JPH11147755A - 定形耐火物 - Google Patents
定形耐火物Info
- Publication number
- JPH11147755A JPH11147755A JP9312227A JP31222797A JPH11147755A JP H11147755 A JPH11147755 A JP H11147755A JP 9312227 A JP9312227 A JP 9312227A JP 31222797 A JP31222797 A JP 31222797A JP H11147755 A JPH11147755 A JP H11147755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnesia
- tio
- solid solution
- mgal
- silica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/66—Monolithic refractories or refractory mortars, including those whether or not containing clay
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/10—Compositions or ingredients thereof characterised by the absence or the very low content of a specific material
- C04B2111/1075—Chromium-free or very low chromium-content materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2235/00—Aspects relating to ceramic starting mixtures or sintered ceramic products
- C04B2235/02—Composition of constituents of the starting material or of secondary phases of the final product
- C04B2235/30—Constituents and secondary phases not being of a fibrous nature
- C04B2235/32—Metal oxides, mixed metal oxides, or oxide-forming salts thereof, e.g. carbonates, nitrates, (oxy)hydroxides, chlorides
- C04B2235/3205—Alkaline earth oxides or oxide forming salts thereof, e.g. beryllium oxide
- C04B2235/3206—Magnesium oxides or oxide-forming salts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2235/00—Aspects relating to ceramic starting mixtures or sintered ceramic products
- C04B2235/70—Aspects relating to sintered or melt-casted ceramic products
- C04B2235/72—Products characterised by the absence or the low content of specific components, e.g. alkali metal free alumina ceramics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
Abstract
ン、ガラス溶解炉などの内張り耐火物などに使用される
Crフリー高品質定形耐火物であって、高級鋼の二次精
錬容器用として使用する場合でも、耐食性、耐浸潤性お
よび耐スポーリング性に優れ、十分な耐久性を有する。 【解決手段】 MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶
体とマグネシアを主成分とし、両者の比率が重量比に
て、[MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]:マグネシア
=10:90〜40:60、好ましくは15:85〜3
0:70である。さらに、スピネル、クロム鉱、10重
量%以下のCaOを含有するドロマイト、アルミナ、ム
ライト、黒鉛などの炭素源、SiC、ジルコニア、ジル
コン、チタニア、シリカおよびシリカフラワー、珪石、
金属粉のうちの1種または2種以上を添加したもの。
Description
錬用容器、セメントキルン、ガラス溶解炉などの内張り
などに使用され、特に溶鋼の二次精錬用容器に適した、
耐食性、耐浸潤性および耐スポーリング性に優れた定形
耐火物に関するものである。
吹き込み、真空脱ガス、アルゴン吹き込み、撹拌などの
