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JPH11220485A - Ieee1394ブリッジ及びブリッジ - Google Patents

Ieee1394ブリッジ及びブリッジ

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Publication number
JPH11220485A
JPH11220485A JP1736898A JP1736898A JPH11220485A JP H11220485 A JPH11220485 A JP H11220485A JP 1736898 A JP1736898 A JP 1736898A JP 1736898 A JP1736898 A JP 1736898A JP H11220485 A JPH11220485 A JP H11220485A
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JP
Japan
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packet
bus
isochronous
bridge
portal
Prior art date
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Application number
JP1736898A
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Inventor
Junichi Matsuda
淳一 松田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP1736898A priority Critical patent/JP3277874B2/ja
Priority to EP99250033A priority patent/EP0933900B1/en
Priority to DE1999627861 priority patent/DE69927861T2/de
Priority to US09/240,636 priority patent/US6389496B1/en
Publication of JPH11220485A publication Critical patent/JPH11220485A/ja
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    • H04L12/00Data switching networks
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    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
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    • H04L12/40091Bus bridging
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/351Switches specially adapted for specific applications for local area network [LAN], e.g. Ethernet switches

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルバスネットワークにおいて,バスリ
ソースの利用効率を向上させ、端末機器の送出するパケ
ットを異なるバスに転送することを可能にすることであ
る。 【解決手段】 ローカルバス14a〜14nの初期化、
トポロジーの定義及びisochronousリソースの管理はロ
ーカルバス毎に行われる。ポータル12a〜12nは、
端末機器が送出するasynchronousパケットをAsynchrono
usパケット判別部215で判別し、asynchronousパケッ
トを転送する。また、ポータル12a〜12nは端末機
器がisochronousリソース獲得のために送出するasynchr
onousパケットを判別し、異なるバス上にisochronousリ
ソースを確保する。ポータル12a〜12nは、受信し
たisochronousパケットをブリッジバス側のプラグに、
また、ローカルバス側のプラグをバス上のisochronous
チャンネルに関連付けることにより、異なるローカルバ
スにisochronousパケットを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルバスによ
り複数の端末機器が接続されたものから構成されるシリ
アルバスネットワークにおいて、互いに独立なシリアル
バス間で送受信を行うためのブリッジに関し、特に該ブ
リッジに接続されるネットワークの初期化及びトポロジ
ーの定義を行う装置及び方法、並びに該ネットワーク内
においてパケットを転送する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの処理能力を向上さ
せたいという要求や、動画像に代表される大容量データ
を扱いたいという要求が高まるのに呼応して、機器間で
大容量データ転送を行いたいという要求が高まりつつあ
る。
【0003】大容量データ転送に適したシリアルバスと
しては、例えばIEEE(The Institute of Electrica
l and Electronics Engineers)1394で標準化され
ている高速シリアルバス(以下、「IEEE1394シ
リアルバス」と記す)がある。(なお詳細は"IEEE Stan
dard for a High Performance Serial Bus" IEEE, In
c., 96.8に示されている。)
【0004】IEEE1394シリアルバスを用いれ
ば、各端末機器をデイジーチェーン状に接続すること
と、1つの機器から複数の配線を分岐することによりス
ター状に接続することとが可能であり、更にデイジーチ
ェーン状の接続及びスター状の接続の両者を混在させた
ネットワークを構成することもできる。図31は、IE
EE1394シリアルバスを用いたネットワークの一例
である。
【0005】IEEE1394シリアルバスは、IEE
E1212で規定されているCSRアーキテクチャに従
って形成されたデータを伝送する。CSRアーキテクチ
ャに従って形成されたデータはアドレス空間をなし、こ
のアドレス空間の上位16ビットは、端末機器を特定す
るために使用される。上位16ビットのうちの10ビッ
トはシリアルバスを特定するbus_IDを表し、残りの6ビ
ットは端末機器を特定するnode_IDを表す。従って、C
SRアーキテクチャに従って形成されたデータを伝送す
るネットワークは、最大1023個のバスを備えること
が可能であり、各々のバスには最大64台の端末機器が
接続可能である。ただし、bus_IDの値が1023である
データはローカルバス(すなわち、データの送信元であ
る端末機器に直接接続されているバス)に送出されるデ
ータを表し、node_IDが63であるデータは、ネットワ
ーク内のすべての端末機器に宛てられるデータ(すなわ
ち「ブロードキャストアドレス」にあるデータ)を表
す。このため、端末機器を単一のバスにより互いに接続
するネットワークに実際に接続可能な端末機器は、63
台である。
【0006】図31において、各端末機器は、伝送路及
び給電線の機能を兼ねる給電線付ツイストペア線292
で互いに接続されており、端末機器291a〜291g
は、給電線付ツイストペア線292に、所定のバイアス
電圧を印加している。
【0007】図31のネットワークにおいて、ツイスト
ペア線の挿抜が起きた場合(すなわち、ツイストペア線
292に新たな端末機器が接続されたり、ツイストペア
線292と端末機器とが分離されたりした場合)、該ツ
イストペア線に印加されているバイアス電圧が変動す
る。そして、挿抜の起きたツイストペア線に接続されて
いる端末機器は、バイアス電圧の変動を検知することに
より、該ツイストペア線の挿抜を検知することができ
る。
【0008】ツイストペア線の挿抜を検出した端末機器
は、ネットワークを初期化するための信号であるバスリ
セット信号を、該ツイストペア線に送出する。バスリセ
ット信号を受信した各端末機器は、これまで記憶してい
たネットワークトポロジー情報(すなわち、ネットワー
ク内にあるバスと、該バスに接続されている端末機器を
示す情報)を破棄する。これにより、ネットワーク全体
が初期化される。ただし、ネットワークの初期化が行わ
れている間は、各端末機器間でのパケットの送受信は不
可能になる。
【0009】ネットワークの初期化が終了した後、トポ
ロジーの再定義(すなわち、ネットワークトポロジー情
報の更新)が自動的に行われ、ネットワークのルートノ
ード(すなわち、後述するようにネットワーク内の各バ
スの制御権を管理する端末機器)が決定される。その
後、各端末機器には、改めてnode_IDが割り振られる。
このとき、isochronousリソース(すなわち、等時性伝
送を行うためのisochronous チャンネルと使用帯域)の
管理を行うIsochronous Resource Manager(IRM)も
決定される。(なお詳細はIEEE1394.1995 Appendix E.
3.1〜E.3.4に示されている。)
【0010】なお、ツイストペア線の挿抜によるネット
ワークの初期化及び端末機器の設定は自動的に行われる
ので、ネットワーク使用者は、ネットワークの状態変化
を意識する必要がない。
【0011】また、図31に示すような、IEEE13
94シリアルバスを用いたネットワーク上では、asynch
ronousデータ(非同期伝送用のデータ)及びisochronou
sデータ(等時性伝送用のデータ)の通信が可能であ
る。図31に示すネットワークにおいて、端末機器がパ
ケットを転送しようとする場合には、まずIEEE1394.199
5に定められたアービトレーションシークエンスを行
う。すなわち、該端末機器は、ルートノードにバスの制
御権を要求し、該端末機器は、ルートノードからバスの
制御権を与えられると、パケットを送信することができ
るようになる。(アービトレーションシーケンスの詳細
についてはIEEE1394.1995 3.7.3.2参照)
【0012】また、IEEE1394シリアルバスを用
いたネットワークでは、データ伝送の等時性を保証する
ことができるので、isochronousデータの通信が可能で
ある。図31に示すネットワークにおいては、上述した
ように、端末機器の一つがシリアルバスネットワークの
バスリソースの管理を行うIRMの機能を行う。isochr
onousデータを送信する端末機器は、isochronousデータ
の送信を行う前に、asynchronous パケットを用いて、
IRMに、利用可能なisochronousリソースの問い合わ
せを行う。すなわち、該端末機器は、IRMが備えるレ
ジスタであってネットワークが利用可能なisochronous
リソースを示す情報を格納するBANDWIDTH_AVAILABLEレ
ジスタ及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタに、図32に示
すデータ構造を有するasynchronousパケットを用いてク
アドレッドリードトランザクション(データの読み出
し)を行うことにより、両レジスタの値を読み出す。
【0013】問い合わせを行った端末機器は、問い合わ
せの結果得た情報を用いて、isochronousデータの送信
に必要なisochronousリソースを獲得できるかどうかを
確認し、獲得可能な場合は、図33に示すデータ構造を
有するasynchronousパケットを用いて、IRMにロック
トランザクションを行う。すなわち、該端末機器は、図
33に示すasynchronousパケットであってそのextended
_tcodeフィールドに値"0002"が記述されたパケットをI
RMに送信する。すると、BANDWIDTH_AVAILABLE及びCHA
NNEL_AVAILABLEレジスタはcompare & swapされる(すな
わち、両レジスタに格納されているデータと両レジスタ
に書き込むデータとが比較され、格納されているデータ
のうち、書き込むデータと異なる部分が更新される)。
compare & swapが完了すると、該端末機器はisochronou
sデータを送信することが可能な状態になる。
【0014】また、IEEE1394シリアルバスを用
いたネットワークでは、上述のように端末機器の一つが
ルートノードになる。ルートノードになった端末機器
は、所定の時間間隔で、所定の形式を有するサイクルス
タートパケットをバス上に送出する。バスのisochronou
sリソースを獲得した端末機器は、サイクルスタートパ
ケットを検知する毎にisochronousデータを送信する。
このようにしてルートノードは、isochronousリソース
を確保している端末機器による、所定の時間間隔でのis
ochronousデータの通信(すなわち、等時性伝送)を保
証する。
【0015】複数の独立したシリアルバスを接続してネ
