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JPH1075168A - 低消費電力型の半導体装置 - Google Patents

低消費電力型の半導体装置

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Publication number
JPH1075168A
JPH1075168A JP8229523A JP22952396A JPH1075168A JP H1075168 A JPH1075168 A JP H1075168A JP 8229523 A JP8229523 A JP 8229523A JP 22952396 A JP22952396 A JP 22952396A JP H1075168 A JPH1075168 A JP H1075168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external terminal
internal circuit
power supply
circuit
switch means
Prior art date
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Application number
JP8229523A
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English (en)
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JP3589805B2 (ja
Inventor
Hisao Otake
久雄 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP22952396A priority Critical patent/JP3589805B2/ja
Priority to US08/780,847 priority patent/US5786686A/en
Publication of JPH1075168A publication Critical patent/JPH1075168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589805B2 publication Critical patent/JP3589805B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor

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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部回路が非動作待機状態(パワーダウン状
態)である場合の消費電力を低減する。 【解決手段】 半導体集積回路110の内部回路115
内でサブスレッショルド電流が発生した場合でも、半導
体装置の消費電力を低減するために、内部回路115と
電源114との間にスイッチ手段116が設けられてい
る。このスイッチ手段116は、内部回路115が非動
作モードの場合、外部端子113から与えられる制御信
号に応答して、内部回路115と電源114との間を実
質的に非導通状態とする機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低消費電力型の
半導体装置及び半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内部回路を有する半導体装置また
は半導体集積回路では、低消費電力を達成するために電
源電圧を下げる、或は、内部回路を構成するMOSトラ
ンジスタのしきい値を下げることにより、内部回路の動
作機能を維持しつつ低消費電力化が実現されていた。
【0003】この種の技術に関する提案として、例え
ば、日本国特許出願公開公報特開平7ー38417号に
示された発明がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
考えられていた構成では、内部回路を構成するMOSト
ランジスタのしきい値電圧が低く設定されているので、
ゲート電圧がしきい値電圧より低い場合でも発生するサ
ブスレッショルド電流(リーク電流とも言う)が増加す
る。従って、内部回路が動作待機状態(パワーダウン状
態)である場合であっても、結果的に消費電力が増大し
てしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、半導体装置
