JPH10340952A - 集積回路の多層配線形成方法 - Google Patents
集積回路の多層配線形成方法Info
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- JPH10340952A JPH10340952A JP14554997A JP14554997A JPH10340952A JP H10340952 A JPH10340952 A JP H10340952A JP 14554997 A JP14554997 A JP 14554997A JP 14554997 A JP14554997 A JP 14554997A JP H10340952 A JPH10340952 A JP H10340952A
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- forming
- metal
- film
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 理想的なステップカバレッジが実現でき、か
つ量産性に優れた金属配線および金属プラグを形成する
集積回路の多層配線形成方法を提供する。 【解決手段】 レジスト浸食技術により誘電膜上に浅い
溝ならびに段差付の深い溝を形成し、CVD(化学的気
相成長法)により金属膜を浅い溝ならびに段差付の深い
溝に埋め込むものであって、段差付の深い溝によって理
想的なステップカバレッジが実現し、プラズマエッチバ
ックまたはCMP(化学的機械的研磨法)により浅い溝
ならびに段差付の深い溝以外の領域にある金属膜を除去
して、浅い溝の内部に金属配線を形成し、段差付の深い
溝の内部に金属プラグを形成する構成により、多層配線
集積回路の大量生産に応用することができる。
つ量産性に優れた金属配線および金属プラグを形成する
集積回路の多層配線形成方法を提供する。 【解決手段】 レジスト浸食技術により誘電膜上に浅い
溝ならびに段差付の深い溝を形成し、CVD(化学的気
相成長法)により金属膜を浅い溝ならびに段差付の深い
溝に埋め込むものであって、段差付の深い溝によって理
想的なステップカバレッジが実現し、プラズマエッチバ
ックまたはCMP(化学的機械的研磨法)により浅い溝
ならびに段差付の深い溝以外の領域にある金属膜を除去
して、浅い溝の内部に金属配線を形成し、段差付の深い
溝の内部に金属プラグを形成する構成により、多層配線
集積回路の大量生産に応用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路の金属配
線(Metal Interconnectin)および金属プラグ(Metal Plu
g)の形成方法に係り、特に、化学的気相成長法(Chemica
l Vapor Deposition= CVD)を利用して形成される金属
膜により金属配線および金属プラグを形成する集積回路
の多層配線形成方法に関する。
線(Metal Interconnectin)および金属プラグ(Metal Plu
g)の形成方法に係り、特に、化学的気相成長法(Chemica
l Vapor Deposition= CVD)を利用して形成される金属
膜により金属配線および金属プラグを形成する集積回路
の多層配線形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路デバイスの絶えざる縮小化にと
もない、サブミクロン技術の時代に入ると、集積密度を
向上させるため、配線(Interconnectin)技術もそれに応
じて絶えずスケールダウンしているので、微細な金属配
線の形成がますます困難なものとなると同時に、コンタ
クトホール(Contact Hole)およびスルーホール(Via Hol
e)のステップカバレッジ問題(Step Coverage Problem)
もますます深刻なものとなってきている。例えば、フォ
トレジストの金属に対するエッチング選択比が大きすぎ
るため、フォトリソグラフィならびにプラズマエッチン
グ(Photolithography and Plasma-Etching)により0.
15μmから0.35μmの金属配線を形成することは
非常に困難なものとなっている。また、金属配線がます
ます細くなっても金属配線の厚さはそれほど減少しない
ので、幅に対する厚さの比率がますます大きくなって(H
igh Aspect Ratio) 、相当に起伏の激しい形態(Severe
Topography) となり、後続の薄膜堆積およびフォトリソ
グラフィやエッチング工程にとってたいへん不利なもの
となっていた。
もない、サブミクロン技術の時代に入ると、集積密度を
向上させるため、配線(Interconnectin)技術もそれに応
じて絶えずスケールダウンしているので、微細な金属配
線の形成がますます困難なものとなると同時に、コンタ
クトホール(Contact Hole)およびスルーホール(Via Hol
e)のステップカバレッジ問題(Step Coverage Problem)
もますます深刻なものとなってきている。例えば、フォ
トレジストの金属に対するエッチング選択比が大きすぎ
るため、フォトリソグラフィならびにプラズマエッチン
グ(Photolithography and Plasma-Etching)により0.
