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JPH11176088A - ウォーターマーク重畳装置、ウォーターマーク重畳方法、記録媒体、ウォーターマーク検出装置、並びに再生装置 - Google Patents

ウォーターマーク重畳装置、ウォーターマーク重畳方法、記録媒体、ウォーターマーク検出装置、並びに再生装置

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Publication number
JPH11176088A
JPH11176088A JP9340249A JP34024997A JPH11176088A JP H11176088 A JPH11176088 A JP H11176088A JP 9340249 A JP9340249 A JP 9340249A JP 34024997 A JP34024997 A JP 34024997A JP H11176088 A JPH11176088 A JP H11176088A
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JP
Japan
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watermark
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superimposing
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Granted
Application number
JP9340249A
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English (en)
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JP3887918B2 (ja
Inventor
Tadashi Ezaki
正 江▲崎▼
Teruhiko Kori
照彦 郡
Akira Ogino
晃 荻野
Yuji Kimura
裕司 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34024997A priority Critical patent/JP3887918B2/ja
Publication of JPH11176088A publication Critical patent/JPH11176088A/ja
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Publication of JP3887918B2 publication Critical patent/JP3887918B2/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データストリームの形態で検出できるウォー
ターマークとベースバンド信号の形態で検出できるウォ
ーターマークをコンテンツの原信号に重畳する。 【解決手段】 ウォーターマーク重畳装置1は、ベース
バンドの原信号に対してウォーターマークを重畳する第
1のエンコーダ2と、ウォーターマークが重畳された原
信号を圧縮してデータストリームを生成する圧縮手段3
と、生成されたデータストリームに対してウォーターマ
ークを重畳する第2のエンコーダ4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーターマーク
重畳装置、ウォーターマーク重畳方法、記録媒体、ウォ
ーターマーク検出装置、並びに再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD(Digital Video Disc)、
インターネット、ディジタル衛星放送等の普及により、
所謂ディジタル著作物についての不正なコピーが問題と
なっている。
【0003】ディジタル著作物のコピーについては、例
えばCGMS(Copy Generation Management System)
等の方式でコピーの世代制御を行うことにより対応が図
られていたが、このCGMS方式によるコピー制御情報
は容易に改変されやすいという問題があった。また、不
正コピーやいわゆる海賊行為の防止の徹底を図るために
は、記録時における記録(コピー)制限だけでなく、再
生時における再生制限をも行うことが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下にお
いて、上記DVD等の分野では、記録時や再生時に上述
のような制限を行うための新たなコピープロテクション
方式が検討されている。そして、そのためのコピー制御
情報を伝送する方法として、ウォーターマーク(Water
Mark)の重畳という方法が提案されている。この方法
は、画像や音声のコンテンツそのものの中に電子透かし
処理によって、ウォーターマークと呼ばれる透かし情報
を、雑音として埋め込むものである。このウォーターマ
ークを埋め込む方式としては、帯域圧縮されたディジタ
