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JPH11187454A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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Publication number
JPH11187454A
JPH11187454A JP34901097A JP34901097A JPH11187454A JP H11187454 A JPH11187454 A JP H11187454A JP 34901097 A JP34901097 A JP 34901097A JP 34901097 A JP34901097 A JP 34901097A JP H11187454 A JPH11187454 A JP H11187454A
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communication
message
terminal device
function
unit
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JP34901097A
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Masashi Etsuno
正史 越野
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NEC Mobile Communications Ltd
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NEC Mobile Communications Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信者が通信圏外から通信圏内に戻ってきた
ときに、受信者に留守録機能に留守録されたメッセージ
が有るか否かを認識させることができる携帯端末装置を
提供すること。 【解決手段】 携帯して基地局を介して通信する機能を
有する携帯端末装置100に、通信圏外・通信圏内を検
出して前記基地局と自動で通信し、この通信結果を表示
した後に報知する処理部200を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が携帯して
通信するための携帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話(携帯型電話機)やPH
S(簡易携帯型電話機)等の携帯端末装置が多用されて
きている。このような携帯端末装置は、一般的には筐体
に制御部、送受信部、表示部、音響入出力部及び操作部
等が配置された構成となっている。
【0003】このような構成の携帯端末装置相互で通信
する場合、先ず送信者がその携帯端末装置(以下、第1
携帯端末装置という)の操作部の例えば番号キーにより
受信者の携帯端末装置(以下、第2携帯端末装置とい
う)の呼出し番号を押して通信開始キーを押す。
【0004】すると、その呼出し番号が表示部に表示さ
れると共に、通信信号が制御部から送受信部を介して最
寄りの基地局及び移動通信交換局(以下、単に基地局と
いう)へ送信される。そして、最寄りの基地局で受信さ
れた通信信号は、第2携帯端末装置の送受信部へ送信さ
れる。第2携帯端末装置の送受信部で受信された通信信
号は制御部へ送出され、音響入出力部の例えばスピーカ
から呼出し音が発せられる。
【0005】受信者はマイクからの呼出し音を聞いた
ら、第2携帯端末装置の操作部の通信開始キーを押して
音響入出力部の例えばマイクに向かって応答する。する
と、この応答による通信信号が制御部から送受信部を介
して最寄りの基地局へ送信される。そして、最寄りの基
地局で受信された通信信号は、第1携帯端末装置の送受
信部へ送信される。第1携帯端末装置の送受信部で受信
された通信信号は制御部へ送出され、音響入出力部の例
えばスピーカから音声が発せられる。これ以降、第1及
び第2携帯端末装置間で通信が可能となる。
【0006】ところで、携帯端末装置には、例えば留守
番電話サービス、キャッチホンサービス、転送電話サー
ビス等の種々のサービス機能が設定できるようになって
いる。留守番電話サービスは、第2携帯端末装置が電波
の届かない場所、例えば携帯端末装置が携帯電話のとき
は地下街や地下鉄内、携帯端末装置がPHSのときは高
速移動車両内等の通信圏外に置かれているときに、基地
局の留守録機能が第2携帯端末装置に代わって第1携帯
端末装置からの送信信号を受け、所定のメッセージ(例
えば、「こちらは***番です。ただいま、電話に出る
ことができません。発信音の後にお名前、電話番号とメ
ッセージを録音してください。」)を第1携帯端末装置
に送信するサービスである。
【0007】ところが、このような留守番電話サービス
が、第2携帯端末装置に設定されていても、従来は、例
えば受信者が通信圏内から通信圏外に出ている間に送信
者から通信があった場合、受信者は、その後に通信圏内
に戻ってきても、留守番電話サービスが送信者により利