の内部回路内でサブスレッショルド電流が発生した場合
でも、半導体装置の消費電力を低減するために、内部回
路と電源との間にスイッチ手段が設けられている。この
スイッチ手段は、内部回路が非動作モードの場合、外部
端子から与えられる制御信号に応答して、内部回路と電
源との間を実質的に非導通状態とする機能を有してい
る。
【0006】さらに、このスイッチ手段及び内部回路は
MOSトランジスタで構成され、スイッチ手段を構成す
るMOSトランジスタのゲート幅は、内部回路を構成す
るMOSトランジスタのゲート幅より十分に大きく形成
されている。
【0007】また、制御信号が与えられる外部端子とス
イッチ手段との間に制御回路が配置され、さらに、この
制御回路は駆動電源及び基準電源に接続されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの出
願に係わる発明の実施の形態が説明される。この説明に
用いられる図面は発明の理解を助けるために概略的に示
されているものである。各図面において同様の構成要素
には同一の番号、符号が付され、重複する説明は省略さ
れることもある。
【0009】まず、図1を用いながら第1の実施の形態
が示される。この半導体装置100は、半導体集積回路
110及びこの半導体集積回路110とは独立して形成
された電源部120とから構成されている。この実施の
形態では、電源部120が半導体集積回路110に外付
けされた例が示されているが、半導体集積回路110内
に電源部120を内蔵することも可能と考える。
【0010】この半導体集積回路110は、電源部12
0より駆動電位VDDが与えられる電源端子111と、
電源部120より容量手段を介して基準電位VSSが与
えられる仮想接地端子112と、外部制御信号が与えら
れる制御端子113と、電源部120より基準電位が与
えられる接地端子114と、電源端子111と仮想接地
端子112との間に接続される内部回路115と、内部
回路115と接地端子114との間に配置され、制御端
子113に与えられる外部制御信号に応答して内部回路
115と接地端子114との間を実質的に非導通にする
スイッチ手段116とから構成される。ここでは、複数
の外部端子の内、本発明に直接係わる前述の4つの端子
についてのみ説明され、他の外部端子についての説明は
省略される。また、内部回路115の構成は種々考えら
れるが、図1中では、模式的にそれが示されている。以
下の説明では、この内部回路115が機能を発揮する状
態を動作状態、その機能を停止し待機している状態を非
動作状態として説明がされている。
【0011】この例では、スイッチ手段116はN型M
OSトランジスタ(以下NMOSという)116により
構成され、そのゲート電極に制御端子113より外部制
御信号が与えられる。このNMOS116のゲート幅
は、内部回路115が動作状態の時の消費電流をNMO
S116に流しても、このNMOS116のドレイン電
圧が上昇しないように設定される。具体的には、NMO
S116のドレイン電圧、すなわち、仮想接地端子11
2の電圧が0.1V以内になるように適宜、ゲート幅を
設定すればよい。この例の場合、このゲート幅は内部回
路115を構成するMOSトランジスタのいずれのゲー
ト幅よりもはるかに大きく、かつ、内部回路115を構
成するMOSトランジスタのゲート幅の合計より十分小
さく設定されている。
【0012】電源部120は、直流電流を発生し、正極
側は電源端子111に接続され、負極側は接地電源12
4に接続される電源121と、電源端子11と接地電源
124との間に電源121に並行に接続され、バイパス
コンデンサとして機能する容量手段122と、仮想接地
端子112と接地電源124との間に接続され、バイパ
スコンデンサとして機能する容量手段123とから構成
される。これらの容量手段122、123の容量値は一
般的に大きなものに設定されるが、この値は設計者によ
って適宜選択できる。この場合、電源121は電池で構
成される。
【0013】次に、この半導体装置100の動作につい
ての説明が示される。まず、内部回路115が動作状態
に入る場合、制御端子113にハイレベル(この場合は
駆動電位VDDと同電位レベル)の外部制御信号が与え
られ、NMOS116は導通状態になる。そして、仮想
接地端子112の電位は接地端子114に与えられる基
準電位VSS(この場合はVSS=0V)と同等の電位
(ほぼ0V)になる。その結果、内部回路115に基準
電位が与えられ、内部回路115は通常の動作状態にな
る。この場合、電源121及び内部回路115が動作す
ることにより電源端子111上に発生するノイズは容量
手段122により除去される。また、内部回路115が
