JPH11193711A - 自動二輪車の排気マフラーの構造 - Google Patents
自動二輪車の排気マフラーの構造Info
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- JPH11193711A JPH11193711A JP36804597A JP36804597A JPH11193711A JP H11193711 A JPH11193711 A JP H11193711A JP 36804597 A JP36804597 A JP 36804597A JP 36804597 A JP36804597 A JP 36804597A JP H11193711 A JPH11193711 A JP H11193711A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 テールエンド部において、外観を損なうこと
なく、消音効果を向上させことができる自動二輪車の排
気マフラーの構造を提供する。 【解決手段】 中空形状の支持ブラケット41が、排気
ガスが排出されるテールパイプ23と該テールパイプ2
3の下流端部を覆うテールカバーパイプ31とを支持す
る。支持ブラケット41の空間部41a内に、耐熱性を
有する吸音材34を配設する。支持ブラケット41は、
中心ほど排気下流側に突出する略円錐形状である。
なく、消音効果を向上させことができる自動二輪車の排
気マフラーの構造を提供する。 【解決手段】 中空形状の支持ブラケット41が、排気
ガスが排出されるテールパイプ23と該テールパイプ2
3の下流端部を覆うテールカバーパイプ31とを支持す
る。支持ブラケット41の空間部41a内に、耐熱性を
有する吸音材34を配設する。支持ブラケット41は、
中心ほど排気下流側に突出する略円錐形状である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動二輪車の排
気マフラーの構造に関するものである。
気マフラーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の排気マフラーとし
て、テールエンド部において、ハウジングに、中空形状
の支持ブラケットを介して、排気ガスが排出されるテー
ルパイプと該テールパイプの下流端部を同軸状に覆うテ
ールカバーパイプとを支持するようにしたものが知られ
ている(例えば特開平7−208146号公報参照)。
て、テールエンド部において、ハウジングに、中空形状
の支持ブラケットを介して、排気ガスが排出されるテー
ルパイプと該テールパイプの下流端部を同軸状に覆うテ
ールカバーパイプとを支持するようにしたものが知られ
ている(例えば特開平7−208146号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
排気マフラーにおいては、支持ブラケットが中空形状で
あるため、排気ガスの流れにより、前記空間部が共鳴箱
として機能し、騒音が発生する。特に、総排気量が90
0cc以上のエンジンで1本マフラーの場合に発生しや
すい。
排気マフラーにおいては、支持ブラケットが中空形状で
あるため、排気ガスの流れにより、前記空間部が共鳴箱
として機能し、騒音が発生する。特に、総排気量が90
0cc以上のエンジンで1本マフラーの場合に発生しや
すい。
【0004】そこで、支持ブラケットに穴を開けたり、
テールパイプをテールカバーパイプから突出させるなど
して、共鳴効果を低減することが行われているが、外観
を損なうおそれがある。
テールパイプをテールカバーパイプから突出させるなど
して、共鳴効果を低減することが行われているが、外観
を損なうおそれがある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、テールエンド部において、外観を損なうことなく、
消音効果を向上させることができる自動二輪車の排気マ
フラーの構造を提供することを目的とする。
で、テールエンド部において、外観を損なうことなく、
消音効果を向上させることができる自動二輪車の排気マ
フラーの構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングに、中空形状の支持ブラケットを介して、排気ガ
スが排出されるテールパイプと該テールパイプの下流端
部を覆うテールカバーパイプとが支持されている自動二
輪車の排気マフラーの構造において、前記支持ブラケッ
トの空間部内に、耐熱性を有する第1の吸音材が配設さ
れている。
ジングに、中空形状の支持ブラケットを介して、排気ガ
スが排出されるテールパイプと該テールパイプの下流端
部を覆うテールカバーパイプとが支持されている自動二
輪車の排気マフラーの構造において、前記支持ブラケッ
トの空間部内に、耐熱性を有する第1の吸音材が配設さ
れている。
【0007】請求項1の発明によれば、支持ブラケット
の空間部に吸音材を配設しているので、空間部の容積を
小さくすることと、第1の吸音材による消音効果との相
