JPH11166316A - 仮設足場用床付布枠 - Google Patents
仮設足場用床付布枠Info
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- JPH11166316A JPH11166316A JP33617797A JP33617797A JPH11166316A JP H11166316 A JPH11166316 A JP H11166316A JP 33617797 A JP33617797 A JP 33617797A JP 33617797 A JP33617797 A JP 33617797A JP H11166316 A JPH11166316 A JP H11166316A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工具等の落下を防止することができると共
に、作業者の安全性を高めることができる仮設足場用床
付布枠を提供する。 【解決手段】 蓋材1には、平面視で長方形の平板から
なる蓋部11、蓋部11の幅方向の一方の端部から蓋部
11に垂直に延出する第1支持板12及び蓋部11の幅
方向の他方の端部と第1支持板12の蓋部11が連結さ
れた端部の逆側の端部とを連結する第2支持板13が設
けられている。また、蓋材1には、蓋部11と第1支持
板12との連結部から蓋部11に平行に、かつ蓋部11
とは逆方向に延出する第1倣い板14が設けられてい
る。更に、第1支持板12と第2支持板13との連結部
から第1倣い板14に平行に、かつ第1倣い板14と同
方向に延出する第2倣い板15が設けられている。そし
て、はり材3の表面に第1倣い板14の内面が倣い、は
り材3の裏面に第2倣い板15の内面が倣って蓋材1が
はり材3に嵌合されている。
に、作業者の安全性を高めることができる仮設足場用床
付布枠を提供する。 【解決手段】 蓋材1には、平面視で長方形の平板から
なる蓋部11、蓋部11の幅方向の一方の端部から蓋部
11に垂直に延出する第1支持板12及び蓋部11の幅
方向の他方の端部と第1支持板12の蓋部11が連結さ
れた端部の逆側の端部とを連結する第2支持板13が設
けられている。また、蓋材1には、蓋部11と第1支持
板12との連結部から蓋部11に平行に、かつ蓋部11
とは逆方向に延出する第1倣い板14が設けられてい
る。更に、第1支持板12と第2支持板13との連結部
から第1倣い板14に平行に、かつ第1倣い板14と同
方向に延出する第2倣い板15が設けられている。そし
て、はり材3の表面に第1倣い板14の内面が倣い、は
り材3の裏面に第2倣い板15の内面が倣って蓋材1が
はり材3に嵌合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築構造物及び鋼構
造物等の組立作業及び解体作業時等に仮設される枠組足
場に使用される仮設足場用床付布枠に関し、特に、安全
性の向上を図った仮設足場用床付布枠に関する。
造物等の組立作業及び解体作業時等に仮設される枠組足
場に使用される仮設足場用床付布枠に関し、特に、安全
性の向上を図った仮設足場用床付布枠に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場及び鋼構造物等の組立作業現場
で使用される組立足場は多数のユニットから構成されて
いる。また、鋼製枠組足場はJISA8951に規定さ
れている。図4は枠組足場を示す斜視図である。1つの
ユニットは、相互に平行に配置されたコの字型の1組の
建枠71、この1組の建枠71同士をX字状に連結する
交叉筋違72及びこれらの建枠71の上に水平に配置さ
れる床付布枠73から構成されている。また、各建枠7
1の下端には、振動することなく安全に地面に足場を設
置するためのジャッキベース74が接続されている。
で使用される組立足場は多数のユニットから構成されて
いる。また、鋼製枠組足場はJISA8951に規定さ
れている。図4は枠組足場を示す斜視図である。1つの
ユニットは、相互に平行に配置されたコの字型の1組の
建枠71、この1組の建枠71同士をX字状に連結する
交叉筋違72及びこれらの建枠71の上に水平に配置さ
れる床付布枠73から構成されている。また、各建枠7
1の下端には、振動することなく安全に地面に足場を設
置するためのジャッキベース74が接続されている。
【0003】そして、各ユニットに設けられたアームロ
ック75及び直結ピン76等を利用して、多数のユニッ
トを連結して組み立てると共に、所望の位置に仮設階段
