JPH1073490A - 肌の明るさ及び色合い測定装置 - Google Patents
肌の明るさ及び色合い測定装置Info
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- JPH1073490A JPH1073490A JP22976896A JP22976896A JPH1073490A JP H1073490 A JPH1073490 A JP H1073490A JP 22976896 A JP22976896 A JP 22976896A JP 22976896 A JP22976896 A JP 22976896A JP H1073490 A JPH1073490 A JP H1073490A
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Abstract
ても、その反射光強度を測定するだけで基準となる明る
さ及び色合いに基づく相対的な肌の明るさ及び色合いを
正確に測定することができるようにする。 【解決手段】 プローブ2の先端に形成された透光部3
から皮膚の測定部位に,赤色光及び緑色光を所定の時差
で順次照射すると共に,受光素子4の光軸に対して等角
的に照射するように成されているので,一つの受光素子
4で夫々の反射光強度を個別に測定できると同時に,等
しい反射条件の下で測定できる。また、各色反射光強度
を、標準測定対象面に赤色光及び緑色光を照射したとき
の各色標準反射光強度R0, G0で正規化するようにしたの
で、各発光素子5R, 5Gの光照射強度が異なる場合であっ
ても、相対的な反射光強度を正確に測定できる。そし
て、各色正規化反射光強度R, Gの和で表される肌の明る
さB及び前記各色正規化反射光強度R, Gの差で表される
肌の色合いCが段階的に表示される。
Description
美容部員が、顧客の肌の明るさや色合いに応じて最適の
ファンデーションの色を決定する場合などに、その顧客
の肌の明るさや色合いを客観的に測定するために用いる
肌の明るさ及び色合い測定装置に関する。
ョンは、顔にできたシミやソバカスを隠したり、日に焼
けて色が変わった肌を元通りの色にしたり、荒れた肌を
滑らかにみせるために用いられ、この場合に、ファンデ
ーションの色をシミやソバカスなどができる前のきれい
な自分の肌の色に一致させることができれば、不自然さ
のない極めて自然な肌色化粧をすることができる。
多く、通常の場合、手の甲や顔にぬって見て、どのよう
な色になるかを確認して選択しているが、自分の肌の色
にあった最適な色のファンデーションを探すのは極めて
困難である。また、各販売店の美容部員も最適な色をア
ドバイスするようにしているが、やはり顧客の肌の色に
応じた最適な色のファンデーションを選び出すことは困
難であり、各美容部員の勘と経験によるところが多かっ
た。この場合に、肌の色を客観的に知ることができれ
ば、最適な色のファンデーションを選択する際の指標と
することができ、また、シミやソバカスのできる前のき
れいな肌の色と、ファンデーションをぬった後の肌の色
が一致するか否かを客観的に測定することができれば、
最適な色のファンデーションを選択したことを確認でき
るので便利である。
ンで決まることが知られており、ヘモグロビンは赤の波
長域の光の吸収がなく、緑の波長域で吸収があり、メラ
ニンは赤から緑の波長域まで広く光の吸収が観察されて
いる。したがって、赤色光を照射したときの反射率はメ
ラニンの吸収を表し、緑色光を照射したときの反射率
は、ヘモグロビンの吸収によるものとメラニンの吸収に
よるものの和に等しい。これより、緑色光の反射率と赤
色光の反射率との差はヘモグロビンの吸収を表し、その
差が大きいとヘモグロビンの濃度が高く肌が赤くなるの
で、この反射率の差は肌の赤み(色合い)を表している
といえる。また、肌が明るければすべての色の光を反射
し、肌が暗ければ全ての色の光を吸収するので、赤色光
及び緑色光の反射率の和が肌の明るさを表していると言
える。なお、肌の明るさはメラニンによって決まるの
で、赤色光と緑色光の反射率の和に替えて、赤色光の反
射率のみを用いた場合でも肌の明るさを表していると言
える。これより、赤色光及び緑色光の反射率より、肌の
明るさ及び色合いを客観的に測定することができる。
