JPH1091724A - パターン認識装置 - Google Patents
パターン認識装置Info
- Publication number
- JPH1091724A JPH1091724A JP8276789A JP27678996A JPH1091724A JP H1091724 A JPH1091724 A JP H1091724A JP 8276789 A JP8276789 A JP 8276789A JP 27678996 A JP27678996 A JP 27678996A JP H1091724 A JPH1091724 A JP H1091724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- line
- quadratic curve
- detecting
- point
- Prior art date
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- Character Discrimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2次曲線により文字を認識する。
【構成】 2次元画像を入力する画像入力部3、2次元
画像のエッジを検出するエッジ検出部4、2次元画像の
エッジの曲率を算出する曲率検出部5、前記曲率より2
次元画像のエッジの角を検出する角検出部6、前記2次
元画像のエッジの角で囲まれた領域に分割する線分ブロ
ック検出部7、前記線分ブロックより位相幾何学的特徴
を検出する位相幾何学的特徴検出部8、前記線分ブロッ
クの骨格線を検出する骨格線検出部9、前記骨格線の2
次曲線を検出する2次曲線検出部10、幾何学的特徴に
より文字を分類する幾何学的特徴による分類部11、2
次曲線により文字を分類する2次曲線の構造的特徴によ
る分類部12、入力画像の骨格線の2次曲線と構造的特
徴辞書部14の2次曲線を照合する照合部13、照合し
た結果を判定する判定部15、結果を出力する出力部1
5、画像データ及び2次曲線データを記憶するメモリ部
2、前記各ブロックを制御する制御部1にて構成する。
即ち、2次曲線の構造的特徴により文字を認識する。
画像のエッジを検出するエッジ検出部4、2次元画像の
エッジの曲率を算出する曲率検出部5、前記曲率より2
次元画像のエッジの角を検出する角検出部6、前記2次
元画像のエッジの角で囲まれた領域に分割する線分ブロ
ック検出部7、前記線分ブロックより位相幾何学的特徴
を検出する位相幾何学的特徴検出部8、前記線分ブロッ
クの骨格線を検出する骨格線検出部9、前記骨格線の2
次曲線を検出する2次曲線検出部10、幾何学的特徴に
より文字を分類する幾何学的特徴による分類部11、2
次曲線により文字を分類する2次曲線の構造的特徴によ
る分類部12、入力画像の骨格線の2次曲線と構造的特
徴辞書部14の2次曲線を照合する照合部13、照合し
た結果を判定する判定部15、結果を出力する出力部1
5、画像データ及び2次曲線データを記憶するメモリ部
2、前記各ブロックを制御する制御部1にて構成する。
即ち、2次曲線の構造的特徴により文字を認識する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は文字、図面、図形、指
紋、リモートセンシング等のパターン認識装置に関す
る。
紋、リモートセンシング等のパターン認識装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】 カ
メラなどで画像として入力された文字のストロークを抽
出する方法は現在、完成されていない。又、広告などの
ように、絵があり、文字列が縦書き、横書き、斜め書き
と混在している場合、現在の文字認識方法では、文字を
認識できない。又、現在の認識方法では、例えば、認識
率97%、誤認識率3%のように表現し、誤った判別が
発生することを前提にしている。
メラなどで画像として入力された文字のストロークを抽
出する方法は現在、完成されていない。又、広告などの
ように、絵があり、文字列が縦書き、横書き、斜め書き
と混在している場合、現在の文字認識方法では、文字を
認識できない。又、現在の認識方法では、例えば、認識
率97%、誤認識率3%のように表現し、誤った判別が
発生することを前提にしている。
【0003】第1の問題は、現在の文字のストローク抽
出方法の主流として、細線化の手法を使用していること
に起因している。細線化の手法は角のヒゲ、交点及び分
岐点の歪を解決する論理的な細線化の手法が見つかって
いない。第2の問題は、文字の表現が2次元のベクトル
であるため、直線のみ表現でき、曲線は表現できない。
従って、現在の文字認識方法は、文字を論理的な手法で
認識しているのではなく、確率論からどれかの文字に分
配しているだけである。
出方法の主流として、細線化の手法を使用していること
に起因している。細線化の手法は角のヒゲ、交点及び分
岐点の歪を解決する論理的な細線化の手法が見つかって
いない。第2の問題は、文字の表現が2次元のベクトル
であるため、直線のみ表現でき、曲線は表現できない。
従って、現在の文字認識方法は、文字を論理的な手法で
認識しているのではなく、確率論からどれかの文字に分
配しているだけである。
【0004】
【課題を解決するための手段】2次元画像を入力する画
像入力部3、2次元画像のエッジを検出するエッジ検出
部4、2次元画像のエッジの曲率を算出する曲率検出部
5、前記曲率より2次元画像のエッジの角を検出する角
検出部6、前記2次元画像のエッジの角で囲まれた領域
に分割する線分ブロック検出部7、前記線分ブロックよ
り位相幾何学的特徴を検出する位相幾何学的特徴検出部
8、前記線分ブロックの骨格線を検出する骨格線検出部
9、前記骨格線の2次曲線を検出する2次曲線検出部1
0、幾何学的特徴により文字を分類する幾何学的特徴に
よる分類部11、2次曲線により文字を分類する2次曲
線の構造的特徴による分類部12、入力画像の骨格線と
構造的特徴辞書部14の2次曲線を照合する照合部1
