JPH11207236A - ダイコータ塗布装置 - Google Patents
ダイコータ塗布装置Info
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- JPH11207236A JPH11207236A JP857098A JP857098A JPH11207236A JP H11207236 A JPH11207236 A JP H11207236A JP 857098 A JP857098 A JP 857098A JP 857098 A JP857098 A JP 857098A JP H11207236 A JPH11207236 A JP H11207236A
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- slit
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- die coater
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/02—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
- B05C5/0254—Coating heads with slot-shaped outlet
- B05C5/0266—Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイコータ塗布装置でスリットで塗布液規制
部材よりスリット内で塗布液規制部材を移動して塗布用
スリットを変更する場合に、塗布液規制部材を太くする
か補強する必要があるため大きくなり、特に細い間隙を
有するスリットに塗布液規制部材を移動自在に設けるに
は全体構成も複雑とならざるをえない。 【解決手段】 ダイコータ4に塗布液Aを吐出するため
形成されたスリット6の一部を塗布液規制部材7,7A
で規制して塗布用スリット6Aを形成し、前記塗布用ス
リット6Aより前記塗布液Aを吐出し、走行する支持体
3に前記塗布液Aを塗布するダイコータ塗布装置1にお
いて、前記塗布液規制部材7,7Aの厚さが、前記スリ
ット6の間隙の60%以上98%以下とした前記塗布液
規制部材7,7Aを、前記スリット6の間隙内に配置す
ることにより、前記スリット6に前記塗布用スリット6
Aを形成した。
部材よりスリット内で塗布液規制部材を移動して塗布用
スリットを変更する場合に、塗布液規制部材を太くする
か補強する必要があるため大きくなり、特に細い間隙を
有するスリットに塗布液規制部材を移動自在に設けるに
は全体構成も複雑とならざるをえない。 【解決手段】 ダイコータ4に塗布液Aを吐出するため
形成されたスリット6の一部を塗布液規制部材7,7A
で規制して塗布用スリット6Aを形成し、前記塗布用ス
リット6Aより前記塗布液Aを吐出し、走行する支持体
3に前記塗布液Aを塗布するダイコータ塗布装置1にお
いて、前記塗布液規制部材7,7Aの厚さが、前記スリ
ット6の間隙の60%以上98%以下とした前記塗布液
規制部材7,7Aを、前記スリット6の間隙内に配置す
ることにより、前記スリット6に前記塗布用スリット6
Aを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続走行する帯状
の支持体に液状の塗布液を塗布するダイコータ塗布装置
に関するものである。
の支持体に液状の塗布液を塗布するダイコータ塗布装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行する支持体に塗布液を塗
布する方法として、各種のダイコータ塗布装置が知られ
ている。
布する方法として、各種のダイコータ塗布装置が知られ
ている。
【0003】図7に示されるダイコータ塗布装置1は、
回転ロール2に懸架され帯状で形成された支持体3の下
位置にダイコータ4が設けられ、ダイコータ4内に形成
した塗布液供給室5より塗布液Aが供給されてスリット
6から塗布液Aを吐出し、吐出した塗布液Aを連続走行
する支持体3に精度の高い均一の厚さの塗布液Aを塗布
する塗布装置として使用されてきた。又、支持体3の進
行方向上流側に設けた減圧装置8により減圧しながら塗
布するダイコータ塗布装置も、特に高速塗布や、薄膜塗
布に適する塗布装置として使用されてきた。
回転ロール2に懸架され帯状で形成された支持体3の下
位置にダイコータ4が設けられ、ダイコータ4内に形成
した塗布液供給室5より塗布液Aが供給されてスリット
6から塗布液Aを吐出し、吐出した塗布液Aを連続走行
する支持体3に精度の高い均一の厚さの塗布液Aを塗布
する塗布装置として使用されてきた。又、支持体3の進
行方向上流側に設けた減圧装置8により減圧しながら塗
布するダイコータ塗布装置も、特に高速塗布や、薄膜塗
布に適する塗布装置として使用されてきた。
【0004】前記ダイコータ塗布装置1を用いて支持体
3に塗布液Aを塗布するに当たって、図8(a)の斜視
図で示すように、幅L1で形成した支持体3に対応した
幅で塗布液Aを塗布したい場合や、幅L1の支持体3よ
り狭い幅Lの支持体3に対応した幅で塗布液Aを塗布し
たい場合など、支持体3の幅に対応させて塗布幅を必要
に応じ変更して塗布したいというニーズがある。
3に塗布液Aを塗布するに当たって、図8(a)の斜視
図で示すように、幅L1で形成した支持体3に対応した
幅で塗布液Aを塗布したい場合や、幅L1の支持体3よ
り狭い幅Lの支持体3に対応した幅で塗布液Aを塗布し
たい場合など、支持体3の幅に対応させて塗布幅を必要
に応じ変更して塗布したいというニーズがある。
【0005】ところが、支持体3の幅L1に対応して幅
L1のスリット6で塗布液Aの塗布を行うダイコータ塗
布装置で、幅Lの支持体3に塗布液Aの塗布を行うと、
支持体3のないスリット6の部分から塗布液Aが漏れ、
図8(b)に示すように、支持体3を支持した回転ロー
ル2面の両側に塗布液A1が付着して汚れ、清掃に手間
がかかる。このように、スリット6の幅に対して支持体
3の幅を狭くすると、スリット6から塗布液Aが外部に
漏れて汚し塗布効率を低下させてしまう。
