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JPH1085280A - 内視鏡検査用ベッド - Google Patents

内視鏡検査用ベッド

Info

Publication number
JPH1085280A
JPH1085280A JP8246427A JP24642796A JPH1085280A JP H1085280 A JPH1085280 A JP H1085280A JP 8246427 A JP8246427 A JP 8246427A JP 24642796 A JP24642796 A JP 24642796A JP H1085280 A JPH1085280 A JP H1085280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
frame
receiving portion
backrest
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8246427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4068674B2 (ja
Inventor
Fumiyuki Onoda
文幸 小野田
Seiki Toriyama
誠記 鳥山
Hiroyuki Ushifusa
浩行 牛房
Tetsuya Ono
哲哉 小野
Tadakuni Nomura
忠国 野村
Atsushi Amano
敦之 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP24642796A priority Critical patent/JP4068674B2/ja
Publication of JPH1085280A publication Critical patent/JPH1085280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4068674B2 publication Critical patent/JP4068674B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い検査室内でも被検者の移動が容易で、被検
者が内視鏡検査特有の姿勢を容易にとれ効率良く検査の
行える内視鏡検査用ベッドを提供すること。 【解決手段】寝台3は、背もたれ部10、腰受け部20
及び脚受け部30とで構成され、腰受け部フレーム21
の回転軸24に脚受け部フレーム31、背もたれ部フレ
ーム11が回動自在に連結されている。フレーム21に
対して回動自在なフレーム11とフレーム31と旋回用
ステー25とでリンク機構を構成している。ガススプリ
ング40の摺動軸41の先端部分はフレーム21に固定
され、他端部はフレーム11に固定されている。ガスス
プリング40の摺動軸41の伸縮をフリー状態にするこ
とによりフレーム11をフレーム21に対して旋回させ
て所望の角度の椅子状態になる。また、背もたれ部10
を倒していくと、脚受け部30、足受け部35が背もた
れ部10の動作に連動して水平なベッド状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の体腔内に
内視鏡を挿入して診断・処置を行う際に被検者が横たわ
る内視鏡検査用ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を被検者の体腔内に挿入して診断
・処置などを行う場合、一般的に、被検者は検査室内に
設置されている固定ベッドに横たわって行われていた。
【0003】また、被検者の移動や検査の際の負担を軽
減するため、前処置から診断・処置及び診断・処置終了
後の後処置までの間、被検者を乗り降りの必要のないス
トレッチャーに乗せたままの状態で、一連の内視鏡的処
置が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
ストレッチャーでは背もたれの角度調節を行うリクライ
ニング機構が無く、またたとえリクライニング機構が有
る場合でも前処置時や検査時または検査終了後の後処置
時に、被検者に内視鏡検査特有の姿勢をとってもらうた
めには不十分なリクライニング機構であった。
【0005】また、前記ストレッチャーではベッドの昇
降を手回しのハンドル操作で行うようになっていたた
め、非力な看護婦にはハンドル操作が負担になってい
た。
【0006】さらに、ストレッチャーの床面積は、固定
ベッドの床面積と大差がないため、上部・下部同時検査
時などに被検者の向きを反転させる場合、検査室が狭い
と反転移動が難しいという問題があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、狭い検査室内でも被検者の移動が容易で、被検者
が内視鏡検査特有の姿勢を容易にとれて被検者に負担が
少なく、且つ術者及び看護婦などに負担が少なく、効率
良く内視鏡下検査の行える内視鏡検査用ベッドを提供す
ることを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡検査用ベ
ッドは、ベース部材と、このベース部材上に設置された
寝台とで構成され、前記ベース部材に付属したキャスタ
ーによって移動可能な内視鏡検査用ベッドであって、前
記寝台を、少なくとも背もたれ部、腰受け部、脚受け部
とで構成し、前記背もたれ部と前記脚受け部とが、前記
腰受け部に対して旋回し、且つ、任意の位置で保持固定
可能である。
【0009】この構成によれば、背もたれ部及び前記脚
受け部を、それぞれ腰受け部に対して旋回させて、所望
の位置に固定することによって、被検者に内視鏡検査時
の特有の検査姿勢を容易にとらせられる。また、被検者
を移動する際、ベッド状態から椅子状態にすることで狭
いスペースでの移動がスムーズに行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡検査用ベッドの概略構成を
示す説明図、図2は内視鏡検査用ベッドに設けた旋回位
置固定手段及び昇降手段を説明する一部断面図、図3は
内視鏡検査用ベッドのベッド状態及びいす状態等を説明
する図である。
【0011】図1(A)、(B)に示すように本発明の内視
鏡検査用ベッド1は、ベース部材であるベースフレーム
2と、寝台3とで主に構成されており、前記ベースフレ
ーム2と前記寝台3とはベースフレーム2に対して寝台
3を昇降させる昇降手段6を介して連結固定されてい
る。なお、前記ベースフレーム2の前後四隅には移動用
のキャスター5が配設されている。
【0012】まず、寝台3について説明する。前記寝台
3は、背もたれ部10、腰受け部20及び脚受け部30
とで構成されており、前記背もたれ部10、腰受け部2
0及び脚受け部30は、それぞれ背もたれ部フレーム1
1、腰受け部フレーム21及び脚受け部フレーム31
に、背もたれ用マットレス12、腰受け用マットレス2
2、脚受け用マットレス32を図示しないマジックテー
プなどの接合部材を介して着脱自在に設けられている。
なお、前記脚受け部30には後述する足受け部35が設
けられている。
【0013】前記腰受け部フレーム21の前方側部及び
後方側部には凸出部23が設けられており、これら凸出
部23には腰受け部回転軸24が設けられている。前記
前方側部の凸出部23に設けられている腰受け部回転軸
24は、前記脚受け部フレーム31の軸受け部(不図
示)に回動自在に連結されており、前記後方側部の凸出
部23に設けられている腰受け部回転軸24は前記背も
たれ部フレーム11の軸受け部(不図示)に回動自在に
連結されている。
【0014】前記腰受け部フレーム21に対して回動自
在に連結されている前記背もたれ部フレーム11と前記
脚受け部フレーム31とは、腰受け部フレーム21の下
方部に配設されている一対の旋回用ステー25によって
連結されており、前記旋回用ステー25の一端部と前記
背もたれ部フレーム11との接続部分及び前記旋回用ス
テー25の他端部と前記脚受け部フレーム31との接続
部分は回動自在になっている。このため、背もたれ部フ
レーム11と、腰受け部フレーム21と、脚受け部フレ
ーム31と、旋回用ステー25とでリンク機構が構成さ
れる。
【0015】前記脚受け部フレーム31の先端側端部に
設けられている脚受け部回転軸33は、前記足受け部3
5の軸受け部(不図示)に回動自在に連結されている。
この足受け部35には前記脚受け部フレーム31の下方
部に配設されている一対の足受け用ステー34の一端部
がステー用回転軸36に回動自在に連結されると共に、
前記足受け用ステー34の他端部が前記腰受け部フレー
ム21に設けられているステー用回転軸26に回動自在
に連結されている。このため、腰受け部フレーム21
と、脚受け部フレーム31と、脚受け部35と、足受け
用ステー34とでリンク機構が構成される。
【0016】図2(A)、(B)に示すように前記腰受け部
フレーム21には前記旋回用ステー25に並行に旋回位
置固定手段と旋回付勢手段とを兼ねるガススプリング4
0が一対配設されている。このガススプリング40の摺
動軸41の先端部分は、ブロック42を介して前記腰受
け部フレーム21の裏面側に設けられている前方側ブラ
ケット43に一体的に固定され、前記ガススプリング4
0の他端部は前記背もたれ部フレーム11に固定されて
いる。
【0017】前記ブロック42には、前記ガススプリン
グ40に設けられているロック解除ピン40aが伸縮す
るように前記摺動軸41が固定されると共に、前記ロッ
ク解除ピン40aの先端面に回動動作によりこのロック
解除ピン40aを操作するレバー44の凹部44aが配
