JPH1093094A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
薄膜トランジスタInfo
- Publication number
- JPH1093094A JPH1093094A JP24629896A JP24629896A JPH1093094A JP H1093094 A JPH1093094 A JP H1093094A JP 24629896 A JP24629896 A JP 24629896A JP 24629896 A JP24629896 A JP 24629896A JP H1093094 A JPH1093094 A JP H1093094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor film
- source
- drain
- drain region
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大面積の絶縁性基板上に高耐圧のコプラナ型T
FTをばらつきなく集積形成すること。 【解決手段】ゲート電極14をマスクに用いて半導体膜
12をエッチングし、チャネル領域の半導体膜12の厚
さd1をn+ 型ソース・ドレイン領域16の半導体膜1
2の厚さd2よりも大きくすることにより、実効的なチ
ャネル長を長くしてドレイン領域の高電界を緩和する。
FTをばらつきなく集積形成すること。 【解決手段】ゲート電極14をマスクに用いて半導体膜
12をエッチングし、チャネル領域の半導体膜12の厚
さd1をn+ 型ソース・ドレイン領域16の半導体膜1
2の厚さd2よりも大きくすることにより、実効的なチ
ャネル長を長くしてドレイン領域の高電界を緩和する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
に係り、特に高耐圧のコプラナ型薄膜トランジスタに関
する。
に係り、特に高耐圧のコプラナ型薄膜トランジスタに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種機器の表示装置として液晶表
示装置が多く使用されている。これは液晶表示装置が低
消費電力、軽量、低電圧駆動、平面型表示などの利点を
持っているからである。
示装置が多く使用されている。これは液晶表示装置が低
消費電力、軽量、低電圧駆動、平面型表示などの利点を
持っているからである。
【0003】液晶表示装置のうち各画素電極にスイッチ
ング素子を設け、各画素の動作を制御する方式のもの
は、アクティブマトリクス型液晶表示装置と呼ばれてい
る。このタイプの液晶表示装置は、走査線が増加して
も、コントラスト、視角範囲、応答速度の低下が生じな
いなどの高画質の表示が得られるので、大画面化に有利
である。
ング素子を設け、各画素の動作を制御する方式のもの
は、アクティブマトリクス型液晶表示装置と呼ばれてい
る。このタイプの液晶表示装置は、走査線が増加して
も、コントラスト、視角範囲、応答速度の低下が生じな
いなどの高画質の表示が得られるので、大画面化に有利
である。
【0004】スイッチング素子としては、薄膜トランジ
スタ(以下、TFTという)が広く用いられている。T
FTは大面積の絶縁性基板上に形成されるため、通常の
シリコン基板上に形成する半導体素子とは異なる素子構
造、製造方法が要求される。
スタ(以下、TFTという)が広く用いられている。T
FTは大面積の絶縁性基板上に形成されるため、通常の
シリコン基板上に形成する半導体素子とは異なる素子構
造、製造方法が要求される。
【0005】図5に、従来のコプラナ型のnチャネルT
FTの断面図を示す。図中、81は絶縁性基板を示して
おり、この絶縁性基板81上には半導体膜82が形成さ
れている。この半導体膜82の表面には1対のn+ 型ソ
ース・ドレイン領域83が選択的に形成されている。こ
のn+ 型ソース・ドレイン領域83にはソース・ドレイ
ン電極84が設けられている。
FTの断面図を示す。図中、81は絶縁性基板を示して
おり、この絶縁性基板81上には半導体膜82が形成さ
れている。この半導体膜82の表面には1対のn+ 型ソ
ース・ドレイン領域83が選択的に形成されている。こ
のn+ 型ソース・ドレイン領域83にはソース・ドレイ
ン電極84が設けられている。
【0006】2つのn+ 型ソース・ドレイン領域83で
挟まれたチャネル領域の半導体膜82上にはゲート絶縁
膜85を介してゲート電極86が配設されている。ゲー
ト絶縁膜85はシリコン基板に形成する通常のMOSト
ランジスタのそれよりも3〜4倍程度厚い。
挟まれたチャネル領域の半導体膜82上にはゲート絶縁
膜85を介してゲート電極86が配設されている。ゲー
ト絶縁膜85はシリコン基板に形成する通常のMOSト
ランジスタのそれよりも3〜4倍程度厚い。
【0007】この種のコプラナ型のnチャネルTFTで
は、ドレイン領域として利用されるn+ 型ソース・ドレ
イン領域83の高電界によって、素子特性が劣化するこ
とが知られている。特性劣化の1つとしていわゆる寄生
バイポーラによるリーク電流の異常上昇があげられる。
は、ドレイン領域として利用されるn+ 型ソース・ドレ
イン領域83の高電界によって、素子特性が劣化するこ
とが知られている。特性劣化の1つとしていわゆる寄生
バイポーラによるリーク電流の異常上昇があげられる。
【0008】これは半導体膜82の下が絶縁性基板81
であるため、ドレイン領域の高電界によって半導体膜8
2内に発生した正孔が、通常のシリコン基板に形成した
MOSトランジスタとは異なり、基板に逃げることがで
きず、半導体膜82に蓄積されるからである。