L1のスリット6で塗布液Aの塗布を行うダイコータ塗
布装置で、幅Lの支持体3に塗布液Aの塗布を行うと、
支持体3のないスリット6の部分から塗布液Aが漏れ、
図8(b)に示すように、支持体3を支持した回転ロー
ル2面の両側に塗布液A1が付着して汚れ、清掃に手間
がかかる。このように、スリット6の幅に対して支持体
3の幅を狭くすると、スリット6から塗布液Aが外部に
漏れて汚し塗布効率を低下させてしまう。
【0006】塗布の幅を変更するためには、各々塗布幅
に合わせたダイコータ4を複数製作し、所望する幅に合
わせたダイコータ4を交換する方法がよく知られてい
る。しかし、ダイコータ4はかなり重量があり、交換に
は多くの取付ネジを着脱するため交換時間も長くなり、
従って、ダイコータ4を正確な塗布位置に取り付けるの
が大変である。
に合わせたダイコータ4を複数製作し、所望する幅に合
わせたダイコータ4を交換する方法がよく知られてい
る。しかし、ダイコータ4はかなり重量があり、交換に
は多くの取付ネジを着脱するため交換時間も長くなり、
従って、ダイコータ4を正確な塗布位置に取り付けるの
が大変である。
【0007】以上の問題点を解決するため、スリット6
を塗布用スリットの幅を変更する方法として、特開平2
−214569号の公報が知られている。この発明は塗
布幅に対応して塗布液規制部材をスリットの間隙内で幅
方向に移動して塗布用スリットを形成し、塗布用の幅を
変更する方法が開示されている。
を塗布用スリットの幅を変更する方法として、特開平2
−214569号の公報が知られている。この発明は塗
布幅に対応して塗布液規制部材をスリットの間隙内で幅
方向に移動して塗布用スリットを形成し、塗布用の幅を
変更する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記開示された発明
は、塗布液規制部材をスリットの間隙内で支持体の幅方
向に外部より移動させ、塗布用スリットの幅を変更して
いる。
は、塗布液規制部材をスリットの間隙内で支持体の幅方
向に外部より移動させ、塗布用スリットの幅を変更して
いる。
【0009】このように、スリット内で塗布液規制部材
を外部から塗布用スリットの幅を変更するとき、狭い幅
の支持体3から広い幅の支持体3に変更する場合には、
塗布液規制部材を内側から外側に移動させるときは、塗
布液規制部材の移動時には単に引張り力であるため大き
な強度がかからないが、逆に広い幅の支持体3から、狭
い幅の支持体3に切り換えるときは、塗布液規制部材を
スリット内方に押し込める操作をするため、塗布液規制
部材とスリット内面の抵抗が大きくなり、移動するには
強度のある塗布液規制部材を用いる必要がある。
を外部から塗布用スリットの幅を変更するとき、狭い幅
の支持体3から広い幅の支持体3に変更する場合には、
塗布液規制部材を内側から外側に移動させるときは、塗
布液規制部材の移動時には単に引張り力であるため大き
な強度がかからないが、逆に広い幅の支持体3から、狭
い幅の支持体3に切り換えるときは、塗布液規制部材を
スリット内方に押し込める操作をするため、塗布液規制
部材とスリット内面の抵抗が大きくなり、移動するには
強度のある塗布液規制部材を用いる必要がある。
【0010】従って、塗布液規制部材を支持体3の幅に
応じて自在にスリット幅を変更するには、塗布液規制部
材を例えば棒状のような強度を有する太い部材で形成し
なければならず、この場合は、特に極めて細い間隙で形
成されたスリットの内部に強度を有する太い部材で形成
した塗布液規制部材を設けるにはスリットの内部構成も
複雑とならざるを得ずスリットの加工も複雑となり、高
価格となるばかりか、高精度のスリットを製作すること
が難しい。
応じて自在にスリット幅を変更するには、塗布液規制部
材を例えば棒状のような強度を有する太い部材で形成し
なければならず、この場合は、特に極めて細い間隙で形
成されたスリットの内部に強度を有する太い部材で形成
した塗布液規制部材を設けるにはスリットの内部構成も
複雑とならざるを得ずスリットの加工も複雑となり、高
価格となるばかりか、高精度のスリットを製作すること
が難しい。
【0011】本発明は、ダイコータに簡単な構造のスリ
ットと塗布液規制部材を用い、且つ、容易な操作で塗布
用スリットの幅を変更することができるダイコータ塗布
装置を提供することを目的とするものである。
ットと塗布液規制部材を用い、且つ、容易な操作で塗布
用スリットの幅を変更することができるダイコータ塗布
装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の発明にかかるダイコータ塗布装置は、ダイコータ
に塗布液を吐出するため形成されたスリットの一部を塗
布液規制部材で規制して塗布用スリットを形成し、前記
塗布用スリットより前記塗布液を吐出し、走行する支持
体に前記塗布液を塗布するダイコータ塗布装置におい
て、前記塗布液規制部材の厚さが、前記スリットの間隙
の60%以上98%以下とした前記塗布液規制部材を、
前記スリットの間隙内に配置することにより、前記スリ
ットに前記塗布用スリットを形成したことを特徴とする
ものである。
項1の発明にかかるダイコータ塗布装置は、ダイコータ
に塗布液を吐出するため形成されたスリットの一部を塗
布液規制部材で規制して塗布用スリットを形成し、前記
塗布用スリットより前記塗布液を吐出し、走行する支持
体に前記塗布液を塗布するダイコータ塗布装置におい
て、前記塗布液規制部材の厚さが、前記スリットの間隙
の60%以上98%以下とした前記塗布液規制部材を、
前記スリットの間隙内に配置することにより、前記スリ
ットに前記塗布用スリットを形成したことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項2の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記スリットの間隙を0.1〜0.3mmで形成
したことを特徴とするものである。
置は、前記スリットの間隙を0.1〜0.3mmで形成
したことを特徴とするものである。
【0014】請求項3の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記塗布液規制部材は樹脂製であることを特徴と