ル信号のデータストリーム上に埋め込む方式と、ベース
バンド信号に埋め込む方式とがある。
【0005】ここで、このウォーターマークを用いた記
録制限の概念について、図5を参照して説明する。図5
に示すように、例えば読み出し専用であるROMタイプ
のDVD80(以下、DVD80Aという。)の画像や
音声のコンテンツに「コピー不可(Never Cop
y)」を示すウォーターマークを予め埋め込んでおく。
このDVD80AをDVD再生装置90で再生して、そ
の出力信号を記録装置91を用いてデータの書き換えが
可能なRAMタイプのDVD80(以下、DVD80B
という。)に記録しようとする場合には、記録するに先
立ってウォーターマーク(WM)検出部92がDVD再
生装置90からの出力信号からウォーターマークを検出
して、このウォーターマークが「コピー不可(Neve
r Copy)」であるために、DVD80Bへの記録
をストップするというものである。
【0006】なお、この場合に、「1回コピー可」を示
すウォーターマーク(例えばone−copy)が記録
装置91のWM検出部92により検出された場合には、
この記録装置91は、ウォーターマークの情報を「これ
以上記録不可」を示すウォーターマーク(例えばno−
more−copy)になるように、書き換えあるいは
上書きしながらDVD80Bに記録する。すなわち、こ
のDVD80BはRAMタイプの媒体なので、上記RO
Mタイプの媒体であるDVD80Aにおける「コピー不
可」を示すウォーターマークとは別のウォーターマーク
を使用する。
【0007】さらに、この記録制限を徹底するために
は、例えば再生されるDVD80A等のコンテンツがア
ナログで出力された場合であっても、このコンテンツに
含まれたウォーターマークを検出する必要があり、それ
故このウォーターマークがベースバンド信号形態から検
出しやすい方式であることが求められる。
【0008】次に、再生制限の概念について、図6を参
照して説明する。例えば図6に示すように、RAMタイ
プのDVD80Bからの再生信号にNever Cop
yのウォーターマークが検出された場合には、上述のよ
うにこのNever CopyのウォーターマークがR
OMタイプのDVD80Aにだけ用いられるものである
ことから、このDVD80Bは何らかの方法によってD
VD80Aから不正コピーしたものであるとみなすこと
ができる。そこで、このような場合には、Never
Copyのウォーターマークが検出されたDVD80B
の再生を上記DVD再生装置90側で禁止するというも
のである。
【0009】上述した各制限、特に再生制限について
は、共通のウォーターマークを使用することで、通常の
AV機器に用いて実現することができる。すなわち、コ
ンテンツの出力は、最終的には必ずベースバンド信号に
なるため、そこでウォーターマークを検出して最終的な
ベースバンド信号を出力させないようにすれば良い。
【0010】このような再生制限を行うDVD再生装置
の構成例を図7に示す。このDVD再生装置100は、
光ピックアップ/再生信号処理部101と、デコーダ1
02と、ウォーターマーク(WM)検出部103と、判
定部104とスイッチ105とを備えて構成される。
【0011】光ピックアップ/再生信号処理部101
は、光ピックアップや再生信号処理回路等を備えてお
り、DVD80に記録されたコンテンツを再生してデー
タストリームを生成する。生成したデータストリーム
は、デコーダ102に供給される。また、光ピックアッ
プ/再生信号処理部101は、DVD80がROMタイ
プかRAMタイプかについて検出し、その検出結果をメ
ディアタイプ情報として判定部104に出力する。
【0012】デコーダ102は、入力したデータストリ
ームをデコードし、映像または音声についてのベースバ
ンド信号を生成する。生成されたベースバンド信号は、
WM検出部103及びスイッチ105に供給される。
【0013】WM検出部103は、このベースバンド信
号からウォーターマークを検出し、検出結果についての
情報を判定部104に出力する。
【0014】判定部104は、WM検出部103の判定
結果及び入力したメディアタイプ情報に基づき、例えば
ウォーターマークがNever Copyでメディアタ
イプがRAMといった上述した例の場合には、DVD8
0が不正コピーされたディスクと判定して、スイッチ1
05をOFFとなるように制御する。一方、判定部10
4は、WM検出部103の判定結果及び入力したメディ
アタイプ情報に基づき、例えばウォーターマークがNe
ver CopyでメディアタイプがROMの場合に
は、DVD80が適正なディスクであると判定して、ス
イッチ105をONとなるように制御する。
【0015】これにより、DVD再生装置100におい
ては、DVD80からメディアタイプとウォーターマー
クとを検出してこの組み合わせを判定することで、不正
コピーされたディスクであるか否かが判明し、不正コピ
ーされたディスクの場合には再生信号が出力されないこ
とになる。
【0016】しかしながら、このような方法による再生
制限をパーソナルコンピュータ(以下パソコンとい
う。)のシステムにおいて適用する場合には、一般にパ
