JPH1091103A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH1091103A JPH1091103A JP24052396A JP24052396A JPH1091103A JP H1091103 A JPH1091103 A JP H1091103A JP 24052396 A JP24052396 A JP 24052396A JP 24052396 A JP24052396 A JP 24052396A JP H1091103 A JPH1091103 A JP H1091103A
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- plate
- display
- electrode
- fixed electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光の利用効率を高くすることが可能であると
ともに、低消費電力化を達成することが可能な表示装置
を提供する。 【解決手段】 固定電極1と、固定電極1に対向する支
持部材4と、固定電極1と支持部材4との間において変
位可能な可動電極2と、可動電極2及び支持部材4に接
続され可動電極2の変位に応じて伸縮する伸縮部材3
と、固定電極1と可動電極2との間に静電力を発生させ
る電圧源6、7とを有する。
ともに、低消費電力化を達成することが可能な表示装置
を提供する。 【解決手段】 固定電極1と、固定電極1に対向する支
持部材4と、固定電極1と支持部材4との間において変
位可能な可動電極2と、可動電極2及び支持部材4に接
続され可動電極2の変位に応じて伸縮する伸縮部材3
と、固定電極1と可動電極2との間に静電力を発生させ
る電圧源6、7とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な表示原理に
基づく表示装置に関する。
基づく表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯情報機器に用いるディスプレイに
は、薄型、軽量で低消費電力のものが望まれている。薄
型のディスプレイとしては、液晶ディスプレイ(LC
D)、プラズマディスプレイ、フラットCRT等が知ら
れているが、低消費電力の観点からはLCDが最適であ
り、実用化されている。
は、薄型、軽量で低消費電力のものが望まれている。薄
型のディスプレイとしては、液晶ディスプレイ(LC
D)、プラズマディスプレイ、フラットCRT等が知ら
れているが、低消費電力の観点からはLCDが最適であ
り、実用化されている。
【0003】LCDのうち、ディスプレイの表面を直接
見るようにしたものを直視型というが、この直視型LC
Dには背面に蛍光ランプ等を組み込む透過型と周囲光を
利用する反射型とがある。透過型のものは蛍光ランプ等
を有するため低消費電力という観点からは不向きであ
り、低消費電力の携帯情報機器としては反射型のものが
適している。
見るようにしたものを直視型というが、この直視型LC
Dには背面に蛍光ランプ等を組み込む透過型と周囲光を
利用する反射型とがある。透過型のものは蛍光ランプ等
を有するため低消費電力という観点からは不向きであ
り、低消費電力の携帯情報機器としては反射型のものが
適している。
【0004】反射型LCDには、ECBモード、TNモ
ード、GHモード等を用いたものがある。ECBモード
やTNモードを用いる場合には偏光板が必要となるが、
偏光板は光の透過率が40%程度なので光の利用効率が
悪い。GHモードを用いる場合には偏光板は不要である
が、フルカラー表示をする場合には透過率80%程度の
単色の液晶セルを3層以上重ねる必要がある。したがっ
て、光の利用効率があまり高くならず、カラー表示装置
としては反射率50%程度であり、ペーパーホワイトの
表示はできない。また、ECBモードやGHモードを用
いる場合にはカラーフィルタは必要ないが、色再現能力
が低く、視覚依存性も大きい。TNモードを用いる場合
にはカラーフィルタを用いるが、反射型では光の利用効
率が約1/3となり、暗くなってしまう。さらに、スイ
ッチとしてTFTやTFD等を設けると開口率が低くな
ってしまう。このように、光の利用効率が悪く、開口率
が低いと、反射輝度が低下してしまい、画面が暗くなっ
てしまう。
ード、GHモード等を用いたものがある。ECBモード
やTNモードを用いる場合には偏光板が必要となるが、
偏光板は光の透過率が40%程度なので光の利用効率が
悪い。GHモードを用いる場合には偏光板は不要である
が、フルカラー表示をする場合には透過率80%程度の
単色の液晶セルを3層以上重ねる必要がある。したがっ
て、光の利用効率があまり高くならず、カラー表示装置
としては反射率50%程度であり、ペーパーホワイトの
表示はできない。また、ECBモードやGHモードを用
いる場合にはカラーフィルタは必要ないが、色再現能力
が低く、視覚依存性も大きい。TNモードを用いる場合
にはカラーフィルタを用いるが、反射型では光の利用効
率が約1/3となり、暗くなってしまう。さらに、スイ
ッチとしてTFTやTFD等を設けると開口率が低くな
ってしまう。このように、光の利用効率が悪く、開口率
が低いと、反射輝度が低下してしまい、画面が暗くなっ
てしまう。
【0005】ところで、反射型LCDの静止画の表示に
おいても消費電力はゼロにはならない。これは、液晶に
直流電流が加わるとその劣化が心配されるので、たとえ
静止画を表示する場合でも60Hz以上の交流電圧駆動
を行うためである。
おいても消費電力はゼロにはならない。これは、液晶に
直流電流が加わるとその劣化が心配されるので、たとえ
