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JPH1078365A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

Info

Publication number
JPH1078365A
JPH1078365A JP25378296A JP25378296A JPH1078365A JP H1078365 A JPH1078365 A JP H1078365A JP 25378296 A JP25378296 A JP 25378296A JP 25378296 A JP25378296 A JP 25378296A JP H1078365 A JPH1078365 A JP H1078365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
pressure
introducing cylinder
pressure introducing
sensor chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25378296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ando
正人 安藤
Hiroyuki Sawamura
博之 沢村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP25378296A priority Critical patent/JPH1078365A/ja
Publication of JPH1078365A publication Critical patent/JPH1078365A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化の際に応力の発生を抑制し、測定誤
差の少ない圧力センサを提供すること。 【解決手段】 筒状で金属製の圧力導入筒14を有し、
この圧力導入筒14の上端面20には半導体抵抗が形成
されたセンサチップ10が取り付けられている。圧力導
入筒14の上端面20より少し下方の側面には、固定用
の凸部22または凹部23が設けられ、この凸部22ま
たは凹部23が合成樹脂製のセンサケース12に嵌合
し、固定されている。凸部22または凹部23からセン
サチップ10までの圧力導入筒14の側面は、センサケ
ース12の樹脂と離間し溝24を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の圧力を検
出する圧力センサであって、特に半導体素子により流体
圧力を受けて電気的に圧力を検出する圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、気体の圧力を精度良く測ることの
できる小型圧力センサとして、半導体圧力センサが提供
されている。従来の半導圧力センサは、図5に示すよう
にシリコン製のセンサチップ1を内蔵したセンサケース
2を有し、センサーケース2はPPS樹脂製で、金属製
の圧力導入筒3がインサート成形されている。圧力導入
筒3は導入路4を形成する筒体5を有し、筒体5の上端
面6には、側面全周にフランジ部7が設けられている。
そして、圧力導入筒3のフランジ部7の下方の側周面か
ら、センサチップ1が接合された上端面6の一部にわた
る広い部分がセンサケース2中にインサートされてい
る。
【0003】そして、センサチップ1には、エッチング
により部分的に厚さ数ミクロンにされたシリコンダイヤ
フラムが形成され、このシリコンダイヤフラムに、機械
的歪により抵抗値の変化する半導体抵抗が形成されてい
る。センサチップ1は、圧力導入筒3の上端面6の、セ
ンサケース2から露出している部分に、導入路4の一端
を塞いで気密状態に取り付けられている。またセンサケ
ース2は、増幅回路等の電気回路が形成された図示しな
いプリント基板が取り付けられ、プリント基板には入出
力端子が設けられている。そして、センサケース2及び
プリント基板を収容するハウジングには大気圧導入部が
形成され、センサケース2は大気圧導入部に気密状態に
取り付けられ、合成樹脂により埋設される。
【0004】この半導体圧力センサの測定方法は、まず
圧力導入筒からガス圧がかかると、大気圧とガス圧との
差によりセンサチップ1に機械的な歪を生じる。この歪
みは、ガス圧と大気圧との差圧に比例する。そして、セ
ンサチップ1が歪を起こすと、シリコンダイヤフラム上
に形成された抵抗の値が、歪の大きさに比例して変化す
る。この抵抗値の変化を検出し、増幅して出力すること
によりガス圧と大気圧の差圧を測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、センサケース2と圧力導入筒3は素材が異なり、熱
膨張係数の違いから、温度変化の際にセンサケース2と
圧力導入筒3との間で応力を生ずるものであった。そし
て、発生した応力により圧力導入筒3に歪みが生じ、さ
らにセンサチップ1の半導体抵抗に歪みを与え、測定圧
の誤差を生じるという問題があった。また、センサケー
ス2をプリント基板に装着するときに加えられるリフロ
ーハンダの熱により、センサの温度特性が悪化し、温度
変化の際の誤差は大きくなり、悪影響を与えるものであ
った。
【0006】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、温度変化の際に応力の発生を抑制