するものである。
置は、前記塗布液規制部材は樹脂製であることを特徴と
するものである。
【0015】請求項4の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記塗布液規制部材は、前記スリットの開口位置
まで配置されていることを特徴とするものである。
置は、前記塗布液規制部材は、前記スリットの開口位置
まで配置されていることを特徴とするものである。
【0016】請求項5の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記スリットの間隙内に挿入された前記塗布液規
制部材の一部が前記スリットより外側に突出しているこ
とを特徴とするものである。
置は、前記スリットの間隙内に挿入された前記塗布液規
制部材の一部が前記スリットより外側に突出しているこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項6の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記塗布液規制部材に前記スリットの幅方向と平
行に折曲部を形成したことを特徴とするものである。
置は、前記塗布液規制部材に前記スリットの幅方向と平
行に折曲部を形成したことを特徴とするものである。
【0018】請求項7の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記塗布液の粘度が15cp以下であることを特
徴とするものである。
置は、前記塗布液の粘度が15cp以下であることを特
徴とするものである。
【0019】請求項8の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記スリットから吐出する前記塗布液の流量が単
位幅当たり3000cc/m/分以下であることを特徴
とするものである。
置は、前記スリットから吐出する前記塗布液の流量が単
位幅当たり3000cc/m/分以下であることを特徴
とするものである。
【0020】請求項9の発明にかかるダイコータ塗布装
置は、前記ダイコータに対し前記支持体の進行方向上流
側に減圧手段を設けたことを特徴とするものである。
置は、前記ダイコータに対し前記支持体の進行方向上流
側に減圧手段を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施の形態として示すが、本発明はこれらに限定さ
れない。
例を実施の形態として示すが、本発明はこれらに限定さ
れない。
【0022】図1は、本発明のダイコータ塗布装置1の
全体構成を示す正面図である。
全体構成を示す正面図である。
【0023】図1に示すダイコータ塗布装置1は、帯状
で形成された支持体3を回転ロール2に懸架し、回転ロ
ール2の回転により支持体3が矢印方向に走行される。
尚、支持体3としては、紙、プラスチック、金属等にも
適用できる。代表的支持体の材質としてはポリエチレン
テレフタレート、金属ではアルミニウムなどが挙げられ
る。
で形成された支持体3を回転ロール2に懸架し、回転ロ
ール2の回転により支持体3が矢印方向に走行される。
尚、支持体3としては、紙、プラスチック、金属等にも
適用できる。代表的支持体の材質としてはポリエチレン
テレフタレート、金属ではアルミニウムなどが挙げられ
る。
【0024】この支持体3の下位置に金属製のダイコー
タ4が設けられ、ダイコータ4に形成されたスリット6
の間隙内に平板状の塗布液規制部材7,7A(後述す
る)を配置し、ダイコータ4内に設けた塗布液供給室5
に塗布液Aが供給され、スリット6に配置した前記塗布
液規制部材7,7Aで規制されて形成された塗布用スリ
ット6Aから塗布液Aを吐出すると共に、支持体3の進
行方向上流側に設けた減圧装置8の減圧作用を用いて吐
出した塗布液Aを支持体3の進行方向と反対側に吸引
し、連続走行する支持体3に塗布液Aを均一な厚さに塗
布している。
タ4が設けられ、ダイコータ4に形成されたスリット6
の間隙内に平板状の塗布液規制部材7,7A(後述す
る)を配置し、ダイコータ4内に設けた塗布液供給室5
に塗布液Aが供給され、スリット6に配置した前記塗布
液規制部材7,7Aで規制されて形成された塗布用スリ
ット6Aから塗布液Aを吐出すると共に、支持体3の進
行方向上流側に設けた減圧装置8の減圧作用を用いて吐
出した塗布液Aを支持体3の進行方向と反対側に吸引
し、連続走行する支持体3に塗布液Aを均一な厚さに塗
布している。
【0025】次に、前記ダイコータ塗布装置1に用いた
ダイコータ4と、ダイコータ4に形成されたスリット
6、及び、塗布液規制部材7,7Aについて図2、及び
図3で説明する。
ダイコータ4と、ダイコータ4に形成されたスリット
6、及び、塗布液規制部材7,7Aについて図2、及び
図3で説明する。
【0026】図2(a)は、ダイコータ4と塗布液規制
部材7,7Aを分解して示す斜視図である。図はダイコ
ータ4のスリット6より塗布液規制部材7,7Aを外部
に取り外した状態を示しいる。
部材7,7Aを分解して示す斜視図である。図はダイコ
ータ4のスリット6より塗布液規制部材7,7Aを外部
に取り外した状態を示しいる。
【0027】ダイコータ4の長手方向(幅方向)の全幅
に、スリット6が図2(b)で示す間隙L4で形成さ
れ、且つ、スリット6の深さをL31で各々形成すると
共に、スリット6の底部を塗布液供給室5と連通させて
形成している。尚、前記スリット6の間隙L4は0.1
〜0.3mmの間で形成されていることが好ましい。
に、スリット6が図2(b)で示す間隙L4で形成さ
れ、且つ、スリット6の深さをL31で各々形成すると
共に、スリット6の底部を塗布液供給室5と連通させて
形成している。尚、前記スリット6の間隙L4は0.1
〜0.3mmの間で形成されていることが好ましい。
【0028】又、図2(a)の斜視図で示された塗布液
規制部材7,7Aは、スリット6の幅方向での長さを各
々L2、高さをL3とし、スリット6の間隙L4より若
干薄い厚さL5として樹脂材(例えばポリエチレンテレ
フタレート)で平板状に形成されている。塗布液規制部