静止画を表示する場合でも60Hz以上の交流電圧駆動
を行うためである。
【0006】一方、表示装置の大きさを問わないなら
ば、低消費電力という観点から、大型掲示板に用いられ
ている機械式マトリクス表示装置が有望である。これは
機械式なので、静止画表示にときには電力を消費しな
い。すなわち、一旦動作が止まるとそのまま動かないの
で、いわば不揮発性のメモリ効果を持っていることにな
り、消費電力ゼロとなる。しかし、このような機械式マ
トリクス表示装置は構造が複雑であるため、小型で軽量
のディスプレイとしては不利である。
ば、低消費電力という観点から、大型掲示板に用いられ
ている機械式マトリクス表示装置が有望である。これは
機械式なので、静止画表示にときには電力を消費しな
い。すなわち、一旦動作が止まるとそのまま動かないの
で、いわば不揮発性のメモリ効果を持っていることにな
り、消費電力ゼロとなる。しかし、このような機械式マ
トリクス表示装置は構造が複雑であるため、小型で軽量
のディスプレイとしては不利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】携帯情報機器に望まれ
ているのは、小型、軽量で低消費電力であり、さらに優
れた表示特性を持つことである。反射型LCDでは省電
力化が期待できるが、方式により偏光板が必要となるの
で、光の利用効率が悪くなる。偏光板を利用しない方式
でも、カラー表示を行う場合には3層重ねにするため、
光の利用効率はあまり高くない。また、静止画の表示で
も、交流駆動する必要があり、消費電力がゼロにはなら
ない。
ているのは、小型、軽量で低消費電力であり、さらに優
れた表示特性を持つことである。反射型LCDでは省電
力化が期待できるが、方式により偏光板が必要となるの
で、光の利用効率が悪くなる。偏光板を利用しない方式
でも、カラー表示を行う場合には3層重ねにするため、
光の利用効率はあまり高くない。また、静止画の表示で
も、交流駆動する必要があり、消費電力がゼロにはなら
ない。
【0008】一方、機械式マトリクス表示では、静止画
表示において消費電力をゼロにすることができるが、現
状では構造の複雑さから電磁力を用いた大型表示装置し
かなく、そのため小型の表示装置は期待できない。本発
明の目的は、光の利用効率を高くすることが可能である
とともに、低消費電力化を達成することが可能な表示装
置を提供することにある。
表示において消費電力をゼロにすることができるが、現
状では構造の複雑さから電磁力を用いた大型表示装置し
かなく、そのため小型の表示装置は期待できない。本発
明の目的は、光の利用効率を高くすることが可能である
とともに、低消費電力化を達成することが可能な表示装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における表示装置
は、固定電極と、この固定電極に対向する支持部材と、
前記固定電極と前記支持部材との間で変位可能な可動電
極と、この可動電極及び前記支持部材に接続され前記可
動電極の変位に応じて伸縮する伸縮部材と、前記固定電
極と前記可動電極との間に静電力を発生させる静電力発
生手段とを有する。
は、固定電極と、この固定電極に対向する支持部材と、
前記固定電極と前記支持部材との間で変位可能な可動電
極と、この可動電極及び前記支持部材に接続され前記可
動電極の変位に応じて伸縮する伸縮部材と、前記固定電
極と前記可動電極との間に静電力を発生させる静電力発
生手段とを有する。
【0010】固定電極と可動電極との間に生じる静電力
によって固定電極と可動電極との間に引力或いは斥力が
働き、固定電極と支持部材との間において可動電極が変
位する。この可動電極の変位によって伸縮部材が伸縮
し、伸縮部材が表示面を覆い隠す面積が変化する。した
がって、固定電極と可動電極との間に働く静電力を制御
する、すなわち伸縮部材の伸縮状態を制御することによ
り、伸縮部材によって表示される領域と表示面によって
表示される領域との割合が変化し、所望の表示を行うこ
とができる。
によって固定電極と可動電極との間に引力或いは斥力が
働き、固定電極と支持部材との間において可動電極が変
位する。この可動電極の変位によって伸縮部材が伸縮
し、伸縮部材が表示面を覆い隠す面積が変化する。した
がって、固定電極と可動電極との間に働く静電力を制御
する、すなわち伸縮部材の伸縮状態を制御することによ
り、伸縮部材によって表示される領域と表示面によって
表示される領域との割合が変化し、所望の表示を行うこ
とができる。
【0011】前記表示装置によれば、偏光板を用いる必
要がないため、光の利用効率を高くすることができる。
また、書き込みが終了した後は可動電極の位置をそのま
ま保持することが可能であり、いわば不揮発性のメモリ
効果を有することになるので、静止画表示において消費
電力をゼロにすることができる。
要がないため、光の利用効率を高くすることができる。
また、書き込みが終了した後は可動電極の位置をそのま
ま保持することが可能であり、いわば不揮発性のメモリ
効果を有することになるので、静止画表示において消費
電力をゼロにすることができる。
【0012】前記伸縮部材には、蛇腹構造の導電性部材
や導電性ゴム等の導電性弾性部材を用いることができ
る。また、前記伸縮部材を有色の透明部材で構成し、一
つの固定電極に対して可動電極及び伸縮部材を多層に重
ねた構造にすることにより、フルカラー表示を行うこと
が可能となる。
や導電性ゴム等の導電性弾性部材を用いることができ
る。また、前記伸縮部材を有色の透明部材で構成し、一
つの固定電極に対して可動電極及び伸縮部材を多層に重
ねた構造にすることにより、フルカラー表示を行うこと
