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JPH11163704A - 高周波スイッチ回路 - Google Patents

高周波スイッチ回路

Info

Publication number
JPH11163704A
JPH11163704A JP9323339A JP32333997A JPH11163704A JP H11163704 A JPH11163704 A JP H11163704A JP 9323339 A JP9323339 A JP 9323339A JP 32333997 A JP32333997 A JP 32333997A JP H11163704 A JPH11163704 A JP H11163704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
switch circuit
circuit
frequency switch
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9323339A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Isobe
雅哉 磯部
Kosuke Osato
浩介 大里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP9323339A priority Critical patent/JPH11163704A/ja
Publication of JPH11163704A publication Critical patent/JPH11163704A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信時の挿入損失を抑え、消費電力の削減を
図る。 【解決手段】 PA21からの送信出力は、第2の端子
n2からFET31を介してアンテナ24に接続される
第1の端子n1に導かれる。アンテナ24に受信される
信号は、第1の端子n1からFET32を介して第3の
端子n3からLNA22の入力側に導かれる。第2の端
子n2と電源電圧端子Vddまたは接地端子GNDとの
間には、半導体スイッチング素子によるシャント回路は
挿入されていない。これによって挿入損失を低減するこ
とができる。受信側の第3の端子n3と接地端子GND
との間には、FET33とコンデンサ39とがシャント
回路として挿入される。FET32が遮断していても漏
れる送信信号は、導通状態のFET33からコンデンサ
39を介して接地側に流れるので、LNA22の入力側
に過大な入力が漏れるのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やデジタ
ルコードレス情報端末など、移動体通信機器のアンテナ
を送受信で切換える高周波スイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PDC(Personal Digital Cellu
lar phone)やPHS(PersonalHandy Phone System)
等の携帯電話あるいはコードレス電話などの普及がめざ
ましい。これらの携帯電話は、小形で高性能であること
が望まれている。電源となる電池も小形軽量化されるの
で、重要となるのは、待ち受け時間および通話時間に直
接影響を与える低消費電力化である。この改善のため
に、電源として使用される電池、特に2次電池の性能向
上と、べースバンドや高周波(RF)信号処理用の半導
体集積回路(IC)の低消費電力化等の改良とが行われ
ている。消費電力を削減する高効率化への要望は、特に
送信時の出力用パワーアンプで強い。電源電圧は、現在
では6Vや4.8Vであるけれども、将来は3V〜2V
の比較的低い電源電圧に変わる傾向にあり、現在と同じ
電力を出力するためにはより多くの電力を流す必要が生
じる。そこで消費電流を少なくするためには、パワーア
ンプのより高効率化および高増幅率化が望まれる。
【0003】PHSやDECT(Digital European Cor
dless Telephone)方式では、TDMA/TDD(Time
Division Multi Access/Time Division Duplex)方式が
採用されている。TDMAとは、1つのチャネルを時分
割で複数組の通話に利用するためにある。さらにTDD
という一組の通話において送受信の周波数帯域を共用す