設されている。このため、前記レバー44が時計方向に
回転することによって、前記ロック解除ピン40aが押
し込まれるようになっている。
【0018】前記レバー44の一端部には駆動用ワイヤ
部材45を構成するワイヤ46の一端部が接続されてい
る。前記駆動ワイヤ部材45は、前記ワイヤ46とこの
ワイヤ46が挿通される内孔を有する外装チューブ47
とで構成されており、前記外装チューブ47は前記ブロ
ック42と後方側ブラケット48との間に固設されてい
る。なお、前記ワイヤ46の他端部は、図示しない滑車
等を経由して、前記背もたれ部フレーム11側に導かれ
ている。
【0019】図1(A)に示すように前記背もたれ部フレ
ーム11には左右内側面に略対象にそれぞれ2箇所づつ
開口13、13を設けた中空のパイプ部材で形成した略
U字形状の保持用バー14が設けられている。前記背も
たれ部フレーム11側に導かれたワイヤ46は、前記保
持用バー14に挿通されて左右それぞれに設けられてい
る開口13間で露出して、他端部を保持用バー14の端
部に固定している。
【0020】このことにより、前記保持用バー14に形
成されている開口13間で露出しているワイヤ46を、
把持して引っ張ることによって、ブロック42に設けら
れているレバー44が時計方向に回転して、旋回位置固
定手段としての前記ガススプリング40のロック解除ピ
ン40aを押し込んで、摺動軸41の伸縮をフリー状態
にして、背もたれ部フレーム11を腰受け部フレーム2
1に対して旋回させてリクライニング動作をさせること
ができるようになっている。そして、前記背もたれ部フ
レーム11が所望の角度に傾いたとき前記ワイヤ46か
ら手を離すことによって、前記ガススプリング40がロ
ック状態になって、背もたれ部フレーム11が所望の角
度に保持された椅子状態になる。
【0021】また、前記背もたれ部10を前記腰受け部
20に対して例えば床に対して水平な方向である倒す方
向に旋回させると、前記背もたれ部フレーム11に連結
されている旋回用ステー25が先端方向に移動していく
ことにより、脚受け部フレーム31が押されて、この脚
受け部30が前記腰受け部フレーム21に設けられてい
る腰受け部回転軸24を中心にして矢印a方向(図2
(A)参照)に移動する。
【0022】さらに、前記脚受け部30が矢印a方向に
回転移動していくことによって、前記腰受け部フレーム
21に連結されている足受け用ステー34によって足受
け部35が引っ張られて、前記足受け部35が脚受け部
回転軸33を中心にして矢印b方向(図2(A)参照)に
倒れていく。
【0023】即ち、背もたれ部10を前記腰受け部20
に対して倒す方向に旋回させて水平状態にすることによ
って、脚受け部30、足受け部35が前記背もたれ部1
0の旋回動作に連動して図3(A)に示すように水平なベ
ッド状態になる。
【0024】また、前記背もたれ部10を前記腰受け部
20に対して起す方向に旋回させると、上述とは逆に背
もたれ部フレーム11に連結されている旋回用ステー2
5が引かれて、脚受け部フレーム31が引っ張られて腰
受け部フレーム21の腰受け部回転軸24を中心に脚受
け部30が反矢印a方向に回転する。このとき、前記背
もたれ部フレーム11は、旋回付勢手段としての前記ガ
ススプリング40の摺動軸41の伸びる力によってほと
んど背もたれフレーム11に力を加えることなく旋回し
て椅子状態になる。
【0025】さらに、前記脚受け部30が反矢印a方向
に回転することによって、腰受け部フレーム21に連結
されている足受け用ステー34によって、足受け部35
が押し出されるように所定の位置に迫りだしてくる。
【0026】なお、前記保持用バー14から露出するワ
イヤ46の露出箇所は2箇所に限定されるものではなく
それ以上であってそれ以下であっもよい。
【0027】また、前記背もたれ部10及び腰受け部2
0の両サイドには被検者の落下を防止するサイドアーム
51、52が設けられている。また、足受け部35には
把持部35aが設けられており、脚受け部30を前記腰
受け部20に対して旋回させることができるようになっ
ている。
【0028】次に、昇降手段について説明する。前記ベ
ースフレーム2と前記寝台3とを連結する昇降手段6
は、図1に示すように前記ベースフレーム2から突出し
て設けられている支柱61と、前記腰受け部フレーム2
1の底部から突出しているフレーム柱62と、前記支柱
61及びフレーム柱62に回動自在に並設して連結され
た2本の昇降用ステー63、64とで構成されたリンク
機構と、前記ベースフレーム2に回動自在に取り付けら
れた油圧シリンダ65とで構成されている。
【0029】前記油圧シリンダ65の摺動先端部65a
は、前記昇降用ステー63、64のうち図中上方側に位
置する昇降用ステー63に対して回動自在に取り付けら
れている。
【0030】また、前記油圧シリンダ65の基端部から
は油圧シリンダ駆動軸(以下駆動軸と略記する)66が
左右両側部方向に延出して設けられており、この延出す
る駆動軸66の両端部はベースフレーム2を貫通して、
その先端部をベースフレーム2の両側部に配設した昇降
フットペダル用シャフト67に接続している。
【0031】この昇降フットペダル用シャフト67の両
端部には上昇用フットペダル67u及び降下用フットペ
ダル67dとが設けられており、上昇用フットペダル6
7uを踏むことによって、油圧シリンダ65内の圧力が
上がって摺動先端部65aが伸びて図3(A)に示すよう
に腰受け部フレーム21が上昇する。また、前記降下用
フットペダル67dを踏むことによって、油圧シリンダ
65内の圧力が下がって摺動先端部65aが縮んで図3
(B)に示すように腰受け部20が降下するようになって
いる。
【0032】つまり、前記油圧シリンダ65の摺動先端
部65aが上下に移動することによって、前記昇降用ス
テー63がベースフレーム2の支柱61に対して回動し
て腰受け部フレーム21を昇降させるようになってい
る。このとき、並設した昇降用ステー63、64及び支
柱61、フレーム柱62とで構成したリンク機構によっ
て、前記腰受け部フレーム21の水平状態が保持されて
昇降するようになっている。
【0033】このように、内視鏡検査用ベッドの寝台
を、背もたれ部と、腰受け部と、脚受け部とに分割して
構成し、前記背もたれ部及び脚受け部を、前記腰受け部
に対して回動自在に連結し、背もたれ部の傾きを保持す
るガススプリングを設けると共に、背もたれ部と脚受け
部とを旋回用ステーを介して連結してリンク機構を構成
したことにより、前記背もたれ部のリクライニング動作
に連動して前記脚受け部が動作させて、内視鏡検査特有
の姿勢を被検者に容易にとらせることができる。このこ
とにより、被検者の苦痛低減が図れると共に、内視鏡検
査時の作業性が大幅に向上する。
【0034】また、脚受け部に回動自在に設けられてい
る足受け部が、背もたれ部のリクライニング動作に連動
して動作する脚受け部の動作に合わせて回動動作させる
ことによって、足受け部が検査の際、じゃまにならない
ので、内視鏡下での検査をスムーズに行うことができ
る。
【0035】さらに、背もたれ部のリクライニング操作
を、背もたれ部に設けた保持用バーの左右から露出して
いるワイヤを把持して引っ張ることによって行うことが
できるので、背もたれ部のリクライニングの操作性が大
幅に向上する。
【0036】又、上昇用フットペダル及び下降用フット
ペダルを両端部に設けた昇降フットペダル用シャフト
を、ベースフレームの両側部に設けているので、寝台の
どちら側からでも寝台の昇降操作を行うことができる。
【0037】図4は本発明の第2実施形態に係る内視鏡
検査用ベッドの他の構成を示す説明図である。上述の第
1実施形態のように背もたれ部10と脚受け部30とが
連動して動作する内視鏡検査用ベッド1では、内視鏡検
査終了後の後処置の際、被検者が椅子状態で足を伸ばし
た姿勢で休憩することができない。そこで、本実施形態
の内視鏡検査用ベッド1Aでは椅子状態で足を伸ばした
姿勢で休憩することが可能である。
【0038】図4(A),(B)に示すように本実施形態の
内視鏡検査用ベッド1Aは、前記背もたれ部フレーム1
1と脚受け部フレーム31とを連結する旋回用ステー7
0を、中空な外ステー71と、前記外ステー71の中に
配設されて摺動する内ステー72とで構成している。
【0039】前記外ステー71の外周面には開口73が
1箇所形成されており、この開口73には棒状部材74
が配設されている。この棒状部材74の一端部は前記外
ステー71の内孔内に位置し、他端部は外ステー71の
外周面に固定されている板ばね75に固定されている。
このため、前記棒状部材74は、常に外ステー71の中
心軸方向に付勢されている。
【0040】前記内ステー72の外周面には前記外ステ
ー71の開口73から突出して板ばね75で付勢されて
いる棒状部材74が嵌入する溝部76が2箇所並設して
おり、前記棒状部材74が溝部76に嵌入することによ
って内ステー72を保持固定している。
【0041】このため、脚受け部フレーム31を上方向
に持ち上げていくことにより、内ステー72を前記板ば
ね75の付勢力に抗して矢印c方向に摺動して、他方の
溝部76に嵌入して脚受け部30だけが水平状態にな
る。その他の構成及び作用は前記実施形態と同様であ
り、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0042】このように、寝台を構成する背もたれ部と
脚受け部とを外ステーと内ステーとで構成した旋回用の
ステーで連結し且つ、前記内ステーの位置を変更可能に
したことにより、腰受け部に対して脚受け部を旋回させ
て、背もたれ部の傾き状態を保持して、脚受け部だけを
水平な状態にすることができる。このことにより、検査
終了後の後処置の際、より楽な姿勢を被検者はとれる。
