JPH1092627A - 超電導電力貯蔵システム - Google Patents
超電導電力貯蔵システムInfo
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- JPH1092627A JPH1092627A JP8247866A JP24786696A JPH1092627A JP H1092627 A JPH1092627 A JP H1092627A JP 8247866 A JP8247866 A JP 8247866A JP 24786696 A JP24786696 A JP 24786696A JP H1092627 A JPH1092627 A JP H1092627A
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- superconducting
- energy
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- superconducting coil
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】超電導コイルの低い冷凍効率を補って総合的エ
ネルギの有効利用を図ることにある。 【解決手段】電力変換器8を通して電力エネルギを超電
導コイル2の蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エ
ネルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵
システムにおいて、超電導コイル2の運転時に液化天然
ガスの気化潜熱によって直接的又は間接的に超電導コイ
ル2を冷却するようにしたものである。
ネルギの有効利用を図ることにある。 【解決手段】電力変換器8を通して電力エネルギを超電
導コイル2の蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エ
ネルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵
システムにおいて、超電導コイル2の運転時に液化天然
ガスの気化潜熱によって直接的又は間接的に超電導コイ
ル2を冷却するようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵する超電導電力貯蔵
システムにおいて、特に超電導コイルを液化天然ガスの
気化設備を利用して冷却する超電導電力貯蔵システムに
関する。
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵する超電導電力貯蔵
システムにおいて、特に超電導コイルを液化天然ガスの
気化設備を利用して冷却する超電導電力貯蔵システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、余剰電力の有効利用と電力需要ピ
ーク時の負荷への電力供給を補償する目的で電力エネル
ギを超電導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵する超電導
電力貯蔵システム(以下SMESと略称する)の開発が
計画され、その技術的検討と実証システムの製作が進め
られている。
ーク時の負荷への電力供給を補償する目的で電力エネル
ギを超電導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵する超電導
電力貯蔵システム(以下SMESと略称する)の開発が
計画され、その技術的検討と実証システムの製作が進め
られている。
【0003】このSMESは、電力エネルギを超電導コ
イルの蓄積エネルギとして貯蔵し、この蓄積エネルギを
電力変換装置によって再び電力エネルギに変換して随時
電力系統に放出するものである。
イルの蓄積エネルギとして貯蔵し、この蓄積エネルギを
電力変換装置によって再び電力エネルギに変換して随時
電力系統に放出するものである。
【0004】一方、システムの核となる超電導コイルに
ついては、すでにMRI装置などで実用化されている種
類のものもあるが、SMESにこのような超電導コイル
を用いる場合、システムの運転により交流性のエネルギ
変換が行われるため、コイル内部に交流損失が発生す
る。このため、超電導コイルの冷却に必要とする熱量の
大きさは上記MRI装置など主に直流磁界を発生する装
置のコイルに比較して大きい。
ついては、すでにMRI装置などで実用化されている種
類のものもあるが、SMESにこのような超電導コイル
を用いる場合、システムの運転により交流性のエネルギ
変換が行われるため、コイル内部に交流損失が発生す
る。このため、超電導コイルの冷却に必要とする熱量の
大きさは上記MRI装置など主に直流磁界を発生する装
置のコイルに比較して大きい。
【0005】一般的に超電導コイルは、液体ヘリウムに
よって冷却しており、その理由は超電導コイルを構成す
る超電導材料としてニオブチタンやニオブスズなど臨界
温度の極めて低い物質を使用しているためである。
よって冷却しており、その理由は超電導コイルを構成す
る超電導材料としてニオブチタンやニオブスズなど臨界
温度の極めて低い物質を使用しているためである。
