JPH11166414A - 排気ガス浄化用コンバ−タ−の製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化用コンバ−タ−の製造方法Info
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- JPH11166414A JPH11166414A JP9347106A JP34710697A JPH11166414A JP H11166414 A JPH11166414 A JP H11166414A JP 9347106 A JP9347106 A JP 9347106A JP 34710697 A JP34710697 A JP 34710697A JP H11166414 A JPH11166414 A JP H11166414A
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Abstract
の有機分含有量を1%以内とし、使用時の異臭や、排気
ガス浄化システムの誤動作をなくす。 【解決手段】触媒保持体と、前記触媒保持体の外方を覆
う金属製シェルとの間に配置する保持シール材よりなる
排気ガス浄化用コンバーターにおいて、保持シール材の
外周をシートでカバーして触媒保持体に巻付けた後、金
属製シェル内に配置させ、排気ガス浄化用コンバーター
を製造した後、保持シール材の外周をカバーしたシート
を抜き取る、排気ガス浄化用コンバーターの製造方法。
Description
ーター、特に自動車等の排気ガス浄化用コンバーターの
製造方法に関する。
浄化用コンバーターにおいては、触媒保持体と前記触保
持体の外方を覆う金属製シェルと、両者の間に配置した
無機繊維シートとよりなる。前記触媒保持体には白金等
の触媒が担持されている。触媒保持体としては、例えば
その断面をハニカム状に成形したコージェライト担体を
用いる。
トとセラミックファイバー等との混合物が主であるが、
無機繊維のみからなるものも用いられている。前記無機
繊維シートは、自動車の走行中等において触媒保持体が
外周の金属製シェルと当接した際の破損を防ぎ、また、
金属製シェルと触媒保持体との間から排気ガスがリーク
することを防ぐために用いられている。
し厚みを減少させることにより、前記触媒保持体への組
付け性を改善する方法が、特開昭57−146954、
特開昭59−126023等に挙げられている。
を用いて排気ガス浄化用コンバーターを製造する方法
は、外周の金属製シェルを予め二分割しておいて、触媒
保持体に巻き付けた無機繊維シートを挟み込む方法(キ
ャニング)が一般的である。また、作業性の向上等か
ら、金属製シェルを最初からパイプ状にしておき、触媒
保持体に巻き付けた無機繊維シートを挿入する方法が実
施されている。
なる無機繊維シートを触媒保持体と金属製シェルの間に
配置し排気ガス浄化用コンバーターを組み立てる場合、
予め無機繊維シートをプラスチックフィルムで密封した
後、フィルム内部を真空に減圧し、前記無機繊維のみか
らなる無機繊維シートの厚みを薄くしておく方法がとら
れているが、排気ガス浄化用コンバーターを組み立てた
後、前記プラスチックフィルムが排気管内部に残る為、
排気ガスが排気ガス浄化用コンバーター内部を流れた場
合、排気ガスの熱により、プラスチックフィルムが気化
し、異臭が発生するばかりでなく、触媒等に吸着し、正
常に排気ガス浄化システムが作動しないという問題があ
る。
と、前記触媒保持体の外方を覆う金属製シェルとの間に
配置する保持シール材よりなる排気ガス浄化用コンバー
ターにおいて、保持シール材の外周をシートでカバーし
て触媒保持体に巻付けた後、金属製シェル内に配置さ
せ、排気ガス浄化用コンバーターを製造した後、保持シ
ール材の外周をカバーしたシートを抜き取り、前記排気
ガス浄化用コンバーター内部の有機分含有量を1%以内
とすることを特徴とする排気ガス浄化用コンバーターの
製造方法にある。
ニカム状のものを用いる。また、前記触媒保持体には、
例えばコージェライト、アルミナ等により作成する。次
に、前記金属製シェルは、例えば断面が楕円形、円形の
パイプまたは、シェル状に二分割されたケースである。
ンチング処理を施された結晶質アルミナ繊維である。一
般に、結晶質アルミナ繊維は嵩高い為、初期厚みを薄く
する為には、ニードルパンチング処理が有効である。
ートは、プラスチックフィルムや金属箔が用いられる。
前記シートは嵩高い無機シートを触媒保持体と金属製シ
ェルの狭いギャップの中に入れる為に使用される。ま
た、排気ガス浄化用コンバーターを製造した後、抜き取
る必要がある為、引っ張り強度が強く、摩擦係数が低い
ものを選択する必要がある。かかる点よりシートの材質
としては、フッ素樹脂シートが最も好ましい。
製造方法としては、板状の無機繊維シートをそれより寸
法の大きいシートで触媒保持体の外周に巻き付け、触媒
保持体の端部よりはみ出したシートをクランプ等で固定
し金属シェルにセットする。パイプ状の金属シェルには
め込む場合は、前記クランプを引っ張れば装着が可能で
ある。更に無機繊維シートの充填密度を高くしたい場合
には、クランプを引っ張ると同時に反対側から押し込み
圧力をかければ容易に装着ができる。
ターに於いて、はみ出したシートを固定したクランプの
片側を開放した後、反対側のクランプを引っ張りシート
を引き抜く。シートを引き抜く際に、触媒保持体及び無
機繊維シートの端部を治具等で固定しておけば、位置ず
れを起こす事なく容易にシートを引き抜く事ができる。
ーは、自動車製造工場において、排気ガスパイプに接続
される。そして、運転の際には、高温度の排ガスによっ
て、内部の有機分が気化するが、1%以内の有機含有率
であれば、現状の排気ガス浄化システムでは問題となら
ない。
mm、長さ100mm、金属製パイプとして内径136
mm、肉厚2.5mm、SUS304、長さ300m
m、無機繊維シ−トとして厚み12mm、嵩密度0.1
g/cm3 の結晶質アルミナ繊維マット(商品名マフテ
ックブランケット 三菱化学(株)製)、保持シール材
の外周をカバーするシートとして、厚み0.5mm、幅
500mm、長さ600mのテフロンシートを用いて排
気ガス浄化用コンバーターを製造した。