ソコンではディジタルデータのデータストリームを出力
するドライブ部と、このデータストリームをバス経由で
入力して復調するデコーダ部とが分離した構成となって
いることから、以下のような問題が生じる。
【0017】上述したDVD再生装置100と同様の方
法でDVD80の再生制限を行うパソコンシステムの構
成例を図8に示す。なお、上記DVD再生装置100と
同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0018】このパソコンシステム110は、図8に示
すように、DVD80を再生してそのコンテンツについ
てのデータストリームを出力する上記光ピックアップ/
再生信号処理部101を備えたDVDドライブ部120
と、上記デコーダ102,WM検出部103,判定部1
04,スイッチ105を備えたデコーダブロック130
とが分離した構成となっている。そして、DVDドライ
ブ部120からのデータストリームは、バスを介してデ
コーダブロック130のデコーダ102に入力される。
このパソコンシステム110は、上述したDVD再生装
置100と基本的な構成が同一であり、DVD再生装置
100と同様の再生制限を行うことが可能である。
【0019】しかしながら、パソコンシステム110
は、DVDドライブ部120とデコーダブロック130
とが分離しているため、デコーダ102より出力される
ベースバンド信号からウォーターマークを検出して最終
的な出力を止めた場合であっても、DVDドライブ部1
20からはディジタルのデータストリームが出力される
こととなる。そのため、このパソコンシステム110に
おいては、光ピックアップ/再生信号処理部101から
のこのデータストリームを、バスを介して外部に出力す
ることが容易に行われることとなり、これによって不正
コピーが行われる虞が生じる。
【0020】上述したパソコンシステム110の改良例
について、図9を参照して説明する。なお、上記パソコ
ンシステム110と同一の部分には同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0021】図9に示すこのパソコンシステム140
は、パソコンシステム110と同様にDVDドライブ部
とデコーダブロックとが分離して構成されているが、そ
れぞれの構成要素が異なっている。すなわち、パソコン
システム140におけるデコーダブロック160は、デ
コーダ102のみの構成となっている。また、パソコン
システム140におけるDVDドライブ部150は、上
記光ピックアップ/再生信号処理部101の他に、上記
WM検出部103,判定部104,スイッチ105が備
えられており、さらに新たな構成要素としてローカルデ
コーダ106が加えられている。このローカルデコーダ
106は、デコーダ102と同様の機能を有するもので
あり、光ピックアップ/再生信号処理部101からのデ
ータストリームをデコードして、映像等についてのベー
スバンド信号を生成してこのベースバンド信号をWM検
出部103に供給する。
【0022】このような構成とされたパソコンシステム
140においては、パソコンシステム110と同様の再
生制限を行うことが可能であり、またスイッチ105が
DVDドライブ部150内にあるので、不正コピーによ
るDVD80からのデータストリームをバスを介して外
部に取り出すことができないようになっている。
【0023】しかしながら、このパソコンシステム14
0では、上述のように新たな構成要素としてローカルデ
コーダ106を使用しなければならないので、コスト的
に不利であり、構成や処理も複雑となるという問題があ
った。
【0024】このような理由から、パソコン等のドライ
ブ部とデコーダ部とが分離した構成の機器では、ドライ
ブ部内でデータストリーム形態のままで検出することが
できるウォーターマークが求められていた。しかしなが
ら、ウォーターマークをベースバンド信号の形態で検出
する場合とデータストリームの形態で検出する場合とで
は、必ずしも方式が一致しないため、どちらかの方式の
みを採用すると他方で検出できず、或いは他方で検出し
ようとするとコストや規模が大きくなる、といった問題
があった。
【0025】本発明は、上述した実情に鑑みて提案され
たものであって、データストリームの形態で検出できる
ウォーターマークとベースバンド信号の形態で検出でき
るウォーターマークを重畳するウォーターマーク重畳装
置及びウォーターマーク重畳方法を提供することを目的
とする。
【0026】また、本発明は、データストリームの形態
でもベースバンド信号の形態でもウォーターマークが検
出できる記録媒体及びウォーターマーク検出装置を提供
することを目的とする。
【0027】さらに、本発明は、上記記録媒体について
の再生及び再生制限が可能で、かつ低コスト化が図れる
再生装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係るウォーター
マーク重畳装置は、上記課題を解決するため、ベースバ
ンドの原信号に対してウォーターマークを重畳する第1
のエンコーダと、ウォーターマークが重畳された原信号
を圧縮してデータストリームを生成する圧縮手段と、生
成されたデータストリームに対してウォーターマークを
重畳する第2のエンコーダとを備える。
【0029】本発明に係るウォーターマーク重畳方法
は、上記課題を解決するため、ベースバンドの原信号に
対してウォーターマークを重畳し、ウォーターマークが
重畳された原信号を圧縮してデータストリームを生成
し、生成されたデータストリームに対してウォーターマ
ークを重畳する。
【0030】本発明に係る記録媒体は、上記課題を解決
するため、ベースバンドの原信号に対して第1のウォー
ターマークを重畳し、ウォーターマークが重畳された原
信号を圧縮してデータストリームを生成し、生成された
上記データストリームに対して第2のウォーターマーク
を重畳して生成された重畳データストリームが記録され
たことを特徴とする。
【0031】本発明に係るウォーターマーク検出装置
は、上記課題を解決するため、ベースバンドの原信号に
対して第1のウォーターマークを重畳し、ウォーターマ
ークが重畳された原信号を圧縮してデータストリームを
生成し、生成されたデータストリームに対して第2のウ
ォーターマークを重畳して生成された重畳データストリ
ームから第2のウォーターマークを検出する検出手段
と、重畳データストリームをデコードしてベースバンド
信号を生成するデコーダと、生成したベースバンド信号
から第1のウォーターマークを検出する他の検出手段と
を備える。
【0032】本発明に係る再生装置は、上記課題を解決
するため、ベースバンドの原信号に対して第1のウォー
ターマークを重畳し、第1のウォーターマークが重畳さ
れた原信号を圧縮してデータストリームを生成し、生成
されたデータストリームに対して第2のウォーターマー
クを重畳して生成された重畳データストリームと媒体の
種類についての情報とが記録された記録媒体から重畳デ
ータストリームを再生するとともに、記録媒体から媒体
の種類についての情報を読み出すドライバと、再生され
た重畳データストリームから第2のウォーターマークを
検出する検出手段と、ドライバが読み出した媒体の種類
についての情報と検出手段が検出した第2のウォーター
マークとに基づいて記録媒体が適正かを判定し、記録媒
体が適正と判定した場合に上記ドライバが再生した上記
重畳データストリームを出力する判定制御手段とを備え
る。
【0033】再生装置においては、判定制御手段が、記
録媒体が適正と判定した場合に再生された重畳データス
トリームを出力する。
【0034】ベースバンド信号形態で検出できるウォー
ターマークの重畳方法としては、以下のような方法があ
る。これは、スペクトラム拡散を用いるもので、ウォー
ターマークとするデータをPseud NoiseのR
andomパターン(以下、PNパターンという。)で
変調し、低レベルのノイズ状として、画像や音声の原信
号に重畳する方法である。この重畳されたウォーターマ
ークのデータは、変調時と同一のPNパターンを再生信
号に掛け算することで検出することができ、このための
検出回路は比較的コスト安で実現できる。しかしなが
ら、このウォーターマークのデータは、圧縮されたデー
タからは直接検出することができず、一旦ベースバンド
信号にデコードしてから検出する必要がある。
【0035】一方、上記圧縮されたデータに対してウォ
ーターマークのデータを重畳する方法としては、例えば
以下のような方法がある。これは、DCT係数の値に対
し、上述した方法と同様にスペクトラム拡散によってデ
ータを重畳する方法である。この方法によれば、圧縮さ
れたデータの状態でウォーターマークのデータを検出す
ることができるが、ベースバンド信号の状態から検出す
る場合には上記DCT係数の値を求める必要があるた
め、そのための回路等が必要となる。
【0036】本発明者は、このような点に鑑み、上述し
た両方の方法を用いて2種類のウォーターマークを同時
に重畳することとした。ここで、両方の方法を用いて2
種類のウォーターマークを単純に重畳することとしても
よいが、いずれも競合しないように重畳すればお互いの
干渉が発生しない。
【0037】例えば、上記PNパターンを2種類のウォ
ーターマークにつき相互に異なるパターンとすれば、少
なくとも干渉が発生することはない。また、基本的にタ
イムドメインと周波数ドメインとでドメインが異なるた
め、そもそも干渉は発生しないと考えられる。さらに、
2種類のウォーターマークにつき、重畳する場所を分け
て重畳してもよい。すなわち、画像の場合には画面の位
置によって、音声の場合にはあるタイミングによって重
畳する場所を分ければ2種類のウォーターマークが干渉
することはない。
【0038】なお、2種類のウォーターマークを重畳す
るとコンテンツに対する影響が懸念されるが、重畳する
総量をある一定レベル以下にすることでこれを回避でき
る。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき図面を
参照しながら詳細に説明する。本発明のウォーターマー
ク重畳装置及びウォーターマーク重畳方法が適用された
図1に示す電子透かし処理装置1は、入力される原信号
に記録制限用のウォーターマークを重畳するベースバン
ドウォーターマーク(WM)エンコーダ2と、帯域圧縮
部3と、再生制限用のウォーターマークを重畳するスト