【0006】従来、超電導コイルを液体ヘリウムにより
冷却するシステムとしては、ヘリウム冷凍機や低温ポン
プを用いた閉ループ冷凍システムか、または貯液した液
体ヘリウムに直接コイルを浸漬する方式があるが、この
コイルを直接浸漬する方式の場合、液体ヘリウムを貯液
するための容器を必要とし、構造が複雑になる等の理由
から大規模なシステムに適用することは困難である。
冷却するシステムとしては、ヘリウム冷凍機や低温ポン
プを用いた閉ループ冷凍システムか、または貯液した液
体ヘリウムに直接コイルを浸漬する方式があるが、この
コイルを直接浸漬する方式の場合、液体ヘリウムを貯液
するための容器を必要とし、構造が複雑になる等の理由
から大規模なシステムに適用することは困難である。
【0007】また、前者の閉ループ冷凍システムは冷凍
機装置を備えなければならないが、冷凍サイクルの高熱
源としては利用する沸騰温度や供給価格が適切な液体窒
素が一般的に使用されている。
機装置を備えなければならないが、冷凍サイクルの高熱
源としては利用する沸騰温度や供給価格が適切な液体窒
素が一般的に使用されている。
【0008】図5は従来の超電導コイルの冷凍冷却シス
テムの一例を示す概念図である。図5において、21は
超電導コイル22が収容されたクライオスタット、23
はクライオスタット21へ液体ヘリウムを循環させて超
電導コイル22を冷却するヘリウム冷凍機で、このヘリ
ウム冷凍機23には液体ヘリウムの循環系にヘリウム圧
縮機24及びバッファタンク25がそれぞれ接続されて
いる。
テムの一例を示す概念図である。図5において、21は
超電導コイル22が収容されたクライオスタット、23
はクライオスタット21へ液体ヘリウムを循環させて超
電導コイル22を冷却するヘリウム冷凍機で、このヘリ
ウム冷凍機23には液体ヘリウムの循環系にヘリウム圧
縮機24及びバッファタンク25がそれぞれ接続されて
いる。
【0009】また、ヘリウム冷凍機23内にはクライオ
スタット21との間で循環するヘリウムを窒素貯槽27
より供給される液体窒素により熱交換する熱交換器26
が備えられている。
スタット21との間で循環するヘリウムを窒素貯槽27
より供給される液体窒素により熱交換する熱交換器26
が備えられている。
【0010】ところで、液化天然ガス(以下LNGと略
称する)の気化装置としては、一般に図6に示すような
構成となっている。図6において、31はLNGタン
カ、32はこのLNGタンカ31で輸送されたLNGの
液体を貯溜するLNG貯槽、33はLNG貯槽32より
LNGポンプ34を介して流入する液体を気化する気化
器で、この気化器33は気化の際に発生する冷熱を海水
ポンプ35より供給される海水を媒体として熱交換する
ようにしている。
称する)の気化装置としては、一般に図6に示すような
構成となっている。図6において、31はLNGタン
カ、32はこのLNGタンカ31で輸送されたLNGの
液体を貯溜するLNG貯槽、33はLNG貯槽32より
LNGポンプ34を介して流入する液体を気化する気化
器で、この気化器33は気化の際に発生する冷熱を海水
ポンプ35より供給される海水を媒体として熱交換する
ようにしている。
【0011】また、36はLNG貯槽32内で気化した
LNGを圧縮して気化器33のLNGガス流出系に導入
する蒸発ガス圧縮機である。このような従来のLNG気
化装置においては、LNGタンカ31により供給地近傍
の基地まで輸送された液体を気化しているが、この際発
生する冷熱は海水を媒体にして排出しているため、その
熱源を利用できないばかりでなく、気化設備の維持管理
には気化器の管外着氷などの問題があり、多くの労力を
必要としていた。
LNGを圧縮して気化器33のLNGガス流出系に導入
する蒸発ガス圧縮機である。このような従来のLNG気
化装置においては、LNGタンカ31により供給地近傍
の基地まで輸送された液体を気化しているが、この際発
生する冷熱は海水を媒体にして排出しているため、その
熱源を利用できないばかりでなく、気化設備の維持管理
には気化器の管外着氷などの問題があり、多くの労力を
必要としていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の超電
導電力貯蔵システムにおいて、超電導コイルの冷却に用
いられるヘリウム冷凍装置は、現在の技術ではエネルギ
効率が極めて低く、低熱源の利用エネルギに対し、高熱
源に必要とするエネルギは数十倍以上になっている。
導電力貯蔵システムにおいて、超電導コイルの冷却に用
いられるヘリウム冷凍装置は、現在の技術ではエネルギ
効率が極めて低く、低熱源の利用エネルギに対し、高熱
源に必要とするエネルギは数十倍以上になっている。
【0013】従って、超電導コイルの運転中、高い頻度
で冷凍負荷の発生するSMESについては高熱源として
のエネルギを何に求めるかがシステムの総合効率を評価
する上で重要である。
で冷凍負荷の発生するSMESについては高熱源として
のエネルギを何に求めるかがシステムの総合効率を評価
する上で重要である。
【0014】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、超電導コイルの低い冷凍効率を補って総合的
エネルギの有効利用を図ることが可能な超電導電力貯蔵
