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JPH11167532A - データ加工システムおよび装置、データ加工方法、記録媒体 - Google Patents

データ加工システムおよび装置、データ加工方法、記録媒体

Info

Publication number
JPH11167532A
JPH11167532A JP9331673A JP33167397A JPH11167532A JP H11167532 A JPH11167532 A JP H11167532A JP 9331673 A JP9331673 A JP 9331673A JP 33167397 A JP33167397 A JP 33167397A JP H11167532 A JPH11167532 A JP H11167532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
digital image
terminal
image data
data processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9331673A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Obara
啓二 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9331673A priority Critical patent/JPH11167532A/ja
Publication of JPH11167532A publication Critical patent/JPH11167532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型携帯情報端末に備えられる様々なアプリ
ケーション用にデータを入力する作業をより簡単に行え
るようにする。 【解決手段】 画像入力機能3、通信機能4およびアプ
リケーションプログラム実行機能5を有する携帯情報端
末2と、サーバ8とを備え、画像入力機能3で入力した
デジタル画像データを端末2からサーバ8に送信し、サ
ーバ8において、受信したデジタル画像データに対して
データ加工処理を施すことによって所定の属性を持つテ
キストデータに変換するとともに、端末2で実行されて
いるアプリケーションプログラムに応じたデータフォー
マットに変換して端末2に返送することにより、画像入
力のための操作を行うだけでアプリケーションプログラ
ムの管理データを自動的に登録できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ加工システム
および装置、データ加工方法、記録媒体に関し、特に、
デジタルカメラ等の画像入力機能、通信機能およびアプ
リケーションプログラム実行機能を有する端末(クライ
アント)と、それらの端末と通信可能なサーバとの間で
行われるサービスに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術やソフトウェア技術等
の発展により、携帯に便利な小型携帯情報端末が普及し
てきている。この種の小型携帯情報端末の中には、例え
ばアドレス帳やスケジュールなどの個人情報管理機能、
データベース機能等を備えたものが多く見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
小型携帯情報端末においては、機能と携帯性とのバラン
スのもとに設計されるため、操作性のよいキーボードや
デジタイザ等の入力装置を実装するのは困難である。そ
の一方で、テンキーやスイッチ類のみでは、情報の入力
操作が複雑になって分かりにくいという欠点があった。
【0004】このため、例えば小型携帯情報端末のアド
レス帳に名刺のデータを登録するといったような場合
は、大変な労力を必要としていた。よって、名刺のデー
タをたびたび追加登録したり変更したりするといった使
い方は、実際上はできなかった。また、スケジュール管
理やデータベース管理等を行うための情報入力の際も、
多大な労力を必要としていた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、小型携帯情報端末に備えられる
様々なアプリケーション用にデータを入力する作業をよ
り簡単に行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】最近、技術の進歩により
小型携帯情報端末にデジタルカメラ機能や通信機能を内
蔵できるようになってきた。本発明では、これらの機能
を利用し、デジタルカメラで撮影したデジタル画像デー
タを通信機能を介してサーバに送信し、サーバ側で、そ
のデジタル画像データに対してパターン認識処理、文字
認識処理、単語認識処理、データ解析処理等を施すこと
により、名前や住所や電話番号等といった属性を持った
テキストデータに変換する。さらに、前記デジタル画像
データを送信してきた端末のアプリケーションに対応す
るデータフォーマットに変換してこれを端末に返送す
る。これにより、例えば端末のシャッターボタンを押す
だけで、撮影された被写体に表示されている情報をアプ
リケーションの管理データとして自動的に登録すること
ができるようになる。また、本発明は、このようなデジ
タルカメラ機能だけでなく、スキャナ機能やファクシミ
リ機能等の他の画像入力機能にも対応するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1および図
2は、本発明の第1の実施形態を示し、名刺に書かれて
いる種々の情報をPIM(Personal Infomation Manage
r )のアドレス帳に自動的に登録するサービスを提供す
る場合のシステム構成を示したものである。
【0008】図1において、1は名刺、2は携帯情報端
末(PDA:Personal Digital Assistants )、8はサ
ーバである。上記携帯情報端末2が備える構成におい