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施
形態を示したものであり、図1(A)は表示装置の1画
素分の断面構成を示した図、図1(B)は表示装置の1
画素分の平面構成を示した図である。
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施
形態を示したものであり、図1(A)は表示装置の1画
素分の断面構成を示した図、図1(B)は表示装置の1
画素分の平面構成を示した図である。
【0014】1は固定電極、2は電荷板(可動電極)、
3は導電性の遮光板(伸縮部材)、4は導電性の支持板
(支持部材)、5は白色反射板である。6は固定電極1
に接続される電圧源、7は支持板4に接続される電圧
源、8はスイッチであり、これらにより静電力発生手段
が構成される。なお、実際に表示装置を構成する場合に
は、図1に示した画素をマトリクス状に設けた構成とな
る。
3は導電性の遮光板(伸縮部材)、4は導電性の支持板
(支持部材)、5は白色反射板である。6は固定電極1
に接続される電圧源、7は支持板4に接続される電圧
源、8はスイッチであり、これらにより静電力発生手段
が構成される。なお、実際に表示装置を構成する場合に
は、図1に示した画素をマトリクス状に設けた構成とな
る。
【0015】導電性の遮光板3は、図1に示すように蛇
腹構造の板バネとなっており、固定電極1と電荷板2と
の間に働く静電力によって伸縮する。図では板バネの3
か所で折り曲げをしているが、この折り曲げ数は適宜変
更可能である。この遮光板3は、光を遮断するように黒
色不透明であり、例えば、アルミ、銅等の金属単体や合
金の薄膜、或いは有機ポリマーフィルムに銅等の導電性
材料を蒸着やスパッタで付けたもの等を用いて構成され
ている。
腹構造の板バネとなっており、固定電極1と電荷板2と
の間に働く静電力によって伸縮する。図では板バネの3
か所で折り曲げをしているが、この折り曲げ数は適宜変
更可能である。この遮光板3は、光を遮断するように黒
色不透明であり、例えば、アルミ、銅等の金属単体や合
金の薄膜、或いは有機ポリマーフィルムに銅等の導電性
材料を蒸着やスパッタで付けたもの等を用いて構成され
ている。
【0016】固定電極1及び電荷板2の少なくとも一方
の表面には絶縁体がコーティングされており、両者の導
電部が直接接触しないようになっている。また、電荷板
2はできるだけ多くの電荷を蓄積するという観点からは
大きい方が好ましいが、駆動に十分な電荷を蓄えること
ができれば小さな電荷板でも問題ない。なお、電圧源6
及び7から固定電極1及び電荷板2に供給される電圧
は、電荷板2の面積により異なるが、例えば電荷板2の
面積が0.9mm2 のとき200Vで動作が可能であ
る。
の表面には絶縁体がコーティングされており、両者の導
電部が直接接触しないようになっている。また、電荷板
2はできるだけ多くの電荷を蓄積するという観点からは
大きい方が好ましいが、駆動に十分な電荷を蓄えること
ができれば小さな電荷板でも問題ない。なお、電圧源6
及び7から固定電極1及び電荷板2に供給される電圧
は、電荷板2の面積により異なるが、例えば電荷板2の
面積が0.9mm2 のとき200Vで動作が可能であ
る。
【0017】つぎに、本実施形態の動作について説明す
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、図に示すよう
に電荷板2が固定電極1側に位置する。遮光板3は黒色
不透明の材料で構成されているため、前面から入射した
光はこの遮光板3によって遮光されて白色反射板5に到
達せず、この画素は黒表示となる。
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、図に示すよう
に電荷板2が固定電極1側に位置する。遮光板3は黒色
不透明の材料で構成されているため、前面から入射した
光はこの遮光板3によって遮光されて白色反射板5に到
達せず、この画素は黒表示となる。
【0018】一方、スイッチ8が電圧源7側にあるとき
には、固定電極1及び電荷板2の双方に正電荷がチャー
ジされるため、固定電極1と電荷板2との間には静電力
による斥力が働く。したがって、電荷板2は支持板4側
に位置し、前面から入射した光は白色反射板5によって
反射され、この画素は白表示となる。
には、固定電極1及び電荷板2の双方に正電荷がチャー
ジされるため、固定電極1と電荷板2との間には静電力
による斥力が働く。したがって、電荷板2は支持板4側
に位置し、前面から入射した光は白色反射板5によって
反射され、この画素は白表示となる。
【0019】白色反射板5が見える面積は、電荷板2に
印加される電圧すなわち支持板4に印加される電圧に依
存し、印加電圧が大きいほど固定電極1と電荷板2との
間に働く静電力が大きくなり、白色反射板5が見える面
積が増大する。すなわち、面積階調によって階調表示が
行われ、電荷板2に電圧が印加されないときには黒表
示、電荷板2に最大電圧が印加されるときには白表示が
行われ、中間の電圧が印加されるときには1画素内の黒
と白の面積比に応じた灰色が表示される。
印加される電圧すなわち支持板4に印加される電圧に依
存し、印加電圧が大きいほど固定電極1と電荷板2との
間に働く静電力が大きくなり、白色反射板5が見える面
積が増大する。すなわち、面積階調によって階調表示が
行われ、電荷板2に電圧が印加されないときには黒表
示、電荷板2に最大電圧が印加されるときには白表示が
行われ、中間の電圧が印加されるときには1画素内の黒
と白の面積比に応じた灰色が表示される。
【0020】図2は本発明の第2実施形態を示したもの
