JPH11170836A - ストラットマウント - Google Patents
ストラットマウントInfo
- Publication number
- JPH11170836A JPH11170836A JP35198297A JP35198297A JPH11170836A JP H11170836 A JPH11170836 A JP H11170836A JP 35198297 A JP35198297 A JP 35198297A JP 35198297 A JP35198297 A JP 35198297A JP H11170836 A JPH11170836 A JP H11170836A
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- JP
- Japan
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- rubber
- rubber part
- strut
- seat
- washer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストラットマウントにおける、上部本体ゴム
部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要
求機能に見合う特性を有するゴムで同時一体加硫成形す
ることによって、防振性能と生産性の向上とを計るスト
ラットマウントを提供すること。 【解決手段】 車両用懸架装置における緩衝器のピスト
ンロッドの端部に固定されるワッシャーと、このワッシ
ャーから所定の距離をおいてピストンロッドに固定され
るアッパーシートとの間に、上部本体ゴム部及び下部本
体ゴム部を設け、これら上部本体ゴム部と下部本体ゴム
部とに挟まれて径方向外側に延びるストラット金具を設
け、このストラット金具の外周部に緩衝器の外周に配置
されたコイルスプリングを受ける受け座用ゴム部を設け
たストラットマウントであって、上部本体ゴム部と下部
本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要求機能に
見合う特性を有するゴムを金具類と共に同時一体加硫成
形して構成したことを特徴とするストラットマウント。
部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要
求機能に見合う特性を有するゴムで同時一体加硫成形す
ることによって、防振性能と生産性の向上とを計るスト
ラットマウントを提供すること。 【解決手段】 車両用懸架装置における緩衝器のピスト
ンロッドの端部に固定されるワッシャーと、このワッシ
ャーから所定の距離をおいてピストンロッドに固定され
るアッパーシートとの間に、上部本体ゴム部及び下部本
体ゴム部を設け、これら上部本体ゴム部と下部本体ゴム
部とに挟まれて径方向外側に延びるストラット金具を設
け、このストラット金具の外周部に緩衝器の外周に配置
されたコイルスプリングを受ける受け座用ゴム部を設け
たストラットマウントであって、上部本体ゴム部と下部
本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要求機能に
見合う特性を有するゴムを金具類と共に同時一体加硫成
形して構成したことを特徴とするストラットマウント。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用懸架装置
における緩衝器からの入力とこの緩衝器の外周に配置さ
れたコイルスプリングからの入力とを別々に受けるよう
にした、所謂入力分離タイプのストラットマウントに関
する。
における緩衝器からの入力とこの緩衝器の外周に配置さ
れたコイルスプリングからの入力とを別々に受けるよう
にした、所謂入力分離タイプのストラットマウントに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の入力分離タイプのストラットマウ
ント(B)は、例えば、図2に示すように、緩衝器のピ
ストンロッド(1)の端部にワッシャー(2)をナット
(3)で固定し、このワッシャー(2)から所定の距離
をおいてピストンロッド(1)にアッパーシート(4)
を固定し、このアッパーシート(4)にはバンパーラバ
ー(図示せず)の端部が取付くようになっている。ワッ
シャー(2)とアッパーシート(4)との間には、パイ
プ(7)が圧入され、パイプ(7)にピストンロッド
(1)が挿入される上部本体ゴム部(101)と下部本
体ゴム部(102)とを設け、これらゴム部(10
1)、(102)に挟まれて径方向外側に延びるストラ
ット金具(5)を設け、このストラット金具(5)の外
周部に緩衝器の外周に配置されたコイルスプリング
(6)を受ける受け座用ゴム部(103)を設けてあ
る。
ント(B)は、例えば、図2に示すように、緩衝器のピ
ストンロッド(1)の端部にワッシャー(2)をナット
(3)で固定し、このワッシャー(2)から所定の距離
をおいてピストンロッド(1)にアッパーシート(4)
を固定し、このアッパーシート(4)にはバンパーラバ
ー(図示せず)の端部が取付くようになっている。ワッ
シャー(2)とアッパーシート(4)との間には、パイ
プ(7)が圧入され、パイプ(7)にピストンロッド
(1)が挿入される上部本体ゴム部(101)と下部本
体ゴム部(102)とを設け、これらゴム部(10
1)、(102)に挟まれて径方向外側に延びるストラ
ット金具(5)を設け、このストラット金具(5)の外
周部に緩衝器の外周に配置されたコイルスプリング
(6)を受ける受け座用ゴム部(103)を設けてあ
る。
【0003】そして、一般に、自動車の振動、騒音の低
減を目的としてストラットマウント等のサスペンション
装置のバネ座とコイルスプリングの端部との間にスプリ
ングシートラバーを介在させている。かかるスプリング
シートラバーはそれ自体軟らかく剛性の低いものが良い
とされているがコイルスプリングのサスペンションを保
持するためには硬く剛性をあげる必要がある。
減を目的としてストラットマウント等のサスペンション
装置のバネ座とコイルスプリングの端部との間にスプリ
ングシートラバーを介在させている。かかるスプリング
シートラバーはそれ自体軟らかく剛性の低いものが良い
とされているがコイルスプリングのサスペンションを保
持するためには硬く剛性をあげる必要がある。
【0004】また、防振特性の観点からバネ定数を考え
ると振動が加えられている状態すなわち動的な動きで発
生するバネ定数(動的バネ定数Kd)を小さくすること
が防振特性を改善できると考えられる。また、荷重を保
持するためには、静的な状態での使用であるため静的バ
ネ定数(Ks)を高くしておくほうが撓み量を小さくで
きるため初期の位置からの変化を抑えることが可能であ
り自動車の操縦安定性に優れているといえる。
ると振動が加えられている状態すなわち動的な動きで発
生するバネ定数(動的バネ定数Kd)を小さくすること
が防振特性を改善できると考えられる。また、荷重を保
持するためには、静的な状態での使用であるため静的バ
ネ定数(Ks)を高くしておくほうが撓み量を小さくで
きるため初期の位置からの変化を抑えることが可能であ
り自動車の操縦安定性に優れているといえる。
【0005】即ち、コイルスプリングの保持には静的バ
ネ定数を大きくすればよく、振動騒音の低減には動的バ
ネ定数を小さくすればよいことになる。静的バネ定数に
対する動的バネ定数の比を一般的に動倍率として定義し
ている。スプリングシートラバー(受け座用ゴム部)は
この動倍率が小さいほど防振ゴムとしての性能はよいと
いえる。
ネ定数を大きくすればよく、振動騒音の低減には動的バ
ネ定数を小さくすればよいことになる。静的バネ定数に
対する動的バネ定数の比を一般的に動倍率として定義し
ている。スプリングシートラバー(受け座用ゴム部)は
この動倍率が小さいほど防振ゴムとしての性能はよいと
いえる。
【0006】一方、上部本体ゴム部及び下部本体ゴム部
においては、ピストンロッドからの振動を直接受けるた
め高ロスファクター機能が要求される。しかしながら、
図2のような従来の入力分離タイプのストラットマウン
トの特にゴム部に於いては、各部それぞれに要求する機
能に応じたゴムの装着はできるものの、組み付け工程が
多く、複数の加硫成形金型を用意しなければならず、製
造並びに組み付けコストも高いものであった。
においては、ピストンロッドからの振動を直接受けるた
め高ロスファクター機能が要求される。しかしながら、
図2のような従来の入力分離タイプのストラットマウン
トの特にゴム部に於いては、各部それぞれに要求する機
能に応じたゴムの装着はできるものの、組み付け工程が
多く、複数の加硫成形金型を用意しなければならず、製
造並びに組み付けコストも高いものであった。
【0007】特開平8−93853号公報には、上部本
体ゴム部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部との3つの
ゴム部の少なくとも2つのゴム部を一体加硫成形して使
用することが記載されている。しかしながら、この技術
は、3つのゴム部を同一素材としたもので、それぞれの
要求機能に見合うゴムを配するというものではない上
に、これら3つの異なる機能のゴム部を同時一体加硫成
形するものでもない。
体ゴム部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部との3つの
ゴム部の少なくとも2つのゴム部を一体加硫成形して使
用することが記載されている。しかしながら、この技術
は、3つのゴム部を同一素材としたもので、それぞれの
要求機能に見合うゴムを配するというものではない上
に、これら3つの異なる機能のゴム部を同時一体加硫成
形するものでもない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術に鑑みて、ストラットマウントにおける、上部
本体ゴム部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、そ
れぞれ要求機能に見合う特性を有するゴムで同時一体加
硫成形することによって、防振性能と生産性の向上とを
計るストラットマウントを提供することにある。
従来技術に鑑みて、ストラットマウントにおける、上部
本体ゴム部と下部本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、そ
れぞれ要求機能に見合う特性を有するゴムで同時一体加
硫成形することによって、防振性能と生産性の向上とを
計るストラットマウントを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明により
達成される。即ち、本発明は、上部本体ゴム部と下部本
体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要求機能に見
合う特性を有するゴムを金具類と共に同時一体加硫成形
して構成するストラットマウントに係るものである。
達成される。即ち、本発明は、上部本体ゴム部と下部本
体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要求機能に見
合う特性を有するゴムを金具類と共に同時一体加硫成形
して構成するストラットマウントに係るものである。
【0010】原料としてのコムは、従来から防振ゴムに
用いられている天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、エ
チレンプロピレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル
ブタジエンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素
ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、水素化NBR、クロルス
ルフォン化ポリエチレンなどの架橋ゴム及びポリオレフ
ィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリアミド
系、ポリウレタン系などの熱可塑性エラストマー等から
適宜選択されると共にそれらのブレンドゴムが使用でき
る。
用いられている天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、エ
チレンプロピレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル
ブタジエンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素
ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、水素化NBR、クロルス
ルフォン化ポリエチレンなどの架橋ゴム及びポリオレフ
ィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリアミド
系、ポリウレタン系などの熱可塑性エラストマー等から
適宜選択されると共にそれらのブレンドゴムが使用でき
る。
【0011】例えば高ロスファクターゴムとしては、N
R/SBR(天然ゴム/スチレンブタジエンゴム)のブ
レンドゴム、NR/IIR(天然ゴム/ブチルゴム)の
ブレンドゴムが好ましい。また、低動倍率ゴムとして
は、NR(天然ゴム)が好ましい。これらの選択につい
て、戸原春彦、改定新版「防振ゴム」、昭和50年8月
15日、社団法人 日本鉄道車両工業会、日本、p.4
1〜p.43及び特開平5−5048号公報の記載は参
考になり得る。
R/SBR(天然ゴム/スチレンブタジエンゴム)のブ
レンドゴム、NR/IIR(天然ゴム/ブチルゴム)の
ブレンドゴムが好ましい。また、低動倍率ゴムとして
は、NR(天然ゴム)が好ましい。これらの選択につい
て、戸原春彦、改定新版「防振ゴム」、昭和50年8月
15日、社団法人 日本鉄道車両工業会、日本、p.4
1〜p.43及び特開平5−5048号公報の記載は参
考になり得る。
【0012】
【作用】本発明では、上部本体ゴム部と下部本体ゴム部
と受け座用ゴム部との3つのゴム部として、それぞれ要
求機能に見合う特性を有するゴムをストラット金具など
の金具類と共に同時一体加硫成形して構成することによ
り、防振性能が向上し、金型の数が減り、組み付ける部
品点数が減少し、生産性向上を図ることができる。
と受け座用ゴム部との3つのゴム部として、それぞれ要
求機能に見合う特性を有するゴムをストラット金具など
の金具類と共に同時一体加硫成形して構成することによ
り、防振性能が向上し、金型の数が減り、組み付ける部
品点数が減少し、生産性向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照し説明す
るが、本発明は、それらの実施例に何ら制限されるもの
ではない。図1は本発明のストラットマウント(A)の
1例を示す。即ち、緩衝器のピストンロッド(1)の端
部にワッシャー(2)をナット(3)で固定し、このワ
ッシャー(2)から所定の距離をおいてピストンロッド
(1)にアッパーシート(4)を固定し、このアッパー
シート(4)にはバンパーラバー(図示せず)の端部が
取付くようになっている。ワッシャー(2)とアッパー
シート(4)との間には、パイプ(7)が圧入され、パ
イプ(7)にピストンロッド(1)が挿入される上部本
体ゴム部(11)と下部本体ゴム部(12)とを設け、
これらゴム部(11)、(12)に挟まれて径方向外側
に延びるストラット金具(5)を設け、このストラット
金具(5)の外周部に緩衝器の外周に配置されたコイル
スプリング(6)を受ける受け座用ゴム部(13)を設
けており、上部本体ゴム部(11)と下部本体ゴム部
(12)は、NR/SBR(天然ゴム/スチレンブタジ
エンゴム)の70/30ブレンドゴムを用い、動倍率を
2倍以上5倍以下、ロスファクター(tanδ)を0.
2以上0.3以下になるように動倍率を3倍、ロスファ
クター(tanδ)を0.23に調整した。
るが、本発明は、それらの実施例に何ら制限されるもの
ではない。図1は本発明のストラットマウント(A)の
1例を示す。即ち、緩衝器のピストンロッド(1)の端
部にワッシャー(2)をナット(3)で固定し、このワ
ッシャー(2)から所定の距離をおいてピストンロッド
(1)にアッパーシート(4)を固定し、このアッパー
シート(4)にはバンパーラバー(図示せず)の端部が
取付くようになっている。ワッシャー(2)とアッパー
シート(4)との間には、パイプ(7)が圧入され、パ
イプ(7)にピストンロッド(1)が挿入される上部本
体ゴム部(11)と下部本体ゴム部(12)とを設け、
これらゴム部(11)、(12)に挟まれて径方向外側
に延びるストラット金具(5)を設け、このストラット
金具(5)の外周部に緩衝器の外周に配置されたコイル
スプリング(6)を受ける受け座用ゴム部(13)を設
けており、上部本体ゴム部(11)と下部本体ゴム部
(12)は、NR/SBR(天然ゴム/スチレンブタジ
エンゴム)の70/30ブレンドゴムを用い、動倍率を
2倍以上5倍以下、ロスファクター(tanδ)を0.
2以上0.3以下になるように動倍率を3倍、ロスファ
クター(tanδ)を0.23に調整した。
【0014】また、受け座用ゴム部(13)はNR(天
然ゴム)を用い、動倍率を1.7倍以下1.2倍以上、
ロスファクター(tanδ)を0.1以下0.02以上
になるように動倍率を1.5倍、ロスファクター(ta
nδ)を0.05に調整した。そして上部本体ゴム部
(11)と下部本体ゴム部(12)と受け座用ゴム部
(13)とをストラット金具(5)に同時一体加硫成形
した。このように、少なくとも3つのゴム部を同時一体
加硫成形することにより、従来複数の単品の組立てであ
った部品が1つの部品となり、加硫成形金型の数も減
り、組付け工数減少する。このストラットマウント
(A)をピストンロッド(1)に組み付けるには、最初
にアッパーシート(4)をピストンロッド(1)に固定
し、ついで3つのゴム部(11)〜(13)と一体化さ
れたストラット金具(5)をピストンロッド(1)に組
み付ける。その後ワッシャー(2)をピストンロッド
(1)の端部に挿入してナット(3)を締め付ける。
然ゴム)を用い、動倍率を1.7倍以下1.2倍以上、
ロスファクター(tanδ)を0.1以下0.02以上
になるように動倍率を1.5倍、ロスファクター(ta
nδ)を0.05に調整した。そして上部本体ゴム部
(11)と下部本体ゴム部(12)と受け座用ゴム部
(13)とをストラット金具(5)に同時一体加硫成形
した。このように、少なくとも3つのゴム部を同時一体
加硫成形することにより、従来複数の単品の組立てであ
った部品が1つの部品となり、加硫成形金型の数も減
り、組付け工数減少する。このストラットマウント
(A)をピストンロッド(1)に組み付けるには、最初
にアッパーシート(4)をピストンロッド(1)に固定
し、ついで3つのゴム部(11)〜(13)と一体化さ
れたストラット金具(5)をピストンロッド(1)に組
み付ける。その後ワッシャー(2)をピストンロッド
(1)の端部に挿入してナット(3)を締め付ける。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細且つ具体的な説明から明らか
なように、この発明によれば、上部本体ゴム部と下部本
体ゴム部と受け座用ゴム部との3つのゴム部をそれぞれ
要求機能に見合う特性を有するゴムをストラット金具な
どの金具類と共に同時一体加硫成形して構成することに
より、防振性能が向上し、金型の数が減り、組み付ける
部品点数が減少すると共に、組み付け工数が減少し、製
造工程の簡素化が計られ、大幅な生産性の向上を達成す
ることができるという極めて優れた効果が発揮される。
なように、この発明によれば、上部本体ゴム部と下部本
体ゴム部と受け座用ゴム部との3つのゴム部をそれぞれ
要求機能に見合う特性を有するゴムをストラット金具な
どの金具類と共に同時一体加硫成形して構成することに
より、防振性能が向上し、金型の数が減り、組み付ける
部品点数が減少すると共に、組み付け工数が減少し、製
造工程の簡素化が計られ、大幅な生産性の向上を達成す
ることができるという極めて優れた効果が発揮される。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
A、B ストラットマウント 1 ピストンロッド 2 ワッシャー 3 ナット 4 アッパーシート 5 ストラット金具 6 コイルスプリング 7 パイプ 11 上部本体ゴム部 12 下部本体ゴム部 13 受け座用ゴム部 101 上部本体ゴム部 102 下部本体ゴム部 103 受け座用ゴム部
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用懸架装置における緩衝器のピスト
ンロッドの端部に固定されるワッシャーと、このワッシ
ャーから所定の距離をおいてピストンロッドに固定され
るアッパーシートとの間に、上部本体ゴム部及び下部本
体ゴム部を設け、これら上部本体ゴム部と下部本体ゴム
部とに挟まれて径方向外側に延びるストラット金具を設
け、このストラット金具の外周部に緩衝器の外周に配置
されたコイルスプリングを受ける受け座用ゴム部を設け
たストラットマウントであって、上部本体ゴム部と下部
本体ゴム部と受け座用ゴム部とが、それぞれ要求機能に
見合う特性を有するゴムを金具類と共に同時一体加硫成
形して構成したことを特徴とするストラットマウント。 - 【請求項2】 上部本体ゴム部と下部本体ゴム部が高ロ
スファクターゴムであり、受け座用ゴム部が低動倍率ゴ
ムであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ストラットマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35198297A JPH11170836A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | ストラットマウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35198297A JPH11170836A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | ストラットマウント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170836A true JPH11170836A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18420967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35198297A Pending JPH11170836A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | ストラットマウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170836A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003535740A (ja) * | 2000-05-30 | 2003-12-02 | エス エヌ エール ルルマン | 懸架装置の支持装置 |
JP2010281412A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Bridgestone Corp | ストラットマウント |
WO2012035907A1 (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-22 | 本田技研工業株式会社 | ダンパマウント構造 |
KR20150068525A (ko) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 인슐레이터 제조 공법 및 이를 적용한 현가 시스템 |
KR20150112725A (ko) * | 2014-07-30 | 2015-10-07 | (주)그린케이지케이 | 다관절 로봇을 위한 진동 저감장치 |
JP2016510863A (ja) * | 2013-03-06 | 2016-04-11 | コンパニ・プラステイツク・オムニウム | 自動車のドア用のセルフロックシリンダー |
JP2018071756A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 本田技研工業株式会社 | スプリングシートラバー |
KR20230102246A (ko) * | 2021-12-30 | 2023-07-07 | 주식회사 대흥알앤티 | 차량용 현가장치의 스트럿 마운트 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP35198297A patent/JPH11170836A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103109105A (zh) * | 2010-09-14 | 2013-05-15 | 本田技研工业株式会社 | 减震器安装构造 |
US8668213B2 (en) | 2010-09-14 | 2014-03-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Damper mounting structure |
JP5521048B2 (ja) * | 2010-09-14 | 2014-06-11 | 本田技研工業株式会社 | ダンパマウント構造 |
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JP2018071756A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | 本田技研工業株式会社 | スプリングシートラバー |
CN108016228A (zh) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 本田技研工业株式会社 | 弹簧座橡胶 |
KR20230102246A (ko) * | 2021-12-30 | 2023-07-07 | 주식회사 대흥알앤티 | 차량용 현가장치의 스트럿 마운트 |
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