JPH1072807A - スクリード装置における被敷均し材侵入防止装置 - Google Patents
スクリード装置における被敷均し材侵入防止装置Info
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- JPH1072807A JPH1072807A JP22869296A JP22869296A JPH1072807A JP H1072807 A JPH1072807 A JP H1072807A JP 22869296 A JP22869296 A JP 22869296A JP 22869296 A JP22869296 A JP 22869296A JP H1072807 A JPH1072807 A JP H1072807A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アスファルトフィニッシャのスクリード装置
の伸張動作に伴って変化する隙間への合材の侵入を効果
的に防止し、舗装面の平坦性を確保する。 【解決手段】 主スクリードサイドカバー14と伸縮部ス
クリードデフレクタ12との間に隙間調整機構21を設け
る。隙間調整機構21は、スクリード装置の伸張動作時に
ワイドナ合材ゲート13の移動に伴って拡大変化する隙間
22から内部へのアスファルト合材の侵入を防止するため
に設ける。主スクリードサイドカバー14にサポートプレ
ート23を固定し、サポートプレート23に対し定形のカバ
ープレート24をシャフト25により回動自在に取付ける。
シャフト25に嵌着した上下一対のねじりコイルスプリン
グ26,27によりカバープレート24を時計方向に付勢し、
ワイドナ合材ゲート13に当接する。ワイドナ合材ゲート
13の伸張移動により隙間22が拡大すると、カバープレー
ト24が時計方向に回動して、合材の侵入を防止する。
の伸張動作に伴って変化する隙間への合材の侵入を効果
的に防止し、舗装面の平坦性を確保する。 【解決手段】 主スクリードサイドカバー14と伸縮部ス
クリードデフレクタ12との間に隙間調整機構21を設け
る。隙間調整機構21は、スクリード装置の伸張動作時に
ワイドナ合材ゲート13の移動に伴って拡大変化する隙間
22から内部へのアスファルト合材の侵入を防止するため
に設ける。主スクリードサイドカバー14にサポートプレ
ート23を固定し、サポートプレート23に対し定形のカバ
ープレート24をシャフト25により回動自在に取付ける。
シャフト25に嵌着した上下一対のねじりコイルスプリン
グ26,27によりカバープレート24を時計方向に付勢し、
ワイドナ合材ゲート13に当接する。ワイドナ合材ゲート
13の伸張移動により隙間22が拡大すると、カバープレー
ト24が時計方向に回動して、合材の侵入を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルトフィ
ニッシャや、リペーバ・リミキサなどの道路舗装・補修
機械において、アスファルト合材などの被敷均し材を敷
均すためのスクリード装置に適用される被敷均し材侵入
防止装置に関するものである。
ニッシャや、リペーバ・リミキサなどの道路舗装・補修
機械において、アスファルト合材などの被敷均し材を敷
均すためのスクリード装置に適用される被敷均し材侵入
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6乃至図10に従来例を示す。図6お
よび図7は、油圧シリンダを利用して舗装幅員を任意に
変えることができる油圧式伸縮スクリード装置(以下、
伸縮部スクリードと呼ぶ)を装備するとともに、さらに
広い舗装幅員に対しても幅員を任意に変えることができ
る伸縮部ワイドナ装置(以下、ワイドナと呼ぶ)を装備
したアスファルトフィニッシャ(以下、フィニッシャと
呼ぶ)を示す。
よび図7は、油圧シリンダを利用して舗装幅員を任意に
変えることができる油圧式伸縮スクリード装置(以下、
伸縮部スクリードと呼ぶ)を装備するとともに、さらに
広い舗装幅員に対しても幅員を任意に変えることができ
る伸縮部ワイドナ装置(以下、ワイドナと呼ぶ)を装備
したアスファルトフィニッシャ(以下、フィニッシャと
呼ぶ)を示す。
【0003】一例として、このフィニッシャにおける被
敷均し材としてのアスファルト合材(以下、合材と呼
ぶ)の敷均しまでの作業パターンを説明すると、ダンプ
カー1により運搬されフィニッシャのホッパ2に落とさ
れた合材3は、バーコンベア4によりフィニッシャ後方