であり、図2(A)は表示装置の1画素分の断面構成を
示した図、図2(B)は表示装置の1画素分の平面構成
を示した図である。基本的な構成要素は図1に示した第
1実施形態と同様であるため、対応する構成要素には同
一番号を付し、説明は省略する。
であり、図2(A)は表示装置の1画素分の断面構成を
示した図、図2(B)は表示装置の1画素分の平面構成
を示した図である。基本的な構成要素は図1に示した第
1実施形態と同様であるため、対応する構成要素には同
一番号を付し、説明は省略する。
【0021】前記第1実施形態では定常状態すなわち固
定電極1と電荷板2との間に静電力が働かない状態で電
荷板2が固定電極1側に位置するように構成されていた
が、本実施形態では逆に定常状態で電荷板2が支持板4
側に位置するように構成されており、電圧源7の接続状
態も図1に示した第1実施形態とは正負が逆になってい
る。
定電極1と電荷板2との間に静電力が働かない状態で電
荷板2が固定電極1側に位置するように構成されていた
が、本実施形態では逆に定常状態で電荷板2が支持板4
側に位置するように構成されており、電圧源7の接続状
態も図1に示した第1実施形態とは正負が逆になってい
る。
【0022】以下、本実施形態の動作について説明す
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、電荷板2が支
持板4側に位置し、前面から入射した光は白色反射板5
によって反射され、この画素は白表示となる。一方、ス
イッチ8が電圧源7側にあるときには、固定電極1には
正電荷がチャージされ、電荷板2には負電荷がチャージ
されるため、固定電極1と電荷板2との間には静電力に
よる引力が働く。したがって、電荷板2は固定電極1側
に位置し、前面から入射した光は遮光板3によって遮光
されて白色反射板5に到達せず、この画素は黒表示とな
る。なお、階調表示の方法は、第1実施形態で説明した
のと同様の面積階調による。
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、電荷板2が支
持板4側に位置し、前面から入射した光は白色反射板5
によって反射され、この画素は白表示となる。一方、ス
イッチ8が電圧源7側にあるときには、固定電極1には
正電荷がチャージされ、電荷板2には負電荷がチャージ
されるため、固定電極1と電荷板2との間には静電力に
よる引力が働く。したがって、電荷板2は固定電極1側
に位置し、前面から入射した光は遮光板3によって遮光
されて白色反射板5に到達せず、この画素は黒表示とな
る。なお、階調表示の方法は、第1実施形態で説明した
のと同様の面積階調による。
【0023】図3は本発明の第3実施形態を示したもの
であり、図3(A)は表示装置の1画素分の断面構成を
示した図、図3(B)は表示装置の1画素分の平面構成
を示した図である。基本的な構成要素は図1に示した第
1実施形態と同様であるため、対応する構成要素には同
一番号を付し、説明は省略する。
であり、図3(A)は表示装置の1画素分の断面構成を
示した図、図3(B)は表示装置の1画素分の平面構成
を示した図である。基本的な構成要素は図1に示した第
1実施形態と同様であるため、対応する構成要素には同
一番号を付し、説明は省略する。
【0024】本実施形態では、定常状態すなわち固定電
極1と電荷板2との間に静電力が働かない状態で、電荷
板2が固定電極1と支持板4との中間に位置するように
構成されており、正負両方の電圧源7が設けてある。
極1と電荷板2との間に静電力が働かない状態で、電荷
板2が固定電極1と支持板4との中間に位置するように
構成されており、正負両方の電圧源7が設けてある。
【0025】以下、本実施形態の動作について説明す
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、電荷板2が固
定電極1と支持板4との中間に位置し、灰色の表示が行
われる。スイッチ8が正電圧を供給する電圧源7側にあ
るときには、固定電極1及び電荷板2の双方に正電荷が
チャージされるため、固定電極1と電荷板2との間には
静電力による斥力が働く。したがって、電荷板2は支持
板4側に位置し、この画素は白表示となる。スイッチ8
が負電圧を供給する電圧源7側にあるときには、固定電
極1には正電荷がチャージされ、電荷板2には負電荷が
チャージされるため、固定電極1と電荷板2との間には
静電力による引力が働く。したがって、電荷板2は固定
電極1側に位置し、この画素は黒表示となる。
る。スイッチ8が接地側にあるときには、固定電極1と
電荷板2との間に静電力が働かないため、電荷板2が固
定電極1と支持板4との中間に位置し、灰色の表示が行
われる。スイッチ8が正電圧を供給する電圧源7側にあ
るときには、固定電極1及び電荷板2の双方に正電荷が
チャージされるため、固定電極1と電荷板2との間には
静電力による斥力が働く。したがって、電荷板2は支持
板4側に位置し、この画素は白表示となる。スイッチ8
が負電圧を供給する電圧源7側にあるときには、固定電
極1には正電荷がチャージされ、電荷板2には負電荷が
チャージされるため、固定電極1と電荷板2との間には
静電力による引力が働く。したがって、電荷板2は固定
電極1側に位置し、この画素は黒表示となる。
【0026】図4は本発明の第4実施形態を示したもの
であり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図であ
る。基本的な構成要素は図1に示した第1実施形態と同
様であるため、対応する構成要素には同一番号を付し、
説明は省略する。
であり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図であ