77を配置することにより組立足場が構成される。
ック75及び直結ピン76等を利用して、多数のユニッ
トを連結して組み立てると共に、所望の位置に仮設階段
77を配置することにより組立足場が構成される。
【0004】図5(a)は従来の仮設足場用床付布枠を
示す平面図であり、(b)は同じく正面図である。従来
の仮設足場用床付布枠30においては、相互に平行に配
置された1組の布材22の両端部を連結する1組のはり
材23が配置されて枠組が形成されている。そして、こ
の枠組に床材24が布設されている。更に、布材22の
両端部には、建枠に掛止されるカギ型のつかみ金具25
がボルト27により取付けられている。また、建枠に掛
止されたつかみ金具25と共に建枠を拘束して仮設足場
用床付布枠30が建枠から外れることを防止する外れ止
め部材26がつかみ金具25にその位置を調節自在に取
付けられている。
示す平面図であり、(b)は同じく正面図である。従来
の仮設足場用床付布枠30においては、相互に平行に配
置された1組の布材22の両端部を連結する1組のはり
材23が配置されて枠組が形成されている。そして、こ
の枠組に床材24が布設されている。更に、布材22の
両端部には、建枠に掛止されるカギ型のつかみ金具25
がボルト27により取付けられている。また、建枠に掛
止されたつかみ金具25と共に建枠を拘束して仮設足場
用床付布枠30が建枠から外れることを防止する外れ止
め部材26がつかみ金具25にその位置を調節自在に取
付けられている。
【0005】このように構成された従来の仮設足場用床
付布枠30の建枠への取付け状態について説明する。図
6は従来の仮設足場用床付布枠の建枠への取付け状態を
示す平面図である。先ず、カギ型のつかみ金具25が建
枠の支柱間に水平に横架された横架材28に掛止され
る。そして、つかみ金具25と共に横架材28を拘持す
るように外れ止め部材26の位置が調節されて、仮設足
場用床付布枠30が建枠に取付けられる。
付布枠30の建枠への取付け状態について説明する。図
6は従来の仮設足場用床付布枠の建枠への取付け状態を
示す平面図である。先ず、カギ型のつかみ金具25が建
枠の支柱間に水平に横架された横架材28に掛止され
る。そして、つかみ金具25と共に横架材28を拘持す
るように外れ止め部材26の位置が調節されて、仮設足
場用床付布枠30が建枠に取付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仮設足場用床付布枠を使用して枠組足場を組み立てる
と、図6に示すように、仮設足場用床付布枠30と横架
材28との間又は隣り合う仮設足場用床付布枠30間に
比較的大きな隙間が形成され、ここから工具又は建設材
料等が落下して危険である。また、作業者がこの隙間に
足をつまずかせたり、足を踏みはずして落下墜落する危
険性もある。
仮設足場用床付布枠を使用して枠組足場を組み立てる
と、図6に示すように、仮設足場用床付布枠30と横架
材28との間又は隣り合う仮設足場用床付布枠30間に
比較的大きな隙間が形成され、ここから工具又は建設材
料等が落下して危険である。また、作業者がこの隙間に
足をつまずかせたり、足を踏みはずして落下墜落する危
険性もある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、工具等の落下を防止することができると共
に、作業者の安全性を高めることができる仮設足場用床
付布枠を提供することを目的とする。
のであって、工具等の落下を防止することができると共
に、作業者の安全性を高めることができる仮設足場用床
付布枠を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る仮設足場用
床付布枠は、相互に平行に配置された1組の布材と、こ
の布材の両端部を連結する1組のはり材と、前記布材及
び前記はり材から構成される枠組に布設された床材と、
前記布材の両端部に取付けられ足場の建枠に掛止される
つかみ金具とを有する仮設足場用床付布枠において、前
記はり材に取付けられ前記はり材から前記床材の長手方
向に張り出す蓋材を有することを特徴とする。
床付布枠は、相互に平行に配置された1組の布材と、こ
の布材の両端部を連結する1組のはり材と、前記布材及
び前記はり材から構成される枠組に布設された床材と、
前記布材の両端部に取付けられ足場の建枠に掛止される
つかみ金具とを有する仮設足場用床付布枠において、前
記はり材に取付けられ前記はり材から前記床材の長手方
