JPH11150403A - 導波管−マイクロストリップライン変換器 - Google Patents
導波管−マイクロストリップライン変換器Info
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- JPH11150403A JPH11150403A JP31343497A JP31343497A JPH11150403A JP H11150403 A JPH11150403 A JP H11150403A JP 31343497 A JP31343497 A JP 31343497A JP 31343497 A JP31343497 A JP 31343497A JP H11150403 A JPH11150403 A JP H11150403A
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- JP
- Japan
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- waveguide
- probe
- microstrip line
- dielectric substrate
- conductor
- Prior art date
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0213—Electrical arrangements not otherwise provided for
- H05K1/0237—High frequency adaptations
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- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
て損失の少ない変換ができる導波管−マイクロストリッ
プライン変換器を提供する。 【解決手段】 入力導波管1と、その入力導波管1の外
側に配置された誘電体からなる回路基板2と、入力導波
管1の管壁と回路基板2とを貫通するプローブ3と、上
記入力導波管1とプローブ3との間に設けられた誘電体
部材7と、回路基板2上に設けられ、プローブ3の一端
に一端が接続されたマイクロストリップライン9とを備
える。上記回路基板2のプローブ3が貫通する部分を囲
むように、接地導体に電気的に接続された複数のスルー
ホール6を回路基板2に設ける。上記プローブ3を中心
導体とし、複数のスルーホール6を外部導体として、プ
ローブ3と複数のスルーホール6およびそのプローブ3
と複数のスルーホール6との間の回路基板2で同軸線路
を構成する。
Description
用アンテナ等のコンバータの入力部に用いられる導波管
−マイクロストリップライン変換器に関する。
ン変換器が用いられた衛星放送受信用アンテナにおい
て、図5に示すように、人工衛星より到来した電波は、
反射鏡21で反射されて収束され、その収束された電波
は、一次放射器22を介してローノイズ・ブロックダウ
ン・コンバータ(以下、LNBという)23の入力部の導
波管−マイクロストリップライン変換器30に到達す
る。上記LNB23の導波管−マイクロストリップライ
ン変換器30に入力された信号は、その次に低雑音増幅
器(以下、LNAという)で増幅されるが、LNAの信号
ラインはマイクロストリップラインで構成されている。
ップライン変換器30の構造を示す要部断面図である。
図6において、31は断面矩形状かつ有底の筒形状の入
力導波管、32は上記入力導波管31の外側に接地導体
40を介して配置されたLNAの回路基板、33は上記
入力導波管31の管壁と回路基板32とを貫通するプロ
ーブ、34は上記回路基板32上に設けられ、上記プロ
ーブ33の一端に一端が接続されたストリップ導体34
である。上記ストリップ導体34と、回路基板32と、
その回路基板32裏面の接地導体40とでマイクロスト
リップライン35を構成している。上記入力導波管31
内の特性インピーダンスは、入力導波管31の寸法と周
波数で決定された値(数百Ω)となる。また、上記LNA
のマイクロストリップライン35は、特性インピーダン
スが50Ωになるように設計されている。この入力導波
管31とマイクロストリップライン35の異なるインピ
ーダンスをプローブ33により整合させている。この導
波管−マイクロストリップライン変換器30では、変換
のときの反射損失を小さくするため、入力導波管31の
内側に突出するプローブ33の中心軸の位置が入力導波
管31の空洞31a底部の反射部31bからλg/4(λ
gは入力導波管31内の波長)離れるように、プローブ
33を配置している。
する部分では、プローブ33が誘電体部材37で囲まれ
て、入力導波管31に支持されている。このプローブ3
3が誘電体部材37で囲まれている部分は、特性インピ