て、3は撮影した画像データをデジタルデータとして処
理できるデジタルカメラ機能、4はデジタル画像データ
やテキストデータ等をサーバ8等との間で送受信できる
通信機能、5は個人情報やアドレス帳を管理できるPI
M機能、6は前記3,4,5の各機能を制御するCPU
である。
【0009】また、7は携帯情報端末2からサーバ8に
至る通信経路、15はサーバ8から携帯情報端末2に至
る通信経路である。さらに、上記サーバ8が備える構成
において、9はデジタル画像データやテキストデータ等
を携帯情報端末2との間で送受信できる通信機能、10
はパターン認識処理機能、11は文字認識処理機能、1
2は単語認識処理機能、13はデータ解析処理機能、1
4はデータ変換処理機能である。図2は、図1中に示し
た名刺1を拡大して示したものである。
【0010】上記構成において、名刺1に書かれている
種々の情報をPIMのアドレス帳に入力するには、まず
携帯情報端末2に内蔵されたデジタルカメラ機能3で名
刺1の全面を撮影する。撮影された名刺1のデジタル画
像データは、デジタルカメラ機能3の図示しないフレー
ムメモリ等のメモリに記録される。記録された名刺1の
デジタル画像データは、携帯情報端末2側の通信機能4
とサーバ8側の通信機能9とで送受信され、通信径路7
を経由してサーバ8に送られる。
【0011】サーバ8側では、以下に順次述べるよう
に、送られてきたデジタル画像データを加工処理するこ
とにより、所定の属性を持ったテキストデータに変換す
る。その際にヒントとなる画像データパターンや単語
は、図3のように属性と対応付けた「ヒント−属性表」
として予め登録してある。例えば、属性がロゴの欄のヒ
ント項目に太字で示したもの(×××××,Pand
a,Maruko)は、画像データで画像パターンとし
て登録されている。
【0012】サーバ8ではまず、送られてきたデジタル
画像データをスキャンし、パターン認識機能10による
処理を行う。例えば、横書きの名刺の場合、横方向にデ
ジタル画像データ全体をスキャンし、一定量以上の空白
部分を検出する。そして、その空白部分に囲まれている
データ領域を切り出す(図2の名刺1を例にすると、図
2の22〜28で示した各点線枠内のデータ領域を切り
出す)。
【0013】そして、切り出したデータ領域の位置関係
を示す位置情報、切り出したデータ領域に使用されてい
る色を示す色情報、切り出したデータ領域の縦方向の長
さ(つまり、名刺に書かれている文字の大きさ)を大・
中・小の3段階程度のレベルで示した大きさ情報等を図
示しないメモリに記憶しておく。さらに、図3のヒント
−属性表のロゴの画像パターンと、切り出されたデータ
領域内の画像データとを比較し、何れかのパターンに近
似するものは、その画像データに対応する属性を付けて
おく。
【0014】例えば、図2の点線枠22内の画像データ
は“ロゴ、キヤノン株式会社”という属性と対応付けら
れて登録されている画像データのパターン(図3のヒン
ト−属性表の最上位の項目)と近似する。さらに、ヒン
ト欄の“左上”という位置情報や“カラー表示”という
条件も一致するため、ロゴと判断できる。そこで、図2
の点線枠22内の画像データには、“キヤノン株式会
社、ロゴ”という属性を付けておく。
【0015】次に、前記パターン認識処理により切り出
されたデータ領域内の画像データに対して、文字認識
機能11による処理を行う。その結果、図2の23〜2
8で示す点線枠内の文字が、テキストデータとして得ら
れる。次に単語認識機能12では、前記文字認識処理の
結果得られたテキストデータを、図3のヒント−属性表
のヒント欄に登録してある単語と比較することにより、
単語認識を行う。
【0016】その結果、図2の点線枠23内には“プロ
ジェクト”、点線枠24内には“主任”、点線枠25内
には“小原”、点線枠26内には“株式会社”、点線枠
27内には“〒”,“都”,“区”、点線枠28内には
“TEL”の単語がそれぞれ含まれていることが認識さ
れる。
【0017】次に、データ解析機能13により、前記各
認識処理で得られた情報とヒント−属性表とを基に、前
記文字認識処理で得られた各テキストデータ(図2の各
点線枠23〜28内のテキストデータ)の属性を解析す
る。本実施形態では、例えば図2の点線枠23内のテキ
ストデータは、“プロジェクト”という単語を含んでい
ること、およびヒント−属性表のヒント欄の“プロジェ
クト”が属性1の欄の“所属”と対応付けられているこ
とから、“XXプロジェクト”という所属名である
(“所属”という属性を持つ)ことが分かる。
【0018】同様に、図2の点線枠24内のテキストデ
ータは“主任”という役職であることが分かる。また、
点線枠25内のテキストデータは、ヒント項目にある
“小原”が一致する上に、前記パターン認識のときに得
た位置情報や大きさ情報が、ヒント項目の“役職の右
側”、“所属の下側”、“大きい”という条件を満たす
ため、“小原啓二”という氏名であることが分かる(氏
名のように解析するのが困難なものは、上記例のよう
に、複数のヒント項目から判断する)。
【0019】同様にして、図2の点線枠26内のテキス
トデータは、“株式会社”という単語が含まれる上に、
前記パターン認識のときのロゴの属性と一致するため、
“キヤノン株式会社”という社名であることが確実であ
る。以下同様に、点線枠27内のテキストデータから、
“146”は郵便番号、“東京都大田区下丸子3−30
−2”は住所であることが分かり、点線枠28内のテキ
ストデータから、03(1234)5678は外線の電
話番号であることが分かる。
【0020】以上のようにして、名刺1のデジタル画像
データから名刺1に書かれている種々の情報が解析でき
る。この解析された情報をPIMのアドレス帳等に登録
するには、解析された情報をそのPIMのアドレス帳等
が管理できるデータ・フォーマットに変換する必要があ
る。例えば、アドレス帳の一件分の情報が図4のように
表示され、このアドレス帳のデータ・フォーマットが、
図4に示した表の各項目に対するテキストデータを表の
上から下に向かう順番にカンマで区切って並べたもので
あるとする。
【0021】つまり、氏名の属性を持つテキストデータ