材7,7Aの厚さL5はスリット6の間隙L4に対して
60%以上、98%以下(好ましくは70%以上、95
%以下)の厚さとなしている。
規制部材7,7Aは、スリット6の幅方向での長さを各
々L2、高さをL3とし、スリット6の間隙L4より若
干薄い厚さL5として樹脂材(例えばポリエチレンテレ
フタレート)で平板状に形成されている。塗布液規制部
材7,7Aの厚さL5はスリット6の間隙L4に対して
60%以上、98%以下(好ましくは70%以上、95
%以下)の厚さとなしている。
【0029】又、前記のように小さな間隙で形成された
スリット6内に塗布液規制部材7,7Aを配置する際
に、塗布液規制部材7,7Aが樹脂材で形成されている
ため、着脱時に前記スリット6内に円滑に挿入すること
ができるため、スリット6の内面を傷付けることがな
い。
スリット6内に塗布液規制部材7,7Aを配置する際
に、塗布液規制部材7,7Aが樹脂材で形成されている
ため、着脱時に前記スリット6内に円滑に挿入すること
ができるため、スリット6の内面を傷付けることがな
い。
【0030】そして、塗布液規制部材7,7Aは図2
(a)に示すように、スリット6の幅方向の両端側に幅
L2で形成した塗布液規制部材7,7Aを挿入配置する
ことにより、幅LAの塗布用スリット6Aが形成され
る。
(a)に示すように、スリット6の幅方向の両端側に幅
L2で形成した塗布液規制部材7,7Aを挿入配置する
ことにより、幅LAの塗布用スリット6Aが形成され
る。
【0031】ここで、前記塗布液規制部材7,7Aをダ
イコータ4のスリット6内に配置するための配置操作に
ついて説明する。
イコータ4のスリット6内に配置するための配置操作に
ついて説明する。
【0032】先ずダイコータ4により支持体3を塗布す
る位置より非塗布位置に移動、又は、回動させてスリッ
ト6の開口位置を支持体3より離した後、スリット6内
に若干の塗布液Aを塗布液供給室5より供給してスリッ
ト6の全内面に塗布液Aを付着させる。
る位置より非塗布位置に移動、又は、回動させてスリッ
ト6の開口位置を支持体3より離した後、スリット6内
に若干の塗布液Aを塗布液供給室5より供給してスリッ
ト6の全内面に塗布液Aを付着させる。
【0033】次に、支持体3の幅方向の両端位置を確認
し、幅LAで塗布用スリット6Aが形成される位置に塗
布液規制部材7,7Aを配置し、前記塗布液Aを潤滑剤
として塗布液規制部材7,7Aをスリット6内の配置位
置を目視で確認しながら挿入することにより正確な位置
に配置される。
し、幅LAで塗布用スリット6Aが形成される位置に塗
布液規制部材7,7Aを配置し、前記塗布液Aを潤滑剤
として塗布液規制部材7,7Aをスリット6内の配置位
置を目視で確認しながら挿入することにより正確な位置
に配置される。
【0034】このとき、塗布液規制部材7,7Aをスリ
ット6に配置したとき、スリット6の深さL31と、塗
布液規制部材7,7Aの高さL3が同じであり、スリッ
ト6の開口位置を同じ位置に配置することにより、塗布
液規制部材7,7Aで形成された塗布用スリット6Aに
より幅LAで塗布液Aが正確に吐出することが出来る。
ット6に配置したとき、スリット6の深さL31と、塗
布液規制部材7,7Aの高さL3が同じであり、スリッ
ト6の開口位置を同じ位置に配置することにより、塗布
液規制部材7,7Aで形成された塗布用スリット6Aに
より幅LAで塗布液Aが正確に吐出することが出来る。
【0035】又、塗布液規制部材7,7Aの先端が突出
することがないので支持体3に接触することがなく、更
に、先端が下側に位置することがないので、塗布液Aが
塗布液規制部材7,7Aの先端で広がることがなく、膜
厚ムラの発生や、支持体3を支持した回転ロール2を汚
すことがない。
することがないので支持体3に接触することがなく、更
に、先端が下側に位置することがないので、塗布液Aが
塗布液規制部材7,7Aの先端で広がることがなく、膜
厚ムラの発生や、支持体3を支持した回転ロール2を汚
すことがない。
【0036】次に、ダイコータ4の塗布液供給室5に供
給された塗布液Aが塗布用スリット6Aより吐出す際の
塗布液Aの流れを、図2(b)のA−A線の断面図であ
る図3で説明する。
給された塗布液Aが塗布用スリット6Aより吐出す際の
塗布液Aの流れを、図2(b)のA−A線の断面図であ
る図3で説明する。
【0037】ダイコータ4に設けた塗布液供給孔41よ
り塗布液Aが塗布液供給室5に供給され、塗布液規制部
材7,7Aが配置された位置で塗布液Aが規制され、塗
布液規制部材7,7Aで形成された幅LAの塗布用スリ
ットより塗布液Aを吐出し、支持体3には幅LAで塗布
液Aが塗布されるように設けられている。尚、塗布液供
給室5の圧力が高すぎると塗布液規制部材7,7Aの塗
布液Aの蜜封性を損なうこともあるので、その圧力は低
い方が好ましい。そのような観点から前記塗布液Aを支
持体3に塗布する際の粘度は15cp以下が好ましく、
前記塗布用スリット6Aから吐出する塗布液Aの流量を
単位幅当たり3000cc/m/分以下にすることが好
ましい。
り塗布液Aが塗布液供給室5に供給され、塗布液規制部
材7,7Aが配置された位置で塗布液Aが規制され、塗
布液規制部材7,7Aで形成された幅LAの塗布用スリ
ットより塗布液Aを吐出し、支持体3には幅LAで塗布
液Aが塗布されるように設けられている。尚、塗布液供
給室5の圧力が高すぎると塗布液規制部材7,7Aの塗
布液Aの蜜封性を損なうこともあるので、その圧力は低
い方が好ましい。そのような観点から前記塗布液Aを支
持体3に塗布する際の粘度は15cp以下が好ましく、
前記塗布用スリット6Aから吐出する塗布液Aの流量を
単位幅当たり3000cc/m/分以下にすることが好
ましい。
【0038】以上のように構成されたダイコータ4は、
塗布液規制部材7,7Aの厚さL5をスリット6の間隙
L4に対して60%以上、98%以下の厚さとしてスリ
ット6内に挿入して配置したので、塗布液規制部材7,
7Aに塗布液供給室5で加わる圧力に対して塗布液Aが
充分に規制され、且つ、スリット6に配置された位置よ
り移動することがなく、塗布液規制部材7,7Aで形成
された塗布用スリット6Aから均一の厚さで塗布液Aが