乗効果により、従来のように空間部が共鳴箱として機能
するのが回避され、消音効果を損なうことがなくなる。
よって、テールエンド部において、外観を損なうことな
く、共鳴効果を低減して、消音性能が確保される。
の空間部に吸音材を配設しているので、空間部の容積を
小さくすることと、第1の吸音材による消音効果との相
乗効果により、従来のように空間部が共鳴箱として機能
するのが回避され、消音効果を損なうことがなくなる。
よって、テールエンド部において、外観を損なうことな
く、共鳴効果を低減して、消音性能が確保される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の自動二輪車
の排気マフラーの構造において、前記支持ブラケット
が、中心側ほど外方に突出する略円錐形状である。
の排気マフラーの構造において、前記支持ブラケット
が、中心側ほど外方に突出する略円錐形状である。
【0009】請求項2の発明によれば、支持ブラケット
が中心ほど外方に突出する略円錐形状とされ、その形状
により支持効果が高められ、音による振動も少なくな
る。
が中心ほど外方に突出する略円錐形状とされ、その形状
により支持効果が高められ、音による振動も少なくな
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の自動二輪車の排気マフラーの構造において、前記支持
ブラケットが、テールパイプをハウジングに支持させる
内側部材と、該内側部材の排気下流側に空間を存して配
設されテールカバーパイプをハウジングに支持させる外
側部材とを有し、さらに、前記内側部材の上流側に耐熱
性を有する第2の吸音材が装設されている。
の自動二輪車の排気マフラーの構造において、前記支持
ブラケットが、テールパイプをハウジングに支持させる
内側部材と、該内側部材の排気下流側に空間を存して配
設されテールカバーパイプをハウジングに支持させる外
側部材とを有し、さらに、前記内側部材の上流側に耐熱
性を有する第2の吸音材が装設されている。
【0011】請求項3の発明によれば、第1の吸音材に
加え、第2の吸音材を設けることで、吸音材による消音
効果がより高められる。
加え、第2の吸音材を設けることで、吸音材による消音
効果がより高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0013】図1は自動二輪車の排気マフラーの縦断面
図、図2は図1のA−A線における断面図、図3は図1
のB−B線における断面図、図4は排気マフラーのテー
ルエンド部の拡大図である。
図、図2は図1のA−A線における断面図、図3は図1
のB−B線における断面図、図4は排気マフラーのテー
ルエンド部の拡大図である。
【0014】図1に示すように、自動二輪車の排気マフ
ラー1は、1つのエンジンに対して1本設けるだけの1
本マフラーで、排圧が高くなる4気筒エンジン(例えば
900cc)に用いられるものであり、多数の透孔2
a,・・・が形成された内筒部材2と、該内筒部材2の
外側に、耐熱性を有する吸音材3(例えばグラスウー
ル、ステンレスウール)を介して同軸上に配設された外
筒部材4とからなるハウジング9を備え、該外筒部材4
の一側には、取付ボルト5を有する導入口部材6が、他
側には、排出口部材7がそれぞれ設けられている。な
お、前記取付ボルト5は、排気マフラー1を排気マニホ
ールド(図示せず)の下流端に連結するためのものであ
る。また、前記導入口部材6の下流側には、排気ガスの
漏れを防止するシール材8が配設されている。
ラー1は、1つのエンジンに対して1本設けるだけの1
本マフラーで、排圧が高くなる4気筒エンジン(例えば
900cc)に用いられるものであり、多数の透孔2
a,・・・が形成された内筒部材2と、該内筒部材2の
外側に、耐熱性を有する吸音材3(例えばグラスウー
ル、ステンレスウール)を介して同軸上に配設された外
筒部材4とからなるハウジング9を備え、該外筒部材4
の一側には、取付ボルト5を有する導入口部材6が、他
側には、排出口部材7がそれぞれ設けられている。な
お、前記取付ボルト5は、排気マフラー1を排気マニホ
ールド(図示せず)の下流端に連結するためのものであ
る。また、前記導入口部材6の下流側には、排気ガスの
漏れを防止するシール材8が配設されている。
【0015】また、前記内筒部材2内には、排気上流側
から、バッフルプレート11、第1及び第2の仕切壁部
材12,13が順に設けられている。そして、導入口部
材6と第1の仕切壁部材12との間に第1室14が、第
2の仕切壁部材13と排出口部材7との間に第2室15
が、第1の仕切壁部材11と第2の仕切壁部材13との
間に第3室16がそれぞれ区画して形成されている。よ
って、パンチグプレート11は、第1室14内に設けら
れている。
から、バッフルプレート11、第1及び第2の仕切壁部
材12,13が順に設けられている。そして、導入口部
材6と第1の仕切壁部材12との間に第1室14が、第
2の仕切壁部材13と排出口部材7との間に第2室15