15μmから0.35μmの金属配線を形成することは
非常に困難なものとなっている。また、金属配線がます
ます細くなっても金属配線の厚さはそれほど減少しない
ので、幅に対する厚さの比率がますます大きくなって(H
igh Aspect Ratio) 、相当に起伏の激しい形態(Severe
Topography) となり、後続の薄膜堆積およびフォトリソ
グラフィやエッチング工程にとってたいへん不利なもの
となっていた。
【0003】そこで、金属配線の幅に対する厚さの比率
がますます大きくなるという問題を解決するために、日
本NEC社のエンジニアが1995年の『VLSI S
YMPOSIUM』第27〜28ページにおいて提案し
た化学的気相成長法により形成された埋込金属(Recesse
d Metal)を利用して金属配線および金属プラグを形成す
る方法がある。ここに、その方法を簡単に述べてみる
と、まず、シリコン半導体ウェハの表面に誘電膜ならび
にハードマスクを形成して、そのハードマスクをエッチ
ストップ(Etch Stop) 膜とする。次に、フォトリソグラ
フィによって第1フォトレジストパターンを形成してか
ら、プラズマエッチングにより前記誘電膜ならびに前記
ハードマスクを部分的にエッチアウトして、前記誘電膜
の表面に第1の浅い溝を形成する。さらに、別なフォト
リソグラフィマスクにより第2フォトレジストパターン
を形成し、この第2フォトレジストパターンで前記第1
の浅い溝を部分的に覆うとともに、前記第1の浅い溝を
部分的に露出させる。前記ハードマスクのエッチング速
度が前記誘電膜のそれよりもはるかに小さく、従って、
フォトリソグラフィ工程においてミスアライメント(Mis
alignment)が発生しても前記ハードマスクがエッチスト
ップ膜となって前記ハードマスクの下にある前記誘電膜
がエッチングされることを防止できる。そして、プラズ
マエッチング技術により露出された第1の浅い溝を引き
続きエッチングして、その下層にある金属膜を露出さ
せ、前記第1の浅い溝を第2の深い溝とする。次に、前
記第2フォトレジストパターンおよび前記ハードマスク
を除去してから、化学的気相成長法により金属膜を形成
すれば、この金属膜が第1の浅い溝ならびに第2の深い
溝に埋め込まれる。そして、プラズマエッチバック技術
(Plasma Etchback) または化学的機械的研磨(Chemical
Mechanical Polishing=CMP)技術により前記第1の浅い
溝および第2の深い溝以外の前記金属膜を除去して、前
記第1の浅い溝内部に金属配線を形成し、前記第2の深
い溝内部に金属プラグを形成するというものであった。
がますます大きくなるという問題を解決するために、日
本NEC社のエンジニアが1995年の『VLSI S
YMPOSIUM』第27〜28ページにおいて提案し
た化学的気相成長法により形成された埋込金属(Recesse
d Metal)を利用して金属配線および金属プラグを形成す
る方法がある。ここに、その方法を簡単に述べてみる
と、まず、シリコン半導体ウェハの表面に誘電膜ならび
にハードマスクを形成して、そのハードマスクをエッチ
ストップ(Etch Stop) 膜とする。次に、フォトリソグラ
フィによって第1フォトレジストパターンを形成してか
ら、プラズマエッチングにより前記誘電膜ならびに前記
ハードマスクを部分的にエッチアウトして、前記誘電膜
の表面に第1の浅い溝を形成する。さらに、別なフォト
リソグラフィマスクにより第2フォトレジストパターン
を形成し、この第2フォトレジストパターンで前記第1
の浅い溝を部分的に覆うとともに、前記第1の浅い溝を
部分的に露出させる。前記ハードマスクのエッチング速
度が前記誘電膜のそれよりもはるかに小さく、従って、
フォトリソグラフィ工程においてミスアライメント(Mis
alignment)が発生しても前記ハードマスクがエッチスト
ップ膜となって前記ハードマスクの下にある前記誘電膜
がエッチングされることを防止できる。そして、プラズ
マエッチング技術により露出された第1の浅い溝を引き
続きエッチングして、その下層にある金属膜を露出さ
せ、前記第1の浅い溝を第2の深い溝とする。次に、前
記第2フォトレジストパターンおよび前記ハードマスク
を除去してから、化学的気相成長法により金属膜を形成
すれば、この金属膜が第1の浅い溝ならびに第2の深い
溝に埋め込まれる。そして、プラズマエッチバック技術
(Plasma Etchback) または化学的機械的研磨(Chemical
Mechanical Polishing=CMP)技術により前記第1の浅い
溝および第2の深い溝以外の前記金属膜を除去して、前
記第1の浅い溝内部に金属配線を形成し、前記第2の深
い溝内部に金属プラグを形成するというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記したNECの提案がステップカバレッ
ジならびに量産性において十分に改善されたものとなっ
ていなかった点である。そこで、化学的気相成長法を利
用して形成される金属膜によって金属配線および金属プ
ラグを形成するという目的を、良好なステップカバレッ
ジを損なうことなく、かつ量産性を向上させる形で、以
下の手段により実現するものである。
する課題は、上記したNECの提案がステップカバレッ
ジならびに量産性において十分に改善されたものとなっ
ていなかった点である。そこで、化学的気相成長法を利
用して形成される金属膜によって金属配線および金属プ
ラグを形成するという目的を、良好なステップカバレッ
ジを損なうことなく、かつ量産性を向上させる形で、以
下の手段により実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にかかる製造方法は、以下のように構成され
る。先ず、シリコン半導体ウェハの表面に第1誘電膜を
形成する。このシリコン半導体ウェハにはフィールド酸
化膜、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOS-FE
T) またはキャパシタおよび電気抵抗などの電気素子が
含まれているとともに、この金属酸化膜半導体電界効果
トランジスタにはゲート酸化膜、ゲート電極ならびにソ
ース/ドレインが含まれている。前記第1誘電膜につい
ては、通常は、減圧CVD(Low Pressure Chemical Vap
or Deposition = LPCVD)を利用してドープされた二酸化
シリコン膜が形成され、その反応ガスとしてはモノシラ