ーダンスが50Ωの同軸線路を構成している。一般的
に、同軸線路は、図7に示すように、中心部の導体71
と外部導体72および中心導体71と外部導体72との
間を絶縁する誘電体部材73で構成されている。この誘
電体部材73は、通常テフロン等の誘電体損の小さい材
料が用いられるが、空間すなわち空気を誘電体として利
用する場合もある。上記同軸線路の特性インピーダンス
は次式で表され、上記入力導波管31のプローブ33が
貫通する部分は、特性インピーダンスZoが50Ωとな
るように次式を用いて設計する。
すように、ストリップ導体34の幅をW,厚さをtと
し、上記ストリップ導体34と接地導体40との間の回
路基板32の厚さをh,比誘電率をεsとすると、このマ
イクロストリップライン35の特性インピーダンスは、
ストリップ導体の幅W,厚さt、回路基板32の厚さh,
比誘電率εsによって決まる。
イクロストリップライン35および入力導波管31のプ
ローブ33が貫通する部分の特性インピーダンスは、夫
々50Ωになるように設計するが、基板32のプローブ
33が貫通する部分は、L(インダクタンス)成分を有
し、同軸構造の外部導体に相当する部分がないため、特
性インピーダンスを50Ωにすることが困難である。こ
のため、入力導波管31のプローブ33が貫通する部分
とマイクロストリップライン35とのインピーダンスの
整合が取れず、そのため反射損失が大きくなって、変換
損失が大きくなるという問題がある。このような従来構
造の導波管−マイクロストリップライン変換器でも、K
uバンドの周波数帯(約10.95〜14.5GHz)で
は、実用上、大きな変換損失ではなかったため、Kuバ
ンドのLNB等には、この方法が採用されているが、K
aバンドの周波数帯(約17.7〜21.2GHz)以上で
は、変換損失が無視できない値となる。
周波数よりも高い周波数において、低損失な変換ができ
る導波管−マイクロストリップライン変換器を提供する
ことにある。
め、請求項1の導波管−マイクロストリップライン変換
器は、導波管と、上記導波管の外側に配置された誘電体
基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体基板とを貫通す
るプローブと、上記導波管と上記プローブとの間に設け
られた誘電体と、上記誘電体基板上に設けられ、上記プ
ローブに一端が接続されたマイクロストリップラインと
を有する導波管−マイクロストリップライン変換器にお
いて、上記誘電体基板の上記プローブが貫通する部分を
囲むように、接地導体に電気的に接続された複数のスル
ーホールを上記誘電体基板に設けたことを特徴としてい
る。
プライン変換器によれば、上記導波管に入力された電波
は、上記導波管と誘電体基板とを貫通するプローブを介
してマイクロストリップラインに伝わる。このとき、上
記導波管とマイクロストリップラインの2つの異なる特
性インピーダンスをプローブにより整合させている。上
記プローブを中心導体とし、導波管を外部導体として、
上記プローブと導波管および上記プローブと導波管との
間に設けられた誘電体(テフロン等の材料かまたは空気
でもよい)で同軸線路を構成する。また、上記プローブ
を中心導体とし、複数のスルーホールを外部導体とし
て、上記プローブと複数のスルーホールおよび上記プロ
ーブと複数のスルーホールとの間の誘電体基板で同軸線
路を構成する。したがって、同軸線路の中心導体として
のプローブの直径を調整したり、外部導体としての導波
管のプローブが貫通する穴の直径を調整したり、外部導
体としての複数のスルーホールの形状,配置等を調整し
たりして、プローブを中心導体とする同軸線路の特性イ
ンピーダンスをマイクロストリップラインと略等しくな
るようにでき、プローブを中心導体とする同軸線路とマ
イクロストリップラインとの間のインピーダンス整合が
容易となる。このため、上記導波管とマイクロストリッ
プラインの異なるインピーダンスを整合させつつ、損失
の少ない変換ができ、特にKaバンドの周波数よりも高
い例えばKuバンドの周波数において実用的な導波管−
マイクロストリップライン変換器を実現できる。
ップライン変換器は、導波管と、上記導波管の外側に配
置された誘電体基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体
基板とを貫通するプローブと、上記導波管と上記プロー
ブとの間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設
けられ、上記プローブに一端が接続されたマイクロスト
リップラインとを有する導波管−マイクロストリップラ
イン変換器において、上記誘電体基板の上記プローブが
貫通する部分を囲むように、上記導波管に突起部を設け
たことを特徴としている。
プライン変換器によれば、上記導波管に入力された電波
は、上記導波管と誘電体基板とを貫通するプローブを介