が、第1の仕切壁部材11と第2の仕切壁部材13との
間に第3室16がそれぞれ区画して形成されている。よ
って、パンチグプレート11は、第1室14内に設けら
れている。
【0016】ここで、前記バッフルプレート11を第1
室14内に設けているのは、内筒部材2の周囲に設けて
いる吸音材3が低音よりも高音の方が吸音しやすいこと
から、排気ガスがバッフルプレート11を通過すること
で、低音を高音に変化させるためである。
室14内に設けているのは、内筒部材2の周囲に設けて
いる吸音材3が低音よりも高音の方が吸音しやすいこと
から、排気ガスがバッフルプレート11を通過すること
で、低音を高音に変化させるためである。
【0017】前記バッフルプレート11は、多数の透孔
11a,・・・が形成された円盤部11Aと、該円盤部
11Aの周辺より軸線方向において導入口部材6側に延
び内筒部材2の内周面に取り付けられる周壁部11Bと
を備える。
11a,・・・が形成された円盤部11Aと、該円盤部
11Aの周辺より軸線方向において導入口部材6側に延
び内筒部材2の内周面に取り付けられる周壁部11Bと
を備える。
【0018】第1の仕切壁部材12も、バッフルプレー
ト11と同様に、円盤部12Aと、周壁部12Bとを有
し、図2に示すように、前記円盤部12Aに中心より三
方向に延びる凸部12aが湾曲して形成されており、上
部左右に、第1室14と第3室16とを相互に連通し略
径が等しい1対の第1の貫通孔12b,12c(例えば
内径17.3mm)が形成され、下部には上流端がラッパ
形状の第1のパイプ部材21が貫通して設けられてい
る。第1のパイプ部材21の径は、第1の貫通孔12
b,12bの径の略2倍程度であり、内筒部材2の内径
の略1/2程度である。
ト11と同様に、円盤部12Aと、周壁部12Bとを有
し、図2に示すように、前記円盤部12Aに中心より三
方向に延びる凸部12aが湾曲して形成されており、上
部左右に、第1室14と第3室16とを相互に連通し略
径が等しい1対の第1の貫通孔12b,12c(例えば
内径17.3mm)が形成され、下部には上流端がラッパ
形状の第1のパイプ部材21が貫通して設けられてい
る。第1のパイプ部材21の径は、第1の貫通孔12
b,12bの径の略2倍程度であり、内筒部材2の内径
の略1/2程度である。
【0019】前記第1のパイプ部材21は、第1の仕切
壁部材12だけでなく、第3室16を経て第2の仕切壁
部材13も貫通しており、第1室14と第2室15とを
相互に連通し、第1室14から第2室15に排気ガスを
導くようになっている。
壁部材12だけでなく、第3室16を経て第2の仕切壁
部材13も貫通しており、第1室14と第2室15とを
相互に連通し、第1室14から第2室15に排気ガスを
導くようになっている。
【0020】第2の仕切壁部材13も、バッフルプレー
ト11及び第1の仕切壁部材12と同様に、円盤部13
Aと、周壁部13Bとを有し、図3に示すように、前記
円盤部13A上下方向の中間部位において左右に、第2
室15と第3室16とを連通する1対の第2のパイプ部
材22,22が設けられている。第2のパイプ部材22
は、第1のパイプ部材21よりも小径である。また、円
盤部13Aの上部中央に多数の透孔23a,・・・が周
面に形成され上流端がラッパ形状のテールパイプ23
が、軸線が傾斜した状態で設けられている。より詳細に
は、テールパイプ23は、その外側に吸音材24を介し
て、テールパイプ23よりも短い外側パイプ25が設け
られ、該外側パイプ25が第2の仕切壁部材13に対
し、テールパイプ23の上流側部分が内筒部材2の外周
側に、下流側部分が内筒部材2の中心側に位置するよう
に傾斜した状態に取り付けられている。
ト11及び第1の仕切壁部材12と同様に、円盤部13
Aと、周壁部13Bとを有し、図3に示すように、前記
円盤部13A上下方向の中間部位において左右に、第2
室15と第3室16とを連通する1対の第2のパイプ部
材22,22が設けられている。第2のパイプ部材22
は、第1のパイプ部材21よりも小径である。また、円
盤部13Aの上部中央に多数の透孔23a,・・・が周
面に形成され上流端がラッパ形状のテールパイプ23
が、軸線が傾斜した状態で設けられている。より詳細に
は、テールパイプ23は、その外側に吸音材24を介し
て、テールパイプ23よりも短い外側パイプ25が設け
られ、該外側パイプ25が第2の仕切壁部材13に対
し、テールパイプ23の上流側部分が内筒部材2の外周
側に、下流側部分が内筒部材2の中心側に位置するよう
に傾斜した状態に取り付けられている。
【0021】前記テールパイプ23は、外側パイプ25
より、下流側部分の方が上流側部分よりも大きく突出し
ており、その下流側部分が、排出口部材7に取り付けら
れている。なお、テールパイプ23の下流端にはパイプ
37が外嵌されている。
より、下流側部分の方が上流側部分よりも大きく突出し
ており、その下流側部分が、排出口部材7に取り付けら
れている。なお、テールパイプ23の下流端にはパイプ
37が外嵌されている。
【0022】また、テールパイプ23の左右には、第2