が最初にあり、その後をカンマで区切って次に会社(社
名)の属性を持つテキストデータが続く。同様に、カン
マで区切りながら次々とその順番位置の属性に対応する
テキストデータをつなぎ、最後に登録日の日付テキスト
データがくる。ここで、最後の登録日の情報は、サーバ
8の図示しない時計機能から読み出した値で構成するも
のである。
【0022】前記データ解析機能13で解析されたデー
タを、図4のようにアドレス帳が管理できるデータ・フ
ォーマットに変換すると、次のようになる。小原啓二,
キヤノン株式会社,XXプロジェクト,主任,146,
東京都大田区下丸子3−30−2,03(1234)5
678,1997年6月24日
【0023】以上のようにして、サーバ8側での一連の
処理が終了し、名刺1のデジタル画像データから携帯情
報端末2内のPIM機能5のアドレス帳が管理できるデ
ータ・フォーマットのデータに変換されたテキストデー
タは、サーバ8の通信機能9と携帯情報端末2の通信機
能4との間で送受信処理が行われ、携帯情報端末2に追
加データとして返送される。
【0024】携帯情報端末2側では、サーバ8から返送
されてきたテキストデータをPIM機能5のアドレス帳
が管理しているアドレス・データエリアに追加する。つ
まり、アドレス帳に新しいデータを追加登録する。この
状態で、アドレス帳の検索機能によって“小原”を検索
すると、図示しないディスプレイ画面に図5のように表
示されることになる(追加登録されたデータは、登録直
後に自動的に表示させるようにもできる)。操作者は、
このディスプレイ画面に表示された内容を目視でチェッ
クし、間違いや誤入力があった場合にはこの画面上で修
正できる。
【0025】この実施形態では、携帯情報端末2側から
サーバ8側に名刺1のデジタル画像データを送信し、サ
ーバ8側でそのデジタル画像データの加工処理をリアル
タイムで行い、加工したデータを直ぐに携帯情報端末2
側に返送することを想定している。ただし、サーバ8側
のデータ加工処理に時間がかかる場合は、通信コストを
低減させるために、携帯情報端末2側からサーバ8側へ
デジタル画像データを転送し終った段階で一旦通信回線
を切断する。その後、サーバ8側の加工処理が終わり次
第、サーバ8から携帯情報端末2に対して通信回線を接
続して加工データを返送したり、次のデジタル画像デー
タを送るために携帯情報端末2がサーバ8に対し回線を
接続したときに前回の加工データを返送したりしてもよ
い。
【0026】以上のように、本実施形態のデータ加工シ
ステムを提供することにより、携帯情報端末2で図示し
ない撮影用のシャッターボタンを押すだけで、名刺1に
書かれている種々の情報をアドレス帳に自動的に追加登
録することができる。
【0027】(第2の実施形態)前記第1の実施形態に
おいて、サーバ8が名刺1のデジタル画像データに対し
てパターン認識処理、文字認識処理、単語認識処理、デ
ータ解析処理等を施しても、属性を持つテキストデータ
として解析できないこともある。
【0028】その第1の理由としては、文字認識処理ま
では正常に行うことができ、テキストデータに変換する
ことができるが、そのテキストの属性をアドレス帳がサ
ポートしていないために、属性が付けられないというこ
とが挙げられる。例えば、前記第1の実施形態のアドレ
ス帳は、ふりがな(ルビ)やe−mailアドレス等は
サポートしていないため、名刺にこれらの情報が書かれ
ていても属性の無いテキストデータにしか変換できな
い。
【0029】第2の理由としては、名刺に顔写真があっ
たりやヒント−属性表に登録されていないロゴ等が書か
れている場合、さらには、名刺に手書きでメモが書き加
えられたりした場合には、文字認識処理の段階で識別で
きないので、その後の処理が行えず、属性が付けられな
いということが挙げられる。また、ヒント−属性表に登
録されているロゴは、属性は付けられるが画像データで
あるので、テキストデータとしての属性は付けられな
い。
【0030】以上のような、属性を持つテキストデータ
に解析できないデータをも有効利用できるようにするた
めに、第2の実施形態では、前記第1の実施形態で述べ
たアドレス帳に、図6に示すようにメモ欄や画像欄を追
加する。つまり、アドレス帳が“メモ”属性や“画像”
属性といった特定の属性を新たにサポートするようにす
る。
【0031】そして、サーバ8がデジタル画像データに
対してパターン認識処理、文字認識処理、単語認識処
理、データ解析処理等を施しても、属性を持つテキスト
データとして解析できないデータに対し、前記第1の理
由のデータには“メモ”という属性を、前記第2の理由
のデータには“画像”という属性を付ける。そして、こ
れらを他の属性の付いているテキストデータと共に、携
帯情報端末2のアドレス帳5が管理しているアドレス・
データエリアに返送する。
【0032】携帯情報端末2側では、前記第1の実施形
態と同様に、サーバ8から返送されてきたデータをアド
レス帳5が管理しているアドレス・データエリアに追加
する。つまり、新しいデータを追加登録する。この状態
で、アドレス帳5の検索機能によって“小原”を検索す
ると、図6のように表示されることになる。なお、第2
の実施形態において、データ加工システムの基本構成
は、前記第1の実施形態で述べた図1と同じである。
【0033】以上のように、携帯情報端末2のアドレス
帳5が“メモ”属性と“画像”属性とを新たにサポート
できるようにし、サーバ8が名刺のデジタル画像データ
に対してパターン認識処理、文字認識処理、単語認識処
理、データ解析処理等を施しても、属性を持つテキスト
データとして解析できないデータに対し“メモ”属性や
“画像”属性を付けて、他の属性の付いているテキスト
データと共に携帯情報端末2のアドレス帳5が管理して
いるアドレス・データエリアに返送することにより、ふ
りがな、ロゴ、顔写真、e−mailアドレス、手書き
メモ等の名刺に書かれているすべての情報をアドレス帳
に自動的に登録することができる。
【0034】(第3の実施形態)前記第1の実施形態に
おいて、図7のように名刺が書かれている場合(外線の
電話番号であることを示す表示が、ヒント−属性表にな