用されたことに気付かないことがあり、その都度、第1
携帯端末装置から基地局の留守録機能にメッセージの有
無を手動アクセスにより問い合わせる必要があった。
【0008】そこで、携帯端末装置に、受信信号から通
信圏外情報を出力する受信機と、通信圏外期間を任意に
設定するタイマと、受信機の通信圏外情報を基にタイマ
により設定された期間以上通信圏外に居て、その後に通
信圏内に戻ったことを検出する手段と、この検出結果を
基に警告を発生する手段及び基地局の留守録機能にアク
セスするために送信機を駆動する手段とを備え、受信者
が通信圏内から通信圏外に一旦出て、その後に通信圏内
に戻ってきたときに、警告発生及び留守録機能に自動ア
クセスすることができる携帯端末装置が提案されている
(特開平9−46760号公報参照)。
【0009】このような携帯端末装置によれば、受信者
が、自覚なしに通信圏外と通信圏内との間を出たり入っ
たりしている間にメッセージが留守録されていても、留
守録機能に自動アクセスしてくれるので、メッセージに
気が付かずに長期間放置された後に手動アクセスにより
初めて気が付くような不具合を防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯端
末装置によると、受信者は、通信圏外から通信圏内に戻
ってきたことを警告により認識し、その後に例えばスピ
ーカに耳を当てて自動アクセスされた留守録機能に留守
録されたメッセージが有るか否かを確認しなければなら
ない。従って、受信者は、通信圏内に戻ってきていても
携帯端末装置に出られない場合があり、その場合は留守
録機能に留守録されたメッセージが有るか否かを確認す
ることができないという問題がある。
【0011】従って、本発明の目的は、受信者が通信圏
外から通信圏内に戻ってきたときに、受信者に留守録機
能に留守録されたメッセージが有るか否かを認識させる
ことができる携帯端末装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を実
現するため、携帯して基地局を介して通信する機能を有
する携帯端末装置において、通信圏外・通信圏内を検出
して前記基地局と自動で通信し、この通信結果を表示し
た後に報知する処理部を備えたことを特徴とする携帯端
末装置を提供する。
【0013】上記構成によれば、例えば受信者が通信圏
外から通信圏内に戻ってきたときに、留守録機能に留守
録されたメッセージが有るか否かを自動的に表示し報知
するようにしているので、受信者の現在の状況いかんに
係わらず、受信者に留守録されたメッセージの有無を確
実に認識させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の携帯端末装置の
実施形態を示す概略ブロック図である。この携帯端末装
置100は、筐体に制御部110、送受信部120、表
示部130、音響入出力部140及び操作部150、そ
の他バイブレータ160、メモリ170等、並びに留守
録処理部200が配置された構成となっている。
【0015】制御部110は、上記各部と接続されてお
り、送受信部120、音響入出力部140、操作部15
0等から送出されてくる信号を解析し、その解析結果に
より所定の信号を送受信部120、表示部130、音響
入出力部140、バイブレータ160、メモリ170等
に配信する機能を有する。
【0016】送受信部120は、送受信用アンテナ12
1等が備えられており、制御部110から送出されてく
る通信信号を基地局へ送信し、また基地局から送信され
てくる通信信号を制御部110へ送出する機能を有す
る。表示部130は、例えばSTN(Super Tw
isted Nematic)方式の液晶ディスプレイ
(Liquid Crystal Display)1
31等が備えられており、制御部110から送出されて
くる表示信号に基づいて、所定の数字や文字等を表示す
る機能を有する。
【0017】音響入出力部140は、例えば圧電素子等
で成るスピーカ141やマイク142等が備えられてお
り、制御部110から送出されてくる音響信号に基づい
て、スピーカ141から所定の音声や警告音等を出力
し、またマイク142に入力される音響信号を制御部1
10に送出する機能を有する。操作部150は、例えば
番号キーや通信開始キー151等が備えられており、各
キー151の操作により入力される操作信号を制御部1
10に送出する機能を有する。
【0018】バイブレータ160は、例えば偏心ウエイ
トを有するモータで構成されており、制御部110から
送出されてくる駆動信号に基づいて、モータを駆動して
偏心ウエイトを回転させ、筐体を振動させる機能を有す
る。メモリ170は、例えば半導体メモリ(RAM(R
andom AccessMemory))等で構成さ
れており、制御部110から送出されてくる書き込み信
号を記憶し、あるいは記憶している情報を読み出し信号
として制御部110に送出する機能を有する。
【0019】留守録処理部200は、この携帯端末装置
100の主要部であり、携帯端末装置100を所持して
いる受信者が通信圏外から通信圏内に戻ってきたとき
に、留守録機能に留守録されたメッセージが有るか否か
