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JPH11203253A - 共有資源排他アクセス制御方式 - Google Patents

共有資源排他アクセス制御方式

Info

Publication number
JPH11203253A
JPH11203253A JP330698A JP330698A JPH11203253A JP H11203253 A JPH11203253 A JP H11203253A JP 330698 A JP330698 A JP 330698A JP 330698 A JP330698 A JP 330698A JP H11203253 A JPH11203253 A JP H11203253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access
shared resource
processor
shared
processors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP330698A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Koga
弘一 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP330698A priority Critical patent/JPH11203253A/ja
Publication of JPH11203253A publication Critical patent/JPH11203253A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有資源7を有するマルチプロセッサシステ
ムにおいて、セマフォ制御のための共有バス使用をなく
すことにより、高速な共有バス上のデータ転送を実現で
きる共有資源排他アクセス制御方式を得る。 【解決手段】 共有資源7への同時アクセス要求時に
は、プロセッサ1a,1bがセマフォレジスタ10a,
10bにアクセス要求をライトし、排他アクセス調停回
路12により調停され、プロセッサ1a,1bがセマフ
ォレジスタ10a,10bをリードすることによりいず
れか一つのプロセッサに対してアクセス権が与えられ、
共有資源7へのアクセス完了時には、プロセッサ1a,
1bがセマフォレジスタ10a,10bに対してアクセ
ス完了をライトすることにより、排他アクセス調停回路
12は新たに他のプロセッサのアクセス要求を調停し、
その調停結果をプロセッサ1a,1bに通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチプロセッ
サシステムにおける共有バス上の共有資源への排他アク
セス制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プロセッサを利用したシステムは
その処理内容の複雑化に伴い、一つのプロセッサでは処
理が間に合わず、複数のプロセッサで処理を分担する場
合が多くなってきた。また、半導体の高集積化に伴い、
このような複数プロセッサを1チップにシステムオンチ
ップ化するといったことも増えてきている。
【0003】このようなマルチプロセッサシステムにお
いて、例えば共有データベースの更新を複数のプロセッ
サで行なう場合、ある一つのプロセッサがデータベース
を更新している最中は他のプロセッサはアクセスを行な
わないといった、共有資源への排他アクセス制御が必要
となる。従来は、このような共有資源への排他アクセス
をセマフォフラグにより実現していた。複数のプロセッ
サがセマフォフラグに対し排他的にアクセスし、フラグ
値がリセット状態(未使用状態)を表していたらセット
(使用中)し、共有資源に対するアクセス権を取得す
る。アクセス権を取得できなかったプロセッサは、セマ
フォフラグがリセット状態(未使用状態)になるまで待
つことにより、共有資源に対する排他アクセスを実現す
る。
【0004】図6は、セマフォフラグを用いた従来方式
における共有資源を有するマルチプロセッサシステムの
回路構成を表すブロック図である。また、図7,図8は
図6の回路構成における動作説明図である。図6におい
て、1a,1bは各々プロセッサを表している。プロセ
ッサ1a,プロセッサ1bは同一アドレス空間を共有し
ており、共有バス2を介して共有メモリ3に接続され
る。共有バス2はプロセッサ1a,プロセッサ1bによ
り共有されるが同時には使用できない。そのため、プロ
セッサ1aとプロセッサ1bは各々バスリクエスト信号
5a,バスリクエスト信号5bを介して、共有バス調停
回路4に共有バス2の使用を要求する。共有バス調停回
路4は共有バス2の使用要求を調停する回路であり、同