であるため、ドレイン領域の高電界によって半導体膜8
2内に発生した正孔が、通常のシリコン基板に形成した
MOSトランジスタとは異なり、基板に逃げることがで
きず、半導体膜82に蓄積されるからである。
【0009】また、半導体膜82として多結晶半導体膜
を用いた場合、多結晶半導体膜内を流れるキャリアによ
って、グレイン間の結晶性が破壊され、多結晶半導体膜
の電気的性質が変化し、信頼性が低下するという問題も
ある。
を用いた場合、多結晶半導体膜内を流れるキャリアによ
って、グレイン間の結晶性が破壊され、多結晶半導体膜
の電気的性質が変化し、信頼性が低下するという問題も
ある。
【0010】図6に、ドレイン領域の高電界を緩和でき
る高耐圧のコプラナ型のTFTの断面図を示す。これは
LDD(Lightly Doped Drain )を導入したもので、図
5の素子構造において、n+ 型ソース・ドレイン領域8
3のチャネル側をn- 型層87に置き換えたものであ
る。
る高耐圧のコプラナ型のTFTの断面図を示す。これは
LDD(Lightly Doped Drain )を導入したもので、図
5の素子構造において、n+ 型ソース・ドレイン領域8
3のチャネル側をn- 型層87に置き換えたものであ
る。
【0011】しかしながら、この種のLDD構造のTF
Tを大面積の基板上に集積形成する液晶表示装置におい
ては以下のような問題があった。上述したLDD構造の
TFTを形成するためには、まず、図7(a)に示すよ
うに、絶縁性基板81上に半導体膜82、ゲート絶縁膜
85、ゲート電極86を形成する。次に同図(a)に示
すように、ゲート幅L0のゲート電極86をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン88を注入してn
+ 型ソース・ドレイン領域83を形成する。
Tを大面積の基板上に集積形成する液晶表示装置におい
ては以下のような問題があった。上述したLDD構造の
TFTを形成するためには、まず、図7(a)に示すよ
うに、絶縁性基板81上に半導体膜82、ゲート絶縁膜
85、ゲート電極86を形成する。次に同図(a)に示
すように、ゲート幅L0のゲート電極86をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン88を注入してn
+ 型ソース・ドレイン領域83を形成する。
【0012】次に図7(b)に示すように、ゲート電極
86をパターニングしてその幅をL0からL1に短縮し
た後、このゲート幅L0のゲート電極86をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン88をイオン注入
してn- 型層87を形成する。
86をパターニングしてその幅をL0からL1に短縮し
た後、このゲート幅L0のゲート電極86をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン88をイオン注入
してn- 型層87を形成する。
【0013】このとき、LDD寸法は(L0−L1)/
2(=L)で決定される。しかし、ゲート幅をL0から
L1に短縮する工程におけるフォトマスクの合わせずれ
により、LDD寸法は左右非対称となり、素子の左右対
称は失われる。
2(=L)で決定される。しかし、ゲート幅をL0から
L1に短縮する工程におけるフォトマスクの合わせずれ
により、LDD寸法は左右非対称となり、素子の左右対
称は失われる。
【0014】この様子を図7(c)に示す。図には、中
心線89に対して合わせずれがδだけ生じ、左側のLD
D寸法がL−δ、右側のLDD寸法がL+δになった様
子が示されている。
心線89に対して合わせずれがδだけ生じ、左側のLD
D寸法がL−δ、右側のLDD寸法がL+δになった様
子が示されている。
【0015】n- 型層87は、n+ 型ソース・ドレイン
領域における電界の増大による素子特性の劣化を防止す
るためのものである。しかし、n- 型層87は、同時に
n+型ソース・ドレイン領域83の抵抗成分となるた
め、例えば、ソース領域側のLDD寸法がドレイン領域
側のそれよりも長くなった場合には、ドレイン電流は減
少することになる。このようにLDD寸法の左右対称性
は素子特性に大きな影響を与えることになる。
領域における電界の増大による素子特性の劣化を防止す
るためのものである。しかし、n- 型層87は、同時に
n+型ソース・ドレイン領域83の抵抗成分となるた
め、例えば、ソース領域側のLDD寸法がドレイン領域
側のそれよりも長くなった場合には、ドレイン電流は減
少することになる。このようにLDD寸法の左右対称性
は素子特性に大きな影響を与えることになる。
【0016】合わせずれδは一定の値ではなくある幅を
持った値であるため、TFTによってそのLDD寸法の
左右対称性が異なる。このため、LDD構造のTFTを
大面積の基板上に集積形成すると、ドレイン電流等の素
子特性にばらつきが生じ、画質が劣化するという問題が
生じる。
持った値であるため、TFTによってそのLDD寸法の
左右対称性が異なる。このため、LDD構造のTFTを
大面積の基板上に集積形成すると、ドレイン電流等の素
子特性にばらつきが生じ、画質が劣化するという問題が
生じる。
【0017】液晶表示装置の表示面積の増大に伴って、
露光装置のマスク移動距離も大きくなる。マスク移動距
離が大きくなるとパターンずれも大きくなる。したがっ
て、LDD構造を大面積に均一に形成することは、露光
装置の性能で制限されことになる。
露光装置のマスク移動距離も大きくなる。マスク移動距
離が大きくなるとパターンずれも大きくなる。したがっ
て、LDD構造を大面積に均一に形成することは、露光
装置の性能で制限されことになる。