各種技術が採用され、溶鋼温度の上昇、滞湯時間の延長
なども伴い、精錬用容器の使用条件は、ますます苛酷な
ものとなっている。このため、金属の溶解炉や取鍋など
の内張り耐火物には、金属精錬中に発生する塩基性スラ
グに対する耐食性、スラグに対する耐浸潤性、および耐
スポーリング性に優れた高品質のものが要求されてい
る。
シア質原料とクロム鉄鉱を主骨材とするマグネシア−ク
ロム質耐火物が知られており、製鋼プロセスにおいて、
溶鋼の精錬を行うための炉や取鍋などの精錬用容器に広
く採用され、またセメントキルン、ガラス溶解炉などの
内張り材としても使用されている。
用後の廃棄に際してCrを無害化するための処理を必要
とし、その処理コストが高いという問題が顕在化してい
る。このため、Crを含まないで上記のような高品質を
有する耐火物、すなわちCrフリー高品質耐火物の開発
が行われている。
マグネシア−スピネル質耐火物が知られている。この耐
火物は、マグネシア(MgO)とスピネル(MgAl2
O4)の固溶体からなり、セメントキルン用として広く
採用されている。また、マグネシア(MgO)−チタニ
ア(TiO2 )−アルミナ(Al2 O3)質耐火物が、
特開平7−300361号公報により知られている。こ
の耐火物は製鋼炉、セメントキルン、ガラス溶解炉など
の内張り用として、耐食性、耐浸透性および耐スポーリ
ング性に優れているとされている。
ネル質耐火物は、上記のような金属精錬用として使用す
る場合、スラグに対する耐浸潤性が劣るため耐久性に問
題がある。また上記特開平7−300361号公報に記
載されているマグネシア−チタニア−アルミナ質耐火物
は、特に高級鋼の二次精錬容器用として使用する場合、
耐スポーリング性にやや問題があり、十分な耐久性が発
揮され難い。
セメントキルン、ガラス溶解炉などの内張りなどに使用
されるCrフリー高品質耐火物であって、高級鋼の二次
精錬容器用として使用する場合でも、耐食性、耐浸潤性
および耐スポーリング性に優れ、十分な耐久性を有する
定形耐火物を提供することを目的とする。
の本発明は、MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶体
とマグネシアを主成分とし、両者の比率が重量比にて、
[MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]:マグネシア=1
0:90〜40:60であることを特徴とする定形耐火
物である。そして、[MgAl2 O4 −Mg2 Ti
O4 ]:マグネシア=15:85〜30:70であるこ
とが好ましい。また、スピネル、クロム鉱、10重量%
以下のCaOを含有するドロマイト、アルミナ、ムライ
ト、黒鉛などの炭素源、SiC、ジルコニア、ジルコ
ン、チタニア、シリカおよびシリカフラワー、珪石、金
属粉のうちの1種または2種以上を添加したものである
ことが好ましい。
成分であるMgAl2 O4 −Mg2 TiO4系固溶体
は、狭義のスピネル(MgAl2 O4 )とクゥォンディ
ライト(Mg2TiO4 )を端成分とする[MgAl2
O4 −Mg2 TiO4 ]固溶体に、該固溶体形成時の未
反応物や不純物を含むものである。またマグネシアはM
gOを成分とし、天然のマグネサイトあるいはこれを焼
成したマグネシア、海水を原料とする水酸化マグネシウ
ム、あるいはこれを焼成したマグネシア、または電融マ
グネシアなどである。
は、たとえば、マグネシア源の粒体に、チタニア源およ
びアルミナ源の各粒体を混合した後、溶融または130
0℃以上の温度で焼成することにより製造することがで
きる。このとき各粒体の混合比率は、重量比にてTiO
2 /(TiO2 +Al2 O3 )=0.1〜0.9の範囲
とするのが好ましい。
シア源は、本発明の主成分である上記マグネシアと同様
のものである。チタニア源は天然あるいは人工のルチル
あるいはアナターゼ、アルミナ源は人工の合成アルミ
ナ、あるいは水酸化アルミニウムとすることができる。
これらはいずれも、1000℃で熱処理後の分析での純
度が90重量%以上であることが望ましい。
るいは成形して焼成、または溶融することにより、Mg
Al2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶体を得ることができ
る。マグネシア源、チタニア源およびアルミナ源はいず
れも粒体で、その粒径は直径100μm程度以下とする
のが好ましい。ただし、溶融する場合はこれより大きな
粒でも使用できる。上記固溶体は溶融または焼成するこ
とにより形成され、1300℃以上の温度であれば、固
体反応によっても工業的に安定して容易に形成すること
ができる。
溶融または焼成すると、つぎの反応により[MgAl2
O4 −Mg2 TiO4 ]固溶体が形成される。 MgO+Al2 O3 →MgO・Al2 O3 (1) 2MgO+TiO2 →2MgO・TiO2 (2) MgO・Al2 O3 +2MgO・TiO2 →[MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]固溶体 (3)
としては、上述のように、マグネシア源、アルミナ源お
よびチタニア源を採用でき、それぞれ天然の鉱石などの
ほか工業用として製造されているものが該当し、いずれ
も不純物を含んでいる。また、(1)式および(2)式