動作することにより仮想接地端子112上に発生するノ
イズは容量手段123により除去される。
【0014】次に、内部回路115が非動作状態になる
場合、制御端子113にロウレベル(この場合は基準電
位Vssと同電位レベル)の外部制御信号が与えられ、
NMOS116は非導通状態になる。
【0015】このようなNMOS116を設けたので、
内部回路115内のMOSトランジスタのしきい値が低
く設定されている(例えば0.2V程度)ことにより非
動作状態において内部回路115内にサブスレッショル
ド電流が発生しても、このNMOS16が非導通である
ためサブスレッショルド電流を防止することが可能とな
る。従って、内部回路115が非動作状態の場合の半導
体装置100の消費電流が十分に小さくすることがで
き、低消費電力型の半導体装置が実現できる。
【0016】ここで、NMOS116自体にもサブスレ
ッショルド電流が発生する可能性も考えられるが、この
NMOS116のゲート幅は、内部回路115内の各ト
ランジスタのゲート幅より十分大きく、かつ、それらの
各トランジスタのゲート幅の合計値より十分小さく設定
されているので、例え、そのようなサブスレッショルド
電流が発生したとしても、その電流は極めて微小なもの
である。
【0017】このような本発明の第1の実施の形態によ
れば、しきい値の小さいトランジスタを有する内部回路
を備えた半導体装置の非動作状態における消費電流を十
分小さくできる。また、このような構成を電池等の低電
圧源を電源とする装置へ適用することにより、低消費電
力の効果が著しく反映される。
【0018】次に、図2及び図3を参照しながら、本発
明の第2の実施の形態が説明される。この場合、上述の
第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の番号、符
号が付され、重複する説明は省略される。
【0019】この第2の実施の形態では、上述の第1の
実施の形態の半導体集積回路110の内部が半導体集積
回路210へと改良された半導体装置200が示されて
いる。この半導体集積回路210には、NMOS116
を内部制御信号により制御するパワーオン制御回路21
1が設けられている。このパワーオン制御回路211は
入力端子212、213に与えられる外部制御信号によ
り制御される。図2では、入力端子212、213のみ
が示されているが、パワーオン制御回路211の回路構
成により必要とする入力端子の数は異なる。
【0020】このパワーオン制御回路211は電源端子
及び接地端子114間に接続され、その入力部は入力端
子212、213に接続されている。このパワーオン回
路211は、フリップフロップ、NANDゲート等を組
み合わせた論理回路により構成される。その論理回路の
具体構成は後述される。
【0021】次に、この半導体装置200の動作につい
ての説明が簡単に示される。まず、内部回路115が動
作状態に入る場合、パワーオン制御回路211は、入力
端子212、213に与えられる外部制御信号に応答し
てハイレベル(この場合は駆動電位VDDと同電位レベ
ル)の内部制御信号を出力し、NMOS116は導通状
態になる。そして、仮想接地端子112の電位は接地端
子114に与えられる基準電位VSS(この場合はVS
S=0V)と同等の電位(ほぼ0V)になる。その結
果、内部回路115に基準電位が与えられ、内部回路1
15は通常の動作状態になる。
【0022】次に、内部回路115が非動作状態になる
場合、パワーオン制御回路211は、入力端子212、
213に与えられる外部制御信号に応答してロウレベル
(この場合は基準電位Vssと同電位レベル)の内部制
御信号を出力し、NMOS116は非導通状態になる。
【0023】ここで、パワーオン制御回路211の具体
的な構成例であるパワーオン制御回路300が図3に示
される。
【0024】このパワーオン制御回路300は、入力端
子301〜304から上述の外部制御信号に相当するデ
ータD0〜D3及び入力端子305からクロック信号C
Kがそれぞれ与えられるD型フリップフロップ311〜
314と、それらのフリップフリップ311〜314の
出力の論理和をとり、内部制御信号を出力端子331に
出力するゲート回路321とを備える。ここでは、入力
端子301〜305を用いた例が示されているが、用い
られる端子の数はパワーオン制御回路の構成に依存す
る。
【0025】このパワーオン制御回路300の動作は、
以下の説明及び上述のパワーオン制御回路200の動作
の説明を参酌すれば、容易に理解することができる。
【0026】入力端子301〜304に与えられるデー
タD0〜D3は、入力端子305に与えられるクロック