る。基本的な構成要素は図1に示した第1実施形態と同
様であるため、対応する構成要素には同一番号を付し、
説明は省略する。
【0027】本実施形態は、スイッチ8を電圧源7又は
フローティング状態に切り替えるように構成したもので
ある。図1〜図3に示した第1〜第3実施形態からわか
るように、一つの画素は一方の電極が固定され他方の電
極が移動可能な可変コンデンサとなっている。したがっ
て、スイッチ8を電圧源7側に接続して所望の電圧を電
荷板2に与え、この電圧に応じた位置に電荷板2を移動
させた後にスイッチ8をフローティング状態とすれば、
電荷板2にチャージされた電荷がそのまま保持され、電
荷板2の位置もそのまま保持される。すなわち、不揮発
性メモリ効果を有することになり、その画素の階調が保
持され続けることとなる。したがって、静止画表示での
消費電力をゼロにすることができる。
フローティング状態に切り替えるように構成したもので
ある。図1〜図3に示した第1〜第3実施形態からわか
るように、一つの画素は一方の電極が固定され他方の電
極が移動可能な可変コンデンサとなっている。したがっ
て、スイッチ8を電圧源7側に接続して所望の電圧を電
荷板2に与え、この電圧に応じた位置に電荷板2を移動
させた後にスイッチ8をフローティング状態とすれば、
電荷板2にチャージされた電荷がそのまま保持され、電
荷板2の位置もそのまま保持される。すなわち、不揮発
性メモリ効果を有することになり、その画素の階調が保
持され続けることとなる。したがって、静止画表示での
消費電力をゼロにすることができる。
【0028】図5は本発明の第5実施形態を示したもの
であり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図であ
る。基本的な構成要素は図1に示した第1実施形態と同
様であるため、対応する構成要素には同一番号を付し、
説明は省略する。
であり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図であ
る。基本的な構成要素は図1に示した第1実施形態と同
様であるため、対応する構成要素には同一番号を付し、
説明は省略する。
【0029】本実施形態は、図4に示した第4実施形態
に対して、さらに補助容量9を付加したものである。図
4に示した第4実施形態では、固定電極1と電荷板2と
の間に保持された電荷が空気中に放電される等により減
少することが考えられる。そこで、本実施形態において
は、固定電極1及び電荷板2に対して並列に補助容量9
を設け、電荷の放電を緩和するようにしている。
に対して、さらに補助容量9を付加したものである。図
4に示した第4実施形態では、固定電極1と電荷板2と
の間に保持された電荷が空気中に放電される等により減
少することが考えられる。そこで、本実施形態において
は、固定電極1及び電荷板2に対して並列に補助容量9
を設け、電荷の放電を緩和するようにしている。
【0030】図6は、図1〜図5に示した第1〜第5実
施形態における遮光板3の他の例を示したものである。
図1〜図5に示した例では、遮光板3を電荷板2及び支
持板4の上部に接続しているが、このような構成をとっ
た場合、電荷板上部の変位量よりも電荷板下部の変位量
の方が大きくなるおそれがある。そこで、図6(A)の
例では、電荷板2及び支持板4の中央に遮光板3を接続
し、電荷板上部と下部との変位量が均等になるようにし
ている。また、図6(B)の例では、遮光板3を電荷板
2及び支持板4の上部及び下部に接続し、電荷板上部と
下部との変位量が均等になるようにするとともに、構造
的にもより強固なものとしている。
施形態における遮光板3の他の例を示したものである。
図1〜図5に示した例では、遮光板3を電荷板2及び支
持板4の上部に接続しているが、このような構成をとっ
た場合、電荷板上部の変位量よりも電荷板下部の変位量
の方が大きくなるおそれがある。そこで、図6(A)の
例では、電荷板2及び支持板4の中央に遮光板3を接続
し、電荷板上部と下部との変位量が均等になるようにし
ている。また、図6(B)の例では、遮光板3を電荷板
2及び支持板4の上部及び下部に接続し、電荷板上部と
下部との変位量が均等になるようにするとともに、構造
的にもより強固なものとしている。
【0031】つぎに、前記第1〜第5実施形態で示した
ような1画素分の構成をマトリクス状に配置した場合の
構成例について説明する。なお、以下の例では簡単のた
め、8×8のマトリクスで中間調のラスタ表示を行う場
合について示している。
ような1画素分の構成をマトリクス状に配置した場合の
構成例について説明する。なお、以下の例では簡単のた
め、8×8のマトリクスで中間調のラスタ表示を行う場
合について示している。
【0032】図7は第1の構成例を示したものである。
これは、縦方向に延びた固定電極1に対して電荷板2、
遮光板3及び支持板4をそれぞれ複数設けたものであ
る。本構成では、マトリクスの列数と同数の固定電極1
が必要となる。
これは、縦方向に延びた固定電極1に対して電荷板2、
遮光板3及び支持板4をそれぞれ複数設けたものであ
る。本構成では、マトリクスの列数と同数の固定電極1
が必要となる。
【0033】図8は第2の構成例を示したものである。
本例では、一つの固定電極1に対して電荷板2、遮光板
3及び支持板4を対向して設けたものであり、マトリク
スの列数の半分の個数の固定電極1で構成できる。
本例では、一つの固定電極1に対して電荷板2、遮光板
3及び支持板4を対向して設けたものであり、マトリク
スの列数の半分の個数の固定電極1で構成できる。
【0034】図9は第3の構成例を示したものである。