システムを提供することを目的とする。
たもので、超電導コイルの低い冷凍効率を補って総合的
エネルギの有効利用を図ることが可能な超電導電力貯蔵
システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により超電導電力貯蔵シス
テムを構成するものである。請求項1に対応する発明
は、電力変換器を通して電力エネルギを超電導コイルの
蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力
エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵システムにお
いて、前記超電導コイルの運転時に液化天然ガスの気化
潜熱によって直接的又は間接的に前記超電導コイルを冷
却するようにしたものである。
成するため、次のような手段により超電導電力貯蔵シス
テムを構成するものである。請求項1に対応する発明
は、電力変換器を通して電力エネルギを超電導コイルの
蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力
エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵システムにお
いて、前記超電導コイルの運転時に液化天然ガスの気化
潜熱によって直接的又は間接的に前記超電導コイルを冷
却するようにしたものである。
【0016】請求項2に対応する発明は、電力変換器を
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
ス基地において天然ガス気化を目的とした設備に組込ま
れ、前記超電導コイルの運転時に前記設備による天然ガ
スの気化潜熱によって直接的又は間接的に前記超電導コ
イルを冷却するようにしたものである。
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
ス基地において天然ガス気化を目的とした設備に組込ま
れ、前記超電導コイルの運転時に前記設備による天然ガ
スの気化潜熱によって直接的又は間接的に前記超電導コ
イルを冷却するようにしたものである。
【0017】上記請求項1及び請求項2に対応する発明
の超電導電力貯蔵システムにあっては、LNGの気化潜
熱は約890kJ/kgとされており、この冷熱によっ
て直接的または間接的に超電導コイルを冷却すると共
に、電力変換器によって超電導コイルに電力エネルギの
入出力を行うことにより、総合的に損失の少ない電力貯
蔵システムを実現できる。
の超電導電力貯蔵システムにあっては、LNGの気化潜
熱は約890kJ/kgとされており、この冷熱によっ
て直接的または間接的に超電導コイルを冷却すると共
に、電力変換器によって超電導コイルに電力エネルギの
入出力を行うことにより、総合的に損失の少ない電力貯
蔵システムを実現できる。
【0018】請求項3に対応する発明は、電力変換器を
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
スの気化潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを
低熱源として熱交換を行うヘリウム冷凍機を運転して得
られる液体ヘリウムにより前記超電導コイルを冷却する
ようにしたものである。
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
スの気化潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを
低熱源として熱交換を行うヘリウム冷凍機を運転して得
られる液体ヘリウムにより前記超電導コイルを冷却する
ようにしたものである。
【0019】上記請求項3に対応する発明の超電導電力
貯蔵システムにあっては、冷却手段としてLNGの気化
潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを低熱源と
してヘリウム冷凍機を運転して液体ヘリウムにより超電
導コイルを冷却しながら、電力変換器によって超電導コ
イルに電力エネルギの入出力を行うことにより、総合的
に損失の少ない電力貯蔵システムを実現できる。
貯蔵システムにあっては、冷却手段としてLNGの気化
潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを低熱源と
してヘリウム冷凍機を運転して液体ヘリウムにより超電
導コイルを冷却しながら、電力変換器によって超電導コ
イルに電力エネルギの入出力を行うことにより、総合的
に損失の少ない電力貯蔵システムを実現できる。
【0020】請求項4に対応する発明は、電力変換器を
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
スの気化潜熱を高熱源として用いて熱交換が行われ、且
つ低温ポンプの運転により循環するヘリウム等の冷媒を
中間冷媒として前記超電導コイルを冷却するようにした
ものである。
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、液化天然ガ
スの気化潜熱を高熱源として用いて熱交換が行われ、且