ットワークを構成する手法として、ブリッジを用いて互
いを接続する手法がある。図34は、P1394.1 Draft St
andard 0.02(P1394.1)において規格化されているブリ
ッジと、それを用いたネットワークの概念を示す図であ
る。図34において、ブリッジ321は二つ以上のポー
タル(例えば、ポータル322a〜322c)を備え
る。そして、ブリッジ321は、各ポータルに接続され
たシリアルバス(ローカルバス)を互いに接続し、ブリ
ッジ321及びこれらのローカルバスは、シリアルバス
ネットワークと呼ばれるネットワークを構成する。
【0016】なお、P1394.1 Draft Standard 0.02に
は、ブリッジの概念と、各ポータルが備えるレジスタの
内容と、パケット転送の基本的な手順とが示されている
一方、ブリッジが行うスイッチング機能(すなわち、パ
ケット転送の際にブリッジが行う機能)の内容は示され
ていない。
【0017】また、P1394.1 Draft Standard 0.02に
は、asynchronousパケットの転送手順として、asynchro
nousパケットの先頭にあるdestination_IDフィールドの
内容をポータルが判別し、判別結果に従って、ローカル
バスとブリッジ内部の伝送路との間での該asynchronous
パケットの入出力が制御される、という手順が示されて
いる。また、P1394.1 Draft Standard 0.02には、isoch
ronousパケットの転送手順として、転送されるisochron
ousパケットが使用するチャンネルが予め指定され、そ
のチャンネルを用いて、該isochronousパケットが転送
される、という手順が示されている。ただし、具体的な
チャンネルを指定する具体的な手法は規格化されていな
い。
【0018】なお、上述のisochronousパケットの転送
においては、IEC61883において定義されている「プラ
グ」及び「PCR」(Plug Control Register)が用い
られる。プラグは、isochronousデータの入出力を行う
ための仮想的なポートである。プラグは物理的なポート
ではなく、一つの物理的なポートが複数のプラグの機能
を行い、複数のデータフローを制御する。PCRは、I
EEE1394シリアルバスを用いてデータを伝送する
機器のポート間でisochronousデータの転送を行う場合
において、プラグが使用するisochronousチャンネルの
番号や占有帯域等を示す情報を書き込むためのレジスタ
である。プラグは、PCRに格納されているデータが書
き換えられることにより、isochronousチャンネルに結
びつけられ、またisochronousチャンネルから切断され
る。
【0019】なお、プラグ及びPCRは、IEEE1394.199
5規格においては規格化されていないが、現在既に、A
V(オーディオビジュアル)機器等にはすでに実装され
ており、IEEE1394.1995の拡張規格であるP1394Aにおい
て規格化される予定となっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術の第一
の問題点は、ネットワーク内でツイストペア線の挿抜が
生じるたびにネットワークの初期化とトポロジーの再定
義が自動的に実行され、且つ、ネットワークの初期化の
間パケットの送受信が不可能となるために、バスの利用
効率が低くなってしまう点である。
【0021】ブリッジを用いて複数の独立したシリアル
バスを接続することでネットワークを構成する手法を示
す上述のP1394.1においても、ネットワークの初期化お
よびトポロジーの再定義によるバスの利用効率の低下を
解消するための具体的な手法は示されていない。
【0022】第二の問題点は、ネットワークに接続でき
る端末機器の数が63台に制限されてしまう点である。
【0023】第三の問題点は、ネットワーク内の一部の
端末機器等がシリアルバスのリソースの多くを獲得して
しまった場合に、それらの端末機器等以外の端末機器等
の間での通信が不可能になる場合があることである。
【0024】すなわち、上述のネットワークにおいて
は、シリアルバスのリソースは、シリアルバスに接続さ
れているすべての端末機器等により共有されており、端
末機器等がパケットの送受信を行うためには、まず、送
受信を行う端末機器等が、利用可能なリソースを確保
し、占有する。そして、該端末機器等により占有された
リソースは、同時に他の端末機器等により確保されるこ
とができない。このため、端末機器等により必要なリソ
ースが確保できない場合が生じ、パケットの送信を行う
ために必要なリソースの確保に失敗した端末機器等は、
パケットの送信を行うことができない。なお、上述のP1
394.1では、ブリッジ内部における通信の手法が示され
ていない。すなわち、ブリッジ内部におけるリソースの
確保の手法を含めた具体的なリソース管理の手法は規格
化されていない。
【0025】第四の問題点は、上述のネットワークが、
独立に存在する異なるシリアルバス間において、ブリッ
ジを介してパケットの転送を行う機能を有していないこ
とである。すなわち、P1394.1には、ポータルによるパ
ケットの入出力の手法が示されている一方、ブリッジ内
部におけるパケットの通信を行う手法は示されていな
い。このため、上述のネットワークは、P1394.1に示さ
れている手法によっては、ブリッジを介したパケットの
転送を行うことができない。
【0026】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
である。本発明の主な目的は、シリアルバスネットワー
ク内で、活線の挿抜が起こった際のバスの利用効率の低
下を回避しつつネットワークの初期化及びトポロジーの
再定義を行い、バスの利用効率を向上させるIEEE1
394ブリッジを提供することである。
【0027】本発明の他の目的は、シリアルバスネット
ワーク内で64台以上の端末機器等を接続することを可
能とするIEEE1394ブリッジを提供することであ
る。
【0028】本発明の他の目的は、IEEE1394ブ
リッジにより互いに接続された複数のシリアルバスを備
えるシリアルバスネットワーク内で、各シリアルバスの
リソースの管理を各々独立して行うことにより、リソー
スが効率よく利用されることを可能にするIEEE13
94ブリッジを提供することである。
【0029】本発明の他の目的は、ブリッジ、特にIE
EE1394ブリッジにより互いに接続された複数のシ
リアルバスを備えるシリアルバスネットワーク内で、異
なるシリアルバス間におけるasynchronousパケットの転
送を行うことを可能にするブリッジ、特にIEEE13
94ブリッジを提供することである。
【0030】本発明の他の目的は、ブリッジ、特にIE
EE1394ブリッジにより互いに接続された複数のシ
リアルバスを備えるシリアルバスネットワーク内で、異
なるシリアルバス間におけるisochronousパケットの転
送を行うことを可能にするブリッジ、特にIEEE13
94ブリッジを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかるIEEE1394ブ
リッジは、外部の端末機器に接続された互いに別個のI
EEE1394シリアルバスに各々接続された複数のポ
ータルと、各前記ポータルを互いに接続する内部バスと
より構成されるIEEE1394ブリッジであって、各
前記ポータルは、各前記端末機器がいずれの前記IEE
E1394シリアルバスに接続されているかを示すトポ
ロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、同一
の前記IEEE1394シリアルバスを介して接続され
ている前記端末機器及び各前記ポータルが送出した非同
期伝送用パケットを、前記内部バスを介して受信する非
同期伝送用パケット受信手段と、前記非同期伝送用パケ
ット受信手段が受信した前記非同期伝送用パケットに記
述されている宛先と、前記トポロジー情報記憶手段に記
憶されている前記トポロジー情報とに基づき、前記宛先
に接続されている前記IEEE1394シリアルバスを
判別して、判別結果が、各自が接続されているものと異
なるIEEE1394シリアルバスを示すとき、そのI
EEE1394シリアルバスに接続されている前記ポー
タルに該非同期伝送用パケットを送出し、該判別結果
が、各自が接続されているものと同一の前記IEEE1
394シリアルバスを示すとき、各自が接続されている
前記IEEE1394シリアルバスに該非同期伝送用パ
ケットを送出する非同期伝送用パケット判別手段と、を
備える、ことを特徴とする。
【0032】このようなIEEE1394ブリッジの各
々のポータルに、互いに独立なIEEE1394シリア
ルバスを接続し、シリアルバスネットワークを構築すれ
ば、互いに異なるIEEE1394シリアルバスに接続
されている端末機器同士での非同期伝送用パケット(as
ynchronousパケット)の交換が行われる。このシリアル
バスネットワークでは、各IEEE1394シリアルバ
スは互いに独立であるので、各々のIEEE1394シ
リアルバスには、最大63台の端末機器を接続すること
が可能であり、従って、このシリアルバスネットワーク
に接続され得る端末機器の数は、63台に限定されな
い。
【0033】各前記トポロジー情報記憶手段は、各自が
属する前記ポータルに接続されている前記IEEE13
94シリアルバスに接続されている前記端末機器の個数
の変化を検出し、該変化の検出後に該IEEE1394
シリアルバスに接続されている前記端末機器を特定し
て、特定された前記端末機器を示す情報を他の前記ポー
タルに供給するトポロジー再定義手段と、他の前記ポー
タルの前記トポロジー再定義手段から供給された前記情
報と、自らが記憶する前記トポロジー情報とを結合する
ことにより新たな前記トポロジー情報を作成して記憶す
るトポロジー情報更新手段と、を備えるものであっても
よい。
【0034】これにより、各々のIEEE1394シリ
アルバスに接続されている端末機器の個数に変化が生じ
た場合、そのIEEE1394シリアルバスに接続され
ている前記ポータルが、個数の変化後においてそのIE
EE1394シリアルバスに接続されている端末機器を
特定する。そして、新たに特定された前記端末機器を示
す情報は各ポータルに供給され、各ポータルは、供給さ
れた情報を、各自が従前より記憶しているトポロジー情
報と結合することにより、新たなトポロジー情報を作成
する。そのため、ある一部のIEEE1394シリアル
バスに接続されている端末機器の個数に変化が起きて
も、初期化はそのIEEE1394シリアルバスについ
て行われ、ネットワーク全体は初期化されず、従ってネ
ットワーク全体においてパケットの交換を停止する必要
が生じない。
【0035】前記IEEE1394ブリッジは、パケッ
トの等時性伝送を行う等時性伝送用チャンネルの確保を
要求するための前記非同期伝送用パケットを受信して、
前記内部バス上に該等時性伝送用チャンネルを確保する
内部バスリソース管理手段を備え、各前記ポータルは、
前記等時性伝送用チャンネルの確保を要求するための前
記非同期伝送用パケットを受信して、各自に接続されて
いる前記IEEE1394シリアルバス上に該等時性伝
送用チャンネルを確保するローカルバスリソース管理手
段と、前記等時性伝送により伝送される等時性伝送用パ
ケットの供給元として指定された前記等時性伝送用チャ
ンネルを介して該等時性伝送用パケットを受信する入力
ポートと、前記等時性伝送用パケットの供給元として指
定された前記入力ポートより該等時性伝送用パケットを
取得して、該等時性伝送用パケットを、該等時性伝送用
パケットの供給先として指定された前記等時性伝送用チ
ャンネルに送出する出力ポートと、前記入力ポートへの
前記等時性伝送用パケットの供給元となる前記等時性伝
送用チャンネルと、前記出力ポートへの前記等時性伝送
用パケットの供給元となる前記入力ポートと、前記出力
ポートが前記等時性伝送用パケットを供給する供給先と
なる前記等時性伝送用チャンネルとを指定するチャンネ
ル制御手段と、を備えるものであってもよい。
【0036】このようなIEEE1394ブリッジと、
該IEEE1394ブリッジの各々のポータルに接続さ
れた互いに独立なIEEE1394シリアルバスとから
なるシリアルバスネットワークは、互いに異なるIEE
E1394シリアルバスに接続されている端末機器同士
で等時性伝送用パケット(isochronousパケット)の交
換を行う。また、このようなIEEE1394ブリッジ
の各ポータルは、各自に接続されたIEEE1394シ
リアルバスの等時性伝送用リソースの管理(すなわち、
IEEE1394シリアルバス上に確保し得る等時性伝
送用チャンネルとその周波数帯域等、各等時性伝送用チ
ャンネルを特定するパラメータを決定する処理や、等時
性伝送用チャンネルの確保を要求した端末機器等へ該等
時性伝送用チャンネルの制御権を割り当てる処理)を各
々独立して行う。これにより、等時性伝送用パケットの
交換に関与しないIEEE1394シリアルバスは、該
等時性伝送用パケットの交換による影響(例えば、他の
パケットの伝送効率の低下等の影響)を受けず、IEE
E1394シリアルバスの等時性伝送用リソースは効率
よく利用される。