図7及び図8に示した構成例では、各画素が列方向に直
線状に並んでいるため、中間調表示のときに縦縞模様が
現れる場合がある。そこで本例では、固定電極1を蛇行
させるとともに電荷板2、遮光板3及び支持板4を列方
向に互い違いに配置し、縦縞模様が現れることを防止し
ている。
図7及び図8に示した構成例では、各画素が列方向に直
線状に並んでいるため、中間調表示のときに縦縞模様が
現れる場合がある。そこで本例では、固定電極1を蛇行
させるとともに電荷板2、遮光板3及び支持板4を列方
向に互い違いに配置し、縦縞模様が現れることを防止し
ている。
【0035】図10は第4の構成例を示したものであ
る。本例は、図9に示した構成を変形したものであり、
固定電極1の数を図9の場合に比べて半分にできる。つ
ぎに、前記のようなマトリクス構成の表示装置につい
て、その駆動回路例及び駆動方法例を説明する。ここで
は説明の簡単のため、3×3のマトリクスについて説明
する。
る。本例は、図9に示した構成を変形したものであり、
固定電極1の数を図9の場合に比べて半分にできる。つ
ぎに、前記のようなマトリクス構成の表示装置につい
て、その駆動回路例及び駆動方法例を説明する。ここで
は説明の簡単のため、3×3のマトリクスについて説明
する。
【0036】図11は、駆動回路例を示したものであ
る。11は図1〜図5の各実施形態で示した固定電極
1、電荷板2、遮光板3及び支持板4等によって構成さ
れる1画素分の表示ユニットである。12はスイッチン
グ素子であり、トランジスタ等を用いて構成される。1
3は固定電極に接続されるコモン線、14はスイッチン
グ素子12の制御端子に接続される走査線、15はスイ
ッチング素子12を通して表示ユニット11に表示状態
に応じた信号を供給する信号線である。なお、駆動回路
はすべて反射板の下側に構成することが可能であり、そ
のため開口率を大きくでき、反射輝度を大きくすること
ができる。
る。11は図1〜図5の各実施形態で示した固定電極
1、電荷板2、遮光板3及び支持板4等によって構成さ
れる1画素分の表示ユニットである。12はスイッチン
グ素子であり、トランジスタ等を用いて構成される。1
3は固定電極に接続されるコモン線、14はスイッチン
グ素子12の制御端子に接続される走査線、15はスイ
ッチング素子12を通して表示ユニット11に表示状態
に応じた信号を供給する信号線である。なお、駆動回路
はすべて反射板の下側に構成することが可能であり、そ
のため開口率を大きくでき、反射輝度を大きくすること
ができる。
【0037】図12は、図11の駆動回路に対する駆動
波形例を示したものである。縦軸は電圧、横軸は時間で
ある。Vg1〜Vg3は各走査線14に印加される電圧波形
(Vonはスイッチング素子12をオンにする電圧、Vof
f はスイッチング素子12をオフにする電圧)、Vs1〜
Vs3は各信号線15に印加される電圧波形(Vw は表示
ユニット11を白表示にするための電圧、Vb は表示ユ
ニット11を黒表示にするための電圧)である。駆動方
法は、一般的なマトリクス表示装置の駆動と同様に、走
査線14の走査タイミングに合わせて信号線15にVw
又はVb を印加するというものである。
波形例を示したものである。縦軸は電圧、横軸は時間で
ある。Vg1〜Vg3は各走査線14に印加される電圧波形
(Vonはスイッチング素子12をオンにする電圧、Vof
f はスイッチング素子12をオフにする電圧)、Vs1〜
Vs3は各信号線15に印加される電圧波形(Vw は表示
ユニット11を白表示にするための電圧、Vb は表示ユ
ニット11を黒表示にするための電圧)である。駆動方
法は、一般的なマトリクス表示装置の駆動と同様に、走
査線14の走査タイミングに合わせて信号線15にVw
又はVb を印加するというものである。
【0038】図13は、図11の駆動回路及び図12の
駆動波形を用いて表示を行った場合の各画素の表示状態
を示したものであり、斜線部は黒表示の画素、無地部は
白表示画素である。
駆動波形を用いて表示を行った場合の各画素の表示状態
を示したものであり、斜線部は黒表示の画素、無地部は
白表示画素である。
【0039】なお、以上説明した各実施形態等では、伸
縮部材として黒色不透明の遮光板3を用い、表示面とし
て白色反射板5を用いていた。したがって、電荷板2が
支持板4側に位置しているときに白表示、電荷板2が固
定電極1側に位置しているときに黒表示となっていた。
これとは逆に、伸縮部材として白色不透明の導電フィル
ム等を用い、表示面として黒色吸収板を用いるようにし
てもよい。この場合には、電荷板2が支持板4側に位置
しているときに黒表示、電荷板2が固定電極1側に位置
しているときに白表示となる。
縮部材として黒色不透明の遮光板3を用い、表示面とし
て白色反射板5を用いていた。したがって、電荷板2が
支持板4側に位置しているときに白表示、電荷板2が固
定電極1側に位置しているときに黒表示となっていた。
これとは逆に、伸縮部材として白色不透明の導電フィル
ム等を用い、表示面として黒色吸収板を用いるようにし
てもよい。この場合には、電荷板2が支持板4側に位置
しているときに黒表示、電荷板2が固定電極1側に位置
しているときに白表示となる。
【0040】図14は本発明の第6実施形態を示したも
のであり、フルカラー表示を行う場合の1画素分の断面
構成を示した図である。基本的な構成要素は図1に示し
た第1実施形態と類似しているため、対応する構成要素
には同一番号を付し、説明は省略する。
のであり、フルカラー表示を行う場合の1画素分の断面
構成を示した図である。基本的な構成要素は図1に示し
た第1実施形態と類似しているため、対応する構成要素