【0043】なお、前記内ステーに設ける溝の数を増や
すことによって脚受け部の停止する位置を任意に設定す
ることができる。
【0044】また、板ばねで付勢された棒状部材で内ス
テーを固定保持する方式の代わりに、内ステーが伸びた
位置で、内蔵したツメを係して停止させ、再度内ステー
を伸ばすことによって、ツメの係止状態が解除されて、
内ステーが縮むようにしたフラップステー方式であって
もよい。
【0045】図5は本発明の第3実施形態に係る内視鏡
検査用ベッドの別の構成を示す説明図である。上述の実
施形態の内視鏡検査用ベッド1では寝台3の高さ調節
は、リンク機構からなる昇降手段6によって、腰受け部
20が水平な状態を保持して昇降させることによって行
っていた。この構成では、ベッド状態から椅子状態に戻
すとき、腰受け部20が水平状態になっていることによ
り、背もたれ部10が復帰する際の勢いで、被検者の腰
が腰受け部20から滑り落ちてしまうおそれがある。そ
こで、本実施形態の内視鏡検査用ベッド1Bは背もたれ
部20の復帰する勢いで被検者の腰が腰受け部から滑り
落ちない。
【0046】図5に示すように本実施形態の内視鏡検査
用ベッド1Bでは、フレーム柱81を腰受け部フレーム
21に回転軸82を介して回動自在に連結すると共に、
前記腰受け部フレーム21とフレーム柱81とをコイル
ばね83で連結し、前記腰受け部フレーム21をフレー
ム柱81側に付勢して、前記腰受け部フレーム21がフ
レーム柱81の上面に当接して水平状態で停止するよう
になっている。
【0047】また、前記フレーム柱81は、並設する昇
降ステー63、64を介してベースフレーム2の支柱6
1に連結されてリンク機構を形成しており、上部側に位
置する昇降ステー63に油圧シリンダ65の摺動先端部
65aが接続されている。このため、前記摺動先端部6
5aが伸縮することにより、腰受け部フレーム21が昇
降する。
【0048】さらに、前記腰受け部フレーム21の前端
部側裏面には支柱61の上面に当接するストッパー84
が設けられており、腰受け部フレーム21が降下し続け
ると、前記ストッパー84が支柱61の上面に当接して
降下が停止されるようになっている。そして、前記スト
ッパー84と支柱61の上面とが当接したとき、腰受け
部フレーム21の前端部が上方向に押されることによ
り、前記腰受け部フレーム21が回転軸82を中心に傾
くようになっている。
【0049】なお、前記コイルバネの代わりにゴムや板
バネ等の弾性部材を用いてもよい。その他の構成及び作
用は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。
【0050】このように、被検者を移動する際などに、
腰受け部を降下させて、腰受け部を所定高さより低いと
き、腰受け部フレームに設けたストッパーが支柱の上面
に当接して、足側位置を高くするように腰受け部を傾け
ることができる。このことにより、寝台状態から椅子状
態にするとき、寝台位置を所定高さより低くしておくこ
とにより、背もたれ部が復帰するときの勢いによって、
被検者が腰受け部から滑り落ちることが防止される。
【0051】図6及び図7は本発明の第4実施形態に係
り、図6は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの構
成を示す説明図、図7は頭部支持部の概略構成を示す説
明図である。上述の実施形態の内視鏡検査用ベッド1で
は、検査中に被検者の頭部の高さを変更する場合、その
度、高さの異なる枕に交換したり、看護婦が被検者の頭
部を支えて対応していた。そこで、本実施形態の内視鏡
検査用ベッド1Cは被検者の頭部の高さの調節を自在に
行える。
【0052】図6に示すように本実施形態の内視鏡検査
用ベッド1Cは、内視鏡下での検査及び処置中に、被検
者の頭部の位置を自由に変更することが可能なように、
頭部を保持するマットレスを独立させて動かすことがで
きるように、背もたれ部10を頭部フレーム91と背部
フレーム92との2つに分割して構成している。そし
て、前記背部フレーム92に背用マットレス94を、頭
部フレーム91に頭部マットレス93を、それぞれ着脱
自在に固定している。なお、前記内視鏡検査用ベッド1
Cは、水平状態のベッドとして使用する際、背部フレー
ム92と頭部フレーム91とが全体として1つの水平な
マットレスとなるように配置している。
【0053】図7に示すように背部フレーム92と頭部
フレーム91とは、前記背部フレーム92に設けられて
いる軸受け95に配設したシャフト96に固定されてい
るアーム97を介して回動自在に連結されている。この
シャフト96にはギア98が固設されており、このギア
98に操作ギア99が噛合している。前記操作ギア99
は、操作ノブ100から延出する操作用シャフト101
の先端部に設けられており、前記操作ノブ100を回動
操作することによって、回転力が前記操作用シャフト1
01、操作ギア99、ギア98を介してアーム97に伝
達されて、回動動作するようになっている。なお、これ
ら操作用シャフト101及びその周辺の機構は背用マッ
トレス94側に収納されている。
【0054】一方、前記アーム97の他端部にはD字形
状のカット穴102が形成されており、このカット穴1
02に、断面をD字状に形成した軸103が嵌合してい
る。この軸103にはシャーシ104が固定されてい
る。このシャーシ104は、前記頭部フレーム91に固
定され、頭部マットレス93内に収納されている。な
お、前記シャーシ104を用いることなく、アーム97
を直接、頭部フレーム91に固定するようにしてもよ
い。
【0055】上述のように構成した内視鏡検査用ベッド
1Cでは、被検者の頭部の位置を変更する際、まず操作
ノブ100を回転させる。すると、この操作ノブ100
の回転力は、操作ギア99を介してギア98に伝達され
てアーム97が回動を開始する。このアーム97が回動
を開始することによって、このアーム97に嵌合してい
る軸103に固定されているシャーシ104が移動し
て、このシャーシ104に固定されている頭部フレーム
91の頭部マットレス93が、被検者の頭部を持ち上げ
る方向または下げる方向に移動する。
【0056】なお、前記操作ギア99と前記ギア98と
のギア比を適宜調節することによって、操作ノブ100
の操作力量や頭部マットレス93の動作量を自由に設定
することが可能である。また、本実施形態では背もたれ
部10を頭部フレーム91と背部フレーム92とに分割
して各フレームにマットレスを設けているが、マットレ
スの分割方法は本実施形態に限定されるものではなく、
様々な分割方法に対応し、例えば図8の矢印に示すよう
に移動する部分108のすぐ脇に、移動しない部分10
9を設けるようにしてもよい。その他の構成及び作用は
前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して
説明を省略する。
【0057】このように、操作ノブを適宜回転操作する
ことによって、容易に被検者の頭部の位置を変更するこ
とができることにより、様々な手技や、前処置に対応す
ることが可能となる。
【0058】また、内視鏡検査用ベッドを複数の術者が
使用する場合、それぞれの術者が要求する被検者の頭部
位置に対応できる。
【0059】さらに、図8に示した構成によれば、リク
ライニング状態にしたとき、被検者頭部付近に水平状態
の部分が設けられるので、薬品やノウ盆などを置くスペ
ースが確保される。
【0060】図9及び図10は前記第4実施形態の変形
例に係り、図9は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッ
ドの他の構成を示す説明図、図10は頭部支持部の概略
構成を示す説明図である。本実施形態の内視鏡検査用ベ
ッドは、被検者頭部の高さを変更することが可能である
と共に、各高さにおいて被検者頭部の角度の変更が可能
である。
【0061】図9に示すように本実施形態の内視鏡検査
用ベッドは、背もたれ部10を、背支持部110と頭部
支持部111とに分割してそれぞれ、背支持フレーム1
12及び背支持マットレス113と、頭部支持フレーム
114及び頭部支持マットレス115とで構成されてい
る。
【0062】前記背支持フレーム112の軸受け116
にはアーム117と第1の位置決め用ギア118とが固
設された背支持シャフト119が保持されている。前記
アーム117の他端部には頭部支持シャフト120が固
定され、この頭部支持シャフト120には第2の位置決
め用ギア121が固設されている。
【0063】なお、前記背支持シャフト119とアーム
117と第1の位置決め用ギア118と、頭部支持シャ
フト120と第2の位置決め用ギア121とはそれぞ固
定されているので、各シャフト119、120に対して
回転することはない。また、頭部支持シャフト120の
先端部120aは、頭部支持フレーム114の軸受け部
122に挿入されている。
【0064】図10に示すように頭部支持フレーム11
4に固定された第1のロック用シャフト123には第1
のロック部材124が回動自在に配設されている。この
第1のロック部材124は、前記第2の位置決め用ギア
121に噛合して前記頭部支持フレーム114の軸受け
部122に挿入されている頭部支持シャフト120の回
転を抑止するようになっている。
【0065】前記第1のロック部材124にはグリップ
124aが設けられており、このグリップ124aを操
作することによって、第1のロック部材124を移動さ
せてロック状態と、解放状態とを切り換えることができ
るようになっている。なお、前記グリップ124aと前
記頭部支持フレーム114との間にはばね125が設け
られており、このばね125の付勢力によって常にグリ