リームWMエンコーダ4とを備えて構成される。
【0040】ベースバンドWMエンコーダ2には、例え
ばマスターテープからの映像や音声等のコンテンツにつ
いての原信号がアナログのベースバンド信号(以下、こ
の信号をベースバンド原信号という。)として入力され
る。ベースバンドWMエンコーダ2は、このベースバン
ド原信号にウォーターマーク情報となる所定のノイズを
重畳して、重畳した信号を帯域圧縮部3に出力する。
【0041】このベースバンドWMエンコーダ2は、例
えば図2に示すように、所定周波数のランダムパターン
による擬似雑音(PN:Pseud Noise)符号を出力する
PN発生回路5と、排他的論理和(Exclusively OR)回
路(以下、EOR回路という。)6と、加算回路7とか
ら構成される。
【0042】このような構成を有するベースバンドWM
エンコーダ2は、ウォーターマーク生成のための所定デ
ータとPN発生回路5からのPN符号とをEOR回路6
で乗算することによって、EOR回路6からはスペクト
ラム拡散されたノイズが出力される。そして、このスペ
クトラム拡散されたノイズとベースバンド原信号とを加
算回路7で加算することにより、ウォーターマークの入
ったベースバンド原信号が加算回路7から出力される。
そして、出力されたこのウォーターマークの入ったベー
スバンド原信号は、帯域圧縮部3に供給される。
【0043】図3に、帯域圧縮部3とストリームWMエ
ンコーダ4の構成例を示す。帯域圧縮部3は、上述した
ベースバンドWMエンコーダ2の加算回路7からのウォ
ーターマークの入ったベースバンド原信号を入力するD
CT回路8と、量子化回路9とを備えている。
【0044】DCT回路8は、所定の変換係数で、入力
したウォーターマークの入ったベースバンド原信号を離
散コサイン変換して、時間軸上のデータを周波数軸上の
データに変換する。量子化回路9は、離散コサイン変換
されたウォーターマークの入ったベースバンド原信号を
所定の量子化ステップ幅で量子化する。
【0045】ストリームWMエンコーダ4は、所定周波
数のランダムパターンによる擬似雑音(PN)符号を出
力するPN発生回路11と、EOR回路12と、加算回
路13と、ランレングス符号化回路14とから構成され
る。
【0046】なお、PN発生回路11で発生するPN符
号のパターンは、上記ベースバンドWMエンコーダ2の
PN発生回路5で発生するPN符号のパターンと異なる
ものとすることが望ましい。電子透かし処理装置1にお
いては、上述のように帯域圧縮部3のDCT回路8で時
間軸上のデータを周波数軸上のデータに変換するので、
ベースバンドWMエンコーダ2で重畳されたウォーター
マークとストリームWMエンコーダ4で重畳されたウォ
ーターマークとでは基本的にタイムドメインと周波数ド
メインとでドメインが異なるため、そもそも干渉は発生
しないと考えられるが、上述のようにPN符号のパター
ンを相互に異なるものとすることで、干渉の発生を確実
に防止することができる。なお、ウォーターマーク同士
の干渉の防止をより確実にするためには、双方のウォー
ターマークの重畳する場所を変えるようにする。具体的
には、画像の場合には画面の位置、音声の場合にはある
タイミングによってウォーターマークの重畳する場所を
相互に分ければよい。
【0047】このような構成を有するストリームWMエ
ンコーダ4は、ウォーターマーク生成のための所定デー
タとPN発生回路11からのPN符号とをEOR回路1
2で乗算することによって、EOR回路12からはスペ
クトラム拡散されたノイズが出力される。そして、この
スペクトラム拡散されたノイズと帯域圧縮部3からの出
力信号とを加算回路13で加算し、さらにこの加算回路
13の出力信号をランレングス符号化回路14でランレ
ングス符号化することにより、ウォーターマークの入っ
たストリーム信号がストリームWMエンコーダ4から出
力される。そして、出力されたこのウォーターマークの
入ったストリーム信号は、原盤(図示せず)に記録さ
れ、図示しないスタンパーがこの原盤に基づいてスタン
プ処理を行うことによりDVD10が量産される。
【0048】すなわち、このDVD10には、ベースバ
ンドWMエンコーダ2によって重畳された再生制限用の
ウォーターマークと、ストリームWMエンコーダ4によ
って重畳された記録制限用のウォーターマークの双方が
記録されていることになる。このように、2つの方式で
ウォーターマークを重畳すると、このDVD10の再生
時のコンテンツに対する影響が懸念されるが、重畳する
総量を一定レベル以下に抑えることとすればよい。
【0049】なお、このDVD10は、読み出し専用の
ROMディスクであり、所定領域にROMの媒体である
ことを示すデータが記録される。
【0050】次に、このDVD10を再生し、また再生
したDVD10の信号を他の記録媒体に記録する記録再
生システムについて図4を参照して説明する。
【0051】図4に示す記録再生システム20は、例え
ばパーソナルコンピュータのシステムとして好適に用い
られるものであり、DVD10を再生するDVD再生装
置30と、DVD10からの再生信号を他の記録媒体8
0に記録する記録装置60とからなっている。