向に張り出す蓋材を有することを特徴とする。
【0009】本発明においては、はり材から床材の長手
方向に張り出す蓋材が設けられているので、建枠の横架
材に取付けられたときに、仮設足場用床付布枠と横架材
との間及び隣り合う仮設足場用床付布枠間に隙間は形成
されない。このため、工具等の落下が防止され、作業者
の安全性が高められる。
方向に張り出す蓋材が設けられているので、建枠の横架
材に取付けられたときに、仮設足場用床付布枠と横架材
との間及び隣り合う仮設足場用床付布枠間に隙間は形成
されない。このため、工具等の落下が防止され、作業者
の安全性が高められる。
【0010】前記布材、前記はり材、前記床材及び前記
蓋材からなる群から選択された少なくとも1種の部材
は、アルミニウム又はアルミニウム合金から製造されて
いてもよい。
蓋材からなる群から選択された少なくとも1種の部材
は、アルミニウム又はアルミニウム合金から製造されて
いてもよい。
【0011】これらの部材をアルミニウム又はアルミニ
ウム合金から製造することにより、仮設足場用床付布枠
を軽量化することができる。これにより、作業負担が軽
減される。また、耐食性を高めることもできる。
ウム合金から製造することにより、仮設足場用床付布枠
を軽量化することができる。これにより、作業負担が軽
減される。また、耐食性を高めることもできる。
【0012】更に、前記蓋材は、平面視で長方形の平板
からなる蓋部と、この蓋部の幅方向の一方の端部から前
記蓋部に垂直に延出する第1の支持板と、前記蓋部の幅
方向の他方の端部と前記第1の支持板の前記蓋部が連結
された端部の逆側の端部とを連結する第2の支持板と、
前記蓋部と第1の支持板との連結部から前記蓋部に平行
に、かつ前記蓋部とは逆方向に延出する第1の倣い板
と、前記第1の支持板と前記第2の支持板との連結部か
ら前記第1の倣い板と同方向に延出する第2倣い板とを
有してもよい。
からなる蓋部と、この蓋部の幅方向の一方の端部から前
記蓋部に垂直に延出する第1の支持板と、前記蓋部の幅
方向の他方の端部と前記第1の支持板の前記蓋部が連結
された端部の逆側の端部とを連結する第2の支持板と、
前記蓋部と第1の支持板との連結部から前記蓋部に平行
に、かつ前記蓋部とは逆方向に延出する第1の倣い板
と、前記第1の支持板と前記第2の支持板との連結部か
ら前記第1の倣い板と同方向に延出する第2倣い板とを
有してもよい。
【0013】蓋材の形状を上述のようにすることによ
り、表面からの力に対する強度が向上する。また、簡単
な形状なので容易に製造することができる。
り、表面からの力に対する強度が向上する。また、簡単
な形状なので容易に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本願発明者等が前記課題を解決す
るために鋭意実験研究を重ねた結果、従来の仮設足場用
床付布枠にその長手方向の外側にはり材から張り出す蓋
材を取付けることにより、工具等の落下を防止すると共
に、作業者の安全性を高めることができることを見い出
した。
るために鋭意実験研究を重ねた結果、従来の仮設足場用
床付布枠にその長手方向の外側にはり材から張り出す蓋
材を取付けることにより、工具等の落下を防止すると共
に、作業者の安全性を高めることができることを見い出
した。
【0015】以下、本発明の実施例に係る仮設足場用床
付布枠について、添付の図面を参照して具体的に説明す
る。図1は本発明の実施例に係る仮設足場用床付布枠に
設けられる蓋材を示す断面図である。本発明の実施例に
係る仮設足場用床付布枠に設けられる蓋材1には、平面
視で長方形の平板からなる蓋部11、蓋部11の幅方向
の一方の端部から蓋部11に垂直に延出する第1支持板
12及び蓋部11の幅方向の他方の端部と第1支持板1
2の蓋部11が連結された端部の逆側の端部とを連結す
る第2支持板13が設けられている。つまり、蓋部1
1、第1支持板12及び第2支持板13から構成される
部分の断面形状は直角三角形である。また、蓋材1に
は、蓋部11と第1支持板12との連結部から蓋部11
に平行に、かつ蓋部11とは逆方向に延出する第1倣い
板14が設けられている。更に、第1支持板12と第2
支持板13との連結部から第1倣い板14に平行に、か
つ第1倣い板14と同方向に延出する第2倣い板15が
設けられている。
付布枠について、添付の図面を参照して具体的に説明す
る。図1は本発明の実施例に係る仮設足場用床付布枠に
設けられる蓋材を示す断面図である。本発明の実施例に
係る仮設足場用床付布枠に設けられる蓋材1には、平面