ップ124aが、第1のロック用シャフト123を中心
に反時計方向に付勢されている。
【0066】前記背支持フレーム112も前記頭部支持
フレーム114と同様の構造であり、背支持フレーム1
12に固定された第2のロック用シャフト126に第2
のロック部材127が回動自在に配設されている。この
第2のロック部材127は、前記第1の位置決め用ギア
118に噛合して、背支持シャフト119の回転を抑止
している。
【0067】前記第2のロック部材127にはグリップ
127aが設けられており、このグリップ127aを操
作することによって、第2のロック部材127を移動さ
せてロック状態と、解放状態とを切り換えることができ
るようになっている。なお、前記グリップ127aと前
記背支持フレーム112の間にはばね128が設けられ
ており、このばね128の付勢力によって常にグリップ
127aが、第2のロック用シャフト126を中心に時
計方向に付勢している。
【0068】なお、前記頭部支持フレーム114には図
9に示すトレイ130の接続ピン131を接続するため
の取り付け穴132が設けられており、この取り付け穴
132にトレイ130の接続ピン131を接続すること
ができるようになっている。このトレイ130には薬品
類を保持するためのくぼみ133や、図示しない点滴ポ
ール取り付け用の取り付け穴134が設けられている。
【0069】上述のように構成した背もたれ部10の作
用を図10を参照して説明する。グリップ124aを時
計方向に移動すると、このグリップ124aの動きに追
随して第1のロック部材124も時計方向に移動して、
第2の位置決め用ギア121とのロック状態が解除され
る。前記第2の位置決め用ギア121のロック状態が解
除されることによって、頭部支持シャフト120を中心
に頭部支持フレーム114は自由に回動できるようにな
る。
【0070】一方、グリップ127aを例えば反時計方
向へ移動すると、このグリップ127aの動きに追随し
て第2のロック部材127も反時計方向に回転して、第
1の位置決め用ギア118とのロック状態が解除される
ことによって、頭部支持フレーム114と頭部支持マッ
トレス115とが背支持シャフト119を中心に回動で
きるようになる。
【0071】前記2つのシャフト119、120周りの
回転をあわせると、二点鎖線に示す位置に頭部支持マッ
トレス115が、元あった位置から略々平行に移動した
ような位置が実現される。
【0072】さらに、この位置から頭部支持シャフト1
20を中心に頭部支持マットレス115は回転でき、前
記頭部支持マットレス115を斜めの状態に保持してお
くことも可能である。
【0073】なお、本図において、ばね125、128
は、常にロック部材124、127をギア121、11
8に押し当てる方向に、グリップ124a、127aに
付勢力を与えて、たとえグリップ124a、127aを
離しても自動的にロックが掛かるようになっている。
【0074】このように、頭部支持フレームを背支持フ
レームに対して回動自在に連結し、所望の位置に保持固
定可能にすると共に、頭部マットレスを頭部支持フレー
ムに設けた支持シャフトに対して回動自在に連結し、所
望の位置に固定可能にすることによって、頭部支持フレ
ームと背もたれ部フレームに対して、頭部マットレスの
垂直方向の位置及び角度を任意に設定することができ
る。このことにより、被検者の頭の位置を設定するため
に何種類も枕を用意したり、看護婦が被検者の頭を保持
する必要が無くなるので、内視鏡検査にかかる労力が軽
減する。
【0075】また、様々な体型の被検者に対して、より
自然な頭部位置になるように頭部マットレスの位置の設
定を変更することができるので、被検者にとって快適な
検査環境になる。
【0076】さらに、頭部フレームにトレイや点滴ポー
ルなどを取り付けられるので、被検者の口腔からの処置
が行い易くなる。
【0077】図11は本発明の第5実施形態に係るトレ
ンデレンブルグの行える内視鏡検査用ベッドの構成を示
す説明図である。本実施形態の内視鏡検査用ベッド1D
では処置中の不意の出血等で被検者の脳に血流を促す必
要がある場合、トレンデレンブルグ(被検者の脳に血液
を送るために被検者の頭部を下げること)を行える。
【0078】図に示すように本実施形態の内視鏡検査用
ベッド1Dの腰受け部20の下部及びフレーム柱62に
はばね141が取り付けられており、このばね141に
よって前記腰受け部20を支点142を中心にして常に
時計方向に回転するように付勢されて水平状態を保持す
るようになっている。
【0079】また、内視鏡検査中に被検者の頭部に血流
を促進する必要が起こった場合、まず保持用バー14を
矢印方向に押し下げることによって、ベッド状態の背も
たれ部10、腰受け部20、脚受け部30は、支点14
2を中心に反時計方向に回転して被検者の頭部が下がっ
た状態になるようになっている。
【0080】なお、本実施形態の場合、マットレス部分
のフレームのリクライニング機構とは無関係にこの動作
が行われるので、マットレスを一直線に保ったままの状
態でトレンデレンブルグが行われる。また、前記ばね1
41の代わりに板バネ、ガススプリング等を用いて、常
に腰受け部20がフレーム柱62に対して支点142を
中心に時計方向に回転させる力がかかればよい。さら
に、保持用バー14から手を離せば、ばね141の付勢
力によって自動的に水平状態に復帰する。その他の構成
及び作用は上述の実施形態と同様であり、同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0081】このように、常に腰受け部をフレーム柱に
対して支点を中心に時計方向に回転するよう付勢してお
くことにより、保持用バー側を押し下げることによっ
て、トレンデレンブルグを行うことができるので、術者
に安心感を与える事ができる。
【0082】また、背もたれ部近傍から手を離せばばね
の付勢力によって、自動的に水平状態に復帰するので、
万一、急用などで持ち場を離れる場合でも被検者の頭が
下がった状態のままで放置されることがない。
【0083】図12及び図13は第5実施形態の変形例
に係り、図12はトレンデレンブルグの行える内視鏡検
査用ベッドの他の構成を示す説明図、図13はガススプ
リングの概略構成を示す説明図である。
【0084】図12及び図13に示すように本実施形態
の内視鏡検査用ベッド1Eは、ガススプリング40の一
端部を背もたれ部20に設けた第1の支点151に取り
付け、他端部の摺動軸153の先端部を腰受け部20の
第2の支点152に固定されている。
【0085】前記摺動軸153は、外筒154と、この
外筒154の内部を摺動するスライド軸155とで構成
され、コイルバネ156によって常時伸びきった状態に
なるように保持されている。なお、前記コイルバネ15
6の代わりにゴムや板バネ等の弾性部材を用いてもよ
い。
【0086】図の状態で内視鏡検査を行っていた際、万
一、トレンデレンブルグを行う必要になった場合、保持
用バー14を押し下げる。すると、ガススプリング40
に圧縮力がかかって、摺動軸153のコイルバネ156
が収縮し、外筒154内にスライド軸155が進入す
る。このとき、背もたれ部10は、前記スライド軸15
5が外筒154内に進入した分だけ余計に下方向にリク
ライニングして被検者の頭部が下がった状態になる。な
お、前記コイルバネ156の弾性係数を適宜設定するこ
とにより、トレンデレンブルグが開始される力量を様々
に設定することが可能である。また、コイルバネ156
のストロークを適宜設定することによってトレンデレン
ブルグのストローク値を様々に設定することが可能であ
る。
【0087】このように、トレンデレンブルグを行う
際、リクライニングさせるときのようにワイヤを握るな
どしてロック状態を解除することなくトレンデレンプル
グを素早く行うことができる。
【0088】ところで、内視鏡検査用ベッドの進行方向
を変更する場合、進行方向側のキャスターの向きを希望
する方向に向けてベッドを振って向きを変えなければな
らなかった。しかし、内視鏡検査用ベッドを移動する作
業は、看護婦が一人で行うことが多く、特に、進行方向
を変更する作業は看護婦に非常な重労働を強いていた。
このため、看護婦1人でも簡単に方向変更を行える労力
の軽減を図った内視鏡検査用ベッドが望まれていた。
【0089】図14ないし図17は進行方向変更手段を
有する内視鏡検査用ベッドに係り、図14は内視鏡検査
用ベッドの概略構成を示す説明図、図15は進行方向変
更手段であるハンドルを示す説明図、図16は図15の
F−F断面図、図17は図15のE−E断面図である。
【0090】図14に示すように本実施形態の内視鏡検
査用ベッド1Fは、移動する際の労力を軽減するため
に、バッテリーとモーター等を設けている。
【0091】前記内視鏡検査用ベッド1Fの寝台を支持
しているベースフレーム202にはキャスター204が
設けられている。このキャスター204には、キャスタ
ー204の向きに連動して回転する連動回転軸205が
設けられており、この連動回転軸205は軸受け206
を介してベースフレーム202に取り付けられている。
【0092】前記連動回転軸205にはスプロケット2
07が取り付けられており、このスプロケット207
は、チェーン208を介してギアボックス209内のギ
ア(不図示)に噛合している。前記ギアボックス209
内のギアは、モータ210で駆動されるようになってい
る。
【0093】前記モータ210は、コントロールボック
ス211に設けられている制御スイッチによって、回転
速度や回転方向が制御されるようになっている。なお、
符号212はバッテリーであり、前記モータ210を駆
動する電源である。
【0094】ハーネス213は、コントロールボックス