つ低温ポンプの運転により循環するヘリウム等の冷媒を
中間冷媒として前記超電導コイルを冷却するようにした
ものである。
【0021】上記請求項4に対応する発明の超電導電力
貯蔵システムにあっては、冷却手段としてLNGの気化
潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを低熱源と
して低温ポンプを運転して超電導コイルを強制冷却しな
がら電力変換器によって超電導コイルに電力エネルギの
入出力を行うことにより、総合的に損失の少ない電力貯
蔵システムを実現できる。
貯蔵システムにあっては、冷却手段としてLNGの気化
潜熱を高熱源として用いると共に、ヘリウムを低熱源と
して低温ポンプを運転して超電導コイルを強制冷却しな
がら電力変換器によって超電導コイルに電力エネルギの
入出力を行うことにより、総合的に損失の少ない電力貯
蔵システムを実現できる。
【0022】請求項5に対応する発明は、請求項3に対
応する発明おいて、超電導コイルを臨界温度が液化天然
ガスの沸騰点より高い酸化物系超伝導材料により構成し
たものである。
応する発明おいて、超電導コイルを臨界温度が液化天然
ガスの沸騰点より高い酸化物系超伝導材料により構成し
たものである。
【0023】上記請求項5に対応する発明の超電導電力
貯蔵システムにあっては、超電導コイルに使用する超伝
導材料として、臨界温度が液化天然ガスの沸騰点(約1
20K)より高い酸化物系超伝導材料が用いられている
場合には、LNGの気化潜熱で直接超電導コイルの発生
損失を取去ることができる。
貯蔵システムにあっては、超電導コイルに使用する超伝
導材料として、臨界温度が液化天然ガスの沸騰点(約1
20K)より高い酸化物系超伝導材料が用いられている
場合には、LNGの気化潜熱で直接超電導コイルの発生
損失を取去ることができる。
【0024】請求項6に対応する発明は、電力変換器を
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、前記超電導
コイルの運転時に液化天然ガスの気化潜熱によって直接
的又は間接的に前記超電導コイルの保冷に必要なクライ
オスタット内の熱輻射シールドを冷却するようにしたも
のである。
通して電力エネルギを超電導コイルの蓄積エネルギとし
て貯蔵し、且つ該蓄積エネルギを電力エネルギとして入
出力する超電導電力貯蔵システムにおいて、前記超電導
コイルの運転時に液化天然ガスの気化潜熱によって直接
的又は間接的に前記超電導コイルの保冷に必要なクライ
オスタット内の熱輻射シールドを冷却するようにしたも
のである。
【0025】上記請求項6に対応する発明の超電導電力
貯蔵システムにあっては、超電導コイルを保冷するため
のクライオスタット(真空断熱容器)中の要素として設
ける熱輻射シールドの冷却にも直接LNGの気化潜熱を
利用することができ、さらに総合的に損失の少ない電力
貯蔵システムを実現できる。
貯蔵システムにあっては、超電導コイルを保冷するため
のクライオスタット(真空断熱容器)中の要素として設
ける熱輻射シールドの冷却にも直接LNGの気化潜熱を
利用することができ、さらに総合的に損失の少ない電力
貯蔵システムを実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による超電導電力貯蔵
システムの第1の実施の形態を示す構成図である。図1
において、1は電力エネルギを貯蔵する超電導コイル2
が収容されたクライオスタット、3はクライオスタット
1へ液体ヘリウムを循環させて超電導コイル2を冷却す
るヘリウム冷凍機で、このヘリウム冷凍機3内にはクラ
イオスタット1との間で循環するヘリウムをLNGの冷
熱と熱交換するLNG熱交換器4が備えられている。こ
のLNG熱交換器4は、一次側をLNG供給系、二次側
を液体ヘリウムの循環系として熱交換を行うものであ
る。
参照して説明する。図1は本発明による超電導電力貯蔵
システムの第1の実施の形態を示す構成図である。図1
において、1は電力エネルギを貯蔵する超電導コイル2
が収容されたクライオスタット、3はクライオスタット
1へ液体ヘリウムを循環させて超電導コイル2を冷却す
るヘリウム冷凍機で、このヘリウム冷凍機3内にはクラ
イオスタット1との間で循環するヘリウムをLNGの冷
熱と熱交換するLNG熱交換器4が備えられている。こ
のLNG熱交換器4は、一次側をLNG供給系、二次側
を液体ヘリウムの循環系として熱交換を行うものであ
る。
【0027】このLNG熱交換器4の一次側にはLNG
貯槽5より流出するLNGがLNGポンプ6で加圧して
供給され、二次側を流れる液体ヘリウムと熱交換した
後、LNG圧縮機7に加えられ、このLNG圧縮機7で
気化し、圧縮した気化天然ガスを外部へ供給するように
している。
貯槽5より流出するLNGがLNGポンプ6で加圧して
供給され、二次側を流れる液体ヘリウムと熱交換した
後、LNG圧縮機7に加えられ、このLNG圧縮機7で
気化し、圧縮した気化天然ガスを外部へ供給するように
している。
【0028】図中、8は超電導コイルより電流供給系に
流出する電流を交流電力に変換する電力変換器で、この
電力変換器8で変換された電力は図示しない電力系統に
供給されるようになっている。
流出する電流を交流電力に変換する電力変換器で、この