視で長方形の平板からなる蓋部11、蓋部11の幅方向
の一方の端部から蓋部11に垂直に延出する第1支持板
12及び蓋部11の幅方向の他方の端部と第1支持板1
2の蓋部11が連結された端部の逆側の端部とを連結す
る第2支持板13が設けられている。つまり、蓋部1
1、第1支持板12及び第2支持板13から構成される
部分の断面形状は直角三角形である。また、蓋材1に
は、蓋部11と第1支持板12との連結部から蓋部11
に平行に、かつ蓋部11とは逆方向に延出する第1倣い
板14が設けられている。更に、第1支持板12と第2
支持板13との連結部から第1倣い板14に平行に、か
つ第1倣い板14と同方向に延出する第2倣い板15が
設けられている。
【0016】図2(a)は本発明の実施例に係る仮設足
場用床付布枠を示す平面図であり、(b)は同じく正面
図である。本実施例に係る仮設足場用床付布枠10おい
ては、従来例と同様に、相互に平行に配置された1組の
布材2の両端部を連結する1組のはり材3が配置されて
枠組が形成されている。そして、この枠組に床材4が布
設されている。更に、布材2の両端部には、建枠に掛止
されるカギ型のつかみ金具5がボルト7により取付けら
れている。また、建枠に掛止されたつかみ金具5と共に
建枠を拘束して仮設足場用床付布枠10が建枠から外れ
ることを防止する外れ止め部材6が、つかみ金具5にそ
の位置を調節自在に取付けられている。そして、はり材
3の表面に第1倣い板14の内面が倣い、はり材3の裏
面に第2倣い板15の内面が倣って蓋材1がはり材3に
嵌合されている。なお、第1倣い板14及び第2倣い板
15はネジ16、リベット又は溶接等によりはり材3に
固定されている。
場用床付布枠を示す平面図であり、(b)は同じく正面
図である。本実施例に係る仮設足場用床付布枠10おい
ては、従来例と同様に、相互に平行に配置された1組の
布材2の両端部を連結する1組のはり材3が配置されて
枠組が形成されている。そして、この枠組に床材4が布
設されている。更に、布材2の両端部には、建枠に掛止
されるカギ型のつかみ金具5がボルト7により取付けら
れている。また、建枠に掛止されたつかみ金具5と共に
建枠を拘束して仮設足場用床付布枠10が建枠から外れ
ることを防止する外れ止め部材6が、つかみ金具5にそ
の位置を調節自在に取付けられている。そして、はり材
3の表面に第1倣い板14の内面が倣い、はり材3の裏
面に第2倣い板15の内面が倣って蓋材1がはり材3に
嵌合されている。なお、第1倣い板14及び第2倣い板
15はネジ16、リベット又は溶接等によりはり材3に
固定されている。
【0017】次に、このように構成された本実施例に係
る仮設足場用床付布枠10の建枠への取付け状態につい
て説明する。図3(a)は本実施例に係るの仮設足場用
床付布枠の建枠への取付け状態を示す平面図であり、
(b)は(a)のA−A線における断面図である。先
ず、従来例と同様に、カギ型のつかみ金具5が建枠の支
柱間に水平に横架された横架材8に掛止される。そし
て、つかみ金具5と共に横架材8を拘持するように外れ
止め部材6の位置が調節されて、仮設足場用床付布枠1
0が建枠に取付けられる。
る仮設足場用床付布枠10の建枠への取付け状態につい
て説明する。図3(a)は本実施例に係るの仮設足場用
床付布枠の建枠への取付け状態を示す平面図であり、
(b)は(a)のA−A線における断面図である。先
ず、従来例と同様に、カギ型のつかみ金具5が建枠の支
柱間に水平に横架された横架材8に掛止される。そし
て、つかみ金具5と共に横架材8を拘持するように外れ
止め部材6の位置が調節されて、仮設足場用床付布枠1
0が建枠に取付けられる。
【0018】本実施例においては、図3(a)及び
(b)に示すように、建枠に取付けられたときに、仮設
足場用床付布枠10と横架材8との間及び隣り合う仮設
足場用床付布枠10間に隙間は形成されない。このた
め、工具等の落下が防止され、作業者の安全性が高めら
れる。
(b)に示すように、建枠に取付けられたときに、仮設
足場用床付布枠10と横架材8との間及び隣り合う仮設
足場用床付布枠10間に隙間は形成されない。このた
め、工具等の落下が防止され、作業者の安全性が高めら
れる。
【0019】また、蓋材1について、蓋部11、第1支
持板12及び第2支持板13から構成される部分の断面
形状が直角三角形であるので、蓋部11の表面からの力
に対する強度が高い。このため、建設現場等で蓋部11
上に重量物が載置された場合にも、破損することはな
い。