における反応の、化学当量を超えた未反応のMgO、A
l2 O3 あるいはTiO2 も含まれる。したがって本発
明においては、これら不純物や未反応物などを含む形と
して、MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶体とい
う。不純物としては、SiO2 、CaO、Fe2 O3 な
どの酸化鉄、B2O3 、MnOなどがある。またこの固
溶体は、必ずしも化学量論的組成を取らず、各成分をプ
ラスマイナス10%程度増減しても固溶体となる。
は、MgAl2 O4 中の2Alが、MgとTiで置換さ
れることにより形成される固溶体である。化学量論的に
は、チタニウムイオンの数とアルミニウムイオンの数を
2倍したものの和は一定になる。従ってTiO2 の量比
によってAl2 O3 の量比が定まる。またMgAl2O
4 とMg2 TiO4 の成分量比も定まる。
+Al2 O3 )=0.1〜0.9とすることで、耐火物
の使用条件として苛酷な溶鋼の二次精錬容器用として
も、優れた耐食性、耐浸潤性および耐スポーリング性を
有する耐火物用の原料が得られる。
−Mg2 TiO4 系固溶体とマグネシアの割合は、重量
比にて、[MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]:マグネ
シア=10:90〜40:60とする。このような比率
とすることにより、耐火物の使用条件として苛酷な溶鋼
の二次精錬容器用としても、優れた耐食性、耐浸潤性お
よび耐スポーリング性を有するものが得られる。MgA
l2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶体の比率が10%未満
だと、耐浸潤性が低下し、40%を超えると耐食性が劣
化する。そして上記比率を15:85〜30:70とす
るのが好ましい。
gAl2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶体とマグネシアを
主成分とし、上記のような不純物、未反応のAl2 O3
およびTiO2 などを含有するほか、不可避的な含有物
あるいは意図的な添加物を含有することができる。たと
えばスピネル、クロム鉱、10重量%以下のCaOを含
有するドロマイト、アルミナ、ムライト、黒鉛などの炭
素源、SiC、ジルコニア、ジルコン、チタニア、シリ
カおよびシリカフラワー、珪石、金属粉などの1種また
は2種以上を含有することができる。ただし、耐食性、
耐浸潤性、耐スポーリング性などの特性を悪化させない
ように添加量と粒度を耐火物の使用条件に合わせて調節
するのが望ましい。
不焼成れんががある。いずれも、粒状あるいは粉状の上
記固溶体とマグネシア、および必要に応じて添加される
添加物に、必要に応じてバインダーを加えて混練し、プ
レス等により成形したのち、100〜500℃で乾燥
し、焼成れんがは1500〜1900℃で焼成し、不焼
成れんがは使用中の高熱を利用して焼成される。
ェノール樹脂、フラン樹脂、苦汁、リグニンスルフォン
酸カルシウム、珪酸ソーダ、燐酸アルミニウム、ポリビ
ニルアルコールなどを採用することもできる。成形は、
れんがの用途や使用設備に合わせてフリクションプレ
ス、オイルプレス、ラバープレスなどにより加圧成形す
る。
セメントキルン、ガラス溶解炉等の内張りに採用した場
合、耐食性、耐浸潤性および耐スポーリング性に優れて
いる。特に溶鋼の二次精錬において、酸素吹き込み、真
空脱ガス、アルゴン吹込み、撹拌などを行って、溶鋼温
度の上昇、滞湯時間の延長などを伴う苛酷な条件でも十
分な耐久性を有する。
とマグネシアからなる焼成れんがの耐用性が高い理由に
ついて以下に考察する。固溶体中のTiO2 成分は、浸
潤してきたスラグ中のCaOと反応して高融点のCaT
iO3 を生成する。このためスラグの更なる浸潤を抑制
することができると思われる。そしてスラグ浸潤による
変質層厚さを薄く抑えることができ、またスラグ浸潤部
の融点低下も少ないため、耐食性も高いものと考えられ
る。また耐火物組織の面では、同固溶体の粗粒の周囲お
よび内部には空隙が形成される。これは熱応力により生
じる亀裂の進展を効果的に抑制するので、高い耐スポー
リング性が発現するものと考えられる。
O4 系固溶体を焼成法により作製し、これとマグネシア
を用いてれんがを製造し、その特性を評価した。固溶体
の原料としては、マグネシア源として耐火物用の粒径4
4μm以下の純度99%の海水焼結マグネシア、チタニ
ア源として工業用ルチル粉末、アルミナ源として耐火物
用の粒径100μm以下で純度99%の焼結アルミナ微
粉末を準備した。
2重量%、チタニア源29.4重量%、アルミナ源2
9.4重量%とした。これらに混練材として水を2重量
%加え、フレットミキサーで混練した。その後300t
のフリクションプレスで並型に成形し、120℃で24
時間乾燥した。これをトンネルキルンで最高焼成温度1
700℃で焼成することで、MgAl2 O4 −Mg2 T
iO4 系固溶体からなる焼結体を得た。さらにこの焼結
体を粉砕し、耐火物製造に適した粒度に調整した。
ネシアを重量比で0:100〜50:50に混合した。
同固溶体の粒度範囲は1〜3mm、もしくは全粒度域とし
た。なお、れんが全体での粒度構成は、1〜3mmが60
