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JPH1119986A - 射出成形品の製造方法 - Google Patents

射出成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH1119986A
JPH1119986A JP18098597A JP18098597A JPH1119986A JP H1119986 A JPH1119986 A JP H1119986A JP 18098597 A JP18098597 A JP 18098597A JP 18098597 A JP18098597 A JP 18098597A JP H1119986 A JPH1119986 A JP H1119986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
female mold
male mold
male
arm member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18098597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Matsuo
大徳 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP18098597A priority Critical patent/JPH1119986A/ja
Publication of JPH1119986A publication Critical patent/JPH1119986A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の寸法不良を生じることがなく、塗装
工程も必要とせずにウエルドラインの生じる恐れのない
射出成形品の製造方法を提供する。 【解決手段】 互いに対向して設けられた雌型2と雄型
5との閉合時に形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射
出し、雌型2と雄型5とを開割し、雄型5から成形品を
取り出す射出成形品の製造方法において、雌型2と雄型
5との開割時にアーム部材41を雌型2と雄型5との間
に挿入し、アーム部材41の片側に取付けられた加熱部
材42を雌型2の型面に接触させて雌型2の型面を加熱
すると共にアーム部材41の他の片側に取付けられた取
り出し部材43により雄型5から成形品を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形品の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特公平1−48864号
公報に記載されているように、互いに対向して設けられ
た雌型と雄型との閉合時に形成されるキャビティ内に溶
融樹脂を射出し、雌型と雄型とを開割し、雄型から成形
品を取り出す射出成形品の製造方法が知られている。
【0003】このような射出成形品の製造方法におい
て、キャビティ内における溶融樹脂の合流部に所謂ウエ
ルドラインが表れ、商品価値を低下することがある。図
5に示すように、事務機器の外装品(イ)を射出成形方
法により成形する場合には、図6に示すように、外装品
(イ)の中央開口部に設けられたランナー(ロ)から溶
融樹脂をキャビティ内に射出するため外装品(イ)の四
隅部にはウエルドライン(ハ)が表れる。
【0004】このようなウエルドライン(ハ)を消すた
めに、従来はキャビティ内に溶融樹脂を導入するゲート
箇所を減少したり、成形品に現れたウエルドライン
(ハ)の上から塗装したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
ように、ウエルドラインを消すためにキャビティ内に溶
融樹脂を導入するゲート箇所を減少すると、成形品の寸
法不良を生じることがあり、又、成形品に現れたウエル
ドラインの上から塗装するのは、塗装工程が必要となる
ためコストアップとなる問題があった。
【0006】本発明は、従来の射出成形品の製造方法に
おける、このような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記の問題を解決し、成
形品の寸法不良を生じることがなく、塗装工程も必要と
せずにウエルドラインの生じる恐れのない射出成形品の
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の射出成形品の製造方法は、互いに対向し
て設けられた雌型と雄型との閉合時に形成されるキャビ
ティ内に溶融樹脂を射出し、雌型と雄型とを開割し、雄
型から成形品を取り出す射出成形品の製造方法におい
て、雌型と雄型との開割時にアーム部材を雌型と雄型と
の間に挿入し、アーム部材の片側に取付けられた加熱部
材を雌型の型面に接触させて雌型の型面を加熱すると共
にアーム部材の他の片側に取付けられた取り出し部材に
より雄型から成形品を取り出すことを特徴とするもので
ある。
【0008】〔作用〕本発明の射出成形品の製造方法に
おいては、雌型と雄型との開割時にアーム部材を雌型と
雄型との間に挿入し、アーム部材の片側に取付けられた
加熱部材を雌型の型面に接触させて雌型の型面を加熱す
ると共にアーム部材の他の片側に取付けられた取り出し
部材により雄型から成形品を取り出すものであるから、
加熱部材と接触することにより雌型の型面が加熱されて
ウエルドラインが現れることがなく、又、加熱部材が取
付けられた共通のアーム材により成形品を取り出すこと
ができ、効率的である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の射出成形品
の製造方法の一実施態様を示す説明図である。
【0010】図1において、1は射出成形機、11は射
出成形機1の射出装置、12は金型移動装置、13は固
定側ダイプレートであり、固定側ダイプレート13に雌
型2が取付けられている。又、固定側ダイプレート13
にはスタンド3が取付けられ、スタンド3の上端にはロ
ボット4が取付けられている。
【0011】14は移動側ダイプレートであり、移動側
ダイプレート14には雄型5が取付けられている。雌型
2と雄型5とは互いに対向して設けられ、雌型2と雄型
5との閉合時には雌型2と雄型5との間にキャビティが
形成されるようになっている。
【0012】ロボット4にはアーム部材41が垂設さ
れ、アーム部材41は図1において左右方向及び奥行き
方向に往復移動できるようになっている。アーム部材4
1の雌型2に近い片側には加熱部材42が取付けられ、
加熱部材42は基盤421に2個の発熱体422、42