まで送られ、コンベアスクリュー5により左右の作業幅
員方向に拡散される。
敷均し材としてのアスファルト合材(以下、合材と呼
ぶ)の敷均しまでの作業パターンを説明すると、ダンプ
カー1により運搬されフィニッシャのホッパ2に落とさ
れた合材3は、バーコンベア4によりフィニッシャ後方
まで送られ、コンベアスクリュー5により左右の作業幅
員方向に拡散される。
【0004】この幅員方向に拡散された合材は、フィニ
ッシャの後部に搭載されている主スクリード6と、主ス
クリード6の左右方向に油圧シリンダで伸縮する左右の
伸縮部スクリード7と、これら左右各々の伸縮部スクリ
ード7に装備されて伸縮部スクリード7に対しさらに広
幅員まで左右方向に油圧シリンダで延長伸縮するワイド
ナ8とにより、所定の道路幅員9と、舗装厚10とに成形
される。
ッシャの後部に搭載されている主スクリード6と、主ス
クリード6の左右方向に油圧シリンダで伸縮する左右の
伸縮部スクリード7と、これら左右各々の伸縮部スクリ
ード7に装備されて伸縮部スクリード7に対しさらに広
幅員まで左右方向に油圧シリンダで延長伸縮するワイド
ナ8とにより、所定の道路幅員9と、舗装厚10とに成形
される。
【0005】また、図7および図8(A)に示されるよ
うに、主スクリード側と伸縮部スクリード側とに横断方
向の仕上り密度差を生じさせないように、主スクリード
6の前面には伸縮部スクリード7に連動して伸び縮みす
る伸縮部合材ゲート11が装着され、さらに、伸縮部スク
リード7の前側に位置する伸縮部スクリードデフレクタ
12の前面には、図9(A)(B)に示されるようにワイ
ドナ8に連動して左右方向に伸縮するワイドナ合材ゲー
ト13が摺動自在に配置され、伸縮部スクリード7および
ワイドナ8の前面における合材の溜り量を適量平均化す
る機能を有する。
うに、主スクリード側と伸縮部スクリード側とに横断方
向の仕上り密度差を生じさせないように、主スクリード
6の前面には伸縮部スクリード7に連動して伸び縮みす
る伸縮部合材ゲート11が装着され、さらに、伸縮部スク
リード7の前側に位置する伸縮部スクリードデフレクタ
12の前面には、図9(A)(B)に示されるようにワイ
ドナ8に連動して左右方向に伸縮するワイドナ合材ゲー
ト13が摺動自在に配置され、伸縮部スクリード7および
ワイドナ8の前面における合材の溜り量を適量平均化す
る機能を有する。
【0006】図8(A)(B)に示されるように、現行
のワイドナ装着機においては、主スクリード6の左右側
面に設けられた主スクリードサイドカバー14の後端に遮
蔽板(薄板)16が装着され、この遮蔽板16により主スク
リードサイドカバー14とワイドナ合材ゲート13との隙間
22をなくすようにしている。
のワイドナ装着機においては、主スクリード6の左右側
面に設けられた主スクリードサイドカバー14の後端に遮
蔽板(薄板)16が装着され、この遮蔽板16により主スク
リードサイドカバー14とワイドナ合材ゲート13との隙間
22をなくすようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の遮蔽板(薄
板)16を用いた装置では、図9(A)(B)に示される
ように、前記伸縮部スクリードデフレクタ12の前面に沿
ったワイドナ合材ゲート13の配置により、特に最大舗装
幅員が最小舗装幅員の2倍以上のスクリード装置に関し
ては、舗装幅の変化に伴いワイドナ8または伸縮部スク
リード7と連動してワイドナ合材ゲート13が伸縮するた
め、伸縮部スクリード7およびワイドナ8の伸びたとき
に、図8(B)および図9(B)に示されるように隙間
15が生じ、合材がその隙間15より内部へ侵入するおそれ
がある。
板)16を用いた装置では、図9(A)(B)に示される
ように、前記伸縮部スクリードデフレクタ12の前面に沿
ったワイドナ合材ゲート13の配置により、特に最大舗装
幅員が最小舗装幅員の2倍以上のスクリード装置に関し
ては、舗装幅の変化に伴いワイドナ8または伸縮部スク
リード7と連動してワイドナ合材ゲート13が伸縮するた
め、伸縮部スクリード7およびワイドナ8の伸びたとき
に、図8(B)および図9(B)に示されるように隙間
15が生じ、合材がその隙間15より内部へ侵入するおそれ
がある。
【0008】合材が隙間15より侵入した場合は、主スク
リード6によって舗装された平坦な舗装面上に転がり込
んだ合材が、伸縮部スクリード7により敷き均されて舗
装面を荒らすなど、平坦性を損なうこととなる。