るシステムが適用され、同じ周波数にて送受を行い、1
つのチャネルを時分割で送信および受信に利用する。こ
のようにPHSやDECT等では、周波数利用率が高い
システムとなっている。
【0004】図7は、PHSやDECT等で送受信を切
換えるための構成を示す。送信側の出力はパワーアンプ
(以下「PA」と略称する)1から出力され、受信側へ
の入力はローノイズアンプ(以下「LNA」と略称す
る)2に入力される。高周波スイッチ回路3は、一般的
にSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチと呼
ばれる単極双投の構成を有し、アンテナ4を共通接点に
接続し、2つの個別接点をPA1の出力およびLNA2
の入力にそれぞれ接続する。高周波スイッチ回路3で
は、共通接点をPA1の出力側に切換えると、PA1か
らアンテナ4へ送信信号5が供給される。高周波スイッ
チ回路3の共通接点をLNA2の入力側に切換えると、
アンテナ4から受信信号6がLNA2の入力側に与えら
れる。
【0005】高周波スイッチ回路3についての一般的な
回路構成は、たとえば電子情報通信学会技報の第83巻
(MW83−118)第247号の第71頁〜第78頁
に、山尾泰および菅田孝之によって「GaAs広帯域モ
ノシリシックスイッチ」として発表されている。また、
特開平8−23270にも、送受切換用の高周波スイッ
チについての先行技術が開示されている。
【0006】図8は、従来からの高周波スイッチ回路3
の回路構成を示す。アンテナ4、PA1およびLNA2
と高周波スイッチ回路3の第1の端子n1、第2の端子
n2および第3の端子n3との間には、コンデンサ7,
8,9がそれぞれ挿入され、直流成分をカットしてい
る。共通接点である第1の端子n1と電源電圧端子Vd
dとの間には、抵抗10が接続される。第1の端子n1
と出力側の第2の端子n2との間には、電界効果トラン
ジスタ(以下「FET」と略称する)11が接続され
る。第1の端子n1と受信側である第3の端子n3との
間にはFET12が接続される。第2の端子n2および
第3の端子n3には、電源電圧端子Vddとの間に、シ
ャント用のFET13,14もそれぞれ接続される。各
FET11〜14の制御電極であるゲート電極には、抵
抗15,16,17,18の一端がそれぞれ接続され
る。抵抗15,18の他端は、制御端子としての第4の
端子Vswに接続される。抵抗16,17の他端は、制
御端子としての第5の端子Vsw’に接続される。電源
電圧端子Vddと接地端子GNDとの間には、コンデン
サ19が接続される。
【0007】第4の端子Vswに、FET11および1
4を導通させるHレベルの電位を与え、第5の端子Vs
w’にFET12,13を遮断させるLレベルの電位を
与えると、PA1からの送信信号がアンテナ4に与えら
れ、第1の端子n1と第3の端子n3との間は遮断状態
となる。各FET11〜14は、導通状態で数Ωのイン
ピーダンスを有し、遮断状態では約250Ω程度のイン
ピーダンスとなる。このためFET12を遮断させて
も、第1の電極n1を経てアンテナ4にPA1から与え
られる電力の漏れに対応する電圧が第3の電極n3にも
現れ、LNA2の入力に対しては過大な入力電圧となっ
てしまう。このためFET14も導通させて、第3の端
子n3のインピーダンスを下げ、PA1からの出力が漏
れても過大な入力電圧としてLNA2の入力に与えられ
ることを防止している。また第5の端子Vsw’にFE
T12およびFET13を導通させるHレベルの電位を
与え、第4の端子VswにFET11およびFET14
を遮断させるLレベルの電位を与えると、PA1の出力
はアンテナ4から切り離され、アンテナ4はLNA2の
入力側に接続される。LNA2の入力側に挿入されるF
ET14は遮断状態となるので、第3の端子n3での信
号の減衰量は少なくなり、微小な信号も損失が少ない状
態でLNA2の入力側に与えられる。PA1の出力は、
FET11が遮断され、しかもFET13が導通してい
るので、LNA2の入力側に漏れにくくなっている。
【0008】携帯電話のシステムでは、実際に通話を行
う送受信時は勿論のこと、送受信を行わないスタンバイ
時においても、基地局からの信号の受信レベルをチェッ
クし、また現在移動している位置がどのエリアに該当す
るのかを基地局に認識してもらう必要がある。このため
スタンバイ時においても、基地局からの信号の受信と、
一定時間間隔での基地局への信号の送信等を行う必要が
ある。すなわち、実際に電話を使用しないときであって