時に共有バス2の使用要求が来た場合、それを調停し、
1つのプロセッサに対してのみ共有バス使用許可を与え
るといった排他制御を行なう。使用許可は共有バス調停
回路4の出力であるバスグラント信号6a,6bを介し
て、2つのプロセッサ1a,1bの一方にのみ与えられ
る。また、7は共有メモリ3内部の共有資源であり、8
は共有資源7を使用中であるかどうかを表すセマフォフ
ラグである。
【0005】以上の構成において、図7の動作説明図を
用いて、複数のプロセッサが共有資源7に対して同時ア
クセスする場合のアクセス権取得について説明する。プ
ロセッサ1a,プロセッサ1bが同時に共有資源7のア
クセス要求をする場合、先ず初めに、各々のプロセッサ
1a,1bがセマフォフラグ8へのアクセスのために、
バスリクエスト信号5a,バスリクエスト信号5bを共
有バス調停回路4に対して出力する。図7においては
“j”の区間である。共有バス調停回路4は、排他制御
により一方にのみ使用許可を与える。図7はプロセッサ
1aに使用許可が与えられた例である。使用許可は共有
バス調停回路4の出力であるバスグラント信号6aを介
して通知される。
【0006】共有バス2の使用を許可されたプロセッサ
1aは次の区間“k”において、セマフォフラグ8を含
むアドレスのデータをリードする。そして、次の区間
“l”において、リードしたデータ内のセマフォフラグ
8をチェックし共有資源7が未使用状態であることを確
認し、該データのセマフォフラグ8のみをセット(共有
資源使用中の宣言)し、次の区間“m”においてセマフ
ォフラグ8を含むアドレスにライトする。これにより、
プロセッサ1aは、共有メモリ3上の共有資源7に対す
るアクセス権を取得する。
【0007】この区間“k”〜区間“m”までの一連の
処理(セマフォリード、モディファイ、ライト)は、プ
ロセッサ1bに共有バス2のアクセス権が移らずに、必
ず連続して行なわれなければならない。理由は、区間
“k”〜区間“m”までの一連の処理の最中にアクセス
権がプロセッサ1bに移った場合、プロセッサ1a,プ
ロセッサ1bが共に、共有資源7が未使用状態であると
認識するためである。そのため、プロセッサ1aは区間
“k”〜区間“m”の間は、共有バスアクセス権が移行
しないように、バス調停回路4に対してバスリクエスト
要求5aを出し続ける。
【0008】プロセッサ1aは、以上の処理により共有
資源7へのアクセス権を取得するが、取得した後は、一
旦、区間“m”完了段階でバスリクエスト信号5aを介
して共有バス調停回路4に共有バス使用要求取り下げを
通知し、共有バス2を解放する。共有バス調停回路4は
区間“n”でプロセッサ1bに対し共有バス使用権をバ
スグラント信号6bを介して通知し、プロセッサ1bは
区間“o”でセマフォフラグ8を含むアドレスをリード
するが、セットされているため、セマフォフラグ8がリ
セット状態になるまで、共有バス2を介し、セマフォフ
ラグ8をリードし続ける。
【0009】以上の動作により、共有資源7に対する複
数プロセッサ1a,1bのアクセス要求の調停は実現さ
れる。次に、図8を用いて、共有資源使用中のプロセッ
サのアクセス権放棄と、他のプロセッサへのアクセス権
の移行について説明する。図8において、プロセッサ1
aは共有資源7に対するアクセスC(区間“p”),ア
クセスD(区間“r”)を行ない、共有資源7へのアク
セスを完了するが、その区間と交互してプロセッサ1b
は区間“q”、区間“s”において、セマフォフラグ8
をアクセスし、リセットされていないか(未使用でない
か)チェックする。
【0010】そして区間“t”においてプロセッサ1a
はセマフォフラグ8に対して、リセット(未使用)を書
き込み、アクセス権を放棄する。プロセッサ1bは区間
“u”において、セマフォフラグ8をリードし、リセッ
トされているため、区間“v”においてモディファイ
し、区間“w”においてセマフォフラグをセット(使用
中)し、共有資源7へのアクセス権を取得する。
【0011】以上のように、図7,図8の動作説明によ
り、マルチプロセッサ構成の共有資源7に対する排他ア
クセス制御は実現される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した従来の回路構成の場合は、セマフォフラグ8が共
有バス2上に存在するために、複数のプロセッサ1a,
1bが共有資源7にアクセスしようとした場合、セマフ
ォフラグアクセスのために、共有バス2上のデータ転送
速度が低下してしまうという課題があった。
【0013】セマフォアクセスのための共有バス2の使
用は、図7においては区間“k”〜区間“n”であり、
図8においては区間“q”と区間“s”〜区間“w”で
ある。特に、図8では、プロセッサ1aが共有資源7へ
のアクセス中(区間“p”、区間“r”)は、交互にプ
ロセッサ1bがセマフォアクセスのために共有バス2を
