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JPH11174237A - 融着部収納ケースおよび余長収納トレー - Google Patents

融着部収納ケースおよび余長収納トレー

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Publication number
JPH11174237A
JPH11174237A JP9343422A JP34342297A JPH11174237A JP H11174237 A JPH11174237 A JP H11174237A JP 9343422 A JP9343422 A JP 9343422A JP 34342297 A JP34342297 A JP 34342297A JP H11174237 A JPH11174237 A JP H11174237A
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JP
Japan
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fusion
case
storage
sleeve
welded
Prior art date
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Application number
JP9343422A
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English (en)
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JP3436875B2 (ja
Inventor
Mitsusumi Denpou
満純 傳法
Hiroyuki Taya
浩之 田谷
Ko Watanabe
興 渡辺
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の融着補強スリーブを高密度収納するこ
とができる融着部収納ケースおよび余長収納トレーの開
発が求められていた。 【解決手段】 側壁部10aに開閉可能な開口部13を
備えた割スリーブ10からなり、この割スリーブ10内
に光ファイバ6同士の融着補強スリーブ12を複数本収
納する融着部収納ケース10および該融着部収納ケース
10を具備した余長収納トレー1を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融着補強スリーブ
を収納するための融着部収納ケースおよび余長収納トレ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバの余長収納トレーで
は、内部に複数突設したクランプ片の間に光ファイバ
(光ファイバ心線)同士を融着接続した融着補強スリー
ブを挟み込んで所定位置に安定支持して収納するように
している。単心光ファイバ同士の融着補強スリーブは径
約3mm、長さ約60mmであり、多心光ファイバテー
プ心線の融着補強スリーブは径約4mm、長さ約40m
mであり、前記クランプ片はこれら融着補強スリーブの
サイズに適合するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、余長
収納トレーの対応心数の増大の要求に鑑みて、本出願人
は、径寸法が従来の半分程度の小型の融着補強スリーブ
を開発した。このため、この小型の融着補強スリーブを
高密度に収納するための技術が必要になっていた。例え
ば、この融着補強スリーブをクランプ固定可能なクラン
プ片を備えた余長収納トレーを製造することが考えられ
るが、小型の融着補強スリーブをクランプ片間に挟み込
むには手間がかかり、多数の融着補強スリーブを収納す
るには作業時間が長くなってしまうといった問題が生じ
る。しかも、融着補強スリーブをクランプ片間に挟み込
む構成では、余長収納トレー内でのクランプ片の設置数
に限界があるため融着補強スリーブの収納数の増大には
限りがあるといった不満がある。また、接続する光ファ
イバの心数の違い等によりサイズの異なる複数種類の融
着補強スリーブに適合するクランプ片を備える余長収納
トレーを製造するとなると、融着補強スリーブのサイズ
別の収納本数等によって製造すべき余長収納トレーの種
類が増大するため、コストが上昇するといった問題もあ
る。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)割スリーブによって複数本の融着補強スリ
ーブを高密度に収納することができる、(2)融着補強
スリーブのサイズによらず融着補強スリーブを効率良く
収納することができる融着部収納ケースを提供すること
を目的とする。また、(3)融着部収納ケースのサイズ