電力変換器8で変換された電力は図示しない電力系統に
供給されるようになっている。
【0029】このような構成の超電導電力貯蔵システム
において、LNGがLNGポンプ6によりヘリウム冷凍
機3内のLNG熱交換器4に圧送されると、LNGはL
NG熱交換器4にて冷熱を発生した後、LNG圧縮器7
により気化天然ガスとして外部へ供給される。
において、LNGがLNGポンプ6によりヘリウム冷凍
機3内のLNG熱交換器4に圧送されると、LNGはL
NG熱交換器4にて冷熱を発生した後、LNG圧縮器7
により気化天然ガスとして外部へ供給される。
【0030】この場合、LNGの気化潜熱は約890kj
/kg とされており、この冷熱によってヘリウム循環系に
流れるヘリウムと熱交換を行うことにより、超電導コイ
ル2は約4.5Kのヘリウムによって冷却される。
/kg とされており、この冷熱によってヘリウム循環系に
流れるヘリウムと熱交換を行うことにより、超電導コイ
ル2は約4.5Kのヘリウムによって冷却される。
【0031】従って、上記第1の実施の形態によれば、
LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷却に有効に利用で
きるので、損失の少ない超電導電力貯蔵システムを提供
できる。
LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷却に有効に利用で
きるので、損失の少ない超電導電力貯蔵システムを提供
できる。
【0032】次に本発明の第2の実施の形態を図2によ
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第2の実施
の形態では、図2に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2とLNG貯槽5との間に低温
ポンプ9により液体ヘリウムを循環させる循環系を構成
し、LNG貯槽5内のLNGの液体中に浸漬されたLN
G熱交換器4により冷熱と冷媒循環系を流れる液体ヘリ
ウムと熱交換して超電導コイル2を強制冷却するように
したものである。
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第2の実施
の形態では、図2に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2とLNG貯槽5との間に低温
ポンプ9により液体ヘリウムを循環させる循環系を構成
し、LNG貯槽5内のLNGの液体中に浸漬されたLN
G熱交換器4により冷熱と冷媒循環系を流れる液体ヘリ
ウムと熱交換して超電導コイル2を強制冷却するように
したものである。
【0033】この場合、LNG貯槽5内の上方空間部に
は熱交換によりLNGの液体の一部が気化して溜まる天
然ガスは、LNG圧縮機7により加圧されて外部へ供給
される。
は熱交換によりLNGの液体の一部が気化して溜まる天
然ガスは、LNG圧縮機7により加圧されて外部へ供給
される。
【0034】従って、上記第2の実施の形態によれば、
冷媒循環系を流れる液体ヘリウムをLNG貯槽5内のL
NGの液体の冷熱により直接冷却するようにしているの
で、LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷却に有効に利
用することができ、損失の少ない超電導電力貯蔵システ
ムを提供できると共に、第1の実施の形態のようにヘリ
ウム冷凍機が不要となり、冷却設備の簡素化を図ること
ができる。
冷媒循環系を流れる液体ヘリウムをLNG貯槽5内のL
NGの液体の冷熱により直接冷却するようにしているの
で、LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷却に有効に利
用することができ、損失の少ない超電導電力貯蔵システ
ムを提供できると共に、第1の実施の形態のようにヘリ
ウム冷凍機が不要となり、冷却設備の簡素化を図ること
ができる。
【0035】次に本発明の第3の実施の形態を図3によ
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第3の実施
の形態では、図3に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2をLNG貯槽5よりLNGポ
ンプ6により圧送されるLNGの液体によりLNG熱交
換器4を介して冷却し、このLNG熱交換器4より発生
した冷熱により気化した天然ガスはLNG圧縮機7によ
り加圧されて外部へ供給されるようにしたものである。
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第3の実施
の形態では、図3に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2をLNG貯槽5よりLNGポ
ンプ6により圧送されるLNGの液体によりLNG熱交
換器4を介して冷却し、このLNG熱交換器4より発生
した冷熱により気化した天然ガスはLNG圧縮機7によ
り加圧されて外部へ供給されるようにしたものである。
【0036】この場合、超電導コイル2は臨界温度が1
20K以上の酸化物超伝導材料を使用した導体で構成さ
れ、熱伝導を利用した間接冷却方式として電気絶縁を容