【0052】DVD再生装置30は、上述したパソコン
システム110,140と同様に、DVDドライブ部と
デコーダブロックとが分離され、これらが相互にバス等
を介して接続された構成となっている。この実施の形態
では、図4に示すように、DVDドライブ部40が光ピ
ックアップ/再生信号処理部21と、ストリームWM検
出部22と、判定部23と、スイッチ24とから構成さ
れ、デコーダブロック50がデコーダ25を備えて構成
される。DVD再生装置30においては、DVDドライ
ブ部40の光ピックアップ/再生信号処理部21とデコ
ーダブロック50のデコーダ25とがバスを介して接続
されている。
【0053】DVDドライブ部40の光ピックアップ/
再生信号処理部21は、光ピックアップや再生信号処理
回路等を備えており、DVD10に記録されたコンテン
ツを再生してデータストリームを生成する。また、光ピ
ックアップ/再生信号処理部21は、DVD10がRO
MタイプかRAMタイプかについて検出し、その検出結
果をメディアタイプ情報として判定部23に出力する。
【0054】ストリームWM検出部22は、このデータ
ストリームからウォーターマークを検出し、検出結果に
ついての情報を判定部104に出力する。具体的には、
ストリームWM検出部22は、上述した電子透かし処理
装置1におけるストリームWMエンコーダ4のPN発生
回路11が出力したPNパターンと同一のPNパターン
をデータストリームに掛け算することでウォーターマー
クを検出することができる。
【0055】判定部23は、ストリームWM検出部22
の判定結果及び入力したメディアタイプ情報に基づき、
例えばウォーターマークがNever Copyでメデ
ィアタイプがRAMといった上述した例の場合には、D
VD10が不正コピーされたディスクと判定して、スイ
ッチ24をOFFとなるように制御する。これにより、
DVD再生装置30においては、光ピックアップ/再生
信号処理部21からのデータストリームがデコーダブロ
ック50に供給されないため、再生信号が出力されな
い。
【0056】一方、判定部23は、ストリームWM検出
部22の判定結果及び入力したメディアタイプ情報に基
づき、例えばウォーターマークがNever Copy
でメディアタイプがROMの場合には、DVD10が適
正なディスクであると判定して、スイッチ24をONと
なるように制御する。これにより、DVD再生装置30
においては、光ピックアップ/再生信号処理部21から
のデータストリームがデコーダブロック50に供給され
る。
【0057】デコーダブロック50のデコーダ25は、
入力したデータストリームをデコードし、映像または音
声についてのベースバンド信号を生成して外部ブロック
に再生信号として出力する。
【0058】これにより、DVD再生装置30において
は、DVD10からメディアタイプとウォーターマーク
とを検出してこの組み合わせを判定することで、不正コ
ピーされたディスクであるか否かが判明し、不正コピー
されたディスクの場合には光ピックアップ/再生信号処
理部21からのデータストリームがデコーダブロック5
0に供給されないことから、再生信号が出力されない。
このとき、DVD再生装置30においては、光ピックア
ップ/再生信号処理部21からのデータストリームを外
部に取り出すことができないので、不正コピーの虞のな
い確実な再生制限が可能となる。
【0059】一方、記録装置60には、ベースバンドW
M検出部26、スイッチ27、及びスイッチ27の後段
に配設された図示しないリエンコーダや記録回路等が備
えられている。
【0060】ベースバンドWM検出部26は、DVD再
生装置30からの再生信号からウォーターマークを検出
し、この検出結果に基づいてスイッチ27のON/OF
Fの制御を行う。ベースバンドストリームWM検出部2
6は、上述した電子透かし処理装置1におけるベースバ
ンドWMエンコーダ2のPN発生回路5が出力したPN
パターンと同一のPNパターンをデータストリームに掛
け算することでウォーターマークを検出する。ベースバ
ンドストリームWM検出部26は、例えば、検出したウ
ォーターマークが「記録不可」を示すNever Co
pyあるいは「これ以上記録不可」を示すno−mor
e−copyである場合には、ベースバンドWM検出部
26は、スイッチ27をOFFとし、他の記録媒体80
に対して記録信号を供給しないようにする。これによ
り、記録装置60においては、記録媒体80に対する記
録制限の実効が図られる。
【0061】一方、検出されたウォーターマークが「コ
ピー制限なし」を示すcopy−freeあるいは「1
回コピー可」を示すone−copyである場合は、ベ
ースバンドWM検出部26は、スイッチ27をONと
し、他の記録媒体80に対して記録信号を供給する。な
お、ウォーターマークがone−copyである場合
は、リエンコーダによりこのウォーターマークに上書き
等の処理をしてno−more−copyのウォーター
マークとして記録媒体80に記録すればよい。
【0062】このように、電子透かし処理装置1によっ
て記録制限用のウォーターマークと再生制限用の2種類
のウォーターマークが重畳された信号が記録されたDV
D10を使用することによって、記録再生システム20
