JPH1068990A - カメラ - Google Patents
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- JPH1068990A JPH1068990A JP22419296A JP22419296A JPH1068990A JP H1068990 A JPH1068990 A JP H1068990A JP 22419296 A JP22419296 A JP 22419296A JP 22419296 A JP22419296 A JP 22419296A JP H1068990 A JPH1068990 A JP H1068990A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- main battery
- main
- spool
- take
- Prior art date
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】繰り返し放充電が可能な改良電池を利用したカ
メラにおいて、巻取スプール内に改良電池と他の部材を
組み合わせ配置し、省スペース化を図る。 【解決手段】単3型乾電池等の補助電池40を充電電源
として充電回路により主電池34を充電し、該主電池3
4からフイルム搬送用モータ30等のカメラ回路に電源
を供給するカメラにおいて、巻取スプール28内にフイ
ルム搬送用モータ30と主電池34を上下に並べて配置
する。この際、主電池34の周囲を包囲する主電池収納
ケース35を設け、回転する巻取スプール28が主電池
34に直接接触しないようにするとともに、主電池34
の正極をプリント板46に直接当接し接片部材の省略を
図る。更に、主電池収納ケース35によって主電池34
の収納部を遮光構造にし、主電池34の交換時にスプー
ル室内に光が侵入しないようにする。
メラにおいて、巻取スプール内に改良電池と他の部材を
組み合わせ配置し、省スペース化を図る。 【解決手段】単3型乾電池等の補助電池40を充電電源
として充電回路により主電池34を充電し、該主電池3
4からフイルム搬送用モータ30等のカメラ回路に電源
を供給するカメラにおいて、巻取スプール28内にフイ
ルム搬送用モータ30と主電池34を上下に並べて配置
する。この際、主電池34の周囲を包囲する主電池収納
ケース35を設け、回転する巻取スプール28が主電池
34に直接接触しないようにするとともに、主電池34
の正極をプリント板46に直接当接し接片部材の省略を
図る。更に、主電池収納ケース35によって主電池34
の収納部を遮光構造にし、主電池34の交換時にスプー
ル室内に光が侵入しないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
メタルリチウム系の充電可能な電池を利用して、ストロ
ボやフイルム巻き上げ手段等の回路に大容量大電流を供
給し得る電源装置を備えたカメラに関する。
メタルリチウム系の充電可能な電池を利用して、ストロ
ボやフイルム巻き上げ手段等の回路に大容量大電流を供
給し得る電源装置を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラは、マンガン系あるいはリ
チウム系の1次電池を電源とする場合と、ニカド電池等
の2次電池を電源とする場合がある。また、太陽電池を
利用してカメラ内蔵の2次電池を充電する電源装置も提
案されている(特開昭63−91641号公報)。しか
し、マンガン系の1次電池は電圧が低いため、高い電圧
を得るために複数本の電池を必要とし、また大容量電流
を得ることが難しいため、ストロボの充電時間が長くな
るとともに、ズームモータ等を有する近年の大電流を消
費するカメラには適さないという問題があった。一方、
リチウム系の1次電池は、高い電圧と大容量電流を得る
ことができるという利点があるが、電池自体が高価にな
るとともに廃棄時の環境問題も指摘されている。更に、
リチウム系の1次電池は、マンガン系或いはアルカリ系
1次電池と比べて旅行先や海外等では入手するのが困難
な場合があり、このような場合に電池が消耗した時はカ
メラの使用を断念するか、かかる事態を防ぐため予め予
備の電池を携帯する配慮が必要であり煩雑であるという
問題がある。
チウム系の1次電池を電源とする場合と、ニカド電池等
の2次電池を電源とする場合がある。また、太陽電池を
利用してカメラ内蔵の2次電池を充電する電源装置も提
案されている(特開昭63−91641号公報)。しか
し、マンガン系の1次電池は電圧が低いため、高い電圧
を得るために複数本の電池を必要とし、また大容量電流
を得ることが難しいため、ストロボの充電時間が長くな
るとともに、ズームモータ等を有する近年の大電流を消
費するカメラには適さないという問題があった。一方、
リチウム系の1次電池は、高い電圧と大容量電流を得る
ことができるという利点があるが、電池自体が高価にな
るとともに廃棄時の環境問題も指摘されている。更に、
リチウム系の1次電池は、マンガン系或いはアルカリ系
1次電池と比べて旅行先や海外等では入手するのが困難
な場合があり、このような場合に電池が消耗した時はカ
メラの使用を断念するか、かかる事態を防ぐため予め予
備の電池を携帯する配慮が必要であり煩雑であるという
問題がある。
【0003】ところで、1次電池の充電は一般には禁止
されているが、特開平7−130400号公報並びに特
開平8−84619号公報に詳細に記載されているよう
にリチウム系の1次電池であっても、一定条件下であれ
ば安全に充電することができる。これらの公報に記載さ
れているリチウム系電池(特にメタルリチウム系の電
池)は、残量が容量の5〜95%の範囲内にあるとき
に、2μC〜5mC程度の時間率電流で充電することに
より、本来の1次電池としての性質を損なうことなく、
充放電を繰り返すことが可能である。上記各公報には、
このリチウム系電池と太陽電池とを組み合わせてカメラ
に適用し、太陽電池で発生した電力によってリチウム系
電池を充電する方法が開示されている。
されているが、特開平7−130400号公報並びに特
開平8−84619号公報に詳細に記載されているよう
にリチウム系の1次電池であっても、一定条件下であれ
ば安全に充電することができる。これらの公報に記載さ
れているリチウム系電池(特にメタルリチウム系の電
池)は、残量が容量の5〜95%の範囲内にあるとき
に、2μC〜5mC程度の時間率電流で充電することに
より、本来の1次電池としての性質を損なうことなく、
充放電を繰り返すことが可能である。上記各公報には、
このリチウム系電池と太陽電池とを組み合わせてカメラ
に適用し、太陽電池で発生した電力によってリチウム系
電池を充電する方法が開示されている。
【0004】本明細書中では、このような1次電池的な
性質と2次電池的な性質を併せ持つ電池を「改良電池」
と呼ぶことにする。
性質と2次電池的な性質を併せ持つ電池を「改良電池」
と呼ぶことにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、太陽電
池を有する電源装置は、太陽電池自身が高価であり、ま
た、充電時はカメラを高照度下にさらす必要があるため
カメラの温度が上昇して故障するおそれがあった。更
に、二次電池(改良電池)が急速に消費された場合に
は、太陽電池の発生する電力量が小さく充電に時間がか
かるため、カメラが使用できなくなるという問題が解決
されていない。
池を有する電源装置は、太陽電池自身が高価であり、ま
た、充電時はカメラを高照度下にさらす必要があるため