を自動的に表示し報知する機能を有する。
【0020】図2は、図1に示す携帯端末装置100の
主要部である留守録処理部200及びこの留守録処理部
200の処理に関係する制御部110、送受信部12
0、表示部130、音響入出力部140及びバイブレー
タ160の詳細構成例を示すブロック図である。この構
成の携帯端末装置100は、800MHz帯と1.5G
Hz帯の2つの周波数帯域が割り当てられているPDC
(Personal DigitalCellula
r)方式のデジタル携帯電話である。
【0021】制御部110は、音響入出力部140に接
続された音声信号処理回路111A、この音声信号処理
回路111Aに接続された時分割多重回路111B、こ
の時分割多重回路111Bに送信方向に向かって順に接
続されている変調器112、ミキサ113a、RF(R
adio Frequency)フィルタ114a、増
幅器115a及び受信方向に向かって順に接続されてい
る増幅器115b、RFフィルタ114b、ミキサ11
3b、第1IF(IntermediateFrequ
ency)フィルタ117a、増幅器115c、ミキサ
113c、第2IFフィルタ117b、増幅器115
d、復調器118さらにミキサ113a、113bにそ
れぞれ接続されている周波数シンセサイザ119が備え
られている。
【0022】音声信号処理回路111Aは、音響入出力
部140のマイク142から入力される音声のデジタル
化及びスピーカへ出力する音声のアナログ化を行う機能
を有する。時分割多重回路111Bは、複数のデジタル
化した音声をそれぞれ一定時間(タイムスロット)毎に
切り替えて送受信することにより、1本の回線で複数チ
ャネルの通信を行う機能を有する。
【0023】RFフィルタ114a、114bは、例え
ば薄いセラミック層の上にインダクタ(L)やキャパシ
タ(C)と等価になる金属パターンを形成し、それを何
層も重ねた積層セラミックフィルタが用いられ、LとC
の値で決まる共振周波数とその近傍が通過帯域となる機
能を有する。第1IFフィルタ117a、第2IFフィ
ルタ117bは、通話チャネルの信号を取り出すため
に、通過帯域から阻止域への減衰特性(ロールオフ率)
が急峻な例えば圧電体として水晶を使用したSAW(S
urface acoustic Wave)フィルタ
が用いられ、圧電体の表面を伝わる表面弾性波を共振さ
せたときの共振周波数とその近傍が通過帯域となる機能
を有する。
【0024】送受信部120は、送受信用アンテナ12
1に接続されていると共に、制御部110の送信側の増
幅器115a及び受信側の増幅器115bにそれぞれ接
続さている分波器122が備えられている。分波器12
2は、大きい電力がかかっても壊れにくい例えば誘電体
フィルタが用いられ、チタン酸バリウム等の強誘電体の
内部に電界を閉じ込め、内部で磁界を共振させたときの
共振周波数とその近傍が通過帯域となる機能を有する。
【0025】留守録処理部200は、時分割多重回路1
11Bに接続されたエリア検出回路201及びこのエリ
ア検出回路201に接続された留守録アクセス回路20
2と、時分割多重回路111Bに接続されたメッセージ
表示制御回路203と、時分割多重回路111Bに接続
されたタイマ204及びこのタイマ204に接続された
報知回路205とが備えられている。尚、メッセージ表
示制御回路203は、表示部130の液晶ディスプレイ
131と接続されており、報知回路205は、バイブレ
ータ160及び音響入出力部140のスピーカ141と
接続されている。
【0026】エリア検出回路201は、携帯端末装置1
00を所持している受信者が通信圏外から通信圏内に戻
ってきたことを検出し、その検出結果を留守録アクセス
回路202に送出する機能を有し、例えばインバータ、
アンドゲート、フリップフロップ等により構成されてい
る。留守録アクセス回路202は、エリア検出回路20
1からの検出結果により、基地局の留守録機能に自動的
にアクセスする機能を有する。
【0027】メッセージ表示制御回路203は、基地局
から送信された留守録機能に留守録されたメッセージの
有無を表示部130の液晶ディスプレイ131に表示さ
せる機能を有する。
【0028】タイマ204は、予め任意の時間が設定可
能てあり、基地局から留守録機能に留守録されたメッセ
ージの有無が送信されてきた時点で設定時間のカウント
ダウンを開始し、受信者が基地局の留守録機能に手動ア
クセスした時点で設定時間のカウントダウンを停止し、
また設定時間を最後までカウントダウンした時点で受信
者が基地局の留守録機能に手動アクセスしていない旨の
通知を報知回路205に送出する機能を有する。
【0029】報知回路205は、タイマ204からの通
知により、バイブレータ160を駆動し、音響入出力部
140のスピーカ141から所定の警告音や音声等を発
生させる機能を有する。
【0030】図3は、図2に示す携帯端末装置100に
よる留守番電話サービスに自動アクセスする場合の動作
例を示すフローチャートである。通信圏内において例え
ば携帯端末装置100相互で通信する場合の動作は従来
技術の説明と同様である。そして、携帯端末装置(第2
携帯端末装置)100を所持している受信者が、通信圏
内から通信圏外に移動、即ち第2携帯端末装置100が