も、常に基地局との間でデータ通信が行われている。こ
のため送受信を切換える高周波スイッチ回路3の性能、
特に挿入損失は携帯電話など、高周波スイッチ回路3を
備える装置の性能に大きな影響を与える。このような高
周波スイッチ回路3では、約2GHzという高周波での
オンとなる導通時の通過特性やオフとなる遮断時の遮断
特性から、半導体スイッチング素子としてFET11〜
14が最適であると考えられている。しかしながらFE
T11〜14でも、オン時の導通抵抗は0ではなく、オ
フ時の遮断抵抗は無限大でないので、高周波スイッチ回
路3には送信すべきパワーのうち、送信されずに消費さ
れてしまう挿入損失が僅かではあるが生じてしまう。し
たがってPA1は、この高周波スイッチ回路3のインサ
ーション・ロスを見越して送信電力を出力する必要があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のような高周波ス
イッチ回路3の挿入損失によるPA1の実効的な増幅率
低下は、次に示すような問題の原因となってしまう。
【0010】PHSなどの携帯電話システムでは、前述
のように、基地局と端末との間の距離、すなわち基地局
から一定の電力で送信される信号を受信する端末側での
信号レベルに応じて、端末側の送信出力の出力レベルを
調整するようになっている。出力レベルの調整は、一般
的にはPA1の電流値を変化させ、増幅率を調整するこ
とによって行われる。たとえば基地局からの信号の受信
レベルが小さい場合に、端末では出力レベルを上げるた
め、PA1の電流値を増加させて増幅率を上げるように
制御される。また逆に基地局の受信レベルが大きい場合
には、出力レベルを下げるため、PA1の電流値を減少
させて増幅率を下げるように制御される。このような調
整は、実際に通話を行っていないスタンバイ時でも常に
行われる。
【0011】高周波スイッチ回路3での挿入損失が大き
くなると、所望の信号レベルを出力するためにPA1か
らはより大きな電力を出力しなければならなくなる。出
力電流が大きくなると、PA1の消費電流も大きくなっ
てしまう。消費電力の増大で、バッテリが早期に消費さ
れてしまうので、通話可能な時間が短くなる原因とな
る。特に、スタンバイ時でも基地局との信号の送受信が
常に行われているので、その分バッテリなどの電源が早
く消費されてしまう。
【0012】一方、出力レベルが小さい場合には、出力
信号に歪み成分は少なくなるけれども、出力レベルが高
くなると増幅率の低下に伴って、歪み成分が増加する。
すなわちダイナミックレンジが狭くなって、信号の出力
に使用可能なレベル範囲の限度付近で、信号自体がどう
しても劣化してしまう。PDCやPHS等のシステムで
は、変調方式としてλ/4シフトQPSK方式を採用し
ているけれども、この歪みの原因で、隣接チャネル漏洩
電力の増加を招くことにもなる。これはシステム規格と
しての電力の上限が定められているため問題となる。
【0013】以上のような消費電流値、隣接チャネル漏
洩電力等の特性は、携帯電話などの製品レベルでは厳し
くチェックされ、これらの特性悪化は最終製品歩留りの
悪化を招くことにもなるため極力避けることが要望され
る。また、高周波スイッチ回路3を半導体集積回路化す
るときのチップサイズについても、コスト低下のために
はできるだけ小さくすることが望まれる。
【0014】本発明の目的は、送信時の挿入損失を低減
し、消費電力を低下させることができる高周波スイッチ
回路を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナを高
周波出力側と高周波入力側とに、半導体スイッチング素
子の動作によって切換える高周波スイッチ回路におい
て、アンテナ接続用の第1の端子と、高周波出力用の第
2の端子および高周波入力用の第3の端子との間にそれ
ぞれ少なくとも1つの半導体スイッチング素子が挿入さ
れ、信号伝送を行う導通状態と信号伝送を遮断する遮断
状態とが切換可能な信号伝送用スイッチング回路と、第
3の端子に接続され、導通状態で第3の端子のインピー
ダンスを低下させる漏れ信号除去用スイッチング回路
と、信号伝送用スイッチング回路を、送信時には、第1
の端子と第2の端子との間が導通し、第1の端子と第3
の端子との間が遮断するように、受信時には、第1の端
子と第2の端子との間が遮断し、第1の端子と第3の端
子との間が導通するように制御し、漏れ信号除去用スイ
ッチング回路を、送信時には導通状態に、受信時には遮
断状態に制御する制御回路とを含み、第2の端子には、
