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JPH1049092A - 非線形性計算方法、ガンマ補正方法、及び、プログラム記録媒体 - Google Patents

非線形性計算方法、ガンマ補正方法、及び、プログラム記録媒体

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Publication number
JPH1049092A
JPH1049092A JP9100315A JP10031597A JPH1049092A JP H1049092 A JPH1049092 A JP H1049092A JP 9100315 A JP9100315 A JP 9100315A JP 10031597 A JP10031597 A JP 10031597A JP H1049092 A JPH1049092 A JP H1049092A
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JP
Japan
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image
gamma
display device
color
intensity
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Application number
JP9100315A
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JP3708280B2 (ja
Inventor
Goomitsushiyu Maikeru
ゴーミッシュ マイケル
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Publication of JPH1049092A publication Critical patent/JPH1049092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスプレイ装置のガンマ測定及び補正を簡単
正確に行う。 【解決手段】R,Gに関し一定の強度を持ち、Bに関し
座標軸に沿って線形の強度スケールを持つカラーバー3
0と、R,Gに関し一定の強度を持ちBに関し一定の平
均強度を持つカラーバー31をディスプレイ装置に表示
し、カラーバー30上のカラーバー31の全体的色と色
が一致するように見える位置を指定する(図4
(A))。この指定位置に基づいてガンマが推定され、
この推定値に基づいて補正値が決定される。この補正値
を用いてカラーバー31が再表示させるが、ガンマ推定
値が正確ならばカラーバー31は純粋な灰色となるよう
に再表示される(図4(B))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ・シ
ステム、テレビジョン・システム等に利用される電子デ
ィスプレイ装置の分野に係り、特に、ディスプレイ装置
の非線形性の測定及び補正に関する。
【0002】
【従来の技術】CRT(陰極線管)ディスプレイ装置は
一般に、任意の画素に関し、印加入力電圧と出力輝度
(光度)の間の関係が非線形であるという性質がある。
この関係は、次の指数関数 輝度=(電圧)^(ガンマ) (ただし、電圧は1に正規化される)で近似することが
できる。この関係は、多くのディスプレイ装置で非線形
である。というのは、ガンマが一般に1でないからであ
る。その結果、ある電圧を印加したときに、画面上の発
光体より放出される光量は本来の光量より少なくなる傾
向がある。それゆえに、黒から白への緩やかな変化(”
線形勾配”)を表すイメージは一般にとても暗く見え
る。この効果はよく知られている。もっとも、ビデオカ
メラは一般に”ガンマ補正された”信号を出力するよう
に設計されているため、線形勾配は線形勾配として表示
されるであろう。
【0003】しかし、イメージ処理を伴う多くのアプリ
ケーションにとって、イメージを正確に表示することは
非常に重要である。したがって、そのようなアプリケー
ションにとって、ガンマ測定及び補正が極めて重要にな
る。ある種のイメージ処理ソフトウエアを利用すること
により、コンピュータのユーザはモニタのガンマを入力
することができるようになり、その結果、イメージをガ
ンマ補正してから表示することができる。しかし、ユー
ザはまずガンマの値を知らなければならない。グラフィ
ックアートの専門家は、ガンマやその他のモニタ特性を
測定するために測定装置を利用することが多い。しか
し、一般的なユーザは、そのような測定装置を利用でき
ない。別のプログラムによって、ユーザはガンマを調整
することができるが、それでもユーザ自身で、表示すべ
きイメージにすでに含まれているであろうガンマ補正を
考慮しつつ、オーバーオールのガンマ補正を決定しなけ
ればならない。さらに、そのようなプログラムでは、し
ばしば、ガンマ補正を高精度に行うことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、コンピュータの一般的なユーザでも、格別の測
定装置を用いることなく、ディスプレイ装置のガンマの
測定及び補正を行う簡単かつ正確な方法を提供するであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の方法
は、輝度=(電圧)^(ガンマ)なる式により近似され
るディスプレイ装置の入力/出力レスポンスの非線形性
を計算する、コンピュータにより実施される方法であっ
て、該ディスプレイ装置に第1のイメージと、ある色を
持つ第2のイメージとを表示させるステップ;該第1イ
メージの色が該第2イメージの色と一致する該第1イメ
ージ上の場所を指定するユーザ入力を受け取るステッ
プ;及び、該ユーザ入力により指定された場所に基づき
ガンマを推定するステップからなることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の方法は、請求項1の発明
の方法に、該ディスプレイ装置が1に等しい実質的なガ
ンマを持つように、該ガンマ推定ステップに基づいて該
ディスプレイ装置の入力/出力レスポンスを修正するス
テップを追加することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明の方法は、請求項1の発明
の方法に、該ガンマ推定ステップの結果に基づいて補正
値を決定するステップを追加することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明の方法は、請求項3の発明
の方法に、該ガンマ推定ステップ中に該ガンマが正確に
推定されたならば色相を持たないような第3のイメージ
を該補正値に基づいて表示するステップを追加すること
を特徴とする。
【0009】請求項5の発明の方法は、請求項4の発明
の方法において、該第3イメージを表示するステップ
が、該第2イメージの代わりに該第3イメージを表示す
ることを特徴とする。
【0010】請求項6の発明の方法は、輝度=(電圧)
^(ガンマ)なる式により入力/出力レスポンスが近似
されるようなガンマを持つディスプレイ装置のガンマ補
正をする、コンピュータにより実施される方法であっ
て、強度のほぼ線形スケールとしての性質を持つ第1の
イメージを該ディスプレイ装置に表示させるステップ;
ほぼ一定の平均強度を持つ第2のイメージを該ディスプ
レイ装置に表示させるステップ;該第1イメージの強度
が該第2イメージの強度と一致するように見える該第1
イメージ上の場所を指定するユーザ入力を受け取るステ
ップ;該ユーザ入力により指定された該第1イメージ上
の場所に基づいて該ガンマの推定値を決定するステッ
プ;及び、該ガンマの推定値に基づいて補正値を決定す
るステップからなることを特徴とする。
【0011】請求項7の発明の方法は、請求項6の発明
の方法に、該ディスプレイ装置に該補正値に基づいて該
第2イメージを再表示させるステップを追加することを
特徴する。
【0012】請求項8の発明の方法は、請求項7の発明
の方法において、該ディスプレイ装置に該補正値に基づ
いて該第2イメージを再表示させるステップで、該ガン
マ推定値が該ガンマと等しいならば該第2イメージは色
相を持たないことを特徴とする。
【0013】請求項9の発明の方法は、輝度=(電圧)
^(ガンマ)なる式により入力/出力レスポンスが近似
されるようなガンマを持ち、少なくとも3つの色成分を
使ってカラーイメージを表示することができるディスプ
レイ装置のガンマ補正を行う、コンピュータにより実施
される方法であって、該3色成分中の第1の2色成分の
それぞれに関し一定の強度を持ち、さらに該3色成分中
の第3の色成分に関し座標軸方向の線形の強度スケール
としての性質を持つ第1のイメージを該ディスプレイ装
置に表示させるステップ;該第1の2色成分中の各色成
分に関し一定の強度を持ち、さらに、該第3色成分に関
し一定の平均強度を持ち、ある全体的色を持つ第2のイ
メージを該ディスプレイ装置に表示させるステップ;該
第1イメージの色が該第2イメージの全体的色と一致す
るように見える該第1イメージ上の位置を指定するユー
ザ入力を受け取るステップ;該ユーザ入力により指定さ
れた該第1イメージ上の位置に基づいて該ガンマの推定
値を決定するステップ;及び該ガンマの推定値に基づい
て補正値を決定するステップからなることを特徴とす
る。
【0014】請求項10の発明の方法は、請求項9の発
明の方法に、該ディスプレイ装置に、該補正値に基づ
き、その全体的色が該ディスプレイ装置のガンマを示す
ような第3のイメージを表示させるステップを追加する
ことを特徴とする。
【0015】請求項11の発明の方法は、請求項10の
発明の方法において、該ディスプレイ装置に該第3イメ
ージを表示させるステップで、該第3イメージは該ガン
マ推定値が該ガンマと等しいならば色相を持たないこと
を特徴とする。
【0016】請求項12の発明の方法は、請求項9の発
明の方法に、該ディスプレイ装置が1に等しい実質的な
ガンマを持つように、該ガンマ推定値に基づいて該ディ
スプレイ装置の入力/出力レスポンスを修正するステッ
プを追加することを特徴とする。
【0017】請求項13の発明の方法は、請求項9の発
明の方法において、該ディスプレイ装置に該第2イメー
ジを表示させるステップが該第3色成分が該ガンマに殆
ど影響されないような該第3色成分の一定の平均強度を
生成することを特徴とする。請求項14の発明の方法
は、請求項13の発明の方法において、該ディスプレイ
装置に該第2イメージを表示させるステップが該第2イ
メージの画素に、1画素毎に交互に第1の強度値と第2
の強度値とに切り替わる強度を割り当てることを特徴と
する。
【0018】請求項15の発明の方法は、ディスプレイ
装置を有するクライアント・システムと広域ネットワー
ク(WAN)により通信するサーバー・システムにおい
て、該ディスプレイ装置のガンマ補正を行う方法であっ
て、第1の命令セットを該サーバー・システムから該ク
ライアント・システムへ送信するステップを含み、該第
1の命令セットは、第1のイメージを該ディスプレイ装
置に表示させるために該クライアント・システムにより
実行されるものであり、該第1イメージは第1の2色の
各色に関しほぼ一定の強度を持ち、かつ、第3の色に関
しほぼ線形の強度スケールとしての性質を持ち、該第1
の命令セットはまた、第2のイメージを該ディスプレイ
装置に表示させるために該クライアント・システムに実
行されるものであり、該第2イメージは該第1の2色の
各色に関しほぼ一定の強度を持ち、かつ、該第3の色に
関しほぼ一定の平均強度を持ち、さらにある全体的色を
持ち、該第1の命令セットはまた、該クライアント・シ
ステムに該第1イメージの色が該第2イメージの全体的
色と一致する該第1イメージ上の位置を指定するユーザ
入力を入力させるために該クライアント・システムによ
り実行されるものであり、該第1の命令セットはまた、
該クライアント・システムに該ユーザ入力により指定さ
れた場所を示す情報を該サーバー・システムへ送信させ
るために該クライアント・システムにより実行されるも
のであり;さらに、該ユーザ入力により指定された位置
を示す情報に基づいて該ガンマの推定値を決定するステ
ップ、該ガンマ推定値に基づいて補正値を決定するステ
ップ、及び第2の命令セットを該サーバー・システムか
ら該クライアント・システムへ送信するステップを含
み、該第2の命令セットは該ディスプレイ装置に該補正
値に基づいて該第2イメージに代えて第3のイメージを
表示させるために該クライアント・システムにより実行
されるものであり、該第3イメージはある全体的色を持
ち、該第3イメージの全体的色は該ディスプレイ装置を
示すもので、該ガンマ推定値が該ガンマと等しいならば
色相のない灰色となるようなものであることを特徴とす
る。
【0019】請求項16の発明の方法は、請求項15の
発明の方法において、該第1の命令セット及び該第2の
命令セットはHTML(ハイパーテキスト・マークアッ
プ言語)ドキュメントに含まれることを特徴とする。
【0020】請求項17の発明の方法は、請求項15の
発明の方法において、該第1イメージ、該第2イメージ
及び該第3イメージがワールド・ワイド・ウェブのペー
ジにより生成されることを特徴する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用い、本発明により
ディスプレイ装置の入力/出力レスポンスの非線形性を
測定及び補正する方法及び装置について述べる。以下の
記述において、本発明の徹底的な理解を与えるべく多く
の具体例を示す。しかし、それら具体例を用いないで本
発明を実施し得ることは、当業者には明らかであろう。
他方、周知の構造及び装置は、本発明を不必要に難解に
しないためにブロック図の形で示す。
【0022】本発明は、ユーザがコンピュータCRTモ
ニタのようなディスプレイ装置のガンマを正確に測定で
きるようにするために、色及びリアルタイム・フィード
バックを利用する手順を含む。好適な実施例において
は、その手順はコンピュータ・プログラム命令によって
具体化される。これらの命令を用いて、それら命令に関
しプログラムされた汎用プロセッサに本発明の手順を実
行させることができる。あるいは、本発明の手順は、必
要なステップを遂行するためのハードワイアド論理を含
む専用ハードウエア・コンポーネント、又はプログラム
された汎用コンピュータ・コンポーネントとカスタム・
ハードウエア・コンポーネントの組合せによって実行し
てもよい。後述される一実施例においては、本発明は、
遠隔地にあるクライアント・コンピュータシステムによ
りインターネットを通じアクセス可能なサーバー・コン
ピュータシステムに常駐するソフトウエアの形をとる。
このような実施例では、本発明はクライアント・コンピ
ュータシステムのユーザに対しワールド・ワイド・ウエ
ブ(WWW)のページの形をとって提供される。
【0023】図1は、本発明を実現することができるコ
ンピュータシステムを示す。このコンピュータシステム
10は中央処理装置(CPU)11を含み、これはシス
テムバス13によりシステムメモリ12と接続される。
システムバス13は、バスインターフェイス14を介し
周辺バス15に接続される。周辺バス15は、PCI
(Peripheral Component Interconnect)等であろ
う。周辺バス15には、キーボード16、マウス、トラ
ックボール、タッチパッドのようなカーソル制御装置1
7等の入出力装置、磁気ディスク装置や光ディスク装置
のような大容量記憶装置19、CRTやLCD(液晶デ
ィスプレイ)のようなディスプレイ・モニタ18が接続
される。本発明の手順は、ソフトウエアで実現されると
きには、メモリ12、大容量記憶装置19又はその両方
に格納されるであろう。
【0024】一実施例では、本発明の手順を用い、ディ
スプレイ・モニタ18のガンマの測定及び補正を行うこ
とができる。別の実施例では、本発明の手順を用いて、
コンピュータシステム10の外にあるモニタのガンマの
測定及び補正を行うことができる。例えば、図2におい
て、本発明を実施するソフトウエアはサーバー・コンピ
ュータシステム65に格納され、インターネットのネッ
トワーク接続67を介しクライアント・コンピュータシ
ステム66に関連したモニタのガンマの測定のために利
用される。この実施例については、さらに後述する。
【0025】CRTの入力/出力関係は、任意の画素に
ついて入力電圧と出力光量(輝度)とが非線形であると
いう性質がある。この関係は、図3に示すところの指数
関数 輝度=(電圧)^(ガンマ) で近似される。図3において、(入力)電圧は横軸に、
(出力)輝度は縦軸にとられている。図3では、電圧及
び輝度はそれぞれ最大値が1.0になるよう正規化され
ている。直線20は、電圧と輝度の間の望ましい関係を
表し、この場合にはガンマ=1.0である。しかし実際
には、その関係は曲線21に近く、ガンマは1.0より
大きい。曲線21のような入力/出力レスポンスを持つ
モニタでは、イメージは本来より暗く見える傾向があ
る。だから、ガンマ補正を行わなければならない。しか
し、ガンマ補正を行うには、まずガンマが正確に測定さ
れなければならない。それゆえに、本発明はモニタのガ
ンマの簡単かつ正確な測定を行うための手段を提供す
る。
【0026】本発明によれば、図4(A)に示すよう
に、ガンマを測定したいディスプレイ装置に3組のイメ
ージが表示される。図4(A)は、ディスプレイ装置に
表示された3組の”カラーバー”イメージを示す。第1
のカラーバーの組はカラーバー30とカラーバー31と
からなる。第2のカラーバーの組はカラーバー32とカ
ラーバー33とからなり、第3のカラーバーの組はカラ
ーバー34とカラーバー35とからなる。カラーバーの
各組において、上側のカラーバーに色の線形勾配が表示
され、下側のカーバーに一様の(一定の)色が表示され
る。ユーザは、カーソル制御装置を移動させて、上半分
のカラーバー30,32,34のいずれかの内部の、そ
の色が対応した下半分のカラーバー31,33又は35
の色と一致する場所にカーソル38を位置させ、ユーザ
入力を入れる(例えばマウスのボタンをクリックす
る)。そして、この入力がコンピュータシステムにより
モニタのガンマを推定するために用いられ、それに応じ
てカラーバー30〜35が表示し直される。
【0027】3組のカラーバー30/31,32/3
3,34/35は本質的には多すぎる。すなわち、1組
のカラーバーだけで足りる。しかし、特定色の知覚能力
が人により違いがあることに対応するため、各組毎に異
なった色の組合せを使った3組のカラーバーが用意され
る。ガンマの推定値に基づいてカラーバーが表示し直さ
れた後は、そのガンマの推定値が正確ならば(すなわ
ち、ユーザが上半分のカラーバーの色が下半分のカラー
バーの色と一致する場所で正確にクリックした)、後述
するように、下半分のカラーバー31,33,35は完
全に灰色(すなわち、どの色相も持たない)に見えるで
あろう。
【0028】各組のカラーバーは、モニタのガンマによ
り影響を受けた特定色と、モニタのガンマによりそれほ
ど影響を受けていない色との比較ができるように作られ
る。ディスプレイ装置は一般的に赤−緑−青(RGB)
のような3つの基本色の混合によって全ての色を発生す
る。したがって、各組のカラーバーで、異なった一つの
基本色、例えば赤、緑又は青に関し比較することができ
る。ところで、多くのディスプレイ装置では、電圧は0
から255の範囲内で指定される。したがって、カラー
バー30の各画素は、0から255までのスケール上で
128に相当する一定の赤及び緑の強度値を持つ。しか
し、その青値は、左端での強度0から右端での強度25
5まで、横(x)軸に沿って空間的に線形変化する。そ
の表示結果が上半分のカラーバー30の色勾配である。
この方法は、上半分のカラーバー32,34の生成にも
用いられるが、ただし、空間的に”勾配を持たせる”色
として別の基本色(例えば赤又は緑)が用いられる。
【0029】下半分のカラーバー31では、各画素に赤
値128及び緑値128が割り当てられる。しかし、そ
れら画素の青値は0と255とに市松模様状に交互に切
り替わる。図6は、下半分のカラーバー31内の一群の
画素41〜56についての市松模様パターンを表してい
る。図6において、画素42,44,45,47,5
0,52,53,55はそれぞれ青強度値0を持つが、
画素41,43,46,48,49,51,54,56
はそれぞれ青強度値255を持つ。0と255の値が選
ばれたのは、0も255もガンマ効果を強く受けないか
らである。さらに、市松模様パターンの効果は、普通の
距離から見たときに、ユーザには0と255の平均しか
見えないこと、つまり、ユーザには青強度値128を持
つような色が見えるということである。かくして、上半
分のカラーバーはガンマによって完全に影響されるが、
下半分のカラーバーはガンマにあまり影響されない。こ
の方法は、下半分のカラーバー33,35の生成にも用
いられるが、各カラーバーに市松模様パターンにより表
示される色として別の色(例えば赤又は緑)が用いられ
る。
【0030】したがって、上半分のカラーバー30の色
が下半分のカラーバー31の色と一致する場所は、ガン
マ効果を受けたカラーバー30が最低の明るさと最高の
明るさの中間である場所である。ユーザがクリックした
横方向(x)座標xiは正規化位置Xに変換されるが、
この正規化位置はカラーバー30の左端での最小値0か
らカラーバー30の右端の最大値1.0までの値をとり
得る。次に、モニタのガンマの推定値gammaEST
式(1)により決定される。
【0031】
【数1】
【0032】したがって、図5において、曲線62は上
半分のカラーバー30,32又は34の入力/出力レス
ポンスを近似し、直線61は下半分のカラーバー31,
33又は35の入力/出力レスポンスを近似する。ユー
ザは、上半分カラーバーの一つの内部の位置をクリック
することにより、直線61と曲線62が交差する座標x
i を入力する。次に、この座標xi は値Xに正規化さ
れ、これはモニタのガンマの推定値gammaEST を求
めるために(1)式に代入される。
【0033】推定値gammaEST が算出されると、ユ
ーザにリアルタイムのフィードバックを与えるべくカラ
ーバー・イメージが修正されて再表示される。つまり、
ある画素に対し、ある入力電圧Vをモニターに送る代わ
りに、その画素に式(2)による電圧VNEW が与えられ
る。
【0034】
【数2】
【0035】このガンマ推定値が正確ならば、下半分の
カラーバー31,33,35がそれぞれ完全に灰色(す
なわち色相がない)になるようにイメージが再表示され
るであろう。このような結果となる理由は、ガンマが事
実上1.0に等しい時には、下半分カラーバーにおける
赤、緑、青の全体的な強さは等しいので、全体として灰
色となるからである。ガンマ推定値が正しくなければ、
下半分のカラーバーの各画素に対する赤、緑、青の強さ
に違いが生じるため、ユーザは下半分カラーバーの少な
くとも1つに色相(灰色でない色)があることに気付く
であろう。図4(B)は、ガンマが正確に推定され、そ
の結果、下半分のカラーバー31,33,35のそれぞ
れが色相を持たないようにイメージが再表示された後の
3組のカラーバーを表している。
【0036】カラーバー・イメージの色を利用すること
によって、白黒の度合だけを利用する場合に比べ、より
簡単な比較をして、より正確なガンマ推定をすることが
できるようになる。イメージの再表示後に下半分カラー
バーのどれかに何か色相が認められるときは、まだガン
マが精密に決定されていないということをユーザに知ら
せている。したがって、ユーザは、さらに正確な測定を
するため、もう一度(希望するなら、さらに多数回)ク
リックすることができる。
【0037】なお、好適実施例では、3つの基本色(例
えば赤、緑、青)の全部について同時にガンマ測定が実
行される。しかしながら、これらの色のそれぞれについ
て独立にガンマ推定及び補正を実行する選択肢(例え
ば、メニュー項目又は”ソフト・ボタン”として選択さ
れる)をユーザに与えてもよい。その場合、ユーザは、
図4(A)の上半分カラーバー30,32,34のそれ
ぞれの内部の一点をクリックすることになろう。
【0038】図7は、前述の方法によってディスプレイ
装置のガンマを測定及び補正するための手順を示す。初
めに、ユーザは上半分カラーバー中の一つのカラーバー
上の位置xi をクリックすることにより、その上半分カ
ラーバーの色が下半分カラーバーの色と一致する横方向
(x)座標を指定する(ステップ501)。次に、この
座標は、そのカラーバーの組の最大座標に対して正規化
される(ステップ502)。次に、前記式(1)によ
り、ガンマの推定値gammaEST が求められる(ステ
ップ503)。ついで、前記式(2)に従って各画素に
ついてガンマ補正が行われる(ステップ504,50
5,506)。
【0039】一実施例では、本発明は、クライアント・
コンピュータシステム上で走るウェブ・ブラウザ・ソフ
トウエア(例えばNetscape:登録商標)を利用しアク
セス可能な、サーバー・コンピュータシステムにより生
成されるワールド・ワイド・ウェブ(WWW)ページと
して実現される。図2を再度参照すると、そのような実
施例では、本発明の手順はサーバー・コンピュータシス
テム65に格納されたソフトウエアにおいて具体化さ
れ、クライアント・コンピュータシステム66に関係し
たモニタのガンマの測定に利用される。
【0040】図8は、ワールド・ワイド・ウェブのペー
ジを使って本発明を実施するための手順を示す。初め
に、クライアント・コンピュータシステム66がウェブ
・ブラウザを使ってサーバー・コンピュータシステム6
5と連絡をとる(ステップ601)。
【0041】サーバー・コンピュータシステム65は、
適切なURL(uniform resourcelocator)又は同等の
論理アドレスを受信したならば、HTML(hypertextm
ark-up language)ドキュメントをクライアント・コン
ピュータシステム66へ送信する(ステップ602)。
サーバー・コンピュータシステム65は、図4(A)及
び図4(B)に示したカラーバー・イメージ31〜35
を生成するためのプログラム・コードとファイルを格納
している。一実施例では、サーバー・コンピュータシス
テム65内で本発明を実行するために使用されるソフト
ウエアは、Pearl等のインタープリタ型スクリプト言語
である。しかし、他のプログラミング言語を使用しても
よい。
【0042】クライアント・コンピュータシステム66
に送信されるHTMLドキュメントには、サーバー・コ
ンピュータシステムに格納されているファイルの記憶場
所を示すイメージ・パスが含まれている。これらのファ
イルがカラーバー・イメージを定義する。例えば、特定
のカラーバー・イメージの組を生成するための最初のH
TMLドキュメントに含まれるであろうHTML命令は <INPUT TYPE="image" NAME="gamma" SRC="ramps/
gammagif.cgi/magenta_green.gif,1"> である。この命令は、サーバー・コンピュータシステム
65にロードされたあるプログラム(例えばPerlで
書かれている)を指定する。この命令で指定されたイメ
ージ・パスは"ramps/gammagif.cgi/magenta_green.gif,
1>である。このイメージ・パス中の値”1”は、当該フ
ァイルより生成されるイメージがガンマ補正されていな
いことを示す。
【0043】このHTMLドキュメントは、クライアン
ト・コンピュータシステム66に、そのユーザへ命令し
応答を促す適当なテキストを表示させる(ステップ60
3)。さらに、クライアント・コンピュータシステム6
6はサーバー・コンピュータシステム65に対し、前記
サンプル命令で指定されるように、HTMLドキュメン
トに指定されたカラーバー・イメージの送信を求める要
求をサーバー・コンピュータシステム65に送信する
(ステップ603)。これに応答し、サーバー・コンピ
ュータシステム65は、要求されたカラーバー・イメー
ジを送信するが、これはガンマ値1.0に対応したイメ
ージである(ステップ604)。つまり、送信されるイ
メージはガンマ補正されていない。クライアント・コン
ピュータシステム66は、そのイメージを受信すると、
それを図4(A)に示すように表示し、ユーザ入力を待
つ(ステップ605,606)。ユーザが上半分カラー
バー30,32又は34のいずれかの内部のある場所を
クリックすると、その場所の(横方向)座標xi がHT
ML形式によりサーバー・コンピュータシステム65へ
送信される(ステップ607)。これに応答して、サー
バー・コンピュータシステム65は式(1)及び図7に
従ってガンマの推定値gammaEST を計算する(ステ
ップ608)。
【0044】サーバー・コンピュータシステム65は、
ガンマ推定値を計算した後、推定したガンマに基づき新
たなイメージ・パスを含む新たなHTMLドキュメント
をクライアント・コンピュータシステム66へ送信する
(ステップ609)。例えば、gammaEST =1.6
と計算されたとすれば、ある特定のカラーバーの組に関
し次のHTML命令 <INPUT TYPE="image" NAME="gamma" SRC="ramps/
gammagif.cgi/magenta_green.gif,1.6"> を送信するであろう。この命令では、”1”が”1.
6”に置き換えられていることに注意されたい。これに
対し、クライアント・コンピュータシステム66は適切
なテキストを表示し、更新後イメージをサーバー・コン
ピュータシステム65に要求する(ステップ610)。
【0045】サーバー・コンピュータシステム65は、
クライアント・コンピュータシステム66からの要求に
応答し、図4(A)及び図4(B)のカラーバーを表示
するための更新後のイメージファイルをクライアント・
コンピュータシステム66へ送信する(ステップ61
1)。本発明の一実施例においては、サーバー・コンピ
ュータシステム65は、それぞれが異なったガンマ値
(推定値)に対応して調整された多数の異なったイメー
ジ・ファイルを格納している。したがって、クライアン
ト・コンピュータシステム66からの要求(ステップ6
10)に応答し、サーバー・コンピュータシステム65
はガンマ推定値に最もよく対応したイメージ・ファイル
を選択して送信することができる。別の実施例では、サ
ーバー・コンピュータシステム65は単一のイメージ・
ファイルを格納しており、クライアント・コンピュータ
システム66の要求に対して、そのイメージ・ファイル
をガンマ推定値に応じて修正し、修正後のイメージ・フ
ァイルをクライアント・コンピュータシステム66に与
える。
【0046】クライアント・コンピュータシステム66
は、更新後(ガンマ補正後)のカラーバー・イメージを
サーバー・コンピュータシステム65から受信すると、
それを表示する(ステップ612)。前述した如く、ガ
ンマ推定値が正確であれば、下半分のカラーバー31,
33,35は、再表示された時に完全に灰色(すなわち
色相を持たない)に見える。したがって、ユーザは下半
分のカラーバー31,33又は35のどれかに何らかの
色相(すなわち灰色でない色)を認めたならば、上半分
のカラーバー30,32又は34のどれかの内部の別の
場所をクリックすることになろう。よって、クライアン
ト・コンピュータシステム66は、ガンマ補正後カラー
バー・イメージを表示した後、そのガンマ推定値にユー
ザが満足したことを示すユーザ入力を受け取らない限
り、位置xi を指定する次のユーザ入力を待つ(ステッ
プ613)。
【0047】(ユーザの知覚によれば)正確なガンマ推
定値が求まったならば、その推定値を好きなように利用
できる。例えば、ガンマ推定値をクライアント・コンピ
ュータシステム66にダウンロードし、クライアント・
コンピュータシステム66においてアプリケーション・
ソフトウエアで推定値を使い正確なガンマ補正をしても
よい。それと共に、又はそれに代えて、サーバー・コン
ピュータシステム65が推定値を、当該クライアント・
コンピュータシステム66に関して将来利用できるよう
保存してもよい。
【0048】このように、本発明は、モニタのガンマ
を、より容易かつ正確に推定できるようにするため、色
及びリアルタイム・フィードバックを利用する。以上に
詳しく述べたように、本発明は、ワールド・ワイド・ウ
ェブのページをユーザ・インターフェイスとして利用し
て実現することができる。本発明を具体例に関連して説
明したが、当業者には、その多くの変形及び修正を容易
に思いつくであろう。したがって、そのような変形及び
修正は全て特許請求の範囲に定義される本発明の範囲に
含まれる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の方法によって、ディスプレイ装置のユーザは、格別の
測定装置を用いることなく、ディスプレイ装置のガンマ
の測定及び補正を簡単かつ正確に行うことができ、ま
た、本発明のプログラム記録媒体を用いれば、本発明の
方法によるガンマ測定及び補正を簡単に実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるコンピュータシステムを示
す。
【図2】広域ネットワーク(WAN)によりサーバー・
コンピュータシステムと通信するクライアント・コンピ
ュータシステムを示す。
【図3】あるディスプレイ装置の入力/出力レスポンス
のグラフである。
【図4】(A)ガンマ補正を行わないでディスプレイ装
置に表示されたカラーバー・イメージを示す図である。 (B)ガンマ測定及び補正を行ってからディスプレイに
表示されたカラーバー・イメージを示す図である。
【図5】図4(A)の対応した2つのカラーバーに関す
る入力/出力レスポンス・カーブを表すグラフである。
【図6】市松模様パターンで表示されるディスプレイ装
置の画素の説明図である。
【図7】図4のカラーバー・イメージを使ってディスプ
レイ装置のガンマを測定及び補正する手順を示す流れ図
である。
【図8】広域ネットワーク(WAN)上のクライアント
−サーバー環境においてガンマの測定及び補正を実行す
るための流れ図である。
【符号の説明】
10 コンピュータシステム 11 CPU 12 システムメモリ 13 システムバス 14 バスインターフェイス 15 周辺バス 16 キーボード 17 カーソル制御装置 18 モニタ 19 大容量記憶装置 30,32,35 カラーバー(上半分) 31,33,35 カラーバー(下半分) 65 サーバー・コンピュータシステム 66 クライアント・コンピュータシステム

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度=(電圧)^(ガンマ) なる式により近似されるディスプレイ装置の入力/出力
    レスポンスの非線形性を計算する、コンピュータにより
    実施される方法であって、 該ディスプレイ装置に第1のイメージと、ある色を持つ
    第2のイメージとを表示させるステップ、 該第1イメージの色が該第2イメージの色と一致する該
    第1イメージ上の場所を指定するユーザ入力を受け取る
    ステップ、及び該ユーザ入力により指定された場所に基
    づきガンマを推定するステップからなることを特徴とす
    る非線形性計算方法。
  2. 【請求項2】 該ディスプレイ装置が1に等しい実質的
    なガンマを持つように、該ガンマ推定ステップに基づい
    て該ディスプレイ装置の入力/出力レスポンスを修正す
    るステップをさらに有することを特徴とする請求項1記
    載の非線形性計算方法。
  3. 【請求項3】 該ガンマ推定ステップの結果に基づいて
    補正値を決定するステップをさらに有することを特徴と
    する請求項1記載の非線形性計算方法。
  4. 【請求項4】 該ガンマ推定ステップ中に該ガンマが正
    確に推定されたならば色相を持たないような第3のイメ
    ージを該補正値に基づいて表示するステップをさらに有
    することを特徴とする請求項3記載の非線形性計算方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の非線形性計算方法におい
    て、該第3イメージを表示するステップは、該第2イメ
    ージの代わりに該第3イメージを表示することを特徴と
    する非線形性計算方法。
  6. 【請求項6】 輝度=(電圧)^(ガンマ) なる式により入力/出力レスポンスが近似されるような
    ガンマを持つディスプレイ装置のガンマ補正をする、コ
    ンピュータにより実施される方法であって、 強度のほぼ線形スケールとしての性質を持つ第1のイメ
    ージを該ディスプレイ装置に表示させるステップ、 ほぼ一定の平均強度を持つ第2のイメージを該ディスプ
    レイ装置に表示させるステップ、 該第1イメージの強度が該第2イメージの強度と一致す
    るように見える該第1イメージ上の場所を指定するユー
    ザ入力を受け取るステップ、 該ユーザ入力により指定された該第1イメージ上の場所
    に基づいて該ガンマの推定値を決定するステップ、及び
    該ガンマの推定値に基づいて補正値を決定するステップ
    からなることを特徴とするガンマ補正方法。
  7. 【請求項7】 該ディスプレイ装置に該補正値に基づい
    て該第2イメージを再表示させるステップをさらに有す
    ることを特徴する請求項6記載のガンマ補正方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のガンマ補正方法におい
    て、該ディスプレイ装置に該補正値に基づいて該第2イ
    メージを再表示させるステップで、該ガンマ推定値が該
    ガンマと等しいならば該第2イメージは色相を持たない
    ことを特徴とするガンマ補正方法。
  9. 【請求項9】 輝度=(電圧)^(ガンマ) なる式により入力/出力レスポンスが近似されるような
    ガンマを持ち、少なくとも3つの色成分を使ってカラー
    イメージを表示することができるディスプレイ装置のガ
    ンマ補正を行う、コンピュータにより実施される方法で
    あって、 該3色成分中の第1の2色成分のそれぞれに関し一定の
    強度を持ち、さらに該3色成分中の第3の色成分に関し
    座標軸方向の線形の強度スケールとしての性質を持つ第
    1のイメージを該ディスプレイ装置に表示させるステッ
    プ、 該第1の2色成分中の各色成分に関し一定の強度を持
    ち、さらに、該第3色成分に関し一定の平均強度を持
    ち、ある全体的色を持つ第2のイメージを該ディスプレ
    イ装置に表示させるステップ、 該第1イメージの色が該第2イメージの全体的色と一致
    するように見える該第1イメージ上の位置を指定するユ
    ーザ入力を受け取るステップ、 該ユーザ入力により指定された該第1イメージ上の位置
    に基づいて該ガンマの推定値を決定するステップ、及び
    該ガンマの推定値に基づいて補正値を決定するステップ
    からなることを特徴とするガンマ補正方法。
  10. 【請求項10】 該ディスプレイ装置に、該補正値に基
    づき、その全体的色が該ディスプレイ装置のガンマを示
    すような第3のイメージを表示させるステップをさらに
    有することを特徴とする請求項9記載のガンマ補正方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のガンマ補正方法にお
    いて、該ディスプレイ装置に該第3イメージを表示させ
    るステップで、該第3イメージは該ガンマ推定値が該ガ
    ンマと等しいならば色相を持たないことを特徴とするガ
    ンマ補正方法。
  12. 【請求項12】 該ディスプレイ装置が1に等しい実質
    的なガンマを持つように、該ガンマ推定値に基づいて該
    ディスプレイ装置の入力/出力レスポンスを修正するス
    テップをさらに有することを特徴とする請求項9記載の
    ガンマ補正方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のガンマ補正方法におい
    て、該ディスプレイ装置に該第2イメージを表示させる
    ステップは、該第3色成分が該ガンマに殆ど影響されな
    いような該第3色成分の一定の平均強度を生成すること
    を特徴とするガンマ補正方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のガンマ補正方法にお
    いて、該ディスプレイ装置に該第2イメージを表示させ
    るステップは、該第2イメージの画素に、1画素毎に交
    互に第1の強度値と第2の強度値とに切り替わる強度を
    割り当てることを特徴とするガンマ補正方法。
  15. 【請求項15】 ディスプレイ装置を有するクライアン
    ト・システムと広域ネットワーク(WAN)により通信
    するサーバー・システムにおいて、該ディスプレイ装置
    のガンマ補正を行う方法であって、 第1の命令セットを該サーバー・システムから該クライ
    アント・システムへ送信するステップを含み、 該第1の命令セットは、第1のイメージを該ディスプレ
    イ装置に表示させるために該クライアント・システムに
    より実行されるものであり、 該第1イメージは第1の2色の各色に関しほぼ一定の強
    度を持ち、かつ、第3の色に関しほぼ線形の強度スケー
    ルとしての性質を持ち、 該第1の命令セットはまた、第2のイメージを該ディス
    プレイ装置にに表示させるために該クライアント・シス
    テムに実行されるものであり、該第2イメージは該第1
    の2色の各色に関しほぼ一定の強度を持ち、 、かつ、該第3の色に関しほぼ一定の平均強度を持ち、
    さらにある全体的色を持ち、 該第1の命令セットはまた、該クライアント・システム
    に該第1イメメージの色が該第2イメージの全体的色と
    一致する該第1イメージ上の位置を指定するユーザ入力
    を入力させるために該クライアント・システムにより実
    行されるものであり、 該第1の命令セットはまた、該クライアント・システム
    に該ユーザ入力により指定された場所を示す情報を該サ
    ーバー・システムへ送信させるために該クライアント・
    システムにより実行されるものであり、さらに、 該ユーザ入力により指定された位置を示す情報に基づい
    て該ガンマの推定値を決定するステップ、 該ガンマ推定値に基づいて補正値を決定するステップ、
    及び第2の命令セットを該サーバー・システムから該ク
    ライアント・システムへ送信するステップを含み、 該第2の命令セットは該ディスプレイ装置に該補正値に
    基づいて該第2イメージに代えて第3のイメージを表示
    させるために該クライアント・システムにより実行され
    るものであり、該第3イメージはある全体的色を持ち、
    該第3イメージの全体的色は該ディスプレイ装置のガン
    マをを示すもので、該ガンマ推定値が該ガンマと等しい
    ならば色相のない灰色となるようなものである、ことを
    特徴とするガンマ補正方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のガンマ補正方法にお
    いて、該第1の命令セット及び該第2の命令セットはH
    TML(ハイパーテキスト・マークアップ言語)ドキュ
    メントに含まれることを特徴とするガンマ補正方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のガンマ補正方法にお
    いて、該第1イメージ、該第2イメージ及び該第3イメ
    ージはワールド・ワイド・ウェブのページにより生成さ
    れることを特徴するガンマ補正方法。
  18. 【請求項18】 ディスプレイ装置に関連したガンマの
    補正の手順をコンピュータにより実行させるためのプロ
    グラムを記録した機械読み取り可能なプログラム記録媒
    体であって、該手順は、 該ディスプレイ装置に第1のイメージ及び第2のイメー
    ジを表示させるステップ、 該第1イメージが該第2イメージと一致するように見え
    る該第1イメージ上の場所を指定するユーザ入力を受け
    取るステップ、及び該ユーザ入力により指定された場所
    に基づき該ディスプレイ装置のガンマを推定するステッ
    プからなることを特徴とするプログラム記録装置。
  19. 【請求項19】 該手順はさらに、該ディスプレイ装置
    が1に等しい実質的ガンマを持つように、該ガンマ推定
    のステップに基づいて該ディスプレイ装置の入力/出力
    レスポンスを修正するステップを含むことを特徴とする
    請求項18記載のプログラム記録媒体。
  20. 【請求項20】 該手順はさらに、該ガンマ推定のステ
    ップの結果に基づいて補正値を決定するステップを含む
    ことを特徴とする請求項18記載のプログラム記録媒
    体。
  21. 【請求項21】 該手順はさらに、該ガンマ推定のステ
    ップ中に該ガンマが正確に推定されたならば灰色で色相
    を持たないような第3のイメージを該補正値に基づいて
    表示するステップを含むことを特徴とする請求項20記
    載のプログラム記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のプログラム記録媒体
    において、該第3イメージを表示するステップは該第2
    イメージの代わりに該第3イメージを表示させることを
    特徴とするプログラム記録媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータに接続されたディスプレ
    イ装置のガンマ補正の手順をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録した機械読み取り可能なプログ
    ラム記憶媒体であって、該手順は、 第1の2色の各色に関しほぼ一定の強度を持ち、かつ、
    第3の色に関し該ディスプレイ装置上の位置に対しほぼ
    線形の強度スケールを持つ第1のイメージを該ディスプ
    レイ装置に表示させるステップ、 該第1の2色の各色に関しほぼ一定の強度を持ち、か
    つ、該第3の色に関しほぼ一定の平均強度を持ち、ある
    全体的色を持つ第2のイメージを該ディスプレイ装置に
    表示させるステップ、 該第1イメージが該第2イメージの全体的色と一致する
    該第1イメージ上の場所を指定するユーザ入力を受け取
    るステップ、 該ユーザ入力により指定された該第1イメージ上の場所
    に基づいて該ガンマの推定値を決定するステップ、及び
    該ガンマ推定値に基づいて補正値を決定するステップ、
    からなることを特徴とするプログラム記録媒体。
  24. 【請求項24】 該手順はさらに、該ディスプレイ装置
    に該補正値に基づいて該第2イメージを、該第2イメー
    ジが該ガンマの正確さの程度を表すように再表示させる
    ステップを含むことを特徴とする請求項23記載のプロ
    グラム記録媒体。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のプログラム記録媒体
    において、該第2イメージを該ディスプレイ装置に再表
    示させるステップは、該ガンマ推定値が該ガンマと等し
    いならば該第2イメージが色相を持たないように該第2
    イメージを再表示させることを特徴とするプログラム記
    録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項23記載のプログラム記録媒体
    において、該ディスプレイ装置に該第2イメージを表示
    させるステップは、該第3色の一定平均強度を、該第3
    色が該ガンマによってほとんど影響されないように決定
    することを特徴とするプログラム記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のプログラム記録媒体
    において、該第2イメージは複数の画素を有し、該ディ
    スプレイ装置に該第2イメージを表示させるステップ
    は、該第2イメージの画素に、1画素毎に交互に第1の
    強度値と第2の強度値とに切り替わる強度を割り当てる
    ことを特徴とするプログラム記録媒体。
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