い記号によって書かれている場合)は、最後の行の属性
が判別できない。この場合、第2の実施形態によれば、
“メモ”属性あるいは“画像”属性の何れかの属性が与
えられるが、本来は“外線の電話番号”の属性が与えら
れるべきものであるので好ましくない。
【0035】このような場合、サーバ8側のデータ解析
機能13での処理中に、この部分の切り出されたデータ
領域の画像データあるいは属性不明のままのテキストデ
ータを一旦携帯情報端末2側の属性判別不可データエリ
アに返送する。
【0036】一方、携帯情報端末2側では、属性判別不
可データエリア内の画像データと、属性指定用アイコン
等とを図示しないディスプレイ画面に表示し、操作者に
属性を選択させる。操作者が外線電話番号の属性アイコ
ンを押して、ディスプレイ画面に表示された画像データ
が外線電話番号の属性であることを指示すると、携帯情
報端末2は、外線電話番号の属性コードをサーバ8側に
送る。
【0037】サーバ8側では、携帯情報端末2に返送し
た画像データに対して、外線電話番号の属性が送り返さ
れてくるので、画像データ中の文字認識処理後のテキス
トデータの数字“03(1234)5678”は、外線
の電話番号であることが分かる。この後の処理は、前記
第1の実施形態と同じである。
【0038】以上のように、サーバ8が名刺のデジタル
画像データに対してパターン認識処理、文字認識処理、
単語認識処理、データ解析処理等を施しても、属性を持
つテキストデータとして解析できない部分があった場合
には、その部分のデジタル画像データまたは属性不明の
テキストデータを切り出して携帯情報端末2に返送し、
その返送した部分のデータの属性を操作者に問い合わせ
る。そして、操作者が指定した属性名(属性コード)を
携帯情報端末2からサーバ8に送信することにより、サ
ーバ8のデータ解析処理の精度を上げることができる。
【0039】(第4の実施形態)前記第1〜第3の実施
形態においては、名刺のデジタル画像データを得るため
に携帯情報端末2のデジタルカメラ機能3を用いたが、
サーバ8側では、そのデジタル画像データの作成方法は
問わない。つまり、図示しないスキャナで読み込んだデ
ジタル画像データでも、図示しないファクシミリで送ら
れてきたデジタル画像データでも処理できる。
【0040】したがって、サーバ8で提供されるサービ
スは、携帯情報端末2のみでなく、デスクトップパソコ
ンに通信機能とスキャナやファクシミリ機能とを組み合
わせたような装置に対しても行うことができる。なお、
この第4の実施形態において、サーバ8側の基本構成
は、前記第1の実施形態で述べた図1と同じである。
【0041】(第5の実施形態)前記第1〜第3の実施
形態においては、携帯情報端末2のデジタルカメラ機能
3で撮影する対象物は、名刺等の活字文字で書かれてい
る情報のみである。これに対して第5の実施形態では、
サーバ8の文字認識機能11による処理において手書き
文字も認識できるように機能拡張する。そして、紙や白
板に書いた手書き文字や絵を含んだものをデジタルカメ
ラで撮影してサーバ8に送信し、サーバ8側では、送信
されてきたデジタル画像データに対しパターン認識処
理、文字認識処理、単語認識処理、データ解析処理等を
施した後、その撮影された情報を扱えるアプリケーショ
ンに応じたフォーマットに変換して返送できるようにす
る。
【0042】第5の実施形態において、データ加工シス
テムの基本構成は、前記第1の実施形態で述べた図1と
同じである。第5の実施形態では、名刺1の代わりに例
えば図8のような文章を紙や白板に書いたものをデジタ
ルカメラで撮影し、これにより得られたデジタル画像デ
ータをサーバ8に送信する。サーバ8側では、前記第1
の実施形態と同様にパターン認識処理、(手書き)文字
認識処理を行う。
【0043】次に、単語認識処理を行うわけであるが、
ここではまず、サーバ8に予め登録されているアプリケ
ーション判別表(図9に示すように、携帯情報端末2か
ら送られてきたデジタル画像データがどのアプリケーシ
ョン用のデータかを判別するための表)を基に、最初の
行に関して単語認識を行う。本実施形態の場合、最初の
行の内容が“E−mail”であるので、サーバ8に送
られてきたデジタル画像データは、電子メール・アプリ
ケーション用のデータであると判断できる。よってこの
場合は、2行目以後のデータは、図10のような予め登
録されている第2のヒント属性表の属性1が“電子メー
ル”の欄のヒント情報を基に、単語認識処理を行う。
【0044】その後、データ解析処理を行うことによ
り、差出人:小原、受取人:吉田、件名:ミーティン
グ、本文:「明日、10:00からバッテリーについて
のミーティングをしたいのですが、御都合は如何でしょ
うか?」ということが分る。その他、絵のような、テキ
ストデータに変換できないデータには“画像”の属性を
付けておく。
【0045】サーバ8は、これらの属性付きデータを、
携帯情報端末2の電子メール・アプリケーションのデー
タフォーマットに変換して電子メール・アプリケーショ
ンが管理しているデータエリアに返送する。
【0046】携帯情報端末2側では、サーバ8から返送
されてきた属性付きデータを基に、電子メール・アプリ
ケーションの作成・編集画面上の各入力項目にデータを
入力する。その様子を、図11に示す。このとき、宛先
(受取人)の名前“吉田”は、電子メール・アプリケー
ションが管理するメール・アドレス帳に予め登録されて
いるので、電子メールアドレスを参照してそのアドレス
に送信することができる。また、本文の1行目には、
“差出人+です。”という文章を自動挿入できるように
なっている。もし、画像属性のデータがある場合には、
電子メール・アプリケーションのMIMEやuuencode等の添
付データとして扱う。
【0047】操作者は、以上のようにして携帯情報端末
2の図示しないディスプレイに表示された電子メール・
アプリケーションの作成・編集画面を目視でチェックし
た後に、送信ボタンを押すことにより、その内容の電子
メールを宛先に送信することができる(もちろん、目視
チェックを省略して送信することも可能である)。ま