リード6によって舗装された平坦な舗装面上に転がり込
んだ合材が、伸縮部スクリード7により敷き均されて舗
装面を荒らすなど、平坦性を損なうこととなる。
【0009】これを防止するため、前記薄板製の遮蔽板
16に替えて、図10に示されるように弾力性のあるゴム
板などの遮蔽板17を使用する場合もあるが、アスファル
ト合材の熱によるゴム劣化、押付力不足および頻繁な伸
縮操作による摩耗および損傷により、結局、隙間15をな
くすことができず、合材の侵入を防止できないため、薄
板製の遮蔽板16と同様の問題を有している。
16に替えて、図10に示されるように弾力性のあるゴム
板などの遮蔽板17を使用する場合もあるが、アスファル
ト合材の熱によるゴム劣化、押付力不足および頻繁な伸
縮操作による摩耗および損傷により、結局、隙間15をな
くすことができず、合材の侵入を防止できないため、薄
板製の遮蔽板16と同様の問題を有している。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、スクリード装置の伸張動作に伴って変化する隙間
への合材の侵入を効果的に防止し、舗装面の平坦性を確
保することを目的とするものである。
ので、スクリード装置の伸張動作に伴って変化する隙間
への合材の侵入を効果的に防止し、舗装面の平坦性を確
保することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、スクリード装置の伸張動作に伴って変化する隙間
への被敷均し材の侵入を防止するスクリード装置におけ
る被敷均し材侵入防止装置であって、隙間の変化方向に
可動的に設けられた定形の被敷均し材侵入防止部材を隙
間の変化に追従させる隙間調整機構を具備したスクリー
ド装置における被敷均し材侵入防止装置である。
明は、スクリード装置の伸張動作に伴って変化する隙間
への被敷均し材の侵入を防止するスクリード装置におけ
る被敷均し材侵入防止装置であって、隙間の変化方向に
可動的に設けられた定形の被敷均し材侵入防止部材を隙
間の変化に追従させる隙間調整機構を具備したスクリー
ド装置における被敷均し材侵入防止装置である。
【0012】そして、隙間調整機構の被敷均し材侵入防
止部材を隙間の変化に追従動作させることにより、隙間
を常に閉じて、被敷均し材の隙間への侵入を防止する。
止部材を隙間の変化に追従動作させることにより、隙間
を常に閉じて、被敷均し材の隙間への侵入を防止する。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のスクリード装置における被敷均し材侵入防止装置の
被敷均し材侵入防止部材を、ヒンジにより回動自在に設
けたものである。
載のスクリード装置における被敷均し材侵入防止装置の
被敷均し材侵入防止部材を、ヒンジにより回動自在に設
けたものである。
【0014】そして、ヒンジを中心とした被敷均し材侵
入防止部材の回動により、隙間を常に閉じる。
入防止部材の回動により、隙間を常に閉じる。
【0015】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のスクリード装置における被敷均し材侵入防
止装置の被敷均し材侵入防止部材を、スプリングにより
隙間の変化に追従させるものである。
たは2記載のスクリード装置における被敷均し材侵入防
止装置の被敷均し材侵入防止部材を、スプリングにより
隙間の変化に追従させるものである。
【0016】そして、スプリングの付勢力により、被敷
均し材侵入防止部材を隙間の変化に追従させる。
均し材侵入防止部材を隙間の変化に追従させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
1および図2を参照しながら、また、本発明の他の実施
形態を図3乃至図5を参照しながら説明する。なお、図
6乃至図10に示された従来例と同様の部分には同一符
号を付して、その部分を用いるとともに説明を省略す
る。
1および図2を参照しながら、また、本発明の他の実施
形態を図3乃至図5を参照しながら説明する。なお、図
6乃至図10に示された従来例と同様の部分には同一符
号を付して、その部分を用いるとともに説明を省略す
る。
【0018】図1に示されるように、主スクリードサイ
ドカバー14と伸縮部スクリードデフレクタ12との間に、
隙間調整機構21が設けられている。
ドカバー14と伸縮部スクリードデフレクタ12との間に、
隙間調整機構21が設けられている。
【0019】この隙間調整機構21は、スクリード装置の