使用する(区間“q”、区間“s”)ため、共有資源7
へのアクセス要求が競合するプロセッサ数が増える程、
プロセッサ1aの共有メモリ3へのアクセススピードは
著しく低下する。
【0014】この発明は上記従来の問題点を解決するも
のであり、共有資源を有するマルチプロセッサシステム
において、セマフォ制御のための共有バス使用をなくす
ことにより、高速な共有バス上のデータ転送を実現でき
る共有資源排他アクセス制御方式を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、マルチプロ
セッサシステムにおける共有バス上の共有資源への排他
アクセス制御方式であって、複数のプロセッサと、プロ
セッサの各々の固有空間であるローカルバス上に接続さ
れたリード/ライト可能なセマフォレジスタと、プロセ
ッサが各々のセマフォレジスタにライトした共有資源ア
クセス要求に対して、いずれか一つのプロセッサにセマ
フォレジスタを介してアクセス許可を与える排他アクセ
ス調停回路とを備え、共有資源への同時アクセス要求時
には、プロセッサが各々の固有空間に存在するセマフォ
レジスタにアクセス要求をライトし、同アクセス要求は
排他アクセス調停回路により調停され、プロセッサがセ
マフォレジスタをリードすることにより調停結果に基づ
いてプロセッサのうちいずれか一つのプロセッサに対し
てアクセス権が与えられ、共有資源へのアクセス完了時
には、プロセッサがローカルバス上のセマフォレジスタ
に対してアクセス完了をライトすることにより、排他ア
クセス調停回路は新たに他のプロセッサのアクセス要求
を調停し、その調停結果をセマフォレジスタを介してプ
ロセッサに通知することを特徴とするものである。
【0016】この発明の共有資源排他アクセス制御方式
によると、共有資源に対するアクセス権取得のためのセ
マフォレジスタを各々のローカルバス上に有するため、
共有バスを使用することはない。これにより、共有資源
へのアクセス競合時のセマフォアクセスによる共有資源
アクセスのスピード低下を防ぐことができ、共有バスの
効率的な使用が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態につい
て、図1ないし図5を参照しながら説明する。図1は、
共有資源を有するマルチプロセッサシステムの回路構成
を表すブロック図である。図1において、図6と同じも
のには同じ符号1a,1b,2,3,4,5a,5b,
6a,6b,7,8を付してその説明を省略する。
【0018】9a,9bは各々プロセッサ1a,プロセ
ッサ1bが持つローカルバスであり、プロセッサ固有の
内部空間にアドレスマッピングされている。ローカルバ
ス9a,9bに各々接続される10a,10bは共有資
源7に対する排他制御のためのアドレスマッピングされ
たセマフォレジスタである。プロセッサ1a,プロセッ
サ1bは共有メモリ3へのアクセス要求発生時に、各
々、ローカルバス9a,9bを経由してセマフォレジス
タ10a,10bに共有資源7へのアクセス要求をライ
トする。ライトした内容は、次に同プロセッサがセマフ
ォレジスタ10a,10bに新たに値をセットするまで
保持される。セマフォレジスタ10a,10bにセット
されたアクセス要求は、共有資源アクセス要求信号11
a,11bを介して排他アクセス調停回路12に通知さ
れる。排他アクセス調停回路12は複数の共有資源アク
セス要求から唯一のプロセッサに対して、アクセス許可
を与えるものであり、共有資源アクセス許可信号13
a,13bを介してプロセッサに通知される。プロセッ
サ1a,1bは共有資源7へのアクセス要求に対して、
アクセスが許可されたかどうかを、各々、セマフォレジ
スタ10a,10bをリードすることにより知ることが
できる。
【0019】図2に排他アクセス調停回路12のブロッ
ク図を示す。図2において、14は組み合わせ回路、1
5は保持回路、16はプロセッサ1a,1bや共有バス
調停回路4へも入る基本クロックである。上記回路構成
において、図3の動作説明図を用いて、複数のプロセッ
サが共有資源に対して同時アクセスする場合のアクセス
権取得について説明する。
【0020】プロセッサ1a,プロセッサ1bが同時に
共有資源のアクセス要求をする場合、各々がローカルバ
ス9a,9bを介してセマフォレジスタ10a,10b
に対して共有資源アクセス要求をライトする。図3にお
いては、区間“a”である。同アクセス要求は共有資源
アクセス要求信号11a,11bを介して、排他アクセ
ス調停回路12に通知される。
【0021】排他アクセス調停回路12は複数のプロセ
ッサからのアクセス要求に対し、そのうちの一つに対し
てのみアクセス権を与える。図3はプロセッサ1aにア
クセス権が与えられた例である。アクセス権が与えられ
たかどうかは、各プロセッサ1a,1bがセマフォレジ