持板12及び第2支持板13から構成される部分の断面
形状が直角三角形であるので、蓋部11の表面からの力
に対する強度が高い。このため、建設現場等で蓋部11
上に重量物が載置された場合にも、破損することはな
い。
【0020】更に、蓋材1は極めて簡素な形状を有して
いるので、例えば、押出成形等により容易に製造するこ
とができる。
いるので、例えば、押出成形等により容易に製造するこ
とができる。
【0021】なお、仮設足場用床付布枠10を構成する
部材がアルミニウム又はアルミニウム合金から製造され
ていると、仮設足場用床付布枠を軽量化することができ
るので、枠組足場の組立作業及び解体作業の負担が軽減
される。また、アルミニウム又はアルミニウム合金材は
耐食性が優れているので、部材に対して腐食防止のため
の塗装を施す必要がない。従って、部材の腐食による破
損及び損耗等が発生しないので、腐食による部材の欠落
等を防止することができ、安全性を向上させることがで
きる。
部材がアルミニウム又はアルミニウム合金から製造され
ていると、仮設足場用床付布枠を軽量化することができ
るので、枠組足場の組立作業及び解体作業の負担が軽減
される。また、アルミニウム又はアルミニウム合金材は
耐食性が優れているので、部材に対して腐食防止のため
の塗装を施す必要がない。従って、部材の腐食による破
損及び損耗等が発生しないので、腐食による部材の欠落
等を防止することができ、安全性を向上させることがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
はり材から床材の長手方向に張り出す蓋材を設けている
ので、建枠の横架材に取付けたときに、仮設足場用床付
布枠と横架材との間及び隣り合う仮設足場用床付布枠間
に隙間は形成されない。このため、工具等の落下を防止
すると共に、作業者の安全性を高めることができる。ま
た、仮設足場用床付布枠の構成部材をアルミニウム又は
アルミニウム合金から製造することにより、作業負担を
軽減することができると共に、耐食性を高めることもで
きる。更に、蓋材に断面形状が直角三角形の部分を設け
ることにより、蓋材表面への力に対する強度を高めるこ
とができる。
はり材から床材の長手方向に張り出す蓋材を設けている
ので、建枠の横架材に取付けたときに、仮設足場用床付
布枠と横架材との間及び隣り合う仮設足場用床付布枠間
に隙間は形成されない。このため、工具等の落下を防止
すると共に、作業者の安全性を高めることができる。ま
た、仮設足場用床付布枠の構成部材をアルミニウム又は
アルミニウム合金から製造することにより、作業負担を
軽減することができると共に、耐食性を高めることもで
きる。更に、蓋材に断面形状が直角三角形の部分を設け
ることにより、蓋材表面への力に対する強度を高めるこ
とができる。
【図1】本発明の実施例に係る仮設足場用床付布枠に設
けられる蓋材を示す断面図である。
けられる蓋材を示す断面図である。
【図2】(a)は本発明の実施例に係る仮設足場用床付
布枠を示す平面図であり、(b)は同じく正面図であ
る。
布枠を示す平面図であり、(b)は同じく正面図であ
る。
【図3】(a)は本発明の実施例に係る仮設足場用床付
布枠の建枠への取付け状態を示す平面図であり、(b)
は(a)のA−A線における断面図である。
布枠の建枠への取付け状態を示す平面図であり、(b)
は(a)のA−A線における断面図である。
【図4】枠組足場を示す斜視図である。
【図5】(a)は従来の仮設足場用床付布枠を示す平面
図であり、(b)は同じく正面図である。
図であり、(b)は同じく正面図である。
【図6】従来の仮設足場用床付布枠の建枠への取付け状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
1;蓋材 2、22;布材 3、23;はり材 4、24;床材 5、25;つかみ金具 6、26;外れ止め部材 7、27;ボルト 8、28;横架材 10、30;仮設足場用床付布枠 11;蓋部 12、13;支持板 14、15;倣い板 16;ネジ
Claims (3)
- 【請求項1】 相互に平行に配置された1組の布材と、
この布材の両端部を連結する1組のはり材と、前記布材
及び前記はり材から構成される枠組に布設された床材
と、前記布材の両端部に取付けられ足場の建枠に掛止さ
れるつかみ金具とを有する仮設足場用床付布枠におい
て、前記はり材に取付けられ前記はり材から前記床材の
長手方向に張り出す蓋材を有することを特徴とする仮設
足場用床付布枠。 - 【請求項2】 前記布材、前記はり材、前記床材及び前