伸張動作、すなわちスクリード装置の一部であるワイド
ナ8の伸張動作時にワイドナ合材ゲート13の移動に伴っ
て変化する主スクリードサイドカバー14とワイドナ合材
ゲート13との間の隙間22から内部へ、被敷均し材として
のアスファルト合材(以下、合材と呼ぶ)が侵入するこ
とを防止するために設けられたものであり、全体的にヒ
ンジ(蝶番)の構造に形成されている。
伸張動作、すなわちスクリード装置の一部であるワイド
ナ8の伸張動作時にワイドナ合材ゲート13の移動に伴っ
て変化する主スクリードサイドカバー14とワイドナ合材
ゲート13との間の隙間22から内部へ、被敷均し材として
のアスファルト合材(以下、合材と呼ぶ)が侵入するこ
とを防止するために設けられたものであり、全体的にヒ
ンジ(蝶番)の構造に形成されている。
【0020】すなわち、図1(A)に示されるように、
主スクリードサイドカバー14に固定されるサポートプレ
ート23に対し、定形の被敷均し材侵入防止部材としての
カバープレート24が、シャフト(長尺ボルト)25により
回動自在に取付けられ、このシャフト25に嵌着された上
下一対のねじりコイルスプリング(以下、スプリングと
呼ぶ)26,27により図1(B)の時計方向に付勢され、
ワイドナ合材ゲート13に当接されている。
主スクリードサイドカバー14に固定されるサポートプレ
ート23に対し、定形の被敷均し材侵入防止部材としての
カバープレート24が、シャフト(長尺ボルト)25により
回動自在に取付けられ、このシャフト25に嵌着された上
下一対のねじりコイルスプリング(以下、スプリングと
呼ぶ)26,27により図1(B)の時計方向に付勢され、
ワイドナ合材ゲート13に当接されている。
【0021】前記サポートプレート23は、主スクリード
サイドカバー14の後端部14a に穿設された複数のねじ挿
通孔31と合致する複数のねじ孔32を有し、ワッシャ33お
よびねじ挿通孔31を通してねじ孔32に螺入されたねじ34
により、主スクリードサイドカバー14の後端部14a に固
定される。サポートプレート23の反対側の端面にはパイ
プ35が溶接されている。
サイドカバー14の後端部14a に穿設された複数のねじ挿
通孔31と合致する複数のねじ孔32を有し、ワッシャ33お
よびねじ挿通孔31を通してねじ孔32に螺入されたねじ34
により、主スクリードサイドカバー14の後端部14a に固
定される。サポートプレート23の反対側の端面にはパイ
プ35が溶接されている。
【0022】前記カバープレート24は、後端部をL字形
に折曲することにより形成された接触部36を有し、また
サポートプレート23と対向する前端側には前記パイプ35
の上側および下側に位置する一対のパイプ37,38が溶接
されている。
に折曲することにより形成された接触部36を有し、また
サポートプレート23と対向する前端側には前記パイプ35
の上側および下側に位置する一対のパイプ37,38が溶接
されている。
【0023】前記スプリング26,27は、コイル部41の上
下端から腕部42,43が突出され、この各腕部42,43の先
端部から係合部44,45が突出されている。その一方の係
合部44はカバープレート24の内側面に係合され、他方の
係合部45はサポートプレート23の内側面に係合される。
下端から腕部42,43が突出され、この各腕部42,43の先
端部から係合部44,45が突出されている。その一方の係
合部44はカバープレート24の内側面に係合され、他方の
係合部45はサポートプレート23の内側面に係合される。
【0024】図2に示されるように、カバープレート24
の上側のパイプ37、上側のスプリング26、サポートプレ
ート23のパイプ35、下側のスプリング27およびカバープ
レート24の下側のパイプ38を一連に配列し、これらに前
記シャフト(長尺ボルト)25を挿通し、このシャフト25
のねじ部にナット46を螺合し、さらにシャフト25の横孔
に割りピン47を挿入してシャフト25の抜止めを確実にす
ることにより、ヒンジ(蝶番)48を完成させる。
の上側のパイプ37、上側のスプリング26、サポートプレ
ート23のパイプ35、下側のスプリング27およびカバープ
レート24の下側のパイプ38を一連に配列し、これらに前
記シャフト(長尺ボルト)25を挿通し、このシャフト25
のねじ部にナット46を螺合し、さらにシャフト25の横孔
に割りピン47を挿入してシャフト25の抜止めを確実にす
ることにより、ヒンジ(蝶番)48を完成させる。