【0037】少なくとも一つの前記ポータルは、前記内
部バスリソース管理手段を備えるものとすれば、前記内
部バスリソース管理手段は別個の装置により構成される
必要はなく、従って、このIEEE1394ブリッジの
構造は簡単なものとなり、IEEE1394ブリッジの
製造や、このIEEE1394ブリッジを備えるネット
ワークの管理が容易となる。
【0038】各前記ポータルは、例えば、前記内部バス
を介して前記内部バスリソース管理手段に結線されてい
る。
【0039】各前記ポータル及び前記内部バスリソース
管理手段は、前記内部バスを介し、分岐のない連鎖をな
すようにして互いに結線されるものとすれば、このIE
EE1394ブリッジに新たなポータルを増設したり、
一部の前記ポータルを撤去したりするために前記内部バ
スリソース管理手段に変更を加える必要が回避され、ポ
ータルの増設・撤去が容易となる。従って、このIEE
E1394ブリッジを備えるネットワークの管理も容易
になる。
【0040】また、この発明の第2の観点にかかるブリ
ッジは、外部の端末機器に接続された互いに別個のロー
カルバスに各々接続された複数のポータルと、各前記ポ
ータルを互いに接続する内部バスとより構成されるブリ
ッジであって、各前記ポータルは、各前記端末機器がい
ずれの前記ローカルバスに接続されているかを示すトポ
ロジー情報を記憶するトポロジー情報記憶手段と、同一
の前記ローカルバスを介して接続されている前記端末機
器及び各前記ポータルが送出した非同期伝送用パケット
を、前記内部バスを介して受信するパケット受信手段
と、前記パケット受信手段が受信した前記非同期伝送用
パケットに記述されている宛先と、前記トポロジー情報
記憶手段に記憶されている前記トポロジー情報とに基づ
き、前記宛先に接続されている前記ローカルバスを判別
して、判別結果が、各自が接続されているものと異なる
ローカルバスを示すとき、そのローカルバスに接続され
ている前記ポータルに該非同期伝送用パケットを送出
し、該判別結果が、各自が接続されているものと同一の
前記ローカルバスを示すとき、各自が接続されている前
記ローカルバスに該非同期伝送用パケットを送出するパ
ケット判別手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0041】このようなブリッジの各々のポータルに、
互いに独立なローカルバスを接続し、非同期伝送を行う
ネットワークを構築すれば、互いに異なるローカルバス
に接続されている端末機器同士での非同期伝送用パケッ
トの交換が行われる。
【0042】前記ブリッジは、パケットの等時性伝送を
行う等時性伝送用チャンネルの確保を要求するための前
記非同期伝送用パケットを受信して、前記内部バス上に
該等時性伝送用チャンネルを確保する内部バスリソース
管理手段を備え、各前記ポータルは、前記等時性伝送用
チャンネルの確保を要求するための前記非同期伝送用パ
ケットを受信して、各自に接続されている前記ローカル
バス上に該等時性伝送用チャンネルを確保するローカル
バスリソース管理手段と、前記等時性伝送により伝送さ
れる等時性伝送用パケットの供給元として指定された前
記等時性伝送用チャンネルを介して該等時性伝送用パケ
ットを受信する入力ポートと、前記等時性伝送用パケッ
トの供給元として指定された前記入力ポートより該等時
性伝送用パケットを取得して、該等時性伝送用パケット
を、該等時性伝送用パケットの供給先として指定された
前記等時性伝送用チャンネルに送出する出力ポートと、
前記入力ポートへの前記等時性伝送用パケットの供給元
となる前記等時性伝送用チャンネルと、前記出力ポート
への前記等時性伝送用パケットの供給元となる前記入力
ポートと、前記出力ポートが前記等時性伝送用パケット
を供給する供給先となる前記等時性伝送用チャンネルと
を指定するチャンネル制御手段と、を備えるものであっ
てもよい。
【0043】このようなブリッジと、該ブリッジの各々
のポータルに接続された互いに独立なローカルバスとか
らなるネットワークは、互いに異なるローカルバスに接
続されている端末機器同士で等時性伝送用パケットの交
換を行う。また、このようなブリッジの各ポータルは、
各自に接続されたローカルバスの等時性伝送用リソース
の管理を各々独立して行う。これにより、等時性伝送用
パケットの交換に関与しないローカルバスは、該等時性
伝送用パケットの交換による影響を受けず、ローカルバ
スの等時性伝送用リソースは効率よく利用される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0045】<第1の実施の形態>図1は、本発明の第
1の実施の形態にかかるIEEE1394ブリッジの構
成を示すブロック図である。図示するように、このIE
EE1394ブリッジ11は、ポータル12a〜12
n、ブリッジバス13及びブリッジマネージャ15より
構成されている。ポータル12a〜12nには、IEE
E1394シリアルバスからなるローカルバス14a〜
14nが各々接続され、ローカルバス14a〜14nに
は、端末機器が接続されている。ポータル12a〜12
nは、ローカルバス14a〜14n上では端末機器とし
て機能する。またポータル12a〜12nとブリッジマ
ネージャ15とは、IEEE1394ブリッジ11が備
える内部バスであるブリッジバス13を介し、ブリッジ
マネージャ15を中心にしてスター型に接続され、互い
に通信が可能である。
【0046】ブリッジバス13はローカルバスを構成す
るものと同様のIEEE1394シリアルバスからな
る。ブリッジマネージャ15は、ブリッジバス13にお
ける通信の手順の管理と、isochronousリソース(すな
わち、等時性伝送を行うためのisochronous チャンネル
と使用帯域)の管理を行うIsochronous Resource Manag
er(IRM)の機能を行う。また、ブリッジマネージャ
15は、一定間隔でブリッジバス13上にパケットを送
出するルートの機能を行う。そのパケットは、これを受
信したポータル12a〜12nによって、サイクルスタ
ートパケットとしてローカルバス14a〜14n上に転
送される。サイクルスタートパケットは、ローカルバス
14a〜14nのisochronousリソースを獲得した端末
機器がisochronousデータを送信するタイミングを決定
するために用いるパケットである。
【0047】図2は、ポータル12aの構成を示すブロ
ック図である。なお、ポータル12b〜12nの構成
は、ポータル12aの構成と実質的に同一である。図示
するように、ポータル12aは、ポータルコントロール
レジスタ22と、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23
と、CHANNEL_AVAILABLEレジスタ24と、CHANNEL_SWITC
Hレジスタ25と、input Plug Control レジスタ(iP
CR)26a〜26n及び28a〜28nと、output P
lug Controlレジスタ(oPCR)27a〜27n及び
29a〜29nと、iPlug210a〜210n及び
212a〜212nと、oPlug211a〜211n
及び213a〜213nと、メモリ214と、Asynchro
nousパケット判別部215と、NODE_IDSレジスタ216
より構成される。
【0048】ポータルコントロールレジスタ22には、
ブリッジバス13と、自らに接続されているローカルバ
ス14(ポータル12aのポータルコントロールレジス
タ22の場合は、ローカルバス14a)の双方の状態を
示す情報が格納される。具体的には、ポータルコントロ
ールレジスタ22の値が0の場合はローカルバス14a
又はブリッジバス13について後述する初期化が行われ
ていることを示し、この場合ポータル12aはパケット
を転送しない。ポータルコントロールレジスタ22の値
が0でない場合、ポータル12aは受信したパケットの
転送が可能な状態となる。
【0049】メモリ214には、ブリッジバス13及び
自らに接続されているローカルバスから受信したasynch
ronousパケットのうち、他のポータルへ転送すべきパケ
ットが格納される。
【0050】Asynchronousパケット判別部215は、ブ
リッジバス13及び自らに接続されているローカルバス
から受信した後述のasynchronousパケットの先頭にある
destination_IDフィールドを参照し、受信したパケット
を転送するか否かを判別する。また、Asynchronousパケ
ット判別部215は、受信したasynchronousパケットに
含まれるdestination_offsetフィールドの内容と、dest
ination_IDフィールドの判別結果とより、受信したasyn
chronousパケットが、他のローカルバスが接続されてい
るポータルに対するバスリソースの問い合わせを行うた
めのものであるか否かを判別する。さらに、Asynchrono
usパケット判別部215は、受信したasynchronousパケ
ットに含まれるextended_tcodeフィールドの内容より、
受信したパケットがisochronousリソース獲得のための
ものであるか否かを判別する。
【0051】NODE_IDSレジスタ216には、シリアルバ
スネットワーク(すなわち、例えば図3に示すような、
IEEE1394ブリッジ11と、ローカルバス14a
〜14nと、ローカルバス14a〜14nに接続された
端末機器とより構成されるネットワーク)に接続されて
いる各端末機器を識別する情報が格納されている。
【0052】iPlug210a〜210n及び212
a〜212nと、oPlug211a〜211n及び2
13a〜213nとは、ブリッジバス13又は各ローカ
ルバス14a〜14n上に端末機器等により確保される
isochronousデータ転送用の特定のチャンネルと、後述
のようにして関連づけられる。ポータル12aは、各i
Plug及び各oPlugを介して、後述の通りにisoc
hronousデータの入出力を行う。
【0053】iPCR26a〜26n及び28a〜28
nと、oPCR27a〜27n及び29a〜29nに
は、各iPlug及び各oPlugを、ローカルバス1
4a〜14n上又はブリッジバス13上のいずれのチャ
ンネルに関連付けるかを示す情報が格納される。ポータ
ル12aは、各iPCR及び各oPCRの内容を書き換
えることによって、各iPlug及び各oPlugに関
連づけるチャンネルを選択する。
【0054】CHANNEL_SWITCHレジスタ25には、ブリッ
ジバス側のプラグ(すなわち、ブリッジバス13上に確
保されたチャンネルに関連づけられた各iplug及び
各oPlug)とローカルバス側のプラグ(すなわち、
自らに接続されているローカルバス上に確保されたチャ
ンネルに関連づけられた各iPlug及び各oPlu
g)との関連付けを示す情報が格納される。ポータル1
2aは、isochronousデータを伝送するため、CHANNEL_S
WITCHレジスタ25の内容に従って、ローカルバス側の
各iPlug又は各oPlugと、ブリッジバス側の各
oPlug又は各iPlugとを関連づける。
【0055】BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23及びCHA
NNEL_AVAILABLEレジスタ24は、自らに接続されている
ローカルバスについての、利用可能なリソース情報(帯
域及びisochronousチャンネル)を格納する。isochrono
usパケットを送信する端末機器は、これらのレジスタを
参照することによりリソースの確認を行い、リソースを
獲得する。
【0056】また、ポータル12aは、自らに接続され
ているローカルバス上で伝送されるパケットと、ブリッ
ジバス13上で伝送されるパケットを受信している。そ
して、各自が備えるポータルコントロールレジスタ22
の値が0でない場合は、ブリッジマネージャ15がブリ
ッジバス13上に一定間隔で送出するサイクルスタート
パケットを、常に自らに接続されているローカルバス上
に転送する。
【0057】(動作)以下、図2のポータル12aの動
作、特に、シリアルバスネットワークの初期化、トポロ
ジーの定義及びパケットの転送の動作を、図面を参照し
て説明する。なお、ポータル12b〜12nの動作は、
ポータル12aの動作と実質的に同一である。図3は、
IEEE1394ブリッジ11と、ローカルバス14a
〜14nと、ローカルバス14a〜14nに接続された
端末機器とより構成されるシリアルバスネットワークの
一例を示す。
【0058】(シリアルバスネットワークの初期化、ト
ポロジーの定義)図3のシリアルバスネットワークにお
いては、異なるローカルバスに接続された端末機器同士
が通信を行うために、まず、シリアルバスネットワーク
の初期化と、トポロジーの定義(すなわち、このシリア
ルバスネットワークに含まれるブリッジバス及びローカ
ルバスの特定と、これらのバスに接続されているポータ
ルや端末機器の特定)が行われる。以下、シリアルバス
ネットワークの初期化及びトポロジーの定義の動作を、
図面を参照して説明する。図4は、シリアルバスネット
ワークを初期化する際の、シリアルバスネットワーク各
部の動作を説明する図である。
【0059】ブリッジマネージャ15は、各ポータルに
ブリッジバス初期化命令41を送信することにより、シ