スタ10a,10bをリードすることにより知ることが
できる。区間“b”はそのセマフォレジスタ10a,1
0bのリード区間である。セマフォレジスタ10aをリ
ードし、プロセッサ1aは共有資源へのアクセス権を取
得したことを知り、次の区間“c”において、共有バス
2の使用要求を共有バス調停回路4に対して、バスリク
エスト信号5aを介して通知する。そして、プロセッサ
1aは次の区間“d”から共有資源7へのアクセスをス
タートする。また、プロセッサ1bは区間“b”で、セ
マフォレジスタ10bをリードし、共有資源7へのアク
セスが不許可となったため、許可されるまでセマフォレ
ジスタ10bをリードし続けて待つ。
【0022】次に、図4を用いて、共有資源使用中のプ
ロセッサのアクセス権放棄と、他のプロセッサへのアク
セス権の移行について説明する。図4において、プロセ
ッサ1aは共有資源7に対するアクセスA(区間
“e”),アクセスB(区間“f”)を連続して行い、
共有資源7へのアクセスを完了する。そして区間“g”
において、プロセッサ1aはセマフォレジスタ10aに
対して、リセット(未使用)を書き込み、アクセス権を
放棄する。このアクセス権の放棄は、共有資源アクセス
要求信号11aを介して排他アクセス調停回路12に通
知される。これにより、アクセス要求はプロセッサ1b
のみとなったため、排他アクセス調停回路12はプロセ
ッサ1aに対するアクセス許可を取り消し、代わりにプ
ロセッサ1bに対して、アクセス許可をアクセス許可信
号13bを介して通知する。プロセッサ1bは区間
“h”においてセマフォレジスタ10bをリードするこ
とにより、共有資源7へのアクセス権取得を知る。そし
て、プロセッサ1bは次の区間“i”から共有資源7へ
のアクセスをスタートする。
【0023】図5に排他アクセス調停回路12の状態遷
移図を示す。STATE1は共有資源未使用状態、ST
ATE2はプロセッサ1aが共有資源を使用している状
態、STATE3はプロセッサ1bが共有資源を使用し
ている状態であり、入力信号(共有資源アクセス要求信
号)11a,11bにおいて下記の遷移条件が成立しな
い限り現在のSTATEを保持する。
【0024】 I:入力信号11a=“H1 ” II:入力信号11a=“L1 ”かつ入力信号11b=
“L1 ” III:入力信号11a=“L1 ”かつ入力信号11b=
“H1 ” IV:入力信号11a=“H1 ”かつ入力信号11b=
“L1 ” V:入力信号11a=“L1 ”かつ入力信号11b=
“L1 ” VI:入力信号11a=“L1 ”かつ入力信号11b=
“H1 ” なお、“H1 ”を共有資源アクセス要求有り、“L1
を共有資源アクセス要求無しに割り当てている。
【0025】すなわち、同時にプロセッサ1a,プロセ
ッサ1bから共有資源アクセス要求が来た場合、STA
TE2に遷移する。プロセッサ1aが共有資源アクセス
権を取得し、アクセスが完了するまでSTATE2にお
り、アクセス完了時にプロセッサ1aがアクセス要求1
1aを取り下げるので、上記 IIIの遷移条件が成立しS
TATE3に遷移する。他の状態遷移についても同様で
ある。
【0026】各状態STATE1〜STATE3におけ
る出力信号(共有資源アクセス許可信号)13a,13
bは下記のとおりである。 STATE1:出力信号13a=“L2 ”かつ出力信号
13b=“L2 ” STATE2:出力信号13a=“H2 ”かつ出力信号
13b=“L2 ” STATE3:出力信号13a=“L2 ”かつ出力信号
13b=“H2 ” なお、“H2 ”を共有資源アクセスを許可、“L2 ”を
共有資源アクセスを非許可に割り当てている。
【0027】また、上記遷移条件において、共有資源ア
クセス要求同時発生時の優先はプロセッサ1aとしてい
るが、プロセッサ1bを優先したい場合はI,VIの遷移
条件を下記のように変更すればよい。 I:入力信号11a=“H1 ”かつ入力信号11b=
“L1 ” VI:入力信号11b=“H1 ” 以上のようにして、セマフォレジスタを用いたマルチプ
ロセッサ構成の共有資源に対する排他アクセス制御は実
現される。
【0028】このように構成された共有資源排他アクセ
ス制御方式によると、共有資源7に対するアクセス権取
得のためのセマフォレジスタ10a,10bを各々のロ
ーカルバス9a,9b上に有するため、共有バス2を使
用することはない。これにより、従来構成では発生して
いた、共有資源7へのアクセス競合時のセマフォアクセ
スによる共有資源アクセスのスピード低下を防ぐことが
でき、共有バス2の効率的な使用が可能となる。
【0029】なお、前記実施の形態では、2個のプロセ
ッサ1a,1bの場合について説明したが、3個以上の
場合についても同様である。
【0030】
【発明の効果】この発明の共有資源排他アクセス制御方
式によると、共有資源に対するアクセス権取得のための
セマフォレジスタを各々のローカルバス上に有するた
め、共有バスを使用することはない。これにより、共有
資源へのアクセス競合時のセマフォアクセスによる共有
資源アクセスのスピード低下を防ぐことができ、共有バ
スの効率的な使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の回路構成を示したブ
ロック図である。
【図2】この発明の一実施の形態の排他アクセス調停回
路のブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態における複数のプロセ
ッサが共有資源に対して同時アクセスする場合のアクセ
ス権取得を表すタイミング図である。
【図4】この発明の一実施の形態における共有資源使用
中のプロセッサのアクセス権放棄と他のプロセッサへの
アクセス権の移行を表すタイミング図である。
【図5】この発明の一実施の形態の排他アクセス調停回
路の状態遷移図である。
【図6】従来例の回路構成を示したブロック図である。
【図7】従来例における複数のプロセッサが共有資源に
対して同時アクセスする場合のアクセス権取得を表すタ
イミング図である。
【図8】従来例における共有資源使用中のプロセッサの
アクセス権放棄と他のプロセッサへのアクセス権の移行
を表すタイミング図である。
【符号の説明】
1a,1b プロセッサ 2 共有バス 3 共有メモリ 4 共有バス調停回路 5a,5b バスリクエスト信号線 6a,6b バスグラント信号線 7 共有資源 9a,9b ローカルバス 10a,10b セマフォレジスタ 11a,11b 共有資源アクセス要求信号 12 排他アクセス調停回路 13a,13b 共有資源アクセス許可信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチプロセッサシステムにおける共有
    バス上の共有資源への排他アクセス制御方式であって、 複数のプロセッサと、 前記プロセッサの各々の固有空間であるローカルバス上
    に接続されたリード/ライト可能なセマフォレジスタ
    と、 前記プロセッサが各々の前記セマフォレジスタにライト
    した共有資源アクセス要求に対して、いずれか一つのプ
    ロセッサに前記セマフォレジスタを介してアクセス許可
    を与える排他アクセス調停回路とを備え、 前記共有資源への同時アクセス要求時には、前記プロセ
    ッサが各々の固有空間に存在する前記セマフォレジスタ
    にアクセス要求をライトし、同アクセス要求は前記排他
    アクセス調停回路により調停され、前記プロセッサが前
    記セマフォレジスタをリードすることにより前記調停結
    果に基づいて前記プロセッサのうちいずれか一つのプロ
    セッサに対してアクセス権が与えられ、 前記共有資源へのアクセス完了時には、前記プロセッサ
    がローカルバス上の前記セマフォレジスタに対してアク
    セス完了をライトすることにより、前記排他アクセス調
    停回路は新たに他のプロセッサのアクセス要求を調停
    し、その調停結果を前記セマフォレジスタを介してプロ
    セッサに通知することを特徴とする共有資源排他アクセ
    ス制御方式。
JP330698A 1998-01-09 1998-01-09 共有資源排他アクセス制御方式 Pending JPH11203253A (ja)

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JP330698A JPH11203253A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 共有資源排他アクセス制御方式

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JP (1) JPH11203253A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033893A (ja) * 2006-07-07 2008-02-14 Nec Electronics Corp マルチプロセッサシステム及びマルチプロセッサシステムにおけるアクセス権設定方法
JP2011232956A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Clarion Co Ltd コンピュータシステムとプログラム
KR101110550B1 (ko) * 2009-04-08 2012-02-08 한양대학교 산학협력단 프로세서 장치, 멀티 프로세서 시스템 및 멀티 프로세서 시스템의 공유메모리 접근 방법

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