室15と第3室16とを相互に連通する1対の第2の貫
通孔13a,13bが設けられている。ここで、第2の
貫通孔13a,13bは、第1の貫通孔12b,12c
と上下方向においてずらせて消音効果を調整することが
できるが、それらの貫通孔12b,12c及び13a,
13bの位置は上下方向において一致している方が消音
効果を図る効果がより高いと考えられる。
室15と第3室16とを相互に連通する1対の第2の貫
通孔13a,13bが設けられている。ここで、第2の
貫通孔13a,13bは、第1の貫通孔12b,12c
と上下方向においてずらせて消音効果を調整することが
できるが、それらの貫通孔12b,12c及び13a,
13bの位置は上下方向において一致している方が消音
効果を図る効果がより高いと考えられる。
【0023】前記排出口部材7は、図4に詳細を示すよ
うに、テールパイプ23の下流側部分を覆うテールカバ
ーパイプ31と、該テールカバーパイプ31をテールパ
イプ23と共に外筒部材4および内筒部材2に取り付け
る中空形状の支持ブラケット41とを備える。支持ブラ
ケット41は、テールカバーパイプ31より上流側で一
端部がテールパイプ23に結合され他端部が内筒部材2
及び外筒部材4に結合される略円錐形状の内側部材32
と、前記テールカバーパイプ31に一端部が接合され他
端部が内側部材32に接合される略円錐形状の外側部材
33とを有し、内側部材32と外側部材33との間に形
成される空間部41aに、耐熱性を有する第1の吸音材
34(例えばグラスウール、ステンレスウール)が設け
られている。また、内側部材32の上流側側面には、耐
熱性を有する第2の吸音材35が取付部材36にて取り
付けられている。ここで、内側部材32および外側部材
33を備える支持ブラケット41を略円錐形状としてい
るのは、そのようにすることで、排気音による振動が少
なくなり、テールパイプ23およびテールカバーパイプ
31に対する支持効果を補強することができるからであ
る。
うに、テールパイプ23の下流側部分を覆うテールカバ
ーパイプ31と、該テールカバーパイプ31をテールパ
イプ23と共に外筒部材4および内筒部材2に取り付け
る中空形状の支持ブラケット41とを備える。支持ブラ
ケット41は、テールカバーパイプ31より上流側で一
端部がテールパイプ23に結合され他端部が内筒部材2
及び外筒部材4に結合される略円錐形状の内側部材32
と、前記テールカバーパイプ31に一端部が接合され他
端部が内側部材32に接合される略円錐形状の外側部材
33とを有し、内側部材32と外側部材33との間に形
成される空間部41aに、耐熱性を有する第1の吸音材
34(例えばグラスウール、ステンレスウール)が設け
られている。また、内側部材32の上流側側面には、耐
熱性を有する第2の吸音材35が取付部材36にて取り
付けられている。ここで、内側部材32および外側部材
33を備える支持ブラケット41を略円錐形状としてい
るのは、そのようにすることで、排気音による振動が少
なくなり、テールパイプ23およびテールカバーパイプ
31に対する支持効果を補強することができるからであ
る。
【0024】上記のように構成すれば、内側部材32と
外側部材33の間の空間部41aに吸音材34を充填し
ているので、空間部41aの容積を小さくすることと吸
音材34による消音効果との相乗効果により、従来発生
していた空間部が共鳴箱として機能するのが回避され、
総排気量が大きいエンジンに用いられた場合であって
も、消音効果を損なうことがなくなる。
外側部材33の間の空間部41aに吸音材34を充填し
ているので、空間部41aの容積を小さくすることと吸
音材34による消音効果との相乗効果により、従来発生
していた空間部が共鳴箱として機能するのが回避され、
総排気量が大きいエンジンに用いられた場合であって
も、消音効果を損なうことがなくなる。
【0025】よって、共鳴を回避するために、支持ブラ
ケット41に穴を開けたり、テールパイプ23をテール
カバーパイプ31より突出させたりする必要がないの
で、テールエンド部において、外観を損なうことなく、
共鳴効果による騒音を低減して、消音性能を確保するこ
とができる。
ケット41に穴を開けたり、テールパイプ23をテール
カバーパイプ31より突出させたりする必要がないの
で、テールエンド部において、外観を損なうことなく、
共鳴効果による騒音を低減して、消音性能を確保するこ
とができる。
【0026】また、前記支持ブラケット41(内側部材
32、外側部材33)は、中心ほど排気下流側に突出す
る略円錐形状としているので、テールパイプ23、テー
ルカバーパイプ31の支持強度を高めることができると
共に、排気音による振動も低減することができ、より消
音効果を高めることができる。
32、外側部材33)は、中心ほど排気下流側に突出す
る略円錐形状としているので、テールパイプ23、テー
ルカバーパイプ31の支持強度を高めることができると
共に、排気音による振動も低減することができ、より消