し、測定誤差の少ない圧力センサを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、筒状で金属
製の圧力導入筒を有し、この圧力導入筒の上端面には半
導体抵抗が形成されたセンサチップが取り付けられてい
る。上記圧力導入筒の上端面より少し下方の側面には、
固定用の凸部または凹部が形成され、この圧力導入筒側
面の上記凸部または凹部に嵌合して合成樹脂製のセンサ
ケースが固定されている。上記圧力導入筒の上記凸部ま
たは凹部から上記センサチップまでの側面部分は、上記
センサケースを構成する樹脂から離間している圧力セン
サである。
【0008】さらにこの発明は、上記圧力導入筒の一端
面より少し下方の側面全周に、同心円状のフランジ部で
ある凸部または、同心状の溝部である凹部が形成され、
上記センサケースの樹脂は、上記圧力導入筒の上記セン
サチップ側で上記凸部または凹部に嵌合し、上記凸部ま
たは凹部から上記センサチップまでの上記圧力導入筒の
側面と上記センサケースの樹脂との間に同心状の溝が形
成されている圧力センサである。
【0009】この発明の圧力センサは、センサケースと
圧力導入筒との間で温度変化による応力が生じても、セ
ンサチップが取り付けられた側の圧力導入筒の端部にセ
ンサケースの樹脂が接続しないようにし、端部の圧力導
入筒には上記温度変化によるひずみが生じにくいように
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する図1〜図3はこの発明の
第一実施形態を示すもので、この実施形態の圧力センサ
は、シリコン製のセンサチップ10を内蔵したセンサケ
ース12を有し、センサケース12は、PPS樹脂等の
耐熱性のある樹脂で形成され、そして金属製の圧力導入
筒14がインサート成形されている。
【0011】圧力導入筒14は導入路16を形成する筒
体18を有し、筒体18の上端面20付近には筒体18
の側面全周に、上端面20より少し下方の位置に、固定
用の凸部であるフランジ部22が上端面20に平行に、
同心状に外側に突出して形成されている。そして、圧力
導入筒14の、フランジ部22の少し下方の側面からフ
ランジ部22上面の一部にかけて、センサケース12を
構成する樹脂中に嵌合している。また、フランジ部22
上面から上方に突出する筒体18の端部側面は、センサ
ケース12の樹脂との間に同心状に溝24が形成され、
互いに離間されている。
【0012】そして、筒体18の上端面20には、シリ
コン製のセンサチップ10が導入路16を塞いで気密状
態に取り付けられている。センサチップ10には、エッ
チングにより部分的に厚さ数ミクロンにされたシリコン
ダイヤフラム26が形成され、このシリコンダイヤフラ
ム26上に機械的歪みにより抵抗値の変化する半導体抵
抗が形成されている。そしてセンサケース12には、端
子用リードフレーム28がインサート成形により設けら
れ、端子用リードフレーム28の基端部と半導体抵抗と
の間には、金線30がボンディングされている。さらに
端子用リードフレーム28は増幅回路等の電気回路が形
成されたプリント基板32に表面実装されている。
【0013】プリント基板32には、図3に示すよう
に、入出力端子34が設けられ、入出力端子34の一端
部付近に入出力端子34と直角にフランジ部36が形成
されている。そしてプリント基板32の所定位置に設け
られた透孔に入出力端子34の一端が挿通され、フラン
ジ部36がプリント基板32に当接してハンダ付けされ
ている。
【0014】センサケース12は、PBT樹脂等で成形
された、図示しないハウジングに収容されている。ハウ
ジングには大気圧導入部と端子挿通口が形成され、セン
サケースは大気圧導入部にエポキシ系接着剤などで気密
状態に接合されている。そして、入出力端子34は端子
挿通口に挿通され、ハウジング内はシリコン系樹脂等の
充填剤で充填され、圧力導入筒14が突出した状態に埋
設されている。
【0015】この実施形態の圧力センサによれば、セン
サケース12と圧力導入筒14の素材が異なり、温度変
化にともない熱膨張率の違いから応力が発生するが、セ
ンサケース12と圧力導入筒14のセンサチップ10側
の端部とが接する面積が小さいため、発生する応力を最
少に抑えることができる。これにより、応力による上端
面20の歪みは小さいもので、センサチップ10に与え
る影響は少く、ノイズや誤差の小さいものとなる。特
に、圧力導入筒14の上端面20付近の筒体18側面全
周は、センサケース12との間に同心状の溝24が形成
されセンサケース12から離間されているため、このセ
ンサチップ10に近い部分では応力は発生せず、応力に
よる歪みも発生しない。また、フランジ部22とセンサ
ケース12との取り付け部分では応力は発生するが、セ
ンサチップ10から離れているため発生した応力による
歪みがセンサチップ10に直接伝わりにくいものであ
る。
【0016】この実施形態の圧力センサについて、被測
定流体の圧力が0のときの、温度変化と出力電圧との関
係を測定し、その結果を図2に示す。同様に従来の圧力
センサに付いて温度変化と出力電圧との関係を図6に示
し比較する。この結果、上述の従来の圧力センサの場
合、−30〜60℃において、温度変化にともなって出
力電圧が−6. 4〜−5. 6と広い範囲で変動している
のに対し、この実施形態の圧力センサは、−5. 8〜−
5. 4と小さい変動に抑えられ、ノイズや誤差が小さい
ことがわかる。
【0017】また、従来の圧力センサは図6に示すよう
に、リフローハンダの熱が加えられることにより、温度