易に構成できるものとする。
20K以上の酸化物超伝導材料を使用した導体で構成さ
れ、熱伝導を利用した間接冷却方式として電気絶縁を容
易に構成できるものとする。
【0037】従って、上記第3の実施の形態によれば、
LNGはLNG圧縮機7により気化し天然ガスとして外
部へ供給されるが、その過程でLNG熱交換器4におい
て冷熱を発生するので、このLNG熱交換器4は直接1
20Kの低熱源として超電導コイル2の冷却に供し得
る。これにより、LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷
却に有効に利用することができると共に、冷却設備の大
幅な簡素化を図ることができる損失の少ない超電導電力
貯蔵システムを提供できる。
LNGはLNG圧縮機7により気化し天然ガスとして外
部へ供給されるが、その過程でLNG熱交換器4におい
て冷熱を発生するので、このLNG熱交換器4は直接1
20Kの低熱源として超電導コイル2の冷却に供し得
る。これにより、LNGの気化冷熱を超電導コイルの冷
却に有効に利用することができると共に、冷却設備の大
幅な簡素化を図ることができる損失の少ない超電導電力
貯蔵システムを提供できる。
【0038】次に本発明の第4の実施の形態を図4によ
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第4の実施
の形態では、図4に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2の外周部に熱輻射シールド1
0を有する場合、この熱輻射シールド10の近傍にLN
G熱交換器4を設け、LNG貯槽5よりLNGポンプ6
により圧送されるLNGの液体によりLNG熱交換器4
を介して熱輻射シールド10を冷却し、このLNG熱交
換器4より発生した冷熱により気化した天然ガスはLN
G圧縮機7により加圧されて外部へ供給するようにした
ものである。
り説明するに、図1と同一部分には同一符号を付して示
し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第4の実施
の形態では、図4に示すようにクライオスタット1内に
収納された超電導コイル2の外周部に熱輻射シールド1
0を有する場合、この熱輻射シールド10の近傍にLN
G熱交換器4を設け、LNG貯槽5よりLNGポンプ6
により圧送されるLNGの液体によりLNG熱交換器4
を介して熱輻射シールド10を冷却し、このLNG熱交
換器4より発生した冷熱により気化した天然ガスはLN
G圧縮機7により加圧されて外部へ供給するようにした
ものである。
【0039】従って、上記第4の実施の形態によれば、
LNGはLNG圧縮機7により気化し天然ガスとして外
部へ供給されるが、その過程でLNG熱交換器4におい
て冷熱を発生するので、このLNG熱交換器4を低熱源
として熱輻射シールド10の冷却に供し得る。
LNGはLNG圧縮機7により気化し天然ガスとして外
部へ供給されるが、その過程でLNG熱交換器4におい
て冷熱を発生するので、このLNG熱交換器4を低熱源
として熱輻射シールド10の冷却に供し得る。
【0040】この場合、熱輻射シールド10の冷却シス
テムに前述した第1乃至第3の実施の形態の何ずれかを
組合せ適用して超電導コイルの冷却を行うようにしても
も良い。
テムに前述した第1乃至第3の実施の形態の何ずれかを
組合せ適用して超電導コイルの冷却を行うようにしても
も良い。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明による超電導電
力貯蔵システムによれば、次のような効果を得ることが
できる。SMESに用いられる超電導コイルのエネルギ
変換時の交流性の運転によって超電導コイルの内部に発
生する交流損失による大きな熱量を液化天然ガスの排出
する冷熱を利用して効果的に冷却することができる。
力貯蔵システムによれば、次のような効果を得ることが
できる。SMESに用いられる超電導コイルのエネルギ
変換時の交流性の運転によって超電導コイルの内部に発
生する交流損失による大きな熱量を液化天然ガスの排出
する冷熱を利用して効果的に冷却することができる。
【0042】また、LNGが液体で輸送されてから供給
地近傍の基地で気化して液化天然ガスを得る際に発生す
る冷熱を熱源として有効に利用することができる。ま
た、気化設備の維持管理には気化器の管外着氷などの問
題があり、多くの労力を必要としていたが、液化天然ガ
スより排出する冷熱を利用することで気化設備の維持管
理に要する労力を大幅に軽減することができる。
地近傍の基地で気化して液化天然ガスを得る際に発生す
る冷熱を熱源として有効に利用することができる。ま
た、気化設備の維持管理には気化器の管外着氷などの問
題があり、多くの労力を必要としていたが、液化天然ガ
スより排出する冷熱を利用することで気化設備の維持管
理に要する労力を大幅に軽減することができる。
【0043】これらの効果によって地球環境の維持改善
のために総合的エネルギセーブを目的とする電力貯蔵シ
ステムとして、超電導コイルの低い冷凍効率を補ってS
MESの提供が可能である。
のために総合的エネルギセーブを目的とする電力貯蔵シ
ステムとして、超電導コイルの低い冷凍効率を補ってS