導通状態でインピーダンスを低下させるスイッチング素
子が接続されないことを特徴とする高周波スイッチ回路
である。
【0016】本発明に従えば、制御回路が、送信時に第
1の端子と第2の端子との間を導通させ、第1の端子と
第3の端子との間を遮断させ、第2の端子に与えられる
送信電力を第1の端子からアンテナに送り出すことがで
きる。第3の端子は漏れ信号除去用スイッチング回路が
導通して低インピーダンスとなるので、送信電力が遮断
状態の半導体スイッチング素子を通過して第3の端子に
漏れても、第3の端子に接続される受信側回路に損傷を
与えないように保護することができる。第2の端子には
半導体スイッチング素子が接続されないので、送信電力
の挿入損失の増加を防ぎ、電力消費を削減することがで
きる。受信時には、第1の端子と第2の端子との間が遮
断状態となり、第1の端子と第3の端子との間が導通状
態となって、アンテナに受信される信号が受信側に供給
され、第3の端子に接続される漏洩防止用スイッチング
回路は遮断状態となるので、受信信号の減衰を避けるこ
とができる。
【0017】また本発明で前記第2の端子には、前記各
半導体スイッチング素子の遮断状態でのインピーダンス
よりも大きい抵抗値を有する抵抗を介して、所定の電位
が与えられることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、第2の端子には半導体ス
イッチング素子の遮断状態でのインピーダンスよりも大
きな抵抗値を有する抵抗を介して所定の電位が与えられ
るので、半導体スイッチング素子を接続する場合よりも
挿入損失を減少させて所定の電位を与えることができ、
動作の安定性を向上させることができる。
【0019】また本発明で前記第2の端子には、1/4
波長線路を介して、所定の電位が与えられることを特徴
とする。
【0020】本発明に従えば、第2の端子には1/4波
長線路を介して所定の電位を与えるので、電力の損失を
伴わずに電位を安定化させることができる。
【0021】また本発明で前記第1の端子には、1/4
波長線路を介して、所定の電位が与えられることを特徴
とする。
【0022】本発明に従えば、第1の端子に、1/4波
長線路を介して所定の電位が与えられるので、第1の端
子の電位を安定化させ、スイッチング素子を確実に動作
させることができる。
【0023】また本発明で前記信号伝送用スイッチ回路
は、前記第1の端子と前記第3の端子との間に、縦続接
続される2個の半導体スイッチング素子を有することを
特徴とする。
【0024】本発明に従えば、第1の端子と第2の端子
とに間に挿入される半導体スイッチング素子は、2個が
縦続接続されるので、送信時の遮断を確実に行って、受
信側の入力保護を確実に行うことができる。
【0025】また本発明で前記各半導体スイッチング素
子は、FETであることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、スイッチング素子として
FETを用いるので、良好な高周波特性を有し、ゲート
電圧の調整で容易に導通状態と遮断状態とを切換えるこ
とができ、導通時のインピーダンスを低くすることがで
きる。
【0027】また本発明で前記信号伝送用スイッチング
回路、漏れ信号除去用スイッチング回路および制御回路
は、モノリシック半導体集積回路として形成されること
を特徴とする。
【0028】本発明に従えば、信号伝送用スイッチング
回路、漏れ信号除去用スイッチング回路および制御回路
をモノリシック半導体集積回路として形成し、漏れ信号
用除去用スイッチング回路の半導体スイッチング素子
を、送信側に接続される第2の端子には接続する必要が
ないので、半導体集積回路としてのチップ面積を縮小す
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
の高周波スイッチ回路を含む概略的な電気的構成を示
す。PA21からの送信信号と、LNA22への受信信
号とは、本実施形態の高周波スイッチ回路23を介して
アンテナ24へ与えられ、またはアンテナ24から与え
られる。高周波スイッチ回路23の第1、第2および第
3の端子n1,n2,n3とアンテナ24、PA21の
出力およびLNA22の入力との間には、直流カット用
のコンデンサ27,28,29がそれぞれ挿入される。
アンテナ24に接続される第1の端子n1と電源電圧端
子Vddとの間には、抵抗30が接続される。抵抗30
の抵抗値は、アンテナ24のインピーダンスなどに比較
して、充分に大きくしておく。第2の端子n2と第1の
