JPH10508080A - 固着リング、その組付け装置、及び固着リング組付け方法 - Google Patents
固着リング、その組付け装置、及び固着リング組付け方法Info
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Abstract
(57)【要約】
静止状態のときほぼ円形の形状を有し、互いに離間した2つのリング端(11、12)と、少なくとも周面の150°にわたって実質的に一定した横断面と、各リング端(11、12)の領域に、その内周面に向かって開口する凹部(13、14)とを有し、簡単な組付けを可能とする固着リング。ごく窮屈な事情のもとでも固着リングの特に効果的な組付けを可能とする特別の装置。
Description
【発明の詳細な説明】
固着リング、その組付け装置、及び固着リング組付け方法
本発明は、固着リングに関する。
このような固着リングによって例えば段付軸を穴のなかで軸線方向で固定する
ことができる。このために先行技術(例えばDE2620142C3)において
線材止め輪が公知である。軸若しくは穴用の線材止め輪は、軸若しくは穴の受容
溝のなかで、半径方向で圧縮され若しくは半径方向で拡張された緊張状態におい
て、軸線方向での上面摺動若しくは押込みによって当該機械部分の組付けを可能
とする。このような線材止め輪でもって、半径方向で弛緩されて機械部分の係止
溝内に突出する状態においてこの機械部分は軸線方向で固定保持することができ
る。このために、これらの線材止め輪の末端は軸の場合内方に、若しくは穴の場
合外方に、リング長の約10%が曲げられており、これらの末端は線材止め輪を実
質的にその受容溝と同軸で保持しながら溝底で支えられる。
DE3635020C2により公知の止め輪はばね線材から作製されており、
内方に曲折した末端を有する。このような止め輪は、その曲折端が止め円板の軸
線方向切欠き内にくるように、開いた状態で滑動させることによって止め円板の
溝に嵌め込まれる。止め円板と止め輪とからこのように予め組付けられた構造ユ
ニットが組付けのために円筒形ハウジングに押し込まれ、曲折端に作用する締付
工具によって、押込み操作の間に止め円板の溝のなかで完全に見えなくなる程度
に、止め輪は半径方向で緊締される。予め組付けられたこの構造ユニットを軸線
方向で位置決めした後、止め輪は半径方向で再び開かれて、一部は止め円板の溝
のなかに、一部は円筒形ハウジングの周溝のなかにき、こうして止め円板を希望
の如くに軸線方向で固定する。
2つのハウジング部分の着脱可能な継手がDE1251091B2に記載され
ており、そこでは一方のハウジング部分の円筒形延長部の外周面が環状溝を有し
、他方のハウジング部分の前記延長部を受容する円筒形凹部の壁は、半径方向で
この第1環状溝に続く環状溝を有する。両方の環状溝のなかにある卵形環状体は
取外し位置のとき円形状であり、その直径は両方の環状溝の底の直径の間にある
。取付位置のとき環状体は互いに180°ずれた2つのねじによって加圧されて
卵形とされており、凹部の壁は、広い遊隙で延長部を包囲する拡張直径を外端に
有する。着脱可能なこの継手は、確かに、比較的大きな軸線方向力を吸収するこ
とができる。但し、両方の締付ねじ用のねじ山を作製して、締付ねじをそれらの
ねじ山にねじ込まねばならないので、この継手は製造の点でも比較的支出を要す
る。
軸線方向力の吸収と易組付け性とに厳しい条件が要求される場合、薄板から打
ち抜いた軸用止め輪が利用され、これらの軸用止め輪は締付工具を受容するため
の穴を末端に有する。
このような軸用止め輪は、通常、軸用止め輪の周面に沿って変化する横断面を
有する。末端の領域では横断面が中心領域とほぼ同じ大きさである。その結果、
このような止め輪は圧縮状態のとき卵形となる。こうしてこれらのリングはきわ
めて窮屈な組付け事情のときには使用不能である。
更に、段付軸と円筒穴との間の狭い隙間のなかでこのような軸用止め輪を組付
け若しくは分解しなければならないとき、通常のプライヤが軸用止め輪の穴から
容易に滑り落ちるので、困難が生じる。その他、曲折リング端を有する線材から
なる軸用止め輪にも同じことが言える。軸用止め輪は、しばしば、段付軸と円筒
穴との間の環状隙間内に数cm深く挿入されている。そのことから取扱いがかな
り困難となる。最後に、周溝内に係止される軸用止め輪は、しばしば、工具を受
容するための穴が、若しくは曲折端に形成される輪が、環状溝の側面によって部
分的に覆われるほどに、穴の周溝内深くに係止されている。その結果、工具は軸
用止め輪を把持することができず又は把持するのがきわめて困難になる。
そこで本発明の課題は、簡単な組付け、分解を可能とする固着リングを提供す
ることである。
この課題の解決策は、固着リングであって、静止状態のときほぼ円形の形状を