リアルバスネットワークの初期化を開始する。ブリッジ
バス初期化命令41を受信した各ポータルは、メモリ2
14内に格納されているパケットと、NODE_IDSレジスタ
216の内容とを破棄し、ポータルコントロールレジス
タ22の値を0に設定する。これにより、各ポータル
は、パケットの転送が実質的に不可能な状態になる。
【0060】次に、ブリッジマネージャ15は、ブリッ
ジバス13上でのトポロジーの定義を行う。ブリッジバ
ス13が所定の手法により初期化された後、ブリッジバ
ス13上で、例えばIEEE1394.1995 Appendix E.3.2に定
められた手法によりtree-IDプロセスが実行され、ブリ
ッジバス13における各ポータルのトポロジーの定義が
行われる。ブリッジマネージャ15は、ブリッジバス1
3におけるトポロジーの定義が終わったポータルに送信
許可を送信する。ブリッジマネージャ15から送信許可
を受信したポータルは、ブリッジマネージャ15にself
_IDパケットを送信する。ブリッジマネージャ15は、s
elf_IDパケットを自らに送信したポータルにportal_ID
を割り振る。portal_IDを決定する手法は、例えばIEEE1
394.1995 Appendix E.3.3に記述されているnode_IDの決
定法と実質的に同一の手法である。
【0061】各ポータル12a〜12nにportal_IDが
割り当てられると、ローカルバス14a〜14nの初期
化及びトポロジーの定義が行われる。なお、図5は、ロ
ーカルバス14の初期化及び再定義が行われる際の各部
の動作を示す図である。
【0062】各ポータル12a〜12nにportal_IDを
割り振ると、ブリッジマネージャ15は、ブリッジバス
13にローカルバス初期化命令51を送出する。各ポー
タル12a〜12nは、ローカルバス初期化命令51を
受信すると、各自に接続されているローカルバスにバス
リセット信号52を送出することにより、該ローカルバ
スを初期化する。各ポータル12a〜12nは、例えば
IEEE1394.1995に定められた手順に従って、各自に接続
されているローカルバスのトポロジーの定義(ないし再
定義)を行う。このとき、各ローカルバスのbus_IDは、
各ローカルバスが接続されているポータルに割り当てら
れたportal_IDに一致するように割り当てられる。ま
た、トポロジーの定義を行うとき、各ポータル12a〜
12nは、例えばIEEE1394.1995に定められている通
り、各自を、各自が接続されているローカルバスにおけ
るルート及びIRMに指定する。各ポータル12a〜1
2nは、各自に接続されているローカルバスに接続され
ている端末機器を識別する情報を、各自のNODE_IDSレジ
スタ216に格納する。そして、各ポータル12a〜1
2nは、ローカルバス14a〜14nの初期化及びトポ
ロジーの定義を終了する。
【0063】各ポータル12a〜12nは、各自が接続
されているローカルバス1の初期化及びトポロジーの定
義を終了すると、各自のNODE_IDSレジスタ216の内容
をブリッジマネージャ15に送信する。ブリッジマネー
ジャ15は、各ポータル12a〜12nのNODE_IDSレジ
スタ216の内容を受信した後、その内容を結合し、各
ポータル12a〜12nのNODE_IDSレジスタ216の内
容を、結合により得られた情報(すなわち、このシリア
ルバスネットワークに接続されている各端末機器を識別
する情報)に書き換える。具体的には、ブリッジマネー
ジャ15は、各ポータル12a〜12nのNODE_IDSレジ
スタ216に、例えばIEEE1394.1995に定められている
手法により該情報の書き込み(ライトトランザクショ
ン)を行う。その後、各ポータル12a〜12nは、各
自のポータルコントロールレジスタ22の値を0でない
値に設定してパケットの転送が可能な状態になる。
【0064】このシリアルバスネットワークでは、ロー
カルバス14a〜14nに端末機器が接続されたり、ロ
ーカルバス14a〜14nから端末機器が離脱したりす
るといった状態変化が生じることがある。ローカルバス
14a〜14nでこの状態変化が生じた場合、状態変化
が生じたローカルバスは、該ローカルバスに接続されて
いるポータルにより初期化され、該ポータルによりトポ
ロジーの再定義が行われる。このとき、該ポータルは、
自らのポータルコントロールレジスタ22の値を0とす
る。これにより、該ポータルは、自らが接続されている
ローカルバスとブリッジバス13との間でパケットを転
送することが実質的に不可能な状態になる。トポロジー
の再定義が終了した後、該ポータルは、ブリッジマネー
ジャ15に自らのNODE_IDSレジスタ216の内容を送信
する。ブリッジマネージャ15は、該ポータルのNODE_I
DSレジスタ216の内容を受信すると、各ポータル12
a〜12nの従前のNODE_IDSレジスタの内容を、トポロ
ジーの再定義を行ったポータルのNODE_IDSレジスタ21
6の内容を含むように書き換える。
【0065】(パケットの転送)シリアルバスネットワ
ークの初期化及びトポロジーの定義が終了すると、シリ
アルバスネットワークに接続された各端末機器間で、as
ynchronousパケット及びisochronousパケットを交換す
ることが可能になる。端末機器がasynchronousパケット
の送信を行う場合、その端末機器は自らが接続されてい
るローカルバスのルートであるポータルに、該ローカル
バスの制御権を要求する。該ポータルは、ブリッジバス
13及び自らが接続されているもの以外のローカルバス
の状況のいかんに拘わらず、該端末機器に該ローカルバ
スの制御権を与える。該ローカルバスの制御権を得た端
末機器は、asynchronousパケットを該ローカルバスに送
出する。
【0066】送出されたasynchronousパケットが、その
asynchronousパケットの送信元と同一のローカルバスに
接続されている端末機器に宛てたものである場合、その
ローカルバスに接続されているポータルは、そのasynch
ronousパケットの転送に関与しない。他のローカルバス
に接続されている端末機器に宛てたものである場合、送
出されたasynchronousパケットの送信元と同一のローカ
ルバスに接続されているポータルは、ブリッジバス13
を介して、宛先である端末機器にasynchronousパケット
を転送する。以下、シリアルバスネットワーク内の異な
るローカルバスに接続された端末機器間におけるasynch
ronousパケットの通信手順について、図面を参照して説
明する。
【0067】(asynchronousパケットの通信手順)図6
は、asynchronousパケットのパケットフォーマットの一
例を示す。図示するパケットフォーマットは、IEEE139
4.1995に定められたパケットフォーマットと実質的に同
一のものである。図6に示すパケットフォーマットを有
するasynchronousパケットの先頭には、図示するよう
に、destination_IDフィールド61と呼ばれるデータ領
域がある。このデータ領域には、送信先の端末機器のbu
s_ID及びnode_IDが記述されており、このbus_ID及びnod
e_IDにより、送信先の端末機器を一意に決定できる。ま
た、destination_IDフィールド61に続くデータ領域で
あるsource_IDフィールド62には、asynchronousパケ
ットの発信元の端末機器を識別する情報が記述されてい
る。また、このasynchronousパケットは、図6には示し
ていないdestination_offsetフィールドを備える。dest
ination_offsetフィールドには、asynchronousパケット
が、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23及びCHANNEL_AVA
ILABLEレジスタ24に格納されている値を取得するため
に送信されたものであるか否かを示す情報が記述され
る。更に、このasynchronousパケットは、図6には示し
ていないextended_tcodeフィールドを備える。extended
_tcodeフィールドには、asynchronousパケットが、BAND
WIDTH_AVAILABLEレジスタ23及びCHANNEL_AVAILABLEレ
ジスタ24にcompare & swapを行うために送信されたも
のであるか否かを示す情報が記述される。
【0068】図7は、ブリッジマネージャ15と2個の
ポータル12a、12bとを備えるIEEE1394ブ
リッジ11と、ローカルバスを介してポータル12aに
接続された端末機器31aと、ローカルバスを介してポ
ータル12bに接続された端末機器31bとからなるシ
リアルバスネットワークの一例を示す。(なお、図7に
示すシリアルバスネットワークにおいて、IEEE13
94ブリッジ11と、ポータル12a及び12bと、ブ
リッジマネージャ15とは、いずれも、図1において同
一の参照符号を付して示すものと実質的に同一のもので
ある。) 以下、図7を参照して、端末機器31aが端末機器31
bに対してasynchronousパケットを送信する手順を説明
する。
【0069】図8は、図7に示すシリアルバスネットワ
ークの端末機器31aがasynchronousパケットを送出す
る場合における、該シリアルバスネットワークの各部の
動作を説明するための図である。
【0070】図示するように、 (1)端末機器31aは、例えばIEEE1394.1995に定め
られた手順に従って、ポータル12aに送信要求81を
送信する。 (2)送信要求81を受信したポータル12aは端末機
器31aに送信許可82を送信し、送信許可82を受信
した端末機器31aは、asynchronousパケットをローカ
ルバスに送出する。
【0071】図9は、図7に示すシリアルバスネットワ
ークにおいて、端末機器31aが送出したasynchronous
パケット91をポータル12aが受信した場合におけ
る、該シリアルバスネットワークの各部の動作を説明す
る図である。
【0072】図示するように、 (3)ポータル12aのAsynchronousパケット判別部2
15は、受信したasynchronousパケット91のdestinat
ion_IDフィールド61に記述されている、送信先のbus_
IDを読み取る。 (4)(3)で読み取ったbus_IDが、ポータル12aに
接続されているローカルバス14aのbus_IDと異なる
か、又は同報パケット(すなわち、シリアルバスネット
ワークに接続されているすべての端末機器に宛てられた
パケット)であることを示す(例えば、IEEE1394.1995
で定められている値、すなわち16進数”3FF”であ
る)場合、ポータル12aは、ブリッジマネージャ15
に送信要求93を送信し、受信したasynchronousパケッ
ト91を、自らが備えるメモリ214aに格納する。メ
モリ214aは、上述のメモリ214と実質的に同一の
ものである。また、ポータル12aは、ローカルバス1
4aに、送達を確認する送達確認信号92b(例えば、
IEEE1394.1995で定められたペンディングコードを含む
信号)を送出する。
【0073】図10は、図7に示すシリアルバスネット
ワークにおいて、ポータル12aがブリッジバス13に
asynchronousパケット91を送出する場合における、該
シリアルバスネットワークの各部の動作を説明する図で
ある。
【0074】図示するように、 (5)送信要求93を受信したブリッジマネージャ15
は、ポータル12aに送信許可101を送信する。 (6)ブリッジマネージャ15からの送信許可101を
受信したポータル12aは、メモリ214aに格納され
ているasynchronousパケット91を、ブリッジバス13
に送出する。ポータル12bは、ポータル12aが送出
したasynchronousパケット91をブリッジバス13より
受信する。ポータル12bが備えるAsynchronousパケッ
ト判別部215bは、受信したasynchronousパケット9
1のdestination_bus_IDフィールド61の内容を読み取
る。そして、destination_bus_IDフィールド61に記述
されているbus_IDが、ポータル12bに接続されている
ローカルバス14bのbus_IDに実質的に一致するか、又
は、受信したasynchronousパケット91が同報パケット
であることを示している場合、ポータル12bは、受信
したasynchronousパケット91を、自らが備えるメモリ
214bに格納する。
【0075】図11、図12は、図7に示すシリアルバ
スネットワークにおいて、ポータル12bがブリッジバ
ス13よりasynchronousパケット91を受信する場合に
おける、該シリアルバスネットワークの各部の動作を説
明する図である。
【0076】図示するように、 (7)ポータル12bは、ローカルバス14bのbus_ID
と実質的に一致するbus_IDがdestination_bus_IDフィー
ルド61に記述されているasynchronousパケット91を
受信したことを確認すると、自らが備えるポータルコン
トロールレジスタ22bの値を読み取る。
【0077】そして、図11に示すように、 (8−a)ポータル12bは、ポータルコントロールレ