ン(Monosilane = SiH4)またはテトラエチオキシシラン
(Tetra-Eth-Oxy-Silane = TEOS)があり、その厚さは3
000Åから8000Åの間である。多くは、化学的機
械的研磨(Chemical Mechanical Polishing=CMP)を併用
して第1誘電膜を平坦化する。
に、本発明にかかる製造方法は、以下のように構成され
る。先ず、シリコン半導体ウェハの表面に第1誘電膜を
形成する。このシリコン半導体ウェハにはフィールド酸
化膜、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOS-FE
T) またはキャパシタおよび電気抵抗などの電気素子が
含まれているとともに、この金属酸化膜半導体電界効果
トランジスタにはゲート酸化膜、ゲート電極ならびにソ
ース/ドレインが含まれている。前記第1誘電膜につい
ては、通常は、減圧CVD(Low Pressure Chemical Vap
or Deposition = LPCVD)を利用してドープされた二酸化
シリコン膜が形成され、その反応ガスとしてはモノシラ
ン(Monosilane = SiH4)またはテトラエチオキシシラン
(Tetra-Eth-Oxy-Silane = TEOS)があり、その厚さは3
000Åから8000Åの間である。多くは、化学的機
械的研磨(Chemical Mechanical Polishing=CMP)を併用
して第1誘電膜を平坦化する。
【0006】次に、第2誘電膜を形成してから、フォト
リソグラフィにより第1フォトレジストパターンを形成
するが、この第1フォトレジストパターンをエッチマス
クとして、プラズマエッチングにより前記第2誘電膜お
よび一定厚さの第1誘電膜をエッチアウトすることによ
って、第1誘電膜の表面に第1の浅い溝を形成する。そ
して、レジスト浸食技術(Resist Erosion)によりサイド
から前記第1フォトレジストパターンを部分的に除去し
て前記第2誘電膜を部分的に露出させ、プラズマエッチ
ングにより露出した第2誘電膜をエッチアウトするが、
プラズマエッチングを第1誘電膜の表面まで行って、エ
ッチング終了とするとともに第1フォトレジストパター
ンを除去する。
リソグラフィにより第1フォトレジストパターンを形成
するが、この第1フォトレジストパターンをエッチマス
クとして、プラズマエッチングにより前記第2誘電膜お
よび一定厚さの第1誘電膜をエッチアウトすることによ
って、第1誘電膜の表面に第1の浅い溝を形成する。そ
して、レジスト浸食技術(Resist Erosion)によりサイド
から前記第1フォトレジストパターンを部分的に除去し
て前記第2誘電膜を部分的に露出させ、プラズマエッチ
ングにより露出した第2誘電膜をエッチアウトするが、
プラズマエッチングを第1誘電膜の表面まで行って、エ
ッチング終了とするとともに第1フォトレジストパター
ンを除去する。
【0007】引き続き、フォトリソグラフィ技術によっ
て第2フォトレジストパターンを形成するが、この第2
フォトレジストパターンが第1の浅い溝の一部分ならび
に第2誘電膜の一部分を被覆し、第1の浅い溝の一部分
ならびに第2誘電膜の一部分を露出させている。そし
て、これら第2フォトレジストパターンおよび一部分が
露出した第2誘電膜をエッチマスクとして、プラズマエ
ッチングにより露出した第1誘電膜をエッチング除去す
るが、このプラズマエッチングを第1誘電膜の下層にあ
る金属膜まで行うことで、第1の浅い溝を第1の深い溝
とする。そして、第2フォトレジストパターンおよび第
2誘電膜を除去する。この時、第1誘電膜の表面には、
第1の浅い溝ならびに第1の深い溝が形成されている。
て第2フォトレジストパターンを形成するが、この第2
フォトレジストパターンが第1の浅い溝の一部分ならび
に第2誘電膜の一部分を被覆し、第1の浅い溝の一部分
ならびに第2誘電膜の一部分を露出させている。そし
て、これら第2フォトレジストパターンおよび一部分が
露出した第2誘電膜をエッチマスクとして、プラズマエ
ッチングにより露出した第1誘電膜をエッチング除去す
るが、このプラズマエッチングを第1誘電膜の下層にあ
る金属膜まで行うことで、第1の浅い溝を第1の深い溝
とする。そして、第2フォトレジストパターンおよび第
2誘電膜を除去する。この時、第1誘電膜の表面には、
第1の浅い溝ならびに第1の深い溝が形成されている。
【0008】次に、化学的気相成長法を利用して金属膜
を形成するが、この金属膜としては銅、チタン、タング
ステン、アルミニウムおよび窒化チタンなどの金属が含
まれ、この金属膜が前記第1の浅い溝および第1の深い
溝に埋め込まれる。最後に、プラズマエッチバックまた
は化学的機械的研磨により第1の浅い溝および第1の深
い溝以外の領域の金属膜を除去して、前記第1の浅い溝
内部に第1金属配線を形成し、第1の深い溝内部には第
1金属プラグを形成するが、第1金属プラグは第1の深
い溝(コンタクトホールに相当)を介してシリコン半導
体ウェハ上の電極と電気接続している。
を形成するが、この金属膜としては銅、チタン、タング
ステン、アルミニウムおよび窒化チタンなどの金属が含
まれ、この金属膜が前記第1の浅い溝および第1の深い
溝に埋め込まれる。最後に、プラズマエッチバックまた
は化学的機械的研磨により第1の浅い溝および第1の深
い溝以外の領域の金属膜を除去して、前記第1の浅い溝
内部に第1金属配線を形成し、第1の深い溝内部には第
1金属プラグを形成するが、第1金属プラグは第1の深
い溝(コンタクトホールに相当)を介してシリコン半導
体ウェハ上の電極と電気接続している。
【0009】さらに、第3誘電膜および第4誘電膜を形
成し、上記した手順を繰り返すと、第2の浅い溝ならび
に第2の深い溝が形成されるとともに、第2の浅い溝に
第2金属配線を形成し、第2の深い溝に第2金属プラグ
を形成できるが、第2金属プラグは第2の深い溝(スル
ーホールに相当)を介して前記第1金属配線と電気接続
することができる。
成し、上記した手順を繰り返すと、第2の浅い溝ならび
に第2の深い溝が形成されるとともに、第2の浅い溝に
第2金属配線を形成し、第2の深い溝に第2金属プラグ
を形成できるが、第2金属プラグは第2の深い溝(スル
ーホールに相当)を介して前記第1金属配線と電気接続
することができる。
【0010】本発明は、フォトレジスト浸食技術により
誘電膜上に浅い溝ならびに段差付の深い溝を形成し、C