してマイクロストリップラインに伝わる。このとき、上
記導波管とマイクロストリップラインの2つの異なる特
性インピーダンスをプローブにより整合させている。上
記プローブを中心導体とし、導波管を外部導体として、
上記プローブと導波管および上記プローブと導波管との
間に設けられた誘電体(テフロン等の材料かまたは空気
でもよい)で同軸線路を構成する。また、上記プローブ
を中心導体とし、上記導波管の突起部を外部導体とし
て、そのプローブと導波管の突起部および上記プローブ
と導波管の突起部との間の誘電体基板で同軸線路を構成
する。したがって、同軸線路の中心導体としてのプロー
ブの直径を調整したり、外部導体としての導波管のプロ
ーブが貫通する穴の直径を調整したり、外部導体として
の導波管の突起部の形状,配置等を調整したりして、プ
ローブを中心導体とする同軸線路の特性インピーダンス
をマイクロストリップラインと略等しくなるようにで
き、プローブを中心導体とする同軸線路とマイクロスト
リップラインとの間のインピーダンス整合が容易とな
る。このため、上記導波管とマイクロストリップライン
の異なるインピーダンスを整合させつつ、損失の少ない
変換ができ、特にKaバンドの周波数よりも高い例えば
Kuバンドの周波数において実用的な導波管−マイクロ
ストリップライン変換器を実現できる。
ップライン変換器は、導波管と、上記導波管の外側に配
置された誘電体基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体
基板とを貫通するプローブと、上記導波管と上記プロー
ブとの間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設
けられ、上記プローブに一端が接続されたマイクロスト
リップラインとを有する導波管−マイクロストリップラ
イン変換器において、上記誘電体基板の上記プローブが
貫通する部分を囲むように、上記誘電体基板上に構成さ
れる回路のうちの接地導体に接続すべき導電性部材に突
起部を設けたことを特徴としている。
プライン変換器によれば、上記導波管に入力された電波
は、上記導波管と誘電体基板とを貫通するプローブを介
してマイクロストリップラインに伝わる。このとき、上
記導波管とマイクロストリップラインの2つの異なる特
性インピーダンスをプローブにより整合させている。上
記プローブを中心導体とし、導波管を外部導体として、
上記プローブと導波管および上記プローブと導波管との
間に設けられた誘電体(テフロン等の材料かまたは空気
でもよい)で同軸線路を構成する。また、上記プローブ
を中心導体とし、上記導電性部材の突起部を外部導体と
して、そのプローブと導電性部材および上記プローブと
導電性部材の突起部との間の誘電体基板で同軸線路を構
成する。したがって、同軸線路の中心導体としてのプロ
ーブの直径を調整したり、外部導体としての導波管のプ
ローブが貫通する穴の直径を調整したり、外部導体とし
ての導電性部材の突起部の形状,配置等を調整したりし
て、プローブを中心導体とする同軸線路の特性インピー
ダンスをマイクロストリップラインと略等しくなるよう
にでき、プローブを中心導体とする同軸線路とマイクロ
ストリップラインとの間のインピーダンス整合が容易と
なる。このため、上記導波管とマイクロストリップライ
ンの異なるインピーダンスを整合させつつ、損失の少な
い変換ができ、特にKaバンドの周波数よりも高い例え
ばKuバンドの周波数において実用的な導波管−マイク
ロストリップライン変換器を実現できる。
ロストリップライン変換器を図示の実施の形態により詳
細に説明する。
形態の導波管−マイクロストリップライン変換器の上面
図であり、図2は図1のII−II線から見た拡大断面図で
ある。なお、この導波管−マイクロストリップライン変
換器は、図5に示す衛星放送受信用アンテナと同一のア
ンテナのLNB(ローノイズ・ブロックダウン・コンバ
ータ)に用いられる。
有底の筒形状の入力導波管、2は上記入力導波管1の上
側に接地導体10(図2に示す)をを介して配置された誘
電体基板としての回路基板、3は上記入力導波管1の管
壁と回路基板2を貫通するプローブ、4は上記回路基板
2上に設けられ、上記プローブ3の一端に一端が接続さ
れたストリップ導体、5は上記ストリップ導体4のプロ
ーブ3側の周囲を囲むように回路基板2上に設けられた
グランドパターンである。上記ストリップ導体4と回路
基板2および接地導体10でマイクロストリップライン
9を構成している。そして、上記回路基板2のプローブ
3が貫通する部分の外周部のほぼ半周状に、上記グラン
ドパターン5と回路基板2裏面の接地導体10とを電気
的に接続する複数のスルーホール6を設けている。な
お、上記入力導波管1の空洞1aに突出するプローブ3
の中心軸の位置が入力導波管1の空洞1a底部からλg
/4(λgは入力導波管1の波長)離れるように、プロー