カメラの温度が上昇して故障するおそれがあった。更
に、二次電池(改良電池)が急速に消費された場合に
は、太陽電池の発生する電力量が小さく充電に時間がか
かるため、カメラが使用できなくなるという問題が解決
されていない。
【0006】かかる観点から、上記改良電池を単3型乾
電池等の補助電池によって充電する構成を備えた電源装
置が提案されている(特願平7−273050号明細書
参照)。改良電池をカメラに内蔵するにあたっては、カ
メラを構成する他の部材との関係を考慮しながら、省ス
ペース化及び部品数の削減によるカメラの小型化を図る
ことが望ましい。
電池等の補助電池によって充電する構成を備えた電源装
置が提案されている(特願平7−273050号明細書
参照)。改良電池をカメラに内蔵するにあたっては、カ
メラを構成する他の部材との関係を考慮しながら、省ス
ペース化及び部品数の削減によるカメラの小型化を図る
ことが望ましい。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、繰り返し放充電が可能な電池(改良電池)を利
用した小型のカメラを提供することを目的とする。
もので、繰り返し放充電が可能な電池(改良電池)を利
用した小型のカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、1次電池の自己放電率と略等しく、且つ残
量が所定の容量以上の場合に繰り返し放充電が可能な主
電池と、前記主電池に充電エネルギーを供給する補助電
池と、前記補助電池の出力電圧を昇圧する昇圧手段を有
し、前記昇圧手段を介して前記主電池に電力を供給し前
記主電池を充電する充電手段と、前記主電池から電力が
供給されフイルムを搬送する動力を与えるフイルム搬送
用モータと、前記フイルム搬送用モータの動力によって
フイルムカートリッジから引き出されたフイルムを巻き
取る巻取スプールと、ストロボ発光用の電荷を蓄積する
メインコンデンサと、を備えたカメラにおいて、前記巻
取スプールは中空円筒状に形成され、該巻取スプールの
内側に前記補助電池、フイルム搬送用モータ、及びメイ
ンコンデンサのうちの少なくとも一つと前記主電池とが
配置されていることを特徴としている。
するために、1次電池の自己放電率と略等しく、且つ残
量が所定の容量以上の場合に繰り返し放充電が可能な主
電池と、前記主電池に充電エネルギーを供給する補助電
池と、前記補助電池の出力電圧を昇圧する昇圧手段を有
し、前記昇圧手段を介して前記主電池に電力を供給し前
記主電池を充電する充電手段と、前記主電池から電力が
供給されフイルムを搬送する動力を与えるフイルム搬送
用モータと、前記フイルム搬送用モータの動力によって
フイルムカートリッジから引き出されたフイルムを巻き
取る巻取スプールと、ストロボ発光用の電荷を蓄積する
メインコンデンサと、を備えたカメラにおいて、前記巻
取スプールは中空円筒状に形成され、該巻取スプールの
内側に前記補助電池、フイルム搬送用モータ、及びメイ
ンコンデンサのうちの少なくとも一つと前記主電池とが
配置されていることを特徴としている。
【0009】本発明によれば、中空円筒状の巻取スプー
ルの内側に補助電池、フイルム搬送用モータ、及びメイ
ンコンデンサのうちの少なくとも一つと主電池とを組み
合わせて内設したので、限られたスペースに主電池を有
効に収納することができる。これにより、カメラの小型
化が達成できる。主電池を巻取スプールに内設するに際
し、前記主電池の周囲を包囲する主電池収納ケースを設
けたことにより、回転する巻取スプールが主電池に直接
接触するのを防ぐことができる。
ルの内側に補助電池、フイルム搬送用モータ、及びメイ
ンコンデンサのうちの少なくとも一つと主電池とを組み
合わせて内設したので、限られたスペースに主電池を有
効に収納することができる。これにより、カメラの小型
化が達成できる。主電池を巻取スプールに内設するに際
し、前記主電池の周囲を包囲する主電池収納ケースを設
けたことにより、回転する巻取スプールが主電池に直接
接触するのを防ぐことができる。
【0010】また、巻取スプールのラジアル荷重及びス
ラスト荷重を受ける軸受としての地板に主電池収納ケー
スを支持することにより、主電池収納ケースが中心軸に
対して振動しない様に安定して固定することができる。
本発明の態様は、例えば、主電池とメインコンデンサと
を組み合わせて、両者を共に主電池収納ケースに収納す
る場合のように、主電池収納ケースが軸方向に大きくな
った場合に特に有効である。
ラスト荷重を受ける軸受としての地板に主電池収納ケー
スを支持することにより、主電池収納ケースが中心軸に
対して振動しない様に安定して固定することができる。
本発明の態様は、例えば、主電池とメインコンデンサと
を組み合わせて、両者を共に主電池収納ケースに収納す
る場合のように、主電池収納ケースが軸方向に大きくな
った場合に特に有効である。
【0011】主電池を交換可能に構成する場合には、電
池蓋の開放時にスプール室内に光が侵入しないように前
記主電池収納ケースによって主電池の収納部を遮光構造
にすることが望ましい。他方、主電池の交換を前提とし
ない場合には、主電池の正極又は負極のうちの少なくと
も一方をプリント板に直接当接させることで、接片部材
を省略することができる。これにより、配線抵抗を小さ
くすることができ、エネルギーロスを低減できるととも
に、部品数を削減することができ、組み立てが容易であ
るという利点がある。
池蓋の開放時にスプール室内に光が侵入しないように前
記主電池収納ケースによって主電池の収納部を遮光構造
にすることが望ましい。他方、主電池の交換を前提とし
ない場合には、主電池の正極又は負極のうちの少なくと
も一方をプリント板に直接当接させることで、接片部材
を省略することができる。これにより、配線抵抗を小さ
くすることができ、エネルギーロスを低減できるととも
に、部品数を削減することができ、組み立てが容易であ
るという利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。図1
は、本発明の実施の形態に係るカメラの正面内部透視図
である。同図に示すように、カメラ10の中央部には、
撮影レンズ11を保持したレンズ鏡胴12が設けられ、
該レンズ鏡胴12の右側にはフイルムカートリッジ(図
1中不図示)が収納されるカートリッジ室14が形成さ
れ、左側にはスプール室16が形成されている。カート
リッジ室14の上部、即ち、カメラ正面右上隅部にはス
トロボ装置18が設けられ、該ストロボ装置18の左側
には順にAF投光部20、AF受光部22、及びファイ
ンダー部24が設けられている。
るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。図1
は、本発明の実施の形態に係るカメラの正面内部透視図
である。同図に示すように、カメラ10の中央部には、
撮影レンズ11を保持したレンズ鏡胴12が設けられ、
該レンズ鏡胴12の右側にはフイルムカートリッジ(図
1中不図示)が収納されるカートリッジ室14が形成さ
れ、左側にはスプール室16が形成されている。カート
リッジ室14の上部、即ち、カメラ正面右上隅部にはス
トロボ装置18が設けられ、該ストロボ装置18の左側
には順にAF投光部20、AF受光部22、及びファイ
ンダー部24が設けられている。
【0013】前記カートリッジ室14には、該室内に装
填されるフイルムカートリッジのスプールに係合するス
プール駆動軸26が設けられるとともに、フイルムカー
トリッジの存否を検出する検出スイッチ(不図示)が設
けられている。一方、スプール室16には、前記フイル