端子n1との間および第1の端子n1と第3の端子n3
との間には、半導体チップであるFET31,32のド
レイン・ソース管がそれぞれ挿入される。各FET3
1,32,33の制御電極であるゲート電極には、抵抗
35,36,37の一端がそれぞれ接続される。抵抗3
5,37の他端は、第4の端子である制御端子Vswに
共通接続される。抵抗36の他端は、第5の端子である
制御端子Vsw’に接続される。電源電圧端子Vddと
接地端子GNDとの間には、コンデンサ39が接続され
る。
【0030】PA21とアンテナ24との間の伝送経路
をオンにする場合、第4の端子Vsw端子にたとえば3
VのHレベル信号を与え、第5の端子Vsw’にたとえ
ば0VのLレベル信号を印加する。これによって、FE
T31が導通し、PA21からの送信信号が第2の端子
n2からアンテナ24との接続点である第1の端子n1
に流れる。アンテナ24とLNA2の入力側の伝送経路
は、FET32がオフとなって遮断状態であるので、P
A1からの送信信号を阻止する。しかしながら、FET
32では遮断状態でも完全に送信信号を阻止することが
できずに、第3の端子n3側に送信信号が漏れる。第3
の端子n3と接地端子GNDとの間には、漏れ信号除去
用スイッチング回路として、FET33とコンデンサ3
9とが接続されているので、FET33を導通させ、遮
断状態のFET32を経て第3の端子n3に漏れた送信
信号を接地端子GND側に流して、LNA22の入力側
への送信信号の漏れを抑えることができる。
【0031】アンテナ24とLNA22の入力側との間
の伝送経路がオンとなって導通する場合、第5端子であ
るVsw’にHレベル、第4端子であるVsw端子にL
レベルの信号をそれぞれ印加する。これによって、FE
T32がオンとなって導通し、アンテナ24からの受信
信号が接続点である第1の端子n1および第3の端子n
3を通ってLNA22の入力側へ流れる。FET31は
遮断するので、アンテナ24からの信号がPA21の出
力側に流れることは阻止される。
【0032】図8に示す従来の構成では、第2の端子n
2と第1の端子n1との間がオンしているとき、送信出
力の一部がFET13の遮断時の抵抗分およびコンデン
サ19を介して接地電極GND側に漏れてしまうので、
高周波スイッチ回路23の挿入損失が増加し、PA21
の実効的な増幅率が低下してしまう。図1の実施形態で
は、送信側である端子n2側にはFETなどの半導体ス
イッチング素子を接続せず、その遮断時の漏れ分がなく
なるので、挿入損失を改善することができる。
【0033】図8に示すような従来回路での挿入損失は
0.6dBであり、図1の実施形態では0.4dBが得
られており、0.2dBの改善が行われている。このと
きの周波数は、たとえば1.9GHzである。
【0034】次に、0.2dBの差が、PH21の消費
電流値にどのぐらい効くかを説明する。電源電圧2V
で、出力約25dBmのときに効率が40%、出力約1
0dBmのときに効率が20%と仮定して、消費電流概
算値を求める。まずアンテナ24への出力が10dBm
の場合を考える。
【0035】高周波スイッチ回路23のロスが0.6d
Bの場合、 パワーアンプの出力 = 10+0.6 = 10.6dBm
= 11.5mW パワーアンプの消費電力 = 11.5mW/20% =
57.5mW パワーアンプの消費電流 = 57.5mW/2V = 2
9mA 高周波スイッチ回路23のロスが0.4dBの場合、 パワーアンプの出力 = 10+0.4 = 10.4dBm
= 11.0mW パワーアンプの消費電力 = 11.0mW/20% =
55.0mW パワーアンプの消費電流 = 55.0mW/2V = 2
7mA これらの場合には、消費電流の差は僅か2mAであっ
て、大きな問題にはならない。次にアンテナ24への出
力が25dBmの場合を考える。
【0036】高周波スイッチ回路23のロスが0.6d
Bの場合、 パワーアンプの出力 = 25+0.6 = 25.6dBm
= 363mW パワーアンプの消費電力 = 363mW/40% = 9
08mW パワーアンプの消費電流 = 908mW/2V = 45
4mA 高周波スイッチ回路23の挿入損失が0.4dBの場
合、 パワーアンプの出力 = 25+0.4 = 25.4dBm
= 347mW パワーアンプの消費電力 = 347mW/40% = 8
67mW パワーアンプの消費電流 = 867mW/2V = 43
3mA この場合には、高周波スイッチ回路23の挿入損失0.
