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JPH11130025A - 錠剤パック用オープナー - Google Patents

錠剤パック用オープナー

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Publication number
JPH11130025A
JPH11130025A JP30926397A JP30926397A JPH11130025A JP H11130025 A JPH11130025 A JP H11130025A JP 30926397 A JP30926397 A JP 30926397A JP 30926397 A JP30926397 A JP 30926397A JP H11130025 A JPH11130025 A JP H11130025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
opening
opener
plate
pressing
Prior art date
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Application number
JP30926397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3092914B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Asai
浅井  清
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IDEA PLANNERS KK
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APPLY KK
IDEA PLANNERS KK
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Publication date
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリスターパッケージの錠剤を、落下させた
り汚損することなく容易に取り出すことができ、かつ取
り出した錠剤の携帯容器としても使用可能な錠剤パック
用オープナーを提供する。 【解決手段】 (イ)上面が開放した箱状容器の側面の
上縁近傍に摺動溝13を設けた収納部1、(ロ)先端部
近傍に錠剤を通過させる開孔21を有し、前記摺動溝に
挿入した摺動板2、および(ハ)前記摺動板2の短辺
に、鋭角内で揺動可能に取り付けられ、かつ前記開孔2
1に対応する位置に押圧突起31を有する押圧板3から
なる錠剤パックオープナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤パックに封入
された錠剤を、落したり汚損したりすることなく容易に
取り出すための錠剤パックオープナーに関するものであ
る。また、取り出された錠剤をそのまま収納し、携帯用
に使用することもできる錠剤パックオープナーに関する
ものである。従来、真空成形により熱可塑性樹脂フィル
ムに凹所を設け、その凹所に錠剤やその他の物品を入
れ、その上にアルミニウム箔を貼着したり、厚紙などで
蓋をした、いわゆるブリスターパッケージは、種々の商
品の包装容器として広く採用されている。本発明は、錠
剤等を封入したこのようなパッケージ(以下「錠剤パッ
ク」という)開封を行うために使用する器具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤パックから錠剤を取り出す場
合、指先でプラスチックフィルムの突出部分を押圧し
て、裏側のアルミニウム箔を中の錠剤が突き破って出る
ようにしている。しかしこの方法では、手の不自由な人
や高齢者などは容易に取り出せないことがある。また、
たとえ取り出すことができても、錠剤を落したり汚損し
たりする懸念がある。従って、簡便な操作によって容易
に錠剤を取り出すことができ、かつ錠剤を落したりする
ようなことがない器具があれば好都合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の状態に鑑みなされたものである。すなわち、低
廉な材料を用いて容易に製作することができ、使用法が
簡単であり、かつ取り出した錠剤の容器としてもそのま
ま使用することができる錠剤パックオープナーを提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
に沿って検討した結果、収納部、摺動板および押圧板か
らなる錠剤パックオープナーを用いることにより上記の
目的を達成し得ることを見出し本発明を完成した。すな
わち、本発明の第1は、(イ)上面が開放した箱状容器
の上縁近傍に摺動溝を設けた収納部、(ロ)先端部近傍
に錠剤を通過させる開孔を有し、前記摺動溝に挿入した
摺動板、および(ハ)前記摺動板の短辺に、鋭角内で揺
動可能に取り付けられ、かつ前記開孔に対応する位置に
押圧突起を有する押圧板からなる錠剤パックオープナー
に関するものである。本発明の第2は、前記収納部の内
部を隔壁により区分したことを特徴とする錠剤パック用
オープナーに関するものである。本発明の第3は、前記
摺動板および押圧板が、弾性材料からなる長方形の平板