た、目視チェックの結果、間違いや誤入力等があった場
合には、この電子メール・アプリケーションの作成・編
集画面上で内容の編集・修正をした後に送信ボタンを押
して、送信することができる。また、サーバ側に電子メ
ール送信機能が有る場合には、サーバ側から直接送信し
ても良い。
【0048】この第5の実施形態では、単語認識機能1
2での最初の行の処理で、電子メール・アプリケーショ
ン用のデータであることが判別されたときは、その後の
処理では電子メール・アプリケーションを対象にした処
理が行われるが、もし、最初の行の処理で、他のアプリ
ケーション用(メモ帳・アプリケーション、スケジュー
ル管理・アプリケーション等)のデータと判別された場
合には、その後の処理では、その判別されたアプリケー
ションを対象にした処理が行われる。
【0049】以上のように、本実施形態のデータ加工シ
ステムを提供することにより、携帯情報端末2で図示し
ないシャッターボタンを押すだけで、撮影された情報を
電子メールで送信したり、メモ帳に登録したり、スケジ
ュール帳に予定を書込んだりすることができる。このよ
うに、本実施形態では、1台のサーバで複数のアプリケ
ーションに対するサービスを提供することができる。
【0050】(第6の実施形態)前記第1〜第5の実施
形態においては、サーバ8が提供するサービスは、デー
タ変換機能14による処理において特定のアプリケーシ
ョンのデータ・フォーマットを対象とするため、特定の
機種の携帯情報端末2にしか対応できない。また、特定
の携帯情報端末2であっても、別のアプリケーションが
実行されているときには対応できない。
【0051】そこで、第6の実施形態では、サーバ8側
に、図12に示すように複数種類のサービス処理プログ
ラムをサービス指定情報(例えば番号)に対応付けて予
め登録しておく。そして、携帯情報端末2から撮影した
デジタル画像データを送信するときに、希望するサービ
スに対応するサービス指定情報を付加して送る。サーバ
8側では、受信したデジタル画像データに対し、そのデ
ジタル画像データに付加されているサービス指定情報
(番号)で指定されるサービス処理プログラムを実行
し、サービス処理を行う。
【0052】図12の例では、携帯情報端末2で撮影さ
れたデジタル画像データにサービス指定番号“1”を付
加してサーバ8に送信すると、サーバ8は、その画像デ
ータをサーバ8の図示しない記憶装置の予め指定されて
いるエリアに保存するサービス処理を行う。このサービ
スの場合、サーバ8から携帯情報端末2へ返送されるデ
ータはない。
【0053】また、デジタル画像データにサービス指定
番号“2”を付加してサーバ8に送信すると、サーバ8
は、携帯情報端末2から送信されてきた画像に予めサー
バ8に登録されている画像を重ね合わせた画像を携帯情
報端末2に返送するサービス処理を行う。また、デジタ
ル画像データにサービス指定番号“3”を付加してサー
バ8に送信すると、サーバ8は、前記第1〜第4の実施
形態の何れかのサービスと同様のサービス処理を行う。
【0054】また、デジタル画像データにサービス指定
番号“4”を付加してサーバ8に送信すると、サーバ8
は、前記第5の実施形態において最初の行に“E−ma
il”と書かれている場合と同様のサービス処理を行
う。なお、このサービス処理において、E−mailの
内容を携帯情報端末2あるいはデスクトップパソコン側
で確認する必要がない場合は、E−mailの内容を携
帯情報端末2等には返送しないで、サーバ8から直接E
−mail送信をしてもよい。
【0055】また、デジタル画像データにサービス指定
番号“5”を付加してサーバ8に送信すると、サーバ8
は、前記第5の実施形態において最初の行に“Sche
dule”と書かれている場合と同様のサービス処理、
すなわち、紙や白板に書かれているスケジュール情報を
入力したデジタル画像データを、携帯情報端末2あるい
はデスクトップパソコンで実行されるスケジュール管理
プログラムで扱えるデータフォーマットに変換して返送
するサービス処理を行う。
【0056】以上のように、第6の実施形態では、端末
から送信するデジタル画像データにサービス指定情報を
付加して送信できるようにするとともに、サーバ側では
予め複数種類のサービス処理プログラムをサービス指定
情報に対応付けて登録しておく。そして、送信されてき
たデジタル画像データに対し、そのデジタル画像データ
に付加して送られてきたサービス指定情報で決定される
サービス処理プログラムによりサービス処理を行うこと
により、1台のサーバで複数の種類の携帯情報端末や複
数のアプリケーションに対するサービスを提供すること
ができる。
【0057】なお、以上の各実施形態において、パター
ン認識機能10、文字認識機能11、単語認識機能1
2、データ解析機能13、データ変換機能14を携帯情
報端末2内に設けることにより、サーバ8との通信を不
要にすることも可能であるが、サーバ8側に設けて通信
を行うようにすることにより、携帯情報端末2では、大
規模なテキスト入力・編集処理、各種認識処理、解析処
理、フォーマット変換処理等のプログラムが不要となる
ため、メモリ容量が小さくできる。これにより、端末の
小型化、コスト、消費電力等の点でメリットを有する。
【0058】(本発明の他の実施形態)本発明は、以上
の実施形態で示したように複数の機器(例えば、サー
バ、携帯情報端末、インタフェース機器、リーダ、プリ
ンタ、ファクシミリ装置等)から構成されるシステムに
適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0059】また、上述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、該各種デバ
イスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュー
タに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフト
ウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格