アルミナ繊維マットを敷、触媒保持体にのり巻き状に巻
き付けた。巻き付けたテフロンシートの端部を粘着テー
プで仮止めし、触媒保持体の両端からはみ出したテフロ
ンシートをクランプで固定した後、プレスを用いて金属
製パイプに圧入した。
側のクランプを引っ張り、テフロンシートのみを引き抜
いた。得られた排気ガス浄化用コンバーターの有機分を
測定したところ0.1%であった。
製造方法によれば、触媒保持体と、前記触媒保持体の外
方を覆う金属製シェルとの間に配置する保持シール材よ
りなる排気ガス浄化用コンバーターにおいて、保持シー
ル材の外周をシートでカバーして触媒保持体に巻付けた
後、金属製シェル内に配置させ、排気ガス浄化用コンバ
ーターを製造した後、保持シール材の外周をカバーした
シートを抜き取り、前記排気ガス浄化用コンバーター内
部の有機分含有量を1%以内とすることが可能となり、
使用時異臭がしたり、排気ガス浄化システムが誤動作す
る事がない。
Claims (3)
- 【請求項1】触媒保持体と、前記触媒保持体の外方を覆
う金属製シェルとの間に配置する保持シール材よりなる
排気ガス浄化用コンバーターにおいて、保持シール材の
外周をシートでカバーして触媒保持体に巻付けた後、金
属製シェル内に配置させ、排気ガス浄化用コンバーター
を製造した後、保持シール材の外周をカバーしたシート
を抜き取り、前記排気ガス浄化用コンバーター内部の有
機分含有量を1%以内とすることを特徴とする排気ガス
浄化用コンバーターの製造方法。 - 【請求項2】前記保持シール材が、結晶質アルミナ繊維
マットであることを特徴とする排気ガス浄化用コンバー
ターの製造方法。 - 【請求項3】前記結晶質アルミナ繊維マットはニードル
パンチング処理を施されていることを特徴とする排気ガ
ス浄化用コンバーターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34710697A JP3359557B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 排気ガス浄化用コンバ−タ−の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34710697A JP3359557B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 排気ガス浄化用コンバ−タ−の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11166414A true JPH11166414A (ja) | 1999-06-22 |
JP3359557B2 JP3359557B2 (ja) | 2002-12-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34710697A Expired - Fee Related JP3359557B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 排気ガス浄化用コンバ−タ−の製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359557B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002053511A1 (en) | 2000-12-28 | 2002-07-11 | 3M Innovative Properties Company | Thermal insulating material and pollution control device using the same |
US7524546B2 (en) | 2000-12-28 | 2009-04-28 | 3M Innovative Properties Company | Thermal insulating material and pollution control device using the same |
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JPS57146954A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-10 | Toyota Motor Corp | Fixing method of thermally blowing sealant |
JPS59126023A (ja) * | 1983-01-08 | 1984-07-20 | Toyota Motor Corp | 触媒コンバ−タの製造方法 |
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JPH09201514A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-08-05 | Mitsubishi Chem Corp | 触媒コンバーター及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP34710697A patent/JP3359557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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US7524546B2 (en) | 2000-12-28 | 2009-04-28 | 3M Innovative Properties Company | Thermal insulating material and pollution control device using the same |
Also Published As
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---|---|
JP3359557B2 (ja) | 2002-12-24 |
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