ジスタ22bの値が0である場合、ブリッジバス13
に、asynchronousパケット91が送達されたことを確認
する送達確認信号111a(例えば、IEEE1394.1995で
定められたアドレスエラーコードを含む信号)を送信す
る。そして、メモリ214bに格納されているパケット
を破棄する。
【0078】(9−a)ブリッジバス13から送達確認
信号111aを受信したポータル12aは、メモリ21
4aに格納されているasynchronousパケット91を破棄
する。そして、asynchronousパケット91が送達された
ことを確認する送達確認信号112(例えば、IEEE139
4.1995で定められたアドレスエラーコードを含む信号)
を、ローカルバス14aに送出する。送達確認信号11
2を受信した端末機器31aは、asynchronousパケット
91の転送を、手順(1)からやり直す。
【0079】一方、図12に示すように、 (8−b)ポータル12bは、ポータルコントロールレ
ジスタ22bの値が0でない場合、メモリ214bに格
納されているasynchronousパケット91を、ローカルバ
ス14bに送出する。
【0080】(9−b)そして、ポータル12bは、手
順(8−b)の処理を行うと共に、ブリッジバス13
に、送達の手続きが続行されることを示すペンディング
コードを含んだ送達確認信号111bを送出する。ポー
タル12bからの送達確認信号111bを受信したポー
タル12aは、メモリ214aに格納されているasynch
ronousパケット91を破棄する。
【0081】図13は、図7に示すシリアルバスネット
ワークにおいて、端末機器31bがasynchronousパケッ
ト91を受信する場合における、該シリアルバスネット
ワークの各部の動作を説明する図である。
【0082】図示するように、 (10)端末機器31bは、ローカルバス14bから、
自らに宛てられたasynchronousパケット91を受信する
と、ローカルバス14bに、送達確認信号121を送出
する。 (11)端末機器31bからの送達確認信号121を受
信したポータル12bはブリッジマネージャ15に送信
要求122を送信する。
【0083】図14は、図7に示すシリアルバスネット
ワークにおいて、ポータル12bがブリッジマネージャ
15からの送信許可131を得る場合における、該シリ
アルバスネットワークの各部の動作を説明する図であ
る。
【0084】図示するように、 (12)ポータル12bより送信要求122を受信した
ブリッジマネージャ15は、ポータル12bに送信許可
131を送信する。 (13)ブリッジマネージャ15からの送信許可131
を受信したポータル12bは、メモリ214bに格納さ
れていたasynchronousパケット91に含まれるsource_I
Dフィールド62の内容(すなわち、発信元を識別する
情報)を読み取り、読み取ったsource_IDフィールド6
2の内容がdestination_IDフィールド61に記述された
asynchronousパケット(無データ)132を作成して、
ブリッジバス13に送信する。そして、ポータル12b
は、メモリ214bに格納されているasynchronousパケ
ット91を破棄し、asynchronousパケット(無データ)
132を、メモリ214bに格納する。
【0085】図15、図16は、図7に示すシリアルバ
スネットワークにおいて、ポータル12aがasynchrono
usパケット(無データ)132を受信した場合におけ
る、該シリアルバスネットワークの各部の動作を説明す
る図である。
【0086】図示するように、 (14)ポータル12bが送出したasynchronousパケッ
ト(無データ)132をポータル12aが受信すると、
ポータル12aが備えるAsynchronousパケット判別部2
15aは、asynchronousパケット(無データ)132の
destination_IDフィールド61の内容を読み取る。そし
て、読み取った内容に含まれるbus_IDの値がローカルバ
ス14aを示す値と実質的に一致する場合は、受信した
asynchronousパケット(無データ)132をメモリ21
4aに格納する。その後、ポータル12aは、ポータル
コントロールレジスタ22aが格納する値を読み取り、
値が0であるか否かを判別する。
【0087】そして、図15に示すように、 (15−a)ポータルコントロールレジスタ22aが格
納する値が0の場合、ポータル12aは、リトライコー
ドを含む送達確認信号142をブリッジバス13に送出
する。ポータル12bは、送達確認信号142を受信
し、ブリッジマネージャ15に送信要求を送信して、ブ
リッジマネージャ15より送信許可を受信した後、メモ
リ214bに格納されているasynchronousパケット(無
データ)132を、再びブリッジバス13に送出する。
【0088】また、図16に示すように、 (15−b) ポータルコントロールレジスタ22aが
格納する値が0でない場合、ポータル12aは送達確認
信号141をブリッジバス13に送出し、また、メモリ
214aに格納されているasynchronousパケット(無デ
ータ)132をローカルバス14aに送出する。ポータ
ル12bは、送達確認信号141を受信し、メモリ21
4bに格納されているasynchronousパケット(無デー
タ)132を破棄する。
【0089】図17は、図7に示すシリアルバスネット
ワークにおいて、端末機器31aがasynchronousパケッ
ト(無データ)132を受信した場合における、該シリ
アルバスネットワークの各部の動作を説明する図であ
る。
【0090】図示するように、 (16)端末機器31aは、ポータル12aが送出した
asynchronousパケット(無データ)132を受信する
と、送達確認信号151をローカルバス14a上に送出
する。ポータル12aは、送達確認信号151を受信す
ると、メモリ214aに格納されているasynchronousパ
ケット(無データ)132を破棄する。
【0091】以上で、一連の通信手順は終了する。上述
の(1)〜(16)の手順に従うことにより、端末機器
31aから端末機器31bへ、IEEE1394ブリッ
ジ11を介して、asynchronousパケットが送信される。
【0092】(isochronousパケットの通信手順)シリ
アルバスネットワークの初期化及びトポロジーの定義が
終了すると、シリアルバスネットワークに接続された端
末機器間では、asynchronousパケットだけではなく、is
ochronousパケットを交換することも可能になる。各自
が接続されたローカルバス上にisochronousパケットを
送出しようとする端末機器は、各自が接続されているロ
ーカルバスのIRMであるポータルに、isochronousリ
ソースを要求する。シリアルバスネットワークのisochr
onousリソースの管理は、各々のローカルバスのIRM
であるポータルが、ローカルバス毎に独立に行う。すな
わち、一つのローカルバスのリソースの状況は、他のロ
ーカルバスのリソースの状況に影響されない。
【0093】互いに異なるローカルバスに接続された端
末機器間でisochronous通信を行う場合、isochronousパ
ケットは、これらの端末機器が接続されているローカル
バスに接続されているポータルと、ブリッジバスとを介
して転送される。
【0094】isochronousパケットの転送に関しては、
以下に述べる2つの状況が考えられる。 (状況1) 既に端末機器のためにローカルバス上でis
ochronousリソースが確保され、その端末機器がisochro
nousパケットを送信しており、該端末機器が接続されて
いるものとは異なるローカルバスに接続されている端末
機器が、送信されたisochronousパケットを受信する場
合 (状況2) 自らが接続されているものとは異なるロー
カルバスに接続されている端末機器(送信先)にisochr
onousパケットを送信しようとする端末機器(送信元)
が、該パケットを送信することを決定した後に、送信元
及び送信先が接続されているローカルバス及びブリッジ
バスのisochronousリソースを獲得する場合
【0095】以下、図7のシリアルバスネットワークに
おいて、端末機器31aが既にローカルバス14a上に
おいてisochronousリソースを獲得してisochronousパケ
ットを送出して、ポータル12aと通信を行っている状
況で、端末機器31aの送信しているisochronousパケ
ットを端末機器31bが受信する手順を例として、上述
の状況1の場合におけるisochronousパケットの通信手
順を、図面を参照して説明する。なお、端末機器31a
は、例えばIEEE1394.1995に定められた手順に従って、
ローカルバス14a上でのisochronousリソースを獲得
しているものとする。
【0096】図18は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31bが端末機器31aに、端末
機器31aがローカルバス14a上に確保したバスリソ
ースの問い合わせを行う場合における、該シリアルバス
ネットワークの各部の動作を説明する図である。
【0097】図示するように、 (1)端末機器31bは、asynchronousパケットを用い
てローカルバス上で端末機器31aが獲得しているisoc
hronousリソースを示す情報を、端末機器31aに問い
合わせる。具体的には、端末機器31bは、ポータル1
2a、12bを介し、端末機器31aが備えるoPCR
から、例えばIEEE1394.1995に定められた手法によりリ
ードトランザクション(データの読み出し)161を行
う。これにより、端末機器31bは、端末機器31aか
らリードレスポンス162を受信する。そして、端末機
器31bは、受信したリードレスポンス162より、端
末機器31aがローカルバス14a上で占有しているチ
ャンネル及びその帯域を示す情報、すなわちisochronou
sリソースを示す情報を取得する。リードレスポンス1
62は、ポータル12a、12bを介して上述のように
端末機器31bに転送されるとき、asynchronousパケッ
トの形式をとって転送される。ポータル12a、12b
が該パケットを受信すると、Asynchronousパケット判別
部215a、215bは、該パケットのdestination_ID
フィールド61の内容を読み取って宛先を判別し、ポー
タル12a、12bは、判別された宛先に、上述したas
ynchronousパケットの通信手順に従って該パケットを転
送する。
【0098】図19は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31bが、ポータル12bに、ロ
ーカルバス14b及びブリッジバス13のリソース情報
の問い合わせを行う場合における、該シリアルバスネッ
トワークの各部の動作を説明する図である。
【0099】図示するように、 (2)端末機器31bは、ローカルバス14bのIRM
であるポータル12bにローカルバス14b上で利用可
能なisochronousリソースを問い合わせ、ブリッジバス
13のIRMであるブリッジマネージャ15に、ブリッ
ジバス13上で利用可能なisochronousリソースを問い
合わせる。具体的には、端末機器31bは、ポータル1
2bに、asynchronousパケットを用いてクアドレッドリ
ードトランザクション(データの読み出し)171aを
行い、ポータル12bから、ポータル12bが備えるBA
NDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23b及びCHANNEL_AVAILAB
LEレジスタ24bの値を含んだリードレスポンス171
bを受信する。そして、リードレスポンス171bよ
り、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23b及びCHANNEL_A
VAILABLEレジスタ24bの値を取得する。また、端末機
器31bは、ブリッジマネージャ15に、asynchronous
パケットを用いてクアドレッドリードトランザクション
172aを行い、ブリッジマネージャ15から、ブリッ
ジマネージャ15が備えるBANDWIDTH_AVAILABLEレジス
タ23c及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24cの値を
含んだリードレスポンス172bを受信する。そして、
リードレスポンス172bより、BANDWIDTH_AVAILABLE
レジスタ23c及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24c
の値を取得する。
【0100】図20は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31bがローカルバス14b及び
ブリッジバス13上にバスのリソースを獲得する場合に
おける、該シリアルバスネットワークの各部の動作を説
明する図である。
【0101】図示するように、 (3)端末機器31bは、手順(2)で得られた、ポー
タル12b上及びブリッジマネージャ15上で使用可能
なisochronousリソースを示す情報と、手順(1)で得
られた、端末機器31aがローカルバス14a上に確保