【0018】一方、LDD構造においてはn- 型層87
の不純物濃度(LDD濃度)が重要である。しかし、液
晶表示装置のような大面積の基板を用いた場合、基板全
体において不純物を均一に注入することは困難である。
の不純物濃度(LDD濃度)が重要である。しかし、液
晶表示装置のような大面積の基板を用いた場合、基板全
体において不純物を均一に注入することは困難である。
【0019】LDD濃度がTFTによって異なると、n
+ 型ソース・ドレイン領域83の電界のばらつきが生
じ、ドレイン電流のばらつきが生じる。この結果、LD
D寸法のばらつきの場合と同様に、画質が劣化すること
になる。
+ 型ソース・ドレイン領域83の電界のばらつきが生
じ、ドレイン電流のばらつきが生じる。この結果、LD
D寸法のばらつきの場合と同様に、画質が劣化すること
になる。
【0020】以上の説明ではTFTをスイッチング素子
に用いる場合について説明したが、TFTを論理回路素
子に用いる場合にも高耐圧である必要がある。これは論
理回路を高速動作させるためには、大きなドレイン電流
が必要であるからである。
に用いる場合について説明したが、TFTを論理回路素
子に用いる場合にも高耐圧である必要がある。これは論
理回路を高速動作させるためには、大きなドレイン電流
が必要であるからである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来、絶
縁性基板を用いた高耐圧のTFTとしてLDD構造を導
入したものが提案されていたが、この種のTFTを大面
積の絶縁性基板上に集積形成する液晶表示装置において
は、LDD寸法やLDD濃度にばらつきが生じ、画質が
劣化するという問題があった。
縁性基板を用いた高耐圧のTFTとしてLDD構造を導
入したものが提案されていたが、この種のTFTを大面
積の絶縁性基板上に集積形成する液晶表示装置において
は、LDD寸法やLDD濃度にばらつきが生じ、画質が
劣化するという問題があった。
【0022】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、LDD構造を導入しな
いで耐圧の向上を図れる絶縁性基板を用いたTFTを提
供することにある。
ので、その目的とするところは、LDD構造を導入しな
いで耐圧の向上を図れる絶縁性基板を用いたTFTを提
供することにある。
【0023】
[概要]上記目的を達成するために、本発明に係る液晶
表示装置(請求項1)は、絶縁性基板上に形成された半
導体膜と、この半導体膜に選択的に形成された1対のソ
ース・ドレイン領域と、これらソース・ドレイン領域に
それぞれ設けられたソース・ドレイン電極と、前記1対
のソース・ドレイン領域により挟まれたチャネル領域の
前記半導体膜上にゲート絶縁膜を介して配設されたゲー
ト電極とを備えてなり、前記チャネル領域の厚さである
第1の距離が、前記ソース・ドレイン領域の厚さである
第2の距離より大きいことを特徴とする。
表示装置(請求項1)は、絶縁性基板上に形成された半
導体膜と、この半導体膜に選択的に形成された1対のソ
ース・ドレイン領域と、これらソース・ドレイン領域に
それぞれ設けられたソース・ドレイン電極と、前記1対
のソース・ドレイン領域により挟まれたチャネル領域の
前記半導体膜上にゲート絶縁膜を介して配設されたゲー
ト電極とを備えてなり、前記チャネル領域の厚さである
第1の距離が、前記ソース・ドレイン領域の厚さである
第2の距離より大きいことを特徴とする。
【0024】また、本発明に係る他の液晶表示装置(請
求項2)は、上記液晶表示装置(請求項1)において、
前記半導体膜が光遮蔽膜を介して前記絶縁性基板上に形
成されていることを特徴とする。
求項2)は、上記液晶表示装置(請求項1)において、
前記半導体膜が光遮蔽膜を介して前記絶縁性基板上に形
成されていることを特徴とする。
【0025】[作用]本発明によれば、ソース・ドレイ
ン間の距離(チャネル長)が実効的に長くなるため、ド
レイン領域の電界が緩和され耐圧が高くなる。したがっ
て、本発明によれば、LDD構造を用いずに耐圧の向上
を図れるようになる。
ン間の距離(チャネル長)が実効的に長くなるため、ド
レイン領域の電界が緩和され耐圧が高くなる。したがっ
て、本発明によれば、LDD構造を用いずに耐圧の向上
を図れるようになる。
【0026】また、本発明によれば、ゲート電極をマス
クに用いてソース・ドレイン領域の半導体膜をエッチン
グすることにより、レジストパターンマスクを用いずに
第1の距離を第2の距離よりも大きくできる。したがっ
て、本発明によれば、大面積の絶縁性基板上に高耐圧の
TFTをばらつきなく集積形成できるようになる。
クに用いてソース・ドレイン領域の半導体膜をエッチン
グすることにより、レジストパターンマスクを用いずに
第1の距離を第2の距離よりも大きくできる。したがっ
て、本発明によれば、大面積の絶縁性基板上に高耐圧の
TFTをばらつきなく集積形成できるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るコプラナ型のnチャネルTFTの形成方法を示す工
程断面図である。
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るコプラナ型のnチャネルTFTの形成方法を示す工
程断面図である。
【0028】まず、図1(a)に示すように、絶縁性基
板11上に半導体膜12、ゲート絶縁膜13、ゲート電
極14を順次形成する。ここで、絶縁性基板11として
は、TFTが液晶表示装置のスイッチング素子の場合で
あれば、ガラス基板等の透光性のものを用いる。
板11上に半導体膜12、ゲート絶縁膜13、ゲート電