吐出し、支持体3に対して所定の幅と厚さで塗布液Aの
塗布を行うことが出来た。
塗布液規制部材7,7Aの厚さL5をスリット6の間隙
L4に対して60%以上、98%以下の厚さとしてスリ
ット6内に挿入して配置したので、塗布液規制部材7,
7Aに塗布液供給室5で加わる圧力に対して塗布液Aが
充分に規制され、且つ、スリット6に配置された位置よ
り移動することがなく、塗布液規制部材7,7Aで形成
された塗布用スリット6Aから均一の厚さで塗布液Aが
吐出し、支持体3に対して所定の幅と厚さで塗布液Aの
塗布を行うことが出来た。
【0039】尚、支持体3の幅が変更された時には、支
持体3の幅に応じて長さL2を変更した塗布液規制部材
7,7Aを交換してスリット6に配置することにより、
塗布用スリット6Aの幅Lも変更することが可能であ
る。
持体3の幅に応じて長さL2を変更した塗布液規制部材
7,7Aを交換してスリット6に配置することにより、
塗布用スリット6Aの幅Lも変更することが可能であ
る。
【0040】この場合においても、塗布液規制部材7,
7Aを着脱して交換するには、前記のように塗布用スリ
ット6Aより塗布液Aが吐出される段階でスリット6の
間隙L4より若干狭い厚さL5で形成されたているた
め、塗布液規制部材7,7Aの両面にはスリット6との
間に塗布液Aが浸透しており、取出具等を用いてスリッ
ト6内より容易に取り出すことが出来る。
7Aを着脱して交換するには、前記のように塗布用スリ
ット6Aより塗布液Aが吐出される段階でスリット6の
間隙L4より若干狭い厚さL5で形成されたているた
め、塗布液規制部材7,7Aの両面にはスリット6との
間に塗布液Aが浸透しており、取出具等を用いてスリッ
ト6内より容易に取り出すことが出来る。
【0041】上述のダイコータ4の実施の形態におい
て、ダイコータ4の塗布液供給室5に塗布液Aを供給
し、塗布用スリット6Aより塗布液Aを吐出している
が、塗布液規制部材7,7Aで規制される塗布液Aが塗
布液供給室5内で沈澱することがある。
て、ダイコータ4の塗布液供給室5に塗布液Aを供給
し、塗布用スリット6Aより塗布液Aを吐出している
が、塗布液規制部材7,7Aで規制される塗布液Aが塗
布液供給室5内で沈澱することがある。
【0042】前記のような塗布液Aの沈澱を防止するた
め、図4(a)に示すように、前記スリット6の下部位
置でスリット6のほぼ全幅方向に設けた塗布液供給室5
に塗布液供給孔41より供給された塗布液Aを塗布液供
給室5の両側に流出できる流出孔51,52を設けても
よい。この場合、塗布液供給室5に供給された塗布液A
を塗布用スリット6Aより吐出して支持体3に塗布を行
うと共に、供給される塗布液Aの一部を流出孔51,5
2より流出することにより塗布液供給室5内の塗布液A
が円滑に流れ、分散系の塗布液であっても塗布液供給室
5内で分散した粒子が沈降したり、凝集したりするのを
防止することが出来る。
め、図4(a)に示すように、前記スリット6の下部位
置でスリット6のほぼ全幅方向に設けた塗布液供給室5
に塗布液供給孔41より供給された塗布液Aを塗布液供
給室5の両側に流出できる流出孔51,52を設けても
よい。この場合、塗布液供給室5に供給された塗布液A
を塗布用スリット6Aより吐出して支持体3に塗布を行
うと共に、供給される塗布液Aの一部を流出孔51,5
2より流出することにより塗布液供給室5内の塗布液A
が円滑に流れ、分散系の塗布液であっても塗布液供給室
5内で分散した粒子が沈降したり、凝集したりするのを
防止することが出来る。
【0043】又、図4(b)に示すように、塗布液供給
孔41を廃止し、流出孔51,52より逆に塗布液Aを
塗布液供給室5に供給して塗布液Aを塗布用スリット6
Aより吐出させるようにしても塗布液規制部材7,7A
の位置で塗布液供給室5内の塗布液Aの一部を円滑に流
動させることが出来る。この場合は、前記図4(a)の
ダイコータ4のように塗布液Aが外部に流出しないため
無駄がなく、且つ、塗布液供給室5内で分散した粒子が
沈降したり、凝集したりするのを防止することが出来
る。
孔41を廃止し、流出孔51,52より逆に塗布液Aを
塗布液供給室5に供給して塗布液Aを塗布用スリット6
Aより吐出させるようにしても塗布液規制部材7,7A
の位置で塗布液供給室5内の塗布液Aの一部を円滑に流
動させることが出来る。この場合は、前記図4(a)の
ダイコータ4のように塗布液Aが外部に流出しないため
無駄がなく、且つ、塗布液供給室5内で分散した粒子が
沈降したり、凝集したりするのを防止することが出来
る。
【0044】ところで、上述の実施の形態(図2と、図
3)では、平板状の塗布液規制部材7、7Aを用いた
が、塗布液規制部材7,7Aの形状を異ならせた変形例
を示す。
3)では、平板状の塗布液規制部材7、7Aを用いた
が、塗布液規制部材7,7Aの形状を異ならせた変形例
を示す。
【0045】図5(a)はその形状の異なる変形例の一
例で、スリット6の幅方向と平行に塗布液規制部材7,
7Aに折曲部71を形成してスリット6に設けたもので
ある。この場合、塗布液規制部材7,7Aの厚さL6が
上述した実施の形態(図2、図3参照)の塗布液規制部
材7,7Aの厚さL5と同じ厚さで形成されていても、
スリット6の間隙L4の内面に対して折曲部71の外面
と塗布液規制部材7,7Aの上下部が間隙L4のスリッ
ト6面に当接しているため、吐出方向の塗布液Aが確実
に阻止されるものである。
例で、スリット6の幅方向と平行に塗布液規制部材7,
7Aに折曲部71を形成してスリット6に設けたもので
ある。この場合、塗布液規制部材7,7Aの厚さL6が
上述した実施の形態(図2、図3参照)の塗布液規制部
材7,7Aの厚さL5と同じ厚さで形成されていても、
スリット6の間隙L4の内面に対して折曲部71の外面
と塗布液規制部材7,7Aの上下部が間隙L4のスリッ
ト6面に当接しているため、吐出方向の塗布液Aが確実
に阻止されるものである。
【0046】又、上述した実施の形態(図2、図3)に
おいては、単層の塗布を行うダイコータ4で説明した
が、図5(b)に示すように、重層の塗布を行うダイコ
ータ4にも適用出来る。このダイコータ4は、支持体3
に重層の塗布液層を形成するために2本のスリット6,