【0025】そして、図1(B)に示されるように、ね
じ34により主スクリードサイドカバー14の後端部14a に
サポートプレート23を固定し、カバープレート24をワイ
ドナ合材ゲート13に係合する。このとき、カバープレー
ト24は、シャフト25を中心に反時計方向へ回動されてい
るので、スプリング26,27には、時計方向へのねじり復
元力が蓄えられている。
じ34により主スクリードサイドカバー14の後端部14a に
サポートプレート23を固定し、カバープレート24をワイ
ドナ合材ゲート13に係合する。このとき、カバープレー
ト24は、シャフト25を中心に反時計方向へ回動されてい
るので、スプリング26,27には、時計方向へのねじり復
元力が蓄えられている。
【0026】したがって、図1(B)に2点鎖線で示さ
れるようにワイドナ合材ゲート13が外側へ伸び動作して
カバープレート24から引抜かれる位置まで移動すると、
主スクリードサイドカバー14とワイドナ合材ゲート13と
の間の隙間22が、ワイドナ合材ゲート13の厚み分だけ拡
大変化するので、この隙間22の変化に追従するように、
カバープレート24は、スプリング26,27の復元力によ
り、シャフト25を中心に時計方向へ回動して、伸縮部ス
クリードデフレクタ12に当接し、隙間22の拡大変化に自
動的に対応する。
れるようにワイドナ合材ゲート13が外側へ伸び動作して
カバープレート24から引抜かれる位置まで移動すると、
主スクリードサイドカバー14とワイドナ合材ゲート13と
の間の隙間22が、ワイドナ合材ゲート13の厚み分だけ拡
大変化するので、この隙間22の変化に追従するように、
カバープレート24は、スプリング26,27の復元力によ
り、シャフト25を中心に時計方向へ回動して、伸縮部ス
クリードデフレクタ12に当接し、隙間22の拡大変化に自
動的に対応する。
【0027】このようにして、カバープレート24は隙間
22を常に閉じ、スクリード装置の伸張動作に伴って変化
する隙間22から内部への合材3の侵入を防止する。
22を常に閉じ、スクリード装置の伸張動作に伴って変化
する隙間22から内部への合材3の侵入を防止する。
【0028】また、カバープレート24をL字形に折曲し
て形成した接触部36は、ワイドナ合材ゲート13の摺動を
円滑にする働きがある。すなわち、図1(B)に示され
るようにカバープレート24の接触部36は、ワイドナ合材
ゲート13と線接触するとともに、接触部36を介する一側
部24a および他側部24b は、ワイドナ合材ゲート13に対
し共に傾斜しているので、ワイドナ合材ゲート13の往動
および復動における円滑な摺動を確保できる。
て形成した接触部36は、ワイドナ合材ゲート13の摺動を
円滑にする働きがある。すなわち、図1(B)に示され
るようにカバープレート24の接触部36は、ワイドナ合材
ゲート13と線接触するとともに、接触部36を介する一側
部24a および他側部24b は、ワイドナ合材ゲート13に対
し共に傾斜しているので、ワイドナ合材ゲート13の往動
および復動における円滑な摺動を確保できる。
【0029】さらに、この実施形態の隙間調整機構21
は、鉄などの金属製のサポートプレート23およびカバー
プレート24およびシャフト25などにより構成されている
ため、従来のゴム製遮蔽板17などと比べると耐熱の問題
がなく、また、常にスプリング26,27の付勢力によりス
クリード装置およびゲート類の伸び動作による隙間22の
拡大にも追従することができるため、従来のゴム製遮蔽
板17などと比べると押付力不足による合材の侵入の問題
がなく、さらに、スクリード装置の頻繁な伸縮動作によ
る摩耗またはへたりなどの消耗に対する部品交換も行う
必要がない。
は、鉄などの金属製のサポートプレート23およびカバー
プレート24およびシャフト25などにより構成されている
ため、従来のゴム製遮蔽板17などと比べると耐熱の問題
がなく、また、常にスプリング26,27の付勢力によりス
クリード装置およびゲート類の伸び動作による隙間22の
拡大にも追従することができるため、従来のゴム製遮蔽
板17などと比べると押付力不足による合材の侵入の問題
がなく、さらに、スクリード装置の頻繁な伸縮動作によ
る摩耗またはへたりなどの消耗に対する部品交換も行う
必要がない。
【0030】次に、本発明の他の実施形態を種々の例で
説明する。
説明する。
【0031】先ず、請求項1および2に記載された発明
は、被敷均し材侵入防止部材を隙間の変化に追従させる