ブ3を配置して、反射損失を小さくしている。
3の外周部の複数のスルーホール6を外部導体として、
そのプローブ3と複数のスルーホール6および上記プロ
ーブ3と複数のスルーホール6との間の誘電体からなる
回路基板2で同軸線路に相当する構造が得られる。な
お、図2に示すように、上記入力導波管1のプローブ3
が貫通する穴8には、入力導波管1とプローブ3との間
に筒状の誘電体部材7を配置して、プローブ3を中心導
体とし、入力導波管1を外部導体として、そのプローブ
3と入力導波管1および誘電体部材7で同軸線路を構成
している。
が貫通する部分を同軸線路に相当する構造にして、上記
プローブ3の導波管貫通部分と回路基板貫通部分で構成
された特性インピーダンスがマイクロストリップライン
9と同じ50Ωに近くなるようにしている。したがっ
て、Kaバンドの周波数よりも高い周波数において、入
力導波管1とマイクロストリップライン9とをインピー
ダンス整合させつつ、低損失で変換することができる。
また、この導波管−マイクロストリップライン変換器を
用いて、Kaバンドの周波数よりも高い周波数の電波を
低損失で受信可能なアンテナを実現することができる。
形態の導波管−マイクロストリップライン変換器の上面
図であり、図4は図3のIV−IV線から見た拡大断面図で
ある。なお、この導波管−マイクロストリップライン変
換器は、図5に示す衛星放送受信用アンテナと同一のア
ンテナのLNBに用いられる。
つ有底の筒形状の入力導波管、12は上記入力導波管1
1の上側に接地導体20(図4に示す)を介して配置さ
れ、先端が半円形の突部12aを有する誘電体基板とし
ての回路基板、13は上記入力導波管1の管壁と回路基
板2の突部12aとを貫通するプローブ、14は上記回
路基板12上に設けられ、上記プローブ13の一端に一
端が接続されたストリップ導体である。上記ストリップ
導体14と回路基板12および接地導体20でマイクロ
ストリップライン19を構成している。上記回路基板1
2のプローブ13が貫通する部分の外周部のほぼ半周に
ついて、導波管11に外向に突出する突起部11bを設
けている。なお、上記入力導波管11の空洞11aに突
出するプローブ13の中心軸の位置が入力導波管11の
空洞11a底部からλg/4(λgは入力導波管11の波
長)離れるように、プローブ13を配置して、反射損失
を小さくしている。
ブ13の外周部の入力導波管11の突起部11bを外部
導体とし、また、プローブ13と導波管部の突起部11
bの間の回路基板12の凸部12aを誘電体として、その
プローブ13と突起部11bおよび回路基板12の凸部
12aで同軸線路に相当する構造が得られる。なお、図
4に示すように、上記入力導波管11のプローブ13が
貫通する穴18には、入力導波管11とプローブ13と
の間に筒状の誘電体部材17を配置して、プローブ13
を中心導体とし、入力導波管11を外部導体として、そ
のプローブ13と入力導波管11および上記プローブ1
3と入力導波管11との間の誘電体部材17で同軸線路
を構成している。
13が貫通する部分を同軸線路に相当する構造にして、
上記プローブ13の導波管貫通部分と回路基板貫通部分
で構成された同軸線路の特性インピーダンスがマイクロ
ストリップライン19と同じ50Ωに近くなるようにし
ている。したがって、Kaバンドの周波数よりも高い周
波数において、入力導波管11とマイクロストリップラ
イン19とをインピーダンス整合させつつ、低損失で変
換することができる。また、この導波管−マイクロスト
リップライン変換器を用いて、Kaバンドの周波数より
も高い周波数の電波を低損失で受信可能なアンテナを実
現することができる。
導波管−マイクロストリップライン変換器を用いた衛星
放送受信用アンテナについて説明したが、この発明を送
信用アンテナ等のマイクロ波伝送線路を用いた他の装置
に適用してもよいのは勿論である。
矩形状の導波管を用いたが、導波管の断面形状は矩形に
限らず、円形またはその他の形状でもよい。
としての回路基板12のプローブ13が貫通する部分を
囲むように、入力導波管11に突起部を設けたが、誘電
体基板のプローブが貫通する部分を囲むように、上記誘
電体基板上に構成される回路のうちの接地導体に接続す
べき導電性部材に突起部を設けたものでもよい。
明の導波管−マイクロストリップライン変換器は、導波
管と、上記導波管の外側に配置された誘電体基板と、上
記導波管の管壁と誘電体基板とを貫通するプローブと、
上記導波管とプローブとの間に設けられた誘電体と、上
記誘電体基板上に設けられ、プローブに一端が接続され
たマイクロストリップラインとを有する導波管−マイク
ロストリップライン変換器において、上記誘電体基板の
プローブが貫通する部分を囲むように、接地導体に電気
的に接続された複数のスルーホールを誘電体基板に設け
たものである。
イクロストリップライン変換器によれば、同軸線路を構
成する中心導体としてのプローブの直径を調整したり、