3、照合した結果を判定する判定部15、判定部の判定
結果を出力する出力部15、画像データ及び2次曲線デ
ータを記憶するメモリ部2、前記各ブロックを制御する
制御部1にて構成する。
像入力部3、2次元画像のエッジを検出するエッジ検出
部4、2次元画像のエッジの曲率を算出する曲率検出部
5、前記曲率より2次元画像のエッジの角を検出する角
検出部6、前記2次元画像のエッジの角で囲まれた領域
に分割する線分ブロック検出部7、前記線分ブロックよ
り位相幾何学的特徴を検出する位相幾何学的特徴検出部
8、前記線分ブロックの骨格線を検出する骨格線検出部
9、前記骨格線の2次曲線を検出する2次曲線検出部1
0、幾何学的特徴により文字を分類する幾何学的特徴に
よる分類部11、2次曲線により文字を分類する2次曲
線の構造的特徴による分類部12、入力画像の骨格線と
構造的特徴辞書部14の2次曲線を照合する照合部1
3、照合した結果を判定する判定部15、判定部の判定
結果を出力する出力部15、画像データ及び2次曲線デ
ータを記憶するメモリ部2、前記各ブロックを制御する
制御部1にて構成する。
【0005】先ず、画像として入力した文字の輪郭線を
エッジ検出部4により検出し、曲率検出部5により文字
の輪郭線上の曲率を求め、角検出部6により曲率が最大
になる点を角とし、線分ブロック検出部7により角にて
区分された区間を線分とする。位相幾何学的特徴検出部
8はこの線分により位相幾何学的特徴の一部(端点、T
分岐点、Y分岐点、交点)を求める。次に、骨格線検出
部9は着目している輪郭線と対応する輪郭線との最短距
離の中間点を求め、この中間点を骨格線上の点とする。
尚、交点、傾斜線の場合は補助線を利用して骨格線を求
める。2次曲線検出部10は最小2乗法により骨格線と
2次曲線の誤差が最小になる2次曲線を選出する。選出
した2次曲線を文字のストロークとする。尚、文字の2
次曲線により、直線数及び曲線数を求める。
エッジ検出部4により検出し、曲率検出部5により文字
の輪郭線上の曲率を求め、角検出部6により曲率が最大
になる点を角とし、線分ブロック検出部7により角にて
区分された区間を線分とする。位相幾何学的特徴検出部
8はこの線分により位相幾何学的特徴の一部(端点、T
分岐点、Y分岐点、交点)を求める。次に、骨格線検出
部9は着目している輪郭線と対応する輪郭線との最短距
離の中間点を求め、この中間点を骨格線上の点とする。
尚、交点、傾斜線の場合は補助線を利用して骨格線を求
める。2次曲線検出部10は最小2乗法により骨格線と
2次曲線の誤差が最小になる2次曲線を選出する。選出
した2次曲線を文字のストロークとする。尚、文字の2
次曲線により、直線数及び曲線数を求める。
【0006】文字の認識方法は、先ず、位相幾何学的特
徴による分類部11は位相幾何学的特徴(文字のループ
数、端点数、T分岐点数、Y分岐点数、交点数、直線
数、曲線数、端点数、準端点数)により文字を分類す
る。この分類により、文字を数種類以下に絞る。更に、
2次曲線の構造的特徴による分類部12により、文字の
構造的特徴を確認する。文字が傾いている場合、中心点
と直線を指定する。指定した直線の傾き角度分だけアフ
ィン変換して正常状態に戻し、2次曲線による構造的特
徴辞書部14(文字の構造的特徴を記載し、且つ、アフ
ィン変換用の中心点と直線を記載)と照合して、文字の
構造的特徴を確認して認識する。
徴による分類部11は位相幾何学的特徴(文字のループ
数、端点数、T分岐点数、Y分岐点数、交点数、直線
数、曲線数、端点数、準端点数)により文字を分類す
る。この分類により、文字を数種類以下に絞る。更に、
2次曲線の構造的特徴による分類部12により、文字の
構造的特徴を確認する。文字が傾いている場合、中心点
と直線を指定する。指定した直線の傾き角度分だけアフ
ィン変換して正常状態に戻し、2次曲線による構造的特
徴辞書部14(文字の構造的特徴を記載し、且つ、アフ
ィン変換用の中心点と直線を記載)と照合して、文字の
構造的特徴を確認して認識する。
【0007】従って、任意の角度に回転した文字を認識
できる。又、文字の構造的特徴(2次曲線で記載)を確
認することにより、認識できた文字は100%正しく、
認識できない文字は”知らない”と表現し、誤認識は発
生しない。
できる。又、文字の構造的特徴(2次曲線で記載)を確
認することにより、認識できた文字は100%正しく、
認識できない文字は”知らない”と表現し、誤認識は発
生しない。
【0008】
【作用】 2次元画像を2次曲線により表現するため、
直線だけでなく曲線を含む一般の画像を処理することが
できる。又、文字の変形は骨格線分を示す2次曲線の変
形とすることにより、変形した文字の認識が可能にな
る。又、2次元画像を2次曲線により表現することは、
アフィン変換に対し不変であることになり、画像の回
転、位置ずれは照合に影響しない。
直線だけでなく曲線を含む一般の画像を処理することが
できる。又、文字の変形は骨格線分を示す2次曲線の変
形とすることにより、変形した文字の認識が可能にな
る。又、2次元画像を2次曲線により表現することは、
アフィン変換に対し不変であることになり、画像の回
転、位置ずれは照合に影響しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に従い説明する。図1に
画像のエッジの曲率を求める方法を示す。先ず、入力画
像内の文字の輪郭線を検出する。次に、文字の輪郭線上
の曲率θと角度θkを求める。X−Y座標に於いて、進
行方向を反時計方向とする時、輪郭線の線分上の点をK
とし、点Kより−a個の点を(K−a)、点Kより+a
個の点を(K+a)とする。点Kと点(K−a)を通る
直線L1とX軸のなす角度をθ1とする。又、点Kと点
(K+a)を通る直線L2とX軸のなす角度をθ2とす
ると曲率θは θ=(θ1−θ2) として求める。曲率θと角度θkの関係は次式になる。 θk=π−θ 輪郭線が凸の場合、角度θkは正であり、輪郭線が凹の
場合、角度θkは負になる。
画像のエッジの曲率を求める方法を示す。先ず、入力画
像内の文字の輪郭線を検出する。次に、文字の輪郭線上