音効果を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0028】請求項1の発明は、テールパイプを支持す
る支持ブラケットの空間部に吸音材を配設しているの
で、空間部の容積を小さくなることと、吸音材による消
音効果との相乗効果により、従来発生していた空間部が
共鳴箱として機能するのを回避することができる。よっ
て、排気量が大きいエンジンの1本マフラーとして用い
る場合であっても、消音効果を損なうことがなくなる。
る支持ブラケットの空間部に吸音材を配設しているの
で、空間部の容積を小さくなることと、吸音材による消
音効果との相乗効果により、従来発生していた空間部が
共鳴箱として機能するのを回避することができる。よっ
て、排気量が大きいエンジンの1本マフラーとして用い
る場合であっても、消音効果を損なうことがなくなる。
【0029】請求項2の発明は、支持ブラケットが中心
ほど排気下流側に突出する略円錐形状としているので、
その形状によりテールパイプなどの支持を補強すること
ができ、排気音による振動も少なくすることが可能とな
る。
ほど排気下流側に突出する略円錐形状としているので、
その形状によりテールパイプなどの支持を補強すること
ができ、排気音による振動も少なくすることが可能とな
る。
【0030】請求項3の発明は、第1の吸音材に加え、
第2の吸音材を設けているので、吸音材による消音効果
をより高めることができる。
第2の吸音材を設けているので、吸音材による消音効果
をより高めることができる。
【図1】本発明に係る自動二輪車の排気マフラーの縦断
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】排気マフラーのテールエンド部の拡大図であ
る。
る。
1 排気マフラー 9 ハウジング 23 テールパイプ 31 テールカバーパイプ 32 外側部材 33 内側部材 34 第1の吸音材 35 第2の吸音材 41 支持ブラケット 41a 空間部
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングに、中空形状の支持ブラケッ
トを介して、排気ガスが排出されるテールパイプと該テ
ールパイプの下流端部を覆うテールカバーパイプとが支
持されている自動二輪車の排気マフラーの構造におい
て、 前記支持ブラケットの空間部内に、耐熱性を有する第1
の吸音材が配設されていることを特徴とする自動二輪車
の排気マフラーの構造。 - 【請求項2】 前記支持ブラケットは、中心ほど排気下
流側に突出する略円錐形状である請求項1記載の自動二
輪車の排気マフラーの構造。 - 【請求項3】 前記支持ブラケットは、テールパイプを
ハウジングに支持させる内側部材と、該内側部材の排気
下流側に空間を存して配設されテールカバーパイプをハ
ウジングに支持させる外側部材とを有し、 さらに、前記内側部材の上流側に耐熱性を有する第2の
吸音材が装設されている請求項1または2記載の自動二
輪車の排気マフラーの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368045A JP3020911B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 自動二輪車の排気マフラーの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368045A JP3020911B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 自動二輪車の排気マフラーの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11193711A true JPH11193711A (ja) | 1999-07-21 |
JP3020911B2 JP3020911B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=18490841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9368045A Expired - Fee Related JP3020911B2 (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 自動二輪車の排気マフラーの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020911B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-29 JP JP9368045A patent/JP3020911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3020911B2 (ja) | 2000-03-15 |
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