JPH11173256A - 引力と磁力で動力を発生して回転する回転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】近代の永久磁石には、高保磁力・高磁気エネル
ギ積が有る事で永久磁石を回転装置に色々研究されてい
るが、磁石には吸引・反発力が有り、同極磁石の角度を
変えたりして反発力で回転させようとしても第一発目は
反発しても次の同極は逆反発して回転方向に巻き込まず
回転しないことが指摘されている。又、吸引力でも一度
は吸引しでも吸引したまま回転運動につながらない問題
点が有る。 【解決手段】引力・磁力の作用を応用して開発したもの
で、固定磁石８を回転磁石体７の半径だけを囲むように
構成し、磁力のプラス面全てを活用しマイナス面をカッ
トする構造にした。回転磁石体７の構造は上部固定磁石
８Ｎ極の磁界中心部９の最上段に回転磁石６Ｓ極が吸引
力で最も近づいた際、引力の作用て磁石軸４を上段より
下段へ順次落下させる事に着目し引力と磁力の力バラン
スを応用して原動力を発生して回転する回転装置を開発
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の属する技術分野］本発明は、引力
磁石の力・バランスで、回転磁石体７の磁石軸４を引力
の作用で最上段より順次落下させるよう構成し、原動力
を発生して回転するものである。

【０００２】［従来の技術］現在、発電においては、原
子力・水力・風力・火力・地熱などを利用している。動
力としては、モーターエンジン等を利用しているが何に
しても安全性・実用性・コスト等の問題点がある。

【０００３】［発明が解決しようとする課題］上記問題
を解決しようと近代の永久磁石は、高保磁力・高磁気エ
ネルギ積が有る事で、永久磁石を回転装置に色々と研究
しているが、磁石には吸引・反発力が有り同極磁石の角
度を変えたりて、反発力で回転させようとしても、第一
発目は反発しても、次の同極は逆反発で回転方向に巻き
込まず、回転しない事が指摘されている。又、Ｎ極Ｓ極
の吸引力も一度は吸引の力は働くが、吸引したまま回転
運動につながらない問題点が有る。

【０００４】［課題を解決するための手段］本発明は、
上述問題を全て解決するため固定磁石８を図１のように
磁石中心部９から回転磁石体７の左半径だけを囲むよう
に構成し、吸引・反発力のプラス面全てを活用し、マイ
ナス面をカットする構造とした。回転磁石体７の構造
は、上部固定磁石８Ｎ極の磁界中心部９の最上段に回転
磁石体７の磁石軸４の上部磁石６Ｓ極が吸引力で近づ
き、吸引力でマイナスが発生しようとする時点にさしか
かった際、磁石軸４は、落下しやすいように垂直と成
り、引力の力が働き、磁石軸４の重量で磁界の吸引力を
振り切り磁石軸４が落下する。回転運動で吸引したまま
回転しないマイナス面を引力の力で磁石の吸引力を振り
切りマイナス面をカットした構造で有る事が分かる。
又、磁石軸４が引力で磁石の吸引力を振り切り落下する
と、磁石軸４は両端に磁石６Ｓ極の磁石構成と成ってい
ることから、下部固定磁石８Ｓ極磁界中心部９に、磁石
軸４の下部磁石６Ｓ極が落下接近するため、同極の相反
発で回転方向に反発される。又、左上位置に有る回転磁
石６の全ては落下して固定磁石に接近しており、吸引・
反発力がプラス面に働き回転方向に押し上げられ、最上
段の落下位置に近づき、磁石軸４が垂直に成り落下しや
すいように成るとともに引力の力で磁界の吸引力を振り
切り落下する。このように、引力と磁力の作用で、原動
力を発生させ回転をする。図１から見て、下部固定磁石
８Ｓ極の磁界中心部９に落下した回転磁石６の右上位置
に有る回転磁石６の４個は落下して、回転磁石体７の左
位置が長く右位置は内部に縮んでいるため、下部固定磁
石８との間隔が広く成っており逆反発で回転方向に巻き
込まない問題点を解決している事が分かる。

【０００５】［発明の実施の形態］出力の大小により、
装置も大小さまざまに造れる。本回転装置の回転磁石体
７の大きさを直径５メートルぐらいに造り、本装置と発
電機を連結し発電すれば、数百キロワットの発電も可能
で有るし、小型に装置を造ると、自動車のエンジンの代
用にもなる。

【０００６】［実施例］以下、図面を参照して本発明の
一実施例を説明すると、回転軸１は軸受け２で回転可能
に固定されている。回転軸１に連結された回転枠３に
は、磁石軸４が引力で自在に上段から下段へ滑り落ちる
角型筒５に、上から下へ自在で滑り落ちるが左右に回っ
たり動いたりしない。図では、磁石軸４及び筒５は角型
で有るが、左右に回ったり動いたりしなければ、他の型
でも良い。磁石軸４は４本有り、両端にＳ極の磁石６が
８個付けられ、周囲及び内周面に非鉄金属で囲み重量を
もたせ回転磁石体７が構成されている。尚、一実施例で
は、磁石軸は４本と８個の磁石６と成っているが４本と
は限らず任意の個数用いても良い。

【０００７】 固定磁石体８は、上部にＮ極下部にＳ極
が配設され上下固定磁石体８は磁界中心部９からギャッ
プ部をのこし、回転磁石体７の左側半径だけを囲むよう
に構成されている。一実施例では、固定磁石８は上部が
Ｎ極下部がＳ極に成っているが、上部をＳ極下部をＮ極
として磁石軸４の回転磁石をＮ極にしても同じで有る。
又、回転磁石体７の左側を囲んでいるが、右側を囲んで
も良い。上部固定磁石８の磁界中心部９は円形より上部
の方に間隔が広く構成され最上段に回転磁石６が近づく
と吸引力を弱めるとともに、磁石軸４が垂直と成るころ
引力の力が働き、磁石軸４の重量で落下しやすい構成と
成っている。

【０００８】 回転磁石体７の上部に落下調整金具１０
が構成され、引力と磁力の力・バランスを調整出来るよ
うにし回転磁石６の最上段に近づき回転磁石体７の磁石
軸４が垂直に成っても、磁力の吸引力で磁石軸４の重量
でも落下しない時、回転軸４を落下調整金具１０で押し
上げて落下させる構造と成っている。

【０００９】 回転装置全体の角度を左右６０度まで角
度調整金具１１で変えられ回転制御ができる構造と成っ
ている。回転初期からじょじょに回転スピードがアップ
するにつれ、回転トルクに合わせ角度調整金具１１で全
体の角度を変える事により磁石軸４の落下位置が変わり
通常運転時、最大の回転エネルギの位置に合わせる事が
でき、又、左右６０度まで角度を変えると引力と磁力の
バランスがくずれ、回転を停止させる事が出来る。

【００１０】［発明の効果］本装置を発電機と連結して
実用化すれば、危険な原子力発電に頼らず発電する事が
出来るし、発電所から各工場一般家庭まで大掛かりな設
備を必要とせず送電線の電気ロスも無く電力を使用する
事ができる。又、自動車のエンジンの代用に実用化すれ
ば、石油を使用せず排気ガスも無くクリーンエネルギを
提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例に係わる回転装置の平面図

【図２】図１に示した回転枠あたりの斜視図

【図３】この発明の回転装置全体の角度調整部の平面図

【符号の説明】

１・・・・・回転軸 ２・・・・・軸受け ３・・・・・回転枠 ４・・・・・磁石軸 ５・・・・・筒 ６・・・・・回転磁石 ７・・・・・回転磁石体 ８，９・・・固定磁石 １０・・・・落下調整金具 １１・・・・角度調整金具

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】回転軸１に連結した回転枠３には、複数の
   磁石軸４が落下する。複数の筒５を有し磁石軸４は両先
   端に同極の磁石６を設け、磁石軸４が回転枠３の筒５を
   自在にすべり落ちるように構成された回転磁石体７と固
   定磁石体８は、磁界中心部９からギャップ部をのこし、
   回転磁石体７の半径を囲むように構成され、固定磁石体
   ８と回転磁石体７の磁力の吸引、反発力と回転磁石体７
   の磁石軸４が、順次上段から下段へ引力で落下手段を具
   備することを特徴とし原動力を発生して、回転磁石体７
   が回転する回転装置
2. 【請求項２】回転磁石体７の上部に落下調整金具１０を
   取り付け、引力と磁力の力、バランスを調整することを
   特徴とする請求項１記載の回転装置
3. 【請求項３】回転装置全体の角度を左右６０度まで変え
   られる角度調整金具１１を取付け回転制御、及び回転停
   止することを特徴とする請求項１記載の回転装置