納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作さ
せることによって実施したものも、本発明の範疇に含ま
れる。
【0060】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0061】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0062】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ加
工システムによれば、画像入力のために例えば端末で撮
影用のシャッターボタン(またはスキャナのスキャン開
始ボタンやファクシミリの送信開始ボタン)を押すだけ
の簡単な操作で、例えば名刺や紙や白板に書かれている
情報をアドレス帳やメモ帳に自動的に登録したり、電子
メールで送信したり、スケジュール帳に予定を書込んだ
りすることができる。さらに、端末側に多くのキーを持
つ大きなキーボードや操作性の悪い小型スイッチ等を装
備する必要がなく、しかも、大規模なテキスト入力・編
集処理、各種認識処理、解析処理、フォーマット変換処
理等のプログラムが不要となるため、メモリ容量が小さ
くできる。これにより、端末の小型化、低コスト化、低
消費電力化等の点でメリットがある。また、端末の操作
者にとっても、キー入力操作や煩雑なスイッチ操作をす
る必要がないため、分厚いマニュアルを読んだり訓練し
たりすることなく、誰でも直ぐに使いこなせるというメ
リットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデータ加工システム
の構成例を示す図である。
【図2】名刺の例を示す図である。
【図3】サーバに予め登録されているヒント−属性表
(テーブル情報)の例を示す図である。
【図4】アドレス帳のデータ表示フォーマットの例を示
す図である。
【図5】アドレス帳のデータ表示例を示す図である。
【図6】機能拡張されたアドレス帳のデータ表示例を示
す図である。
【図7】名刺の他の例を示す図である。
【図8】紙や白板に書いた文章の例を示す図である。
【図9】サーバに予め登録されているアプリケーション
判別表(テーブル情報)の例を示す図である。
【図10】サーバに予め登録されている第2のヒント−
属性表(テーブル情報)の例を示す図である。
【図11】電子メール・アプリケーションのメッセージ
作成画面の例を示す図である。
【図12】サーバに予め登録されているサービス指定表
(テーブル情報)の例を示す図である。
【符号の説明】
1 名刺 2 携帯情報端末 3 デジタルカメラ機能 4 携帯情報端末が有する通信機能 5 PIM機能(アドレス帳) 6 CPU 7 携帯情報端末からサーバに至る通信経路 8 サーバ 9 サーバが有する通信機能 10 パターン認識処理機能 11 文字認識処理機能 12 単語認識処理機能 13 データ解析処理機能 14 データ変換処理機能 15 サーバから携帯情報端末に至る通信経路

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力機能、通信機能およびアプリケ
    ーションプログラム実行機能を有する端末と、 前記端末より送信されたデジタル画像データを受信し、
    該デジタル画像データを所定の属性を持つテキストデー
    タに変換するデータ加工手段と、 前記加工されたテキストデータを、前記デジタル画像デ
    ータを送信してきた端末で実行されているアプリケーシ
    ョンプログラムに応じたデータフォーマットに変換する
    フォーマット変換手段と、 前記フォーマット変換されたテキストデータを前記端末
    に返送する通信手段とを備えたことを特徴とするデータ
    加工システム。
  2. 【請求項2】 前記データ加工手段、フォーマット変換
    手段および通信手段は、前記端末とは別のサーバに備え
    られることを特徴とする請求項1に記載のデータ加工シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデータ加工シ
    ステムにおいて、前記データ加工手段は、 前記端末より送信されたデジタル画像データ中に含まれ
    る画像パターンを認識するパターン認識手段と、 前記端末より送信されたデジタル画像データ中に含まれ
    る文字を認識してテキストデータに変換する文字認識手
    段と、 前記文字認識手段により認識された文字中に所定の単語
    が含まれるかどうかを認識する単語認識手段と、 前記パターン認識手段および前記単語認識手段の認識結
    果から、前記デジタル画像データ中に含まれる画像パタ
    ーンおよび文字に所定の属性を与える属性付与手段とを
    備えることを特徴とするデータ加工システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記単語認識手段および前記属性付与手段は、所定のテ
    ーブル情報に基づいて処理を行うことを特徴とするデー
    タ加工システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記端末は、前記通信手段により前記アプリケーション
    プログラムが管理するデータエリアに返送されたテキス
    トデータの内容を修正する手段を備えることを特徴とす
    るデータ加工システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記端末から前記サーバに前記デジタル画像データを送
    信し終わった段階で通信回線を切断し、その後前記サー
    バのフォーマット変換手段でフォーマット変換処理が終
    わった後に前記通信回線を再び接続し、前記通信手段に
    より前記サーバから前記端末にデータ返送を行うことを
    特徴とするデータ加工システム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記端末から前記サーバに前記デジタル画像データを送
    信し終わった段階で通信回線を切断し、次のデジタル画