VD(化学的気相成長法)により浅い溝ならびに段差付
の深い溝を金属膜で埋め込むものであって、段差付の深
い溝により理想的なステップカバレッジが実現するとと
もに、プラズマエッチバックまたはCMP(化学的機械
的研磨法)により浅い溝ならびに段差付の深い溝以外の
領域にある金属膜を除去して、浅い溝の内部に金属配線
を形成し、段差付の深い溝の内部に金属プラグを形成す
る多層配線形成方法により、多層配線集積回路の大量生
産に応用することができる。
誘電膜上に浅い溝ならびに段差付の深い溝を形成し、C
VD(化学的気相成長法)により浅い溝ならびに段差付
の深い溝を金属膜で埋め込むものであって、段差付の深
い溝により理想的なステップカバレッジが実現するとと
もに、プラズマエッチバックまたはCMP(化学的機械
的研磨法)により浅い溝ならびに段差付の深い溝以外の
領域にある金属膜を除去して、浅い溝の内部に金属配線
を形成し、段差付の深い溝の内部に金属プラグを形成す
る多層配線形成方法により、多層配線集積回路の大量生
産に応用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。また、集積回路の2層金属
配線技術(Double-Level Metal Interconnection)のスル
ーホールに基づいて、本発明の方法を説明しているが、
本発明の方法は多層金属配線(Multi-Level Metal Inter
connection) 技術による集積回路の製造にも応用できる
ものである。
を図面に基づいて説明する。また、集積回路の2層金属
配線技術(Double-Level Metal Interconnection)のスル
ーホールに基づいて、本発明の方法を説明しているが、
本発明の方法は多層金属配線(Multi-Level Metal Inter
connection) 技術による集積回路の製造にも応用できる
ものである。
【0012】先ず、図1において、電気抵抗値が約3.
5ohm-cmで結晶方位(100) のP型シリコン半導体ウェハ
20の表面にフィールド酸化膜(図示せず)を形成する
が、このフィールド酸化膜の厚さを3000Åから60
00Åの間として、電気素子分離用とする。そして、P
型シリコン半導体ウェハ20上に金属酸化膜半導体電界
効果トランジスタ(MOS−FET 図示せず)を形成
するが、この金属酸化膜半導体電界効果トランジスタに
はゲート酸化膜、ゲート電極およびソース/ドレインが
形成されている(いずれも図示せず)。また、フィール
ド酸化膜上にポリシリコンあるいはポリサイドが形成さ
れていて、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタの局
部配線(Local Interconnection) となっている(いずれ
も図示せず)。
5ohm-cmで結晶方位(100) のP型シリコン半導体ウェハ
20の表面にフィールド酸化膜(図示せず)を形成する
が、このフィールド酸化膜の厚さを3000Åから60
00Åの間として、電気素子分離用とする。そして、P
型シリコン半導体ウェハ20上に金属酸化膜半導体電界
効果トランジスタ(MOS−FET 図示せず)を形成
するが、この金属酸化膜半導体電界効果トランジスタに
はゲート酸化膜、ゲート電極およびソース/ドレインが
形成されている(いずれも図示せず)。また、フィール
ド酸化膜上にポリシリコンあるいはポリサイドが形成さ
れていて、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタの局
部配線(Local Interconnection) となっている(いずれ
も図示せず)。
【0013】次に、図1において、絶縁膜22を形成す
るとともに、この絶縁膜22上に第1金属配線24を形
成する。絶縁膜22は、通常、化学的気相成長法によっ
てホウ素・リン・シリケート・ガラス(Boro-Phospho-Si
licate-Glass=BPSG) 膜またはリン・シリケート・ガラ
ス(Phospho-Silicate-Glass =PSG)膜を形成し、その厚
さを3000Åから8000Åの間とする。この絶縁膜
22を堆積してから、公知の熱フロー(Thermal Flow)技
術により絶縁膜22を平坦なものとするが、この熱フロ
ー温度を850℃から950℃の間とし、その熱フロー
時間を10分から40分の間とする。なお、公知の化学
的機械的研磨技術により絶縁膜22を平坦化してもよ
い。そして、フォトリソグラフィならびにプラズマエッ
チングにより絶縁膜22を部分的にエッチアウトしてコ
ンタクトホールを形成する。このコンタクトホールの底
部が、前記P型シリコン半導体ウェハ20のソース/ド
レインまたは局部配線であり、後に形成される金属プラ
グにより電気接続されるものとなる(いずれも図示せ
ず)。第1金属配線24は、チタン、窒化チタンならび
にアルミニウム合金から構成されるものであり、チタン
金属が窒化チタンの下方に位置するとともに、前記金属
酸化膜半導体電界効果トランジスタのソース/ドレイン
領域と電気接続している(いずれも図示せず)。
るとともに、この絶縁膜22上に第1金属配線24を形
成する。絶縁膜22は、通常、化学的気相成長法によっ
てホウ素・リン・シリケート・ガラス(Boro-Phospho-Si
licate-Glass=BPSG) 膜またはリン・シリケート・ガラ
ス(Phospho-Silicate-Glass =PSG)膜を形成し、その厚
さを3000Åから8000Åの間とする。この絶縁膜
22を堆積してから、公知の熱フロー(Thermal Flow)技
術により絶縁膜22を平坦なものとするが、この熱フロ
ー温度を850℃から950℃の間とし、その熱フロー
時間を10分から40分の間とする。なお、公知の化学
的機械的研磨技術により絶縁膜22を平坦化してもよ
い。そして、フォトリソグラフィならびにプラズマエッ
チングにより絶縁膜22を部分的にエッチアウトしてコ
ンタクトホールを形成する。このコンタクトホールの底
部が、前記P型シリコン半導体ウェハ20のソース/ド
レインまたは局部配線であり、後に形成される金属プラ
グにより電気接続されるものとなる(いずれも図示せ
ず)。第1金属配線24は、チタン、窒化チタンならび
にアルミニウム合金から構成されるものであり、チタン
金属が窒化チタンの下方に位置するとともに、前記金属
酸化膜半導体電界効果トランジスタのソース/ドレイン
領域と電気接続している(いずれも図示せず)。