記蓋材からなる群から選択された少なくとも1種の部材
は、アルミニウム又はアルミニウム合金から製造されて
いることを特徴とする請求項1に記載の仮設足場用床付
布枠。 - 【請求項3】 前記蓋材は、平面視で長方形の平板から
なる蓋部と、この蓋部の幅方向の一方の端部から前記蓋
部に垂直に延出する第1の支持板と、前記蓋部の幅方向
の他方の端部と前記第1の支持板の前記蓋部が連結され
た端部の逆側の端部とを連結する第2の支持板と、前記
蓋部と第1の支持板との連結部から前記蓋部に平行に、
かつ前記蓋部とは逆方向に延出する第1の倣い板と、前
記第1の支持板と前記第2の支持板との連結部から前記
第1の倣い板と同方向に延出する第2倣い板とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設足場用床
付布枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33617797A JPH11166316A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 仮設足場用床付布枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33617797A JPH11166316A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 仮設足場用床付布枠 |
Publications (1)
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JPH11166316A true JPH11166316A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18296465
Family Applications (1)
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JP33617797A Pending JPH11166316A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 仮設足場用床付布枠 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH11166316A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182315A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-06 | Sumitomo Metal Steel Products Inc | 床付き布枠 |
JP2001214608A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-10 | Sumitomo Metal Steel Products Inc | 床付き布枠 |
JP2008231804A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 床付き布枠及び枠組足場 |
JP2010031539A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 床付き布枠及び枠組足場 |
JP2010185262A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 床付き布枠 |
JP2012241480A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Hasegawa Kogyo Co Ltd | 足場装置 |
KR101875109B1 (ko) * | 2017-12-26 | 2018-07-09 | 김명숙 | 건축용 안전발판 |
JP2018204331A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 信和株式会社 | 足場用踏み板及び隙間カバー |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP33617797A patent/JPH11166316A/ja active Pending
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