電波の届かない場所、例えば地下街や地下鉄内に置かれ
た後に、携帯端末装置(第1携帯端末装置)100を所
持している送信者が第2携帯端末装置100に対して通
信を行った場合は、以下のように動作する(ステップS
1)。
【0031】先ず、基地局の留守録機能が第2携帯端末
装置100に代わって第1携帯端末装置100からの送
信信号を受け、所定のメッセージ(例えば、「こちらは
***番です。ただいま、電話に出ることができませ
ん。発信音の後にお名前、電話番号とメッセージを録音
してください。」)を第1携帯端末装置100に送信す
る。次に、送信者は、このメッセージに従って、第1携
帯端末装置100から必要なメッセージを基地局の留守
録機能に留守録する。
【0032】その後、第2携帯端末装置100のエリア
検出回路201は、最寄りの基地局の制御チャネルを探
し続け、基地局との間で位置登録を行うことにより、第
2携帯端末装置100を所持している受信者が通信圏外
から通信圏内に戻ってきたことを検出し、その検出結果
を留守録アクセス回路202に送出する(ステップS
2)。
【0033】留守録アクセス回路202は、エリア検出
回路201からの検出結果により、基地局の留守録機能
に自動アクセスを開始する(ステップS3)。
【0034】即ち、留守録アクセス回路202は、基地
局の留守録機能に対する送信信号(以下、アクセス信号
という)を時分割多重回路111Bに送出する。時分割
多重回路111Bは、アクセス信号を一定時間(タイム
スロット)毎に切り替えて変調器112へ送出する。変
調器112は、アクセス信号をRF信号に変換してミキ
サ113aへ送出する。ミキサ113aは、例えば水晶
振動子等の基準周波数信号TCOXを受けて作動する周
波数シンセサイザ119からの信号とアクセス信号を合
成してRFフィルタ114aへ送出する。
【0035】RFフィルタ114aは、アクセス信号を
例えば1.429GHz〜1.453GHzにフィルタ
リングして増幅器115aへ送出する。増幅器115a
は、アクセス信号を増幅して分波器122へ送出する。
そして、分波器122は、アクセス信号を送信周波数に
分波して送受信用アンテナ121を介して基地局の留守
録機能に送信する。
【0036】基地局の留守録機能は、留守録されている
メッセージが有る場合、メッセージ有の信号を第2携帯
端末装置100に送信する。第2携帯端末装置100の
分波器122は、送受信用アンテナ121を介して受信
したメッセージ有の受信信号(以下、メッセージ信号と
いう)を受信周波数に分波して増幅器115bへ送出す
る(ステップS4)。増幅器115bは、メッセージ信
号を増幅してRFフィルタ114bへ送出する。RFフ
ィルタ114bは、メッセージ信号を例えば1.477
GHz〜1.501GHzにフィルタリングしてミキサ
113bへ送出する。ミキサ113bは、周波数シンセ
サイザ119からの信号とメッセージ信号を合成して第
1IFフィルタ117aへ送出する。
【0037】第1IFフィルタ117aは、メッセージ
信号を例えば243.95MHzまたは248.45M
Hzにフィルタリングして増幅器115cへ送出する。
増幅器115cは、メッセージ信号を増幅しミキサ11
3cを介して第2IFフィルタ117bへ送出する。第
2IFフィルタ117bは、メッセージ信号を例えば1
0.7MHzにフィルタリングして増幅器115dへ送
出する。増幅器115dは、メッセージ信号を増幅して
復調器118へ送出する。復調器118は、メッセージ
信号をデジタル信号に変換して時分割多重回路111B
へ送出する。そして、時分割多重回路111Bは、メッ
セージ信号をメッセージ表示制御回路203及びタイマ
204へ送出する。
【0038】メッセージ表示制御回路203は、時分割
多重回路111Bからのメッセージ信号により、基地局
の留守録機能に留守録されたメッセージが有る旨、例え
ば「留守録メッセージ有り」を表示部130の液晶ディ
スプレイ131に表示させる。同時に、タイマ204
は、時分割多重回路111Bからのメッセージ信号によ
り、設定時間のカウントダウンを開始する(ステップS
5,S6)。そして、受信者が基地局の留守録機能に手
動アクセスした時点で設定時間のカウントダウンを停止
する(ステップS7,S8)。
【0039】一方、設定時間を最後までカウントダウン
した時点で受信者が基地局の留守録機能に手動アクセス
していない場合は、その旨の通知信号を報知回路205
に送出する(ステップS7,S9)。報知回路205
は、タイマ204からの通知により、バイブレータ16
0を駆動して第2携帯端末装置100を振動させ、ある
いは音響入出力部140のスピーカ141から所定の警
告音、例えば断続的な電子音や音声、例えば「留守録さ
れたメッセージが有ります」等を発生させ、受信者が基
地局の留守録機能に手動アクセスしていないことを受信
者に報知する(ステップS10)。
【0040】このような携帯端末装置100によれば、
受信者が、自覚なしに通信圏外と通信圏内との間を出た
り入ったりしている間にメッセージが留守録されていて
も、留守録機能に自動アクセスしてくれ、さらに、受信
者が通信圏内に戻ってきていても携帯端末装置に出られ