等を選択するだけで、融着補強スリーブのサイズや本数
に容易に対応することができる、製造すべき種類が減少
して低コスト化できる(4)(5)により、複数の融着
部収納ケースを収納することにより、多数の融着補強ス
リーブを高密度に収納することが可能になり、対応心数
が増大する余長収納トレーを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光ファイバ同士の融着補強スリーブを複数本収納す
る割スリーブを備え、該割スリーブの側壁部に開閉可能
な開口部を備えたことを特徴とする融着部収納ケースを
前記課題の解決手段とした。割スリーブはプラスチック
等の樹脂、ゴム、金属、スポンジ等の加工の容易な素材
から形成することが好ましい。割スリーブの素材は、融
着補強スリーブを傷めない程度の硬さを有することがよ
り好ましい。また、割スリーブは、融着補強スリーブ全
体を収納する形状であることがより好ましく、これによ
り、収納した融着補強スリーブを保護してその光伝播特
性を維持することができる。割スリーブでは複数本の融
着補強スリーブを束ねるようにして割スリーブ内に収納
するので、小さい収納スペースにて融着補強スリーブを
高密度に収納することができる。割スリーブに収納した
融着補強スリーブは、開口部を閉じることで割スリーブ
内にクランプ固定される。この場合、開口部を閉じた状
態に維持するためのロック手段等を設置することが好ま
しい。割スリーブが弾性変形可能に形成されていると、
割スリーブ内に収納した融着補強スリーブを割スリーブ
自身の弾性によってクランプ固定することができる。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
融着部収納ケースを具備したことを特徴とする余長収納
トレーを前記課題の解決手段とした。この余長収納トレ
ーでは、融着部収納ケースの割スリーブに融着補強スリ
ーブを収納し、この融着補強スリーブを余長収納トレー
に収納する。この余長収納トレーにおいて、融着部収納
ケースは、固定、着脱可能のいずれの構成も採用可能で
ある。余長収納トレーは光ファイバを傷めない程度の硬
さを有する樹脂等の素材から形成することが普通である
から、融着部収納ケースを一体的に形成することは容易
である。融着部収納ケースが着脱自在である時には余長
収納ケースに着脱自在であることが好ましく、これによ
り、融着補強スリーブのサイズや収納本数に対応して融
着部収納ケースを交換することや、融着補強スリーブの
取り出す作業が容易になる。この余長収納ケースにおけ
る融着部収納ケースの設置位置は、余長収納トレーの内
外いずれであっても良く、また、余長収納トレー内に設
置する場合には該余長収納トレーの中央部あるいは中央
部以外の場所のいずれであっても良い。但し、融着補強
スリーブにて接続した両光ファイバの接続余長の収納作
業性を確保できる位置であることが好ましい。
【0007】請求項3記載の、融着部収納ケースの割ス
リーブを収納して位置決めする割スリーブ収納溝を複数
並列に連設した構成の余長収納トレーを採用すると、一
つの余長収納トレーにて複数の融着部収納ケースを整理
して収納することができ、余長収納トレーの対応心数を
大幅に増大することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を、図
1から図4を参照して説明する。まず、余長収納トレー
1を図1を参照して説明する。図1に示すように、この
余長収納トレー1はプラスチック等の合成樹脂から外観
細長薄板状に形成され、光クロージャ内に複数枚積層し
て収納される。隣接して積層した余長収納トレー1、1
…間はヒンジ部2を介して回動自在に連結され、上側に
積層した余長収納トレー1を回動することで目的の余長
収納トレー1の作業面3を開放することができるように
なっている。余長収納トレー1、1…間は、各余長収納
トレー1に形成した係合爪1aと係合凹部1bとを係脱
可能に係合させることで閉じた状態が維持される。
【0009】前記作業面3を形成する底板4の中央部に
は細長形状のスリーブ収納溝5、5…を複数並列に形成
している。これらスリーブ収納溝5、5…を形成した底
板4の中央部を介してその両側には、光ファイバ6(光
ファイバ単心線)の余長を収納する余長収納部7を備え
ている。余長収納トレー1の内部には、底板4上に引き
回した光ファイバ6を押さえる押さえ片1cを複数箇所
に突設している。スリーブ収納溝5は60〜70mm程
度の長さ寸法を有し、さらに、長手方向両端部から十数
mm程度延出する延出部8を備えている。スリーブ収納
溝5の長手方向中央部には、このスリーブ収納溝5を拡
張した形状の拡張部9を備えている。前記スリーブ収納
溝5は、融着部収納ケース10を取り出し可能に収納す
る。
【0010】次に、融着部収納ケース10について説明