211へコントロール信号を伝達するものであり、内視
鏡検査用ベッド1Fを移動させる際に把持するハンドル
214が取り付けられる軸受けユニット215に接続さ
れている。
【0095】図15ないし図17に示すように前記軸受
けユニット215に取りつけられるハンドル214の回
転軸には溝203が設けられており、この溝203には
第1の止め部材216が差し込まれている。なお、符号
217は第2の止め部材であり、背もたれ部フレーム2
18を挟んでハンドル214の回転軸にねじ220によ
って固定されている。このことにより、ハンドル21
4、第1の止め部材216、第2の止め部材217等の
部材は、背もたれ部フレーム218に対して回転自在に
なっている。また、符号219は当接部材であり、この
当接部材219は、ねじ220によって第2の止め部材
217に固定されて、前記ハンドル214と共に回転す
るようになっている。
【0096】一方、回転制御ゴム221は、前記背もた
れ部フレーム218に形成されている断面形状がD字形
状の穴222に挿入されていて、背もたれ部フレーム2
18に対して回転しないようになっている。
【0097】前記第1の止め部材216の抜け防止部材
223は、ねじ224によって第1の止め部材216に
固定されている。また、前記第2の止め部材217には
ラック(ギア)217aが形成されており、前記背もた
れ部フレーム218に組み込まれているローターリーエ
ンコーダ225のギア225aに噛合している。前記ロ
ーターリーエンコーダ225は、ハーネス213により
コントロールボックス211に接続されており、前記ハ
ンドル214の回転位置情報がコントロールボックス2
11に伝達されている。
【0098】上述のように構成した内視鏡検査用ベッド
1Fの作用を説明する。内視鏡検査用ベッド1Fを移動
する際、ハンドル214を把持して押し出すように前進
する。そして、例えば左へ曲がろうとする場合には、ハ
ンドル214を左に回転させる。このときのハンドル2
14の回転は、当接部材219と回転制御ゴム221と
が干渉することによって僅かな角度しか起こらないが、
この回転制御ゴム221の硬度を適宜調節することによ
り適切な操作感覚が得られるようになっている。
【0099】前記ハンドル214が回転することによ
り、前記第2の止め部材217とラック217aとが回
転する。前記ラック217aが回転することによってギ
ア225aが回転してロータリーエンコーダ225を駆
動する。このロータリーエンコーダ225が駆動して得
られたハンドル214の回転角度に関する情報は、ハー
ネス213を経由してコントロールボックス211へ送
られる。
【0100】このコントロールボックス211では送ら
れてきたハンドル214の回転角度に関する情報を元
に、モータ210を回転させ、ギアボックス209を介
してチェーン208を矢印226の方向に回転させ、ス
プロケット208を矢印227方向に回転させる。前記
スプロケット208の矢印227方向への回転に従っ
て、キャスター204は前進方向に対して左折する方向
に向きを変える。この状態で、ハンドル214を押し、
前進させることにより内視鏡検査用ベッド1Fはスムー
ズに左に曲がる。
【0101】このように、内視鏡検査用ベッドにモー
タ、ハンドル、エンコーダ等を設けて内視鏡検査用ベッ
ドの進路変更を行うようにすることにより、内視鏡検査
用ベッドを押す人はハンドルを操作するだけでキャスタ
ーの向きを変えてスムーズに進行方向の変更を行うこと
ができる。このことにより、内視鏡検査用ベッドを操作
する人の労力が大幅に軽減される。
【0102】また、内視鏡検査用ベッドの向きを変更す
ることができずに、被検者を載せたままの状態で、曲が
り角などで立ち往生することがなくなるので、検査がス
ムーズに進行する。
【0103】さらに、勢いを付けて内視鏡検査用ベッド
の向きを変更するといった操作が行われなくなるので、
内視鏡検査用ベッドに横たわっている被検者に対しても
快適な検査環境が提供される。
【0104】なお、図18に示すように止め部材217
にブロック235を設け、回転位置検出用のスイッチ2
34を背もたれフレーム218に設けるようにしても上
述と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0105】すなわち、ハンドル214を回すと、止め
部材217と共にブロック235が回転してスイッチ2
34に接触して、このスイッチ234からハーネス21
3を経由しハンドル214の回転に関する情報がコント
ロールボックス211へ送られる。前記コントロールボ
ックス211ではハンドル214の回転に関する情報信
号を基にギアボックス210への電源供給、回転方向を
制御し、スイッチ234がON状態にされたとき時だけ
キャスター204の角度変えて進行方向の変更を行え
る。なお、スイッチ234としては非接触式の例えば、
フォトインタラプタなどの光学式スイッチでもよい。
【0106】図19ないし図21は別の進行方向変更手
段を有する内視鏡検査用ベッドに係り、図19は内視鏡
検査用ベッドの概略構成を示す説明図、図20は進行方
向変更機構を示す説明図、図21はベベルギアボックス
内部を示す説明図である。
【0107】図19に示すように本実施形態の内視鏡検
査用ベッド1Gは、前記図14ないし図17に示した実
施形態のようにバッテリーやモーター、ハーネスなどの
電気部品を使用すること無く、キャスターの向きを変え
て内視鏡検査用ベッド1Gの進行方向を容易に変更でき
るようにしたものである。
【0108】図20に示すようにキャスター226は、
軸受け228によってベースフレーム227に取り付け
られて回転することができるようになっている。前記キ
ャスター226にはギア229が取り付けられていて、
キャスター226が回転すると共に回転するようになっ
ている。
【0109】前記ギア229はラック230に噛合して
いる。このラック230にはラック230の長手方向に
平行に複数のスライド溝237が形成されており、この
スライド溝237に配設されるガイドピン231によっ
て、一直線上に移動するように規制されている。
【0110】ギア232Aは図19に示す軸233に固
定されていて、ベースフレーム227上に配設されてい
るギア232Bに噛合している。また、前記ギア232
Bは、ラック230に噛合している。
【0111】軸233は、腰受け部の下部に配設されて
いるベベルギアボックス234を経由し、さらに軸23
5、軸受け236、フレキシブルジョイント237、軸
238、軸受け239、ベベルギアボックス240を経
由してハンドル241に接続されている。
【0112】前記フレキシブルジョイント237は、内
視鏡検査用ベッド1Gの背もたれ部フレーム242をリ
クライニングさせた場合に、軸235、軸238の中心
軸ずれ及び距離変化に対応するためのもので、金属のバ
ネ状のものであったり、樹脂のパイプ状のものであった
り、ユニバーサルジョイントのような機構部品である。
【0113】図21に示すようにベベルギアボックス2
40の内部では、軸238にセットネジによって螺合さ
れているベベルギア243と、ハンドル241の軸24
5にセットネジによって固定されているベベルギア24
4とが噛合している。
【0114】前記軸245は、背もたれ部フレーム24
2を貫通して、背もたれ部フレーム242に固定されて
いる軸受け246に挿入され、Eリング247によって
固定されている。なお、符号248は摺動用ブッシュで
あり、符号249は軸238の脱落防止用のEリングで
ある。
【0115】なお、ベベルギアボックス234内も前記
ベベルギアボックス240と同様に図示しないベベルギ
ア同士によって軸235と軸233とが噛合している。
【0116】上述のように構成した内視鏡検査用ベッド
1Gの進行方向の変更について説明する。内視鏡検査用
ベッド1Gの進行方向を変える場合、まず、ハンドル2
41を回転させる。すると、このハンドル241の回転
は、軸245、ベベルギアボックス240、軸238、
フレキシブルジョイント237、軸235、ベベルギア
ボックス234、軸233を伝達されて、ギア232
A,232Bを回転させ、ラック230を移動させて、
キャスター226に接続されたギア228に伝えられて
進行方向を変えることができるようになっている。
【0117】内視鏡検査用ベッド1Gは、ベッド状態に
なったり、図示の椅子状態になったりするがフレキシブ
ルジョイント237を設けたことによって、いづれの場
合でもハンドル241の回転はキャスター226に確実
に伝達される。
【0118】このように、バッテリー等を使用していな
いので、充電、あるいは交換の手間が省ける。その他の
効果は図14ないし図17に示した上述の実施形態と同
様である。
【0119】ところで、狭いスペースでの移動をスムー
ズに行えるようにベースフレームに設けた4つのキャス
ター全てを回動自在にして進行方向を変更し易くした内
視鏡検査用ベッドがあったが、4つのキャスター全てが
回転自在であるため、直進させる際、スムーズに直進で
きなくなるという不具合が発生していた。このため、直
進性に優れた内視鏡検査用ベッドが望まれていた。
【0120】図22及び図23は直進性に優れた内視鏡
検査用ベッドを説明するものであり、図22は内視鏡検
査用ベッドの概略構成を示す説明図、図23はキャスタ
ー固定機構の構成を示す説明図である。
【0121】図22に示すように内視鏡検査用ベッド1
Hのベースフレーム301は、複数のキャスター302
によって支持されている。このキャスター302は、軸
受け303によってベースフレーム301に取り付けら
れており、このベースフレーム301に対して自由に回
転して、キャスター302の方向を変えることができる
ようになっている。