2dB高くなると、454−433=21(mA)もの
消費電流の差となることが判る。たとえば、端末で出力
系の消費電流が全体の半分を占めていると想定すると、
約2.5%の節約となり、その分通話可能な時間が延び
ることになる。
【0037】高周波スイッチ回路23を、たとえばGa
Asモノリシック半導体集積回路として形成する場合の
チップサイズについても、図8に示すような従来の回路
構成では900×900μm2であるのに対し、本実施
形態では1つのFETを除去しているので、900×7
40μm2と約18%の縮小化が可能となっている。つ
まり、1チップ当たりのコストも18%削減することが
できることを意味している。また図1に示す各端子n
1,n2,n3に接続されているコンデンサ7,8,9
は、それぞれ高周波スイッチ回路23内に内蔵し、モノ
リシック構造の半導体集積回路として一体的に形成する
ことも可能となる。
【0038】図2は、本発明の実施の第2形態の概略的
な構成を示す。本実施形態で図1に示す実施形態に対応
する部分には同一の参照符を付し、重複した説明を省略
する。本実施形態の高周波スイッチ回路43では、図8
で第2の端子n2と電源電圧端子Vddとの間に接続さ
れているシャント用のFET13を、抵抗48で置き換
えた構成と見ることもできる。本実施形態では、図1の
実施の第1形態でFET31が遮断しているときにフロ
ーティング状態となっている第1の端子nの電位を、電
源電圧Vddに固定し、FET31の遮断時のアイソレ
ーション動作を安定化させることができる。抵抗値とし
ては、挿入損失に影響を与えない程度の大きさが好まし
く、本実施形態では図8のFET13をシャント用に用
いるときの遮断時のインピーダンスである約250Ωよ
りもかなり大きい10k〜20kΩである。挿入損失や
アイソレーション特性などは、図1に示す実施形態と同
等である。
【0039】図3は、本発明の実施の第3形態の概略的
な構成を示す。本実施形態の高周波スイッチ回路53で
は、第1の端子n1と第3の端子n3との間に挿入され
る半導体スイッチング素子としてのFET52a,52
bを、2段直列に縦続接続して置き換えている。各FE
T52a,52bのゲートは、抵抗56a,56bを介
して第5の端子であるVsw’端子に共通接続される。
このような構成は、特開平8−23270の先行技術で
詳しく説明されているとおり、パワーアンプ系の通過最
大電力を増加させることを目的としている。なお2段の
FET52a,52bを用いる代わりに、デュアルゲー
トのFETを用いることもできる。
【0040】図4は、本発明の実施の第4形態の高周波
スイッチ回路63の概略的な構成を示す。本実施形態で
図3に示す実施形態に対応する部分には同一の参照符を
付し、重複した説明を省略する。本実施形態では、図2
に示す実施形態と同様に、第2の端子n2に抵抗48を
介して電源電圧Vddの電位を与え、動作の安定化を図
っている。
【0041】図5は、本発明の実施の第5形態の概略的
な構成を示す。高周波スイッチ回路73は、第1の端子
n1と電源電圧端子Vddとの間に、λ/4線路80を
接続し、電源電圧Vddを第1の端子nに印加する。本
実施形態は、図1の第1実施形態と類似し、図1の抵抗
30に変えてλ/4線路80を用いている。λ/4線路
80は、高周波スイッチ回路73が形成される誘電体基
板上に信号の波長λの1/4だけの長さを有するように
導体パターンが形成され、波長λを有する信号にとって
は第1の端子n1から電源側が高インピーダンス状態で
ほとんどオープンに見えるようになる。このλ/4線路
80から電源側への信号の漏れ出しはなくなる。特に本
実施形態を10GHzあるいはそれ以上の周波数帯で応
用する場合に有効となる。
【0042】図6は、本発明の実施の第6形態として、
図5のようにλ/4線路80を用いる考え方を、図2の
実施の第2形態にも適用した高周波スイッチ回路83を
示し、第2の端子n2にもλ/4線路88を介して電源
電圧Vddを与えるようにしている。
【0043】以上の各実施形態では、高周波スイッチ回
路23,43,53,63,73,83をGaAsモノ
リシック半導体集積回路として一体的に形成しているけ
れども、個別のFET31,32,33や抵抗35,3
6,37あるいはコンデンサ27,28,29,39な
どを用いてハイブリッド型の半導体集積回路化すること
もできる。波長が短ければ、λ/4線路80,88など
をチップ状に形成することも容易となる。また、シャン
ト用のFET33は、コンデンサ39を介さないで、第
3の端子n3と接地端子GNDとの間に直接挿入するこ
ともできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信側の
出力を接続する第2の端子には遮断状態でもあまりイン
ピーダンスが高くならない半導体スイッチング素子を接
続しないで、第2の端子とアンテナに接続される第1の
端子との間にのみ信号伝送用スイッチング回路を構成す
る半導体スイッチング素子を接続するので、送信時の電
力損失を減少させて、消費電力の削減を図ることができ
る。
【0045】また本発明によれば、第2の端子には半導
体スイッチング素子の遮断状態でのインピーダンスより
も大きい抵抗値を有する抵抗を介して所定の電位を与え
るので、第2の端子の電位が安定し、信号伝送用スイッ
チング回路としての動作も安定化させることができる。
【0046】また本発明によれば、第2の端子には1/
4波長線路を介して所定の電位を与えるので、電力の挿