ムカートリッジから送り出されたフイルムを巻き取る巻
取スプール28が設けられている。この巻取スプール2
8は中空円筒状に形成され、その内側にはフイルム搬送
用モータ30、及びカメラ内の各種回路に電力を供給す
る主電池34が上下に並んで配置されている。
填されるフイルムカートリッジのスプールに係合するス
プール駆動軸26が設けられるとともに、フイルムカー
トリッジの存否を検出する検出スイッチ(不図示)が設
けられている。一方、スプール室16には、前記フイル
ムカートリッジから送り出されたフイルムを巻き取る巻
取スプール28が設けられている。この巻取スプール2
8は中空円筒状に形成され、その内側にはフイルム搬送
用モータ30、及びカメラ内の各種回路に電力を供給す
る主電池34が上下に並んで配置されている。
【0014】前記フイルム搬送用モータ30の回転力
は、巻取スプール28に伝達されるとともに、図2に示
したギヤ列32A、32B、……、32I、32Jを介
して前記スプール駆動軸26に伝達されるようになって
いる。即ち、フイルム搬送用モータ30が正転すると、
フイルムカートリッジ室14に装填されているフイルム
カートリッジからフイルムが送り出され、巻取スプール
28に巻き取られる。また、フイルム搬送用モータ30
が反転すると、フイルムカートリッジ室14のスプール
駆動軸26が反転し、巻取スプール28に巻き取られて
いたフイルムがフイルムカートリッジ内に巻き戻され
る。フイルム搬送用モータ30の回転は、カメラ制御装
置によって制御され、フイルムの一コマ送り(巻き上
げ)が行われる。そして、フイルムの全コマ撮影が終了
してフイルム終端が検出されると、フイルム搬送用モー
タ30が反転駆動され、引き出されたフイルムを自動的
にフイルムカートリッジ内に巻き戻すように構成されて
いる。尚、前記カメラ10の背面には、図示しないフイ
ルム巻戻レバーが設けられ、該フイルム巻戻レバーを操
作することで、全コマ撮影完了前の途中でフイルムをフ
イルムカートリッジに巻き戻すことができるようになっ
ている。
は、巻取スプール28に伝達されるとともに、図2に示
したギヤ列32A、32B、……、32I、32Jを介
して前記スプール駆動軸26に伝達されるようになって
いる。即ち、フイルム搬送用モータ30が正転すると、
フイルムカートリッジ室14に装填されているフイルム
カートリッジからフイルムが送り出され、巻取スプール
28に巻き取られる。また、フイルム搬送用モータ30
が反転すると、フイルムカートリッジ室14のスプール
駆動軸26が反転し、巻取スプール28に巻き取られて
いたフイルムがフイルムカートリッジ内に巻き戻され
る。フイルム搬送用モータ30の回転は、カメラ制御装
置によって制御され、フイルムの一コマ送り(巻き上
げ)が行われる。そして、フイルムの全コマ撮影が終了
してフイルム終端が検出されると、フイルム搬送用モー
タ30が反転駆動され、引き出されたフイルムを自動的
にフイルムカートリッジ内に巻き戻すように構成されて
いる。尚、前記カメラ10の背面には、図示しないフイ
ルム巻戻レバーが設けられ、該フイルム巻戻レバーを操
作することで、全コマ撮影完了前の途中でフイルムをフ
イルムカートリッジに巻き戻すことができるようになっ
ている。
【0015】前記主電池34は、自己放電の少ない充電
可能なカメラ専用の電池であって、1次電池と2次電池
の性質を併せ持つ改良電池が用いられている。主電池3
4の構成について詳しくは後述するが、例えば、自己放
電率が5%/年以内のものが使用され、適正に充電され
た状態ではその電圧は 3.2Vである。また、主電池34
の形状は、特に限定されることなく、任意の形状とする
ことが可能であるが、一般的には円柱状に形成され、例
えば、現行のCR2型の電池と同形状に形成されてい
る。
可能なカメラ専用の電池であって、1次電池と2次電池
の性質を併せ持つ改良電池が用いられている。主電池3
4の構成について詳しくは後述するが、例えば、自己放
電率が5%/年以内のものが使用され、適正に充電され
た状態ではその電圧は 3.2Vである。また、主電池34
の形状は、特に限定されることなく、任意の形状とする
ことが可能であるが、一般的には円柱状に形成され、例
えば、現行のCR2型の電池と同形状に形成されてい
る。
【0016】巻取スプール28の内側には主電池34の
周囲を包囲する主電池収納ケース35が設けられてい
る。主電池収納ケース35は下面が開口した円筒状に形
成されており、該主電池収納ケース35の下側には、充
電用の昇圧回路44やメインコンデンサ36の充電回路
45が形成されたプリント板46が設けられている。そ
して、前記主電池収納ケース35内に主電池34が正極
を下に向けて配置されており、その正極は前記プリント
板46に直接当接し、電気回路に接続されている。
周囲を包囲する主電池収納ケース35が設けられてい
る。主電池収納ケース35は下面が開口した円筒状に形
成されており、該主電池収納ケース35の下側には、充
電用の昇圧回路44やメインコンデンサ36の充電回路
45が形成されたプリント板46が設けられている。そ
して、前記主電池収納ケース35内に主電池34が正極
を下に向けて配置されており、その正極は前記プリント
板46に直接当接し、電気回路に接続されている。
【0017】前記スプール室16の左側には、ストロボ
発光用の電荷を蓄積するメインコンデンサ36(図1中
不図示)と、前記主電池34に充電エネルギーを供給す
る補助電池40とが前後に並んで配置されている(図2
参照)。即ち、メインコンデサ36は円柱形状を有し、
その長手方向を示す軸と前記巻取スプール28の軸とが
互いに平行に配設され、該メインコンデンサ36の後方
に前記補助電池40が前記メインコンデンサ36の配列
方向と平行に配置されている。
発光用の電荷を蓄積するメインコンデンサ36(図1中
不図示)と、前記主電池34に充電エネルギーを供給す
る補助電池40とが前後に並んで配置されている(図2
参照)。即ち、メインコンデサ36は円柱形状を有し、
その長手方向を示す軸と前記巻取スプール28の軸とが
互いに平行に配設され、該メインコンデンサ36の後方
に前記補助電池40が前記メインコンデンサ36の配列
方向と平行に配置されている。
【0018】当該カメラ10の背面隅部には、補助電池
用の電池蓋42が軸42Aに開閉自在に設けられてお
り、該補助電池用の電池蓋42の内側に形成された補助
電池収納室に補助電池40が収納されている。そして、
前記補助電池用の電池蓋42を開放することによって補
助電池収納室に収納した補助電池40を取り出し、交換
することができるようになっている。
用の電池蓋42が軸42Aに開閉自在に設けられてお
り、該補助電池用の電池蓋42の内側に形成された補助
電池収納室に補助電池40が収納されている。そして、
前記補助電池用の電池蓋42を開放することによって補
助電池収納室に収納した補助電池40を取り出し、交換
することができるようになっている。
【0019】前記補助電池収納室は、例えば1本の単3
型乾電池が収納できるように形成され、補助電池40と
してマンガン系の単3型乾電池が収納される。補助電池
40は単3型乾電池に限らず、他の形態の1次電池でも
よいが、マンガン系の単3型乾電池は広く普及してお
り、世界中どこでも安価で容易に入手することができる
という利点がある。
型乾電池が収納できるように形成され、補助電池40と
してマンガン系の単3型乾電池が収納される。補助電池
40は単3型乾電池に限らず、他の形態の1次電池でも
よいが、マンガン系の単3型乾電池は広く普及してお
り、世界中どこでも安価で容易に入手することができる