MESの提供が可能である。
【図1】本発明による超電導電力貯蔵システムの第1の
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明による超電導電力貯蔵システムの第2の
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明による超電導電力貯蔵システムの第3の
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明による超電導電力貯蔵システムの第4の
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
【図5】従来の超電導電力貯蔵システムの一例を示す構
成図。
成図。
【図6】従来のLNG気化装置の一例を示す構成図。
1……クライオスタット 2……超電導コイル 3……ヘリウム冷凍機 4……LNG熱交換機 5……LNG貯槽 6……LNGポンプ 7……LNG圧縮機 8……電力変換器 9……低温ポンプ 10……熱輻射シールド
Claims (6)
- 【請求項1】 電力変換器を通して電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネ
ルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵シ
ステムにおいて、 前記超電導コイルの運転時に液化天然ガスの気化潜熱に
よって直接的又は間接的に前記超電導コイルを冷却する
ようにしたことを特徴とする超電導電力貯蔵システム。 - 【請求項2】 電力変換器を通して電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネ
ルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵シ
ステムにおいて、 液化天然ガス基地において天然ガス気化を目的とした設
備に組込まれ、前記超電導コイルの運転時に前記設備に
よる天然ガスの気化潜熱によって直接的又は間接的に前
記超電導コイルを冷却するようにしたことを特徴とする
超電導電力貯蔵システム。 - 【請求項3】 電力変換器を通して電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネ
ルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵シ
ステムにおいて、 液化天然ガスの気化潜熱を高熱源として用いると共に、
ヘリウムを低熱源として熱交換を行うヘリウム冷凍機を
運転して得られる液体ヘリウムにより前記超電導コイル
を冷却するようにしたことを特徴とする超電導電力貯蔵
システム。 - 【請求項4】 電力変換器を通して電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネ
ルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵シ
ステムにおいて、 液化天然ガスの気化潜熱を高熱源として用いて熱交換が
行われ、且つ低温ポンプの運転により循環するヘリウム
等の冷媒を中間冷媒として前記超電導コイルを冷却する
ようにしたことを特徴とする超電導電力貯蔵システム。 - 【請求項5】 超電導コイルは臨界温度が液化天然ガス
の沸騰点より高い酸化物系超伝導材料により構成された
ものである請求項3記載の超電導電力貯蔵システム。 - 【請求項6】 電力変換器を通して電力エネルギを超電
導コイルの蓄積エネルギとして貯蔵し、且つ該蓄積エネ
ルギを電力エネルギとして入出力する超電導電力貯蔵シ
ステムにおいて、 前記超電導コイルの運転時に液化天然ガスの気化潜熱に
よって直接的又は間接的に前記超電導コイルの保冷に必
要なクライオスタット内の熱輻射シールドを冷却するよ
うにしたことを特徴とする超電導電力貯蔵システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8247866A JPH1092627A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 超電導電力貯蔵システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8247866A JPH1092627A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 超電導電力貯蔵システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1092627A true JPH1092627A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17169807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8247866A Pending JPH1092627A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 超電導電力貯蔵システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1092627A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004088815A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | 超電導送電による石炭エネルギー利用システム |