【0014】図2および図3において、第1誘電膜26
に続いて、第2誘電膜28を形成するが、公知技術であ
る化学的機械的研磨により第1誘電膜26を平坦化す
る。そして、フォトリソグラフィにより第1フォトレジ
ストパターン30を形成する。第1誘電膜26は、通
常、プラズマ増強式化学的気相成長法(Plasma Enhanced
Chemical Vapor Deposition = PECVD) により二酸化シ
リコンを形成するが、その堆積温度を300℃から40
0℃の間とし、その厚さを3000Åから6000Åの
間とする。第2誘電膜28は、通常、プラズマ増強式化
学的気相成長法により窒化シリコンを堆積するもので、
その堆積温度を300℃から400℃の間とし、その厚
さを500Åから2000Åの間とする。この第2誘電
膜28として、プラズマCVDによりアモルファス・シ
リコンを堆積することもできる。
に続いて、第2誘電膜28を形成するが、公知技術であ
る化学的機械的研磨により第1誘電膜26を平坦化す
る。そして、フォトリソグラフィにより第1フォトレジ
ストパターン30を形成する。第1誘電膜26は、通
常、プラズマ増強式化学的気相成長法(Plasma Enhanced
Chemical Vapor Deposition = PECVD) により二酸化シ
リコンを形成するが、その堆積温度を300℃から40
0℃の間とし、その厚さを3000Åから6000Åの
間とする。第2誘電膜28は、通常、プラズマ増強式化
学的気相成長法により窒化シリコンを堆積するもので、
その堆積温度を300℃から400℃の間とし、その厚
さを500Åから2000Åの間とする。この第2誘電
膜28として、プラズマCVDによりアモルファス・シ
リコンを堆積することもできる。
【0015】図4において、第1フォトレジストパター
ン30をエッチマスクとして、プラズマエッチングによ
り一定厚さの第1誘電膜26と第2誘電膜28とをエッ
チング除去し、第1誘電膜26の表面に第1の浅い溝3
1を形成する。第1誘電膜26および第2誘電膜28に
対する異方性エッチングは、マグネトロン型反応性イオ
ンエッチングまたは電子サイクロトロン共鳴あるいは従
来の反応性イオンエッチングを利用することができる
が、サブミクロンの半導体技術においては、通常、マグ
ネトロン型反応性イオンエッチングを使用し、そのプラ
ズマ反応ガスを一般にCH4 ,CHF3 ,Arなどのガ
スとする。
ン30をエッチマスクとして、プラズマエッチングによ
り一定厚さの第1誘電膜26と第2誘電膜28とをエッ
チング除去し、第1誘電膜26の表面に第1の浅い溝3
1を形成する。第1誘電膜26および第2誘電膜28に
対する異方性エッチングは、マグネトロン型反応性イオ
ンエッチングまたは電子サイクロトロン共鳴あるいは従
来の反応性イオンエッチングを利用することができる
が、サブミクロンの半導体技術においては、通常、マグ
ネトロン型反応性イオンエッチングを使用し、そのプラ
ズマ反応ガスを一般にCH4 ,CHF3 ,Arなどのガ
スとする。
【0016】図5と図6とにおいて、レジスト浸食技術
により第1フォトレジストパターン30を酸素プラズマ
雰囲気のもとにサイドから部分的に除去して前記第2誘
電膜28を部分的に露出させ(図示せず)、異方性プラ
ズマエッチング技術により露出した第2誘電膜28をエ
ッチアウトするが、プラズマエッチングを第1誘電膜2
6の表面まで行ってエッチング終了とする(図5を参
照)とともに、第1フォトレジストパターン30を除去
する(図6を参照)。第2誘電膜28に対する異方性エ
ッチングは、マグネトロン型反応性イオンエッチングを
使用し、そのプラズマ反応ガスをCH4 ,CHF3 ,A
rなどのガスとする。
により第1フォトレジストパターン30を酸素プラズマ
雰囲気のもとにサイドから部分的に除去して前記第2誘
電膜28を部分的に露出させ(図示せず)、異方性プラ
ズマエッチング技術により露出した第2誘電膜28をエ
ッチアウトするが、プラズマエッチングを第1誘電膜2
6の表面まで行ってエッチング終了とする(図5を参
照)とともに、第1フォトレジストパターン30を除去
する(図6を参照)。第2誘電膜28に対する異方性エ
ッチングは、マグネトロン型反応性イオンエッチングを
使用し、そのプラズマ反応ガスをCH4 ,CHF3 ,A
rなどのガスとする。
【0017】図7から図9において、フォトリソグラフ
ィ技術により第2フォトレジストパターン34を形成す
るが、この第2フォトレジストパターン34は、第2誘
電膜28の一部分と第1の浅い溝31の一部分とを被覆
し、第2誘電膜28の一部分と第1の浅い溝31の一部
分とを露出させている(図7を参照)。そして、一部分
が露出した第2誘電膜28および第2フォトレジストパ
ターン34をエッチマスクとして、異方性プラズマエッ
チングにより第1誘電膜26をエッチアウトするが、プ
ラズマエッチングを第1誘電膜26の下層にある第1金
属配線24でストップさせて、第1の浅い溝31を第1
の深い溝35とする(図8を参照)。この第1の深い溝
35が段差付形状(Ladder Shape)を呈して、ほぼ理想的
なステップカバレッジを提供するものとなる。次に、第
2誘電膜28および第2フォトレジストパターン34を
除去すれば、図9に示すように、第1誘電膜26の表面
に第1の浅い溝31ならびに第1の深い溝35を形成す
ることができる。露出した第2誘電膜28に対する異方
性エッチングも、やはりマグネトロン型反応性イオンエ
ッチングにより、そのプラズマ反応ガスをCH4 ,CH
F3 ,Arなどのガスとすることができる。
ィ技術により第2フォトレジストパターン34を形成す
るが、この第2フォトレジストパターン34は、第2誘
電膜28の一部分と第1の浅い溝31の一部分とを被覆
し、第2誘電膜28の一部分と第1の浅い溝31の一部
分とを露出させている(図7を参照)。そして、一部分
が露出した第2誘電膜28および第2フォトレジストパ
ターン34をエッチマスクとして、異方性プラズマエッ
チングにより第1誘電膜26をエッチアウトするが、プ
ラズマエッチングを第1誘電膜26の下層にある第1金
属配線24でストップさせて、第1の浅い溝31を第1
の深い溝35とする(図8を参照)。この第1の深い溝
35が段差付形状(Ladder Shape)を呈して、ほぼ理想的
なステップカバレッジを提供するものとなる。次に、第
2誘電膜28および第2フォトレジストパターン34を
除去すれば、図9に示すように、第1誘電膜26の表面
