン座標検出が
乱されることもないので、操作性が改善される。また、
ペンによる入力と指による入力とが独立して同時に行え
ることから、表示パネル上における2つの指示位置が同
時に扱えるため、例えば、項目選択→入力といった様な
これまで2アクション必要であった操作が一度で行うこ
とが可能となり、操作性が改善される。
【0051】さらに、表示パネルの電極及び、駆動手段
をペン座標検出と指座標検出とにも兼用し、表示動作と
ペン座標検出動作と指座標検出動作を時分割で行うた
め、表示装置の表示品位を劣化させることもない。さら
に、表示装置の電極や駆動手段を座標検出にも兼用する
ため、小型、軽量、低価格な座標入力装置が提供でき
る。また、上記実施形態1及び、実施形態2では、第1
検出制御手段11、31と、第2検出制御手段12、3
2とを別に設けたが、第2検出制御手段12、32に、
第1検出制御手段11、31の機能を持たせてもよい。
この場合部品点数の削減によるコストダウンが可能とな
る。
をペン座標検出と指座標検出とにも兼用し、表示動作と
ペン座標検出動作と指座標検出動作を時分割で行うた
め、表示装置の表示品位を劣化させることもない。さら
に、表示装置の電極や駆動手段を座標検出にも兼用する
ため、小型、軽量、低価格な座標入力装置が提供でき
る。また、上記実施形態1及び、実施形態2では、第1
検出制御手段11、31と、第2検出制御手段12、3
2とを別に設けたが、第2検出制御手段12、32に、
第1検出制御手段11、31の機能を持たせてもよい。
この場合部品点数の削減によるコストダウンが可能とな
る。
【0052】また、表示パネルには、上記デューティタ
イプ液晶パネル、TFTタイプ液晶パネルの他、ELパ
ネル、プラズマディスプレイ、プラズマアドレス型液晶
ディスプレイ等、その種類を限定するものではなく、少
なくとも第1電極、第2電極、第1電極駆動手段及び、
第2電極駆動手段を構成要素として持っているものであ
れば、本発明は適用できる。
イプ液晶パネル、TFTタイプ液晶パネルの他、ELパ
ネル、プラズマディスプレイ、プラズマアドレス型液晶
ディスプレイ等、その種類を限定するものではなく、少
なくとも第1電極、第2電極、第1電極駆動手段及び、
第2電極駆動手段を構成要素として持っているものであ
れば、本発明は適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、表示パネルの電極及び、
駆動回路を指示手段による座標入力入力と指による座標
入力にも兼用しているため、座標入力パネルを別途設け
る必要がないので視認性よく、指示手段と指の両方の正
確な座標入力が可能となり操作性が改善される。また、
薄型軽量化、低コスト化も可能となる。また、指示手段
の第1電極での座標検出或いは、第2電極での座標検出
のどちらか一方を画像表示期間に行うので、座標検出に
要する時間が短縮でき、表示パネルの使用効率の向上が
可能となる。
駆動回路を指示手段による座標入力入力と指による座標
入力にも兼用しているため、座標入力パネルを別途設け
る必要がないので視認性よく、指示手段と指の両方の正
確な座標入力が可能となり操作性が改善される。また、
薄型軽量化、低コスト化も可能となる。また、指示手段
の第1電極での座標検出或いは、第2電極での座標検出
のどちらか一方を画像表示期間に行うので、座標検出に
要する時間が短縮でき、表示パネルの使用効率の向上が
可能となる。
【0054】また、指座標検出に関係しない電源及び、
制御信号及び、、画像データに交流印加を行う必要がな
くなるため、交流印加手段の構成を簡略化でき、規模を
小さくすることが可能となる。また、指示手段が表示パ
ネルに接近したことを検知できるため、表示パネルから
離したときに指示手段に混入するノイズによる誤動作を
防ぐことが可能となる。また、上記第2検出制御手段が
第1検出制御手段の機能を併せ持つので、部品点数を減
らすことが可能となり、コストダウンが可能となる。
制御信号及び、、画像データに交流印加を行う必要がな
くなるため、交流印加手段の構成を簡略化でき、規模を
小さくすることが可能となる。また、指示手段が表示パ
ネルに接近したことを検知できるため、表示パネルから
離したときに指示手段に混入するノイズによる誤動作を
防ぐことが可能となる。また、上記第2検出制御手段が
第1検出制御手段の機能を併せ持つので、部品点数を減
らすことが可能となり、コストダウンが可能となる。
【図1】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態1
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態1
における表示動作と座標検出動作との関係を示す図。
における表示動作と座標検出動作との関係を示す図。
【図3】図2のペン座標検出期間における走査電圧の一
例を示す図。
例を示す図。
【図4】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態1
における第1座標検出手段の構成の一例を示すブロック
図。
における第1座標検出手段の構成の一例を示すブロック
図。
【図5】本発明の表示一体型座標入力装置に係る指と電
極との静電結合の説明図。
極との静電結合の説明図。
【図6】本発明の表示一体型座標入力装置に係る指入力
検出動作における等価回路図。
検出動作における等価回路図。
【図7】本発明の表示一体型座標入力装置に係る第2座
標検出手段の構成の一例を示すブロック図。
標検出手段の構成の一例を示すブロック図。
【図8】本発明の表示一体型座標入力装置に係る指入力
のX座標検出時の信号波形及び、タイミングチャート。
のX座標検出時の信号波形及び、タイミングチャート。
【図9】本発明の表示一体型座標入力装置に係るスイッ
チングノイズ成分を示す図。
チングノイズ成分を示す図。
【図10】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態
1におけるペン座標検出期間の走査電圧の別の実施例を
示す図。
1におけるペン座標検出期間の走査電圧の別の実施例を
示す図。
【図11】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態
1における第1座標検出手段の構成の別の実施例を示す
ブロック図。
1における第1座標検出手段の構成の別の実施例を示す
ブロック図。
【図12】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態
2における座標入力装置の構成を示すブロック図。