信号CKが立ち上がるタイミングでフリップフロップ4
6〜49にそれぞれラッチされる。その後、フリップフ
ロップ311〜314の出力Qがゲート回路321へ与
えられ、その論理和が内部制御信号として出力端子33
1へ与えられる。この出力端子331はスイッチ手段1
16(この場合はNMOS116)に接続される。
【0027】ここで、内部回路115が非動作状態の場
合、ローレベルのデータD0〜D3が入力端子301〜
304にそれぞれ与えられ、それらのデータがフリップ
フロップ311〜314にラッチされた後、クロック信
号CKが立ち上がるタイミングでフリップフロップ31
1〜314の出力Qからローレベルの信号がそれぞれ出
力される。フリップフロップ311〜314の出力Qが
ローレベルなので、ゲート回路321からの出力、すな
わち、内部制御信号もローレベルとなる。このローレベ
ルの内部制御信号に応答してNMOS116は非導通状
態になる。
【0028】一方、内部回路115が動作状態の場合、
全てのレベルがローレベルとなる以外の組み合わせのデ
ータD0〜D3(例えば、D0がハイレベル、D1〜D
3はローレベル等)が入力端子301〜304にそれぞ
れ与えられ、それらのデータがフリップフロップ311
〜314にラッチされた後、クロック信号CKが立ち上
がるタイミングでフリップフロップ311〜314の出
力Qからハイレベル及びローレベルの混在する信号(上
述の例の場合、フリップフロップ311の出力Qはハイ
レベル、フリップフロップ312〜314の出力はロー
レベル)がそれぞれ出力される。フリップフロップ31
1〜314の出力Qがハイレベル及びローレベルの混在
するものなので、ゲート回路321からの出力、すなわ
ち、内部制御信号はハイレベルとなる。このハイレベル
の内部制御信号に応答してNMOS116は導通状態に
なる。
【0029】このようなパワーオン制御回路を設けた第
2の実施形態によれば、前述の第1の実施形態により得
られる効果に加え、以下のような効果が期待される。す
なわち、内部回路115が非動作状態の場合(スイッチ
手段116がオフの時)、内部回路115からリーク電
流が発生し、仮想接地端子112の電位が上昇したこと
により、内部回路115の通常動作が困難な場合であっ
ても、パワーオン制御回路211は電源端子111と接
地端子114との間に直接接続されているので、パワー
オン制御回路211はそのリーク電流の影響を全く受け
ず正常動作できる。
【0030】すなわち、、入力端子212、213に与
えられる外部制御信号によりスイッチ手段116が的確
に制御される。従って、内部回路115が非動作状態か
ら動作状態へ適切に移行することが可能となる。
【0031】このようにパワーオン制御回路を設けるこ
とにより、あるモードからあるモードへの移行も確実に
実効でき、安定した半導体装置の実現が可能となる。
【0032】次に、図4及び図5を参照しながら、第3
及び第4の実施の形態が示される。前述の第1及び第2
の実施の形態においてスイッチ手段116はNMOSに
より構成されるが、以下の第3及び第4の実施の形態で
はスイッチ手段がPチャンネル型MOSトランジスタ
(以下PMOSと言う)により構成される。これら第3
及び第4の実施の形態は、基本的には、それぞれ第1及
び第2の実施の形態におけるNMOSをPMOSに置き
換えたものである。以下の第3及び第4の実施の形態に
ついては、上述の第1及び第2の実施の形態の説明を参
酌すれば理解が容易であるので、ここでは簡単な説明が
示される。
【0033】まず、図4を用いながら第3の実施の形態
が示される。この半導体装置400は、半導体集積回路
410及びこの半導体集積回路410とは独立して形成
された電源部120とから構成されている。
【0034】この半導体集積回路410は、電源部12
0より駆動電位VDDが与えられる電源端子111と、
電源部120より容量手段を介して基準電位VSSが与
えられる仮想電源端子411と、外部制御信号が与えら
れる制御端子412と、電源部120より基準電位が与
えられる接地端子114と、接地端子114と仮想電源
端子411との間に接続される内部回路115と、内部
回路115と電源端子111との間に配置され、制御端
子412に与えられる外部制御信号に応答して内部回路
115と電源端子111との間を実質的に非導通にする
スイッチ手段116とから構成される。ここでは、前述
の実施形態と同様に、複数の外部端子の内、本発明に直
接係わる前述の4つの端子についてのみ説明され、他の
外部端子についての説明は省略される。また、内部回路
115の構成は種々考えられるが、図4中では、模式的
にそれが示されている。以下の説明では、この内部回路
115が機能を発揮する状態を動作状態、その機能を停