の曲率θと角度θkを求める。X−Y座標に於いて、進
行方向を反時計方向とする時、輪郭線の線分上の点をK
とし、点Kより−a個の点を(K−a)、点Kより+a
個の点を(K+a)とする。点Kと点(K−a)を通る
直線L1とX軸のなす角度をθ1とする。又、点Kと点
(K+a)を通る直線L2とX軸のなす角度をθ2とす
ると曲率θは θ=(θ1−θ2) として求める。曲率θと角度θkの関係は次式になる。 θk=π−θ 輪郭線が凸の場合、角度θkは正であり、輪郭線が凹の
場合、角度θkは負になる。
【0010】輪郭線上の点Kについて、その角度θkの
絶対値が(K−a)点から(K+a)点までの間の角度
の最小値であり、且つ、その角度θkの絶対値が110
度以下であれば、このK点を角とする。又、角度の絶対
値が最小値であり、且つ、絶対値が110度以上155
度以下であれば、このK点を準角とする。又、屈折点の
候補を次のようにして求める。着目点の±aドットから
±2aドット付近の角度の絶対値が160度以上であ
り、且つ、着目点の角の角度をθkとし、着目点付近に
て角度が160度以下のドット数をS、文字の縦又は横
の最大ドット数をLとして、 Q=100*S/{(160−θk)*L} Q<1、即ち、角の角度1度当り、1ドット以下であれ
ば、屈折点の候補とする。
絶対値が(K−a)点から(K+a)点までの間の角度
の最小値であり、且つ、その角度θkの絶対値が110
度以下であれば、このK点を角とする。又、角度の絶対
値が最小値であり、且つ、絶対値が110度以上155
度以下であれば、このK点を準角とする。又、屈折点の
候補を次のようにして求める。着目点の±aドットから
±2aドット付近の角度の絶対値が160度以上であ
り、且つ、着目点の角の角度をθkとし、着目点付近に
て角度が160度以下のドット数をS、文字の縦又は横
の最大ドット数をLとして、 Q=100*S/{(160−θk)*L} Q<1、即ち、角の角度1度当り、1ドット以下であれ
ば、屈折点の候補とする。
【0011】尚、同一の着目点にて、前記のa=4ドッ
トの角度θK4、a=6ドットの角度θK6、a=8ド
ットの角度θK8を同時に求め、θK4<θK6<θK
8の場合、線分のガタツキと見なし、誤った角の検出を
防ぐ。尚、端点を求めた後、曲率の符号が反転する線分
の中間点を変曲点として求める。
トの角度θK4、a=6ドットの角度θK6、a=8ド
ットの角度θK8を同時に求め、θK4<θK6<θK
8の場合、線分のガタツキと見なし、誤った角の検出を
防ぐ。尚、端点を求めた後、曲率の符号が反転する線分
の中間点を変曲点として求める。
【0012】位相幾何学的特徴は次の方法で求める。文
字のループ数は輪郭線数−1として求める。端点は骨格
線を求める時、着目点から対応線分の交点までの、輪郭
線上のドット数が20ドット以下で、且つ、20ドット
内に線分がある場合、その線分を端点とする。又、20
ドット内に線分がない場合、75度以下の正の角があれ
ば、線分の無い端点とする。着目線分が直線であり、且
つ、着目線分に対応線分が2個あり、且つ、2個の対応
線分番号が3個以上離れている場合、又は、2個の対応
線分が別のループに属する場合をT分岐とする。
字のループ数は輪郭線数−1として求める。端点は骨格
線を求める時、着目点から対応線分の交点までの、輪郭
線上のドット数が20ドット以下で、且つ、20ドット
内に線分がある場合、その線分を端点とする。又、20
ドット内に線分がない場合、75度以下の正の角があれ
ば、線分の無い端点とする。着目線分が直線であり、且
つ、着目線分に対応線分が2個あり、且つ、2個の対応
線分番号が3個以上離れている場合、又は、2個の対応
線分が別のループに属する場合をT分岐とする。
【0013】着目線分の開始点が負の角度の角であり、
着目線分の対応線分と着目線分の前の線分の対応線分の
間に1個以上の線分がある場合、又は、2個の対応線分
が別のループに属する場合をY分岐とする。Y分岐が2
個ある点を交点とする。尚、Y分岐の2個の対応線分の
間に端点がある場合(例えば、数字”3”の中間の端
点)、この端点を準端点とする。尚、屈折点の候補の
内、片方の線分が直線であれば屈折点とする。又、T分
岐にY分岐が重なる時、T分岐を優先させY分岐は削除
する。
着目線分の対応線分と着目線分の前の線分の対応線分の
間に1個以上の線分がある場合、又は、2個の対応線分
が別のループに属する場合をY分岐とする。Y分岐が2
個ある点を交点とする。尚、Y分岐の2個の対応線分の
間に端点がある場合(例えば、数字”3”の中間の端
点)、この端点を準端点とする。尚、屈折点の候補の
内、片方の線分が直線であれば屈折点とする。又、T分
岐にY分岐が重なる時、T分岐を優先させY分岐は削除
する。
【0014】図2に輪郭線による骨格線分の検出方法を
示す。骨格線分を求める線分を着目線分とし、骨格線分
を求めない線分を対応線分とする。先ず、輪郭線を着目
線分と対応線分に分離する。そのため、変曲点=20
0、準端点=200、屈折点=100の重みを付ける。
準端点を除いた端点から端点までの連結した線分のドッ
ト数を計数する、途中に変曲点、準端点、屈折点があれ
ば重みを加算する。計数の多い連結した線分を着目線分
とし、着目線分番号iの場合、骨格線分を求めるための
骨格線指定配列をK(i)=210とする、対応線分番
号tの場合、骨格線指定配列をK(t)=1とする。骨
格線指定配列K()=210の線分により、骨格線分を
求める。
示す。骨格線分を求める線分を着目線分とし、骨格線分
を求めない線分を対応線分とする。先ず、輪郭線を着目
線分と対応線分に分離する。そのため、変曲点=20
0、準端点=200、屈折点=100の重みを付ける。
準端点を除いた端点から端点までの連結した線分のドッ
ト数を計数する、途中に変曲点、準端点、屈折点があれ
ば重みを加算する。計数の多い連結した線分を着目線分
とし、着目線分番号iの場合、骨格線分を求めるための
骨格線指定配列をK(i)=210とする、対応線分番
号tの場合、骨格線指定配列をK(t)=1とする。骨