には同一番号を付し、説明は省略する。
【0041】本実施形態では、独立して制御される三つ
の表示ユニットを平面的に並べて1画素を構成し、フル
カラー表示を達成している。遮光板3a、3b及び3c
としては、レッド、グリーン及びブルーの組、或いはシ
アン、マゼンタ及びイエローの組を用い、表示面5には
黒色吸収板を用いることが好ましい。
の表示ユニットを平面的に並べて1画素を構成し、フル
カラー表示を達成している。遮光板3a、3b及び3c
としては、レッド、グリーン及びブルーの組、或いはシ
アン、マゼンタ及びイエローの組を用い、表示面5には
黒色吸収板を用いることが好ましい。
【0042】図15は本発明の第7実施形態を示したも
のであり、フルカラー表示を行う場合の1画素分の断面
構成を示した図である。基本的な構成要素は図1に示し
た第1実施形態と類似しているため、対応する構成要素
には同一番号を付し、説明は省略する。
のであり、フルカラー表示を行う場合の1画素分の断面
構成を示した図である。基本的な構成要素は図1に示し
た第1実施形態と類似しているため、対応する構成要素
には同一番号を付し、説明は省略する。
【0043】本実施形態では、独立して制御される三つ
の表示ユニットを積層して1画素を構成し、フルカラー
表示を達成している。有色透明な遮光板3a、3b及び
3cとしてはシアン、マゼンタ及びイエローの組を用
い、表示面5には白色反射板を用いることが好ましい。
遮光板3a、3b及び3cの構成材には、有機ポリマー
フィルムにITO等の透明導電性材料を蒸着やスパッタ
で付けたものを用いることができる。本実施形態では三
つの表示ユニットを積層して1画素を構成しているた
め、図15に示したように、固定電極1は各ユニットに
対して共通したものを用いることができる。なお、図1
5に示した例では、電荷板2cの下側には表示面5が設
けてありこれが電荷板2cが移動する際のガイドとして
機能するが、電荷板2a及び2bの下側にはこのような
ガイドとして機能するものが設けられていない。そこ
で、電荷板2aに対しては支持板4aから固定電極1に
達するような水平ガイドを設け、電荷板2bに対しては
支持板4bから固定電極1に達するような水平ガイドを
設け、各ガイドの上面に電荷板2a及び2bが接するよ
うに構成してもよい。
の表示ユニットを積層して1画素を構成し、フルカラー
表示を達成している。有色透明な遮光板3a、3b及び
3cとしてはシアン、マゼンタ及びイエローの組を用
い、表示面5には白色反射板を用いることが好ましい。
遮光板3a、3b及び3cの構成材には、有機ポリマー
フィルムにITO等の透明導電性材料を蒸着やスパッタ
で付けたものを用いることができる。本実施形態では三
つの表示ユニットを積層して1画素を構成しているた
め、図15に示したように、固定電極1は各ユニットに
対して共通したものを用いることができる。なお、図1
5に示した例では、電荷板2cの下側には表示面5が設
けてありこれが電荷板2cが移動する際のガイドとして
機能するが、電荷板2a及び2bの下側にはこのような
ガイドとして機能するものが設けられていない。そこ
で、電荷板2aに対しては支持板4aから固定電極1に
達するような水平ガイドを設け、電荷板2bに対しては
支持板4bから固定電極1に達するような水平ガイドを
設け、各ガイドの上面に電荷板2a及び2bが接するよ
うに構成してもよい。
【0044】図16は、本発明の第8実施形態を示した
ものであり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図
である。前記各実施形態では遮光板として蛇腹構造のも
のを用いていたが、本実施形態では遮光板3Xとして導
電性のゴムを用いている。また、本実施形態では可動電
極2Xの一端を表示面4に固定している。したがって、
固定電極1と可動電極2Xとの間に静電力が働かない状
態では図16に示したように可動電極2Xは表示面5に
対してほぼ垂直になっており、静電力による引力又は斥
力が固定電極1と可動電極2Xとの間に働くと、可動電
極2Xの一端を支点として可動電極2Xが固定電極1側
又は支持部材4側に傾くことになる。その結果、遮光板
3Xによって表示される領域と表示面5によって表示さ
れる領域との割合が変化し、所望の階調表示を行うこと
ができる。
ものであり、表示装置の1画素分の断面構成を示した図
である。前記各実施形態では遮光板として蛇腹構造のも
のを用いていたが、本実施形態では遮光板3Xとして導
電性のゴムを用いている。また、本実施形態では可動電
極2Xの一端を表示面4に固定している。したがって、
固定電極1と可動電極2Xとの間に静電力が働かない状
態では図16に示したように可動電極2Xは表示面5に
対してほぼ垂直になっており、静電力による引力又は斥
力が固定電極1と可動電極2Xとの間に働くと、可動電
極2Xの一端を支点として可動電極2Xが固定電極1側
又は支持部材4側に傾くことになる。その結果、遮光板
3Xによって表示される領域と表示面5によって表示さ
れる領域との割合が変化し、所望の階調表示を行うこと
ができる。
【0045】なお、本第8実施形態の構成をすでに説明
したマトリクス表示(図7〜図12参照)やフルカラー
表示(図14、図15参照)その他に適用することも、
勿論可能である。
したマトリクス表示(図7〜図12参照)やフルカラー
表示(図14、図15参照)その他に適用することも、
勿論可能である。
【0046】以上説明した各実施形態によれば、偏光板
等を用いることがなく、反射率の高い反射型表示装置を
構成することができるので、ペーパーホワイト表示が可
能である。また、原理的にメモリ性があるので、電源が
オフになっても画像を保持する能力があり、駆動時もあ