止し待機している状態を非動作状態として説明がされて
いる。
【0035】この例では、スイッチ手段116はPMO
Sにより構成され、そのゲート電極に制御端子412よ
り外部制御信号が与えられる。このPMOS413のゲ
ート幅は、前述の第1の実施形態の説明を参考にして、
適宜、設定される。
【0036】次に、この半導体装置400の動作につい
ての説明が示される。まず、内部回路115が動作状態
に入る場合、制御端子413にローレベル(この場合は
基準電位Vssと同電位レベル)の外部制御信号が与え
られ、PMOS413は導通状態になる。そして、仮想
電源端子411の電位は電源端子111に与えられる駆
動電位VDDと同等の電位になる。その結果、内部回路
115に駆動電位が与えられ、内部回路115は通常の
動作状態になる。
【0037】次に、内部回路115が非動作状態になる
場合、制御端子412にハイレベル(この場合は駆動電
位VDDと同電位レベル)の外部制御信号が与えられ、
PMOS413は非導通状態になる。
【0038】このようなPMOS413を設けたので、
内部回路115内のMOSトランジスタのしきい値が低
く設定されている(例えば0.2V程度)ことにより非
動作状態において内部回路115内にサブスレッショル
ド電流が発生しても、このPMOS413が非導通であ
るためサブスレッショルド電流を防止することが可能と
なる。従って、内部回路115が非動作状態の場合の半
導体装置400の消費電流が十分に小さくすることがで
き、低消費電力型の半導体装置が実現できる。
【0039】このような第3の実施の形態によれば、前
述の第1の実施の形態と同様に、しきい値の小さいトラ
ンジスタを有する内部回路を備えた半導体装置の非動作
状態における消費電流を十分小さくできる。また、この
ような構成を電池等の低電圧源を電源とする装置へ適用
することにより、低消費電力の効果が著しく反映され
る。
【0040】次に、図5を参照しながら、本発明の第4
の実施の形態が説明される。この第4の実施の形態で
は、上述の第3の実施の形態の半導体集積回路410の
内部が半導体集積回路510へと改良された半導体装置
500が示されている。この半導体集積回路510に
は、PMOS413を内部制御信号により制御するパワ
ーダウン制御回路511が設けられている。このパワー
ダウン制御回路511は入力端子512、513に与え
られる外部制御信号により制御される。図5では、入力
端子512、513のみが示されているが、パワーダウ
ン制御回路511の回路構成により必要とする入力端子
の数は異なる。
【0041】このパワーダウン制御回路511は電源端
子111及び接地端子114間に接続され、その入力部
は入力端子512、513に接続されている。このパワ
ーダウン回路511は、フリップフロップ、NANDゲ
ート等を組み合わせた論理回路により構成される。
【0042】次に、この半導体装置500の動作につい
ての説明が簡単に示される。まず、内部回路115が動
作状態に入る場合、パワーダウン制御回路511は、入
力端子512、513に与えられる外部制御信号に応答
してローレベル(この場合は基準電位Vssと同電位レ
ベル)の内部制御信号を出力し、PMOS413は導通
状態になる。そして、仮想電源端子411の電位は電源
端子111に与えられる駆動電位VDD(この場合はV
DD=5V)と同等の電位(ほぼ5V)になる。その結
果、内部回路115に駆動電位が与えられ、内部回路1
15は通常の動作状態になる。
【0043】次に、内部回路115が非動作状態になる
場合、パワーダウン制御回路511は、入力端子51
2、513に与えられる外部制御信号に応答してハイレ
ベル(この場合は駆動電位VDDと同電位レベル)の内
部制御信号を出力し、PMOS116は非導通状態にな
る。
【0044】この実施形態におけるパワーダウン制御回
路511は、例えば、第2の実施形態のパワーオン制御
回路211に与えられる制御信号、あるいはパワーオン
制御回路211の出力の論理を反転させた構成を用いる
ことにより実現することもできる。
【0045】次に、この半導体装置500の動作につい
ての説明が簡単に示される。まず、内部回路115が動
作状態に入る場合、パワーダウン制御回路511は、入
力端子512、513に与えられる外部制御信号に応答
してローレベル(この場合は接地電位VSSと同電位レ
ベル)の内部制御信号を出力し、PMOS413は導通
状態になる。そして、仮想電源端子411の電位は電源
端子111に与えられる駆動電位VDD(この場合はV
DD=5V)と同等の電位(ほぼ5V)になる。その結
果、内部回路115に駆動電位が与えられ、内部回路1