格線指定配列K()=210の線分により、骨格線分を
求める。
【0015】着目線分の角の角度の絶対値が110度以
下の角、変曲点、屈折点、端点、準端点により骨格線分
を分離する。尚、骨格線を求める線分の優先順位は、補
助線を優先させ、T分岐の線分を優先させ、両端が屈折
点の直線の線分を優先させ、次に、内側のループの線分
を優先させる。
下の角、変曲点、屈折点、端点、準端点により骨格線分
を分離する。尚、骨格線を求める線分の優先順位は、補
助線を優先させ、T分岐の線分を優先させ、両端が屈折
点の直線の線分を優先させ、次に、内側のループの線分
を優先させる。
【0016】尚、図1にて、着目線分上の点Kの角度が
θk、且つ、直線L1とX軸のなす角度がθ1の時、点
Kの垂線の角度θsは次式より求められる。 θs=θk/2+θ1 尚、図2にて、着目している輪郭線の線分L1上の点K
の座標を(Xa、Ya)とする。点Kに垂線を描き、対
応する輪郭線の線分L2との交点をKT1(Xb1、Y
b1)とする。点Kと点KT1の距離をPとする。対応
輪郭線の線分上の点KT1を移動させ、距離Pが最小と
なる点をKT2とする。点Kと点KT2の中点の座標を
(X、Y)とする。i番目の骨格線は座標(xi、
yi)として求まる。(i+1)番目の骨格線は垂線を
利用せず、着目線分上の点を1個前進させ、対応線分上
の点KT2付近の点より最短距離を求め、この最短距離
の中間点として骨格線を求める。
θk、且つ、直線L1とX軸のなす角度がθ1の時、点
Kの垂線の角度θsは次式より求められる。 θs=θk/2+θ1 尚、図2にて、着目している輪郭線の線分L1上の点K
の座標を(Xa、Ya)とする。点Kに垂線を描き、対
応する輪郭線の線分L2との交点をKT1(Xb1、Y
b1)とする。点Kと点KT1の距離をPとする。対応
輪郭線の線分上の点KT1を移動させ、距離Pが最小と
なる点をKT2とする。点Kと点KT2の中点の座標を
(X、Y)とする。i番目の骨格線は座標(xi、
yi)として求まる。(i+1)番目の骨格線は垂線を
利用せず、着目線分上の点を1個前進させ、対応線分上
の点KT2付近の点より最短距離を求め、この最短距離
の中間点として骨格線を求める。
【0017】尚、数字”O”のように、内側の輪郭線が
ある場合、内側の輪郭線の曲率及び角度は負とする。
又、T分岐の場合、T分岐点の直前の輪郭線と骨格線の
距離を記憶し、T分岐中は記憶した距離に骨格線を求め
る。又、交差点の場合、4個の角の角度は負になり、着
目線分の負の角から対応線分の負の角に向けて補助線を
書く。補助線の前の線分から補助線の後の線分に向っ
て、交点の骨格線を求める。
ある場合、内側の輪郭線の曲率及び角度は負とする。
又、T分岐の場合、T分岐点の直前の輪郭線と骨格線の
距離を記憶し、T分岐中は記憶した距離に骨格線を求め
る。又、交差点の場合、4個の角の角度は負になり、着
目線分の負の角から対応線分の負の角に向けて補助線を
書く。補助線の前の線分から補助線の後の線分に向っ
て、交点の骨格線を求める。
【0018】同様に、文字”N”のように傾斜線があ
り、且つ、線幅が太い場合、負の角より傾斜線の延長線
上に補助線を書き。補助線を利用して傾斜線の骨格線を
求める。 骨格線分の検査方法(1) 文字の着目線分番号がi(iは10からn)、対応線分
番号がtの場合、次式の骨格線指定配列が成立しなけれ
ばならない。 K(i)=210、K(t)=<1、 次の場合は骨格線分は異常である。 K(i)=210、K(t)=210、 又は K(i)=<1、K(t)=<1、
り、且つ、線幅が太い場合、負の角より傾斜線の延長線
上に補助線を書き。補助線を利用して傾斜線の骨格線を
求める。 骨格線分の検査方法(1) 文字の着目線分番号がi(iは10からn)、対応線分
番号がtの場合、次式の骨格線指定配列が成立しなけれ
ばならない。 K(i)=210、K(t)=<1、 次の場合は骨格線分は異常である。 K(i)=210、K(t)=210、 又は K(i)=<1、K(t)=<1、
【0019】骨格線分の検査方法(2) 位相幾何学に於ける次のオイラー標数が成立しなければ
ならない。但し、端点数は準端点数を含む。 端点数−分岐点数+2(ループ数)=2
ならない。但し、端点数は準端点数を含む。 端点数−分岐点数+2(ループ数)=2
【0020】図3に骨格線分より2次曲線検出を示す。
骨格線上の任意の点が5個あれば、2次曲線の式が求め
られる。 (1)楕円曲線(円を含む) {(y1・sin(α)+x1・cos(α))/(R
1)}2+{(y1・cos(α)−x1・sin
(α))/(R2)}2=1 (2)直線(2直線を含む) (3)双曲線、又は、放物線 h・{(y1・sin(α)+x1・cos(α))/
(R1)}2−h・{(y1・cos(α)−x1・s
in(α))/(R2)}2=1
骨格線上の任意の点が5個あれば、2次曲線の式が求め
られる。 (1)楕円曲線(円を含む) {(y1・sin(α)+x1・cos(α))/(R
1)}2+{(y1・cos(α)−x1・sin
(α))/(R2)}2=1 (2)直線(2直線を含む) (3)双曲線、又は、放物線 h・{(y1・sin(α)+x1・cos(α))/
(R1)}2−h・{(y1・cos(α)−x1・s
in(α))/(R2)}2=1
【0021】但し、 h=1又はh=−1、x1=x−
c.x、y1=y−c.y c.xは中心点のx座標 c.yは中心点のy座標 αは軸の傾き角度、 R1、R2は長半径又は短半径 の3種類の曲線のいずれかになる。
c.x、y1=y−c.y c.xは中心点のx座標 c.yは中心点のy座標 αは軸の傾き角度、 R1、R2は長半径又は短半径 の3種類の曲線のいずれかになる。
【0022】更に、多数の2次曲線の中から、最小2乗
法により、骨格線分と2次曲線の誤差が最小になる2次
曲線を選出する。検出した1個の2次曲線が文字の1個
のストロークに相当する。
法により、骨格線分と2次曲線の誤差が最小になる2次
曲線を選出する。検出した1個の2次曲線が文字の1個
のストロークに相当する。