隙間調整機構をスプリングに限定するものではない。
は、被敷均し材侵入防止部材を隙間の変化に追従させる
隙間調整機構をスプリングに限定するものではない。
【0032】例えば、ワイドナ合材ゲート13の進退をセ
ンサにより検出して、電動または流体圧アクチュエータ
を駆動することにより、被敷均し材侵入防止部材または
スライドする遮蔽板を動作させる機構も隙間調整機構に
含まれる。
ンサにより検出して、電動または流体圧アクチュエータ
を駆動することにより、被敷均し材侵入防止部材または
スライドする遮蔽板を動作させる機構も隙間調整機構に
含まれる。
【0033】また、請求項2に記載されたヒンジは、シ
ャフト25にスプリング26,27が組込まれたものに限定す
るものではない。
ャフト25にスプリング26,27が組込まれたものに限定す
るものではない。
【0034】例えば、図3に示されるように、サポート
プレート23から内側へスプリング取付板51を一体に突設
し、このスプリング取付板51にスプリング嵌着ロッド52
を一体に取付け、このスプリング嵌着ロッド52に圧縮コ
イルスプリング53を嵌着し、この圧縮コイルスプリング
53の先端に、カバープレート24の先端に軸支された受板
54を係合する。すなわち、シャフト25の内側に装着され
た圧縮コイルスプリング53によりカバープレート24を時
計方向に付勢するようにしてもよい。
プレート23から内側へスプリング取付板51を一体に突設
し、このスプリング取付板51にスプリング嵌着ロッド52
を一体に取付け、このスプリング嵌着ロッド52に圧縮コ
イルスプリング53を嵌着し、この圧縮コイルスプリング
53の先端に、カバープレート24の先端に軸支された受板
54を係合する。すなわち、シャフト25の内側に装着され
た圧縮コイルスプリング53によりカバープレート24を時
計方向に付勢するようにしてもよい。
【0035】さらに、図4に示されるように、サポート
プレート23から外側へスプリング取付板55を一体に突設
し、またカバープレート24から外側へスプリング取付板
56を一体に突設し、両方のスプリング取付板55,56間に
引張コイルスプリング57を張設する。すなわち、シャフ
ト25の外側に装着された引張コイルスプリング57により
カバープレート24を時計方向に付勢するようにしてもよ
い。
プレート23から外側へスプリング取付板55を一体に突設
し、またカバープレート24から外側へスプリング取付板
56を一体に突設し、両方のスプリング取付板55,56間に
引張コイルスプリング57を張設する。すなわち、シャフ
ト25の外側に装着された引張コイルスプリング57により
カバープレート24を時計方向に付勢するようにしてもよ
い。
【0036】また、請求項1および3に記載された発明
は、被敷均し材侵入防止部材の取付構造をヒンジに限定
するものではない。
は、被敷均し材侵入防止部材の取付構造をヒンジに限定
するものではない。
【0037】例えば、図5に示されるように、サポート
プレート23から内側へ取付板61を一体に突設し、この取
付板61にガイド部材62を一体に取付け、このガイド部材
62に被敷均し材侵入防止部材としての中空状のスライダ
63を主スクリードサイドカバー14と平行方向に移動自在
に嵌合し、このスライダ63の内部に圧縮コイルスプリン
グ64を嵌着し、スライダ63の先端の接触部65をワイドナ
合材ゲート13に当接することにより、前記ヒンジ48を用
いなくとも被敷均し材侵入防止部材を可動的に設けるこ
とができる。接触部65を介した一側部63a および他側部
63b は、ワイドナ合材ゲート13に対し共に傾斜している
ので、ワイドナ合材ゲート13の円滑な摺動を確保でき
る。なお、スライダ63は紙面に垂直の方向に長尺に形成
されているから、ガイド部材62および圧縮コイルスプリ
ング64もスライダ63内の上部および下部にそれぞれ配置
するとよい。
プレート23から内側へ取付板61を一体に突設し、この取
付板61にガイド部材62を一体に取付け、このガイド部材
62に被敷均し材侵入防止部材としての中空状のスライダ
63を主スクリードサイドカバー14と平行方向に移動自在
に嵌合し、このスライダ63の内部に圧縮コイルスプリン
グ64を嵌着し、スライダ63の先端の接触部65をワイドナ
合材ゲート13に当接することにより、前記ヒンジ48を用
いなくとも被敷均し材侵入防止部材を可動的に設けるこ
とができる。接触部65を介した一側部63a および他側部
63b は、ワイドナ合材ゲート13に対し共に傾斜している