という利点がある。
【0020】前記補助電池40の負極の接片部材48A
には、略V字状に上向きに折り曲げられたレバー部が形
成され、その先端部に絶縁部材52が固着されている。
そして、前記レバー部の上方には、上下一対の接片5
4、55からなるスイッチ56が設けられている。補助
電池40装填時には接片部材48Aが図中上方に押し上
げられ、前記レバー部が上昇する。そして、この前記レ
バー部の上昇によって絶縁部材52を介して接片55が
押し上げられ、スイッチ56の接片54、55どうしが
接触し、該スイッチ56がONする。他方、補助電池4
0が取り外されると、前記接片部材48Aが図中下側に
下がり、この動きに伴ってレバー部が下降し、スイッチ
56の接点が離れる。スイッチ56のON/OFF状態
に基づいて、補助電池40が装填されているか否かを検
知するようになっている。尚、スイッチ56の上方、図
中二点鎖線で示した符号60はカメラの制御回路の実装
スペースを表している。
には、略V字状に上向きに折り曲げられたレバー部が形
成され、その先端部に絶縁部材52が固着されている。
そして、前記レバー部の上方には、上下一対の接片5
4、55からなるスイッチ56が設けられている。補助
電池40装填時には接片部材48Aが図中上方に押し上
げられ、前記レバー部が上昇する。そして、この前記レ
バー部の上昇によって絶縁部材52を介して接片55が
押し上げられ、スイッチ56の接片54、55どうしが
接触し、該スイッチ56がONする。他方、補助電池4
0が取り外されると、前記接片部材48Aが図中下側に
下がり、この動きに伴ってレバー部が下降し、スイッチ
56の接点が離れる。スイッチ56のON/OFF状態
に基づいて、補助電池40が装填されているか否かを検
知するようになっている。尚、スイッチ56の上方、図
中二点鎖線で示した符号60はカメラの制御回路の実装
スペースを表している。
【0021】また、詳しくは図示されていないが、前記
主電池34や補助電池40は、それぞれ接片部材47、
48A、48B等を介して前記昇圧回路44等の電気回
路と電気的に接続され、前記主電池34からストロボ装
置18、フイルム搬送用モータ30、ズームモータ62
等に電力が供給されるようになっている。前記ズームモ
ータ62の動力は図示しない動力伝達機構を介してレン
ズ鏡胴12に伝達される。レンズ鏡胴12は、図3に示
すように、撮影レンズ11を保持する第1鏡胴12A
と、第1鏡胴12Aを光軸に沿って前後に移動自在に支
持する第2鏡胴12B及び第3鏡胴12Cとから成り、
前記ズームモータ62の動力によって第1、第2鏡胴1
2A、12Bが前後に伸縮する。これにより撮影レンズ
11の位置が光軸に沿って移動し、撮影倍率が変更でき
るようになっている。
主電池34や補助電池40は、それぞれ接片部材47、
48A、48B等を介して前記昇圧回路44等の電気回
路と電気的に接続され、前記主電池34からストロボ装
置18、フイルム搬送用モータ30、ズームモータ62
等に電力が供給されるようになっている。前記ズームモ
ータ62の動力は図示しない動力伝達機構を介してレン
ズ鏡胴12に伝達される。レンズ鏡胴12は、図3に示
すように、撮影レンズ11を保持する第1鏡胴12A
と、第1鏡胴12Aを光軸に沿って前後に移動自在に支
持する第2鏡胴12B及び第3鏡胴12Cとから成り、
前記ズームモータ62の動力によって第1、第2鏡胴1
2A、12Bが前後に伸縮する。これにより撮影レンズ
11の位置が光軸に沿って移動し、撮影倍率が変更でき
るようになっている。
【0022】次に、主電池について説明する。主電池3
4には、前述の通り改良電池が用いられている。改良電
池の正極活物質としては、二酸化マンガンが好ましい
が、特に電解により合成された二酸化マンガンや化学的
に合成された二酸化マンガンが好ましい。負極活物質と
して使用できる材料としては、リチウム金属、リチウム
合金(リチウムと合金をつくる金属ならなんでもよい
が、特にAl、Mn、Sn、Mg、Cd、Inが好まし
い。なかでもAlを含む合金)を用いることが好まし
い。
4には、前述の通り改良電池が用いられている。改良電
池の正極活物質としては、二酸化マンガンが好ましい
が、特に電解により合成された二酸化マンガンや化学的
に合成された二酸化マンガンが好ましい。負極活物質と
して使用できる材料としては、リチウム金属、リチウム
合金(リチウムと合金をつくる金属ならなんでもよい
が、特にAl、Mn、Sn、Mg、Cd、Inが好まし
い。なかでもAlを含む合金)を用いることが好まし
い。
【0023】電極合剤には、導電剤や結着剤やフィラー
などを添加することができる。導電剤は、構成された電
池において、化学変化を起こさない電子導電性材料であ
れば何でもよい。その添加量は、特に限定されないが、
1〜50重量%が好ましく、特に2〜30重量%が好ま
しい。結着剤としては、多糖類、熱可塑性樹脂及びゴム
弾性を有するポリマーの一種またはこれらの混合物を用
いることができる。その結着剤の添加量は、特に限定さ
れないが、1〜50重量%が好ましく、特に2〜30重
量%が好ましい。
などを添加することができる。導電剤は、構成された電
池において、化学変化を起こさない電子導電性材料であ
れば何でもよい。その添加量は、特に限定されないが、
1〜50重量%が好ましく、特に2〜30重量%が好ま
しい。結着剤としては、多糖類、熱可塑性樹脂及びゴム
弾性を有するポリマーの一種またはこれらの混合物を用
いることができる。その結着剤の添加量は、特に限定さ
れないが、1〜50重量%が好ましく、特に2〜30重
量%が好ましい。
【0024】フィラーは、構成された電池において、化
学変化を起こさない繊維状材料であれば何でも用いるこ
とができる。通常、ポリプロピレン、ポリエチレンなど
のオレフィン系ポリマー、ガラス、炭素などの繊維が用
いられる。フィラーの添加量は特に限定されないが、0
〜30重量%が好ましい。非水電解質は、一般に、溶媒
と、その溶媒に溶解するリチウム塩(アニオンとリチウ
ムカチオン)とから構成され、プロビレンカーポネート
および/またはプチレンカーポネートと1、2−ジメト
キシエタンおよび/あるいはジエチルカーポネートの混
合液にLiCF3 SO3 、LiCl04 、LiBF4 お
よび/あるいはLiPF6 を含む電解質が好ましい。こ
れら電解質を電池内に添加する量は、特に限定されない
が、正極活物資や負極活物資の量や電池のサイズによっ
て必要量用いることができる。
学変化を起こさない繊維状材料であれば何でも用いるこ
とができる。通常、ポリプロピレン、ポリエチレンなど
のオレフィン系ポリマー、ガラス、炭素などの繊維が用
いられる。フィラーの添加量は特に限定されないが、0
〜30重量%が好ましい。非水電解質は、一般に、溶媒
と、その溶媒に溶解するリチウム塩(アニオンとリチウ
ムカチオン)とから構成され、プロビレンカーポネート
および/またはプチレンカーポネートと1、2−ジメト
キシエタンおよび/あるいはジエチルカーポネートの混
合液にLiCF3 SO3 、LiCl04 、LiBF4 お
よび/あるいはLiPF6 を含む電解質が好ましい。こ
れら電解質を電池内に添加する量は、特に限定されない
が、正極活物資や負極活物資の量や電池のサイズによっ
て必要量用いることができる。
【0025】溶媒の体積比率は、特に限定されないが、
プロビレンカーポネートおよび/またはプチレンカーポ
ネート対1、2−ジメトキシエタンの混合液の場合、
0.4/0.6〜 0.6/ 0.4が好ましい。支持電解質の濃度
は、特に限定されないが、電解液1リットル当たり0.
2〜3モルが好ましい。かかる構成のメタルリチウム系
電池は、自己放電率が1次電池と同程度に小さく、ま
た、完全に充電した状態から規定のエネルギー値を下回
るまで放電してしまうと、以後蓄電池としての機能が急
激に低下するという性質を有している。完全に充電した
状態の容量を基準の100として、放電したエネルギー
量を全エネルギーに対する使用率で表し、「放電深度」
と呼ぶことにする。
プロビレンカーポネートおよび/またはプチレンカーポ
ネート対1、2−ジメトキシエタンの混合液の場合、
0.4/0.6〜 0.6/ 0.4が好ましい。支持電解質の濃度
は、特に限定されないが、電解液1リットル当たり0.
2〜3モルが好ましい。かかる構成のメタルリチウム系
電池は、自己放電率が1次電池と同程度に小さく、ま
た、完全に充電した状態から規定のエネルギー値を下回
るまで放電してしまうと、以後蓄電池としての機能が急
激に低下するという性質を有している。完全に充電した
状態の容量を基準の100として、放電したエネルギー
量を全エネルギーに対する使用率で表し、「放電深度」
と呼ぶことにする。
【0026】実験によれば、放電深度が5%を超えない
範囲で放電と充電を繰り返した場合には、主電池の劣化
は小さくサイクル寿命も大きく、3000ショット以上
の撮影が十分に可能である。一方、放電深度30%で使
用すると、主電池の蓄電池としての性能が低下し、サイ
クル寿命が小さくなる。この場合、1000ショット程
度の繰り返し撮影しか確保できないことになる。放電深
度を深くするほどサイクル寿命が急激に小さくなり、ま
た、一旦放電深度を深く放電させてしまうと、蓄電池と
しての性能が低下し、以後の再充電よって主電池に蓄え
られる電気容量は小さくなり、サイクル寿命も小さくな
る。
範囲で放電と充電を繰り返した場合には、主電池の劣化
は小さくサイクル寿命も大きく、3000ショット以上
の撮影が十分に可能である。一方、放電深度30%で使
用すると、主電池の蓄電池としての性能が低下し、サイ
クル寿命が小さくなる。この場合、1000ショット程
度の繰り返し撮影しか確保できないことになる。放電深
度を深くするほどサイクル寿命が急激に小さくなり、ま
た、一旦放電深度を深く放電させてしまうと、蓄電池と
しての性能が低下し、以後の再充電よって主電池に蓄え
られる電気容量は小さくなり、サイクル寿命も小さくな
る。
【0027】即ち、主電池は、浅い放電深度の範囲で放
充電を繰り返すように使用することが望ましい。したが
って、この改良電池を実際に使用する場合には、カメラ
としての使用限界の設定に合わせて、適正な放電深度を
設定し、その放電深度の範囲を超えないように放充電を
繰り返すように管理する必要がある。図4には、主電池
34を補助電池40によって充電するための充電回路の
構成の一例が示されている。充電回路70は、同図に示
すように充電制御回路72と昇圧回路74とから成る。
充電制御回路72は、それぞれ主電池34の電圧VCR及
び補助電池40の電圧VE を検出し、例えば主電池34
の電圧VCRが、フル充電状態の電圧値3.2 Vよりも小さ
くなり( VCR< 3.2V) 、且つ補助電池40の電圧VE
がVE ≧ 0.9V (補助電池40の終止電圧) の場合に昇
圧回路74を動作させ、主電池34の充電を行わせる。
充電を繰り返すように使用することが望ましい。したが
って、この改良電池を実際に使用する場合には、カメラ
としての使用限界の設定に合わせて、適正な放電深度を
設定し、その放電深度の範囲を超えないように放充電を
繰り返すように管理する必要がある。図4には、主電池
34を補助電池40によって充電するための充電回路の
構成の一例が示されている。充電回路70は、同図に示
すように充電制御回路72と昇圧回路74とから成る。
充電制御回路72は、それぞれ主電池34の電圧VCR及
び補助電池40の電圧VE を検出し、例えば主電池34
の電圧VCRが、フル充電状態の電圧値3.2 Vよりも小さ
くなり( VCR< 3.2V) 、且つ補助電池40の電圧VE
がVE ≧ 0.9V (補助電池40の終止電圧) の場合に昇
圧回路74を動作させ、主電池34の充電を行わせる。
【0028】一方、充電制御回路72は、主電池34が
フル充電された場合 (電圧VCR= 3.2Vになった場合)
、又は補助電池40が消耗して補助電池40の電圧V
E がV E < 0.9Vになった場合に、昇圧回路74を停止
させる。更に、充電制御回路72は、補助電池40の残
量等を液晶パネル80に表示させるために、補助電池4
0の電圧を示す信号を表示制御回路82に出力する。
フル充電された場合 (電圧VCR= 3.2Vになった場合)
、又は補助電池40が消耗して補助電池40の電圧V
E がV E < 0.9Vになった場合に、昇圧回路74を停止
させる。更に、充電制御回路72は、補助電池40の残
量等を液晶パネル80に表示させるために、補助電池4
0の電圧を示す信号を表示制御回路82に出力する。
【0029】表示制御回路82は、前述したように充電
制御回路72から補助電池40の電圧を示す信号が加え
られるとともに、フイルム残量を示すフイルムカウンタ
からの信号、ストロボスイッチ、シャッターボタン、セ
ルフタイマースイッチ等からの信号が加えられており、
これらの入力信号に基づいて液晶パネル80に所要の表
示を行わせる。なお、充電制御回路72は主電池34か
ら駆動電源が供給されている。
制御回路72から補助電池40の電圧を示す信号が加え
られるとともに、フイルム残量を示すフイルムカウンタ
からの信号、ストロボスイッチ、シャッターボタン、セ
ルフタイマースイッチ等からの信号が加えられており、
これらの入力信号に基づいて液晶パネル80に所要の表
示を行わせる。なお、充電制御回路72は主電池34か
ら駆動電源が供給されている。
【0030】次に、前記昇圧回路74について説明す
る。図5は昇圧回路の一例を示す回路図である。同図に
示すように、この昇圧回路74は、プッシュプルタイプ
のものであり、補助電池40の電源を、充電制御回路7
2によって交互にONされるトランジスタQ1、Q2で
交流に変換し、トランスTを介して昇圧し、整流回路7
5によって整流することにより、主電池34を充電する
ために必要な直流電圧に変換する。
る。図5は昇圧回路の一例を示す回路図である。同図に
示すように、この昇圧回路74は、プッシュプルタイプ
のものであり、補助電池40の電源を、充電制御回路7
2によって交互にONされるトランジスタQ1、Q2で
交流に変換し、トランスTを介して昇圧し、整流回路7
5によって整流することにより、主電池34を充電する
ために必要な直流電圧に変換する。
【0031】ここで、トランスTの1次側及び2次側の
巻数をn1,n2 とすると、トランスTの1次側の電圧V
1 と2次側の電圧V2 とは、次式(1)、
巻数をn1,n2 とすると、トランスTの1次側の電圧V
1 と2次側の電圧V2 とは、次式(1)、
【0032】
【数1】 V1 /V2 =n1 /n2 …(1) の関係がある。一方、トランスTの1次側と2次側にお
いて必要とされる電圧V1 、V2 は、
いて必要とされる電圧V1 、V2 は、
【0033】
【数2】 V1 = 0.9−VDS=0.7[V] (Min) …(2)
【0034】
【数3】 V2 = 3.2+ 0.7×2+ 0.5=5.1[V] …(3) (但し、 0.9:補助電池40の終止電圧 VDS:トランジスタQ1、Q2のドレイン−ソース間の
飽和電圧 3.2:主電池34の最大電圧 0.7×2:整流回路75での電圧降下) である。従って、トランスTの巻数比n2 /n1 は、
飽和電圧 3.2:主電池34の最大電圧 0.7×2:整流回路75での電圧降下) である。従って、トランスTの巻数比n2 /n1 は、
【0035】
【数4】 n2 /n1 = V2 /V1 ≒ 7.3 …(4) となる。このように図4に示した充電回路70は、主電
池34の電圧VCRが、VCR< 3.2Vとなる毎に、補助電
池40の充電エネルギーを主電池34に移送し、主電池
34を充電する。そして、主電池34がフル充電される
と(電圧VCR= 3.2Vとなると)、充電動作を停止す
る。
池34の電圧VCRが、VCR< 3.2Vとなる毎に、補助電
池40の充電エネルギーを主電池34に移送し、主電池
34を充電する。そして、主電池34がフル充電される
と(電圧VCR= 3.2Vとなると)、充電動作を停止す
る。
【0036】そして、主電池34がフル充電された後、
カメラの使用によって主電池34の電気容量が減少する
と、補助電池40から充電エネルギーが移送される。主
電池34の電気容量は充電時間とともに増加し、補助電
池40の電気容量は減少する。このように、主電池34
のエネルギー消費に応じて補助電池40のエネルギーを
主電池34に移送するようにしたので、主電池34は常
にフル充電に近い状態に保たれる。
カメラの使用によって主電池34の電気容量が減少する
と、補助電池40から充電エネルギーが移送される。主
電池34の電気容量は充電時間とともに増加し、補助電
池40の電気容量は減少する。このように、主電池34
のエネルギー消費に応じて補助電池40のエネルギーを
主電池34に移送するようにしたので、主電池34は常
にフル充電に近い状態に保たれる。
【0037】こうすることにより、主電池34の過放電
劣化の心配がなく、取扱いが容易であるという利点があ
る。また、主電池34はリチウム系の電池であるため、
補助電池40に比べて高電圧大電流をカメラに供給する
ことができ、大電流を必要とするカメラに対応できると
ともに、ストロボの充電時間も短縮することができる。
劣化の心配がなく、取扱いが容易であるという利点があ
る。また、主電池34はリチウム系の電池であるため、
補助電池40に比べて高電圧大電流をカメラに供給する
ことができ、大電流を必要とするカメラに対応できると
ともに、ストロボの充電時間も短縮することができる。
【0038】さて、補助電池40の充電エネルギーが主
電池34に移送され、補助電池40の容量がほぼ0に達
すると(補助電池40の電圧がその終止電圧 0.9Vに達
すると) 、その後は、補助電池40を交換しない限り、
補助電池40から充電エネルギーが主電池34に供給さ
れなくなる。しかしながら、主電池34は、その電圧V
CRがフル充電に近い充電状態に保持されているため、電
圧VCRが所定のバッテリーチェックレベルに達するま
で、ある程度の消費可能な電気量 (例えば、100ショ
ットの撮影が可能な電気量)を有している。従って、補
助電池40を直ちに新品に交換しなくてもカメラを継続
して使用することができる。
電池34に移送され、補助電池40の容量がほぼ0に達
すると(補助電池40の電圧がその終止電圧 0.9Vに達
すると) 、その後は、補助電池40を交換しない限り、
補助電池40から充電エネルギーが主電池34に供給さ
れなくなる。しかしながら、主電池34は、その電圧V
CRがフル充電に近い充電状態に保持されているため、電
圧VCRが所定のバッテリーチェックレベルに達するま
で、ある程度の消費可能な電気量 (例えば、100ショ
ットの撮影が可能な電気量)を有している。従って、補
助電池40を直ちに新品に交換しなくてもカメラを継続
して使用することができる。
【0039】また、補助電池40を交換する場合も、補
助電池40は単3型乾電池でよいため、世界中どこでも
安価で容易に入手することができるという利点がある。
更に、充電回路70に昇圧回路74を有しているので、
他の機器などで使い古した単3型乾電池でもある程度使
用することができる。なお、本実施の形態では、主電池
34の電圧VCRが、3.2 Vを下回ると直ちに補助電池4
0の充電エネルギーを主電池34に移送するようにした
が、これに限らず、主電池34の電圧が所定の電圧値
(例えば3.0 V) に達してから充電を開始することも考
えられる。また、フル充電の状態以後のショット数をカ
ウントし、ショット数が所定の値(例えば、100ショ
ット)に達したら、補助電池40の充電エネルギーを主
電池34に移送するようにしてもよい。ただし、この場
合には、充電制御回路72はカメラ側からショット数を
示す信号を受入する必要がある。
助電池40は単3型乾電池でよいため、世界中どこでも
安価で容易に入手することができるという利点がある。
更に、充電回路70に昇圧回路74を有しているので、
他の機器などで使い古した単3型乾電池でもある程度使
用することができる。なお、本実施の形態では、主電池
34の電圧VCRが、3.2 Vを下回ると直ちに補助電池4
0の充電エネルギーを主電池34に移送するようにした
が、これに限らず、主電池34の電圧が所定の電圧値
(例えば3.0 V) に達してから充電を開始することも考
えられる。また、フル充電の状態以後のショット数をカ
ウントし、ショット数が所定の値(例えば、100ショ
ット)に達したら、補助電池40の充電エネルギーを主
電池34に移送するようにしてもよい。ただし、この場
合には、充電制御回路72はカメラ側からショット数を
示す信号を受入する必要がある。
【0040】上記の如く構成されたカメラによれば、中
空円筒状の巻取スプール28の内側にフイルム搬送用モ
ータ30と主電池34とを、それぞれの長手方向を示す
軸を一致させて上下に配置したので、主電池34をコン
パクトに収納することができる。これにより、省スペー
ス化が図られ、カメラの小型化が達成できる。特に、主
電池34の周囲を包囲する主電池収納ケース35を設け
たことにより、回転する巻取スプール28の内周面が主
電池34に直接接触するのを防ぐことができる。
空円筒状の巻取スプール28の内側にフイルム搬送用モ
ータ30と主電池34とを、それぞれの長手方向を示す
軸を一致させて上下に配置したので、主電池34をコン
パクトに収納することができる。これにより、省スペー
ス化が図られ、カメラの小型化が達成できる。特に、主
電池34の周囲を包囲する主電池収納ケース35を設け
たことにより、回転する巻取スプール28の内周面が主
電池34に直接接触するのを防ぐことができる。
【0041】また、図1に示したように、主電池34の
正極をプリント板46に直接接触させたことにより、正
極の接片部材を省略することができる。従って、配線抵
抗を小さくすることができ、エネルギーロスを低減でき
るとともに、部品数を削減することができるという利点
がある。図6には、本発明の他の実施の形態が示され、
主電池34を容易に交換できるようにカメラの底面に主
電池用の電池蓋83が設けられている。この主電池用の
電池蓋83は円板状に形成され周面にはネジ部が形成さ
れており、カメラ底面に形成された円形の開口部84に
螺合され、該開口部84を閉塞するようになっている。
正極をプリント板46に直接接触させたことにより、正
極の接片部材を省略することができる。従って、配線抵
抗を小さくすることができ、エネルギーロスを低減でき
るとともに、部品数を削減することができるという利点
がある。図6には、本発明の他の実施の形態が示され、
主電池34を容易に交換できるようにカメラの底面に主
電池用の電池蓋83が設けられている。この主電池用の
電池蓋83は円板状に形成され周面にはネジ部が形成さ
れており、カメラ底面に形成された円形の開口部84に
螺合され、該開口部84を閉塞するようになっている。
【0042】主電池収納ケース35は、光を通さない有
色(例えば黒色)のプラスチックで形成され、主電池3
4の周囲を完全に包囲している。そして、主電池用の電
池蓋83が取り外された場合にも、巻取スプール28に
光が漏れないように、主電池収納ケース35と本体部材
85とで遮光構造が形成される。主電池収納ケース35
には、主電池34の負極に当接する接片部材47が設け
られ、主電池34は該接片部材47を介してプリント板
46Aに電気的に接続される。前記主電池用の電池蓋8
3の上面には主電池34の正極が接触する接片部材87
が設けられ、前記主電池収納ケース35の右下部には前
記接片部材87に接触する本体接片部材88が設けられ
ている(図7参照)。本体接片部材は、プリント板46
Bに接続されており、主電池34を主電池収納ケース3
5に挿入して主電池用の電池蓋83を閉めることによ
り、主電池34の正極が前記接片部材87に当接し、該
接片部材87及び本体接片部材88を介してプリント板
46Bに電気的に接続されるようになっている。
色(例えば黒色)のプラスチックで形成され、主電池3
4の周囲を完全に包囲している。そして、主電池用の電
池蓋83が取り外された場合にも、巻取スプール28に
光が漏れないように、主電池収納ケース35と本体部材
85とで遮光構造が形成される。主電池収納ケース35
には、主電池34の負極に当接する接片部材47が設け
られ、主電池34は該接片部材47を介してプリント板
46Aに電気的に接続される。前記主電池用の電池蓋8
3の上面には主電池34の正極が接触する接片部材87
が設けられ、前記主電池収納ケース35の右下部には前
記接片部材87に接触する本体接片部材88が設けられ
ている(図7参照)。本体接片部材は、プリント板46
Bに接続されており、主電池34を主電池収納ケース3
5に挿入して主電池用の電池蓋83を閉めることによ
り、主電池34の正極が前記接片部材87に当接し、該
接片部材87及び本体接片部材88を介してプリント板
46Bに電気的に接続されるようになっている。
【0043】尚、巻取スプール28の上部、即ちフイル
ム搬送用モータ30の上部には減速地板90が設けられ
ている。この減速地板90は、フイルム搬送用モータ3
0の保持部材としての役割及び動力伝達用ギヤの軸受部
の役割を有する他、巻取スプール28の軸受、光漏れ防
止の為の遮光部材としての役割も果たしている。かかる
構成によれば、省スペース化が達成できるとともに、主
電池34の交換が容易で、しかも主電池34の交換時に
スプール室16等に光が侵入するのを防止することがで
きるという利点がある。
ム搬送用モータ30の上部には減速地板90が設けられ
ている。この減速地板90は、フイルム搬送用モータ3
0の保持部材としての役割及び動力伝達用ギヤの軸受部
の役割を有する他、巻取スプール28の軸受、光漏れ防
止の為の遮光部材としての役割も果たしている。かかる
構成によれば、省スペース化が達成できるとともに、主
電池34の交換が容易で、しかも主電池34の交換時に
スプール室16等に光が侵入するのを防止することがで
きるという利点がある。
【0044】図8には、メインコンデンサ36と主電池
34とを組み合わせて巻取スプール28の内側に配置す
る態様が示されている。尚、図6に示した実施の形態と
同一又は類似の部材には同一の符号を付し、その説明は
省略する。巻取スプール28の内側には、主電池34及
びメインコンデンサ36の周囲を包囲する円筒状の収納
ケース92が設けられており、仕切板93を挟んで上側
にメインコンデンサ36、下側に主電池34が配置され
ている。即ち、この収納ケース92は、図6に示した主
電池収納ケース35を軸方向に更に大きく形成し、メイ
ンコンデンサ36をも収納可能に構成したもので、該収
納ケース92の上端は地板94の凸部94Aに嵌合さ
れ、中心軸が振動しないように固定されている。
34とを組み合わせて巻取スプール28の内側に配置す
る態様が示されている。尚、図6に示した実施の形態と
同一又は類似の部材には同一の符号を付し、その説明は
省略する。巻取スプール28の内側には、主電池34及
びメインコンデンサ36の周囲を包囲する円筒状の収納
ケース92が設けられており、仕切板93を挟んで上側
にメインコンデンサ36、下側に主電池34が配置され
ている。即ち、この収納ケース92は、図6に示した主
電池収納ケース35を軸方向に更に大きく形成し、メイ
ンコンデンサ36をも収納可能に構成したもので、該収
納ケース92の上端は地板94の凸部94Aに嵌合さ
れ、中心軸が振動しないように固定されている。
【0045】前記地板94は、回転する巻取スプール2
8のラジアル荷重及びスラスト荷重を受ける軸受の役割
を果たすとともに、光漏れ防止の為の遮光部材としての
役割も果たしている。かかる構成により、軸方向に長い
収納ケース92を回転する巻取スプール28内に安定的
に組付けることができ、主電池34やメインコンデンサ
36を保護することができる。また、主電池34の交換
が容易で、しかも主電池34の交換時にスプール室16
等に光が侵入するのを防止することができる。
8のラジアル荷重及びスラスト荷重を受ける軸受の役割
を果たすとともに、光漏れ防止の為の遮光部材としての
役割も果たしている。かかる構成により、軸方向に長い
収納ケース92を回転する巻取スプール28内に安定的
に組付けることができ、主電池34やメインコンデンサ
36を保護することができる。また、主電池34の交換
が容易で、しかも主電池34の交換時にスプール室16
等に光が侵入するのを防止することができる。
【0046】上記実施の形態では、フイルム搬送用モー
タ30及びメインコンデンサ36のうちの一つと主電池
34とを組み合わせて、巻取スプール28内に配置する
場合について説明したが、この組み合わせに限らず、補
助電池40、フイルム搬送用モータ30、及びメインコ
ンデンサ36のうちの少なくとも一つと主電池34とを
組み合わせて巻取スプール28内に配置してもよい。
タ30及びメインコンデンサ36のうちの一つと主電池
34とを組み合わせて、巻取スプール28内に配置する
場合について説明したが、この組み合わせに限らず、補
助電池40、フイルム搬送用モータ30、及びメインコ
ンデンサ36のうちの少なくとも一つと主電池34とを
組み合わせて巻取スプール28内に配置してもよい。
【0047】但し、補助電池40と主電池34とを組み
合わせる場合には、補助電池40の奥に主電池を配置す
るなど、主電池34にくらべ交換頻度の高い補助電池4
0を容易に着脱することができるように配慮することが
望ましい。
合わせる場合には、補助電池40の奥に主電池を配置す
るなど、主電池34にくらべ交換頻度の高い補助電池4
0を容易に着脱することができるように配慮することが
望ましい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、補助電池、フイルム搬送用のモータ、及びメ
インコンデンサのうちの少なくとも一つを、主電池と組
み合わせて巻取スプールの内側にに配置するようにした
ので、省スペース化を図ることができ、カメラの小型化
を達成できるという利点がある。
によれば、補助電池、フイルム搬送用のモータ、及びメ
インコンデンサのうちの少なくとも一つを、主電池と組
み合わせて巻取スプールの内側にに配置するようにした
ので、省スペース化を図ることができ、カメラの小型化
を達成できるという利点がある。
【0049】そして、巻取スプール内に主電池収納ケー
スを設け、該ケース内に主電池を収納したので、回転す
る巻取スプールが主電池に直接接触することなく、主電
池を保護することができる。また、巻取スプールのラジ
アル荷重及びスラスト荷重を受ける地板に主電池収納ケ
ースを支持させることにより、主電池収納ケースの中心
軸が振動しないように安定的に固定することができ、特
に、主電池収納ケースが軸方向に大きくなった場合に有
効である。
スを設け、該ケース内に主電池を収納したので、回転す
る巻取スプールが主電池に直接接触することなく、主電
池を保護することができる。また、巻取スプールのラジ
アル荷重及びスラスト荷重を受ける地板に主電池収納ケ
ースを支持させることにより、主電池収納ケースの中心
軸が振動しないように安定的に固定することができ、特
に、主電池収納ケースが軸方向に大きくなった場合に有
効である。
【0050】更に、主電池収納ケースによって遮光構造
を形成することにより、光が漏れないように主電池を交
換することができる。他方、主電池の交換を前提としな
い場合には、主電池の正極又は負極のうちの少なくとも
一方をプリント板に直接当接させることで、接片部材を
省略することができ、エネルギーロスを低減できるとと
もに部品数を削減することができるという利点がある。
を形成することにより、光が漏れないように主電池を交
換することができる。他方、主電池の交換を前提としな
い場合には、主電池の正極又は負極のうちの少なくとも
一方をプリント板に直接当接させることで、接片部材を
省略することができ、エネルギーロスを低減できるとと
もに部品数を削減することができるという利点がある。
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係るカメラの正
面内部透視図である。
面内部透視図である。
【図2】図2は、図1に示したカメラの上面内部透視図
である。
である。
【図3】図3は、レンズ鏡胴の構成を説明する為に用い
た断面図である。
た断面図である。
【図4】図4は、主電池を補助電池によって充電するた
めの充電回路を含むブロック図である。
めの充電回路を含むブロック図である。
【図5】図5は、昇圧回路の一例を示す回路図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施の形態を示す要部構
成図である。
成図である。
【図7】図7は、主電池の正極に当接する接片の構成を
示す要部拡大図である。
示す要部拡大図である。
【図8】図8は、本発明の他の実施の形態を示す要部構
成図である。
成図である。
10…カメラ 14…カートリッジ室 16…スプール室 18…ストロボ装置 28…巻取スプール 30…フイルム搬送用モータ 34…主電池 35…主電池収納ケース 36…メインコンデンサ 40…補助電池 44、74…昇圧回路 46、46A、46B…プリント板 70…充電回路 72…充電制御回路 82…表示制御回路 83…主電池用の電池蓋 90…減速地板 92…収納ケース 94…地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大宮 秋夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 1次電池の自己放電率と略等しく、且つ
残量が所定の容量以上の場合に繰り返し放充電が可能な
主電池と、前記主電池に充電エネルギーを供給する補助
電池と、前記補助電池の出力電圧を昇圧する昇圧手段を
有し、前記昇圧手段を介して前記主電池に電力を供給し
前記主電池を充電する充電手段と、前記主電池から電力
が供給されフイルムを搬送する動力を与えるフイルム搬
送用モータと、前記フイルム搬送用モータの動力によっ
てフイルムカートリッジから引き出されたフイルムを巻
き取る巻取スプールと、ストロボ発光用の電荷を蓄積す
るメインコンデンサと、を備えたカメラにおいて、 前記巻取スプールは中空円筒状に形成され、該巻取スプ
ールの内側に前記補助電池、フイルム搬送用モータ、及
びメインコンデンサのうちの少なくとも一つと前記主電
池とが配置されていることを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記巻取スプールの内側には、前記主電
池の周囲を包囲する主電池収納ケースが設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記主電池収納ケースは、前記巻取スプ
ールのラジアル荷重及びスラスト荷重を受ける軸受とし
ての地板に支持されていることを特徴とする請求項2記
載のカメラ。 - 【請求項4】 前記主電池の交換時に開閉される電池蓋
を備え、該電池蓋の開放時にスプール室内に光が侵入し
ないように前記主電池収納ケースによって、前記主電池
の収納室を遮光構造としたことを特徴とする請求項2記
載のカメラ。 - 【請求項5】 前記主電池の正極又は負極は、前記昇圧
回路が形成されたプリント板に直接当接され電気的に接
続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカ
メラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22419296A JPH1068990A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22419296A JPH1068990A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1068990A true JPH1068990A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16809969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22419296A Pending JPH1068990A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1068990A (ja) |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22419296A patent/JPH1068990A/ja active Pending
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