及び緑色光の反射率に基づいて肌の明るさ及び色合いを
測定しようとすると、照射光強度と反射光強度を別々に
測定しなければならないので、赤色発光素子や緑色発光
素子及びこれら照射光強度と反射光強度を測定する夫々
の受光素子をプローブに内蔵しなければならず、プロー
ブ部分が大型化し、ひいては、装置全体が大型化すると
いう問題がある。また、反射光強度だけを測定したので
は、各発光素子の照射光強度にバラツキがあるために、
肌の明るさ及び色合いを正確に測定することができな
い。
像した肌を拡大してCRTディスプレイに映し出し、画
像全体の明るさや色合いに基づいて肌の明るさや色合い
を測定することもできるが、この場合は、装置本体を卓
上型にせざるを得ず、大型になってしまうという問題が
あった。したがって、店頭に常設して用いる場合はよい
が、例えば訪問販売員が販売促進用のツールとして用い
る場合や、複数の小売店を担当する化粧品メーカの美容
部員が持ち歩く場合には、大きすぎて持ち運びすること
ができず取扱いが不便であった。
く、反射光強度を測定するだけで各発光素子の照射光強
度が異なる場合であっても、基準となる明るさ及び色合
いに基づいて相対的な肌の明るさ及び色合いを正確に測
定することができると同時に、女性の美容部員でもバッ
グに入れて簡単に持ち運びすることができる程度に極め
て小型でコンパクトに形成できるようにすることを技術
的課題としている。
に、本発明は、先端に皮膚の測定部位に当接される透光
部が形成されたプローブを有し、当該プローブには、そ
の先端を皮膚の測定部位に当接した状態で前記透光部を
通り皮膚面と直交する光軸上に前記透光部からの入射光
を受光素子まで導く光路が形成されると共に、赤色発光
素子及び緑色発光素子から出射された赤色光及び緑色光
を前記透光部を通して前記測定部位に照射する際に前記
各色光を前記光軸に対して等角的に照射する光路が形成
され、標準測定対象面に赤色光及び緑色光を所定の時差
で順次照射したときの各色標準反射光強度を夫々測定し
て記憶した後、測定しようとする皮膚の測定部位に赤色
光及び緑色光を所定の時差で順次照射したときの各色反
射光強度を夫々測定して記憶する測定手段と、当該各色
反射光強度を前記各色標準反射光強度で正規化して各色
正規化反射光強度を求めた後、各色正規化反射光強度の
和及び差を算出する演算手段と、前記各色正規化反射光
強度の和及び差で表される肌の明るさ及び色合いを段階
的に表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
れた透光部から皮膚の測定部位に、赤色光及び緑色光を
所定の時差で順次照射するように成されているので、一
つの受光素子で夫々の反射光強度を個別に測定でき、装
置全体を小型化・軽量化できる。このとき、赤色光及び
緑色光は受光素子の光軸に対して等角的に照射されるの
で、同一部位に照射した各色光の反射光強度を等しい反
射条件の下で測定することができるので、測定条件が異
なることに起因する測定誤差を生ずることがない。ま
た、測定しようとする皮膚の測定部位に赤色光及び緑色
光を照射したときの各色反射光強度を、標準測定対象面
に赤色光及び緑色光を照射したときの各色標準反射光強
度で正規化するようにしたので、赤色発光素子及び緑色
発光素子の光照射強度が異なる場合であっても、相対的
な反射光強度を正確に測定することができる。そして、
各色正規化反射光強度の和で表される肌の明るさ及び前
記各色正規化反射光強度の差で表される肌の色合いが段
階的に表示されるので、この表示から、肌の明るさ及び
色合いを正確に測定できる。
ハンディタイプの装置本体に前記プローブが一体的に取
り付けられると共に、装置本体内に測定手段及び演算手
段が配設され、装置本体の表面に表示手段が配されてな
るオールインワンタイプに形成されているので、女性の
美容部員がハンドバッグなどに入れて簡単に携帯できる
大きさに小型化・軽量化できる。
に説明する。図1は本発明に係る肌の明るさ及び色合い
測定装置を示す斜視図、図2はそのブロック図、図3は
表示手段の一例を示す説明図である。
携帯可能なハンディタイプの装置本体1の側面に、皮膚
の測定部位に当接されるプローブ2が一体的に取り付け
られている。当該プローブ2は、先端に皮膚の測定部位
に当接される透光部3が形成されると共に、その内部に