による出力電圧の変動がより大きくなり温度特性が劣化
する。これに対し、図2に示すように、この実施形態の
圧力センサは、リフロー前とリフロー後で温度特性に大
きな差は認められず、リフローハンダの熱等による温度
特性への影響は少ないことがわかる。
【0018】次にこの発明の圧力センサの第二実施形態
の圧力センサについて図4を基にして説明する。ここ
で、上述の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して
説明を省略する。この実施形態の圧力センサは、圧力導
入筒14の一端部に同心円状に凹部である溝部23が形
成されたものである。この溝部23の上下部分は一対の
フランジ部22として形成されている。この溝部23
に、センサケース12の樹脂が嵌合し、圧力導入筒14
を確実に固定し、さらに、この溝部23よりセンサチッ
プ10側の上端面20までの側面と、センサケース12
の樹脂との間に同心円状の溝24が形成されている。
【0019】この実施形態の圧力センサによっても上記
実施形態と同様の効果を得ることができ、さらにより強
固にセンサケース12と圧力導入筒14の結合を行なう
こともできる。
【0020】なお、この発明の圧力センサは、上記実施
の形態に限定されるものではなく、各部材の形状や位
置、また素材等適宜変更可能である。
【0021】
【発明の効果】この発明の圧力センサは、センサケース
内で温度変化にともない発生する歪みを最小限に抑制
し、温度変化によるノイズや測定誤差を小さくするもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の圧力センサの縦断面
図である。
【図2】この実施形態の圧力センサの温度と出力電圧の
関係を示すグラフである。
【図3】この実施形態の圧力センサのプリント基板に取
り付けた状態の縦断面図である。
【図4】この発明の第二実施形態の圧力センサの縦断面
図である。
【図5】従来の圧力センサの縦断面図である。
【図6】従来の圧力センサの温度と出力電圧の関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
10 センサチップ 12 センサケース 14 圧力導入筒 18 筒体 20 上端面 22 フランジ部(凸部) 23 溝部(凹部) 24 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧力を導く圧力導入筒と、この圧力
    導入筒の一端面に取り付けられ半導体抵抗が形成された
    センサチップと、上記圧力導入筒の一端面より少し下方
    の側面に形成された固定用の凸部または凹部と、この圧
    力導入筒側面の上記凸部または凹部に嵌合して固定され
    ている合成樹脂製のセンサケースとが設けられ、上記圧
    力導入筒の上記凸部または凹部から上記センサチップま
    での側面部分は、上記センサケースを構成する樹脂から
    離間していることを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 上記圧力導入筒は金属製であり、上記圧
    力導入筒の一端面より少し下方の側面全周に、同心円状
    の凸部または凹部形成され、上記センサケースの樹脂
    は、上記圧力導入筒の上記センサチップ側で上記凸部ま
    たは凹部に嵌合し、上記凸部または凹部から上記センサ
    チップまでの上記圧力導入筒の側面と上記センサケース
    の樹脂との間に同心状の溝が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の圧力センサ。
JP25378296A 1996-09-04 1996-09-04 圧力センサ Pending JPH1078365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378296A JPH1078365A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378296A JPH1078365A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078365A true JPH1078365A (ja) 1998-03-24

Family

ID=17256082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25378296A Pending JPH1078365A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 圧力センサ

Country Status (1)

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JP (1) JPH1078365A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10190929B2 (en) 2014-09-17 2019-01-29 Fuji Electric Co., Ltd. Pressure sensor device and pressure sensor device manufacturing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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