に第1の浅い溝31ならびに第1の深い溝35を形成す
ることができる。露出した第2誘電膜28に対する異方
性エッチングも、やはりマグネトロン型反応性イオンエ
ッチングにより、そのプラズマ反応ガスをCH4 ,CH
F3 ,Arなどのガスとすることができる。
【0018】図10と図11とにおいて、化学的気相成
長法により金属膜38を堆積するが、この金属膜には
銅、チタン、タングステン、アルミニウム、窒化チタン
などの金属が含まれるとともに、金属膜38が第1の浅
い溝31および第1の深い溝35に埋め込まれる(図1
0を参照)。最後に、プラズマエッチバックまたは化学
的機械的研磨により第1の浅い溝31および第1の深い
溝35以外の金属膜38を除去して、第1の浅い溝31
内部に第2金属配線38Aを形成し、第1の深い溝内部
35に第1金属プラグ38Bを形成する(図11を参
照)。この図11に示すように、第1金属プラグ38B
は第1の深い溝35を介して第1金属配線24と電気接
続している。この際の第1の深い溝35が一般のコンタ
クトホールに相当するものである。
長法により金属膜38を堆積するが、この金属膜には
銅、チタン、タングステン、アルミニウム、窒化チタン
などの金属が含まれるとともに、金属膜38が第1の浅
い溝31および第1の深い溝35に埋め込まれる(図1
0を参照)。最後に、プラズマエッチバックまたは化学
的機械的研磨により第1の浅い溝31および第1の深い
溝35以外の金属膜38を除去して、第1の浅い溝31
内部に第2金属配線38Aを形成し、第1の深い溝内部
35に第1金属プラグ38Bを形成する(図11を参
照)。この図11に示すように、第1金属プラグ38B
は第1の深い溝35を介して第1金属配線24と電気接
続している。この際の第1の深い溝35が一般のコンタ
クトホールに相当するものである。
【0019】図11に示した構造を完成させた後、上記
した方法を繰り返すと、さらに上層の金属配線および金
属プラグを形成することができ、この際の第2の深い溝
が一般のスルーホールに相当するものである(いずれも
図示せず)。すなわち、本発明にかかる集積回路の多層
配線形成方法は、多層金属配線技術による集積回路の製
造に適用できるものである。
した方法を繰り返すと、さらに上層の金属配線および金
属プラグを形成することができ、この際の第2の深い溝
が一般のスルーホールに相当するものである(いずれも
図示せず)。すなわち、本発明にかかる集積回路の多層
配線形成方法は、多層金属配線技術による集積回路の製
造に適用できるものである。
【0020】以上は、好適な実施の形態により本発明を
説明したものであって、本発明を限定しようとするもの
ではない。また、半導体技術に詳しい当業者であれば明
白であるように、いずれも適度で微細な変更ならびに調
整が可能であるから、それによって、本発明の技術思想
が有効性を喪失するものではなく、やはり、本発明の技
術思想の範囲に含まれるものとしなければならない。
説明したものであって、本発明を限定しようとするもの
ではない。また、半導体技術に詳しい当業者であれば明
白であるように、いずれも適度で微細な変更ならびに調
整が可能であるから、それによって、本発明の技術思想
が有効性を喪失するものではなく、やはり、本発明の技
術思想の範囲に含まれるものとしなければならない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、誘電膜上に浅い溝ならびに段
差付の深い溝を形成し、浅い溝ならびに段差付の深い溝
を金属膜で埋め込むものであって、段差付の深い溝によ
り理想的なステップカバレッジが実現するとともに、浅
い溝の内部に金属配線を形成し、段差付の深い溝の内部
に金属プラグを形成する多層配線形成方法により、多層
配線集積回路の大量生産に応用することができるので、
産業上の利用価値が極めて高いものである。
差付の深い溝を形成し、浅い溝ならびに段差付の深い溝
を金属膜で埋め込むものであって、段差付の深い溝によ
り理想的なステップカバレッジが実現するとともに、浅
い溝の内部に金属配線を形成し、段差付の深い溝の内部
に金属プラグを形成する多層配線形成方法により、多層
配線集積回路の大量生産に応用することができるので、
産業上の利用価値が極めて高いものである。
【図1】本発明の実施の形態において形成される第1金
属配線を示す断面図である。
属配線を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態において形成される2つの
誘電膜を示す断面図である。
誘電膜を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態において形成される第1フ
ォトレジストパターンを示す断面図である。
ォトレジストパターンを示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるエッチング工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるエッチング工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態における第1フォトレジス
トパターンの除去を示す断面図である。
トパターンの除去を示す断面図である。
【図7】本発明により形成される第2フォトレジストパ
ターン34を示す断面図である。
ターン34を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるエッチング工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態における第2誘電膜と第2
フォトレジストパターンとの除去を示す断面図である。
フォトレジストパターンとの除去を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態において形成される金属
膜を示す断面図である。
膜を示す断面図である。
【図11】本発明における金属膜のエッチング工程が完
了した状態を示す断面図である。
了した状態を示す断面図である。
20 P型シリコン半導体ウェハ 22 絶縁膜 24 第1金属配線 26 第1誘電膜 28 第2誘電膜 30 第1フォトレジストパターン 31 第1の浅い溝 34 第2フォトレジストパターン 35 第1の深い溝 38 金属膜 38A 第2金属配線 38B 第1金属プラグ
Claims (10)