は、前記透光部3を測定部位に当接した状態で皮膚面と
直交する光軸X上に前記透光部3からの入射光を受光す
る受光素子4が配設されると共に、前記透光部3に対し
て赤色光及び緑色光を照射する赤色発光素子5R及び緑
色発光素子5Gが前記光軸Xに対して約30°の角度で
等角的に配置され、透光部3から入射された光を受光素
子4まで導く光路2Pと、各発光素子5R,5Gから出
射した光を透光部3へ導く光路2R,2Gが形成されて
いる。
5R及び緑色発光素子5Gから赤色光及び緑色光を所定
の時差で順次照射させると共に、各色反射光強度を受光
素子4で測定して所定の記憶領域に記憶させる測定手段
6と、当該測定手段6の測定結果に基づいて、所定の演
算処理を行い肌の明るさ及び色合いを算出する演算手段
7が内蔵され、その表面には演算手段7により算出され
たデータに基づいて肌の明るさ及び色合いを段階的に表
示する表示装置8が設けられている。
9の入力側に、キャリブレーションスイッチ10C及び
測定用スイッチ10Mと、前記受光素子4が接続される
と共に、その出力側に、前記各発光素子5R,5Gと前
記受光素子4で測定された反射光強度を所定の記憶領域
に記憶する記憶装置11が接続されている。そして、キ
ャリブレーションスイッチ10Cを押すと、前記赤色発
光素子5R及び緑色発光素子5Gから赤色光及び緑色光
が所定の時差で順次照射されると共に、受光素子4で測
定された各色標準反射光強度R0 ,G0 が記憶装置11
の標準反射光強度記憶領域11Cに記憶される。また、
測定用スイッチ10Mを押すと、前記赤色発光素子5R
及び緑色発光素子5Gから赤色光及び緑色光が所定の時
差で順次照射されると共に、受光素子4で測定された各
色反射光強度RM ,GM が記憶装置11の反射光強度記
憶領域11Mに記憶される。
れた各色標準反射光強度R0 ,G0と、各色反射光強度
RM ,GM に基づいて正規化反射光強度R,Gを次式に
より算出する。 R=RM /R0 , G=GM /G0 次いで、これらの算出結果に基づいて、肌の明るさB
と、肌の色合いCを次式により算出する。 B=R+G, C=R−G これより、標準測定対象面の明るさ及び色合いと、皮膚
の測定部位の明るさ及び色合いが一致すれば、RM =R
0 ,GM =G0 となるので、正規化反射光強度R=1,
G=1になり、肌の明るさB=2,肌の色合いC=0と
なる。したがって、図3に示すように、縦軸に肌の明る
さB、横軸に肌の色合いCをとった場合、(B,C)=
(2,0)の点が原点となり、B>2,C>0の第一象
限Z1 では明るいピンクの健康的な肌,B>2,C<0
の第二象限Z2 では明るい色白の肌,B<2,C<0の
第三象限Z3 では病的な蒼白い肌,B>2,C<0の第
四象限Z4 では日に焼けた褐色の肌を表すことになる。
ば、縦軸に肌の明るさB、横軸に肌の色合いCをとった
グラフを簡略化して読み取ることができるように、グラ
フ原点と各象限Z1 〜Z4 ごとに二つずつX状に配設さ
れた9つの発光ダイオードL00,L11,L12,L21,L
22,L31,L32,L41,L42で前記演算手段7により算
出された肌の明るさB及び肌の色合いCを5段階で表示
する。この場合、肌の明るさBを、B<−B1 ,−B1
≦B<−B0 ,−B0 ≦B<B0 ,B0 ≦B<B1 ,B
1 ≦Bの5段階で表し、肌の色合いCを、C<−C1,
−C1 ≦C<−C0 ,−C0 ≦C<C0 ,C0 ≦C<C
1 ,C1 ≦Cの5段階で表す。そして、肌の明るさB及
び色合いCが、原点近傍の範囲P00内にあるときは原点
の発光ダイオードL00を点灯させ、第一象限Z1 の範囲
P11内にあるときは発光ダイオードL11を点灯させ、第
一象限Z1 の範囲P12内にあるときは発光ダイオードL
12を点灯させ、第二象限Z2 の範囲P21内にあるときは
発光ダイオードL21を点灯させ、第二象限Z2 の範囲P
22内にあるときは発光ダイオードL22を点灯させ、第三
象限Z3 の範囲P31内にあるときは発光ダイオードL31
を点灯させ、第三象限Z3 の範囲P32内にあるときは発
光ダイオードL32を点灯させ、第四象限Z4 の範囲P41
内にあるときは発光ダイオードL41を点灯させ、第四象
限Z4 の範囲P42内にあるときは発光ダイオードL42を
点灯させるように成されている。