61を平行に形成し、各々2本のスリット6,61に塗
布液規制部材7,7Aを挿入して配置したものである。
そして塗布液供給孔41,42より塗布液供給室5、5
1に異なる塗布液を供給し、スリット6、61に形成さ
れた塗布用スリットより吐出して重層塗布を行うことも
出来る。
おいては、単層の塗布を行うダイコータ4で説明した
が、図5(b)に示すように、重層の塗布を行うダイコ
ータ4にも適用出来る。このダイコータ4は、支持体3
に重層の塗布液層を形成するために2本のスリット6,
61を平行に形成し、各々2本のスリット6,61に塗
布液規制部材7,7Aを挿入して配置したものである。
そして塗布液供給孔41,42より塗布液供給室5、5
1に異なる塗布液を供給し、スリット6、61に形成さ
れた塗布用スリットより吐出して重層塗布を行うことも
出来る。
【0047】又、塗布液規制部材7,7Aの一部を外側
に突出させた突出部7a,71aを形成することによ
り、塗布液規制部材7,7Aは取り出し易くなり、塗布
液規制部材7,7Aの交換も短時間で行うことが出来
る。
に突出させた突出部7a,71aを形成することによ
り、塗布液規制部材7,7Aは取り出し易くなり、塗布
液規制部材7,7Aの交換も短時間で行うことが出来
る。
【0048】更に、上述の実施の形態においては、スリ
ットの幅の変更を塗布液規制部材7,7Aを交換するこ
とにより行うようにしたが、図6に示すように、前記ス
リット6に配置したまま、スリット6の幅方向の変更を
塗布液規制部材7、7Aが移動させるようにしてもよ
い。この場合、図示のように前記突出部7a,71aに
取手部7b,71bを形成する。
ットの幅の変更を塗布液規制部材7,7Aを交換するこ
とにより行うようにしたが、図6に示すように、前記ス
リット6に配置したまま、スリット6の幅方向の変更を
塗布液規制部材7、7Aが移動させるようにしてもよ
い。この場合、図示のように前記突出部7a,71aに
取手部7b,71bを形成する。
【0049】このように塗布液規制部材7,7Aに取手
部7b,71bを設けることにより、スリット6に塗布
液規制部材7,7Aを挿入して配置したままスリット6
の幅方向に移動することが可能となる。従って、支持体
3の幅が変更されたとき、その変更幅に応じて塗布液規
制部材7,7Aをスリット6の幅方向に移動させ、塗布
用スリット6Aの幅Lを、変更された支持体3の幅に容
易に変えることが出来る。
部7b,71bを設けることにより、スリット6に塗布
液規制部材7,7Aを挿入して配置したままスリット6
の幅方向に移動することが可能となる。従って、支持体
3の幅が変更されたとき、その変更幅に応じて塗布液規
制部材7,7Aをスリット6の幅方向に移動させ、塗布
用スリット6Aの幅Lを、変更された支持体3の幅に容
易に変えることが出来る。
【0050】
【実施例】次に、実施例として前記図2(a),
(b)、及び図3と同様にスリット6を形成したダイコ
ータ4を用いて実験を行った。尚、ダイコータ4に形成
したスリット6は、幅を700mm、深さL31を30
mm、間隙L4を200μmで形成したものを用いた。
(b)、及び図3と同様にスリット6を形成したダイコ
ータ4を用いて実験を行った。尚、ダイコータ4に形成
したスリット6は、幅を700mm、深さL31を30
mm、間隙L4を200μmで形成したものを用いた。
【0051】又、幅500mm、厚さ100μmのポリ
エチレンテレフタレートの支持体3に、液粘度3cpの
塗布液Aを塗布膜厚20μm、塗布速度50m/分の条
件で塗布した。その際、スリット6の先端と支持体3と
の間隙は0.1mmに設定し、減圧装置8の減圧は50
mmH2Oの条件で行った。
エチレンテレフタレートの支持体3に、液粘度3cpの
塗布液Aを塗布膜厚20μm、塗布速度50m/分の条
件で塗布した。その際、スリット6の先端と支持体3と
の間隙は0.1mmに設定し、減圧装置8の減圧は50
mmH2Oの条件で行った。
【0052】実施例1は、塗布液規制部材7,7Aをス
リット6の幅方向の両側に配置し、スリット6の幅方向
の幅L2を各々100mmで、塗布液規制部材7,7A
の厚さL5を125μm(間隙L4の62.5%)で形
成し、これをスリット6内に挿入した。
リット6の幅方向の両側に配置し、スリット6の幅方向
の幅L2を各々100mmで、塗布液規制部材7,7A
の厚さL5を125μm(間隙L4の62.5%)で形
成し、これをスリット6内に挿入した。
【0053】実施例2は、実施例1のものを塗布液規制
部材7,7Aの厚さL5を150μm(間隙L4の75
%)に変更したものである。
部材7,7Aの厚さL5を150μm(間隙L4の75
%)に変更したものである。
【0054】実施例3は、実施例1のものを塗布液規制
部材7,7Aの厚さL5を180μm(間隙L4の90
%)に変更したものである。
部材7,7Aの厚さL5を180μm(間隙L4の90
%)に変更したものである。
【0055】実施例4は、実施例1のものを塗布液規制
部材7,7Aの厚さL5を196μm(間隙L4の98
%)に変更したものである。
部材7,7Aの厚さL5を196μm(間隙L4の98
%)に変更したものである。
【0056】次の実施例5は、実施例1の厚さ125μ
mの塗布液規制部材7,7Aを図5(a)に示すよう
に、スリット6の幅方向に折曲部を設けたものである。
mの塗布液規制部材7,7Aを図5(a)に示すよう
に、スリット6の幅方向に折曲部を設けたものである。
【0057】比較例1は、塗布液規制部材を設けずに、
スリット6の幅方向の両端側の開口部に厚さ50μmの
テープを張り付けたものである。
スリット6の幅方向の両端側の開口部に厚さ50μmの
テープを張り付けたものである。
【0058】比較例2は、実施例1のものを塗布液規制
部材7,7Aの厚さL5を100μm(間隙L4の50
%)に変更したものである。
部材7,7Aの厚さL5を100μm(間隙L4の50
%)に変更したものである。
【0059】比較例3は、実施例1のものを塗布液規制
部材7,7Aの厚さL5を200μm(間隙L4の10
0%)に変更したものである。
部材7,7Aの厚さL5を200μm(間隙L4の10