15は通常の動作状態になる。
【0046】次に、内部回路115が非動作状態になる
場合、パワーダウン制御回路511は、入力端子51
2、513に与えられる外部制御信号に応答してハイレ
ベル(この場合は駆動電位VDDと同電位レベル)の内
部制御信号を出力し、PMOS413は非導通状態にな
る。
【0047】このようなパワーオン制御回路を設けた第
4の実施形態によれば、前述の第2の実施形態により得
られる効果と同様な効果が得られる。
【0048】以上の実施の形態では、内部回路と、パワ
ーオン制御回路またはパワーダウン制御回路とはそれぞ
れ独立して構成される例が示されたが、パワーオン制御
回路またはパワーダウン制御回路の出力を内部回路へ供
給すること、あるいは、内部回路の出力をパワーオン制
御回路あるいはパワーダウン制御回路へ供給することも
考えられる。
【0049】本発明は、例証的な実施形態を用いて説明
されたが、この説明は限定的な意味に受け取られてはな
らない。この例証的実施態様の様々な変更、並びに本発
明のその他の実施態様が当業者にはこの説明を参考にす
ることによって明らかになるであろう。従って、特許請
求の範囲はそれらのすべての変更または実施態様を本発
明の真の範囲に含むものとしてカバーするであろうと考
えられている。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、しきい値の小さいトランジスタを有する内部回路を
備えた半導体装置の非動作状態における消費電流を十分
小さくできる。また、このような構成を電池等の低電圧
源を電源とする装置へ適用することにより、低消費電力
の効果が著しく反映される。
【0051】さらに、本願他の発明によれば、スイッチ
手段を制御する制御回路を半導体集積回路内に設けるこ
とにより、あるモードからあるモードへの移行も確実に
実効でき、安定した半導体装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のパワーオン制御回路
の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
110 半導体集積回路 111 電源端子 112 仮想接地端子 113 制御端子 114 接地端子 115 内部回路 116 スイッチ手段 120 電源部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電位を供給する駆動電源と、 前記駆動電位より十分低い基準電位を与える基準電源
    と、 前記基準電源に接続された容量手段と、 前記駆動電源、前記基準電源及び前記容量手段に接続さ
    れた半導体集積回路とから構成される半導体装置におい
    て、 前記半導体集積回路は、 前記駆動電源に接続された第1の外部端子と、 前記容量手段に接続された第2の外部端子と、 前記第1の外部端子と前記第2の外部端子との間に接続
    され、その内部で機能的な動作が行なわれる動作モード
    と実質的に機能が停止される非動作モードとを有する内
    部回路と、 前記基準電源に接続された第3の外部端子と、 前記内部回路が前記非動作モードの時、制御信号が与え
    られる第4の外部端子と、 前記内部回路と前記第3の外部端子との間に配置され、
    前記第4の外部端子に与えられる前記制御信号に応答し
    て前記内部回路と前記第3の外部端子との間を実質的に
    非導通状態とするスイッチ手段とを備えたことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記内部回路及び前記スイッチ手段はM
    OSトランジスタにより構成され、前記スイッチ手段の
    MOSトランジスタのゲート幅は前記内部回路のMOS
    トランジスタのゲート幅より十分に大きいことを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 駆動電位が与えられる第1の外部端子
    と、 前記駆動電位より十分低い基準電位が与えられる第2の
    外部端子と、 前記第1の外部端子に接続され、その内部で機能的な動
    作が行なわれる動作モードと実質的に機能が停止される
    非動作モードとを有する内部回路と、 前記内部回路が前記非動作モードの時、制御信号が与え
    られる第3の外部端子と、 前記内部回路と前記第2の外部端子との間に配置され、
    前記第3の外部端子に与えられる前記制御信号に応答し
    て前記内部回路と前記第2の外部端子との間を実質的に
    非導通状態とするスイッチ手段とを備えたことを特徴と