の一端側に開孔を設け、他端側に押圧突起を設け、かつ
中央部を鋭角に折り曲げて一体的に形成したことを特徴
とする錠剤パック用オープナーに関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図示
の実施例によってさらに説明する。図1は本発明の錠剤
パック用オープナーの1実施例の各部材の斜視図であ
る。収納部1は、長方形の側面11a、任意の四辺形の
側面11bおよび底面12からなる箱状の容器である。
容器の内部には錠剤パックから取り出した錠剤を収容す
ることができる。また、必要により、隔壁14によって
内部を区分することにより、錠剤を1回分毎に分割して
収納することもできる。収納部1の側面11aの上縁内
側には摺動溝13を設け、その溝に摺動板2を摺動自在
に挿入する。なお、図1において、隔壁14には切欠き
15が設けてあり、また収納部1の一側面11bの上縁
には係止板16を設ける。摺動溝13に挿入する前記摺
動板2には、錠剤を通過させるための開孔21を設け
る。押圧板3は、弾性を有する平板からなり、前記摺動
板2に対して鋭角をなし揺動可能に結合している。ま
た、摺動板2の開孔21に対応する位置には錠剤パック
のフィルムの突出部を押圧して中の錠剤を取り出すため
の押圧突起31を設ける。なお、図1に示す摺動板2お
よび押圧板3は、矩形の弾性プッラスチック板の一端側
に押圧突起31を形成し、他端側に開孔21を設け、か
つ弾力に抗して鋭角に開けるような状態に中央部を折り
曲げて一体的に形成したものの例である。但し、摺動板
2および押圧板3はこの構造に限定されるものではな
く、摺動板2および押圧板3を個別に作製し、それらが
少なくとも鋭角に開けるように、枢軸を介して結合して
もよい。
【0006】本発明の錠剤パック用オープナーの材料と
しては、特に限定されるものではないが、安価で加工容
易なものが好適である。例えば、任意の板材の裁断、切
削、接着などの加工によって製作することも可能である
が、熱可塑性樹脂の射出成形により製作することが好適
である。また、透明プラスチック材料を用いると、内部
の錠剤を視認することができるので極めて便利である。
【0007】図2(a)は、図1に示す錠剤パック用オ
ープナーの使用前の状態を示す側面からの縦断面図であ
り、図2(b)は、図(a)のb−b線における縦断面
図である。摺動板2を収納部1の摺動溝13に挿入して
収納部1の上面を閉鎖し、更に押圧板3の端部32を係
止板16に係止し、押圧板3を摺動板2に近接させた状
態にする。この場合、押圧板3に設けた押圧突起31
は、摺動板2の開孔21中に入り込んだ状態になる。
【0008】図3は、上記の錠剤パック用オープナーの
使用開始時の状態を示す縦断面図である。すなわち、摺
動板2を図2(a)の状態から摺動溝13に沿って矢印
の方向へ少し摺動させることにより、押圧板3の端部3
2が係止板16から開放されて、材料自体の弾力によっ
て押圧板3が上方へ開く。その結果、摺動板2と押圧板
3との間に錠剤パックを載置する空間が形成される。
【0009】図4(a)から(e)は、上記の錠剤パッ
ク用オープナーの使用方法を説明する縦断面図である。
図4(a)は、図3に示す状態の錠剤パック用オープナ
ーに、最初の錠剤パック4を載置した状態を示す。この
とき、摺動板2の開孔21は、収納部1内の隔壁14に
より区分された第1の区画17aの上に保持されてい
る。錠剤パック4のプラスチックフィルムの突出部を上
側にして開孔21の上に載置した後、押圧板3の滑り止
めぎざ33の上面を押圧して押圧板3を矢印の方向に押
し下げる。この操作により押圧突起31が錠剤パック4
のプラスチックフィルムの突出部を押し潰すと、その力
で錠剤41はその下のアルミニウム箔を突破って落下す
る。図4(b)は、図4(a)と同じ位置に摺動板2を
保持し、連続して錠剤パックから錠剤41を取り出し、
1回分の量を区画17a内へ収納する状態を示す。図4
(c)は、上記操作に続いて、摺動板2を摺動溝13に
沿って図面の右方へ摺動させて開孔21を第2の区画1
7bの上まで移動させた後、図4(a)および(b)と
同様にして錠剤41の取出しを繰り返す状態を示す。な
お、押圧板3を摺動板2に押し付けた状態で摺動板2を
移動させる場合に、押圧突起31が隔壁14に突き当た
らないように隔壁14には切欠き15(図1)を設ける
ことが望ましい。図4(d)は、更に摺動板2を摺動さ
せて、開孔21を第3の区画17cの上に移動し、上記
と同様な操作を繰り返す状態を示す。図4(e)は、上
記のようにして取り出した錠剤41を収納部1の各区画
内に分割して収納した状態を示す。すなわち、摺動板2
を使用前の状態にもどして収納部1の上面を閉鎖し、押
圧板3の端部32を係止板16により係止する。
【0010】図5は、摺動板2および押圧板3の他の実
施例の斜視図である。押圧板3の先端部の上面にはフッ
ク片34を設ける。フック片34はガイド孔35a有
し、押圧板3の先端付近に立設した案内突起35bをガ
イド孔35aに挿通することによって、フック片34を
摺動可能に保持する。また、フック片34を前後に摺動
させるために、フック片の後端部につまみ36を設け
る。フック片34を押圧板3の先端まで押し出し、押圧
板3を押し下げてフックを摺動板2の先端に係止するこ
とによって、押圧板3を摺動板2に密着させて開孔21
を閉鎖することができる。なお図において、錠剤パック
を押し潰す際に、押圧突起31の下降方向が開孔21の
面に対してほぼ垂直に挿入されるように、押圧板3の先
端部を屈折線37において上方に折り曲げた形状に形成
する。図6は、図5に示す摺動板2および押圧板3の先
端部を詳細に示す部分拡大斜視図である。つまみ36を
先端方向へ移動させてフック片34を先端へ押し出した
後、先端部を矢印Aの方向へ押し下げ、更につまみを矢
印Bの方向へ引き戻すことにより、フックを摺動板2の
先端に係止することができる。上記構造の押圧板を用い
ることにより、収納部に錠剤を取り出して収納した後、
開孔を閉じて錠剤を安全に保管することができる。
【0011】図7は、摺動板2および押圧板3の更に他
の実施例の斜視図である。摺動板2の先端部の上面両側
に横向きの摺動溝22を形成し、その溝内へ摺動片23
の両縁部を摺動自在に挿入する。摺動片23の先端部に
はつまみ24を、また中央部には開孔25および小開孔
26を図示のように設ける。開孔25は摺動板2に設け
た開孔21とほぼ同じ大きさとし、小開孔26はそれよ
りも小さいが、押圧板3に設けた押圧突起31が通過し
得る大きさにする。いずれの開孔も摺動片23を移動さ
せることにより、摺動板2に設けた開孔21の直上部に
位置させることができる。なお、開孔25の周縁の一部
を内側へ突出させ、かつ先端部を薄くしたストッパー2
5aを設ける。使用に当たっては、錠剤の大きさに応じ
て開孔25または小開孔26のいずれかを摺動板2の開
孔21の直上部に位置合わせした後、錠剤パックを摺動
片23の開孔の上に載置し、押圧板3の押圧突起31に
より錠剤パックを押し潰す。上記のような構造の摺動板
を用いることにより、錠剤が通常のものより小さい場合
には小開孔26を使用することができるので便利であ
る。図8は、図7に示す摺動板の先端部を示す部分拡大
斜視図である。摺動片23の開孔25が、摺動板2の開
孔21のほぼ上部に位置する状態を示している。
【0012】図9は、図7に示す摺動板および押圧板に
おいて、開孔21を閉鎖する場合を示す先端部の部分側
断面図である。押圧板3の押圧突起31は、摺動片23
の開孔25を介して摺動板2の開孔21中に入り込んで
いる。また、押圧突起31には係止溝31aを設け、摺
動片23の開孔25の周縁に設けたストッパー25aを
係止溝31aに挿入することにより、押圧板3を押圧状
態に保持して開孔を閉鎖することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のオープナーを用いることによ
り、錠剤パックから錠剤を容易に取り出すことができ、
かつ取り出した錠剤を落したり汚損したりすることな
く、例えば、1日3回服用する場合に、1回分ごとに区
分した1日分の錠剤を予め準備し、携帯することができ
る。また、本発明の錠剤パックオープナーは、構造が複
雑ではないので、プラスチックなどの材料を用いて安価
に製作することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の各部材の斜視図である。
【図2】図2(a)は、図1に示す錠剤パック用オープ
ナーの使用前の状態を示す縦断面図であり、図2(b)
は、図(a)のb−b線における縦断面図である。
【図3】図1に示す錠剤パック用オープナーの使用開始
時の状態を示す縦断面図である。
【図4】図4(a)から(e)は、図1に示す錠剤パッ
ク用オープナーの使用方法を説明するための縦断面図で
ある。
【図5】摺動板および押圧板の他の実施例を示す斜視図
である。
【図6】図5に示す摺動板および押圧板の先端部を示す
部分拡大斜視図である。
【図7】摺動板および押圧板の更に他の実施例を示す斜
視図である。
【図8】図7に示す摺動板の先端部を示す部分拡大斜視
図である。
【図9】図7において開孔を閉鎖した場合の先端部を示
す部分側断面図である。
【符号の説明】
1 収納部 11a、11b 側面 12 底面 13 摺動溝 14 隔壁 15 切欠き 16 係止板 17a、17b、17c 区画 2 摺動板 21、25 開孔 22 摺動溝 23 摺動片 24、36 つまみ 25a ストッパー 26 小開孔 3 押圧板 31 押圧突起 32 端部 33 滑り止めぎざ 34 フック片 35a ガイド孔 35b 案内突起 37 屈折線 4 錠剤パック 41 錠剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(イ)から(ハ)の部材からなる錠
    剤パックオープナー、(イ)上面が開放した箱状容器の
    側面の上縁近傍に摺動溝を設けた収納部、(ロ)先端部
    近傍に錠剤を通過させる開孔を有し、前記摺動溝に挿入
    した摺動板、および(ハ)前記摺動板の短辺に、鋭角内
    で揺動可能に取り付けられ、かつ前記開孔に対応する位
    置に押圧突起を有する押圧板。
  2. 【請求項2】 前記収納部の内部を隔壁により区分した
    ことを特徴とする請求項1に記載の錠剤パック用オープ
    ナー。
  3. 【請求項3】 前記摺動板および押圧板が、弾性材料か
    らなる長方形の平板の一端側に開孔を設け、他端側に押
    圧突起を設け、かつ中央部を鋭角に折り曲げて一体的に
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の錠剤パック
    用オープナー。
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