【0122】そして、図23に示すようにこのキャスタ
ー302の頭部にはギア304が取り付けられている。
【0123】また、前記ベースフレーム301には先端
にロック部材305を配設したスライドステー306
が、ベースフレーム301に対しスライドピン307で
摺動するように配設されている。
【0124】前記ベースフレーム301の図示しない軸
受けに回転軸308を介して回動自在に取り付けられて
いるペダル309は、ステー310及び接続軸311を
介してスライドステー306に接続されている。このた
め、前記ペダル309を持ち上げることにより、ステー
310が押されてスライドステー306が符号312方
向に摺動してスライドステー306の先端部に設けたロ
ック部材305がギア304に食い込んでキャスター3
02の向きを固定するようになっている。
【0125】なお、スライドステー306の移動機構を
ラックとギアとを用いて構成するようにしてもよい。ま
た、図24に示すようにキャスター320の腰受け部回
転軸321に設けた溝322にスライドステー323の
ロックピン324を挿入させるようにしてもよい。
【0126】上述のように構成したキャスター固定機構
の作用を説明する。通常使用時、ペダル309は水平状
態にあり、ギア304とロック部材305とが噛み合わ
ないようになっている。このため、キャスター302は
自由に回転し、方向を自由に変えることができるように
なっている。
【0127】直進させる場合は、まず、直進しようとす
る方向へ内視鏡検査用ベッド1Hを向け、キャスター3
02を進行方向に向け、ペダル309を持ち上げて、ス
ライドステー306を符号312方向に摺動させてスラ
イドステー306の先端部に設けたロック部材305を
ギア304に食い込ませてキャスター302の向きを固
定し、推進力を与えて直進させる。
【0128】このように、内視鏡検査用ベッドの移動
時、進行方向を決定した時点で、ペダルを操作して、キ
ャスターを所望の方向に向けて固定することができる。
このことにより、内視鏡検査用ベッドを常に方向づける
作業、力が不要となる。また、内視鏡検査用ベッドのフ
レームの両側にペダルを設けることにより作業状況に応
じてペダルを選択することができる。
【0129】図25及び図26は市販の切り替え式キャ
スターを使用した内視鏡検査用ベッドの構成を説明する
ものであり、図25は内視鏡検査用ベッドの概略構成を
示す説明図、図26はキャスター固定機構を示す説明図
である。
【0130】図25及び図26に示すように本実施形態
の内視鏡検査用ベッド1Jのベースフレーム351は、
市販の切り替え式キャスター352によって支持されて
いる。
【0131】前記キャスター352は、ベースフレーム
351に対して「自由に回転」、「方向のみ固定」、
「車輪の回転も固定」の3つの状態に切り換えられるよ
うになっており、これらの状態切り替えを、シャフト3
53を回転させることによって行えるようになってい
る。
【0132】即ち、シャフト353にはこのシャフト3
53と共に回転する回転レバー354が固定されてい
る。前記キャスター352から独立した独立レバー35
5は、フレーム351に対して図示しない軸受けで固定
されていて、回動自在で、シャフト356によって回転
レバー354、独立レバー355に連結されている。
【0133】一方、ペダル357は、内視鏡検査用ベッ
ド1Jを移動させるために押している人が踏むことので
きる位置に配置されている。
【0134】即ち、本実施形態の前記ペダル357は、
ベースフレーム351後部のキャスター365の真上辺
に取り付けられていて、レバー358が固定されており
ペダル357と共に回転する。
【0135】前記レバー358と前記独立レバー355
とは連結シャフト359で連結されている。前進方向に
位置する左右のキャスター352R、352Lの切り替
えシャフト353同士は、シャフト360によって接続
されていて、左右のキャスター352R、352Lにお
いては同時に切り替えシャフト353が動作するように
なっている。
【0136】なお、前記ペダル357をべースフレーム
351の両側に設けてキャスター352の操作を内視鏡
検査用ベッド1Jの両側から行えるようにしてもよい。
【0137】上述のように構成した進行方向変更機構の
作用を説明する。前記ペダル357を持ち上げると、連
結シャフト359が引かれて回転レバー354が時計方
向に回転する。このことにより、キャスター352は、
「方向のみ固定」状態になるので、内視鏡検査用ベッド
1Jの方向を気にすることなく推進力を与えるだけで安
定して直進する。
【0138】なお、独立レバー355上におけるシャフ
ト356、連結シャフト359の固定位置を適宜調節す
ることによって、様々な切り替え力量のキャスター35
2に対応することができると共に、ペダル357の踏み
込み角度を自由に設定することができる。
【0139】このように、内視鏡検査用ベッドに設けた
ペダルを操作することによって、前方に位置するキャス
ターを、「方向のみ固定」状態にすることができるの
で、内視鏡検査用ベッドの方向を気にすることなく推進
力を与えるだけで安定して直進させることができる。こ
のことにより、内視鏡検査用ベッドを操作する看護婦な
どの労力が大幅に軽減される。
【0140】また、安定して直進させるためには進行方
向の前方に位置するキャスターの向きを固定する必要が
あるが、本実施形態によれば「自由に回転」状態と「方
向のみ固定」状態とを切り替える装置が内視鏡検査用ベ
ッドを押す担当者の足下にあるので、移動中、例えば角
を曲がってその後に長い廊下がある場合などに、いちい
ち内視鏡検査用ベッドを停止させて進行方向前側に回っ
てキャスターを操作する必要が無くなるので、スムーズ
な内視鏡検査用ベッドの移動を実現することができる。
【0141】さらに、左右両側に機構を装備した場合
は、その時々の状況に応じて踏みやすい方のペダルを踏
めばよく、作業を効率的に行える。
【0142】ところで、ベッド、特に医療用のベッドで
は患者や被検者が寝台から落下するのを防止するため、
落下防止用柵(サイドガード)が設けられている。
【0143】ベッドに設けられるサイドガードとして従
来、片側一体でベッド下部に収納することができるもの
が知られている。
【0144】しかしながら、前記ベッドのサイドガード
が片側一体式である場合、リクライニング機構を備えた
ベッドでは、リクライニング操作を行う際、予めベッド
から前記サイドガードを取り外してリクライニング操作
を行わなければならないので、介助者にとって煩わしい
作業になっていた。
【0145】図27ないし図29はサイドガード及びサ
イドガード収納・設置機能を有する検査用ベッドの概略
構成を示すものであり、図27は検査用ベッドの概略構
成を示す説明図、図28はサイドガード設置状態を示す
図、図29はサイドガイド回転移動状態を示す図であ
る。
【0146】図27に示すように検査用ベッド400の
寝台403は第1のフレーム401と第2のフレーム4
02との2分割に形成されており、ベッド中央軸404
で回動自在に連結されている。
【0147】具体的には、前記検査用ベッド400は、
第1のフレーム401及び第2のフレーム402とから
なる寝台403が支柱405で支持されており、この支
柱405はベースフレーム406に固設されている。前
記第1のフレーム401と第2のフレーム402とは、
解放状態で第2のフレーム402を立てる方向に設定し
たリクライニング用ダンパー407で連結されており、
前記第2のフレーム402には前記リクライニング用ダ
ンパー407を操作するダンパー操作用レバー408が
設けられている。前記ダンパー407と前記レバー40
8とはワイヤ409によって接続されている。そして、
各フレーム401,402から突出して左右両側に2つ
づつ設けた固定部410にサイドガード411が配設さ
れている。
【0148】このため、前記検査用ベッド400は、レ
バー408を把持してワイヤ409を引くことによっ
て、ダンパー407が解放状態になり、ベッド中央軸4
04を支点に、第2のフレーム402がリクライニング
動作するようになっている。
【0149】なお、前記固定部410に配設されたサイ
ドガード411は、それぞれ独立して寝台403の幅方
向に後述するように回転して収納することができるよう
になっている。
【0150】図28に示すようにサイドガード411
は、このサイドガード411を貫通する軸支ピン412
によって前記固定部410に保持固定されるようになっ
ており、前記サイドガード411をフレーム401,4
02に設置した状態にするとき、固定部410の内部を
寝台403の長手方向に摺動する固定ピン413をサイ
ドガード411の外側に突出させてサイドガード411
を設置状態に保持固定している。
【0151】前記固定ピン413は、固定部410の内
部に配設したばね414によって付勢されているため、
前記固定ピン413に一体的に固定された解除操作ボタ
ン415を解放した状態でサイドガード411を支える
ように突出している。
【0152】図29に示すようにサイドガード411を
収納する際、前記固定ピン413に固定されている解除
操作ボタン415をばね414の付勢力に抗して引くこ
とにより、固定ピン413をサイドガード411の外周
面から外れた位置に移動させる。この状態のとき、サイ
ドガード411は軸支ピン412を中心に回転する。こ
のサイドガード411が回転しているとき、解除操作ボ
タン415から手を離した場合、固定ピン413がばね
414の付勢力によりサイドガード411の外周面に押
し付けられるが、外周面の外側に位置するため、サイド
ガード411の回転に支障をきたさない。そして、収納
状態までサイドガード411が回転して倒れると、固定