しているisochronousリソースを示す情報とを比較す
る。そして、端末機器31bは、端末機器31aがロー
カルバス14a上に確保しているisochronousリソース
と同様のisochronousリソースをローカルバス14b上
及びブリッジバス13上に獲得することができるか否か
を判別する。ローカルバス14b上及びブリッジバス1
3上に同様なリソースを獲得できると判別された場合、
端末機器31bは、ローカルバス14bのIRMである
ポータル12bにロックトランザクション181aを行
うことにより、isochronousリソースを確保する。具体
的には、端末機器31bは、例えばIEEE1394.1995に定
められた手法により、asynchronousパケットを用いて、
BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23b及びCHANNEL_AVAIL
ABLEレジスタ24bの内容のうち、手順(1)で得られ
たisochronousリソースを示す情報と異なる部分を更新
する動作(compare & swap)を行う。また、端末機器3
1bは、ブリッジバス13のIRMであるブリッジマネ
ージャ15にロックトランザクション182aを行うこ
とにより、isochronousリソースを確保する。具体的に
は、端末機器31bは、例えばロックトランザクション
181aにおける手法と同様の手法により、BANDWIDTH_
AVAILABLEレジスタ23c及びCHANNEL_AVAILABLEレジス
タ24cの内容のうち、手順(1)で得られたisochron
ousリソースを示す情報と異なる部分を更新する。isoch
ronousリソースを確保した後、端末機器31bは、ポー
タル12b及びブリッジマネージャ15より、ロックレ
スポンス181b、182bを受信する。なお、ローカ
ルバス14b上及びブリッジバス13上に、ローカルバ
ス14a上におけるものと同様なisochronousリソース
を獲得できないと判別された場合、端末機器31bはis
ochronousリソースを要求しない。
【0102】図21は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31bが確保したisochronousチ
ャンネルと、ポータル12a及び12bのプラグとを関
連づける場合における、該シリアルバスネットワークの
各部の動作を説明する図である。
【0103】図示するように、 (4)端末機器31bは、ポータル12bが備えるロー
カルブリッジ側のoPCR191bに、asynchronousパ
ケットを用いて、例えばIEEE1394.1995に定められた手
法によりライトトランザクション(データ書き込み)1
95aを行う。これにより、端末機器31bは、ローカ
ルバス14b上に確保したisochronousチャンネルとo
Plug194bとを互いに関連づける。その後、端末
機器31bは、ポータル12bからライトレスポンス1
95bを受信すると、ポータル12bが備えるブリッジ
バス側のiPCR192bに、ライトトランザクション
196aを行う。これにより、端末機器31bは、自ら
がブリッジバス13上に確保したisochronousチャンネ
ルとiPlug193bとを互いに関連づける。その
後、端末機器31bは、ポータル12bからライトレス
ポンス196bを受信すると、更に、ポータル12bが
備えるCHANNEL_SWITCHレジスタ25bにライトトランザ
クション197aを行う。これにより、端末機器31b
は、iPlug193bとoPlug194bとを互い
に関連づける。
【0104】(5)(4)の処理の後、ポータル12b
からライトレスポンス197bを受信すると、端末機器
31bは、ポータル12aにも、(4)の処理における
ライトトランザクション196aと同様のライトトラン
ザクション198aを行う。これにより端末機器31b
は、ポータル12aが備えるローカルバス側のiPlu
g193aと、端末機器31aがローカルバス14a上
に確保しているisochronousチャンネルとを、互いに関
連付ける。また、端末機器31bは、ポータル12bか
らライトレスポンス197bを受信すると、ポータル1
2aに、ライトトランザクション199aを行う。これ
により端末機器31bは、ポータル12aが備えるブリ
ッジバス側のoPlug194aと、ブリッジバス13
上に端末機器31bが確保したisochronousチャンネル
とを、互いに関連付ける。その後、ポータル12aか
ら、ライトトランザクション198a及び199aに応
答して送信されたライトレスポンス198b及び199
bを受信すると、端末機器31bは更に、ポータル12
aが備えるCHANNNEL_SWITCHレジスタ25aにライトト
ランザクション1910aを行う。これにより端末機器
31bは、iPlug193aとoPlug194aと
を互いに関連づける。なお、ライトランザクション19
10aを行った後、端末機器31bは、ポータル12a
よりライトレスポンス1910bを受信する。
【0105】以上説明した手順(1)〜(5)が行われ
る結果、端末機器31bは、端末機器31aが送出する
isochronousパケットを受信することが可能になる。な
お、手順(1)において、端末機器31bは、端末機器
31aがローカルバス14a上に占有しているisochron
ousリソースを端末機器31a自身に問い合わせる必要
はなく、端末機器31bは、例えば、ポータル12aに
該リソースの問い合わせを行っても良い。
【0106】図22は、図7のシリアルバスネットワー
クにおける、isochronousパケット1911の具体的な
流れを説明する図である。
【0107】図示するように、まずブリッジマネージャ
15が、ブリッジバス13にサイクルスタートパケット
1912を送出する。ポータル12aはサイクルスター
トパケット1912を受信し、これをローカルバス14
aに転送する。端末機器31aは、ローカルバス14a
に転送されたサイクルスタートパケット1912を受信
すると、isochronousパケット1911を送出する。す
ると、ポータル12aが、iPlug193aを介し
て、ローカルバス14a上に送出されたisochronousパ
ケット1911を受信する。そして、ポータル12a
は、CHANNEL_SWITCHレジスタ25aの内容が示す通り
に、isochronousパケット1911を、oPlug19
4aを介して、ブリッジバス13上に確保されたisochr
onousチャンネルに送出する。ブリッジバス13上の該i
sochronousチャンネルに送出されたisochronousパケッ
ト1911は、ポータル12bにより、iPlug19
3bを介して受信される。ポータル12bは、CHANNEL_
SWITCHレジスタ25bの内容が示す通り、受信したisoc
hronousパケット1911を、oPlug194bを介
し、ローカルバス14b上に確保されたisochronousチ
ャンネルに送出する。端末機器31bは、このisochron
ousチャンネルに送出されたisochronousパケット191
1を受信する。
【0108】次に、図7のシリアルバスネットワークに
おける端末機器31aが端末機器31bに対してisochr
onousパケットを送信する手順を例として、上述の状況
2の場合におけるisochronousパケットの通信手順を、
図面を参照して説明する。
【0109】図23は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31aがポータル12bにisochr
onousリソースの問い合わせを行う場合における、該シ
リアルバスネットワークの各部の動作を説明するもので
ある。
【0110】図示するように、 (1)端末機器31aは、isochronousパケットを送出
するに先立って、自らが接続されているローカルバス1
4aのIRMであるポータル12aに、ローカルバス1
4aで利用可能なisochronousリソースの問い合わせを
行う。具体的には、例えば、destination_IDフィールド
61にポータル12aのbus_IDとnode_IDを記述したasy
nchronousパケットを用いて、上述のクアドレッドリー
ドトランザクション171aと同様のクアドレッドリー
ドトランザクション201を行う。これにより、端末機
器31aは、ポータル12aのBANDWIDTH_AVAILABLEレ
ジスタ23a及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24aの
値を返送することを、ポータル12aに要求する。
【0111】図24は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31aから送信されたasynchrono
usパケットをポータル12aが受信する場合における、
該シリアルバスネットワークの各部の動作を説明する図
である。
【0112】図示するように、 (2)ポータル12aが、端末機器31aが送出したas
ynchronousパケットを受信したすると、Asynchronousパ
ケット判別部215aは、受信したasynchronousパケッ
トが、ローカルバス14bのisochronousリソースをポ
ータル12aに問い合わるためのパケットであることを
判別する。具体的には、Asynchronousパケット判別部2
15aは、受信したasynchronousパケットのdestinatio
n_IDフィールド61及びdestination_offsetフィールド
に記述されている内容を読み取る。そして、読み取った
内容が、該パケットが、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ
23a及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24aが格納す
る値を取得するためのasynchronousパケットであること
を示していることを判別する。
【0113】(3)(2)の処理による判別を行うと、
ポータル12aは、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23
a及びCHANNNEL_AVAILABLEレジスタ24aが格納する値
を、リードレスポンス2103として端末機器31aに
返送する。
【0114】(4)次にポータル12aは、ブリッジマ
ネージャ15に、ブリッジバス13のisochronousリソ
ースの問い合わせを行い、該当するisochronousリソー
スを示す情報を、ブリッジマネージャ15より取得す
る。また、ポータル12aは、ポータル12bに、ロー
カルバス14bのisochronousリソースの問い合わせを
行い、該当するisochronousリソースを示す情報を、ポ
ータル12bより取得する。ブリッジマネージャ15及
びポータル12bへの上述の問い合わせは、例えば、ブ
リッジマネージャ15及びポータル12bに、上述のク
アドレッドリードトランザクション201と同様のクア
ドレッドリードトランザクション2101a及び210
2aを行う手法によって行われる。この場合、isochron
ousリソースを示す情報は、例えば、上述のリードレス
ポンス2103と同様の形式のリードレスポンス210
1b及び2102bとして、ブリッジマネージャ15及
びポータル12bより送信される。
【0115】図25は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、端末機器31aがローカルバス14aのis
ochronousリソースを獲得する場合における、該シリア
ルバスネットワークの各部の動作を説明する図である。
【0116】図示するように、 (5)端末機器31aは、ポータル12aに、asynchro
nousパケットを用い、例えば上述のロックトランザクシ
ョン181aと同様にして、ロックトランザクション2
21を行う。
【0117】(6)端末機器31aが送出したパケット
をポータル12aが受信すると、Asynchronousパケット
判別部215aは、ポータル12aが受信したパケット
のdestination_IDフィールド61及びextended_tcodeフ
ィールドの内容を読み取る。そして、読み取った内容よ
り、該パケットが、BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23
a及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24aにcompare & s
wapを行うことを要求するものであることを判別する。
そして、ポータル12aは、BANDWIDTH_AVAILABLEレジ
スタ23a及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24aに、c
ompare & swapを行う。
【0118】(7)続いて、ポータル12aは、ローカ
ルバス14aに、isochronousチャンネルの獲得の処理
が続行されていることを示すペンディングコードを含ん
だ送達確認信号222を送信する。