の作用について説明する。まず、メインスイッチ12を
オンすると、記憶装置11などに記憶されていたデータ
が消去される。この状態で、シミやソバカスがなく肌あ
れしていない部分(例えば腕の内側)や標準色が施され
た色見本を標準測定対象面として、当該測定対象面にプ
ローブ2の先端を押し当てて、キャリブレーションスイ
ッチ10Cを押すと、赤色発光素子5R及び緑色発光素
子5Gが所定の時間間隔で点灯されて、赤色光及び緑色
光が所定の時差で透光部3を通して測定対象面に等角的
に照射される。そして、赤色光及び緑色光を照射したと
きに、標準測定対象面で反射された各光の標準反射光強
度を受光素子4で検出し、赤色光を照射したときの標準
反射光強度R0 及び緑色光照射したときの標準反射光強
度G0 を別々に測定して、各色の標準反射光強度R0 ,
G0 を記憶装置11の標準反射光強度記憶領域11Cに
記憶する。次いで、肌の明るさ及び色合いを測定しよう
とする部位にプローブ2の先端を押し当てて、測定用ス
イッチ10Mを押すと、赤色発光素子5R及び緑色発光
素子5Gが所定の時間間隔で点灯されて、赤色光及び緑
色光が所定の時差で透光部3を通して測定対象面に照射
される。そして、赤色光及び緑色光を照射したときに、
測定部位で反射された各光の反射光強度を受光素子4で
検出し、赤色光を照射したときの反射光強度RM 及び緑
色光照射したときの標準反射光強度GM を別々に測定し
て、各色の標準反射光強度RM ,GM を記憶装置11の
標準反射光強度記憶領域11Mに記憶して測定を終了す
る。
に記憶された各色標準反射光強度R 0 ,G0 と、各色反
射光強度RM ,GM に基づいて正規化反射光強度R,G
が算出され、これらの算出結果に基づいて、肌の明るさ
Bと、肌の色合いCが算出される。そして、算出された
肌の明るさB及び色合いCのデータに基づいて表示装置
8の発光ダイオードL00,L11,L12,L21,L22,L
31,L32,L41,L42が点灯されるので、測定部位の肌
の明るさ及び色合いが、標準測定対象面の明るさ及び色
合いと比較した相対的な量として読み取ることができ
る。
合は測定部位の肌の明るさ及び色合いが標準測定対象面
の明るさ及び色合いと略一致しており、また、第一象限
Z1の発光ダイオードL11又はL12が点灯した場合は標
準測定対象面に比して明るいピンクがかったより健康的
な肌であると判断することができ、第二象限Z2 の発光
ダイオードL21又はL22が点灯した場合は標準測定対象
面に比してより明るい色白の肌であると判断することが
でき、第三象限Z3 の発光ダイオードL31又はL32が点
灯した場合は標準測定対象面に比して血の気が少ない蒼
みがかった白い肌であると判断することができ、第四象
限Z4 の発光ダイオードL41又はL42が点灯した場合は
標準測定対象面に比して日焼けした褐色の肌であると判
断することができる。
ダイオードL11,L12が点灯した場合には明るさ及び赤
みを抑える色のファンデーションを、第二象限Z2 の発
光ダイオードL21,L22が点灯した場合には明るさを抑
え赤みを増す色のファンデーションを、第三象限Z3 の
発光ダイオードL21,L22が点灯した場合には赤み及び
と明るさを増す色のファンデーションを、第四象限Z4
の発光ダイオードL41,L42が点灯した場合には明るさ
を増し赤みを抑える色のファンデーションを選択すると
いうように、肌の明るさや色合いに応じて最適なファン
デーションを選択する指標を与えることができる。
測定対象面として、ファンデーションを肌にぬった部分
の肌の明るさ及び色合いを測定し、このとき原点近傍の
発光ダイオードL00が点灯すれば、両者の明るさ及び色
合いが一致したことになり、最適な色のファンデーショ
ンを選択できたことになる。
色光及び緑色光の正規化反射光強度の和に基づいて決定
する場合について説明したが、肌の明るさはメラニンの
濃度で定まり、赤色光の正規化反射光強度がメラニン濃
度に比例するので、肌の明るさBを、赤色光の正規化反
射光強度R及び緑色光の正規化反射光強度Gの和で表す
にの替えて、単に赤色光の正規化反射光強度Rを用いて
もよい。すなわち、この場合、肌の明るさBは、B=R
で求まることになる。また、表示装置8としては発光ダ
イオードを二次元的に配する場合に限らず、肌の明るさ
を段階的に表示する複数の発光ダイオードと、肌の色合
いを段階的に表示する複数の発光ダイオードを二列に配
置する場合であってもよい。
つのプローブ内に赤色発光素子と緑色発光素子が配置さ
れて、赤色光及び緑色光が透光部を介して皮膚の測定部
位に所定の時差で順次照射されるように成されているの
で、一つの受光素子で夫々の反射光強度を個別に測定で
き、構造を簡略化して装置全体を小型化・軽量化でき、
さらに、ハンディタイプの装置本体に前記プローブを一
体的に取り付けて、装置本体内に測定手段及び演算手段
を配し、装置本体の表面に表示手段を配したオールイン
ワンタイプに形成すれば、女性の美容部員がハンドバッ
グなどに入れて簡単に携帯できる大きさに小型化・軽量
化できるという効果がある。
ら出射された各色光は、受光素子の光軸に対して等角的
に照射され、同一部位に照射した各色光の反射光強度を
等しい反射条件の下で測定することができるので、測定
条件が異なることに起因する測定誤差を生ずることがな
く、また、測定部位で反射した各色の反射光強度を、標
準測定対象面で反射した各色の標準反射光強度で正規化
しているので、各発光素子の照射光強度が異なることに
起因する測定誤差を称することはなく、反射光強度のみ
を測定することにより、肌の明るさ及び色合いを正確に
測定することができるという効果がある。
部分を標準測定対象面とすれば、その部分と、ファンデ
ーションで肌色化粧しようとする顔などの部分との相対
的な明るさ及び色合いの違いを客観的に測定することが
でき、したがって、その測定結果を参考にして、自然な
肌色化粧をするための最適な色のファンデーションを容
易に選び出すことができ、さらに、選びだしたファンデ
ーションをぬった肌の明るさ及び色合いが標準測定対象
面となる自分の肌のきれいな部分の明るさ及び色合いと
一致しているか否かを極めて容易に確認することができ
るという大変優れた効果を奏する。
Claims (3)
- 【請求項1】 先端に皮膚の測定部位に当接される透光
部(3)が形成されたプローブ(2)を有し、当該プロ
ーブ(2)には、その先端を皮膚の測定部位に当接した
状態で前記透光部(3)を通り皮膚面と直交する光軸
(X)上に前記透光部(3)からの入射光を受光素子
(4)まで導く光路(2P)が形成されると共に、赤色発
光素子(5R)及び緑色発光素子(5G)から出射された赤
色光及び緑色光を前記透光部(3)を通して前記測定部
位に照射する際に前記各色光を前記光軸(X)に対して
等角的に照射する光路(2R,2G)が形成され、 標準測定対象面に前記各発光素子(5R,5G)から赤色光
及び緑色光を所定の時差で順次照射したときの各色標準
反射光強度(R0,G0)を前記受光素子(4)で夫々測定
して記憶し、測定しようとする皮膚の測定部位に前記各
発光素子(5R,5G)から赤色光及び緑色光を所定の時差
で順次照射したときの各色反射光強度(RM,GM ) を夫
々測定して記憶する測定手段(6)と、当該各色反射光
強度(RM,GM ) を前記各色標準反射光強度(R0,G0)
で正規化して各色正規化反射光強度(R,G)を求めた
後、各色正規化反射光強度(R,G)の和及び差を算出
する演算手段(7)と、前記各色正規化反射光強度
(R,G)の和及び差で表される肌の明るさ(B)及び
色合い(C)を段階的に表示する表示手段(8)を備え
たことを特徴とする肌の明るさ及び色合い測定装置。 - 【請求項2】 先端に皮膚の測定部位に当接される透光
部(3)が形成されたプローブ(2)を有し、当該プロ
ーブ(2)には、その先端を皮膚の測定部位に当接した
状態で前記透光部(3)を通り皮膚面と直交する光軸
(X)上に前記透光部(3)からの入射光を受光素子
(4)まで導く光路(2P)が形成されると共に、赤色発
光素子(5R)及び緑色発光素子(5G)から出射された赤
色光及び緑色光を前記透光部(3)を通して前記測定部
位に照射する際に前記各色光を前記光軸(X)に対して
等角的に照射する光路(2R,2G)が形成され、 標準測定対象面に前記各発光素子(5R,5G)から赤色光
及び緑色光を所定の時差で順次照射したときの各色標準
反射光強度(R0,G0)を前記受光素子(4)で夫々測定
して記憶した後、測定しようとする皮膚の測定部位に前
記各発光素子(5R,5G)から赤色光及び緑色光を所定の
時差で順次照射したときの各色反射光強度(RM,GM )
を夫々測定して記憶する測定手段(6)と、当該各色反
射光強度(RM,GM ) を前記各色標準反射光強度(R0,
G0)で正規化して各色正規化反射光強度(R,G)を求
めた後、各色正規化反射光強度(R,G)の差を算出す
る演算手段(7)と、赤色光の正規化反射光強度(R)
及び前記各色正規化反射光強度(R,G)の差で表され
る肌の明るさ(B)及び色合い(C)を段階的に表示す
る表示手段(8)を備えたことを特徴とする肌の明るさ
及び色合い測定装置。 - 【請求項3】 ハンディタイプの装置本体(1)に前記
プローブ(2)が一体的に取り付けられると共に、当該
装置本体(1)内に測定手段(6)及び演算手段(7)
が配設され、装置本体(1)の表面に表示手段(8)が
配されてなる請求項1又は2記載の肌の明るさ及び色合
い測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22976896A JP3645369B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 肌の明るさ及び色合い測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22976896A JP3645369B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 肌の明るさ及び色合い測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073490A true JPH1073490A (ja) | 1998-03-17 |
JP3645369B2 JP3645369B2 (ja) | 2005-05-11 |
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ID=16897378
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22976896A Expired - Fee Related JP3645369B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 肌の明るさ及び色合い測定装置 |
Country Status (1)
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---|---|
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
KR100494570B1 (ko) * | 2000-08-12 | 2005-06-10 | 주식회사 태평양 | 피부 측색을 통하여 얻은 피부 표준 색지의 제조 방법 및이의 사용방법 |
JP2006271843A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Takeo Saito | 血管観察用プローブおよび血管観察装置 |
RU186082U1 (ru) * | 2018-06-22 | 2018-12-28 | Анатолий Константинович Дементьев | Устройство для исследования отражающей способности кожного покрова |
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- 1996-08-30 JP JP22976896A patent/JP3645369B2/ja not_active Expired - Fee Related
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RU186082U1 (ru) * | 2018-06-22 | 2018-12-28 | Анатолий Константинович Дементьев | Устройство для исследования отражающей способности кожного покрова |
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