は、再生制限の際にDVDドライブ部30とデコーダブ
ロック50との間のデータストリームをカットしながら
それぞれのブロックを簡易な構成とすることができ、低
コスト化が実現できる。
【0063】また、DVD10は、データストリームか
ら検出できるウォーターマークとベースバンド信号から
検出できるウォーターマークの2種類のウォーターマー
クが重畳された信号が記録されているので、再生装置側
でデータストリームから検出するウォーターマークの検
出回路を設け、記録装置側でベースバンド信号から検出
するウォーターマークの検出回路を設けることにより、
再生装置及び記録装置側のそれぞれの構成を簡易化し、
低コスト化することができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るウォーターマーク重畳装置及びウォーターマーク重畳
方法によれば、ベースバンドの原信号に対してウォータ
ーマークを重畳し、ウォーターマークが重畳された原信
号を圧縮してデータストリームを生成し、生成されたデ
ータストリームに対してウォーターマークを重畳するこ
ととしたので、データストリームの形態でもベースバン
ド信号の形態でもウォーターマークが検出できる検出方
式の異なる2種類のウォーターマークが原信号に対して
重畳される。
【0065】本発明に係る記録媒体は、ベースバンドの
原信号に対して第1のウォーターマークを重畳し、ウォ
ーターマークが重畳された原信号を圧縮してデータスト
リームを生成し、生成された上記データストリームに対
して第2のウォーターマークを重畳して生成された重畳
データストリームが記録されているので、データストリ
ームの形態で第2のウォーターマークが検出でき、この
データストリームをベースバンド信号に復調した場合に
第1のウォーターマークが検出できる記録媒体となる。
【0066】本発明に係るウォーターマーク検出装置
は、ベースバンドの原信号に対して第1のウォーターマ
ークを重畳し、ウォーターマークが重畳された原信号を
圧縮してデータストリームを生成し、生成されたデータ
ストリームに対して第2のウォーターマークを重畳して
生成された重畳データストリームから第2のウォーター
マークを検出する検出手段と、重畳データストリームを
デコードしてベースバンド信号を生成するデコーダと、
生成したベースバンド信号から第1のウォーターマーク
を検出する他の検出手段とを備えるので、本発明の記録
媒体を再生した場合に第1及び第2のウォーターマーク
の双方を検出することができる。従って、ウォーターマ
ーク検出装置によれば、第2のウォーターマークを検出
する検出手段及びデコーダを再生装置側に配置し、第1
のウォーターマークを検出する他の検出手段を記録装置
側に配置することで、再生装置側及び記録装置側の双方
の構成の簡素化及び低コスト化が図れる。
【0067】本発明に係る再生装置によれば、本発明の
記録媒体を再生して、再生した重畳データストリームか
ら第2のウォーターマークを検出し、この記録媒体から
媒体の種類についての情報を読み出し、読み出した媒体
の種類についての情報と検出された第2のウォーターマ
ークとに基づいて記録媒体が適正かを判定し、記録媒体
が適正と判定された場合に再生された重畳データストリ
ームを出力することとしたので、記録媒体が適正でない
場合には重畳データストリームが外部に出力されない。
これにより、再生装置は、重畳データストリームをデコ
ードするデコーダと接続することにより、再生制限時に
おける重畳データストリームの取出しを防止しながら、
簡易かつ低コストな再生システムを構成することがで
き、パーソナルコンピュータ等に対して好適に用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子透かし処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】ベースバンドウォーターマークエンコーダの構
成を示すブロック図である。
【図3】帯域圧縮部及びストリームウォーターマークエ
ンコーダの構成を示すブロック図である。
【図4】ディスク再生/記録システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】記録制限の概念を説明するための図である。
【図6】再生制限の概念を説明するための図である。
【図7】ディスク再生装置において再生制限を行う場合
について説明するためのブロック図である。
【図8】パソコンのシステムにおいて再生制限を行う場
合について説明するためのブロック図である。
【図9】パソコンのシステムにおいて再生制限を行う場
合について説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 電子透かし処理装置、2 ベースバンドWMエンコ
ーダ、3 帯域圧縮部、4 ストリームWMエンコー
ダ、5,11 PN発生回路、6,12 EOR回路、
7,13 加算回路、8 DCT回路、9 量子化回
路、14 ランレングス符号化回路、10 DVD、2
0 記録再生システム、30 DVD再生装置、60
記録装置、21 光ピックアップ/再生信号処理部、2
2 ストリームWM検出部、23 判定部、24 スイ
