JPH10511927A - 固体の貯蔵上安定な殺菌性プレヨウ素組成物 - Google Patents
固体の貯蔵上安定な殺菌性プレヨウ素組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
固体の貯蔵上安定な殺菌性のプレヨウ素組成物は、固体のヨウ素の酸化化合物、該ヨウ素の酸化化合物のための固体の化学的還元剤、および該組成物の貯蔵中に、周囲の水および/あるいは内因性の水と結合するのに十分な量用いられる固体の乾燥剤をそれぞれ乾燥した固体の混合物として含む。ヨウ素の酸化化合物は、ヨウ素酸、五酸化ヨウ素、ヨウ素酸カリウムおよびヨウ素酸ナトリウムである。好ましい還元剤は、アスコルビン酸、ジヒドロキシフマル酸、チオール糖およびシステインである。好ましい乾燥剤およびヨウ素溶解剤の組合せは、分子量10,000から1,000,000までのポリビニルピロリドンである。該組成物は、無期限に貯蔵上安定である。水を加えることによって、ヨウ素の酸化化合物は、適用においてよく知られている殺菌作用に寄与する発生期のヨウ素に還元される。
Description
【発明の詳細な説明】
固体の貯蔵上安定な殺菌性プレヨウ素組成物
本発明は、殺菌性プレヨウ素組成物、すなわち、ヨウ素を前駆体の形で含む組
成物に関する。この組成物は、水を加えると、殺菌剤として有用な発生期のヨウ
素を生する能力を有する。
発明の背景技術および従来技術
広い様々な非常に効果的な水性のヨウ素を含む殺菌性溶液が知られており、そ
して、広範囲の微生物に対して大量に用いられているにもかかわらず、これらの
商業的な適用には、その基本的な成分であるヨウ素の本来的な化学的性質による
不都合が伴う。
第一に、ヨウ素は揮発性であるために、粉末あるいは溶液のいずれの形態のヨ
ウ素を含む殺菌剤も、昇華および蒸発によりヨウ素を失う傾向にある。従って、
このような殺菌剤は、貯蔵寿命が限られているという特徴を有する。
第二に、その極度の活性のために、ヨウ素は、それが含まれるいずれの水性の
殺菌性組成物中でも他の成分と反応する傾向があり、そのため、該組成物は殺菌
活性を失う。このような反応の副産物、特にヨウ化水素酸は、それ自身の化学的
活性のため、問題が生じる。
利用し得る水性のヨウ素殺菌性調製物の一般的な問題
は、その不安定性である。ゆっくりではあるが確かに、溶液中のヨウ素は、ヨー
ドチンキ中のエタノール、ベタジン(Betadine)中のポリビニルピロリ
ドン、およびウエスコジン(Wescodine)のような非イオン性の界面活
性剤中のエチレンオキサイドおよびアルコールなどのような溶媒和している共成
分を酸化する。
これらの反応で生成したヨウ化物は、最終的に、微生物の細胞壁に浸透しない
トリヨウ化物イオンを形成する。従って、これは、殺菌剤として有効ではない。
さらに、上述のようなヨウ素調製物は、フェノールおよび第四アンモニウム界
面活性殺菌剤のような他の材料、あるいは他の化学的に反応性のある物質と混ぜ
ることができない。もし、混ぜれば、上述のような望ましくない退化的な反応が
起こり、共混合した材料の期待する利益が壊される。
上述の問題を克服することが提案されている(Van Allen U.S.
1.661,640)。それは、ヨウ素担体を乾燥した吸湿性の粉末の形態で調製
、貯蔵、および調剤して、次に、そのヨウ素担体を用いる直前に水を加えて活性
な殺菌性溶液を形成するというものである。
この提案された手順の問題点は、乾燥ヨウ素担体中に含まれるヨウ素化合物が
水の存在に非常に感受性が高いことである。上述のような減成反応は、水のほん
のわずかな量の存在により、触媒される。
実際には、殺菌性化合物は、2つの起源に由来する水に曝される。
第一に、該化合物を貯蔵する容器から水分を完全に除去することは不可能であ
る。この周りの水分は、たとえほんのわずかな量であっても、反応を開始させる
のに十分であり、それによって、ヨウ素担体は、望ましくない産物に変換する。
第二に、反応で水が産物として生成されるので、反応は、一旦始まると、自動
的に触媒される。この内因性の水は、さらに望ましくない減成反応を促進し、し
たがって、反応は、終始増強するペースで起こる。
このような不都合にもかかわらず、やはりヨウ素は非常に効果的で広く用いら
れている殺菌剤である。ヨウ素は、ヒトに対する病原体を含むすべての微生物に
影響力がある。グラム陰性およびグラム陽性の両方の細菌、リケッチア属菌、真
菌、ウイルス、および原生生物はすべて、希釈したヨウ素溶液に曝された後、効
果的に破壊される。
従って、特に軍事上の目的のために、ヨウ素源を商業的な形態で提供すること
が望まれている。すなわち、重量の軽い「プレヨウ素」であって、容易に包含、
貯蔵、そして輸送され、安定で無限の貯蔵寿命を有し、選択された補足的な殺菌
剤と化学反応を起こさず、しかし、水を加えることによって、すぐに発生期のヨ
ウ素を含
む、望ましい殺菌剤の性質のすべてを顕現する殺菌性の組成物に変換するような
「プレヨウ素」である。このような性質によって、プレヨウ素は、ヨウ素殺菌剤
が適する有用な適用に役立つ。
発明者の発明の上述のおよびその他の目的は、固体の貯蔵上安定な殺菌性プレ
ヨウ素組成物を提供することによって達成される。この組成物は、大まかに言え
ば、固体のヨウ素の酸化化合物、該化合物のための固体の水溶性の化学的還元剤
、および固体の乾燥剤を含む。
ヨウ素の酸化化合物は、最終的な殺菌剤にヨウ素含有を供給する。還元剤は、
組成物が水中に置かれたときにヨウ素の酸化化合物からヨウ素を解放する手段を
提供する。固体の乾燥剤は、他の2つの成分を、貯蔵中に偶発的に曝され得る周
囲のあるいは内因性の水分による好ましくない作用から守る。
上述の重要な成分に加えて、組成物中には、pHを調整するための緩衝剤、水
中の成分の溶解度を増加させる溶解剤、および相溶性の共殺菌剤を適当な割合で
含み得る。
従って、固体の形態で無期限に貯蔵され得、しかし、水を加えると、すぐに活
性化され元素状態のヨウ素を含む殺菌剤を生成するよう活性化され、そしてこの
クラスの殺菌剤の望ましい性質を最大限有するプレヨウ素組成物が提供される。
発明の好ましい態様
記載のように、発明者の発明の組成物は、固体の殺菌性の、水性の溶媒に用い
るために設計されたプレヨウ素組成物であって、しかしそのように用いられる前
に少量の水分を含む容器中で、実質的な減成的なトリヨウ化物イオンの形成なし
に貯蔵し得る乾燥状態のプレヨウ素組成物、を含む。該組成物の基本的な成分は
、固体のヨウ素の酸化化合物、該化合物のための固体の水溶性の化学的還元剤、
固体の乾燥剤である。
発明者の殺菌性プレヨウ素組成物に用いるために適切なヨウ素の酸化化合物に
は、酸素原子を含み、そして元素状態のヨウ素を形成するために還元剤と反応し
得ることによって特徴づけられるヨウ素化合物が含まれる。このような化合物の
例は、ヨウ素酸、五酸化ヨウ素、ヨウ素酸カリウムおよびヨウ素酸ナトリウムで
ある。
次亜ヨウ素酸および過ヨウ素酸およびそれらの塩のような他の原子価レベルの
ヨウ素の酸化化合物もまた、理論上用いられ得る。しかし、これらの適用は、そ
の希少性および/あるいは不安定性に鑑みて、純理論的である。
ある面では、五酸化ヨウ素は、本明細書に記載されている組成物に用いられる
好ましいヨウ素の酸化化合物である。その決定されている性質は以下のようなも
の
である。
それは、非吸湿性の乾燥した固体として利用し得る。
長期間安定である。特にそのヨウ素含有物は、揮発もしなければ昇華もしない
。
高い温度でも安定である。
エチルアルコールのような溶媒に溶解し、組成物の他の成分への効果的な適用
が可能になる。
様々な適当な還元剤によって遊離のヨウ素に容易に還元され得、従って、組成
物のヨウ素化剤として作用する。
その塩、特にヨウ素酸カリウムとは対照的に、遊離のヨウ素に還元されたとき
、塩の「塩析」作用によって組成物の共成分の溶解度に悪い影響を与える残余の
派生するいずれの塩も生じさせない。
本明細書に記載の殺菌性組成物中に都合よく取り入れられ得る、緩衝剤、還元
剤、溶解剤、および共殺菌剤を含む広範囲の物質とともに混合され得る。
しかし、以下により詳しく説明するように、ヨウ素酸カリウムおよびヨウ素酸
ナトリウムのようなヨウ素酸の対応する塩もまた、適当な条件下に都合よく用い
られ得る。
本明細書に記載のプレヨウ素組成物の第二の重要な成分である、固体のヨウ素
酸化化合物のための化学的な還元剤に関しては、2つの重要な基準を満足するか
ぎり、
様々な還元剤が用いられ得る。
第一に、還元剤は、所望の結果、すなわちヨウ素の酸化化合物を遊離のヨウ素
に還元することを達成するのに十分な起電力(emf)を有さなければならない
。
第二に、還元剤は、五酸化ヨウ素を遊離のヨウ素に還元するのに十分な量では
あるが、しかし、実質的にその目的のために必要とされる化学量論的な量を越え
ないように用いられなければならない。もし、過剰量が用いられるならば、還元
反応は、遊離のヨウ素の段階を越えて、例えばヨウ化水素酸のようなイオン型の
ヨウ素が生成される段階になる。
ヨウ素の酸化化合物の還元には、酸性の溶媒が必要であるので、還元剤がプロ
トン源を提供し、そのために反応混合物に所望の程度の酸性を与えることが好ま
しい。適当な程度の酸性度は、反応混合物が約pH1から約pH7までを有する
ようなものである。
本目的のために適当な還元剤は、アスコルビン酸、ジヒドロフマル酸、ジチオ
エリトリトールおよびジチオトレイトールのようなチオール糖、システインであ
る。
還元反応は、ヨウ素の酸化化合物の成分によって、2つの経路をとり得る。そ
れは、以下の式によって表される:
ヨウ素の酸化化合物が五酸化ヨウ素である場合、以下の式で例示される
I205+5H2アスコルビン酸塩====4I2+5酸化アスコルビン酸塩+5
H2O
ヨウ素の酸化化合物がヨウ素酸である場合、例示の式は同様である。
ヨウ素の酸化化合物がヨウ素酸の塩、例えばヨウ素酸カリウムである場合、以
下の式で例示される
5KI+KIO3+2H3クエン酸塩====3I2+2K3クエン酸塩+3H2
O
後者の例示では、ヨウ化カリウムに対するクエン酸の作用により生成したヨウ
化水素酸は、明らかに活性な還元剤である。それは、最終的な殺菌性組成物の活
性なヨウ素成分に寄与するという明らかな利点を有する。さらに、クエン酸によ
って供給されるプロトンの1つは、ヨウ素酸カリウムをヨウ素酸に変換するのに
必要である。
両方の例示において、内因性の水が最終産物として生成する。従って、反応は
、水の存在が必要であるために、自触媒作用的である。このようにして生成され
た内因性の水により、反応は完成するまで終始増加するテンポで起こる。
従って、もし組成物が乾燥状態で容器中に貯蔵されるものであれば、内因性の
水および容器中に存在する周りの水分は、存在および/あるいは生成されると同
時に除去されることが重要である。
従って、該組成物のさらなる重要な成分は、周りのあるいは内因性の水分と結
びつき、そしてそれ故に組成物が無期限に貯蔵安定性を有するような十分な量の
適当な乾燥剤である。
従って、用いられる乾燥剤は、1つの特異的な問題に応じなければならない。
一方で、周りのあるいは内因性の水分のすべてが貯蔵中にはなくならなければな
らない。このような水分の存在は、早期の反応を自動触媒する。一方で、ヨウ素
の酸化化合物が元素のヨウ素に還元するのに望まれるような、組成物の使用中に
おいては、水の存在が必要である。
このような異なる状況に用いるための好ましい乾燥剤は、分子量10,000
から1,000,000まで、好ましくは、25,000から100,000までの
ポリビニルピロリドンである。
しかし、無水硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、および塩化カルシウムなど
のような無水無機塩の乾燥剤を含む他の乾燥剤も用い得る。
他の適当な乾燥剤には、
ポリビニルアルコール乾燥剤
アルコールのポリエチレンオキシド誘導体乾燥剤
アルキルエタノールアミン乾燥剤
40℃より大きい融点を有する非イオン性の界面活性乾燥剤
ヨウ素の酸化化合物、還元剤、および乾燥剤に加えて、発明者の殺菌性プレヨ
ウ素組成物に所望の性質を与えるために、いくつかの補足的な成分も含ませ得る
。
特に、ヨウ素は、水性の溶媒にかろうじて溶けるので、使用に際して水を組成
物に加えた時に生成される元素状態のヨウ素に、所望の程度の水溶解度を与える
のに十分な量の溶解剤を用い得る。好ましい溶解剤は、上記で乾燥剤として用い
るとしたポリビニルピロリドンである。従って、この物質は、乾燥剤およびヨウ
素の溶解剤としての2つの機能に役立つ。
もし、組成物を散布剤の形態で用いたい場合、0.01%から99.09重量%
のスターチあるいはタルクを組成物中に含ませ得る。好ましい散布剤成分は、ま
ず加水分解され、次にエピクロロヒドリンとの反応で修正されるスターチ製品、
すなわち、「修正散布剤スターチ」として知られている製品である。
1つあるいはそれ以上の補足的な殺菌剤を該組成物に加えることも望ましいこ
ともある。例えは、塩化ウンデコイリウム(undecoylium chlo
ride)のような第四アンモニウム塩、あるいはオルトフェニルフェノールの
ような環境殺菌剤である。上述のように、その適用において、貯蔵の間のヨウ素
とこのような共殺菌剤との反応か防止されることは、本発明の顕著な特徴である
。
さらに、最終的な混合物が安定で長い貯蔵寿命を有するように混合物のpHを
調整するために、第一リン酸ナトリウムあるいは第二リン酸ナトリウムのような
、最終的なpHを所望のレベル、すなわち、約pH1から約pH7までのレベル
に調整するのに十分な量で用いられる適切な緩衝剤を含ませることが望ましい。
長い貯蔵寿命を確保するために、最終的な混合物は十分乾燥していなければな
らない。その水分含量(存在し得る水の水和は考慮しない場合)は、乾燥固体を
基準として、5重量%を越えないレベル、好ましくは、1重量%を越えないレベ
ルに制御されなければならない。
本発明の組成物は、成分を微細に分割した乾燥した形態で供給し、それらを共
に適当な混合装置にて丁寧に混合することによって簡単に調製される。その上、
それらを密閉容器にて無期限に貯蔵し得る。
貯蔵の後、殺菌性ヨウ素溶液を調製するために、所望の濃度の溶液をつくるた
めにあらかじめ決めておいた割合で、乾燥粉末を水に加える。次に、得られたヨ
ウ素を含む溶液を、一般的な方法で殺菌剤として用いる。
組成物が散布剤の形で提供されるならば、散布剤は天然あるいは合成ゴムの手
袋の内側および手にはめた手袋上に散布され得る。その結果、出てくる汗により
、酸化ヨウ素の内容が元素状態のヨウ素に変換するのに必要な水分は十分供給さ
れる。
本発明の典型的な組成物は、以下の表に記載のとおりである。
五酸化ヨウ素 1当量
還元剤 0.8から1.2当量
ヨウ素溶解剤 ヨウ素を溶解する量
および 乾燥剤 ヨウ素を乾燥する量
本発明を以下の実施例によりさらに例示する:
使用の際には、水を加えて最終容積10mlとする。
以下の例では、ヨウ素酸の塩をヨウ素の酸化化合物として用いている。
ヨウ化カリウム 0.830 グラム
ヨウ素酸カリウム 0.214 グラム
無水クエン酸 0.192 グラム
乾燥ポリビニルピロリジン
(分子量35,000−50,000) 0.4 グラム
以下の例では、本明細書に記載の殺菌性組成物の貯蔵中において、適当な量の
適合する乾燥剤を含めることの重要性を例示する。
これまでに十分説明したように、組成物は、ある程度
の量の残余の空気をも含むボトルあるいは適当な容器中で無期限に貯蔵すべく設
計される。組成物は容器に入れる前に完全に乾燥させるが、容器中の残りの空気
中には必然的にわずかながら水分が含まれる。この少量の水分により、貯蔵中に
ヨウ素の酸化化合物の還元が始まる。この反応により、反応産物として水が生成
される。従って、反応は自触媒的となり、組成物が殺菌剤として役に立たなくな
るまで、終始増加する割合で進んでいく。
以下の実験では、乾燥剤の存在および不存在下にて、殺菌性組成物の貯蔵状態
を模試している。
250ml容の5つのボトルに、それぞれ、1cmのロ紙を付けた針金を通し
たねじぶたを取り付けた。
それぞれのボトルには、0.830gのKI、0.214gのKIO3、0.1
92gの無水クエン酸を含む1.24gの混合物を入れた。これらの成分は、あ
らかじめ85℃にて真空オーブン中で乾燥させておいた。
それぞれのウイックに、ボトル中の最終的な割合が0、1%、2%、3%、5
%、7%の水分になるのに十分な水を加えた。ボトルを平衡化し、そして遊離の
ヨウ素を測定した。
第一の実験で用いたKI、KIO3、およびクエン酸の代わりに、0.334
gのI205および0.880gのアスコルビン酸の、1.2gの混合物を用いて
、同様の実験を行
なった。
第一の実験のボトルの観察によって、10分以内にボトル中のすべての内容物
が反応を完了してしまったことがわかった。
第二の実験では、反応速度は遅かったものの、同様の最終結果が得られた。完
了までには3日を要した。
両方の実験を繰り返したが、12gのポリビニルピロリドン(PVP)をそれ
ぞれのボトルに加えた。すべての場合において、実験までに、および5%の水を
加えた実験中を含めて、組成物は無期限に安定のままであった。
10%より多い量の水に曝すと、ゆっくりではあるが許容できない程度のヨウ
素の形成の結果となった。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1993年8月18日
【補正内容】
固体の貯蔵上安定な殺菌性プレヨウ素組成物
本発明は、保管寿命が改善され、そしてヨウ素を前駆体の形で含む貯蔵上安定
な殺菌性プレヨウ素組成物に関する。
このような組成物は、本明細書において、「元素状態のヨウ素を生成する」殺
菌性組成物あるいは「プレヨウ素」殺菌性組成物という。貯蔵の後、水を加える
ことによって、該組成物は、殺菌剤として有用な発生期のヨウ素をすぐに生成す
る。さらに、このような組成物は、フェノール性の殺菌剤および第四アンモニウ
ム塩殺菌剤のような補足的な殺菌剤と相溶性であるという有用な性質を有してい
る。
広い様々な非常に効果的な水性のヨウ素を含む殺菌性溶液が知られており、そ
して、広範囲の微生物に対して大量に用いられているにもかかわらず、これらの
商業的な適用には、その基本的な成分であるヨウ素の本来的な化学的性質による
不都合が伴う。
第一に、ヨウ素は揮発性であるために、粉末あるいは溶液のいずれの形態のヨ
ウ素を含む殺菌剤も、昇華および蒸発によりヨウ素を失う傾向にある。従って、
このような殺菌剤は、貯蔵寿命が限られているという特徴を有する。
第二に、その極度の活性のために、ヨウ素は、それが含まれるいずれの水性の
殺菌性組成物中での他の成分
と反応する傾向があり、そのため、該組成物は殺菌活性を失う。このような反応
の副産物、特にヨウ化水素酸は、それ自身の化学的活性による問題と結びついて
いる。
利用し得る水性のヨウ素殺菌性調製物の一般的な問題は、その不安定性である
ことである。ゆっくりではあるが確かに、溶液中のヨウ素は、ヨードチンキ中の
エタノール、ベタジン(Betadine)中のポリビニルピロリドン、および
ウエスコジン(Wescodine)のような非イオン性の界面活性剤中のエチ
レンオキサイドおよびアルコールなどのような溶媒和している共成分を酸化する
。
これらの反応で生成したヨウ素は、最終的に、微生物の細胞壁に浸透しないト
リヨウ化物イオンを形成する。
高い温度でも安定である。
エチルアルコールのような溶媒に溶解し、組成物の他の成分への効果的な適用
が可能になる。
溶解すると、様々な適当な還元剤によって遊離のヨウ素に容易に還元される。
反応を元素状態のヨウ素の段階にまで進めるために必要なプロトンを供給し、従
って、組成物のヨウ素化剤として作用する。
その塩、特にヨウ素酸カリウムとは対照的に、遊離のヨウ素に還元されたとき
、塩の「塩析」作用によって組成物の共成分の溶解度に悪い影響を与える残余の
派生するいずれの塩も生じさせない。
本明細書に記載の殺菌性組成物中に都合よく取り入れられ得る、緩衝剤、還元
剤、溶解剤、および共殺菌剤を含む広範囲の物質とともに混合され得る。
しかし、以下により詳しく説明するように、対応するヨウ素酸の塩、ヨウ素酸
カリウムおよびヨウ素酸ナトリウムもまた、適当な条件下に都合よく用いられ得
る。
本明細書に記載のプレヨウ素組成物の第二の重要な成分である、固体のヨウ素
酸化化合物のための化学的な還元剤に関しては、2つの重要な基準を満足するか
ぎり、様々な還元剤が用いられ得る。
第一に、還元剤は、所望の結果、すなわちヨウ素の酸化化合物を遊離のヨウ素
に還元することを達成するのに十分な起電力(emf)を有さなければならない
。
請求の範囲
1.固体の貯蔵上安定な、元素状態のヨウ素を生成する(プレヨウ素)殺菌性
組成物であって、水性の溶媒に用いるために設計され、しかしそのように用いら
れる前に周囲の水分を含む環境中で貯蔵し得、
a)固体のヨウ素の酸化化合物、
b)該化合物のための固体の水溶性の化学的還元剤であって、
適度の酸性および水性の溶媒中でヨウ素の酸化化合物と接触した場合にヨウ素
の酸化化合物を元素状態のヨウ素に還元するのに十分な起電力を有し、
ヨウ素の酸化化合物を実質的に元素状態のヨウ素にまで還元するがトリヨウ化
物イオンの実質的な形成はなく、そして同時に、反応の内因性の水を産するほぼ
化学量論的な量まで用いられる、還元剤、および
c)無機塩乾燥剤
ポリビニルアルコール乾燥剤
アルコールのポリエチレンオキシド誘導体乾燥剤
アルキルエタノールアミン乾燥剤
40℃より大きい融点を有する非イオン界面活性乾燥剤
よりなる群から選択される少なくとも1つの固体の乾燥剤であって、
該組成物の貯蔵中に、存在するおよび/あるいは生成される実質的な該周囲の
水および該内因性の水と結合するのに十分な量用いられ、これによって該固体組
成物を、意図する殺菌剤としての適用に先立って水性の溶媒に入れるまで、保つ
こととなる、乾燥剤。
2.前記乾燥剤がポリビニルピロリドンである、請求項1に記載のプレヨウ素
組成物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.固体の貯蔵上安定な殺菌性の、水性の溶媒に用いるために設計されたプレ ヨウ素組成物であって、しかしそのように用いられる前に周囲の水分を含む環境 中で貯蔵し得、 a)固体のヨウ素の酸化化合物、 b)該化合物のための固体の水溶性の化学的還元剤であって、 適度の酸性および水性の溶媒中でヨウ素の酸化化合物と接触した場合に該ヨウ 素の酸化化合物を元素状態のヨウ素に還元するのに十分な起電力を有し、 ヨウ素の酸化化合物を実質的に元素状態のヨウ素にまで還元するがトリヨウ化 物イオンの実質的な形成はなく、そして同時に反応の内因性の水を産するほぼ化 学量論的な量まで用いられる、還元剤、および c)無機塩乾燥剤 ポリビニルアルコール乾燥剤 アルコールのポリエチレンオキシド誘導体乾燥剤 アルキルエタノールアミン乾燥剤 40℃より大きい融点を有する非イオン界面活性乾燥剤 よりなる群から選択される少なくとも1つの固体の乾燥剤であって、 該組成物の貯蔵中に、存在するおよび/あるいは生成される実質的な該周囲の 水および該内因性の水と結合するのに十分な量用いられ、これによって該固体組 成物を、意図する殺菌剤としての適用に先立って水性の溶媒に入れるまで、保つ こととなる、乾燥剤。 2.前記乾燥剤がポリビニルピロリドンである、請求項1に記載のプレヨウ素 組成物。 3.前記乾燥剤が、分子量10,000から1,000,000までのポリビニ ルピロリドンである、請求項1に記載のプレヨウ素組成物。 4.前記乾燥剤が、無水無機塩乾燥剤である、請求項1に記載のプレヨウ素組 成物。 5.前記ヨウ素の酸化化合物が、五酸化ヨウ素、ヨウ素酸、ヨウ素酸カリウム 、およびヨウ素酸ナトリウムからなる群の少なくとも一つのメンバーである、請 求項1に記載のプレヨウ素組成物。 6.前記還元剤が、アスコルビン酸、ジヒドロキシフマル酸、チオール糖およ びシステインからなる群の少なくとも一つのメンバーである、請求項1に記載の プレヨウ素組成物。 7.前記ヨウ素の酸化化合物が五酸化ヨウ素であり、そして前記還元剤がアス コルビン酸である、請求項1に記載のプレヨウ素組成物。 8.前記ヨウ素の酸化化合物が、アルカリ金属ヨウ素 酸塩であり、そして前記還元剤がアルカリ金属ヨウ化物であり、これらが組成物 を水に溶解したときに約1から約7までのpHにするのに十分な量用いられるp H調整剤と共に用いられる、請求項1に記載のプレヨウ素組成物。 9.前記ヨウ素の酸化化合物が五酸化ヨウ素であり1重量部用いられ、そして 前記還元剤がアスコルビン酸であり2.5から2.7重量部用いられる、請求項1 に記載のプレヨウ素組成物。 10.前記ヨウ素の酸化化合物が、約1当量のヨウ素酸カリウムあるいはヨウ 素酸ナトリウムであり、前記還元剤が、約5当量のヨウ化ナトリウムあるいはヨ ウ化カリウム、約2当量のクエン酸、および最終的な組成物が水に溶解した際に pH約1から約7までの値にpHを調整するのに十分な量用いられるpH調整剤 の混合物である、請求項1に記載のプレヨウ素組成物。
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