【0119】図26は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、ポータル12aが、ブリッジバス13及び
ローカルバス14bのisochronousリソースを獲得する
場合における、該シリアルバスネットワークの各部の動
作を説明する図である。
【0120】図示するように、 (8)ポータル12aは、asynchronousパケットを用い
て、ブリッジマネージャ15にロックトランザクション
231aを行う。すなわち、ポータル12aは、ブリッ
ジマネージャ15のBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23
c及びCHANNEL_AVAILABLEレジスタ24cにcompare & s
wapを行うことにより、ブリッジバス13のisochronous
リソースを獲得する。その後、ポータル12aはブリッ
ジマネージャ15からのロックレスポンス231bを受
信する。なお、確保されるisochronousリソースのう
ち、ポータル12aがブリッジバス13上で占有する帯
域は、端末機器31aがローカルバス14a上で占有し
ている帯域と実質的に同一である。
【0121】(9)続いて、ポータル12aは、ポータ
ル12bのBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ23b及びCHA
NNEL_AVAILABLEレジスタ24bにロックトランザクショ
ン232aを行うことにより、ローカルバス14bのis
ochronousリソースを獲得する。ただし、確保されるiso
chronousリソースのうち、ポータル12bがローカルバ
ス14b上で占有する帯域は、端末機器31aがローカ
ルバス14a上で占有している帯域と同一である。その
後、ポータル12aはポータル12bからのロックレス
ポンス232bを受信する。
【0122】図27は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、ブリッジバス13及びローカルバス14
a、14bに確保されたisochronousチャンネルと、ポ
ータル12a及び12bのプラグとを互いに関連づける
場合における、該シリアルバスネットワークの各部の動
作を説明する図である。
【0123】図示するように、 (10)ポータル12aは、ブリッジバス13及びロー
カルバス14bのisochronousリソースを獲得した後、
ローカルバス側のiPCR192aにライトトランザク
ション(データ書き込み)を行うことにより、端末機器
31aがローカルバス14a上に確保したisochronous
チャンネルと、ローカルバス側のiPlug193aと
を、互いに関連づける。また、ポータル12aは、ブリ
ッジバス側のoPCR191aにライトトランザクショ
ンを行い、ポータル12aがブリッジバス13上に確保
したisochronousチャンネルと、ブリッジバス側のoP
lug194aとを、互いに関連づける。
【0124】(11)続いて、ポータル12aは、ポー
タル12bのブリッジバス側のiPCR192b及びロ
ーカルバス側のoPCR191bに、例えば上述のライ
トトランザクション195aと同様のライトトランザク
ション251aを行う。これにより、ポータル12aが
ブリッジバス13上に確保したisochronousチャンネル
とブリッジバス側のiPlug193bとが互いに関連
付けられ、ポータル12bがローカルバス14b上に確
保したisochronousチャンネルとローカルバス側のoP
lug194bとが、互いに関連付けられる。その後、
ポータル12aは、ポータル12bから送信されるライ
トレスポンス251bを受信する。
【0125】図28は、図7のシリアルバスネットワー
クにおいて、ポータル12a、12bが、各自のプラグ
同士を互いに関連づける場合における、該シリアルバス
ネットワークの各部の動作を説明する図である。
【0126】図示するように、 (12)ポータル12aは、oPlug194aとiP
lug193aとが互いに関連付けられるように、CHAN
NEL_SWITCHレジスタ25aの内容を更新する。続いて、
ポータル12aは、CHANNEL_SWITCHレジスタ25bに、
例えば上述のライトトランザクション199aと同様の
手順によるライトトランザクション261aを行い、i
Plug193bとoPlug194bとを互いに関連
付ける。その後、ポータル12aは、ポータル12bが
送信したライトレスポンス261bを受信する。
【0127】(13)その後、ポータル12aは、端末
機器31aに宛てたasynchronousパケット(無データ)
262をローカルバス14aに送信する。端末機器31
aは、asynchronousパケット(無データ)262を受信
すると、isochronousパケットの送信を開始する。
【0128】図29は、図7のシリアルバスネットワー
クにおける、isochronousパケット241の流れを説明
する図である。図29に示すisochronousパケット24
1の流れは、図22を参照して上述したisochronousパ
ケット1911の流れと実質的に同一である。
【0129】以上説明した手順により、上述の状況2に
おける端末機器31aは、端末機器31bにisochronou
sパケットを送信する。なお、上述の手順では、isochro
nousリソースをまずローカルバス14a上に確保し、次
いでブリッジバス13上、ローカルバス14b上の順に
isochronousリソースを確保したが、これら3種のバス
上にisochronousリソースが確保される限り、isochrono
usリソースの確保はどのような順序で行っても良い。ま
た、ブリッジバス13上、ローカルバス14a及びロー
カルバス14b上のisochronousリソースが端末機器3
1bにより確保され、その後、端末機器31aが、確保
されたこれらのisochronousチャンネル上にisochronous
パケットを送出するようにしてもよい。
【0130】<第2の実施の形態>図30は、本発明の
第2の実施の形態にかかるIEEE1394ブリッジの
構成を示すブロック図である。
【0131】上述した第1の実施の形態にかかるIEE
E1394ブリッジ11においては、各ポータルは、ブ
リッジマネージャ15を中心としてスター型に接続され
ていた。しかし、第2の実施の形態にかかるIEEE1
394ブリッジ281においては、図30に示すよう
に、IEEE1394ブリッジ281に含まれるポータ
ル252a〜252n及びブリッジマネージャ255の
うち互いに隣接するもの同士がブリッジバス253によ
り連結され、全体として1本の連鎖をなしている。すな
わち、各ポータル252a〜252n及びブリッジマネ
ージャ255は、ブリッジバス253によりデイジー・
チェーン型に連結されている。
【0132】このように、ポータル同士の接続をデイジ
ー・チェーン型にすることにより、IEEE1394ブ
リッジ281においては、ポータルの増設が容易とな
る。すなわち、IEEE1394ブリッジの拡張性が向
上する。
【0133】なお、上述の第1及び第2の実施の形態に
かかるIEEE1394ブリッジにおいては、ブリッジ
マネージャを、ポータルとは別個のものとしている。し
かし、ポータルとブリッジマネージャとは別個のもので
ある必要はなく、ポータルの一つがブリッジマネージャ
の機能を兼ねても良い。
【0134】また、ブリッジバス13及びローカルバス
14a〜14nは、IEEE1394において標準化さ
れているシリアルバスと同一のシリアルバスである必要
はなく、同一のバスに接続されている端末機器及びポー
タルの間におけるシリアルデータの非同期伝送及び等時
性伝送が可能である限り、任意のバスでよい。
【0135】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明のIEEE1394ブリッジは、専用のシ
ステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて
実現可能である。例えば、マイクロコンピュータに上述
の動作を実行するためのプログラムを格納した媒体(ソ
ケットに着脱可能なROM等)から該プログラムをイン
ストールすることにより、上述の処理を実行するIEE
E1394ブリッジを構成することができる。
【0136】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的且つ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。
【0137】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明による第
一の効果は、シリアルバスネットワーク内で、活線の挿
抜が起こった際のバスの利用効率の低下を回避しつつネ
ットワークの初期化及びトポロジーの再定義を行い、バ
スの利用効率を向上させるIEEE1394ブリッジが
実現されることである。その理由は、シリアルバスにお
いて活線の挿抜が起こった際、そのシリアルバスが、独
立に初期化及びトポロジーの再定義を受けるようにして
いる点にある。
【0139】第二の効果は、シリアルバスネットワーク
内で64台以上の端末機器等を接続することを可能とす
るIEEE1394ブリッジが実現されることである。
その理由は、シリアルバスネットワークを、複数の独立
なシリアルバスを接続することにより構築している点に
ある。
【0140】第三の効果は、IEEE1394ブリッジ
により互いに接続された複数のシリアルバスを備えるシ
リアルバスネットワーク内で、各シリアルバスのリソー
スの管理を各々独立して行うことにより、リソースが効
率よく利用されることを可能にするIEEE1394ブ
リッジが実現されることである。その理由は、各々のシ
リアルバスのリソースの管理が、シリアルバス毎に行わ
れるようにしている点にある。
【0141】第四の効果は、ブリッジ、特にIEEE1
394ブリッジにより互いに接続された複数のシリアル
バスを備えるシリアルバスネットワーク内で、異なるシ
リアルバス間におけるasynchronousパケットの転送を行
うことを可能にするブリッジ、特にIEEE1394ブ
リッジが実現されることである。その理由は、この発明
にかかるブリッジ(IEEE1394ブリッジを含む)
が、端末機器の送出するasynchronousパケットの宛先を
判別して、宛先の端末機器に接続されているシリアルバ
スへ該asynchronousパケットを転送する機能を有してい
る点にある。
【0142】第五の効果は、ブリッジ、特にIEEE1
394ブリッジにより互いに接続された複数のシリアル
バスを備えるシリアルバスネットワーク内で、異なるシ
リアルバス間におけるisochronousパケットの転送を行
うことを可能にするブリッジ、特にIEEE1394ブ
リッジが実現されることである。その理由は、この発明
にかかるブリッジ(IEEE1394ブリッジを含む)
が、isochronousパケットを伝送するためのisochronous
チャンネルを、互いに異なるシリアルバス間に確保する
機能を有している点にある。
【0143】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態
が適宜変更され得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の一部分の詳細なブロック図である。
【図3】図1のIEEE1394ブリッジを用いて独立
したローカルバスを接続することで構築されたシリアル
バスネットワークの一例である。
【図4】シリアルバスネットワークを初期化する際の各
部の動作を説明するブロック図である。
【図5】ローカルバスの初期化・再定義を行っている際
の各部の動作を示すブロック図である。
【図6】IEEE1394.1995に定められたasynchronousパケ
ットのフォーマットである。
【図7】IEEE1394ブリッジを用いたシリアルバ
スネットワークの一例である。
【図8】端末機器がasynchronousパケットを送出する際
の各部の動作を説明するブロック図である。
【図9】ポータルが端末機器が送出したasynchronousパ
ケットを受信した際の各部の動作を説明するブロック図
である。
【図10】ポータルがブリッジバス上にasynchronousパ
ケットを送出する際の各部の動作を説明するブロック図
である。
【図11】ポータルがブリッジバス上からasynchronous
パケットを受信した際にポータルコントロールレジスタ
の値が0である場合における各部の動作を示すブロック
図である。
【図12】ポータルがブリッジバス上からasynchronous
パケットを受信した際にポータルコントロールレジスタ
が0でない場合における各部の動作を示すブロック図で
ある。
【図13】端末機器がasynchronousパケットを受信する
際の各部の動作を説明するブロック図である。
【図14】ポータルがブリッジマネージャからの送信許
可を得た際の各部の動作を説明するブロック図である。
【図15】ポータルがasynchronousパケット(無デー
タ)を受信した際にポータルコントロールレジスタの値
が0である場合における各部の動作を説明するブロック
図である。
【図16】ポータルがasynchronousパケット(無デー