0%)に変更したものである。
【0060】以上の実施例1〜5、及び、比較例1〜3
で実験を行い、塗布液Aを塗布したあと乾燥し、膜厚を
測定した結果、膜厚均一性と、目視により回転ローラの
未塗布部の汚れによる判断から塗布液規制部材とスリッ
ト6との密封性と、スリット6と塗布液規制部材7,7
Aを着脱して塗布液規制部材の着脱容易性を表1内に
○、△、×で各々示した。
で実験を行い、塗布液Aを塗布したあと乾燥し、膜厚を
測定した結果、膜厚均一性と、目視により回転ローラの
未塗布部の汚れによる判断から塗布液規制部材とスリッ
ト6との密封性と、スリット6と塗布液規制部材7,7
Aを着脱して塗布液規制部材の着脱容易性を表1内に
○、△、×で各々示した。
【0061】
【表1】
【0062】○は、各項目で「問題がない」場合を表
す。
す。
【0063】△は、多少問題はあるが「実用的に問題が
ない」場合を表す。
ない」場合を表す。
【0064】×は、「実用的に問題がある」の場合を表
す。
す。
【0065】以上の表1からわかるように、スリット6
の間隙L4に対して塗布液規制部材7,7Aの厚さL5
を60%以上、98%以下にした実施例1から実施例5
までにおいては実用的に問題がなく、特に70%以上、
95%以下である実施例2及び実施例3においては特に
問題がなかった。又、これと同等に折曲部を設けた実施
例5においても特に問題がなかった。
の間隙L4に対して塗布液規制部材7,7Aの厚さL5
を60%以上、98%以下にした実施例1から実施例5
までにおいては実用的に問題がなく、特に70%以上、
95%以下である実施例2及び実施例3においては特に
問題がなかった。又、これと同等に折曲部を設けた実施
例5においても特に問題がなかった。
【0066】これに対して、スリット6の幅方向の両端
側の開口部にテープを張り付けた比較例1と、スリット
6の間隙L4に対して塗布液規制部材7,7Aの厚さL
5を60%以下にした比較例2と、98%以上にした比
較例3においては実用的に問題があった。
側の開口部にテープを張り付けた比較例1と、スリット
6の間隙L4に対して塗布液規制部材7,7Aの厚さL
5を60%以下にした比較例2と、98%以上にした比
較例3においては実用的に問題があった。
【0067】
【発明の効果】請求項1に於いて、ダイコータに塗布液
を吐出するため形成されたスリットの一部を塗布液規制
部材で規制して塗布用スリットを形成し、前記塗布用ス
リットより前記塗布液を吐出し、走行する支持体に前記
塗布液を塗布するダイコータ塗布装置において、前記塗
布液規制部材の厚さが、前記スリットの間隙の60%以
上98%以下とした前記塗布液規制部材を、前記スリッ
トの間隙内に配置することにより、前記スリットに前記
塗布用スリットを形成したことにより、スリットの間隙
に塗布液規制部材を容易に、且つ、正確な位置に設ける
ことが可能であり、又、塗布液の吐出時に於いても塗布
液規制部材が所定の位置に確実に保持されており、塗布
用スリットが確実に形成され、この状態で確実に塗布液
を支持体に塗布することが出来る。
を吐出するため形成されたスリットの一部を塗布液規制
部材で規制して塗布用スリットを形成し、前記塗布用ス
リットより前記塗布液を吐出し、走行する支持体に前記
塗布液を塗布するダイコータ塗布装置において、前記塗
布液規制部材の厚さが、前記スリットの間隙の60%以
上98%以下とした前記塗布液規制部材を、前記スリッ
トの間隙内に配置することにより、前記スリットに前記
塗布用スリットを形成したことにより、スリットの間隙
に塗布液規制部材を容易に、且つ、正確な位置に設ける
ことが可能であり、又、塗布液の吐出時に於いても塗布
液規制部材が所定の位置に確実に保持されており、塗布
用スリットが確実に形成され、この状態で確実に塗布液
を支持体に塗布することが出来る。
【0068】請求項2に於いて、前記スリットの間隙を
0.1〜0.3mmで形成することにより、塗布液を幅
方向に均一な厚さで塗布することが出来る。そのような
狭いスリットの間隙で薄く強度的に弱い塗布液規制部材
であっても、スリットの間隙より塗布液規制部材の厚み
を小さくしているため、塗布液規制部材をスリットより
取り出したり、挿入する操作を容易に行うことが出来
る。
0.1〜0.3mmで形成することにより、塗布液を幅
方向に均一な厚さで塗布することが出来る。そのような
狭いスリットの間隙で薄く強度的に弱い塗布液規制部材
であっても、スリットの間隙より塗布液規制部材の厚み
を小さくしているため、塗布液規制部材をスリットより
取り出したり、挿入する操作を容易に行うことが出来
る。
【0069】請求項3に於いて、前記塗布液規制部材は
樹脂製であることにより、小さな間隙で形成されたスリ
ット内に塗布液規制部材を配置する際に、塗布液規制部
材の着脱時に前記スリット内に円滑に挿入できるため、
スリット内面を傷付けることがない。
樹脂製であることにより、小さな間隙で形成されたスリ
ット内に塗布液規制部材を配置する際に、塗布液規制部
材の着脱時に前記スリット内に円滑に挿入できるため、
スリット内面を傷付けることがない。
【0070】請求項4に於いて、前記塗布液規制部材
は、前記スリットの開口位置まで配置されていることに
より、塗布液規制部材のスリット内での位置確認が容易
であり、又、塗布液規制部材により形成された塗布用ス
リットより正確な幅で塗布液が吐出し、所定の幅で支持
体に塗布液を塗布することが出来る。
は、前記スリットの開口位置まで配置されていることに
より、塗布液規制部材のスリット内での位置確認が容易
であり、又、塗布液規制部材により形成された塗布用ス
リットより正確な幅で塗布液が吐出し、所定の幅で支持
体に塗布液を塗布することが出来る。
【0071】請求項5に於いて、前記スリットの間隙内
に挿入された前記塗布液規制部材の一部が前記スリット
より外側に突出していることにより、塗布液規制部材の
取り出しを容易に行うことが出来る。
に挿入された前記塗布液規制部材の一部が前記スリット
より外側に突出していることにより、塗布液規制部材の
取り出しを容易に行うことが出来る。
【0072】請求項6に於いて、前記塗布液規制部材に
前記スリットの幅方向と平行に折曲部を形成したことに