外部導体としての導波管のプローブが貫通する穴の直径
を調整したり、外部導体としての複数のスルーホールの
形状,配置等を調整したりして、プローブを中心導体と
する同軸線路の特性インピーダンスをマイクロストリッ
プラインと略等しくなるようにでき、プローブを中心導
体とする同軸線路とマイクロストリップラインとの間の
インピーダンス整合が容易になる。したがって、上記導
波管とマイクロストリップラインの異なるインピーダン
スを整合させつつ、損失の少ない変換が行える導波管−
マイクロストリップライン変換器を実現することができ
る。また、この導波管−マイクロストリップライン変換
器をマイクロ波通信用アンテナに用いることによって、
Kaバンドの周波数よりも高い例えばKuバンドの周波数
において低損失で実用的なアンテナを提供できる。
ストリップライン変換器は、導波管と、上記導波管の外
側に配置された誘電体基板と、上記導波管の管壁と誘電
体基板とを貫通するプローブと、上記導波管とプローブ
との間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設け
られ、上記プローブに一端が接続されたマイクロストリ
ップラインとを有する導波管−マイクロストリップライ
ン変換器において、上記誘電体基板のプローブが貫通す
る部分を囲むように、上記導波管に突起部を設けたもの
である。
イクロストリップライン変換器によれば、同軸線路を構
成する中心導体としての上記プローブの直径を調整した
り、外部導体としての上記導波管のプローブが貫通する
穴の内径を調整したり、外部導体としての導波管の上記
突起部の形状,配置等を調整したりして、プローブを中
心導体とする同軸線路の特性インピーダンスをマイクロ
ストリップラインと略等しくなるようにでき、プローブ
を中心導体とする同軸線路とマイクロストリップライン
との間のインピーダンス整合が容易になる。したがっ
て、上記導波管とマイクロストリップラインの異なるイ
ンピーダンスを整合させつつ、損失の少ない変換が行え
る導波管−マイクロストリップライン変換器を実現する
ことができる。また、この導波管−マイクロストリップ
ライン変換器をマイクロ波通信用アンテナに用いること
によって、Kaバンドの周波数よりも高い例えばKuバン
ドの周波数において低損失で実用的なアンテナを提供で
きる。
ストリップライン変換器は、導波管と、上記導波管の外
側に配置された誘電体基板と、上記導波管の管壁と誘電
体基板とを貫通するプローブと、上記導波管とプローブ
との間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設け
られ、上記プローブに一端が接続されたマイクロストリ
ップラインとを有する導波管−マイクロストリップライ
ン変換器において、上記誘電体基板のプローブが貫通す
る部分を囲むように、上記誘電体基板上に構成される回
路のうちの接地導体に接続すべき導電性部材に突起部を
設けたものである。
イクロストリップライン変換器によれば、同軸線路を構
成する中心導体としての上記プローブの直径を調整した
り、外部導体としての上記導波管のプローブが貫通する
穴の内径を調整したり、外部導体としての上記導電性部
材の突起部の形状,配置等を調整したりして、プローブ
を中心導体とする同軸線路の特性インピーダンスをマイ
クロストリップラインと略等しくなるようにでき、プロ
ーブを中心導体とする同軸線路とマイクロストリップラ
インとの間のインピーダンス整合が容易になる。したが
って、上記導波管とマイクロストリップラインの異なる
インピーダンスを整合させつつ、損失の少ない変換が行
える導波管−マイクロストリップライン変換器を実現す
ることができる。また、この導波管−マイクロストリッ
プライン変換器をマイクロ波通信用アンテナに用いるこ
とによって、Kaバンドの周波数よりも高い例えばKuバ
ンドの周波数において低損失で実用的なアンテナを提供
できる。
イクロストリップライン変換器の構造を示す上面図であ
る。
ン変換器のII−II線から見た拡大断面図である。
マイクロストリップライン変換器の構造を示す上面図で
ある。
ン変換器のIV−IV線から見た拡大断面図である。
る。
イン変換器の構造を示す断面図である。
である。
構造を示す要部断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 導波管と、上記導波管の外側に配置され
た誘電体基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体基板と
を貫通するプローブと、上記導波管と上記プローブとの
間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設けら
れ、上記プローブに一端が接続されたマイクロストリッ
プラインとを有する導波管−マイクロストリップライン