ない場合は、留守録機能に留守録されたメッセージが有
るか否かを確実に認識することができるので、メッセー
ジに気が付かずに長期間放置された後に手動アクセスに
より初めて気が付くような不具合を防止することができ
る。
【0041】尚、上述した実施形態では、携帯端末装置
相互の通信について説明したが、携帯端末装置と一般電
話との通信でも同様の効果を得ることができる。さら
に、携帯端末装置として携帯電話を例に説明したが、P
HS等の無線を利用した携帯端末装置であれば同様に適
用することができる。また、携帯端末装置が電波の届か
ない場所に置かれる例として、携帯端末装置が携帯電話
のときは地下街や地下鉄内、携帯端末装置がPHSのと
きは高速移動車両内等の通信圏外に置かれているときを
想定しているが、例えば携帯端末装置の電源が切られて
いるときも同様の効果を奏する。
【0042】さらに、基地局の留守録機能に留守録され
ているメッセージが有る場合にメッセージ有の報知を行
うようにしたが、メッセージが無い場合にもメッセージ
無の報知を行うようにしても良い。また、留守番電話サ
ービス以外のサービスに対しても、同様の効果を奏する
ように適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、受
信者が通信圏外から通信圏内に戻ってきたときに、受信
者に留守録機能に留守録されたメッセージが有るか否か
を確実に認識させることができるので、例えばメッセー
ジの確認を長期間せずに放置して消去されてしまうよう
なことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末装置の実施形態を示す概略ブ
ロック図である。
【図2】図1に示す携帯端末装置の主要部である留守録
処理部及びこの留守録処理部の処理に関係する各部の詳
細構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示す携帯端末装置の動作例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100 携帯端末装置 110 制御部 120 送受信部 130 表示部 140 音響入出力部 150 操作部 160 バイブレータ 170 メモリ 200 留守録処理部 111A 音声信号処理回路 111B 時分割多重回路 121 送受信用アンテナ 122 分波器 141 スピーカ 142 マイク 201 エリア検出回路 202 留守録アクセス回路 203 メッセージ表示制御回路 204 タイマ 205 報知回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯して基地局を介して通信する機能を
    有する携帯端末装置において、 通信圏外・通信圏内を検出して前記基地局と自動で通信
    し、この通信結果を表示した後に報知する処理部を備え
    たことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 携帯して基地局を介して通信する機能を
    有する携帯端末装置において、 通信圏外から通信圏内へ移動した際に、前記基地局の留
    守録機能と自動で通信し、前記留守録機能に伝言が有る
    ときは、その旨を表示した後に報知する処理部を備えた
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記伝言が有る旨の報知は、前記伝言が
    有る旨を表示した後の所定時間内に、前記基地局の留守
    録機能と手動で通信されなかったときに行われるように
    構成されている請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 携帯して基地局を介して通信する機能を
    有する携帯端末装置において、 通信圏外・通信圏内を検出する検出部と、 前記検出部の検出結果により、前記基地局と自動で通信
    する通信部と、 前記通信部の通信結果を表示する表示部と、 前記通信部の通信結果により、所定時間の計測を開始す
    る計測部と、 前記所定時間経過後に、前記通信部の通信結果を報知す
    る報知部とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 携帯して基地局を介して通信する機能を
    有する携帯端末装置において、 通信圏外・通信圏内を検出する検出部と、 前記検出部の検出結果により、通信圏外から通信圏内へ
    移動したときは、前記基地局の留守録機能と自動で通信
    する通信部と、 前記通信部の通信結果により、前記留守録機能に伝言が
    有るときは、その旨を表示する表示部と、 前記通信部の通信結果により、前記留守録機能に伝言が
    有るときは、所定時間の計測を開始する計測部と、 前記所定時間内に、前記基地局の留守録機能と手動で通
    信されなかったときは、前記伝言が有る旨を報知する報
    知部とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
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