【0023】図4に本発明の装置の電気的ブロック構成
図を示す。2次元画像を入力する画像入力部3、2次元
画像のエッジを検出するエッジ検出部4、2次元画像の
エッジの曲率を算出する曲率検出部5、前記曲率より2
次元画像のエッジの角を検出する角検出部6、前記2次
元画像のエッジの角で囲まれた領域に分割する線分ブロ
ック検出部7、前記線分ブロックより位相幾何学的特徴
を検出する位相幾何学的特徴検出部8、前記線分ブロッ
クの骨格線を検出する骨格線検出部9、前記骨格線の2
次曲線を検出する2次曲線検出部10、幾何学的特徴に
より文字を分類する幾何学的特徴による分類部11、2
次曲線により文字を分類する2次曲線の構造的特徴によ
る分類部12、入力画像の骨格線と構造的特徴辞書部1
4の2次曲線を照合する照合部13、照合した結果を判
定する判定部15、判定部の判定結果を出力する出力部
15、画像データ及び2次曲線データを記憶するメモリ
部2、前記各ブロックを制御する制御部1にて構成す
る。
図を示す。2次元画像を入力する画像入力部3、2次元
画像のエッジを検出するエッジ検出部4、2次元画像の
エッジの曲率を算出する曲率検出部5、前記曲率より2
次元画像のエッジの角を検出する角検出部6、前記2次
元画像のエッジの角で囲まれた領域に分割する線分ブロ
ック検出部7、前記線分ブロックより位相幾何学的特徴
を検出する位相幾何学的特徴検出部8、前記線分ブロッ
クの骨格線を検出する骨格線検出部9、前記骨格線の2
次曲線を検出する2次曲線検出部10、幾何学的特徴に
より文字を分類する幾何学的特徴による分類部11、2
次曲線により文字を分類する2次曲線の構造的特徴によ
る分類部12、入力画像の骨格線と構造的特徴辞書部1
4の2次曲線を照合する照合部13、照合した結果を判
定する判定部15、判定部の判定結果を出力する出力部
15、画像データ及び2次曲線データを記憶するメモリ
部2、前記各ブロックを制御する制御部1にて構成す
る。
【0024】次に位相幾何学的特徴により文字を分類す
る。 (1)交点数 (2)分岐点数 T型分岐点数 Y型分岐点数 (3)ループ数 (4)直線数 (5)曲線数 (6)端点数 (7)準端点数(Y分岐の線分の対応線分間の端点) この分類により、文字は数種類以下に絞られる。
る。 (1)交点数 (2)分岐点数 T型分岐点数 Y型分岐点数 (3)ループ数 (4)直線数 (5)曲線数 (6)端点数 (7)準端点数(Y分岐の線分の対応線分間の端点) この分類により、文字は数種類以下に絞られる。
【0025】例えば、数字”2”、数字”5”、図6の
(c)の数字”3”は同一の位相幾何学的特徴(交点数
=0、T型分岐点数=0、Y型分岐点数=1、ループ数
=0、直線数=2、曲線数=1、端点数=2、準端点数
=1)になる場合がある。
(c)の数字”3”は同一の位相幾何学的特徴(交点数
=0、T型分岐点数=0、Y型分岐点数=1、ループ数
=0、直線数=2、曲線数=1、端点数=2、準端点数
=1)になる場合がある。
【0026】次の構造的特徴を文字ごとに記載した2次
曲線による構造的特徴辞書部14を作成する。 (1)曲線の場合は上下左右の組合せにより、8種類の
開いている方向。 (2)直線の場合、傾き角度及び長さ。 (3)直線と曲線の接続点と端点の位置。 (4)直線と曲線の位置。 (5)アフィン変換用に指定した中心点と直線。
曲線による構造的特徴辞書部14を作成する。 (1)曲線の場合は上下左右の組合せにより、8種類の
開いている方向。 (2)直線の場合、傾き角度及び長さ。 (3)直線と曲線の接続点と端点の位置。 (4)直線と曲線の位置。 (5)アフィン変換用に指定した中心点と直線。
【0027】尚、文字が傾いている場合、指定した直線
の傾き角度分だけアフィン変換して、文字を正常状態に
戻す。正常状態の文字の2次曲線が、2次曲線による構
造的特徴辞書部14に記載された文字の構造的特徴を満
足するか確認する。その文字の構造的特徴を満足すれ
ば、その文字が認識できたことになる。本手法では文字
の構造的特徴を確認するため、文字の構造認識が可能で
る。
の傾き角度分だけアフィン変換して、文字を正常状態に
戻す。正常状態の文字の2次曲線が、2次曲線による構
造的特徴辞書部14に記載された文字の構造的特徴を満
足するか確認する。その文字の構造的特徴を満足すれ
ば、その文字が認識できたことになる。本手法では文字
の構造的特徴を確認するため、文字の構造認識が可能で
る。
【0028】従って、誤認識は発生しない、又、回転し
た文字の認識が可能である、指定した文字(他の文字と
接続していない場合)の切出しが可能でなる。又、文字
が変形していても、文字の構造的特徴を満足していれ
ば、認識可能であるため、文字の変形に対して強い。
又、本認識方法は数字、大文字のアルファベット、小文
字のアルファベット、片仮名、平仮名、漢字の活字文字
および手書き文字等に利用することが出来る。
た文字の認識が可能である、指定した文字(他の文字と
接続していない場合)の切出しが可能でなる。又、文字
が変形していても、文字の構造的特徴を満足していれ
ば、認識可能であるため、文字の変形に対して強い。
又、本認識方法は数字、大文字のアルファベット、小文
字のアルファベット、片仮名、平仮名、漢字の活字文字
および手書き文字等に利用することが出来る。
【0029】図5に数字の画像より2次曲線化までの経
過を示す。図(a)に画像を示す。図(b)に画像のエ
ッジを示す。図(c)に曲率の最大値である角、及び変
曲点を〇印で示す。図(d)に線分ブロックを示す。図
(e)に線分ブロックの分離した状態を示す。図(f)
に線分ブロックの骨格線を示す。図(g)に線分ブロッ
クの骨格線の2次曲線の全曲線を示す。図(h)に画像
の骨格線の2次曲線の始点から終点までを示す。図5−
2に数字”2”の画像より2次曲線化までの経過を示
す。図5−3に数字”3”の画像より2次曲線化までの
経過を示す。図5−4に数字”4”の画像より2次曲線
化までの経過を示す。図5−5に数字”5”の画像より
2次曲線化までの経過を示す。
過を示す。図(a)に画像を示す。図(b)に画像のエ
ッジを示す。図(c)に曲率の最大値である角、及び変
曲点を〇印で示す。図(d)に線分ブロックを示す。図
(e)に線分ブロックの分離した状態を示す。図(f)
に線分ブロックの骨格線を示す。図(g)に線分ブロッ
クの骨格線の2次曲線の全曲線を示す。図(h)に画像
の骨格線の2次曲線の始点から終点までを示す。図5−
2に数字”2”の画像より2次曲線化までの経過を示
す。図5−3に数字”3”の画像より2次曲線化までの
経過を示す。図5−4に数字”4”の画像より2次曲線
化までの経過を示す。図5−5に数字”5”の画像より
2次曲線化までの経過を示す。
【0030】(1) 入力画像の文字の大きさは、縦の
ドット数が40〜100ドットである。 (2) 最小2乗法の誤差は10ドット以下である。 (3) 水平とは0度±30度以内、±180度±30
度以内。垂直とは±90度±30度以内 (4) 数個から10個前後の数字と文字が混在した画
像の中から、目的とする1個の数字を抽出する。
ドット数が40〜100ドットである。 (2) 最小2乗法の誤差は10ドット以下である。 (3) 水平とは0度±30度以内、±180度±30
度以内。垂直とは±90度±30度以内 (4) 数個から10個前後の数字と文字が混在した画
像の中から、目的とする1個の数字を抽出する。
【0031】変曲点=200N、準端点=200、屈折
点=100の重みを付ける。数字”2”の場合、変曲点
と屈折点があり、曲線の内側の線分を着目線分とする。
数字”3”の場合、準端点又は屈折点があり、曲線の内
側の線分を着目線分とする。数字”4”の場合、補助
線、屈折点がある、交点を通る補助線と補助線の延長上
の線分と屈折点のある線分を着目線分とする。数字”
5”の場合、準端点と屈折点があり、曲線の内側の線分
を着目線分とする。着目線分により骨格線を求める。骨
格線上の多数の5点より、多数の2次曲線を求める。更
に、多数の2次曲線の中から、最小2乗法により、骨格
線分と2次曲線の誤差が最小になる2次曲線を選出す
る。文字の1個のストロークは1個の2次曲線として抽
出する。
点=100の重みを付ける。数字”2”の場合、変曲点
と屈折点があり、曲線の内側の線分を着目線分とする。
数字”3”の場合、準端点又は屈折点があり、曲線の内
側の線分を着目線分とする。数字”4”の場合、補助
線、屈折点がある、交点を通る補助線と補助線の延長上
の線分と屈折点のある線分を着目線分とする。数字”
5”の場合、準端点と屈折点があり、曲線の内側の線分
を着目線分とする。着目線分により骨格線を求める。骨
格線上の多数の5点より、多数の2次曲線を求める。更
に、多数の2次曲線の中から、最小2乗法により、骨格
線分と2次曲線の誤差が最小になる2次曲線を選出す
る。文字の1個のストロークは1個の2次曲線として抽
出する。
【0032】図5−3の(a)に数字”3”の原図を示
す。図5−3の(h)に数字”3”のストロークを示
す。数字”3”の位相幾何学的特徴(交点数=0、T型
分岐点数=0、Y型分岐点数=1、ループ数=0、直線
数=0、曲線数=2、端点数=2、準端点数=1)にて
分類する。更に、数字”3”の構造(上の曲線の開いて
いる方向は左、左下、下のいずれかの方向、下の曲線の
開いている方向は左、左上、上のいずれかの方向、上の
曲線の下の端点と下の曲線の上の端点が接続しているこ
と)を確認する。前記の構造を満足していなければ、端
点をアフィン変換の中心点とし、両端の端点を結ぶ直線
の傾き角度が90度になるようにアフィン変換をする。
前記の構造を満足していれば、数字”3”と認識する。
前記の構造を満足していなければ、次に、−90度にな
るようにアフィン変換をする。前記の構造を満足してい
れば、数字”3”と認識する。前記の構造を満足してい
なければ、”知らない”となる。
す。図5−3の(h)に数字”3”のストロークを示
す。数字”3”の位相幾何学的特徴(交点数=0、T型
分岐点数=0、Y型分岐点数=1、ループ数=0、直線
数=0、曲線数=2、端点数=2、準端点数=1)にて
分類する。更に、数字”3”の構造(上の曲線の開いて
いる方向は左、左下、下のいずれかの方向、下の曲線の
開いている方向は左、左上、上のいずれかの方向、上の
曲線の下の端点と下の曲線の上の端点が接続しているこ
と)を確認する。前記の構造を満足していなければ、端
点をアフィン変換の中心点とし、両端の端点を結ぶ直線
の傾き角度が90度になるようにアフィン変換をする。
前記の構造を満足していれば、数字”3”と認識する。
前記の構造を満足していなければ、次に、−90度にな
るようにアフィン変換をする。前記の構造を満足してい
れば、数字”3”と認識する。前記の構造を満足してい
なければ、”知らない”となる。
【0033】図5−4に数字”4”を示す。図5−4の
(a)に数字”4”の原図を示す。図5−4の(h)に
数字”4”のストロークを示す。数字”4”の位相幾何
学的特徴(交点数=1、T型分岐点数=0,Y型分岐点
数=2、ループ数=1、直線数=3、曲線数=0、端点
数=2、準端点数=0)にて分類する。更に、数字”
4”の構造(水平の直線と垂直の直線に交点がある、水
平の直線の左端にて第3の直線が接続し、第3の直線の
端点は水平な直線の上にある)を確認する。前記の構造
を満足していなければ、交点をアフィン変換の中心点と
し、交点を通る直線の傾き角度が0度、90度、180
度、−90度になるようにアフィン変換をする。前記の
構造を満足していれば、数字”4”と認識する。前記の
構造を満足していなければ、”知らない”となる。
(a)に数字”4”の原図を示す。図5−4の(h)に
数字”4”のストロークを示す。数字”4”の位相幾何
学的特徴(交点数=1、T型分岐点数=0,Y型分岐点
数=2、ループ数=1、直線数=3、曲線数=0、端点
数=2、準端点数=0)にて分類する。更に、数字”
4”の構造(水平の直線と垂直の直線に交点がある、水
平の直線の左端にて第3の直線が接続し、第3の直線の
端点は水平な直線の上にある)を確認する。前記の構造
を満足していなければ、交点をアフィン変換の中心点と
し、交点を通る直線の傾き角度が0度、90度、180
度、−90度になるようにアフィン変換をする。前記の
構造を満足していれば、数字”4”と認識する。前記の
構造を満足していなければ、”知らない”となる。
【0034】図5−5に数字”5”を示す。図5−5の
(a)に数字”5”の原図を示す。図5−5の(h)に
数字”5”のストロークを示す。数字”5”の位相幾何
学的特徴(交点数=0、T型分岐点数=0、Y型分岐点
数=1、ループ数=0、直線数=2、曲線数=1、端点
数=2、準端点数=1)にて分類する。更に、数字”
5”の構造(水平な直線が曲線より上、水平な直線の左
端で垂直な直線が接続、曲線の開いている方向は左、左
上、上のいずれかの方向であること)を確認する。前記
の構造を満足していなければ、直線の端点をアフィン変
換の中心点とし、端点のある直線の傾き角度が0度、1
80度になるようにアフィン変換をする。前記の構造を
満足していれば、数字”5”と認識する。前記の構造を
満足していなければ、”知らない”となる。
(a)に数字”5”の原図を示す。図5−5の(h)に
数字”5”のストロークを示す。数字”5”の位相幾何
学的特徴(交点数=0、T型分岐点数=0、Y型分岐点
数=1、ループ数=0、直線数=2、曲線数=1、端点
数=2、準端点数=1)にて分類する。更に、数字”
5”の構造(水平な直線が曲線より上、水平な直線の左
端で垂直な直線が接続、曲線の開いている方向は左、左
上、上のいずれかの方向であること)を確認する。前記
の構造を満足していなければ、直線の端点をアフィン変
換の中心点とし、端点のある直線の傾き角度が0度、1
80度になるようにアフィン変換をする。前記の構造を
満足していれば、数字”5”と認識する。前記の構造を
満足していなければ、”知らない”となる。
【0035】尚、骨格線を求める線分は、ループの線分
を優先させる。即ち、数字”8”は2個のループの構造
である。数字”6”及び”9”はループ1個と外側の曲
線の構造である。
を優先させる。即ち、数字”8”は2個のループの構造
である。数字”6”及び”9”はループ1個と外側の曲
線の構造である。
【0036】尚、同一文字も2次曲線による構造的特徴
辞書部14に、数種類の形状を記載する。図6に数字”
3”の形状の種類を示す。図6の(a)に2個の曲線で
構成した場合を示す図6の(b)に4個の直線で構成し
た場合を示す図6の(c)に2個の直線と1個の曲線で
構成した場合を示す図6の(d)にループが1個であ
り、且つ、2個の曲線で構成した場合を示す
辞書部14に、数種類の形状を記載する。図6に数字”
3”の形状の種類を示す。図6の(a)に2個の曲線で
構成した場合を示す図6の(b)に4個の直線で構成し
た場合を示す図6の(c)に2個の直線と1個の曲線で
構成した場合を示す図6の(d)にループが1個であ
り、且つ、2個の曲線で構成した場合を示す
【0037】数字”3”の場合、前記の4種類の”3”
は形状の異なった特徴を保有する。従って、数字”3”
の場合、前記の4種類の”3”を2次曲線による構造的
特徴辞書部14に記載する。
は形状の異なった特徴を保有する。従って、数字”3”
の場合、前記の4種類の”3”を2次曲線による構造的
特徴辞書部14に記載する。
【0038】
【発明の効果】 2次元画像を2次曲線により表現する
ため、直線だけでなく曲線を含む一般の画像を処理する
ことができる。又、文字の変形は骨格線分を示す2次曲
線の変形と見なすことにより、変形した文字の認識が可
能である。又、2次曲線の軸の傾き角度以外の形状はア
フィン変換に対し不変であるため、画像の回転、位置ず
れした文字の認識が可能である。
ため、直線だけでなく曲線を含む一般の画像を処理する
ことができる。又、文字の変形は骨格線分を示す2次曲
線の変形と見なすことにより、変形した文字の認識が可
能である。又、2次曲線の軸の傾き角度以外の形状はア
フィン変換に対し不変であるため、画像の回転、位置ず
れした文字の認識が可能である。
【0039】従って、 文字当て技術でなく、文字の構造認識が可能である。 誤認識は発生しない、但し、認識できない文字は”知
らない”と表現する。 広告などで縦書き、横書き、斜め書きなど360度
回転した文字の認識が可能である。 指定した文字(他の文字と接続していない場合)の切
出しが可能である。 変形した文字も、2次曲線表現辞書の記載範囲であれ
ば、認識が可能である。 従って、活字文字、手書き文字、記号、図面、指紋、リ
モートセンシング画像、立体物体等を認識することが可
能である。
らない”と表現する。 広告などで縦書き、横書き、斜め書きなど360度
回転した文字の認識が可能である。 指定した文字(他の文字と接続していない場合)の切
出しが可能である。 変形した文字も、2次曲線表現辞書の記載範囲であれ
ば、認識が可能である。 従って、活字文字、手書き文字、記号、図面、指紋、リ
モートセンシング画像、立体物体等を認識することが可
能である。
【0040】
【図1】 画像のエッジの曲率を求める方法を示す図
【図2】 骨格線分を求める方法を示す図
【図3】 骨格線分より2次曲線検出を示す図
【図4】 本発明の装置の電気的ブロック構成図
【図5】 画像より2次曲線検出までの経過を示す図
【図6】 数字”3”の種類を示す。
【0041】
X、Y……………………2次元座標 1…………………………制御部 2…………………………メモリ部 3…………………………画像入力部 4…………………………エッジ検出部 5…………………………曲率検出部 6…………………………角検出部 7…………………………線分ブロック検出部 8…………………………幾何学的特徴検出部 9…………………………骨格線分検出部 10………………………2次曲線検出部 11………………………幾何学的特徴による分類部 12………………………構造的特徴による分類部 13………………………照合部 14………………………構造的特徴辞書部 15………………………判定部、出力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図9】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像のエッジの曲率を求める方法を示す図