ピン413が再びばね414の付勢力によって押し出し
て、今度はサイドガード411を収納状態に保持固定す
る。
【0153】このように、サイドガードを、寝台を分割
したフレーム毎に設けると共に、前記サイドガードをベ
ッドの幅方向に回転自在にすることによって、サイドガ
ードの収納、設置を容易に行うことができる。
【0154】なお、上述のように構成したサイドガード
の収納・設置機構を図30に示すように内視鏡検査用ベ
ッドに設けるようにしてもよい。なお、同図に付した符
号は、上述の実施形態と同様の部材には同符号を付して
構成及び作用の説明は省略する。
【0155】図に示すように前記サイドガード収納・設
置機構を背もたれ部のリクライニング機構を有する内視
鏡検査用ベッドの背もたれ部10と腰受け部20とに配
設したものである。なお、図示は省略するが内視鏡検査
用ベッドの脚受け部30にサイドガードを設けるように
してもよい。
【0156】このように、内視鏡検査用ベッドにサイド
ガード収納・設置機構を設けることによって、頻繁にリ
クライニングさせるとき、サイドガードを取り外すこと
なく収納するだけで、リクライニング操作が行えるの
で、介助者の手間が省けると共に、内視鏡検査用ベッド
での使い勝手が大幅に向上する。また、椅子状態のと
き、腰受け部のサイドガードを収納しておくことによ
り、乗り降りがし易くなる。さらに、被検者の背中を支
えるサイドガードだけを設置した状態で、腰受け部フレ
ームのサイドガードを収納することにより、臀部を露出
させて内視鏡姿勢をとれるので、被検者に転落する危険
性なくして内視鏡検査をスムーズに行うことができる。
【0157】図31ないし図35はサイドガード及び別
の構成のサイドガード収納・設置機能を有する検査用ベ
ッドの概略構成を示すものであり、図31は検査用ベッ
ドの概略構成を示す説明図、図32は設置状態の図31
のB−B断面、図33は図32のC−C断面図、図34
は回転状態の図31のB−B断面、図35は図34のD
−D断面図である。
【0158】本実施形態においてはサイドガードを寝台
の長手方向に回転させて収納するようにしている。
【0159】図31に示すように本実施形態の検査用ベ
ッド450は、第1のフレーム401及び第2のフレー
ム402の両サイドに設けたサイドガード451がフレ
ームの長手方向に対して回転するようにサイドガード収
納・設置機構を構成している。このため、寝台403の
幅方向のスペースを設けることなく、各フレーム40
1,402の下方にサイドガード451が収納される。
第2のフレーム402のサイドガード451は収納状態
を示している。その他の構成は図27に示した検査用ベ
ッド400の構成と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。
【0160】図32ないし図35を参照してサイドガー
ド収納・設置機構を説明する。図32に示すようにサイ
ドガード451の中央部にはフレーム側に凸部451
a、寝台403側部側に凹み部451b及びこの凸部4
51aから凹み部451bを連通する透孔451cが形
成されている。この凸部451aは、フレーム401
(402)に形成されている透孔455を挿通して、フ
レーム401の内側に突出しており、このフレーム内側
に突出した突出部451dに前記透孔451cに対向す
る透孔456aを形成した軸押さえ456を固設して、
前記サイドガード451をフレーム401に対して回転
自在に配設している。なお、軸押さえ456と突出部4
51dとはねじなどの固定手段によって固設されてい
る。
【0161】一方、前記サイドガード451に形成した
透孔451b及び軸押さえ456に形成した透孔456
aには位置決めピン457の軸部457aが内挿されて
おり、この軸部457aの先端部に解除ボタン458が
螺合固定されている。
【0162】前記位置決めピン457の他端部には位置
固定ピン部457bが設けられている。この位置固定ピ
ン部457bは、フレーム401の内面側にネジ止めさ
れるピンガイド459に形成した透孔459a内に配置
されており、この透孔459a内に前記位置固定ピン部
457bが配置されることによって、位置決めピン45
7及び解除ボタン458が回転することなく、この位置
決めピン457が軸方向にのみ摺動するように規制され
ている。
【0163】図33に示すように前記サイドガード45
1をフレーム401に固定する状態のとき、前記位置決
めピン457の位置固定ピン部457bは、軸押さえ4
56に設けた細長な溝460にを嵌入している。前記位
置決めピン457の位置固定ピン部457bは、前記ピ
ンガイド459の間に配置されて前記位置固定ピン部4
57bの端面を押圧するばね451によってフレーム4
01内側面方向に付勢されているので、振動などの影響
によって前記溝460から外れるのを防止して確実に固
定している。
【0164】図34に示すように前記サイドガード45
1をフレーム401に対して回転させるときは、まず、
解除ボタン458をばねの付勢力に抗してフレーム40
1側へ押し込んでいく。すると、位置決めピン457が
押されて位置固定ピン部457bが溝460から外れ
て、サイドガード451が回動自在な状態になる。この
状態で、図35に示すように前記サイドガード451を
回転させて収納状態位置にまで回転させる。このサイド
ガード451が180°回転して収納位置までくると、
前記位置決めピン457の位置固定ピン部457bがば
ねの付勢力によって再び溝460に嵌入してサイドガー
ド451が収納状態で固定される。
【0165】このように、サイドガードを寝台の幅方向
にはみ出さずに収納することができるため、スペースの
少ないところでもサイドガードの収納を容易に行うこと
ができる。その他の効果は前記図27ないし図29で示
した実施形態と同様である。
【0166】なお、上述のように構成したサイドガード
の収納・設置機構を図36に示すように内視鏡検査用ベ
ッドに設けるようにしてもよい。なお、同図に付した符
号は、上述の実施形態と同様の部材には同符号を付して
構成及び作用の説明は省略する。
【0167】図に示すように前記サイドガード収納・設
置機構を背もたれ部のリクライニング機構を有する内視
鏡検査用ベッドの背もたれ部10と腰受け部20とに配
設したものである。なお、図示は省略するが内視鏡検査
用ベッドの脚受け部30にサイドガードを設けるように
してもよい。
【0168】このように、内視鏡検査用ベッドにサイド
ガード収納・設置機構を設けることによって、頻繁にリ
クライニングさせるとき、サイドガードを取り外すこと
なく収納するだけで、リクライニング操作が行えるの
で、介助者の手間が省けると共に、内視鏡検査用ベッド
での使い勝手が大幅に向上する。また、椅子状態のと
き、腰受け部のサイドガードを収納しておくことによ
り、乗り降りがし易くなる。さらに、被検者の背中を支
えるサイドガードだけを設置した状態で、腰受け部フレ
ームのサイドガードを収納することにより、臀部を露出
させて内視鏡姿勢をとれるので、被検者に転落する危険
性なくして内視鏡検査をスムーズに行うことができる。
さらに、サイドガードを寝台の幅方向にはみ出さずに収
納することができるため、スペースの少ないところでも
サイドガードの収納を容易に行うことができる。
【0169】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0170】[付記]以上詳述したような本発明の前記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0171】(1)ベース部材と、このベース部材上に
設置された寝台とで構成され、前記ベース部材に付属し
たキャスターによって移動可能な内視鏡検査用ベッドに
おいて、前記寝台を、少なくとも背もたれ部、腰受け
部、脚受け部とで構成し、前記背もたれ部と前記脚受け
部とが、前記腰受け部に対して旋回し、且つ、任意の位
置で保持固定可能である内視鏡検査用ベッド。
【0172】(2)前記ベース部材に前記寝台を昇降さ
せる昇降手段を設けた付記1記載の内視鏡検査用ベッ
ド。
【0173】(3)前記昇降手段を、リンク機構と油圧
ポンプとで構成した付記2記載の内視鏡検査用ベッド。
【0174】(4)前記油圧ポンプは、足踏み操作で内
圧が変化する付記3記載の内視鏡検査用ベッド。
【0175】(5)前記昇降手段の昇降操作を、寝台の
左右両側から行える付記3記載の内視鏡検査用ベッド。
【0176】(6)前記脚受け部は、前記背もたれ部の
旋回動作に連動して旋回する付記1記載の内視鏡検査用
ベッド。
【0177】(7)前記脚受け部の先端部に、この脚受
け部に対して回動する足受け部を設け、この足受け部が
前記脚受け部の旋回動作に連動して回動する付記6記載
の内視鏡検査用ベッド。
【0178】(8)前記脚受け部の背もたれ部の旋回動
作に連動する動作及び前記足受け部の脚受け部の旋回動
作に連動する動作は、少なくとも1つ以上のリンク機構
を介して行われる付記6または付記7記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0179】(9)前記背もたれ部に、ガススプリング
とガススプリングのロック解除手段とから成る旋回位置
固定手段を設けた付記6または付記7記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0180】(10)前記背もたれ部に旋回付勢手段を
有する付記6または付記7または付記9記載の内視鏡検
査用ベッド。
【0181】(11)前記ガススプリングが前記背もた
れ部の旋回付勢手段を兼ねる付記10記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0182】(12)前記ガススプリングのロック解除