2における座標入力装置の構成を示すブロック図。
【図13】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態
2における表示・ペンY座標検出期間と座標検出期間の
関係を示す図。
2における表示・ペンY座標検出期間と座標検出期間の
関係を示す図。
【図14】図12の表示・ペンY座標検出期間における
走査電圧の一例を示す図。
走査電圧の一例を示す図。
【図15】本発明の表示一体型座標入力装置の実施形態
2における第1座標検出手段の構成を示すブロック図。
2における第1座標検出手段の構成を示すブロック図。
【図16】従来の抵抗膜方式座標入力装置の構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図17】従来の静電容量方式座標入力装置の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図18】従来の別の静電容量方式座標入力装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図19】従来の表示一体型座標入力装置の構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【符号の説明】 1、21 第1電極 2、22 第2電極 3、23 表示パネル 4、24 第1電極駆動手段 5、25 第2電極駆動手段 6、26 交流印加手段 7、27 第1座標検出手段 8、28 第2座標検出手段 9、29 制御手段 10、30 表示制御手段 11、31 第1検出制御手段 12、32 第2検出制御手段 13、33 切替手段 14、34 直流電源供給手段 15 指示手段(入力ペン) 16 指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 弘幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 互い平行に配列された複数の第1電極
と、 上記第1電極に直交する方向に互いに平行に配列された
複数の第2電極と、 上記第1電極と第2電極とが交差する箇所に対応した画
素を有する表示パネルと、 上記第1電極及び第2電極と静電結合し、上記表示パネ
ル上の位置を指示する指示手段と、 上記第1電極を駆動する第1電極駆動手段と、 上記第2電極を駆動する第2電極駆動手段と、 表示一体型座標入力装置全体に直流電圧を供給する直流
電源供給手段と、 所定の直流電源電圧及び所定の制御信号に、所定周波数
の交流電圧を印加する交流印加手段と、 上記表示パネル上の上記指示手段の指示位置を検出する
第1座標検出手段と、 上記表示パネル上の指の指示位置を検出する第2座標検
出手段と、 上記本装置全体を制御する制御手段と、 上記第1電極駆動手段と第2電極駆動手段とを制御し
て、上記各画素に対応した電圧を上記第1電極及び第2
電極に印加して、画像を表示する表示期間を設定する表
示制御手段と、 上記第1電極駆動手段と第2電極駆動手段とを制御し
て、上記第1電極及び、、第2電極に上記指示手段の位
置を検出するための走査電圧を順次印加する第1検出期
間を設定する第1検出制御手段と、 上記第1電極駆動手段及び、第2電極駆動手段を制御し
て、上記表示パネルに交流電圧を印加すると共に、上記
第1電極駆動手段及び、第2電極駆動手段を制御して、
上記第1電極及び、第2電極を順次走査して、上記第2
座標検出手段に接続する第2検出期間を設定する第2検
出制御手段と、 上記表示制御手段と上記第1検出制御手段及び、上記第
2検出制御手段を順次切り替え制御する切替手段とを備
え、 上記第1座標検出手段は、上記指示手段と上記検出制御
手段により印加された走査電圧との静電結合により、上
記指示手段に誘起された誘導電圧に基づいて、上記指示
手段の座標を演算する演算手段を有し、 上記第2座標検出手段は、上記交流電圧が印加された表
示パネルへの指の接触に伴う第1電極及び、第2電極か
ら得られる検出電流信号に基づいて、上記指の座標を演
算する演算手段とを有することを特徴とする表示一体型
座標入力装置。 - 【請求項2】 上記指示手段の第1電極による座標検出
或いは、第2電極による座標検出のいずれか一方を、画
像表示期間に行うことを特徴とする請求項1記載の表示
一体型座標入力装置。 - 【請求項3】 上記交流印加手段は、上記表示パネル上
の指の指示位置を検出する上記第2検出期間にのみ、上
記直流電源及び、制御信号に所定周波数の交流電圧を印
加することにより、表示パネルに所定周波数の交流信号
を与えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
表示一体型座標入力装置。 - 【請求項4】 上記第1座標検出手段は、上記表示パネ
ルに印加された上記交流電圧によって上記指示手段に誘
起される出力信号に基づき、上記指示手段が表示パネル
に接近したことを検知する指示手段検知手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の表示一体型
座標入力装置。 - 【請求項5】 上記第2検出制御手段が第1検出制御手
段の機能を併せ持つことを特徴とする請求項1乃至請求
項4記載の表示一体型座標入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5048798A JPH11249813A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 表示一体型座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5048798A JPH11249813A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 表示一体型座標入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11249813A true JPH11249813A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12860285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5048798A Pending JPH11249813A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 表示一体型座標入力装置 |
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