する。融着部収納ケース10はベリリウム銅等の金属製
バネ材あるいは弾力性を有するプラスチック等の樹脂か
らなる弾性変形可能な断面C形の割スリーブであり、ス
リーブ収納溝5とほぼ一致する長さ寸法を有する細長形
状になっている。スリーブ収納溝5に収納した融着部収
納ケース10の長手方向両端部は、スリーブ収納溝5の
長手方向両端部の係合部11、11と係合するので、融
着部収納ケース10はスリーブ収納溝5内に収納すると
同時に位置決めされて定位置に安定収納される。また、
融着部収納ケース10の内部には、数本の融着補強スリ
ーブ12、12…を収納している。融着部収納ケース1
0では、収納した融着補強スリーブ12、12…を融着
部収納ケース10自身の弾性力によって挟み込んでい
る。融着部収納ケース10内ではシリコン剤等によって
融着補強スリーブ12、12…を固定することが好まし
いが、後に融着部収納ケース10から取り出す作業が予
定されている場合にはシリコン剤等による固定を行わな
いでおく。
【0011】図2は融着部収納ケース10を示す斜視図
である。図2において、融着補強スリーブ12は一対の
光ファイバ6、6を融着接続しており、径1.5mm、
長さ60mm程度の細長形状になっている。この融着補
強スリーブ12は、融着部収納ケース10に長手方向を
揃えて収納する。この融着補強スリーブ12を融着部収
納ケース10に収納するにあたっては、例えば、融着部
収納ケース10を弾性変形させて融着部収納ケース10
の側壁部10aに形成した開口部13(スリット)を押
し広げ、前記開口部13を介して目的本数の融着補強ス
リーブ12を融着部収納ケース10内部に挿入した後、
前記開口部13を押し広げる力を解除する。これによ
り、図3に示すように、開口部13は1.5mm未満の
幅寸法に戻り、融着補強スリーブ12が開口部13を介
して外側に飛び出すことが防止される。
【0012】また、融着補強スリーブ12にて接続した
一方の光ファイバ6を開口部13を通過させて融着部収
納ケース10内に挿入した後、融着補強スリーブ12を
融着部収納ケース10の軸方向端部(長手方向端部)か
ら挿入して収納する収納方法もある。この収納方法は、
融着部収納ケース10内に十分な収納スペースが残され
ている時にのみ適用可能であり、融着部収納ケース10
内に十分な収納スペースが無く融着部収納ケース10を
押し広げる必要がある時には融着部収納ケース10に軸
方向端部から挿入した融着補強スリーブ12に変形力を
与え易いため適用せず、開口部13を押し広げる収納方
法を採用する。
【0013】なお、図4(a)、(b)に示すように、
融着部収納ケース10には、断面方向にて開口部13と
対向する位置に薄肉部14を形成して開口部13の開閉
を容易にすることも可能である。また、この場合、ロッ
ク片15、16等の、開口部13の閉塞状態を維持する
ための手段を備えることが好ましい。
【0014】図1に示すように、余長収納トレー1で
は、融着部収納ケース10に融着補強スリーブ12を収
納した後、融着部収納ケース10をスリーブ収納溝5に
収納する。融着部収納ケース10の長手方向端部から突
出した光ファイバ6は延出部8を経由して余長収納部7
へ引き込むようにして、湾曲半径を確保する。また、ス
リーブ収納溝5に収納した融着部収納ケース10は、拡
張部9を利用することで容易に取り出すことができる。
【0015】前記融着部収納ケース10によれば、複数
本の融着補強スリーブ12を束ねるようにして収納する
ので、狭い範囲に高密度に収納することができる。しか
も、この融着部収納ケース10では、融着補強スリーブ
12を収納し、該融着部収納ケース10自身の弾性力に
よって開口部13を閉じるだけで融着補強スリーブ12
を簡便にクランプ固定できるので、複数本の融着補強ス
リーブ12を極めて簡便に収納することができる。ま
た、この融着部収納ケース10では、融着補強スリーブ
12全体を収納するので、融着補強スリーブ12を保護
してその光伝播特性を長期にわたって維持することがで
きる。融着部収納ケース10内でシリコン剤等による固
定を行っていない融着補強スリーブ12については、開
口部13を押し広げることによって容易に取り出すこと
ができ、接続切替や移設等の作業を効率良く行うことが
できる。
【0016】前記余長収納トレー1によれば、複数本の
融着補強スリーブ12を収納する融着部収納ケース10
を複数本収納するので、多数本の融着補強スリーブ12
を収納することができ、対応心数が増大する。余長収納
トレー1内では融着部収納ケース10、10…をスリー
ブ収納溝5、5…によって並列に整理して収納するた
め、融着部収納ケース10の収納本数の増大が可能であ
り、これにより、さらなる対応心数の増大を図ることが
できる。また、融着部収納ケース10を交換するだけで
融着補強スリーブ12のサイズや収納本数等に対応する