より、スリットの間隙に対して塗布液規制部材で確実に
塗布液を規制することが出来る。
前記スリットの幅方向と平行に折曲部を形成したことに
より、スリットの間隙に対して塗布液規制部材で確実に
塗布液を規制することが出来る。
【0073】請求項7に於いて、前記塗布液の粘度が1
5cp以下であることにより、ダイコータ内部の塗布液
供給室の圧力は低く抑えることができ、塗布液の吐出時
に塗布液規制部材がスリット位置に正確に保持され、且
つ、密封性が良好であり塗布液を規制することが出来
る。
5cp以下であることにより、ダイコータ内部の塗布液
供給室の圧力は低く抑えることができ、塗布液の吐出時
に塗布液規制部材がスリット位置に正確に保持され、且
つ、密封性が良好であり塗布液を規制することが出来
る。
【0074】請求項8に於いて、前記スリットから吐出
する前記塗布液の流量が単位幅当たり3000cc/m/
分以下であることにより、ダイコータ内部の塗布液供給
室の圧力は低く抑えることができ、塗布液の吐出時に塗
布液規制部材がスリット位置に正確に保持され、且つ、
密封性が良好であり塗布液を規制することが出来る。
する前記塗布液の流量が単位幅当たり3000cc/m/
分以下であることにより、ダイコータ内部の塗布液供給
室の圧力は低く抑えることができ、塗布液の吐出時に塗
布液規制部材がスリット位置に正確に保持され、且つ、
密封性が良好であり塗布液を規制することが出来る。
【0075】請求項9に於いて、前記ダイコータに対し
前記支持体の進行方向上流側に減圧手段を設けたことに
より、高速塗布や、薄膜塗布に対応することが出来る。
減圧手段を設けると、ダイコータ内部の塗布液供給室の
圧力も低くなり、塗布液規制部材による塗布液の密封性
に対しても有利となる。
前記支持体の進行方向上流側に減圧手段を設けたことに
より、高速塗布や、薄膜塗布に対応することが出来る。
減圧手段を設けると、ダイコータ内部の塗布液供給室の
圧力も低くなり、塗布液規制部材による塗布液の密封性
に対しても有利となる。
【図1】本発明のダイコータ塗布装置の全体構成を示す
正面図。
正面図。
【図2】本発明のダイコータより塗布液規制部材を分解
して示す斜視図と、ダイコータに塗布液規制部材を配置
した断面図。
して示す斜視図と、ダイコータに塗布液規制部材を配置
した断面図。
【図3】本発明の図2(b)のA−A線の断面図。
【図4】本発明のダイコータのスリットより塗布液を吐
出する状態を示す断面図。
出する状態を示す断面図。
【図5】本発明の他の塗布液規制部材をダイコータに配
置した断面図。
置した断面図。
【図6】本発明のダイコータに配置した他の塗布液規制
部材を示す断面図。
部材を示す断面図。
【図7】従来のダイコータ塗布装置を示す正面図。
【図8】従来のダイコータ塗布装置を示す斜視図。
1 ダイコータ塗布装置 2 回転ロール 3 支持体 4 ダイコータ 5,51 塗布液供給室 6,61 スリット 6A 塗布用スリット 7,7A 塗布液規制部材 8 減圧装置 A 塗布液
Claims (9)
- 【請求項1】 ダイコータのスリットの一部を塗布液規
制部材で規制して塗布用スリットを形成し、前記塗布用
スリットより前記塗布液を吐出し、走行する支持体に前
記塗布液を塗布するダイコータ塗布装置において、 前記塗布液規制部材の厚さが、前記スリットの間隙の6
0%以上98%以下とした前記塗布液規制部材を、前記
スリットの間隙内に配置することにより、前記スリット
に前記塗布用スリットを形成したことを特徴とするダイ
コータ塗布装置。 - 【請求項2】 前記スリットの間隙を0.1〜0.3m
mで形成したことを特徴とする請求項1記載のダイコー
タ塗布装置。 - 【請求項3】 前記塗布液規制部材は樹脂製であること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のダイコータ塗
布装置。 - 【請求項4】 前記塗布液規制部材は、前記スリットの
開口位置まで配置されていることを特徴とする請求項
1、2又は3記載のダイコータ塗布装置。 - 【請求項5】 前記スリットの間隙内に挿入された前記
塗布液規制部材の一部が前記スリットより外側に突出し
ていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
ダイコータ塗布装置。 - 【請求項6】 前記塗布液規制部材に前記スリットの幅
方向と平行に折曲部を形成したことを特徴とする請求項
1、2、3、4又は5記載のダイコータ塗布装置。 - 【請求項7】 前記塗布液の粘度が15cp以下である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
のダイコータ塗布装置。 - 【請求項8】 前記スリットから吐出する前記塗布液の
流量が単位幅当たり3000cc/m/分以下であるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記
載のダイコータ塗布装置。 - 【請求項9】 前記ダイコータに対し前記支持体の進行
方向上流側に減圧手段を設けたことを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7又は8記載のダイコータ塗
布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP857098A JPH11207236A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | ダイコータ塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP857098A JPH11207236A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | ダイコータ塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207236A true JPH11207236A (ja) | 1999-08-03 |
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