【図2】 骨格線分を求める方法を示す図
【図3】 骨格線分より2次曲線検出を示す図
【図4】 本発明の装置の電気的ブロック構成図
【図5】 数字”2”の画像より2次曲線検出までの経
過を示す図
過を示す図
【図6】 数字”3”の画像より2次曲線検出までの経
過を示す図
過を示す図
【図7】 数字”4”の画像より2次曲線検出までの経
過を示す図
過を示す図
【図8】 数字”5”の画像より2次曲線検出までの経
過を示す図
過を示す図
【図9】 数字”3”の種類を示す図
【0041】
【符号の説明】 X、y…2次元座標 1…………………………制御部 2…………………………メモリ部 3…………………………画像入力部 4…………………………エッジ検出部 5…………………………曲率検出部 6…………………………角検出部 7…………………………線分ブロック検出部 8…………………………幾何学的特徴検出部 9…………………………骨格線分検出部 10………………………2次曲線検出部 11………………………幾何学的特徴による分類部 12………………………構造的特徴による分類部 13………………………照合部 14………………………構造的特徴辞書部 15………………………判定部、出力部
Claims (1)
- 【請求項1】 2次元画像を入力する画像入力部、2次
元画像のエッジを検出するエッジ検出部、2次元画像の
エッジの曲率を算出する曲率検出部、前記曲率より2次
元画像のエッジの角を検出する角検出部、前記2次元画
像のエッジの角で囲まれた領域に分割する線分ブロック
検出部、前記線分ブロックより位相幾何学的特徴を検出
する位相幾何学的特徴検出部、前記線分ブロックの骨格
線を検出する骨格線検出部、前記骨格線の2次曲線を検
出する2次曲線検出部、位相幾何学的特徴により文字を
分類する位相幾何学的特徴による分類部、2次曲線の構
造的特徴による分類部、入力画像の骨格線の2次曲線と
構造的特徴辞書部の2次曲線を照合する照合部、照合し
た結果を判定する判定部、判定部の判定結果を出力する
出力部、画像データ及び2次曲線データを記憶するメモ
リ部、前記各ブロックを制御する制御部にて構成する。
特に、位相幾何学的特徴による分類部、および2次曲線
の構造的特徴による分類部を設け、2次曲線の構造的特
徴を確認することにより文字を認識することを特徴とす
るパターン認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8276789A JPH1091724A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | パターン認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8276789A JPH1091724A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | パターン認識装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091724A true JPH1091724A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17574403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8276789A Pending JPH1091724A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | パターン認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091724A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005182660A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 文字・図形の認識方法 |
JP2006065581A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 文字・図形の認識方法および検査方法 |
JP2008158904A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 線状図形の解析方法 |
JP2009048417A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | A T Communications Co Ltd | 文字認識装置、文字認識方法、及びプログラム |
JP2009531788A (ja) * | 2006-03-29 | 2009-09-03 | アマゾン・テクノロジーズ・インコーポレイテツド | レンダリングのためにトークンベースファイルへの文字列を含むディジタル画像の変換 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP8276789A patent/JPH1091724A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005182660A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 文字・図形の認識方法 |
JP4543675B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2010-09-15 | パナソニック電工株式会社 | 文字・図形の認識方法 |
JP2006065581A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 文字・図形の認識方法および検査方法 |
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