WO2006011357A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
WO2006011358A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
US7977837B2 (en) | 2004-09-06 | 2011-07-12 | Six One Kaihatsukikou Co., Ltd. | Rotary body used for energy storage apparatus, method of manufacturing rotary body, and energy storage apparatus |
DE102011111384A1 (de) | 2011-08-29 | 2013-02-28 | Linde Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zur Energiewandlung |
WO2015002200A1 (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | 学校法人中部大学 | 超伝導送電システムと冷却方法 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8247866A patent/JPH1092627A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004088815A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | 超電導送電による石炭エネルギー利用システム |
US7602085B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-10-13 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Coal energy utilization system having superconducting power transmission |
WO2006011357A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
WO2006011358A1 (ja) | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 超電導ケーブル線路 |
US7786385B2 (en) | 2004-07-29 | 2010-08-31 | Masayuki Hirose | Superconducting cable line |
US8173897B2 (en) | 2004-07-29 | 2012-05-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Superconducting cable line |
US7977837B2 (en) | 2004-09-06 | 2011-07-12 | Six One Kaihatsukikou Co., Ltd. | Rotary body used for energy storage apparatus, method of manufacturing rotary body, and energy storage apparatus |
DE102011111384A1 (de) | 2011-08-29 | 2013-02-28 | Linde Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zur Energiewandlung |
EP2565386A1 (de) | 2011-08-29 | 2013-03-06 | Linde Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zur Energiewandlung |
WO2015002200A1 (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | 学校法人中部大学 | 超伝導送電システムと冷却方法 |
JP5907519B2 (ja) * | 2013-07-01 | 2016-04-26 | 学校法人中部大学 | 超伝導送電システムと冷却方法 |
US9767941B2 (en) | 2013-07-01 | 2017-09-19 | Chubu University Educational Foundation | Superconducting power transmission system and cooling method |
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