2が取付けられている。
【0013】発熱体422、422は雌型2の材質より
も軟らかく熱伝導性の優れた銅、アルミニウム、亜鉛等
で構成され、内部にカートリッジヒーターが設けられ、
200〜300℃程度の温度に加熱されるようになって
いる。発熱体422、422の表面には雌型2の型面と
の密接できるように耐熱ゴム製皮膜により被覆されてい
る。
【0014】アーム部材41の雄型5に近い片側には取
り出し部材43が取付けられている。取り出し部材43
は基盤431に複数個の吸盤432が取付けられてい
る。
【0015】次に、本発明の射出成形品の製造方法の一
実施態様を図1、2により説明する。図1に示すよう
に、雌型2と雄型5とが開割されている状態において、
アーム部材41を雌型2と雄型5との間に挿入し、加熱
部材42を雌型2の方向に移動させ、加熱部材42の複
数個の発熱体422を雌型2の型面に密接させ、雌型2
の型面を200〜300℃程度の温度に加熱する。
【0016】次いで、アーム部材41を雌型2と雄型5
との間から上昇させ、雌型2と雄型5とを閉合し、雌型
2と雄型5との間に形成されるキャビティ内に溶融樹脂
を射出し、所望の成形品を成形する。溶融樹脂が冷却固
化した状態で雌型2と雄型5と開割し、雌型2と雄型5
との間にアーム部材41を挿入し、取り出し部材43を
雄型5に接近させ、取り出し部材43の吸盤432を雄
型5に付着されている成形品に密接させて吸着し、アー
ム部材41を雌型2の方向に移動させることにより成形
品を離型させると共に加熱部材42の発熱体422、4
22を雌型2の型面に密接させて雌型2の型面を200
〜300℃程度の温度に加熱し、以降同様のサイクルを
繰り返し、成形品を製造する。
【0017】加熱部材42の発熱体422、422を雌
型2の型面に密接させて雌型2の型面を200〜300
℃程度の温度に加熱することにより、成形品にはウエル
ドラインが現れることがなく、美麗を成形品が製造でき
る。
【0018】図3は加熱部材の他の一例が使用された例
であり、図3に示す加熱部材42aにおいては、図1、
2に示す加熱部材42のように複数個の発熱体422を
使用する代わりに1個の発熱体422aを使用するもの
である。
【0019】以上、本発明の実施の形態例を図により説
明したが、本発明の構成は図示の実施の形態例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更は本発明に含まれる。
【0020】例えば、図1〜3に示す実施の形態のよう
に、アーム部材41が左右に移動する代わりに図4に示
す発熱体422bのように、発熱体422bのみが左右
に移動するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の射出成形品の製造方法において
は、加熱部材と接触することにより雌型の型面が加熱さ
れてウエルドラインが現れることがないので、美麗な成
形品を製造することができ、又、寸法精度も良好なもの
となっている。更に、加熱部材が取付けられた共通のア
ーム材により成形品を取り出すことができ、効率的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形品の製造方法の一実施態様を
示す説明図。
【図2】図1に示す実施態様の要部拡大一部切欠正面
図。
【図3】本発明の射出成形品の製造方法の他の一実施態
様を示す要部拡大一部切欠正面図。
【図4】本発明の射出成形品の製造方法の更に異なる他
の一実施態様を示す要部拡大正面図。
【図5】射出成形品の一例を示す斜視図。
【図6】射出成形品にウエルドラインが現れる態様を示
す正面図。
【符号の説明】
1 射出成形機 11 射出装置 12 金型移動装置 13 固定側ダイプレート 14 移動側ダイプレート 2 雌型 3 スタンド 4 ロボット 41 アーム部材 42 加熱部材 43 取り出し部材 5 雄型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して設けられた雌型と雄型と
    の閉合時に形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射出
    し、雌型と雄型とを開割し、雄型から成形品を取り出す
    射出成形品の製造方法において、雌型と雄型との開割時
    にアーム部材を雌型と雄型との間に挿入し、アーム部材
    の片側に取付けられた加熱部材を雌型の型面に接触させ
    て雌型の型面を加熱すると共にアーム部材の他の片側に
    取付けられた取り出し部材により雄型から成形品を取り
    出すことを特徴とする射出成形品の製造方法。
JP18098597A 1997-07-07 1997-07-07 射出成形品の製造方法 Pending JPH1119986A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18098597A JPH1119986A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 射出成形品の製造方法

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JP18098597A JPH1119986A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 射出成形品の製造方法

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JPH1119986A true JPH1119986A (ja) 1999-01-26

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JP18098597A Pending JPH1119986A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 射出成形品の製造方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0623931A2 (en) * 1993-04-02 1994-11-09 Nec Corporation Semiconductor synchronous memory device having input circuit for producing constant main control signal operative to allow timing generator to latch command signals
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