変換器において、 上記誘電体基板の上記プローブが貫通する部分を囲むよ
うに、接地導体に電気的に接続された複数のスルーホー
ルを上記誘電体基板に設けたことを特徴とする導波管−
マイクロストリップライン変換器。 - 【請求項2】 導波管と、上記導波管の外側に配置され
た誘電体基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体基板と
を貫通するプローブと、上記導波管と上記プローブとの
間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設けら
れ、上記プローブに一端が接続されたマイクロストリッ
プラインとを有する導波管−マイクロストリップライン
変換器において、 上記誘電体基板の上記プローブが貫通する部分を囲むよ
うに、上記導波管に突起部を設けたことを特徴とする導
波管−マイクロストリップライン変換器。 - 【請求項3】 導波管と、上記導波管の外側に配置され
た誘電体基板と、上記導波管の管壁と上記誘電体基板と
を貫通するプローブと、上記導波管と上記プローブとの
間に設けられた誘電体と、上記誘電体基板上に設けら
れ、上記プローブに一端が接続されたマイクロストリッ
プラインとを有する導波管−マイクロストリップライン
変換器において、 上記誘電体基板の上記プローブが貫通する部分を囲むよ
うに、上記誘電体基板上に構成される回路のうちの接地
導体に接続すべき導電性部材に突起部を設けたことを特
徴とする導波管−マイクロストリップライン変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343497A JP3501929B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 導波管−マイクロストリップライン変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343497A JP3501929B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 導波管−マイクロストリップライン変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150403A true JPH11150403A (ja) | 1999-06-02 |
JP3501929B2 JP3501929B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=18041254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31343497A Expired - Fee Related JP3501929B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 導波管−マイクロストリップライン変換器 |
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JP (1) | JP3501929B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019600B2 (en) | 2002-08-29 | 2006-03-28 | Fujitsu Ten Limited | Waveguide/planar line converter and high frequency circuit arrangement |
JP2010206390A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | 差動線路−導波管変換器 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31343497A patent/JP3501929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7019600B2 (en) | 2002-08-29 | 2006-03-28 | Fujitsu Ten Limited | Waveguide/planar line converter and high frequency circuit arrangement |
JP2010206390A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | 差動線路−導波管変換器 |
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JP3501929B2 (ja) | 2004-03-02 |
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