- 【請求項1】 シリコン半導体ウェハの表面に第1誘電
膜を形成し、かつ前記シリコン半導体ウェハの表面に第
1導電材料を設けるステップと、 第2誘電膜を形成するステップと、 リソグラフィにより第1レジストパターンを形成し、こ
の第1レジストパターンをエッチマスクとして、エッチ
ングにより前記第1誘電膜の一定厚さならびに前記第2
誘電膜をエッチアウトすることによって、前記第1誘電
膜の表面に浅い溝を形成するステップと、 前記第1レジストパターンの一部分をサイドからエッチ
アウトし、前記第2誘電膜の一部分を露出させ、さらに
エッチングにより露出された前記第2誘電膜をエッチア
ウトするとともに、エッチングを前記第1誘電膜の表面
でストップさせるステップと、 前記第1レジストパターンを除去するステップと、 リソグラフィにより第2レジストパターンを形成して、
前記浅い溝の一部分および前記第2誘電膜の一部分を被
覆するとともに、浅い溝の他部分および前記第2誘電膜
の他部分を露出させるステップと、 前記第2レジストパターンならびに前記第2誘電膜の露
出した部分をエッチマスクとして、エッチングにより前
記第1誘電膜の露出した部分をエッチアウトするととも
に、エッチングを前記第1誘電膜の下層にある第1導電
材料でストップさせて、前記浅い溝を深い溝とするステ
ップと、 前記第2レジストパターンおよび前記第2誘電膜を除去
して、前記第1誘電膜の表面に前記浅い溝ならびに深い
溝を形成するステップと、 金属膜を形成して、この金属膜により前記浅い溝および
深い溝を埋め込むステップと、 前記浅い溝および深い溝以外の領域の前記金属膜を除去
して、前記浅い溝の内部に第1金属配線を形成し、前記
深い溝の内部に第1金属プラグを形成し、この第1金属
プラグを前記深い溝を介して前記第1導電材料に電気接
続させるステップとを具備することを特徴とする集積回
路の多層配線形成方法。 - 【請求項2】 シリコン半導体ウェハの表面に第1誘電
膜を形成し、前記シリコン半導体ウェハの表面にゲート
酸化膜、ゲート電極およびソース/ドレインを設けるス
テップと、 第2誘電膜を形成するステップと、 リソグラフィにより第1レジストパターンを形成し、こ
の第1レジストパターンをエッチマスクとして、エッチ
ングにより前記第1誘電膜の一定厚さならびに前記第2
誘電膜をエッチアウトすることによって、前記第1誘電
膜の表面に浅い溝を形成するステップと、 第1レジストパターンの一部分をサイドからエッチアウ
トし、前記第2誘電膜の一部分を露出させ、さらにエッ
チングにより露出された前記第2誘電膜をエッチアウト
するとともに、エッチングを前記第1誘電膜の表面でス
トップさせるステップと、 前記第1レジストパターンを除去するステップと、 リソグラフィにより第2レジストパターンを形成し、前
記浅い溝の一部分および前記第2誘電膜の一部分を被覆
するとともに、浅い溝の他部分および前記第2誘電膜の
他部分を露出させるステップと、 前記第2レジストパターンならびに前記第2誘電膜の露
出した部分をエッチマスクとして、エッチングにより前
記第1誘電膜の露出した部分をエッチアウトするととも
に、エッチングを前記第1誘電膜の下層にある前記ゲー
ト電極でストップさせて、前記浅い溝をコンタクトホー
ルとするステップと、 前記第2レジストパターンおよび前記第2誘電膜を除去
して、前記第1誘電膜の表面に前記浅い溝ならびにコン
タクトホールを形成するステップと、 金属膜を形成して、この金属膜により前記浅い溝および
コンタクトホールを埋め込むステップと、 前記浅い溝およびコンタクトホール以外の領域の前記金
属膜を除去して、前記浅い溝の内部に第1金属配線を形
成し、前記コンタクトホール内部に第1金属プラグを形
成し、この第1金属プラグを前記コンタクトホールを介
して前記ゲート電極およびソース/ドレインに電気接続
させるステップとを具備することを特徴とする集積回路
の多層配線形成方法。 - 【請求項3】 シリコン半導体ウェハの表面に第1誘電
膜を形成し、かつ前記シリコン半導体ウェハの表面に第
1金属配線を設けるステップと、 第2誘電膜を形成するステップと、 リソグラフィにより第1レジストパターンを形成し、こ
の第1レジストパターンをエッチマスクとして、エッチ
ングにより前記第1誘電膜の一定厚さならびに前記第2
誘電膜をエッチアウトすることによって、前記第1誘電
膜の表面に浅い溝を形成するステップと、 第1レジストパターンの一部分をサイドからエッチアウ
トし、前記第2誘電膜の一部分を露出させ、さらにエッ
チングにより露出された前記第2誘電膜をエッチアウト
するとともに、エッチングを前記第1誘電膜の表面でス
トップさせるステップと、 前記第1レジストパターンを除去するステップと、 リソグラフィにより第2レジストパターンを形成し、前
記浅い溝の一部分および前記第2誘電膜の一部分を被覆
するステップと、 前記第2レジストパターンならびに前記第2誘電膜の露
出した部分をエッチマスクとして、エッチングにより前
記第1誘電膜の露出した部分をエッチアウトするととも
に、エッチングを前記第1誘電膜の下層にある第1金属
配線でストップさせて、前記浅い溝をスルーホールとす
るステップと、 前記第2レジストパターンおよび前記第2誘電膜を除去
して、前記第1誘電膜の表面に前記浅い溝ならびにスル
ーホールを形成するステップと、 第2金属膜を形成して、この第2金属膜により前記浅い
溝およびスルーホールを埋め込むステップと、 前記浅い溝およびスルーホール以外の領域の前記第2金
属膜を除去して、前記浅い溝の内部に第2金属配線を形
成し、前記コンタクトホール内部に第1金属プラグを形
成し、この第1金属プラグを前記スルーホールを介して
前記第1金属配線に電気接続させるステップとを具備す
ることを特徴とする集積回路の多層配線形成方法。 - 【請求項4】 前記シリコン半導体ウェハが、フィール
ド酸化膜と、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ
と、キャパシタと、電気抵抗と、導電材料とを具備する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
の集積回路の多層配線形成方法。 - 【請求項5】 前記金属酸化膜半導体電界効果トランジ
スタが、ゲート酸化膜と、ゲート電極と、ソース/ドレ
インとを具備することを特徴とする請求項4記載の集積
回路の多層配線形成方法。 - 【請求項6】 前記第1誘電膜が、2種類以上の誘電膜
からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
項に記載の集積回路の多層配線形成方法。 - 【請求項7】 前記第2誘電膜が、プラズマ増強式化学
的気相成長法により形成された窒化シリコンであり、そ
の厚さを500Åから2000Åの間とすることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集積回路
の多層配線形成方法。 - 【請求項8】 前記第2誘電膜が、プラズマ増強式化学
的気相成長法により形成されたアモルファス・シリコン
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
に記載の集積回路の多層配線形成方法。 - 【請求項9】 前記金属膜が、化学的気相成長法により
形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
1項に記載の集積回路の多層配線形成方法。 - 【請求項10】 前記浅い溝および深い溝以外の領域の
前記金属膜の除去が、前記金属膜をプラズマエッチング
により異方性のエッチバックをするか、または、化学的
機械的研磨をすることにより実行されることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の集積回路の多
層配線形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14554997A JPH10340952A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集積回路の多層配線形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14554997A JPH10340952A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集積回路の多層配線形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10340952A true JPH10340952A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15387755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14554997A Pending JPH10340952A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集積回路の多層配線形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10340952A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100363696B1 (ko) * | 1999-12-29 | 2002-12-05 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체장치의 다층 금속배선 형성방법 |
US6495451B2 (en) | 2000-01-06 | 2002-12-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of forming interconnect |
US6627484B1 (en) * | 2000-11-13 | 2003-09-30 | Advanced Micro Devices, Inc. | Method of forming a buried interconnect on a semiconductor on insulator wafer and a device including a buried interconnect |
KR100459723B1 (ko) * | 2002-09-10 | 2004-12-03 | 삼성전자주식회사 | 서로 다른 두께의 금속 배선막을 갖는 반도체 소자의 제조방법 |
CN111063655A (zh) * | 2018-10-17 | 2020-04-24 | 无锡华润上华科技有限公司 | 一种半导体器件的制造方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14554997A patent/JPH10340952A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100363696B1 (ko) * | 1999-12-29 | 2002-12-05 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체장치의 다층 금속배선 형성방법 |
US6495451B2 (en) | 2000-01-06 | 2002-12-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of forming interconnect |
US6627484B1 (en) * | 2000-11-13 | 2003-09-30 | Advanced Micro Devices, Inc. | Method of forming a buried interconnect on a semiconductor on insulator wafer and a device including a buried interconnect |
KR100459723B1 (ko) * | 2002-09-10 | 2004-12-03 | 삼성전자주식회사 | 서로 다른 두께의 금속 배선막을 갖는 반도체 소자의 제조방법 |
US7030022B2 (en) | 2002-09-10 | 2006-04-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device having metal interconnections of different thickness |
CN111063655A (zh) * | 2018-10-17 | 2020-04-24 | 无锡华润上华科技有限公司 | 一种半导体器件的制造方法 |
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