手段は、ガススプリング先端部のロック解除ピンを押圧
するレバー部材と、このレバー部材を駆動させる駆動手
段とから成る付記10または付記11記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0183】(13)前記駆動手段は、一端を前記レバ
ー部材に固定し、他端をベッド本体に固定した、少なく
とも1箇所以上ベッド本体から露出したワイヤ部材であ
る付記12記載の内視鏡検査用ベッド。
【0184】(14)前記ワイヤ部材の操作を、ベッド
に設けた保持用バーで行えるようにした付記13記載の
内視鏡検査用ベッド。
【0185】(15)前記ワイヤ部材の操作を、ベッド
の両側から行える付記14記載の内視鏡検査用ベッド。
【0186】(16)前記脚受け部を腰受け部に対して
単独で旋回させる旋回機構を有する付記6記載の内視鏡
検査用ベッド。
【0187】(17)前記旋回機構を、前記脚受け部と
前記背もたれ部とを接続するステーに設けた伸縮機構で
ある付記16記載の内視鏡検査用ベッド。
【0188】(18)前記寝台が、指定した高さ以下の
とき、前記腰受け部に対する脚受け部側位置が背もたれ
部側位置より高くなる付記2または付記6記載の内視鏡
検査用ベッド。
【0189】(19)前記背もたれ部に頭部支持部を設
け、この頭部支持部の高さを変更する高さ調節手段を設
けた付記1記載の内視鏡検査用ベッド。
【0190】(20)前記頭部支持部の角度を変更する
角度変更手段を設けた付記19記載の内視鏡検査用ベッ
ド。
【0191】(21)前記背もたれ部を腰受け部の水平
位置より下方へ旋回させる旋回手段を有する付記1また
は付記2または付記6記載の内視鏡検査用ベッド。
【0192】(22)前記背もたれ部を旋回させるため
の力が取り除かれたとき、背もたれ部が自動的に旋回前
の位置に復帰する付記21記載の内視鏡検査用ベッド。
【0193】(23)ベース部材に対し進行方向を自在
に変更することが可能なように回転が自由である複数キ
ャスターを有し、前記キャスターの向きを変えるための
回転方向を所望の方向に向ける進行方向変更手段を有す
る付記1記載の内視鏡検査用ベッド。
【0194】(24)前記進行方向変更手段に電気モー
ターを使用した付記23記載の内視鏡検査用ベッド。
【0195】(25)ベッド移動時の保持用部材を有
し、この保持用部材を保持した状態で、前記進行方向変
更手段の操作が可能な付記23記載の内視鏡検査用ベッ
ド。
【0196】(26)前記ベース部材に付属した複数の
キャスターは、進行方向に対しての回転方向が自由であ
るキャスターであり、これらキャスターの少なくとも1
つのキャスターの回転方向を固定する回転方向固定手段
を有する付記1記載の内視鏡検査用ベッド。
【0197】(27)前記複数のキャスターのうち、ベ
ッド前方に位置するキャスターの回転方向を固定する操
作を、ベッド後方より行える付記26記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0198】(28)前記キャスターの回転方向を固定
する操作を、ベッドの左右両側から行える付記26また
は付記27記載の内視鏡検査用ベッド。
【0199】(29)ベッドの両サイドに被検者の落下
を防止する落下防止柵を備える検査用ベッドにおいて、
前記落下防止柵を、ベッドの片側に対して少なくとも2
つ以上設けた検査用ベッド。
【0200】(30)前記落下防止柵は、それぞれ独立
して設置及び収納が可能な付記29記載の検査用ベッ
ド。
【0201】(31)前記落下防止柵を、前記ベッドの
幅方向に対して回転させて収納または設置が可能である
付記30記載の検査用ベッド。
【0202】(32)前記落下防止柵を、前記ベッドの
長手方向に対して回転させて収納または設置が可能な付
記30記載の検査用ベッド。
【0203】(33)前記寝台を構成する少なくとも背
もたれ部と腰受け部との両側面に、それぞれ1つ以上の
落下防止柵を設けた付記1または付記2または付記6記
載の内視鏡検査用ベッド。
【0204】(34)前記背もたれ部、腰受け部に設け
た落下防止柵は、それぞれ独立して設置及び収納が可能
な付記33記載の内視鏡検査用ベッド。
【0205】(35)前記背もたれ部、腰受け部に設け
た落下防止柵を設置した状態で、前記背もたれ部の旋回
が可能な付記34記載の内視鏡検査用ベッド。
【0206】(36)前記背もたれ部、腰受け部に設け
た落下防止柵を、前記ベッドの幅方向に対して回転させ
て収納または設置が可能な付記34記載の内視鏡検査用
ベッド。
【0207】(37)前記背もたれ部、腰受け部に設け
た落下防止柵を、前記ベッドの長手方向に対して回転さ
せて収納または設置が可能な付記34記載の内視鏡検査
用ベッド。
【0208】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、狭
い検査室内でも被検者の移動が容易で、被検者が内視鏡
検査特有の姿勢を容易にとれて被検者に負担が少なく、
且つ術者及び看護婦などに負担が少なく、効率良く内視
鏡下検査の行える内視鏡検査用ベッドを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す説明図
【図2】内視鏡検査用ベッドに設けた旋回位置固定手段
及び昇降手段を説明する一部断面図
【図3】内視鏡検査用ベッドのベッド状態及びいす状態
等を説明する図
【図4】本発明の第2実施形態に係る内視鏡検査用ベッ
ドの他の構成を示す説明図
【図5】本発明の第3実施形態に係る内視鏡検査用ベッ
ドの別の構成を示す説明図
【図6】図6及び図7は本発明の第4実施形態に係り、
図6は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの構成を
示す説明図
【図7】頭部支持部の概略構成を示す説明図
【図8】マットレスの分割方法の他の実施形態の1例を
示す図
【図9】図9及び図10は前記第4実施形態の変形例に
係り、図9は頭部支持部を設けた内視鏡検査用ベッドの
他の構成を示す説明図
【図10】頭部支持部の概略構成を示す説明図
【図11】図11は本発明の第5実施形態に係るトレン
デレンブルグの行える内視鏡検査用ベッドの構成を示す
説明図
【図12】図12及び図13は第5実施形態の変形例に
係り、図12はトレンデレンブルグの行える内視鏡検査
用ベッドの他の構成を示す説明図
【図13】ガススプリングの概略構成を示す説明図
【図14】図14ないし図17は進行方向変更手段を有
する内視鏡検査用ベッドに係り、図14は内視鏡検査用
ベッドの概略構成を示す説明図
【図15】進行方向変更手段であるハンドルを示す説明
【図16】図15のF−F断面図
【図17】図15のE−E断面図
【図18】進行方向変更手段であるハンドルの一部別の
構成を示す図
【図19】図19ないし図21は別の進行方向変更手段
を有する内視鏡検査用ベッドに係り、図19は内視鏡検
査用ベッドの概略構成を示す説明図
【図20】進行方向変更機構を示す説明図
【図21】ベベルギアボックス内部を示す説明図
【図22】図22及び図23は直進性に優れた内視鏡検
査用ベッドを説明するものであり、図22は内視鏡検査
用ベッドの概略構成を示す説明図
【図23】キャスター固定機構の構成を示す説明図
【図24】キャスター固定機構の他の構成例の一例を示
す説明図
【図25】図25及び図26は市販の切り替え式キャス
ターを使用した内視鏡検査用ベッドの構成を説明するも
のであり、図25は内視鏡検査用ベッドの概略構成を示
す説明図
【図26】キャスター固定機構を示す説明図
【図27】図27ないし図29はサイドガード及びサイ
ドガード収納・設置機能を有する検査用ベッドの概略構
成を示すものであり、図27は検査用ベッドの概略構成
を示す説明図
【図28】サイドガード設置状態を示す図
【図29】サイドガイド回転移動状態を示す図
【図30】サイドガード収納・設置機能を有する内視鏡
検査用ベッドの概略構成を示す図
【図31】図31ないし図35はサイドガード及び別の
構成のサイドガード収納・設置機能を有する検査用ベッ
ドの概略構成を示すものであり、図31は検査用ベッド
の概略構成を示す説明図
【図32】設置状態の図31のB−B断面
【図33】図32のC−C断面図
【図34】回転状態の図31のB−B断面
【図35】図34のD−D断面図
【図36】別の構成のサイドガード収納・設置機能を有
する内視鏡検査用ベッドの概略構成を示す図
【符号の説明】
1…内視鏡検査用ベッド 2…ベースフレーム 3…寝台 6…昇降手段 10…背もたれ部 20…腰受け部 30…脚受け部 40…ガススプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 哲哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野村 忠国 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 天野 敦之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、このベース部材上に設置
    された寝台とで構成され、前記ベース部材に付属したキ
    ャスターによって移動可能な内視鏡検査用ベッドにおい
    て、 前記寝台を、少なくとも背もたれ部、腰受け部、脚受け
    部とで構成し、 前記背もたれ部と前記脚受け部とが、前記腰受け部に対
    して旋回し、且つ、任意の位置で保持固定可能であるこ
    とを特徴とする内視鏡検査用ベッド。
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