    像データを送信するために前記通信回線を再び接続した
    ときに前記通信手段により前記サーバから前記端末にデ
    ータ返送を行うことを特徴とするデータ加工システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域に特定の属性を付けるようにした
    ことを特徴とするデータ加工システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のデータ加工システムに
    おいて、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域のデジタル画像データまたは属性
    不明のテキストデータを切り出して前記端末に返送し、
    その返送した部分のデータの属性を前記端末の操作者に
    問い合わせ、前記操作者が指定した属性名を得るように
    したことを特徴とするデータ加工システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項に記載のデ
    ータ加工システムにおいて、 前記端末の画像入力機能は、少なくともデジタルカメラ
    による画像入力機能、スキャナによる画像入力機能また
    はファクシミリによる画像入力機能等の何れか1つを含
    むことを特徴とするデータ加工システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れか1項に記載の
    データ加工システムにおいて、 前記データ加工手段は、前記デジタル画像データ中の手
    書き文字を認識して処理可能なように構成されるととも
    に、その文字認識の結果に基づいて、前記デジタル画像
    データを送信してきた端末で実行されているアプリケー
    ションプログラムを判別するアプリケーション判別手段
    を備え、 前記アプリケーション判別手段による判別結果に応じて
    データ加工処理およびフォーマット変換処理を行うこと
    を特徴とするデータ加工システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ加工システ
    ムにおいて、 前記端末で実行されるアプリケーションプログラムは、
    アドレス帳、電子メール、メモ帳、スケジュール管理等
    の各処理プログラムのうち少なくとも1つを含むことを
    特徴とするデータ加工システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10の何れか1項に記載の
    データ加工システムにおいて、 前記端末から送信するデジタル画像データにサービス指
    定情報を付加して送信するようになすとともに、これら
    情報の受信側では複数種類のサービス処理プログラムを
    前記サービス指定情報に対応付けて予め登録しておき、 前記データ加工手段およびフォーマット変換手段は、前
    記端末から送信されてきたデジタル画像データに対し、
    そのデジタル画像データに付加して送られてきたサービ
    ス指定情報で指定されるサービス処理プログラムにより
    処理を行うことを特徴とするデータ加工システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のデータ加工システ
    ムにおいて、 前記複数種類のサービス処理プログラムは、画像データ
    蓄積、画像データ重畳、アドレス帳、電子メール、メモ
    帳、スケジュール管理等の各サービス処理プログラムの
    うち少なくとも2つを含むことを特徴とするデータ加工
    システム。
  15. 【請求項15】 画像入力機能、通信機能およびアプリ
    ケーションプログラム実行機能を有する外部の端末より
    送られてきたデジタル画像データに対してデータ加工処
    理を施して所定の属性を持つテキストデータに変換する
    データ加工手段と、 前記加工されたテキストデータを、前記外部の端末で実
    行されているアプリケーションプログラムに応じたデー
    タフォーマットに変換するフォーマット変換手段と、 前記フォーマット変換されたテキストデータを前記外部
    の端末に返送する通信手段とを備えたことを特徴とする
    データ加工装置。
  16. 【請求項16】 画像入力機能およびアプリケーション
    プログラム実行機能を有する端末に備えられ、 前記画像入力機能で入力されたデジタル画像データに対
    してデータ加工処理を施して所定の属性を持つテキスト
    データに変換するデータ加工手段と、 前記加工されたテキストデータを、現在実行されている
    アプリケーションプログラムに応じたデータフォーマッ
    トに変換するフォーマット変換手段と、 前記フォーマット変換されたテキストデータを、現在実
    行されているアプリケーションプログラムが管理するデ
    ータエリアに記憶する記憶手段とを備えたことを特徴と
    するデータ加工装置。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載のデータ
    加工装置において、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域に特定の属性を付けるようにした
    ことを特徴とするデータ加工装置。
  18. 【請求項18】 請求項15または16に記載のデータ
    加工装置において、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域のデジタル画像データまたは属性
    不明のテキストデータを切り出して提示し、その提示し
    た部分のデータの属性を前記端末の操作者に問い合わ
    せ、前記操作者が指定した属性名を得るようにしたこと
    を特徴とするデータ加工装置。
  19. 【請求項19】 画像入力機能と通信機能とアプリケー
    ションプログラム実行機能とを有する端末が、前記画像