入損失の増加を招かずに動作の安定化を図ることができ
る。
【0047】また本発明によれば、アンテナに接続され
る第1の端子に1/4波長線路を介して所定の電位を与
えるので、電力の損失を避けて動作の安定化を図ること
ができる。
【0048】また本発明によれば、第1の端子と受信側
入力に接続される第3の端子との間の信号伝送用スイッ
チング回路の半導体スイッチング素子は、2個の半導体
スイッチング素子を縦続接続して用いるので、送信時に
第1の端子と第3の端子との間の遮断を確実に行うこと
ができる。
【0049】また本発明によれば、半導体スイッチング
素子としてFETを用いるので、高周波で確実に送受信
の切換えを行うことができる。
【0050】また本発明によれば、半導体スイッチング
回路をモノリシック半導体集積回路化する場合のチップ
面積の縮小を図り、生産コストの低減を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第2形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の第3形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の第4形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の第5形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の第6形態の概略的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図7】従来からの送受信切換回路の簡略化したブロッ
ク図である。
【図8】従来からの送受信切換回路の概略的な電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 PA 22 LNA 23,43,53,63,73,83 高周波スイッチ
回路 24 アンテナ 27,28,29,39 コンデンサ 30,35,36,37,48,56a,56b 抵抗 31,32,33 FET 80,88 λ/4線路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを高周波出力側と高周波入力側
    とに、半導体スイッチング素子の動作によって切換える
    高周波スイッチ回路において、 アンテナ接続用の第1の端子と、高周波出力用の第2の
    端子および高周波入力用の第3の端子との間にそれぞれ
    少なくとも1つの半導体スイッチング素子が挿入され、
    信号伝送を行う導通状態と信号伝送を遮断する遮断状態
    とが切換可能な信号伝送用スイッチング回路と、 第3の端子に接続され、導通状態で第3の端子のインピ
    ーダンスを低下させる漏れ信号除去用スイッチング回路
    と、 信号伝送用スイッチング回路を、 送信時には、第1の端子と第2の端子との間が導通し、
    第1の端子と第3の端子との間が遮断するように、 受信時には、第1の端子と第2の端子との間が遮断し、
    第1の端子と第3の端子との間が導通するように制御
    し、 漏れ信号除去用スイッチング回路を、送信時には導通状
    態に、受信時には遮断状態に制御する制御回路とを含
    み、 第2の端子には、導通状態でインピーダンスを低下させ
    るスイッチング素子が接続されないことを特徴とする高
    周波スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の端子には、前記各半導体スイ
    ッチング素子の遮断状態でのインピーダンスよりも大き
    い抵抗値を有する抵抗を介して、所定の電位が与えられ
    ることを特徴とする請求項1記載の高周波スイッチ回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第2の端子には、1/4波長線路を
    介して、所定の電位が与えられることを特徴とする請求
    項1記載の高周波スイッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の端子には、1/4波長線路を
    介して、所定の電位が与えられることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の高周波スイッチ回路。
  5. 【請求項5】 前記信号伝送用スイッチ回路は、前記第
    1の端子と前記第3の端子との間に、縦続接続される2
    個の半導体スイッチング素子を有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の高周波スイッチ回路。
  6. 【請求項6】 前記各半導体スイッチング素子は、FE
    Tであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の高周波スイッチ回路。
  7. 【請求項7】 前記信号伝送用スイッチング回路、漏れ
    信号除去用スイッチング回路および制御回路は、モノリ
    シック半導体集積回路として形成されることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の高周波スイッチ回
    路。
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