ことができ、多数種類の余長収納トレー1を必要としな
いので、低コスト化できる。
【0017】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものでは無く、以下の変更を行うことも可能である。 余長収納ケースの外側に融着部収納ケースが取り付け
た構成であること。 融着部収納ケース10に代えて、C形以外の断面形状
を有する融着部収納ケースを採用すること。 サイズや形状の異なる複数種類の融着部収納ケースを
余長収納トレー内に収納すること。この場合、余長収納
トレーに形成するスリーブ収納溝の構成も融着部収納ケ
ースに対応して変更することは言うまでもない。 融着部収納ケースが多心光ファイバ同士の融着補強ス
リーブを収納する構成であること。この場合、融着接続
する光ファイバの心数に対応して融着補強スリーブの径
寸法や長さ寸法も変化する。融着部収納ケースには、サ
イズの異なる複数種類の融着補強スリーブを収納するこ
とも可能である。 余長収納トレーに複数収納した融着部収納ケース間
で、収納する融着補強スリーブの本数や種類(光ファイ
バの接続心数や、サイズ)が異なること。 融着部収納ケースを余長収納トレー以外の光モジュー
ルに適用すること。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の融
着部収納ケースによれば、光ファイバ同士の融着補強ス
リーブを複数本収納する割スリーブを備え、該割スリー
ブの側壁部に開閉可能な開口部を備えたので、(イ)割
スリーブに収納するだけで融着補強スリーブを容易に収
納することができる、(ロ)割スリーブによって融着補
強スリーブを保護してその光特性を維持することができ
る、(ハ)小さいスペースに多くの融着補強スリーブを
高密度に収納することができる、(ニ)割りスリーブ内
では融着補強スリーブの収納位置が自由であるので、融
着補強スリーブの収納作業が容易であり、収納作業性が
向上する、といった優れた効果を奏する。
【0019】請求項2記載の余長収納トレーによれば、
融着部収納ケースを具備しているため、(ホ)融着部収
納ケースのサイズ等を選択することで、融着補強スリー
ブの収納本数やサイズ等に容易に対応することができ、
複数種類の余長収納トレーを必要としないので、低コス
ト化できるといった優れた効果を奏する。
【0020】請求項3記載の余長収納トレーによれば、
融着部収納ケースの割スリーブを収納して位置決めする
割スリーブ収納溝を複数並列に連設しているため、
(ヘ)複数の融着部収納ケースを整理して収納すること
ができ、より狭い範囲にて多数の融着補強スリーブを高
密度に収納することができ、対応心数を一層増大するこ
とができる、(ト)融着部収納ケースの収納本数を調整
するだけで、対応心数を容易に調整することができると
いった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、余長
収納トレーを示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す図であって、融着
部収納ケースを示す斜視図である。
【図3】 図2の融着部収納ケースの作用を示す図であ
って、融着補強スリーブを収納した状態を示す側面図で
ある。
【図4】 別態様の融着部収納ケースを示す側面図であ
って、(a)は開口部の開状態、(b)は開口部の閉状
態を示す。
【符号の説明】
1…余長収納トレー、5…スリーブ収納溝、6…光ファ
イバ(光ファイバ単心線)、10…融着部収納ケース
(割スリーブ)、10a…側壁部、12…融着補強スリ
ーブ、13…開口部(スリット)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(6)同士の融着補強スリー
    ブ(12)を複数本収納する割スリーブ(10)を備
    え、該割スリーブの側壁部(10a)に開閉可能な開口
    部(13)を備えたことを特徴とする融着部収納ケース
    (10)。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の融着部収納ケースを具備
    したことを特徴とする余長収納トレー(1)。
  3. 【請求項3】 融着部収納ケースの割スリーブを収納し
    て位置決めする割スリーブ収納溝(5)を複数並列に連
    設したことを特徴とする請求項2記載の余長収納トレ
    ー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003149459A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Fujikura Ltd クロージャ
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