タ)を受信した際にポータルコントロールレジスタの値
が0でない場合における各部の動作を説明するブロック
図である。
【図17】端末機器がasynchronousパケット(無デー
タ)を受信した際の各部の動作を説明するブロック図で
ある。
【図18】端末機器がポータルに対してisochronousリ
ソースの問い合わせを行う際の各部の動作を説明するブ
ロック図である。
【図19】端末機器がローカルバス及びブリッジバスの
isochronousリソース情報の問い合わせを行う際の各部
の動作を説明するブロック図である。
【図20】端末機器がローカルバス及びブリッジバスの
isochronousリソースを獲得する際の各部の動作を説明
するブロック図である。
【図21】端末機器のために確保したバス上のisochron
ousチャンネルに対してポータルのプラグを関連づける
際の各部の動作を説明するブロック図である。
【図22】isochronousパケットの具体的な流れを説明
する図である。
【図23】端末機器がリソース問い合わせを行う際の各
部の動作を説明するブロック図である。
【図24】端末機器からasynchronousパケットをポータ
ルが受信した際の各部の動作を説明するブロック図であ
る。
【図25】端末機器のためにバスのisochronousリソー
スを獲得する際の各部の動作を説明するブロック図であ
る。
【図26】ポータルがブリッジバス及びローカルバスの
isochronousリソースを獲得する際の各部の動作を説明
するブロック図である。
【図27】各バス上に確保されたisochronousチャンネ
ルとポータルのプラグを関連づける際の各部の動作を説
明するものである。
【図28】ポータルが入出力プラグ同士を関連づける際
の各部の動作を説明するものである。
【図29】isochronousパケットの流れを説明するブロ
ック図である。
【図30】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
である。
【図31】IEEE1394シリアルバスを用いたネッ
トワークの一例である。
【図32】クアドレッドリードトランザクションの際に
用いられるasynchronousパケットのフォーマットを示す
図である。
【図33】ロックトランザクションの際に用いられるas
ynchronousパケットのフォーマットを示す図である。
【図34】P1394.1 Draft Standard 0.02に示されたブ
リッジの概略を示す図である。
【符号の説明】
11 IEEE1394ブリッジ 12、12a〜12n ポータル 13 ブリッジバス 14、14a〜14n ローカルバス 15 ブリッジマネージャ 22、22a、22b ポータルコントロールレジスタ 23、23a、23b、23c BANDWIDTH_AVAILABLEレ
ジスタ 24、24a、24b、24c CHANNEL_AVAILABLEレジ
スタ 25、25a、25b CHANNEL_SWITCHレジスタ 26a〜26n、28a〜28n iPCR 27a〜27n、29a〜29n oPCR 210a〜210n、212a〜212n iPlug 211a〜211n、213a〜213n oPlug 214、214a、214b メモリ 215、215a、215b Asynchronousパケット判
別部 216 NODE_IDSレジスタ 31a〜31n 端末機器 41 ブリッジバス初期化命令 51 ローカルバス初期化命令 52 バスリセット信号 61 destination_IDフィールド 62 source_IDフィールド 63 destination_offsetフィールド 64 extended_tcodeフィールド 81 送信要求 82 送信許可 91 asynchronousパケット 92a、92b 送達確認信号 93 送信要求 101 送信許可 111a、111b 送達確認信号 112 送達確認信号 121 送達確認信号 122 送信要求 131 送信許可 132 asynchronousパケット(無データ) 141、142 送達確認信号 151 送達確認信号 161 リードトランザクション 162 リードレスポンス 171 クアドレッドリードトランザクション 172 リードレスポンス 181a、182a ロックトランザクション 181b、182b ロックレスポンス 191a、191b oPCR 192a、192b iPCR 193a、193b iPlug 194a、194b oPlug 195a、196a、197a ライトトランザクショ
ン 195b、196b、197b ライトレスポンス 198a、199a、1910a ライトトランザクシ
ョン 198b、199b、1910b ライトレスポンス 1911 isochronousパケット 1912 サイクルスタートパケット 201 クアドレッドリードトランザクション 2101a、2102a クアドレッドリードトランザ
クション 2101b、2102b リードレスポンス 2103 リードレスポンス 221 ロックトランザクション 222 送達確認信号 231a、232a ロックトランザクション 231b、232b ロックレスポンス 241 isochronousパケット 281 IEEE1394ブリッジ 252a〜252n ポータル 253 ブリッジバス 254a〜254n ローカルバス 291a〜291g 端末機器 292 給電線付ツイストペア線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の端末機器に接続された互いに別個の
    IEEE1394シリアルバスに各々接続された複数の
    ポータルと、各前記ポータルを互いに接続する内部バス
    とより構成されるIEEE1394ブリッジであって、 各前記ポータルは、 各前記端末機器がいずれの前記IEEE1394シリア
    ルバスに接続されているかを示すトポロジー情報を記憶
    するトポロジー情報記憶手段と、 同一の前記IEEE1394シリアルバスを介して接続
    されている前記端末機器及び各前記ポータルが送出した
    非同期伝送用パケットを、前記内部バスを介して受信す
    る非同期伝送用パケット受信手段と、 前記非同期伝送用パケット受信手段が受信した前記非同
    期伝送用パケットに記述されている宛先と、前記トポロ
    ジー情報記憶手段に記憶されている前記トポロジー情報
    とに基づき、前記宛先に接続されている前記IEEE1
    394シリアルバスを判別して、判別結果が、各自が接
    続されているものと異なるIEEE1394シリアルバ
    スを示すとき、そのIEEE1394シリアルバスに接
    続されている前記ポータルに該非同期伝送用パケットを
    送出し、該判別結果が、各自が接続されているものと同
    一の前記IEEE1394シリアルバスを示すとき、各
    自が接続されている前記IEEE1394シリアルバス
    に該非同期伝送用パケットを送出する非同期伝送用パケ
    ット判別手段と、を備える、 ことを特徴とするIEEE1394ブリッジ。
  2. 【請求項2】各前記トポロジー情報記憶手段は、 各自が属する前記ポータルに接続されている前記IEE
    E1394シリアルバスに接続されている前記端末機器
    の個数の変化を検出し、該変化の検出後に該IEEE1
    394シリアルバスに接続されている前記端末機器を特
    定して、特定された前記端末機器を示す情報を他の前記
    ポータルに供給するトポロジー再定義手段と、 他の前記ポータルの前記トポロジー再定義手段から供給
    された前記情報と、自らが記憶する前記トポロジー情報
    とを結合することにより新たな前記トポロジー情報を作
    成して記憶するトポロジー情報更新手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のIEEE1394ブ
    リッジ。
  3. 【請求項3】パケットの等時性伝送を行う等時性伝送用
    チャンネルの確保を要求するための前記非同期伝送用パ
    ケットを受信して、前記内部バス上に該等時性伝送用チ
    ャンネルを確保する内部バスリソース管理手段を備え、 各前記ポータルは、 前記等時性伝送用チャンネルの確保を要求するための前
    記非同期伝送用パケットを受信して、各自に接続されて
    いる前記IEEE1394シリアルバス上に該等時性伝
    送用チャンネルを確保するローカルバスリソース管理手
    段と、 前記等時性伝送により伝送される等時性伝送用パケット
    の供給元として指定された前記等時性伝送用チャンネル
    を介して該等時性伝送用パケットを受信する入力ポート
    と、 前記等時性伝送用パケットの供給元として指定された前
    記入力ポートより該等時性伝送用パケットを取得して、
    該等時性伝送用パケットを、該等時性伝送用パケットの
    供給先として指定された前記等時性伝送用チャンネルに
    送出する出力ポートと、 前記入力ポートへの前記等時性伝送用パケットの供給元
    となる前記等時性伝送用チャンネルと、前記出力ポート
    への前記等時性伝送用パケットの供給元となる前記入力
    ポートと、前記出力ポートが前記等時性伝送用パケット
    を供給する供給先となる前記等時性伝送用チャンネルと
    を指定するチャンネル制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のIEEE1394ブ
    リッジ。
  4. 【請求項4】少なくとも一つの前記ポータルは、前記内
    部バスリソース管理手段を備える、 ことを特徴とする請求項3に記載のIEEE1394ブ
    リッジ。
  5. 【請求項5】各前記ポータルは、前記内部バスを介して
    前記内部バスリソース管理手段に結線されている、 ことを特徴とする請求項3に記載のIEEE1394ブ
    リッジ。
  6. 【請求項6】各前記ポータル及び前記内部バスリソース
    管理手段は、前記内部バスを介し、分岐のない連鎖をな
    すようにして互いに結線されている、 ことを特徴とする請求項3に記載のIEEE1394ブ
    リッジ。
  7. 【請求項7】外部の端末機器に接続された互いに別個の
    ローカルバスに各々接続された複数のポータルと、各前
    記ポータルを互いに接続する内部バスとより構成される
    ブリッジであって、 各前記ポータルは、 各前記端末機器がいずれの前記ローカルバスに接続され
    ているかを示すトポロジー情報を記憶するトポロジー情
    報記憶手段と、 同一の前記ローカルバスを介して接続されている前記端
    末機器及び各前記ポータルが送出した非同期伝送用パケ
    ットを、前記内部バスを介して受信するパケット受信手
    段と、 前記パケット受信手段が受信した前記非同期伝送用パケ
    ットに記述されている宛先と、前記トポロジー情報記憶
    手段に記憶されている前記トポロジー情報とに基づき、
    前記宛先に接続されている前記ローカルバスを判別し
    て、判別結果が、各自が接続されているものと異なるロ
    ーカルバスを示すとき、そのローカルバスに接続されて
    いる前記ポータルに該非同期伝送用パケットを送出し、
    該判別結果が、各自が接続されているものと同一の前記
    ローカルバスを示すとき、各自が接続されている前記ロ
    ーカルバスに該非同期伝送用パケットを送出するパケッ
    ト判別手段と、を備える、 ことを特徴とするブリッジ。
  8. 【請求項8】パケットの等時性伝送を行う等時性伝送用
    チャンネルの確保を要求するための前記非同期伝送用パ
    ケットを受信して、前記内部バス上に該等時性伝送用チ
    ャンネルを確保する内部バスリソース管理手段を備え、 各前記ポータルは、 前記等時性伝送用チャンネルの確保を要求するための前
    記非同期伝送用パケットを受信して、各自に接続されて
    いる前記ローカルバス上に該等時性伝送用チャンネルを
    確保するローカルバスリソース管理手段と、 前記等時性伝送により伝送される等時性伝送用パケット
    の供給元として指定された前記等時性伝送用チャンネル
    を介して該等時性伝送用パケットを受信する入力ポート
    と、 前記等時性伝送用パケットの供給元として指定された前
    記入力ポートより該等時性伝送用パケットを取得して、
    該等時性伝送用パケットを、該等時性伝送用パケットの
    供給先として指定された前記等時性伝送用チャンネルに
    送出する出力ポートと、 前記入力ポートへの前記等時性伝送用パケットの供給元
    となる前記等時性伝送用チャンネルと、前記出力ポート
    への前記等時性伝送用パケットの供給元となる前記入力
    ポートと、前記出力ポートが前記等時性伝送用パケット
    を供給する供給先となる前記等時性伝送用チャンネルと
    を指定するチャンネル制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項7に記載のブリッジ。
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