    する半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記内部回路及び前記スイッチ手段はM
    OSトランジスタにより構成され、前記スイッチ手段の
    MOSトランジスタのゲート幅は前記内部回路のMOS
    トランジスタのゲート幅より十分に大きいことを特徴と
    する請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 駆動電位を供給する駆動電源と、 前記駆動電位より十分低い基準電位を与える基準電源
    と、 前記基準電源に接続された容量手段と、 前記駆動電源、前記基準電源及び前記容量手段に接続さ
    れた半導体集積回路とから構成される半導体装置におい
    て、 前記半導体集積回路は、 前記駆動電源に接続された第1の外部端子と、 前記容量手段に接続された第2の外部端子と、 前記第1の外部端子と前記第2の外部端子との間に接続
    され、その内部で機能的な動作が行なわれる動作モード
    と実質的に機能が停止される非動作モードとを有する内
    部回路と、 前記基準電源に接続された第3の外部端子と、 前記内部回路が前記非動作モードの時、制御信号が与え
    られる第4の外部端子と、 前記内部回路と前記第1の外部端子との間に配置され、
    前記第4の外部端子に与えられる前記制御信号に応答し
    て前記内部回路と前記第1の外部端子との間を実質的に
    非導通状態とするスイッチ手段とを備えたことを特徴と
    する半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記内部回路及び前記スイッチ手段はM
    OSトランジスタにより構成され、前記スイッチ手段の
    MOSトランジスタのゲート幅は前記内部回路のMOS
    トランジスタのゲート幅より十分に大きいことを特徴と
    する請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 駆動電位が与えられる第1の外部端子
    と、 前記駆動電位より十分低い基準電位が与えられる第2の
    外部端子と、 前記第1の外部端子に接続され、その内部で機能的な動
    作が行なわれる動作モードと実質的に機能が停止される
    非動作モードとを有する内部回路と、 前記内部回路が前記非動作モードの時、制御信号が与え
    られる第3の外部端子と、 前記内部回路と前記第1の外部端子との間に配置され、
    前記第3の外部端子に与えられる前記制御信号に応答し
    て前記内部回路と前記第1の外部端子との間を実質的に
    非導通状態とするスイッチ手段とを備えたことを特徴と
    する半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記内部回路及び前記スイッチ手段はM
    OSトランジスタにより構成され、前記スイッチ手段の
    MOSトランジスタのゲート幅は前記内部回路のMOS
    トランジスタのゲート幅より十分に大きいことを特徴と
    する請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 駆動電位が与えられる第1の外部端子
    と、 その駆動電位より十分低い基準電位が与えられる第2の
    外部端子と、 前記第1の外部端子と前記第2の外部端子との間に配置
    され、前記駆動電位及び前記基準電位により動作する内
    部回路とを備えた半導体集積回路において、 前記第1の外部端子または前記第2の外部端子の一方と
    前記内部回路との間に制御信号に応答して導通状態また
    は非導通状態となるスイッチ手段を設けたことを特徴と
    する半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記内部回路及び前記スイッチ手段は
    MOSトランジスタにより構成され、前記スイッチ手段
    のMOSトランジスタのゲート幅は前記内部回路のMO
    Sトランジスタのゲート幅より十分に大きいことを特徴
    とする請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の外部端子と前記第2の外部
    端子との間に接続され、第3の外部端子に与えられた外
    部制御信号に応答して前記制御信号を出力する制御回路
    を備えたことを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路。
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