ので、ワイドナ合材ゲート13の円滑な摺動を確保でき
る。なお、スライダ63は紙面に垂直の方向に長尺に形成
されているから、ガイド部材62および圧縮コイルスプリ
ング64もスライダ63内の上部および下部にそれぞれ配置
するとよい。
【0038】また、請求項3に記載されたスプリング
は、ねじりコイルスプリング26,27、圧縮コイルスプリ
ング53または引張コイルスプリング57などに加えて、エ
アを伸縮可能の密閉体内に封入してなるエアスプリング
や、材料自体の復元力を利用できるベローズ形状のもの
なども含む。
は、ねじりコイルスプリング26,27、圧縮コイルスプリ
ング53または引張コイルスプリング57などに加えて、エ
アを伸縮可能の密閉体内に封入してなるエアスプリング
や、材料自体の復元力を利用できるベローズ形状のもの
なども含む。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、隙間の変
化方向に可動的に設けられた定形の被敷均し材侵入防止
部材を隙間調整機構により隙間の変化に追従させるよう
にしたから、スクリード装置の伸張動作に伴って変化す
る隙間を被敷均し材侵入防止部材により自動的に閉じ
て、被敷均し材が隙間から内部へ侵入するおそれを効果
的に防止でき、舗装面の平坦性を確保できる。
化方向に可動的に設けられた定形の被敷均し材侵入防止
部材を隙間調整機構により隙間の変化に追従させるよう
にしたから、スクリード装置の伸張動作に伴って変化す
る隙間を被敷均し材侵入防止部材により自動的に閉じ
て、被敷均し材が隙間から内部へ侵入するおそれを効果
的に防止でき、舗装面の平坦性を確保できる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、被敷均し材
侵入防止部材の回動により隙間を閉じるヒンジは、構造
および取付が簡単であるとともに、被敷均し材侵入防止
部材を円滑に動作できる。
侵入防止部材の回動により隙間を閉じるヒンジは、構造
および取付が簡単であるとともに、被敷均し材侵入防止
部材を円滑に動作できる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、構造の簡単
なスプリングの付勢力により、隙間の変化に対して被敷
均し材侵入防止部材を確実かつ自動的に追従させること
ができる。
なスプリングの付勢力により、隙間の変化に対して被敷
均し材侵入防止部材を確実かつ自動的に追従させること
ができる。
【図1】(A)は本発明に係るスクリード装置における
被敷均し材侵入防止装置の第1の実施形態を示す分解斜
視図、(B)はその作用を示す平面図である。
被敷均し材侵入防止装置の第1の実施形態を示す分解斜
視図、(B)はその作用を示す平面図である。
【図2】同上侵入防止装置のヒンジ構造を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】同上侵入防止装置の第2の実施形態を示す平面
図である。
図である。
【図4】同上侵入防止装置の第3の実施形態を示す平面
図である。
図である。
【図5】同上侵入防止装置の第4の実施形態を示す平面
図である。
図である。
【図6】ダンプトラックの後端に付けたアスファルトフ
ィニッシャの側面図である。
ィニッシャの側面図である。
【図7】同上フィニッシャの平面図である。
【図8】(A)は従来の合材侵入防止用の遮蔽板(薄
板)を備えた主スクリードサイドカバーの正面図、
(B)はその遮蔽板に生ずる隙間部分の平面図である。
板)を備えた主スクリードサイドカバーの正面図、
(B)はその遮蔽板に生ずる隙間部分の平面図である。
【図9】アスファルトフィニッシャにおけるスクリード
装置およびワイドナ合材ゲートの伸縮作用を示す説明図
で、(A)は縮み状態、(B)は伸び状態を示す。
装置およびワイドナ合材ゲートの伸縮作用を示す説明図
で、(A)は縮み状態、(B)は伸び状態を示す。
【図10】従来の合材侵入防止用の遮蔽板(ゴム板)を
示す平面図である。
示す平面図である。
3 被敷均し材としての合材 21 隙間調整機構 22 隙間 24 被敷均し材侵入防止部材としてのカバープレート 26,27 スプリング 48 ヒンジ
Claims (3)
- 【請求項1】 スクリード装置の伸張動作に伴って変化
する隙間への被敷均し材の侵入を防止するスクリード装
置における被敷均し材侵入防止装置であって、 隙間の変化方向に可動的に設けられた定形の被敷均し材