極14を順次形成する。ここで、絶縁性基板11として
は、TFTが液晶表示装置のスイッチング素子の場合で
あれば、ガラス基板等の透光性のものを用いる。
【0029】半導体膜12としては、例えば、多結晶シ
リコン膜を用いる。その形成方法としては、例えば、非
晶質シリコン膜を形成した後、この非晶質シリコン膜を
固相成長またはレーザアニールによって多結晶シリコン
膜に変える方法を用いる。
リコン膜を用いる。その形成方法としては、例えば、非
晶質シリコン膜を形成した後、この非晶質シリコン膜を
固相成長またはレーザアニールによって多結晶シリコン
膜に変える方法を用いる。
【0030】ゲート絶縁膜13としては、例えば、シリ
コン酸化膜またはシリコン窒化膜を用いる。ゲート電極
14の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこ
の金属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金
を用いる。
コン酸化膜またはシリコン窒化膜を用いる。ゲート電極
14の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこ
の金属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金
を用いる。
【0031】次に図1(b)に示すように、ゲート電極
14をマスクに用いてチャネル領域以外のゲート絶縁膜
13をエッチング除去した後、ゲート電極14をマスク
に用いてリンイオン等のn型不純物イオン15を半導体
膜12にイオン注入して、n+ 型ソース・ドレイン領域
16を形成する。
14をマスクに用いてチャネル領域以外のゲート絶縁膜
13をエッチング除去した後、ゲート電極14をマスク
に用いてリンイオン等のn型不純物イオン15を半導体
膜12にイオン注入して、n+ 型ソース・ドレイン領域
16を形成する。
【0032】なお、pチャネルTFTの場合には、例え
ば、ボロンイオン等のp型不純物イオンをイオン注入し
てp+ 型ソース・ドレイン領域を形成する。次に図1
(c)に示すように、ゲート電極14をマスクに用いて
n+ 型ソース・ドレイン領域16の表面をエッチングし
て、所定の厚さのn+ 型ソース・ドレイン領域16を自
己整合的に形成する。
ば、ボロンイオン等のp型不純物イオンをイオン注入し
てp+ 型ソース・ドレイン領域を形成する。次に図1
(c)に示すように、ゲート電極14をマスクに用いて
n+ 型ソース・ドレイン領域16の表面をエッチングし
て、所定の厚さのn+ 型ソース・ドレイン領域16を自
己整合的に形成する。
【0033】すなわち、チャネル領域の全部分の半導体
膜12とゲート絶縁膜13の界面と絶縁性基板11との
間の第1の距離が、n+ 型ソース・ドレイン領域と後工
程で形成するソース・ドレイン電極18との界面と絶縁
性基板11との間の第2の距離よりも大きくなるよう
に、n+ 型ソース・ドレイン領域16の表面をフォトマ
スクを用いずに選択的にエッチングする。
膜12とゲート絶縁膜13の界面と絶縁性基板11との
間の第1の距離が、n+ 型ソース・ドレイン領域と後工
程で形成するソース・ドレイン電極18との界面と絶縁
性基板11との間の第2の距離よりも大きくなるよう
に、n+ 型ソース・ドレイン領域16の表面をフォトマ
スクを用いずに選択的にエッチングする。
【0034】この結果、チャネル領域の半導体膜12の
厚さd1(第1の距離)は、n+ 型ソース・ドレイン領
域16の半導体膜12の厚さd2(第2の距離)よりも
大きくなる。
厚さd1(第1の距離)は、n+ 型ソース・ドレイン領
域16の半導体膜12の厚さd2(第2の距離)よりも
大きくなる。
【0035】次に図1(d)に示すように、全面に層間
絶縁膜17を形成し、次いでこの層間絶縁膜17にn+
型ソース・ドレイン領域16に対するコンタクトホール
を開口し、最後に全面に導電膜を形成し、これをパター
ニングしてソース・ドレイン電極18を形成して完成す
る。
絶縁膜17を形成し、次いでこの層間絶縁膜17にn+
型ソース・ドレイン領域16に対するコンタクトホール
を開口し、最後に全面に導電膜を形成し、これをパター
ニングしてソース・ドレイン電極18を形成して完成す
る。
【0036】ここで、層間絶縁膜17としては、例え
ば、酸化膜を用いる。また、ソース・ドレイン電極18
の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこの金
属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金を用
いる。
ば、酸化膜を用いる。また、ソース・ドレイン電極18
の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこの金
属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金を用
いる。
【0037】本実施形態のTFTは、従来のそれとは異
なり、d1>d2となっている。このような素子構造を
有するTFTによれば、従来のLDD構造のTFTと同
様な効果が得られる。すなわち、ドレイン領域の高電界
を緩和でき、ドレイン耐圧の向上を図れることができ
る。
なり、d1>d2となっている。このような素子構造を
有するTFTによれば、従来のLDD構造のTFTと同
様な効果が得られる。すなわち、ドレイン領域の高電界
を緩和でき、ドレイン耐圧の向上を図れることができ
る。
【0038】その理由を図2を用いて説明する。図2
は、図1のTFTがオン状態の場合におけるn+ 型ソー
ス・ドレイン領域16およびその近傍を拡大した断面図