    入力機能で入力したデジタル画像データを前記通信機能
    を介してサーバに送信し、 前記デジタル画像データを受信したサーバが、そのデジ
    タル画像データに対してデータ加工処理を施すことによ
    って所定の属性を持つテキストデータに変換するととも
    に、前記端末で実行されているアプリケーションプログ
    ラムに応じたデータフォーマットに変換し、それを前記
    端末で実行されているアプリケーションプログラムが管
    理するデータエリアに返送することにより、 前記アプリケーションプログラムの管理データを自動的
    に登録できるようにしたことを特徴とするデータ加工方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域に特定の属性を付けるようにした
    ことを特徴とするデータ加工方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    には、そのデータ領域のデジタル画像データまたは属性
    不明のテキストデータを切り出して提示し、その提示し
    た部分のデータの属性を前記端末の操作者に問い合わ
    せ、前記操作者が指定した属性名を得るようにしたこと
    を特徴とするデータ加工方法。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記端末のデジタルカメラの撮影により得たデジタル画
    像データ、前記端末のスキャナで画像を読み込むことに
    より得たデジタル画像データ、または前記端末のファク
    シミリ機能で受信したデジタル画像データを前記サーバ
    に送信するようにしたことを特徴とするデータ加工方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項19に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記サーバは、前記デジタル画像データ中の手書き文字
    を認識可能であり、その文字認識の結果に基づいて、前
    記デジタル画像データを送信してきた端末で実行されて
    いるアプリケーションプログラムを判別し、当該判別結
    果に応じたデータ加工処理およびフォーマット変換処理
    を行うことを特徴とするデータ加工方法。
  24. 【請求項24】 請求項19に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記端末から送信するデジタル画像データにサービス指
    定情報を付加して送信するようになすとともに、前記サ
    ーバ側では複数種類のサービス処理プログラムを前記サ
    ービス指定情報に対応付けて予め登録しておき、 前記サーバは、前記端末から送信されてきたデジタル画
    像データに対し、そのデジタル画像データに付加して送
    られてきたサービス指定情報で指定されるサービス処理
    プログラムにより処理を行うことを特徴とするデータ加
    工方法。
  25. 【請求項25】 端末より入力したデジタル画像データ
    をサーバに送信し、当該サーバにおいて、受信したデジ
    タル画像データに対してデータ加工処理を施すことによ
    って所定の属性を持つテキストデータに変換するととも
    に、前記端末で実行されているアプリケーションプログ
    ラムに応じたデータフォーマットに変換し、それを前記
    端末に返送するようにするプログラムを記録したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の記録媒体におい
    て、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    に、そのデータ領域に特定の属性を付けるようにするプ
    ログラムを更に記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載の記録媒体におい
    て、 前記デジタル画像データ中に前記所定の属性を持つテキ
    ストデータとして解析できないデータ領域があった場合
    に、そのデータ領域のデジタル画像データまたは属性不
    明のテキストデータを切り出して前記端末に返送し、そ
    の返送した部分のデータの属性を前記端末の操作者に問
    い合わせ、前記操作者が指定した属性名を前記端末から
    前記サーバに送信するようにするプログラムを更に記録
    したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  28. 【請求項28】 請求項25に記載のデータ加工方法に
    おいて、 前記デジタル画像データ中の手書き文字を認識可能とな
    し、その文字認識の結果に基づいて、前記デジタル画像
    データを送信してきた端末で実行されているアプリケー
    ションプログラムを判別し、当該判別結果に応じたデー
    タ加工処理およびフォーマット変換処理を行うようにす
    るプログラムを更に記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項25に記載の記録媒体におい
    て、 前記端末から送信するデジタル画像データにサービス指
    定情報を付加して送信するようになすとともに、前記サ
    ーバ側では、前記サービス指定情報に対応付けて予め登
    録しておいた複数種類のサービス処理プログラムのう
    ち、前記デジタル画像データに付加して送られてきたサ
    ービス指定情報で指定されるサービス処理プログラムを
    用いて、前記端末から送信されてきたデジタル画像デー
    タに対してデータ加工処理を行うようにするプログラム
    を更に記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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