有し、この固着リングが、互いに離間した2つのリング端と、少なくとも周面の
150°にわたって実質的に一定した横断面と、各リング端の領域に、その内周
面に向かって開口する凹部とを有する。
そのことから、リング端の凹部のなかに締付工具を確実に係合させることが可
能となる。締付工具が難なく導入可能となるまで、凹部は環状面内に達しさせる
ことができる。横断面が固着リングの広い部分にわたって同一であることによっ
て、締付工具をもはや凹部内に挿入させることができなくなるまで、リング端が
環状溝内で沈むことは効果的に防止される。
本発明による固着リングの特に意外な特性は、固着リングによって吸収可能な
軸方向力が類似の軸用止め輪の場合よりも強いことにある。
本発明による固着リングは、他の予期せぬ効果として、この固着リングは両方
のリング端を引き締めるときその円形状を−直径を小さくしながら−実質的に維
持する。
この固着リングの好ましい1実施態様では、実質的に一定した横断面の領域は
横断面が長方形、正方形、円形又は卵形であり、リング端を基準に対称である。
固着リングの好ましい1実施態様では、実質的に一定した横断面の領域が固着
リング周面の250°未満にわたって、好ましくは約202°にわたって、延び
ている。こうして特に簡単な固着リングの組付け及び分解が可能である。
固着リングの1実施態様では、実質的に一定した横断面の領域の両端に、固着
リングの外周面に向かって開口する各1つの凹部が隣接している。こうして固着
リングは、締付工具によって圧縮位置にされた後、この位置で確実に保持するこ
とができる。
固着リングをできるだけ確実正確に各圧縮位置で保持するために、固着リング
の外周面に向かって開口する各凹部が約5°〜30°の角度範囲を成すのが有利
である。
固着リングの特に好ましい1実施態様では、固着リングの外周面に向かって開
口する各凹部が、固着リングの包絡線に対して偏心で内方にずれた底を有し、こ
の底が凸面形状、好ましくはほぼ半円形状を有する。固着リングの包絡線よりも
小さな直径の円が固着リングの包絡線の直径の約1%〜10%だけ包絡線の中心
から主に定横断面領域の方にずらされていると、底の偏心率は定義することがで
きる。
組付け時に固着リングの膠着又は傾きを防止するために、固着リングの外周面
に向かって開口する各凹部の底に、移行部を丸くされた凹部の側面がそれぞれ続
いている。
圧縮位置において固着リングが確実に保持されるように、好ましくは、固着リ
ングの外周面に向かって開口する各凹部の各リング端に近い方の側面が、各リン
グ端から遠い方の側面よりも深い。
固着リングの外周面に向かって開口する各凹部は固着リングの横断面の約10
%〜60%を占める。
固着リングをその組付け位置に容易に移すことができるように、リング末端を
必要な限り圧縮することができるようにするために、リング端は固着リングの静
止状態のとき好ましくは5°〜50°の開き角で相互に離間している。
窮屈な事情のもとで容易に分解するためにも締付工具の係合を容易とするため
に、内周面に向かって開口する凹部は、好ましくはほぼ半円形の凸面底とこれに
続く直線状側面とを有する。
固着リングの圧縮又は引締めのために強い締付力もそのリング端に加えること
ができるように、内周面に向かって開口する凹部は、それぞれ、固着リングの中
心から離れた中心軸線を有する。
好ましくは、固着リングの中心から離れた中心軸線が固着リングの対称軸線と
で約5°〜25°の角度を成す。このことで強い締付力が可能となり、また同時
に、窮屈な事情のもとでも掴み装置又は締付装置の確実な把持が可能となる。
本発明は、以上述べた固着リングを組付けるための装置にも関する。この装置
は、そのリング端が少なくとも部分的に圧縮された固着リング用の受容部と、受
容部から突出して、固着リングの外周面に向かって開口する凹部の各1つのなか
に係合する2つの突起とを有する。
こうして、以上述べた固着リングは簡単確実に、窮屈な環境のもとでも迅速に
組付けることができる。
好ましくは、その一方の端面が固着リングの周面形状に近似しているスリーブ
によって受容部が形成されている。この端面に突起が配置されている。
この装置の1実施態様では、受容部が、円切片状又は扇状横断面の少なくとも
1つの先細部を有し、この先細部に摺動機構が配置されている。この摺動機構に
よって、装置の箇所にある固着リングはその組付けられた端位置に移すことがで
きる。
受容部は、好ましくは、リング端の領域で固着リングに作用する第1摺動機構
と、直径上で第1摺動機構に向き合うように配置され且つ特にこれと一緒に操作
可能な第2摺動機構とを有する。こうして、穴内深くに挿入されるべき固着リン
グも簡単迅速に(場合によってはこの装置を有する自動操作装置によっても)組
付けることができる。
この装置によって固着リングを、穴内に設けられた環状溝のなかに又は段差の
背後に移すために、各摺動機構はスリーブの長手方向で、受容部に対して後退し
た後退位置と、突起から突出することになる前進位置との間を摺動可能である。
この装置において、特に好ましい1実施態様によれば、スリーブは、固着リン
グで固着されるべき部材又は組立体を受容するように整えられている。スリーブ
が部材又は組立体を正確な嵌合いで受容するとき、公差が僅かな場合でも迅速確
実な組付けを達成することができる。
以上述べた固着リングを組付けるための方法は、本発明の他の視点によれば、
固着リングが縮小直径を有するように、リング端を引き締める工程、
固着リングを縮小直径で保持する工程、
穴の溝又は段差に至るまで固着リングを穴に導入する工程、
固着リングを解放して、その直径を再び拡大させ、固着リングを溝に嵌め込み又
は段差に当接させる工程
を含む。
その際、好ましくは、リング端引締工程は内周面に向かって開口する凹部によ
って行われ、
固着リング保持工程は、外周面に向かって開口する凹部のなかに各1つの突起が
係合することによって行われる。
最後に、固着リング解放工程は、好ましくは、凹部が突起から解放されるよう
に固着リングが摺動することによって行われる。
図面に基づいて本発明のその他の有利な構成、展開及び特徴を以下に説明する
。
図1は、固着リングの略示平面図である。
図1aは、図1の矢印A部分の略示拡大平面図である。
図2は、図1の固着リングを組付けるための装置の略示断面図である。
図3は、図2の装置を横から見た平面図である。
図4は、図3の装置を上から見た図である。
図5は、図2〜図4に示す装置を用いて図1の固着リングによって組立体が組
付けられている機械的操作機構の部分断面図である。
図1は、冷間引抜ばね鋼から打ち抜いて乾燥リン酸亜鉛処理を施した固着リン
グであり、静止状態のときほぼ円形状である。固着リングは互いに離間した2つ
のリング端11、12を有し、約202°の領域Bにわたって実質的に一定した
横断面を有する。この領域Bはリング端11、12に向かって対称的に配置され
ており、リング端11、12の間を延びる固着リングの対称軸線Sを基準に固着
リングは対称である。
固着リングの内周面に向かって開口する凹部13、14が各リング端11、1
2の領域に設けられている。これらの凹部13、14は、リングの組付け前にこ
のリングを緊張させるのに役立つ。横断面の実質的に一定した領域Bの両端に、
固着リングの外周面に向かって開口する各1つの凹部17、18が隣接している
。これらの凹部17、18は約21°の角度範囲aを成す。凹部17、18は固
着リングの包絡線uに対して内方にずれた底21、22を有し、この底は包絡線
uの中心からずれた点に中心を有する偏心し、断面形状は半円形凸面形状である
。外向きに開口する凹部17、18の底21、22に、移行部17c、17d;
18c、18dをともなうそれぞれ丸くされた側面17a、17b;18a、1
8bが続いている。内方にずらされた底が対称軸線Sに沿って領域Bの方向に区
間Eだけ偏心していることによって、外向きに開口する各凹部17、18は、各
リング端11、12に近い方の側面17a、18aが、各リング端11、12か
ら遠い方の側面17b、18bよりも深い。外向きに開口する凹部17、18は
、各リング端11、12から離れた方の側面17b、18bの領域で約1/4だ
け、また各リング端11、12に近い方の側面17a、18aの領域で約半分だ
け、固着リングの横断面を低減する。
リング端11、12は静止状態のとき約30°の開き角bで相互に離間してい
る。
内周面に向かって開口する凹部13、14が半円形底23、25を有し、この
底に両側で直線的に延びる平行な側面13a、13b;14a、14bが続いて
いる。内向きに開口する凹部13、14が固着リングの横断面内に突出しており
、リング端11、12の最も薄い箇所で横断面Dは約20%〜40%に低減して
いる。内向きに開口する凹部13、14は、それらの中心軸線Mが固着リングの
中心から離れるように整列している。凹部13、14の中心軸線は図1aに示す
ように固着リングの対称軸線Sに対して約15°の角度Cを成す。
以上述べた固着リングを組付けるための装置が図2〜図4に示されている。こ
の装置は(図示しない)固着リングのために受容部30を有する。この受容部3
0は管状スリーブ32の端面30aによって形成されており、スリーブ32の端
面30aは固着リングの周面形状に近似した形状を有し、つまりやはり実質的に
円環状である。この端面30aに2つの突起33、34が配置されており、リン
グ端を圧縮すると、固着リングの外周面に向かって開口する凹部内に突起が形状
嵌合式に係合するように、突起の形状は選定されている。管状スリーブ32の外
面で突起33、34はこのスリーブと同一平面上で成端している。
受容部30、言い換えると円筒形スリーブ32は直径上で向き合う2つの弦状
先細り部36、37(図4参照)を有し、これらの先細り部は両方の突起33、
34の間を延びる対称軸Vに対して直角に配置されている。
各弦状先細り部36、37の部分に摺動機構38、39が配置されており、こ
の摺動機構はスリーブ32の外接円を超え出ないようにその寸法が選定されてい
る。第1摺動機構39は、突起33、34の間のリング端の領域で、受容部30
内にある固着リングに作用する。第2摺動機構38は固着リングの閉領域内で作
用する。摺動機構38、39が受容部30若しくは端面30aに対して軸線方向
で後退している後退位置と、摺動機構38、39が突起33、34から軸線方向
で張り出すことになる前進位置との間で両方の摺動機構38、39がスリーブ3
2の長手軸線W(図2参照)と平行に摺動可能となるように、両方の摺動機構3
8、39は(図示しない)操作機構によって一緒に操作可能である。
スリーブ32が空洞42を有し、この空洞は固着リングで固着されるべき部材
を正確な嵌合いで受容するように整えられている。
以上述べた固着リングによって部材又は組立体を固着するための本発明による
方法を以下に図5を参考に説明する。
図5は本発明の固着リングを取り付ける機械的操作ユニットの一部であって、
その他の部分は関心のないものであり、例えばEP0403635B1に示され
ているようなものである。円筒50はばね54のためにばね保持器52を含み、
ばね保持器52とばね54は短縮して図示されている。ばね54はばね保持器5
2を貫通する操作棒56に作用する。
ばね保持器52とこれに付属した部材を円筒50内に組付けるためにばね保持
器52は他の部材と一緒に予め組付けて1つの組立体とされる。固着リングは、
固着リングのリング端で内周面に向かって開口する凹部13、14内にその掴み
具が係合する掴み装置によって引き締められて、受容部30の端面30aに載置
される。その際、固着リングは直径が縮小するが、しかしその円環形状を実質的
に維持する。スリーブ32の端面30aに設けられる突起33、34が17、1
8に係合し固着リングをその縮小した直径で保持する。次に、予め組付けられた
組立体がばね保持器52と一緒にスリーブ32の空洞42に導入される。次に、
円筒50の内壁に設けられる環状溝62に固着リング60が位置するまで、固着
リングと組立体とを有する工具が円筒50に導入される。次に、両方の摺動機構
38、39がその後退位置から前進位置へと摺動する。固着リングが受容部30
から進出し、固着リングの外向き凹部17、18が突起33、34から外れる。
固着リングは直径を拡大してその原形状に戻り、環状溝62内に係合する。こう
してばね保持器52は離脱不可能に円筒50内で保持される。引き続きスリーブ
32が円筒50から引き出される。こうして組付け操作が終了する。
分解のときには、固着リングの内周面に向かって開口する凹部13、14内に
その掴み具が係合する掴み装置によって固着リングが引き締められて、その直径
が縮小する。この状態において固着リングは円筒50の軸線方向で環状溝62か
ら引き出すことができる。こうして組立体が自由となり、やはり円筒50から取
り出すことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年1月10日
【補正内容】
請求の範囲(補正)
1. 一静止状態のときほぼ円形の形状を有し、この固着リングが、
−互いに離間した2つのリング端(11、12)と、
−少なくとも周面の150°にわたって実質的に一定した直径及び横断面と、
−各リング端(11、12)の領域に、その内周面に向かって開口する凹部(1
3、14)とを有する、固着リング。
2. 実質的に一定した横断面の領域(B)がリング端(11、12)に向
かって対称であることを特徴とする、請求の範囲1記載の固着リング。
3. 実質的に一定した横断面の領域(B)が固着リング周面の250°未
満にわたって、好ましくは約202°にわたって、延びていることを特徴とする
、請求の範囲1又は2記載の固着リング。
4. 実質的に一定した横断面の領域(B)の両端に、固着リングの外周面
に向かって開口する各1つの凹部(17、18)が隣接していることを特徴とす
る、請求の範囲1〜3記載の固着リング。
5. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が約5
°〜30°、好ましくは約21°、の角度範囲(a)を成すことを特徴とする、
請求の範囲4記載の固着リング。
6. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が、固
着リングの包絡線(U)に対して偏心で内方にずれた底(21、22)を有し、
この底が凸面形状、好ましくはほぼ半円形状を有することを特徴とする、請求の
範囲4又は5記載の固着リング。
7. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の底(
21、22)に、移行部(17c、17d;18c、18d)をともなう丸くさ
れた凹部(17、18)の側面(17a、17b;18a、18b)がそれぞれ
続いていることを特徴とする、請求の範囲4、5又は6記載の固着リング。
8. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の各リ
ング端(11、12)に近い方の側面(17a、18a)が、各リング端(11
、12)から遠い方の側面(17b、18b)よりも深いことを特徴とする、請
求の範囲4〜7のいずれか1項記載の固着リング。
9. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が固着
リングの横断面の約10%〜60%を占めることを特徴とする、請求の範囲4〜
8のいずれか1項記載の固着リング。
10. リング端(11、12)が5°〜50°の開き角(b)で相互に離間
していることを特徴とする、請求の範囲1〜9のいずれか1項記載の固着リング
。
11. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、ほぼ半円形の凸面
底(23、25)とこれに続く直線状側面(13a、13b;14a、14b)
とを有することを特徴とする、請求の範囲1〜10のいずれか1項記載の固着リ
ング。
12. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、それぞれ、固着リ
ングの中心から離れた中心軸線(M)を有することを特徴とする、請求の範囲1
1記載の固着リング。
13. 固着リングの中心から離れた中心軸線(M)が固着リングの対称軸線
(S)とで約5°〜25°の角度(c)を成すことを特徴とする、請求の範囲1
2記載の固着リング。
14. 請求の範囲1〜13のいずれか1項に記載された固着リングを組付け
るための装置において、
−そのリング端が少なくとも部分的に圧縮された固着リング用の受容部(30)
と、
−受容部から突出して、固着リングの外周面に向かって開口する凹部の各1つの
なかに係合する2つの突起(33、34)と
を備えることを特徴とする、固着リング組付け装置。
15. 受容部(30)が、固着リングの周面形状に近似したスリーブ(32
)によって形成されており、このスリーブの一方の端面(30a)に突起(33
、34)が配置されていることを特徴とする、請求の範囲14記載の固着リング
組付け装置。
16. 受容部(30)が、円切片状又は扇状横断面の少なくとも1つの先細
り部(36、37)を有し、この先細り部に摺動機構(38、39)が配置され
ていることを特徴とする、請求の範囲15記載の固着リング組付け装置。
17. 受容部(30)が、リング端の領域で固着リングに作用する第1摺動
機構(39)と、好ましくは、直径上で第1摺動機構(39)に向き合うように
配置され且つこれと一緒に操作可能な第2摺動機構(38)とを有することを特
徴とする、請求の範囲16記載の固着リング組付け装置。
18. 各摺動機構(38、39)が、スリーブ(32)の長手方向で、受容
部(30)に対して後退した後退位置と、突起(33、34)から突出すること
になる前進位置との間を摺動可能であることを特徴とする、請求の範囲16又は
17記載の固着リング組付け装置。
19. スリーブ(32)が、固着リングで固着されるべき部材又は組立体を
導入するように整えられていることを特徴とする、請求の範囲14〜18のいず
れか1項記載の固着リング組付け装置。
20. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
a)固着リングが縮小直径を有するように、リング端を引き締める工程、
b)固着リングを縮小直径で保持する工程、
c)穴の溝又は段差に至るまで固着リングを穴に導入する工程、
d)固着リングを解放して、その直径を再び拡大させ、固着リングを溝に嵌め込
み又は段差に当接させる工程
を含む、固着リング組付け方法。
21. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
a1)リング端引締工程a)が、内周面に向かって開口する凹部によって行われ
るようになった、請求の範囲20記載の固着リング組付け方法。
22. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
b1)固着リング保持工程b)が、外周面に向かって開口する凹部のなかに各1
つの突起が係合することによって行われるようになった、請求の範囲20又は2
1記載の固着リング組付け方法。
23. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
d1)固着リング解放工程d)が、凹部が突起から解放されるように固着リング
が摺動することによって行われるようになった、請求の範囲22記載の固着リン
グ組付け方法。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年1月14日
【補正内容】
請求の範囲(補正)
1. 一静止状態のときほぼ円形の形状を有し、この固着リングが、
−互いに離間した2つのリング端(11、12)と、
−少なくとも周面の150°にわたって実質的に一定した直径及び横断面と、
−各リング端(11、12)の領域に、その内周面に向かって開口する凹部(1
3、14)とを有する、固着リング。
2. 実質的に一定した横断面の領域(B)がリング端(11、12)に向
かって対称であることを特徴とする、請求の範囲1記載の固着リング。
3. 実質的に一定した横断面の領域(B)が固着リング周面の250°未
満にわたって、好ましくは約202°にわたって、延びていることを特徴とする
、請求の範囲1又は2記載の固着リング。
4. 実質的に一定した横断面の領域(B)の両端に、固着リングの外周面
に向かって開口する各1つの凹部(17、18)が隣接していることを特徴とす
る、請求の範囲1〜3記載の固着リング。
5. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が約5
°〜30°、好ましくは約21°、の角度範囲(a)を成すことを特徴とする、
請求の範囲4記載の固着リング。
6. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が、固
着リングの包絡線(U)に対して偏心で内方にずれた底(21、22)を有し、
この底が凸面形状、好ましくはほぼ半円形状を有することを特徴とする、請求の
範囲4又は5記載の固着リング。
7. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の底(
21、22)に、移行部(17c、17d;18c、18d)をともなう丸くさ
れた凹部(17、18)の側面(17a、17b;18a、18b)がそれぞれ
続いていることを特徴とする、請求の範囲4、5又は6記載の固着リング。
8. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の各リ
ング端(11、12)に近い方の側面(17a、18a)が、各リング端(11
、12)から遠い方の側面(17b、18b)よりも深いことを特徴とする、請
求の範囲4〜7のいずれか1項記載の固着リング。
9. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が固着
リングの横断面の約10%〜60%を占めることを特徴とする、請求の範囲4〜
8のいずれか1項記載の固着リング。
10. リング端(11、12)が5°〜50°の開き角(b)で相互に離間
していることを特徴とする、請求の範囲1〜9のいずれか1項記載の固着リング
。
11. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、ほぼ半円形の凸面
底(23、25)とこれに続く直線状側面(13a、13b;14a、14b)
とを有することを特徴とする、請求の範囲1〜10のいずれか1項記載の固着リ
ング。
12. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、それぞれ、固着リ
ングの中心から離れた中心軸線(M)を有することを特徴とする、請求の範囲1
1記載の固着リング。
13. 固着リングの中心から離れた中心軸線(M)が固着リングの対称軸線
(S)とで約5°〜25°の角度(c)を成すことを特徴とする、請求の範囲1
2記載の固着リング。
14. 請求の範囲1〜13のいずれか1項に記載された固着リングを組付け
るための装置において、
−そのリング端が少なくとも部分的に圧縮された固着リング用の受容部(30)
と、
−受容部から突出して、固着リングの外周面に向かって開口する凹部の各1つの
なかに係合する2つの突起(33、34)と
を備えることを特徴とする、固着リング組付け装置。
15. 受容部(30)が、固着リングの周面形状に近似したスリーブ(32
)によって形成されており、このスリーブの一方の端面(30a)に突起(33
、34)が配置されていることを特徴とする、請求の範囲14記載の固着リング
組付け装置。
16. 受容部(30)が、円切片状又は扇状横断面の少なくとも1つの先細
り部(36、37)を有し、この先細り部に摺動機構(38、39)が配置され
ていることを特徴とする、請求の範囲15記載の固着リング組付け装置。
17. 受容部(30)が、リング端の領域で固着リングに作用する第1摺動
機構(39)と、好ましくは、直径上で第1摺動機構(39)に向き合うように
配置され且つこれと一緒に操作可能な第2摺動機構(38)とを有することを特
徴とする、請求の範囲16記載の固着リング組付け装置。
18. 各摺動機構(38、39)が、スリーブ(32)の長手方向で、受容
部(30)に対して後退した後退位置と、突起(33、34)から突出すること
になる前進位置との間を摺動可能であることを特徴とする、請求の範囲16又は
17記載の固着リング組付け装置。
19. スリーブ(32)が、固着リングで固着されるべき部材又は組立体を
導入するように整えられていることを特徴とする、請求の範囲14〜18のいず
れか1項記載の固着リング組付け装置。
20. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
a)固着リングが縮小直径を有するように、リング端を引き締める工程、
b)固着リングを縮小直径で保持する工程、
c)穴の溝又は段差に至るまで固着リングを穴に導入する工程、
d)固着リングを解放して、その直径を再び拡大させ、固着リングを溝に嵌め込
み又は段差に当接させる工程、
b1)固着リング保持工程b)が、外周面に向かって開口する凹部のなかに各1
つの突起が係合することによって行われるようになった、固着リング組付け方法
。
21. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ
ングを組付けるための方法であって、
d1)固着リング解放工程d)が、凹部が突起から解放されるように固着リング
が摺動することによって行われるようになった、請求の範囲20記載の固着リン
グ組付け方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ストラウブ,ルネ
フランス国、57220 オラン、リュ・フォ
シュ 51
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 固着リングであって、 −静止状態のときほぼ円形の形状を有し、この固着リングが、 −互いに離間した2つのリング端(11、12)と、 −少なくとも周面の150°にわたって実質的に一定した横断面と、 −各リング端(11、12)の領域に、その内周面に向かって開口する凹部(1 3、14)とを有する、固着リング。 2. 実質的に一定した横断面の領域(B)がリング端(11、12)に向 かって対称であることを特徴とする、請求の範囲1記載の固着リング。 3. 実質的に一定した横断面の領域(B)が固着リング周面の250°未 満にわたって、好ましくは約202°にわたって、延びていることを特徴とする 、請求の範囲1又は2記載の固着リング。 4. 実質的に一定した横断面の領域(B)の両端に、固着リングの外周面 に向かって開口する各1つの凹部(17、18)が隣接していることを特徴とす る、請求の範囲1〜3記載の固着リング。 5. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が約5 °〜30°、好ましくは約21°、の角度範囲(a)を成すことを特徴とする、 請求の範囲4記載の固着リング。 6. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が、固 着リングの包絡線(U)に対して偏心で内方にずれた底(21、22)を有し、 この底が凸面形状を有することを特徴とする、請求の範囲4又は5記載の固着リ ング。 7. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の底( 21、22)に、移行部(17c、17d;18c、18d)をともなう丸くさ れた凹部(17、18)の側面(17a、17b;18a、18b)がそれぞ れ続いていることを特徴とする、請求の範囲4、5又は6記載の固着リング。 8. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)の各リ ング端(11、12)に近い方の側面(17a、18a)が、各リング端(11 、12)から遠い方の側面(17b、18b)よりも深いことを特徴とする、請 求の範囲4〜7のいずれか1項記載の固着リング。 9. 固着リングの外周面に向かって開口する各凹部(17、18)が固着 リングの横断面の約10%〜60%を占めることを特徴とする、請求の範囲4〜 8のいずれか1項記載の固着リング。 10. リング端(11、12)が5°〜50°の開き角(b)で相互に離間 していることを特徴とする、請求の範囲1〜9のいずれか1項記載の固着リング 。 11. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、ほぼ半円形の凸面 底(23、25)とこれに続く直線状側面(13a、13b;14a、14b) とを有することを特徴とする、請求の範囲1〜10のいずれか1項記載の固着リ ング。 12. 内周面に向かって開口する凹部(13、14)が、それぞれ、固着リ ングの中心から離れた中心軸線(M)を有することを特徴とする、請求の範囲1 1記載の固着リング。 13. 固着リングの中心から離れた中心軸線(M)が固着リングの対称軸線 (S)とで約5°〜25°の角度(c)を成すことを特徴とする、請求の範囲1 2記載の固着リング。 14. 請求の範囲1〜13のいずれか1項に記載された固着リングを組付け るための装置において、 −そのリング端が少なくとも部分的に圧縮された固着リング用の受容部(30) と、 −受容部から突出して、固着リングの外周面に向かって開口する凹部の各1つの なかに係合する2つの突起(33、34)と を備えることを特徴とする、固着リング組付け装置。 15. 受容部(30)が、固着リングの周面形状に近似したスリーブ(32 )によって形成されており、このスリーブの一方の端面(30a)に突起(33 、34)が配置されていることを特徴とする、請求の範囲14記載の固着リング 組付け装置。 16. 受容部(30)が、円切片状又は扇状横断面の少なくとも1つの先細 り部(36、37)を有し、この先細り部に摺動機構(38、39)が配置され ていることを特徴とする、請求の範囲15記載の固着リング組付け装置。 17. 受容部(30)が、リング端の領域で固着リングに作用する第1摺動 機構(39)と、好ましくは、直径上で第1摺動機構(39)に向き合うように 配置され且つこれと一緒に操作可能な第2摺動機構(38)とを有することを特 徴とする、請求の範囲16記載の固着リング組付け装置。 18. 各摺動機構(38、39)が、スリーブ(32)の長手方向で、受容 部(30)に対して後退した後退位置と、突起(33、34)から突出すること になる前進位置との間を摺動可能であることを特徴とする、請求の範囲16又は 17記載の固着リング組付け装置。 19. スリーブ(32)が、固着リングで固着されるべき部材又は組立体を 導入するように整えられていることを特徴とする、請求の範囲14〜18のいず れか1項記載の固着リング組付け装置。 20. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ ングを組付けるための方法であって、 a)固着リングが縮小直径を有するように、リング端を引き締める工程、 b)固着リングを縮小直径で保持する工程、 c)穴の溝又は段差に至るまで固着リングを穴に導入する工程、 d)固着リングを解放して、その直径を再び拡大させ、固着リングを溝に嵌め込 み又は段差に当接させる工程 を含む、固着リング組付け方法。 21. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ ングを組付けるための方法であって、 a1)リング端引締工程a)が、内周面に向かって開口する凹部によって行われ るようになった、請求の範囲20記載の固着リング組付け方法。 22. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ ングを組付けるための方法であって、 b1)固着リング保持工程b)が、外周面に向かって開口する凹部のなかに各1 つの突起が係合することによって行われるようになった、請求の範囲20又は2 1記載の固着リング組付け方法。 23. 請求の範囲1〜14のいずれか1項又は複数項の特徴を有する固着リ ングを組付けるための方法であって、 d1)固着リング解放工程d)が、凹部が突起から解放されるように固着リング が摺動することによって行われるようになった、請求の範囲22記載の固着リン グ組付け方法。
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US08/832,375 US5934854A (en) | 1994-10-24 | 1997-04-02 | Ring fastener, apparatus for installing same, and installation method for the ring fastener |
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