である。
は、図1のTFTがオン状態の場合におけるn+ 型ソー
ス・ドレイン領域16およびその近傍を拡大した断面図
である。
【0039】本実施形態の場合、チャネル19のピンチ
オフ点Aとn+ 型ソース・ドレイン領域16のチャネル
側端Bとは、d1−d2(=Δd)だけ離れている。し
たがって、実効的なチャネル長は、ゲート電極幅にΔd
を加えたものとなる。すなわち、従来に比べてΔdだけ
チャネル長が増加する。この結果、ドレイン領域におけ
る高電界が緩和され、LDD構造を用いた場合と同様
に、リーク電流の異常上昇を抑制できるようになる。
オフ点Aとn+ 型ソース・ドレイン領域16のチャネル
側端Bとは、d1−d2(=Δd)だけ離れている。し
たがって、実効的なチャネル長は、ゲート電極幅にΔd
を加えたものとなる。すなわち、従来に比べてΔdだけ
チャネル長が増加する。この結果、ドレイン領域におけ
る高電界が緩和され、LDD構造を用いた場合と同様
に、リーク電流の異常上昇を抑制できるようになる。
【0040】また、高電界が緩和されることにより、半
導体膜12として多結晶半導体膜を用いた場合における
多結晶半導体膜内を流れるキャリアによるグレイン間の
結晶性の破壊を抑制できる。これにより、結晶性の破壊
により多結晶半導体膜の電気的性質が変化することによ
る信頼性の低下を防止できる。
導体膜12として多結晶半導体膜を用いた場合における
多結晶半導体膜内を流れるキャリアによるグレイン間の
結晶性の破壊を抑制できる。これにより、結晶性の破壊
により多結晶半導体膜の電気的性質が変化することによ
る信頼性の低下を防止できる。
【0041】図3は、本実施形態および従来のTFTの
ゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsとの関係を示す特性
図である。図中、aは本実施形態のTFTの特性曲線、
bは従来のLDD構造を用いないTFTの特性曲線、b
は従来のLDD構造を用いたTFTの特性曲線を示して
いる。
ゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsとの関係を示す特性
図である。図中、aは本実施形態のTFTの特性曲線、
bは従来のLDD構造を用いないTFTの特性曲線、b
は従来のLDD構造を用いたTFTの特性曲線を示して
いる。
【0042】図から、ゲート電圧Vgsが0V付近におい
て流れるドレイン電流Idsは、従来のLDD構造を用い
ないTFTでは数μmAであるのに対し、本実施形態の
TFTでは1pAより小さいことが分かる。すなわち、
本実施形態によれば、ドレイン領域の高電界を十分に緩
和でき、これによりリーク電流を非常に小さくできるこ
とが分かる。
て流れるドレイン電流Idsは、従来のLDD構造を用い
ないTFTでは数μmAであるのに対し、本実施形態の
TFTでは1pAより小さいことが分かる。すなわち、
本実施形態によれば、ドレイン領域の高電界を十分に緩
和でき、これによりリーク電流を非常に小さくできるこ
とが分かる。
【0043】一方、ゲート電圧Vgsが高い領域において
流れるドレイン電流Idsは、本実施形態のTFTと従来
のLDD構造を用いたTFTとの間には差がないことが
分かる。すなわち、本実施形態によれば、十分に大きな
ドレイン電流が得られることが分かる。
流れるドレイン電流Idsは、本実施形態のTFTと従来
のLDD構造を用いたTFTとの間には差がないことが
分かる。すなわち、本実施形態によれば、十分に大きな
ドレイン電流が得られることが分かる。
【0044】以上の結果をまとめると、本実施形態によ
れば、LDD構造を用いずにリーク電流を十分に抑制で
きるとともに、十分なレベルのドレイン電流(オン電
流)を得ることができるようになる。すなわち、LDD
構造を用いなくても、LDD構造を用いた場合と同等の
素子特性を有するTFTを実現できるようになる。
れば、LDD構造を用いずにリーク電流を十分に抑制で
きるとともに、十分なレベルのドレイン電流(オン電
流)を得ることができるようになる。すなわち、LDD
構造を用いなくても、LDD構造を用いた場合と同等の
素子特性を有するTFTを実現できるようになる。
【0045】また、本実施形態によれば、d1>d2な
る素子構造はゲート電極14をマスクに用いたn+ 型ソ
ース・ドレイン領域16のエッチングにより自己整合的
に形成できる。すなわち、上記素子構造は、従来のTF
Tプロセスを大きく変更することなく、大面積の基板に
ばらつきなく容易に集積形成できるものである。
る素子構造はゲート電極14をマスクに用いたn+ 型ソ
ース・ドレイン領域16のエッチングにより自己整合的
に形成できる。すなわち、上記素子構造は、従来のTF
Tプロセスを大きく変更することなく、大面積の基板に
ばらつきなく容易に集積形成できるものである。
【0046】したがって、液晶表示装置の絶縁性基板
(マトリクスアレイ基板)上に形成するスイッチング素
子として、従来のLDD構造のTFTの代わりに、本実
施形態のTFTを用いれば、素子特性のばらつきに起因
する画質の劣化を防止できるようになる。
(マトリクスアレイ基板)上に形成するスイッチング素
子として、従来のLDD構造のTFTの代わりに、本実
施形態のTFTを用いれば、素子特性のばらつきに起因
する画質の劣化を防止できるようになる。
【0047】また、本実施形態のTFTは、d1>d2
なる素子構造により、ドレイン耐圧が向上し、大きなド
レイン電流を流すことができるようになるので、本実施
形態のTFTを論理回路素子として用いれば、高速動作
の論理回路を実現できるようになる。 (第2の実施形態)本実施形態のTFTは、第1の実施
形態のそれとは異なり、光遮蔽膜を用いたものである。
