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JPH1059312A - ターレット型上包み機及びその包装方法 - Google Patents

ターレット型上包み機及びその包装方法

Info

Publication number
JPH1059312A
JPH1059312A JP21161896A JP21161896A JPH1059312A JP H1059312 A JPH1059312 A JP H1059312A JP 21161896 A JP21161896 A JP 21161896A JP 21161896 A JP21161896 A JP 21161896A JP H1059312 A JPH1059312 A JP H1059312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
turret
angle position
folding
packaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21161896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3729568B2 (ja
Inventor
Keiichi Maeda
啓一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP21161896A priority Critical patent/JP3729568B2/ja
Publication of JPH1059312A publication Critical patent/JPH1059312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3729568B2 publication Critical patent/JP3729568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の大きさの被包装品に対して簡単に適用
でき、汎用性に優れたターレット型上包み機及びその包
装方法を提供する。 【解決手段】 包装方法を実施するターレット型上包み
機は、ターレットのポケットともに被包装品A0が胴シ
ールを経て第2回転角位置P2に位置付けられたとき、
その胴折りシールUFにおける各サイドリングSRの両
端を折り込んで一対のサイドフラップSFに形成すると
同時に一方のサイドフラップSFを折り上げるサイド折
り上げタッカー120と、被包装品A0が第2回転角位
置P2から出口回転角位置PEXに移動する過程にて他方
のサイドフラップSFを折り込む可動タッカープレート
174と、被包装品A0が出口回転角位置PEXから搬出
経路上に排出される過程にて、一方のサイドフラップS
Fを折り戻す折り戻し片316とを備えており、搬出経
路上にて、1次ヒートシール装置が一方のサイドフラッ
プSFの折り込み及びシールを実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱状の被包装品
を包装するターレット型上包み機及びその包装方法に関
する。
【0002】
【関連する背景技術】上包み機は、箱状の被包装品を紙
やフィルムなどの包装シートにより包装するための機械
であって、その中には間欠的に回転するターレットを使
用したものがある。この種のターレット型上包み機によ
れば、ターレットの1つのポケットに包装シートととも
に被包装品が受け入れられ、この際、包装シートは先ず
被包装品の外面に沿って胴折りされたU字形の胴折りシ
ートに形成される。この後、ターレットの間欠回転に伴
い、そのポケットとともに被包装品が順次移動する過程
にて、胴折りシートの一対の胴フラップが順次折り込ま
れて互いに接着され、これにより、被包装品はその左右
のサイドを除いて、胴折りシートにより包まれた状態と
なる。そして、ターレットのポケットから半包装品が排
出される過程にて、胴折りシートにおける左右のサイド
が折り込まれてシールされる結果、被包装品の包装が完
了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したターレット型
上包み機にあっては、ターレットの各ポケットは包装シ
ートの胴折りを正確に行うため、その被包装品に適合し
た大きさに設定されていなければならず、それ故、被包
装品の大きさが異なる場合にはターレットの各ポケット
を形作る構成部品を交換する必要がある。
【0004】また、胴折りシートのサイドに関しても、
その被包装品の幅や厚みやに適合した折り込み部品によ
って、サイドの折り込みがなされるため、被包装品の大
きさが異なると、その折り込み部品の大きさのみならず
取り付け位置をも変更する必要がある。上述したポケッ
トの構成部品や折り込み部品の交換には、包装すべき被
包装品毎に、その構成部品や折り込み部品を予め準備し
ておく必要があるばかりでなく、それらの交換及び組み
付けに多大な手間がかかり、ターレット型上包み機を種
々の大きさの被包装品に適用することは実際上困難であ
る。
【0005】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、種々の大きさを
有した被包装品に対しても容易に適用でき、汎用性に優
れたターレット型上包み機及びその包装方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よって達成され、請求項1のターレット型上包み機は、
ターレットに備えられ、入口回転各位置にて包装シート
とともに箱状の被包装品を受け入れるとき、包装シート
を被包装品の外面に沿って胴折りした胴折りシートに形
成する複数のポケットと、各ポケットが入口回転角位置
から第1回転角位置に位置付けられたとき、胴折りシー
トの一対の胴フラップを順次折り込み、互いに重ね合わ
せて接着する胴シール手段と、ポケットが第1回転角位
置から第2回転角位置に位置付けられたとき、胴折りシ
ートにおける左右の各サイドに対し、その両端を折り込
んで各サイドに一対のサイドフラップをそれぞれ形成
し、一対のサイドフラップのうちで第1回転角位置側に
位置した側一方のサイドフラップを折り上げるサイドフ
ラップ折り上げ手段と、ポケットが第2回転角位置から
出口回転角位置に向けて移動する際に、一対のサイドフ
ラップの他方のサイドフラップを折り込むサイドフラッ
プ折り込み手段と、出口回転角位置に位置付けられたポ
ケット内から胴折りシートに包まれた半包装品がターレ
ットの外側を延びる所定の搬出経路上に排出される過程
にて、一方のサイドフラップを折り戻すサイドフラップ
折り戻し手段と、搬出経路上の所定位置に半包装品が位
置付けられたとき、一方のサイドフラップを他方のサイ
ドフラップ上に折り込み、互いに重ね合わせて接着する
サイドシール手段とを備えている。
【0007】そして、請求項1のターレット型上包み機
は、被包装品の長さ及び厚さに対応した各ポケットの奥
行き及び内法をそれぞれ調整する第1調整手段と、サイ
ドフラップ折り上げ手段、サイドフラップ折り込み手
段、サイドフラップ折り戻し手段及びサイドシール手段
の胴折りシートに対する各作用位置をその被包装品の幅
に応じて調整する第2調整手段と、出口回転角位置に対
する搬出経路のレベル位置をその被包装品の厚みに応じ
て調整する第3調整手段とを更に備えている。
【0008】請求項1のターレット型上包み機によれ
ば、第1調整手段により被包装品の大きさ、具体的には
その幅及び長さに応じて、各ポケットの大きさが調整さ
れ、また、第2調整手段により被包装品の幅に応じて、
胴折りシートのサイドに関して前述した折り上げ、折り
込み、折り戻し及びサイドシールのそれぞれの作用位置
が調整される。そして、第3調整手段により被包装品の
厚さに応じてターレットの出口回転角位置に対する搬出
経路のレベル位置が調整される。
【0009】第1から第3調整手段による調整の結果、
種々の大きさの被包装品に対しても包装シートの胴折
り、胴シール、サイドフラップの折り上げ、折り込み、
折り戻し及びサイドシールがそれぞれ可能となる。請求
項2のターレット型上包み機は、その第2調整手段が前
記各作用位置を連動して同時に調整可能となっており、
それらの調整は容易且つ迅速に行われる。
【0010】請求項3のターレット型上包み機は、第2
回転角位置に対するサイドフラップ折り込み手段の作用
位置を被包装品の厚さに応じて調整する第4調整手段を
更に備えており、この場合、第4調整手段による調整に
より、ポケットが第2回転角位置から出口回転角位置に
向けて移動し始めると同時に、サイドフラップ折り込み
手段による一方のサイドフラップの折り込みが直ちに開
始される。
【0011】請求項4のターレット型上包み機による包
装方法は、ターレットのポケットが入口回転角位置にあ
るとき、そのポケット内に包装シートとともに被包装品
を挿入し、包装シートを被包装品の外面に沿ってU字形
に胴折した胴折りシートに形成する工程と、ポケットが
入口回転角位置から第1回転回角位置に位置付けられた
とき、胴折りシートの一対の胴フラップを順次折り込ん
で重ね合わせ、互いに接着する工程と、ポケットが第1
回転角位置から第2回転角位置に位置付けられたとき、
胴折りシートにおける左右の各サイドに対し、その両端
部を折り込んで各サイドに一対のサイドフラップをそれ
ぞれ形成するとともに、一対のサイドフラップのうちで
第1回転角位置側に位置した側の一方のサイドフラップ
を折り上げる工程と、ポケットが第2回転角位置から出
口回転角位置に向けて移動する際に、一対のサイドフラ
ップのうちの他方のサイドフラップを折り込む工程と、
出口回転角位置にあるポケットから半包装品が排出され
る過程にて、胴折りシートにおける一方のサイドフラッ
プを折り戻す工程と、一方のサイドフラップを折り込
み、他方のサイドフラップ上に重ね合わせ互いに接着す
る工程とを備えている。
【0012】請求項4の包装方法によれば、ターレット
型上包み機において、被包装品の長さ及び厚みに対応す
るポケットの奥行き及び内法をそれぞれ調整する一方、
胴折りシートのサイドフラップに関し、それらの折り上
げ、折り込み、折り戻し及びシールの作用位置を被包装
品の幅のみに応じて調整するだけで、種々の大きさの被
包装品に対して包装が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照すると、ター
レット型上包み機の全体構成及びその内部での被包装品
及び包装フィルムの流れがそれぞれ概略的に示されてい
る。ここで、その被包装品はコンパクトディスクを収納
した薄いディスクケースである。上包み機は、ターレッ
ト2に向けて水平に延びる被包装品Aの搬入経路4を備
えており、この搬入経路4にはその上流側から自動供給
部6及びカード供給部8が順次備えられている。図1及
び図2中には詳細に示されていないが、自動供給部6は
搬入経路4上の被包装品A0を一定の間隔で連続的に搬
送することができる。カード供給部8は、搬入経路4上
の個々の被包装品A0に向けてカードBを1枚ずつ供給
し、その供給されたカードBは被包装品A0の搬送に伴
い、被包装品A0の前端縁にて折り込まれ、その前端縁
に被せられることになる。
【0014】搬入経路4の終端とターレット2との間に
は、フィルムシート(包装シート)FSが順次供給され
るようになっており、これらフィルムシートFSはフィ
ルムロールFRから繰り出されてくる包装フィルムRF
を所定の長さ毎に切断して得られる。なお、フィルムロ
ールFRからの包装フィルムRFの繰り出し経路にはそ
の途中にティアテープボビンTBが配置されており、こ
のティアテープボビンTBから繰り出されたティアテー
プTTは包装フィルムRFの一側縁部に張り付けられ
る。従って、包装フィルムRFから得られるフィルムシ
ートFSはティアテープ片Tp(図3参照)を有した包装
シートとなっている。
【0015】搬入経路4の終端に到達した被包装品A0
はフィルムシートFSとともにターレット2の1つのポ
ケット、つまり、入口回転角位置にあるポケットに挿入
される。この挿入に伴い、フィルムシートFSは被包装
品A0の外面に沿ってU字形に胴折りされ、これによ
り、フィルムシートFSは被包装品A0を上下から挟むよ
うにして包む胴折りシートに形成される。ここで、胴折
りシートUFはその両端が被包装品A0の後端縁から突
出しており、また、その左右一対ずつの側縁もまた被包
装品A0の側面から突出した状態にある。
【0016】この後、ターレット2がその回転軸10を
中心に回転され、そのポケットが入口回転角位置から第
1回転角位置、第2回転角位置及び出口回転角位置に順
次位置付けられると、前述した胴折りシートUFに対し
て、胴フラップの折り込み及びそのヒートシール、ま
た、サイドフラップの折り込みが実施される。そして、
出口回転角位置にあるポケット内から被包装品A0が搬
出経路12上の所定位置まで排出されると、その位置に
て胴折シートUFにおけるサイドフラップの最終的な折
り込み及びその1次ヒートシールが実施される結果、被
包装品A0は胴折りシートUF即ちフィルムシートFSに
より完全に包装された包装品A1となる。なお、この
後、包装品A1はそのサイドフラップに対して2次ヒー
トシールが実施され、次工程に向けて搬送される。上述
した胴折りシートUFにおける胴フラップ及びサイドフ
ラップの折り込み及びヒートシールに関しては後述す
る。
【0017】図3から明らかなように包装品A1にはテ
ィアテープ片Tpが備えられているので、その先端を摘
んでティアテープ片Tpを引っ張れば、ティアテープ片
Tpに沿ってフィルムシートFSを容易に引き裂くことが
できる。なお、図3中、フィルムシートFS(胴折りシ
ートUF)の胴フラップ及びサイドフラップは参照符号
EF,SFでそれぞれ示されている。また、被包装品A
0の搬送方向を基準とした長さ、幅及び高さ(厚み)
は、L,W,Hでそれぞれ示されている。
【0018】次に、図4及び図5を参照すると、ターレ
ット2が具体的に示されている。このターレット2の回
転軸10は水平に延びて駆動源(図示しない)に接続さ
れており、ターレット2は図4でみて反時計方向(矢印
C)に間欠的に回転することができる。ターレット2は
左右一対のサイドフレーム12を備えており、これらサ
イドフレーム12は回転軸10の軸線方向に所定の間隔
を存して離間している。各サイドフレーム12は取付ハ
ブ14を挟み付けるようにして取付ハブ14に取り付け
られており、この取付ハブ14は回転軸10と一体に回
転するスリーブ16に固定されている。図4から明らか
なように各サイドフレーム12は6枚ずつのフレーム翼
18を有し、これらフレーム翼18はターレット2の回
転方向に等間隔を存して放射状に延びている。一方のサ
イドフレーム12の各フレーム翼18と他方のサイドフ
レーム12の対応するフレーム翼18とは互いに対向し
た状態にあり、そして、ターレット2の回転方向でみて
前側に位置する各フレーム翼18の前側縁は、ターレッ
ト2の回転軸線を通過する放射面上に位置付けられてい
る。
【0019】一対のサイドフレーム12間には6個のポ
ケット20が形成されており、これらポケット20はタ
ーレット2の周方向に等間隔を存して配置されている。
各ポケット20は同一の構成であるので、以下には1つ
のポケット20について説明する。ポケット20は固定
羽根22と可動羽根24との間にて形成されており、固
定羽根22はその基部が取付ハブ14に固定され、互い
に対向した一対のフレーム翼18の前側縁に沿って延び
ている。詳しくは、ポケット20内に面した固定羽根2
2の内表面と一対のフレーム翼18の前側縁とは同一の
面内に位置付けられている。
【0020】固定羽根プレート22の外表面にはその外
表面に沿ってU字形のブラケット26が配置されてい
る。このブラケット26は固定羽根22の基部側に位置
しており、その開口端が固定羽根22の基部とともに取
付ハブ14に固定されているとともに、その閉塞端は固
定羽根22にねじにより固定されている。詳しくは、ブ
ラケット26の開口端は取付ハブ14と固定羽根22の
基部との間に挟持された状態で連結されている。
【0021】ブラケット26にはスライダ28が備えら
れており、このスライダ28はブラケット26に対し、
回転不能で且つ固定羽根22の長手方向には摺動自在に
して支持されている。図6から明らかなようにスライダ
28の両端には左右一対の可動爪30が設けられてお
り、これら可動爪30は固定羽根22の両側縁に形成し
た矩形の切欠31(図5参照)を通じてポケット22内
に突出されている。ブラケット26の閉塞端にはスクリ
ュー軸32が回転自在にして貫通されており、このスク
リュー軸32はその先端部がスライダ28に向けて延
び、そして、その先端部のねじ部がスライダ28にねじ
込まれている。一方、スクリュー軸32の他端部には摘
み34が被せられており、この摘み34はスクリュー軸
34に連結され、このスクリュー軸34と一体に回転す
ることができる。従って、摘み34を介してスクリュー
軸32を回転させれば、スライダ28つまり一対の可動
爪30は前述した切欠31内で固定羽根22の長手方向
に移動することができる。なお、図示されていないけれ
ども、固定羽根22における切欠31の内縁に目盛りを
形成しておけば、一対の可動爪30の位置、即ち、ポケ
ット20の奥行きを検知することができる。
【0022】ブラケット26の閉塞端には延長ブラケッ
ト部36が一体にして形成されており、この延長ブラケ
ット部36はターレット2の周方向に隣接するポケット
20に向けて一旦延びた後、その隣接ポケット20の可
動羽根24と平行に延びている。延長ブラケット部36
と隣接する可動羽根24との間には羽根ホルダ38が配
置されており、この羽根ホルダ38は図7から明らかな
ように段付きのプレート片から形成されている。延長ブ
ラケット部36側に向けて立ち上がった羽根ホルダ38
の先端部には案内孔40及びねじ孔42がそれぞれ形成
されており、これら案内孔40及びねじ孔42は、隣接
ポケット20の長手方向と直交する方向に延びている。
案内孔40には延長ブラケット部36から延びる案内ロ
ッド44が摺動自在にして貫通されており、また、ねじ
孔42にはスクリュー軸46の先端に形成したねじ部が
ねじ込まれている。スクリュー軸46は延長ブラケット
部36を回転自在に貫通し、この延長ブラケット36に
支持されている。スクリュー軸46の他端には摘み48
が被せられており、この摘み48はスクリュー軸46に
連結され、このスクリュー軸46と一体に回転すること
ができる。従って、羽根ホルダ38はスクリュー軸46
を介して延長ブラケット部36に支持されている。
【0023】隣接ポケット20の可動羽根24は、羽根
ホルダ38の基部から延び、その基部に遊びを存して取
り付けられている。詳しくは、羽根ホルダ38の基部に
は、その可動羽根24の基部を挟み付けるような挟持板
50が設けられており、この挟持板50は一対の取付ね
じ52を介して羽根ホルダ38に連結されている。挟持
板50には羽根ホルダ38に向けて突出した突起54が
一体に形成されており、一方、可動羽根24の基部には
突起54を貫通させるためのスリット56が形成されて
いる。突起54の突出量は可動羽根24の厚みよりも大
であり、これにより、可動羽根24には多少のがたつき
が許容されている。更に、羽根ホルダ38の基部と突起
54との間にはリーフスプリング58の基部が挟持され
ており、このリーフスプリング58は可動羽根24の先
端部に向けて延び、その先端が止めねじ60を介して可
動羽根24に固定されている。従って、リーフスプリン
グ58は可動羽根24の先端部をそのポケット20内に
向けて押圧付勢している。
【0024】以上説明したポケット20によれば、前述
したように一対の可動爪30をポケット20の長手方向
に移動させることで、その奥行きを調整することができ
る。また、摘み48を介してスクリュー軸46を回転さ
せれば、羽根ホルダ38が案内ロッド44に案内されて
移動することから、そのポケット20の可動羽根24は
固定羽根22に対して接離し、これにより、その可動羽
根24と固定羽根22との間の間隔、つまり、被包装品
A0の厚さに対応したポケット20の内法高さを調整す
ることができる。なお、可動羽根24の基部にはその両
側に切欠62(図5参照)が形成されているので、ポケ
ット20の内法高さが縮小されても、一対の可動爪30
はその切欠62を通じて、可動羽根24を貫通すること
ができる。また、ここでも、延長ブラケット部36から
羽根ホルダ38に向けて目盛り板64(図7参照)を延
ばしておけば、羽根ホルダ38即ち可動羽根24の位置
を検知することができ、ポケット20の前記内法高さを
容易に調整することができる。
【0025】上述したようにポケット20は固定羽根2
2と可動羽根24との間にて形成されているから、その
可動爪30及び可動羽根24の位置をそれぞれ調整する
だけで、種々の大きさを有する被包装品A0に応じて、
その大きさを可変することができる。従って、図4に示
されているようにターレット2の1つのポケット20が
前述した搬入経路4側の入口回転角位置PINに位置付け
られたとき、より詳しくは、そのポケット20の固定羽
根22が搬入経路4と同一の水平面内に位置付けられた
とき、ポケット20は搬入経路4上から送出される被包
装品A0を前述したフィルムシートFSとともに受け入れ
ることができる。ここで、被包装品A0はその前端面が
一対の可動爪30に当接するまで、ポケット20内に押
し込まれる結果、被包装品A0の後端面はその全長L
(図3参照)に拘わらず、固定羽根22及び可動羽根2
4の先端から僅かに突出することに留意すべきである。
つまり、ターレット2の回転に伴って被包装品A0が移
動すれば、被包装品A0の後端面はポケット2における
開口端の回転軌跡よりも図4中2点鎖線で示すように僅
かにその曲率半径の大きな円弧の移動軌跡Dに沿って移
動することになる。ここで、ポケット20内に被包装品
A0が受け入れられたとき、図5に示されているように
被包品A0の許容最小幅Wはそのポケット20の両側に
位置する一対のフレーム翼18間の間隔よりも大であっ
て、その左右の側面はフレーム翼18から突出するもの
となっている。
【0026】また、可動羽根24の先端部は前述したよ
うにポケット20内に向けて押圧付勢されているので、
被包装品A0は可動羽根24からの付勢力に抗してフィ
ルムシートFSとともにポケット20内に押し込められ
る。この結果、被包装品A0の押し込みを利用したフィ
ルムシートFSの胴折り、つまり、胴折りシートUFの
形成が確実に行えるばかりでなく、ポケット20内に被
包装品A0を確実に保持することができる。ここで、図
4に示されているように胴折りシートUFはその一対の
胴フラップEFがポケット20から所定の長さだけ突出
した状態にある。
【0027】なお、図4及び図7中、ターレット2の各
ポケット20はその内法高さが調整可能であることを示
すため、その内法高さを異ならして示してある。ターレ
ット2がその回転軸10を中心に60°だけ間欠回転さ
れると、その入口回転角位置PINには次の空のポケット
20が位置付けられ、この空のポケット20内に被包装
品A0及びフィルムシートFSが同様にして受け入れられ
る。一方、入口回転角位置PINにて被包装品A0及びフ
ィルムシートFSを受け取ったポケット20は入口回転
角位置PINから第1回転角位置P1に位置付けられ、こ
の第1回転角位置P1にて、胴折りシートUFの一対の
胴フラップが被包装品A0の後端面に対して順次折り込
まれ、そして、これら胴フラップはヒートシールにより
互いに接着される。ここでの胴フラップの折り込み及び
ヒートシールは胴シール装置70によってなされ、この
胴シール装置70は図8に示されている。
【0028】胴シール装置70は、ターレット2の外周
よりも外側にそれぞれ配置された内側胴フラップタッカ
ー72及び外側胴フラップタッカー74を備えており、
これら内側及び外側胴フラップタッカー72,74はタ
ーレッド2の一対のサイドフレーム12を横切り、包装
品A0の許容最大幅Wよりも若干長く延びている。図8
から明らかなようにターレット2の回転方向Cでみて、
内側胴フラップタッカー72は第1回転角位置P1より
も後方に位置付けられており、外側胴フラップタッカー
74は第1回転角位置P1の前方に位置付けられてい
る。内側胴フラップタッカー72はプレート状をなした
ホルダ76の下端に取り付けられており、このホルダ7
6は揺動レバー78に対し位置調整可能にして取り付け
られている。揺動レバー78はその上端部にて回動軸8
0に回動可能に支持されており、図8中矢印E方向に揺
動することができる。従って、揺動レバー78の揺動運
動により、内側胴フラップタッカー72は前述した移動
軌跡Dに対して接離運動する。この結果、内側胴フラッ
プタッカー72が第1回転角位置P1にある被包装品A
0の後端面に向けて移動されると、内側胴フラップタッ
カー72は、胴折りシートUFの一方の胴フラップE
F、つまり、ポケット20の固定羽根22側に位置した
胴フラップEFを被包装品A0の後端面に対して折り込
むことができる。なお、揺動レバー78の揺動運動は図
示しないカム機構により行われるものとなっている。
【0029】一方、外側胴フラップタッカー74もまた
ホルダ82の下面に取り付けられており、このホルダ8
2にはヒータ84が内蔵されている。ホルダ82はアン
グル部材86の一端部に取り付けられており、この一端
部はターレット2に向けて折り曲げられている。アング
ル部材86は、スライダ92を介して転動型直動ガイド
90に支持されており、この直動ガイド90即ちそのガ
イドレール94は、第1回転角位置P1におけるターレ
ット2の接線と平行に延びている。
【0030】アングル部材86の他端には、ローラから
なるカムフォロア96が回転自在にして取り付けられて
おり、このカムフォロア96は従動レバー98の先端に
形成したガイドスロット100に嵌合されている。従動
レバー98はその基端がインナ軸102の一端に取り付
けられており、このインナ軸102は回転自在に支持さ
れている。インナ軸102の外側には同心にしてアウタ
軸104が配置されており、このアウタ軸104はイン
ナ軸102に対して相対回転自在に支持されている。ア
ウタ軸104の従動レバー98側の一端には支持ブラケ
ット106が取り付けられている。この支持ブラケット
106は従動レバー98を越えて上方に延びており、そ
の上端部107はアングル部材86を上方から覆うよう
に折り返されて、その下面に前述した直動ガイド90の
ガイドレール94が取り付けられている。
【0031】インナ軸102の他端には駆動レバー10
8が取り付けられており、この駆動レバー108は図示
しないカム機構により図8中矢印F方向に往復回動可能
となっている。駆動レバー108の先端部には押しねじ
109がねじ込まれており、この押しねじ109はその
先端が駆動レバー108から図8でみて従動レバー98
側に突出している。一方、アウタ軸104の他端部には
連携レバー110が取り付けられており、この連携レバ
ー110は図8でみて駆動レバー108と従動レバー9
6との間に位置付けられている。連携レバー110の上
端部にはピン111が突出されており、このピン111
は、駆動レバー108が往復回動されるとき、押しねじ
109における先端の移動軌跡上に位置付けられてい
る。また、連携レバー110の先端部には別のピン11
2が突出されており、このピン112はコネクティング
ガイド113のガイド孔114に嵌合されている。コネ
クティングガイド113はエアシリンダ115のロッド
に連結されている。通常、エアシリンダ115は収縮状
態にあり、連携レバー110のピン112はガイド孔1
14の一端に位置付けられている。更に、連携レバー1
10の上端と固定側部材との間には引張りコイルばね1
16が掛け渡されおり、この引張りコイルばね116は
連携レバー110を図8でみて反時計方向に回動付勢し
ており、これにより、そのピン112はガイド孔114
の一端に押し付けられてた状態にある。
【0032】上述した駆動レバー108が図8でみて時
計方向に回動されると、その駆動レバー108及び従動
レバー98はインナ軸102を介して相互に連結されて
いるので、従動レバー98もまた駆動レバー108とと
もに時計方向に回動する。このような従動レバー98の
回動はカムフォロア96を介してアングル部材86を押
し出し、アングル部材86は直動ガイド90に案内され
ながら移動される。従って、アングル部材86にホルダ
82を介して取り付けられている外側胴フラップタッカ
ー74が図8中矢印Gで示す方向、つまり、第1回転角
位置P1にある被包装品A0に向けて移動される結果、外
側胴フラップタッカー74は胴折りシートUFの他方の
胴フラップEFを折り込んでいく。ここで、前述したよ
うに胴折りシートUFの一方の胴フラップEFは内側胴
フラップタッカー72によって折り込まれているが、外
側胴フラップタッカー74が内側胴フラップタッカー7
2と接触する直前に内側胴フラップタッカー72は元の
位置に向けて復動し始め、これにより、他方の胴フラッ
プEFは一方の胴フラップEF上に重なり合うようにし
て折り込まれる。
【0033】外側胴フラップタッカー74が他方の胴フ
ラップEFを完全に折り込む直前の位置まで前進する
と、このとき、駆動レバー108はその押しねじ109
の先端が連携レバー110のピン111に当接し、これ
により、駆動レバー108は、引張りコイルばね116
の付勢力に抗して連携レバー110もまた連携レバー1
10を図8でみて時計方向に回動させる。この際、連携
レバー110のピン112はコネクティングガイド11
3のガイド孔114内を案内される。ここで、連携レバ
ー110はアウタ軸104を介して支持ブラケット10
6に接続されているから、連携レバー110とともに支
持ブラケット106が若干回動されることになり、この
結果、支持ブラケット106側に支持されている外側胴
フラップタッカー74は図8中矢印Iで示すように降下
し、被包装品A0の後端面との間で折り込まれた一対の
胴フラップEFを挟み付け、また、この際、ヒータ84
が発熱されていることで、一対の胴フラップEFは互い
にヒートシールされる。この後、駆動レバー108が元
の位置に向けて復動回動すると、押しねじ109とピン
111との当接が解除される結果、連携レバー110は
引張りコイルばね116の付勢力を受けて元の位置まで
復帰回動し、これに伴い、支持ブラケット106を介し
て外側胴フラップタッカー74は被包装品A0から離れ
るともに直動ガイド90に案内されながら元の位置まで
戻る。
【0034】なお、非常停止時などにあっては、エアシ
リンダ115が伸張されることにより、コネクティング
ガイド113を介して連携レバー110が反時計方向に
回動される結果、外側胴フラップタッカー74は被包装
品A0から大きく離れることができ、そのヒータ84の
熱で被包装品A0が変形するのを防止することができ
る。
【0035】第1回転角位置P1での上述した胴フラッ
プEFの折り込み及びヒートシールの結果、図9に示さ
れているように被包装品A0はその左右のサイドを除
き、胴折りシートUFにより覆われた状態となる。それ
故、胴折りシートUFには被包装品A0の左右の側面か
ら突出した一対のサイドリングSRがそれぞれ形成さ
れ、これらサイドリングSRは矩形形状となっている。
【0036】この後、ターレット2が60°だけ更に間
欠回転されると、第1回転角位置P1に次のポケット2
0内の被包装品A0が胴折りシートUFとともに位置付
けられ、その胴折りシートUFに対して胴フラップEF
の折り込み及びヒートシールが同様にして行われる。一
方、第1回転角位置P1にあったポケット20は第2回
転角位置P2(入口回転角位置PINから120°の位
置)に位置付けられ、この第2回転角位置P2にて、図
9に示されているように左右一対ずつのサイド折り上げ
タッカー120が被包装品A0の対応する側の側面に沿
いその両端側から進出する結果、左右の各サイドリング
SRはその両端部の折り込みに伴い、一対のサイドフラ
ップSFに形成されると同時に、一方のサイドフラップ
SF即ち第1回転角位置P1側に位置するサイドフラッ
プSFの折り上げが行われる。図9から明らかなように
サイド折り上げタッカー120はその下面が第2回転角
位置にある被包装品A0の下面と同一面内に位置付けら
れたブーツ形状の板材からなっている。即ち、サイド折
り上げタッカー120の下部はサイドリングSRの端部
に向けて先細状に突出し、その先端が円弧面となってい
る。
【0037】上述した左右一対ずつのサイド折り上げタ
ッカー120は同様なサイドフラップ折り上げ装置によ
り駆動されるものとなっており、以下には、図10を参
照しながら、その一方の側のサイドフラップ折り上げ装
置124について説明する。サイドフラップ折り上げ装
置124は支持プレート126を備えており、この支持
プレート126はターレット2の一方の側のサイドフレ
ーム12に対し、その外側にて平行に離間対向し、且
つ、ターレット2の回転方向Cでみて第2回転角位置P
2よりも下流側に位置付けられている。なお、支持プレ
ート126の支持構造に関しては後述する。
【0038】支持プレート126の外面には転動型の直
動ガイド128,130、即ち、それらのガイドレール
132,134が設けられており、これらガイドレール
132,134はターレット2の径方向に離間し且つ第
2回転角位置P2にある被包装品A0と平行に延びてい
る。直動ガイド128,130のスライダ136,13
8にはホルダ140,142がそれぞれ取り付けられて
おり、これらホルダ140,142に前述した一対のサ
イド折り上げタッカー120がそれぞれ取り付けられて
いる。詳しくは、各ホルダ140,142は第2回転角
位置P2に向けて互いに平行に延びており、その第2回
転角位置P2側の端部に連結プレート片144の一端が
一対の連結ねじ146を介してそれぞれ固定されてい
る。図11及び図12から明らかなように各連結プレー
ト片144は対応する側のサイド折り上げタッカー12
0に向けて延び、そして、その他端がサイド折り上げタ
ッカー120に一体的に連結されている。従って、一対
のサイド折り上げタッカー120は対応する側のホルダ
及び直動ガイドを介して支持プレート126に支持され
ている。
【0039】支持プレート126の外面には、ホルダ1
40,142間に位置して揺動レバー148が配置され
おり、この揺動レバー148はその中央部が回動軸15
0を介して支持プレート126に回動自在に支持されて
いる。揺動レバー148の一端からは直動ガイド128
と平行にしてリンクロッド152が延びており、このリ
ンクロッド152は一方のホルダ140に連結されてい
る。一方、揺動レバー148の他端からは直動ガイド1
30と平行にしてリンクロッド156が一体的に延び、
このリンクロッド156の先端が他方のホルダ142に
連結されている。また、揺動レバー148の他端にはコ
ネクタ154が連結されており、このコネクタ154に
はエアシリンダ158のピストンロッド160が連結さ
れている。エアシリンダ158は支持プレート126の
外面にて、直動ガイド128の下方に位置して配置され
ており、そのピストンロッド160は直動ガイド12
8,130と平行に延びている。
【0040】上述したサイドフラップ折り上げ機構12
4によれば、ターレット2の間欠回転に伴い、第1回転
角位置P1にあった被包装品A0が第2回転角位置P2に
位置付けられたとき、一対のサイド折り上げタッカー1
20は図10中に実線で示す休止位置、より詳しくは、
タッカー2の径方向でみて、第2回転角位置P2にある
ポケット20内の被包装品A0の外側にそれぞれ位置付
けられている。このような状態からエアシリンダ158
のピストンロッド160が収縮されると、この収縮はコ
ネクタ154を介して揺動レバー148を回動させる。
つまり、図10でみて揺動レバー148は反時計方向に
回動されることになる。このような揺動レバー148の
回動はリンクロッド152,156を介してホルダ14
0,142を互いに近接する方向に引き付けることか
ら、これらホルダ140,142がその直動ガイド12
8,130に案内されながら移動され、一対のサイド折
り上げタッカー120は休止位置から図10中2点鎖線
で示すように互いに近接する方向に移動する。この結
果、図9、図11及び図12に示されているように胴折
りシートUFの一方のサイドリングSRはその両端部が
折り込まれて、一対のサイドフラップSFに形成され、
そして、一方のサイドフラップSFの折り上げが行われ
る。
【0041】この後、ターレット2が間欠回転される過
程にて、エアシリンダ158のピストンロッド160が
伸張され、一対のサイド折り上げタッカー120は次の
被包装品A0が第2回転角位置P2に達する前に図10中
に実線で示した休止位置まで復帰することができる。従
って、第2回転角位置P2に位置した次の被包装品A0に
関し、その一方のサイドフラップSFの折り上げが同様
にして行われる。
【0042】一方、第2回転角位置P2にあった被包装
品A0はそのポケット20とともに出口回転角位置PEX
に位置付けられ、この過程にて、図9に示されるように
左右の他方のサイドプラップSFに関して、その折り込
みが行われる。ここでも、他方のサイドフラップSFは
それぞれ同様な折り込み機構170により実施され、そ
の一方の側の折り込み機構170は図10〜図12に併
せて示されている。
【0043】折り込み機構170は、第2回転角位置P
2から出口回転角位置PEXに亘って延びるタッカープレ
ート172を備えており、このタッカープレート172
はその上縁が一対のサイド折り込みタッカー120の直
下をその往復動経路に沿って延びている。タッカープレ
ート172は、第2回転角位置P2側に位置した可動タ
ッカープレート174と固定プレート176とに分割さ
れており、第2回転角位置P2に被包装品A0が位置付け
られているとき、可動タッカープレート174の上縁1
78は被包装品A0の側面の直下をその側面に沿って延
びている。
【0044】可動タッカープレート174の下縁及び固
定プレート176の上縁は図10に破線で示すように櫛
歯状にぞれぞれ形成されており、これらの櫛歯部は可動
タッカープレート174の上縁178と直交する方向か
ら互いに噛み合った状態にある。図11に示されている
ように可動タッカープレート174は前述した支持プレ
ート126に連結部材180を介して相互に連結され、
支持プレート126の移動に伴い、固定プレート176
との噛み合いを維持しながら第2回転角位置P2にある
ポケット20の側方を移動することができる。ここで、
支持プレート126は前述したように一対のサイド折り
上げタッカー120もまた支持していることから、支持
プレート126が移動されると、一対のサイド折り上げ
タッカー120もまた第2回転角位置P2にあるポケッ
ト20の側方を移動することになる。
【0045】上述したような可動タッカープレート17
4を備えていれば、第2回転角位置P2から出口回転角
位置PEXに向けて被包装品A0が移動するとき、その他
方のサイドフラップSFは図9に示したように可動タッ
カープレート174の上縁にて上方に向けて折曲され、
その折り込みはサイドフラップSFが可動タッカープレ
ート174の内面と被包装品A0の側面との間、そし
て、固定プレート176の内面と被包装品A0との間に
て挟持される結果、被包装品A0が出口回転角位置PEX
に達しても維持される。
【0046】なお、この際、折り上げ状態にある一方の
サイドフラップSFもまた可動タッカープレート174
及び固定プレート176の内面に沿って案内される。ま
た、出口回転角位置PEXに被包装品A0が位置付けられ
たとき、そのポケット20の固定羽根22は入口回転角
位置PINにあるポケット20の固定羽根22と同一の面
内、即ち、前述した搬入経路4と同一レベルに位置付け
られている。
【0047】支持プレート126の移動は、図13に示
す支持プレート調整機構200によって行われるものと
なっており、以下、支持プレート調整機構200につい
て説明する。なお、上述の説明から明らかなように支持
プレート126は左右に一対備えてられているが、これ
ら支持プレート126はその調整機構200により連動
して移動することができる。
【0048】各支持プレート126の外面には軸受20
2が一対ずつ備えられており、これら軸受202には支
持シャフト204がそれぞれ貫通されている。これら支
持シャフト204は左右一対の搬出フレーム206から
それぞれ延びており、その基端部が対応する搬出フレー
ム206に固定されている。従って、各支持プレート1
26は一対の軸受202を介して支持シャフト204に
摺動自在に支持されている。なお、図13中、搬出フレ
ーム206は一部切り欠いて示されているが、これら搬
出フレーム206はターレット2の出口回転角位置PEX
側に位置し、互いに平行にして立設されている。
【0049】図14に示されているように一対の支持プ
レート126間にはクロスプレート208が水平にして
掛け渡されており、このクロスプレート208は支持プ
レート126を相互に連結している。従って、一対の支
持プレート126は互いに連動して移動することができ
る。クロスプレート208の中央には貫通孔(図示しな
い)が形成されているとともに、クロスプレート208
には貫通孔と同軸上に位置してナット部材210が固定
されている。これら貫通孔及びナット部材210には送
りねじ212のねじ部が挿通され、このねじ部はナット
部材210に螺合されている。送りねじ210の一端に
はノブ214が取り付けられており、その他端からは延
長軸部216が延びている。この延長軸部216の先端
部は軸受ホルダ218の上部を貫通し、この軸受ホルダ
218に回転自在に支持されている。
【0050】軸受ホルダ218の下部にはガイドロッド
220が貫通されており、このガイドロッド220は水
平に延び、そして、その両端部がガイドスリーブ222
を介して一対の搬出フレーム206を貫通している。即
ち、ガイドロッド220の両端部はガイドスリーブ22
2を介して対応する搬出フレーム206に支持されてい
る。
【0051】更に、軸受ホルダ218の上面にはロック
レバー224が備えられており、このロックレバー22
4はその回動操作により、軸受ホルダ218内の止めね
じ226(図14参照)を送りねじ212の延長軸部2
16に対して進退させることができる。つまり、ロック
レバー224の回動操作により、止めねじ226を延長
軸部216に押し付けることで、送りねじ212の回転
を阻止することができ、その押し付けを解除すれば送り
ねじ212の回転が可能となる。
【0052】上述した支持プレート調整機構200によ
れば、ロックレバー224によるロックを解除した状態
で、ノブ214を介して送りねじ212を回転させれ
ば、クロスプレート208をその送りねじ212の軸線
方向に変位させることができ、これにより、一対の支持
プレート126が連動して移動する結果、第2回転角位
置P2にある被包装品A0の厚さに応じて支持プレート1
26の位置を調整することができる。即ち、被包装品A
0における幅の大きさに拘わらず、支持プレート126
の移動調整により、可動タッカープレート174の上縁
178及び一対のサイド折り上げフラップ120の下面
を第2回転角位置P2にある被包装品A0の側面に関し、
その下側となる下縁に沿って正確に位置付けることがで
きる。なお、図10及び図13において、可動タッカプ
レート174及びサイド折り上げフラップ120は、固
定プレート176側に最も移動した状態、つまり、最大
許容厚さを有する被包装品A0に適合した状態で示され
ている。
【0053】再度、図13を参照すると、左右一対の搬
出フレーム206の下部にはこれら搬出フレーム206
間に亘ってガイドロッド228が水平に配置されてお
り、このガイドロッド228は前述したガイドロッド2
20と同様に、その両端がガイドスリーブ230を介し
て左右の搬出フレーム206に支持されている。また、
左右の搬出フレーム206からは連結プレート231が
それぞれターレット2側に延びており、各連結プレート
231は対応する側の固定プレート176に連結されて
いる。従って、各固定プレート176は搬出フレーム2
06に支持された状態にある。
【0054】更に、左右一対の搬出フレーム206間に
は3本の送りねじ軸232が配置されており、これら送
りねじ軸232のうちの2本は図13から明らかなよう
にガイドロッド220,228の近傍に位置付けられ、
その残りの1本はターレット2とは反対側に位置した搬
出フレーム206の端部に位置付けられている。各送り
ねじ軸232の両端部にはねじ部234,236がそれ
ぞれ形成されているが、一方のねじ部234は右ねじ、
他方のねじ部236は左ねじとなっている。各送りねじ
軸232の左右のねじ部234,236は、対応する側
の搬出フレーム206に固定されたナット部材238,
240にそれぞれ螺合され、その搬出フレーム206の
外側に突出されている。図15を参照すると、3本の送
りねじ軸232のうち、最も下側に位置した送りねじ軸
232が示されている。各送りねじ軸232の一端部に
はスプロケット242がそれぞれ取り付けられており、
これらスロケット242にはチェーン244が掛け回さ
れている。
【0055】そして、図15に示した送りねじ軸232
の一端にはノブ246が取り付けられており、このノブ
246により、その送りねじ軸232を回転させること
ができ、この送りねじ軸232の回転がスプロケット2
42及びチェーン244を介して他の2本の送りねじ軸
232に伝達される結果、これら送りねじ軸232もま
た連動して回転されることになる。このようにして3本
の送りねじ軸232が連動して回転されると、左右一対
の搬出フレーム206は上下一対のガイドロッド22
0,228に案内されながら互いに接離する方向(図1
5中の矢印J方向)に移動される。この結果、これら搬
出フレーム206間の間隔が調整される。
【0056】ここで、左右一対の搬出フレーム206に
は前述したように支持シャフト202及び一対ずつの軸
受202を介して左右一対の支持プレート126がそれ
ぞれ支持されているので(図14参照)、搬出フレーム
206間の間隔が調整されることは、左右一対の支持プ
レート126間の間隔、即ち、これら左右の支持プレー
ト126に対してそれぞれ支持されている左右の可動タ
ッカープレート174間の間隔や、左右一対ずつのサイ
ド折り上げタッカー120間の間隔、更には搬出フレー
ム206に支持されている左右の固定プレート176間
の間隔が調整されることを意味している。この結果、こ
れらの間隔を被包装品A0の幅Wに応じて調整すること
ができ、被包装品A0の幅が異なる場合にあっも、その
被包装品A0に対し、左右のタッカープレート172
(可動タッカープレート174及び固定プレート17
6)及び左右の一対ずつのサイド折り上げタッカー12
0を適切な位置に位置決めすることができる。
【0057】左右の搬出フレーム206内には、ターレ
ット2から排出される被包装品A0を案内するため、前
述した搬出経路12が形成されており、この搬出経路1
2はターレット2の出口回転角位置PEXの近傍から水平
に延びている。図15に示されているように搬出経路1
2は左右一対のアッパ搬出ガイド250と、左右一対の
ロア搬出ガイド252とからなり、一対のアッパ搬出ガ
イド250はその下面がガイド面として形成されたプレ
ート部材である。各アッパ搬出ガイド250はブラケッ
ト254を介して対応する側の搬出フレーム206に支
持されており、これらアッパ搬出ガイド250の下面、
即ち、そのガイド面は出口回転角位置PEXにあるポケッ
ト20の固定羽根22と同一レベルに位置付けられてい
る。
【0058】一方、図15から明らかなように左右のロ
ア搬出ガイド252はアングル部材からなり、その上面
がガイド面として形成されている。各ロア搬出ガイド2
52のガイド面は同一の水平面内に位置し、また、対応
する側のアッパ搬出ガイド250のガイド面に対しては
下方に離間対向した状態にある。また、左右のアッパ及
びロア搬出ガイド250,252の外側の側縁及び側面
は同一の垂直面内にあり、これら垂直面間の間隔は被包
装品A0の幅寸法に設定されている。
【0059】各ロア搬送ガイド252と対応する側の搬
出フレーム206との間には昇降プレート256がそれ
ぞれ配置されており、各昇降プレート256はその一端
が対応する側のロア搬送ガイド252の中央下端に連結
されている。これら昇降プレート256は一旦下方に折
曲された後、ターレット2に向けて水平に延びている。
【0060】各昇降プレート256の両端からはガイド
ロッド258が下方に向けて延びており、これらガイド
ロッド258は昇降ガイド260を摺動自在に貫通して
いる。これら昇降ガイド260は搬出フレーム206に
固定されている。各昇降プレート256の中央部にはそ
の下面にナット部材262が固定されており、これらナ
ット部材262は対応する側の搬出フレーム206の内
面に対し、回転不能ではあるが上下方向に摺動自在にし
て係合されている。各ナット部材262には送りねじ軸
264がそれぞれ螺挿されており、これら送りねじ軸2
64は上下方向に延び、その上端部が昇降プレート25
6を貫通している。図16に示されているように各送り
ねじ軸264の下端にはねじ歯車266がそれぞれ取り
付けられており、これらねじ歯車266はギヤ軸268
に取り付けたねじ歯車270にそれぞれ噛み合ってい
る。ギヤ軸268は左右一対の搬出フレーム206間に
亘って水平に延び、その両端が対応する側の搬出フレー
ム206に回転自在に貫通して支持されている。ギヤ軸
268の一端にはノブ272が取り付けられており、こ
のノブ272を介してギヤ軸268を回転させることが
できる。このようにしてギヤ軸268が回転されると、
ねじ歯車266,270の噛み合いを介して左右の送り
ねじ軸264が回転される結果、左右の昇降プレート2
56は連動して昇降し、これにより、左右のロア搬送ガ
イド252、つまり、それらのガイド面の高さレベルを
調整することができる。従って、被包装品A0の厚さに
応じて、アッパ搬出ガイド250とロア搬出ガイド25
2との間の間隔を調整することができる。つまり、出口
回転角位置PEXに被包装品A0が位置付けられたとき、
その下面に対して左右一対のロア搬出ガイド252のガ
イド面を同一のレベルに位置付けることができる。
【0061】更に、左右一対の搬出フレーム206内に
は、出口回転角位置PEXにある被包装品A0をそのポケ
ット20から前述した搬出経路12に排出するための搬
出装置274が配置されており、この搬出装置274の
詳細は図17に示されている。搬出装置274は、左右
一対の搬出フレーム206間に配置された基台276を
備えており、この基台276は搬出経路12の下方をそ
の搬出経路12に沿って延びている。なお、搬出フレー
ム206の下部に位置するガイドロッド228、送りね
じ軸232及びギヤ軸268は、基台276を貫通して
延びており、図15には基台276を貫通する送りねじ
軸232が示されている。
【0062】基台276の上面にはガイドレール278
が設けられており、このガイドレール278には、搬出
経路12に沿って離間した前後一対のスライダ280が
設けられており、これらスライダ280上にキャリッジ
282が配置されている。キャリッジ282の一側縁に
はスライダ280間に位置して駆動プレート284が取
り付けられており、この駆動プレート284は基台27
6の側方を下方に向けて延びている。基台276の下方
には揺動レバー286が配置されており、この揺動レバ
ー286は上下方向に延び、その下端が回転自在に支持
されている。揺動レバー286の上端と駆動プレート2
84の下端とはリンクロッド288を介して相互に連結
されている。揺動レバー286の近傍には駆動ディスク
290が垂直にして配置されており、この駆動ディスク
290は図示しない駆動源により図17でみて反時計方
向に一定速度で回転することができる。駆動ディスク2
90の外周部にはクランクレバー292の一端が連結さ
れており、その他端は揺動レバー286の中間部に連結
されている。
【0063】図17に示す状態から駆動ディスク290
が反時計方向に1回転されると、クランクレバー292
を介して揺動レバー286が往復回動し、この往復回動
に伴い、リンクロッド288及び駆動プレート284を
介してキャリッジ282が所定のストロークで往復動す
る。ターレット2側に位置したキャリッジ282の端部
には左右一対の排出ハンド294が設けられており、こ
れら排出ハンド294はプレートからなり、ターレット
2内に向けて延びている。より詳しくは、左右一対の排
出ハンド294はターレット2内にて、固定羽根22及
び可動羽根24の両側縁と対応する側のサイドフレーム
12との間の間隙296(図5参照)内を延びている。
それ故、排出ハンド294がターレット2の回転を妨げ
ることはない。各排出ハンド294の先端部は上方に向
けて折り曲げられ、排出爪298として形成されてい
る。図17中、実線で示す位置にあるとき、これら排出
爪298は出口回転角位置PEXにあるポケット20の一
対の可動爪30よりも奥側に位置付けられており、ま
た、排出爪298の上端はそのポケット20における固
定羽根22の直下に位置付けられている。
【0064】また、キャリッジ282の上方には昇降台
300が水平にして配置されており、この昇降台300
は前後一対のガイドロッド302に昇降自在に取り付け
られている。これらガイドロッド302はキャリッジ2
82の上面にそれぞれ立設されている。昇降台300の
下面にはブラケット304が固定されており、このブラ
ケット304にはガイドスロット306が水平にして形
成されている。一方、キャリッジ282上にはロータリ
シリンダ308が配置されており、このロータリシリン
ダ308の出力軸には回動レバー310の基端が取り付
けられている。回動レバー310は上方に向けて延びて
おり、その先端に取り付けられたピン312がブラケッ
ト304のガイドスロット306に摺動自在にして嵌合
されている。図17に示す状態にあるとき、回動レバー
310は起立しており、ブラケット304を介して昇降
台300を押し上げた状態にある。
【0065】昇降台300の上面には前後一対の搬出爪
314が設けられており、これら搬出爪314と前述し
た排出爪298とは同一の間隔を存して位置付けられて
いる。ここで、これらの間隔は被包装品A0の許容最大
長さよりも大きく設定されている。図15に示されてい
るように搬出314は、左右のアッパ及びロア搬出ガイ
ド250,252間に位置しており、図17に示す状態
にあるとき、搬出爪314の上端は排出爪298の上端
と同一のレベルに位置付けられている。
【0066】上述した搬出装置274によれば、キャリ
ッジ282が図17でみて左方に往動されると、この往
動に伴い、左右一対の排出爪298及び前後の搬出爪3
14また左方に移動される。従って、左右一対の排出爪
298は、出口回転角位置PEXにある被包装品A0の奥
側の端面に当接し、この被包装品A0を搬出経路12に
向けて押し出すことができ、これにより、被包装品A0
は搬出経路12のアッパ及びロア搬出ガイド250,2
52に案内されながら搬出経路12上の第1搬出位置P
s1まで移動する。左右のロア搬出ガイド252におい
て、そのターレット2側の端部にはその先端から所定の
長さに亘ってスリット(図示しない)がそれぞれ形成さ
れており、これらスリット内に排出ハンド294が進入
することで、排出ハンド294とロア搬出ガイド252
との干渉が防止されている。
【0067】キャリッジ282が復動すると、一対の排
出爪298は図17中実線で示す元の位置まで戻ること
になるが、この際、前述したロータリシリンダ308は
回動レバー310を図17でみて時計方向に90°だけ
回転させる。このような回動レバー310の回動はその
ピン312を介してブラケット304を下方に押し下げ
ることから、昇降台300は所定の位置まで降下し、昇
降台300の一対の搬出爪314はその上端が搬出経路
12、即ち、そのロア搬出ガイド252の案内面よりも
下方に位置付けられる。従って、昇降台300の搬出爪
314は、搬出経路12上に排出された被包装品A0と
干渉することなく、キャリッジ282とともに復動する
ことができ、その被包装品A0はその第1搬出位置PS1
に留まることになる。
【0068】なお、後述するように出口回転角位置PEX
にあるポケット20から搬出経路12上に被包装品A0
が排出されるとき、その排出過程にて、その胴折りシー
トUFの折り上げ状態にある一方のサイドフラップSF
が折り戻され、そして、被包装品A0は第1搬出位置PS
1にて、その一方のサイドフラップSFが他方のサイド
フラップSFと重なり合うようにして折り込まれると同
時に、これらがヒートシールされる結果、被包装品A0
はフィルムシートFSにより完全に包装された包装品A1
となる。
【0069】この後、次の被包装品A0が出口回転角位
置PEXに位置付けられると、一対の排出爪298及び一
対の搬出爪314は同様にして往復動し、この往復動に
伴い、第1搬出位置Ps1にある包装品A1は一方の搬出
爪314により押し出されて次の第2搬出位置PS2まで
移動し、そして、空となった第1搬出位置PS1に出口回
転角位置PEXから排出された被包装品A0が位置付けら
れる。
【0070】上述した動作を順次繰り返すことにより、
ターレット2から搬出経路12上に順次被包装品A0が
排出され、そして、この搬出経路12上の包装品A1は
間欠的に搬送される。前述した搬出経路12において、
その左右のアッパ搬出ガイド250にはターレット2側
に位置した端部にプレートからなる折り戻し片316が
それぞれ取り付けられており(図13及び図15参
照)、これら折り戻し片316の下面はアッパ搬出ガイ
ド250の下面、即ち、そのガイド面と同一のレベルに
位置付けられている。図9に具体的に示されているよう
に折り戻し片316は、矩形プレートの1つの角部を垂
直に折り返して得られ、その三角状をなす折り返し部3
18は、出口回転角位置PEXに被包装品A0が位置付け
られたとき、その胴折りシートUFの折り上げ状態にあ
る一方のサイドフラップSFの端縁と対向するようにな
っており、また、その対向面は湾曲面に形成されてい
る。
【0071】上述した折り戻し片316が搬出経路12
の始端に左右一対備えられてれば、出口回転角位置PEX
から被包装品A0が搬出経路12に向けて排出されると
き、その胴折りシートUFの折り上げ状態にあるサイド
フラップSFは対応する側の折り戻し片316の折り返
し部318に案内され、ほぼ水平に折り戻されることに
なる。ここで、左右の折り戻し片316は、搬出フレー
ム206に支持されているアッパ搬出ガイド250に取
り付けられているので、これら折り戻し片316間の間
隔もまた左右の搬出フレーム206間の間隔調整に伴
い、被包装品A0の幅に応じて調整されることになる。
【0072】前述した第1搬出位置PS1の両側には左右
一対の1次ヒートシール装置がそれぞれ配置されてお
り、図18には一方の側の1次ヒートシール装置320
が示されている。この1次ヒートシール装置320は、
搬出フレーム206の外面から突出した上下一対のブラ
ケット322を備えており、これらブラケット322間
にガイドロッド324が延びている。このガイドロッド
324の上端及び他端は上下のブラケット324にそれ
ぞれ支持されている。
【0073】ガイドロッド324には上下一対の昇降部
材326,328がそれぞれ昇降自在にして取り付けら
れており、これら昇降部材326,328は一対のリン
ク330を介して相互に連結されている。従って、一対
の昇降部材326,328は連動して昇降することがで
きる。一方、搬出フレーム206の外面には、下側のブ
ラケット322よりも下側に位置してエアシリンダ33
2が配置されており、このエアシリンダ332のピスト
ンロッド334が下側の昇降部材328に連結されてい
る。従って、一対の昇降部材326,328はエアシリ
ンダ332により支持された状態にある。
【0074】図18から明らかなように昇降部材32
6,328は搬出フレーム206に形成した開口を通じ
て搬出経路12に向けて延びている。上側の昇降部材3
26の先端にはヒータ336を内蔵した折り込みタッカ
ー338が取り付けられており、下側の昇降部材328
の先端にガイド340が取り付けられている。図示の状
態にあるとき、ガイド340は第1搬出位置Ps1にある
被包装品A0の側面を案内しており、そのガイド340
の直上に折り込みタッカー340が位置付けられてい
る。なお、ガイド340及び折り込みタッカー340は
搬出経路12に沿って延びている。
【0075】図示の状態からエアシリンダ332のピス
トンロッド334が収縮されると、上下の昇降部材32
6,328を介して折り込みタッカー338及びガイド
340が連動して下降する。従って、折り込みタッカー
338は、第1搬出位置Ps1の被包装品A0に対し、既
に折り戻されている一方のサイドフラップSFをその他
方のサイドフラップSFに重ね合わせるようにして折り
込み、そして、そのヒータ336に通電される結果、こ
れらサイドフラップSFのヒートシールが行われ、この
時点で、被包装品A0は完全に包装される。ここで、折
り込みタッカー338による折り込みの際、ガイド34
0は他方のサイドフラップSFの折り込み状態を維持し
ながら下降するので、一方のサイドフラップSFはその
折り込みにより、他方のサイドフラップSF上に確実に
重ね合わされる。この後、折り込みタッカー338及び
ガイド340は元の位置まで上昇して待機する。
【0076】更に、前述した第2搬出位置Ps2の両側に
は左右一対の2次ヒートシール装置がそれぞれ配置され
ており、図19には一方の側の2次シートシール装置3
50が示されている。この2次ヒートシール装置350
は、搬出フレーム206の外面から突出するブラケット
352を備えており、このブラケット352の上方には
アームプレート354が配置されている。このアームプ
レート354はブラケット352に対して一対のリンク
356,358を介して連結されており、一方のリンク
356はその下端が軸360に取り付けられている。こ
の軸360はブラケット352を回転自在に貫通してブ
ラケット352から突出されている。一方、ブラケット
352にはエアシリンダ362の下端部が回転自在に支
持されており、そのピストンロッド364の先端は駆動
レバー366を介して軸360の突出端に連結されてい
る。
【0077】図19から明らかなようにアームプレート
354は搬出フレーム206の開口を通じて搬出経路1
2に向けて延びており、その先端にヒータ368を内蔵
したヒートシーラー370が取り付けられている。図1
9に示す状態からエアシリンダ362のピストンロッド
364が伸張されると、駆動レバー366を介して軸3
60が回転される結果、一方のリンク356が回動し、
これにより、ヒートシーラー370は第2搬出位置PS2
に到達した包装品A1のサイドフラップSFに押し付け
られ、そのサイドフラップSFに対して2次ヒートシー
ルを行う。この後、ヒートシーラー370は元の位置ま
で復帰して待機する。
【0078】前述した1次ヒートシール装置320及び
2次ヒートシール装置350にあっても、その折り込み
タッカー338やガイド340、また、ヒートシーラー
370は搬出フレーム206側に支持されているので、
左右の搬出フレーム206間の間隔が調整されること
で、それらの位置を被包装品A0の幅に応じて正確に位
置決めすることができる。
【0079】この発明は上述した一実施例に制約される
ものではなく、種々の変形が可能である。例えば、各種
の部材や部位は図示した形状や構成に限るものではな
く、その具体的な形状や構成はこの発明の作用が実施可
能な範囲で変更することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように請求項1のターレッ
ト型上包み機によれば、種々の大きさの被包装品に対し
ても、部品の交換を伴うことなく各部の調整を行うだけ
で、その包装が可能となり、汎用性に優れたものとな
る。請求項2の上包み機によれば、各部の調整が当時に
実施されるので、その調整を迅速且つ簡単に行え、被包
装品の切換えに容易に対応することができる。
【0081】請求項3の上包み機によれば、被包装品の
厚さに拘わらず、その被包装品が第2回転角位置から出
口回転角位置に向けて移動し始めると同時に、サイドフ
ラップの折り込みを開始でき、その折り込みを安定して
行うことができる。請求項4の包装方法によれば、種々
の大きさの被包装品に対しても容易に適用可能なターレ
ット型上包み機を簡単にして得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターレット型上包み機の概略正面図である。
【図2】上包み機内での被包装品及びフィルムシートの
流れを示した概略図である。
【図3】包装品を示した斜視図である。
【図4】一部を2点鎖線で示したターレットの側面図で
ある。
【図5】ターレットの横断面図である。
【図6】ポケットの可動爪を示した背面図である。
【図7】ターレットの一部を示した縦断面図である。
【図8】胴シール装置を示した側面図である。
【図9】胴折りシールの折り込み手順を示した斜視図で
ある。
【図10】サイドフラップの折り上げ装置を示した側面
図である。
【図11】図10の装置の背面図である。
【図12】図10の装置の平面図である。
【図13】ターレットに隣接する搬出側を示した図であ
る。
【図14】支持プレート調整機構を示した平面図であ
る。
【図15】左右一対の搬出フレーム間の縦断面図であ
る。
【図16】ロア搬出ガイドのレベル調整機構を示した図
である。
【図17】搬出装置を示した概略側面図である。
【図18】1次ヒートシール装置を示した図である。
【図19】2次ヒートシール装置を示した図である。
【符号の説明】
2 ターレット 20 ポケット 32 スクリュー軸(第1調整手段) 46 スクリュー軸(第1調整手段) 70 胴シール装置(胴シール手段) 124 サイドフラップ折り上げ装置 172 タッカープレート(サイドフラップ折り込み手
段) 212 送りねじ(第4調整手段) 232 送りねじ軸(第2調整手段) 264 送りねじ軸(第3調整手段) 316 折り戻し片(サイドフラップ折り戻し手段) 320 1次ヒートシール装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なターレットと、 前記ターレットに周方向に等間隔を存して備えられ、前
    記ターレットの回転に伴って所定の入口回転角位置に位
    置付けられたときに包装シートとともに箱状の被包装品
    を受け入れるとともに、包装シートを被包装品の外面に
    沿ってU字状に胴折りした胴折りシートに形成する複数
    のポケットと、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが前記入口
    回転角位置から第1回転角位置に位置付けられたとき、
    前記胴折りシートの一対の胴フラップを順次折り込み、
    互いに重ね合わせて接着する胴シール手段と、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが前記第1
    回転角位置から第2回転角位置に位置付けられたとき、
    前記胴折りシートの左右の各サイドの両端部を折り込
    み、各サイドに一対のサイドフラップを形成するととと
    もに一対のサイドフラップのうちで前記第1回転角位置
    側に位置した側の一方のサイドフラップを折り上げるサ
    イドフラップ折り上げ手段と、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが前記第2
    回転角位置から出口回転角位置に向けて移動する際、一
    対のサイドフラップの他方のサイドフラップを折り込む
    サイドフラップ折り込み手段と、 前記出口回転角位置に位置付けられたポケット内から前
    記胴折りシートに包まれた半包装品が前記ターレットの
    外側を延びる所定の搬出経路上に排出される過程にて、
    前記一方のサイドフラップを折り戻すサイドフラップ折
    り戻し手段と、 前記搬出経路上の所定位置に前記半包装品が位置付けら
    れたとき、前記一方のサイドフラップを前記他方のサイ
    ドフラップ上に折り込み互いに重ね合わせて接着するサ
    イドシール手段と、 前記被包装品の長さ及び厚さに対応した前記各ポケット
    の奥行き及び内法をそれぞれ調整する第1調整手段と、 前記サイドフラップ折り上げ手段、前記サイドフラップ
    折り込み手段、前記サイドフラップ折り戻し手段及び前
    記サイドシール手段が前記胴折りシートに対して前記作
    用をなす各作用位置を前記被包装品の幅に応じて調整す
    る第2調整手段と、 前記出口回転角位置に対する前記搬出経路のレベル位置
    を前記被包装品の厚みに応じて調整する第3調整手段と
    を具備したことを特徴とするターレット型上包み機。
  2. 【請求項2】 前記第2調整手段は前記各作用位置を連
    動して同時に調整可能であることを特徴とする請求項1
    に記載のターレット型上包み機。
  3. 【請求項3】 前記第2回転角位置に対する前記サイド
    フラップ折り込み手段の前記作用位置を前記被包装品の
    厚さに応じて調整する第4調整手段を更に備えているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のターレット型上
    包み機。
  4. 【請求項4】 ターレットのポケットが入口回転角位置
    にあるとき、前記ポケット内に包装シートとともに被包
    装品を挿入するとともに、前記包装シートを前記被包装
    品の外面に沿ってU字形に胴折した胴折りシートに形成
    する工程と、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが第1回転
    回角位置に位置付けられたとき、前記胴折りシートの一
    対の胴フラップを順次折り込んで重ね合わせ、互いに接
    着する工程と、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが前記第1
    回転角位置から第2回転角位置に位置付けられたとき、
    前記胴折りシートにおける左右の各サイドに対し、その
    両端部を折り込んで各サイドに一対のサイドフラップを
    それぞれ形成するとともに、一対のサイドフラップのう
    ちで第1回転角位置側に位置した側の一方のサイドフラ
    ップを折り上げる工程と、 前記ターレットの回転に伴い、前記ポケットが第2回転
    角位置から出口回転角位置に向けて移動する際に、前記
    一対のサイドフラップのうちの他方のサイドフラップを
    折り込む工程と、 前記出口回転角位置にある前記ポケットから半包装品が
    排出される過程にて、前記胴折りシートにおける前記一
    方のサイドフラップを折り戻す工程と、 前記一方サイドフラップを折り込み、前記他方のサイド
    フラップ上に重ね合わせて互いに接着する工程とを具備
    したターレット型上包み機による包装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003095209A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Tokyo Autom Mach Works Ltd ターレット形包装機の包材折り込み方法およびその包材折り込み装置
WO2005087593A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Tokyo Automatic Machinery Works, Ltd. 胴折り包装装置

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