侵入防止部材を隙間の変化に追従させる隙間調整機構を
具備したことを特徴とするスクリード装置における被敷
均し材侵入防止装置。 - 【請求項2】 被敷均し材侵入防止部材は、ヒンジによ
り回動自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のス
クリード装置における被敷均し材侵入防止装置。 - 【請求項3】 被敷均し材侵入防止部材は、スプリング
により隙間の変化に追従させることを特徴とする請求項
1または2記載のスクリード装置における被敷均し材侵
入防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22869296A JP3234504B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | スクリード装置における被敷均し材侵入防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22869296A JP3234504B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | スクリード装置における被敷均し材侵入防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072807A true JPH1072807A (ja) | 1998-03-17 |
JP3234504B2 JP3234504B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16880313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22869296A Expired - Fee Related JP3234504B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | スクリード装置における被敷均し材侵入防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234504B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240471A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 道路舗装機械におけるスクリード部合材侵入防止用仕切装置の加熱構造 |
JP2009133167A (ja) * | 2007-12-01 | 2009-06-18 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 舗装機械のタンパ装置における合材侵入防止装置 |
EP2395151B1 (de) | 2010-06-11 | 2015-05-06 | Joseph Vögele AG | Bohlenanordnung für einen Straßenfertiger |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22869296A patent/JP3234504B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240471A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 道路舗装機械におけるスクリード部合材侵入防止用仕切装置の加熱構造 |
JP2009133167A (ja) * | 2007-12-01 | 2009-06-18 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 舗装機械のタンパ装置における合材侵入防止装置 |
EP2395151B1 (de) | 2010-06-11 | 2015-05-06 | Joseph Vögele AG | Bohlenanordnung für einen Straßenfertiger |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3234504B2 (ja) | 2001-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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