この光遮蔽膜は、半導体膜に光が照射されることにより
生じるリーク電流を防止するためのものである。液晶表
示装置の場合、TFTに光が照射される状況で使用され
るので、通常、光遮蔽膜は必要となる。
なる素子構造により、ドレイン耐圧が向上し、大きなド
レイン電流を流すことができるようになるので、本実施
形態のTFTを論理回路素子として用いれば、高速動作
の論理回路を実現できるようになる。 (第2の実施形態)本実施形態のTFTは、第1の実施
形態のそれとは異なり、光遮蔽膜を用いたものである。
この光遮蔽膜は、半導体膜に光が照射されることにより
生じるリーク電流を防止するためのものである。液晶表
示装置の場合、TFTに光が照射される状況で使用され
るので、通常、光遮蔽膜は必要となる。
【0048】図4は、本発明の第2の実施形態に係るコ
プラナ型のn型チャネルTFTの形成方法を示す工程断
面図である。まず、図4(a)に示すように、ガラス基
板等の絶縁性基板21上に光遮蔽膜22を形成する。次
に同図(a)に示すように、光遮蔽膜22を覆うように
絶縁性基板21上に半導体膜23を形成する。
プラナ型のn型チャネルTFTの形成方法を示す工程断
面図である。まず、図4(a)に示すように、ガラス基
板等の絶縁性基板21上に光遮蔽膜22を形成する。次
に同図(a)に示すように、光遮蔽膜22を覆うように
絶縁性基板21上に半導体膜23を形成する。
【0049】ここで、光遮蔽膜22としては、例えば、
Mo、Al、Ta、Wまたはこの金属群から選ばれた少
なくとも2つの金属からなる合金からなる薄膜を用い
る。要は光透過率の小さい薄膜であれば良い。
Mo、Al、Ta、Wまたはこの金属群から選ばれた少
なくとも2つの金属からなる合金からなる薄膜を用い
る。要は光透過率の小さい薄膜であれば良い。
【0050】また、半導体膜23としては、例えば、非
晶質シリコン膜または多結晶シリコン膜を用いる。次に
図4(b)に示すように、ゲート絶縁膜24、ゲート電
極25を順次形成した後、ゲート電極25をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン26を半導体膜2
3にイオン注入して、n+ 型ソース・ドレイン領域27
を形成する。
晶質シリコン膜または多結晶シリコン膜を用いる。次に
図4(b)に示すように、ゲート絶縁膜24、ゲート電
極25を順次形成した後、ゲート電極25をマスクに用
いてリンイオン等のn型不純物イオン26を半導体膜2
3にイオン注入して、n+ 型ソース・ドレイン領域27
を形成する。
【0051】ここで、チャネル領域以外のゲート絶縁膜
24を除去して、イオン注入を行っても良い。また、ゲ
ート絶縁膜24としては、例えば、シリコン酸化膜また
はシリコン窒化膜を用いる。
24を除去して、イオン注入を行っても良い。また、ゲ
ート絶縁膜24としては、例えば、シリコン酸化膜また
はシリコン窒化膜を用いる。
【0052】また、ゲート電極25の材料としては、例
えば、Mo、W、Alまたはこの金属群から選ばれた少
なくとも2つの金属を含む合金を用いる。また、pチャ
ネルTFTの場合には、例えば、ボロンイオン等のp型
不純物イオンをイオン注入してp+ 型ソース・ドレイン
領域を形成する。
えば、Mo、W、Alまたはこの金属群から選ばれた少
なくとも2つの金属を含む合金を用いる。また、pチャ
ネルTFTの場合には、例えば、ボロンイオン等のp型
不純物イオンをイオン注入してp+ 型ソース・ドレイン
領域を形成する。
【0053】次に図4(c)に示すように、全面に層間
絶縁膜28を形成し、次いでこの層間絶縁膜28にn+
型ソース・ドレイン領域27に対するコンタクトホール
を開口し、最後に全面に導電膜を形成し、これをパター
ニングしてソース・ドレイン電極29を形成して完成す
る。
絶縁膜28を形成し、次いでこの層間絶縁膜28にn+
型ソース・ドレイン領域27に対するコンタクトホール
を開口し、最後に全面に導電膜を形成し、これをパター
ニングしてソース・ドレイン電極29を形成して完成す
る。
【0054】ここで、層間絶縁膜28としては、例え
ば、酸化膜を用いる。また、ソース・ドレイン電極29
の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこの金
属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金を用
いる。
ば、酸化膜を用いる。また、ソース・ドレイン電極29
の材料としては、例えば、Mo、W、Alまたはこの金
属群から選ばれた少なくとも2つの金属を含む合金を用
いる。
【0055】本実施形態の場合、チャネル領域の半導体
膜23の厚さd1は、n+ 型ソース・ドレイン領域27
の半導体膜23の厚さd2と同じであるが、チャネル領
域の半導体膜23下部に光遮蔽膜22が存在するため、
チャネル領域の中央部の半導体膜23とゲート絶縁膜2
4の界面と、絶縁性基板21との間の第1の距離が、チ
ャネル領域側のn+ 型ソース・ドレイン領域27とゲー
ト絶縁膜24との界面と、絶縁性基板21との間の第2
の距離よりも大きくなる。
膜23の厚さd1は、n+ 型ソース・ドレイン領域27
の半導体膜23の厚さd2と同じであるが、チャネル領
域の半導体膜23下部に光遮蔽膜22が存在するため、
チャネル領域の中央部の半導体膜23とゲート絶縁膜2
4の界面と、絶縁性基板21との間の第1の距離が、チ
ャネル領域側のn+ 型ソース・ドレイン領域27とゲー
ト絶縁膜24との界面と、絶縁性基板21との間の第2
の距離よりも大きくなる。
【0056】この結果、半導体膜23の上面の平坦部端
Cとn+ 型ソース・ドレイン領域16のチャネル側端B
との間の距離をLBC、半導体膜23の上面の平坦部と半
導体膜23の側面の傾斜部とがなす角度をθとすると、
実効的なチャネル長は、ゲート電極幅にLBC(1−co
sθ)を加えたものとなる。すなわち、従来に比べてL
BC(1−cosθ)だけチャネル長が増加する。
Cとn+ 型ソース・ドレイン領域16のチャネル側端B
との間の距離をLBC、半導体膜23の上面の平坦部と半
導体膜23の側面の傾斜部とがなす角度をθとすると、
実効的なチャネル長は、ゲート電極幅にLBC(1−co
sθ)を加えたものとなる。すなわち、従来に比べてL
BC(1−cosθ)だけチャネル長が増加する。
【0057】したがって、本実施形態でもLDD構造を
用いずにドレイン領域における高電界が緩和され、第1
の実施形態と同様な効果が得られる。なお、本発明は上
述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上
記実施形態では、第1の距離を第2の距離よりも大きく
したが、その逆に第2の距離を第1の距離も大きくして
も良い。この場合も、チャネル長が実効的に長くなるの
で、LDD構造を用いずにドレイン領域の電界を緩和で
きるようになる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で、種々変形して実施できる。
用いずにドレイン領域における高電界が緩和され、第1
の実施形態と同様な効果が得られる。なお、本発明は上
述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上
記実施形態では、第1の距離を第2の距離よりも大きく
したが、その逆に第2の距離を第1の距離も大きくして
も良い。この場合も、チャネル長が実効的に長くなるの
で、LDD構造を用いずにドレイン領域の電界を緩和で
きるようになる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で、種々変形して実施できる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ソ
ース・ドレイン間の距離(チャネル長)が実効的に長く
なるため、LDD構造を導入しなくても絶縁性基板上に
高耐圧のTFTを実現できるようになる。
ース・ドレイン間の距離(チャネル長)が実効的に長く
なるため、LDD構造を導入しなくても絶縁性基板上に
高耐圧のTFTを実現できるようになる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るTFTの形成方
法を示す工程断面図
法を示す工程断面図
【図2】図1のTFTの作用効果を説明するための図
【図3】本実施形態および従来のTFTのゲート電圧V
gsとドレイン電流Idsとの関係を示す特性図
gsとドレイン電流Idsとの関係を示す特性図
【図4】本発明の第2の実施形態に係るTFTの形成方
法を示す工程断面図
法を示す工程断面図
【図5】従来のTFTを示す断面図
【図6】従来のLDD構造を採用したTFTを示す断面
図
図
【図7】図6のTFTの形成方法を示す工程断面図
11…絶縁性基板 12…半導体膜 13…ゲート絶縁膜 14…ゲート電極 15…n型不純物イオン 16…n+ 型ソース・ドレイン領域 17…層間絶縁膜 18…ソース・ドレイン電極 21…絶縁性基板 22…光遮蔽膜 23…半導体膜 24…ゲート絶縁膜 25…ゲート電極 26…n型不純物イオン 27…n+ 型ソース・ドレイン領域 28…層間絶縁膜 29…ソース・ドレイン電極
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁性基板上に形成された半導体膜と、 この半導体膜に選択的に形成された1対のソース・ドレ
イン領域と、 これらソース・ドレイン領域にそれぞれ設けられたソー
ス・ドレイン電極と、 前記1対のソース・ドレイン領域により挟まれたチャネ
ル領域の前記半導体膜上にゲート絶縁膜を介して配設さ
れたゲート電極とを具備してなり、 前記チャネル領域の厚さである第1の距離が、前記ソー
ス・ドレイン領域の厚さである第2の距離より大きいこ
とを特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】前記半導体膜は光遮蔽膜を介して前記絶縁
性基板上に形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の薄膜トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24629896A JPH1093094A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 薄膜トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24629896A JPH1093094A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 薄膜トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093094A true JPH1093094A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17146484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24629896A Pending JPH1093094A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 薄膜トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1093094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100359022B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2002-10-31 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 폴리실리콘형 박막트랜지스터 제조 방법 |
WO2016038823A1 (ja) * | 2014-09-10 | 2016-03-17 | 株式会社Joled | 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24629896A patent/JPH1093094A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100359022B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2002-10-31 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 폴리실리콘형 박막트랜지스터 제조 방법 |
WO2016038823A1 (ja) * | 2014-09-10 | 2016-03-17 | 株式会社Joled | 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6872978B2 (en) | CMOS-type thin film semiconductor device and method of fabricating the same | |
EP0460605B1 (en) | Thin film transistor and method of manufacturing it | |
JP4037117B2 (ja) | 表示装置 | |
KR100865333B1 (ko) | 박막 트랜지스터 어레이 기판, 그 제조 방법 및 표시장치 | |
JPH05335573A (ja) | 薄膜半導体装置 | |
US7589383B2 (en) | Thin film semiconductor device and method of manufacturing the same | |
US6563136B2 (en) | Thin-film semiconductor device having a thin-film transistor for circuits that differs from a thin-film transistor for pixels | |
JP3338481B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR19980042511A (ko) | 액티브 매트릭스형 표시장치 및 그 제조방법 | |
US7268405B2 (en) | Flat panel display and method of fabricating the same | |
US8278159B2 (en) | Thin film transistor, method of fabricating the same, and a display device including the thin film transistor | |
JPH07263705A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
KR100307457B1 (ko) | 박막 트랜지스터의 제조 방법 | |
US7087963B1 (en) | Method of manufacturing thin film transistor | |
JP3643025B2 (ja) | アクティブマトリクス型表示装置およびその製造方法 | |
JPH0722627A (ja) | 薄膜半導体装置及びアクティブマトリクス液晶表示装置 | |
US20040048422A1 (en) | Thin film transistor device and method of manufacturing the same, thin film transistor substrate and display having the same | |
JPH098314A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
JPH1093094A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
US8759166B2 (en) | Method for manufacturing thin film transistor device | |
US7098492B2 (en) | Thin film transistor having LDD region and process for producing same | |
JPH10200121A (ja) | 薄膜トランジスタ基板の製造方法 | |
JP4197270B2 (ja) | 半導体集積回路の作製方法 | |
US20040201067A1 (en) | LLD structure of thin film transistor | |
JP2001274413A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 |