ッチ、25 デコーダ、50 デコーダブロック、26
ベースバンドWM検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 裕司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースバンドの原信号に対してウォータ
    ーマークを重畳する第1のエンコーダと、 ウォーターマークが重畳された原信号を圧縮してデータ
    ストリームを生成する圧縮手段と、 生成された上記データストリームに対してウォーターマ
    ークを重畳する第2のエンコーダとを備えることを特徴
    とするウォーターマーク重畳装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のエンコーダ及び上記第2のエ
    ンコーダは、それぞれ互いに干渉し合わないウォーター
    マークを重畳することを特徴とする請求項1記載のウォ
    ーターマーク重畳装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のエンコーダは、ウォーターマ
    ークとして複製制御情報を含む著作権情報を重畳し、 上記第2のエンコーダは、ウォーターマークとして再生
    制限用の情報を重畳することを特徴とする請求項1記載
    のウォーターマーク重畳装置。
  4. 【請求項4】 ベースバンドの原信号に対してウォータ
    ーマークを重畳し、 ウォーターマークが重畳された原信号を圧縮してデータ
    ストリームを生成し、 生成された上記データストリームに対してウォーターマ
    ークを重畳することを特徴とするウォーターマーク重畳
    方法。
  5. 【請求項5】 それぞれ互いに干渉し合わないウォータ
    ーマークを重畳することを特徴とする請求項4記載のウ
    ォーターマーク重畳方法。
  6. 【請求項6】 ベースバンドの原信号に対して複製制御
    情報を含む著作権情報をウォーターマークとして重畳
    し、 生成された上記データストリームに対して再生制限用の
    情報をウォーターマークとして重畳することを特徴とす
    る請求項4記載のウォーターマーク重畳方法。
  7. 【請求項7】 ベースバンドの原信号に対して第1のウ
    ォーターマークを重畳し、第1のウォーターマークが重
    畳された原信号を圧縮してデータストリームを生成し、
    生成された上記データストリームに対して第2のウォー
    ターマークを重畳して生成された重畳データストリーム
    が記録されたことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2のウォーターマーク
    は、それぞれ互いに干渉し合わないウォーターマークで
    あることを特徴とする請求項7記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 上記第1のウォーターマークは複製制御
    情報を含む著作権情報であり、上記第2のウォーターマ
    ークは再生制限用の情報であることを特徴とする請求項
    7記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 ベースバンドの原信号に対して第1の
    ウォーターマークを重畳し、第1のウォーターマークが
    重畳された原信号を圧縮してデータストリームを生成
    し、生成された上記データストリームに対して第2のウ
    ォーターマークを重畳して生成された重畳データストリ
    ームから上記第2のウォーターマークを検出する検出手
    段と、 上記重畳データストリームをデコードしてベースバンド
    信号を生成するデコーダと、 生成したベースバンド信号から上記第1のウォーターマ
    ークを検出する他の検出手段とを備えることを特徴とす
    るウォーターマーク検出装置。
  11. 【請求項11】 ベースバンドの原信号に対して第1の
    ウォーターマークを重畳し、第1のウォーターマークが
    重畳された原信号を圧縮してデータストリームを生成
    し、生成された上記データストリームに対して第2のウ
    ォーターマークを重畳して生成された重畳データストリ
    ームと媒体の種類についての情報とが記録された記録媒
    体から上記重畳データストリームを再生するとともに、
    上記記録媒体から媒体の種類についての情報を読み出す
    ドライバと、 再生された上記重畳データストリームから上記第2のウ
    ォーターマークを検出する検出手段と、 上記ドライバが読み出した上記媒体の種類についての情
    報と上記検出手段が検出した上記第2のウォーターマー
    クとに基づいて上記記録媒体が適正かを判定し、上記記
    録媒体が適正と判定した場合に上記ドライバが再生した
    上記重畳データストリームを出力する判定制御手段とを
    備えることを特徴とする再生装置。
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