まり電流を流さないので、低消費電力となる。さらに、
表示装置の大きさに制限がないので、携帯情報機器や電
子ブックのような小型のものだけでなく、電子ポスター
や看板のような大型の表示装置に適用することも可能で
ある。なお、本発明は前記各実施形態等に限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々
変形して実施可能である。
等を用いることがなく、反射率の高い反射型表示装置を
構成することができるので、ペーパーホワイト表示が可
能である。また、原理的にメモリ性があるので、電源が
オフになっても画像を保持する能力があり、駆動時もあ
まり電流を流さないので、低消費電力となる。さらに、
表示装置の大きさに制限がないので、携帯情報機器や電
子ブックのような小型のものだけでなく、電子ポスター
や看板のような大型の表示装置に適用することも可能で
ある。なお、本発明は前記各実施形態等に限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々
変形して実施可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明における表示装置では、偏光板を
用いる必要がないため、光の利用効率を高くすることが
できるとともに、静止画表示において消費電力をゼロに
することが可能であり、低消費電力化を達成することが
できる。
用いる必要がないため、光の利用効率を高くすることが
できるとともに、静止画表示において消費電力をゼロに
することが可能であり、低消費電力化を達成することが
できる。
【図1】本発明の第1実施形態を示した図。
【図2】本発明の第2実施形態を示した図。
【図3】本発明の第3実施形態を示した図。
【図4】本発明の第4実施形態を示した図。
【図5】本発明の第5実施形態を示した図。
【図6】図1〜図5の各実施形態における遮光板の変更
例を示した図。
例を示した図。
【図7】図1〜図5の各実施形態に示した構成をマトリ
クス状に配置したときの一例を示した図。
クス状に配置したときの一例を示した図。
【図8】図1〜図5の各実施形態に示した構成をマトリ
クス状に配置したときの他の例を示した図。
クス状に配置したときの他の例を示した図。
【図9】図1〜図5の各実施形態に示した構成をマトリ
クス状に配置したときの他の例を示した図。
クス状に配置したときの他の例を示した図。
【図10】図1〜図5の各実施形態に示した構成をマト
リクス状に配置したときの他の例を示した図。
リクス状に配置したときの他の例を示した図。
【図11】本発明に係る表示装置の駆動回路の一例を示
した図。
した図。
【図12】本発明に係る表示装置の駆動方法の一例を示
した図。
した図。
【図13】図12の駆動方法による表示例を示した図。
【図14】本発明の第6実施形態を示した図。
【図15】本発明の第7実施形態を示した図。
【図16】本発明の第8実施形態を示した図。
1…固定電極 2、2X…可動電極 3、3X…遮光板(伸縮部材) 4…支持板(支持部材) 6、7…電圧源(静電力発生手段) 8…スイッチ(静電力発生手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 固定電極と、 この固定電極に対向する支持部材と、 前記固定電極と前記支持部材との間で変位可能な可動電
極と、 この可動電極及び前記支持部材に接続され前記可動電極
の変位に応じて伸縮する伸縮部材と、 前記固定電極と前記可動電極との間に静電力を発生させ
る静電力発生手段とを有することを特徴とする表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24052396A JPH1091103A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24052396A JPH1091103A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091103A true JPH1091103A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17060802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24052396A Pending JPH1091103A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091103A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511736A (ja) * | 2008-12-12 | 2012-05-24 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | 調整可能な反射鏡を有する半透過型液晶ディスプレイ |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24052396A patent/JPH1091103A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511736A (ja) * | 2008-12-12 | 2012-05-24 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | 調整可能な反射鏡を有する半透過型液晶ディスプレイ |
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