重量%、1mm以下が33重量%、100μm以下のミル
粉が7%となるように、同固溶体とマグネシアの各粒度
範囲での量比を調節した。また前出のチタニア源とアル
ミナ源および粒径100μm以下で純度95%以上の未
安定化ジルコニアを添加したものも準備した。これらを
にがりを混練液として4重量%添加して混練し、350
tフリクションプレスで並型に成形し、120℃24時
間乾燥後、最高焼結温度1750℃のトンネルキルンで
焼成した。
ンドれんが(試料A,B)、および事前にMgAl2 O
4 −Mg2 TiO4 系固溶体を作製せずにマグネシアに
チタニア源6.6重量%とアルミナ源8.4重量%を単
純に加えて混練成形焼成したれんが(試料C)との比較
で評価した。結果を表1および表2に示す。表2の試料
D〜Sは、マグネシア源とチタニア源とアルミナ源から
一旦固溶体を作製し、これにマグネシアを加えて製造し
たものである。
バーナーを熱源とする回転ドラム式侵食試験で、また耐
スポーリング性については溶銑浸漬スポール試験でそれ
ぞれ行った。侵食試験条件は、試料表面温度1700
℃、時間5時間、侵食材はCaO−SiO2 系スラグ
で、スラグのC/Sは3、スラグの量は1回あたり40
0gずつとし、30分毎に排滓と投入を繰り返した、冷
却後、試料の最も溶損した位置の残厚と、スラグが浸潤
していない部分の厚さを測定し、あらかじめ測定してお
いた元厚から残厚を差し引いて溶損深さとし、残厚から
スラグが浸潤していない部分の厚さを差し引いてスラグ
浸潤深さとした。耐スポーリング性試験は、40×40
×160mmの大きさの試料を1600℃の溶銑に長手方
向に50mmの深さまで15秒間浸漬してから取り出して
放冷することを繰り返し、試料の浸漬部が欠け落ちるま
での繰り返し回数を調査した。
での繰り返し数は、それぞれ試料Aの値を100とした
指数、すなわち溶損指数、浸潤指数、スポール指数とし
て表1に示した。溶損指数と浸潤指数は値が小さい程、
またスポール指数は値が大きい程、それぞれの特性が良
好であることを示す。
g2 TiO4 系固溶体とマグネシアの配合比が40:6
0を超える試料Fで大きかった。浸潤指数に関しては同
固溶体とマグネシアの配合比が10:90未満のDとE
で悪かった。またスポール指数についても10:90未
満では悪かった。したがって同比は10:90〜40:
60である必要がある。また同比が15:85〜30:
70のH、J、K、L、N、P、Q、R、Sは特に各特
性が優れていた。
料と方法で、焼成工程のみを省いて不焼成れんがを製造
し、その特性を実施例1の場合と同様にして評価した。
その結果を表3に示す。本発明の不焼成れんがは、比較
例のマグクロれんが(試料A)と耐食性はほとんど同じ
であるものの、耐スラグ浸潤性と耐スポール性は優って
おり、総合的に優れていると言える。
表2の試料Hを、300tRHの側壁に試験張りした。
使用後、槽内に残ったれんがの損耗状況と残寸を調査し
た。その結果、周囲の従来材(表1のA)には亀裂が発
生して剥落ちているのに対して、試料Hには亀裂や剥落
はほとんど認められなかった。また試料Hの損耗速度は
Aよりも25%少なかった。
属精錬用容器、セメントキルン、ガラス溶解炉などの内
張りなどに使用され、DH、RH、AODなど、高級鋼
の二次精錬容器用として使用する場合でも、耐食性、耐
浸潤性および耐スポーリング性に優れ、これら容器等の
耐久性向上に貢献する。そして、特にクロム鉱を使用し
ないれんがはCrを含まないため、使用後の廃棄に際し
ては高額の処理コストがかからない。
Claims (3)
- 【請求項1】 MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 系固溶
体とマグネシアを主成分とし、両者の比率が重量比に
て、 [MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]:マグネシア=1
0:90〜40:60であることを特徴とする定形耐火
物。 - 【請求項2】[MgAl2 O4 −Mg2 TiO4 ]:マ
グネシア=15:85〜30:70であることを特徴と
する請求項1記載の定形耐火物。 - 【請求項3】 スピネル、クロム鉱、10重量%以下の
CaOを含有するドロマイト、アルミナ、ムライト、黒
鉛などの炭素源、SiC、ジルコニア、ジルコン、チタ
ニア、シリカおよびシリカフラワー、珪石、金属粉のう
ちの1種または2種以上を添加したことを特徴とする請
求項1または2記載の定形耐火物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31222797A JP3833800B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 定形耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31222797A JP3833800B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 定形耐火物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147755A true JPH11147755A (ja) | 1999-06-02 |
JP3833800B2 JP3833800B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=18026720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31222797A Expired - Fee Related JP3833800B2 (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 定形耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3833800B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151381A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Kurosaki Harima Corp | 塩基性れんが |
CN110451993A (zh) * | 2019-07-06 | 2019-11-15 | 谢隆 | 一种耐高温复相人造球形砂的制备方法 |
CN112723864A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-30 | 郑州汇特耐火材料有限公司 | 一种微晶方镁石复合尖晶石钛耐火材料及其制造方法 |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP31222797A patent/JP3833800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151381A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Kurosaki Harima Corp | 塩基性れんが |
CN110451993A (zh) * | 2019-07-06 | 2019-11-15 | 谢隆 | 一种耐高温复相人造球形砂的制备方法 |
CN112723864A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-30 | 郑州汇特耐火材料有限公司 | 一种微晶方镁石复合尖晶石钛耐火材料及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3833800B2 (ja) | 2006-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0737344B2 (ja) | 塩基性質不定形耐火物 | |
EP0733604A1 (en) | Chromium-free brick | |
NO164283B (no) | Fremgangsmaate og apparat for fremstilling av traad- og filmprodukter direkte fra smeltet material. | |
US6887810B2 (en) | Synthetic, refractory material for refractory products, and process for producing the product | |
JP3609245B2 (ja) | 耐火物原料の製造方法 | |
JP3833800B2 (ja) | 定形耐火物 | |
JP4328053B2 (ja) | マグネシア−スピネル質れんが | |
JP5448144B2 (ja) | マグクロれんが | |
JP3751135B2 (ja) | 不定形耐火物 | |
JPH07300361A (ja) | 耐火れんが | |
JP4408552B2 (ja) | 炭酸マグネシウムをマグネシア源とするアルミナ−マグネシア質キャスタブル耐火物 | |
JP4373509B2 (ja) | 塩基性耐火物 | |
JPH0633179B2 (ja) | 流し込み用不定形耐火物 | |
JPH11278918A (ja) | 塩基性耐火物原料ならびに塩基性耐火物およびその製造方法ならびにそれを使用した金属精錬窯炉および焼成炉 | |
JPH10203862A (ja) | 高温焼成マグクロ質れんが | |
JP3157310B2 (ja) | 耐火物 | |
JP2599870B2 (ja) | 不定形耐火組成物 | |
JP2000263013A (ja) | アルミドロス残灰の利用方法及びアルミナスピネル質キャスタブル耐火物 | |
JPH11130548A (ja) | 塩基性不定形耐火物 | |
JP2596669B2 (ja) | マグネシア・カルシア質不定形耐火物 | |
JPH07291716A (ja) | 塩基性耐火物 | |
JP2003128457A (ja) | カルシア系クリンカー及びそれを用いて得られる耐火物 | |
JP3400494B2 (ja) | 溶融金属用塩基性耐火物 | |
JPH06172020A (ja) | マグネシア成分を含む耐火材料 | |
JPH08231264A (ja) | 塩基性耐火物の製造方法及びその耐火物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |