JPH1042245A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH1042245A JPH1042245A JP19035196A JP19035196A JPH1042245A JP H1042245 A JPH1042245 A JP H1042245A JP 19035196 A JP19035196 A JP 19035196A JP 19035196 A JP19035196 A JP 19035196A JP H1042245 A JPH1042245 A JP H1042245A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- audio
- recorded
- coordinates
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- Prior art date
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- Pending
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- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 録音された音声データの一部を、図形を指定
することにより再生する。 【解決手段】 マイクロホン8より入力された音声信号
は、音声IC38により、所定の処理が施された後、メ
モリカード24に記録される。このようにして記録され
た音声データを再生する場合は、記録された音声データ
の再生時間に対応する長さの線分をLCD6に表示させ
る。ペン46により、表示された線分の2点の座標が指
定されると、CPU36は、線分上で指定された領域に
対応する部分の音声データをメモリカード24から読み
出し、音声IC38に供給する。その結果、指定された
部分の音声が再生されることになる。
することにより再生する。 【解決手段】 マイクロホン8より入力された音声信号
は、音声IC38により、所定の処理が施された後、メ
モリカード24に記録される。このようにして記録され
た音声データを再生する場合は、記録された音声データ
の再生時間に対応する長さの線分をLCD6に表示させ
る。ペン46により、表示された線分の2点の座標が指
定されると、CPU36は、線分上で指定された領域に
対応する部分の音声データをメモリカード24から読み
出し、音声IC38に供給する。その結果、指定された
部分の音声が再生されることになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、音声を記録または再生する情報処理装置に関
する。
し、特に、音声を記録または再生する情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の電子カメラ等において、
録音された音声を再生する場合は、録音単位(1回の操
作で録音された音声)毎に再生が行われるようになされ
ていた。
録音された音声を再生する場合は、録音単位(1回の操
作で録音された音声)毎に再生が行われるようになされ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の電
子カメラ等では、録音単位の特定の部分だけを選択的に
再生することができないという課題があった。
子カメラ等では、録音単位の特定の部分だけを選択的に
再生することができないという課題があった。
【0004】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、録音された音声の必要な部分だけを再
生することを可能とするものである。
れたものであり、録音された音声の必要な部分だけを再
生することを可能とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、入力された音声を記録する記録手段と、記録
手段に記録された音声の記録時間に対応する、長さ、ま
たは、角度を有する図形を作成する図形作成手段と、図
形作成手段により作成された図形を表示装置に出力する
出力手段と、表示装置の画面上の所定の位置を指定する
位置指定手段と、表示装置に表示された図形の少なくと
も2点の座標が位置指定手段により指定された場合に、
それらの座標を取得する座標取得手段と、座標取得手段
により取得された座標に応じて記録手段に記録されてい
る音声の所定の部分を再生する再生手段とを備えること
を特徴とする。
理装置は、入力された音声を記録する記録手段と、記録
手段に記録された音声の記録時間に対応する、長さ、ま
たは、角度を有する図形を作成する図形作成手段と、図
形作成手段により作成された図形を表示装置に出力する
出力手段と、表示装置の画面上の所定の位置を指定する
位置指定手段と、表示装置に表示された図形の少なくと
も2点の座標が位置指定手段により指定された場合に、
それらの座標を取得する座標取得手段と、座標取得手段
により取得された座標に応じて記録手段に記録されてい
る音声の所定の部分を再生する再生手段とを備えること
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0007】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び、被
写体を照明する場合に発光される発光部(フラッシュラ
ンプ)4が設けられている。
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び、被
写体を照明する場合に発光される発光部(フラッシュラ
ンプ)4が設けられている。
【0008】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1の、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が
形成されている部分に対向する部分)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6および操作キー7(メニューキ
ー7A、実行キー7B、クリアキー7C、キャンセルキ
ー7D、およびスクロールキー7E)は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4、及びスピーカ5よりも、
鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後
述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位
置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタ
ブレット6A(座標取得手段)が形成されている。
(面X1の、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が
形成されている部分に対向する部分)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6および操作キー7(メニューキ
ー7A、実行キー7B、クリアキー7C、キャンセルキ
ー7D、およびスクロールキー7E)は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4、及びスピーカ5よりも、
鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後
述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位
置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタ
ブレット6A(座標取得手段)が形成されている。
【0009】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0010】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、以下に示
すキーによって構成されている。すなわち、メニューキ
ー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に
操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによっ
て選択された記録情報を再生する場合に操作されるキー
である。
生表示する場合などに操作されるキーであり、以下に示
すキーによって構成されている。すなわち、メニューキ
ー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に
操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによっ
て選択された記録情報を再生する場合に操作されるキー
である。
【0011】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0012】電子カメラ1の上面である面Zには、音声
を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホンが接
続されるイヤホンジャック9が設けられている。
を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホンが接
続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0013】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10、電源スイッチ
11、および、ACアダプタを接続するためのACアダ
プタジャック15が設けられている。
ときに操作されるレリーズスイッチ10、電源スイッチ
11、および、ACアダプタを接続するためのACアダ
プタジャック15が設けられている。
【0014】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作され
る連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。
なお、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ
10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手
で持っても、違和感のないように構成されている。
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作され
る連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。
なお、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ
10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手
で持っても、違和感のないように構成されている。
【0015】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0016】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0017】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0018】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0019】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図3は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
説明する。図3は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0020】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3型乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21が発生する電力が装置の各部に供
給される。また、発光部4を発光させるための電荷を蓄
積しているコンデンサ22は、バッテリ21と並べて配
置されている。
のバッテリ(単3型乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21が発生する電力が装置の各部に供
給される。また、発光部4を発光させるための電荷を蓄
積しているコンデンサ22は、バッテリ21と並べて配
置されている。
【0021】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する種々の制御回路が形成されている。また、
回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、
挿抜可能なメモリカード24(記録手段)が設けられて
おり、この電子カメラ1に入力される各種の情報が、メ
モリカード24の予め設定されている領域に記録され
る。
部を制御する種々の制御回路が形成されている。また、
回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、
挿抜可能なメモリカード24(記録手段)が設けられて
おり、この電子カメラ1に入力される各種の情報が、メ
モリカード24の予め設定されている領域に記録され
る。
【0022】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録するようにして
もよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録され
ている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外
部のパーソナルコンピュータに出力することができるよ
うにしてもよい。
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録するようにして
もよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録され
ている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外
部のパーソナルコンピュータに出力することができるよ
うにしてもよい。
【0023】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図4のブロック図を参照して説明する。レ
ンズ駆動回路30は、CPU36(図形作成手段)に制
御され、撮影レンズ3を光軸方向に移動させ、オートフ
ォーカスを実行する。複数の画素を備えているCCD2
0は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)
に光電変換するようになされている。また、CCD駆動
回路39は、ディジタルシグナルプロセッサ(以下、D
SPという)33に制御され、CCD20を駆動するよ
うになされている。
気的構成を、図4のブロック図を参照して説明する。レ
ンズ駆動回路30は、CPU36(図形作成手段)に制
御され、撮影レンズ3を光軸方向に移動させ、オートフ
ォーカスを実行する。複数の画素を備えているCCD2
0は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)
に光電変換するようになされている。また、CCD駆動
回路39は、ディジタルシグナルプロセッサ(以下、D
SPという)33に制御され、CCD20を駆動するよ
うになされている。
【0024】画像処理部31は、CCD20が光電変換
した画像信号を所定のタイミングで相関二重サンプリン
グすると共に、オートゲインコントロールにより、サン
プリングされた画像信号の信号値が最適となるよう制御
する。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変
換回路という)32は、画像処理部31でサンプリング
した画像信号をディジタル化してDSP33に供給する
ようになされている。
した画像信号を所定のタイミングで相関二重サンプリン
グすると共に、オートゲインコントロールにより、サン
プリングされた画像信号の信号値が最適となるよう制御
する。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変
換回路という)32は、画像処理部31でサンプリング
した画像信号をディジタル化してDSP33に供給する
ようになされている。
【0025】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に後述する所定の処理を施し、圧縮伸長回路およびメ
モリコントローラ(以下、圧縮伸長回路と略記する)3
4に供給する。圧縮伸長回路34は、DSP33から供
給された画像信号(以下、単に撮影画像データという)
を圧縮し、CPU36の制御に応じて、メモリカード2
4の所定の領域(撮影画像記録領域)に格納するように
なされている。
号に後述する所定の処理を施し、圧縮伸長回路およびメ
モリコントローラ(以下、圧縮伸長回路と略記する)3
4に供給する。圧縮伸長回路34は、DSP33から供
給された画像信号(以下、単に撮影画像データという)
を圧縮し、CPU36の制御に応じて、メモリカード2
4の所定の領域(撮影画像記録領域)に格納するように
なされている。
【0026】タイマ45は、撮影した日時(年、月、
日、時間)の情報を画像データのヘッダ情報として、メ
モリカード24の撮影画像記録領域に記録するようにな
されている(すなわち、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデ
ータが付随している)。
日、時間)の情報を画像データのヘッダ情報として、メ
モリカード24の撮影画像記録領域に記録するようにな
されている(すなわち、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデ
ータが付随している)。
【0027】マイクロホン8は、音声を入力し(音声を
集音し)、対応する電気信号に変換して音声IC(Inte
grated Ciruit)38(再生手段)に供給する。音声I
C38は、入力された音声信号をA/D変換するととも
に、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code M
odulation)による圧縮処理を施し、CPU制御バスを
介してCPU36に供給する。
集音し)、対応する電気信号に変換して音声IC(Inte
grated Ciruit)38(再生手段)に供給する。音声I
C38は、入力された音声信号をA/D変換するととも
に、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code M
odulation)による圧縮処理を施し、CPU制御バスを
介してCPU36に供給する。
【0028】CPU36は、ディジタル化されて圧縮さ
れた音声データをCPU制御バスを介してメモリカード
24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようにな
されている。また、このとき、メモリカード24の音声
記録領域には、録音日時のデータと音声の録音時間(再
生時間)が音声データのヘッダ情報として記録されるよ
うになされている。
れた音声データをCPU制御バスを介してメモリカード
24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようにな
されている。また、このとき、メモリカード24の音声
記録領域には、録音日時のデータと音声の録音時間(再
生時間)が音声データのヘッダ情報として記録されるよ
うになされている。
【0029】ユーザの操作するペン型指示装置(以下、
ペンという)46(位置指定手段)によってタッチタブ
レット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU36
は、タッチタブレット6Aの押圧された位置のX−Y座
標を読み取り、その座標データ(後述する線画情報)を
バッファメモリ35に格納するようになされている。ま
た、CPU36は、バッファメモリ35に格納された線
画情報を、線画情報入力日時のヘッダ情報とともに、メ
モリカード24の線画情報記録領域に記録するようにな
されている。
ペンという)46(位置指定手段)によってタッチタブ
レット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU36
は、タッチタブレット6Aの押圧された位置のX−Y座
標を読み取り、その座標データ(後述する線画情報)を
バッファメモリ35に格納するようになされている。ま
た、CPU36は、バッファメモリ35に格納された線
画情報を、線画情報入力日時のヘッダ情報とともに、メ
モリカード24の線画情報記録領域に記録するようにな
されている。
【0030】フレームメモリ47(出力手段)は、CP
U制御バスを介して送られてきた画像データを記憶し、
LCD6に表示するようになされている。但し、圧縮処
理が施された撮影画像データは、一旦、圧縮伸長回路3
4に入力され、そこで、伸長されてからフレームメモリ
47に供給されるようになされている。
U制御バスを介して送られてきた画像データを記憶し、
LCD6に表示するようになされている。但し、圧縮処
理が施された撮影画像データは、一旦、圧縮伸長回路3
4に入力され、そこで、伸長されてからフレームメモリ
47に供給されるようになされている。
【0031】更に、メモリカード24から出力された音
声データは、音声IC38によりディジタル/アナログ
変換(以下、D/A変換という)が施され、アナログ信
号に変換された後、スピーカ5に供給され、音声として
出力されるようになされている。
声データは、音声IC38によりディジタル/アナログ
変換(以下、D/A変換という)が施され、アナログ信
号に変換された後、スピーカ5に供給され、音声として
出力されるようになされている。
【0032】フラッシュランプ駆動回路41は、CPU
36によって制御され、発光部4に内蔵されているフラ
ッシュランプ42を駆動するようになされている。ま
た、赤目軽減ランプ駆動回路43は、同様に、CPU3
6によって制御され、発光部4に内蔵されている赤目軽
減ランプ44を駆動するようになされている。なお、こ
の赤目軽減ランプ44は、フラッシュランプ42が点灯
される直前に発光されるようになされており、これによ
り被写体となる人物の瞳孔が閉じられるので、撮影され
た画像中の人物の目が赤くなる、いわゆる赤目を軽減す
ることができる。
36によって制御され、発光部4に内蔵されているフラ
ッシュランプ42を駆動するようになされている。ま
た、赤目軽減ランプ駆動回路43は、同様に、CPU3
6によって制御され、発光部4に内蔵されている赤目軽
減ランプ44を駆動するようになされている。なお、こ
の赤目軽減ランプ44は、フラッシュランプ42が点灯
される直前に発光されるようになされており、これによ
り被写体となる人物の瞳孔が閉じられるので、撮影され
た画像中の人物の目が赤くなる、いわゆる赤目を軽減す
ることができる。
【0033】検出回路40は、バッテリ21の電圧を対
応するディジタル信号に変換し、CPU36に供給す
る。CPU36は、検出回路40から供給されるディジ
タル信号により、バッテリ21の残量を検知することが
できる。
応するディジタル信号に変換し、CPU36に供給す
る。CPU36は、検出回路40から供給されるディジ
タル信号により、バッテリ21の残量を検知することが
できる。
【0034】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。
について説明する。
【0035】まず、本装置の音声情報の入出力処理(但
し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。
し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。
【0036】電源スイッチ11が操作されることにより
電子カメラ1に電源が投入された後、面Y2に設けられ
ている録音スイッチ12が押されると、音声の録音処理
(音声情報の入力処理)が開始される。音声情報はマイ
クロホン8を介して入力され、音声IC38によりA/
D変換と圧縮処理が施された後、CPU36に供給され
る。
電子カメラ1に電源が投入された後、面Y2に設けられ
ている録音スイッチ12が押されると、音声の録音処理
(音声情報の入力処理)が開始される。音声情報はマイ
クロホン8を介して入力され、音声IC38によりA/
D変換と圧縮処理が施された後、CPU36に供給され
る。
【0037】CPU36に供給された音声データは、メ
モリカード24に供給され、音声記録領域に記録され
る。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、
録音日時のデータと録音時間(再生時間)が、ヘッダ情
報として記録される。このような動作が、録音スイッチ
12を押圧している期間中、連続して行われる。
モリカード24に供給され、音声記録領域に記録され
る。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、
録音日時のデータと録音時間(再生時間)が、ヘッダ情
報として記録される。このような動作が、録音スイッチ
12を押圧している期間中、連続して行われる。
【0038】なお、この場合における音声は、ADPC
M方式で圧縮されるようにしたが、他の圧縮方式を用い
るようにしてもよい。
M方式で圧縮されるようにしたが、他の圧縮方式を用い
るようにしてもよい。
【0039】次に、本実施例による被写体の撮影時の動
作について説明する。
作について説明する。
【0040】第1に、面Y2に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、面Y1に設けられている電源スイッチ1
1をユーザが操作することにより、電子カメラ1に電源
を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に
設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体
の撮影処理が開始される。
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、面Y1に設けられている電源スイッチ1
1をユーザが操作することにより、電子カメラ1に電源
を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に
設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体
の撮影処理が開始される。
【0041】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によってサンプリングされる。画像処理部31
によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回
路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP3
3に出力される。
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によってサンプリングされる。画像処理部31
によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回
路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP3
3に出力される。
【0042】DSP33は、RGB(Red Green Blue)
信号から色差信号を生成する処理を行うとともに、非線
形処理であるγ処理を施す。圧縮伸長回路34は、DS
P33から供給された画像データを、離散的コサイン変
換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG
(Joint Photografic Experts Group)方式に従って圧
縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
信号から色差信号を生成する処理を行うとともに、非線
形処理であるγ処理を施す。圧縮伸長回路34は、DS
P33から供給された画像データを、離散的コサイン変
換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG
(Joint Photografic Experts Group)方式に従って圧
縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0043】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押され続けても、それ以降の撮影は行われず、LCD6
上に撮影された画像が表示される。
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押され続けても、それ以降の撮影は行われず、LCD6
上に撮影された画像が表示される。
【0044】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を操作することにより、電子カメラ1に電源を投入
し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押
すと、被写体の撮影処理が開始される。
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を操作することにより、電子カメラ1に電源を投入
し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押
すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0045】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は画像信号に光電変換され、画像処理部31によ
って1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、
このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のう
ち4分の1の画素をサンプリングする。
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は画像信号に光電変換され、画像処理部31によ
って1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、
このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のう
ち4分の1の画素をサンプリングする。
【0046】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図5に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)の領域に分割し、各領
域の所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサ
ンプリングし、残りの3画素を間引く。
状に配列されているCCD20の画素を、図5に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)の領域に分割し、各領
域の所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサ
ンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0047】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各基本単位の左上の画素aがサンプ
リングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第
2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各基
本単位の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画
素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目
のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画
素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が
間引かれる。つまり、各画素は4回に1回だけサンプリ
ングされる。
マ目)においては、各基本単位の左上の画素aがサンプ
リングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第
2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各基
本単位の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画
素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目
のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画
素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が
間引かれる。つまり、各画素は4回に1回だけサンプリ
ングされる。
【0048】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0049】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に対して前述した処理を施し、圧縮伸長回路34に出
力する。圧縮伸長回路34は、画像信号に対してJPE
G方式に基づく圧縮処理を施し、CPU制御バスを介し
て、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、
撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報とし
て記録される。
号に対して前述した処理を施し、圧縮伸長回路34に出
力する。圧縮伸長回路34は、画像信号に対してJPE
G方式に基づく圧縮処理を施し、CPU制御バスを介し
て、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、
撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報とし
て記録される。
【0050】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を操作することにより、電子カメラ1の電源をO
Nの状態にし、面Y1に設けられているレリーズスイッ
チ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を操作することにより、電子カメラ1の電源をO
Nの状態にし、面Y1に設けられているレリーズスイッ
チ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0051】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素のうち9分の1の画素をサンプリングする。
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素のうち9分の1の画素をサンプリングする。
【0052】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図6に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
状に配列されているCCD20の画素を、図6に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0053】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0054】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0055】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に前述の処理を施し、圧縮伸長回路34に供給する。
圧縮伸長回路34は、JPEG方式に従って画像信号に
圧縮処理を施した後、タイマ45から供給される撮影日
時をヘッダ情報として付加し、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録する。
号に前述の処理を施し、圧縮伸長回路34に供給する。
圧縮伸長回路34は、JPEG方式に従って画像信号に
圧縮処理を施した後、タイマ45から供給される撮影日
時をヘッダ情報として付加し、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録する。
【0056】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
線画情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作につい
て説明する。タッチタブレット6Aがペン46のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標がCPU3
6に供給される。このX−Y座標は、バッファメモリ3
5に格納されるとともに、フレームメモリ47の内部の
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータが書き込
まれ、LCD6上に表示される。
線画情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作につい
て説明する。タッチタブレット6Aがペン46のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標がCPU3
6に供給される。このX−Y座標は、バッファメモリ3
5に格納されるとともに、フレームメモリ47の内部の
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータが書き込
まれ、LCD6上に表示される。
【0057】上述したように、LCD6の表面上に形成
されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって
構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示され
る点(ペン46のペン先で押圧された位置の点)を観察
することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力を
したかのように感じることができる。また、ペン46を
タッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上に
は、ペン46の移動に伴う線が描画される。さらに、ペ
ン46をタッチタブレット6A上で断続的に移動させる
と、LCD6上には、ペン46の移動に伴う破線が表示
される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレッ
ト6A(LCD6)から所望の文字、図形等の線画情報
を入力することができる。
されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって
構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示され
る点(ペン46のペン先で押圧された位置の点)を観察
することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力を
したかのように感じることができる。また、ペン46を
タッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上に
は、ペン46の移動に伴う線が描画される。さらに、ペ
ン46をタッチタブレット6A上で断続的に移動させる
と、LCD6上には、ペン46の移動に伴う破線が表示
される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレッ
ト6A(LCD6)から所望の文字、図形等の線画情報
を入力することができる。
【0058】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン46によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ47で合成され、LCD6上に表示される。
いる場合において、ペン46によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ47で合成され、LCD6上に表示される。
【0059】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0060】ペン46によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ35に格納されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バスを介
してメモリカード24に供給され、線画情報記録領域に
記録される。
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ35に格納されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バスを介
してメモリカード24に供給され、線画情報記録領域に
記録される。
【0061】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、撮影画像の圧縮に用いられ
る上記JPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く、情報量を削減できないので、圧縮及び伸長に
必要な時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、撮影画像の圧縮に用いられ
る上記JPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く、情報量を削減できないので、圧縮及び伸長に
必要な時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0062】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0063】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を有効に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
線画情報を有効に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0064】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ47で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ47で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0065】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図7に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。図7に示す表示例においては、情報を記録した
時点の年月日(記録年月日)(この場合、1996年6
月30日)が画面の上端部に表示され、その記録年月日
に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示さ
れている。
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図7に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。図7に示す表示例においては、情報を記録した
時点の年月日(記録年月日)(この場合、1996年6
月30日)が画面の上端部に表示され、その記録年月日
に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示さ
れている。
【0066】記録時刻の右隣には、サムネイル(Thumb
Nail)画像が表示されている。このサムネイル画像は、
メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像
データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作
成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像
情報を含む情報である。つまり、「10時16分」と
「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影
画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時
28分」、「10時54分」に記録された情報には、画
像情報が含まれていない。
Nail)画像が表示されている。このサムネイル画像は、
メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像
データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作
成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像
情報を含む情報である。つまり、「10時16分」と
「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影
画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時
28分」、「10時54分」に記録された情報には、画
像情報が含まれていない。
【0067】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
所定のメモが記録されていることを表している。
【0068】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声サムネイルが表示され、録音時間に対応する長さの線
分が表示される(音声情報が入力されていない場合は、
表示されない)。この音声サムネイルの表示処理につい
ては後述する。
声サムネイルが表示され、録音時間に対応する長さの線
分が表示される(音声情報が入力されていない場合は、
表示されない)。この音声サムネイルの表示処理につい
ては後述する。
【0069】なお、この実施例において、サムネイル画
像や音声サムネイルなどの表示の順序は、メモリカード
24に記録されている順序(時系列順)とされている。
即ち、1画面で表示することができない多数の情報が記
録されている場合に、この画面の表示処理を行うと、最
も古い記録情報が最初の行に表示され、以下、記録日時
(撮影日時、入力日時、または録音日時)が古い順に表
示されることになる。
像や音声サムネイルなどの表示の順序は、メモリカード
24に記録されている順序(時系列順)とされている。
即ち、1画面で表示することができない多数の情報が記
録されている場合に、この画面の表示処理を行うと、最
も古い記録情報が最初の行に表示され、以下、記録日時
(撮影日時、入力日時、または録音日時)が古い順に表
示されることになる。
【0070】ユーザは、図7に示すLCD6の所望の音
声サムネイルを、ペン46のペン先でダブルクリックし
て(同一の場所を2回連続して押圧して)、再生する情
報を選択指定し、実行キー(EXECキー)7Bをペン
46のペン先で押圧することにより、所望の情報を再生
させることができる。
声サムネイルを、ペン46のペン先でダブルクリックし
て(同一の場所を2回連続して押圧して)、再生する情
報を選択指定し、実行キー(EXECキー)7Bをペン
46のペン先で押圧することにより、所望の情報を再生
させることができる。
【0071】例えば、図7に示す「10時05分」の右
側に表示されている音声サムネイルがペン46によって
ダブルクリックされると、CPU36は、選択された録
音日時(10時05分)に対応する音声データをメモリ
カード24から読み出し、音声IC38に供給する。音
声IC38は、音声データ(圧縮されている音声デー
タ)に伸長処理を施し、更にD/A変換を施してアナロ
グ信号に変換してスピーカ5に供給する。スピーカ5
は、供給されたアナログ信号を音声に変換し、出力す
る。なお、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接
続されている場合においては、スピーカ5からは音声が
再生されず、図示せぬイヤホンにより音声が再生され
る。なお、この音声サムネイルの再生処理についても後
述する。
側に表示されている音声サムネイルがペン46によって
ダブルクリックされると、CPU36は、選択された録
音日時(10時05分)に対応する音声データをメモリ
カード24から読み出し、音声IC38に供給する。音
声IC38は、音声データ(圧縮されている音声デー
タ)に伸長処理を施し、更にD/A変換を施してアナロ
グ信号に変換してスピーカ5に供給する。スピーカ5
は、供給されたアナログ信号を音声に変換し、出力す
る。なお、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接
続されている場合においては、スピーカ5からは音声が
再生されず、図示せぬイヤホンにより音声が再生され
る。なお、この音声サムネイルの再生処理についても後
述する。
【0072】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を
ペン46のペン先で押圧することにより、その情報を選
択し、続いて、実行キー7Bを押すことにより、選択し
た情報を再生させる。
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を
ペン46のペン先で押圧することにより、その情報を選
択し、続いて、実行キー7Bを押すことにより、選択し
た情報を再生させる。
【0073】CPU36は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、
圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34に供給
された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像デー
タ)はそこで伸長され、CPU36に再び出力される。
CPU36は、この撮影画像データをビットマップデー
タとしてフレームメモリ47に一旦格納させた後、LC
D6に表示させる。
する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、
圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34に供給
された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像デー
タ)はそこで伸長され、CPU36に再び出力される。
CPU36は、この撮影画像データをビットマップデー
タとしてフレームメモリ47に一旦格納させた後、LC
D6に表示させる。
【0074】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0075】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0076】人間の視覚は、静止画像の解像度の劣化に
対しては敏感であるため、静止画像の画素を間引くと、
ユーザはこれを容易に感知してしまう。しかしながら、
1秒間に8コマの画像が再生されるLモードでは、各コ
マの画素数はCCD20の画素数の4分の1になるが、
前述のように1秒間に8コマの画像が再生されるので、
単位時間当たりの情報量は、静止画像の場合に比べて2
倍になる。
対しては敏感であるため、静止画像の画素を間引くと、
ユーザはこれを容易に感知してしまう。しかしながら、
1秒間に8コマの画像が再生されるLモードでは、各コ
マの画素数はCCD20の画素数の4分の1になるが、
前述のように1秒間に8コマの画像が再生されるので、
単位時間当たりの情報量は、静止画像の場合に比べて2
倍になる。
【0077】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にした場
合でも、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほ
ど気にしない。
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にした場
合でも、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほ
ど気にしない。
【0078】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなく、LCD6に表示されるLモードで撮影された
画像を観察することができる。
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなく、LCD6に表示されるLモードで撮影された
画像を観察することができる。
【0079】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0080】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33と圧縮伸
長回路34の負荷を低減することができ、これらを、低
速度、低電力で作動させることができる。また、このこ
とにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能に
なる。
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33と圧縮伸
長回路34の負荷を低減することができ、これらを、低
速度、低電力で作動させることができる。また、このこ
とにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能に
なる。
【0081】図8は、図7に示す音声サムネイルを表示
する処理の一例を説明するフローチャートである。この
処理は、例えば、電子カメラ1が再生モードにされた場
合に実行される。
する処理の一例を説明するフローチャートである。この
処理は、例えば、電子カメラ1が再生モードにされた場
合に実行される。
【0082】ステップS1において、CPU36は、メ
モリカード24の音声記録領域から、ヘッダ情報として
記録されている音声データの再生時間を読み出し、読み
出された音声データの再生時間を30秒で除算し、得ら
れた解の整数部分を変数nに代入する(n←div(音
声データの再生時間,30sec))。なお、div
(x,y)は、xをyで除算した結果の整数値を求める
関数である。
モリカード24の音声記録領域から、ヘッダ情報として
記録されている音声データの再生時間を読み出し、読み
出された音声データの再生時間を30秒で除算し、得ら
れた解の整数部分を変数nに代入する(n←div(音
声データの再生時間,30sec))。なお、div
(x,y)は、xをyで除算した結果の整数値を求める
関数である。
【0083】ステップS2では、CPU36は、ステッ
プS1において読み出された音声データの再生時間を3
0秒で除算した余りを変数mに代入する(m←mod
(音声データの再生時間,30sec))。なお、mo
d(x,y)は、xをyで除算した余りを求める関数で
ある。
プS1において読み出された音声データの再生時間を3
0秒で除算した余りを変数mに代入する(m←mod
(音声データの再生時間,30sec))。なお、mo
d(x,y)は、xをyで除算した余りを求める関数で
ある。
【0084】次のステップS3では、CPU36は、ス
テップS1において求めた変数nに格納されている値に
対応する本数の線分をLCD6に表示する。なお、この
線分は、1本あたり30秒の音声データに対応している
ので、例えば、音声データの再生時間が1分30である
場合には、n=3となり、3本の線分が表示されること
になる。
テップS1において求めた変数nに格納されている値に
対応する本数の線分をLCD6に表示する。なお、この
線分は、1本あたり30秒の音声データに対応している
ので、例えば、音声データの再生時間が1分30である
場合には、n=3となり、3本の線分が表示されること
になる。
【0085】ステップS4では、ステップS2において
求めたmの値に対応する長さの線分を表示する。即ち、
変数mの値は、0≦m<30であるので、ステップS3
で表示される線分の長さの、m/30に対応する長さの
線分が表示されることになる。例えば、音声データの再
生時間が45秒である場合は、n=1,m=15とな
り、ステップS3の処理において、30秒に対応する線
分が1本表示され、その長さの1/2(=15/30)
の長さの線分がステップS4の処理において表示される
ことになる。
求めたmの値に対応する長さの線分を表示する。即ち、
変数mの値は、0≦m<30であるので、ステップS3
で表示される線分の長さの、m/30に対応する長さの
線分が表示されることになる。例えば、音声データの再
生時間が45秒である場合は、n=1,m=15とな
り、ステップS3の処理において、30秒に対応する線
分が1本表示され、その長さの1/2(=15/30)
の長さの線分がステップS4の処理において表示される
ことになる。
【0086】図9は、本発明を適用した音声データの再
生処理の一例を説明するフローチャートである。この処
理は、図8の処理が終了した後に実行される。
生処理の一例を説明するフローチャートである。この処
理は、図8の処理が終了した後に実行される。
【0087】この処理が実行されると、ステップS20
において、CPU36は、タッチタブレット6Aが押圧
されたか否かを判定する。その結果、タッチタブレット
6Aが押圧された(YES)と判定した場合は、ステッ
プS21の処理に進み、また、タッチタブレット6Aが
押圧されていないと判定した場合は、ステップS20に
戻り同様の処理を繰り返す。
において、CPU36は、タッチタブレット6Aが押圧
されたか否かを判定する。その結果、タッチタブレット
6Aが押圧された(YES)と判定した場合は、ステッ
プS21の処理に進み、また、タッチタブレット6Aが
押圧されていないと判定した場合は、ステップS20に
戻り同様の処理を繰り返す。
【0088】続く、ステップS21において、CPU2
0は、ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そし
て、ステップS22に進み、CPU20は、タッチタブ
レット6Aが再度押圧されたか否かを判定する。その結
果、タッチタブレット6Aが押圧された(YES)と判
定した場合は、ステップS23の処理に進み、また、タ
ッチタブレット6Aが押圧されていない(NO)と判定
した場合は、ステップS22に戻り同様の処理を繰り返
す。
0は、ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そし
て、ステップS22に進み、CPU20は、タッチタブ
レット6Aが再度押圧されたか否かを判定する。その結
果、タッチタブレット6Aが押圧された(YES)と判
定した場合は、ステップS23の処理に進み、また、タ
ッチタブレット6Aが押圧されていない(NO)と判定
した場合は、ステップS22に戻り同様の処理を繰り返
す。
【0089】ステップS23では、CPU36は、ペン
46の座標(x2,y2)を取得する。そして、ステップ
S24に進み、CPU36は、2つの座標(x1,y1)
と(x2,y2)を始点または終点として囲まれる部分の
音声サムネイルの表示色を変更する。
46の座標(x2,y2)を取得する。そして、ステップ
S24に進み、CPU36は、2つの座標(x1,y1)
と(x2,y2)を始点または終点として囲まれる部分の
音声サムネイルの表示色を変更する。
【0090】次のステップS25において、CPU36
は、実行(EXEC)キー7Bが押圧されたか否かを判
定する。その結果、実行キー7Bが押圧された(YE
S)と判定した場合は、ステップS26の処理に進み、
また、実行キー7Bが押圧されていない(NO)と判定
した場合は、ステップS25に戻り同様の処理を繰り返
す。
は、実行(EXEC)キー7Bが押圧されたか否かを判
定する。その結果、実行キー7Bが押圧された(YE
S)と判定した場合は、ステップS26の処理に進み、
また、実行キー7Bが押圧されていない(NO)と判定
した場合は、ステップS25に戻り同様の処理を繰り返
す。
【0091】ステップS26では、CPU36は、2つ
の座標(x1,y1)と(x2,y2)を始点または終点と
して指定される音声サムネイルの領域に対応する部分の
音声データをメモリカード24から読み出し、音声IC
38に供給することにより、指定された部分の音声を再
生する。
の座標(x1,y1)と(x2,y2)を始点または終点と
して指定される音声サムネイルの領域に対応する部分の
音声データをメモリカード24から読み出し、音声IC
38に供給することにより、指定された部分の音声を再
生する。
【0092】いま、図10に示す表示例において、音声
サムネイルの所定の位置がペン46により押圧された場
合、CPU36は、ステップS20において、タッチタ
ブレット6Aが押圧された(YES)と判定し、ステッ
プS21に進む。ステップS21では、ペン46の座標
(x1,y1)が取得される。
サムネイルの所定の位置がペン46により押圧された場
合、CPU36は、ステップS20において、タッチタ
ブレット6Aが押圧された(YES)と判定し、ステッ
プS21に進む。ステップS21では、ペン46の座標
(x1,y1)が取得される。
【0093】次に、図11の表示例に示すように、音声
サムネイルの他の部分がペン46によって再度押圧され
た場合、CPU36は、ステップS22において、タッ
チタブレット6Aが再度押圧された(YES)と判定
し、ステップS23の処理に進む。ステップS23で
は、ペン46の座標(x2,y2)が取得される。
サムネイルの他の部分がペン46によって再度押圧され
た場合、CPU36は、ステップS22において、タッ
チタブレット6Aが再度押圧された(YES)と判定
し、ステップS23の処理に進む。ステップS23で
は、ペン46の座標(x2,y2)が取得される。
【0094】ステップS24では、CPU36は、取得
された2つの座標(x1,y1)と(x2,y2)を始点ま
たは終点として囲まれる部分の音声サムネイルの表示色
を変更する。その結果、これら2つの座標を始点または
終点として囲まれる部分の音声サムネイルは、図12に
示すように表示色が変更されることになる(この図にお
いては、線の太さにより表示色の相違を表している)。
された2つの座標(x1,y1)と(x2,y2)を始点ま
たは終点として囲まれる部分の音声サムネイルの表示色
を変更する。その結果、これら2つの座標を始点または
終点として囲まれる部分の音声サムネイルは、図12に
示すように表示色が変更されることになる(この図にお
いては、線の太さにより表示色の相違を表している)。
【0095】以上のように音声サムネイルの所定の部分
が指定された後、ペン46により実行キー7Bが押圧さ
れると、CPU36は、ステップS25において、実行
キー7Bが押圧された(YES)と判定し、ステップS
26に進む。そして、CPU36は、表示色が変更され
ている部分に対応する部分の音声データをメモリカード
24から読み出し、音声IC38に供給し、再生させ
る。
が指定された後、ペン46により実行キー7Bが押圧さ
れると、CPU36は、ステップS25において、実行
キー7Bが押圧された(YES)と判定し、ステップS
26に進む。そして、CPU36は、表示色が変更され
ている部分に対応する部分の音声データをメモリカード
24から読み出し、音声IC38に供給し、再生させ
る。
【0096】以上のような処理によれば、画面上に表示
されている音声サムネイル上の2点をペン46により指
定することにより、音声データを部分的に再生すること
が可能となる。
されている音声サムネイル上の2点をペン46により指
定することにより、音声データを部分的に再生すること
が可能となる。
【0097】なお、以上の実施例では、最初に指定され
た座標(x1,y1)を始点とし、次に指定された座標
(x2,y2)を終点とするようにしたが、例えば、最初
に座標(x2,y2)が指定され、次に座標(x1,y1)
が指定された場合には、最初に指定された座標を終点と
し、次に指定された座標を始点とする処理を行うように
してもよい。
た座標(x1,y1)を始点とし、次に指定された座標
(x2,y2)を終点とするようにしたが、例えば、最初
に座標(x2,y2)が指定され、次に座標(x1,y1)
が指定された場合には、最初に指定された座標を終点と
し、次に指定された座標を始点とする処理を行うように
してもよい。
【0098】また、以上の実施例では、1本の音声サム
ネイル(線分)上において、始点と終点を指定したが、
異なる音声サムネイル(線分)上において、始点と終点
を指定することも可能であることは言うまでもない。
ネイル(線分)上において、始点と終点を指定したが、
異なる音声サムネイル(線分)上において、始点と終点
を指定することも可能であることは言うまでもない。
【0099】更に、ペン46により音声サムネイルをダ
ブルクリックした場合には、音声データを全て(最初か
ら最後まで)再生するようにすることも可能である。
ブルクリックした場合には、音声データを全て(最初か
ら最後まで)再生するようにすることも可能である。
【0100】図13は、本発明を適用した再生処理の他
の一例を説明するフローチャートである。この処理も、
図9に示す処理と同様に、図8に示す処理が終了した後
に実行される。
の一例を説明するフローチャートである。この処理も、
図9に示す処理と同様に、図8に示す処理が終了した後
に実行される。
【0101】この処理が実行されると、ステップS40
において、CPU36はタッチタブレット6Aがペン4
6により押圧されたか否かを判定する。その結果、タッ
チタブレット6Aが押圧された(YES)と判定した場
合は、ステップS41に進み、また、タッチタブレット
6Aが押圧されていない(NO)と判定した場合は、ス
テップS40に戻り同様の処理を繰り返す。
において、CPU36はタッチタブレット6Aがペン4
6により押圧されたか否かを判定する。その結果、タッ
チタブレット6Aが押圧された(YES)と判定した場
合は、ステップS41に進み、また、タッチタブレット
6Aが押圧されていない(NO)と判定した場合は、ス
テップS40に戻り同様の処理を繰り返す。
【0102】ステップS41では、CPU36はペン4
6の座標(x1,y1)を取得する。そして、ステップS
42に進み、ペン46がタッチタブレット6Aから離さ
れたか否かを判定する。その結果、ペン46がタッチタ
ブレット6Aから離された(YES)と判定した場合
は、ステップS43に進み、また、ペン46がタッチタ
ブレット6Aから離されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS42に戻り同様の処理を繰り返す。
6の座標(x1,y1)を取得する。そして、ステップS
42に進み、ペン46がタッチタブレット6Aから離さ
れたか否かを判定する。その結果、ペン46がタッチタ
ブレット6Aから離された(YES)と判定した場合
は、ステップS43に進み、また、ペン46がタッチタ
ブレット6Aから離されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS42に戻り同様の処理を繰り返す。
【0103】続くステップS43において、CPU36
は、ペン46がタッチタブレット6Aから離された座標
(x2,y2)を取得する。そして、ステップS44に進
み、y1,y2に最も近い音声サムネイルの座標Y1,Y2
をそれぞれ取得する。即ち、音声サムネイルの真上がペ
ン46により押圧されるとは限らないので、音声サムネ
イルから多少離れた場所が押圧された場合においても、
再生処理が可能となるように座標の変換を行う。なお、
この座標変換は、現在表示されている全ての音声サムネ
イルのY座標を記憶しておき、ペン46により押圧され
たy座標に最も近い座標値を検索することにより実行可
能である。
は、ペン46がタッチタブレット6Aから離された座標
(x2,y2)を取得する。そして、ステップS44に進
み、y1,y2に最も近い音声サムネイルの座標Y1,Y2
をそれぞれ取得する。即ち、音声サムネイルの真上がペ
ン46により押圧されるとは限らないので、音声サムネ
イルから多少離れた場所が押圧された場合においても、
再生処理が可能となるように座標の変換を行う。なお、
この座標変換は、現在表示されている全ての音声サムネ
イルのY座標を記憶しておき、ペン46により押圧され
たy座標に最も近い座標値を検索することにより実行可
能である。
【0104】ステップS45では、CPU36は、座標
(x1,Y1)と(x2,Y2)を始点または終点として指
定される部分の音声サムネイルの表示色を変更する。そ
して、ステップS46に進み、座標(x1,Y1)と(x
2,Y2)を始点または終点として指定される音声サムネ
イルの領域に対応する部分の音声データをメモリカード
24から読み出し、音声IC38に供給し、再生させ
る。
(x1,Y1)と(x2,Y2)を始点または終点として指
定される部分の音声サムネイルの表示色を変更する。そ
して、ステップS46に進み、座標(x1,Y1)と(x
2,Y2)を始点または終点として指定される音声サムネ
イルの領域に対応する部分の音声データをメモリカード
24から読み出し、音声IC38に供給し、再生させ
る。
【0105】いま、図14に示す表示画面において、画
面上の一点がペン46により指定された場合、ステップ
S40において、タッチタブレット6Aが押圧された
(YES)と判定され、ステップS41に進む。ステッ
プS41では、ペン46の座標(x1,y1)が取得さ
れ、ステップS42に進む。
面上の一点がペン46により指定された場合、ステップ
S40において、タッチタブレット6Aが押圧された
(YES)と判定され、ステップS41に進む。ステッ
プS41では、ペン46の座標(x1,y1)が取得さ
れ、ステップS42に進む。
【0106】図15に示すように、ペン46がドラッグ
され(ペン46がタッチタブレット6Aに押圧されたま
まで移動され)た後、タッチタブレット6Aより離され
た場合、ステップS42において(YES)と判定さ
れ、ステップS43に進む。ステップS43では、ペン
46がタッチタブレット6Aから離された座標(x2,
y2)が取得され、ステップS44に進む。
され(ペン46がタッチタブレット6Aに押圧されたま
まで移動され)た後、タッチタブレット6Aより離され
た場合、ステップS42において(YES)と判定さ
れ、ステップS43に進む。ステップS43では、ペン
46がタッチタブレット6Aから離された座標(x2,
y2)が取得され、ステップS44に進む。
【0107】ステップS44では、y1,y2に最も近い
音声サムネイルの座標Y1,Y2がそれぞれ取得される。
即ち、図15の例では、座標y1に対しては、第1番目
の音声サムネイルのY座標であるY1が取得され、ま
た、座標y2に対しては、第3番目の音声サムネイルの
Y座標であるY2が取得される。
音声サムネイルの座標Y1,Y2がそれぞれ取得される。
即ち、図15の例では、座標y1に対しては、第1番目
の音声サムネイルのY座標であるY1が取得され、ま
た、座標y2に対しては、第3番目の音声サムネイルの
Y座標であるY2が取得される。
【0108】ステップS45においては、2つの座標
(x1,Y1)と(x2,Y2)を始点または終点として指
定される部分の音声サムネイルの表示色が図16に示す
ように変更される(この図においては、線の太さにより
表示色の相違を表している)。そして、ステップS46
において、表示色が変更された領域に対応する部分の音
声データがメモリカード24より読み出され、音声IC
38に供給される。その結果、指定された部分の音声デ
ータが再生されることになる。
(x1,Y1)と(x2,Y2)を始点または終点として指
定される部分の音声サムネイルの表示色が図16に示す
ように変更される(この図においては、線の太さにより
表示色の相違を表している)。そして、ステップS46
において、表示色が変更された領域に対応する部分の音
声データがメモリカード24より読み出され、音声IC
38に供給される。その結果、指定された部分の音声デ
ータが再生されることになる。
【0109】以上のような実施例によれば、タッチタブ
レット6A上でペン46を軽く移動させるだけで、音声
データの所望の部分を再生することができる。
レット6A上でペン46を軽く移動させるだけで、音声
データの所望の部分を再生することができる。
【0110】なお、図16に示すように、音声データを
再生している際には、音声の再生が現在行われている部
分を矢印(↓)等によって明示するようにしてもよい。
また、以上の実施例では、音声サムネイルの表示色を変
更した直後に、音声の再生処理を実行するようにした
が、前述の実施例と同様に、実行キー7Bが押圧された
場合に再生処理を実行するようにしてもよい。
再生している際には、音声の再生が現在行われている部
分を矢印(↓)等によって明示するようにしてもよい。
また、以上の実施例では、音声サムネイルの表示色を変
更した直後に、音声の再生処理を実行するようにした
が、前述の実施例と同様に、実行キー7Bが押圧された
場合に再生処理を実行するようにしてもよい。
【0111】図17は、本発明を適用した音声サムネイ
ルの表示処理の一例を説明するフローチャートである。
この処理は、例えば、電子カメラ1が再生モードにされ
た場合に実行される。
ルの表示処理の一例を説明するフローチャートである。
この処理は、例えば、電子カメラ1が再生モードにされ
た場合に実行される。
【0112】この処理が実行されると、ステップS60
において、CPU36は、メモリカード24から音声サ
ムネイルとして表示しようとする音声データを読み出
し、音声IC38に供給して伸長処理を施した後、1次
元配列Data[i](i=1,2,・・・,N)(N
は音声データのデータ数)に格納する。そして、ステッ
プS61に進み、Data[i]に格納されている各音
声データの絶対値を求め、1次元配列Abs[i](i
=1,2,・・・,N)に格納する。
において、CPU36は、メモリカード24から音声サ
ムネイルとして表示しようとする音声データを読み出
し、音声IC38に供給して伸長処理を施した後、1次
元配列Data[i](i=1,2,・・・,N)(N
は音声データのデータ数)に格納する。そして、ステッ
プS61に進み、Data[i]に格納されている各音
声データの絶対値を求め、1次元配列Abs[i](i
=1,2,・・・,N)に格納する。
【0113】続くステップS62において、CPU36
は、1次元配列Level[i](i=1,2,・・
・,N)に、以下の式により得られる値(1または0)
を格納する。
は、1次元配列Level[i](i=1,2,・・
・,N)に、以下の式により得られる値(1または0)
を格納する。
【0114】 δ{(Abs[i−n/2]+Abs[i−n/2+1]+・・・+Abs[ i]+・・・+Abs[i+n/2])/n,Ref} ・・・(1)
【0115】なお、δ{x,Ref}は、xの値が基準
値Refよりも大きいか、これらが等しい(x≧Re
f)場合は、δ{x,Ref}=1となり、逆に、xの
値が基準値Refよりも小さい(x<Ref)場合は、
δ{x,Ref}=0となる関数である。また、nは、
1回の処理において対象となる音声データのデータ数で
あり、例えば、n=10とされる。更に、Abs[x]
において、x<1となる場合は、データが存在しないた
め(x=1,2,・・・,Nであるため)、Abs
[x]=0とされるとともに、分母のnの値が1だけ減
算される。このような処理により、音声データの絶対値
の平均値が基準値Refを超過する部分(音声の瞬時値
の平均値が基準値Refを超過する部分)に対しては、
配列Levelに値1が格納される。
値Refよりも大きいか、これらが等しい(x≧Re
f)場合は、δ{x,Ref}=1となり、逆に、xの
値が基準値Refよりも小さい(x<Ref)場合は、
δ{x,Ref}=0となる関数である。また、nは、
1回の処理において対象となる音声データのデータ数で
あり、例えば、n=10とされる。更に、Abs[x]
において、x<1となる場合は、データが存在しないた
め(x=1,2,・・・,Nであるため)、Abs
[x]=0とされるとともに、分母のnの値が1だけ減
算される。このような処理により、音声データの絶対値
の平均値が基準値Refを超過する部分(音声の瞬時値
の平均値が基準値Refを超過する部分)に対しては、
配列Levelに値1が格納される。
【0116】次のステップS63において、CPU36
は、対象となる音声データの再生時間を30秒で除算し
た結果の整数部(=div(音声データの再生時間,3
0sec))を変数gに代入する。また、ステップS6
4では、音声データの再生時間を30秒で除算した余り
(=mod(音声データの再生時間,30sec))を
変数hに代入する。
は、対象となる音声データの再生時間を30秒で除算し
た結果の整数部(=div(音声データの再生時間,3
0sec))を変数gに代入する。また、ステップS6
4では、音声データの再生時間を30秒で除算した余り
(=mod(音声データの再生時間,30sec))を
変数hに代入する。
【0117】ステップS65では、変数gの値に対応す
る本数の長方形がLCD6上に音声サムネイルとして表
示され、また、ステップS66では、変数hの値に対応
する長さの長方形が表示される。なお、ステップS63
乃至S66の処理は、図8におけるステップS1乃至S
4の処理と同様である。
る本数の長方形がLCD6上に音声サムネイルとして表
示され、また、ステップS66では、変数hの値に対応
する長さの長方形が表示される。なお、ステップS63
乃至S66の処理は、図8におけるステップS1乃至S
4の処理と同様である。
【0118】ステップS67では、変数iが1に初期設
定され、ステップS68に進む。ステップS68では、
Level[i]に格納されている値が“1”であるか
否かが判定される。その結果、Level[i]に格納
されている値が“1”である(YES)と判定された場
合は、ステップS69に進み、また、Level[i]
に格納されている値が“1”ではない(NO)と判定さ
れた場合は、ステップS69の処理をスキップし、ステ
ップS70に進む。
定され、ステップS68に進む。ステップS68では、
Level[i]に格納されている値が“1”であるか
否かが判定される。その結果、Level[i]に格納
されている値が“1”である(YES)と判定された場
合は、ステップS69に進み、また、Level[i]
に格納されている値が“1”ではない(NO)と判定さ
れた場合は、ステップS69の処理をスキップし、ステ
ップS70に進む。
【0119】ステップS69では、音声サムネイルの変
数iの値に対応する部分の表示色が変更される。即ち、
前述のように、配列Levelに格納されている値が
“1”である場合には、その部分の音声データの瞬時値
が所定のレベル(Ref)を超過していることを示して
おり、音声サムネイルの表示色を変更することにより、
その部分を明示する。そして、ステップS70におい
て、変数iの値が1だけインクリメントされる。
数iの値に対応する部分の表示色が変更される。即ち、
前述のように、配列Levelに格納されている値が
“1”である場合には、その部分の音声データの瞬時値
が所定のレベル(Ref)を超過していることを示して
おり、音声サムネイルの表示色を変更することにより、
その部分を明示する。そして、ステップS70におい
て、変数iの値が1だけインクリメントされる。
【0120】続くステップS71では、変数iの値が音
声データのデータ数Nよりも大きいか否かが判定され
る。その結果、変数iの値がデータ数Nよりも小さい
か、または、これらが等しい(NO)と判定された場合
は、ステップS68に戻り同様の処理が繰り返される。
また、変数iの値がデータ数Nよりも大きい(YES)
と判定された場合は処理を終了する(エンド)。
声データのデータ数Nよりも大きいか否かが判定され
る。その結果、変数iの値がデータ数Nよりも小さい
か、または、これらが等しい(NO)と判定された場合
は、ステップS68に戻り同様の処理が繰り返される。
また、変数iの値がデータ数Nよりも大きい(YES)
と判定された場合は処理を終了する(エンド)。
【0121】以上のような処理により表示される音声サ
ムネイルの表示例を図18に示す。この図に示すよう
に、所定のレベル(Ref)を超過する部分の音声デー
タに対応する領域の音声サムネイルは、表示色が変更さ
れている。この例では、領域a乃至領域dの4カ所の表
示色が変更されており、これらの領域の音声データが、
所定のレベルを超過していることが示されている。
ムネイルの表示例を図18に示す。この図に示すよう
に、所定のレベル(Ref)を超過する部分の音声デー
タに対応する領域の音声サムネイルは、表示色が変更さ
れている。この例では、領域a乃至領域dの4カ所の表
示色が変更されており、これらの領域の音声データが、
所定のレベルを超過していることが示されている。
【0122】なお、以上の実施例では、音声データの絶
対値の平均値を、基準値Refと比較することにより、
所定のレベルを超過した音声データを検出するようにし
たが、本発明は、このような方法のみに限定されるもの
ではないことは勿論である。例えば、音声データの2乗
の平均値を基準値と比較するようにしてもよい。
対値の平均値を、基準値Refと比較することにより、
所定のレベルを超過した音声データを検出するようにし
たが、本発明は、このような方法のみに限定されるもの
ではないことは勿論である。例えば、音声データの2乗
の平均値を基準値と比較するようにしてもよい。
【0123】また、基準値Refを適当に設定すること
により、例えば、複数の発話が同時進行的になされてい
る場合に、特定の発話(マイクロホン8に最も近い場所
でなされている発話)に対応する部分のみの表示色を変
更するようにすることも可能である。
により、例えば、複数の発話が同時進行的になされてい
る場合に、特定の発話(マイクロホン8に最も近い場所
でなされている発話)に対応する部分のみの表示色を変
更するようにすることも可能である。
【0124】図19は、図18の表示例において、音声
データの再生を指定した場合に実行される処理の一例を
説明するフローチャートである。この処理では、変数s
tartとstopに格納されている値を、それぞれ始
点と終点とし、対応する音声データを再生するようにな
されている。これら2つの値は、例えば、ペン46によ
り音声サムネイル上の2点が指定された場合に取得され
る。
データの再生を指定した場合に実行される処理の一例を
説明するフローチャートである。この処理では、変数s
tartとstopに格納されている値を、それぞれ始
点と終点とし、対応する音声データを再生するようにな
されている。これら2つの値は、例えば、ペン46によ
り音声サムネイル上の2点が指定された場合に取得され
る。
【0125】この処理が実行されると、ステップS90
において、CPU36は、ステップS90において、変
数startに格納されている値を変数iに代入する。
ステップS91では、図17の処理により得られた配列
Levelの第i番目の値が“1”であるか否かが判定
される(即ち、Level[i]=1であるか否かが判
定される)。その結果、Level[i]=1である
(YES)と判定された場合は、ステップS92に進
み、値iに対応する音声データをメモリカード24から
読み出し、音声IC38に供給して再生させる。また、
Level[i]≠1である(NO)と判定された場合
は、ステップS92の処理をスキップし、ステップS9
3に進む。
において、CPU36は、ステップS90において、変
数startに格納されている値を変数iに代入する。
ステップS91では、図17の処理により得られた配列
Levelの第i番目の値が“1”であるか否かが判定
される(即ち、Level[i]=1であるか否かが判
定される)。その結果、Level[i]=1である
(YES)と判定された場合は、ステップS92に進
み、値iに対応する音声データをメモリカード24から
読み出し、音声IC38に供給して再生させる。また、
Level[i]≠1である(NO)と判定された場合
は、ステップS92の処理をスキップし、ステップS9
3に進む。
【0126】ステップS93においては、変数iの値が
1だけインクリメントされ、ステップS94に進む。ス
テップS94では、変数iの値がstopの値よりも大
きいか否かが判定される。その結果、変数iの値がst
opの値よりも大きい(YES)と判定された場合は処
理を終了し、また、変数iの値がstopの値よりも小
さいか、または、これらが等しい(NO)と判定された
場合はステップS91に戻り、同様の処理を繰り返すこ
とになる。
1だけインクリメントされ、ステップS94に進む。ス
テップS94では、変数iの値がstopの値よりも大
きいか否かが判定される。その結果、変数iの値がst
opの値よりも大きい(YES)と判定された場合は処
理を終了し、また、変数iの値がstopの値よりも小
さいか、または、これらが等しい(NO)と判定された
場合はステップS91に戻り、同様の処理を繰り返すこ
とになる。
【0127】いま、図18に示す表示画面上において、
音声サムネイルの最初の部分(音声データの先頭)と最
後の部分(音声データの末尾)をそれぞれ、始点と終点
として図19に示す処理を実行した場合、領域a乃至領
域dが順に再生され、その他の部分(図18において、
ハッチングが施されていない部分)は再生が実行されな
い。従って、不要な部分(音声のレベルが低い部分(例
えば、会話が行われていない部分))の再生が省略され
るので、その分だけ再生時間が短縮されることになる。
音声サムネイルの最初の部分(音声データの先頭)と最
後の部分(音声データの末尾)をそれぞれ、始点と終点
として図19に示す処理を実行した場合、領域a乃至領
域dが順に再生され、その他の部分(図18において、
ハッチングが施されていない部分)は再生が実行されな
い。従って、不要な部分(音声のレベルが低い部分(例
えば、会話が行われていない部分))の再生が省略され
るので、その分だけ再生時間が短縮されることになる。
【0128】以上の実施例では、始点と終点を指定し、
再生を実行するようにしたが、例えば、再生しようとす
る部分(領域a乃至領域d)をペン46により指定し、
指定された部分の音声データのみを再生するようにして
もよい。例えば、ペン46により、領域a,dの一部が
押圧された後、実行キー7Bが押圧された場合は、領域
a,dに対応する部分の音声データがカードメモリ24
より読み出され、再生されるようにしてもよい。
再生を実行するようにしたが、例えば、再生しようとす
る部分(領域a乃至領域d)をペン46により指定し、
指定された部分の音声データのみを再生するようにして
もよい。例えば、ペン46により、領域a,dの一部が
押圧された後、実行キー7Bが押圧された場合は、領域
a,dに対応する部分の音声データがカードメモリ24
より読み出され、再生されるようにしてもよい。
【0129】図20は、図18の表示画面において、画
面の下部に表示されている「Slow」または「Fas
t」ボタンが押圧された場合に実行される処理の一例を
説明するフローチャートである。
面の下部に表示されている「Slow」または「Fas
t」ボタンが押圧された場合に実行される処理の一例を
説明するフローチャートである。
【0130】ステップS110において、CPU36は
Slowボタンが押圧されたか否かを判定する。その結
果、Slowボタンが押圧された(YES)と判定した
場合は、ステップS111に進み、音声IC38に出力
クロックの周期を長くするための制御信号を出力する。
即ち、音声をD/A変換する周期を通常よりも長くする
ことにより、音声の再生スピードを遅くする。また、S
lowボタンが押圧されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS111の処理をスキップし、ステップ
S112に進む。
Slowボタンが押圧されたか否かを判定する。その結
果、Slowボタンが押圧された(YES)と判定した
場合は、ステップS111に進み、音声IC38に出力
クロックの周期を長くするための制御信号を出力する。
即ち、音声をD/A変換する周期を通常よりも長くする
ことにより、音声の再生スピードを遅くする。また、S
lowボタンが押圧されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS111の処理をスキップし、ステップ
S112に進む。
【0131】ステップS112では、CPU36は、F
astボタンが押圧されたか否かを判定する。その結
果、Fastボタンが押圧された(YES)と判定した
場合は、ステップS113に進み、音声IC38に出力
クロックの周期を短くするための制御信号を出力する。
即ち、音声をD/A変換する周期を通常よりも短くする
ことにより、音声の再生スピードを速くする。また、F
astボタンが押圧されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS113の処理をスキップし、処理を終
了する(エンド)。
astボタンが押圧されたか否かを判定する。その結
果、Fastボタンが押圧された(YES)と判定した
場合は、ステップS113に進み、音声IC38に出力
クロックの周期を短くするための制御信号を出力する。
即ち、音声をD/A変換する周期を通常よりも短くする
ことにより、音声の再生スピードを速くする。また、F
astボタンが押圧されていない(NO)と判定した場
合は、ステップS113の処理をスキップし、処理を終
了する(エンド)。
【0132】このような処理によれば、音声データの再
生スピードを変更することができるので、例えば、不明
瞭な発話等が記録されている場合には、その部分をペン
46により指定し、Slowボタンを押圧してから再生
させることにより、不明瞭な部分をゆっくり再生させる
ことができる。また、比較的時間の長い会話等が録音さ
れている場合は、Fastボタンを押圧してから再生す
ることにより、短時間で会話の内容を把握することが可
能となる。
生スピードを変更することができるので、例えば、不明
瞭な発話等が記録されている場合には、その部分をペン
46により指定し、Slowボタンを押圧してから再生
させることにより、不明瞭な部分をゆっくり再生させる
ことができる。また、比較的時間の長い会話等が録音さ
れている場合は、Fastボタンを押圧してから再生す
ることにより、短時間で会話の内容を把握することが可
能となる。
【0133】なお、図18の最下部に表示されている
「Repeat」ボタンが押圧された場合には、直前に
再生された音声データを再度再生するようにしてもよ
い。これにより、例えば、外国語等の発話において、特
定の単語が聞き取れない場合に、その部分を繰り返し聞
くことが可能となる。
「Repeat」ボタンが押圧された場合には、直前に
再生された音声データを再度再生するようにしてもよ
い。これにより、例えば、外国語等の発話において、特
定の単語が聞き取れない場合に、その部分を繰り返し聞
くことが可能となる。
【0134】また、以上の実施例では、音声IC38の
出力クロックの周期を変更することにより、再生スピー
ドを変化させるようにした。しかしながら、例えば、C
PU36が所定の時間毎にソフトウエア割り込みにより
1処理単位の音声データを音声IC38に供給するよう
に構成し、このソフトウエア割り込みが生ずる時間(周
期)を変更することにより音声の再生スピードを変更す
るようにしてもよい。
出力クロックの周期を変更することにより、再生スピー
ドを変化させるようにした。しかしながら、例えば、C
PU36が所定の時間毎にソフトウエア割り込みにより
1処理単位の音声データを音声IC38に供給するよう
に構成し、このソフトウエア割り込みが生ずる時間(周
期)を変更することにより音声の再生スピードを変更す
るようにしてもよい。
【0135】図21は、本発明を適用した他の音声サム
ネイルの表示の一例を示している。
ネイルの表示の一例を示している。
【0136】この表示例では、音声データの再生時間に
対応した角度を有する扇形が表示されている。即ち、最
長の再生時間(例えば、3分)を360度とした場合
に、表示しようとする音声データの再生時間に対応する
角度を求め、求められた角度を有する扇形を音声サムネ
イルとして表示する。
対応した角度を有する扇形が表示されている。即ち、最
長の再生時間(例えば、3分)を360度とした場合
に、表示しようとする音声データの再生時間に対応する
角度を求め、求められた角度を有する扇形を音声サムネ
イルとして表示する。
【0137】図22は、このような表示画面において、
扇形の音声サムネイル上または、その近傍の2点がペン
46により押圧された場合に、それら2点を始点または
終点として音声を再生する処理の一例を説明するフロー
チャートである。なお、この処理は、図21の画面が表
示された後に実行される。
扇形の音声サムネイル上または、その近傍の2点がペン
46により押圧された場合に、それら2点を始点または
終点として音声を再生する処理の一例を説明するフロー
チャートである。なお、この処理は、図21の画面が表
示された後に実行される。
【0138】ステップS130において、CPU36
は、タッチタブレット6Aが押圧されたか否かを判定す
る。その結果、タッチタブレット6Aが押圧された(Y
ES)と判定した場合は、ステップS131に進み、ま
た、押圧されていない(NO)と判定した場合はステッ
プS130に戻り同様の処理を繰り返す。
は、タッチタブレット6Aが押圧されたか否かを判定す
る。その結果、タッチタブレット6Aが押圧された(Y
ES)と判定した場合は、ステップS131に進み、ま
た、押圧されていない(NO)と判定した場合はステッ
プS130に戻り同様の処理を繰り返す。
【0139】ステップS131において、CPU36
は、ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そして、
ステップS132に進み、扇形の始点P、中心点O、お
よび、座標(x1,y1)の間の角度θ1を求める(図2
3参照)。
は、ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そして、
ステップS132に進み、扇形の始点P、中心点O、お
よび、座標(x1,y1)の間の角度θ1を求める(図2
3参照)。
【0140】ステップS133では、CPU36は、タ
ッチタブレット6Aが再度押圧されたか否かを判定す
る。その結果、タッチタブレット6Aが押圧された(Y
ES)と判定した場合は、ステップS134に進み、ま
た、押圧されていない(NO)と判定した場合は、ステ
ップS133に戻り同様の処理を繰り返す。
ッチタブレット6Aが再度押圧されたか否かを判定す
る。その結果、タッチタブレット6Aが押圧された(Y
ES)と判定した場合は、ステップS134に進み、ま
た、押圧されていない(NO)と判定した場合は、ステ
ップS133に戻り同様の処理を繰り返す。
【0141】ステップS134においては、CPU36
は、ペン46の座標(x2,y2)を取得する。そして、
ステップS135において、扇形の始点P、中心点O、
および座標(x2,y2)の間の角度θ2を求める(図2
3参照)。
は、ペン46の座標(x2,y2)を取得する。そして、
ステップS135において、扇形の始点P、中心点O、
および座標(x2,y2)の間の角度θ2を求める(図2
3参照)。
【0142】続くステップS136では、CPU36
は、実行キー7Bが押圧されたか否かを判定する。その
結果、実行キー7Bが押圧された(YES)と判定する
と、ステップS137に進み、また、実行キー7Bが押
圧されていない(NO)と判定すると、ステップS13
6に戻り同様の処理を繰り返す。
は、実行キー7Bが押圧されたか否かを判定する。その
結果、実行キー7Bが押圧された(YES)と判定する
と、ステップS137に進み、また、実行キー7Bが押
圧されていない(NO)と判定すると、ステップS13
6に戻り同様の処理を繰り返す。
【0143】ステップS137では、CPU36は、θ
1とθ2をそれぞれ始点または終点として、音声データの
対応する部分をメモリカード24から読み出し、音声I
C38に供給する。その結果、ペン46により指示され
た2点を始点または終点として、指定される部分の音声
データが再生されることになる。
1とθ2をそれぞれ始点または終点として、音声データの
対応する部分をメモリカード24から読み出し、音声I
C38に供給する。その結果、ペン46により指示され
た2点を始点または終点として、指定される部分の音声
データが再生されることになる。
【0144】いま、例えば、図23に示すような扇形が
表示されている場合に、ペン46により、座標(x1,
y1)が押圧されたとする。すると、CPU36は、ス
テップS130において、タッチタブレット6Aが押圧
された(YES)と判定し、ステップS131に進み、
ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そして、ステ
ップS132では、扇形の始点P、中心点O、および座
標(x1,y1)の間の角度θ1が求められる。
表示されている場合に、ペン46により、座標(x1,
y1)が押圧されたとする。すると、CPU36は、ス
テップS130において、タッチタブレット6Aが押圧
された(YES)と判定し、ステップS131に進み、
ペン46の座標(x1,y1)を取得する。そして、ステ
ップS132では、扇形の始点P、中心点O、および座
標(x1,y1)の間の角度θ1が求められる。
【0145】そして、座標(x2,y2)がペン46によ
り指示された場合、CPU36はステップS133にお
いてタッチタブレット6Aが押圧された(YES)と判
定し、ステップS134に進む。ステップS134で
は、ペン46の座標(x2,y2)が求められ、更に、ス
テップS135において、扇形の始点P、中心点O、お
よび座標(x2,y2)の間の角度θ2が求められる。
り指示された場合、CPU36はステップS133にお
いてタッチタブレット6Aが押圧された(YES)と判
定し、ステップS134に進む。ステップS134で
は、ペン46の座標(x2,y2)が求められ、更に、ス
テップS135において、扇形の始点P、中心点O、お
よび座標(x2,y2)の間の角度θ2が求められる。
【0146】続いて、実行キー7Bが押圧されると、C
PU36は、ステップS136において、実行キー7B
が押圧された(YES)と判定し、ステップS137に
進む。ステップS137では、θ1とθ2をそれぞれ、始
点または終点として指定される部分の音声データをメモ
リカード24から読み出し、音声IC38に供給するこ
とにより、指定された部分の音声を再生させる。
PU36は、ステップS136において、実行キー7B
が押圧された(YES)と判定し、ステップS137に
進む。ステップS137では、θ1とθ2をそれぞれ、始
点または終点として指定される部分の音声データをメモ
リカード24から読み出し、音声IC38に供給するこ
とにより、指定された部分の音声を再生させる。
【0147】以上のような実施例によれば、例えば、図
23に示すように、座標(x1,y1)と座標(x2,
y2)を指定することにより、音声データを部分的に再
生することが可能となる。このように、扇形の内部の座
標を指定する場合は、ペン46を移動させる距離を短く
することができる。即ち、この例では、最短の場合、2
つの座標を結ぶ直線の長さ(=((x2−x1)2+(y2
−y1)2)1/2)だけペン46を移動させればよい。
23に示すように、座標(x1,y1)と座標(x2,
y2)を指定することにより、音声データを部分的に再
生することが可能となる。このように、扇形の内部の座
標を指定する場合は、ペン46を移動させる距離を短く
することができる。即ち、この例では、最短の場合、2
つの座標を結ぶ直線の長さ(=((x2−x1)2+(y2
−y1)2)1/2)だけペン46を移動させればよい。
【0148】また、扇形の外部の座標を指定するように
してもよい。例えば、図23に示すように、座標
(x3,y3)と座標(x4,y4)を指定し、これらの座
標により指定される部分の音声データを再生するように
してもよい。このように、扇形の外部の座標を指定する
場合では、ペン46を移動させる距離は、扇形の内部を
指示する場合に比べて長くなるものの、その分、位置を
正確に指定することができる。
してもよい。例えば、図23に示すように、座標
(x3,y3)と座標(x4,y4)を指定し、これらの座
標により指定される部分の音声データを再生するように
してもよい。このように、扇形の外部の座標を指定する
場合では、ペン46を移動させる距離は、扇形の内部を
指示する場合に比べて長くなるものの、その分、位置を
正確に指定することができる。
【0149】更に、以上の例では、音声データの再生時
間に応じた角度を有する扇形を表示するようにしたが、
図24に示すように、再生時間によらず一定の大きさの
円を表示し、円の内部または外部に再生時間を表示する
ようにしてもよい。そして、再生時間が視覚的に把握し
やすくなるように、例えば、円の外周部に一定の時間毎
にタイムスケールを付加してもよい。この例では、15
秒間隔でタイムスケールが付加されており、8つのタイ
ムスケールが存在することから、再生時間は2:00
(=2分=8×15秒)であることが理解できる。
間に応じた角度を有する扇形を表示するようにしたが、
図24に示すように、再生時間によらず一定の大きさの
円を表示し、円の内部または外部に再生時間を表示する
ようにしてもよい。そして、再生時間が視覚的に把握し
やすくなるように、例えば、円の外周部に一定の時間毎
にタイムスケールを付加してもよい。この例では、15
秒間隔でタイムスケールが付加されており、8つのタイ
ムスケールが存在することから、再生時間は2:00
(=2分=8×15秒)であることが理解できる。
【0150】このような音声サムネイルを用いるととも
に、ペン46がドラッグされた範囲に対応する部分の音
声データを再生するようにすることにより、再生処理を
繰り返し行うことができる。例えば、図24に示すよう
に、座標(x1,y1)からドラッグを開始し、2周円を
描いた後、座標(x2,y2)でペン46を離した場合、
同一の部分を2度繰り返して再生することができる。
に、ペン46がドラッグされた範囲に対応する部分の音
声データを再生するようにすることにより、再生処理を
繰り返し行うことができる。例えば、図24に示すよう
に、座標(x1,y1)からドラッグを開始し、2周円を
描いた後、座標(x2,y2)でペン46を離した場合、
同一の部分を2度繰り返して再生することができる。
【0151】また、図23と図24に示す実施例におい
て、音声データの再生が開始された場合は、再生が現在
行われている部分を、例えば、矢印等で指示するように
してもよい。
て、音声データの再生が開始された場合は、再生が現在
行われている部分を、例えば、矢印等で指示するように
してもよい。
【0152】更に、前述の実施例と同様に、音声データ
が所定のレベルを超過した部分の表示色を変更し、その
部分を明示するようにしてもよいことは勿論である。
が所定のレベルを超過した部分の表示色を変更し、その
部分を明示するようにしてもよいことは勿論である。
【0153】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置によれ
ば、入力された音声を記録手段により記録し、記録手段
に記録された音声の記録時間に対応する、長さ、また
は、角度を有する図形を図形作成手段が作成し、図形作
成手段により作成された図形を表示装置に出力手段が出
力し、表示装置の画面上の所定の位置を位置指定手段に
より指定し、表示装置に表示された図形の少なくとも2
点の座標が位置指定手段により指定された場合に、それ
らの座標を座標取得手段が取得し、座標取得手段により
取得された座標に応じて記録手段に記録されている音声
の所定の部分を再生手段が再生するようにしたので、表
示手段に表示されている図形の少なくとも2点の座標を
位置指定手段により指定することにより、記録手段に記
録された音声の所望の部分だけを再生することが可能と
なる。
ば、入力された音声を記録手段により記録し、記録手段
に記録された音声の記録時間に対応する、長さ、また
は、角度を有する図形を図形作成手段が作成し、図形作
成手段により作成された図形を表示装置に出力手段が出
力し、表示装置の画面上の所定の位置を位置指定手段に
より指定し、表示装置に表示された図形の少なくとも2
点の座標が位置指定手段により指定された場合に、それ
らの座標を座標取得手段が取得し、座標取得手段により
取得された座標に応じて記録手段に記録されている音声
の所定の部分を再生手段が再生するようにしたので、表
示手段に表示されている図形の少なくとも2点の座標を
位置指定手段により指定することにより、記録手段に記
録された音声の所望の部分だけを再生することが可能と
なる。
【図1】本発明の情報処理装置を適用した電子カメラの
構成の一例を示す斜視図である。
構成の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラの面X1に対向する側か
ら見た場合の斜視図である。
ら見た場合の斜視図である。
【図3】図1または図2に示す電子カメラの内部の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】図1または図2に示す電子カメラの電気的な構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】Lモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
図である。
【図6】Sモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
図である。
【図7】記録された情報を再生する場合の表示画面の表
示例である。
示例である。
【図8】図7に示す音声サムネイルの表示処理の一例を
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図9】図7に示す画面上において、音声サムネイル上
の2点が指示された場合の再生処理の一例を説明するフ
ローチャートである。
の2点が指示された場合の再生処理の一例を説明するフ
ローチャートである。
【図10】音声サムネイルの再生の始点を指定する様子
を示す図である。
を示す図である。
【図11】音声サムネイルの再生の終点を指定する様子
を示す図である。
を示す図である。
【図12】図9の処理の結果、始点と終点によって指定
される部分の表示色が変更された場合の表示の一例を示
す図である。
される部分の表示色が変更された場合の表示の一例を示
す図である。
【図13】音声サムネイルから離れた場所が指定された
場合の再生処理の一例を説明するフローチャートであ
る。
場合の再生処理の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図14】音声サムネイルから離れた場所で再生の始点
が指定された場合の様子を示す図である。
が指定された場合の様子を示す図である。
【図15】音声サムネイルから離れた場所で再生の終点
が指定された場合の様子を示す図である。
が指定された場合の様子を示す図である。
【図16】図13の処理の結果、始点と終点によって囲
まれた部分の表示色が変更された場合の表示の一例を示
す図である。
まれた部分の表示色が変更された場合の表示の一例を示
す図である。
【図17】音声データが所定のレベルを超過する部分の
音声サムネイルの表示色を変更する処理の一例を説明す
るフローチャートである。
音声サムネイルの表示色を変更する処理の一例を説明す
るフローチャートである。
【図18】図17の処理の結果、表示色が変更された音
声サムネイルの表示例を示す図である。
声サムネイルの表示例を示す図である。
【図19】図18の表示画面において、音声サムネイル
の所定の部分を指定した場合の再生処理の一例を説明す
るフローチャートである。
の所定の部分を指定した場合の再生処理の一例を説明す
るフローチャートである。
【図20】図18の表示画面において、Slowボタン
またはFastボタンが押圧された場合の処理の一例を
説明するフローチャートである。
またはFastボタンが押圧された場合の処理の一例を
説明するフローチャートである。
【図21】本発明を適用した他の音声サムネイルの表示
例を示す図である。
例を示す図である。
【図22】図21に示す表示例において、音声サムネイ
ルの2点が指定された場合の再生処理の一例を説明する
フローチャートである。
ルの2点が指定された場合の再生処理の一例を説明する
フローチャートである。
【図23】音声サムネイル上または音声サムネイルの外
部において、2点の座標を指定した場合の様子を示す図
である。
部において、2点の座標を指定した場合の様子を示す図
である。
【図24】本発明を適用した更に他の音声サムネイルの
表示例を示す図である。
表示例を示す図である。
6A タッチタブレット(座標取得手段) 24 メモリカード(記録手段) 36 CPU(図形作成手段) 38 音声IC(再生手段) 46 ペン(位置指定手段) 47 フレームメモリ(出力手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/907 H04N 5/907 B
Claims (7)
- 【請求項1】 音声を入力し、記録または再生する情報
処理装置において、 入力された音声を記録する記録手段と、 前記記録手段に記録された前記音声の記録時間に対応す
る、長さ、または、角度を有する図形を作成する図形作
成手段と、 前記図形作成手段により作成された前記図形を表示装置
に出力する出力手段と、 前記表示装置の画面上の所定の位置を指定する位置指定
手段と、 前記表示装置に表示された前記図形の少なくとも2点の
座標が前記位置指定手段により指定された場合に、それ
らの座標を取得する座標取得手段と、 前記座標取得手段により取得された前記座標に応じて前
記記録手段に記録されている前記音声の所定の部分を再
生する再生手段とを備えることを特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項2】 前記図形は、少なくとも1本以上の線分
であり、前記位置指定手段により前記線分の2点が指定
された場合に、前記再生手段は、それら2点を始点また
は終点として、前記記録手段に記録されている前記音声
の対応する部分を読み出して再生することを特徴とする
請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 前記図形は、扇形であり、前記位置指定
手段により前記扇型の2点が指定された場合に、前記再
生手段は、それら2点を始点または終点として、前記記
録手段に記録されている前記音声の対応する部分を読み
出して再生することを特徴とする請求項1に記載の情報
処理装置。 - 【請求項4】 前記図形作成手段は、前記記録手段に記
録されている音声の瞬時値が所定のレベルを超過する場
合は、前記図形の対応する部分の表示形式を変更するこ
とを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の情報処
理装置。 - 【請求項5】 前記表示形式は、図形の表示色であるこ
とを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項6】 前記再生手段は、前記記録手段に記録さ
れている音声の瞬時値が所定のレベルを超過する部分の
みを再生することを特徴とする請求項1乃至5の何れか
に記載の情報処理装置。 - 【請求項7】 前記再生手段は、前記記録手段に記録さ
れている前記音声の再生速度を変更可能であることを特
徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の情報処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19035196A JPH1042245A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19035196A JPH1042245A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 情報処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006112990A Division JP2006211720A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1042245A true JPH1042245A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16256756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19035196A Pending JPH1042245A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1042245A (ja) |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP19035196A patent/JPH1042245A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |